JP2008217858A - 相変化記録媒体およびこの媒体を用いる情報記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 基板および、干渉膜と、原子配列を可逆的に変化させることができる記録膜と、この記録膜に接する結晶化促進膜と、反射膜を含む積層構造を持ち、前記記録膜に対して、光を用いて可逆的に記録または消去が行われる記録媒体において、前記記録膜と接する部位からこの記録膜の厚さ方向に、前記記録膜を構成する元素が、偏析または濃度分布を有することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
相変化光記録膜は、一般に融点以上に加熱された部分が溶融し、急激に冷却される際に非晶質(アモルファス)の原子配列をとる。近年の研究では完全なアモルファス状態ではなく、ショート・レンジ(短距離)の規則性がある可能が示唆されている。しかしながら、XRD(X線回折)の測定によると結晶が存在すれば観測されるピークは確認できていない。そのため、結晶状態の本質的な特徴であるロング・レンジ(長距離)の規則性は無い、もしくはあっても非常に弱いと考えられる。そのため、以下では、「融点以上に加熱された部分が急冷される際に非晶質の原子配列をとる状態」を従前と同様にアモルファス状態と呼ぶことにする。また、融点以下、結晶化温度の温度領域に一定時間以上保持された場合は、初期状態が結晶の場合は結晶のままであるが、初期状態が非晶質の場合は結晶化する(固相消去モード)。記録膜の材料によっては、記録膜の非結晶部近傍を融点以上に加熱・溶融してから徐冷することにより結晶化を行う方法も採られる(溶融消去モード)。
ここで、一枚の記録媒体に記録できる情報の量、すなわち記録容量を増すためには、以下の二通りの方法がある。一つは、トラック方向の記録マークのピッチを微細化する方法であるが、微細化の程度が進むと再生する光ビームの大きさよりも小さい領域に至り、再生ビームスポット内に二つの記録マークが一時的に含まれる場合が生じる。記録マークが互いに十分離れている場合は再生信号が大きく変調され、振幅の大きい信号が得られるが、互いに近接している場合は、振幅の小さい信号となり、デジタルデータへの変換の際にエラーを生じやすい。
もうひとつの大容量化の手法は、情報を担う層を複数設け、それらを重ね合わせる方法である。この方法は、特開2000−322770号公報に開示されている。二つの層を重ね合わせ、片面から読み書きできるように設計された媒体を片面2層媒体、または単に2層媒体と呼ぶ。片面2層媒体において、光入射側に近い方に設ける情報層(以後、L0と称する)は、遠い方に設ける情報層(以後、L1と称する)にアクセスする際に、L0で必要以上に光を減衰させないため、おおよそ50%以上の透過率を確保する必要がある。このためには、L0では記録膜の厚さを10nm以下と極めて薄くする必要がある。
高速記録は相変化光記録に対するもうひとつの要求である。例えば、映像を録画する場合、実際の視聴時間よりも短時間で記録ができるようになれば、配布媒体のダビング時や、放送録画中に時間を戻って前の映像を視聴するいわゆるタイムシフト機能の実現が容易となる。ここで相変化記録において高速記録を妨げる一つの要因は、オーバーライト時に比較的低い消去レベルのレーザによって結晶化を行う際、情報が消え残ってしまう問題、すなわち消去率不足の問題である。これは、記録マークがレーザスポット内を高速に通過するため、結晶化可能な温度領域に十分に長い時間保たれず、情報が消え残ってしまうためである。
相変化記録媒体では、相変化光記録原理のところで説明したように、レーザパルスの照射により記録膜の所望部分にアモルファスのマークを形成し(すなわちデータを書き込み)、または逆にアモルファスのマーク上に低パワーのレーザを照射し結晶化させてデータを消去する。前者ではレーザが照射された部分を急冷することによりアモルファスのマークが形成され、後者は逆に徐冷することによりアモルファスの部分を結晶化させる。また、記録膜部でのレーザの吸収率が大きければ小さなレーザパワーで記録や消去などの動作が行え、逆に吸収率が小さければ記録や消去に大きなレーザパワーを必要とすることになる。この記録膜での吸収率は、多層膜から形成される媒体の各膜材料の光学的特性と熱特性から決まる。例えば、吸収率が同等でも膜材料の選択により構成を変えることができ、急冷構造と徐冷構造、または膜の面内方向と断面方向で熱物性の異方性を作り出すことなどができる。
