JP2008218613A - 内燃機関用点火コイル - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、自動車等における内燃機関の点火プラグに高電圧を供給し、火花放電を発生させるものであり、組立および作製が容易であり、安価で、信頼性の高い外環鉄心モールド型の内燃機関用点火装置に関するものである。
【解決手段】本発明の内燃機関用点火コイルは、一次コイルおよび二次コイルがセンタ鉄心に巻回されている鉄心−コイル組立体と、外環鉄心がモールドされたモールド体とから少なくとも構成されている。前記鉄心−コイル組立体は、第1端子および前記第1端子の他端となる第2端子がコイル巻回部から突出するように設けられている。端子連結部材は、前記一次コイルの第1端子と接続するとともに、前記第2端子とほぼ平行に突出するように成形されている。また、前記第1端子連結部材は、一端が第1端子と、他端が第2端子とほぼ平行になるようにするとともに、電源に接続し易い形状になっている。前記外環鉄心は、前記センタ鉄心と接触する部分以外がモールドされたモールド体となっている。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の内燃機関用点火コイルは、一次コイルおよび二次コイルがセンタ鉄心に巻回されている鉄心−コイル組立体と、外環鉄心がモールドされたモールド体とから少なくとも構成されている。前記鉄心−コイル組立体は、第1端子および前記第1端子の他端となる第2端子がコイル巻回部から突出するように設けられている。端子連結部材は、前記一次コイルの第1端子と接続するとともに、前記第2端子とほぼ平行に突出するように成形されている。また、前記第1端子連結部材は、一端が第1端子と、他端が第2端子とほぼ平行になるようにするとともに、電源に接続し易い形状になっている。前記外環鉄心は、前記センタ鉄心と接触する部分以外がモールドされたモールド体となっている。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車等における内燃機関の点火プラグに高電圧を供給し、火花放電を発生させる内燃機関用点火コイルに関するものである。本発明は、組立および作製が容易であり、安価で、信頼性の高い外環鉄心モールド型の内燃機関用点火コイルに関するものである。
図2(イ)から(ハ)は従来例における内燃機関用点火コイルを説明するための概略断面図である。図2(イ)から(ハ)において、外環鉄心26は、C型鉄心261およびI型鉄心262から構成されている。前記外環鉄心26は、その角を覆うように鉄心カバー25が設けられている。前記鉄心カバー25は、鉄心の角によって絶縁樹脂にクラックが発生しないように鉄心を覆っている。
前記外環鉄心26を覆った鉄心カバー25の中には、外環鉄心26が挿入されている。コイル組立体21は、センタ鉄心23が内部に入っているボビンに一次コイルおよび二次コイルが巻回され、一次端子24、24′が端部に設けられている。前記コイル組立体21および鉄心カバー25で覆われた外環鉄心26は、一体に組み立てられて鉄心−コイル組立体となっている。また、前記外環鉄心は、品質を向上するために樹脂部材によってモールド成形されているものもある。
特開2006−278380号公報
前記特開2006−278380号公報に記載されている内燃機関用点火コイルの鉄心カバー25は、成形型に樹脂を挿入し、固化した後、取り出す。その後、前記鉄心カバー25は、外環鉄心26に被せ、コイル組立体21とともに組み立てられる。前記鉄心カバー25は、金型による作製、および外環鉄心26に被せ、コイル組立体21との組み立て等の手間がかかり、部品点数と組立工程数が多くかかるという問題があった。
以上のような課題を解決するために、本発明は、外環鉄心をインサート成形したモールド体に端子収納溝を設けることにより、部品点数および組立工程数の減少と、信頼性の高い内燃機関用点火コイルを提供することを目的とする。
(第1発明)
第1発明の内燃機関用点火コイルは、一次ボビンおよび二次ボビンに巻回されている一次コイルおよび二次コイルからなるコイル組立体と、前記各コイルと磁気的に結合させる外環鉄心およびセンタ鉄心と、を少なくとも備えており、前記外環鉄心を一体成型でモールドした外環鉄心モールド体と、前記外環鉄心モールド体に成形された、前記コイル組立体から引き出された少なくとも一つの端子連結部材を保持する端子保持部とから少なくとも構成されていることを特徴とする。
第1発明の内燃機関用点火コイルは、一次ボビンおよび二次ボビンに巻回されている一次コイルおよび二次コイルからなるコイル組立体と、前記各コイルと磁気的に結合させる外環鉄心およびセンタ鉄心と、を少なくとも備えており、前記外環鉄心を一体成型でモールドした外環鉄心モールド体と、前記外環鉄心モールド体に成形された、前記コイル組立体から引き出された少なくとも一つの端子連結部材を保持する端子保持部とから少なくとも構成されていることを特徴とする。
(第2発明)
