JP2008213768A - 表皮被覆品における表皮材の接合部固定構造 - Google Patents

表皮被覆品における表皮材の接合部固定構造 Download PDF

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Abstract

【課題】表皮材の端部同士を接合した接合部を有する表皮本体により基材を被覆して形成される表皮被覆品において、同接合部を基材の所望の位置に適切に固定することのできる表皮材の接合部固定構造を提供する。
【解決手段】センタコンソール20は、上面表皮材31aと側面表皮材31bとを端部同士で接合した接合部37を有する表皮本体31によりコンソール本体35が被覆されることにより形成されている。表皮本体31には、接合部37に沿って芯部材38,39が設けられ、コンソール本体35の縁部に形成された凹部35aと、表皮本体31側において芯部材38,39により形成された凸部37aとが嵌合している。
【選択図】図3

Description

本発明は、表皮材の端部同士を接合した接合部を有する表皮本体により基材を被覆して形成される表皮被覆品において、この表皮材の接合部を基材の所望の位置に固定する接合部固定構造に関するものである。
従来、例えば自動車内装部品などにおいては、樹脂などの基材を表皮材によって被覆することにより形成される表皮被覆品が用いられている。このような表皮被覆品には、例えば、特許文献1及び2に記載されるように、表皮材により予め形成された表皮袋に発泡樹脂を注入することにより形成されるものや、特許文献3に記載されるように、基材に表皮材を被せることにより形成されるものがある。そして、これらの表皮被覆品では、2枚の表皮材の端部が互いに重なり合う部位や接合される部位において、その外観や機能を向上させるための検討がなされている。
特許文献1に記載の表皮被覆品では、表皮袋を形成する表皮材の端部同士が互いに突き合わされることにより、ウレタン樹脂を注入するためのスリットが形成されており、このスリットを形成する表皮材の端部は、それぞれ表皮袋内の内側に折り返されて二重になっている。
また、特許文献2に記載の表皮被覆品では、表皮袋における樹脂を注入するための開口部に弾性プレートが縫着されており、この弾性プレートにより発泡液注入用の開口部を閉口するようにしている。
特許文献3に記載の表皮被覆品では、2枚の表皮材を接合するにあたり、一方の表皮材が、その端部に芯材を巻き込んだ状態で他方の表皮材と共縫いされるようにしている。具体的に、この芯材は玉部と帯板部とを備える細幅な軸線形状に形成されており、玉部が一方の表皮材の縁側に配置されるようにして一方の表皮材に巻き込まれ、この帯板部に対応する位置において2枚の表皮材が共縫いされる。そして、この2枚の表皮材の縫い合せ部において、一方の表皮材の縁側が、芯材の玉部により他方の表皮材の表面に対して段差をもって被着されるため、縁取りラインのメリハリや質感などの高級感を醸し出すようにしている。
実開平6−79509号公報 特開平11−313727号公報 実開平5−68400号公報
ところで、上記特許文献3に記載されるような基材に表皮材を被せることにより形成される表皮被覆品においては、表皮材同士の接合部を基材における所望の部位に配置することにより、この接合部を装飾に利用することができる。しかしながら、このような従来の表皮被覆品においては、この表皮材同士の接合部の位置決めについては被覆材取付け時における作業者の調整に委ねられており、この接合部が基材の所望とする部位から位置ずれしたり、接合部の形状が不安定となったりする虞がある。特に、この表皮材同士の接合部を基材における三次元的に湾曲する部位に配置しようとする場合、この接合部が所望とする部位から位置ずれをする虞が大きく、表皮被覆品の所望とする美的外観が得られない虞がある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、表皮材の端部同士を接合した接合部を有する表皮本体により基材を被覆して形成される表皮被覆品において、同接合部を基材の所望の位置に適切に固定することのできる表皮材の接合部固定構造を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、表皮材の端部同士を接合した接合部を有する表皮本体により基材を被覆して形成される表皮被覆品において、前記接合部を基材の所定位置に固定する表皮材の接合部固定構造であって、前記表皮材の接合部に沿って設けられた芯部材と、前記基材及び前記芯部材の一方により形成された凹部と、それらの他方により形成されて前記凹部と嵌合する凸部とを備えることを要旨としている。