GeNの他に、結晶化促進機能を有する界面層材料になり得る公知技術として、硫黄(S)フリーの保護膜用材料を目指した「Ta2O5などのいくつかの酸化物に炭化物もしくは窒化物を混合する技術」が特開2003−6794号公報に開示されている。特開2003−6794号公報は、主に波長λ=650nmのレーザダイオードを用いた現行のDVDを改良することを目的に検討されている。特開2003−6794号公報の材料は次世代の青色レーザダイオード(λ=405nm)では不透明となり、光学的ロスが大きくなる。そのため、次世代の高密度媒体では問題点がある。前述のGeNも同様にλ=405nmでは透明ではなく、光学的ロスが大きい。
また、共晶系の記録膜は、前述のように消去過程に溶融消去のモードが用いられるため、キャップ層に結晶化促進機能などは求められない。そのため、膜材料や組織と言った詳細については検討されていなかった。加えて、共晶系は、前述のように溶融消去モードを用いるため、ランド(L)とグルーブ(G)の両方に情報を記録・再生する、いわゆるランド・グルーブ記録を行うことが非常に困難である。そのため、記録密度の高密度化には非常に不利である。
<1>基板(1a、1b)および、干渉膜(保護膜または誘電体膜:11a、11b)と、原子配列を可逆的に変化させることができる記録膜(13a、13b)と、この記録膜に接する結晶化促進膜(12a、12b/14a、14b)と、反射膜(16a、16b)を含む積層構造(19、20)を持ち、前記記録膜(13a、13b)に対して、光を用いて可逆的に記録または消去が行われる記録媒体(100)において、前記記録膜(13a、13b)と接する部位(21a、21bの場所)からこの記録膜の厚さ方向に、前記記録膜(13a、13b)を構成する元素(Ge,Te等)が、例えば図5に示すように、偏析または濃度分布を有するように構成する。
<5>前記記録膜(13a、13b)の価電子帯の状態密度のトップ、例えば図20のBinding Energyが0(eV)のところ、からエネルギー準位の低い側に0.5(eV)のエネルギー準位における、結晶状態の状態密度とアモルファス状態の状態密度の比(結晶状態の状態密度/アモルファス状態の状態密度:図20のau11/au12等)が、1.0以上2.5以下となるように構成する。
<13>前記記録膜(13a、13b)が少なくともゲルマニウム(Ge)とビスマス(Bi)とテルル(Te)を含有し、その組成をGexBiyTezかつx+y+z=100で表したときに、前記記録膜(13a、13b)は、例えば図22に示すようにGeBiTe三元相図上で、x=55・z=45と、x=45・z=55と、x=10・y=28・z=42と、x=10・y=36・z=54とで規定されるエリア内,図22のA2,またはそのエリア上,図22のB2,の組成を持つように構成できる。
<15>前記記録膜(13a、13b)の組成の一部をビスマス(Bi)および/またはインジウム(In)および/またはスズ(Sn)で置換し、置換後の組成を(Ge(1−w)Snw)x(Sb(1-v)(Bi(1−u)Inu)v))yTezかつx+y+z=100で表したときに、この組成におけるw、vおよびuを、0≦w<0.5かつ0≦v<0.7かつ0≦u≦1となるように構成できる。
記録膜に接して結晶化促進機能を有する界面膜の材料としては、i)窒化ゲルマニウム(GeN)、ii)窒化ゲルマニウム-クロム(GeCrN)、iii)酸化ジルコニウム(ZrO2)、iv)安定化ジルコニア+酸化クロム(ZrO2+Cr2O3)、v)安定化ジルコニア+酸化ケイ素+酸化クロム(ZrO2+SiO2+Cr2O3)、vi)ジルコン+酸化クロム(ZrSiO4+Cr2O3)、vii)酸化ハフニウム(HfO2)、viii)ハフニウム(Hf)、酸素(O)、および窒素(N)を含有する化合物(HfO2−xNx)、ix)ジルコニウム(Zr)、酸素(O)、窒素(N)、およびイットリア(Y)を含有する化合物(ZrO2-xNx)1−y((Y2O3)1−z(Nb2O5)z)yにおいてz=0)、x)ジルコニウム(Zr)、酸素(O)、窒素(N)、およびニオブ(Nb)を含有する化合物((ZrO2-xNx)1−y((Y2O3)1−z(Nb2O5)z)yにおいてz=1)、xi)ジルコニウム(Zr)、酸素(O)、窒素(N)、およびイットリア(Y)とニオブ(Nb)から構成される化合物(ZrO2−xNx)1−y ((Y2O3)1−z(Nb2O5)z)yにおいて0<z<1)、xii)酸化クロム(Cr2O3)、xiii)酸化亜鉛(ZnO)、xiv)酸化亜鉛+酸化タンタル(ZnO+Ta2O5)、xv)酸化亜鉛+酸化タンタル+酸化インジウム(ZnO+Ta2O5+In2O3)、xvi)酸化錫(SnO2)、xvii)酸化錫+酸化アンチモン(SnO2+Sb2O3)、xviii)酸化錫+酸化タンタル(SnO2+Ta2O5)、xix)酸化錫+酸化ニオブ(SnO2+Nb2O5)等の元素、化合物、あるいは元素及び/または化合物の組み合わせがあげられる。このような構成を採用した場合に、この発明の実施の形態の特徴がより顕著となる。