第2発明の内燃機関用点火コイルは、第1発明の端子連結部材が前記コイル組立体の一端または両端に接続され、前記端子保持部によっな保持されていることを特徴とする。
第2発明の内燃機関用点火コイルは、第1発明の端子連結部材が前記コイル組立体の一端または両端に接続され、前記端子保持部によっな保持されていることを特徴とする。
(第3発明)
第3発明の内燃機関用点火コイルは、第1発明または第2発明のモールド体が樹脂またはゴム系樹脂で構成されていることを特徴とする。
第3発明の内燃機関用点火コイルは、第1発明または第2発明のモールド体が樹脂またはゴム系樹脂で構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、外環鉄心をインサート成形することにより外環鉄心モールド体としているため、従来の鉄心カバーを排除することができ、金型代を安価にすることができるだけでなく、部品点数および組立工程数を減少させることができる。
本発明によれば、コイル組立体の一端または両端にそれぞれ接続される端子連結部材を外環鉄心モールド体に成形された端子保持部によりコイル端部の形状を安定にすることができるため、信頼性の高い安価な内燃機関用点火コイルを提供することができる。
(第1発明)
第1発明の内燃機関用点火コイルは、一次コイルおよび二次コイルがセンタ鉄心に巻回されている鉄心−コイル組立体と、外環鉄心がモールドされたモールド体と、絶縁充填樹脂部材とが内部に収納されている絶縁ケースから構成されている。前記二次コイルは、高電圧により火花が点火プラグで発生するように接続されている。
第1発明の内燃機関用点火コイルは、一次コイルおよび二次コイルがセンタ鉄心に巻回されている鉄心−コイル組立体と、外環鉄心がモールドされたモールド体と、絶縁充填樹脂部材とが内部に収納されている絶縁ケースから構成されている。前記二次コイルは、高電圧により火花が点火プラグで発生するように接続されている。
また、前記鉄心−コイル組立体は、第1端子および前記第1端子の他端となる第2端子がコイル巻回部から突出するように設けられている。端子連結部材は、前記一次コイルの第1端子と接続するとともに、前記第2端子とほぼ平行に突出するように成形されている。また、前記端子連結部材は、一端が第1端子と、他端が第2端子とほぼ平行になるようにするとともに、電源または他の端子等に接続し易い形状になっている。前記外環鉄心は、前記センタ鉄心と接触する部分以外がモールドされたモールド体となっている。なお、前記端子連結部材は、必ずしも、前記第2端子とほぼ平行に突出させる必要がない。
また、前記モールド体は、前記第1端子と接続された端子連結部材を収納する第1端子連結部材収納溝および前記第2端子を収納する第2端子収納溝が上部に成形されている。前記モールド体は、外環鉄心をインサート成形することができるため、従来の鉄心カバーを排除することができ、金型代を安価にすることができるだけでなく、部品点数および組立工程数を減少させることができる。また、前記端子連結部材は、コイル端部の形状を安定にすることができるため、信頼性の高い内燃機関用点火コイルを提供できる。
(第2発明)
第2発明の内燃機関用点火コイルは、第1発明の端子連結部材が前記一次コイルにおける第1端子と第2端子の間隔を所定の幅となるように曲げることにより、電源から配線を容易、かつ、信頼性の高いものとしている。
第2発明の内燃機関用点火コイルは、第1発明の端子連結部材が前記一次コイルにおける第1端子と第2端子の間隔を所定の幅となるように曲げることにより、電源から配線を容易、かつ、信頼性の高いものとしている。
(第3発明)
第3発明の内燃機関用点火コイルは、第1発明または第2発明のモールド体を樹脂またはゴム系樹脂で成形している。前記樹脂またはゴム系樹脂は、外環鉄心のインサート成形を容易にしている。
第3発明の内燃機関用点火コイルは、第1発明または第2発明のモールド体を樹脂またはゴム系樹脂で成形している。前記樹脂またはゴム系樹脂は、外環鉄心のインサート成形を容易にしている。
図1(イ)および(ロ)は本発明の実施例で、内燃機関用点火コイルの鉄心−コイル組立体、および外環鉄心モールド体を説明するための概略図である。図1(イ)において、鉄心−コイル組立体11は、センタ鉄心と一次および二次コイルとから構成されている。一次コイルは、第1端子12および第2端子13を有し、その間が前記センタ鉄心に巻回されている。図1(ロ)において、モールド体15は、外環鉄心を覆うようにモールド部材によってモールドされている。前記モールド体15は、たとえば、外環鉄心をインサートする射出成形によって容易に作製される。前記モールド体15は、鉄心カバーとして使用されていたものと同じ材質および/またはゴム系樹脂を使用することができる。
また、前記モールド体15は、第1端子連結部材収納溝151および第2端子収納溝152が上部に設けられている。前記第1端子連結部材14は、前記第1端子12と接合し易い形状および図示されていない電源端子と接合し易い形状に、ほぼ90度に折り曲げられてる。前記第1端子連結部材収納溝151は、前記折り曲げられた第1端子連結部材14が収納し易い形状になっている。また、第2端子収納溝152は、前記第2端子13が収納し易い形状の溝となっている。さらに、前記第1端子連結部材14と第2端子13とは、電源からの配線が容易な幅になるように設けられている。
