JP2008217720A - 通信システム、通信方法、及び、通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作者の動作から、意図するコマンドを容易に取得して実行する通信システム、通信方法、及び、通信装置を提供すること。
【解決手段】第一の通信装置と第二の通信装置とが通信を行う通信システムであって、前記第一の通信装置は、当該第一の通信装置の移動によって変化する物理量を検出する物理量検出手段と、前記物理量検出手段によって検出された物理量の増加又は減少に対応して前記通信における通信方向を決定する方向決定手段と、前記通信方向に基づき前記第二の通信装置との通信を行う通信手段と、を有する通信システム。
【選択図】図2
【解決手段】第一の通信装置と第二の通信装置とが通信を行う通信システムであって、前記第一の通信装置は、当該第一の通信装置の移動によって変化する物理量を検出する物理量検出手段と、前記物理量検出手段によって検出された物理量の増加又は減少に対応して前記通信における通信方向を決定する方向決定手段と、前記通信方向に基づき前記第二の通信装置との通信を行う通信手段と、を有する通信システム。
【選択図】図2
Description
本発明は、通信システム、通信方法、及び、通信装置に関する。
従来から、人間の動作を、コマンドとして取得し実行する情報処理装置等の技術がある。例えば、特開平7−175587号広報(特許文献1)には、撮像装置の映像に基づいて、手の動作から操作者の意図を理解してその意図に沿った動作を行う情報処理装置の発明が開示されている。
特開平7−175587号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている情報処理装置では、映像を解析する処理を行っているが、一般にそのような処理は、処理のための装置や時間等のリソースを多く必要とするため、小型の機器等に実装することは不向きなことがある。特に、携帯性が重要となる無線通信装置では、操作者から離れた位置に撮像手段を設けることは、現実的ではない。
本発明は、上記の点に鑑みて、これらの問題を解消するために発明されたものであり、操作者による通信装置の変位等の情報から、操作者が意図するコマンドを容易に取得して実行する通信システム、通信方法、及び、通信装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の通信システムは次の如き構成を採用した。
本発明の通信システムは、第一の通信装置と第二の通信装置とが通信を行う通信システムであって、前記第一の通信装置は、当該第一の通信装置の移動によって変化する物理量を検出する物理量検出手段と、前記物理量検出手段によって検出された物理量の増加又は減少に対応して前記通信における通信方向を決定する方向決定手段と、前記通信方向に基づき前記第二の通信装置との通信を行う通信手段と、を有し、前記第二の通信装置は、前記物理量検出手段に対応する物理量検出子機手段を有し、前記物理量検出手段は、前記物理量検出子機手段と協働して物理量を検出し、前記方向決定手段は、前記物理量検出手段によって検出された物理量の変化が所定の値を超えた場合に、通信方向を決定するように構成することができる。
これにより、操作者による通信装置の変位等の情報から、操作者が意図するコマンドを容易に取得して実行する通信システムを提供することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の通信システムは、さらに、データの送受信を行うモードを選択するモード選択手段を有し、前記方向決定手段は、前記データの送受信を行うモードが選択された場合に、物理量の変化に対応する通信方向を決定するように構成することができる。
これにより、データの送受信モードが選択されることにより、さらに、操作者の意図を好適に取得することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の通信システムは、さらに、前記第一の通信装置は、前記第二の通信装置との距離を測定する測距手段を有し、異なる前記第二の通信装置の候補がある場合に、前記通信手段は、距離が最も短い前記第二の通信装置の候補との通信を行うように構成することができる。
これにより、複数の第二の通信装置の候補の中から、操作者が操作しようとする通信装置を距離の近さによって判断することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の通信システムは、さらに、前記第一の通信装置は、前記第二の通信装置との対向角を測定する対向角測定手段を有し、異なる複数の前記第二の通信装置の候補がある場合に、前記通信手段は、対向角が最も小さい前記第二の通信装置の候補との通信を行うように構成することができる。
これにより、複数の第二の通信装置の候補の中から、操作者が操作しようとする通信装置を対向角によって判断することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の通信システムは、さらに、前記第一の通信装置は、前記第二の通信装置が有する機能に係る情報を表示する画面を生成する画面生成手段と、前記第二の通信装置が有する機能を選択する機能選択手段とを有し、前記第二の通信装置は、前記機能選択手段によって選択された機能により前記第一の通信装置から受信するデータを送信し、又は、前記機能選択手段によって選択された機能により受信したデータを前記第一の通信装置に送信するように構成することができる。
これにより、第二の通信装置の機能に対するコマンドを操作者の動作に基づき取得し、その機能を実行させることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の通信システムは、さらに、前記第一の通信装置は、前記第二の通信装置の候補に係る情報を取得する候補情報取得手段と、前記第二の通信装置の候補に係る情報を表示する画面を生成する候補画面生成手段とを有する構成とすることができる。
これにより、異なる第二の通信装置の候補から、操作者が通信する通信装置を選択することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の通信システムにおいて、さらに、前記方向決定手段は、通信方向を、前記物理量の変化が、第一の通信装置と第二の通信装置との距離が近づくことを示す場合には送信方向とし、前記物理量の変化が、第一の通信装置と第二の通信装置との距離が遠ざかることを示す場合には受信方向とするように構成することができる。
これにより、操作者による通信装置の移動方向と、通信方向とを、操作者の主観にあわせることができ、操作者の意図する指示を取得できる。
なお、上記課題を解決するため、本発明は、さらに、上記通信システムが有する通信装置が備える各手段の機能を実行させる通信方法、又は、その通信方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムとしてもよい。また、本発明は、さらに、上記通信システムが有する通信装置であってもよい。
本発明の通信システム、通信方法、及び、通信装置によれば、操作者の動作から、意図するコマンドを容易に取得して実行する通信システム、通信方法、及び、通信装置を提供することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
〔第一の実施の形態〕
(本発明の一実施の形態に係る通信システムによって実現される機能の例)
