JP2008218663A - 真空処理装置の運転方法および真空処理装置 - Google Patents

真空処理装置の運転方法および真空処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008218663A
JP2008218663A JP2007053241A JP2007053241A JP2008218663A JP 2008218663 A JP2008218663 A JP 2008218663A JP 2007053241 A JP2007053241 A JP 2007053241A JP 2007053241 A JP2007053241 A JP 2007053241A JP 2008218663 A JP2008218663 A JP 2008218663A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
flow rate
film forming
assist gas
exhaust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007053241A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichiro Otsubo
栄一郎 大坪
Naoyuki Miyazono
直之 宮園
Eishiro Sasagawa
英四郎 笹川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2007053241A priority Critical patent/JP2008218663A/ja
Publication of JP2008218663A publication Critical patent/JP2008218663A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

【課題】 排気処理にアシストガスを使用しつつも経済性に優れた真空処理装置の運転方法および真空処理装置を提供すること。
【解決手段】 製膜室3と、製膜室3の排気流路10に介装された、製膜室3を真空排気するドライポンプ(真空ポンプ)14と、前記排気流路10にアシストガスを混入させるアシストガス流路25と、アシストガスの流量を調整するアシストガス流量調整手段と、制御装置30とを備えたプラズマCVD装置(真空処理装置)1の運転方法において、製膜室3から排気される水素ガスの排気流量に応じて、制御装置30がアシストガス流量調整手段を制御することによりアシストガスが流れることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は真空処理装置およびその運転方法に関する。
プラズマCVD装置などの真空装置のプロセスガスなどの排気には、ドライポンプなどの真空排気装置を使用するが、近年の基板大型化に伴い、原料ガスである製膜原料ガス(SiH+Hなど)の絶対容量が増加している。また、結晶質シリコン膜製膜などにおいては微結晶膜形成のために水素希釈率(H/SiH)を大きくする必要があり、その希釈率も30〜50倍、またはそれ以上と大きなものが必要になっている。
その結果、水素(H)原料ガス導入量が増加し、真空排気装置のH排気流量が製膜のための製膜主原料ガス(SiH)供給量の限界を左右し、製膜速度を向上させることができない主因となっている。したがって、大型基板のシリコン系薄膜の形成においては、H排気流量の増加が製膜速度を確保して量産性を左右する重要な条件となっている。
特許第3494457号 特開2004‐111794号公報
ところが、Hは分子量が小さく、平均自由工程が大きいことなどの理由から、図14に示したように、Nなどの他のガス種に比べて一般的に排気流量(排気速度)は小さくなる。従来においては、大流量の水素ガス排気には真空ポンプを複数台並列配置するか、または水素ガス排気時に窒素ガスなどのアシストガスを真空ポンプ上流から一緒に流すことで排気流量を確保する、という方法が採られている。
しかし、窒素ガスを常時流すことはランニングコストの増大を招き、ガス流量が増加するためにポンプ動力も増加し電力使用量が著しく増大する。また真空ポンプを複数台配置することは設備費の増大を招くので好ましくない。従来は製膜処理する膜が薄膜トランジスタ(TFT)などの基板あたりの単価が高価な薄膜形成を主体に製膜処理が行われていたために、プラズマCVD装置などの真空装置の窒素ガスのランニングコストや電力使用量は、大きな課題にならず特別な工夫は行われていなかった。しかし、薄膜シリコン系太陽電池など今後の大型基板のシリコン系薄膜の形成には、生産性向上とコスト低減は重要な課題であり、その改善が望まれる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、低分子ガスの排気処理におけるアシストガスの活用方法を工夫して、大流量の低分子ガスの真空排気が可能で、経済性に優れた真空処理装置の運転方法および真空処理装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、製膜室と、該製膜室の排気流路に介装された、該製膜室を真空排気するための真空ポンプと、前記排気流路にアシストガスを混入させるアシストガス流路と、前記アシストガスの流量を調整するアシストガス流量調整手段と、を備えた真空処理装置の運転方法において、前記製膜室から排気される低分子ガスの排気流量に応じて、前記アシストガス流量調整手段を制御し、前記アシストガスの流量を調整することを特徴とする。
アシストガス流量の設定は、低分子ガスの流量に対して、アシストガス流路を開閉することのみにより行なってもよいし、請求項2に記載の発明のように、低分子ガスの流量が多いほどアシストガス流量を増やしてもよい。
アシストガス流量を適切に設定するので、アシストガス自体による真空ポンプの排気流量の低下を少なく抑えられ、より大流量の低分子ガスとこれに対応する製膜主原料ガス(SiH)をより多く前記製膜室に供給でき、製膜速度を向上させて生産性が向上する。
