JP2008213519A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両室内等の車両の所定位置の温度が高くても、膨張展開した袋体の内圧が不要に上昇しないエアバッグ装置を得る。
【解決手段】車両の室内の温度が摂氏35度から摂氏55度の範囲内の所定の温度(例えば、摂氏40度)を超えているとモータアクチュエータ70のモータの駆動力でシャッタ50が回転させられ、それまで全閉されていたベントホール66が全開される。これにより、ベントホール46及びベントホール66の全体的で且つ実質的な開口面積が増加する。このため、車両の室温が高温であるが故にインフレータ24の出力が大きくなっても、ベントホール46とベントホール66とで充分なガスを放出でき、袋体30の内圧の不要な上昇を防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載されるエアバッグ装置に関する。
下記特許文献1に開示されたエアバッグ装置では、リテーナに形成されたベントホールに制御弁が設けられている。この制御弁には圧電素子が設けられており、乗員の体重や体格、乗員の着座姿勢、車両の速度に応じて圧電素子を通電し、又、圧電素子に対する通電を解消することでベントホールの開度を変更できる。このように、乗員の体重や体格、乗員の着座姿勢、車両の速度に応じてベントホールの開度を変更することで展開したエアバッグ(袋体)の内圧を調整し、エアバッグによる乗員拘束性能が向上する。
特許第3566079号の公報
ところで、例えば、炎天下に駐車したことで車両の室内が高温になり、室温が充分に下がる前に走行し、この状態でエアバッグ装置が作動すると、車両の室温が高温ではない通常の状態に比べてエアバッグ(袋体)の内圧が高くなることがある。このため、このような状態を考慮してエアバッグを予め補強しておかなくてはならずコスト高になる。
本発明は、上記事実を考慮して、車両室内の温度が高くても、膨張展開した袋体の内圧が不要に上昇しないエアバッグ装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係るエアバッグ装置は、供給されたガスの圧力で膨張展開する袋体を保持すると共に、前記ガスを外部に放出可能で前記袋体の内圧を調整するベントホールが形成された保持体と、前記ベントホールを開閉して前記ベントホールの開口面積を変更可能で、車両の室内の温度が摂氏35度から摂氏55度までの範囲内に設定された閾値以上で前記開口面積を増加させる開口面積変更手段と、を備えている。
請求項1に記載の本発明に係るエアバッグ装置では、袋体を保持する保持体にはベントホールが形成されており、車両室内の温度が摂氏35度から摂氏55度までの範囲内に設定された閾値以上であると、開口面積変更手段がベントホールを開放するように作動し、これにより、ベントホールの開口面積が増加する。このようにしてベントホールの開口面積が増加すると、袋体に供給されたガスや、袋体に供給されるはずのガスが開口面積の増加前の状態に比べてベントホールから外部に放出され易くなる。これにより、袋体の内圧の上昇を抑制できる。
請求項2に記載の本発明に係るエアバッグ装置は、請求項1に記載の本発明において、前記開口面積変更手段は、前記車両の室内の温度の変化に応じて連続的又は段階的に前記ベントホールの開口面積を増減させることを特徴としている。
請求項2に記載の本発明に係るエアバッグ装置では、車両室内の温度の変化に応じて開口面積変更手段がベントホールの開口面積を連続的又は段階的に増減させる。これにより、ベントホールから外部へのガスの放出されやすさが車両室内の温度の変化に応じて変化する。このため、膨張、展開状態での袋体の内圧を車両の所定位置の温度に適した大きさにできる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明に係るエアバッグ装置は、車両室内の温度が摂氏35度から摂氏55度までの範囲内に設定された閾値以上の高温状態で、膨張展開した袋体の内圧の上昇を抑制できる。これにより、過剰な内圧上昇を考慮した袋体の補強が不要になり、コストを安価にできる。
請求項2に記載の本発明に係るエアバッグ装置は、膨張、展開状態での袋体の内圧を車両の所定位置の温度に適した大きさにできる。
<第1の実施の形態の構成>
図1には本発明の第1の実施の形態に係るエアバッグ装置としての助手席用エアバッグ装置10(以下、単に「エアバッグ装置10」と称する)の構成の概略が断面図とブロック図との複合図により示されている。