上記の構成において、上記凹部及び凸部は、基材又は芯部材のみにより形成されたものだけでなく、凹部又は凸部の一部を表皮材等の他の部材が形成するものも含まれる。そして、表皮材の接合部に沿って芯部材が設けられ、この芯部材により表皮本体側に形成される凸部と基材の所定位置に形成される凹部とが嵌合すること、又は、この芯部材により表皮本体側に形成される凹部と基材の所定位置に形成される凸部とが嵌合することにより、芯部材が基材の所定位置に固定される。これにより、表皮材の接合部を基材の所定位置から位置ずれすることなく安定的に固定することができる。また、この表皮被覆品を長期間使用する場合、この基材及び芯部材の一方により形成された凹部と、他方により形成された凸部とが嵌合しているため、表皮材の接合部の経年的な位置ずれが生じることをも抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記芯部材は、柔軟性を有する材料からなることを要旨としている。
上記の構成によれば、芯部材が柔軟性を有しているため、前記基材の所定位置が例えば三次元的に湾曲した形状である場合であっても、この芯部材が所定位置の形状に追随して柔軟に湾曲することができるため、芯部材を基材の所定位置に確実に固定することができる。すなわち、芯部材として柔軟性を有する材料を用いることにより、前記基材の所定位置の形状に拘わらず、この所定位置に表皮材の接合部を固定することができる。
なお、前記芯部材を構成する柔軟性を有する材料には、例えばゴムや硬質スポンジなどが例示される。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記芯部材は、前記表皮材の各端部にそれぞれに設けられていることを要旨としている。
上記構成によれば、前記表皮材に各芯部材が設けられるため、各表皮材の接合部をより強固に基材の所定位置に固定することができ、この接合部の位置ずれを確実に抑制することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記表皮材の端部は、該端部における最端末が表皮材の内側となるように二重折りされることを要旨としている。
上記の構成によれば、前記表皮材の端部における最端末が露出しないため、表皮被覆品において表皮材の接合部の美的外観が向上し、接合部の装飾としての機能を効果的に発揮することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記芯部材は、前記表皮材の端部の二重折りされた部位により被覆されることを要旨としている。
上記の構成によれば、表皮材の二重折りされた部位が前記芯部材を被覆することにより、この二重折りされた部位の形状が安定的に形成され、この接合部の装飾機能がより発揮される。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の発明において、前記凹部は前記基材に形成される一方、前記凸部は前記芯部材と前記表皮材の最端末とにより形成されることを要旨としている。
上記の構成によれば、表皮材の最端末が前記基材の凹部に収容されるため、表皮材の最端末がめくれ上がることを抑制することができる。
本発明によれば、表皮材の接合部を基材の所定位置から位置ずれすることなく安定的に固定することができる。
以下、本発明の表皮材の接合部固定構造を具体化した実施形態を図1〜図3に基づき説明する。本実施形態の表皮被覆品は、車両搭載用のセンタコンソールである。
図1に示すように、車室の内部には、その前面にインストルメントパネル11が車幅方向に延長配置されている。このインストルメントパネル11は図示しない車両のボディを構成する部材に対して、両側部の挿通孔12から図示しないボルトを螺合させることにより取り付けられている。前記車両のフロアのセンタ位置にはセンタコンソール20が、図示しない複数のボルトにより取り付けられている。このセンタコンソール20は、その前端縁20aをインストルメントパネル11の中央下端縁11aに突き合わせた状態で連接させている。
センタコンソール20は、図1に示すように、センタコンソール20の外枠を構成するコンソール本体35と、シフトレバー装置15と、蓋体23とを備えている。
