JP2008213680A - パワートレーンの制御装置、制御方法、その方法を実現させるプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

パワートレーンの制御装置、制御方法、その方法を実現させるプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2008213680A
JP2008213680A JP2007054507A JP2007054507A JP2008213680A JP 2008213680 A JP2008213680 A JP 2008213680A JP 2007054507 A JP2007054507 A JP 2007054507A JP 2007054507 A JP2007054507 A JP 2007054507A JP 2008213680 A JP2008213680 A JP 2008213680A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating element
engine
state
torque
wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007054507A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichiro Muta
浩一郎 牟田
Toru Matsubara
亨 松原
Masakazu Kaibuki
雅一 貝吹
Hidenori Kato
英則 加藤
Masakazu Nomura
誠和 野村
Daisuke Suyama
大介 寿山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2007054507A priority Critical patent/JP2008213680A/ja
Publication of JP2008213680A publication Critical patent/JP2008213680A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

【課題】必要以上にエンジンを停止せず、かつ第1MGに連結されたサンギヤの回転数が過剰に高くならないようにする。
【解決手段】サンギヤに第1MGが連結される。リングギヤにオートマチックトランスミッションが連結される。キャリアにエンジンが連結される。リングギヤ回転数NRが負値である場合、エンジンの運転中における回転方向に対して、リングギヤの回転方向は逆方向である。ECUは、DポジションもしくはRポジションへのシフト操作がなされると(S100にてYES)、ギヤ段の形成を開始するようにオートマチックトランスミッションを制御するステップ(S102)と、ギヤ段を形成中であり、かつリングギヤ回転数NRが負値であるという、エンジンの停止条件が満たされると(S104にてYES)、停止するようにエンジンを制御するステップ(S106)とを含む、プログラムを実行する。
【選択図】図10

Description

本発明は、パワートレーンの制御装置、制御方法、その方法を実現させるプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体に関し、特に、非走行ポジションから走行ポジションへのシフト操作が行なわれた場合にエンジンを停止する技術に関する。
従来より、エンジンおよび回転電機を駆動源に有するハイブリッド車が知られている。このようなハイブリッド車においては、車両の走行状態に応じてエンジンおよび回転電機が使い分けられる。たとえば、高速走行時などにおいては主にエンジンを用いて走行し、中低速走行時などにおいては主に回転電機を用いて走行する。このようなハイブリッド車の一つに、回転電機を用いて無段変速機として機能する差動機構に加えて、多段自動変速機を備えたものがある。
特開2005−337491号公報(特許文献1)は、エンジンに連結された第1要素、第1電動機(回転電機)に連結された第2要素、および第2電動機に連結された第3要素から構成される差動機構を有し電気的な無段変速機として機能する無段変速部と、無段変速部と車輪との間に設けられた変速部とを備えた車両用駆動装置の制御装置を開示する。特許文献1に記載の制御装置は、変速部の変速の際には、無段変速部と変速部とで形成される変速比を連続させるように、変速に同期して無段変速部の変速を実行する無段変速制御部を含む。
この公報に記載の制御装置によれば、無段変速部と変速部とで形成される変速比すなわち無段変速部の変速比と変速部の変速比とに基づいて形成される変速比である総合変速比が連続的に変化される。これにより、変速部の変速前後でエンジン回転速度(回転数)を連続的に変化させて変速ショックが低減される。
特開2005−337491号公報
ところで、差動機構に多段自動変速機が連結される場合、多段自動変速機がニュートラル状態からギヤ段を形成する状態に切換わると、多段自動変速機の入力軸に連結された回転要素の回転数がステップ的に変化する。差動機構の特性から、3つの回転要素のうちの少なくともいずれか一つの回転数が変化すると、他の回転要素の回転数が変化する。したがって、多段自動変速機の入力軸に連結された回転要素の回転数がステップ的に変化すると、共線図においてエンジン回転数を支点として、エンジンに連結された回転要素とは異なる回転要素の回転数が大きく変化する。このとき、エンジン回転数次第では、回転要素の回転数が過剰に高くなり得る。そこで、多段自動変速機がニュートラル状態になった場合にエンジンを停止することが考えられる。エンジン停止は、D(ドライブ)レンジから後進、R(リバース)レンジから前進の時に必要である。また、N(ニュートラル)レンジでは次にドライバがどの位置にシフト操作するかを判断できない。そのため、Dレンジ、Rレンジのどちらに操作されても回転要素が過回転しないようにエンジンを停止する必要がある。ドライバがシフト操作をした後にも、ニュートラル状態を継続して、必要な条件、たとえばDレンジから後進、Rレンジから前進の場合を判断した場合にのみエンジンを停止することも考えられる。しかしながら、エンジン停止が完了するまでニュートラル状態が継続されるため、ドライバの駆動要求に対してレスポンスが遅くなる可能性がある。しかしながら、特開2005−337491号公報においては、このような課題に関する記載は何等ない。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、必要以上にエンジンを停止させず、エンジン停止完了までニュートラル状態を継続する必要なく、かつ回転要素の回転数が過剰に高くならないようにすることができるパワートレーンの制御装置、制御方法、その方法を実現させるプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体を提供することである。
