JP2008217960A - 光学記録媒体及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光情報記録層に書き込まれた情報と関連する情報をレーベル面に可視情報として表わし及び書き換えのために、特別の専用装置を必要することなく、レーベル面の可視情報を書き換えが容易に行える光学記録媒体を提供する。
【解決手段】支持基板と、前記支持基板の一方の主面に設けられた光情報記録層と、前記支持基板の他方の主面に磁性粉マイクロカプセルを有する磁性記録層と、前記磁性記録層に記録・消去を行うマグネットペンの筆圧から前記光情報記録層を保護する筆圧保護部とを備える光学記録媒体。この光学記録媒体は書き換え型光ディスクのみではなく、追記型光ディスクにも適用できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学記録媒体の光記録層に記録した画像、タイトル等の内容を容易に可視記録する為の磁性記録層を有した光学記録媒体、及びその製造方法に関する。
近年、ディスク状のメディアにピットや磁気によるデジタル情報を記録した各種のディスク状メディアが普及しており、これらは一般的に、光ディスクと総称されている。このような光ディスクの種類としては、音楽用CDやCD−ROM、あるいはDVDのような情報が予め記録されているものの他、一度だけ書き込みが可能な追記型光ディスク、何度でも書き換えが可能な書き換え型光ディスクがあり、いずれも急速に普及している。
ところで、CD−RあるいはDVD−Rのように一度記録した情報を半永久的に保存するタイプのメディアにおいては、記録情報に対応したタイトル、インデックス、画像等を、光ディスク表面にインクジェット方式、熱転写方式などにより印刷しても、以後記録情報の内容に変更がないので、形式的には問題は生じることはない。
しかしながら、CD−RWあるいはDVD−RW、DVD+RW、DVD−RAM等の書き換え可能なメディアの場合、上記方法でディスク表面に所望の画像や文字等を印字してしまうと、それらは書き換えができないため、例えばメディアに記録した情報に変更があった場合には、新たにラベルシールを貼ったり、ラベルシールを貼り替えたりしなければならないという問題がある。また、上記の方法では、貼り付けミスや、貼り替えの際に元のラベルシールの粘着剤がメディア表面に残ってしまい、外観的にも美しい仕上がりが得られない。さらには、メディア(ポリカーボネート)の材料リサイクルも非常に難しくなる。
こうした問題を解消するものとして、可逆的に可視情報の記録や消去を行うことができるロイコ染料タイプ等の可逆性感熱記録層を光ディスク上に設け、サーマルヘッドを用いて画像等の形成を行う方法が提案なされている(特許文献1〜7、9、10参照)。また、レーザー光を照射すると分解もしくは変質するレーベル記録層を設け、任意の画像等を記録する方式も提案がなされている(特許文献8参照。)。
しかしながら、これら提案なされているレーベル面の情報を書き換える方法は、いずれも情報書き換えのための専用装置が必要であり、容易には情報書き換えが行えないという問題が残されている。
特開平2−188293号公報 特開平2−188294号公報 特開平5−124360号公報 特開平7−108761号公報 特開平7−188294号公報 特開2000−6539号公報 特開平10−302316号公報 特開2000−173096号公報 特開2000−173238号公報 特開2004−249542号公報
本発明の目的は、情報書き換えのための大掛かりな専用装置を必要としないで、レーベル面の情報を書き換えが容易に行える光学記録媒体(光ディスク)を提供することである。またそれに加えて、メディア及び磁性記録シートのリサイクルを可能にする光学記録媒体(光ディスク)を提供することである。
本発明の他の目的は、前記光学記録媒体の製造方法及び記録・消去方法を提供することである。
前記課題は、次の(1)〜(13)の発明によって達成される。
(1)支持基板と、
裏側である前記支持基板の一方の主面に設けられた光情報記録層と、
表側である前記支持基板の他方の主面に設けられた磁性粉マイクロカプセルを含有する磁性記録層と、を備えたことを特徴とする光学記録媒体。
(2)前記他方の主面に設けられ、前記磁性記録層に記録・消去を行うマグネットペンの筆圧から前記光情報記録層を保護する筆圧保護部を、さらに備えたことを特徴とする前記(1)に記載の光学記録媒体。
(3)前記磁性粉マイクロカプセルの直径が20〜125μmであることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の光学記録媒体。
(4)前記磁性記録層は、前記磁性粉マイクロカプセルの含有量が30〜60容量%であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれかに記載の光学記録媒体
