JP5031672B2 - トルクセンサの組立方法 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気発生部から導かれる磁束密度に応じてトーションバーに働くトルクを検出するトルクセンサの組立方法に関するものである。
従来、車両のステアリング系に設けられるトルクセンサとして、回転するシャフトに働く操舵トルクを磁力を介して検出する非接触タイプのものが用いられている。
この種のトルクセンサとして、特許文献1〜3に開示されたものは、いずれも、ハウジング内に回転可能に収容されるトーションバーと、このトーションバーの両端に連結される第一、第二シャフトと、第一シャフトに固定される磁気発生部(多極磁石)と、第二シャフトに固定される回転磁気回路部(多極ヨーク)と、ハウジングに固定される固定磁気回路部と、この固定磁気回路部に導かれる磁束密度を検出する磁気センサとを備える。
トーションバーがこれに働くトルクによって捩れ変形すると、磁気発生部と回転磁気回路部との回転方向の相対位置が変化し、これに伴って磁気発生部から回転磁気回路部を介して固定磁気回路部に導かれる磁束密度が変化する。磁気センサが、この磁束密度に応じた信号を出力し、この信号に基づいてトーションバーに働くトルクが検出される。
特許文献1、2に開示されたトルクセンサは、磁気発生部が磁気を第一シャフトの回転軸方向に発生するものであり、第一シャフトに固定される磁気発生部と、第二シャフトに固定される回転磁気回路部とが回転軸方向に並んで設けられている。
特許文献2に開示されたトルクセンサの組立方法は、第一シャフトに磁気発生部を組付ける際に、第一シャフトに形成されたストッパ形状を基準として磁気発生部を位置決めし、固定するようになっている。
特許文献3に開示されたトルクセンサは、磁気発生部が磁気を第一シャフトの回転径方向に発生するものであり、第一シャフトに固定される磁気発生部を囲むようにして、第二シャフトに固定される回転磁気回路部が設けられている。
特許文献3に開示されたトルクセンサの組立方法は、以下の手順で行われる。
(1)第二シャフトに回転磁気回路部を固定する。
(2)第一シャフトに磁気発生部を回転可能な状態で組付ける。
(3)磁気発生部を回転磁気回路部の内側に配置し、両者の間に生じる磁気吸引力によって磁気発生部が静止する位置を特定する。
(4)その静止位置で磁気発生部を第一シャフトに固定する。
特開2007−240496号公報 特開2007−292550号公報 特開2003−194643号公報
しかしながら、特許文献2に開示されたトルクセンサの組立方法にあっては、第一シャフトに形成されたストッパ形状とこれに嵌合する治具類の隙間誤差に起因して磁気発生部の組付け位置精度が低下する可能性がある。
また、磁気発生部の磁束分布バラツキや回転磁気回路部の加工精度バラツキに対応して磁気発生部の組付け位置を調整することができないという問題点がある。
特許文献3に開示されたトルクセンサの組立方法にあっては、磁気吸引力によって磁気発生部が静止する位置を特定する際に、第一シャフトと磁気発生部との間にフリクションが発生するため、このフリクションに起因して磁気発生部の組付け位置精度が低下する可能性がある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、磁気発生部の組付け位置精度を高められるトルクセンサの組立方法を提供することを目的とする。
本発明は、互いに同軸上に配置される第一シャフトと第二シャフトとの間でトルクを伝達するトーションバーと、第一シャフトの回転軸方向に向けて着磁されその回転軸方向の端面に磁極面が形成される永久磁石が第一シャフトに固定される磁気発生部と、第二シャフトに固定され磁極面に対峙する第一、第二磁路先端部を有する回転磁気回路部とを備え、磁気発生部から回転磁気回路部に導かれる磁束密度に応じてトーションバーに働くトルクを検出するトルクセンサの組立方法であって、磁気発生部を第一シャフトの軸方向に設定される軸方向取付近傍部位に配置する軸方向位置合わせ工程と、軸方向取付近傍部位に配置された磁気発生部を第一シャフトに対して回転させる過程で回転磁気回路部に導かれる磁束密度を計測して磁気発生部の回転方向中立位置を割り出す回転方向位置合わせ工程と、回転方向中立位置に配置された磁気発生部を第一シャフトの軸方向に設定される軸方向取付部位に移動して固定する固定工程と、を順に行い、回転方向位置合わせ工程において、N極からS極へと導かれる磁束密度が最大になるNS磁束ピークと、S極からN極へと導かれる磁束密度が最大になるSN磁束ピークとをそれぞれ計測し、計測されたNS磁束ピークとSN磁束ピーク間の磁束密度を2等分する磁束ピークの中点を求め、求められた磁束ピークの中点となる磁気発生部の回転位置を磁気発生部の回転方向中立位置として割り出す構成とした。