第1の発明に係るパワートレーンの制御装置は、第1の回転要素、第2の回転要素および第3の回転要素を有し、いずれか一つの回転要素の回転数に応じて他の回転要素の回転数が変化する差動機構と、第1の回転要素に連結される回転電機と、第2の回転要素に連結され、第2の回転要素から入力されるトルクを車輪に伝達する状態および第2の回転要素から車輪へのトルクの伝達を遮断する状態を切換可能な切換機構と、第3の回転要素に連結されるエンジンとを備えたパワートレーンの制御装置である。この制御装置は、非走行ポジションから走行ポジションへのシフト操作が行なわれた場合に、第2の回転要素から車輪へのトルクの伝達を遮断する状態からトルクを車輪に伝達する状態に切換わるように、切換機構を制御するための手段と、第2の回転要素から車輪へのトルクの伝達を遮断する状態からトルクを車輪に伝達する状態への切換中であり、かつ第2の回転要素の回転方向がエンジンの運転中における第3の回転要素の回転方向に対して逆方向であるという条件が満たされると、エンジンが停止するように制御するための手段とを含む。第4の発明に係るパワートレーンの制御方法は、第1の発明に係るパワートレーンの制御装置と同様の要件を備える。
第1もしくは第4の発明によると、差動機構は、第1の回転要素、第2の回転要素および第3の回転要素を有する。いずれか一つの回転要素の回転数に応じて他の回転要素の回転数が変化する。第1の回転要素には、回転電機が連結される。第2の回転要素には、切換機構が連結される。この切換機構は、第2の回転要素から入力されるトルクを車輪に伝達する状態および第2の回転要素から車輪へのトルクの伝達を遮断する状態を切換可能である。第3の回転要素には、エンジンが連結される。非走行ポジションから走行ポジションへのシフト操作が行なわれた場合、第2の回転要素から車輪へのトルクの伝達を遮断する状態からトルクを車輪に伝達する状態に切換えられる。車輪へトルクの伝達を遮断する状態からトルクを車輪に伝達する状態への切換中であり、かつ第2の回転要素の回転方向がエンジンの運転中における第3の回転要素の回転方向に対して逆方向であるという条件が満たされると、エンジンが停止される。これにより、車輪へのトルクの伝達を遮断する状態からトルクを車輪に伝達する状態に完全に切換わる前に、第2の回転要素を負荷と利用して、エンジンに連結された第3の回転要素の回転数を速やかに低くすることができる。そのため、第1の回転要素の回転数が過剰に高くならないようにすることができる。また、たとえば、第2の回転要素の回転方向がエンジンの運転中における第3の回転要素の回転方向と同じであるために、第1の回転要素の回転数が高くならないと考えられる場合は、エンジンを停止しないようにすることができる。その結果、必要以上にエンジンを停止させず、エンジン停止完了までトルクの伝達を遮断する状態(ニュートラル状態)を継続する必要なく、かつ回転要素の回転数が過剰に高くならないようにすることができるパワートレーンの制御装置または制御方法を提供することができる。
第2の発明に係るパワートレーンの制御装置は、第1の発明の構成加え、第2の回転要素から車輪へのトルクの伝達を遮断する状態からトルクを車輪に伝達する状態への切換中に、エンジンの回転数がしきい値以下になった場合、エンジンの運転中における第3の回転要素の回転方向と同じ方向に第3の回転要素に力が作用するように回転電機を制御するための手段をさらに含む。第5の発明に係るパワートレーンの制御方法は、第2の発明に係るパワートレーンの制御装置と同様の要件を備える。
第2もしくは第5の発明によると、第2の回転要素から車輪へのトルクの伝達を遮断する状態からトルクを車輪に伝達する状態への切換中に、エンジンの回転数がしきい値以下になった場合、エンジンの運転中における第3の回転要素の回転方向と同じ方向に第3の回転要素に力が作用するように回転電機が制御される。これにより、エンジンが逆回転しないようにすることができる。
第3の発明に係るパワートレーンの制御装置においては、第1または2の発明の構成に加え、第1の回転要素はサンギヤである。第2の回転要素はリングギヤである。第3の回転要素は、サンギヤおよびリングギヤと噛合うピニオンギヤを回転自在に支持するキャリアである。第6の発明に係るパワートレーンの制御方法は、第3の発明に係るパワートレーンの制御装置と同様の要件を備える。
第3もしくは第6の発明によると、回転電機に連結されるサンギヤ、切換機構に連結されるリングギヤおよびエンジンに連結されるキャリアを有する差動機構において、サンギヤの回転数が過剰にならないようにすることができる。
第7の発明に係るプログラムは、第4〜6のいずれかの発明に係る制御方法をコンピュータに実現させるプログラムであって、第8の発明に係る記録媒体は、第4〜6のいずれかの発明に係る制御方法をコンピュータに実現させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
第7または第8の発明によると、コンピュータ(汎用でも専用でもよい)を用いて、第4〜6のいずれかの発明に係るパワートレーンの制御方法を実現することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る制御装置を搭載したハイブリッド車について説明する。このハイブリッド車は、FR(Front engine Rear drive)車両である。なお、FR以外の車両であってもよい。
ハイブリッド車は、駆動源としてのハイブリッドシステム100と、オートマチックトランスミッション400と、プロペラシャフト500と、デファレンシャルギヤ600と、後輪700と、ECU(Electronic Control Unit)800とを含む。本実施の形態に係る制御装置は、たとえばECU800のROM(Read Only Memory)802に記録されたプログラムを実行することにより実現される。なお、ECU800により実行されるプログラムをCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)などの記録媒体に記録して市場に流通させてもよい。また、ECU800は複数のECUに分割するようにしてもよい。
