JP2008215843A - 回転センサ - Google Patents

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崇 飯島
Akira Noguchi
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Abstract

【課題】磁石を用いた回転センサにおいて組み付けがし易く、かつ長期に亘って信頼性を確保できる回転センサを提供する。
【解決手段】被測定回転体の回転に応じて回転すると共に磁石250を保持する磁石保持部材210を備え、磁石には当該磁石の回転中心部分に貫通孔251が形成され、磁石保持部材には当該磁石保持部材への磁石仮止め状態において磁石の貫通孔を貫通すると共に当該貫通孔から一部が突出する突起部213が設けられ、当該突起部は溶融部材からなり、かつ磁石保持部材への磁石取り付け状態において突起部の磁石から突出した端部が溶融されて磁石と溶着し、磁石と磁石保持部材が被測定回転体の回転に連動して一体に回転するようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転体の回転角度を検出するのに使用する回転センサに関する。
従来から、例えば回転するシャフトの回転数を検知する回転センサが知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の回転センサは、円板状に形成された磁石が回転軸に支持されており、この回転軸を中心として所定の方向に回転可能に構成されている。また、この回転センサは2つの磁気センサを備えている。2つの磁気センサは、共に等しい温度特性を有するホール素子であり、円板の中心と一方の磁気センサを通る直線、及び円板の中心と他方の磁気センサとを通る直線とがなす角度が概ね90度になるように配置されている。そして、各磁気センサは、磁石の円周の直下に共に配置されている。
また、磁石を回転軸である回転体に一体となるように取り付けて被測定用回転体と一体に回転する回転センサも知られている(例えば、特許文献2参照)。この特許文献2に記載された回転センサは、センサ磁石固定用ボスを軸に圧入し、センサ磁石を回転子鉄心に当接させることでセンサ磁石を所定の位置に固定するようになっている。
このようなセンサ磁石固定用ボスを軸に圧入することで磁石を被測定回転体と一体に回転する技術の他に例えば回転センサが被測定回転体の0°〜360°を測定する小舵角検出用歯車及びこの歯車に噛合して被測定回転体の回転に応じて被測定回転体の大舵角を検出する歯車を備えた回転センサも知られている。そして、このような回転センサにおいて、例えば大舵角検出用の歯車に磁石を固定する際にスナップフィットによって磁石を磁石保持部材に固定したりインサート成型により磁石を磁石保持部材に一体成型したりしている。
特開2003−75108号公報(特許請求の範囲、図1〜図2等) 特開平9−121525号公報(特許請求の範囲、図2〜図3等)
しかしながら、上述したような従来の回転センサにおいて、磁石を被測定回転体やこれと連動して回転する歯車に取り付けるにあたって幾つかの問題点が生じている。具体的には、スナップフィットによる磁石の固定方式を利用した場合、回転センサの使用中に回転センサ自体が受ける振動により回転軸線方向に磁石がずれてしまうことがある。そして、このようなずれが発生すると、被測定用回転体の正しい回転角度を検出することができなくなり、回転センサの信頼性を低下させる虞がある。
また、磁石を歯車などの磁石固定部材にインサート成型により一定化して固定した場合、金型費用が高価になるためコスト高を招くと共に、回転センサの組み付け工程中の特別な工程にインサート成型工程を設けなければならず、回転センサの組み付け工程を設計する上での自由度がなくなる。
また、磁石を圧入により磁石保持部材に取り付ける場合、磁石と磁石保持部材の両者の公差を厳密に管理する必要があり、磁石保持部材と磁石の部品コストが高くなると共に、一般的に用いられる非磁性材である樹脂を磁石保持部材に用いた場合、圧入に際して磁石保持部材にひび割れ等が発生し、磁石が磁石保持部材にしっかりと固定されない虞がある。