コンソール本体35は、前後方向に長く形成されており、前側の略半分において扁平な台状に形成される台状部24と、この台状部24に連続して後側の略半分に形成される収納用のコンソールボックス22とを備えている。また、このコンソール本体35は、硬質樹脂を一体成形して形成したものであり、表面が本革からなる表皮本体31により被覆されている。すなわち、本実施形態では、このコンソール本体35が基材を構成している。
コンソール本体35の台状部24には、その上面に上面開口部20bが設けられており、該開口部20bにはコンソールアッパプレート30が配設されている。このコンソールアッパプレート30には、プレート開口部33が形成されており、シフトレバー装置15が、このプレート開口部33より露出した状態でコンソール本体35に収容されている。このシフトレバー装置15は、ケース17と、該ケース17の内部を通って上方へ突設されるシフトレバー15aとを備えている。なお、図示は省略するが、コンソールアッパプレート30及びシフトレバー装置15のケース17の上面には、例えば木目調の化粧パネルが貼り付けられている。また、コンソール本体35のコンソールボックス22には、図示を省略するが上部が開口されており、この開口部を開閉自在に覆うように、前記蓋体23が配置されている。
図2は、表皮本体31に被覆されたコンソール本体35を示す斜視図である。コンソール本体35の前側の台状部24の形状について、この図2に基づいてより詳細に説明すると、上面と側面とが交わる縁部が、前側から後ろ側に亘って漸次幅狭となるように湾曲するとともに、インストルメントパネルと付き合わされる前端縁20a近傍において前側から後ろ側に向って漸次高さが低くなるように湾曲している。すなわち、このコンソール本体35の台状部24では、上面と側面とが交わる縁部が三次元的に湾曲している。
また、このコンソール本体35を被覆する表皮本体31は、より詳細には、コンソール本体35の前側の台状部24の上面を被覆する上面表皮材31aとコンソール本体35の側面全体を被覆する側面表皮材31bとを備えている。そして、表皮本体31は、この上面表皮材31aと側面表皮材31bとが互いの端部同士を縫合用糸36で縫合することによって接合した接合部37を備えている。具体的に、この接合部37は、この縫合用糸36によるステッチが外部から認識される態様で形成されるとともに、上述したコンソール本体35の三次元的に湾曲する縁部に配置されることにより、センタコンソール20の所望の縁取りラインを形成するようにしている。
図3は、図2のA−A線における部分断面構造を示す図である。この図3に示すように、コンソール本体35の縁部は、より詳細には、上面と側面とがなめらかに接続されるように傾斜面で構成されており、この傾斜面には凹部35aが形成されている。
また、上記表皮本体31の接合部37を形成する表皮材31a,31bの各端部は、その最端末が各表皮材31a,31bの内側となるようになるように二重折りされて、各芯部材38,39が配置されている。具体的に、この芯部材38,39は、例えばゴムや硬質スポンジなどの柔軟性を有する材料をこの接合部37に沿った細長い板状に形成したものであり、その一端側が各表皮材31a,31bの二重折りされた部位に被覆されている。そして、各表皮材31a,31bの端部と各芯部材38,39とは、この状態において、上記縫合用糸36が貫通されることにより、表皮材31a,31bの接合部37を形成する。また、表皮材31a,31bの端部における最端末と、各芯部材38,39の表皮材31a,31bに覆われていない側の端部とが、表皮本体31における接合部37近傍の他の部分よりもコンソール本体35側に突出する態様で凸部37aを形成している。そして、この凸部37aとコンソール本体35の傾斜面に形成される凹部35aとが嵌合している。
以上詳述した本実施形態では、以下のような効果が得られる。
(1)上記実施形態のセンタコンソール20では、表皮材31a,31bの接合部37をコンソール本体35の縁部に配置するにあたり、表皮材31a,31bのこの接合部37に芯部材38,39を設けることにより形成した凸部37aとコンソール本体35の縁部に設けられた凹部35aとを嵌合するようにしている。これにより、表皮材31a,31bの接合部37をコンソール本体35の縁部に位置ずれすることなく安定的に固定することができるため、この接合部37をコンソール本体35において所望の縁取りラインを形成する装飾として利用することができることから、センタコンソール20における所望とする美的外観を得ることができる。また、このセンタコンソール20を長期間使用するにあたり、表皮本体31側において芯部材38,39により形成される凸部37aとコンソール本体35に形成された凹部35aとが嵌合しているため、表皮材31a,31bの接合部37の経年的な位置ずれが生じることをも抑制することができ、長期的に所望とする美的外観が維持することができる。
