JP2008215767A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 蒸気による調理をする場合において、容易に加熱室内の温度不均衡を抑制し、
調理温度を精度良く制御することができる加熱調理器を提供する。
【解決手段】 調理を収納する加熱室5と、この加熱室5に蒸気を供給する蒸気発生装置
40とを備え、蒸気発生容器41は、加熱室側壁5aと所定の隙間を有して固定され、そ
の隙間に断熱材120を挟持して設けて、蒸気発生容器41の熱を加熱室5に伝えないよ
うにすることで加熱室内の温度不均衡を抑制し、調理温度を精度良く制御する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、蒸気供給手段を備えた加熱調理器に関する。
従来より、蒸気供給手段を加熱室外に設け、この蒸気供給手段から加熱室内に蒸気を供
給し、供給する蒸気により加熱室内の調理物を調理する方法が提案されている(特許文献
1または特許文献2)。
特開2005−61669号公報 特開2006-300486号公報
しかしながら、特許文献1、特許文献2のような蒸気供給手段及び加熱調理器の構造で
は、加熱室内を所望の温度にして調理する際に、加熱室内に温度ムラが生じ所望の温度に
制御しにくいという問題があった。
特に蒸気による調理をする場合には、調理室内の調理物に対する調理温度を精度良く制
御する必要があるが、蒸気供給装置から調理室に熱が伝わり、加熱室内が加熱されて温度
ムラが生じることで、加熱室内の調理温度を精度良く所望の温度に制御することが難しい
という問題があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、蒸気による調理をする場合にお
いて、容易に加熱室内の温度不均衡を抑制し、調理温度を精度良く制御することができる
加熱調理器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る加熱調理器は、調理物が収容される加熱室と
、この加熱室に蒸気を供給する蒸気供給手段とを備え、この蒸気供給手段は、加熱室壁面
と離間して設け、蒸気供給手段と加熱室の間に断熱層を設けることを主たる特徴とする。
本発明によれば、蒸気供給手段と加熱室内との間に断熱層を設けて、蒸気供給手段と加
熱室との間を断熱することで、加熱室内の温度不均衡を抑制することができ、もって加熱
室内の温度制御を容易にすることができる。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
(実施例1)
本発明の加熱調理器を電子レンジに適用した一実施例を示す図1乃至図12を参照して
説明する。
図1は、電子レンジの扉を閉塞した状態の正面図である。図2は扉を開放した状態で示す
正面図である。図3は縦断正面図である。図4は横断平面図である。図5は、前記蒸気発
生容器の縦断正面図、図6は蒸気発生容器の縦断側面図を示している。図7は電子レンジ
の縦断側面図である。図8は、電気的構成図である。図9は棚板の詳細図。図10は、温
度別の調理物のビタミンC増加率のデータである。図11は、加熱室内の温度分布データ
である。図12は、段部の詳細図である。
図1,2に示すように電子レンジの本体1は、外郭が矩形状の外箱2で形成されていて
、底部下面に脚部3が設けられている。
外箱2の内部には前面が開口した内箱4が設けられており、この内箱4の内部を加熱室
5としている。またこの加熱室5の前面開口部5dは本体1の前面のほぼ全幅にわたる大
きさの矩形状をなしている。
そして、本体1の前面には加熱室5の前面開口部5dを開閉可能な扉6が設けられてい
る。この扉6は図示しないヒンジ部を介して本体1の前下部に上下方向に可動可能に枢支
されている。
また扉6の前面部には図1に示すように、上部に手掛け部7が設けられていると共に、
下部に複数の操作部9及び表示部10を有する操作パネル8が設けられている。この操作
部9は加熱調理の調理メニューや調理時間を選択設定するもので、表示部10は選択され
た調理メニューや調理時間などを表示するためのものである。
またこの扉6には、扉6をロックする扉ロックスイッチ11(図8参照)が設けられて
おり、この扉ロックスイッチ11は加熱室5内が高温時は扉6を開放できないように扉6
をロックするロック機能を有している。
そして外箱2と内箱4の間には図4、図7に示すように空間が設けられており、内箱4
の右方には右側空間12、左方には左側空間13、下方には下側空間14が設けられてい
る。
また図7に示すように加熱室5の後方には機械室15が形成されていて、この機械室15
には下部にマグネトロン16と、このマグネトロン16の駆動装置17が設けられている