i)窒化ゲルマニウム、ii)窒化ゲルマニウム-クロム、iii)酸化ジルコニウム、iv)安定化ジルコニアと酸化クロム、v)安定化ジルコニアと酸化ケイ素と酸化クロム、vi)ジルコンと酸化クロム、vii)酸化ハフニウム、viii)ハフニウム、酸素、および窒素、ix)ジルコニウム、酸素、窒素、およびイットリア、x)ジルコニウム、酸素、窒素、およびニオブ、xi)ジルコニウム、酸素、窒素、イットリア、及びニオブからなる群から選択される少なくとも1つの材料を含み、
xii)酸化クロム、xiii)酸化亜鉛、xiv)酸化亜鉛と酸化タンタル、xv)酸化亜鉛と酸化タンタルと酸化インジウム、xvi)酸化錫、xvii)酸化錫と酸化アンチモン、xviii)酸化錫と酸化タンタル、及びxix)酸化錫と酸化ニオブからなる群から選択される少なくとも1つの材料を含むと、さらに、アモルファス・マーク形成時の再結晶化によるマークのシュリンク、結晶化促進機能の向上、すなわち結晶化速度の向上により、従来より高密度記録、高速記録および書き換え、消去が可能になるという効果が得られる。
記録膜をGeSbTeとし、(GeTe)-(Sb2Te3)と表記できる、いわゆる擬二元系線上組成とその近傍とした場合に、この発明の界面膜の効果が顕著であり、さらに好ましくは、前記(GeTe)-(Sb2Te3)組成とその近傍の合金記録膜材料であって、Geの組成比が30at.%以上の組成に対して、特にこの発明の効果が顕著である。従来の考えでは、記録膜の組成のみが重要であると考えられてきたが、前述のようにこの発明ではその電子状態がどのようなものであるのかも組成と同様に重要である。以下では組成に関する記述をする。
記録膜に窒素(N)が含まれる場合としは、(GeTe)-(Sb2Te3)- N
、すなわち(GeTe)-(Sb2Te3)に窒素(N)を添加した構成と表記できる。すなわち、(GeTe)-(Sb2Te3)の擬二元系に窒素(N)を添加した構成である。より簡単には、GeSbTe-Nと表記できる。このように窒化された記録膜を用いた場合、この発明の界面膜の効果が顕著であり、さらに好ましくは、前記(GeTe)-(Sb2Te3)組成とその近傍の合金記録膜材料であって、Geの組成比が30at.%以上の組成に対してこの発明の界面膜を用いると、特にその効果が顕著である。
また、片面から光を入射し、異なる2層の情報層にアクセスできるタイプの記録媒体(片面2層タイプ)において、光入射側に近い層の記録膜に対してこの発明を適用すると、この発明の効果が顕著である。その場合の特徴は、記録膜の膜厚を10nm以下にできるところにある。この発明の実施の形態に係る界面層を用いることにより、短波長レーザ光に対する透過率をより高くでき、かつコントラストが高くすることができると言う特徴が顕著となる。
まず、図2と同様の構成を有する光記録媒体を、記録膜が結晶状態の場合とアモルファス状態の場合と、両方作成し、記録膜の価電子帯の状態密度をHX−PES法を用いてそれぞれ測定した。
実験した記録膜系:
GeSbTe、GeSnSbTe、GeSnSbTeIn、GeSbTeIn、GeSbTeBiIn、GeSbSnTeBiIn、GeSbTeBi、GeSnSbTeBi、GeSnSbTeBiIn、GeBiTeIn、GeBiTe、GeSbTe-N、GeSbTeBi-N、GeBiTe-N、GeSbInTe-N、GeSbTeBiIn-N、GeBiInTe-N。
窒化ゲルマニウム(GeN)、窒化ゲルマニウム-クロム(GeCrN)、酸化ジルコニウム(ZrO2)、安定化ジルコニア+酸化クロム(ZrO2+Cr2O3)、安定化ジルコニア+酸化ケイ素+酸化クロム(ZrO2+SiO2+Cr2O3)、ジルコン+酸化クロム(ZrSiO4+Cr2O3)、酸化ハフニウム(HfO2)、ハフニウム(Hf)酸素(O)および窒素(N)を含有する化合物(HfO2−xNxにおいて0.1≦x≦0.2)、ジルコニウム(Zr)酸素(O)窒素(N)およびイットリア(Y)とニオブ(Nb)を含有する膜(ZrO2−xNx)1−y ((Y2O3)1−z(Nb2O5)z)yにおいて0<x≦0.2、0<y≦0.1、0≦z≦1)、酸化クロム(Cr2O3)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化亜鉛+酸化タンタル(ZnO+Ta2O5)、酸化亜鉛+酸化タンタル+酸化インジウム(ZnO+Ta2O5+In2O3)、酸化錫(SnO2)、酸化錫+酸化アンチモン(SnO2+Sb2O3)、酸化錫+酸化タンタル(SnO2+Ta2O5)、酸化錫+酸化ニオブ(SnO2+Nb2O5)。
