JP2008215807A - 冷却装置及びその較正方法 - Google Patents

冷却装置及びその較正方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008215807A
JP2008215807A JP2008052249A JP2008052249A JP2008215807A JP 2008215807 A JP2008215807 A JP 2008215807A JP 2008052249 A JP2008052249 A JP 2008052249A JP 2008052249 A JP2008052249 A JP 2008052249A JP 2008215807 A JP2008215807 A JP 2008215807A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
calibration
value
evaporator
control
cooling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008052249A
Other languages
English (en)
Inventor
Martin Herrs
ヘルス マルティン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stiebel Eltron GmbH and Co KG
Original Assignee
Stiebel Eltron GmbH and Co KG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Stiebel Eltron GmbH and Co KG filed Critical Stiebel Eltron GmbH and Co KG
Publication of JP2008215807A publication Critical patent/JP2008215807A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B49/00Arrangement or mounting of control or safety devices
    • F25B49/005Arrangement or mounting of control or safety devices of safety devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2700/00Sensing or detecting of parameters; Sensors therefor
    • F25B2700/19Pressures
    • F25B2700/195Pressures of the condenser
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2700/00Sensing or detecting of parameters; Sensors therefor
    • F25B2700/19Pressures
    • F25B2700/197Pressures of the evaporator
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2700/00Sensing or detecting of parameters; Sensors therefor
    • F25B2700/21Temperatures
    • F25B2700/2116Temperatures of a condenser
    • F25B2700/21163Temperatures of a condenser of the refrigerant at the outlet of the condenser
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2700/00Sensing or detecting of parameters; Sensors therefor
    • F25B2700/21Temperatures
    • F25B2700/2117Temperatures of an evaporator
    • F25B2700/21175Temperatures of an evaporator of the refrigerant at the outlet of the evaporator

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

【課題】制御ないし調節のための測定値又は計算値に含まれる誤差作用を検出し、その補正を行うことにより、冷却装置の構成要素の損傷の阻止等ができる冷却(空調)装置の較正方法及び対応する冷却装置を提供する。
【解決手段】冷媒と、蒸発装置31と、圧縮装置32と、液化装置33と、絞り装置13と、該絞り装置を制御するための制御装置40とを有する冷却装置の較正方法であって、以下の工程、即ち、通常運転モードを較正運転モードに切換える工程;冷却サイクルのプロセス値(複数)間の既知の物理的依存関係が生じる特別な運転状態を開始する工程;前記特別な運転状態が開始されたとき、個々のプロセス値を検出する工程;検出したプロセス値に基づき冷却装置の部分に対する誤差作用を表すための較正値を生成する工程;前記較正値に基づき少なくとも1つの補正値を生成する工程;及び前記通常運転モードに戻す工程を含む較正方法。
【選択図】図1

