JP4390582B2 - 電子スタイラス及びスタイラスの先端の位置を判定する方法 - Google Patents

電子スタイラス及びスタイラスの先端の位置を判定する方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子スタイラス及びスタイラスの先端の位置を判定する方法に関し、より詳細には、電子スタイラスの使用中に電子スタイラスの先端の位置を正確に突き止めて記録するための、電子スタイラス及び電子スタイラスシステム並びにスタイラスの先端の位置を判定する方法に関する。
ラップトップコンピュータは、デスクトップコンピュータが利用不可能であるか実用的ではない場所で移動または仕事をしなければならない人々が使用するためのものとして、ますます普及しつつある。今日のラップトップは、多くのデスクトップと同じほど強力かつ機能豊富であることが多い。例えば、今や多くのラップトップには、大型の表示装置およびフルサイズのキーボードが装備されるようになっている。ラップトップコンピュータは、適切な状況では非常に有用だが、離れた場所やスペースの限られた場所で使用するには大きすぎ、かつ/または重すぎることが多い。さらに、ラップトップコンピュータの電池寿命は通常は約2〜4時間にすぎず、このことがリモート位置でのラップトップコンピュータの有用性をさらに制限している。最後に、データ入力しか必要とされない状況では、ラップトップコンピュータでは単に行き過ぎである場合がある。
移動データ入力のためのラップトップコンピュータに対する代替の1つは、携帯情報端末(PDA)である。データ入力にコンピュータキーボードを使用するラップトップとは異なり、PDAでは一般にスタイラスを採用し、スタイラスを使用してPDAの画面上に筆記する。次いで筆記は取り込まれ、PDA中の手書き認識ソフトウェアを使用して処理される。残念ながら、ほとんどのPDAの画面は比較的小さく、したがって、一度に入力および閲覧できるテキストまたはデータの量は限られている。さらに、多くのPDAでは、ユーザが手書きテキストを入力する際に特別な文字体系を学習して利用する必要がある。
移動データ入力のためのラップトップとPDAの両方に対する最近の代替は、いわゆるペンベースのテキスト入力システム、すなわちデジタルペンである。デジタルペンは通常、ユーザが一綴りの紙の上に筆記または描画することを可能にし、この筆記または描画をペン内のメモリに、またはPDAなど付属デバイス内のメモリに取り込む。この場合、筆記または描画は、後で手書き認識などの処理のために従来型のコンピュータに転送することができる。
デジタルペンがテキストまたは筆記を取り込む方法にはいくつかある。このような方法の1つは、ペン内に位置する小さなカメラを使用して、テキストまたはデータが筆記されているときにそれらを取り込むものである。これらの「カメラベース」のペンでは、一連の微小なドットが紙全体に間隔を空けて配置された特殊用紙を使用する必要がある。ユーザが紙の上にペンで筆記するのに伴って、ペンの先端付近にある小さなカメラがドットパターンの画像を取り込む。次いで、ペン内のプロセッサが、取り込まれた画像を使用して、画像が取り込まれた瞬間にペンの点がページ上のどこにあったかを数学的に判定する。画像から画像へのドットパターンの変化を調べることにより、ペンは、ペン先端があった位置の仮想軌跡を生み出す。このデータから、ペンが紙全体にわたって取った経路の記録を生成することができる。
残念ながら、これらの「カメラベース」のデジタルペンには、いくつかの欠点がある。これらの欠点のうちで最も顕著なものは、ペンが機能するために特殊な「ドット付き」用紙を使用しなければならないことである。この特殊用紙は、標準的な紙よりも高価である。さらに、この特殊用紙はしばしば入手困難である。したがって、カメラベースのデジタルペンを実際的に使用するには、この特殊用紙を常に携帯していなければならない。
これらのカメラベースのデジタルペンに対する代替の1つは、超音波タイプのデジタルペンである。現在の超音波タイプのデジタルペンは、単一の超音波送信機をペン内で使用し、この超音波送信機は、通常は一綴りの紙に留められているか取り付けられている超音波受信機ユニットに、超音波信号を送信する。超音波受信機ユニットは通常、ペンから送信された信号を受信するための2つの超音波受信機を備える。単純な二次元の三角測量技法を用いて、1枚の紙などの二次元平面上におけるペン先端の位置を判定することができる。
残念ながら、これらの超音波タイプのデジタルペンは、筆記中および描画中のペン先端の正確な位置を判定する際にあまり精度がよくない。このように精度を欠く主な理由は、ペン内の超音波送信機の位置に関係がある。超音波送信機のサイズおよびペンの寸法のため、超音波送信機は、ペン先端からいくらか離れた位置になければならない。このことは、ペンが紙に対して完全に垂直の向きに保持されているときは問題ではない。このように保持されていれば、送信機は、ペン先端の上で一直線に整列し、したがって二次元平面でペン先端と同じ位置に整列する。しかし、ペンが傾いているときは、送信機はもはやペン先端の上で一直線に整列しない。それどころか送信機は、二次元空間でペン先端からいくらか離れた位置にあることになる。受信機はペン先端の位置ではなく送信機の位置を記録するので、ペンが傾いているときには不正確な先端位置が記録されることになるが、ペンの傾きは筆記中に必然的に生じる。
尚、出願人が知っている先行技術として、記載すべき先行技術文献情報は特に見あたらない。
したがって、ペンベースの移動データ取込みシステムであって、送信機の位置ではなくペン先端の位置を正確に記録し、特殊用紙を使用する必要のないシステムが必要とされている。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、正確な電子スタイラスの先端位置の判定を可能とする、電子スタイラス及びスタイラスの先端の位置を判定する方法を提供することにある。
本明細書に、電子スタイラスの先端位置を正確に判定するための様々なシステムおよび方法の実施形態について述べる。一実施形態によれば、電子スタイラスシステムが、電子スタイラスおよびベース受信ユニットを備える。電子スタイラスは、複数の超音波送信機と、電磁送信機と、筆記先端とを備える。ベース受信機ユニットは、複数の超音波受信機と、電磁受信機とを備える。ベースユニットの超音波受信機は、電子スタイラスの超音波送信機から送信された信号を受信するように動作可能である。同様に、ベースユニットの電磁受信機は、スタイラスの電磁送信機から送信された信号を受信するように動作可能である。
別の実施形態は、所与の基準点に対する電子スタイラスの先端位置を突き止める方法に関する。この実施形態によれば、まず、所与の基準点に対して、電子スタイラス内の2つの超音波送信機の位置を判定する。次いで、判定した2つの超音波送信機の位置と電子スタイラスの様々な幾何形状とを使用して、所与の基準点に対する電子スタイラスの先端位置を判定する。
以上説明したように本発明によれば、ペンベースの移動データ取込みシステムにおいて、送信機の位置ではなくペン先端の位置を正確に記録できる。
以下、図面を参照して本発明を適用できる実施形態を詳細に説明する。理解しやすくするため、各図に共通の同一要素を示すのには同一の参照番号を可能な限り使用している。
以下の記述では、添付の特許請求の範囲に詳述する要素を組み込んだ電子スタイラスシステムおよび方法の具体的な実施形態について述べる。法定要件を満たすため、実施形態は詳細に述べる。ただし、この記述自体は、本特許の範囲を限定するものではない。そうではなく、特許請求する本発明を他の方式で実施して、この文書に述べる要素に類似する異なる要素または要素の組合せを他の現在または将来の技術と共に含めることもできると企図している。
一般に、述べられている実施形態は、従来の筆記用紙などの上でスタイラスを使用して筆記または描画が行われている間に、スタイラスの先端の位置を正確に取り込んで記録するためのシステムおよび方法に関する。本明細書に述べる様々な実施形態によれば、本明細書で電子スタイラスと呼ぶスタイラスは、少なくとも2つの超音波送信機および少なくとも1つの電磁送信機を備え、各送信機は、スタイラスが筆記および描画に使用されているときに信号を送信する。ベースユニットが少なくとも2つの超音波受信機および少なくとも1つの電磁受信機を備えており、次いでこのベースユニットを使用して、電子ペンから送信された超音波信号および電磁信号を受信する。これらの超音波信号および電磁信号を、ペン内の超音波送信機の間の固定された距離と、ベースユニット内の超音波受信機の間の固定された距離と、ペン内のスタイラス先端の位置と共に使用して、筆記または描画動作中のスタイラス先端の正確な位置を判定する。