このマグネトロン16はマイクロ波を発生するもので、その発生したマイクロ波は、下
側空間14に設けられ加熱室5の下面の中央に延びる導波管18を通して開口部(図示せ
ず)から加熱室5内に供給可能としている。
また機械室15の中央部から上部にかけては、左右方向の中央部に後述する熱風循環機
構60が設けられている。
さらに機械室15の上部には加熱室5内の温度を測定する温度センサ19が設けられて
いる。
一方、加熱室5内には図2、図3に示すように両側壁に突起状の段部30が形成されて
おり、上方に上段部30a、中間に中段部30b、また下方に下段部30cが形成されて
いる。
そしてこのうち下段部30cは、後述する蒸気発生容器41と対向する位置より、下方
に位置しており、蒸気発生容器41の対向位置と異なる場所に設けられている。
またその段部30上に加熱調理用の棚板31が載置できるように構成されていて、上段
棚板31aと、中段棚板31b、下段棚板31cが其々配置されている。
これら棚板31はいずれも段部30上をスライド移動することが可能で、棚板31を前
面開口部5d方向にスライド移動させることによりに加熱室5から取出し可能である。
またこれら棚板31には、図9に示すようにそれぞれ下面に突起状の接触部110(突
部に相当)が設けられており、この突状の接触部110が段部30に接触するように載置
される構成となっている。
この棚板31は、スライド方向に間隔を設けて複数の接触部110が設けられており、
その各接触部110が段部30に接触して支持される関係になる。
またこの棚板31は、加熱室の側壁の材料(例えば金属)に比して熱伝導率が低い材料
(例えばセラミック材料)で形成しており、熱が伝わりにくい材料で形成されている。
そして図2、図3に示すように左側空間13における加熱室5の左側壁5aの外側であ
って、上段部30aと下段部30bの間に位置して蒸気発生容器41が配設されている。
次いで、要部の具体構成を示す。図5は、前記蒸気発生容器41の縦断正面図、図6は
蒸気発生容器41の縦断側面図を示している。
図6に示すように、蒸気発生容器41は、正面側(図示右側)が開口している凹状の容
器本体42と、その開口を覆う容器カバー43とで構成され、容器本体42と容器カバー
43の間に容量が12ml程度の蒸気発生室41aが形成される。
これら容器本体42と容器カバー43は、例えば金属ダイカスト(例えばアルミダイカ
スト)から構成されている。
容器本体42の蒸気発生室41aの上下には棒状のシーズヒータからなる蒸気用ヒータ
44が2本鋳込まれている。この2本の蒸気用ヒータ44である第1の蒸気用ヒータ45
と第2の蒸気用ヒータ46は両端の端子が容器本体42から突出されており、電気的に独
立して電源101(図8参照)と接続されている。
また容器本体42の背面側(図示左側)には二点鎖線で示す給水口47が形成されてい
て、これに後述するパイプ55が取り付けられている。
また図5に示すように容器本体42の上部には蒸気発生容器41の温度を検出するサー
ミスタ48が取り付けられている。
一方、容器カバー43の上部には3個の筒状の蒸気吹出口49が横方向に並んで略等間
隔に形成されている。
蒸気吹出口49は容器カバー43を貫通しており、その右部は容器カバー43の右端面
から突出している。
また、蒸気発生室41aの内面を構成する容器本体42の左側部の右面には複数の放熱
フィン50が容器本体42と一体に形成されている。
放熱フィン50は、容器本体42の上部内面から下方に突出する2個の放熱フィン50
aと、各蒸気吹出口49の下部に位置する3個のコの字状の放熱フィン50bと、放熱フ
ィン50bよりも下方部に位置する2個のT字型の放熱フィン50cとから構成されてい
る。
また、放熱フィン50a〜50cの右端部は、容器本体42に容器カバー43を取り付
けたときに容器カバー43の内面に略当接するようになっている。
従って、図5の正面図に示すように放熱フィン50a〜50cにより蒸気発生室41a
の内部には迷路状に入り組んだ通路が形成される。
そして図6に示すように加熱室5の左側壁5aには、蒸気吹出口49に対応する3個の
蒸気開口部51が形成されている。また、加熱室5の左側壁5aの内側には蒸気開口部5
1の周縁を覆うカバー部材52が取り付けられている。
このカバー部材52は、蒸気開口部51と連通する3個の筒状の蒸気口53を有してい
る。
そしてこのように構成された蒸気発生容器41は、図6に示すように、加熱室左側壁5
aと所定の隙間を有して固定されており、この左側壁5aと蒸気発生容器41との間に断
熱材120を挟持して設けている。
この断熱材120は、蒸気吹出口49に位置する箇所は開口されて構成され、セラミッ