本発明のトルクセンサの組立方法によると、磁気発生部の磁束分布バラツキや回転磁気回路部の加工精度バラツキがあっても、これらのバラツキを補償して、磁気発生部の回転方向中立位置を正確に割り出して第一シャフトに固定することができ、トルクセンサの検出精度にバラツキが生じることを抑えられる。
また、磁気吸引力によって磁気発生部が静止する位置で磁気発生部を第一シャフトに固定する特許文献3のトルクセンサのように、磁気発生部を第一シャフトに対して回転させる過程で生じるフリクションの影響を受けることがなく、磁気発生部の回転方向中立位置を正確に割り出すことができ、トルクセンサの検出精度にバラツキが生じることを抑えられる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に本発明が適用される車両のパワーステアリング装置の一例を示す。このパワーステアリング装置1は、ステアリングハンドル(図示せず)に連係して第一シャフト(入力軸)10、第二シャフト20が回転し、第二シャフト(出力軸)20の下端に形成されるピニオン(図示せず)に噛み合うラック軸が軸方向に移動することにより車輪が操舵されるようになっている。
パワーステアリング装置1は、操舵トルクを補助的に付与するアシスト機構として、第二シャフト20にウォームホイール9が連結され、このウォームホイール9に噛み合うウオーム19を回転駆動する電動モータ(図示せず)を備え、この電動モータが第二シャフト20に操舵補助トルクを付与するようになっている。
パワーステアリング装置1は、操舵トルクを検出するトルクセンサ50を備え、図示しないコントローラ(図示せず)がトルクセンサ50によって検出される操舵トルクに応じて電動モータの出力を制御する。
以下、トルクセンサ50の構造について説明する。
第一シャフト10はハウジング30に転がり軸受7を介して回転可能に支持される。第二シャフト20は図示しないハウジングに転がり軸受8を介して回転可能に支持される。第一シャフト10の下端部と第二シャフト20との間には滑り軸受3が介装される。これにより、第一シャフト10と第二シャフト20とは互いに同一軸上で相対回転できるように支持される。
ハウジング30と第一シャフト10との間にはダストシール6が介装され、このダストシール6によってハウジング30内が密封される。第一シャフト10は円筒状に形成され、その内側にトーションバー51が収められる。
トーションバー51は、その上端部がピン5を介して第一シャフト10に連結され、その下端部がセレーション4を介して第二シャフト20に連結される。これにより、トーションバー51は第一シャフト10に入力される操舵トルクを第二シャフト20に伝えるとともに、この操舵トルクに応じて捩れ変形する。
トルクセンサ50は、図2にも示すように、ハウジング30内に回転可能に収容されるトーションバー51と、第一シャフト10と共に回転する磁気発生部60と、第二シャフト20と共に回転する回転磁気回路部69と、ハウジング30に固定して設けられる固定磁気回路部90と、固定磁気回路部90に導かれる磁束密度を検出する磁気センサ98とによって構成され、この磁気センサ98の出力に基づいてトーションバー51に働く操舵トルクを検出する。
磁気発生部60は、第一シャフト10に固定されるバックヨーク61と、このバックヨーク61に固定される環状の永久磁石63とを備える。
永久磁石63は、磁気を第一シャフト10、トーションバー51の回転軸方向に発生するものであり、硬磁性体を第一シャフト10の回転軸方向へ向けて着磁することにより形成される。
図4に示すように、円筒状の永久磁石63の上端面と下端面には、それぞれ12個の磁極が周方向について等間隔に形成され、6個のN極と6個のS極とが交互に並ぶ。
円筒状のバックヨーク61は軟磁性体によって形成され、永久磁石63の上端面(磁極面)に当接する。バックヨーク61は、永久磁石63を第一シャフト10に連結する支持部材の働きと、永久磁石63の隣合う磁極を結んで磁束を導く継鉄の働きをし、永久磁石63の下端面(磁極面)に磁界を集中させる。