(5)前記筆圧保護部が紫外線硬化樹脂、ポリエチレンテレフタレートフィルム又はポリカーボネートフィルムで形成されていることを特徴とする前記(2)〜(4)のいずれかに記載の光学記録媒体。
(6)前記筆圧保護部が、前記磁性記録層の表側に設けられた保護シートを有することを特徴とする前記(2)〜(5)のいずれかに記載の光学記録媒体。
(7)前記筆圧保護部が、前記磁性記録層の裏側に設けられたクッション層をさらに有することを特徴とする前記(6)に記載の光学記録媒体。
(8)前記磁性記録層は、前記支持基板に貼着された磁性記録シートで構成されていることを特徴とする前記(1)〜(7)のいずれかに記載の光学記録媒体。
(9)前記磁性記録シートは、前記支持基板に剥離可能に貼着されていることを特徴とする前記(8)に記載の光学記録媒体。
(10)前記(6)に記載の光学記録媒体の製造方法であって、一方の主面に前記光情報記録層が設けられた前記支持基板の他方の主面に、前記磁性粉マイクロカプセルとスクリーン印刷インキとを混合した塗料を用いスクリーン印刷法にて前記磁気記録層を形成した後、前記磁気記録層の表側に紫外線硬化樹脂により前記保護シートを形成することを特徴とする光学記録媒体の製造方法。
(11)前記(6)に記載の光学記録媒体の製造方法であって、一方の主面に前記光情報記録層が設けられた前記支持基板の他方の主面に、前記磁性粉マイクロカプセルと紫外線硬化樹脂とを混合した塗料を用いスピンコート法にて前記磁気記録層を形成した後、前記磁気記録層の表側に紫外線硬化樹脂により前記保護シートを形成することを特徴とする光学記録媒体の製造方法。
(12)前記(7)に記載の光学記録媒体の製造方法であって、前記磁性粉マイクロカプセルを有する磁性記録層を、前記保護シートとなるフィルム上にスリットコート法で予め形成しておき、一方の主面に前記光情報記録層が設けられた前記支持基板の他方の主面に前記クッション層を形成すると共に前記クッション層の表側に接着剤を塗布し、前記接着剤を介して前記磁性記録層と前記クッション層とを貼り合せることを特徴とする光学記録媒体の製造方法。
(13)前記(9)に記載の光学記録媒体の製造方法であって、前記磁性粉マイクロカプセルを有する磁性記録層を予めシート状に形成して磁性記録シートを作製しておき、一方の主面に前記光情報記録層が設けられた前記支持基板の他方の主面に、接着層を介して前記磁性記録シートを貼り合せることを特徴とする光学記録媒体の製造方法。
請求項1に記載の発明によれば、リライタブル光学記録媒体のレーベル面に磁性記録層を有することから大掛かりな記録装置を使用せずに、光情報記録層に記録した情報を容易にレーベル面側上に記録することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、磁性記録層の上に特定の筆圧保護部を設けることで、マグネットペンの筆圧から磁性粉マイクロカプセルの破損がより効果的に防止され、及び光情報記録層への影響を排除することができる。
請求項3に記載の発明によれば、磁性記録層に用いる磁性粉マイクロカプセルの大きさを規制することで磁性記録層自体を薄く形成することができ、それによって光学記録媒体の板厚を規格内に収めることが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、磁性記録層における磁性粉マイクロカプセルの含有量を30〜60容量%とすることで磁性記録層に記録された情報(文字、図柄など)のコントラストが向上する。
請求項5に記載の発明によれば、予め筆圧保護部となる保護フィルム(PETフィルム又はPCフィルム)上に磁性記録層を形成し、これを支持基板の他方の主面(光情報記録層とは反対側の面)に貼り合わせることで磁性記録層の表面を滑らかに形成することが可能となる。
請求項6に記載の発明によれば、筆圧保護部が磁性記録層の表側に設けられた保護シートを有しているので、磁性記録層の表面の保護がより可能となる。
請求項7に記載の発明によれば、筆圧保護部が磁性記録層の裏側に設けられたクッション層を更に有しているので、記録・消去での磁性記録層への影響が少ないものとなる。
請求項8に記載の発明によれば、磁気記録シートを光記録媒体とは別体とすることにより取り扱いが容易になる。
請求項9に記載の発明によれば、光記録媒体から磁性記録シートを簡単かつきれいに剥がすことが可能になり、あるいは再び貼り付けることが可能になり、光記録媒体及び磁性記録シートのリサイクルが可能となる。また、単体の状態の磁性記録シートに書き込んだ後に、光記録媒体に貼り付けることもできる。
請求項10に記載の発明によれば、スクリーン印刷インキに磁性粉マイクロカプセルを混合し磁性記録層を形成することで、磁性記録層の形成及び光学記録媒体の製造が容易になる。
請求項11に記載の発明によれば、紫外線硬化樹脂に磁性粉マイクロカプセルを混合し磁性記録層を形成することで、磁性記録層の形成及び光学記録媒体の製造が容易になる。
請求項12に記載の発明によれば、磁性記録層を保護シートとなるフィルム上に予め形成しておき、一方、光情報記録層が設けられた支持基板の他方の面にクッション層を形成し、これら磁性記録層とクッション層とを接着剤を貼り合せることで、光学記録媒体の製造が容易になる。