クファイバー製で形成されているため、蒸気発生容器41の熱を左側壁5aに伝わらない
ように伝熱を抑制する機能を有するものである。なお、断熱材120は、この外グラスフ
ァイバー製や、ロックウール製のものも考えられる。
また、これら蒸気発生容器41と断熱材120の組合せは、左側壁5aから連通される
金属製のネジ部(係止部材に相当)により固定されており、これら蒸気発生容器41と断
熱材120は当該ネジ部121によってのみ左側壁5aに固定されている。
その固定方法は、容器カバー43と容器本体42とにネジ切が形成されており、断熱材
には、連通孔が形成されることにより、左側壁5aのネジ穴よりネジを挿入係止すること
で固定されている。そして奥方向に二つのネジにより固定されている(図7参照)
一方、図3に示すように、加熱室5の下側空間14には水タンク54が配設されている
。水タンク54は約400mlの水を収容可能な大きさを有しており、外箱2に対して着
脱可能に構成されている。
外箱2に装着された水タンク54はパイプ55を介して蒸気発生容器41の給水口47
と接続される。パイプ55の途中には給水ポンプ56が接続されており、給水ポンプ56
が駆動されると水タンク54内の水は蒸気発生室41a内に供給されるようになっている
これら蒸気発生容器41、水タンク54、パイプ55、給水ポンプ56などから蒸気発
生装置40が構成される。
一方、加熱室5の後壁側には熱風循環機構60が配設されている。
図7に示すようにこの熱風循環機構60は、熱風ファン61と、熱風ヒータ62、ケー
シング65、及びファンモータ66で構成されており、そのうち、熱風ファン61は遠心
ファンが用いられている。
この熱風ファン61はケーシング65に覆われており、このケーシング65の後側の機
械室15にはファンモータ66が取付けている。
このファンモータ66の回転軸がケーシング65内に挿入されており、これに熱風ファ
ン61の中心ボス部が取付けられ、この熱風ファン61を回転駆動するように構成されて
いる。
そして、熱風ヒータ62は、2本のシーズヒータで構成され熱風ファン61の周囲部を
囲うように配設されている。
この2本のヒータからなる熱風ヒータ62は、定格出力が異なる第1の熱風ヒータ63
と第2の熱風ヒータ64で構成されており、これら第1の熱風ヒータ63と第2の熱風ヒ
ータ64は其々独立して電源101に接続され、第1の熱風ヒータ63は1300Wの定
格出力で、第2の熱風ヒータ64は1000Wの定格出力で構成されている。
これらに対して、図8に示すように加熱室5の後壁5cには、熱風ファン61の中央部
と対応する位置に循環空気の吸入口67が多数の小孔により形成され、熱風ファン61の
外周部より外側の位置に循環空気の吹出口68を同じく多数の小孔により形成している。
また吹出口68は熱風ヒータ62と対応するように環状に配置して形成されている。
なお、前述の上段棚板31aと下段棚板31bについては、循環空気の吸入口67と吹
出口68とを遮断するように、吸入口67を上下より挟むように配置されている。
またさらに図4に示すように、加熱室5内の右側壁5bには排出開口部70が設けられ
ており、その右側壁5bの外側には蒸気排気機構71が設けられている。
この蒸気排気機構71は、通常時には排気ダンパ72がばね(図示せず)の付勢力によ
り排出開口部70が閉塞されており、排気ダンパ72を回動させるダンパモータ78の駆
動により、回転移動するようになる。
つづいて、電子レンジの電気的構成について説明する。
図Hは、電子レンジの概略的な電気的構成を示すブロック図である。
電子レンジが備える制御装置100には、前述の操作パネル8の操作部9、加熱室5内
の温度を検出する温度センサ19、また蒸気発生容器41内の温度を検出するサーミスタ
48、及び電子レンジに電源を供給する電源101が接続されている。
操作部9では、調理方法等を設定した信号を制御装置100に入力し、温度センサ19
及びサーミスタ48は、それぞれ温度検出信号を入力する。
そして制御装置100には、操作パネル8の表示部10、マグネトロン16の駆動装置
17が接続されていると共に、蒸気発生装置40の蒸気用ヒータ44、及び給水ポンプ5
6が接続されている。
さらに、熱風循環機構60のファンモータ66、及び熱風ヒータ62である第1の熱風
ヒータ63、第2の熱風ヒータ64に接続されている。
また扉6の開閉をロックする扉ロックスイッチ11と、蒸気排気機構71のダンパモー
タ78および、使用者に報知するための音源110、LED111も接続されている。
また制御部100は、メモリー100aを有していて、加熱手段の制御方法のリストが
予め記憶されており、これらのリストは、階層化されて分かれ記憶されており、第1の階