図1は、ISOが提唱するOSI(Open Systems Interconnection)参照モデルにおける、アプリケーション層のFTAM(File Transfer、Access and Management)を説明する図である。図1では、ファイル・サービスであるFTAMレジームとして、4つの状態が示されており、ファイルの選択、ファイルの読み・書き・クローズ、データの転送等のレジームの中で、ファイル操作が行われる。
〔第一の実施の形態〕
(本発明の一実施の形態に係る通信システムによって実現される機能の例)
図1は、ISOが提唱するOSI(Open Systems Interconnection)参照モデルにおける、アプリケーション層のFTAM(File Transfer、Access and Management)を説明する図である。図1では、ファイル・サービスであるFTAMレジームとして、4つの状態が示されており、ファイルの選択、ファイルの読み・書き・クローズ、データの転送等のレジームの中で、ファイル操作が行われる。
本発明の一実施の形態に係る通信システムでは、図1のようなファイル操作に係る指示、すなわち、コマンドを、通信装置が有する物理量検出手段によって取得し、実行する。本発明の一実施の形態に係る通信システムは、また例えば、図1の例に限らず、メールの送受信、ファクシミリ通信、又は、画像形成等、各種のデータの送受信に用いられてもよい。
(本発明の一実施の形態に係る通信システムの機能構成の例)
図2は、本発明の一実施の形態に係る通信システムの機能構成の例を説明する図である。図2の通信システムは、通信装置1と通信装置2とが、通信を確立した後にデータの送信又は受信を行う。
図2は、本発明の一実施の形態に係る通信システムの機能構成の例を説明する図である。図2の通信システムは、通信装置1と通信装置2とが、通信を確立した後にデータの送信又は受信を行う。
通信装置1は、通信手段101、物理量検出手段102、方向決定手段103を有する。通信装置1は、さらに、モード選択手段104、通信確立手段105,画面生成手段160、機能選択手段171、候補情報取得手段172、対向角検出手段181、測距手段182、表示手段191、又は、入力手段192を有してもよい。
通信手段101は、通信装置2との通信を行う手段である。通信手段101は、無線による通信を行う手段、又は、有線による通信を行う手段の何れであってもよい。物理量検出手段102は、通信装置1の移動による物理量の変化を検出する手段である。物理量検出手段102は、例えば、距離センサ、加速度センサ、又は、角速度センサ等である。
方向決定手段103は、物理量検出手段102によって検出された物理量の変化に基づき、通信方向を決定する手段である。通信方向とは、送信又は受信の何れであるかを表す情報である。
モード選択手段104は、通信装置1の動作モードを選択する手段である。動作モードとは、例えば、通信モード、入力モード等である。例えば、操作者が、入力手段192等から通信モードの選択を入力することにより、モード選択手段104によって通信モードが選択される。モード選択手段104によって通信モードが選択された場合に、物理量検出手段102及び方向決定手段103によって、通信方向が決定されてもよい。これにより、通信方向の決定とそれに続く通信の処理を、操作者が通信モードを指示した時から開始することができ、より操作者の意図に沿ったコマンドの入力が可能になる。
通信確立手段105は、通信装置2又はその他の通信装置との通信を確立する手段である。通信確立手段105は、認証等のネゴシエーションを行う。通信確立手段105は、例えば、物理量検出手段102等によって検出された物理量の変化が所定の条件を満たす場合に、通信を確立してもよい。
画面生成手段160は、表示手段191によって表示される様々な画面を生成する。画面生成手段160は、例えば、機能画面生成手段161又は候補画面生成手段162を有する。機能画面生成手段161は、通信装置2が有する機能に係る情報を表示する画面を生成する。通信装置2が有する機能とは、例えば、メールの送受信、ファクシミリ通信、又は、画像形成等である。これらの機能の一覧を表示することにより、操作者がその機能を選択することができる。
候補画面生成手段162は、通信を行う相手の通信装置が複数ある場合に、データの送受信を行う通信装置の候補の一覧を表示する画面を生成する手段である。候補画面生成手段162は、例えば、候補の通信装置をリストによって表示する画面を生成してもよい。候補画面162は、また例えば、候補の通信装置の位置に係る情報がある場合には、その情報に基づき、通信装置1との相対位置を図示する画面を生成してもよい。
機能選択手段171は、通信装置2が有する機能の中から、実行させる機能を選択する手段である。機能選択手段171は、操作者によって入力手段192から入力された機能を選択してもよい。機能選択手段171は、また例えば、操作者が入力手段192から入力等した情報を解析することにより、機能を選択してもよい。情報を解析するとは、例えば、入力された文字列に「@」が含まれる場合には、その文字列をメールの送信先として、メール送信機能を選択する。また例えば、入力された文字列が10桁程度の数字の場合には、その数字を送信先のファクシミリ番号として、ファクシミリ送信機能を選択する。
候補情報取得手段172は、通信を行う相手の通信装置の候補が複数ある場合に、それらの通信装置の候補に係る情報を取得する手段である。候補情報取得手段172は、例えば、通信装置の識別情報、通信装置が有する機能、又は、通信装置の位置情報等を取得する。候補情報取得手段172は、例えば、通信装置の候補との通信により、それらの情報を取得してもよく、また例えば、通信装置に係る情報が格納されたサーバ等からそれらの情報を取得してもよい。
対向角検出手段181は、通信を行う相手の通信装置の候補が複数の場合に、それらの通信装置毎に通信装置1との対向角を測定する手段である。対向角検出手段181は、例えば、地磁気センサ等によって構成される。
測距手段182は、通信を行う相手の通信装置との距離を測定する手段である。測距手段182は、例えば、通信を行う相手の通信装置と、所定の信号を送受信することにより、距離の測定を行う。測距手段182は、例えば、W−USB(Wireless USB)の通信手段として構成されてもよく、その場合には、通信手段101と一の手段として構成されてもよい。
なお、対向角検出手段181、又は、測距手段182は、物理量検出手段102として、通信方向を決定するための移動による物理量を検出するのに用いられる構成であってもよい。
表示手段191は、通信装置1の状態や通信装置1が処理するデータ等の表示を行う。入力手段192は、操作者が通信装置1に対する指示等を入力する手段である。
通信装置2は、通信装置1とデータの送受信を行う装置であって、通信手段201を有する。通信装置2は、さらに、物理量検出子機手段202、通信確立手段205、画面生成手段260、機能実現手段270、対向角検出手段281、測距手段282、表示手段291、又は、入力手段292を有してもよい。
通信手段201は、通信装置1との通信を行う手段である。通信手段201は、有線又は無線の通信を行う。
物理量検出子機手段202は、通信装置1が、自装置の移動による物理量の変化を検出する際に、物理量検出手段101と協働して物理量の変化を検出するための手段である。物理量検出子機手段202は、例えば、物理量として距離を検出する場合には、所定の信号を物理量検出手段101と送受信する。これにより、物理量検出手段101が、通信装置1と通信装置2との間の距離を検出することができる。