本発明の目的は、磁石を用いた回転センサにおいて組み付けがし易く、かつ長期に亘って信頼性を確保できる回転センサを提供することにある。
上述の課題を解決するために、本発明の請求項1にかかる回転センサは、
被測定回転体の回転に応じて回転する磁石が発生する磁束密度を磁気検出素子で検出して前記被測定回転体の回転角度を検出する回転センサにおいて、
前記被測定回転体の回転に応じて回転すると共に前記磁石を保持する磁石保持部材を備え、前記磁石には当該磁石の回転中心部分に貫通孔が形成され、前記磁石保持部材には当該磁石保持部材への磁石仮止め状態において前記磁石の貫通孔を貫通すると共に当該貫通孔から一部が突出する突起部が設けられ、前記突起部は溶融部材からなり、かつ前記磁石保持部材への磁石取り付け状態において当該突起部の磁石から突出した端部が溶融されて磁石と溶着し、前記磁石と磁石保持部材が前記被測定回転体の回転に連動して一体に回転するようになったことを特徴としている。
本発明における回転センサの構成によれば、磁石保持部材の突起部が磁石の貫通孔を貫通してこの突起部の先端が磁石に溶着されることで、磁石と磁石保持部材が一体に回転するようになる。このような溶着は磁石を磁石保持部材に仮止めした後如何なる工程でも行うことができるので、従来のインサート成型のように工程が限定されず簡単な作業で行うことができる。
また、従来のスナップフィットによる磁石と磁石保持部材との組み付けにおける場合のように、これらの組み付け後に回転センサに加わる振動によって回転方向に両者が相対的にずれるような問題が発生しない。
また、本発明の請求項2にかかる回転センサは、請求項1に記載の回転センサにおいて、
前記磁石保持部材及び磁石には、前記突起部の基端部に前記磁石と当該磁石保持部材間の中心軸線廻りの角度関係を規定するための位置決め部が設けられたことを特徴としている。
本発明に係る回転センサがこのような位置決め部を有することで、磁石を磁石保持部材に取り付ける際に中心軸線回りに互いに正確な角度関係で取り付けることができる。
また、本発明の請求項3にかかる回転センサは、請求項1に記載の回転センサにおいて、
前記磁石には、前記磁石保持部材の突起部が突出して溶融される部分に前記磁石と前記磁石保持部材間の中心軸線廻りの角度関係を規定するための位置決め部が設けられたことを特徴としている。
本発明に係る回転センサがこのような位置決め部を有することで、突起部を溶融させて磁石を磁石保持部材に固定する際に位置決め部を介して磁石と磁石保持部材間の中心軸線廻りの角度関係を確認しながら溶融させることができる。これによって、磁石と磁石保持部材間の中心軸線廻りの角度関係を正確に保った状態で磁石を磁石保持部材に固定することができる。
また、本発明の請求項4にかかる回転センサは、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の回転センサにおいて、
前記回転センサは、前記被測定回転体の回転と共に回転するロータと、前記被測定回転体の回転とは独立したステータを有し、前記ロータの周囲には第1の歯車部が形成され、前記ステータには前記第1の歯車部と噛合して前記被測定回転体の回転に応じて回転する第2の歯車部が備わり、前記第2の歯車部が前記磁石保持部材の役割を兼ねることを特徴としている。
本発明に係る回転センサがこのような第1の歯車部と第2の歯車部を有し、第2の歯車部が磁石保持部材を兼ねることで、第2の歯車部の回転中心を被測定回転体の回転中心に対して偏倚させることができる。その結果、第2の歯車部を貫通する突起部を磁石保持部材に形成し易く、磁石保持部材をなす第2の歯車に磁石を固定し易くなる。
また、本発明の請求項5にかかる回転センサは、請求項4に記載の回転センサにおいて、
前記ロータには前記被測定用回転体の0°〜360°の回転角度を測定する回転角度測定手段が備わると共に、前記磁気検出素子と前記第2の歯車部に備わった磁石とで前記被測定用回転体の回転数を検出するようになったことを特徴としている。