層には、複数の加熱手段の「レンジ」「オーブン」「スチーム」「低温スチーム」と、「
お好み温度」がリスト項目として記憶されており、これら項目が設定されることにより予
めプログラムされた加熱手段が選択されて調理されるように構成されている。
例えば調理方法の項目のうち「レンジ」が選択されると、マグネトロンにより食品を加
熱する調理方法「レンジ調理メニュー」が選択される。また「オーブン」の場合には、熱
風循環機構が生成する熱風により食品を加熱する調理方法「オーブン調理メニュー」、「
スチーム」の場合は、蒸気発生装置による高温スチームにより食品を加熱する調理方法「
スチーム調理メニュー」が選択される。「低温スチーム」の場合は、蒸気発生装置からの
蒸気の供給を制御することで加熱室内の温度を100度C以下の蒸気環境下にして食品を
加熱する調理方法「低温スチーム調理メニュー」が選択される。なお「お好み温度」が選
択されると、調理温度が設定できる状態になる。
また、第1の階層の下位に位置する第2の階層は、加熱条件である調理温度を設定する
ためのリストで構成されていて、30度Cから250度Cまで1度間隔で設定可能として
いる。
なお第1の階層の他の領域には調理方法のリストである複数の料理メニューも記憶され
ており、そのうち、「低温スチーム」の下位層には、「ビタミンC増加」なる料理メニュ
ーが記憶されている。
またこの「ビタミンC増加」の下位層には、ほうれん草やパプリカなどの緑黄色野菜の
調理物が記憶され、それについての調理方法が記憶されている。
次に、上記構成の電子レンジの作用について述べる。
まず、扉6を開け図示しない調理物を加熱室5内に収容載置し、後述するが使用者は調
理方法と加熱条件を決めて操作部9から「レンジ」、「スチーム」、「オーブン」「低温
スチーム」の調理方法や加熱時間、加熱設定温度などの加熱条件を入力操作する。
そして、操作部9のうちのスタートスイッチを操作して加熱開始を指示すると、制御装
置100は設定された調理方法や加熱条件に基づき予め設定された制御プログラムに従っ
てマグネトロン16や蒸気発生装置40、熱風循環機構60を駆動させて加熱調理を実行
する。
ここでまず、加熱室5内に蒸気を供給しながら加熱調理を実行する調理メニュー(以下
、「スチーム調理メニュー」と称する)が設定された場合の動作について説明する。
これは、例えばケーキやシュークリームのシューを焼くためや、シューマイや肉まん等
の加熱調理に利用される。
「スチーム調理メニュー」の開始が指示されると蒸気用ヒータ44がオンされる。この
結果、蒸気発生容器41及が加熱される。そして、蒸気発生容器41に設置されているサ
ーミスタ48が蒸気発生室41aの温度を120度C以上に達したと判断したら、給水ポ
ンプ56を駆動して、水タンク54から蒸気発生容器41への給水を開始する。
蒸気発生容器41に給水ポンプ56により少量の水が供給されると、その水は蒸気発生
室41a内に落下し、瞬時に蒸発する。
この蒸気発生室41aで発生した蒸気は、蒸気吹出口49を通り、上段棚板31aと下
段棚板31bの間の蒸気開口部51から加熱室5内に放出される。このとき、蒸気吹出口
49及び蒸気口53が筒状であるため、蒸気は図3の矢印Sのように加熱室5の左壁部に
対して略垂直な方向に放出される。
そして加熱室5内に載置されている調理物に蒸気が当たり凝縮熱効果により調理物は加
熱される。
次に、加熱室5内に熱風を循環供給しながら加熱調理を実行する調理メニュー(以下、
「オーブン調理メニュー」と称する)が設定された場合の動作について説明する。
これは、例えばトーストや肉類のロースト等の加熱調理に使用される。
「オーブン調理メニュー」の開始が指示されると、ファンモータ66と熱風ヒータ62
が通電される。
これによって、ファンモータ66は熱風ファン61を回転駆動し、熱風ファン61は図
Gの矢印Mに示すように加熱室5内の空気を加熱室後壁5cの吸入口67から吸入する。
そして、熱風ファン61により円周方向に送風され熱風ヒータ62によって加熱される
その加熱された空気が加熱室後壁5cの吹出口68から吹出されることにより加熱室5内
の空気が循環され、加熱室5内の温度が高まる。
この熱風循環機構60の動作により調理物は強制対流加熱される。またこの際、加熱室
5内は熱風ヒータ62の熱輻射による加熱も行われる。
さらに、加熱室5内の調理物をマイクロ波により加熱調理を実行する調理メニュー(以
下、「レンジ調理メニュー」と称する)が設定された場合の動作について説明する。
これは、例えば牛乳のあたためや、冷凍食品の解凍等の加熱調理に利用される。
加熱室5の底に直接調理物を載置収容し、「レンジ調理メニュー」の開始が指示される