低分子ガス排気流量は、排気流路で直接測定する必要はない。予め定められた製膜レシピにおいて低分子ガスの供給流量が指示されるので、この指示量から低分子ガス流量を推定してよい。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の真空処理装置の運転方法において、前記製膜室の圧力が規定の製膜圧力まで真空排気が可能となるように前記アシストガスが流れることを特徴とする。ここで、規定の製膜圧力とは、製膜レシピ等で予め定められた圧力のことをいう。
この場合、前記製膜室の圧力を検出し、その圧力をフィードバックしてアシストガス流量を決めることができる。これにより複雑な製膜レシピに対応してアシストガス流量を最適制御できる。またアシストガス自体による真空ポンプの排気流量低下を最小限に抑えながら、より大流量の低分子ガスとこれに対応する製膜主原料ガス(SiH)をより多く前記製膜室に供給できるので、製膜速度を向上させ、生産性が一層向上する。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の真空処理装置の運転方法において、前記アシストガス流量調整手段は、仕切弁または流量調整弁であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載の真空処理装置の運転方法において、前記低分子ガスの排気流量に応じて制御されたインバータにより真空ポンプ回転数が設定されることを特徴とする。
この場合においても、上記と同様に、低分子ガス排気流量は、排気流路で直接測定する必要はない。予め定められた製膜レシピにおいて低分子ガスの供給流量が指示されるので、この指示量から低分子ガス排気流量を推定できる。本発明では、低分子ガスの排気流量が少ない場合には真空ポンプ回転数を下げることができる。本構成により、基板搬入・搬出時等の非製膜時において真空ポンプの回転数を抑えて電力使用量を低減できる。特に、排気ガス流量がゼロに近い高真空排気時に真空ポンプ回転数を抑えることができるので、電力使用量を著しく低減できる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれかに記載の真空処理装置の運転方法において、前記低分子ガスは水素ガスであり、前記アシストガスは窒素ガスであることを特徴とする。
これらのガスは、シリコン系薄膜の形成にあたり最も使用性の高いガスのひとつであり、これらのガスの使用量を低減することで、適切な装置運用によってランニングコストの低減が可能となる。
請求項7に記載の発明は、製膜室と、該製膜室の排気流路に介装された、該製膜室を真空排気するための真空ポンプと、前記排気流路にアシストガスを混入させるアシストガス流路と、前記アシストガスの流量を調整するアシストガス流量調整手段とを備えた真空処理装置において、前記低分子ガスの排気流量に応じて、前記アシストガス流量調整手段を制御することにより前記アシストガスを流す制御装置を備えたことを特徴とする。
アシストガス流路に仕切弁や流量調整弁を設け、制御装置は低分子ガスの排気流量に応じて弁を制御することができる。また、低分子ガス排気流量は、排気流路で直接測定する必要はない。予め定められた製膜レシピにおいて低分子ガスの供給流量が指示されるので、この指示量から低分子ガス排気流量を推定してよい。前記制御装置は製膜全体を制御する装置であってよく、低分子ガス排気流量の推定も該制御装置において行なうことができる。またアシストガス自体による真空ポンプの排気流量低下を少なく抑えながら、より大流用の低分子ガスとこれに対応する製膜主原料ガス(SiHなど)をより多く前記製膜室に供給できるので、製膜速度を向上させ、一層生産性が向上する。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の真空処理装置において、前記制御装置は、前記製膜室内の圧力が規定の製膜圧力まで真空排気が可能となるように前記アシストガスが流れることを特徴とする。
詳細には、前記製膜室内の圧力が製膜レシピで規定された製膜圧力まで真空排気が可能となるようにアシストガス流量が設定される。製膜室内の圧力を検出する真空計を設け、該真空計の出力が前記制御装置に与えられるように構成することができる。またアシストガス自体による真空ポンプの排気流量低下を最小限に抑えながら、より大流用の低分子ガスとこれに対応する製膜主原料ガス(SiHなど)をより多く前記製膜室に供給できるので、一層に製膜速度を向上させ、生産性が向上する。
請求項9に記載の発明は、請求項7または8に記載の真空処理装置において、前記アシストガス流量調整手段は、仕切弁または流量調整弁であることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項7から請求項9のいずれかに記載の真空処理装置において、前記真空ポンプは、ドライポンプおよび該ドライポンプの上流側に設けられたメカニカルブースタポンプであり、前記アシストガス流路は、前記ドライポンプとメカニカルブースタポンプとの間に合流することを特徴とする。
これにより、製膜室チャンバなど上流側へのアシストガス拡散を防止することができ、製膜の品質を維持することが可能となる。
請求項11に記載の発明は、請求項7から10のいずれかに記載の真空処理装置において、前記真空ポンプの回転数が、前記制御装置により指示されたインバータにより制御されることを特徴とする。
より詳細には、低分子ガスの排気流量が少ない場合には真空ポンプ回転数を下げる。低分子ガス排気流量は、排気流路で直接測定する必要はない。予め定められた製膜レシピにおいて低分子ガスの供給流量が指示されるので、この指示量から低分子ガスの排気流量を推定することができる。本構成により、基板搬入・搬出時等の非製膜時において真空ポンプの回転数を抑えて電力使用量を低減できる。特に、排気ガス流量がゼロに近い高真空排気時にポンプ回転数を抑えることができるので、電力使用量を著しく低減できる。