次に、電子スタイラスの形状および使用に関係するシステムおよび方法、電子スタイラスシステム、およびこの使用方法について、添付の図面に示すいくつかの実施形態を参照しながら詳細に述べる。以下の記述では、これらの実施形態を十分に理解するために、多くの具体的な詳細を述べる。ただし、これらの実施形態は、これらの具体的な詳細のいくつかまたはすべてを含まなくてもよく、これらがなくても実施できることは、当業者には明らかであろう。他の場合では、これらの実施形態の記述を不必要に曖昧にしないために、周知の工程ステップや電気的または機械的システムについては詳細に述べない。
まず図1に目を向けると、本発明の一実施形態による例示的な電子スタイラスシステム100が示されている。電子スタイラスシステム100は、電子スタイラス102と、関連する電子スタイラスベースユニット104(ベースユニット)を備える。図示の電子スタイラスシステム100は、1枚または一綴りの紙などの筆記材料106と、テーブル上面やその他の硬い面などの筆記面108とを含む例示的な動作環境にある。
図1に示すように、電子スタイラス102は、スタイラス本体110と、スタイラス本体110の一方の端に位置する筆記先端またはスタイラス先端112とを備える。一実施形態では、電子スタイラス102は、インクまたは芯(黒鉛)を保持してスタイラス先端112から出すための機構114を備える。例えば、機構114は、スタイラス本体110内に配置されてスタイラス先端112に動作可能に接続されたインクカートリッジまたは芯ディスペンサを備えるものとすることができる。この実施形態では、次いでスタイラスおよびインク(芯)を従来方式で使用して、筆記材料106上に筆記または描画することができる。電子スタイラス102のこうした従来の使用法は、それだけで実施することもでき、あるいは後述するように超音波信号および/または電磁信号の送信と共に実施することもできる。他の実施形態では、スタイラス先端112は、インクも芯も出さず、単に筆記または描画のストロークを電子的に取り込むためのスタイラスとしてのみ機能することができる。例えば、この電子スタイラスは、タブレットPC(personal computer)またはPDAにおける電磁デジタイザの代わりとして使用することができる。
電子スタイラス102には、第1の超音波送信機118および第2の超音波送信機120も含まれる。超音波送信機118と120は両方とも、水平面と垂直面の両方で信号を送信する全方向タイプの超音波送信機であることが好ましい。超音波送信機118および120は、人間の耳の聴度限界である約20kHzよりも高い音波または信号を生成する。一実施形態では、超音波送信機118および120は、約30〜120kHzの間、より具体的には約80kHzの音波を送信する。超音波送信機から送信される音波は、様々なデータを含むか、または様々なデータがその中に符号化されたものとすることができる。例えば一実施形態では、一方または両方の超音波送信機118および/または120から送信される音波は、スタイラス識別番号など、超音波信号を送信している特定の電子スタイラスを識別するデータを含むか組み入れることになる。他の実施形態では、超音波送信機118および/または120から送信される音波は、他のタイプのデータを含むか組み入れることもできる。
図1に示すように、第1および第2の超音波送信機118および120は、相互から所定距離だけ離れてスタイラス本体110中に組み込まれているか保持されている。第1および第2の超音波送信機118および120とスタイラス先端112はすべて、スタイラス本体110中の単一の軸116に沿って整列または配向されていることが好ましい。スタイラス本体110には、電磁送信機122も組み込まれているか保持されている。
一実施形態では、電磁送信機122は、マイクロ波よりも高く可視スペクトルよりも低い周波数範囲を有する電磁波を送信するように動作可能な赤外線(IR)送信機である。明確にするために、電磁送信機122を、以下では電磁送信機122ではなくIR送信機122と呼ぶ。ただし、別法として電磁送信機122は、IRスペクトル以外の周波数範囲を有する波を送信するように動作可能な他のタイプの電磁送信機を構成してもよいことを理解されたい。IR送信機122から送信されるIR信号は、様々なデータを含むか、または様々なデータがその中に符号化されたものとすることができる。例えば一実施形態では、IR送信機122から送信される信号は、IR送信機識別番号など、IR信号を送信している特定の電子スタイラスを識別するデータを含むか組み入れることになる。さらに、後述するように、IR送信機122から送信される信号は、超音波送信機118と120のどちらが現在送信しているか、または送信しようとしているかを指定する情報を含むこともできる。他の実施形態では、IR送信機122から送信される信号は、その他のデータを含むか組み入れることもできる。
超音波送信機およびIR送信機に加えて、電子スタイラス102はまた、スタイラスインジケータランプ124および機能スイッチ126も備えることができ、これらは両方ともスタイラス本体110中に組み込まれているか保持されている。一実施形態では、スタイラスインジケータランプ124は、電子スタイラス102の低電力状態を示すように機能する可視LED(発光ダイオード)を備える。他の実施形態では、スタイラスインジケータランプ124は、電子スタイラス102のその他の動作機能または状態を示すこともできる。
一実施形態では、機能スイッチ126は、スタイラスのユーザが電子スタイラスシステム100の様々な動作機能を選択することのできる手段を提供する。例えば一実施形態では、機能スイッチ126は、スタイラス102のユーザが選択することのできる2つの動作状態を有する。この実施形態では、2つの状態は、スタイラスコントローラが機能スイッチからの信号を受信または検出することのない静止状態と、スタイラスコントローラが機能スイッチからの信号を受信または検出するインジケータ状態とを含むものとすることができる。例えばこの実施形態では、第2の状態を用いて、ページ変更など、ペンの動作における何らかの中断点または描写点を示すことができる。コントローラはこの場合、機能スイッチの状態が符号化された信号をIR送信機122から送信させるように動作可能とすることができる。
前述のように、電子スタイラス102を従来方式で使用して、インクまたは芯(黒鉛)を用いて筆記材料上に筆記または描画することができる。また前述のように、本発明によれば、電子スタイラス102を使用して、第1の超音波送信機118、第2の超音波送信機120、およびIR送信機122を介して超音波信号およびIR信号をベースユニット104に送信することもできる。
次に図2に目を向けると、電子スタイラス102の様々な例示的な動作構成要素200が示されている。図2に示すように、また電子スタイラス102の一実施形態によれば、動作構成要素200は、スタイラスマイクロコントローラ202、第1の超音波ドライバモジュール204、第2の超音波ドライバモジュール206、IRドライバモジュール208、スタイラスインジケータランプドライバモジュール210、スタイラス先端接触スイッチ212、機能スイッチ126を含むことができる。図示のように、各ドライバモジュール204、206、208、210、ならびにスタイラス先端接触スイッチ212および機能スイッチ126は、マイクロコントローラ202に動作可能に接続されている。さらに、各ドライバモジュールは、関連する超音波送信機、IR送信機、またはインジケータランプにも接続されている。具体的には、第1の超音波ドライバモジュール204は第1の超音波送信機118に接続され、第2の超音波ドライバモジュール206は第2の超音波送信機120に接続され、IRドライバモジュール208はIR送信機122に接続され、スタイラスインジケータランプドライバモジュール210はスタイラスインジケータランプ124に接続されている。