請求項13に記載の発明によれば、磁気記録シートと光記録媒体とをそれぞれ別体として準備でき、これらを接着層で貼り合わせることで、光学記録媒体の製造が容易になる。
本発明の光学記録媒体(光ディスク)を図面を参照しながら、更に詳細に説明する。
本実施形態の光ディスクは、書き換え可能な相変化型情報記録媒体である。ここでは、単層相変化型情報記録媒体であるが、多層相変化型情報記録媒体であってもよい。さらに、一回だけの記録を前提とした追記型情報記録媒体であってもよい。再生専用型情報記録媒体であってもよい。もっとも、磁性記録層上に情報の記録及び消去を繰り返し行うことができるという本発明の特徴を最も生かすことができるのは、本実施形態のような相変化型情報記録媒体である。
まず、本発明に係る光学記録媒体の第1の実施の形態について説明する。
図1〜図5に示されるように、支持基板10の一方の主面に光情報記録層が設けられ、その支持基板10の他方の主面に磁性粉マイクロカプセル11を有する磁性記録層20、保護シート13が積層して設けられた構成からなる。なお図1〜図5では、支持基板10の一方の主面に設けられる光情報記録層は省略されている。また、図1及び図2では、図示上側が、特許請求の範囲における「表側」であり、図示下側が、特許請求の範囲における「裏側」である。
支持基板は、ガラス、セラミックス、あるいは樹脂により形成される。これらのうち、成形性やコストの面から樹脂が望ましい。樹脂の例としては、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリロニトロールスチレン共重合体樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等が挙げられるが、成形性、光学特性、コストの点で優れているのはポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂である。
また、支持基板の形状として、本実施の形態では円盤状が選択されているが、実施に当たってはこれに限らず、例えば、カード状やシート状であってもよい。
支持基板には、案内溝が形成されており、その幅は、0.25〜0.65μm、望ましくは0.30〜0.55μm程度である。この案内溝は、トラッキング用である。
支持基板の一方の主面、即ち前記案内溝が形成されている側の主面には少なくとも光情報記録層が形成されており、より具体的には、放熱反射層、第一誘電体層、光情報記録層、第二誘電体層、表面保護層(ハードコート層)がこの順で形成されている。
光情報記録層は、15〜35nm程度の厚みに形成されている。この光情報記録層の材料としては、Ag,In,Sb,Teの4元素を含む相変化型記録材料を主成分として含有する材料が適している。このような材料は、光情報記録層として用いた場合、記録(結晶化)感度・速度、消去(非晶化)感度・速度及び消去比が極めて良好なためである。
光情報記録層の厚みとしては、15〜35nmに限らず、10〜100nm程度、望ましくは15〜50nm程度であってもよいが、15〜35nmという値は、ジッタ等の初期特性、オーバーライト特性、量産効率等を考慮した場合に望ましい。なお、光情報記録層が10nmよりも薄くなると、光吸収能が著しく低下し、光情報記録層としての役割を果たさなくなってしまう。
放熱反射層は、Al、Au、Ag、Cu、Ta等の金属材料、あるいはこれらの合金等の公知の反射放熱部材によって膜厚70〜180nmに形成されている。このような金属、半導体、合金は、微量の他の添加元素を含んでいてもよい。例えばAl合金にはTiやNが含まれていてもよい。添加元素の他の例としては、Cr、Ti、Si、Cu、Ag、Pd、Ta等が挙げられる。
第一誘電体層及び第二誘電体層の材料としては、SiO、SiO、ZnO、SnO、Al、TiO、In、MgO、ZrO等の金属酸化物や、Si、AiN、TiN、BN、ZrN等の窒化物、ZnS、In、TaS等の硫化物等が用いられる。
第一誘電体層の膜厚は30〜200nm、好ましくは50〜120nmである。第二誘電体層の膜厚は10〜35nm、好ましくは15〜30nmである。
表面保護層は、膜厚が5〜20μm、好ましくは10〜15μmであり、SiO、SiO2、ZnO、SnO2、Al23、TiO2、In23、MgO、ZrO2などの金属酸化物、Si34、AlN、TiN、BN、ZrNなどの窒化物、ZnS、In23、TaS4などの硫化物、SiC、TaC、B4C、WC、TiC、ZrCなどの炭化物やダイヤモンド状カーボン、あるいはそれらの混合物を例えばスパッタリング法によって形成される。また、この表面保護層は紫外線硬化樹脂をスピンコート法によって形成することもできる。