(2)上記実施形態のセンタコンソール20では、芯部材38,39がゴムや硬質スポンジのように柔軟性を有する材料で構成するようにしている。したがって、本実施形態では、コンソール本体35の縁部が三次元的に湾曲した形状であるが、芯部材38,39がこの縁部の形状に追随して柔軟に湾曲することができるため、表皮本体31側の芯部材38,39により形成された凸部37aをコンソール本体35の凹部35aに確実に嵌合させることができる。すなわち、コンソール本体35の縁部の形状に拘わらず、この縁部に表皮材31a,31bの接合部37を確実に固定することができる。さらに、各表皮材31a,31bの接合部37では、端部の二重折りされる部位に芯部材38,39が設けられるため、この二重折りされて突出する部位の向きがコンソール本体35の傾斜面に対して垂直となり安定した形状が維持される。また、この芯部材38,39が柔軟性を有しているため、使用者に柔らかい手触り感を与えることができ、使用感が向上する。
(3)上記実施形態のセンタコンソール20では、芯部材38,39を表皮材31a,31bの各端部にそれぞれに設けるようにしている。これにより、各表皮材31a,31bの接合部37をより強固にコンソール本体35の縁部に固定することができ、この接合部37の位置ずれを確実に抑制することができる。
(4)上記実施形態のセンタコンソール20では、各表皮材31a,31bの端部における最端末が各表皮材31a,31bの内側になるように、この表皮材31a,31bの端部を二重折りするようにしている。これにより、各表皮材31a,31bでは、その最端末が露出しないため、この接合部37の美的外観がより一層向上し、この接合部37の装飾としての機能がより効果的に発揮される。
(5)上記実施形態のセンタコンソール20では、芯部材38,39が各表皮材31a,31bの端部の二重折りされた部位により被覆されるようにしている。これにより、この二重折りされた部位の形状が安定的に形成され、この接合部37の装飾機能がより効果的に発揮される。
(6)上記実施形態のセンタコンソール20では、各表皮材31a,31bの最端末が芯部材38,39の端部とともに、表皮本体31側の凸部37aを構成するようにしている。すなわち、上記実施形態では、表皮材31a,31b自体が、前記コンソール本体35の凹部35aに嵌まり込むようにしている。これにより、表皮本体31の接合部37をコンソール本体35の縁部により強固に固定することができる。
なお、本発明は次に示す変形例に具体化することができる。
・図4は、第1の変形例の表皮材の接合部固定構造を適用したセンタコンソール20を示す部分断面図である。この変形例は、上記実施形態が、コンソール本体35の上面と側面とが交わる縁部に表皮材31a,31bの接合部37を固定するようにしたことに代わり、コンソール本体35の平坦な部分に、表皮材31a,31bの接合部37を固定するようにしたものである。このコンソール本体35の平坦な部分とは、例えば、コンソール本体35の上面と側面とが交わる縁部ではなく、側面又は上面の平坦な所定位置である。このような場合であっても、上記の効果を得ることができる。なお、表皮材31a,31bの接合部37をコンソール本体35における平坦でかつ直線状の所定位置に固定する場合は、接合部37も直線状となるように固定すればよいため、芯部材は柔軟性を有しない硬質の材料で構成するようにしてもよい。