と、マグネトロン16が駆動し、マイクロ波が導波管18を通り、加熱室5下方から回転
アンテナ(図示せず)によりマイクロ波が加熱室5内にむらなく照射されて加熱調理が行
なわれる。
さらにここで、蒸気発生装置40と熱風循環機構60を併用して過熱スチームを生成し
、この過熱スチームで調理物の加熱調理を実行する調理メニュー(以下、「過熱スチーム
メニュー」と称する)が設定された場合の動作について説明する。
この過熱スチームメニューは例えば鳥の丸焼きや、ハンバーグの加熱等の加熱調理に利
用される。
まず、加熱室5内の上段部30aと下段部30bにそれぞれ上段棚板31a及び下段棚
板31bをセットする。
そして、上段棚板31a及び下段棚板31bに調理物を載置収容する。
次いで、操作パネル8の操作部9により「過熱スチーム調理メニュー」が選択されて、
スタート指示を受けると、制御装置100は所定のプログラムに基づいて指令を出す。
まず、熱風循環機構60の第1の熱風ヒータ63と第2の熱風ヒータ64に電力が供給
されると共にファンモータ66が駆動して、加熱室5内の予熱を行い、加熱室5内を10
0度Cに達するまで加熱する。
つづいて、蒸気発生装置40の蒸気用ヒータ44を発熱させ120度Cまで蒸気発生室
41aを高温にする。そして給水ポンプ56を駆動させて、蒸気発生室41aへの給水を
開始する。このとき、制御装置100は所定容量の水が間欠的に、例えば2秒おきに蒸気
発生室41aに供給されるように給水ポンプ56を駆動させ、1回当たりの給水量は「過
熱スチーム調理メニュー」の種類に応じて制御する。例えばケーキやシュークリームのシ
ューを焼くための「過熱スチーム調理メニュー」が設定されたときの1回当たりの給水量
は0.5mlに、シューマイや肉まん等の「過熱スチーム調理メニュー」が設定されたと
きの1回当たりの給水量は1.0mlにそれぞれ設定されている。
そして、120度Cまで温度上昇している蒸気発生容器41に少流量の水が供給される
ことにより、その水は蒸気発生室41a内に落下し、瞬時に蒸発し、蒸気吹出口49に至
った蒸気は、蒸気吹出口49を通り、蒸気口53から加熱室5内に放出される。
加熱室内に充満した蒸気は、加熱室5の後壁5cに位置する吸入口67から熱風循環機
構60に吸入され、熱風循環機構60内で、蒸気は熱風ヒータ62により過熱される。
そして、蒸気は過熱され温度が上昇していき、飽和温度以上の過熱スチームとなる。
この飽和温度以上の過熱スチームは、加熱室5の後壁5cの吹出口68から加熱室5内へ
吹出され調理物に満遍なく過熱スチームが行き渡るようになり、過熱スチーム調理をする
ことができる。
またこれら調理方法の調理時間が終了すると、夫々の加熱手段がオフされ、制御装置1
00によりダンパモータ78が回転駆動し、排出開口部70が開放される。これにより、
加熱室5内の熱風、蒸気、過熱スチームは排出開口部70から排気され、内箱4外に排気
される。そして外箱2に設けられる排気口(図示せず)から外箱2外に排気されることで
調理が完了する。
ここで調理方法として「低温スチーム」が選択されて、「ビタミンC増加」なる料理メ
ニューが選択された場合(以下、「ビタミンC増加メニュー」と称する)について説明す
る。
この「ビタミンC増加」なる料理メニューは、メモリー100aに記憶されている調理
物のビタミンC増加方法を実行することで、調理物のビタミンCを増加させつつ調理する
という使用者の健康を考えた料理メニューであり、この「ビタミンC増加」メニューを選
択した後に、メモリー100aに記憶されている食材を選択して、さらにその下位層にあ
るその食材の重量を選択してスタートをさせることによって実行される。
ここでは、ビタミンCを増加させる調理物として、緑黄色野菜であるほうれん草を使っ
た調理方法について説明する。
まず、加熱室内5の下段部30cに、棚板31cを支持載置し、ほうれん草をその下棚
板31cに載置する。
そして、「低温スチーム」―「ビタミンC増加」―「ほうれん草」を操作部9により選
択し、スタートをする。
すると、制御装置100は、メモリー100aに記憶された「ほうれん草のビタミンC
を増加させる調理方法プログラム」に基づいて実行する。
まず、蒸気用ヒータ44がオンされて、蒸気発生容器41が加熱される。
そして、蒸気発生容器41に設置されているサーミスタ48が蒸気発生室41aの温度
が120度Cに達したと判断したら、給水ポンプ56を駆動して、水タンク54から蒸気
発生容器41への給水を開始する。
蒸気発生容器41に給水ポンプ56により少量の水が供給されると、その水は蒸気発生
室41a内に落下し、瞬時に蒸発する。
この蒸気発生室41aで発生した蒸気は、蒸気吹出口49を通り、加熱室5内に放出さ
れる。そして、制御装置100は、加熱室5内の温度が40度Cになるまで、連続して蒸