なお、永久磁石63を第一シャフト10に連結する支持部材をバックヨークと分離して設け、バックヨークをこの支持部材と永久磁石63の間に介装してもよい。
回転磁気回路部69は、永久磁石63から出される磁束を導く第一、第二軟磁性リング70、80と、第二シャフト20に固定される組付け部材77と、この組付け部材77に第一、第二軟磁性リング70、80を固定する樹脂モールド87とを備える。
図3の(a)は、第一、第二軟磁性リング70、80と組付け部材77を分解した斜視図であり、図3の(b)はこれらを組み立てた状態を示す回転磁気回路部69の斜視図である。
第一、第二軟磁性リング70、80は、永久磁石63の下端面(磁極面)に対峙する6個の第一、第二磁路先端部71、81と、この第一、第二磁路先端部71、81から曲折して互いに遠ざかる方向に延びる6個の第一、第二磁路柱部72、82と、この第一、第二磁路柱部72、82を結んで環状に延びる1個の第一、第二磁路環部73、83とをそれぞれ有し、これらがプレス加工によって一体形成される。
なお、第一、第二軟磁性リング70、80は、プレス加工に限らず、鋳造、焼結等によって形成してもよい。
第一、第二軟磁性リング70、80は、互いに同一形状であり、共通の部品が組付け方向を逆転させることにより用いられる。
なお、第一、第二軟磁性リング70、80は、これに限らず、互いに異なる形状であってもよい。
第一、第二磁路先端部71、81は、トーションバー51の回転軸と直交する同一平面上にてそれぞれ均等な間隔をもって周方向に並び、トーションバー51にトルクが加えられない中立状態で、トーションバー51の半径方向に延びるそれぞれの中心線が永久磁石63のN極及びS極の境界を指すように配置される。
第一、第二磁路柱部72、82は、平板状に形成され、トーションバー51の回転軸方向に延びる。
また、第一、第二軟磁性リング70、80が鋳造、焼結等によって形成される場合には、第一、第二磁路柱部72、82は、トーションバー51の半径方向に厚みを持つブロック状に形成してもよい。
第一磁路柱部72は、トーションバー51の上方向に延び、永久磁石63を囲むように配置される。第一磁路柱部72は、永久磁石63の外周面にある間隙をもって配置され、永久磁石63の磁束が第一磁路柱部72によって短絡されないように構成する。
第二磁路柱部82は、トーションバー51の下方向に延び、永久磁石63から遠ざかるように配置される。
こうして、第一、第二磁路柱部72、82が互いに遠ざかる方向に延びることにより、第一、第二磁路環部73、83がトーションバー51の回転軸方向について十分に離され、両者の間で磁気短絡が起きないように構成される。
第一、第二磁路環部73、83は、トーションバー51の回転軸と直交する平面上に配置され、トーションバー51の回転軸と同一軸上に延びる円盤状に形成される。第一、第二磁路環部73、83は、トーションバー51の半径方向について一定幅を有する。
第一、第二磁路環部73、83は、全周につながったリング状をしているが、これに限らず、その一箇所にスリットを有するC字形リング状に形成してもよい。
第一磁路環部73を永久磁石63の下面(磁極面)より上方に配置し、第二磁路環部83を永久磁石63より下方に配置する。すなわち、永久磁石63は、トーションバー51の回転軸方向について第一磁路環部73と第二磁路環部83の間に配置される。
これにより、第一、第二磁路柱部72、82の回転軸方向の長さを短縮することと、第一、第二磁路環部73、83どうしを互いに離して両者の間で磁気短絡が起きないようにすることとを両立できる。第一、第二磁路柱部72、82を回転軸方向の長さを短縮することにより、第一、第二軟磁性リング70、80をプレス加工により形成することが可能となり、製品のコストダウンがはかれる。
第一、第二軟磁性リング70、80はプレス加工して形成することにより、鋳造や焼結によって形成するものに比べて材料使用量を低減することができる。
第一、第二軟磁性リング70、80はプレス加工によって形成されることにより、鋳造や焼結によって形成するものに比べて各部の板厚を大きくとれず、磁路断面積が小さくなるが、高密度材を用いることにより磁気ヒステリシス特性の向上がはかれる。
トルクセンサ50は、第一軟磁性リング70の第一磁路柱部72を永久磁石63を囲むように永久磁石63の側方に配置することにより、第一軟磁性リング70の介装スペースによって回転軸方向の長さが増大することを抑えられ、パワーステアリング装置1の小型軽量化がはかれる。