このハイブリッド車のパワートレーンは、ハイブリッドシステム100とオートマチックトランスミッション400とを含む。ハイブリッドシステム100のエンジン200は、インジェクタ202から噴射された燃料と空気との混合気を、シリンダの燃焼室内で燃焼させる内燃機関である。燃焼によりシリンダ内のピストンが押し下げられて、クランクシャフトが回転させられる。
オートマチックトランスミッション400は、ハイブリッドシステム100の出力軸に連結される。オートマチックトランスミッション400から出力された駆動力は、プロペラシャフト500およびデファレンシャルギヤ600を介して、左右の後輪700に伝達される。
ECU800には、シフトレバー804のポジションスイッチ806と、アクセルペダル808のアクセル開度センサ810と、ブレーキペダル812の踏力センサ814と、電子スロットルバルブ816のスロットル開度センサ818と、エンジン回転数センサ820と、入力軸回転数センサ822と、出力軸回転数センサ824と、油温センサ826とがハーネスなどを介して接続されている。
シフトレバー804の位置(ポジション)は、ポジションスイッチ806により検出され、検出結果を表す信号がECU800に送信される。シフトレバー804の位置に対応して、オートマチックトランスミッション400における変速が自動で行なわれる。シフトレバー804を操作することにより、運転者が所望のギヤ段(変速比)を選択可能であるようにしてもよい。
アクセル開度センサ810は、アクセルペダル808の開度を検出し、検出結果を表す信号をECU800に送信する。踏力センサ814は、ブレーキペダル812の踏力(運転者がブレーキペダル812を踏む力)を検出し、検出結果を表す信号をECU800に送信する。
スロットル開度センサ818は、アクチュエータにより開度が調整される電子スロットルバルブ816の開度を検出し、検出結果を表す信号をECU800に送信する。電子スロットルバルブ816により、エンジン200に吸入される空気量(エンジン200の出力)が調整される。
なお、電子スロットルバルブ816の代わりにもしくは加えて、吸気バルブ(図示せず)や排気バルブ(図示せず)のリフト量や開閉する位相を変更することにより、エンジン200に吸入される空気量を調整するようにしてもよい。
エンジン回転数センサ820は、エンジン200の出力軸(クランクシャフト)の回転数(エンジン回転数NE)を検出し、検出結果を表す信号をECU800に送信する。入力軸回転数センサ822は、オートマチックトランスミッション400の入力軸回転数NIを検出し、検出結果を表す信号をECU800に送信する。出力軸回転数センサ824は、オートマチックトランスミッション400の出力軸回転数NOを検出し、検出結果を表す信号をECU800に送信する。
オートマチックトランスミッション400の出力軸回転数NOからハイブリッド車の車速が算出される。なお、車速を算出する方法については、周知の一般的な技術を利用すればよいため、ここではその詳細な説明は繰返さない。
油温センサ826は、オートマチックトランスミッション400の作動や潤滑に用いられるオイル(ATF:Automatic Transmission Fluid)の温度(油温)を検出し、検出結果を表す信号をECU800に送信する。
ECU800は、ポジションスイッチ806、アクセル開度センサ810、踏力センサ814、スロットル開度センサ818、エンジン回転数センサ820、入力軸回転数センサ822、出力軸回転数センサ824、油温センサ826などから送られてきた信号、ROM802に記憶されたマップおよびプログラムに基づいて、車両が所望の走行状態となるように、機器類を制御する。
図2を参照して、ハイブリッドシステム100およびオートマチックトランスミッション400についてさらに説明する。
ハイブリッドシステム100は、エンジン200と、動力分割機構310と、第1MG(Motor Generator)311と、第2MG312とを含む。動力分割機構310は、入力軸302に入力されたエンジン200の出力を第1MG311および出力軸304に分割する。動力分割機構310は、プラネタリギヤ320から構成される。
プラネタリギヤ320は、サンギヤ322、ピニオンギヤ324、ピニオンギヤ324を自転および公転可能に支持するキャリア326、ピニオンギヤ324を介してサンギヤ322と噛み合うリングギヤ328を含む。
動力分割機構310において、キャリア326は入力軸302すなわちエンジン200に連結される。サンギヤ322は第1MG311に連結される。リングギヤ328は出力軸304に連結される。
動力分割機構310は、サンギヤ322、キャリア326、リングギヤ328が相対的に回転することにより差動装置として機能する。動力分割機構310の差動機能により、エンジン200の出力が第1MG311と出力軸304とに分配される。
分配されたエンジン200の出力の一部を用いて第1MG311が発電したり、第1MG311が発電した電力を用いて第2MG312が回転駆動したりすることにより、動力分割機構310は、無段変速機として機能する。
第1MG311および第2MG312は、三相交流回転電機である。第1MG311は、動力分割機構310のサンギヤ322に連結される。第2MG312は、ロータが出力軸304と一体的に回転するように設けられる。
第1MG311および第2MG312は、たとえばアクセル開度および車速などから算出されるオートマチックトランスミッション400の目標出力トルクを満足し、かつエンジン200において最適な燃費を実現するように制御される。第2MG312の出力トルクは、目標出力トルクに対して、エンジン200の出力トルクと第2MG312の出力トルクとの割合を定めたマップにしたがって定められる。
第1MG311の回転数、第2MG312の回転数およびエンジン回転数NEは、図3に示すように、共線図において直線で結ばれる関係になる。したがって、図3において一点鎖線で示すように、第2MG312の回転数が変化する際に、第1MG311の回転数が変化する。また、図3において2点鎖線で示すように、第1MG311の回転数は、エンジン回転数NEに応じて変化する。