物理量検出子機手段202は、また例えば、物理量検出手段101が撮像手段である場合に、所定のイメージを有する媒体等であってもよい。その場合には、物理量検出手段101は、そのイメージを撮像して取得するイメージと、予め保持されている所定のイメージに係る情報とに基づいて、通信装置1と通信装置2との間の距離を検出する。なお、所定のイメージに係る情報は、例えば、通信装置1が有する図示しない記憶装置等に保持されていてもよい。
通信確立手段205は、通信装置1又はその他の通信装置との通信を確立する手段である。通信確立手段105は、認証等のネゴシエーションを行う。通信確立手段205は、例えば、物理量検出手段202等によって検出された物理量の変化が所定の条件を満たす場合に、通信を確立してもよい。
画面生成手段260は、表示手段291に表示される画面を生成する手段である。画面生成手段260は、例えば、通信装置2が有する図示しない記憶手段から読み出された画像を表示する画面を生成する。画面生成手段260は、また例えば、通信装置2が有する機能を表示する画面を生成する。
機能実現手段270は、通信装置2が有する機能を実現する手段である。通信装置2が有する機能とは、例えば、メールの送受信、ファクシミリ通信、又は、画像形成等である。機能実現手段270は、例えば、メール送受信手段273、ファクシミリ通信手段274、画像形成手段275を有する。
メール送受信手段273は、通信手段201等を介してメールサーバに接続することにより、メールの送受信を行う。ファクシミリ通信手段274は、ファクシミリの受信又は送信を行う。画像形成手段275は、媒体上に画像を形成して出力する。
対向角検出手段281は、通信装置1が有する対向角検出手段181と協働して、通信装置1と通信装置2との対向角を検出するための手段である。対向角検出手段281は、例えば、地磁気センサとして構成される。
測距手段282は、通信を行う相手の通信装置との距離を測定する手段である。測距手段282は、例えば、通信を行う相手の通信装置と、所定の信号を送受信することにより、距離の測定を行う。測距手段282は、例えば、W−USB(Wireless USB)の通信手段として構成されてもよく、その場合には、通信手段201と一の手段として構成されてもよい。
表示手段291は、通信装置2の状態又は通信装置2が処理するデータ等のイメージを表示する手段であり、入力手段292は、操作者が通信装置2に対して指示等を入力するための手段である。なお、表示手段291と入力手段292とは、例えば、タッチパネル等の構成を有することにより、一のデバイスとして構成されてもよい。
(距離の変化に基づき通信方向を決定する通信システムを説明する図)
図3は、通信装置1と通信装置2との距離の変化を検出することにより、通信方向を決定する通信システムを説明する図である。図3では、例えば、画像を表示する機能がある二つの通信装置1及び通信装置2を用いる構成を示しているが、本発明の一実施の形態に係る通信システムは、これらの通信装置に限らず、例えば、画像表示手段が付いている通信装置であっても良い。例えば、液晶操作パネルの付いている複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、複合機であっても構わない。なお、複合機とは、複写、プリンタ、ファクシミリ、メーラー、又は、サーバ等の機能が複合した装置である。
図3は、通信装置1と通信装置2との距離の変化を検出することにより、通信方向を決定する通信システムを説明する図である。図3では、例えば、画像を表示する機能がある二つの通信装置1及び通信装置2を用いる構成を示しているが、本発明の一実施の形態に係る通信システムは、これらの通信装置に限らず、例えば、画像表示手段が付いている通信装置であっても良い。例えば、液晶操作パネルの付いている複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、複合機であっても構わない。なお、複合機とは、複写、プリンタ、ファクシミリ、メーラー、又は、サーバ等の機能が複合した装置である。
図3では、通信装置1及び通信装置2は、それぞれ、距離検出手段を有し、通信装置1の移動にともなう物理量の変化として、2つの通信装置間の距離を検出できる。距離検出手段は、例えば、空中超音波の受発信素子を用いて空中音波の伝播時間を計測して行う方法や赤外線とPSD(Position Sensing Detector)を設けて対象機器の特定部位に照射した赤外光がPSDに戻ってくる際の出力電圧を計測して行う方法等を用いる。
空中音波の伝播時間を計測して行う方法としては、例えば、各機器に超音波の送信、受信素子を1組設け、通信装置1の送信素子で特定の周波数の超音波を送信するとともにタイマーによる時間計測を開始し、通信装置2の受信素子で受信が検出されたと同時に通信装置2の送信素子で特定の周波数の超音波を返信し、通信装置1の受信素子に戻ってきた信号が検出されたら前記タイマーによる時間計測を終了し、これを伝播時間とする。この伝播時間から超音波の一般的な特性(伝播速度)を示す式V(m/s)=331.5+0.60714t(t:温度(℃))を用いて距離に換算する。なお、送信素子と受信素子とは、送信及び受信の両方の機能を有する一の素子として構成されてもよい。
距離検出手段を設ける位置は各機器の使用形態、設置形態に応じて決める。例えば、通信装置2が、大画面ディスプレイを有する据え置き型の画像表示装置あるいは掲示板のような形態を有する場合には、操作者は、画像表示手段に向かう位置でその機能を利用することが多い。したがって、距離検出手段202aは画像表示手段の表示面のある側に設けるのが好ましい。
一方、通信装置1が、液晶ディスプレイ等の画像表示手段を有する個人用の携帯情報端末PDA(Personal Digital Assistant)や電子ペーパの形態を有する場合には、操作者はその装置を携帯し、画像表示手段により画像を閲覧して用いることが多い。したがって、距離検出対象の機器との通信を行う際も画像表示手段を見ながら操作することが多いので、画像表示面とは反対の側面に距離検出手段102aを設けるのが好ましい。
なお、電子ペーパとは、液晶ディスプレイに代わる画像表示装置として、電気泳動方式、エレクトロクロミック方式、サーマル方式、2色粒子回転方式等の技術を用いたものが提案されており、液晶ディスプレイよりも通常の印刷物に近い視野角が得られ、さらに、消費電力が小さく、メモリ機能を有している等の特長から、携帯端末用の画像表示手段としても多く用いられるようになると期待されているものである。
また、電子ペーパに電子回路、センサを集積化することで、将来、電子ペーパと他の機器との連携をさせる機会も多くなることが予想される。このように、デバイスが小型化するにつれ、スイッチやタッチパネルの操作よりも、電子ペーパ自体を把持したジェスチャによる操作の方が自然で直感的な操作感が得られるという効果が生じる。
なお、通信装置2が、ネットワークを介して通信装置1と接続され、それらが異なるロケーション、例えば、視覚的に離れた場所に存在している場合にも、通信装置1の移動による物理量の変化に基づいて、ネットワークを介して通信装置2に対する操作を行うような環境であっても構わない。
(距離の変化により通信方向を決定する処理の例の詳細な説明)
図4及び図5は、図3の通信システムにおける通信方向を決定する処理の例の詳細な説明の図である。なお、図4及び図5の例では、通信装置2の表示手段291によって表示される画面を閲覧できる作業領域で、通信装置1を使用している。これは、例えば、会議等の状況である。
図4及び図5は、図3の通信システムにおける通信方向を決定する処理の例の詳細な説明の図である。なお、図4及び図5の例では、通信装置2の表示手段291によって表示される画面を閲覧できる作業領域で、通信装置1を使用している。これは、例えば、会議等の状況である。