動作時、各超音波ドライバモジュールは、スタイラスマイクロコントローラ202から信号を受け取って、それぞれに関連する超音波送信機を駆動する高振幅電気パルスを生成するように動作可能である。同様に、IRドライバモジュール208は、スタイラスマイクロコントローラ202から信号を受け取って、IR送信機122を駆動するための適切な信号を生成するように動作可能である。スタイラスインジケータランプドライバモジュール210は、スタイラスマイクロコントローラ202から信号を受け取って、スタイラスインジケータランプ124を駆動するための適切な信号を生成するように動作可能である。一実施形態では、スタイラスインジケータランプ124は可視LEDを備える。
スタイラス先端接触スイッチ212は、筆記材料106上でスタイラス102を使用して筆記または描画が行われているときなど、スタイラス先端112が硬い面と接触しているときを示すように動作可能である。スタイラス先端接触スイッチ212は、スタイラス先端112が硬い面と接触しているときにそれに力が加わるような形で、スタイラス本体110中に配置されている。例えば図1に示すように、一実施形態では、スタイラス先端接触スイッチ212は、スタイラス先端112を通してインクまたは芯を出す機構114の端部に配置されている。このようにして配置されると、スタイラス先端112が筆記材料106と接触しているとき、機構114を通してスタイラス先端接触スイッチ212に力が加わることになる。他の実施形態では、スタイラス先端接触スイッチ212は、スタイラス先端112が硬い面と接触しているときにスタイラス先端接触スイッチ212に力が加わることになる限り、スタイラス本体内の他の位置に配置してもよい。
指定の大きさの力がスタイラス先端接触スイッチ212に加わると、スタイラス先端接触スイッチ212は係合状態に入る。この係合状態では、スタイラス先端接触スイッチ212は、スタイラスの先端112が筆記材料としっかりと接触していることをマイクロコントローラ202に示す。理解されるように、この圧力スイッチは、係合状態を示す信号を生成してもよく、あるいはスイッチの中を電流が通るようにすることによって係合状態を示してもよい。スタイラス先端接触スイッチ212は、適したいくつかのスイッチタイプまたはセンサタイプとすることができる。例えば一実施形態では、スタイラス先端接触スイッチ212はゼロ運動抵抗スイッチ(zero-movement resistive switch)を構成し、これは当技術分野で圧力スイッチとも呼ばれる。別の実施形態では、接触スイッチ212はアナログまたはデジタル圧力センサを構成する。
理解されるように、スタイラスマイクロコントローラ202は、ソフトウェアおよび/またはファームウェアに組み込まれた命令に従って、それに接続された様々な構成要素を操作または制御する。より具体的には、マイクロコントローラ202を制御するソフトウェアおよび/またはファームウェアは、マイクロコントローラ202から第1の超音波ドライバモジュール204、第2の超音波ドライバモジュール206、IRドライバモジュール208、スタイラスインジケータランプドライバモジュール210に送信される信号の、タイミング、継続時間、タイプを決定する。同様に、ソフトウェアおよび/またはファームウェアは、スタイラス先端接触スイッチ212および機能スイッチ126から受け取った信号に対してマイクロコントローラ202がどのように応答するかを決定する。
一実施形態によれば、マイクロコントローラ202は、スタイラス先端接触スイッチ212が係合状態にあるときには第1と第2の超音波送信機から交互に超音波信号を送信させるように動作し、スタイラス先端112が筆記材料106と接触していることを示す。すなわちマイクロコントローラ202は、スタイラス先端接触スイッチ212が係合状態にある間、一方の超音波送信機から、次いで他方の超音波送信機から、交互に信号を送信させるように動作する。さらにこの実施形態によれば、マイクロコントローラ202は、第1および第2の超音波送信機がいつ、またどちらの超音波送信機が超音波信号を現在送信しているか、または送信しようとしているかを示すデータを、IR送信機から送信させるようにも動作する。
例えば一実施形態によれば、スタイラス先端接触スイッチ212が係合状態に入り、スタイラス先端112が筆記材料106と接触していることを示すまで、スタイラスマイクロコントローラ202は待機状態を維持する。接触スイッチが係合状態に入ったと判定されると、次いでマイクロコントローラ202はIRドライバモジュール208に信号を送り、IRドライバモジュール208は、対応する信号を、同報通信されるようにIR LED122に送る。一実施形態では、IRドライバモジュール208に送られるこの信号、およびIR LED122から同報通信される対応する信号は、第1の超音波送信機118が同報通信しているか同報通信しようとしていることを指定する。マイクロコントローラ202からIRドライバモジュール208に信号を送るのと同時に、またはほぼ同時に、マイクロコントローラ202は、第1の超音波送信機ドライバモジュール204に信号を送る。第1の超音波ドライバモジュール204は、対応する信号を、同報通信されるように第1の超音波送信機118に送る。
次に、マイクロコントローラ202はドライバモジュール208に信号を送り、ドライバモジュール208は、対応する信号を、同報通信されるようにIR LED122に送る。一実施形態では、IRドライバモジュール208に送られるこの信号、およびIR LED122から同報通信される対応する信号は、第2の超音波送信機120が同報通信しているか同報通信しようとしていることを指定する。マイクロコントローラ202からIRドライバモジュール208に信号を送るのと同時に、またはほぼ同時に、マイクロコントローラ202は、第1の超音波送信機ドライバモジュール204に信号を送るのを停止し、第2の超音波ドライバモジュール206に信号を送る。第2の超音波ドライバモジュール206は、対応する信号を、同報通信されるように第2の超音波送信機120に送る。IRモジュール208および第1の超音波ドライバモジュール204に、次いでIRモジュール208および第2の超音波ドライバモジュール206に交互に信号を送るこのプロセスを、スタイラス接触スイッチ212がもはや係合状態でなくなるまで継続する。すなわち、スタイラス先端112がもはや筆記材料106と十分に接触していない状態になるまで、マイクロコントローラから信号を送り続ける。
別の実施形態によれば、マイクロコントローラ202は、スタイラスの使用中ずっと、第1と第2の超音波送信機から交互に超音波信号を送信させるように動作する。「ホバー」モードと呼ばれるこの動作モードでは、スタイラス先端接触スイッチ212は使用しない。そうではなく、接触スイッチの状態に関係なくスタイラス先端の位置を追跡し続ける。
ここで図1に戻るが、図示のように、ベースユニット104は本体部分128を備え、本体部分128は、第1の超音波受信機130および第2の超音波受信機132を備える。第1と第2の超音波受信機130と132は両方とも、電子スタイラス102の第1の超音波送信機118と第2の超音波送信機120の両方から送信された超音波信号を検出するように動作可能である。例えば図1に示すように、スタイラス102の第1の超音波送信機118が第1の超音波信号134を送信するのが示されており、第1の超音波信号134は、第1の超音波受信機130と第2の超音波受信機132の両方によって受信される。同様に、スタイラス102の第2の超音波送信機120が第2の超音波信号136を送信するのが示されており、第2の超音波信号136は、第1の超音波受信機130と第2の超音波受信機132の両方によって受信される。
ベースユニット104の本体部分128には、電子スタイラス102の電磁送信機122からの電磁信号140を検出するように動作可能な電磁受信機138もある。一実施形態では、電磁受信機138は、マイクロ波よりも高く可視スペクトルよりも低い周波数範囲を有する波を検出するように動作可能な赤外線(IR)受信機である。明確にするために、電磁受信機138を、以下では電磁受信機138ではなくIR受信機138と呼ぶ。ただし、別法として電磁受信機138は、電磁送信機122から送信された、IRスペクトル以外の周波数範囲を有する波を検出するように動作可能な他のタイプの電磁受信機を構成してもよいことを理解されたい。