・図5は、第2の変形例の表皮材の接合部固定構造を適用したセンタコンソール40を示す部分断面図である。この変形例は、コンソール本体45において2枚の表皮材41a,41bの接合部47が固定される所定位置に2つの凹部45a,45bを形成し、表皮本体41側に2つの凸部47a,47bを形成するようにしたものである。具体的に、2つの表皮材41a,41bは、その端部が二重折りされて各芯部材48,49の一端側を被覆し、各芯部材48,49の他端側が、表皮本体41側から突出する凸部47a,47bを形成する。また、表皮材41a,41bの最端末は、凹部45a,45bに嵌め込まれることなく、これら凸部47a,47bの間に挟まれてコンソール本体45の凹部45a,45bの間に位置する面に対面するように配置されている。各表皮材41a,41bと各芯部材48,49とは、この状態で縫合用糸46により接合されている。そして、この芯部材48,49の端部で形成される2つの凸部47a,47bが、コンソール本体45の2つの凹部45a,45bと嵌合している。この変形例では、凹部と凸部とがそれぞれ2つずつ設けられているため、表皮本体41をコンソール本体45により強固に固定することができる。
・図6は、第3の変形例の表皮材の接合部固定構造を適用したセンタコンソール50を示す部分断面図である。この変形例は、上記各実施形態が、接合部において芯部材を2つずつ設けたことに代わり、表皮本体51において、接合部57の芯部材58を1つのみ設けるようにしたものである。具体的に、この芯部材58では、一端側に2枚の表皮材51a,51bの各端部の二重折りされる部位に被覆される第1凸部58aと第2凸部58bが設けられ、この第1凸部58aと第2凸部58bの間に位置して相対的に凹んだ部位に表皮材51a,51bの最端末が嵌め込まれている。そして、この芯部材58と、2枚の表皮材51a,51bは、この状態で縫合用糸56により縫合されて接合される。一方、芯部材58の他端側には、コンソール本体55側に向って突出する第3凸部57aが設けられている。そして、コンソール本体55の所定位置には、この第3凸部57aと嵌合する凹部55aが設けられている。この変形例では、コンソール本体55の凹部55aに1つの芯部材58のみが嵌めこまれるため、この第3凸部57aと凹部55aとを嵌合する工程を非常に容易に行うことができる。
・図7は、第4の変形例の表皮材の接合部固定構造を適用したセンタコンソール60を示す部分断面図である。この変形例は、上記各実施形態の表皮本体において、2枚の各表皮材のそれぞれが芯部材を被覆していたことに代わり、表皮本体61において、一方の表皮材61aが、その端部で芯部材68の一端側を被覆するように二重折りされるものの、他方の表皮材61bは、芯部材を被覆することなく単に二重折りされるようにしたものである。そして、各表皮材61a,61bの端部は、このように一方のみが芯部材68を被覆した状態で縫合用糸66により縫合されて接合部67を形成する。また、芯部材68の他端側は、2枚の表皮材61a,61bの最端末とともに表皮本体61側の凸部67aを形成し、この凸部67aがコンソール本体65側に形成される凹部65aと嵌合している。このように本実施形態では、2枚の表皮材61a,61bの二重折される部分において、一方の表皮材61aにのみ芯部材68を設けているために、各表皮材61a,61bにおいて二重折される部分の幅が異なる。したがって、接合部67において各表皮材61a,61bの二重折り部分の幅を非対称とするデザインを採用する場合に有効である。
・図8は、第5の変形例の表皮材の接合部固定構造を適用したセンタコンソール70を示す部分断面図である。この変形例は、上記各実施形態の芯部材が、その一端を表皮材により被覆されるようにして接合部に設けられていたことに代わり、芯部材の一端を表皮材により被覆することなく露出させるようにしたものである。具体的に、表皮本体71において、2枚の各表皮材71a,71bは最端末が内側になるように二重折りされ、この各表皮材71a,71bの間に芯部材78が配置されている。各表皮材71a,71bと芯部材78とは、この状態で縫合用糸76により縫合されて接合部77が形成される。そして、各表皮材71a,71bの最端末と芯部材78の他端側とにより、表皮本体71側の凸部77aを形成し、この凸部77aがコンソール本体75に形成される凹部75aと嵌合している。本実施形態では、表皮材71a,71bの接合部77において芯部材78が露出されるため、この芯部材78を例えば所望の色彩に着色するなどして、この芯部材78を装飾として利用することができる。