図4では、まず、通信装置1と通信装置2との間の通信を確立させる。通信装置1と通信装置2との間の通信は、例えば、無線又は有線の通信規格に準拠したものであり、無線の場合は、例えば、IEEE801.11、IEEE802.15.3a(UWB)、IEEE802.15.4(Zigbee)、又は、Bluetooth(登録商標)、Wireless USB等である。
通信装置1と通信装置2との間の通信が確立された状態で、操作者によって、通信装置1が有する入力手段192からモード選択スイッチが押下される。これにより、物理量を検出するモードが設定され、距離検出手段102aの動作が有効になり通信装置1と通信装置2との間の距離が検出されるようになる。
通信装置1と通信装置2との間の通信が確立された状態で、操作者によって、通信装置1が有する入力手段192からモード選択スイッチが押下される。これにより、物理量を検出するモードが設定され、距離検出手段102aの動作が有効になり通信装置1と通信装置2との間の距離が検出されるようになる。
なお、物理量を検出するモードの設定は、操作者がモードスイッチを操作する他に、通信装置1に加速度センサ等の動きを検出するセンサを設けることにより、そのセンサ信号により自動的にモードが選択されるようにしても良い。より詳細には、例えば、機器を把持している時の手ぶれが少なくなり、操作者が把持した状態で安定になったと見なされる状態を、加速度の波形から判断して自動的にモードが選択されるようにしても良い。
物理量を検出するモードが設定された状態で、操作者によって、図4に示すように、通信装置1が通信装置2に対して近づけられる。そして、距離検出手段によって検出される通信装置1と通信装置2との間の距離が、図4(a)に示すように第一の所定の値より小さくなった場合に、方向決定手段103が、通信装置1から通信装置2に対してデータを送信するものとして通信方向を決定する。通信手段101と通信手段201とは、この通信方向にしたがって、データ送信及びデータ受信を実行する。
図4の例では、通信装置1に表示されている画像が通信装置2に対して送信され、通信装置2が有する表示手段291に表示される場合を図示しているが、本発明の一実施の形態によって送受信されるデータは、画像データに限るものではない。例えば、Word(登録商標)等のテキストエディタのデータ、テキストデータ、又は、音声データであってもよい。
また、図4(b)のように、モード選択スイッチが押下されてから検出される距離データに対し、通信装置1が有する図示しないタイマーによる時間計測データを用いて時間微分して速度を算出し、その速度が第一の所定の値より小さくなった場合に、方向決定手段103が、通信装置1から通信装置2に対してデータ送信を行うことを決定してもよい。
図5は、図4とはデータの通信方向が逆になる場合、すなわち、通信装置2から通信装置1に対してデータが送信される場合を説明する図である。通信装置1と通信装置2との間の通信が確立された状態で、操作者によってモード選択スイッチが押下されることにより、物理量を検出するモードが設定され、距離検出手段102aの動作が有効になり距離計測が開始される。操作者が通信装置1を通信装置2から遠ざけることによる距離の変化が、図4(b)に示すように第二の所定の値より大きくなった場合に、方向決定手段103が、通信装置2から通信装置1に対してデータを送信するものとして通信方向を決定する。通信手段101と通信手段102とは、この通信方向にしたがってデータ送信及びデータ受信を実行する。
図5の例では、通信装置2に表示されている画像が通信装置1に対して送信され、通信装置1が有する表示手段190に表示される場合を図示しているが、本発明の一実施の形態によって送受信されるデータは、画像データに限るものではなく、文書、音声等を含む各種のデータであってもよい。
また、図5(b)のように、モード選択スイッチが押下されてから検出される距離データに対し、通信装置1が有する図示しないタイマーによる時間計測データを用いて時間微分して速度を算出し、その速度が所定の値より大きくなった場合に、方向決定手段103が、通信装置2から通信装置1に対してデータ送信を行うことを決定してもよい。
(距離の変化により通信方向を決定する処理の例のフロー図)
図6及び図7は、通信装置1と通信装置2との間の距離の変化により通信方向を決定する処理の例のフロー図であって、図6は、距離をパラメータとして用いる場合の例、図7は、距離の変化に基づく速度をパラメータとして用いる場合の例である。
図6及び図7は、通信装置1と通信装置2との間の距離の変化により通信方向を決定する処理の例のフロー図であって、図6は、距離をパラメータとして用いる場合の例、図7は、距離の変化に基づく速度をパラメータとして用いる場合の例である。
図6のステップS101では、操作者が入力手段192から入力等することにより、通信相手の装置が選択される。通信相手の通信装置は、例えば、IPアドレス、MACアドレス等の機器毎に固有の識別情報により識別され、それらの識別情報が入力されることに基づき、選択されてもよい。
ステップS101に続いてステップS102に進み、選択された通信装置2と通信装置1との間の通信が、通信確立手段105及び通信確立手段205によって確立され、通信手段101と通信手段201との間の通信が行われるようになる。
ステップS102に続いてステップS103に進む。ステップS103では、データの送受信が終了しているか否かが判断される。データの送受信が終了している場合には、通信手段101と通信手段201とが通信を終了する処理を実行し、データの送受信が終了していない場合には、ステップS104に進む。
ステップS103に続くステップS104では、モード選択手段104が、操作者によってモード選択スイッチが押下等されることにより、データ送受信モードが選択されたか否かを判断する。データ送受信モードが選択された場合には、ステップS105に進み、データ送受信モードが選択されない場合には、ステップS103に戻って処理を繰り返す。なお、データ送受信モードの選択に代えて、物理量である距離の変化を検出するモードが選択されてもよい。
ステップS104に続くステップS105では、モード選択手段104が、データ送受信モード又は物理量検出モードを設定することに基づき、距離検出手段102aが、その動作を有効にする。ステップS105に続いてステップS106に進み、物理量検出手段である距離検出手段102aが、通信装置2が有する物理量検出子機手段である距離検出手段202aにより、通信装置1と通信装置2との間の距離を測定する。この測定は所定の時間続けられる。
ステップS106に続いてステップS107に進み、方向決定手段103が、距離検出手段102aによって検出される距離が、所定の値であるRより大きくなったか否かを判断する。大きくなっている場合には、ステップS111に進み、そうではない場合には、ステップS108に進む。
ステップS107に続くステップS108では、方向決定手段103が、距離検出手段102aによって検出される距離が、所定の値であるSより小さくなったか否かを判断する。小さくなっている場合には、ステップS110に進み、そうではない場合には、ステップS109に進む。
ステップS108に続くステップS109では、モード選択手段104が、データ送受信モード又は物理量を検出するモードを終了するか否かを判断する。それらのモードを終了する場合には、終了に進み、そうではない場合には、ステップS107に戻って処理を繰り返す。なお、データ送受信モード又は物理量を検出するモードを終了するか否かの判断は、例えば、操作者によって入力手段192からそのモードの解除の指示が入力されたことに基づいてもよく、また例えば、そのモードの選択が指示されてから所定の時間を経過したことに基づいてもよい。