超音波受信機130および132とIR受信機138に加えて、ベースユニット104はデータ転送ポート142も備える。後でより詳しく述べるが、データ転送ポート142は、様々なタイプのデータをベースユニットから別のコンピューティングデバイスまたはコンピューティングプロセスに転送することのできる機構を提供する。一実施形態によれば、データ転送ポート142は物理的または配線式の接続ポートを備えており、この接続ポートにケーブルをプラグ接続して、ベースユニット104を別のコンピューティングデバイスに物理的かつ電気的に接続することができる。限定ではなく例として、データ転送ポート142は、パラレル、シリアル、SCSI(small computer system interface)、Firewire(IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers1394))、USB(Universal Serial Bus)、イーサネット(登録商標)など、任意の数の周知の通信規格およびプロトコルに準拠したデータ通信ポートを構成するものとすることができる。
別の実施形態によれば、データ転送ポート142は無線接続ポートを構成し、これによってベースユニット104は別のコンピューティングデバイスまたはコンピューティングプロセスに通信する、あるいはそれと通信することができる。限定ではなく例として、データ転送ポート142は、IEEE802.x無線ネットワーキング規格、「Bluetooth(商標)」規格、またはその他の規格や知的所有権のある無線技術に従って動作する無線データ通信送信機または送受信機を備えることができる。別の実施形態によれば、データ転送ポート142は、フラッシュRAM(random access memory)、メモリスティック、マイクロドライブ、ミニディスク、その他の形のリムーバブル不揮発性記憶装置など、リムーバブルメモリデバイスを備える。
次に図3に目を向けると、ベースユニット104の様々な例示的な動作構成要素300が示されている。一実施形態によれば、動作構成要素300は、前述の第1の超音波受信機130、第2の超音波受信機132、IR受信機138、データ転送ポート142を含む。さらに、ベースユニット104の動作構成要素300は、ベースユニットマイクロコントローラ302、第1の受信機モジュール304、第2の受信機モジュール306、メモリ308も含む。メモリ308は、離散的なメモリデバイスとしてもよく、あるいはマイクロコントローラ302に組み込まれていてもよい。
図3に示すように、ベースユニットマイクロコントローラ302は、第1の受信機モジュール304を介して第1の超音波受信機130に動作可能に接続され、第2の受信機モジュール306を介して第2の超音波受信機132に動作可能に接続されている。さらに、ベースユニットマイクロコントローラ302は、メモリ308、データ転送ポート142、赤外線受信機138にも動作可能に接続されている。一般にベースユニットマイクロコントローラ302は、第1および第2の受信機モジュール304および306で受け取られた超音波信号と、赤外線受信機モジュール138で受け取られた赤外線信号とを受け取って処理するように動作可能である。マイクロコントローラ302がこれらの信号を処理する方式については、後でより詳細に述べる。
図示のように、各受信機モジュール304および306は、第1の超音波受信機130および第2の超音波受信機132からそれぞれ受け取った超音波信号がベースユニットマイクロコントローラ302によって受け取られる前にそれらを処理するための、いくつかの構成要素を備える。例えば一実施形態では、各受信機モジュール304および306は、増幅器310および320、自動利得制御(AGC)312および322、コンパレータ314および324、しきい値信号生成器316および326、単安定マルチバイブレータ318および328を備える。受信機モジュール304と306の構成要素は同一なので、次に、第1の受信機モジュール304の動作だけについて述べる。第2の受信機モジュール306の動作は第1の受信機モジュール304の動作と同一になることは理解されるであろう。
第1の受信機モジュール304に関して、超音波信号が第1の超音波受信機130で受信されると、第1の超音波受信機130は対応する第1の信号311を生成し、この第1の信号311は増幅器(AMP1)310で受け取られる。次いで増幅器310は、第1の信号311を所定の大きさだけ増幅して、増幅信号313を生成する。次に、AGC312が増幅信号313を受け取り、対応する利得制御信号315を生成する。次に、利得制御信号315はコンパレータ314に送られ、そこで、しきい値信号生成器(Th)316から提供された所定のしきい値信号317と比較される。コンパレータ314で、利得制御信号315がしきい値信号317よりも大きいと判定された場合は、コンパレータ314によってトリガ信号319が生成され、次いでこのトリガ信号319は、単安定マルチバイブレータ318によって受け取られる。次いで単安定マルチバイブレータ318は、単安定マルチバイブレータ318への入力で受け取った各パルスについて、固定継続時間の信号パルス321を生成する。次いで、単安定マルチバイブレータ318からのこの単安定信号321は、処理のためにベースユニットマイクロコントローラ302で受け取られる。
述べた受信機モジュール304および306の具体的な構成要素および機能は、例示にすぎないことを理解されたい。受信機モジュール304に関して述べた特定の要素および機能は変わる場合もあることは、当業者なら理解するであろう。受信機モジュール304および306に必要とされるのは、第1および第2の超音波受信機130および132によって受信された信号を、ベースユニットマイクロコントローラ302が受け取って使用することができるように、処理または条件付けすることだけである。換言すれば、受信機モジュール304および306に必要とされるのは、第1および第2の超音波受信機130および132とベースユニットマイクロコントローラ302との間に適切なインタフェースを提供することだけである。
前述のように、一般にベースユニットマイクロコントローラ302は、受け取った超音波信号および赤外線信号を処理するように動作可能である。具体的には、マイクロコントローラ302は、超音波信号が第1の超音波送信機118と第2の超音波送信機120のどちらかから第1の超音波受信機130と第2の超音波受信機132のどちらかに移動するのに必要な時間(時間値)を判定するように動作可能である。理解されるように、これらの時間値は、いくつかの方式で計算および記憶することができる。例えば時間値は、マイクロコントローラ302内のカウンタ値として計算することができる。次いでこれらの時間値を飛行時間(TOF)計算で使用して、超音波送信機と受信機との間の距離を判定することができる。TOF計算は、空中を通る音速を用いて、超音波信号の送信機とその信号の受信機との間の距離を計算するものである。
一実施形態によれば、ベースユニットは、時間値だけを計算して記憶する。次いで、これらの時間値はメモリ308に記憶され、いくらか後でデータ転送ポート142を使用して外部コンピューティングデバイスに転送される。別の実施形態では、ベースユニットマイクロコントローラ302は、飛行時間(TOF)計算を実施して、超音波送信機と受信機との間の距離を判定するように動作可能である。次いでこれらのTOF値はメモリ308に記憶され、いくらか後でデータ転送ポート142を使用して外部コンピューティングデバイスに転送される。別の実施形態では、マイクロコントローラ302は、これから論じる方法により、スタイラス102の先端112の正確な位置を判定するように動作可能である。
所与の環境における正確な音速は変わる場合があることは理解されるであろう。具体的には、音速はとりわけ、音が空中を移動する際の空気の温度および湿度レベルに依存する。したがって、様々な実施形態で、スタイラス102またはベースユニットは、湿度および/または温度などの環境条件を測定するためのセンサを備えるものとすることができる。次いでこれらの測定された環境条件を用いて、TOF値の計算で使用するための音速に関するより正確な値を計算することができる。
次に、所与の点に対するスタイラス102の先端112の正確な位置を判定するための例示的な方法について述べる。一実施形態によれば、スタイラス102の先端112の位置は、ベースユニット104上の点に対して判定される。前述のようにこの方法は、全部または一部をベースユニットマイクロコントローラ302中で実施してもよく、あるいは全部または一部を外部コンピューティングデバイス中で実施してもよい。この方法では、先に論じた時間値を利用して、超音波送信機118および120と超音波受信機130および132との間の距離を確定する。この情報、ならびに超音波送信機118と120との間の固定された距離、超音波受信機130と132との間の固定された距離、スタイラス先端と超音波受信機のうちの少なくとも一方との間の距離から、ベースユニット104に対するスタイラス102の先端112の位置を非常に正確に判定することができる。