比較例として、図11に示す組み合わせの界面層材料を適用し、同様にして、図2に示すような構成を有する光記録媒体を作成し、同様に記録膜の価電子帯の状態密度のトップからエネルギー順位の低い側に0.5(eV)のエネルギー準位における結晶状態の状態密度とアモルファス状態の状態密度の比を測定した。
基板として、ランド・グルーブ記録方式(a)およびグルーブ記録方式(b)の両者に対応するものを用いた。ランド・グルーブ記録方式(a)では射出成形で形成された厚さ0.59mmのポリカーボネート(PC)基板を使用した。グルーブピッチ0.68μmでグルーブを形成したものを用いたので、ランド(L)とグルーブ(G)の両方に記録する場合は、トラックピッチ0.34μmに相当する。グルーブ記録方式(b)ではやはり射出成形で形成された厚さ0.59mmのPC基板を使用し、グルーブピッチを0.4μmとした。
用いたスパッタ装置は、各層をそれぞれ異なる成膜室でスパッタ成膜する、いわゆる枚葉式スパッタ成膜装置である。枚葉式スパッタ成膜装置は、基板を装着するロードロック室、搬送室、そして各膜を成膜するプロセス・チャンバー等で構成されている。図3に一つのプロセス・チャンバーの構成例が示されている。プロセス・チャンバーは、該チャンバーを排気する装置、真空計、圧力センサ、膜厚計、成膜する材料であるスパッタリング・ターゲット、装着した基板などから構成される。スパッタガスには、主にAr等の希ガスが用いられ、必要に応じて酸素や窒素ガスなども用いられる。スパッタ時の放電の形式は、成膜する材料や求める膜質などに応じてRF電源、DC電源などが用いられる。成膜時のプロセス・フローは図4のようになる。
(1)ビット・エラー・レート(SbER:Simulated bit Error Rate)の測定
一つはデータの誤り率を測定するビット・エラー・レート(SbER : Simulated bit Error Rate)の測定である。もう一つは、読み出し信号品質を判断するためのアナログ測定である。SbER測定は、まず2Tから13Tまでのパターンがランダムに含まれたマーク列を10回オーバーライトした。次に、前記トラックの両側の隣接トラックに同じランダムパターンを10回オーバーライトした。その後、真中のトラックに戻り、SbERを測定した。
アナログ測定は、次のように行った。やはりまず2Tから13Tまでのパターンがランダムに含まれたマーク列を10回オーバーライトした。次に、そのマーク列に9Tのシングルパターンを1回オーバーライトし、9Tマークの信号周波数の信号対ノイズ比(以下、CNR)をスペクトラムアナライザーによって測定した。次に、消去パワーレベルのレーザビームをディスク一回転分照射し、記録マークを消去した。その際の、9Tマークの信号強度の減少分を測定し、これを消去率(ER)と定義する。次に、十分離れたトラックにヘッドを移動し、クロスイレース(E−X)の測定を行った。
また、3つ目の測定としてオーバーライト(OW)特性の実験を行った。本実験では同一トラックにランダム信号をオーバーライト(OW)しつつ、CNRを測定した。CNRが、初期の値より2dB以上減少してしまう回数が2000回以上であるかどうかで判定した。OW回数が何処まで可能かどうかと言う視点で実験を行っていない。映像記録用途であれば、1000回程度、PCのデータ用途を目指すなら10000回以上可能であることが求められる。ただし、マーケットとしては、圧倒的に映像記録用途が大きいので、映像記録用途を重視した評価を行うこととした。
次に比較例を示す。図11に示す比較例1ないし3k組み合わせの界面層材料を適用すること以外は、実施形態2の構成と同様にして、界面層にSiO2、Y2O3、を用いたディスク、および界面層を用いなかったディスクを作成した。得られたディスクについて、それぞれ実施形態2と同様な実験をした。その結果を図17、図18に示す。