Description

(関連出願) 本願は、2007年3月2日出願のドイツ特許出願10 2007 010 647.7の優先権を主張するものであり、その全記載事項は、本書に引用をもって繰り込み記載されるものとする。
本発明は、冷媒(冷却媒体)と、蒸発(気化)装置と、圧縮装置と、液化(凝縮)装置と、絞り装置(流量調整装置:Drosselorgan)とを有する、とりわけ圧縮冷却装置等の冷却(ないし空調)装置の較正方法に関し、更に、冷媒(冷却媒体)と、蒸発(気化)装置と、圧縮装置と、液化装置と、絞り装置(流量調整装置:Drosselorgan)とを有する、とりわけ圧縮冷却装置等の冷却(空調)装置に関する。
圧縮冷却装置では、原理的に、圧縮冷却(空調)装置の冷却サイクルないし回路(循環路:Kaeltekreis)内にある冷媒(冷却媒体)は、蒸発(気化)装置において、被冷却媒体から熱を奪うことによって気化される。次いで、圧縮装置において、冷媒の圧力上昇、従って、温度上昇が行われる。そして、冷媒は、液化(凝縮)装置において、放熱して、再び液化される。冷媒は、絞り装置(Drosselorgan)によって、気化圧に緩和される。
この種の圧縮冷却装置は、例えば、室内の暖房、雑用水(Brauchwasser)の調製に使用される。以下、これらをヒートシンク(Waermesenke)という。
ヒートシンクの温度の調節は、通常、圧縮装置のオン・オフ切換えによって又は圧縮装置の回転数の調節によって行われる。そのような方法は、例えば、EP1355207A1(特許文献1)又はDE4303533A1(特許文献2)から既知である。更に、蒸発装置の効率、従って、冷却装置の効率を最適化することは、この種の調節の課題である。蒸発装置の効率は、とりわけその充填率(Befuellungsgrad)に、即ち、蒸発装置のどの部分(割合)が湿り蒸気(ないし飽和蒸気:Nassdampf)によって充填されかつ蒸発装置のどの部分(割合)が過熱冷媒によって充填されるかに依存する。湿り蒸気(飽和蒸気)の割合が大きいほど、過熱度はより小さくなりかつ効率はより大きくなる。
蒸発装置の制御のための制御量(パラメータ)としては、蒸発装置出口における冷媒の過熱度を用いるのが好ましい(以下、過熱度ということもある)。冷媒のこの過熱度は、好ましくは、蒸発装置出口における蒸発装置圧p及び過熱冷媒の温度T0hから求めることができる。温度及び圧力は、適切な測定センサによって測定することができる。蒸発装置出口温度T0hと、過熱を伴わない蒸発中の冷媒の温度を表す蒸発温度Tとから差が求められる(計算される)が、これは、蒸発装置出口における冷媒の実際(実測)過熱度ΔT0h−istを表す(以下、過熱度ということもある)。
過熱度制御(調節)装置は、過熱度実際値と過熱度目標値の差を求める。(制御)偏差(Regelabweichung)に応じて、調節量、ここでは、絞り装置(Drosselorgan)が制御(調節)される。
EP1355207A1 DE4303533A1
現実の運転時には、蒸発装置過熱度の実際値を求める際に誤差が生じることがあるが、その原因としては、例えば、蒸発装置圧力センサの誤差、蒸発装置出口温度センサの誤差、蒸発装置圧力センサの電気的出力信号を測定する際の誤差、蒸発装置圧力センサの測定された電気的出力信号から蒸発装置圧を求める(計算する)際の誤差、蒸発装置出口温度センサの電気的出力信号を測定する際の誤差、蒸発装置(出口)温度センサの測定された電気的出力信号から蒸発装置圧を求める(計算する)際の誤差、又は、制御(調節)装置における過熱度を求める(計算する)際の誤差ないし計算間違い、例えば、蒸発装置圧から蒸発装置温度T0を求める(計算する)際の計算間違い、が挙げられる。
過熱度の実際値を求める際の誤差により、例えば、冷却サイクルがより効率の小さい運転点(動作点)において運転されることが起こり得る。
誤差を含む測定値から求められた(計算された)実際過熱度が冷却サイクルにおける現実の(実際の)実際過熱度より大きい場合、0Kの現実の(実際の)実際過熱度は、0Kより大きい過熱度と判断され、場合によっては、その上、最大出力に調節される。この場合、過熱度制御(調節)装置は、場合によっては、現実の(実際の)過熱度を過小に(場合によっては0Kに)調節してしまい、その結果、圧縮装置が損傷することもあり得る。
それゆえ、本発明の課題は、冷却(空調)装置のセンサ(複数)及びアクチュエータ(複数)の機能の検査が行われ、測定された及び計算された(求められた)プロセス値(複数)に対するあり得る誤差(エラー)の影響(誤差(エラー)の作用:Fehlereinfluss)が求められ(検出され)、場合によってはその補正が行われる、冷却装置の較正方法及び対応する冷却装置を提供することである。
本発明において、「冷却装置」は「空調装置」の意義で用いるものとし、暖房装置、冷暖房装置も含むものとする。
上記の課題を解決するために、本発明の第1の視点により、請求項1に記載の冷却装置の較正方法が提供される。即ち、冷媒と、蒸発装置と、圧縮装置と、液化(凝縮)装置と、電子制御可能な絞り装置(流量調整装置:Drosselorgan)と、該電子制御可能な絞り装置を制御するための制御装置とを有する、とりわけ圧縮冷却装置等の冷却装置の較正方法であって、以下の工程を含む。即ち、較正方法は、
通常運転モードを較正運転モードに切換える工程;
冷却サイクル(Kaeltekreis)のプロセス値(複数)間の既知の物理的依存関係が少なくとも近似的に生じる特別な運転状態を開始(達成)する工程;
前記特別な運転状態が開始(達成)されたとき、個々のプロセス値を検出する工程;を含む。さらに、
検出したプロセス値(複数)に基づき冷却装置の部分(複数)に対する誤差の影響(誤差の作用)を表すための較正値(複数)を生成する工程;
前記較正値(複数)に基づき少なくとも1つの補正値を生成する工程;が含まれる。
また、前記通常運転モードに戻す工程、が含まれる。(形態1・第1基本構成)
更に、上記の課題を解決するために、本発明の第2の視点により、請求項5に記載の冷却装置、即ち、冷媒と、蒸発装置と、圧縮装置と、液化装置と、電子制御可能な絞り装置(流量調整装置:Drosselorgan)と、該電子制御可能な絞り装置を制御するための制御装置とを有する、とりわけ圧縮冷却装置等の冷却装置が提供される。この冷却装置は、
較正を始動(トリガ)するための較正始動(トリガ)ユニットと、
冷却サイクルないし回路のプロセス値(複数)間の既知の物理的依存関係が少なくとも近似的に生じる冷却装置の特別な運転状態を開始(達成)するための開始制御ユニットと、を含む。(ここに、該特別な運転状態が該開始制御ユニットによって開始されたとき、個々のプロセス値が検出される)
さらに、この冷却回路は、
冷却装置の部分(複数)に対する誤差影響(誤差の作用)を表すための較正値(変数)(複数)を生成するための計算ユニットと、
前記計算された較正値(複数)に基づき少なくとも1つの補正値を生成するための補正ユニットと
を有する。(形態5・第2基本構成)
本発明の第1の視点の冷却装置の較正方法は、所定の制御ないし調節のための測定値又は計算値に含まれる誤差の影響(誤差の作用)を検出し、更に、その補正を行うことにより、冷却装置の構成要素(例えば圧縮装置)の損傷の阻止等をすることができる。
更に、本発明の第2の視点の冷却装置は、所定の制御ないし調節のための測定値又は計算値に含まれる誤差(の影響)が検出され、更に、その補正が行われるため、その構成要素(例えば圧縮装置)の損傷の阻止等がされることができる。
更に、各従属請求項により、付加的な効果が夫々達成される。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を示す。なお、形態2〜4は従属請求項の対象でもある。
(形態1) 上記第1基本構成参照。
(形態2) 上記の較正方法において、以下の工程、即ち、
前記蒸発装置の出口圧を測定するための圧力センサと前記液化装置の圧力を測定するための圧力センサを較正する工程、
その際、前記圧縮装置はスイッチオフ(遮断)されかつ前記絞り装置は開放され、
較正値は、振動(開始)状態(eingeschwungenen Zustand)における高圧と低圧の間の差に相応し、及び
補正値は、前記較正値に基づいて生成されること
を含むことが好ましい。
(形態3) 上記の較正方法において、以下の工程、即ち、
前記蒸発装置の出口圧の圧力センサと前記蒸発装置の温度を測定するためのセンサを較正する工程、
その際、冷却装置の運転モードが、前記圧縮装置がスイッチオンされている運転モードから、該圧縮装置がスイッチオフされている運転モードに切換えられるとき、前記較正運転モードが活性化され、
前記制御装置は、前記冷媒が前記蒸発装置内において湿り蒸気(飽和蒸気)領域にあるように、前記膨張弁(絞り装置)を制御すること、
前記蒸発装置の出口圧と前記蒸発装置の温度を測定する工程;及び