請求項12に記載の発明は、請求項7から11のいずれかに記載の真空処理装置において、低分子ガスは水素ガスであり、アシストガスは窒素ガスであることを特徴とする。
これらのガスは、シリコン系薄膜の形成にあたり最も使用性の高いガスのひとつであり、これらのガスの使用量を低減することで、適切な運用によってランニングコストの低減が可能な真空処理装置となる。
本発明の真空処理装置の運転方法および真空処理装置によれば、低分子ガスの排気流量に応じてアシストガス流量が設定されるため、低分子ガスの排気流量を増加させることにより製膜速度を向上させ、またアシストガス使用量を低減、およびポンプ動力低減による電力使用量を低減することができ、生産性と経済性を向上させることができる。
[第1実施形態]
図1に示したように、本発明の第1実施形態に係るプラズマCVD装置(真空処理装置)1には、基板(不図示)に対して製膜を行なう製膜室3と、原料ガスのシランガス(SiH)および水素ガス(H)(低分子ガス)、ならびにクリーニングガスのNFをそれぞれ製膜室3に供給するガス供給流路4,5,6と、製膜室3からガスを排気する排気系統7と、が設けられている。排気系統7は、高真空用のターボ分子ポンプ9が設けられた排気流路10と、流量調整弁11が設けられた流路12とを備え、排気流路10と流路12との合流点Sよりも下流の流路13には、ドライポンプ(真空ポンプ)14が介装されている。さらにドライポンプ14の下流側で流路13はシランガスおよび水素ガス)等の可燃ガスを排気する可燃系排気ライン17と、三フッ化窒素ガス(NF)等の支燃系ガスを排気する支燃系排気ライン18とに分岐される。可燃系排気ライン17には可燃系排気弁19aが、支燃系排気ライン18には支燃系排気弁19bが設けられている。
製膜を実施する為に、原料ガスのシランガスおよび水素ガスを供給する場合は、可燃系排気弁19aを開、支燃系排気弁19bを閉として、可燃系排気ライン17を用いる。
製膜室3内をセルフクリーニングする為にクリーニングガスの三フッ化窒素ガスを供給する場合は、可燃系排気弁19aを閉、支燃系排気弁19bを開として、支燃系排気ライン18を用いる。
アシストガスとして窒素ガスを使用し、合流点Sの下流であってドライポンプ14の上流である箇所に、窒素ガスを流入させるアシストガス流路25が合流している。アシストガス流路25には、流路を開閉する仕切弁26が設けられている。
また、プラズマCVD装置1には、製膜室3の圧力を計測する真空計20が設けられている。さらに、装置全体を制御する制御装置30により、製膜室ガス圧調整用の流量調整弁11と、アシストガス用仕切弁26とが制御される。
このように構成されたプラズマCVD装置1では、ドライポンプ14による粗引き真空排気を行いながら大気圧より減圧された製膜室内へSiHからなる原料ガスを含む製膜ガスを送り込み、図示されていない高周波電源により供給される高周波電力によってプラズマを生じさせ、製膜室内に支持されて加熱されたガラス等の基板に製膜を施す。
前記原料ガスは水素ガスを用いて希釈され、結晶質シリコン膜形成には30倍以上に希釈することによって膜質の向上を実現できる。
図2に製膜処理のフローを示した。本フローに基づいて制御装置30により製膜が実施される。
まずステップST1で製膜処理の指示を受けると、MV21とTV22が開でRV23は閉の状態で、ターボ分子ポンプ9およびドライポンプ14による高真空排気を行なう(ステップST2)。基板(不図示)を製膜室3内にセットし(ステップST3)、製膜レシピ指示を受ける(ステップST4)。以後、制御装置30はこの製膜レシピにしたがって製膜処理を行なう。
例えば、結晶質シリコン膜の形成において、製膜膜厚3μm、製膜速度2.5nm/s、製膜圧力1800Paであり、製膜用原料ガスとしてのシランガスの流量は2SLM、水素ガスの流量は100SLMである。ドライポンプ14の回転数は、定格運転時の100%である。
仕切弁26を開とし、アシストガスとして窒素ガスを導入する(ステップST5)。本実施形態ではシランガスからなる原料ガスに比べて希釈率を高く設定するための水素ガス流量が多いので、排気される水素ガス流量は供給される水素ガス流量に大きく依存し、シランガスが分解されることにより発生する水素ガス量による影響は少ない。また供給されたシランガスが製膜に寄与する量は略10%以下と少なく、ほとんどのガスが排気される。このため、水素ガス流量を排気流路で直接測定するのではなく、図3に示したように、指示された製膜レシピの水素ガス供給流量に基づいて排気される水素ガス流量を推定し、この推定した水素ガス流量が所定レベル以上となった場合に、仕切弁26を開弁する。本製膜レシピでは、窒素ガスの流量は80SLM(製膜時のみ)である。アシストガスである窒素ガスの導入により水素ガスの排気性能が向上するが、アシストガスの流量が多すぎる場合、ドライポンプ14が排気するガス流量そのものが多くなり、水素ガスの排気性能が低下する。また、アシストガス流量が少なすぎる場合にも、排気ガスの平均した分子量が低下することにより水素ガス排気流量が低下する。アシストガスである窒素ガスは、真空排気流量が最大となるように予め流量を決めている。
次いで、MV21とTV22を閉でRV23は開の状態として、ドライポンプ14による粗引き真空排気を行ないながら、製膜原料ガスを製膜室3に導入し、制御装置30が真空計20によって計測した製膜室3の圧力が製膜レシピ指示値の製膜室30の圧力となるよう流量調整弁11を調整し、製膜室3圧力を調整する(ステップST6)。次いで、プラズマ放電を開始する。これにより製膜が施される(ステップST7)。その後、プラズマ放電を停止し、また、製膜原料ガスを停止する(ステップST8)。仕切弁26を閉とし、アシストガスである窒素ガスの供給を停止する(ステップST9)。MV21とTV22が開でRV23は閉の状態として、ターボ分子ポンプ9およびドライポンプ14による高真空排気を行ない(ステップST10)、最終的に基板を搬出し、製膜処理を終了する(ステップST11)。