ステップS107に続くステップS111では、方向決定手段103によって決定された通信方向にしたがい、通信装置2から通信装置1に対してデータが送信される。一方、ステップS108に続くステップS110では、方向決定手段103によって決定された通信方向にしたがい、通信装置1から通信装置2に対してデータが送信される。
以上の処理により、通信装置1と通信装置2との間の通信方向が、通信装置1と通信装置2との間の距離の変化に基づいて決定され、データの送受信が行われる。
図7は、図6において検出された距離に基づき、速度を算出して通信方向を決定する処理の例のフロー図である。図7のステップS201からステップS206の処理は、図6のステップS101からステップS106の処理と同一であるので、ここでは説明を省略する。
ステップS207では、物理量検出手段である距離検出手段102aによって検出された距離に対し、図示しないタイマー等の時間計測手段による時間データを用いて、時間方向の微分を行うことにより、通信装置1の移動の速度を算出する。
ステップS207に続くステップS208では、方向決定手段103が、ステップS207で算出された速度が、所定の値VRより大きいか否かを判断する。所定の値VRより大きい場合には、ステップS212に進み、そうではない場合には、ステップS209に進む。
ステップS208に続くステップS209では、方向決定手段103が、ステップS207で算出された速度が、所定の値VSより小さいか否かを判断する。所定の値VSより小さい場合には、ステップS211に進み、そうではない場合には、ステップS210に進む。
ステップS210からステップS212の処理は、図6のステップS109からステップS111の処理と同一であるので、ここでは説明を省略する。
以上の処理により、通信装置1と通信装置2との間の通信方向が、通信装置1の通信装置2に対する移動の速度に基づいて決定され、データの送受信が行われる。
実施例1の通信システム、通信方法、又は、通信装置等によれば、異なる通信装置の間の通信において、操作者によって一方の通信装置が動かされることに基づいて、通信方向を決定しデータの送受信を行うことで、操作者の動作から意図するコマンドを容易に取得して実行することができ、また、操作者は自然で直感的な操作感を得ることができる。
(角度の変化に基づき通信方向を決定する通信システムを説明する図)
図8から図10は、角度又は角速度の変化に基づき、通信方向を決定する通信システムを説明する図である。図8は、本発明の一実施の形態に係る通信システムの構成の例である。図8の通信システムは、通信装置1及び通信装置2を有する。
図8から図10は、角度又は角速度の変化に基づき、通信方向を決定する通信システムを説明する図である。図8は、本発明の一実施の形態に係る通信システムの構成の例である。図8の通信システムは、通信装置1及び通信装置2を有する。
図8の通信装置1は、角速度検出手段102bを有する。角速度検出手段102bは、通信装置1が、矢印r1の方向に回転された際の角速度を検出するように、通信装置1に設けられている。角速度検出手段102bは、例えば、ビデオカメラ、デジタルカメラ等の手ぶれ補正の為の手ぶれ検出用に使われている安価な圧電振動式のジャイロでもよい。ジャイロは、例えば、通信装置1の内部の回路基板に実装される。
図8では、角速度検出手段102bの検出軸が、図面と垂直方向になっている。そこで、通信装置1を矢印r1の方向に対して、通信装置1の中心を軸にして回転させた場合には図8(a)の角速度波形が得られる。さらに、図8(a)の角速度を積分演算することで図8(b)の角度を求めることができる。
角速度検出手段102bによる角速度検出は、通信装置1が有するモード選択スイッチを押した時点から開始されてもよく、その場合には、積分演算も同時刻から行う。
さらに、取得される角速度データはACカップリングを行い低周波の変動を少なくしてもよい。また、積分演算には様々なノイズに起因するドリフトにより徐々に角度が変動する誤差が発生するので、ジェスチャによる角度変化の周波数よりも低い周波数成分を除去するようにHPF(High Pass Filter)を通過させてもよい。また例えば、ドリフトを定期的にリセットする処理を実行することにより、さらに誤差を縮小することができる。
通信装置1及び通信装置2の間の通信が確立されている状態で、操作者によって通信装置1に設けられているモード選択スイッチが押下されることにより、モード選択手段104が、データの送受信モードを選択する。
データの送受信モードが選択された後、角速度検出手段102bによる角速度検出が有効化され、方向決定手段103が、角速度検出手段102bの出力である角速度のモニタリングを開始し、出力される角速度が所定の値を超えるか否かの判断を行う。
方向決定手段103は、角速度が所定の値を超えた場合に、通信装置1から通信装置2へのデータ送信が指示されたと判断し、通信手段101によってデータの送信が実行される。図8では、通信装置1の表示手段191に表示されている画像データが、通信装置2に送信され表示手段291によって表示されている。なお、角速度に代えて角度を用いる場合にも、所定の値を設けて判断すれば良い。
図9は、通信装置1の回転方向が図8とは異なる場合の例である。図9において、通信装置1を、矢印r2の方向に対して、通信装置1の中心を軸にして回転させると、図9(a)に示す、負の方向の角速度を生じる。この角速度に基づき、方向決定手段103が、通信装置2から通信装置1へのデータ送信が指示されたと判断し、通信手段101によってデータの受信が実行される。
なお、通信方向の決定には、図9(a)の角速度を積分演算することにより求められる図9(b)の角度を用いてもよい。
(角速度の変化により通信方向を決定する処理の例のフロー図)
図10は、角速度の変化により通信方向を決定する処理の例のフロー図である。図10のステップS301からステップS304は、図6のステップS101からステップS104と同一の処理であるので、ここでは説明を省略する。
図10は、角速度の変化により通信方向を決定する処理の例のフロー図である。図10のステップS301からステップS304は、図6のステップS101からステップS104と同一の処理であるので、ここでは説明を省略する。
ステップS304に続くステップS305では、物理量検出手段である角速度検出手段102bが、その動作を有効にする。ステップS305に続いてステップS306に進み、物理量検出手段である角速度検出手段102bが、通信装置1の回転による角速度を検出する。この検出は、所定の時間続けられる。
ステップS306に続いてステップS307に進み、方向決定手段103が、角速度検出手段102bによって検出される角速度が、所定の値であるωRより大きくなったか否かを判断する。大きくなっている場合には、ステップS311に進み、そうではない場合には、ステップS308に進む。
ステップS307に続くステップS308では、方向決定手段103が、角速度検出手段102bによって検出される角速度が、所定の値であるωSより小さくなったか否かを判断する。小さくなっている場合には、ステップS310に進み、そうではない場合には、ステップS309に進む。
ステップS309からステップS311の処理は、図6のステップS109からステップS111の処理と同一であるので、ここでは説明を省略する。
本実施例の実施の形態によれば、一の通信装置が有する物理量検出手段によって、その通信装置の移動による物理量の変化を検出することができるので、通信システムの構成を簡略にすることができる。