支持基板10の他方の主面(光情報記録層側とは反対側の主面)に、クッション層15、磁性粉マイクロカプセル11を含有する磁性記録層20、保護シート13がこの順に積層されている。また、クッション層15と磁性記録層20とは、紫外線硬化形カチオン接着剤14を介して張合わされている。そして、保護シート13およびクッション層15が、磁性記録層20に記録・消去を行うマグネットペンの筆圧から光情報記録層を保護する筆圧保護部として機能している。
可視情報表示部となる磁性粉マイクロカプセル含有の磁性記録層は、マグネットペンを用い、保護シート13を介しても磁気的に情報を記録及び消去することができる。この磁性記録層は、磁気的エネルギーの作用により、磁性粉マイクロカプセル内の微粒子(磁性粉)の配列が縦方向または横方向に配向が変化する。
磁性記録層20に含有される磁性粉マイクロカプセル11は、鱗片状や六方晶等の磁性粉をマイクロカプセルに内包させたものである。磁性粉はマグネットペンにより磁化されたときに、マイクロカプセル内の鱗片状等の磁性粉の配列が縦方向から横方向に変わることで、背景となる支持基板あるいは放熱反射層の下面(表面)の色と、磁性粉マイクロカプセル内の磁性粉自体の表面の色とのコントラストの差によって、可視情報を表示するようにしたものである。
磁性粉マイクロカプセル11の磁性粉としては、酸化鉄、ニッケル、鉄−ニッケル、鉄−ニッケル−クロム等や、アルミニウム−コバルト合金、サマリウム−コバルト合金等を用いることができる。また、磁性粉としては、例えば、300(Oe)エルステッド程度のものが、磁性粉の配向がしやすく、また、外部磁場(通常は、150(Oe)エルステッド以下)の影響を受けずにその配向を保持することができるので好ましい。
磁性粉マイクロカプセル11の直径は、好ましくは20〜125μmであり、より好ましくは80〜100μmである。光ディスクには板厚の規格があるためレーベル面の磁性記録層の厚さを薄くする必要があることから、使用する磁性粉マイクロカプセルの直径を80〜100μmとすることで、所望の光ディスクが得られる。なお、磁性粉マイクロカプセルの直径が80μm未満であるとコントラストが薄くなり、100μmを超えると磁性記録層が厚くなり光ディスクの板厚の規格に合わなくなるおそれという不具合の生じることがある。
磁性記録層20の厚さは、好ましくは130〜250μmであり、より好ましくは150〜200μmである。
なお、前記のような磁性粉マイクロカプセルは市販されており、容易に入手することができる。
磁性記録層20の1つの例は、磁性粉マイクロカプセルとその磁性粉マイクロカプセルを固定するバインダーとからなる。
バインダーとしては、アクリル樹脂、ポリビニルブチラール、ポリ酢酸ビニル、ポリプロピオン酸ビニル、ポリ酪酸ビニル、ポリウレタン、スチレン−ブタジエン共重合体、酢酸ビニル−エチレン共重合体、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体、ニトリルゴム、天然ゴム、ポリイソブチレンゴム等の樹脂で、ガラス転移温度(Tg)が0℃以下のものが用いられる。Tgが0℃以下のバインダーは接着性と柔軟性に優れるため、ブロッキング現象の発生を防止することができる。
磁性記録層20には必要に応じて、上記の磁性粉マイクロカプセルやバインダーの他に、磁性粉マイクロカプセルを分散させるための分散剤としてポリアクリル酸塩、ポリメタクリル酸塩などのポリカルボン酸塩や、カーボングラファイトのような帯電防止剤、ワックスのような滑剤、ポリエチレンオキサイドのような塗膜柔軟剤、その他消泡剤等の添加剤を含有させることができる。
保護シート13は、磁性記録層に可視情報を記録するためのマグネットペンの先端にかかる圧力から磁性粉マイクロカプセルを保護すると共に、上述したようにマグネットペンの筆圧から光情報記録層を保護するために設けられ、膜厚は10〜30μm、好ましくは20〜25μmで、各種樹脂で形成される。樹脂としては、特に紫外線硬化樹脂、PET又はPCが好ましく、この場合、PET及びPCはフィルム状での使用が好ましい。
保護シート13の表面硬度は、鉛筆硬度Hより大きいことが効果的である。保護シート13にそのような表面硬度をもたらすためには、例えばPETフィルムであればガラス転移温度(Tg)が70℃以下で数平均分子量(Mn)が1000〜5000のPET、PCフィルムであればTgが150℃以下でMnが10000〜50000のPCを用いるのが好ましい。
支持基板の他方の主面(光情報記録層側とは反対側の主面)に磁性記録層、保護シート13を積層するには、支持基板の他方の主面に磁性記録層を形成した後、この磁性記録層上に保護シート13となる紫外線硬化樹脂層を形成するのが好ましい。
また、支持基板の他方の主面(光情報記録層側の主面)に磁性記録層、保護シート13を積層するには、磁性粉マイクロカプセルとバインダーを練りこんだ磁性記録層材料を筆圧保護層となるPETフィルムやPCフィルム(保護シート)上に、例えばスリットコート法で塗工して予め磁性記録層を形成しておき、これを前記支持基板の他方の主面に貼り合せればよい。この時、支持基板の前記一方の主面及びこれに対抗する前記他の主面は紫外線を通さないため、紫外線硬化形カチオン接着剤を使用するのが好ましい。