このように、水素ガスのみの場合と比較して窒素ガスをアシストガスとして混入させてドライポンプ14で真空引きすることにより、大流量の水素ガスの真空排気流量を確保することができる。アシストガスを常時流すのではなく、真空排気流量確保のために、供給した水素ガスの流量が、アシストガスを必要とする所定レベル以上となった場合にのみ流すことにより、アシストガス使用量を低減することができ経済性を上げることができる。また、ドライポンプ14にとって非製膜状態(高真空時)は製膜原料ガス供給とアシストガスの導入とがなくなり、排気するガス量が減少するためにポンプ動力を低減することができる。ガス量および電力などユーティリティーのランニングコストを低減することができる。また、アシストガス流通時は水素ガス排気流量の向上により、規定製膜圧力における製膜主原料ガスであるシランガスをより多く製膜室3に供給できるので、一層に製膜速度を向上させてプラズマCVD装置1の基板製膜処理のタクトタイムを短縮することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図4に示したように、本実施形態に係るプラズマCVD装置(真空処理装置)101には、基板に対して製膜を行なう製膜室103と、製膜原料ガスのシランガス(SiH)および水素ガス(低分子ガス)、ならびにクリーニングガスのNFをそれぞれ製膜室103に供給するガス供給流路104,105,106と、製膜室103からガスを排気する排気系統107と、が設けられている。排気系統107は、ターボ分子ポンプ109が設けられた排気流路110と、流量調整弁111が設けられた流路112とを備え、排気流路110と流路112との合流点Sよりも下流の流路113には、ドライポンプ(真空ポンプ)114が介装されている。さらにドライポンプ114下流側で流路113は可燃系排気ライン117と、支燃系排気ライン118とに分岐される。可燃系排気ライン117には可燃系排気弁119aが、支燃系排気ライン118には支燃系排気弁119bが設けられている。可燃系排気ライン117および支燃系排気ライン118の運用方法は第1実施形態と同じである。
合流点Sの下流であってドライポンプ114の上流である箇所に、アシストガスとして窒素ガスを流入させるアシストガス流路125が合流している。アシストガス流路125には、窒素ガスの流量を制御する流量調整弁126、および、窒素ガス流量を検出するマスフローメータ127が設けられている。
また、プラズマCVD装置101には、製膜室103の圧力を計測する真空計120が設けられている。さらに、装置全体を制御する制御装置130により、製膜室ガス圧調整用の流量調整弁111と、アシストガス用流量調整弁126とが制御される。また、制御装置130にはマスフローメータ127の出力が与えられる。
このように構成されたプラズマCVD装置101では、ドライポンプ114による粗引き真空排気を行ないながら、大気圧より減圧された製膜室内へシランガスなどからなる製膜原料ガスを送り込み、図示されていない高周波電源により供給される高周波電流によってプラズマを生じさせ、製膜室内に支持されて加熱されたガラス等の基板に製膜を施す。
前記製膜原料ガスは水素ガスを用いて希釈される。結晶質シリコン膜の形成では30倍以上に希釈することによって膜質の向上を実現できる。
図5に製膜処理のフローを示した。本フローに基づいて制御装置130により製膜が実施される。ターボ分子ポンプ109およびドライポンプ114による排気系統を切り替えた運用方法は第1実施形態と同じである。
まずステップST21で製膜処理の指示を受けると、MV121とTV122が開でRV123は閉の状態で、ターボ分子ポンプ109およびドライポンプ114による高真空排気を行なう(ステップST22)。基板(不図示)を製膜室103内にセットし(ステップST3)、製膜レシピ指示を受ける(ステップST24)。以後、制御装置130はこの製膜レシピにしたがって製膜処理を行なう。制御装置130は、水素ガス排気流量に応じてアシストガスである窒素ガスの流量を設定し、流量調整弁126に対して流量を指示し、所定の開度とする制御を開始する(ステップST25)。これにより窒素ガスが導入される。本実施形態では排気流路で水素ガス流量を直接測定するのではなく、図6に示したように、指示された製膜レシピに基づいて供給する製膜原料ガス流量をもとにして排気される水素ガス流量を推定する。この推定した水素ガス流量が増加するほどアシストガス用の流量調整弁126の開度を上げる制御を行なう。また、このとき窒素ガスの流量をマスフローメータ127により確認しながら調整する。なお、マスフローメータ127により確認する代わりに、事前に検定した弁開度となるように流量調整弁126を設定してもよい。この場合、マスフローメータ127は不要である。本実施形態においては、上記第1実施形態と同様の製膜レシピにおいて、窒素ガスの流量は0〜80SLM(製膜時のみ)の間で連続的に変化する。
次いで、MV121とTV122とを閉、RV123を開として、ドライポンプ114による粗引き真空排気を行ないながら、製膜原料ガスを製膜室103に導入し、製膜室103圧力を調整する(ステップST26)。次いで、プラズマ放電を開始する。これにより製膜が施される(ステップST27)。その後、プラズマ放電を停止し、また、製膜原料ガスの供給を停止する(ステップST28)。アシストガス用の流量調整弁126を閉とし、窒素ガスの供給を停止する(ステップST29)。高真空排気を行ない(ステップST30)、最終的に基板を搬出し、製膜処理を終了する(ステップST31)。