本実施の形態において、第1MG311、第2MG312およびエンジン200は、パワートレーンの保護のため、動力分割機構310のリングギヤ328の回転数NR(オートマチックトランスミッション400の入力軸回転数NI)およびエンジン回転数NE(キャリア326の回転数)が、図4において斜線で示す許容領域内にあるように制御される。
許容領域は、第1MG311の回転数(サンギヤ322の回転数)の下限値NSL、上限値NSH、ピニオンギヤ324の回転数の下限値PINL、上限値PINHを考慮して定められる。すなわち、第1MG311の回転数が下限値NSL以上、上限値NSH以下になるように、かつ、ピニオンギヤ324の回転数が下限値PINL以上、上限値PINH以下になるように、第1MG311、第2MG312およびエンジン200が制御される。なお、ピニオンギヤ324の回転数は、リングギヤ328の回転数NRとキャリア326の回転数との相対回転数である。
図2に戻って、オートマチックトランスミッション400は、車体に取り付けられる非回転部材としてのケース402内において共通の軸心上に配設された入力回転部材としての入力軸404と、出力回転部材としての出力軸406とを含む。
入力軸404は、動力分割機構310の出力軸304に連結される。したがって、オートマチックトランスミッション400の入力軸回転数NIと動力分割機構310の出力軸回転数、すなわちリングギヤ328の回転数(第2MG312の回転数)NRとは同じである。
オートマチックトランスミッション400は、シングルピニオン型の3つのプラネタリギヤ411〜413と、C1クラッチ421、C2クラッチ422、B1ブレーキ431、B2ブレーキ432およびB3ブレーキ433の5つの摩擦係合要素を含む。
オートマチックトランスミッション400の摩擦係合要素を図5に示す作動表に示す組み合わせで係合することにより、パワートレーンにおいて、変速比が異なる1速ギヤ段〜5速ギヤ段の5つの前進ギヤ段および後進ギヤ段が形成される。
オートマチックトランスミッション400においてギヤ段が形成された状態では、動力分割機構310のリングギヤ328からオートマチックトランスミッション400に入力されるトルク(ハイブリッドシステム100の出力トルク)が駆動輪である後輪700に伝達される。
シフトレバー804がD(ドライブ)ポジションもしくはR(リバース)ポジションなどの走行ポジションにあり、走行レンジが選択されている場合、パワートレーンにおいて、ギヤ段が形成される。
一方、シフトレバー804がN(ニュートラル)ポジションなどの非走行ポジションにあり、非走行レンジが選択されている場合、オートマチックトランスミッション400がニュートラル状態にされる。
オートマチックトランスミッション400のニュートラル状態においては、全ての摩擦係合要素が解放状態にされる。ニュートラル状態では、動力分割機構310のリングギヤ328から後輪700へのトルクの伝達が遮断される。
図5に示すように、4速ギヤ段を形成する際に係合される摩擦係合要素と5速ギヤ段を形成する際に係合される摩擦係合要素とは同じである。すなわち、4速ギヤ段および5速ギヤ段では、オートマチックトランスミッション400における変速比は同じである。しかしながら、動力分割機構310における変速比が異なる。
4速ギヤ段を形成する際には、動力分割機構310において第1MG311の回転が許容されて、エンジン回転数と出力軸304の回転数が同じにされ、変速比が「1」になる。一方、5速ギヤ段を形成する際には、第1MG311の回転数を「0」にすることにより、出力軸304の回転数がエンジン回転数よりも高くされて、変速比が「1」よりも小さくされる。
パワートレーンにおける変速は、たとえば図6に示す変速線図に基づいて制御される。本実施の形態における変速線図は、アクセル開度および車速などから算出される目標出力トルクと、車速とをパラメータとして定められる。なお、変速線図のパラメータはこれらに限らない。
図6における実線がアップシフト線であって、破線がダウンシフト線である。図6において一点鎖線で囲まれる領域は、エンジン200の駆動力を用いずに、第2MG312の駆動力のみを用いて走行する領域を示す。
オートマチックトランスミッション400のC1クラッチ421、C2クラッチ422、B1ブレーキ431、B2ブレーキ432およびB3ブレーキ433は、油圧により作動する。本実施の形態において、ハイブリッド車には、図7に示すように、各摩擦係合要素に対して油圧を給排してその係合・解放の制御を行なう油圧制御装置900が設けられる。
この油圧制御装置900は、機械式オイルポンプ910と電動オイルポンプ920と、これらのオイルポンプ910,920で発生させた油圧をライン圧に調圧するとともに、そのライン圧を元圧として調圧した油圧を各摩擦係合要素に対して給排し、かつ適宜の箇所に潤滑のためのオイルを供給する油圧回路930とを含む。
機械式オイルポンプ910は、エンジン200によって駆動されて油圧を発生するポンプである。機械式オイルポンプ910は、キャリア326と同軸上に配置され、エンジン200からトルクを受けて動作するようになっている。すなわち、キャリア326が回転することにより機械式オイルポンプ910が駆動せしめられて、油圧が発生する。
これに対して電動オイルポンプ920は、モータ(図示せず)によって駆動されるポンプである。電動オイルポンプ920は、トランスミッションケースの外部などの適宜の箇所に取り付けられる。電動オイルポンプ920は、所望の油圧を発生するように、ECU800により制御される。たとえば、電動オイルポンプ920の回転数等がフィードバック制御される。
電動オイルポンプ920の回転数は、回転数センサ830により検出され、検出結果を表す信号がECU800に送信される。また、電動オイルポンプ920からの吐出圧は、油圧センサ832により検出され、検出結果を表す信号がECU800に送信される。
電動オイルポンプ920は、DC/DCコンバータ940を介してバッテリ942から供給される電力により作動する。バッテリ942の電力は、電動オイルポンプ920の他、電動パワーステアリング950、第1MG312、第2MG312など、電力で作動する補機類に供給される。
バッテリ942からの充放電電流値は、電流センサ834により検出され、検出結果を表わす信号がECU800に送信される。本実施の形態においては、バッテリ942からの充放電電流値に基づいてバッテリ942のSOC(State Of Charge)が算出される。なお、SOCを算出する方法については、周知の一般的な技術を利用すればよいため、ここではその詳細な説明は繰返さない。バッテリ942の温度は、温度センサ836により検出され、検出結果を表わす信号がECU800に送信される。