この図に示されるように、エアバッグ装置10は保持体としてのモジュールケース12を備えている。モジュールケース12は平板状の底壁14を備えている。この底壁14の外周部からは、縦壁16の長手方向又は幅方向に互いに対向する一対の縦壁16、18を含めて構成された周壁20が立設されており、全体的にモジュールケース12は上端が開口した箱形状で、しかも、その開口方向が略車両上方に対して略車両後方へ向けて開口方向が傾斜している。
モジュールケース12の底壁14の略中央には円孔22が形成されている。この円孔22には厚肉円盤形状のディスクタイプのインフレータ24が貫通状態で配置されている。インフレータ24の軸(厚さ)方向中間部における外周部からは外径寸法が円孔22の内径寸法よりも大きなフランジ部26が延出されている。このフランジ部26は、厚さ方向に底壁14と重なり合ってインフレータ24の本体部分とで円孔22を閉止した状態で図示しないボルト等の締結部材により底壁14に固定されている。これにより、インフレータ24がモジュールケース12に取り付けられている。
インフレータ24の内部には、起動装置、雷管、伝爆材、ガス発生剤、及びフィルタ等の各部材(何れも図示省略)が収容されており、車両が急減速状態になると、内部の加速度センサ、又は車体に取り付けられた加速度センサからの信号によって起動装置が作動して雷管を発火させ、伝爆材を介してガス発生剤を燃焼させて大量のガスを発生させる。さらに、フィルタによってガスを冷却すると共に破片等を除去してインフレータ24の外周部に形成されている複数のガス孔28からインフレータ24の外部で且つモジュールケース12の内側にガスを放出するようになっている。
なお、本実施の形態では、略円盤形状のディスクタイプのインフレータ24を用いた構成であったが、例えば、軸方向が車両の左右方向に沿った円柱形状でガス発生剤を用いるタイプのインフレータを適用しても構わない。
モジュールケース12の内側で且つインフレータ24よりもモジュールケース12の開口端側(上側)には袋体30が配置されている。袋体30はモジュールケース12の内側で底壁14の側(すなわち、下方)へ向けて開口した状態で設けられ、しかも、袋体30は開口部近傍が底壁14よりもモジュールケース12の開口端の側で周壁20の内周部に固定されている。この袋体30は、全体的に折り畳まれてモジュールケース12の内側に収容されており、上記のようにインフレータ24が作動してガス孔28から放出されたガスが袋体30の内部に供給されると、折り畳み状態の袋体30はガスの圧力で膨張展開する。
以上の構成のモジュールケース12は、インスツルメントパネル32に形成されたエアバッグドア34の下方に配置されていると共に、ボルト等の締結部材によって底壁14に固定された取付ブラケット(図示省略)を介してインスツルメントパネル32の下方を通過する車両の左右方向に沿って長手のインパネリインフォース(図示省略)に固定されている。
このモジュールケース12に対応してインスツルメントパネル32には脚片36が形成されている。脚片36はエアバッグドア34の外周部又はエアバッグドア34の外周部の外側でインスツルメントパネル32の裏面から延出されている。この脚片36には係止孔38が形成されており、周壁20の上端部に形成された係止フック40が係止されている。また、エアバッグドア34の外周部に対応してインスツルメントパネル32には直線状のヒンジ部42が形成されていると共に、エアバッグドア34の中央側には直線状の破断部44が形成されている。
ヒンジ部42及び破断部44は何れもエアバッグドア34やインスツルメントパネル32を部分的に薄くすることで形成されており、インスツルメントパネル32の裏面側からエアバッグドア34に一定の大きさ以上の押圧力が作用すると、破断部44にてエアバッグドア34が破断して、ヒンジ部42を軸にエアバッグドア34が回動して袋体30の膨出可能な孔部が形成される構成になっている。
一方、図1に示されるように、周壁20のうち、縦壁16にはベントホール46が形成されており、ベントホール46にてモジュールケース12の内外が連通している。また、図2の(A)、(B)に示されるように、エアバッグ装置10は開口面積変更手段としての開口面積調節装置48を備えている。開口面積調節装置48は開閉部材(ベントホール開閉部材)としてのシャッタ50を備えている。シャッタ50は円盤状に形成されており、縦壁16と対向する縦壁18の外面側に設けられている。シャッタ50の中心部分には軸受孔52が形成されており、縦壁18の外面から突出形成された支持軸54が嵌挿されている。これにより、シャッタ50は支持軸54周りに回転自在に支持軸54に軸支されている。