以上、第一、第二軟磁性リング70、80の形状を説明したが、第一軟磁性リング70は、図1に示すように永久磁石63を包囲する形状に限らず、永久磁石63の下面(磁極面)に沿って平らに延びる円盤状に形成され、第一磁路柱部72を第一磁路先端部71から曲折することなくトーションバー51の半径方向に延びる形状としてもよい。この場合、第二磁路柱部82を図1に示すように第二磁路先端部81から曲折してトーションバー51の軸方向に延びる形状とすることにより、第一、第二磁路環部73、83がトーションバー51の回転軸方向について離され、両者の間で磁気短絡が起きないように構成することも可能である。
また、第二軟磁性リング80は、平らな円盤状に形成され、第二磁路柱部82を第二磁路先端部81から曲折することなくトーションバー51の半径方向に延びる形状としてもよい。この場合、第一磁路柱部72を図1に示すように第一磁路先端部71から曲折してトーションバー51の軸方向に延びる形状とすることにより、第一、第二磁路環部73、83がトーションバー51の回転軸方向について十分に離され、両者の間で磁気短絡が起きないように構成することも可能である。
樹脂モールド87は、金型に組付け部材77と第一、第二軟磁性リング70、80を配置した状態で、金型に溶解した熱可塑性樹脂を流し込み、この樹脂を冷却して固化させることにより形成される。なお、樹脂モールド87を形成する樹脂は、熱可塑性樹脂に限らず、熱硬化性樹脂、反応硬化性樹脂を用いてもよい。
第一、第二集磁ヨーク93、94は、第一、第二集磁リング91、92の外周に接するように設けられる。第一、第二集磁ヨーク93、94の間に一対の磁気ギャップ(空隙)96が形成され、この磁気ギャップ96に磁気センサ98が介装される。
第一、第二集磁ヨーク93、94は、第一、第二集磁リング91、92の外周面にそれぞれ接合するブロック状に形成され、磁気ギャップ96を画成する一対の集磁凸部93a、94aを有する。集磁凸部93a、94aの端面は互いに平行に対峙する平面状に形成される。
磁気検出手段として設けられる磁気センサ98はホール素子が用いられ、磁気ギャップ96の磁場の大きさと方向に応じた出力が信号線97を介して取り出される。ホール素子はこれを通過する磁束密度に応じた電圧を信号として出力するものである。なお、磁気センサ98はホール素子の信号を増幅する回路や温度補償を行う回路、ノイズフィルタの回路等を備えるものを用いてもよい。
磁気センサ98はハウジング30にセンサホルダ39を介して取り付けられる。磁気センサ98の信号線97はセンサホルダ39に接続される図示しない配線を介してコントローラに接続される。
次に、トルクセンサ50がトーションバー51に働く操舵トルクを検出する作用について説明する。
トーションバー51にトルクが働かない中立状態において、第一、第二軟磁性リング70、80の第一、第二磁路先端部71、81が、それぞれ永久磁石63のN極及びS極に同一面積を持って対峙して両者を磁気短絡し、磁束が回転磁気回路部69と固定磁気回路部90に導かれない。
運転者がステアリングハンドルを操作してトーションバー51に一方向のトルクが働く場合、トーションバー51がこのトルクの方向に応じて捩れ変形し、第一磁路先端部71がN極よりS極に大きな面積を持って対峙する一方、第二磁路先端部81がS極よりN極に大きな面積を持って対峙し、永久磁石63からの磁束が回転磁気回路部69と固定磁気回路部90に導かれ、磁気センサ98から磁場の強さ及び方向に応じた信号が出力される。この磁束が導かれる回転磁気回路部69と固定磁気回路部90における磁気経路は、N極→第一磁路先端部71→第一磁路柱部72→第一磁路環部73→第一集磁リング91→第一集磁ヨーク93→第二集磁ヨーク94→第二集磁リング92→第二磁路環部83→第二磁路柱部82→第二磁路先端部81→S極となる。
運転者がステアリングハンドルを操作してトーションバー51に逆方向のトルクが働く場合、トーションバー51が逆方向に捩れ変形し、第一磁路先端部71がS極よりN極に大きな面積を持って対峙する一方、第二磁路先端部81がN極よりS極に大きな面積を持って対峙し、磁束が上記の磁気経路と逆の磁気経路にて導かれ、磁気センサ98から磁場の強さ及び方向に応じた信号が出力される。この磁束が導かれる回転磁気回路部69と固定磁気回路部90における磁気経路は、N極→第二磁路先端部81→第二磁路柱部82→第二磁路環部83→第二集磁リング92→第二集磁ヨーク94→第一集磁ヨーク93→第一集磁リング91→第一磁路環部73→第一磁路柱部72→第一磁路先端部71→S極となる。