(加速度の変化に基づき通信方向を決定する通信システムを説明する図)
図11及び図12は、加速度の変化に基づき通信方向を決定する通信システムを説明する図である。図11では、通信装置1に、物理量検出手段として加速度センサを設けている。加速度センサは、通信装置1が有する表示手段の表示面と垂直な方向を検出軸として設ける。これにより、表示面の垂直方向に加わる加速度の極性が検出できる。図11では表示手段の表示面の側をマイナス、表示面の裏側をプラス方向の極性としている。
図11及び図12は、加速度の変化に基づき通信方向を決定する通信システムを説明する図である。図11では、通信装置1に、物理量検出手段として加速度センサを設けている。加速度センサは、通信装置1が有する表示手段の表示面と垂直な方向を検出軸として設ける。これにより、表示面の垂直方向に加わる加速度の極性が検出できる。図11では表示手段の表示面の側をマイナス、表示面の裏側をプラス方向の極性としている。
加速度センサとしては、ピエゾ抵抗方式、静電容量方式、圧電方式等があり、いずれの方式でも構わないが、直流(DC)成分に感度が無く、重力加速度の影響を受け難い、圧電方式の加速度センサを用いることにより、操作者によるジェスチャの動きを検出する際に、処理が簡単になる。
図11において検出された振動成分に対し、閾値処理を行う。振動成分が第一の所定の値より大きくなった場合に、通信装置1から通信装置2に対するデータ送信が実行され、第二の所定の値より小さくなった場合には、通信装置1から通信装置2にデータ送信が実行される。
図12は、図11の通信システムにおいて、加速度の変化に基づいて、通信方向を決定する処理の例のフロー図である。図12は、図10における加速度検出手段102bを「角速度検出手段」、図10において検出される物理量である「角速度」を「加速度」とする他は、同一の処理であるので、ここでは説明を省略する。
本実施例の実施の形態によれば、実施例2と同様に、一の通信装置が有する物理量検出手段によって、その通信装置の移動による物理量の変化を検出することができるので、通信システムの構成を簡略にすることができる。
(通信装置が有する機能を選択する処理の例)
図13及び図14は、通信装置2が有する機能を選択して実行する処理の例を説明する図である。図13において、通信装置1及び通信装置2が有する物理量検出手段は、距離、速度、角速度、又は、加速度等の何れを検出する手段であってもよい。
図13及び図14は、通信装置2が有する機能を選択して実行する処理の例を説明する図である。図13において、通信装置1及び通信装置2が有する物理量検出手段は、距離、速度、角速度、又は、加速度等の何れを検出する手段であってもよい。
図13及び図14では、通信装置2が有する表示手段291は、入力手段292と一のデバイスであるタッチパネルとして構成され、タッチパネルに操作者が指又はペン等で触れることにより、画面上のその位置を指定することができる。
図13では、操作者が表示手段291dに触れた位置の座標(Xa, Ya)を、図示しない座標指示手段が取得する。さらに、座標(Xa, Ya)を基準とした位置に通信装置2が有する機能等に係る情報が表示されるようにする。図13では、「データ受信」「データコピー」「データ表示」等のメニューが表示されている。
なお、図13では、操作者が通信装置2が有する表示手段291に触れることに基づいて、触れた位置を基準として表示が行われているが、本発明の一実施の形態は、この例に限らない。例えば、操作者が、通信装置1を所定の動作によって移動させることにより、通信装置1が有する物理量検出手段102がその移動に基づく物理量の変化を検出し、その変化に対応する指示を通信装置2に対して送信することにより、通信装置2が有する機能等が表示されるように構成されてもよい。
なお、表示される位置は、図13に示すように、座標値(Xa, Ya)を左上の頂点とした長方形の領域にメニューが表示されるようにする他に、例えば、長方形の領域の右上、左下、右下、各辺の中点等いずれのものでも良い。また、メニューの表示領域の形状も長方形に限定されるものではない。
また、指示された座標に基づいて通信装置2が有する機能に係る情報の表示位置を決定する他に、予め表示位置と表示の大きさとを決めておき、タッチパネルへの操作が検出された場合に、決められた表示位置と表示の大きさとにより、メニューが表示されるようにしてもよい。
図14は、通信装置2が有する複数の機能を表示させ、さらに、その機能の中から一の機能を選択して実行する処理の例のフローである。
図14のステップS501では、通信装置1と通信装置2との間の通信が、通信確立手段105と通信確立手段205とによって確立される。ステップS501に続いてステップS502に進み、通信装置2が有する図示しない座標検出手段による座標の検出処理が有効化される。これにより、表示手段291がタッチパネルの構成を有する場合に、操作者がタッチパネルに触れた位置の座標を検出することができる。なお、本発明の一実施の形態に係る通信装置では、表示手段291がタッチパネルの構成を有していなくてもよい。例えば、表示手段291とは異なる入力手段292により、表示手段291の画面の位置が指定される構成であってもよい。
ステップS502に続いてステップS503に進み、座標検出手段が、操作者によって表示位置の指定が行われたか否かを判断する。すなわち、タッチパネルの場合には、タッチパネルに触れられる動作が行われたか否かを判断する。また、マウス等のポインティングデバイスの場合には、そのデバイスからの入力が行われたか否かを判断する。表示位置の指定が行われた場合には、ステップS504に進み、行われていない場合には、ステップS515に進む。
ステップS503に続くステップS504では、座標検出手段が、ステップS503で操作者によって入力された表示位置を指定する座標(Xa,Ya)を取得する。ステップS504に続いてステップS505に進み、画面生成手段260が、通信装置2が有する機能に係る情報の画面を生成し、表示手段291がその画面を表示する。
ステップS505に続いてステップS506に進み、ステップS505で表示された通信装置2が有する機能に係る情報の画面に基づいて、操作者による選択の入力が行われたか否かを判断する。入力が行われている場合には、ステップS507に進み、入力がおこなわれていない場合には、ステップS505に戻って処理を繰り返す。
ステップS506に続くステップS507では、操作者によって、タッチパネルから、通信装置2が有する機能のうち「データコピー」の選択と、さらに、コピー先のフォルダとして「フォルダB」の選択が入力される。
ステップS507に続くステップS508では、データの送受信が終了しているか否かが判断される。データの送受信が終了している場合には、通信手段101と通信手段201とが通信を終了する処理を実行し、データの送受信が終了していない場合には、ステップS509に進む。
ステップS508に続くステップS509では、モード選択手段104が、操作者によってモード選択スイッチが押下等されることにより、データ送受信モードが選択されたか否かを判断する。データ送受信モードが選択された場合には、ステップS510に進み、データ送受信モードが選択されない場合には、ステップS508に戻って処理を繰り返す。なお、データ送受信モードの選択に代えて、物理量である距離の変化を検出するモードが選択されてもよい。
ステップS509に続くステップS510では、モード選択手段104が、データ送受信モード又は物理量検出モードを設定することに基づき、物理量検出手段102が、その動作を有効にする。なお、図14では、物理量検出手段として角速度検出手段102bを例にして説明する。ステップS510に続いてステップS511に進み、物理量検出手段である角速度検出手段102bが、通信装置1の回転による角速度を検出する。この検出は、所定の時間続けられる。