これらの値と前記基礎をなす物理的依存関係とを対比する工程
を含むことが好ましい。
(形態4) 上記の較正方法において、
前記圧縮装置がスイッチオンされている運転モードが活性化されているとき、前記較正運転モードが活性化され、前記制御装置は、前記冷媒が前記蒸発装置内において完全に又はほぼ完全に湿り蒸気(飽和蒸気)領域にあるように、前記膨張弁を制御すること、
前記蒸発装置の出口圧と前記蒸発装置の温度を測定する工程、及び
前記蒸発装置の出口圧及び前記蒸発装置の温度に基づき過熱度の値の最小値を求める工程、その際、前記較正値は、前記過熱度の値の最小値に相応すること
を含むことが好ましい。
(形態5) 上記第2基本構成参照。
本発明は、(圧縮)冷却(空調)装置の較正をするための方法を提供するという思想に関する。このため、較正の必要性(較正要求)が検知(検出)される。通常の(本来の)運転状態を離脱し、運転状態は、測定値検出(測定)手段(Messwertaufnahme)、即ちセンサ及び制御(調節)装置の測定値処理器、の較正のために調節(制御)される。較正は、冷却サイクルのプロセス値(複数)間の(式によって記述可能な)物理的依存関係及び場合によっては材料パラメータ(材料特性量)(Werkstoffkenngroessen)が少なくとも近似的に生じる特別な運転状態ないし動作点の開始(達成)により実行される。プロセス値(複数)間の式によって記述可能な物理的ないし材料技術的依存関係が較正値(複数)の導出(計算)に適用される(妥当する)時点又は期間が検知(検出)される。較正中に求められる1つ又は複数のプロセス値は、上記基礎をなす物理的依存関係を用いて計算され、機能(関数)、及びセンサ(複数)、測定値受容手段及び処理器及び場合によりアクチュエータ系(ないし群:Aktorik)に対する誤差の影響を記述する較正値(複数)が生成される。較正値(複数)は、誤差の状態の観点から評価され、場合によっては、センサ信号(複数)の補正のための補正値(複数)が求められる(計算される)。最後に、運転状態「較正」を離脱し、通常の運転状態に復帰する。
以下に、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。なお、特許請求の範囲に付した図面参照符号は発明の理解を助けるためのものに過ぎず、本発明を図示の態様に限定することは意図していない。
図1は、圧縮冷却装置の一例の模式図である。この冷却装置は、蒸発装置31と、圧縮装置32と、液化(凝縮)装置33と、冷媒(冷却媒体)を案内する導管システムと結合する電子的に制御可能な絞り装置ないし膨張弁(エクスパンションバルブ)33とを含む。更に、膨張弁13を制御するための制御装置40も含まれる。
第1測定ユニット1は、蒸発(気化)された冷媒の温度の測定に用いられる。第2測定ユニット2は、蒸発装置出口圧を測定に用いられる。第3測定ユニット3は、液化(凝縮)された冷媒の温度の測定に用いられる。第4測定ユニット4は、液化装置圧の測定に用いられる。第1、第2、第3及び第4測定ユニット1〜4は、制御装置40に接続されており、制御装置40は、測定ユニット1〜4によって得られた(検出された)値に基づき膨張弁13を制御する。
低い温度レベルにおいて熱を供給することにより、低沸点の媒体(「冷媒」、今日では大抵オゾン非破壊性のFCKW又は天然物質)は、蒸発装置31で蒸発(気化)され、このガス相は、圧縮装置32において圧縮され、この圧縮によって温度上昇される。高圧下で、作用物質ないし冷媒はその熱を液化装置33における利用のために放出し(暖房用液体、空気流など)、その際、凝縮される。作用物質は、膨張弁13によって、再び低圧で部分的循環系(Teilkreislauf)に入り、再び蒸発装置31に供給されるが、その出口において、第2測定ユニット2によって蒸発装置圧が求められ(検出され)、第1測定ユニット1によって気化された冷媒の温度が求められる(検出される)。得られた蒸発装置圧と蒸発装置出口における気化された冷媒の温度から、冷媒データを用いることにより、蒸発装置出口における冷媒の過熱度を求めることないし導出することができる。
熱源と冷媒との間の温度差は、蒸発装置31への熱流を引き起こす。次いで、冷媒蒸気は、圧縮装置32に吸入されて圧縮される。その際、冷媒の温度は、より高い温度レベルへ「ポンピング」されるが、この温度レベルは、その目的により、熱放散(ないし放出:Verteilung)の温度レベルよりも高いレベルにある。液化装置33において、再び、温度差が形成されているため、熱流が、熱放散(放出)の方向に生成される。高圧下にある冷媒は、再び、冷却及び圧縮される。液化装置の出口においては、第4測定ユニット4によって液化装置圧が求められ(検出され)、第3測定ユニット3によって液化された冷媒の温度が求められる(検出される)。次いで、冷媒は、膨張弁13によって放圧(減圧)される。このような全過程は新たに開始されるが、このため、この全過程は1つのサイクル(循環)プロセスを構成する。
図2は、図1の冷却装置の制御装置の一例の模式図である。冷却(冷房)装置の冷却サイクルのための制御装置は、測定値収集・処理ユニット5、計算ユニット6、モデル形成(モデリング)ユニット10、第1決定(検出)ユニット(Bestimmungseinheit)9、第2決定(検出)ユニット11、及び選択ユニット12を有する。制御装置は、蒸発装置出口における冷媒の過熱度の制御に用いられる。
測定値収集・処理ユニット5は、測定ユニット1〜4の測定値を収集及び処理する機能を有する。測定ユニット1〜4の信号は、通常、電気的信号であるが、これらの信号(複数)は、測定値収集・処理ユニット5によって、測定値(複数)に換算されるが、場合によっては例えば50Hz(電源電力)のオーバーレイ(Ueberlagerung)のようなノイズの影響も除去される。第1決定ユニット9は、冷媒の実際過熱度と目標過熱度との間の差に依存して膨張弁13のための制御値Wを決定する。計算ユニット6は、蒸発装置出口圧と蒸発装置出口温度とに基づき蒸発装置出口における冷媒の目下の実際過熱度を計算する。実際過熱度と目標過熱度との対比から、第1決定ユニット9において膨張弁13のための第1制御値が決定される。第1制御値Wは、膨張弁の開口角に関係するので、循環(経路)における冷媒の流れが制御(調節)される。実際過熱度が目標過熱度よりも大きい場合は、調節装置(膨張弁)13は(急速に)開かれる、即ち、第1制御信号はより大きくなる。実際過熱度が目標過熱度よりも小さい場合は、調節装置(膨張弁)13は(急速に)閉じられる、即ち、第1制御信号はより小さくなる。第1決定ユニット9の制御器は、その際、P、PI、I又はPID制御器として動作し得る。
モデル形成(モデリング)ユニット10は、蒸発装置入口における冷媒流量と蒸発装置出口における冷媒流量とを対比し、蒸発装置圧、液化装置圧及び冷却サイクル特性値から当該モデルを用いて膨張弁13のための第2制御値Wを計算するモデルを形成する機能を有する。
第2決定ユニット11は、第1制御値Wと第2制御値Wとを関連付けることにより膨張弁13のための第3制御値Wを求める(計算する)機能を有する。同様に、膨張弁13を第3制御値Wによって制御するための制御ユニットも備えられる。
選択ユニット12は、冷却サイクル制御装置の運転モードに依存して(1つの)制御信号を選択する機能を有し、冷却サイクル制御装置の運転モードに依存して異なる出所(複数)からの制御信号(複数)を(切換えて)膨張弁13に供給する。運転モード「加温(暖房)」では、第3制御値Wを求める(計算する)ための第2決定ユニット11からの制御信号が膨張弁13に供給される。運転モード「待機(スタンバイ)」では、開口度0%(の情報)を含む制御信号が膨張弁13に供給される。運転モード「霜取り(Abtauen)」では、霜取り運転のための制御値を求めるための決定ユニットからの制御信号が膨張弁13に供給される。
較正の必要性(較正要求)の検知はサイクリックに行われるが、例えば圧縮装置の始動が予め設定された回数を超過した場合及び/又は予め設定された圧縮装置の所要時間を超過した場合又は例えば予め設定された時間の間における(制御)偏差許容幅の逸脱のように、冷却サイクルの制御(平常)運転(Regelbetrieb)中にイレギュラを検出した場合に検知が行われる。較正を始動(レリースないしトリガ)(Ausloesung)するためには、較正要求が検知(検出)されたとき、較正の実行に必要な冷却サイクルの運転状態が生じていることが必要である。このため、較正は、例えば、較正のために必要な運転モード又は運転モード移行が達成されているとき、過熱の(制御)偏差が予め設定された幅の範囲内にあるとき、高圧及び低圧が予め設定された境界(範囲)内にあるときに初めて始動(トリガ)される。