このようにトーションバー51がこれに働くトルクに応じてトーションバー51の捩れ変形し、第一、第二磁路先端部71、81が永久磁石63のN極とS極に対峙する面積差が大きくなると、磁気センサ98に導かれる磁束密度が大きくなり、磁気センサ98からこのトルクに応じた信号が出力される。
なお、永久磁石63の一端面に形成される磁極数は、2個以上の範囲で任意に設定される。永久磁石63に対峙する第一、第二軟磁性リング70、80の面積が同じ条件において、磁極数を増やすことにより、磁気センサ98に導かれる磁束密度を高められる。
次に、トルクセンサ50の組立時に磁気発生部60を第一シャフト10に対して位置決めし、固定する方法について説明する。
トルクセンサ50の組立方法は、図5、図6に示すように、以下の各工程が順に行われる。
(1)磁気発生部60を第一シャフト10の軸方向に設定される軸方向取付近傍部位12に配置する軸方向位置合わせ工程
(2)軸方向取付近傍部位12に配置された磁気発生部60を第一シャフト10に対して回転させる過程で回転磁気回路部69に導かれる磁束密度を計測して磁気発生部60の回転方向中立位置を割り出す回転方向位置合わせ工程
(3)回転方向中立位置に配置された磁気発生部60を第一シャフト10の軸方向に設定される軸方向取付部位11に移動して圧入固定する固定工程
(1)まず、図5の(a)と図6の(a)とに示す軸方向位置合わせ工程では、磁気発生部60を回転パーツアッシー100を構成する第一シャフト10に嵌合し、図5の(b)と図6の(b)とに示すように、磁気発生部60を第一シャフト10の軸方向取付近傍部位12に配置する。
回転パーツアッシー100は、回転磁気回路部69、第二シャフト20、トーションバー51、第一シャフト10等が別の工程にて予め組み立てられたものである。
第一シャフト10は、磁気発生部60のバックヨーク61が圧入して固定される軸方向取付部位11と、この軸方向取付部位11に対して第一シャフト10の軸方向について所定長さだけ離れた軸方向取付近傍部位12とを有する。
図6の(a)に示すように、軸方向取付部位11は、その外径がバックヨーク61の内径より所定のハメアイ分だけ大きく形成される。バックヨーク61はその内周面が軸方向取付部位11に圧入して固定される。
第一シャフト10の外周には軸方向取付部位11の上下端部に環状溝14、13がそれぞれ形成される。
軸方向取付近傍部位12を構成する第一シャフト10の環状溝14より上部は、その外径がバックヨーク61の内径より所定のハメアイスキマ分だけ小さく形成され、バックヨーク61の組付け時にバックヨーク61の内周が摺動可能に嵌合されるようになっている。これにより、磁気発生部60が軸方向取付近傍部位12によって第一シャフト10の回転軸まわりに回転可能に支持される。
軸方向取付近傍部位12は、図6の(b)に示すように、バックヨーク61の内周面が環状溝14に対峙して嵌合する位置に設けられる。バックヨーク61は、その内周面が第一シャフト10の環状溝14より上部に嵌合するとともに、その下端内周縁部が環状溝14に対峙することによって軸方向取付部位11の上端外周縁部から離れている。
バックヨーク61が軸方向取付近傍部位12に嵌合して係止された図5の(b)と図6の(b)とに示す状態において、磁気発生部60の磁束が回転磁気回路部69に導かれるように、磁気発生部60と回転磁気回路部69との距離が設定される。この状態では、バックヨーク61が軸方向取付部位11に嵌合した状態に比べて、磁気発生部60から回転磁気回路部69に導かれる磁束密度が小さいものの、磁気センサ98によって計測可能な磁束密度が導かれる。
(2)続いて、図5の(b)と図6の(b)とに示す回転方向位置合わせ工程では、回転パーツアッシー100の回転軸まわりに回転作動するチャック18が用いられる。このチャック18がバックヨーク61の外周面を把持してバックヨーク61を第一シャフト10に対して回転させる。このとき、第一シャフト10は図示しない治具を介して固定され、チャック18が回転作動する。なお、これに限らず、バックヨーク61がチャック18を介して固定された状態で、第一シャフト10を回転作動させてもよい。