・図9は、第6の変形例の表皮材の接合部固定構造を適用したセンタコンソール80を示す部分断面図である。この変形例は、上記各実施形態がコンソール本体に凹部を形成し表皮本体側に凸部を形成したことに代わり、コンソール本体85側に凸部85aを形成し、表皮本体81側に凹部87aを形成するようにしたものである。具体的に、表皮本体81では、2つの表皮材81a,81bの端部が二重折りされて各芯部材88,89の一端側を被覆している。また、各表皮材81a,81bの最端末は、この2つの芯部材88,89の間に挟まれた状態でこの芯部材88,89の他端よりも相対的に凹んだ状態で配置される。そして、表皮材81a,81bと芯部材88,89とが、この状態で縫合用糸86により縫合されることに接合部87を形成し、2つの芯部材88,89の他端側に挟まれた凹部87aが形成される。そして、この凹部87aが、コンソール本体85の所定位置に形成される凸部85aと嵌合している。このように、コンソール本体85側に凸部85aを形成し、表皮本体81側に凹部87aを形成した場合であっても、上記各実施形態と同様に、表皮材81a,81bの接合部87をコンソール本体85の所望とする所定位置に確実に固定することができる。
・図10は、第7の変形例の表皮材の接合部固定構造を適用したセンタコンソール90を示す部分断面図である。この変形例は、上記第6の変形例と同様に、コンソール本体95側に凸部95aを形成し、表皮本体91側に凹部97aを形成するようにしたものであるが、芯部材98を1つのみ設けるようにものである。具体的に、表皮本体91において、2枚の表皮材91a,91bはその最端末が内側になるように二重折りされており、芯部材98は、その一端が各表皮材91a,91bの間に露出される態様で配置されている。各表皮材91a,91bと芯部材98とは、この状態で縫合用糸96により縫合されることにより接合部97を形成する。そして、コンソール本体95の所定位置には凸部95aが形成され、芯部材98にはこの凸部95aが嵌合する凹部97aが形成されている。この構成においても、表皮材91a,91bの接合部97をコンソール本体95の所望とする所定位置に確実に固定することができる。
・図11は、第8の変形例の表皮材の接合部固定構造を適用したセンタコンソール100を示す部分断面図である。この変形例は、図9に示した第6の変形例の2つの芯部材の中央を結合して断面エ字状の1つの芯部材108に一体形成するようにしたものである。表皮本体101では、2つの表皮材101a,101bの端部が二重折りされて断面エ字状に形成された芯部材108の一端側の2つの凸部を被覆しており、各表皮材101a,101bの最端末は、この芯部材108の2つの凸部の間の相対的に凹んだ部位に嵌め込まれている。そして、表皮材101a,101bと芯部材108とが、この状態で縫合用糸106により縫合されることに接合部107を形成する。そして、断面エ字状の芯部材108の他端側には、凹部107aが形成され、この凹部107aにコンソール本体105の所定位置に形成される凸部105aが嵌合している。
・図12は、第9の変形例の表皮材の接合部固定構造を適用したセンタコンソール110を示す部分断面図である。この変形例では、表皮本体111において、各表皮材111a,111bの各端部により、略円柱状に形成された各芯部材118,119を被覆するとともに、各表皮材111a,111bを縫合ではなく接着剤120などにより接着して接合部117が形成される。また、この略円柱状の芯部材118,119には、コンソール本体115側に凹部117a,117bが形成されており、コンソール本体115には、この凹部117a,117bと嵌合する凸部115a,115bが形成されている。また、接合部117の近傍には、この接合部117が見かけ上縫合により接合されているように見せるための装飾として、縫合用糸116a,116bによるステッチが施されている。このように芯部材118,119に略円柱状に形成されたものを用いることにより、各表皮材111a,111bの互いに接合される各端部が丸みを持った形状となり、この接合部117の装飾としての機能がより効果的に発揮される。なお、表皮材の端部同士を接着剤等の縫合以外の方法により接合するとともに、装飾としての縫合用糸を省略してもよい。
・上記各実施形態では、表皮本体側に凸部又は凹部の何れかを形成し、コンソール本体にこれと対応する凹部と凸部とを形成しているが、例えば、表皮本体側に第1の凸部と第2の凹部を形成し、コンソール本体側に第1の凸部に対応する第1の凹部と第2の凹部に対応する第2の凸部を形成するようにしてもよい。すなわち、表皮本体側及びコンソール本体に、凸部と凹部とを両方形成してもよい。また、この形成される凸部と凹部の個数は特に限定されない。
・上記各実施形態では、各表皮材の端部を最端末が内側になるように二重折りするようにしているが、最端末が露出される態様で各表皮材を接合するようにしてもよい。