TOF測定値を使用して超音波送信機118および120と超音波受信機130および132との間の距離を計算することに関し、超音波パルスが温度および湿度条件に応じて約340m/秒で移動することは理解されるであろう。さらに、IR信号が、超音波信号と同時に、あるいは超音波信号よりも固定時間だけ先または後に送信されることになる。限定ではなく例として、IR信号は、超音波信号よりも1から5マイクロ秒先または後に送信される場合がある。電子スタイラスのIR送信機から送信されたIR信号は、ほぼ瞬時にベースユニット104のIR受信機に到着することは理解されるであろう。すなわち、超音波信号が電子スタイラス102とベースユニット104との間を移動するのにかかる時間に対し、IR信号が電子スタイラス102とベースユニット104との間を移動するのは、実際上は瞬時となる。
このことを念頭に置くと、所与の超音波送信機と所与の超音波受信機との間の距離は、次のように判定することができる。まず、IR送信機122からIR受信機138にIR信号を発信する。IR信号の送信と同時に、この所与の超音波送信機と所与の超音波受信機との間で超音波信号を送信する。次いで、マイクロコントローラまたは単純なタイミング回路を使用して、単にIR信号の受信と超音波信号の受信との間の時間を計算することによって時間(t)を判定することができる。次いで、以下の式(1)を使用して、この所与の超音波送信機と所与の超音波受信機との間の距離(d)を計算することができる。
式(1) d=v×t
式(1)で、vは音速に等しい。
所与の点に対するスタイラス先端112の位置を判定するための動作についての考察を続ける前に、まず、スタイラス先端112の位置を判定する際に考慮することのできる様々な専門語、寸法、基準座標系を確立しておくことが有用であろう。次に図4に目を向けると、xyz座標系の原点402が第1の超音波受信機130の位置にあるのが示されている。図示のように、x軸404は、第1の超音波受信機130および第2の超音波受信機132を通る。y軸406は、第1の超音波受信機130を通り、x軸404と共に、筆記面108および筆記材料106とほぼ平行な面を形成している。この場合、z軸408は、第1の超音波受信機130の位置にある原点402を通り、x軸404とy軸406の両方に対して垂直に延びる。図4に示すxyz座標系の配向は便宜的に選択したものであり、他の配向のxyz座標系を用いてもよいことは、当業者なら理解するであろう。加えて、座標系の原点は、第1の超音波受信機以外の位置に確立してもよい。さらに、非デカルト座標系など、他の座標系を用いてもよい。
図4にはまた、本発明によりスタイラス先端112の位置を判定する際に使用することのできる様々な寸法も示す。例えば、第1と第2の超音波受信機130と132の間の距離をL412として示す。第1と第2の超音波送信機118と120の間の距離をP414として示す。第1の超音波送信機118とスタイラス先端112との間の距離をP’416として示す。
前述のように、上記の式(1)を使用して、超音波受信機と超音波送信機との間の距離を判定することができる。図4には、これらの距離に関係する変数も以下のように示す。第1の超音波送信機118と第1の超音波受信機130との間の距離をd11418として示す。第1の超音波送信機118と第2の超音波受信機132との間の距離をd12420として示す。第2の超音波送信機120と第1の超音波受信機130との間の距離をd21422として示す。第2の超音波送信機120と第2の超音波受信機132との間の距離をd22424として示す。
座標系および適切な専門語を確立したところで、次に、スタイラス先端112の位置を判定するための例示的な方法について述べる。ここで図5に目を向けると、フローチャート500が示されている。フローチャート500は、スタイラス先端が筆記材料106と接触しているときに、図4に関して上述したxyz座標系に対して電子スタイラス102のスタイラス先端112の正確な位置を判定する際に実施することのできる例示的な動作を示している。図6〜8に、図5に示す様々な動作がどのように電子スタイラスシステム100と物理的および空間的に関係するかを示す。
前述のように、一実施形態では、フローチャート500に示す動作の全部または一部をベースユニットマイクロコントローラ302中で、またはマイクロコントローラ302によって実施することができる。他の実施形態では、動作は他のマイクロコントローラ、プロセッサ、コンピューティングデバイス、またはコンピューティングシステム中で実施することができる。動作(operations)は、(1)プロセッサによって実施される一連のステップとして、および(2)相互接続されたマシンのモジュール(modules)として実施することができる。実施は、性能および/または適用例の要件に応じて選択できる問題である。したがって、本明細書に述べる実施形態を構成する動作(operations)は、動作(operations)、ステップ(steps)、オブジェクト(objects)、またはモジュール(modules)として、様々に呼ばれる。
図5に示すように、動作500の開始時、第1の軌跡判定動作502で超音波送信機118の軌跡(「第1の軌跡」)を判定する。本明細書では、第1の軌跡602(図6)は、中心点P604から等距離にある同一平面上の点の円であり、半径R606を有する。図6に示すように、第1の軌跡602は、第1の超音波送信機118と第1の超音波受信機130との間の距離d11418、および第1の超音波送信機118と第2の超音波受信機132との間の距離d12420が計算された場合に、第1の超音波送信機118が存在する可能性のあるすべての点を含む。第1の軌跡602がある平面は、y軸406に平行であり、x軸404に垂直である。第1の中心点P604は、第1の軌跡602によって規定される平面がx軸404と交差する点である。図6に示すように、第1の中心点P604は、x軸404上の原点402から距離X608のところに位置する。
前述のことから理解されるように、第1の軌跡602は、距離X608および半径R606を定めることによって規定することができる。したがって一実施形態によれば、第1の軌跡判定動作502は、X608およびR606を判定することを含む。一実施形態によれば、X608およびR606の判定は、したがって第1の軌跡602の判定は、以下の式(2)〜(4)を使用して行うことができる。
Figure 0004390582
当業者には理解されるように、式(2)〜(4)をソフトウェアおよび/またはファームウェア中で実施する方式はいくつかある。したがって、第1の軌跡判定動作502は、式(2)〜(4)に関するいずれか1つの特定の実装形態に限定されるものではない。
次に、第2の軌跡判定動作504で、第2の超音波送信機120の軌跡(「第2の軌跡」)を判定する。第1の軌跡602と同様、第2の軌跡702(図7)は、中心点P704から等距離にある同一平面上の点の円であり、半径R706を有する。図7に示すように、第2の軌跡702は、第2の超音波送信機120と第1の超音波受信機130との間の距離d21422、および第2の超音波送信機120と第2の超音波受信機132との間の距離d22424が計算された場合に、第2の超音波送信機120が存在する可能性のあるすべての点を含む。この場合もやはり、第2の軌跡702がある平面は、y軸406に平行であり、x軸404に垂直である。第2の中心点P704は、第2の軌跡702によって規定される平面がx軸404と交差する点である。図7に示すように、第2の中心点P704は、x軸404上の原点402から距離X708のところに位置する。
第2の軌跡702は、距離X708および半径R706を定めることによって規定することができる。したがって一実施形態によれば、第2の軌跡判定動作504は、X708およびR706を判定することを含む。一実施形態によれば、X708およびR706の判定は、したがって第2の軌跡702の判定は、以下の式(5)〜(7)を利用して行うことができる。
Figure 0004390582