本発明に係る回転センサがこのような構成を有することで、被測定用回転体の回転角度を広範囲に検出できる。
また、本発明の請求項6にかかる回転センサは、請求項4又は請求項5に記載の回転センサにおいて、
前記第2の歯車部を2個以上備えることを特徴としている。
本発明に係る回転センサが、第2の歯車部を2個以上備えることで、被測定回転体に磁石を取り付けることができないような構造の回転センサに対しても適用可能となる。
本発明によると、磁石を用いた回転センサにおいて組み付けがし易く、かつ長期に亘って信頼性を確保できる回転センサを提供することができる。
以下、本発明の一実施形態にかかる回転センサ1について図面に基いて説明する。なお、この説明においては自動車のステアリング装置においてこの回転センサを被測定回転体であるステアリングシャフト(以下、「シャフト」とし、図面中では、特に図示せず)に取り付けてハンドルの回転角度を検出する場合について説明する。
本発明の一実施形態にかかる回転センサ1は、図1に示すように、被測定回転体であるシャフト(図示せず)に取り付けられて被測定回転体と一体に回転するロータ10と、ロータ10の回転とは独立してシャフトとは異なる部分(例えば、ブラケットを介してステアリングコラム)に固定状態で取り付けられるステータ(ここでは図示せず)とを備えている。そして、ロータ10は円筒形状を有し、強度に優れた樹脂からできており、その内部にロータ10とステータとの隙間を一定に保持する結合部11が備わると共に、外周にロータ10の小角度(0°〜360°)を測定するためのリング状磁石150を備えている。そして、リング状磁石150の周方向に所定の中心角度をなして2つのホール素子13,14が備わっている。なお、ホール素子13,14は後述するステータに取り付けられた基板21に固定されており、ロータ10のリング状磁石150の回転とは独立して回転しないようになっている。
また、ロータ10の周囲全周に亘って第1の歯車100が形成されており、後述するシャフトの小角度(0°〜360°の回転角度)を測定するための役目を果たしている。
図示しないステータには基板21とホルダ22を備えている。そして、基板21とホルダ22は同心の取り付け穴21a,22aを介して図示しないネジ等の締結具で共にステータに取り付けられている。
基板21には、回転角度を検出する図示しない電気部品や電子部品が実装されている。また、ホルダ22にはロータ側の第1の歯車100と噛合する第2の歯車200が回転自在に固定されると共に、第2の歯車200には図2に示す磁石ホルダ(磁石保持部)210が備わっている。第2の歯車200及び磁石ホルダ210は基板21に取り付けられた歯車支持部220を介して両者が一体となって回転自在に取り付けられている。
磁石ホルダ210にはこの磁石ホルダ210と一体に回転するように円板状磁石250が固定されると共に、この円板状磁石250の外周部近傍に所定の回転角度を隔てて2つのホール素子23,24が取り付けられている。この2つのホール素子23,24は、基板21に取り付けられている。
なお、リング状磁石150は周方向に亘ってN極とS極が厚み方向に周期的に変化するような磁石を用いている。そして、このシャフトの回転に伴うリング状磁石150の回転に応じた磁束密度の変化を一方のホール素子13と他方のホール素子14で検出する。そして、この両者の検出したホール素子13,14の出力の位相差に基づいて図示しない演算部でロータの0°〜360°の回転角度を検出するようになっている。
また、上述したように、第2の歯車200と一体に回転する円板状磁石250を保持する磁石ホルダ210の上部には当該磁石ホルダ210とは独立して基板21に固定して取り付けられたホール素子23,24が備わっている。また、円板状磁石250は例えば平面視で半円がN極で、残りの半円がS極で形成されており、円板状磁石250の周方向に亘ってその磁束密度が周期的に変化するようになっている。そして、円板状磁石250の回転に伴う磁束密度の変化をホール素子23,24でそれぞれ検出し、各ホール素子23,24における検出出力の位相差を利用して円板状磁石250の回転角度を検出するようになっている。