図1はこの貼り合せ方法で作製された光ディスク、即ち、磁性粉マイクロカプセル11とバインダー12を混合した磁性記録層材料を筆圧保護層(保護シート)となるPETフィルムやPCフィルム(保護シート)13上に塗布し使用する支持基板10と同じ外径(僅かに小径)に打ち抜き、その支持基板上にマグネットペンによる筆圧から光情報記録層を保護するクッション性を有する紫外線硬化樹脂層15(クッション層15)を1層又は2層以上(図1では2層)設け、その上に紫外線硬化形カチオン接着剤14で磁性記録層面を貼り合せて製作された光ディスクの断面図である。ただし、図1では支持基板の一方の主面に形成される光情報記録層を含む各層は省略されている。
磁性記録層の他の1つの例は、磁性粉マイクロカプセルとレーベル印刷用インキ(UVスクリーンインキ)とからなる。
この磁性記録層が形成される場合には、支持基板10の他方の主面(光情報記録層側とは反対側の主面)に磁性記録層20、保護シート13を積層するには、磁性粉マイクロカプセルとレーベル印刷用インキを混合した塗料をスクリーン印刷法などで前記支持基板の他方の主面に塗布して磁性記録層を形成した後、この磁性記録層上に紫外線硬化樹脂層を設けるか、紫外線硬化樹脂を接着剤として用いPETフィルム又はPCフィルム等からなる保護シート13を積層する。この時、使用するスクリーンは磁性紛マイクロカプセルが容易に通過できるよう150メッシュ以上のものを使用するのが好ましい。なお、前記塗料には必要に応じて先に記載の添加剤を含有することができる。
磁性記録層の更に他の1つの例は、磁性粉マイクロカプセルと紫外線硬化樹脂とからなる。
この磁性記録層が形成される場合には、支持基板の他方の主面(光情報記録層側とは反対側の主面)に磁性記録層20、保護シート13を積層するには、磁性粉マイクロカプセルと紫外線硬化樹脂を混合した塗料をスピンコート法などで前記支持基板の他方の主面に塗布して磁性記録層を形成した後、この磁性記録層上に紫外線硬化樹脂層を設けるか、紫外線硬化樹脂を接着剤として用いPETフィルム又はPCフィルム等からなる保護シート13を積層する。なお、前記塗料には必要に応じて先に記載の添加剤を含有することができる。
図2はこれのスクリーン印刷法もしくはスピンコーター法で作製された光ディスク、即ち、磁性粉マイクロカプセル11と紫外線硬化樹脂を混合した記録層材料をスクリーン印刷法もしくはスピンコーター法で支持基板10上に塗布し磁性記録層20を形成した後、保護シート13を紫外線硬化樹脂21により磁性記録層20に貼り合せて製作された光ディスクの断面図である。ただし、図2においても支持基板の一方の主面に形成される光情報記録層を含む各層は省略されている。
なお、以上の説明では、磁性記録層20の表裏両側に筆圧保護部(表側に保護シート13、裏側にクッション層15)を設けた構成(図1)と、磁性記録層20の表側のみに筆圧保護部(保護シート13)を設けた構成(図2)とについて説明したが、これらに限定されず、例えば、磁性記録層20の裏側のみに筆圧保護部(クッション層15)を設けた構成であってもよい。
磁性記録層20における磁性紛マイクロカプセルの量は30〜50容量%、好ましくは40〜50容量%であり、これにより記録する文字の解像度を上げることができるようになる。
図3は、支持基板上に形成された磁性記録層側から見た光ディスクの図であり、磁性記録層20は、支持基板10の一方の主面の略全面を覆うように形成されており、例えば、支持基板10の外径が120mmの場合、内径が15mmの場合、磁性記録層20の外径は117mm、内径は23mmのドーナツ状に形成されている。もちろん、支持基板10の外径、内径のサイズに応じて、磁性記録層20の外径、内径も適宜変更することが可能である。さらには、磁性記録層20を、支持基板10の一方の主面の一部を覆うように形成してもよい。
図4は、磁性記録層に情報を手書きしている状態、図5は、磁性記録層に書き込まれた情報を消去している状態を表している。なお、図4及び図5は、磁性記録層に可視情報の記録・消去を行うことの説明上、保護シート13が省略されている。
本発明の光ディスクの磁性記録層に可視情報を記録するには、保護シート13上からマグネットペンの情報記録側を走査させて情報を記録する。また、磁性記録層に書き込まれた可視情報を消去するには、マグネットペンの情報消去側(消去用マグネット)を走査させて情報を消去する。
つぎに、本発明に係る光学記録媒体の第2の実施の形態について説明する。
図6は、本発明に係る光学記録媒体の第2の実施の形態における構成を示す断面図である。
図6に示されるように、光学記録媒体は、支持基板10の一方の主面に光情報記録層が設けられ、その支持基板10の他方の主面に磁性粉マイクロカプセル11を有する磁性記録層20、保護シート13が積層して設けられた構成である。また、磁性記録層20は、支持基板10に貼着された磁性記録シート40で構成されており、該磁気記録シート40は剥離性を有する接着層41を介して支持基板10と貼り合わされている。ここで、支持基板10、支持基板10の一方の主面に設けられる光情報記録層(図6では省略)、磁性粉マイクロカプセル11、保護シート13、磁性記録層20は、第1の実施の形態で示したものと同じである。なお、磁性記録シート40の保護シート13とは反対面側にクッション層15を設けてもよい。また、図6では、図示上側が、特許請求の範囲における「表側」であり、図示下側が、特許請求の範囲における「裏側」である。
