JP2008213597A - 電動パワーステアリング装置用の遮熱板 - Google Patents

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Jun Matsukawa
純 松川
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Abstract

【課題】雨水や泥水が溜まることがなく、耐腐食性に優れた電動パワーステアリング装置用の遮熱板を提供すること。
【解決手段】ステアリングギヤボックス7に沿って延びる遮熱板15に、雨水や泥水を受け止め下方へ流して排出する溝45を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両のエンジン、エキゾーストパイプ等から電動パワーステアリング装置に熱が伝達されることを防ぐ遮熱板に関する。
車両に搭載された部品間での遮熱のため、従来から遮熱板が用いられている。例えば、特許文献1にはエキゾーストパイプから燃料タンクに熱が伝達されることを防ぐ遮熱板が開示され、特許文献2にはエキゾーストパイプからプロペラシャフトに熱が伝達されることを防ぐ遮熱板が開示されている。
特開平8−169244号公報 特開平10−119827号公報
高温にさらされる車両環境下で、電動パワーステアリング装置の強度や耐久性が低下することを防ぐため、例えばステアリングギヤボックスと、エキゾーストパイプ等の高温になる周辺部品との間に、遮熱板を設置することがある。しかし遮熱板の形状によっては、雨水や走行時に跳ね上げた泥水等が溜まり易い構造となってしまい、遮熱板の腐食の一因となってしまう場合があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、雨水や泥水が溜まることがなく、耐腐食性に優れた電動パワーステアリング装置用の遮熱板を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、車両幅方向に延びるステアリングギヤボックスに固定され、周辺部品からの熱の伝達を防ぐ電動パワーステアリング装置用の遮熱板において、前記遮熱板は、前記ステアリングギヤボックスに沿って延び、雨水や泥水を受け止め下方へ流して排出する溝を有することを特徴とする。
本発明によれば、遮熱板に雨水や泥水が溜まることがなく、遮熱板の耐腐食性を高めることができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置用の遮熱板を取り付けた電動パワーステアリング装置を車両後方から前方に見た背面図である。図2は、本発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置用の遮熱板の4面図であり、(a)は上面図、(b)は(a)に示した遮熱板のA−A断面図、(c)は右側面図、(d)は背面図である。
なお、図2(a)における矢印Fは車両前方を示し、図2(d)における矢印Uは車両下方を示している。
また、本明細書中の説明に用いる前後、幅あるいは左右等の方向は、車両前方を向く運転者から見たそれぞれの方向に対応するものとする。
図1に示すように、電動パワーステアリング装置1は、後端に図示しないステアリングホイールを取り付けるステアリングシャフト3等と、これらの前端側に連結され、操舵トルクを車輪に伝えるラックアンドピニオン式等のステアリングギヤ5を有する。ステアリングギヤ5は、ステアリングギヤボックス7に収納されて車両の幅方向に両輪に向かって延びている。符号9は電動モータ、符号11は通電用のコネクタを示している。ステアリングギヤボックス7の下方には、エキゾーストパイプ等の熱源13が車両前後方向に延在している。この熱源13からの輻射を遮断するため、ステアリングギヤボックス7には、熱源13の上方位置において、鋼製の遮熱板15が取り付けられている。
図1及び図2に示すように、遮熱板15は、車両幅方向の所定長さに亘ってステアリングギヤボックス7の下半分を包囲するような形に成型された、断面が略半円形状の湾曲部17を有している。湾曲部17の径はステアリングギヤボックス7の径よりもやや大きく、取り付けた時に両者の間に隙間が出来るようにしている。
また、遮熱板15は湾曲部17上部で前後に折り曲げられ、フランジ部19、21を形成している。遮熱板15にフランジ部19、21を形成することで、遮熱性、放熱性が向上する。
また、湾曲部17の右側面には側面フランジ部23をスポット溶接している。符号25は湾曲部17右側面に形成されたスポット溶接代を示している。
遮熱板15は、湾曲部17の前側に1つと後側に2つ形成された取り付け部27、29、31を介してステアリングギヤボックス7に取り付けられる。ここで、取り付け部27、29、31は、それぞれ湾曲部17の一部分を外側から内側にへこませて形成したものであり、それぞれの中央にはボルトを挿通するための貫通孔が形成されている(後側の2つの貫通孔33、35のみ図示する)。取り付けの際には、遮熱板15の上記3つの取り付け部が、ステアリングギヤボックス7外周面に形成した外側に突出する図示しない3つの突出部の端面に、それぞれ対向・接触するように位置を合わせ、湾曲部17の外側からボルトを締め付けて固定する。
遮熱板15の湾曲部17には、内側にへこみ車両幅方向に延びる4本の凸条37、39、41、43が形成されている。これらの凸条を形成することで、湾曲部17の剛性が向上する。
また、湾曲部17の底には、外側に窪み車両幅方向に延びる1本の溝45が形成されている。この溝45が、後述のように、雨水や泥水等を排出する機能を持っている。溝45は遮熱板15の横幅全体に亘って延在しており、左側の位置ほど溝が深くなっている。言い換えると、溝45の溝底は左下へ傾斜する傾斜面になっている。さらに、溝45は左端が外部に開放されており、この部分が排出部47となっている。
遮熱板15の内側に入り込んだ水滴W(雨水や走行時跳ね上げた泥水等)は、遮熱板15の湾曲部17が下方に湾曲した断面略半円形状であるため、湾曲部17の底部に移動し、溝45に受け止められる。そして溝45の溝底が左下へ傾斜しているため、水滴Wは溝45内を左下へ流れて、左端の排出部47から外部に排出される。
遮熱板15にこのような溝45を形成したことにより、遮熱板15の内側に雨水や泥水が溜まることがなく、耐腐食性を向上させることができる。また、溝45を形成することで、遮熱板15の剛性はさらに向上する。
本実施形態の遮熱板によれば、遮熱板に雨水や泥水が溜まることがなく、遮熱板の耐腐食性を向上させることができる。また剛性も向上させることができ、高い遮熱効果を長期に亘って維持することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、種々変形可能である。
本発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置用の遮熱板を取り付けた電動パワーステアリング装置を車両後方から前方に見た背面図である。 本発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置用の遮熱板の4面図であり、(a)は上面図、(b)は(a)に示した遮熱板のA−A断面図、(c)は右側面図、(d)は背面図である。
符号の説明
1・・・・電動パワーステアリング装置
7・・・・ステアリングギヤボックス
13・・・・熱源
15・・・・遮熱板
45・・・・溝
47・・・・排出部
W・・・・水滴

Claims (1)

  1. 車両幅方向に延びるステアリングギヤボックスに固定され、周辺部品からの熱の伝達を防ぐ電動パワーステアリング装置用の遮熱板において、
    前記遮熱板は、前記ステアリングギヤボックスに沿って延び、雨水や泥水を受け止め下方へ流して排出する溝を有することを特徴とする電動パワーステアリング装置用の遮熱板。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20100175491A1 (en) * 2007-08-09 2010-07-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicular steering device
JP7474190B2 (ja) 2020-12-24 2024-04-24 日立Astemo株式会社 ステアリング装置

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