このように、水素ガスのみの場合と比較して窒素ガスをアシストガスとして混入させてドライポンプ114で真空引きすることにより、大流量の水素ガスの排気流量を確保することができる。アシストガスを常時流すのではなく、供給する水素ガスの流量に応じて真空排気特性を確保できるよう調整したアシストガスを流すことにより、アシストガス使用量を低減することができ経済性を上げることができる。また、ドライポンプ114にとっては非製膜状態(高真空時)に製膜原料ガス供給とアシストガス導入がなくなり、排気するガス量が減少するためにポンプ動力を低減することができる。ガス量および電力などユーティリティーのランニングコストを低減することができる。また、アシストガス流通時は水素ガス排気流量の向上により、規定製膜圧力における製膜主原料ガス(SiH)をより多く製膜室3に供給できるので、製膜速度を向上させて、より一層にプラズマCVD装置101の基板製膜処理のタクトタイムを短縮することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図7に示したように、本実施形態に係るプラズマCVD装置(真空処理装置)201には、基板に対して製膜を行なう製膜室203と、製膜原料ガスのシランガス(SiH)および水素ガス(低分子ガス)、ならびにクリーニングガスの三フッ化窒素ガス(NF)をそれぞれ製膜室203に供給するガス供給流路204,205,206と、製膜室203からガスを排気する排気系統207と、が設けられている。排気系統207は、ターボ分子ポンプ209が設けられた排気流路210と、流量調整弁211が設けられた流路212とを備え、排気流路210と流路212との合流点Sよりも下流の流路213には、ドライポンプ(真空ポンプ)214が介装されている。さらにドライポンプ214下流側で流路213はシランガスおよび水素ガスを排気する可燃系排気ライン217と、三フッ化窒素ガスを排気する支燃系排気ライン218とに分岐される。可燃系排気ライン217には可燃系排気弁219aが、支燃系排気ライン218には支燃系排気弁219bが設けられている。可燃系排気ライン217および支燃系排気ライン218の運用方法は第1実施形態と同じである
合流点Sの下流であってドライポンプ214の上流である箇所には、アシストガスである窒素ガスを流入させるアシストガス流路225が合流している。アシストガス流路225には、窒素ガスの流量を制御する流量調整弁226が設けられている。
また、プラズマCVD装置201には、製膜室203の圧力を計測する真空計220が設けられている。さらに、装置全体を制御する制御装置230により、製膜室ガス圧調整用の流量調整弁211と、アシストガス用流量調整弁226とが制御される。また、制御装置230には真空計220の出力が与えられる。
このように構成されたプラズマCVD装置201では、ドライポンプ214による粗引き真空排気を行いながら大気圧より減圧された製膜室内へシランガスからなる製膜原料ガスを送り込み、図示されていない高周波電源により供給される高周波電力によってプラズマを生じさせ、製膜室内に支持されて加熱されたガラス等の基板に製膜を施す。
前記原料ガスは水素ガスを用いて希釈される。結晶質シリコン膜の形成では30倍以上に希釈することによって膜質の向上を実現できる。
図8に製膜処理のフローを示した。本フローに基づいて制御装置230により製膜が実施される。ターボ分子ポンプ209およびドライポンプ214による排気系統を切り替えた運用方法は第1実施形態と同じである。
まずステップST41で製膜処理の指示を受けると、MV221とTV222が開でRV223は閉の状態で、ターボ分子ポンプ209およびドライポンプ214による高真空排気を行なう(ステップST42)。基板(不図示)を製膜室203内にセットし(ステップST43)、製膜レシピ指示を受ける(ステップST44)。以後、制御装置230はこの製膜レシピにしたがって製膜処理を行なう。アシストガス用の流量調整弁226に対して流量を指示し、所定の開度とする制御を開始する(ステップST45)。これによりアシストガスである窒素ガスが導入される。窒素ガスの流量は後述のステップST47で制御される。
次いで、MV221とTV222とを閉、RV223を開として、ドライポンプ214による粗引き真空排気を行ないながら、製膜原料ガスを製膜室203に導入し、製膜室203圧力を調整する(ステップST46)。
ステップST47において、窒素ガスの流量を調整する。製膜室ガス圧調整用流量調整弁211を固定し、アシストガス用の流量調整弁226を絞って最小値に制御する。これで製膜室203がレシピで規定された製膜圧力で変動しない場合(すなわち圧力が略一定の場合)、ステップST49に進む。圧力が変動する場合には、ステップST46に戻る。これにより図9に示したように製膜室203の圧力がレシピで規定された製膜圧力となるように制御される。すなわち、排気流量が低下した場合には製膜室圧力が高くなるため、アシストガス流量を増やして排気流量を向上させるようにする。
次いで、プラズマ放電を開始する。これにより製膜が施される(ステップST49)。その後、プラズマ放電を停止し、また、製膜原料ガスの供給を停止する(ステップST50)。アシストガス用の流量調整弁226を閉とし、窒素ガスの供給を停止する(ステップST51)。高真空排気を行ない(ステップST52)、最終的に基板を搬出し、製膜処理を終了する(ステップST53)。
このように、水素ガスのみの場合と比較して窒素ガスをアシストガスとして混入させてドライポンプ214で真空引きすることにより、大流量のHの排気流量を確保することができる。アシストガスを常時流すのではなく、製膜室の製膜圧力をレシピで規定した圧力に保つために必要なアシストガスのみを流すことにより、アシストガス使用量を低減することができ経済性を上げることができる。また、複雑な製膜レシピのプロセスにおいても、各製膜レシピに対応したアシストガス流量の最適制御が可能となり、アシストガス流量を最少流量とできる。また、ドライポンプ214にとっては非製膜状態(高真空時)に製膜原料ガス供給とアシストガス導入がなくなり、排気するガス量が減少するために、ポンプ動力を低減することができる。このため、ガス量および電力などユーティリティーのランニングコストを低減することができる。また、アシストガス流通時は水素ガス排気流量の向上により、規定製膜圧力における製膜主原料ガス(SiH)をより多く製膜室3に供給できるので製膜速度を向上させて、より一層にプラズマCVD装置201の基板製膜処理タクトタイムを短縮することができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態について説明する。ドライポンプは、通常ルーツ型ポンプ等のメカニカルブースタポンプと排気系統を直列に組み合わせて使用される。上記各実施形態において、アシストガスとしての窒素ガスを、メカニカルブースタポンプとしてのルーツ型ポンプとドライポンプとの間に流入させるようにする。ドライポンプとしては、ルーツ型ポンプ、フロー型ポンプ、スクリュー型ポンプ等が使用される。例えば、図1に示したプラズマCVD装置1の変形例として図10に示したプラズマCVD装置301では、ドライポンプ14の上流であって合流点Sの下流側にメカニカルブースタポンプとしてルーツ型ポンプ14aが設けられている。窒素ガスのアシストガス流路25は、ドライポンプ14とルーツ型ポンプ14aとの間に流入する。他の構成については上記第1実施形態と同様であるため、同一の構成については同一の符号を用い、その説明を省略する。