気を加熱室5内に供給し、加熱室内を略飽和蒸気の状態とする。
そして、加熱室内の温度が40度Cに到達したと、温度センサ19が検知したとき、蒸
気発生室41aの温度と、蒸気の供給を可変的に切り替えて、加熱室内を40度Cに維持
し、且つ略飽和蒸気の状態を維持するように制御することで、ほうれん草は40度Cの略
飽和蒸気の環境下で、凝縮熱効果により調理物が調理される。
そして、温度センサ19が40度Cを検知してから、例えば10分経過したときに、蒸
気供給を停止し、蒸気排気機構71の排気ダンパ72を開き、蒸気を加熱室外に放出する
以上のような「ビタミンC増加」メニューを実行することによりほうれん草のビタミン
Cの含有率を大きく増加することができる。
このビタミンCを増加させる調理方法は、予め実験によって判明したデータに基づいて
行われている方法であり、その実験データの一例を図10に示す。
図10は、ほうれん草40gを蒸気を加熱室に供給した状態で各種調理温度を変えてビ
タミンCの増加率を測定したデータグラフであって、調理前のビタミンC含有量を1とし
ている。縦軸がビタミンCの増加率を示しており、横軸が調理時間を示している。なお、
ここでのビタミンCは還元型ビタミンCのデータである。
この実験データを見ると、調理温度が20度Cから35度Cの条件、及び調理温度が5
0度Cから100度Cの条件でも、ビタミンC含有量は、調理前に比べて減少しているこ
とがわかる。
その中で、調理温度が40度C、45度Cの条件については、加熱開始後、すぐにビタ
ミンCの含有量が増加していることがわかる。そして、徐々に増加し、調理開始後10分
経過したときに、ビタミンCは、40度Cでは1.25倍、45度Cでは1.3倍まで増
加して極大値を向かえ、その後急激に減少していくことがわかる。
これによれば、この調理条件では、調理前のほうれん草のビタミンC含有量に比べて、
1.25倍、1.3倍のビタミンCを含有したほうれん草ができあがることを示している
すなわちこの実験データによれば、ほうれん草では、ある所定の温度雰囲気中で低温ス
チーム加熱調理すると、ビタミンCが増加する現象が起こり、またその所定温度雰囲気で
加熱を維持し、所定の時間が経過するときにビタミンCが急激に増加する現象が起こるこ
とがわかる。
このようなビタミンCを増加させる調理方法は、所定の温度帯が低温であることと、そ
の温度帯で所定時間ほど維持することが重要であることが分かっている。
そのため、「ビタミンC増加」メニューのプログラムをこのような実験データに基づい
て、蒸気を供給して所定の雰囲気温度で加熱し、ビタミンCが極増加した時に調理を停止
するように設定することにより、ビタミンC含有量が最大となった時にほうれん草を取り
出すことができる。
したがって、この状態のほうれん草を使用者が食することにより、調理前のほうれん草
に比べて、ビタミンCが増加したほうれん草を食することができ、使用者にとってヘルシ
ーな調理物を提供することができる。
以上のような調理を行うに際し、いずれの調理方法に関しても、断熱材120により調
理室内5内では加熱ムラが生じていないように機能されている。
特に前述した低温スチーム調理をする際は、効果的に加熱ムラを抑える現象が確認でき
た。これを図11を参照して説明する。
これは、前述した低温スチーム調理で、調理物を下棚板30cに載置して、41度Cの
蒸気雰囲気中で加熱調理したときの温度分布のデータである。
図11(a)は、従来の加熱調理器において、加熱室5側壁と蒸気発生容器41との間
に断熱材が挟持されていない構成での実験データで、図11(b)は、実施例による実験
データである。
従来の加熱調理器においては、加熱室5側壁と蒸気発生容器41との間に断熱材が挟持
されておらず、加熱室5と蒸気発生容器41が熱的に良好に接続される関係となるため、
蒸気供給装置41から熱が加熱室に伝熱されやすい。
この伝熱動作は、まず蒸気用ヒータ44が加熱することにより、蒸気発生容器41が高
温に加熱される。この作用により、蒸気発生容器41内の水が略100℃の蒸気として加
熱調理室内に供給される。この際、蒸気発生容器41の温度は120度Cにも達しており
高温状態となる。
そしてこの高温状態の熱が加熱室5の側壁に伝わり、さらにそこから調理物を載置する
棚板31に伝わり、加熱室5内の温度分布に不平衡を生じさせることが見出された。
特に、加熱室5内を100℃以下の低い温度に維持してコントロールする調理においては
、加熱室5内の温度分布は、加熱室5内の蒸気発生容器41側の温度が高く、逆に蒸気発
生容器41の反対側の温度が低くなるような温度勾配が生じてしまうことが判明した(図
11(a)参照)。
