JP2008216686A - レンズ鏡筒 - Google Patents
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Abstract
【課題】固定枠内に組み込まれる移動枠の組み立て作業時に必要な移動枠の回動角を不要とし、小型化も可能なレンズ鏡筒を提供する。
【解決手段】レンズ鏡筒1は、内周面にカム溝2bを有し、該カム溝2bの一端が開放され、この開放部分を有する光軸を囲む円周方向の平坦カム部2b1を有する固定枠2と、固定枠2の後方よりカム溝2bに挿入されるカムフォロア7bを有するカム枠7と、カム枠7が固定枠2内に配置された状態で固定枠2の平坦部2kに載置されてカムフォロア7bとカム溝2bの平坦カム部2b1の開放部分であるカム溝開口部2b0を覆う固定枠蓋14とを有しており、固定枠蓋14は、固定枠2にねじ締結により固定され、固定枠2のカム溝開口部2b0の近傍にねじ締結部であるビス穴2hを設けている。
【選択図】図4
【解決手段】レンズ鏡筒1は、内周面にカム溝2bを有し、該カム溝2bの一端が開放され、この開放部分を有する光軸を囲む円周方向の平坦カム部2b1を有する固定枠2と、固定枠2の後方よりカム溝2bに挿入されるカムフォロア7bを有するカム枠7と、カム枠7が固定枠2内に配置された状態で固定枠2の平坦部2kに載置されてカムフォロア7bとカム溝2bの平坦カム部2b1の開放部分であるカム溝開口部2b0を覆う固定枠蓋14とを有しており、固定枠蓋14は、固定枠2にねじ締結により固定され、固定枠2のカム溝開口部2b0の近傍にねじ締結部であるビス穴2hを設けている。
【選択図】図4
Description
本発明は、カム溝とカムフォロアとからなる移動枠進退機構を有するレンズ鏡筒の構造に関する。
従来のレンズ鏡筒にて、固定枠内に回転、進退可能な移動枠を収容し、上記移動枠に上記固定枠のカム溝に係合するカムフォロアが設けられた構造のものがある。このようなレンズ鏡筒では、通常、組み立て時に上記移動枠は上記固定枠の後方側から挿入され、上記固定枠の後端面部には、上記移動枠の外周部に突出するカムフォロアを挿通させ、上記カム溝に嵌入させるためのカム溝開口部が設けられている。図8は、上記従来のレンズ鏡筒の上記固定枠51を後方側から見た斜視図である。
上記従来のレンズ鏡筒における固定枠51には図8に示すように内周面51a上ににカム溝51bが配されており、該カム溝51bは、光軸(O)に対して斜行する斜行カム溝部51b2と、レンズ鏡筒の沈胴状態での上記移動枠の繰り込み位置を与えるカム溝であって、周方向に沿った平坦部形状の沈胴カム溝部51b1と、該沈胴カム溝部51b1に連通する後端面上のカム溝開口部51b0とを有している。上記移動枠を固定枠51に後方から挿入する場合、上記移動枠の外周に突出するカムフォロアは、カム溝開口部51b0から挿入され、該開口分の量だけ円周方向に回動させて固定枠51のカム溝51bの沈胴カム溝部51b1に係合させる。
上述した構造を有する図8に示した従来のレンズ鏡筒において、固定枠51のカム溝51bのカム溝開口部51b0は、沈胴カム溝部51b1に対して上記移動枠のカムフォロアが沈胴動作時の範囲外の位置に設けられる。言い換えると、組み立て時には上記移動枠を沈胴回動範囲以上に回転させる必要があった。このことはデジタルカメラ用レンズ鏡筒の小型化が要求される状況にあってスペースの点で不利な条件となる。
さらに、上記従来のレンズ鏡筒の一般的な構造として図8のB矢視図である図9に示すように固定枠51のカム溝開口部51b0近傍には上記レンズ鏡筒のギヤ列53,移動枠回転駆動用ロングギヤ54を収納するズーム駆動用ギヤ室51dが配されることが多い。そして、ギヤ室51dの周囲にはギヤ室カバー(図示せず)を固定枠51に固着するためのビス穴51g,51hが設けられる。そのうち、ビス穴51h側は、カム溝開口部51b0の近くに配置する必要があり、カム溝開口部51b0を避けるためにギヤボックス部51dの形状や配置が規制され、上記レンズ鏡筒の小型化の支障となっていた。