これにより、製膜室チャンバなど上流側へのアシストガス拡散を防止することができ、製膜の品質を維持することが可能となる。
なお、本変形例は上記各実施形態のいずれに対しても適用することができるのは言うまでもない。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態では、ドライポンプ14の回転数の制御を併用して実施する。
図1に示したプラズマCVD装置1の変形例として図11に示したプラズマCVD装置401では、ドライポンプ14はインバータ402により回転数が制御される。インバータ402は制御装置30により回転数が指示される。他の構成や排気ラインの切り替え運用については前記第1実施形態と同様であるため、同一の構成については同一の符号を用い、その説明を省略する。
図12に製膜処理のフローを示した。本フローに基づいて制御装置30により製膜が実施される。また、図13は本処理により制御されるドライポンプ回転数およびアシストガスである窒素ガス流量と水素ガス流量との関係である。
まず、ドライポンプ14の回転数は低い状態で開始する(ステップST61、図13参照)。本実施形態では、ポンプ回転数が定格運転時の50%である。
ステップST62で製膜処理の指示を受けると、ターボ分子ポンプ9およびドライポンプ14による高真空排気を行なう(ステップST63)。基板(不図示)を製膜室3内にセットし(ステップST64)、製膜レシピ指示を受ける(ステップST65)。以後、制御装置30はこの製膜レシピにしたがって製膜処理を行なう。
インバータ402を介し、ドライポンプ14の回転数を、水素ガスの流量に応じて増加させる(ステップST66,図13参照)。
仕切弁26を開とし、アシストガスである窒素ガスを導入する(ステップST67)。本実施形態では、上記第1実施形態と同様に、水素ガス流量を排気流路で直接測定するのではなく、図13に示したように、指示された製膜レシピに基づいて排気される水素ガス流量を推定する。この推定した水素ガス流量が所定レベル以上となった場合に、仕切弁26を開弁する。また推定した水素ガス流量に応じて図13のようにドライポンプ14の回転数を増加させる。
次いで、製膜原料ガスを製膜室3に導入し、製膜室3圧力を調整する(ステップST68)。次いで、プラズマ放電を開始する。これにより製膜が施される(ステップST69)。その後、プラズマ放電を停止し、また、製膜原料ガスを停止する(ステップST70)。仕切弁26を閉とし、アシストガスである窒素ガスの供給を停止する(ステップST71)。また、ドライポンプ14の回転数を低下させる(ステップST72)。次いで高真空排気を行なう(ステップST73)。最終的に基板を搬出し、製膜処理を終了する(ステップST74)。ここでステップST72とステップST73を入れ替えてもよい。
このように、本実施形態では、ドライポンプ14の回転数制御を用いた排気流量制御を併用する。これにより、特に基板搬入/搬出時の非製膜時(高真空時)においてアシストガスを流す必要がなく、更に真空ポンプの回転数も定格時運転の50%〜100%の間で低減させるため、ガス量と電力使用量の両方を削減することができる。
なお、本変形例は上記各実施形態のいずれに対しても適用することができるのは言うまでもない。
また、上記各実施形態においては、製膜時における低分子ガス(水素ガス)の排気について説明したが、クリーニングガスの三フッ化窒素ガスの排気時に本発明を適用してもよい。三フッ化窒素ガスはプラズマにより分解され、低分子ガスであるフッ素ガス(F)も発生するためである。
さらに、アシストガスは窒素ガスが価格と取扱い特性で好適であるが、製膜原料ガスによっては更に分子量の大きなアルゴンガスを使用しても良い。
なお、結晶質シリコン系とは、アモルファスシリコン系すなわち非晶質シリコン系以外のシリコン系を意味するものであり、微結晶シリコン系や多結晶シリコン系も含まれる。
また、シリコン系とはアモルファスシリコン系、結晶質シリコン系、を含むものであり、シリコン(Si)やシリコンカーバイト(SiC)やシリコンゲルマニウム(SiGe)を含む総称を表す。
本発明の第1実施形態に係るプラズマCVD装置(真空処理装置)の概略構成図である。 同プラズマCVD装置による製膜処理を示した制御フローである。 同プラズマCVD装置におけるアシストガスである窒素ガス流量と水素ガス流量との関係を示した図である。 本発明の第2実施形態に係るプラズマCVD装置(真空処理装置)の概略構成図である。 同プラズマCVD装置による製膜処理を示した制御フローである。 同プラズマCVD装置におけるアシストガスである窒素ガス流量と水素ガス流量との関係を示した図である。 本発明の第3実施形態に係るプラズマCVD装置(真空処理装置)の概略構成図である。 同プラズマCVD装置による製膜処理を示した制御フローである。 同プラズマCVD装置における、アシストガスである窒素ガス流量、製膜室圧力、および流量調整弁開度と、水素ガス流量との関係を示した図である。 本発明の第4実施形態に係るプラズマCVD装置(真空処理装置)の概略構成図である。 本発明の第5実施形態に係るプラズマCVD装置(真空処理装置)の概略構成図である。 同プラズマCVD装置による製膜処理を示した制御フローである。 同プラズマCVD装置における、ドライポンプ回転数およびアシストガスである窒素ガス流量と水素ガス流量との関係を示した図である。 ドライポンプのガス流量と製膜室圧力との関係を示した図である。