このシャッタ50には孔部56が形成されている。孔部56は弧状部58及び60、直線部62及び64により内周部が構成される貫通孔とされている。孔部56は軸受孔52を曲率中心とした円弧状に湾曲している。これに対して、弧状部58は孔部56の軸受孔52とは反対側(すなわち、弧状部58より外側)に形成されており、孔部56と同様に軸受孔52を曲率中心とした円弧状に湾曲している。弧状部60は孔部56の一端と弧状部58の一端とを繋いでおり、軸受孔52側の延長上には軸受孔52の中心が位置する。
これに対して、直線部64は孔部56の他端と弧状部58の他端とを繋いでおり、軸受孔52側の延長上には軸受孔52の中心が位置する。すなわち、孔部56は、相似形状の扇形状を同心的に重ね合わせ、大きい方の扇形状から小さい方の扇形状を切除した形をしている。
この孔部56に対応して縦壁18には孔部56と同一形状のベントホール66が形成されている。このベントホール66の弧状部58、60は支持軸54が曲率中心となっており、軸受孔52周りの所定の回転位置にシャッタ50が到達した状態では、図2の(B)に示されるように、孔部56の全体と弧状部58の全体とが互いに重なり合う。
一方、孔部56が形成されたシャッタ50の外周部には外歯のギヤが形成されている。さらに、シャッタ50の下方(すなわち、シャッタ50の回転半径方向に沿ったシャッタ50の側方)には、外歯のギヤ68が配置されている。このギヤ68はシャッタ50のギヤに噛み合っている。ギヤ68はシャッタ50よりも小径で歯数もシャッタ50のギヤより少なく、ギヤ68の回転が減速されてシャッタ50に伝えられる。ギヤ68の中央には開閉部材駆動手段としてのモータアクチュエータ70のハウジングから先端側が突出した出力軸72が同軸的且つ一体的に結合されている。
モータアクチュエータ70のハウジングの内側には、図3にブロック図で示されるモータ74が収容されている。モータ74の駆動軸には、モータアクチュエータ70のハウジング内に収容された図示しない減速ギヤ列の第1ギヤが連結されている。この減速ギヤ列の最終ギヤに上記の出力軸72の基端側が連結され、出力軸72にはモータ74の駆動力(回転力)が所定の減速比で減速されて伝えられる。このモータ74にはドライバ76が電気的に接続されている。
ドライバ76は車両に搭載されたバッテリー78に電気的に接続されていると共に、車両の空調装置80を制御するための制御手段としてのECU82を構成するCPU84に電気的に接続されている。ドライバ76にはCPU84から出力された正転駆動制御信号Dcs及び逆転駆動制御信号Drsが入力され、ドライバ76は入力された正転駆動制御信号Dcs及び逆転駆動制御信号Drsに基づき、モータ74を正転駆動させるための正転駆動電流又はモータ74を逆転駆動させるための逆転駆動電流をモータ74に供給し、或いは、モータ74に対する正転駆動電流や逆転駆動電流の供給を停止する。
また、CPU84にはCPU84と共にECU82を構成するRAM86やROM88等の記憶手段に接続されている。ROM88にはモータ74を制御するためのプログラムが記憶されており、CPU84はROM88からプログラムを読み込んで実行処理する。
さらに、ECU82のCPU84は空調装置80の温度センサ90に電気的に接続されている。温度センサ90は車両の室内の温度を検出しており、この車両の室内の温度に対応したレベルの電気信号である温度検出信号Tsを出力する。温度センサ90から出力された温度検出信号TsはCPU84に入力される。CPU84は、入力された温度検出信号Tsに基づき空調装置80を構成する図示しない送風用のブロアモータや、空調装置80にて生成された温風と冷風との混合比を調整するためのエアミックスドアの位置を調整するための空調制御信号を出力する。
また、ECU82のCPU84には回転位置検出手段としてのロータリエンコーダ92が電気的に接続されている。ロータリエンコーダ92はモータアクチュエータ70のハウジング内に設けられた上記の減速ギヤ列を構成する所定のギヤ又はこの所定のギヤの回転が伝えられて回転する所定の回転体が一定角度回転するごとにパルス信号Psを出力する。ロータリエンコーダ92から出力されたパルス信号PsはCPU84に入力され、CPU84ではロータリエンコーダ92でのパルス信号Psの発生回数をカウントする。
このように、パルス信号Psの発生回数をカウントすることで減速ギヤ列を構成する所定のギヤ又はこの所定のギヤの回転が伝えられて回転する所定の回転体の回転角度(回転位置)を演算でき、ひいては、シャッタ50の回転角度(回転位置)を演算できる構成になっている。CPU84はこのパルス信号Psと上記の温度検出信号Ts、更にはROM88から読み込んだデータテーブルのデータに基づき正転駆動制御信号Dcs及び逆転駆動制御信号Drsを出力する。