図7に示すように、磁気発生部60は、バックヨーク61の外径bが永久磁石63の外径aより所定長さだけ大きく形成される。これにより、チャック18がバックヨーク61の外周面を把持する際に、チャック18が永久磁石63に当たることが回避され、永久磁石63を損傷することが防止される。
磁気発生部60は、バックヨーク61に永久磁石63の内周面を嵌合させる円筒部64を有し、この円筒部64が永久磁石63の下端面より回転軸方向に所定長さcだけ突出するように形成される。この円筒部64の突出長さcによって永久磁石63と回転磁気回路部69との間の距離が決まる。
回転パーツアッシー100は図示しない治具に保持され、この治具には第一、第二集磁ヨーク93、94が回転磁気回路部69の第一、第二磁路環部73、83に所定の間隙を持って対峙するように設けられる。第一、第二集磁ヨーク93、94の間に設けられる一対の磁気ギャップ96に各磁気センサ98がそれぞれ介装されている。各磁気センサ98は磁気発生部60の回転位置に応じた信号を出力する。
この場合、各磁気ギャップ96に一対の磁気センサ98が設けられているが、これに限らず、単一の磁気センサ98を一方の磁気ギャップ96に設けてもよい。
また、図8に示すように、図示しない治具には第一、第二集磁ヨーク93、94が第一、第二集磁リング91、92を介して回転磁気回路部69の第一、第二磁路環部73、83に所定の間隙を持って対峙して設けられる構成としてもよい。この場合、第一、第二集磁リング91、92を介して磁気センサ98に導かれる磁束密度を高められる。
回転方向位置合わせ工程では、チャック18によって磁気発生部60を第一シャフト10に対して回転させる過程で回転磁気回路部69に導かれる磁束密度を磁気センサ98によって計測し、磁束密度の計測値に基づいて磁気発生部60から磁気発生部60の回転方向中立位置を割り出す。
図9のグラフは、縦軸のパラメータに磁気センサ98によって計測される表面磁束密度がとられ、横軸のパラメータに回転磁気回路部69に対する磁気発生部60の回転方向の位置がとられており、回転磁気回路部69の回転時に磁気センサ98によって計測されるデータからなる磁束波形を示している。
図9のグラフにおいて、回転位置決め時の磁束波形は、60°毎に周期的に変化し、N/S極の磁束密度が最大になる磁束ピークが30°毎に生じている。これは、磁気発生部60を第一シャフト10に対して30°回転させる毎に、磁気経路が次のように切換わるためである。
・N極→第一磁路先端部71→第一磁路柱部72→第一磁路環部73→第一集磁ヨーク93→第二集磁ヨーク94→第二磁路環部83→第二磁路柱部82→第二磁路先端部81→S極
・N極→第二磁路先端部81→第二磁路柱部82→第二磁路環部83→第二集磁ヨーク94→第一集磁ヨーク93→第一磁路環部73→第一磁路柱部72→第一磁路先端部71→S極
第一、第二磁路先端部71、81が永久磁石63のN極とS極に対峙する面積差が大きくなると、磁気センサ98に導かれる磁束密度が大きくなる。
磁気センサ98によって計測されるデータからなる磁束波形に基づいて磁気発生部60の回転方向中立位置を割り出す方法として、永久磁石63のN極からS極へと導かれる磁束密度が最大になるNS磁束ピークと、永久磁石63のS極からN極へと導かれる磁束密度が最大になるSN磁束ピークとをそれぞれ計測し、計測されたNS磁束ピークとSN磁束ピーク間の磁束密度を2等分する磁束ピークの中点を求め、求められた磁束ピークの中点となる磁気発生部60の回転位置を磁気発生部60の回転方向中立位置として割り出す。
磁束ピークの中点は、磁束波形の1周期に2点存在するが、磁気発生部60の回転方向と、磁束の増減とに基づいて、N/S極に対する所定の回転方向中立位置を割り出す。
(3)続いて、図5の(c)と図6の(c)とに示す固定工程では、バックヨーク61を割り出された回転方向中立位置に保持した状態で、第一シャフト10に対して下方に移動させて軸方向取付部位11に圧入して固定する。バックヨーク61はその下端面が第一シャフト10の環状段部に当接して軸方向の位置決めが行われ、その内周面が第一シャフト10の軸方向取付部位11に圧入して固定される。
こうして、回転パーツアッシー100は、第一シャフト10に磁気発生部60が固定され、別の工程にてハウジング30に組付けられることにより、トルクセンサ50の組立が完了する。
第一シャフト10に磁気発生部60が固定された後、第一シャフト10を回転し、磁気センサ98によって磁束密度を計測する。