符号の説明
1 プラズマCVD装置(真空処理装置)
3 製膜室
4、5、6 ガス供給流路
7 排気系統
10 排気流路
11 流量調整弁
12、13 流路
14 ドライポンプ(真空ポンプ)
14a ルーツポンプ
17 可燃系排気ライン
18 支燃系排気ライン
20 真空計
25 アシストガス流路
26 仕切弁
30 制御装置
101 プラズマCVD装置(真空処理装置)
103 製膜室
104、105、106 ガス供給流路
107 排気系統
110 排気流路
111 流量調整弁
112、113 流路
114 ドライポンプ(真空ポンプ)
117 可燃系排気ライン
118 支燃系排気ライン
120 真空計
125 アシストガス流路
126 流量調整弁
127 マスフローメータ
130 制御装置
201 プラズマCVD装置(真空処理装置)
203 製膜室
204、205、206 ガス供給流路
207 排気系統
211 流量調整弁
212、213 流路
214 ドライポンプ(真空ポンプ)
217 可燃系排気ライン
218 支燃系排気ライン
220 真空計
225 アシストガス流路
226 流量調整弁
230 制御装置
402 インバータ

Claims (12)

  1. 製膜室と、該製膜室の排気流路に介装された、該製膜室を真空排気するための真空ポンプと、前記排気流路にアシストガスを混入させるアシストガス流路と、前記アシストガスの流量を調整するアシストガス流量調整手段と、を備えた真空処理装置の運転方法において、
    前記製膜室から排気される低分子ガスの排気流量に応じて、前記アシストガス流量調整手段を制御し、前記アシストガスの流量を調整することを特徴とする真空処理装置の運転方法。
  2. 前記低分子ガス流量が増加するほど前記アシストガス流量を増加させることを特徴とする請求項1に記載の真空処理装置の運転方法。
  3. 前記製膜室の圧力が規定の製膜圧力まで真空排気が可能となるように前記アシストガス流量が流れることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の真空処理装置の運転方法。
  4. 前記アシストガス流量調整手段は、仕切弁または流量調整弁であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の真空処理装置の運転方法。
  5. 前記低分子ガスの排気流量に応じて制御されたインバータにより真空ポンプ回転数が設定されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の真空処理装置の運転方法。
  6. 前記低分子ガスは水素ガスであり、前記アシストガスは窒素ガスであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の真空処理装置の運転方法。
  7. 製膜室と、該製膜室の排気流路に介装された、該製膜室を真空排気するための真空ポンプと、前記排気流路にアシストガスを混入させるアシストガス流路と、前記アシストガスの流量を調整するアシストガス流量調整手段とを備えた真空処理装置において、
    前記製膜室から排気される低分子ガスの排気流量に応じて、前記アシストガス流量調整手段を制御することにより前記アシストガスを流す制御装置を備えたことを特徴とする真空処理装置。
  8. 前記制御装置は、前記製膜室内の圧力が規定の製膜圧力まで真空排気が可能となるように前記アシストガスが流れることを特徴とする請求項7に記載の真空処理装置。
  9. 前記アシストガス流量調整手段は、仕切弁または流量調整弁であることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の真空処理装置。
  10. 前記真空ポンプは、ドライポンプおよび該ドライポンプの上流側に設けられたメカニカルブースタポンプであり、
    前記アシストガス流路は、前記ドライポンプとメカニカルブースタポンプとの間に合流することを特徴とする請求項7から請求項9のいずれかに記載の真空処理装置。
  11. 前記真空ポンプの回転数が、前記制御装置により指示されたインバータにより制御されることを特徴とする請求項7から請求項10のいずれかに記載の真空処理装置。
  12. 前記低分子ガスは水素ガスであり、前記アシストガスは窒素ガスであることを特徴とする請求項7から請求項11のいずれかに記載の真空処理装置。
JP2007053241A 2007-03-02 2007-03-02 真空処理装置の運転方法および真空処理装置 Pending JP2008218663A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007053241A JP2008218663A (ja) 2007-03-02 2007-03-02 真空処理装置の運転方法および真空処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007053241A JP2008218663A (ja) 2007-03-02 2007-03-02 真空処理装置の運転方法および真空処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008218663A true JP2008218663A (ja) 2008-09-18

Family

ID=39838359

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007053241A Pending JP2008218663A (ja) 2007-03-02 2007-03-02 真空処理装置の運転方法および真空処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008218663A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010118219A3 (en) * 2009-04-10 2011-01-20 Applied Materials, Inc. Methods and apparatus for treating effluent