油圧回路930は、複数のソレノイドバルブや切換バルブあるいは調圧バルブ(それぞれ図示せず)を備え、調圧や油圧の給排を電気的に制御できるように構成されている。その制御は、ECU800により行なわれる。
なお、各オイルポンプ910,920の吐出側には、それぞれのオイルポンプ910,920の吐出圧で開き、これとは反対方向には閉じる逆止弁912,922が設けられ、かつ油圧回路930に対してこれらのオイルポンプ910,920は互いに並列に接続されている。また、ライン圧を調圧するバルブ(図示せず)は、吐出量を増大させてライン圧を高くし、これとは反対に吐出量を減じてライン圧を低くする二つの状態にライン圧を制御するように構成されている。
図8を参照して、本実施の形態に係る制御装置であるECU800の機能について説明する。なお、以下に説明するECU800の機能はハードウェアにより実現するようにしてもよく、ソフトウェアにより実現するようにしてもよい。
ECU800は、シフト操作判断部840と、係合部842と、停止条件判断部844と、停止部846と、エンジン回転数判断部848と、第1MG制御部850とを含む。
シフト操作判断部840は、ハイブリッド車の後進中にNポジションからDポジションへのシフト操作(シフトレバー804の操作)もしくは前進中にNポジションからRポジションへのシフト操作がなされたか否かを判断する。前進中であるか後進中であるかは、たとえばオートマチックトランスミッション400の出力軸の回転方向から判断される。なお、前進中であるか後進中であるかを判断する方法はこれに限らず、周知の一般的な技術を利用するようにしてもよい。
NポジションからDポジション、もしくはNポジションからRポジションへのシフト操作がなされたか否かは、ポジションスイッチ806から送信された信号に基づいて判断される。なお、シフト操作がなされたか否かを判断する方法はこれに限らない。
係合部842は、NポジションからDポジション、もしくはNポジションからRポジションへのシフト操作がなされた場合、ギヤ段の形成、すなわち摩擦係合要素であるクラッチおよびブレーキの係合を開始するように、オートマチックトランスミッション400を制御する。したがって、ニュートラル状態から、リングギヤ328のトルクを後輪700へ伝達する状態に切換えられる。
停止条件判断部844は、エンジン200の停止条件が満たされたか否かを判断する。停止条件は、オートマチックトランスミッション400においてギヤ段を形成中(ギヤ段の形成開始後であって、形成完了前)であり、かつリングギヤ回転数NRが負値であるという条件である。
なお、本実施の形態においては、オートマチックトランスミッション400において前進ギヤ段が形成されている状態においてハイブリッド車が前進している場合、もしくは後進ギヤ段が形成されている状態において後進している場合のリングギヤ回転数NRを正値として表わす。すなわち、オートマチックトランスミッション400において前進ギヤ段が形成されている状態においてハイブリッド車が前進している場合および後進ギヤ段が形成されている状態において後進している場合のリングギヤ328の回転方向は同じである。
したがって、オートマチックトランスミッション400において前進ギヤ段が形成されている状態においてハイブリッド車が後進している場合、もしくは後進ギヤ段が形成されている状態において前進している場合、リングギヤ回転数NRは負値になる。
また、図9に示すように、本実施の形態において、エンジン200の運転中における回転方向(エンジン200の運転中におけるキャリア326の回転方向)と、リングギヤ回転数NRが正値である場合のリングギヤ328の回転方向とは同じである。したがって、リングギヤ回転数NRが負値である場合、エンジン200の運転中における回転方向に対して、リングギヤ328の回転方向は逆方向である。
オートマチックトランスミッション400においてギヤ段を形成中であるか否か、すなわち、ギヤ段の形成が完了したか否かは、たとえば、オートマチックトランスミッション400の出力軸回転数NOにギヤ比を乗じた値と入力軸回転数NIとの差がしきい値以下であるか否かにより判断される。なお、ギヤ段を形成中であるか否かを判断する方法はこれに限らない。
停止部846は、エンジン200の停止条件が満たされた場合、停止するようにエンジン200を制御する。エンジン回転数判断部848は、エンジン回転数センサ820から送信された信号に基づいて、エンジン回転数NEがしきい値以下まで低下したか否かを判断する。しきい値は、たとえば「0」である。
第1MG制御部850は、オートマチックトランスミッション400においてギヤ段を形成中(形成完了前)に、エンジン回転数NEがしきい値以下まで低下したと判断された場合、エンジン200の運転中におけるキャリア326の回転方向と、同じ方向にキャリア326に力が作用するように、第1MG311を制御する。すなわち、第1MG311は、キャリア326およびサンギヤ322の回転数が増加する方向にトルクを出力するように制御される。
図10を参照して、本実施の形態に係る制御装置であるECU800が実行するプログラムの制御構造について説明する。なお、以下に説明するプログラムは予め定められた周期で繰り返し実行される。
ステップ(以下、ステップをSと略す)100にて、ECU800は、ハイブリッド車の後進中にNポジションからDポジションへのシフト操作もしくは前進中にNポジションからRポジションへのシフト操作がなされたか否かを判断する。シフト操作がなされると(S100にてYES)、処理はS102に移される。もしそうでないと(S100にてNO)、この処理は終了する。
S102にて、ECU800は、前進ギヤ段もしくは後進ギヤ段の形成、すなわち、摩擦係合要素の係合を開始するように、オートマチックトランスミッション400を制御する。すなわち、ニュートラル状態から、リングギヤ328のトルクを後輪700へ伝達する状態に切換えられる。NポジションからDポジションへのシフト操作がなされた場合、前進ギヤ段が形成される。NポジションからRポジションへのシフト操作がなされた場合、後進ギヤ段が形成される。