実施形態2の構成と同様な構成で、界面層には、光入射側にGeCrN、反射膜側にCr2O3を用いてディスクを作成した。やはり実施形態2と同様な実験をした。その結果、やはり図13に示すように、いずれのサンプルについてもSbERはランド・グルーブともに10−6台であり、良好なエラーレートが得られた。アナログデータに関しても、いずれもCNRがランド・グルーブともに52dB以上と優れた結果となった。OW回数も同様にいずれの媒体も2000回以上と実用的な特性が得られた。
[実施形態4]
実施形態2の構成と同様な構成で界面層には、光入射側にZrO2+Y2O3+Cr2O3、反射膜側にSnO2+Sb2O3を用いてディスクを作成した。やはり実施形態2と同様な実験をした。その結果、やはり図13に示すように、いずれのサンプルについてもSbERはランド・グルーブともに10−6台であり、良好なエラーレートが得られた。アナログデータに関しても、いずれもCNRがランド・グルーブともに52dB以上と優れた結果となった。OW回数も同様にいずれの媒体も2000回以上と実用的な特性が得られた。
[実施形態5]
実施形態2の構成と同様な構成で界面層には、光入射側にZrSiO4+Cr2O3、反射膜側にCr2O3を用いてディスクを作成した。やはり実施形態2と同様な実験をした。その結果、やはり図13に示すように、いずれのサンプルについてもSbERはランド・グルーブともに10−6台であり、良好なエラーレートが得られた。アナログデータに関しても、いずれもCNRがランド・グルーブともに53dB以上と優れた結果となった。OW回数も同様にいずれの媒体も2000回以上と実用的な特性が得られた。
[実施形態6]
実施形態2の構成と同様な構成で界面層には、光入射側にZrO2+Y2O3+SiO2+Cr2O3、反射膜側にZnO+Ta2O5+In2O3を用いてディスクを作成した。やはり実施形態2と同様な実験をした。その結果、やはり図13に示すように、いずれのサンプルについてもSbERはランド・グルーブともに10−6台であり、良好なエラーレートが得られた。アナログデータに関しても、いずれもCNRがランド・グルーブともに53dB以上と優れた結果となった。OW回数も同様にいずれの媒体も2000回以上と実用的な特性が得られた。
[実施形態7]
実施形態2の構成と同様な構成で界面層には、光入射側に(ZrO2−xNx)1−y((Y2O3)1−z(Nb2O5)z)y ((x、y、z)=(0.05、0.05、0)) 、反射膜側にSnO2+Nb2O5を用いてディスクを作成した。やはり実施形態2と同様な実験をした。その結果、やはり図13に示すように、いずれのサンプルについてもSbERはランド・グルーブともに10−6台であり、良好なエラーレートが得られた。アナログデータに関しても、いずれもCNRがランド・グルーブともに53dB以上と優れた結果となった。OW回数も同様にいずれの媒体も2000回以上と実用的な特性が得られた。
[実施形態8]
実施形態2の構成と同様な構成で界面層には、光入射側にHfO2−xNx (x=0.1)、反射膜側にGeNを用いてディスクを作成した。やはり実施形態2と同様な実験をした。その結果、やはり図13に示すように、いずれのサンプルについてもSbERはランド・グルーブともに10−6台であり、良好なエラーレートが得られた。アナログデータに関しても、いずれもCNRがランド・グルーブともに52dB以上と優れた結果となった。OW回数も同様にいずれの媒体も2000回以上と実用的な特性が得られた。
[実施形態9]
実施形態2の構成と同様な構成で界面層には、光入射側にGeN、反射膜側にCr2O3を用いてディスクを作成した。やはり実施形態2と同様な実験をした。その結果、やはり図13に示すように、いずれのサンプルについてもSbERはランド・グルーブともに10−6台であり、良好なエラーレートが得られた。アナログデータに関しても、いずれもCNRがランド・グルーブともに53dB以上と優れた結果となった。OW回数も同様にいずれの媒体も2000回以上と実用的な特性が得られた。
[実施形態10]
実施形態2の構成と同様な構成で界面層には、光入射側にHfO2−xNx (x=0.1)、反射膜側にZrSiO4+Cr2O3を用いてディスクを作成した。やはり実施形態2と同様な実験をした。その結果、やはり図13に示すように、いずれのサンプルについてもSbERはランド・グルーブともに10−6台であり、良好なエラーレートが得られた。アナログデータに関しても、いずれもCNRがランド・グルーブともに53dB以上と優れた結果となった。OW回数も同様にいずれの媒体も2000回以上と実用的な特性が得られた。
[実施形態11]