式(2)〜(4)と同様、式(5)〜(7)をソフトウェアおよび/またはファームウェア中で実施する方式はいくつかある。したがって、第2の軌跡判定動作504は、式(5)〜(7)に関するいずれか1つの特定の実装形態に限定されるものではない。
第2の軌跡判定動作504に続いて、傾斜角判定動作506で、第1の傾斜角θ804および第2の傾斜角θ802を判定する。図8に示すように、角度θ804は、第1の超音波送信機118が第1の軌跡602上で位置する角度であって、z軸から測定した角度を表す。同様に、角度θ802は、第2の超音波送信機120が第2の軌跡702上で位置する角度であって、z軸から測定した角度を表す。この実施形態では、角度θおよびθは、原点から正のx方向で見た場合に、z軸408から時計回りに測定した角度として表される。第2の角度θ802と第1の角度θ804の差はβとして表すことができ、β=θ−θである。
一実施形態によれば、傾斜角判定動作506は、以下の式(8)〜(14)を利用して行うことができる。
Figure 0004390582
式(9)を解く際、Pは、スタイラスの第1の超音波送信機118と第2の超音波送信機120との間の距離808であることに留意されたい。また、式10には2つの解があることにも留意されたい。ただし、後述する式(16)の解だけが有効と見なされるべきである。
動作500が行われている場合はスタイラス先端112が筆記材料106と接触しているはずなので、次いで、以下の式を使用して値θおよびθを判定することができる。
Figure 0004390582
式(11)を解く際、P’は、スタイラスの第1の超音波送信機118と先端112との間の距離806であることに留意されたい。
Figure 0004390582
式(12)を解く際、変数φは、計算目的のみで使用する一時的な変数であることに留意されたい。すなわち、φは、物理的に測定可能な角度に直接対応するものではない。
式(10)に関してβには2つの解βおよび−βがあったので、式(12)も同様に、以下のように2つのφの値について解くことができる。
Figure 0004390582
次いで、以下のように、式(13)を使用してθについて解くことができる。
式(13) θ=φまたはφ+π
式(12)に関してφには2つの解φおよびφがあったので、式(13)は、以下のように4つのθの値について解くことができる。
式(13−1) θ11=φ
式(13−2) θ12=φ
式(13−3) θ13=φ+π
式(13−4) θ14=φ+π
θについて解いた後、式(14)でθについて解くことができる。
式(14) θ=θ+β
式(13)に関してθには4つの解θ11、θ12、θ13、θ14があったので、式(14)は、4つのθの値について解くことができ、正と負のβ(βおよび−β)のそれぞれに2つの値が対応する。
当業者には理解されるように、式(8)〜(14)をソフトウェアおよび/またはファームウェア中で実施する方式はいくつかある。したがって、傾斜角判定動作506は、式(8)〜(14)に関するいずれか1つの特定の実装形態に限定されるものではない。
次に、位置判定動作508で、x軸およびy軸に関してスタイラス先端112の位置を判定する。すなわち、位置判定動作508で、原点402に対するスタイラス先端112の位置を指定する(x,y)座標の対を判定する。一実施形態によれば、位置判定動作508は、以下の式(15)〜(16)を利用して行うことができる。より具体的には、xの値は、以下のように式(15)を使用して判定することができる。
式(15) x=(1+λ)X−λX
式(15)を満たすxの値は、ただ1つである。当業者には理解されるように、式(15)をソフトウェアおよび/またはファームウェア中で実施する方式はいくつかある。さらに、式(2)〜(14)からの適切な式を組み合わせ、代用して、他の形の式(15)に到達する方式もいくつかある。
yの値は、以下のように式(16)を使用して判定することができる。
式(16) y=(1+λ)Rsin(θ)−λRsin(θ
前述のように、θについて4つの可能な値があり、θについて4つの可能な値がある。しかし、式(16)中のyについて解く中で、負でないyの値をもたらすと共に角度θが|θ|<90度を満たす結果だけが、有効と見なされることになる。
理解されるように、式(16)をソフトウェアおよび/またはファームウェア中で実施して解く方式はいくつかある。どのように実施して解いても、この場合、負でないyの解だけが有効と見なされる。この負でないyの解が、判定されたxの値と共に、ペン先端のxy座標を構成する。
位置判定動作508に続いて、スタイラス先端位置記憶動作510で、スタイラス先端の位置(x,y)をスタイラス先端位置ファイルに記憶する。動作500の各々がベースユニット104中で実施される場合は、これらの位置はベースユニット104のメモリ308に記憶される。
動作500のいくつかまたはすべてがベースユニット104の外部のコンピューティングデバイスまたはプロセス中で実施される一実施形態では、これらの位置は、ベースユニット104の外部にあるコンピューティングデバイスまたはプロセスからアクセス可能なメモリに記憶される。理解されるように、動作500が何度か実施された後には、スタイラス先端位置ファイルは、所与の期間にわたるスタイラス先端112の位置を指定するいくつかの点を含むことになる。
動作500の各々がベースユニット104中で実施され、位置がベースユニット104のメモリ308に記憶される一実施形態では、スタイラス先端位置送信動作512を用いて、スタイラス先端位置ファイルに記録されたスタイラス先端位置をベースユニット104の外部のコンピューティングデバイスまたはコンピューティングプロセスに送信することができる。一実施形態では、スタイラス先端位置ファイルをコンピューティングデバイスまたはコンピューティングプロセスに送信することは、ファイルが作成されてからいくらか後で行うことになる。例えば、コンピューティングデバイスまたはプロセスからリモートにある位置で電子スタイラスシステムが使用されている間に、スタイラス先端位置を記憶する。次いで、好都合なときに、スタイラス先端位置ファイルをコンピューティングデバイスまたはプロセスに送信することができる。あるいは、スタイラス先端位置ファイルをコンピューティングデバイスまたはコンピューティングプロセスに送信することは、リアルタイムで行ってもよい。前述のように、スタイラス先端位置ファイルは、データ転送ポート142を介して外部コンピューティングデバイスまたはコンピューティングプロセスに送信することができる。やはり前述のように、データ転送ポート142は、物理的または配線式の接続ポート、無線接続ポート、あるいはリムーバブル不揮発性メモリデバイスを備えるものとすることができる。
動作500の各々がベースユニット104の外部のコンピューティングデバイスまたはコンピューティングプロセス中で実施される一実施形態では、超音波送信機と超音波受信機との間の測定距離が、あるいは超音波送信機と超音波受信機との間を超音波信号が移動するのに要する測定時間が、メモリに記憶される。次いで、これらの距離または時間の測定値、あるいはこれらの距離または時間の一連の測定値は、動作500に従った処理のために外部コンピューティングデバイスまたはコンピューティングプロセスに送信される。
本明細書に示した様々な実施形態は、構造上の特徴および/または方法上のステップに特有の言葉で述べた。ただし、添付の特許請求の範囲に定義する本発明は、述べた特定の特徴またはステップに必ずしも限定されないことを理解されたい。そうではなく、これらの特定の特徴およびステップは、特許請求する本発明の実施に関する代表的な形として開示するものである。
本発明を適用できる実施形態の、電子スタイラスと電子スタイラスベースモジュールとを備える電子スタイラスシステムの斜視図である。 本発明を適用できる実施形態の、図1に示した電子スタイラスの様々な動作構成要素を示すブロック図である。 本発明を適用できる実施形態の、図1に示した電子スタイラスベースモジュールの様々な動作構成要素を示すブロック図である。 本発明を適用できる実施形態の、図1の電子スタイラスシステムの斜視図であって、図1に示した電子スタイラスの先端の位置を判定する際に使用される様々な寸法を示す図である。 本発明を適用できる実施形態の、図1に示した電子スタイラスの先端の位置を判定するための動作を示す図である。 本発明を適用できる実施形態の、図1の電子スタイラスシステムの斜視図であって、図1に示した電子スタイラスの先端の位置を判定する際に使用または計算される様々なパラメータおよび測定値を示す図である。 本発明を適用できる実施形態の、図1の電子スタイラスシステムの斜視図であって、図1に示した電子スタイラスの先端の位置を判定する際に使用または計算される他の様々なパラメータおよび測定値を示す図である。 本発明を適用できる実施形態の、図1の電子スタイラスシステムの斜視図であって、図1に示した電子スタイラスの先端の位置を判定する際に使用または計算される他のパラメータおよび測定値を示す図である。