蒸気発生容器41側から遠く離れるに連れて、加熱室5の温度帯は、温度帯a(42―
43度c)から温度帯e(39−38度C)へ徐々に低くなっていくことが分かった。
そしてこの温度勾配による調理物への加熱ムラを解消すべく本実施例により同様の実験
を行ったところ、図11(b)のように、断熱材120による熱の伝達の抑制効果として
、加熱室5内の温度勾配が解消され、加熱室5内は41度Cに均一化されて温度が不平衡
状態となる温度ムラがなくなることが分かった。したがって温度制御が行いやすく調理物
の加熱ムラを減少させることができるといえる。
特に低温スチーム調理をする場合においては、温度制御が困難であったが、このように
蒸気発生容器41と加熱室5側壁との間に断熱材120を挟持することにより、低温のス
チーム調理においても、加熱室5の温度変化が少なくでき、所望の温度帯を維持して調理
することができる。
特に上記した低温調理におけるビタミンCを増加させる調理を行う場合には、温度管理
が重要であり、所定の温度帯を維持しなくてはならないので、このように加熱ムラを抑制
する本発明は温度を一定に制御する調理をする場合には、非常に有効である。
なお、このように断熱材120を用いることで、上記の伝熱による熱の不平衡を抑制す
るだけでなく、加熱室5の保温効果も有するため、加熱室5内温度の急激な変化を抑制し
、加熱室5の温度を所望の温度に制御しやすくなる。
また、加熱室5内の加熱方法については、上述したように蒸気を供給する調理だけでなく
、熱風ヒータ62のON/OFF制御による温度制御、熱風ファン61の回転による加熱
室の空気撹拌による加熱ムラのさらなる低減等を組み合わせることも有効である。特に、
熱風ファン61の回転による撹拌効果は有効であり、調理中に常時熱風ファンを回転させ
ると加熱ムラがさらに抑制できるため有効である。
また、本実施例は、蒸気供給手段である蒸気発生容器41を加熱室5の左側壁5aにネ
ジ部120により固定し、断熱材120は、ネジ部120によってのみ固定する構成とし
ている。
これによれば、断熱材120から左側壁5aに伝わる熱はこのネジ部120からしか伝
わらないので接触面積が小さく、左側壁5aに伝熱されにくいため、無用な伝熱を抑制す
ることができる。よって、加熱室内の加熱ムラを抑制することができ、加熱室5内の温度
制御を容易に行うことができる。
また本実施例によれば、加熱室5内の側壁に調理物が載置される棚板31を支持する段
部30(支持部に相当)を設け、その段部30のうち下段部30cを蒸気発生容器41と
に対して下方部に設け、対向する位置と異なる位置に形成した。
そのため、蒸気発生容器41から加熱室5の側壁に伝わったとしても、蒸気発生容器4
1と下段部30cは離れた位置にあるため、その熱は下段部30cに伝わることは少ない
。そのため、加熱室5内の温度を精度よく制御する調理をする場合は、下段部30cに載
置した下棚板31cを用いて、その下棚板31cに調理物を載置して調理すれば、加熱室
内の温度不均衡も解消でき、さらに調理物に下棚板31cを介して余計な熱が伝わること
も抑制できる為、加熱ムラのない調理をすることができる。
また棚板31を、熱伝導率が低い材料、例えばセラミックにより形成したので、棚板3
1は熱が伝わらない構成とした。
そのため、蒸気発生容器41から加熱室5に伝わり、さらにその熱が段部30に伝熱し
たとしても、そこから棚板31に熱は伝わりにくく、その棚板31に載置される調理物に
対して余計な熱が伝わることなく、加熱ムラが生じることがない。そのため所望の温度に
より調理することが可能である。
また、棚板31の下面に、突状の接触部110を設け、その接触部110で段部30に
載置支持されるようにした。
そのため、蒸気発生容器41から加熱室5に伝わり、さらにその熱が段部30に伝熱し
たとしても、接触面積が小さいので、その熱は棚板31に伝わりにくい。したがって、棚
板に載置される調理物に対して余計な熱が伝わることなく、調理室5内に加熱ムラが生じ
ることはないため所望の温度により調理することが可能である。
なお、この場合、図12のように、支持部である段部30の上面に突状の接触部111
を設けても良い。この段部30に下面が平面状の棚板31を載置ように構成すれば、同様
の効果が得られる。
(実施例2)
次に、本発明に係る加熱調理器の第2の実施形態を、図13を参照して説明する。
図13は、第1の実施例の図6における蒸気発生容器41の縦断側面図の相当図を示し
ている。第1の実施形態と同一部分については同一の符号を付して説明を省略し、以下異
なるところについて説明する。
即ち、上記第1の実施形態と異なるところは、蒸気発生容器41と加熱室左側壁5aと
の間に挟持された断熱材の形状である。