本発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、固定枠内に組み込まれる移動枠の組み立て作業時に必要な余分の移動枠回動範囲を不要とし、小型のレンズ鏡筒を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載の内周面にカム溝を有し、該カム溝の一端が後端面で開放された開放部分と光軸を囲む円周方向の平坦部とを含む固定枠と、上記固定枠の後方より上記カム溝に挿入されるカムフォロアを有する移動枠と、上記移動枠が上記固定枠中に配置された状態で上記固定枠の上記カムフォロアが上記平坦部に載置されて、上記カムフォロアと上記開放部分を覆うカバー部材とを有する。
本発明の請求項2に記載のレンズ鏡筒は、請求項1記載のレンズ鏡筒において、上記カバー部材は、上記固定枠にねじ締結により固定され、上記固定枠の上記開放部分近傍にねじ締結部を設ける。
本発明によれば、固定枠内に組み込まれる移動枠の組み立て作業時に必要な余分の移動枠回動範囲を不要とし、小型のレンズ鏡筒を提供することができる。
以下、図を用いて本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第一の実施形態のレンズ鏡筒の沈胴状態における外観を示す斜視図である。図2は、図1のレンズ鏡筒の沈胴状態における光軸を含む縦断面図である。図3は、図1のレンズ鏡筒の分解斜視図である。図4は、図1のレンズ鏡筒の固定枠と固定枠蓋との斜視図である。図5は、図4の固定枠と固定枠蓋、および、ギヤ室カバーの分解斜視図である。
なお、本レンズ鏡筒の撮影レンズの光軸は、上記各図上、「O」で示す。そして、以下の説明では、該光軸の被写体側を前方側とし、結像側を後方として説明する。
本実施形態のレンズ鏡筒1は、図1〜3に示すようにカメラ本体(図示せず)に固着される固定枠2と、固定枠2内に挿入され、光軸方向に進退移動可能にガイドされる直進枠3と、後述するカム枠7の外周にに嵌入され、光軸方向に進退移動可能にガイドされる第一群ズーム枠6と、第一群ズーム枠6に回動可能に支持され、第一群レンズ前面を開閉するレンズバリア5と、該レンズバリア5の前面に配される飾り板4と、後端部側が固定枠2の内周部に嵌入され、回転、進退可能に支持される移動枠としてのカム枠7と、カム枠7の内周に嵌入され、直進枠3により回転規制されて光軸方向に進退するフロートキー8と、フロートキー8内に嵌入し、かつ、回転規制されて光軸方向に進退する第二群枠10と、第二群枠10の前方にて第二群バネ11により付勢されて支持されるシャッタ枠9と、フォーカシング時に後述するフォーカス駆動部により光軸方向に進退駆動される第三群枠12と、フロートキー8によって直進ガイドされ、光軸方向に進退する第四群枠13と、固定枠2の後端面に直接的に固定されるカバー部材である固定枠蓋14と、固定枠蓋14を挟んで固定枠2の後端面に装着され、光学フィルタ42やCCD43を保持するCCDユニット保持板41(図2)とを有している。
さらに、レンズ鏡筒1は、ズームモータ17と、モータピニオン18を介して回転駆動されるギヤ列19と、ロングギヤ20とからなるズーム駆動部と、フォーカスモータ21、フォーカスモータ21によりギヤ列を介して回転駆動される送りネジ22、ガイド軸23等からなるフォーカス駆動部とを内蔵している。また、レンズ鏡筒1は、撮影レンズとして第一群ズーム枠6に保持される第一群レンズ31と、第二群枠10に保持される第二群レンズ32と、第三群枠12に保持される第三群レンズ33と、第四群枠13に保持される第四群レンズ34とを内蔵している。