図9のグラフには、(2)の回転方向位置合わせ工程に計測される回転位置決め時の磁束波形と、(3)の固定工程を終えた後に計測される圧入後の磁束波形とがそれぞれ示されている。回転位置決め時の磁束波形と、圧入後の磁束波形とは、互いに同一位相で周期的に変化している。このため、(2)の回転方向位置合わせ工程に計測される回転位置決め時の磁束波形に基づいて磁気発生部60の回転方向中立位置を的確に割り出すことができる
なお、回転磁気回路部69等が持つ非対称要因によって、回転位置決め時の磁束波形は割り出された回転方向中立位置にて計測される磁束密度が零とはならない。このため、本発明は、磁束密度が零となる回転位置を磁気発生部60の回転方向中立位置として割り出さない。
以上のように本実施の形態では、互いに同軸上に配置される第一シャフト10と第二シャフト20との間でトルクを伝達するトーションバー51と、第一シャフト10に固定される磁気発生部60とを備え、第二シャフト20に固定される回転磁気回路部69と、磁気発生部60から回転磁気回路部69に導かれる磁束密度に応じてトーションバー51に働くトルクを検出するトルクセンサ50の組立方法であって、磁気発生部60を第一シャフト10の軸方向に設定される軸方向取付近傍部位12に配置する軸方向位置合わせ工程と、軸方向取付近傍部位12に配置された磁気発生部60を第一シャフト10に対して回転させる過程で回転磁気回路部69に導かれる磁束密度を計測して磁気発生部60の回転方向中立位置を割り出す回転方向位置合わせ工程と、回転方向中立位置に配置された磁気発生部60を第一シャフト10の軸方向に設定される軸方向取付部位11に移動して固定する固定工程と、を順に行う構成とした。
上記構成に基づき、磁気発生部60の磁束分布バラツキや回転磁気回路部69の加工精度バラツキがあっても、これらのバラツキを補償して、磁気発生部60の回転方向中立位置を正確に割り出して第一シャフト10に固定することができ、トルクセンサ50の検出精度にバラツキが生じることを抑えられる。
また、特許文献3に開示された、磁気吸引力によって磁気発生部が静止する位置で磁気発生部を第一シャフトに固定するトルクセンサのように、磁気発生部60を第一シャフト10に対して回転させる過程で生じるフリクションの影響を受けることがなく、磁気発生部60の回転方向中立位置を正確に割り出すことができ、トルクセンサ50の検出精度にバラツキが生じることを抑えられる。
本実施の形態では、N極からS極へと導かれる磁束密度が最大になるNS磁束ピークと、S極からN極へと導かれる磁束密度が最大になるSN磁束ピークとをそれぞれ計測し、計測されたNS磁束ピークとSN磁束ピーク間の磁束密度を2等分する磁束ピークの中点を求め、求められた磁束ピークの中点となる磁気発生部60の回転位置を磁気発生部60から磁気発生部60の回転方向中立位置として割り出す構成とした。
上記構成に基づき、回転磁気回路部69等が持つ非対称要因に影響されることなく、磁気発生部60の回転方向中立位置を的確に割り出すことができる。
本実施の形態では、軸方向取付近傍部位12の外径を軸方向取付部位11の外径より小さく形成し、軸方向取付近傍部位12の端部に環状溝14を形成し、回転方向位置合わせ工程にて軸方向取付近傍部位12に嵌合した磁気発生部60の端部が環状溝14に対峙して軸方向取付部位11から離れ、磁気発生部60が軸方向取付近傍部位12に嵌合することによって回転可能に支持される
構成とした。
上記構成に基づき、磁気発生部60は、軸方向取付近傍部位12に嵌合して回転可能に支持された状態で軸方向取付部位11から離れているため、軸方向取付部位11との間にフリクションが生じることがない。これにより、磁気発生部60が第一シャフト10に対して円滑に回転し、磁気発生部60の回転方向中立位置を的確に割り出すことができる。
そして、磁気発生部60は、割り出された回転方向中立位置にて軸方向に移動されることによって外径の大きい軸方向取付部位11に圧入して固定され、その取付位置精度が確保される。
次に図10に示す他の実施の形態を説明する。これは基本的には図1〜9に示す実施の形態と同じ構成を有し、相違する部分のみ説明する。なお、前記実施形態と同一構成部に
は同一符号を付す。