S104にて、ECU800は、オートマチックトランスミッション400においてギヤ段を形成中であり、かつリングギヤ回転数NRが負値であるという、エンジン200の停止条件が満たされたか否かを判断する。停止条件が満たされると(S104にてYES)、処理はS106に移される。もしそうでないと(S104にてNO)、処理はS108に移される。S106にて、ECU800は、停止するようにエンジン200を制御する。
S108にて、ECU800は、ギヤ段が形成中であるか否か、すなわちギヤ段の形成が完了する前であるか否かを判断する。ギヤ段を形成中であると(S108にてYES)、処理はS110に移される。もしそうでないと(S108にてNO)、この処理は終了する。
S110にて、ECU800は、エンジン回転数NEがしきい値以下まで低下したか否かを判断する。エンジン回転数NEがしきい値以下まで低下すると(S110にてYES)、処理はS112に移される。もしそうでないと(S110にてNO)、処理はS108に戻される。
S112にて、ECU800は、エンジン200の運転中におけるキャリア326の回転方向と、同じ方向にキャリア326に力が作用するように、第1MG311を制御する。すなわち、第1MG311は、キャリア326およびサンギヤ322の回転数が増加する方向にトルクを出力するように制御される。その後、処理はS108に戻される。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る制御装置であるECU800の動作について説明する。
ここで、ハイブリッド車の後進中もしくは前進中にNポジションへのシフト操作がなされ、リングギヤ回転数NRが「0」になるようにエンジン200、第1MG311および第2MG312が制御されていると想定する。
Nポジションへのシフト操作がなされた後、さらに、後進中にNポジションからDポジションへのシフト操作もしくは前進中にNポジションからRポジションへのシフト操作がなされると(S100にてYES)、前進ギヤ段もしくは後進ギヤ段の形成を開始するように、オートマチックトランスミッション400が制御される(S102)。
ハイブリッド車の後進中に前進ギヤ段が形成されたり、前進中に後進ギヤ段が形成されたりすると、図11において破線で示すように、リングギヤ回転数NRが負値になり得る。この場合、エンジン回転数NEが高いと、第1MG311の回転数、すなわち動力分割機構310のサンギヤ322の回転数が過剰に高くなり得る。
よって、ギヤ段の形成、すなわち摩擦係合要素の係合が完了する前にエンジン200を停止し、第1MG311の回転数(サンギヤ322の回転数)が高くならないようにすることが望ましい。
そこで、オートマチックトランスミッション400においてギヤ段を形成中であり、かつリングギヤ回転数NRが負値であるという、エンジン200の停止条件が満たされると(S104にてYES)、停止するようにエンジン200が制御される(S106)。すなわち、ギヤ段を形成中にリングギヤ328の回転方向が、エンジン200の運転中におけるキャリア326の回転方向に対して逆方向になると、エンジン200が停止される。
これにより、図12において一点鎖線で示すように、ギヤ段の形成が完了する前に、リングギヤ328を負荷として利用して、エンジン200に連結されたキャリア328の回転数を速やかに低くすることができる。そのため、第1MG311の回転数(サンギヤ322の回転数)が過剰に高くならないようにすることができる。
さらに、ギヤ段を形成中に(S108にてYES)、エンジン回転数NEがしきい値以下まで低下すると(S110にてYES)、図13において矢印で示すように、エンジン200の運転中におけるキャリア326の回転方向と、同じ方向にキャリア326に力が作用するように、第1MG311が制御される(S112)。これにより、第1MG311が出力するトルクを用いて、エンジン回転数NEが過剰に低下しないようにすることができる。そのため、エンジン200が逆回転しないようにすることができる。
一方、オートマチックトランスミッション400においてギヤ段を形成中であり、かつリングギヤ回転数NRが負値であるという、エンジン200の停止条件が満たされないと(S104にてNO)、エンジン200は停止されない。たとえば、ギヤ段の形成によりリングギヤ回転数NRが正値になると、エンジン200は停止されない。すなわち、図14において二点鎖線で示すように、リングギヤ328の回転数が増加して、リングギヤ328の回転方向がエンジン200の運転中におけるキャリア326の回転方向と同じ方向になると、エンジン200は停止されない。
これにより、第1MG311の回転数(サンギヤ322の回転数)が高くならないような場合にはエンジン200を停止しないようにすることができる。そのため、必要以上にエンジン200を停止しないようにすることができる。
以上のように、本実施の形態に係る制御装置であるECUによれば、NポジションからDポジション、もしくはNポジションからRポジションへのシフト操作がなされると、前進ギヤ段もしくは後進ギヤ段の形成を開始するようにオートマチックトランスミッションが制御される。オートマチックトランスミッションにおいてギヤ段を形成中であり、かつリングギヤ回転数NRが負値であるという、エンジンの停止条件が満たされると、エンジンが停止される。すなわち、ギヤ段を形成中にリングギヤの回転方向が、エンジンの運転中におけるキャリアの回転方向に対して逆方向になると、エンジンが停止される。これにより、ギヤ段の形成が完了する前に、リングギヤを負荷として利用して、エンジンに連結されたキャリアの回転数を速やかに低くすることができる。そのため、第1MGの回転数、すなわちサンギヤの回転数が過剰に高くならないようにすることができる。また、たとえば、リングギヤ回転数NRが正値になると、すなわちリングギヤの回転方向がエンジンの運転中におけるキャリアの回転方向と同じ方向になると、エンジンは停止されない。これにより、第1MGの回転数、すなわちサンギヤの回転数が高くならないような場合にはエンジンを停止しないようにすることができる。そのため、必要以上にエンジンを停止しないようにすることができる。
なお、パワートレーンにおいて5つの前進ギヤ段を形成可能にする代わりに、1速ギヤ段〜4速ギヤ段の4つの前進ギヤ段を形成可能であるようにしてもよい。4つの前進ギヤ段を形成可能であるようにパワートレーンを構成する場合、図15に示すように、オートマチックトランスミッション400は、シングルピニオン型の2つのプラネタリギヤ441,442と、C1クラッチ451、C2クラッチ452、B1ブレーキ461およびB2ブレーキ462の4つの摩擦係合要素とを含む。