接着層41には、例えば市販されている各種の接着剤やテープ状のもの(両面テープ)を使用し、再剥離性のものが好ましい。
図6に示す光学記録媒体の製造は、磁性粉マイクロカプセル11を有する磁性記録層20を予めシート状に形成して磁性記録シート40を作製しておき、支持基板10の他方の主面に、接着層41を介して磁性記録シート40を貼り合せることによって行なう。具体的には、磁性粉マイクロカプセル11とバインダー12を混合した磁性記録層材料を筆圧保護層となるPETフィルムやPCフィルム(保護シート)13上に塗布して磁性記録層20を形成し、さらに磁性記録層20の保護シート13とは反対面側に接着層41を設けた積層シートとした後に、該積層シートを使用する支持基板10と同じ外径(あるいは僅かに小径)となるように打ち抜いて、磁性記録シート40に接着層41を付したものとする。ついで、磁性記録シート40を、接着層41を介して支持基板10に貼り合せて、光学記録媒体とする。あるいは、接着層41を支持基板10側に設けておき、その接着層41に磁性記録シート40を貼り合わせるようにしてもよい。
図7は、支持基板10上に形成された磁性記録シート40側から見た光ディスクの図であり、磁性記録シート40は、支持基板10の一方の主面の略全面を覆うように形成されており、例えば、支持基板10の外径が120mmの場合、内径が15mmの場合、磁性記録シート40の外径は117mm、内径は23mmのドーナツ状に形成されている。もちろん、支持基板10の外径、内径のサイズに応じて、磁性記録シート40の外径、内径も適宜変更することが可能である。さらには、磁性記録シート40を、支持基板10の一方の主面の一部を覆うように形成してもよい。
図8は、磁性記録シート40に情報を手書きしている状態、図9は、磁性記録シート40に書き込まれた情報を消去している状態を表している。マグネットペン30は第1の実施の形態で使用するものと同じものである。
本発明の光ディスクの磁性記録シート40に可視情報を記録するには、保護シート13上からマグネットペン30の情報記録側を走査させて情報を記録する。また、磁性記録シート40に書き込まれた可視情報を消去するには、マグネットペン30の情報消去側(消去用マグネット)を走査させて情報を消去する。
以上のように、本発明に係る光学記録媒体(光ディスク)の第2の実施の形態では、磁性記録シート40の裏面に剥離性の接着層41を設けることで光記録媒体(支持基板10)から磁性記録シート40を簡単かつきれいに剥がすことが可能になり、あるいは再び貼り付けることが可能になり、光記録媒体(支持基板10)及び磁性記録シートのリサイクルが可能となる。また、単体の状態の磁性記録シート40に書き込んだ後に、光記録媒体(支持基板10)に貼り付けることもできる。
以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
直径120mm、厚さ0.6mmのポリカーボネート基板上に、溝の深さ300μm、溝幅0.25nm、トラックピッチ0.74μmで溝を作製した。また。ランド部には140kHz、振幅10nm程度のウォブルが入っている。この支持基板の溝形成側に、放熱反射層にAl、第一誘電体層及び第二誘電体層にZnS−SiO、光情報記録層にAgInSb65Te25、表面保護層にSiCを用い、スパッタ法によりそれぞれ100nmの反射層、90nmの第一誘電体層、35nmの光情報記録層、20nmの第二誘電体層、20μmの表面保護層を形成した。
一方、この支持基板の溝形成側とは反対側の面に、直径が38〜118μmの範囲に収まる磁性粉マイクロカプセルと、Tgが60℃のアクリル樹脂(バインダー)との混合物をスピンコート法で塗布して、厚さ180μmの磁性記録層を形成した。この上に紫外線硬化樹脂(大日本インキ化学工業製、SD−318)をスピンコート法で塗布して、厚さ10μmの保護シートを積層して、光ディスクを作製した。なお、磁性記録層における磁性粉マイクロカプセルの含有量は42容量%である。(以下同じ)
(実施例2)
保護シートとして、実施例1に記載の紫外線硬化樹脂層に代えて、厚さ20μmのPETフィルム(PETのTg:70℃、Mn:2000を積層した以外は実施例1と同様にして光ディスクを作製した。
(実施例3)
保護シートとして、実施例1に記載の紫外線硬化樹脂層に代えて、厚さ100μmのPCフィルム(PCのTg:150℃、Mn:15000)を積層した以外は実施例1と同様にして光ディスクを作製した。
(実施例4)