ステップS511に続いてステップS512に進み、方向決定手段103が、角速度検出手段102bによって検出される角速度が、所定の値であるωSより小さくなったか否かを判断する。小さくなっている場合には、ステップS514に進み、そうではない場合には、ステップS513に進む。
ステップS512に続くステップS513では、モード選択手段104が、データ送受信モード又は物理量を検出するモードを終了するか否かを判断する。それらのモードを終了する場合には、終了に進み、そうではない場合には、ステップS513に戻って処理を繰り返す。なお、データ送受信モード又は物理量を検出するモードを終了するか否かの判断は、例えば、操作者によって入力手段192からそのモードの解除の指示が入力されたことに基づいてもよく、また例えば、そのモードの選択が指示されてから所定の時間を経過したことに基づいてもよい。
なお、図14の例では、ステップS507において、通信方向が操作者によって選択されている。したがって、ステップS511からステップS513の処理では、角速度が所定の値ωSより小さくなったか否かの判断を行い、角速度が所定の値ωRより大きくなったか否かの判断は行われない。
ステップS512に続くステップS514では、通信装置1から通信装置2に対してデータが送信され、そのデータは、通信装置2が有する「フォルダB」に格納される。
以上の処理により、通信装置1から通信装置2に対して、操作者によって選択されたデータの送信が行われ、そのデータが選択されたフォルダに格納される。
なお、図13及び図14の例では、ファイル転送に係る実施の形態を説明したが、本発明の実施の形態はこの例に限らない。例えば、通信装置2が、画像形成機能を有する場合に、操作者によって、通信装置2が有する入力手段292から画像形成に係る条件が入力された後、通信装置1を通信装置2に対して近づける等の動作が行われることにより、通信装置1が保持するデータが、通信装置2の画像形成手段275から出力される構成であってもよい。
また、例えば、通信装置2がファクシミリ機能を有する場合には、入力手段292からファクシミリ番号が入力された後に、操作者が通信装置1を近づけることに基づいて、通信装置1が保持するデータが、通信装置2に対して送信され、さらに、ファクシミリ通信によって送信される構成でもよい。
なお、図13及び図14の例では、通信装置2が有する機能に係る情報を表示する画面は、通信装置2が有する表示手段291によって表示されたが、本発明の一実施の形態はこの例に限らない。通信装置2が有する機能に係る情報が、通信装置1に対して送信されることに基づき、通信装置1が有する表示手段191によって表示される構成でもよい。この場合には、操作者は、通信装置1が有する入力手段192によって機能の選択を行う。これにより、操作者が操作する装置が一の通信装置だけでよいため、操作者にとって好適な操作環境を提供することができる。
本実施例の実施の形態によれば、通信装置1の移動による物理量の変化を検出することに基づいて、通信装置2が有する機能を実行させる指示を取得し、通信装置2に対してその指示を送信することができる。これにより、データの通信方向の指示だけでなく、データを送信又は受信した後に実行したい処理を指示することができ、操作者の意図にしたがうジョブを、操作者の動作に基づいて実現することができる。
(異なる複数の通信装置との距離に基づいて通信を行う通信装置を決定する処理)
図15は、異なる通信装置との距離に基づいて、通信を行う通信装置を決定する処理の例を説明する図である。図15では、通信装置1と通信を行う候補として、通信装置21から23が例示されている。通信装置21から23は、通信装置1との通信が可能な装置である。
図15は、異なる通信装置との距離に基づいて、通信を行う通信装置を決定する処理の例を説明する図である。図15では、通信装置1と通信を行う候補として、通信装置21から23が例示されている。通信装置21から23は、通信装置1との通信が可能な装置である。
通信装置1は、測距手段182により、通信装置21から23と通信装置1との距離を取得する。図15では、距離LA1からLA3が取得されている。そこで、距離が最も短いLA2に位置する通信装置22を、通信を行う相手の通信装置として選択し、通信確立手段105によって通信を確立する。
なお、通信装置1と通信装置21から23との距離計測は、全てを同時に行ってもよく、また、順次行ってもよい。例えば、空中超音波等の単一の物理媒体を用いた測距手段により同時に距離計測を実行する場合には、混信等の不安定要因を生じて距離計測がうまく行かない場合がある。そのような場合には、例えば、各機器間で異なる物理媒体を用いることで補正することができる。
異なる物理媒体を用いるとは、例えば、空中超音波、光等を組み合わせることである。したがって、各機器で異なる物理媒体を用いる必要が生じ、複数のセンサやトランスデューサを設けなくてはならなくなり、構成が複雑になる。その一方、短時間で要望の機器との通信の確立が可能になるという長所もある。
一方、順次に距離計測を行う構成では、同一の媒体を時系列に使用することで距離計測を行うため、単純な構成になるが、計測時間がかかる。このように、同時に距離計測を行う場合と順次、距離計測を行う場合とでは、それぞれ一長一短があるので、システムの要求仕様を考慮して設計する必要がある。
また、各機器の識別は距離検出の際に送受信する超音波や光の信号に各機器の識別情報を変調して重畳させる方法等を用いる。また、別途、電波や光学手段等のデータ送信手段によって送信してもよい。これにより、操作者が通信したい機器を近づけることで通信が確立されるのでより、操作者にとって自然な操作感が実現され、通信装置1は、操作者の意図する指示を取得することができる。
(異なる複数の通信装置との相対的な角度に基づいて通信を行う通信装置を決定する処理)
図16は、通信装置毎の相対的な角度に基づいて、通信を行う通信装置を決定する処理の例を説明する図である。図16の通信装置1は、対向角測定手段181を有し、通信装置24から26と、通信装置1との対向角を測定することに基づいて、通信相手の装置を決定する。対向角測定手段181は、地磁気センサ等の方位角を検出する手段であり、各通信装置24から26との相対的な角度を検出して、より対向状態に近い情報機器間での通信が確立する。
図16は、通信装置毎の相対的な角度に基づいて、通信を行う通信装置を決定する処理の例を説明する図である。図16の通信装置1は、対向角測定手段181を有し、通信装置24から26と、通信装置1との対向角を測定することに基づいて、通信相手の装置を決定する。対向角測定手段181は、地磁気センサ等の方位角を検出する手段であり、各通信装置24から26との相対的な角度を検出して、より対向状態に近い情報機器間での通信が確立する。
なお、対向角を測定する手段として、さらに、3軸加速度センサを通信装置1及び通信装置24から26に設け、各通信装置の設置方向から地磁気センサの信号を補正しても良い。また、通信装置の間の距離を検出する手段である、空中超音波センサ、レーザ変位センサ等を、当該通信装置の複数箇所において距離検出が行えるように、一の通信装置に複数の距離検出手段を設けて、各機器の相対的な角度を検出してもよい。
また、各通信装置の相対位置を検出する図示しない位置検出手段により検出した相対位置を、通信装置1の表示手段191により表示し、操作者が、表示された相対位置に基づいて、通信相手を選択することにより、通信が確立される構成でもよい。