図16に示す作動表に示す組み合わせで摩擦係合要素を係合することにより、1速ギヤ段〜4速ギヤ段の4つの前進ギヤ段が形成される。
3速ギヤ段を形成する際に係合される摩擦係合要素と4速ギヤ段を形成する際に係合される摩擦係合要素とは同じである。すなわち、3速ギヤ段および4速ギヤ段では、オートマチックトランスミッション400における変速比は同じである。しかしながら、動力分割機構310における変速比が異なる。
3速ギヤ段を形成する際には、動力分割機構310において第1MG311の回転が許容されて、エンジン回転数と出力軸304の回転数が同じにされ、変速比が「1」になる。一方、4速ギヤ段を形成する際には、第1MG311の回転数を「0」にすることにより、出力軸304の回転数がエンジン回転数よりも高くされて、変速比が「1」よりも小さくされる。パワートレーンにおける変速は、たとえば図17に示す変速線図に基づいて制御される。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る制御装置を搭載したハイブリッド車を示す概略構成図である。 ハイブリッドシステムおよびオートマチックトランスミッションを示す図(その1)である。 動力分割機構の共線図を示す図(その1)である。 MG1の回転数の下限値および上限値などを示す図である。 作動表を示す図(その1)である。 変速線図を示す図(その1)である。 油圧制御装置を示す図である。 ECUの機能ブロック図である。 動力分割機構の共線図を示す図(その2)である。 ECUが実行するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 動力分割機構の共線図を示す図(その3)である。 動力分割機構の共線図を示す図(その4)である。 動力分割機構の共線図を示す図(その5)である。 動力分割機構の共線図を示す図(その6)である。 ハイブリッドシステムおよびオートマチックトランスミッションを示す図(その2)である。 作動表を示す図(その2)である。 変速線図を示す図(その2)である。
符号の説明
100 ハイブリッドシステム、200 エンジン、310 動力分割機構、311 第1MG、312 第2MG、320 プラネタリギヤ、322 サンギヤ、324 ピニオンギヤ、326 キャリア、328 リングギヤ、400 オートマチックトランスミッション、500 プロペラシャフト、600 デファレンシャルギヤ、700 後輪、800 ECU、802 ROM、804 シフトレバー、806 ポジションスイッチ、808 アクセルペダル、810 アクセル開度センサ、812 ブレーキペダル、814 踏力センサ、816 電子スロットルバルブ、818 スロットル開度センサ、820 エンジン回転数センサ、822 入力軸回転数センサ、824 出力軸回転数センサ、840 シフト操作判断部、842 係合部、844 停止条件判断部、846 停止部、848 エンジン回転数判断部、850 第1MG制御部。

Claims (8)

  1. 第1の回転要素、第2の回転要素および第3の回転要素を有し、いずれか一つの回転要素の回転数に応じて他の回転要素の回転数が変化する差動機構と、前記第1の回転要素に連結される回転電機と、前記第2の回転要素に連結され、前記第2の回転要素から入力されるトルクを車輪に伝達する状態および前記第2の回転要素から前記車輪へのトルクの伝達を遮断する状態を切換可能な切換機構と、前記第3の回転要素に連結されるエンジンとを備えたパワートレーンの制御装置であって、
    非走行ポジションから走行ポジションへのシフト操作が行なわれた場合に、前記第2の回転要素から前記車輪へのトルクの伝達を遮断する状態からトルクを前記車輪に伝達する状態に切換わるように、前記切換機構を制御するための手段と、
    前記第2の回転要素から前記車輪へのトルクの伝達を遮断する状態からトルクを前記車輪に伝達する状態への切換中であり、かつ前記第2の回転要素の回転方向が前記エンジンの運転中における前記第3の回転要素の回転方向に対して逆方向であるという条件が満たされると、前記エンジンが停止するように制御するための手段とを含む、パワートレーンの制御装置。
  2. 前記制御装置は、前記第2の回転要素から前記車輪へのトルクの伝達を遮断する状態からトルクを前記車輪に伝達する状態への切換中に、前記エンジンの回転数がしきい値以下になった場合、前記エンジンの運転中における前記第3の回転要素の回転方向と同じ方向に前記第3の回転要素に力が作用するように前記回転電機を制御するための手段をさらに含む、請求項1に記載のパワートレーンの制御装置。
  3. 前記第1の回転要素はサンギヤであって、
    前記第2の回転要素はリングギヤであって、
    前記第3の回転要素は、前記サンギヤおよび前記リングギヤと噛合うピニオンギヤを回転自在に支持するキャリアである、請求項1または2に記載のパワートレーンの制御装置。
  4. 第1の回転要素、第2の回転要素および第3の回転要素を有し、いずれか一つの回転要素の回転数に応じて他の回転要素の回転数が変化する差動機構と、前記第1の回転要素に連結される回転電機と、前記第2の回転要素に連結され、前記第2の回転要素から入力されるトルクを車輪に伝達する状態および前記第2の回転要素から前記車輪へのトルクの伝達を遮断する状態を切換可能な切換機構と、前記第3の回転要素に連結されるエンジンとを備えたパワートレーンの制御方法であって、
    非走行ポジションから走行ポジションへのシフト操作が行なわれた場合に、前記第2の回転要素から前記車輪へのトルクの伝達を遮断する状態からトルクを前記車輪に伝達する状態に切換わるように、前記切換機構を制御するステップと、
    前記第2の回転要素から前記車輪へのトルクの伝達を遮断する状態からトルクを前記車輪に伝達する状態への切換中であり、かつ前記第2の回転要素の回転方向が前記エンジンの運転中における前記第3の回転要素の回転方向に対して逆方向であるという条件が満たされると、前記エンジンが停止するように制御するステップとを含む、パワートレーンの制御方法。
  5. 前記制御方法は、前記第2の回転要素から前記車輪へのトルクの伝達を遮断する状態からトルクを前記車輪に伝達する状態への切換中に、前記エンジンの回転数がしきい値以下になった場合、前記エンジンの運転中における前記第3の回転要素の回転方向と同じ方向に前記第3の回転要素に力が作用するように前記回転電機を制御するステップをさらに含む、請求項4に記載のパワートレーンの制御方法。