実施形態2の構成と同様な構成で界面層には、光入射側にCr2O3、反射膜側にZnO+Ta2O5を用いてディスクを作成した。やはり実施形態2と同様な実験をした。その結果、やはり図13に示すように、いずれのサンプルについてもSbERはランド・グルーブともに10−6台であり、良好なエラーレートが得られた。アナログデータに関しても、いずれもCNRがランド・グルーブともに51dB以上と良好な結果となった。OW回数も同様にいずれの媒体も2000回以上と実用的な特性が得られた。
[実施形態12]
実施形態2の構成と同様な構成で界面層には、光入射側にGeN、反射膜側にSnO2+Ta2O5を用いてディスクを作成した。やはり実施形態2と同様な実験をした。その結果、やはり図13に示すように、いずれのサンプルについてもSbERはランド・グルーブともに10−6台であり、良好なエラーレートが得られた。アナログデータに関しても、いずれもCNRがランド・グルーブともに53dB以上と優れた結果となった。OW回数も同様にいずれの媒体も2000回以上と実用的な特性が得られた。
[実施形態13]
実施形態2の構成と同様な構成で界面層には、光入射側にZrO2+Y2O3+Cr2Cr2O3、反射膜側にZnO+Ta2O5+In2O3を用いてディスクを作成した。やはり実施形態2と同様な実験をした。その結果、やはり図13に示すように、いずれのサンプルについてもSbERはランド・グルーブともに10−6台であり、良好なエラーレートが得られた。アナログデータに関しても、いずれもCNRがランド・グルーブともに53dB以上と優れた結果となった。OW回数も同様にいずれの媒体も2000回以上と実用的な特性が得られた。
[実施形態14]
基板には、前述の(a)、(b)の両方式、すなわちランド・グルーブ記録方式(a)およびグルーブ記録方式(b)の両者に対応するものを用いた。ランド・グルーブ記録方式(a)では射出成形で形成された厚さ0.6mmのポリカーボネート(PC)基板を使用した。グルーブピッチ0.68μmでグルーブを形成したものを用いたので、ランド(L)とグルーブ(G)の両方に記録する場合は、トラックピッチ0.34μmに相当する。グルーブ記録方式(b)ではやはり射出成形で形成された厚さ0.59mmのPC基板を使用し、グルーブピッチを0.4μmとした。
界面層には、光入射側にGeN、反射膜側にCr2O3を用いた。ZnS−SiO2膜はZnSにSiO2を混合したターゲットを用いて成膜した。用いたスパッタ装置は、各層をそれぞれ異なる成膜室でスパッタ成膜する、いわゆる枚葉式スパッタ成膜装置である。各媒体の作成後、分光光度計により反射率、透過率が測定される。
基板には、前述の(a)、(b)の両方式、すなわちランド・グルーブ記録方式およびグルーブ記録方式の両者に対応するものを用いた。すなわち、ランド・グルーブ記録方式(a)では射出成形で形成された厚さ0.6mmのポリカーボネート(PC)基板を使用した。グルーブピッチ0.68μmでグルーブを形成したものを用いたので、ランド(L)とグルーブ(G)の両方に記録する場合は、トラックピッチ0.34μmに相当する。グルーブ記録方式(b)ではやはり射出成形で形成された厚さ0.59mmのPC基板を使用し、グルーブピッチを0.4μmとした。これらのPC基板のグルーブが形成された面に、スパッタリング装置を用いて、光入射側からZnS−SiO2、SiOC、ZnS−SiO2、界面層、記録膜層、界面層、ZnS−SiO2、Ag合金を順次成膜し、UV硬化樹脂を用いて、成膜を行っていないいわゆるブランク・ディスクを貼り合わせた。SiOC膜は、SiC系ターゲットをAr/O2の混合ガスを用いて反応性スパッタリング法により得られる膜で、SiO2とほぼ同様な低屈折率を示す。やはり実施形態2などと同様な実験をした。その結果、やはり図13に示すように、いずれのサンプルについてもSbERはランド・グルーブともに10−6台であり、良好なエラーレートが得られた。アナログデータに関しても、いずれもCNRがランド・グルーブともに51dB以上と良好な結果となった。OW回数も同様にいずれの媒体も2000回以上と実用的な特性が得られた。
[実施形態16](記録膜の組成の最も良い範囲の選択)