較正が始動(トリガ)されると、制御系(Regelkreis)のアクチュエータ、この実施例では電子的(電子制御可能な)膨張弁は、当該較正中、通常の(正常な)制御(平常)運転(Regelbetrieb)の制御手段(この実施例では膨張弁13を第3制御値Wで制御する制御ユニット)によって制御されるのではなく、較正過程(プロセス)を制御するためのユニット19によって制御される。
このユニット19は、制御系のアクチュエータ(複数)、例えば電子的膨張弁又は圧縮装置、弁等のようなその他のアクチュエータ(複数)を較正に適する制御プログラムに応じて制御する。制御プログラムの推移(進行)は、較正中にも、その際生成されるプログラム値(複数)に依存して影響され得る。較正中に、較正のために重要なプロセス値(複数)が測定され、その時間に関する関数(機能)として関数(機能)ブロックに記憶される。更に、測定されたプロセス値(複数)の物理的結合から生成され計算される重要なプロセス値(複数)(例えば蒸発装置圧と蒸発装置出口温度から計算される過熱度)もまたその時間に関する関数(機能)として記憶ユニット20に記憶される。
冷却サイクル(ないし系)における物理的依存関係を分析することにより、冷却サイクルのプロセス値(複数)及び場合によっては冷却サイクルに影響を及ぼす媒体の材料パラメータ(特性量)(複数)の間の有利には式で記述可能な物理的依存関係が生成又は近似的に生成される特別な運転状態ないし動作点が較正中に達成(開始)されるように、較正の推移(進行)を構成することができる。この式によって記述される物理的従属関係は、センサ1〜4の機能を検査するために使用される。冷却サイクルに影響を及ぼす媒体は、例えば、冷媒自体又は蒸発装置のフィンにおいて濃縮する及び凍結ないし露着する水であり得る。
較正中のプロセス値(複数)の推移は、場合によっては、較正中にアクチュエータ(複数)、例えば電子的膨張弁又は圧縮装置、弁等のようなその他のアクチュエータ(複数)の制御に影響を及ぼす。そのため、例えば、較正中に冷媒体積流量を一定に維持するために、膨張弁の開口度が、高圧及び低圧の測定された値(複数)に依存して調節される。
更に、較正の結果の妥当性又は較正の中断は、較正中のプロセス値(複数)の推移によって影響を受ける。計算ユニット21では、較正中に得られるプロセス値(複数)が、プロセス値(複数)間の物理的ないし材料技術的依存関係を記述する式を用いて計算され、センサ(複数)に対する誤差作用を記述する(表す)較正値(複数)が求められる(検出される)。この実施例では、式によって記述可能な物理的ないし材料技術的依存関係が較正値(複数)の計算に適合する時点又は期間の検知も実行される。
測定又は計算されたプロセス値(複数)に対する誤差作用は、比較ユニット23において、装置固有の極限値(複数)と比較されるが、一回ないし複数回超過されると、場合によっては装置の機能を制限する誤差状態が引き起こされ得る。
更に、測定又は計算されたプロセス値(複数)に対する誤差の影響(作用)が検出されることにより、測定又は計算されたプロセス値(複数)が、後続する運転の際に誤差の影響が低減されるように、補正項(Korrekturterm)によって補正されることができる。
以下に、プロセス値即ち蒸発装置過熱度、蒸発装置出口温度、蒸発装置圧及び液化装置圧に対し較正をするための信号処理機能(関数)群について詳細に説明する。更に、冷却サイクル制御装置と較正装置との間の相互作用をどのように形成することができるかについても説明する。
測定値収集・処理ユニット5は、冷却サイクルからセンサ信号(複数)(測定ユニット1〜4)を収集及び評価をする機能を有する。センサ信号(複数)は、場合によってはローパスフィルタによってノイズ信号(例えば50Hzのハムノイズ(Brumm))が除去される。更に、計算ユニット6において、蒸発装置出口温度と蒸発装置圧から実際過熱度が計算される。液化装置圧力センサがない場合には、液化装置温度から液化装置圧が計算される。
補正ユニット7は、制御の際の誤差を低減するために、較正結果(複数)と該較正結果から求められる(計算される)補正項(複数)に依存して1つ又は複数のプロセス値又は該プロセス値から導出される値の補正を行う機能を有する。
制御器(Regler)9には、実際過熱度T0h istと目標過熱度T0h sollが供給され、(制御)偏差によって影響を受けた制御信号が出力される。この方法ステップにおいて、制御(平常)運転(Regelbetrieb)時の膨張弁のための第1制御値が求められる(計算される)。次いで、制御(平常)運転時の膨張弁のための第2制御信号が、冷却技術的モデル形成ユニット10によって生成され、そして、ユニット11において、(制御)偏差によって影響を受けた第1制御信号と関連付けられる(結合される)ことにより、総合制御信号が生成される。
選択ユニット12では、制御信号として制御器(ないし機構:Stellorgan)に供給される信号が、運転状態に依存して選択される。制御(平常)運転時には、ユニット11において数学的に関連付けられ(結合され)かつ限定(制限:begrenzt)された制御信号が供給される。更なる運転モードとしては、スタンバイ(待機)運転、霜取り運転又は較正運転がある。スタンバイ運転では、膨張弁のための制御信号は、通常0%、即ち完全に閉鎖されており、霜取り運転では、膨張弁は、少なくとも冷媒が霜取り運転時に膨張弁を通過すべきときには、開放されている。
入力端14は、冷却サイクル制御装置の熱的要求に依存した実際の(現実の)運転モードを表し、入力端15は、圧縮装置の切換え状態(オン/オフ)を表す。ユニット16即ち第1カウンタでは、圧縮装置始動カウンタが圧縮装置の始動後その都度インクリメントされる。制御のために電源が投入される際、手動でリセットする際、又は、較正実行後その都度、このカウンタは再びゼロに設定される。ユニット17即ち第2カウンタでは、圧縮装置がスイッチオンされたとき、圧縮装置所要時間カウンタがインクリメントされる。制御のために電源が投入される際、手動でリセットする際、又は、較正実行後その都度、このカウンタは再びゼロに設定される。較正始動(トリガ)ユニット18では、較正の開始と終了が実行(トリガ)される。較正の始動(トリガ)はサイクリックに行われるが、例えば圧縮装置始動カウンタ16の圧縮装置始動が予め設定された回数を超過した場合及び/又は予め設定された圧縮装置所要時間カウンタ17の圧縮装置所要時間を超過した場合に較正が始動(トリガ)される。
尤も、たとえ較正要求が検知されることなく他の運転状態が制御される場合であっても、較正要求が検知されたとき、較正の実行に必要な冷却サイクルの運転状態が、較正推移の制御のための手段18によって直ちに制御されることも可能である。較正始動(トリガ)のために遵守されなければならない更なる条件を定義することも可能である。そのため、例えば過熱度の(制御)偏差が予め設定された幅の範囲に含まれている場合及び/又は高圧及び低圧が予め設定された制限の範囲内にある場合にのみ、較正は始動(トリガ)される。較正始動(トリガ)ユニット18は、膨張弁のための制御信号を選択するための選択ユニット12を制御する。
選択ユニット12では、運転モード「制御」時に、ユニット11で生成された制御(平常)運転時の膨張弁のための制御信号が膨張弁に供給され、或いは、運転モード「較正」時に、過程(プロセス)制御ユニット19で生成された較正運転時の膨張弁のための制御信号が膨張弁に供給される。
過程(プロセス)制御ユニット19では、冷却サイクルからのセンサ値(複数)のような入力量(複数)と、該入力量(複数)によって影響を受け得る組込み導入された過程(プロセス)プログラムとに依存して較正始動(トリガ)ユニット18によって較正が解除されたとき、膨張弁、霜取り弁、圧縮装置等のような冷却サイクルのアクチュエータに制御信号(複数)を送信する過程(プロセス)制御が実行される。
較正中、ユニット12は、これらの制御信号をアクチュエータ(複数)、例えば膨張弁に供給する。記憶ユニット20には、較正中に、冷却サイクルからのセンサ値(複数)のような入力量(複数)が、更には複数の入力量の数学的関連付け(結合)によって得られる量例えば過熱度もまた、その推移(進行)中に記憶される。計算ユニット21では、較正中に求められた(得られた)プロセス値(複数)が、プロセス値(複数)及び場合によっては更に材料パラメータ(特性量)(複数)の間の物理的依存関係を記述する式によって計算され、センサ(複数)に対する及び/又は制御における信号収集/信号評価の誤差に対する誤差の影響(作用)を記述する(表す)較正値(複数)が求められる。更に、計算ユニットは、較正値(複数)の計算のためのプロセス値(複数)間の式によって記述可能な物理的ないし材料技術的依存関係が妥当する時点ないし期間を検知する機能を有する。較正値(複数)から、測定又は計算されたプロセス値(複数)に対する誤差作用が求められる。
測定されたプロセス値(複数)又は測定されたプロセス値から導出された値に対する誤差作用は、比較ユニット23において、装置固有の極限(限界)値(複数)(Grenzwerten)と比較される。一回又は複数回超過されると、場合によっては装置の機能を制限する誤差状態が惹起され得る。