即ち、第1の歯車100の回転に応じて第2の歯車200が回転すると、第2の歯車200と一体になった円板状磁石250が回転し、この円板状磁石250の回転角度を上述したロータ10の回転角度検出と同様の方法で2つのホール素子23,24を介して検出するようになっている。
なお、第1の歯車100の歯数より第2の歯車200の歯数は少なく形成され、第2の歯車200によってシャフトの回転数を測定できるようになっている。従って、第1の歯車100と一体に回転するリング状磁石150及びこの磁束密度を検出する2つのホール素子13,14からシャフトの0°〜360°の小角度を求め、第2の歯車200と一体に回転する円板状磁石250及びこの磁束密度を検出する2つのホール素子23,24からシャフトの回転数を求め、これら両者の組み合わせにより、シャフトの−900°〜+900°の絶対回転角度を検出するようになっている。
続いて、第2の歯車200と一体に回転する円板状磁石250の本願発明特有の取り付け構造について説明する。第2の歯車200は、図2に示すように、その歯車の一方の面に磁石保持用の凹み部211を備えた高さの低い円柱状のリブ部212を有し、これが上述した磁石ホルダ210の一部をなしている。この凹み部211の中央部には第2の歯車200の回転中心軸線と同一の軸線を有する円柱状の突起部213が備わっており、この突起部213が上述した磁石ホルダ210の残りの部分をなしている。なお、この一体化した第2の歯車200及び磁石ホルダ210のうち少なくとも突起部213の部分が熱可塑性樹脂でできている。
一方、円板状磁石250の中心部分には磁石ホルダ210の突起部213を貫通させるための貫通孔251が備わっている。そして、突起部213の高さは、突起部213に円板状磁石250の貫通孔251を貫通させて磁石ホルダ210に円板状磁石250を保持した際に突起部213の先端部が図3に示すように一部突出する程度の高さを有している。
そして、実際の組み付け工程においては、磁石ホルダ210の凹み部211に円板状磁石250と第2の歯車200が互いに所定の回転角度をなすような状態で取り付けてこの突起部213の突出した端部を第2の歯車200と円板状磁石250が一体となって回転するように溶融させる。図4は、このようにして円板状の磁石250を第2の歯車200に固定した状態を示し、突起部213の先端が溶融して溶着部213Aとなって円板状磁石250の上面に密着していることが分かる。
なお、突起部213は上述したように熱可塑性樹脂でできているので、この先端部を所定の温度で加熱するだけで簡単に溶融させることができる。このような溶融工程に伴う作業は簡単な作業のため、回転センサ1の組み立て工程のどの工程でも行うようにできるので、従来の磁石ホルダと磁石を一体化成型するインサート成型の工程に比べて工程設定の自由度が上がり、組み付けがし易くなる。
また、従来のスナップフィッティングによる磁石と歯車との組み付けによって生じていた問題、即ち回転センサの使用中に振動などにより磁石と歯車との間にガタが生じる問題が発生しなくなる。そのため、長期間に亘って回転センサ1の角度検出特性を安定化させることができる。
続いて、上述した実施形態の第1の変形例について説明する。なお、この第1の変形例及び以下に説明する第2の変形例に関して、上述した実施形態と同等の構成については対応する符号を付して詳細な説明を省略する。図5はこの第1の変形例に係る第2の歯車300及び磁石ホルダ310並びに円板状磁石350を斜め上方から見た斜視図であり、図6は図5に示した第2の歯車300及び磁石ホルダ310並びに円板状磁石350を斜め下方から見た斜視図である。
この変形例については、図5に示すように、第2の歯車300と一体に形成された磁石ホルダ310の凹み部中央に形成された突起部313の基端部側に平面視でトラック状の凸部(位置決め部)314が形成されている。また、この凸部314に対応する形状の凹部(位置決め部)354が、図6に示すように、円板状磁石350の底部に形成されている。これによって、円板状磁石350を第2の歯車300に対して互いの回転中心軸線廻りに所定の回転角度関係で仮止めすることができる。