位置検出手段は、厳密な位置が計測できる必要は無く、各情報機器の配置を検出できればよい。そこで、例えば通信装置24から26に、バーコード等のIDが形成された媒体を貼付しておき、通信装置1に撮像手段を設け、通信装置24から26が一枚の画像に含まれるように撮像し、その画像を、画像認識によって位置関係を検出してもよい。
位置検出手段は、また、例えば、複数の超音波センサを用いた三角測量により各機器の位置関係を検出するものであってもよい。
通信装置1が有する候補画面生成手段162により、取得された相対位置を表示する画面を生成し、図16(a)に示すように表示することで、操作者が、通信する相手となる通信装置を選択することが容易になる。操作者が行う選択は、タッチパネルやスイッチ等により入力されるように構成してもよい。
なお、図16(a)の画面は、通信装置1に対する通信装置24から26の相対位置に基づいて、実際の相対位置と略同一な相対位置として表示することにより、操作者にとってより好適な表示を行うことができる。
図16の構成により、操作者が、通信したい通信装置に対して通信装置1を対向させる動作を行うことにより、通信が確立される。
図15又は図16の構成によれば、通信相手の候補となる通信装置が複数の場合に、操作者にとって、通信を行う相手の通信装置を選択することが容易になり、さらに、通信装置1が、操作者の動作に基づく当該通信装置1と他の通信装置との距離等を測定することより、操作者の意図する通信相手を選択することが容易になる。
(コンピュータ等による実現)
なお、本発明の一実施の形態に係る通信装置は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)等で実現されるものである。以上に示した実施形態の動作処理は、CPUがROMやハードディスク装置等に記憶されたプログラムに従い、RAM等のメインメモリをワークエリアとして使用し、実行及び処理される。
なお、本発明の一実施の形態に係る通信装置は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)等で実現されるものである。以上に示した実施形態の動作処理は、CPUがROMやハードディスク装置等に記憶されたプログラムに従い、RAM等のメインメモリをワークエリアとして使用し、実行及び処理される。
以上、発明を実施するための最良の形態について説明を行ったが、本発明は、この最良の形態で述べた実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能である。
1、2 通信装置
101、201 通信手段
102 物理量検出手段
103 方向決定手段
104 モード選択手段
105、205 通信確立手段
160、260 画面生成手段
161 機能画面生成手段
162 候補画面生成手段
171 機能選択手段
172 候補情報取得手段
181、281 対向角検出手段
182、282 測距手段
191、291 表示手段
192、292 入力手段
202 物理量検出子機手段
270 機能実現手段
101、201 通信手段
102 物理量検出手段
103 方向決定手段
104 モード選択手段
105、205 通信確立手段
160、260 画面生成手段
161 機能画面生成手段
162 候補画面生成手段
171 機能選択手段
172 候補情報取得手段
181、281 対向角検出手段
182、282 測距手段
191、291 表示手段
192、292 入力手段
202 物理量検出子機手段
270 機能実現手段
Claims (13)
- 第一の通信装置と第二の通信装置とが通信を行う通信システムであって、
前記第一の通信装置は、
当該第一の通信装置の移動によって変化する物理量を検出する物理量検出手段と、
前記物理量検出手段によって検出された物理量の増加又は減少に対応して前記通信における通信方向を決定する方向決定手段と、
前記通信方向に基づき前記第二の通信装置との通信を行う通信手段と、
を有する通信システム。 - 前記第二の通信装置は、前記物理量検出手段に対応する物理量検出子機手段を有し、
前記物理量検出手段は、前記物理量検出子機手段と協働して物理量を検出する請求項1記載の通信システム。 - 前記方向決定手段は、前記物理量検出手段によって検出された物理量の変化が所定の値を超えた場合に、通信方向を決定する請求項1又は2記載の通信システム。
- 前記第一の通信装置は、
データの送受信を行うモードを選択するモード選択手段を有し、
前記方向決定手段は、前記データの送受信を行うモードが選択された場合に、物理量の変化に対応する通信方向を決定する請求項1又は2記載の通信システム。 - 前記第一の通信装置は、前記第二の通信装置との距離を測定する測距手段を有し、
異なる前記第二の通信装置の候補がある場合に、前記通信手段は、距離が最も短い前記第二の通信装置の候補との通信を行う請求項1ないし4何れか一項に記載の通信システム。 - 前記第一の通信装置は、前記第二の通信装置との対向角を測定する対向角測定手段を有し、
異なる複数の前記第二の通信装置の候補がある場合に、前記通信手段は、対向角が最も小さい前記第二の通信装置の候補との通信を行う請求項1ないし4何れか一項に記載の通信システム。 - 前記第一の通信装置は、
前記第二の通信装置が有する機能に係る情報を表示する画面を生成する画面生成手段と、
前記第二の通信装置が有する機能を選択する機能選択手段と、
を有し、
前記第二の通信装置は、
前記機能選択手段によって選択された機能により前記第一の通信装置から受信するデータを送信し、又は、前記機能選択手段によって選択された機能により受信したデータを前記第一の通信装置に送信する請求項1ないし6何れか一項に記載の通信システム。 - 前記第一の通信装置は、
前記第二の通信装置の候補に係る情報を取得する候補情報取得手段と、
前記第二の通信装置の候補に係る情報を表示する画面を生成する候補画面生成手段と
を有する請求項1ないし7何れか一項に記載の通信システム。 - 第一の通信装置と第二の通信装置とが通信を行う通信システムにおける通信方法であって、
前記第一の通信装置が、当該第一の通信装置の移動によって変化する物理量を検出する物理量検出ステップと、
前記第一の通信装置が、前記物理量検出ステップにおいて検出された物理量の増加又は減少に対応して前記通信における通信方向を決定する方向決定ステップと、
前記通信方向に基づき、前記第一の通信装置と前記第二の通信装置とが通信を行う通信ステップと
を有する通信方法。 - 前記方向決定ステップは、前記物理量検出ステップにおいて検出された物理量の変化が所定の値を超えた場合に、通信方向を決定する請求項9記載の通信方法。
- 前記第一の通信装置が、データの送受信を行うモードを選択するモード選択ステップを有し、
前記方向決定ステップは、前記データの送受信を行うモードが選択された場合に、物理量の変化に対応する通信方向を決定する請求項9又は10記載の通信方法。 - 他の通信装置と通信を行う通信装置であって、
当該通信装置の移動によって変化する物理量を検出する物理量検出手段と、
前記物理量検出手段によって検出された物理量の増加又は減少に対応して前記通信における通信方向を決定する方向決定手段と、
前記通信方向に基づき前記他の通信装置との通信を行う通信手段と、
を有する通信装置。 - 前記方向決定手段は、通信方向を、
前記物理量の変化が、当該通信装置と他の通信装置との距離が近づくことを示す場合には送信方向とし、
前記物理量の変化が、当該通信装置と他の通信装置との距離が遠ざかることを示す場合には受信方向とする請求項12記載の通信装置。
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