この断熱材130は、断面I字型で形成されており、上下端部に蒸気発生容器41と左
側壁5aとに接触する拡大部130a、130bと、その上下拡大部130の間には、中
間断熱部130cが形成されている。
この中間断熱部130cは、両側面とも蒸気発生容器41及び左側壁5aに接触してお
らず、左右に空間を形成している。そしてこの空間には空気があり、その空気によって断
熱層を形成している。この断熱層は第1の空気層130dと第2の空気層130eにより
形成されている。
このような形状の断熱材により、断熱材と空気層との組合せによる断熱層を形成したた
め、より効果的に断熱することができる。
そして、断熱材の形状を断面I型として空気層を断熱材により略密閉状態としたので、
空隙層内の空気が対流すること、外気と混合されて熱交換されることを抑制することがで
きるのでより効果的に断熱することができ、もって加熱室内の加熱ムラを抑制し、温度制
御をしやすくすることができる。
その他、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、実施に際して本発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々変更して実施できるものである。
本発明を適用した電子レンジの扉を閉塞した状態の正面図。 電子レンジの扉を開放した状態を示す正面図。 電子レンジの縦断正面図。 電子レンジの横断平面図。 蒸気発生容器41の縦断正面図。 蒸気発生容器41の縦断側面図。 電子レンジの縦断側面図。 電気的構成図 棚板の詳細図 温度別の調理物のビタミンC増加率のデータ 加熱室内の温度分布データ 段部の詳細図 断熱材が異なる形状の図6相当図
符号の説明
1は本体、2は外箱、3は脚部、4は内箱、5は加熱室、5aは左側壁、5bは右側壁、
5cは後壁、5dは前面開口部、6は扉、7は手掛け部、8は操作パネル、9は操作部、
10は表示部、11は扉ロックスイッチ、12は右側隙間空間、13は左側隙間空間、1
4は下側隙間空間、15は機械室、16はマグネトロン、17は駆動装置、18は導波管
、19は温度センサ、30は段部、30aは上段部、30bは中段部、30bは下段部、
31は棚板、31aは上段棚板、31bは中段棚板、31cは下段棚板、40は蒸気発生
装置、41は蒸気発生容器、41aは蒸気発生室、44は蒸気用ヒータ、47は給水口、
48はサーミスタ、49は蒸気吹出口、52はカバー部材、53は蒸気口、54は水タン
ク、55はパイプ、56は給水ポンプ、60は熱風循環機構、61は熱風ファン、62は
熱風ヒータ、63は第1の熱風ヒータ、64は第2の熱風ヒータ、65はケーシング、6
6はファンモータ、67は吸入口、68は吹出口、70は排出開口部、71は蒸気排気機
構、72は排気ダンパ、100は制御装置、100aはメモリー、101は電源、110
、111は接触部、120、130は断熱部、121はネジ部を示す

Claims (6)

  1. 調理物が収容される加熱室と、
    この加熱室に蒸気を供給する蒸気供給手段とを備え、
    この蒸気供給手段は、加熱室壁面と離間して設け、
    蒸気供給手段と加熱室の間に断熱層を設けることを特徴とする加熱調理器。
  2. 蒸気供給手段は、加熱室壁面に係止部により固定され、
    断熱層は、少なくとも断熱材により構成され、
    この断熱材は、前記係止部のみで固定されていることを特徴とする請求項1記載の加熱調
    理器。
  3. 断熱層は、少なくとも断熱材で構成され、
    この断熱材に、蒸気供給手段と加熱室壁面との間隔に比して厚みが小さい部分を形成し

    前記蒸気供給手段と前記加熱室壁面との間に空気層を設けることを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の加熱調理器。
  4. 加熱室内の側壁に調理物が載置される棚板を支持する支持部を有し、
    この支持部は、蒸気供給手段に対向する位置とは異なる位置に設けられていることを特徴
    とする請求項1乃至請求項3記載の加熱調理器。
  5. 加熱室内の側壁に調理物が載置される棚板を支持する支持部を有し、
    この棚板を、加熱室の側壁に比して熱伝導率が低い材料で形成することを特徴とする請求
    項1乃至請求項4加熱調理器。
  6. 加熱室内の側壁に調理物が載置される棚板を支持する支持部を有し、
    前記棚板もしくは前記支持部には突部が設けられ、
    前記棚板と前記支持部とは、この突部を介して接触支持されることを特徴とする請求項1
    乃至請求項5記載の加熱調理器。
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