CN102169813A (zh) * 2010-02-05 2011-08-31 株式会社丰田自动织机 氢气的排气方法以及真空泵装置
JP2013124659A (ja) * 2011-12-16 2013-06-24 Azbil Corp 真空排気装置
JP2015204461A (ja) * 2014-04-14 2015-11-16 アイクストロン、エスイー Cvdリアクタにおける排ガス洗浄装置および方法
KR20170044684A (ko) * 2014-09-30 2017-04-25 가부시키가이샤 히다치 고쿠사이 덴키 기판 처리 장치, 반도체 장치의 제조 방법 및 기록 매체

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6385268A (ja) * 1986-09-26 1988-04-15 Hitachi Ltd 真空排気装置
JPH0727089A (ja) * 1993-07-07 1995-01-27 Osaka Shinku Kiki Seisakusho:Kk 真空ポンプ装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6385268A (ja) * 1986-09-26 1988-04-15 Hitachi Ltd 真空排気装置
JPH0727089A (ja) * 1993-07-07 1995-01-27 Osaka Shinku Kiki Seisakusho:Kk 真空ポンプ装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010118219A3 (en) * 2009-04-10 2011-01-20 Applied Materials, Inc. Methods and apparatus for treating effluent
CN102388432A (zh) * 2009-04-10 2012-03-21 应用材料公司 处理排出液的方法与设备
CN102169813A (zh) * 2010-02-05 2011-08-31 株式会社丰田自动织机 氢气的排气方法以及真空泵装置
JP2013124659A (ja) * 2011-12-16 2013-06-24 Azbil Corp 真空排気装置
JP2015204461A (ja) * 2014-04-14 2015-11-16 アイクストロン、エスイー Cvdリアクタにおける排ガス洗浄装置および方法
KR20170044684A (ko) * 2014-09-30 2017-04-25 가부시키가이샤 히다치 고쿠사이 덴키 기판 처리 장치, 반도체 장치의 제조 방법 및 기록 매체
JPWO2016052200A1 (ja) * 2014-09-30 2017-08-17 株式会社日立国際電気 基板処理装置、半導体装置の製造方法及び記録媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100697280B1 (ko) 반도체 제조 설비의 압력 조절 방법
US7482283B2 (en) Thin film forming method and thin film forming device
US8946090B2 (en) Method for etching a layer on a silicon semiconductor substrate
JP2008218663A (ja) 真空処理装置の運転方法および真空処理装置
JP5399996B2 (ja) 半導体装置の製造方法、基板処理方法および基板処理装置
JP5393895B2 (ja) 半導体装置の製造方法及び基板処理装置
JP5303510B2 (ja) 半導体装置の製造方法、基板処理方法および基板処理装置
US6217633B1 (en) Method and apparatus for recovering rare gas
JP2010067788A (ja) 基板処理装置
JP4365785B2 (ja) 成膜装置
JP2006342688A (ja) 真空排気システム
US20130022743A1 (en) Vapor growth apparatus and vapor growth method
CN113421944B (zh) 一种提高晶硅太阳能电池转换效率的氧化退火工艺
JP2007280676A (ja) 燃料電池システム
JP4244674B2 (ja) 処理装置及び処理方法
JP3957126B2 (ja) 成膜装置
JP2013197421A (ja) 基板処理装置
JP2008248395A (ja) プラズマ処理装置およびプラズマ処理装置の調圧方法
JP2006124784A (ja) 真空装置および真空チャンバーの排気方法
JP6877631B2 (ja) 半導体装置の製造方法、基板処理装置、およびプログラム
JP2019186574A (ja) 半導体装置の製造方法、基板処理装置およびプログラム
JP3125779B2 (ja) 気相成長方法
JPH10139413A (ja) 微結晶膜およびその製造方法
JP2013540891A (ja) Pecvdシステムにおける差圧の制御
JP7341200B2 (ja) システム、処理装置、半導体装置の製造方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090825

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20120529

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02