直径が20〜125μmの範囲に収まる磁性粉マイクロカプセルとTgが60℃のアクリル樹脂とを混合した厚さ180μmの磁性記録層を、厚さ20μmのPETフィルム(PETのTg:70℃、数平均分子量:2000)上にスリットコート法で形成して磁性記録シートをつくった。次いで、支持基板の溝形成例とは反対側の面に紫外線硬化樹脂によるクッション層を形成すると共に、紫外線硬化型形カチオン接着剤(日本化薬製、KARAYAD DVD576)を塗布し、前記磁性記録シートを貼り合わせた以外は実施例1と同様にして光ディスクを作製した。
(実施例5)
実施例4に記載のPETフィルムに代えて、厚さ80μmのPCフィルム(PCのTg:150℃、Mn:15000)を用いた以外は実施例4と同様にして光ディスクを作製した。
(実施例6)
支持基板の溝形成例とは反対側の面に、磁性粉マイクロカプセルとレーベル印刷インキとの混合物をスクリーン印刷法により磁性記録層を形成した後、紫外線硬化樹脂(日本化薬製、KARAYAD DVD576)を用いて厚さ20μmのPETフィルム(PETのTg:70℃、Mn:2000)を貼り合わせる以外は実施例1と同様にして光ディスクを作製した。
(実施例7)
実施例6に記載のPETフィルムに代えて、厚さ80μmのPCフィルム(PCのTg:70℃、Mn:15000)を用いた以外は実施例6と同様にして光ディスクを作製した。
(実施例8)
支持基板の溝形成例とは反対例の面に、磁性粉マイクロカプセルと紫外線硬化樹脂との混合物をスピンコート法で塗布して磁性記録層を形成した後、紫外線硬化樹脂(日本化薬製、KARAYAD DVD576)を用いて厚さ20μmのPETフィルム(PETのTg;70℃、Mn:2000)を貼り合わせる以外は実施例1と同様にして光ディスクを作製した。
(実施例9)
実施例8に記載したPETフィルムに代えて、厚さ80μmのPCフィルム(PCのTg:150℃、Mn:15000)を用いた以外は実施例8と同様にして光ディスクを作製した。
(比較例1)
磁性マイクロカプセルに代えて、Fe−Co合金に代えた以外は実施例1と同様にして光ディスクを作製した。
(実施例10)
実施例1〜9及び比較例1に記載の光ディスクの磁性記録層にマグネットペンを用いて可視情報の記録・消去を行った。その結果、実施例1〜9に記載の光ディスクでは記録は鮮明であり、消去は消し残りが殆どなく磁性記録層のうしろの背景がはっきりしていた。特に、実施例4に記載の光ディスクにおいて記録は鮮明であった。
一方、比較例1に記載の光ディスクでは可視情報の記録は不鮮明であり、消去は消し残りが多いことが認められた。
(実施例11)
(1)支持基板10の作製
直径120mm、厚さ0.6mmのポリカーボネート基板上に、溝の深さ300μm、溝幅0.25nm、トラックピッチ0.74μmで溝を作製した。また。ランド部には140kHz、振幅10nm程度のウォブルが入っている。この支持基板の溝形成側に、放熱反射層にAl、第一誘電体層及び第二誘電体層にZnS−SiO、光情報記録層にAgInSb65Te25、表面保護層にSiCを用い、スパッタ法によりそれぞれ100nmの反射層、90nmの第一誘電体層、35nmの光情報記録層、20nmの第二誘電体層、20μmの表面保護層を形成した。
(2)磁性記録シート40の作製
直径が38〜118μmの範囲に収まる磁性粉マイクロカプセル11とTgが60℃のアクリル樹脂とを混合した厚さ180μmの磁性記録層20を、保護シート13となる厚さ20μmのPETフィルム(PETのTg:70℃、数平均分子量:2000)上にスリットコート法で形成して磁性記録シート40を作製した。なお、磁性記録層20における磁性粉マイクロカプセル11の含有量を42容量%とした。
(3)支持基板10と磁性記録シート40の貼りあわせ
次いで、支持基板10の溝形成とは反対側の面(レーベル面)に再剥離性の接着層41を形成し、前記磁性記録シート40を貼り合わせて、図6に示す光ディスクを作製した。
(実施例12)
実施例11に記載したPETフィルムに代えて、厚さ100μmのPCフィルム(PCのTg:150℃、Mn:1500)を用いた以外は実施例11と同様にして光ディスクを作製した。
(比較例2)
磁性マイクロカプセルに代えて、Fe−Co合金に代えた以外は実施例11と同様にして光ディスクを作製した。
実施例11,12及び比較例2に記載の光ディスクの磁性記録シートにマグネットペン30を用いて可視情報の記録・消去を行った。その結果、実施例11,12に記載の光ディスクでは記録は鮮明であり、消去は消し残りが殆どなく磁性記録シート40のうしろの背景がはっきりしていた。
一方、比較例2に記載の光ディスクでは可視情報の記録は不鮮明であり、消去は消し残りが多いことが認められた。
本発明の光記録媒体は、光記録層への情報書き換えに相応してレーベル面への情報の書き換えが、大掛かりな専用装置を必要とすることなく行えるので、CD−RWあるいはDVD−RW、DVD+RW、DVD−RAM等の書き換え可能なメディアの大幅な利用が期待される。