更に、種々異なる誤差限界(範囲)(Fehlergrenzen)に関する較正値(複数)の分類評価も可能である。(製造元)工場値(Werkswert)からの較正値の許容可能な偏差のために、所定数の最新の較正の平均値からの較正値の許容可能な偏差のためのものとは異なる限界(範囲)を求めることができる。所定数の最新の較正の平均値(複数)のみを(製造元)工場値からの偏差に関して検査することも可能である。許容可能な限界(範囲)が1回又は複数回超過されたとき、例えば通知(表示)され得る誤差状態が惹起され得る。また、誤差状態に依存して、制御装置の運転領域を制限することも可能である。
更に、測定又は計算された値に対する誤差(作用)が検出されることにより、後続する運転の際に誤差の影響が低減されるように、測定されたプロセス値(複数)又は測定されたプロセス値から導出された値(複数)が(1つの)補正項によって補正されるように構成することもできる。補正ユニット22は、1つ又は複数のプロセス値又は該プロセス値から導出された値(複数)のための補正項(複数)を求め(計算し)、該補正項(複数)はユニット7に供給され、次いで、ユニット7は補正されたプロセス値(複数)又はプロセス値から導出された補正された値(複数)を求める(計算する)。
ここで、較正過程(プロセス)、(即ち、)(1つの)式を用いたプロセス値(複数)の評価及び較正値(複数)の検知(計算)の一例を挙げる:
この例による較正の目的は、冷却サイクル中の圧力センサ即ち蒸発装置圧力センサ2及び液化装置圧力センサ4の機能を検査することである。これは、圧縮装置がスイッチオフされかつ膨張弁が開放される際、振動(開始)状態(im eingeschwungenen Zustand)にある圧力センサの測定値(複数)が、圧力平衡が行われた後、ほぼ同じ値をとる必要があるという知見に基づいている。運転モード「制御」において運転状態「圧縮装置 オン」から「圧縮装置 オフ」に移行する際、較正が始動(トリガ)される。その際、過程(プロセス)制御ユニット19は、開口度が100%の膨張弁のための制御信号を生成するが、制御運転においては、冷媒の移動を阻止するために、制御信号は、圧縮装置がスイッチオフされる際、通常0%であろう。
記憶ユニット20には、冷却サイクルからのセンサ値(複数)のような、冷却サイクルの圧力センサ(複数)即ち蒸発装置圧力センサ2及び液化装置圧力センサ4の信号(複数)が、その推移における入力量(複数)として較正中に記憶される。
計算ユニット21では、圧力センサ即ち蒸発装置圧力センサ2及び液化装置圧力センサ4の信号(複数)が、較正中、(1つの)式によって計算される。この場合、高圧に対して測定された値と低圧に対して測定された値との間の差が生成されることによって、較正値が計算される(求められる)。
更に、この例では、プロセス値(複数)の間の式によって記述可能な物理的ないし材料技術的依存関係が較正値(複数)の計算に適用される(適する)時点又は期間の検知も実行される。「時点」とみなすことができる時点としては、較正の開始後の時点であって、その時点から、蒸発装置圧力センサ2と液化装置圧力センサ4の間の圧力差が振動状態に移行する、即ち、時間当りの値変化が確定された(測定された)閾値未満になる時点がある。
或いは、「時点」とみなすことができる時点としては、較正の開始後の時点であって、その時点後、物理的計算上の考察に基づき蒸発装置圧力センサ2と液化装置圧力センサ4の間の圧力差が振動状態に振動開始されるべき時点がある。この時間は、較正機能(関数)において確実に実現(記憶)する(abgelegt)ことができる。このようにして求められた(得られた)振動状態における差圧からの較正値は、圧力平衡が行われた後、センサ(複数)の測定値(複数)に対する誤差の影響を記述する(表す)ために使用することができる。例えば、蒸発装置圧力センサ2の誤差が他の較正方法によって既知である場合、液化装置圧力センサ4の誤差は、上述の較正方法によって計算する(求める)ことができる。
次いで、比較ユニット23では、得られた(求められた)較正値、即ち、上記の2つのセンサの圧力測定値の偏差が、許容可能な誤差限界(範囲)(複数)を考慮して、評価される。誤差限界(範囲)(複数)は、(製造元)工場値として、制御装置の不揮発性メモリに記憶することができる。
補正ユニット22では、得られた(求められた)1つ又は複数の較正値から、補正値(複数)を計算する(求める)ことができる。この補正値を用いることにより、ユニット7において、センサ(複数)の測定値(複数)は特性曲線のオフセット及び/又は傾き(勾配)に関し補正されることができる。例えば、蒸発装置圧力センサ2の誤差がその圧力領域に亘る関数として既知である場合、仮に全領域においてゼロに等しいとした場合であっても、上述の較正によって高圧センサの誤差を求めることができる。種々異なる圧力状態において複数回較正を実行すると、液化装置圧力センサ4の誤差のこれらの支持部位(データ)(Stuetzstellen)によって定義される近接する(anliegenden)圧力に関する関数が得られる。ユニット7でこの関数を実行すると、液化装置圧力センサ4の測定値(複数)が特性曲線のオフセット及び/又は傾きに関し補正されることができる。そのため、場合によっては一方又は両方の測定センサの測定値が、較正の際に測定値の偏差が確定されていれば、補正されることも可能である。
プロセス値(複数)から導出される値を較正するための較正過程(プロセス)、(即ち、)(1つの)式を用いたプロセス値(複数)の評価及びパラメータ(特性量)(複数)(Kenngroessen)の検知(計算)のための他の一例を以下に示す:
この例では、冷却サイクル中の蒸発装置圧力センサ2及び蒸発装置温度センサ1の機能が検査され、及びそれらと共に過熱度を検知(計算)する際の誤差もまた検査されるものとする:
これは、冷媒が湿り蒸気領域(Nassdampfbereich)の状態にある場合、冷媒の圧力と冷媒の温度との間に(1つの)式によって記述可能な依存関係が存在するという知見に基づいている。較正中にこの状態に確実に到達すると、冷却サイクル中の蒸発装置圧力センサ2及び蒸発装置温度センサ1の機能は検査されることができるが、その間、互いに対し、両者の測定値は、冷媒の圧力と冷媒の温度の間の冷媒固有の式によって記述可能な依存関係を有している必要がある。蒸発装置圧力センサ2及び蒸発装置温度センサ1の両者の(2つの)測定値から導出される過熱度の値及びそれ(過熱度の値)から求められる較正値は、規定通りに誤差なくセンサ群が機能しかつ測定値が検知される場合、ほぼゼロの(1つの)値を有する必要がある。
運転モード「制御」において運転状態「圧縮装置 オン」から「圧縮装置 オフ」に移行する際、較正が始動(トリガ)される(制御(平常)運転の場合であれば膨張弁は0%の開口度で制御されるであろう)。冷却サイクルの物理的条件が較正を行う都度できるだけ同じになるようにするために、較正を開始するための更なる基準(条件)を設定する必要があり得る。そのため、例えば、運転モード「加温(暖房)」が運転モード「スタンバイ」に切換えられたとき、運転モード「スタンバイ」から運転モード「加温(暖房)」への切換え後少なくとも1分間経過したとき(少なくとも1分間加温したとき)、(制御)偏差(Regelabweichung)「過熱度」の絶対値が10K未満のときに初めて較正を開始することができる。
次いで、過程(プロセス)制御ユニット19は、プロセス値(複数)の推移に依存する開口度を有する膨張弁のための制御信号を生成する。その際、蒸発装置に注入される冷媒量が、予め設定されたほぼ一定の値になるようにすべきである。冷媒量は、較正中の温度センサの時定数、(即ち、)蒸発装置充填推移の時定数が互いに調整されるように設定されることが好ましい。
較正の際の膨張弁の開口度は、例えば、(モデル形成)ユニット10で計算された膨張弁のための制御値に関連付けて調節される。
記憶ユニット20では、較正中、入力量として、冷却サイクル中の圧力センサ(複数)即ち蒸発装置圧力センサ2及び蒸発装置温度センサ1の信号(複数)及びその信号から計算される過熱度の値がその推移(進行)中に記憶される。計算ユニット21では、較正中に得られた過熱度の値から較正値が計算される(求められる)。較正値を計算する(求める)ための簡単な措置は、較正中の過熱度の値の最小値を求めることであるが、この値が較正値を示す。尤も、この方法は、EMV等によるノイズが信号評価の際にフィルタ除去されることなく較正値に影響を及ぼすという欠点がある。改善された方法の1つでは、過熱度の値のフィルタリングが行われる。較正の開始時、実際の(現実の)較正値は、通常現実的には達成不能な値に調節される。較正の推移中に、変数「実際の較正値」の値は、変数「過熱度・蒸発装置」から以下のように計算される:

a)実際過熱度<実際の較正値V(n−1)の場合:

実際の較正値V(n)=実際の較正値V(n−1)−

Minimum((実際の較正値V(n−1)−過熱度・蒸発装置);1K)

走査(スキャン)速度は1秒。

この関数によって、1K/secより大きい過熱度飛躍(変化)(Ueberhitzungsspruenge)は1K/secに制限される。

b)実際過熱度>=実際の較正値(n−1)の場合:

実際の較正値V(n)=実際の較正値(n−1)
計算ユニット21では、プロセス値(複数)の間の(1つの)式によって記述可能な物理的ないし材料技術的依存関係が較正値(複数)の計算に適用される時点の検知も実行される。「時点」とみなすことができる時点としては、較正の開始後の時点であって、その時点から、実際の(現実の)較正値V(n)の値が振動状態に移行する、即ち、(単位)時間当りの値変化が確定された(測定された)閾値未満になる時点がある。
また、「時点」とみなすことができる時点としては、較正の開始後の時点であって、その時点後、物理的計算上の考察に基づき実際の(現実の)較正値V(n)の値が振動状態に振動開始されるべき時点がある。この時間は、較正機能(関数)において確実に実現(記憶)(abgelegt)される。更に、較正のために必要な冷却サイクルの所望の運転状態が較正中に達成されたことを保証するために、得られた較正値を適正性試験(Plausibilitaetspruefung)にかけることが必要になりうる。
以下の基準は、例えば上述の較正に適用することができる:較正の推移(進行)中に、測定された過熱度値が少なくとも10秒間該値未満(較正中の最小の過熱度値+2ケルビン)である場合、較正値は適正(plausibel)である。この基準によって、過熱度の推移が所定の時間に亘って最小値を挟んだ許容幅の範囲内に存在していたことが保証されるべきである。このようにして求められた較正値は、プロセス値(複数)から求められた(計算された)過熱度の値に対する誤差の影響を記述する(表す)ために使用することができる。
蒸発装置圧力センサ2及び蒸発装置温度センサ1の測定値及び測定値評価に誤差がない場合、従って過熱度の値及び該過熱度の値から求められる較正値に誤差がない場合、規定通りに誤差なくセンサ群が機能しかつ測定値が検知される場合、較正値はほぼ0ケルビンである必要がある。較正値が測定の不確実性によって定まる程度を超えて0ケルビンと相違する場合、これは、蒸発装置圧力センサ2及び/又は蒸発装置温度センサ1の誤差たる偏差があることを示唆している。
例えば蒸発装置圧力センサ2の誤差が他の較正方法によって既知である場合、蒸発装置温度センサ1の誤差は上述の較正方法によって計算する(求める)ことができる。例えば蒸発装置温度センサ1の誤差が他の較正方法によって既知である場合、蒸発装置圧力センサ2の誤差は上述の較正方法によって計算する(求める)ことができる。更に、較正によって確定された誤差の原因を、蒸発装置圧力センサ2及び/又は蒸発装置温度センサ1の誤差たる偏差に帰するのではなく、個々のセンサ値から求められる(計算される)過熱度の値に関係付けることも可能である。
次いで、比較ユニット23では、得られた較正値、(即ち、)値ゼロからの較正中の最小過熱度の偏差が、許容可能な誤差限界(範囲)を考慮して評価される。誤差限界(範囲)(複数)は、(製造元)工場値(複数)として制御装置の不揮発性メモリに記憶されることができる。
補正ユニット22では、得られた(求められた)較正値又は得られた(求められた)パラメータ(特性量)(複数)から、補正値(複数)を求める(計算する)ことができる。この補正値(複数)を用いて、ユニット7において、センサ(複数)の測定値(複数)を特性曲線のオフセット及び/又は傾きに関し補正することができる。冷却サイクルの種々異なる作動点において複数回較正を実行すると、過熱度測定の誤差のこれらの支持部位(データ)(Stuetzstellen)によって定義される複数の作動点に関する関数が得られる。補正ユニット7でこの関数を実行すると、過熱度の測定値(複数)が特性曲線のオフセット及び/又は傾きに関し補正されることができる。
プロセス値(複数)から導出される値を較正するための較正過程(プロセス)、(即ち、)(1つの)式を用いたプロセス値(複数)の評価及びパラメータ(特性量)(複数)(Kenngroessen)の検知(計算)のための更なる一例を以下に示す:
この例による較正の目的は、上述した場合と同様に、冷却サイクル中の蒸発装置圧力センサ2及び液化装置温度センサ1の機能、及び、それによって、過熱度を検知する(求める)際の誤差をも検査することである:
この例もまた、冷媒が湿り蒸気(飽和蒸気)領域にある場合、冷媒の圧力と冷媒の温度との間に(1つの)式によって記述可能な依存関係が存在するという知見に基づく。較正中にこの状態に確実に到達すると、冷却サイクル中の蒸発装置圧力センサ2及び蒸発装置温度センサ1の機能は検査されることができるが、その間、互いに対し、両者の測定値は、冷媒の圧力と冷媒の温度の間の冷媒固有の式によって記述可能な依存関係を有している必要がある。蒸発装置圧力センサ2及び蒸発装置温度センサ1の両者の(2つの)測定値から導出される過熱度の値及びそれ(過熱度の値)から求められる較正値は、規定通りに誤差なくセンサ群が機能しかつ測定値が検知される場合、ほぼゼロの(1つの)値を有する必要がある。
較正は、運転モード「制御」において運転状態「圧縮装置 オン」において実行される。冷却サイクルの物理的条件が較正を行う都度できるだけ同じになるようにするために、較正を開始するための更なる基準(条件)を設定する必要があり得る:そのため、例えば、運転モード「スタンバイ」から運転モード「加温(暖房)」への切換え後少なくとも1分間経過したとき(少なくとも1分間加温したとき)、(制御)偏差「過熱度」の絶対値が10K未満のときに初めて較正が開始される。
次いで、過程(プロセス)制御ユニット19は、通常の(正常な)制御(平常)運転の場合とは異なる開口度を有する膨張弁のための制御信号を生成する。開口度は、制御(平常)運転において較正開始前に注入されていた量よりも、予め設定されたファクタだけより大きい冷媒量が蒸発装置に注入されるように、較正の際に調節される。冷媒量は、蒸発装置出口における冷媒の過熱度が0ケルビンに調節されるために、蒸発装置に近接する(anliegenden)作動点において完全な蒸発が生じないために冷媒量が十分であるように調節されると都合がよい。較正における膨張弁の開口度を、例えば、ブロック(ユニット)10で計算された膨張弁のための制御値に関連付けて調節することも可能である。
記憶ユニット20では、較正中、入力量として、冷却サイクル中の圧力センサ(複数)即ち蒸発装置圧力センサ2及び蒸発装置温度センサ1の信号(複数)及びそれらの信号から計算される過熱度の値がその推移(進行)中に記憶される。計算ユニット21では、較正中に得られた過熱度の値から較正値が計算される(求められる)。
較正値を計算する(求める)ための簡単な措置は、較正中の過熱度の値の最小値を求めることであるが、この値が較正値を示す。
尤も、この方法は、EMV等によるノイズが信号評価の際にフィルタ除去されることなく較正値に影響を及ぼすという欠点がある。改善された方法の1つでは、上述した較正過程においても使用されたもののような、過熱度の値のフィルタリングが行われる。
計算ユニット21では、更に、プロセス値(複数)の間の(1つの)式によって記述可能な物理的ないし材料技術的依存関係が較正値(複数)の計算に適用される時点の検知も実行される。「時点」とみなすことができる時点としては、較正の開始後の時点であって、その時点から、実際の(現実の)較正値V(n)の値が振動状態が開始する、即ち、時間当りの値変化が確定された(測定された)閾値(Schwelle)未満になる時点がある。
また、「時点」とみなすことができる時点としては、較正の開始後の時点であって、その時点後、物理的計算上の考察に基づき実際の(現実の)較正値V(n)の値が振動状態に振動開始されるべき時点がある。この時間は、較正機能(関数)において確実に実現(記憶)(abgelegt)される。更に、較正のために必要な冷却サイクルの所望の運転状態が較正中に達成されたことを保証するために、得られた較正値を適正性試験(Plausibilitaetspruefung)にかけることが必要になりうる。この方法は、上述の較正過程(プロセス)において既に説明されたものである。
プロセス値(複数)又は該プロセス値から導出される量(複数)の誤差検査及び補正の機構は、上述した較正過程(プロセス)の場合と同様に実行することができる。較正の実行後、制御装置は運転モード「制御」に復帰される。
制御技術的及び冷却技術的に適正化されたアプローチが運転モード「制御」において実行できるように冷却サイクル作動点を調整することが、予め必要となることがあり得る。例えば、ここに記載した較正中に、過熱度の値がゼロにされるが、これは、運転モード「制御」に対しては、不都合な開始値である。なぜなら、この場合、過熱度の値は、ゼロより大きい値に調節されているべきだからである。また、蒸発装置は、蒸発することができるより多くの冷媒が充填されるが、これは、蒸発装置に対して都合のよい作動点ではない。
運転モード「較正」から運転モード「制御」に迅速に作動点を適合させるために、以下の方法を使用することができる:運転モード「較正」の終了後、まず、膨張弁の開口度をゼロにする。この時間の間には、更なる冷媒が蒸発装置に流入することはなく、圧縮装置は蒸発装置から冷媒を吸引する。すると、蒸発装置出口における冷媒の過熱度は急速に増大する。過熱度の実際値が制御(平常)運転時の目標値に達したとき、制御(平常)運転に切換える(復帰させる)ことができ、膨張弁の開口度のための制御器は(作動)解除され、(制御)偏差はこのときほぼゼロであり、制御に関する極めて好都合な状態が開始される。
更なる特別な措置を制御装置において有利に実行することができる:
即ち、制御(モード)から較正(モード)に切換える際、実際の(現実の)制御装置出力信号を表す量が制御装置に記憶される。この信号は、例えば、積分成分(Integralanteil)又は膨張弁開口度のための制御信号であり得る。較正中に制御装置は受動的に切換えられるが、較正後には、較正に入る前の実際の制御装置出力信号を表していた量が制御装置において利用可能となり、制御装置の作動点を再び調節することができる。但し、冷却サイクルの作動点が較正期間において大きく変化されなかったことを条件とする。
アクチュエータ群を較正する措置の一例としては以下のものがある:
即ち、所定の運転モード(複数)において、アクチュエータ群の機能(関数)を少なくとも2〜3の作動点において検査することが必要である。そのため、運転モード「スタンバイ」(圧縮装置 オフ)において、0パーセントの開口度を有する膨張弁が制御されること、従って、液化装置から蒸発装置に冷媒が移動するのを阻止するために気密(液密)的に閉鎖することが必要となる。較正ルーチンの一例は、以下のように、弁の密封性(気密ないし液密性)を検査する:
運転モード「制御」において運転状態が「圧縮装置 オン」から「圧縮装置 オフ」に移行する際、較正が始動(トリガ)される。次いで、膨張弁は、0パーセントの開口度で制御される。膨張弁を完全に閉鎖するための設定された待ち時間(が経過した)後、蒸発装置圧力センサ2の値と液化装置圧力センサ4の値の間の第1の差が生成される。熱的振動(生成)現象(プロセス)が冷却サイクルにおいて遮断又はほぼ遮断されるように、この待ち時間を上述の時間を超えて延長すると有利であり得る。設定された更なる待ち時間の経過後、蒸発装置圧力センサ2の値と液化装置圧力センサ4の値の間の第2の差が生成される。
上記第1の差の上記第2の差からの偏差は、較正値として求められ、少なくとも停止状態にある圧縮装置が気密ないし液密とみなされる場合、膨張弁の密封性に関する尺度をなす。この較正は、圧縮装置のスイッチオフの後比較的長い時間(より長い時間)運転モード「スタンバイ」においてサイクリックに繰り返されることも可能である。
制御装置を較正する措置の一例としては以下のものがある:
運転モード「制御」のためには、定められた作動点(複数)において制御装置の規定の機能をサイクリックに検査することが有益である。
較正ルーチンの一例は、制御装置を以下のように検査することができる:
較正を開始するための条件は、振動している制御装置状態における運転モード「制御」であり、(制御)偏差は、そのため、設定された(定められた)期間の間、設定された(定められた)領域(範囲)にある必要がある。そして、較正を開始することにより、制御装置の過熱度の目標値は、設定された(定められた)ファクタだけ又は設定された(定められた)量だけ、通常の(標準の)制御装置目標値から変化する。その際、過熱度目標値は増大又は減少され得る。較正中、制御装置はこの目標値飛躍(変化)を制御し、過熱度の実際値推移は過熱度の目標値推移に対比して評価され、かくして較正値が得られる。較正値は、較正中の実際値と目標値の統合された(integral)偏差から、設定された時間後の実際値と目標値の偏差又は実際値と目標値の間のその他の計算(値)から求める(計算する)ことができる。目標値飛躍(変化)の量及び制御装置パラメータもまた、相対的に(条件付で)、較正値の計算に影響を及ぼすことができる。このため、較正値は、制御の質に関する明確な指標をなし、誤差の検知及び制御装置の適合化に利用することができる。
複数の態様(モード)の較正のために、較正値(複数)の評価及び処理のための更なる有利な幾つかの例を以下に示す:
誤差評価及びプロセス値補正のために最新の(最後の)較正値だけではなく、所定数の記憶された較正値を有利に使用することができる。記憶装置は、FIFOとして構成することができるため、常時、設定された(所定の)数の最新の(最後の)較正値を記憶することができる。そして、誤差評価は、一定数の最新の(最後の)較正値に関して行うことができるが、それ(較正値)から、例えば、演算(計算)手段(式)が生成され、この演算(計算)手段(式)が誤差評価及びプロセス値補正のために使用される。
較正値(複数)に属するこれらのリストには日付、時間及び作動点も含められる場合、プロセス値(複数)の選択することにより、保守技術者は容易に誤差(エラー)診断をすることが可能になる。
上述のとおり、本発明は、冷却ないし冷却装置のみならず、暖房装置を含む空調装置の較正、特に動的較正に有利に利用でき、さらに同種の原理に基づく冷媒(ないし熱媒)サイクル系に適用できる。
最後に、前記の実施例の説明は請求される本発明の理解のためにだけ用いるものであり、本発明はこの実施例に制限されるものではないことを述べておく。また、特許請求の範囲に付記した図面参照符号は、専ら本発明の理解を助けるためのものであり、図示の態様に本発明を限定することを意図するものではない。
本発明の圧縮冷却装置の一例の模式図。 図1の冷却装置の制御装置の一例の模式図。