符号の説明
100 電子スタイラスシステム
102 電子スタイラス
104 スタイラスベースユニット
106 筆記材料
108 筆記面
110 スタイラス本体
112 スタイラス先端
114 インクまたは芯(黒鉛)を保持してスタイラス先端112から出すための機構
116 スタイラス本体110中の単一の軸
118 第1の超音波送信機
120 第2の超音波送信機
122 電磁送信機
122 IR送信機
124 スタイラスインジケータランプ
126 機能スイッチ
128 ベースユニットの本体部分
130 第1の超音波受信機
132 第2の超音波受信機
134 第1の超音波信号
136 第2の超音波信号
138 電磁受信機
138 IR受信機
140 電磁信号
142 データ転送ポート
200 電子スタイラス102の動作構成要素
202 スタイラスマイクロコントローラ
204 第1の超音波ドライバモジュール
206 第2の超音波ドライバモジュール
208 IRドライバモジュール
210 スタイラスインジケータドライバモジュール
212 スタイラス先端接触スイッチ
300 ベースユニット104の動作構成要素
302 ベースユニットマイクロコントローラ
304 第1の受信機モジュール
306 第2の受信機モジュール
308 メモリ
310 増幅器
311 第1の信号
312 自動利得制御
313 増幅信号
314 コンパレータ
315 利得制御信号
316 しきい値信号生成器
317 しきい値信号
318 単安定マルチバイブレータ
319 トリガ信号
320 増幅器
321 単安定信号
322 自動利得制御
324 コンパレータ
326 しきい値信号生成器
328 単安定マルチバイブレータ
402 xyz座標系の原点
404 x軸
406 y軸
408 z軸
412 第1と第2の超音波受信機130と132の間の距離L
414 第1と第2の超音波送信機118と120の間の距離P
416 第1の超音波送信機118とスタイラス先端112との間の距離P’
418 第1の超音波送信機118と第1の超音波受信機130との間の距離d11
420 第1の超音波送信機118と第2の超音波受信機132との間の距離d12
422 第2の超音波送信機120と第1の超音波受信機130との間の距離d21
424 第2の超音波送信機120と第2の超音波受信機132との間の距離d22
602 第1の軌跡
604 第1の中心点P
606 半径R
608 x軸404上の原点402からの距離X
702 第2の軌跡
704 第2の中心点P
706 半径R
708 x軸404上の原点402からの距離X
802 第2の傾斜角θ
804 第1の傾斜角θ
806 第1の超音波送信機118と先端112との間の距離P’
808 第1の超音波送信機118と第2の超音波送信機120との間の距離P

Claims (16)

  1. 所与の基準点に対して電子スタイラス内の第1の超音波送信機の位置軌跡を判定するステップと、
    前記所与の基準点に対して前記電子スタイラス内の第2の超音波送信機の位置軌跡を判定するステップと、
    判定した前記第1の超音波送信機の位置軌跡と、判定した前記第2の超音波送信機の位置軌跡と、前記スタイラス内での前記第1の超音波送信機および前記第2の超音波送信機並びに筆記先端の相対位置とを使用して、前記所与の基準点に対する前記電子スタイラス内の前記筆記先端の位置を判定するステップとを備え、
    前記第1の超音波送信機の位置軌跡を判定する前記ステップは、
    前記電子スタイラス内の電磁送信機から電磁信号を送信するステップと、
    前記電磁信号を電磁受信機において受信するステップと、
    前記第1の超音波送信機から超音波信号を送信するステップと、
    前記超音波信号を第1の超音波受信機及び第2の超音波受信機において受信するステップと、前記電磁信号は前記第1及び第2の超音波送信機のうちのいずれから前記受信された超音波信号が送信されたかを指示するものであり、
    前記電磁信号が受信された時間と前記超音波信号が受信された時間との時間差に基づいて前記第1の超音波送信機と前記第1の超音波受信機との間の距離(d11)を計算するステップとを含み、
    前記第1の超音波送信機と前記第2の超音波送信機は交互に前記筆記先端が筆記材料に接触していることを示す超音波信号を送信することを特徴とする方法。
  2. 前記所与の基準点は、前記第1の超音波受信機と前記第2の超音波受信機とを含む電子スタイラスベース受信機ユニット内に位置する
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記所与の基準点は、前記ベース受信機ユニットの前記第1の超音波受信機の位置にある
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記基準点に対する前記第1の超音波受信機の位置軌跡はさらに、前記第1の超音波送信機と前記第2の超音波受信機との間の距離(d12)を計算することによって判定される
    ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記基準点に対する前記第2の超音波受信機の位置軌跡は、前記第2の超音波送信機と前記第1の超音波受信機との間の距離(d21)を計算し、前記第2の超音波送信機と前記第2の超音波受信機との間の距離(d22)を計算することによって判定される
    ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記ベースユニットの前記第1の超音波受信機および前記第2の超音波受信機は、前記ベースユニット内で互いに固定された距離の位置にあり、
    前記第1の超音波受信機と前記第2の超音波受信機との間の前記固定された距離は、前記所与の基準点に対する前記スタイラスの先端の位置を判定する際に使用される
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  7. 座標系に対してスタイラスの先端の位置を判定する方法であって、
    前記スタイラスは、前記スタイラス内の第1の固定された位置にある第1の超音波送信機と、前記スタイラス内の第2の固定された位置にある第2の超音波送信機とを有し、
    前記座標系に対して前記第1の超音波送信機の第1の位置軌跡を判定するステップと、
    前記座標系に対して前記第2の超音波送信機の第2の位置軌跡を判定するステップと、
    前記第1の超音波送信機の第1の傾斜角を判定するステップと、
    前記第2の超音波送信機の第2の傾斜角を判定するステップと、
    前記第1の位置軌跡、前記第2の位置軌跡、前記第1の傾斜角、前記第2の傾斜角、第1の超音波受信機および第2の超音波受信機並びに前記スタイラスの先端の互いに対する位置を使用して、前記座標系に対する前記スタイラスの先端の位置を判定するステップとを備え、
    前記第1の超音波送信機の位置軌跡を判定する前記ステップは、
    前記スタイラス内の電磁送信機から電磁信号を送信するステップと、
    前記電磁信号を電磁受信機において受信するステップと、
    前記第1の超音波送信機から超音波信号を送信するステップと、
    前記超音波信号を第1の超音波受信機及び第2の超音波受信機において受信するステップと、前記電磁信号は前記第1及び第2の超音波送信機のうちのいずれから前記受信された超音波信号が送信されたかを指示するものであり、
    前記電磁信号が受信された時間と前記超音波信号が受信された時間との時間差に基づいて前記第1の超音波送信機と前記第1の超音波受信機との間の距離を計算するステップとを含み、
    前記第1の超音波送信機と前記第2の超音波送信機は交互に前記筆記先端が筆記材料に接触していることを示す超音波信号を送信することを特徴とする方法。
  8. 判定した前記スタイラスの先端の位置を記憶するステップ
    をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 判定した前記スタイラスの先端の位置をコンピューティングデバイスに送信するステップ
    をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 電子ペン内の第1の超音波送信機とベースユニット内の第1の超音波受信機との間の距離を判定するステップと、
    前記電子ペン内の前記第1の超音波送信機と前記ベースユニット内の第2の超音波受信機との間の距離を判定するステップと、
    前記電子ペン内の第2の超音波送信機と前記ベースユニット内の前記第1の超音波受信機との間の距離を判定するステップと、
    前記電子ペン内の前記第2の超音波送信機と前記ベースユニット内の前記第2の超音波受信機との間の距離を判定するステップと、
    判定した各距離を不揮発性メモリに記憶するステップとを備え、
    前記第1の超音波送信機と前記第1の超音波受信機との間の距離を判定するステップは、
    前記電子ペン内の電磁送信機から電磁信号を送信するステップと、
    前記電磁信号を前記ベースユニット内の第1の電磁受信機において受信するステップと、
    前記第1の超音波送信機から超音波信号を送信するステップと、
    前記超音波信号を前記第1の超音波受信機及び前記第2の超音波受信機において受信するステップと前記電磁信号は前記第1及び第2の超音波送信機のうちのいずれから前記受信された超音波信号が送信されたかを指示するものであり、
    前記電磁信号が受信された時間と前記超音波信号が受信された時間との時間差に基づいて前記第1の超音波送信機と前記第1の超音波受信機との間の距離を計算するステップとを含み、
    前記第1の超音波送信機と前記第2の超音波送信機は交互に前記筆記先端が筆記材料に接触していることを示す超音波信号を送信することを特徴とする方法。
  11. 前記第1の超音波送信機と前記第1の超音波受信機との間の距離は、前記ベースユニット内のマイクロコントローラを使用して判定される
    ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記第1の超音波送信機と前記第1の超音波受信機との間の距離は、前記ベースユニット内の不揮発性メモリに記憶される
    ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 記憶された、前記第1の超音波送信機と前記第1の超音波受信機との間の距離は、コンピューティングデバイスに送信される
    ことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 座標系に対してスタイラスの先端の位置を判定する方法であって、
    前記スタイラスは、前記スタイラス内の第1の固定された位置にある第1の超音波送信機と、前記スタイラス内の第2の固定された位置にある第2の超音波送信機とを有し、
    電子スタイラス内の第1の超音波送信機とベースユニット内の第1の超音波受信機との間の距離を受け取るステップと、
    前記電子スタイラス内の前記第1の超音波送信機と前記ベースユニット内の第2の超音波受信機との間の距離を受け取るステップと、
    前記電子スタイラス内の第2の超音波送信機と前記ベースユニット内の前記第1の超音波受信機との間の距離を受け取るステップと、
    前記電子スタイラス内の前記第2の超音波送信機と前記ベースユニット内の前記第2の超音波受信機との間の距離を受け取るステップと、
    受け取った前記距離を使用して、前記座標系に対する前記スタイラスの先端の位置を判定するステップと
    前記第1の超音波送信機と前記第1の超音波受信機との間の距離を以下のステップで判定するものであり、
    前記スタイラス内の電磁送信機から電磁信号を送信するステップと、
    前記電磁信号を前記ベースユニット内の第1の電磁受信機において受信するステップと、
    前記第1の超音波送信機から超音波信号を送信するステップと、
    前記超音波信号を前記第1の超音波受信機及び前記第2の超音波受信機において受信するステップと、前記電磁信号は前記第1及び第2の超音波送信機のうちのいずれから前記受信された超音波信号が送信されたかを指示するものであり、
    前記電磁信号が受信された時間と前記超音波信号が受信された時間との時間差に基づいて前記第1の超音波送信機と前記第1の超音波受信機との間の距離を計算するステップとを含み、
    前記第1の超音波送信機と前記第2の超音波送信機は交互に前記筆記先端が筆記材料に接触していることを示す超音波信号を送信することを特徴とする方法。
  15. スタイラス内に位置する第1の超音波送信機と、ベースユニット内に位置する2つの超音波受信機のそれぞれとの間の距離を受け取るステップと、
    前記スタイラス内に位置する第2の超音波送信機と、前記2つの超音波受信機のそれぞれとの間の距離を受け取るステップと、
    受け取った前記距離、前記2つの超音波送信機間の固定された距離、前記2つの超音波受信機関の固定された距離、前記超音波送信機のうちの一方に対する前記スタイラスの先端の位置を使用して、前記ベースユニットに対する前記スタイラスの先端の位置を判定するステップとを備え、
    前記第1の超音波送信機と前記2つの超音波受信機の1つとの間の距離を以下のステップで判定するものであり、
    前記スタイラス内の電磁送信機から電磁信号を送信するステップと、
    前記電磁信号を前記ベースユニット中の第1の電磁受信機において受信するステップと、
    前記第1の超音波送信機から超音波信号を送信するステップと、
    前記超音波信号を前記2つの超音波受信機において受信するステップと、前記電磁信号は前記第1及び第2の超音波送信機のうちのいずれから前記受信された超音波信号が送信されたかを指示するものであり、
    前記電磁信号が受信された時間と前記超音波信号が受信された時間との時間差に基づいて前記第1の超音波送信機と前記2つの超音波受信機の1つとの間の距離を計算するステップとを含み、
    前記第1の超音波送信機と前記第2の超音波送信機は交互に前記筆記先端が筆記材料に接触していることを示す超音波信号を送信することを特徴とする方法。
  16. 電子ペン内の第1の超音波送信機とベースユニット内の第1の超音波受信機との間を超音波信号が伝播するのに必要な時間を示す第1の時間値を受け取るステップと、
    前記第1の送信機と前記ベースユニット内の第2の超音波受信機との間を超音波信号が伝播するのに必要な時間を示す第2の時間値を受け取るステップと、
    前記電子ペン内の第2の超音波送信機と前記第1の超音波受信機との間を超音波信号が伝播するのに必要な時間を示す第3の時間値を受け取るステップと、
    前記第2の超音波送信機と前記第2の超音波受信機との間を超音波信号が伝播するのに必要な時間を示す第4の時間値を受け取るステップと、
    前記各時間値、前記2つの超音波送信機間の固定された距離、前記2つの超音波受信機間の固定された距離、前記超音波送信機のうちの一方に対する前記電子ペンの先端の位置を使用して、前記ベースユニットに対する前記電子ペンの先端の位置を判定するステップとを備え、
    前記第1の超音波送信機と前記第1の超音波受信機との間を前記超音波信号が伝播するのに必要な時間を示す時間値は以下のステップで判定されるものであり、
    前記電子ペン内の電磁送信機から電磁信号を送信するステップと、
    前記電磁信号を前記ベースユニット内の第1の電磁受信機において受信するステップと、
    前記第1の超音波送信機から超音波信号を送信するステップと、
    前記超音波信号を第1の超音波受信機及び第2の超音波受信機において受信するステップと、前記電磁信号は前記第1及び第2の超音波送信機のうちのいずれから前記受信された超音波信号が送信されたかを指示するものであり、
    前記電磁信号が受信された時間と前記超音波信号が受信された時間との時間差に基づいて前記第1の超音波送信機と前記第1の超音波受信機との間を前記超音波信号が伝播するのに必要な時間を計算するステップとを含み、
    前記第1の超音波送信機と前記第2の超音波送信機は交互に前記筆記先端が筆記材料に接触していることを示す超音波信号を送信することを特徴とする方法。
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