また、ロータリエンコーダ92は、図2の(A)に示されるように、孔部56とベントホール66とが全く重なり合わない所定の回転位置(以下、この回転位置をシャッタ50の初期位置と称する)にシャッタ50が到達した状態で初期位置検出信号Ssを出力する構成になっており、モータ74の駆動制御を開始する際にシャッタ50がどの回転位置にあっても、モータ74を駆動させてシャッタ50を回転させ、シャッタ50を初期位置に到達させることで、シャッタ50の回転位置をリセットできる構成になっている。
<本実施の形態の作用、効果>
(エアバッグ装置10の基本的な動作)
先ず、エアバッグ装置10の基本的な動作(機能)について説明する。
本エアバッグ装置10を搭載した車両が急減速状態になり、この状態をインフレータ24内又は車体の所定部位に取り付けられた加速度センサが検出すると、インフレータ24の起動装置が作動させられる。作動した起動装置は雷管を発火させ、伝爆材を介してガス発生剤を燃焼させる。ガス発生剤が燃焼すると瞬時に大量のガスが発生する。このようにして発生したガスはフィルタにより冷却されると共に、雷管が発火したり伝爆材やガス発生剤が燃焼したりすることにより生じた破片等がフィルタにより除去される。
さらに、フィルタを通過したガスはインフレータ24に形成されているガス孔28からインフレータ24の外部に放出される。インフレータ24の外部に放出されたガスは、折り畳み状態の袋体30の内側に入り込み、袋体30を膨張させる。ガス圧で膨張する袋体30はエアバッグドア34を裏面側から押圧して破断部44を破断させ、更に、ヒンジ部42を中心にエアバッグドア34を回動させる。
これにより、エアバッグドア34が開放されると、インスツルメントパネル32の外側へ向けて袋体30がガス圧で膨出し、更に、袋体30が助手席の乗員の前方で膨張、展開される。このように、助手席の乗員の前方で袋体30が膨張、展開されることで、車両が急減速することで車両前方側へ慣性移動しようとする乗員の身体が袋体30により受け止められる。このように膨張、展開状態の袋体30により乗員の身体が受け止められた際には乗員の身体が袋体30を押圧するが、このような押圧力が作用した際には袋体30内のガスがベントホール46から抜け出る。
また、この際に、ベントホール66がシャッタ50により閉止されていなければ(すなわち、ベントホール66と孔部56とが重なり合っており、ベントホール66を介してモジュールケース12の内外が連通している状態であれば)ベントホール66からもガスがから抜け出る。このように膨張、展開状態の袋体30が乗員の身体を受け止めた際に袋体30内のガスの一部がモジュールケース12の外部に放出されることで乗員の身体が袋体30に受け止められた際に乗員の身体が袋体30から受ける反発が小さくなり、袋体30によって乗員の身体が安定して受け止められる。
(モータ74の制御)
次に、ECU82のCPU84によるモータ74の制御を図4のフローチャートを用いて説明し、この説明に基づき本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
図4に示されるように、例えば、車両のイグニッション装置が操作されてエンジンが起動すると、ECU82のCPU84はROM88からモータ74の駆動制御プログラムを読み込み実行する(ステップ110)。このモータ74の駆動制御プログラムが実行開始されると、先ずステップ112で初期設定処理が成される。この初期設定処理では、先ず、フラグFがリセットされる(すなわち、フラグFに0が代入される)。また、この初期設定処理では、モータ74がリセット駆動される。
このリセット駆動のためにCPU84は出力する正転駆動制御信号Dcs(又は逆転駆動制御信号Drs)をLowレベルからHighレベルに切り換える。Highレベルの正転駆動制御信号Dcs(又は逆転駆動制御信号Drs)が入力されたドライバ76はモータ74に電流を供給して、モータ74を正転駆動(又は逆転駆動)させる。このようにモータ74が駆動することでシャッタ50が回転する。
シャッタ50が回転して、図2の(A)に示されるように、孔部56とベントホール66とが全く重なり合わない初期位置にシャッタ50が到達すると、ロータリエンコーダ92は出力する初期位置検出信号SsをLowレベルからHighレベルに切り換える。Highレベルの初期位置検出信号SsがCPU84に入力されるとCPU84は出力しているHighレベルの正転駆動制御信号Dcs(又は逆転駆動制御信号Drs)をLowレベルに切り換える。
ドライバ76では、入力される正転駆動制御信号Dcs(又は逆転駆動制御信号Drs)がHighレベルからLowレベルに切り換わると、モータ74に対する通電を停止してモータ74を停止させる。