  6. 前記第1の回転要素はサンギヤであって、
    前記第2の回転要素はリングギヤであって、
    前記第3の回転要素は、前記サンギヤおよび前記リングギヤと噛合うピニオンギヤを回転自在に支持するキャリアである、請求項4または5に記載のパワートレーンの制御方法。
  7. 請求項4〜6のいずれかに記載の制御方法をコンピュータに実現させるプログラム。
  8. 請求項4〜6のいずれかに記載の制御方法をコンピュータに実現させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2007054507A 2007-03-05 2007-03-05 パワートレーンの制御装置、制御方法、その方法を実現させるプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体 Withdrawn JP2008213680A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007054507A JP2008213680A (ja) 2007-03-05 2007-03-05 パワートレーンの制御装置、制御方法、その方法を実現させるプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007054507A JP2008213680A (ja) 2007-03-05 2007-03-05 パワートレーンの制御装置、制御方法、その方法を実現させるプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008213680A true JP2008213680A (ja) 2008-09-18

Family

ID=39834234

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007054507A Withdrawn JP2008213680A (ja) 2007-03-05 2007-03-05 パワートレーンの制御装置、制御方法、その方法を実現させるプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008213680A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6003592B2 (ja) 車両の制御装置
JP4349416B2 (ja) パワートレーンの制御装置、制御方法、その方法を実現させるプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
JP4747818B2 (ja) 車両用駆動装置の制御装置
JP2005009395A (ja) 車両の制御装置
JP2008189141A (ja) 動力伝達装置の制御装置およびその制御方法
JP4305522B2 (ja) パワートレーンの制御装置
JP2011037331A (ja) 車両のパワートレーン
JP4765945B2 (ja) ロックアップクラッチ制御装置
JP4940991B2 (ja) パワートレーンの制御装置、制御方法、その方法を実現させるプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
JP4786553B2 (ja) 回転数の予測装置、予測方法、その方法を実現させるプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
JP4224098B2 (ja) パワートレーンの制御装置、制御方法、その方法を実現させるプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
JP2011161975A (ja) 車両のパワートレーン
JP4055804B2 (ja) ロックアップクラッチ制御装置
JP2008189243A (ja) パワートレーンの制御装置、制御方法、その方法を実現させるプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
JP2005016439A (ja) 車両の制御装置
JP2009190436A (ja) 車両の制御装置
JP4845780B2 (ja) パワートレーンの制御装置、制御方法、その方法を実現させるプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
JP4909134B2 (ja) パワートレーンの制御装置、制御方法、その方法を実現させるプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
JP4751843B2 (ja) パワートレーンの制御装置、制御方法、その方法を実現させるプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
JP2010149707A (ja) 車両のパワートレーン
JP5212308B2 (ja) 車両のパワートレーン
JP4909118B2 (ja) 自動変速機の変速判断装置、変速判断方法、その方法を実現させるプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
JP2008168810A (ja) パワートレーンの制御装置、制御方法、その方法を実現させるプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
JP2008213680A (ja) パワートレーンの制御装置、制御方法、その方法を実現させるプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
JP2008162348A (ja) パワートレーンの制御装置、制御方法、その方法を実現させるプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20081125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20081125

A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20100511