・上記各実施形態では、表皮本体として本革を用いるようにしているが、この表皮本体には、合成皮革や布材などを用いるようにしてもよい。
・上記各実施形態では、表皮被覆品であるセンタコンソールに上記表皮材の接合部固定構造を適用しているが、このような表皮被覆品には、例えばクローブボックス、インストルメントパネル及びドアトリムなどの自動車内装部品や、ソファなどの家具類が例示され、これらの表皮被覆品に上述した表皮材の接合部固定構造を適用するようにしてもよい。
実施形態に係る表皮材の接合部固定構造を適用したセンタコンソールとインストルメントパネルを示す斜視図。 同センタコンソールのコンソール本体および表皮本体を示す斜視図 図2のA−A線における部分断面図。 第1の変形例に係る表皮材の接合部固定構造を示す部分断面図。 第2の変形例に係る表皮材の接合部固定構造を示す部分断面図。 第3の変形例に係る表皮材の接合部固定構造を示す部分断面図。 第4の変形例に係る表皮材の接合部固定構造を示す部分断面図。 第5の変形例に係る表皮材の接合部固定構造を示す部分断面図。 第6の変形例に係る表皮材の接合部固定構造を示す部分断面図。 第7の変形例に係る表皮材の接合部固定構造を示す部分断面図。 第8の変形例に係る表皮材の接合部固定構造を示す部分断面図。 第9の変形例に係る表皮材の接合部固定構造を示す部分断面図。
符号の説明
11…インストルメントパネル、11a…中央下端縁、12…挿通孔、15…シフトレバー装置、15a…シフトレバー、17…ケース、20,40,50,60,70,80,90,100,110…センタコンソール、20a…前端縁、20b…上面開口部、22…コンソールボックス、23…蓋体、24…台状部、30…コンソールアッパプレート、31,41,51,61,71,81,91,101,111…表皮本体、31a…上面表皮材、31b…側面表皮材、33…プレート開口部、35,45,55,65,75,85,95,105,115…コンソール本体、35a,45a,45b,55a,65a,75a,87a,97a,107a,117a,117b…凹部、36,46,56,66,76,86,96,106,116a,116b…縫合用糸、37,47,57,67,77,87,97,107,117…接合部、37a,47a,47b…凸部、38,39,48,49,58,68,78,88,89,98,108,118,119…芯部材、41a,41b,51a,51b,61a,61b,71a,71b,81a,81b,91a,91b,101a,101b,111a,111b…表皮材、67a,77a,85a,95a,105a,115a,115b…凸部、57a…第3凸部、58a…第1凸部、58b…第2凸部、120…接着剤。

Claims (6)

  1. 表皮材の端部同士を接合した接合部を有する表皮本体により基材を被覆して形成される表皮被覆品において、前記接合部を基材の所定位置に固定する表皮材の接合部固定構造であって、
    前記表皮材の接合部に沿って設けられた芯部材と、前記基材及び前記芯部材の一方により形成された凹部と、それらの他方により形成されて前記凹部と嵌合する凸部とを備える
    ことを特徴とする表皮被覆品における表皮材の接合部固定構造。
  2. 請求項1において、
    前記芯部材は、柔軟性を有する材料からなる
    ことを特徴とする表皮被覆品における表皮材の接合部固定構造。
  3. 請求項1又は2において、
    前記芯部材は、前記表皮材の各端部にそれぞれに設けられている
    ことを特徴とする表皮被覆品における表皮材の接合部固定構造。
  4. 請求項1〜3の何れか1項において、
    前記表皮材の端部は、該端部における最端末が表皮材の内側となるように二重折りされる
    ことを特徴とする表皮被覆品における表皮材の接合部固定構造。
  5. 請求項4において、
    前記芯部材は、前記表皮材の端部の二重折りされた部位により被覆される
    ことを特徴とする表皮被覆品における表皮材の接合部固定構造。
  6. 請求項4又は5において、
    前記凹部は前記基材に形成される一方、前記凸部は前記芯部材と前記表皮材の最端末とにより形成される
    ことを特徴とする表皮被覆品における表皮材の接合部固定構造。
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