固定枠2は、図4,5に示すように円筒形状部材であり、その内周部2aには直進枠3のガイド突起3aおよびフロートキー8のガイド突起8aが摺動可能に嵌入し、後方側に開口する光軸方向に沿った直進溝群2cと、カム枠7のカムフォロア7bが摺動可能に嵌入し、後方開放状態の開口部をもつ3本のカム溝2b(図5には一本のみ表示する)が設けられている。また、固定枠2の外周に突出した状態で上記ズーム駆動部のギヤ列19およびロングギヤ20を収容するためのギヤ室2dと、上記フォーカス駆動部のギヤ列や送りネジ22およびガイド軸23を収容するためのギヤ室2fとが配されている。また、固定枠2の後端面2k上にはCCDユニット保持板固定用ねじ穴としてのビス穴2iと、ギヤ室カバー15を固定するためのねじ締結部(ねじ穴)としてビス穴2hとが設けられ、ギヤ室2dの端面上に該ビス穴2hから所定距離離れた位置にギヤ室カバー15を固定するためのねじ穴としてのビス穴2gが設けられている。なお、ギヤ室2dと2fは後方側に開口しており、上記ギヤ列や送りネジ等の部材を挿入後、ギヤ室2dと2fの開口部は、それぞれギヤ室カバー15,16により蓋がなされる。
3本のカム溝2bは、それぞれ後方に開放する開口部2b0を有し、比較的に短い長さの周方向に沿った光軸方向には変化しない平坦形状溝の平坦部からなる平坦カム部(沈胴カム溝部)2b1 と、該平坦カム部2b1に連通し、光軸に対して斜行する斜行カム溝部2b2とからなる。
固定枠蓋14は、リング形状部材であり、該リングの前端面には、光軸方向に凹んだ凹部形状部(凹部、逃げ部)が円周方向に互いに離間した三箇所に設けられている。該凹形状の底部は、後述のカムフォロア7bの固定枠2から光軸方向への飛び出しを防止するための沈胴カム溝後壁部14b1として形成されている。また、外周部に沿って固定枠2のビス穴2iおよびビス穴2hと対向する位置にビス挿通穴14iと14hが設けられ、1つのビス挿通穴14iの近傍にCCDユニット保持板41の位置決めピン14jが設けられている。なお、沈胴カム溝後壁部14b1に対してビス挿通穴14iは、極めて接近した位置にある。また、固定枠蓋14の内周面には、固定枠2の直進溝群2cに対向する位置に前後に貫通する直進溝群14c1が設けられている。この直進溝群14c1にはレンズ鏡筒1が沈胴状態にあるとき、後退したフロートキー8のガイド突起8aが進入する。
カム枠7は、後端部にギヤ部7aおよびカムフォロア7bが配されたフランジ部を有しており、また、外周部および内周部にはそれぞれ第一群ズーム枠6,第二群枠10,第四群枠13を光軸方向に進退駆動するためのカム溝が設けられている。
上述した構成を有するレンズ鏡筒1を組み立てる場合、カム枠7に対してその外周部に第一群ズーム枠6および直進枠3を嵌合、挿入する。さらに、内周部にフロートキー8を挿入し、次にシャッタ枠9とバネ11の組み込まれた第二部枠10を挿入する。その後、カム枠7のカムフォロア7bを固定枠2の平坦カム部(沈胴カム溝部)2b1に載置するように、上記各枠部材が組み込まれたカム枠7を固定枠2の後端から固定枠2内に挿入する。同時に直進枠3のガイド突起3aおよびフロートキー8のガイド突起8aを固定枠2の直進溝群2cに嵌入させる。さらに、第三群枠12のガイド突起12aを固定枠2の図示せぬ直進溝に嵌合させながら、第三群枠12と第四群枠13とを固定枠2の後端から組み込む。このとき、第四群枠13のカムフォロア13aは、カム枠7の内周面にある図示せぬカムフォロア導入溝に導かれ、第四群枠13のためのカム溝に嵌合される。
カムフォロア7bを固定枠2のカム平坦部(沈胴カム溝部)2b1と固定枠蓋14の沈胴カム溝後壁部14b1とで挟み込むように、上記カム枠7を挿入した状態の固定枠2の後端面2k上に固定枠蓋14を固定枠2の開口部2b0を塞ぐように載置する。さらに、固定枠蓋14の後端面にCCDユニット保持板41を載せる。そして、ビス挿通穴14iを挿通させたビス26をビス穴2iに螺着して固定枠2の後端に固定枠蓋14およびCCDユニット保持板41を固着する。なお、図4にはカム枠7、CCDユニット保持板41は図示されていない。
固定枠2のギヤ室2dの外方にズームモータ17を装着した状態でギヤ室2d内にズーム駆動部のギヤ列19およびロングギヤ20を組み込み、ギヤ室カバー15のビス挿通穴15hおよび固定枠蓋14のビス挿通穴14hを挿通させたビス27を固定枠2のビス穴2hに螺着し、さらに、ギヤ室カバー15のビス挿通穴15gを挿通したビス27をビス穴2gに螺着し、ギヤ室カバー15を固定枠2に固定する。なお、ギヤ室カバー15は、一部(ビス挿通穴15h側)が固定枠蓋14と共締め状態で固定枠2に固着される。