前記センタ鉄心と一次コイルおよび二次コイルとから少なくとも構成されている鉄心−コイル組立体11は、モールド部材によりモールドされたモールド体15の内部に挿入される。前記第1端子連結部材14は、第1端子連結部材収納溝151に収納される。第2端子13は、前記第2端子収納溝152に収納される。次に、第1端子12と第1端子連結部材14は、ハンダまたは溶接によって接合される。
本発明の前記構成は、鉄心カバーを排除し、部品点数および/または組立工程数を少なくするとともに、品質を維持し、安価な内燃機関用点火コイルを得ることができる。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではない。そして、本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。たとえば、本実施例における内燃機関用点火コイルは、鉄心およびコイルボビンの形状が周知または公知で、射出成形が容易であれば、任意に変えることができる。また、端子連結部材および端子連結部材収納溝は、本発明の主旨を逸脱することがなければ、任意に変形することができる。
11・・・鉄心−コイル組立体
12・・・第1端子
13・・・第2端子
14・・・第1端子連結部材
15・・・モールド体
151・・・第1端子連結部材収納溝
152・・・第2端子収納溝
12・・・第1端子
13・・・第2端子
14・・・第1端子連結部材
15・・・モールド体
151・・・第1端子連結部材収納溝
152・・・第2端子収納溝
Claims (3)
- 一次ボビンおよび二次ボビンに巻回されている一次コイルおよび二次コイルからなるコイル組立体と、
前記各コイルと磁気的に結合させる外環鉄心およびセンタ鉄心と、
を少なくとも備えている内燃機関用点火コイルにおいて、
前記外環鉄心を一体成型でモールドした外環鉄心モールド体と、
前記外環鉄心モールド体に成形された、前記コイル組立体から引き出された少なくとも一つの端子連結部材を保持する端子保持部と、
から少なくとも構成されていることを特徴とする内燃機関用点火コイル。 - 前記端子連結部材は、前記コイル組立体の一端または両端に接続され、前記端子保持部によっな保持されていることを特徴とする請求項1に記載された内燃機関用点火コイル。
- 前記モールド体は、樹脂またはゴム系樹脂で構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された内燃機関用点火コイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007052427A JP2008218613A (ja) | 2007-03-02 | 2007-03-02 | 内燃機関用点火コイル |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007052427A JP2008218613A (ja) | 2007-03-02 | 2007-03-02 | 内燃機関用点火コイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008218613A true JP2008218613A (ja) | 2008-09-18 |
Family
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JP2007052427A Pending JP2008218613A (ja) | 2007-03-02 | 2007-03-02 | 内燃機関用点火コイル |
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JP (1) | JP2008218613A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0365554U (ja) * | 1989-11-01 | 1991-06-26 | ||
JPH05335163A (ja) * | 1992-06-01 | 1993-12-17 | Nippondenso Co Ltd | 内燃機関用点火コイル |
JPH0677066A (ja) * | 1992-08-27 | 1994-03-18 | Aisan Ind Co Ltd | 内燃機関用点火コイル |
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2007
- 2007-03-02 JP JP2007052427A patent/JP2008218613A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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