実施形態2の構成と同様な構成で界面層には、光入射側にGeN、反射膜側にCr2O3、または両側にGeNを用いてディスクを作成した。記録膜層は、Ge、Sb、Teからなり、その組成をGexSbyTbzと表すときx+y+z=100で、GeSbTe三元相図上で、x=55・z=45と、x=45・z=55と、x=10・y=28・z=42と、x=10・y=36・z=54とで囲まれた組成から選択されたものを用いた。また、記録膜層がGe、Sb、TeおよびBiまたはSnからなり、前記GeSbTeの組成の一部をBiおよび/またはInおよび/またはSnで置換し、その組成を(Ge(1−w)Snw)x(Sb(1-v)(Bi(1−u)Inu)v))yTezと表すとき、x+y+z=100で、0≦w<0.5かつ0≦v<0.7かつ0≦u≦1を満たすGeSbTeBi、GeSbTeSn、GeSbTeBiSn、GeSnSbTeIn、GeSbTeIn、GeSbTeBiIn、GeSbSnTeBiIn、GeBiTeIn、GeSnSbTeBiInを用いた。更には記録膜層が、Ge、Bi、Teからなり、その組成をGexBiyTezと表すときx+y+z=100で、GeBiTe三元相図上で、x=55・z=45と、x=45・z=55と、x=10・y=28・z=42と、x=10・y=36・z=54とで囲まれた組成の条件を満たすものを用いた。多くの組成について検討したが、この実施例では図8に示すものを代表例としたGeSbTe系、GeSbTeSn系、およびGeBiTe系の記録膜層を用いたディスクの例を示した。やはりそれぞれ実施形態2と同様な実験をした。これらの結果を図15に示す。
実施形態2の構成と同様な構成で、界面層には、光入射側にGeCrN、反射膜側にCr2O3を用いてディスクを作成した。記録膜層は、Ge、Sb、Te、およびN(窒素)からなり、Ge、Sb、Teからなる化合物のの組成をGexSbyTbzと表すときx+y+z=100で、GeSbTe三元相図上で、x=55・z=45と、x=45・z=55と、x=10・y=28・z=42と、x=10・y=36・z=54とで囲まれた組成領域のGeSbTe系化合物にN(窒素)を1〜5at.%添加したものから選択されたものを用いた。また、記録膜層がGe、Sb、Te、Biおよび/またはInおよび/またはSn、およびN(窒素)からなり、前記GeSbTeの組成の一部をBiおよび/またはSnで置換し、その組成を(Ge(1−w)Snw)x(Sb(1-v)(Bi(1−u)Inu)v))yTezと表すとき、x+y+z=100で、0≦w<0.5かつ0≦v<0.7かつ0≦u≦1を満たすGeSbTeBi、GeSbTeSn、GeSbTeBiSn、GeSnSbTeIn、GeSbTeIn、GeSbTeBiIn、GeSbSnTeBiIn、GeBiTeIn、GeSnSbTeBiInにN(窒素)を0.1〜10at.%添加したものを用いた。更には記録膜層が、Ge、Bi、Teからなり、その組成をGexBiyTezと表すときx+y+z=100で、GeBiTe三元相図上で、x=55・z=45と、x=45・z=55と、x=10・y=28・z=42と、x=10・y=36・z=54とで囲まれたGe、Sb、Te、およびN(窒素)からなり、Ge、Sb、Teからなる化合物のの組成をGexSbyTbzと表すときx+y+z=100で、GeSbTe三元相図上で、x=55・z=45と、x=45・z=55と、x=10・y=28・z=42と、x=10・y=36・z=54とで囲まれた組成領域のGeSbTe系化合物にN(窒素)を0.1〜10at.%添加したものの中から選択したものを用いた。
Claims (17)
- 基板および、干渉膜と、原子配列を可逆的に変化させることができる記録膜と、この記録膜に接する結晶化促進膜と、反射膜を含む積層構造を持ち、前記記録膜に対して、光を用いて可逆的に記録または消去が行われる記録媒体において、
前記記録膜と接する部位からこの記録膜の厚さ方向に、前記記録膜を構成する元素が、偏析または濃度分布を有する相変化記録媒体。 - 前記記録膜と接する部位に、前記記録膜の構成元素から構成される元素の、平均厚が0.1nm以上で1nm以下の極薄酸化膜を設ける請求項1に記載の相変化記録媒体。
- 前記積層構造が、光学的エンハンスおよび/または熱拡散に寄与する誘電体膜を含んで構成される請求項1に記載の相変化記録媒体。
- 前記干渉膜が、前記記録膜に対する保護膜として機能する請求項1に記載の相変化記録媒体。
- 前記記録膜の価電子帯の状態密度のトップからエネルギー準位の低い側に0.5(eV)のエネルギー準位における、結晶状態の状態密度とアモルファス状態の状態密度の比が1.0以上、2.5以下である請求項1に記載の相変化記録媒体。
- 前記記録膜の価電子帯の状態密度のトップからエネルギー準位の低い側に0.25ないし1.0(eV)の範囲のエネルギー準位における、結晶状態の状態密度とアモルファス状態の状態密度の比が1.0以上、2.5以下である請求項1に記載の相変化記録媒体。