Claims (5)

  1. 冷媒と、蒸発装置(31)と、圧縮装置(32)と、液化(凝縮)装置(33)と、電子制御可能な絞り装置(13)と、該電子制御可能な絞り装置(13)を制御するための制御装置(40)とを有する冷却(空調)装置の較正方法であって、以下の工程、即ち、
    通常運転モードを較正運転モードに切換える工程;
    冷却サイクルのプロセス値(複数)間の既知の物理的依存関係が少なくとも近似的に生じる特別な運転状態を開始する工程;
    前記特別な運転状態が開始されたとき、個々のプロセス値を検出する工程;
    検出したプロセス値(複数)に基づき冷却装置の部分(複数)に対する誤差の影響(作用)を表すための較正値(複数)を生成する工程;
    前記較正値(複数)に基づき少なくとも1つの補正値を生成する工程;及び
    前記通常運転モードに戻す工程
    を含む較正方法。
  2. 以下の工程、即ち、
    前記蒸発装置の出口圧を測定するための圧力センサ(2)と前記液化装置の圧力を測定するための圧力センサ(4)を較正する工程、
    その際、前記圧縮装置はスイッチオフされかつ前記絞り装置(13)は開放され、
    較正値は、振動(開始)状態における高圧と低圧の間の差に相応し、及び
    補正値は、前記較正値に基づいて生成されること
    を含む請求項1に記載の較正方法。
  3. 以下の工程、即ち、
    前記蒸発装置の出口圧の圧力センサと前記蒸発装置の温度を測定するためのセンサ(1)を較正する工程、
    その際、冷却装置の運転モードが、前記圧縮装置がスイッチオンされている運転モードから、該圧縮装置がスイッチオフされている運転モードに切換えられるとき、前記較正運転モードが活性化され、
    前記制御装置(40)は、前記冷媒が前記蒸発装置内において湿り蒸気領域にあるように、前記膨張弁(13)を制御すること、
    前記蒸発装置の出口圧と前記蒸発装置の温度を測定する工程;及び
    これらの値と前記基礎をなす物理的依存関係とを対比する工程
    を含む請求項1に記載の較正方法。
  4. 前記圧縮装置がスイッチオンされている運転モードが活性化されているとき、前記較正運転モードが活性化され、前記制御装置(40)は、前記冷媒が前記蒸発装置内において完全に又はほぼ完全に湿り蒸気領域にあるように、前記膨張弁(13)を制御すること、
    前記蒸発装置の出口圧と前記蒸発装置の温度を測定する工程、及び
    前記蒸発装置の出口圧及び前記蒸発装置の温度に基づき過熱度の値の最小値を求める工程、その際、前記較正値は、前記過熱度の値の最小値に相応すること
    を含む請求項3に記載の較正方法。
  5. 冷媒と、蒸発装置(31)と、圧縮装置(32)と、液化(凝縮)装置(33)と、電子制御可能な絞り装置(13)と、該電子制御可能な絞り装置(13)を制御するための制御装置(40)とを有する冷却(空調)装置であって、
    較正を始動するための較正始動ユニット(18)と、
    冷却サイクルないし回路のプロセス値(複数)間の既知の物理的依存関係が少なくとも近似的に生じる冷却装置の特別な運転状態を開始するための開始制御ユニット(19)と、(ここに、該特別な運転状態が該開始制御ユニット(19)によって開始されたとき、個々のプロセス値が検出される、)
    冷却装置の部分(複数)に対する誤差の影響(作用)を表すための較正量(複数)を生成するための計算ユニット(21)と、
    前記計算された較正値(複数)に基づき少なくとも1つの補正値を生成するための補正ユニット(22)と
    を有する冷却装置。
JP2008052249A 2007-03-02 2008-03-03 冷却装置及びその較正方法 Pending JP2008215807A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102007010647.7A DE102007010647B4 (de) 2007-03-02 2007-03-02 Verfahren zum Kalibrieren einer Kälteanlage und eine Kälteanlage

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013005368A Division JP5583795B2 (ja) 2007-03-02 2013-01-16 冷却装置及びその較正方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008215807A true JP2008215807A (ja) 2008-09-18

Family

ID=39465729

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008052249A Pending JP2008215807A (ja) 2007-03-02 2008-03-03 冷却装置及びその較正方法
JP2013005368A Active JP5583795B2 (ja) 2007-03-02 2013-01-16 冷却装置及びその較正方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013005368A Active JP5583795B2 (ja) 2007-03-02 2013-01-16 冷却装置及びその較正方法