また、固定枠2のギヤ室2fの外方にフォーカスモータ21を装着した状態でギヤ室2f内にフォーカス駆動部のギヤ列や送りネジ22を組み込み、さらに、ガイド軸23を固定枠2内に組み込まれている第三群枠12のガイド軸穴に挿通させてギヤ室2f内に組み込む。ビス(図示せず)を固定枠2のビス穴に螺着してギヤ室カバー16を固定枠2に固定する。
なお、固定枠2内にカム枠7が組み込まれ、さらに、固定枠蓋14が装着された状態では、カム枠7のカムフォロア7bは、カム溝2bに繋がる平坦カム部(沈胴カム溝部)2b1に係合しており、カム溝2bの平坦カム部(沈胴カム溝部)2b1の後方側は、固定枠蓋14の沈胴カム溝後壁部14b1で覆われた状態になっている。従って、固定枠蓋14が固定枠2に固定された状態では、各枠部材に保持されているレンズ群は、ズームレンズとしての沈胴状態を保ち、カムフォロア7bは、沈胴カム溝部2b1に到達した状態でも沈胴カム溝部2b1から逸脱しない。
また、カム枠7が固定枠2内に組み込まれた状態では、ズーム機構部のロングギヤ20の歯部が固定枠2の内周部2aに設けられるギヤ内周開口部2eから内部に露呈しているので、カム枠7の後端部のギヤ部7aにロングギヤ20が噛合している。
上述した組み込み状態のレンズ鏡筒1において、ズーミング時にはズームモータ17によりギヤ列19を介してロングギヤ20が回転駆動されると、カム枠7が回転駆動され、カムフォロア7bが固定枠2のカム溝2bの平坦カム部(沈胴カム溝部)2b1を経て斜行カム溝2b2中を摺動し、カム枠7は、沈胴位置から撮影可能なズーム位置に繰り出される。カム枠7の回転、および、進退移動に伴い他の枠部材は、それぞれのズーム位置に繰り出される。一方、フォーカシング時にはフォーカシングモータによりギヤ列を介して送りネジ22が回転駆動されると第三群枠12がフォーカス位置に進退移動する。
上述したように本実施形態のレンズ鏡筒1においては、組み立て時にカム枠7のカムフォロア7bは、固定枠2の後端面からカム溝2bの平坦カム部(沈胴カム溝部)2b1に直接挿入される。従って、図8に示した従来のレンズ鏡筒のように平坦カム部(沈胴カム溝部)の範囲を超えて設けられるカムフォロア組み込み挿入のためのカム溝開口部が不要であり、カム枠7の回動可動範囲としては、上記カム溝開口部の分だけ少なくなる。このようにカム枠7の回動可動範囲が少なくなれば、固定枠2内の各部材の配置の自由度が増え、レンズ鏡筒の小型化が容易となる。
また、上述のように固定枠2のカム溝2bの平坦カム部(沈胴カム溝部)2b1の固定枠円周方向に上記カム溝開口部を必要以上に大きくとる必要がないことから、ギヤ室2d用のギヤ室カバー15を固定枠2に固定するビス穴2h(図5)を平坦カム部(沈胴カム溝部)2b1に極めて接近させて配置することができる。このようにビス穴2hを配置することによりギヤ室2d内のギヤ列19、および、ロングギヤ20の配置の自由度が増え、ギヤ室2dをコンパクトにまとめることができ、レンズ鏡筒の小型化を可能とする。
次に、本発明の第二の実施形態のレンズ鏡筒について、図6,7を用いて説明する。
図6は、本実施形態のレンズ鏡筒にてカム枠、ギヤ列が組み込まれた状態の固定枠に固定枠蓋を組み付けた状態を示す斜視図である。図7は、図6のA矢視図である。
図6は、本実施形態のレンズ鏡筒にてカム枠、ギヤ列が組み込まれた状態の固定枠に固定枠蓋を組み付けた状態を示す斜視図である。図7は、図6のA矢視図である。
図6,7に示すように本実施形態のレンズ鏡筒1Aは、第一の実施形態のレンズ鏡筒1に対して固定枠蓋の形状のみが異なるものであり、他の構成は、同一構成を有している。従って、同一の構成部材については、同一の符号を付し、以下、異なる点について説明する。