第1の変形例に係る回転センサの磁石ホルダ310がこのような形状を有することで、第2の歯車300の磁石ホルダ310に円板状磁石350を仮止めした際に、この円板状磁石350を第2の歯車300に対して回転方向にずれることなく正確な位置で仮止めすることができる。
そして、この円板状磁石350を磁石ホルダ310に仮止め固定した後に円板状磁石350の貫通孔351から突出した突起部313の端部を上述の実施形態と同様に加熱して溶融させ、図7に示すように、この溶融した溶着部313Aを介して円板状磁石350を第2の歯車300にしっかりと固定して両者一体に回転できるようにする。
続いて、上述した実施形態の第2の変形例について説明する。第2の変形例では、図8及び図9に示すように、第2の歯車400及びこれと一体化した磁石ホルダ410については、上述した実施形態と同一の構成を有しているが、円板状磁石450の貫通孔451の上部には平面視でトラック状の開口部(位置決め部)452が形成されている。このような開口部452が形成されていることで、磁石ホルダ410に円板状磁石450を仮止めした際に第2の歯車400に対する円板状磁石450の方向を簡単に目視することができる。即ち、磁石ホルダ410に対する円板状磁石450の回転中心軸線廻りの互いの角度関係を定める必要がある場合にはこれを予め正確に定めて円板状磁石450を磁石ホルダ410に仮止めできる。このようにして第2の歯車400と円板状磁石450を回転中心軸線回りに適切な相対的角度関係で仮止めした後にこの円板状磁石450から突出した磁石ホルダ410の突起部413の端部を加熱して溶融させ、図10に示すように突起部413が開口部452を塞ぐ溶着部413Aとすることで、磁石ホルダ410に対する円板状磁石450の回転中心軸線廻りの互いの角度関係が定まった状態で第2の歯車400に円板状磁石450をしっかりと固定する。
以上のような各変形例によると、上述した実施形態と同等の効果を発揮することに加えて、磁石ホルダ410に対する円板状磁石450の回転中心軸線廻りの互いの角度関係を定め、第2の歯車300(400)と円板状磁石350(450)間をそれらの回転中心軸線回りに互いに正確な角度位置で固定できる。
なお、本発明は、以上説明した実施形態及びその変形例に関する回転センサにその構成が限定されるわけではない。即ち、上述の回転センサのリング状磁石とホール素子の代わりに周方向に幅が周期的に変化する導電性のリングからなるセンシング部と、このセンシング部に対向配置されたコイルの発する交流磁界によって、センシング部に生じる渦電流の変化に伴うインピーダンス変化を検出してシャフトの小角度(0°〜360°)を求めるようにしても良い。
また、円板状磁石の回転角度を検出するに際して、この磁石の周縁部にホール素子を複数配置する代わりにこの磁石の中心部近傍にMR素子を配置してこのMR素子を介して円板状磁石の回転角度、即ちシャフトの回転数を求めるようにしても良い。
また、前記第2の歯車は2個以上設けられていても良い。第2の歯車を2個以上設ける場合は、少なくとも第2の歯車の1個が第1の歯車と噛合するようにしていれば良く、2個以上の第2の歯車がそれぞれ第1の歯車に噛合するようにしても良く、第2の歯車同士が噛合するようにしても良い。
本発明にかかる回転センサは、高い回転角度検出精度を要求されると共に、組み付け性向上とコスト低減を要求される車両用ステアリング装置の回転角度検出に特に適している。しかしながら、本発明にかかる回転センサは、例えば、ロボットアームのように振動しながら回転する回転軸間の相対回転角度や回転トルクを求めるものであれば、どのようなものにも適用可能である。