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP1965158A3 (ja)
JP (2) JP2008215807A (ja)
DE (1) DE102007010647B4 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008215806A (ja) * 2007-03-02 2008-09-18 Stiebel Eltron Gmbh & Co Kg 冷房装置の制御方法および冷房装置
JP2012502244A (ja) * 2008-09-05 2012-01-26 ダンフォス アクチ−セルスカブ 過熱度センサーを較正する方法
JP2016513781A (ja) * 2013-03-27 2016-05-16 三菱電機株式会社 蒸気圧縮システムおよび蒸気圧縮システムを制御する方法
DE102020133636A1 (de) 2020-12-16 2022-06-23 Audi Aktiengesellschaft Kraftfahrzeug mit Kälteanlage und Steuereinrichtung zum Nachkalibrieren von Druck-/Temperatursensoren sowie Verfahren zum Betreiben einer Kälteanlage
US11692750B1 (en) * 2020-09-15 2023-07-04 Renu, Inc. Electronic expansion valve and superheat control in an HVAC system
US11859845B1 (en) 2019-01-04 2024-01-02 Renu, Inc. Networked HVAC system having local and networked control
US11859856B1 (en) 2019-01-04 2024-01-02 Renu, Inc. HVAC system with single piece body

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DK2491318T3 (en) * 2009-10-23 2018-06-25 Carrier Corp PARAMETER CONTROL IN TRANSPORT COOLING SYSTEM AND PROCEDURES
US9726556B2 (en) 2012-08-23 2017-08-08 Danfoss A/S Method for calibrating a temperature sensor of a vapour compression system
WO2014063707A1 (en) * 2012-10-23 2014-05-01 Danfoss A/S A control arrangement for controlling superheat
DE102013219168B4 (de) * 2013-09-24 2024-05-02 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Kältekreislauf
EP3109573B1 (en) * 2015-06-24 2020-09-09 Emerson Climate Technologies GmbH Components cross-mapping in a refrigeration system
DE102020115270A1 (de) 2020-06-09 2021-12-09 Stiebel Eltron Gmbh & Co. Kg Verfahren und Vorrichtung zum Regeln eines Kältekreislaufs

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59183255A (ja) * 1983-03-31 1984-10-18 シャープ株式会社 空気調和機
JPS61197967A (ja) * 1985-02-26 1986-09-02 株式会社ボッシュオートモーティブ システム 冷房サイクル
DE4303533A1 (de) * 1993-02-06 1994-08-11 Stiebel Eltron Gmbh & Co Kg Verfahren zur Begrenzung der Heißgastemperatur in einem Kältemittelkreislauf und Expansionsventil
JPH0755299A (ja) * 1993-08-20 1995-03-03 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置
EP1355207A1 (de) * 2002-04-16 2003-10-22 Otto Egelhof GmbH & Co. Verfahren zum Betreiben einer Kompressionskälteanlage und Kompressionskälteanlage
JP2005106380A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷凍サイクル装置
JP2005155929A (ja) * 2003-11-20 2005-06-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機
JP2006266661A (ja) * 2005-02-28 2006-10-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 冷凍装置およびその運転方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04155157A (ja) * 1990-10-19 1992-05-28 Hitachi Ltd スクロール圧縮機を用いた冷凍サイクル
JPH0741359U (ja) * 1993-12-22 1995-07-21 カルソニック株式会社 自動車用空気調和装置
US6202431B1 (en) * 1999-01-15 2001-03-20 York International Corporation Adaptive hot gas bypass control for centrifugal chillers
US6688119B2 (en) * 2000-12-22 2004-02-10 General Electric Company Methods and apparatus for increasing appliance measuring system accuracy
AU2002305270A1 (en) * 2001-04-30 2002-11-11 Emerson Retail Services Inc. Building system performance analysis
EP1781996A2 (en) * 2004-08-11 2007-05-09 Lawrence Kates Method and apparatus for monitoring refrigerant-cycle systems
WO2006108056A1 (en) * 2005-04-05 2006-10-12 The Product Group, Llc Intelligent controller for refrigerating and air conditioning systems

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59183255A (ja) * 1983-03-31 1984-10-18 シャープ株式会社 空気調和機
JPS61197967A (ja) * 1985-02-26 1986-09-02 株式会社ボッシュオートモーティブ システム 冷房サイクル
DE4303533A1 (de) * 1993-02-06 1994-08-11 Stiebel Eltron Gmbh & Co Kg Verfahren zur Begrenzung der Heißgastemperatur in einem Kältemittelkreislauf und Expansionsventil
JPH0755299A (ja) * 1993-08-20 1995-03-03 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置
EP1355207A1 (de) * 2002-04-16 2003-10-22 Otto Egelhof GmbH & Co. Verfahren zum Betreiben einer Kompressionskälteanlage und Kompressionskälteanlage
JP2005106380A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷凍サイクル装置
JP2005155929A (ja) * 2003-11-20 2005-06-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機
JP2006266661A (ja) * 2005-02-28 2006-10-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 冷凍装置およびその運転方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008215806A (ja) * 2007-03-02 2008-09-18 Stiebel Eltron Gmbh & Co Kg 冷房装置の制御方法および冷房装置
JP2012502244A (ja) * 2008-09-05 2012-01-26 ダンフォス アクチ−セルスカブ 過熱度センサーを較正する方法
JP2016513781A (ja) * 2013-03-27 2016-05-16 三菱電機株式会社 蒸気圧縮システムおよび蒸気圧縮システムを制御する方法
US11859845B1 (en) 2019-01-04 2024-01-02 Renu, Inc. Networked HVAC system having local and networked control
US11859856B1 (en) 2019-01-04 2024-01-02 Renu, Inc. HVAC system with single piece body
US11892185B1 (en) 2019-01-04 2024-02-06 Renu, Inc. HVAC system having learning and prediction modeling
US11692750B1 (en) * 2020-09-15 2023-07-04 Renu, Inc. Electronic expansion valve and superheat control in an HVAC system
DE102020133636A1 (de) 2020-12-16 2022-06-23 Audi Aktiengesellschaft Kraftfahrzeug mit Kälteanlage und Steuereinrichtung zum Nachkalibrieren von Druck-/Temperatursensoren sowie Verfahren zum Betreiben einer Kälteanlage

Also Published As

Publication number Publication date
JP5583795B2 (ja) 2014-09-03
EP1965158A3 (de) 2009-06-03
JP2013092366A (ja) 2013-05-16
EP1965158A2 (de) 2008-09-03
DE102007010647A1 (de) 2008-09-25
DE102007010647B4 (de) 2019-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5583795B2 (ja) 冷却装置及びその較正方法
KR101137740B1 (ko) 가변 속도 압축기를 가진 냉동 시스템에 대한 파라미터를 교정하는 시스템 및 방법
JP5543689B2 (ja) 電気膨張弁を備える空調装置
US20080216500A1 (en) System and method for controlling an air conditioner or heat pump
US9726556B2 (en) Method for calibrating a temperature sensor of a vapour compression system
JP5185375B2 (ja) 蒸気圧縮システムを制御する方法
US9395112B2 (en) Method for controlling operation of a vapour compression system in a subcritical and a supercritical mode
EP2630422B1 (en) A method for controlling a supply of refrigerant to an evaporator
JP6120808B2 (ja) 空気調和機
CN108870573A (zh) 制冷机组除湿控制方法、装置、制冷机组主板和存储介质
US9874385B2 (en) Control arrangement for controlling superheat
JP6119895B1 (ja) ヒートポンプ装置
JP2010054094A (ja) 空気調和装置
JP2008215806A (ja) 冷房装置の制御方法および冷房装置
CN107076491B (zh) 选择用于膨胀阀的控制策略
DK2902728T3 (en) Automatic detection of refrigerant fill levels in refrigeration circuits
CN112823261A (zh) 室外机以及具备该室外机的制冷循环装置
KR100802623B1 (ko) 공조시스템의 전자팽창장치 제어 장치 및 그 방법
Singleton et al. Control and commissioning of a hot-gas bypass compressor load stand for testing light-commercial compressors on low-GWP refrigerants
JP4930353B2 (ja) 冷却装置
WO2020188753A1 (ja) 室外機及びそれを備える冷凍サイクル装置
WO2010118745A2 (en) A method of controlling operation of a vapour compression system
KR101551973B1 (ko) 전자팽창밸브를 이용한 차량용 에어컨 시스템
KR100557038B1 (ko) 히트펌프의 팽창밸브 제어방법
JP5787106B2 (ja) 冷凍装置の制御装置および制御方法、並びに該制御装置を具備する冷凍装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120724

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120914

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120920

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20121217

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20121220

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130402