第一、第二軟磁性リング70、80は、互いに異なる形状であり、環状に延びる1個の第一、第二磁路環部73、83と、この第一、第二磁路環部73、83から曲折して上方に延びる第一、第二磁路柱部72、82とを有し、第一、第二磁路柱部72、82の上端面に、永久磁石63の下端面(磁極面)に対峙する6個の第一、第二磁路先端部71、81が形成され、これらが鋳造、焼結等によって一体形成される。
トルクセンサ50の組立方法は、前記実施の形態と同様に、(1)の軸方向位置合わせ工程、(2)の回転方向位置合わせ工程、(3)の固定工程が順に行われる。
(1)まず、図10の(a)に示す軸方向位置合わせ工程では、磁気発生部60を回転パーツアッシー100を構成する第一シャフト10に嵌合し、図10の(b)に示すように、磁気発生部60を第一シャフト10の軸方向取付近傍部位12に配置する。
(2)続いて、図10の(b)に示す回転方向位置合わせ工程では、チャック18によって磁気発生部60を第一シャフト10に対して回転させる過程で回転磁気回路部69に導かれる磁束密度を磁気センサ98によって計測し、磁束密度の計測値に基づいて磁気発生部60の回転方向中立位置を割り出す。
(3)続いて、図10の(c)に示す固定工程では、バックヨーク61を割り出された回転方向中立位置に保持した状態で、第一シャフト10に対して下方に移動させて軸方向取付部位11に圧入して固定する。
前記各実施の形態において、トルクセンサ50は、磁気発生部60が磁気を第一シャフト10の回転軸方向に発生するものであるが、これに限らず、例えば特許文献3に開示されたトルクセンサのように、磁気発生部(多極磁石)が磁気を第一シャフトの回転径方向に発生する構成としてもよい。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明のトルクセンサの組立て方法は、車両のパワーステアリング装置等、二つの軸間のトルクを検出するものに適用することができる。
本発明の実施の形態を示すパワーステアリング装置の断面図である。 同じくパワーステアリング装置の分解斜視図である。 同じく(a)は回転磁気回路部の分解斜視図であり、(b)は回転磁気回路部の斜視図である。 同じくトルクセンサの断面図である。 同じくトルクセンサの組立方法を示す斜視図である。 同じくトルクセンサの組立方法を示す断面図である。 同じく磁気発生部の断面図である。 同じくトルクセンサの組立方法を示す斜視図である。 同じく磁束波形を示すグラフである。 他の実施の形態を示すトルクセンサの組立方法を示す断面図である。
符号の説明
10 第一シャフト
11 軸方向取付部位
12 軸方向取付近傍部位
20 第二シャフト
50 トルクセンサ
51 トーションバー
60 磁気発生部
69 回転磁気回路部
98 磁気センサ

Claims (1)

  1. 互いに同軸上に配置される第一シャフトと第二シャフトとの間でトルクを伝達するトーションバーと、
    前記第一シャフトの回転軸方向に向けて着磁されその回転軸方向の端面に磁極面が形成される永久磁石が前記第一シャフトに固定される磁気発生部と、
    前記第二シャフトに固定され前記磁極面に対峙する第一、第二磁路先端部を有する回転磁気回路部とを備え、
    前記磁気発生部から前記回転磁気回路部に導かれる磁束密度に応じて前記トーションバーに働くトルクを検出するトルクセンサの組立方法であって、
    前記磁気発生部を前記第一シャフトの軸方向に設定される軸方向取付近傍部位に配置する軸方向位置合わせ工程と、
    前記軸方向取付近傍部位に配置された前記磁気発生部を前記第一シャフトに対して回転させる過程で前記回転磁気回路部に導かれる磁束密度を計測して前記磁気発生部の回転方向中立位置を割り出す回転方向位置合わせ工程と、
    前記回転方向中立位置に配置された前記磁気発生部を前記第一シャフトの軸方向に設定される軸方向取付部位に移動して固定する固定工程と、を順に行い、
    前記回転方向位置合わせ工程において、N極からS極へと導かれる磁束密度が最大になるNS磁束ピークと、S極からN極へと導かれる磁束密度が最大になるSN磁束ピークとをそれぞれ計測し、
    計測されたNS磁束ピークとSN磁束ピーク間の磁束密度を2等分する磁束ピークの中点を求め、
    求められた磁束ピークの中点となる前記磁気発生部の回転位置を前記磁気発生部の回転方向中立位置として割り出すことを特徴とするトルクセンサの組立方法。
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