レンズ鏡筒1Aにおける固定枠蓋25は、平板リング形状の金属板部材からなり、固定枠2の後端に装着された状態では固定枠蓋25の光軸周りの円周平板形状部が固定枠2の3つの平坦カム部(沈胴カム溝部)2b1の後方開口を覆う沈胴カム溝後壁部として機能する。また、固定枠蓋25の外周3箇所に固定枠2のビス穴2i′および2h′に対向するビス挿通穴25i′および25h′が設けられている。
なお、固定枠2のビス穴2i′および2h′のボス表面は、固定枠2の後端面2kよりも所定距離だけ凸状に形成されている。従って、固定枠蓋25が固定枠2に装着された状態で固定枠蓋25の円周平板形状部は、沈胴カム溝部2b1から所定の距離だけ後方に離間しており、沈胴カム溝後壁部を形成する。また、固定枠2のビス穴2h′は、沈胴カム溝部2b1に対して極めて接近して位置している。
CCDユニット保持板41は、固定枠蓋25を挟んだ状態でビス26をビス穴2i,2i′に螺着して装着される。また、ギヤ室カバー15は、固定枠2のビス穴2g,2h′にビス27を螺着して固着されるが、ギヤ室カバー15の一部は、固定枠蓋25のビス挿通穴25h′と共締め状態で固定枠2に固着される。
本実施形態のレンズ鏡筒1Aによれば、第一の実施形態のレンズ鏡筒1と同様の効果を奏する。特に本実施形態の場合、固定枠蓋25が金属板で形成されるので部品コスト上、有利となる。
なお、固定枠蓋25にて固定枠2の3つの沈胴カム溝部2b1と対向する部分にエンボス加工により後方側に凹状の沈胴カム溝後壁部を設けることも可能である。この場合、固定枠蓋25の円周平板形状部は、固定枠2の後端面2kに密着させて固定することができる。
この発明は、上記各実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記各実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
本発明のレンズ鏡筒は、固定枠内に組み込まれる移動枠の組み立て作業時に必要な移動枠の回動角を不要とし、小型のレンズ鏡筒として利用することができる。
2 …固定枠
2a…内周面
2b…カム溝
2h,2h′…ビス穴(ネジ締結部)
2b1…平坦カム部,沈胴カム溝部(光軸を含む円周方向の平坦部)
7 …カム枠(移動枠)
7b…カムフォロア
14,25…固定枠蓋(カバー部材)
2a…内周面
2b…カム溝
2h,2h′…ビス穴(ネジ締結部)
2b1…平坦カム部,沈胴カム溝部(光軸を含む円周方向の平坦部)
7 …カム枠(移動枠)
7b…カムフォロア
14,25…固定枠蓋(カバー部材)
Claims (2)
- 内周面にカム溝を有し、該カム溝の一端が後端面で開放された開放部分と光軸を囲む円周方向の平坦部とを含む固定枠と、
上記固定枠の後方より上記カム溝に挿入されるカムフォロアを有する移動枠と、
上記移動枠が上記固定枠中に配置された状態で上記固定枠の上記カムフォロアが上記平坦部に載置されて上記カムフォロアと上記開放部分を覆うカバー部材と、
を有することを特徴とするレンズ鏡筒。 - 上記カバー部材は、上記固定枠にねじ締結により固定され、上記固定枠の上記開放部分近傍にねじ締結部を設けたことを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
Priority Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2013102993A1 (ja) * | 2012-01-06 | 2015-05-11 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | レンズ鏡筒 |
WO2021258904A1 (zh) * | 2020-06-23 | 2021-12-30 | 京东方科技集团股份有限公司 | 光学模组、电子设备和眼镜 |
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2007
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