- 前記結晶化促進膜は前記記録膜の一方面に接する上部界面膜および前記記録膜の他方面に接する下部界面膜により構成され、前記上部界面膜および前記下部界面膜を、前記記録膜の厚さ方向で結晶化速度が異なるように制御する請求項1に記載の相変化記録媒体。
- 前記結晶化促進膜は前記記録膜の一方面に接する上部界面膜および前記記録膜の他方面に接する下部界面膜により構成され、
i)窒化ゲルマニウム、ii)窒化ゲルマニウム-クロム、iii)酸化ジルコニウム、iv)安定化ジルコニアと酸化クロム、v)安定化ジルコニアと酸化ケイ素と酸化クロム、vi)ジルコンと酸化クロム、vii)酸化ハフニウム、viii)ハフニウム、酸素、および窒素、ix)ジルコニウム、酸素、窒素、およびイットリア、x)ジルコニウム、酸素、窒素、およびニオブ、xi)ジルコニウム、酸素、窒素、イットリア、及びニオブ、xii)酸化クロム、xiii)酸化亜鉛、xiv)酸化亜鉛と酸化タンタル、xv)酸化亜鉛と酸化タンタルと酸化インジウム、xvi)酸化錫、xvii)酸化と酸化アンチモン、xviii)酸化錫と酸化タンタル、及びxix)酸化錫と酸化ニオブからなる群から選択される少なくとも1つの材料を含む請求項1に記載の相変化記録媒体。 - 前記上部界面膜および下部界面膜結晶化促進膜のうち一方が、
i)窒化ゲルマニウム、ii)窒化ゲルマニウム-クロム、iii)酸化ジルコニウム、iv)安定化ジルコニアと酸化クロム、v)安定化ジルコニアと酸化ケイ素と酸化クロム、vi)ジルコンと酸化クロム、vii)酸化ハフニウム、viii)ハフニウム、酸素、および窒素、ix)ジルコニウム、酸素、窒素、およびイットリア、x)ジルコニウム、酸素、窒素、およびニオブ、xi)ジルコニウム、酸素、窒素、イットリア、及びニオブからなる群から選択される少なくとも1つの材料を含み、
その他方が、
xii)酸化クロム、xiii)酸化亜鉛、xiv)酸化亜鉛と酸化タンタル、xv)酸化亜鉛と酸化タンタルと酸化インジウム、xvi)酸化錫、xvii)酸化錫と酸化アンチモン、xviii)酸化錫と酸化タンタル、及びxix)酸化錫と酸化ニオブからなる群から選択される少なくとも1つの材料を含む請求項8に記載の相変化記録媒体。 - 前記記録膜がゲルマニウムとアンチモンとテルルを含有し、その組成をGexSbyTbzかつx+y+z=100で表したときに、
前記記録膜が、GeSbTe三元相図上で、x=55・z=45と、x=45・z=55と、x=10・y=28・z=42と、x=10・y=36・z=54とで規定される範囲内の組成を持つ請求項1に記載の相変化記録媒体。 - 前記GeSbTe系化合物に窒素が1ないし5at.%添加されたことを特徴とする請求項10に記載の相変化記録媒体。
- 前記記録膜が少なくともゲルマニウムとビスマスとテルルを含有し、その組成をGexBiyTezかつx+y+z=100で表したときに、
前記記録膜が、GeBiTe三元相図上で、x=55・z=45と、x=45・z=55と、x=10・y=28・z=42と、x=10・y=36・z=54とで規定される範囲内の組成を持つ請求項1ないしに記載の相変化記録媒体。 - 前記GeBiTe系化合物に窒素が1ないし5at.%添加されたことを特徴とする請求項12に記載の相変化記録媒体。
- 前記記録膜の組成の一部をビスマスおよび/またはインジウムおよび/またはスズで置換し、置換後の組成を(Ge(1−w)Snw)x(Sb(1-v)(Bi(1−u)Inu)v))yTezかつx+y+z=100で表したときに、この組成におけるw、vおよびuが、0≦w<0.5かつ0≦v<0.7かつ0≦u≦1となるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の相変化記録媒体。
- 前記記録膜は、GeSnSbTe、GeSnSbTeIn、GeSbTeIn、GeSbTeBiIn、GeSbSnTeBiIn、GeSbTeBi、GeBiTeIn、GeSnSbTeBi、GeSnSbTeBiIn系化合物と、該化合物に添加された1ないし5at.%の窒素を含有する請求項14に記載の相変化記録媒体。
- 請求項1に記載の相変化記録媒体を用い、この光記録媒体の前記記録膜に対して情報記録を行なう手段と、情報記録された前記記録膜から情報再生を行なう手段を備えた情報記録再生装置。
- 請求項1に記載の相変化記録媒体を用い、この光記録媒体の前記記録膜に対して情報記録を行ない、情報記録された前記記録膜から情報再生を行なうように構成された情報記録再生方法。
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