本発明に係る光学記録媒体の第1の実施の形態における構成(支持基板の他方の主面にクッション層、磁性記録層、保護シートが積層されている一例)の図である。 本発明に係る光学記録媒体の第1の実施の形態における構成(支持基板の他方の主面に磁性記録層、保護シートが積層されている他の一例)の図である。 支持基板の他方の主面に形成された磁性記録層側から見た光ディスクの図である。 磁性記録層に可視情報を、マグネットペンを用いて手書きしている状態のイメージ図である。 磁性記録層に書き込まれた可視情報を、マグネットペンを用いて消去している状態のイメージ図である。 本発明に係る光学記録媒体の第2の実施の形態における構成を示す断面図である。 支持基板の他方の主面に形成された磁性記録シート側から見た光ディスクの図である。 磁性記録シートに可視情報を、マグネットペンを用いて手書きしている状態のイメージ図である。 磁性記録シートに書き込まれた可視情報を、マグネットペンを用いて消去している状態のイメージ図である。
符号の説明
10 支持基板
11 磁性粉マイクロカプセル
12 バインダー
13 筆圧保護層(保護シート)
14 紫外線硬化形カチオン接着剤
15 クッション層
20 磁性記録層
21 紫外線硬化樹脂
30 マグネットペン
40 磁性記録シート
41 接着層

Claims (13)

  1. 支持基板と、
    裏側である前記支持基板の一方の主面に設けられた光情報記録層と、
    表側である前記支持基板の他方の主面に設けられた磁性粉マイクロカプセルを含有する磁性記録層と、
    を備えたことを特徴とする光学記録媒体。
  2. 前記他方の主面に設けられ、前記磁性記録層に記録・消去を行うマグネットペンの筆圧から前記光情報記録層を保護する筆圧保護部を、さらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の光学記録媒体。
  3. 前記磁性粉マイクロカプセルの直径が20〜125μmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学記録媒体。
  4. 前記磁性記録層は、前記磁性粉マイクロカプセルの含有量が30〜60容量%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光学記録媒体。
  5. 前記筆圧保護部が紫外線硬化樹脂、ポリエチレンテレフタレートフィルム又はポリカーボネートフィルムで形成されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の光学記録媒体。
  6. 前記筆圧保護部が、前記磁性記録層の表側に設けられた保護シートを有することを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の光学記録媒体。
  7. 前記筆圧保護部が、前記磁性記録層の裏側に設けられたクッション層をさらに有することを特徴とする請求項6に記載の光学記録媒体。
  8. 前記磁性記録層は、前記支持基板に貼着された磁性記録シートで構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の光学記録媒体。
  9. 前記磁性記録シートは、前記支持基板に剥離可能に貼着されていることを特徴とする請求項8に記載の光学記録媒体。
  10. 請求項6に記載の光学記録媒体の製造方法であって、一方の主面に前記光情報記録層が設けられた前記支持基板の他方の主面に、前記磁性粉マイクロカプセルとスクリーン印刷インキとを混合した塗料を用いスクリーン印刷法にて前記磁気記録層を形成した後、前記磁気記録層の表側に紫外線硬化樹脂により前記保護シートを形成することを特徴とする光学記録媒体の製造方法。
  11. 請求項6に記載の光学記録媒体の製造方法であって、一方の主面に前記光情報記録層が設けられた前記支持基板の他方の主面に、前記磁性粉マイクロカプセルと紫外線硬化樹脂とを混合した塗料を用いスピンコート法にて前記磁気記録層を形成した後、前記磁気記録層の表側に紫外線硬化樹脂により前記保護シートを形成することを特徴とする光学記録媒体の製造方法。
  12. 請求項7に記載の光学記録媒体の製造方法であって、前記磁性粉マイクロカプセルを有する磁性記録層を、前記保護シートとなるフィルム上にスリットコート法で予め形成しておき、一方の主面に前記光情報記録層が設けられた前記支持基板の他方の主面に前記クッション層を形成すると共に前記クッション層の表側に接着剤を塗布し、前記接着剤を介して前記磁性記録層と前記クッション層とを貼り合せることを特徴とする光学記録媒体の製造方法。
  13. 請求項9に記載の光学記録媒体の製造方法であって、前記磁性粉マイクロカプセルを有する磁性記録層を予めシート状に形成して磁性記録シートを作製しておき、一方の主面に前記光情報記録層が設けられた前記支持基板の他方の主面に、接着層を介して前記磁性記録シートを貼り合せることを特徴とする光学記録媒体の製造方法。
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