本発明の一実施形態に係る回転センサの主要部を斜め上方から見た斜視図である。 図1に示した回転センサの第2の歯車及び磁石ホルダ並びに円板状磁石を組み付ける前の状態を斜め上方から見た斜視図である。 図2に示した円板状磁石を磁石ホルダに仮止めした状態を斜め上方から見た斜視図である。 図2に示した円板状磁石を磁石ホルダに固定した状態を斜め上方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる回転センサの第1の変形例を斜め上方から見た図2に対応する斜視図である。 図4に示した回転センサの第2の歯車及び磁石ホルダ並びに円板状磁石を斜め下方から見た斜視図である。 図5に示した円板状磁石を磁石ホルダに固定した状態を斜め上方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態の第2の変形例を斜め上方から見た図2に対応する斜視図である 図8に示した第2の変形例を斜め下方から見た図6に対応する斜視図である。 図6に示した回転センサの第2の歯車及び磁石ホルダ並びに円板状磁石を磁石ホルダに固定した状態を斜め上方から見た斜視図である。
符号の説明
1 回転センサ
10 ロータ
11 結合部
13,14 ホール素子
21 基板
21a 取り付け穴
22 ホルダ
22a 取り付け穴
23,24 ホール素子
100 第1の歯車
150 リング状磁石
200 第2の歯車
210 磁石ホルダ
211 凹み部
212 リブ部
213 突起部
213A 溶着部
220 歯車支持部
250 円板状磁石
251 貫通孔
300 第2の歯車
310 磁石ホルダ
313 突起部
313A 溶着部
314 凸部
350 円板状磁石
351 貫通孔
354 凹部
400 第2の歯車
410 磁石ホルダ
413 突起部
413A 溶着部
450 円板状磁石
451 貫通孔
452 開口部

Claims (6)

  1. 被測定回転体の回転に応じて回転する磁石が発生する磁束密度を磁気検出素子で検出して前記被測定回転体の回転角度を検出する回転センサにおいて、
    前記被測定回転体の回転に応じて回転すると共に前記磁石を保持する磁石保持部材を備え、前記磁石には当該磁石の回転中心部分に貫通孔が形成され、前記磁石保持部材には当該磁石保持部材への磁石仮止め状態において前記磁石の貫通孔を貫通すると共に当該貫通孔から一部が突出する突起部が設けられ、前記突起部は溶融部材からなり、かつ前記磁石保持部材への磁石取り付け状態において当該突起部の磁石から突出した端部が溶融されて磁石と溶着し、前記磁石と磁石保持部材が前記被測定回転体の回転に連動して一体に回転するようになったことを特徴とする回転センサ。
  2. 前記磁石保持部材及び磁石には前記磁石と当該磁石保持部材間の中心軸線廻りの角度関係を協働して規定するための位置決め部がそれぞれ設けられたことを特徴とする、請求項1に記載の回転センサ。
  3. 前記磁石には、前記磁石保持部材の突起部が突出して溶融される部分に前記磁石と前記磁石保持部材間の中心軸線廻りの角度関係を協働して規定するための位置決め部が設けられたことを特徴とする、請求項1に記載の回転センサ。
  4. 前記被測定回転体の回転と共に回転するロータと、前記被測定回転体の回転とは独立したステータを有し、前記ロータの周囲には第1の歯車部が形成され、前記ステータには前記第1の歯車部と噛合して前記被測定回転体の回転に応じて回転する第2の歯車部が備わり、前記第2の歯車部が前記磁石保持部材の役割を兼ねることを特徴とする、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の回転センサ。
  5. 前記ロータには前記被測定用回転体の0°〜360°の回転角度を測定する回転角度測定手段が備わると共に、前記磁気検出素子と前記第2の歯車部に備わった磁石とで前記被測定用回転体の回転数を検出するようになったことを特徴とする、請求項4に記載の回転センサ。
  6. 前記第2の歯車部を2個以上備えることを特徴とする、請求項4又は請求項5に記載の回転センサ。
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