以上の初期設定処理が終了すると、CPU84はステップ114で温度センサ90から出力されている温度検出信号Tsを読み込む。次いで、ステップ116では、温度検出信号Tsのレベル、すなわち、車両の室内の温度が、摂氏35度から摂氏55度の範囲内の所定の温度(例えば、摂氏40度)に対応した信号レベルT0を超えているか否かが判定される。温度検出信号TsのレベルがT0以下であると判定されると、ステップ118でフラグFに1が代入されているか否かが判定される。この状態でフラグFがリセットされたまま(すなわち、フラグFに0が代入されている状態)であれば、ステップ114に戻る。
一方、ステップ116で温度検出信号TsのレベルがT0を超えていると判定されるとステップ120でフラグFに1が代入されているか否かが判定される。この状態でフラグFがリセットされたまま(すなわち、フラグFに0が代入されている状態)であれば、ステップ122に進み、出力している正転駆動制御信号DcsをLowレベルからHighレベルに切り換える。これにより、モータ74は通電状態となりモータ74が正転駆動され、シャッタ50が回転させられる。CPU84では正転駆動制御信号DcsをLowレベルからHighレベルに切り換えると、ロータリエンコーダ92から出力されるパルス信号Psのカウントを開始する。
ステップ124では図2の(B)に示されるようにベントホール66の全体が孔部56に重なり合うまでの回転数に対応したパルス信号Psのカウント数PtよりもCPU84における実際のパルス信号Psのカウント数Pnが小さいか否かが判定される。カウント数Ptよりもカウント数Pnが小さければ再びステップ124に戻り、カウント数Pnがカウント数Ptに到達するとステップ126で出力する正転駆動制御信号DcsがHighレベルからLowレベルに切り換えられる。これにより、モータ74が停止させられると、ベントホール66の全体が孔部56に重なり合ってベントホール66が全開された状態で維持される。
次いで、ステップ128でフラグFに1が代入される。次に、ステップ130では車両のエンジンが停止させられたか否かが判定され、この状態でエンジンが停止させられればステップ132で終了するが、エンジンが停止していなければステップ114に戻る。
この状態で、車両の室内の温度が下がり、上記の所定の温度を下回ると、ステップ116からステップ118を経てステップ134へ進む。ステップ134では、出力している逆転駆動制御信号DrsをLowレベルからHighレベルに切り換える。これにより、モータ74は通電状態となりモータ74が逆転駆動され、シャッタ50が回転させられる。CPU84では逆転駆動制御信号DrsをLowレベルからHighレベルに切り換えると、ロータリエンコーダ92から出力されるパルス信号Psのカウントを開始する。
ステップ136ではシャッタ50が図2の(A)に示される初期位置に到達するまでの回転数に対応したパルス信号Psのカウント数PtよりもCPU84における実際のパルス信号Psのカウント数Pnが小さいか否かが判定される。カウント数Ptよりもカウント数Pnが小さければ再びステップ136に戻り、カウント数Pnがカウント数Ptに到達するとステップ138で出力する逆転駆動制御信号DrsがHighレベルからLowレベルに切り換えられる。これにより、モータ74が停止させられると、ベントホール66と孔部56とが全く重なり合わないベントホール66の全閉状態で維持される。次いで、ステップ140でフラグFに1が代入され、ステップ130に進む。
(本実施の形態の特徴的な作用、効果)
以上のように、本実施の形態では、車両の室内の温度が摂氏35度から摂氏55度の範囲内の所定の温度(例えば、摂氏40度)を超えているとベントホール66が開放(特に、本実施の形態では全開)され、ベントホール46及びベントホール66の全体的で且つ実質的な開口面積が増加する。このため、車両の室温が高温であるが故にインフレータ24の出力が大きくなっても、ベントホール46とベントホール66とで充分なガスを放出できる。これにより、このような高温状態を考慮した袋体30の補強が不要になる。
なお、本実施の形態では、孔部56及びベントホール66を、相似形状の扇形状を同心的に重ね合わせ、大きい方の扇形状から小さい方の扇形状を切除した形としたが、孔部56及びベントホール66の形状がこのような形状に限定されるものではなく、孔部56及びベントホール66は単純な円形であってもよい。
<第2の実施の形態>
次に本発明のその他の実施の形態について説明する。なお、以下に説明する第2の実施の形態に関しては、CPU84におけるモータ74の制御内容が前記第1の実施の形態とは異なるだけで、装置の構成に関しては前記第1の実施の形態と基本的に同じであるため、構成に関する説明は省略する。
図5には本発明の第2の実施の形態でのモータ74の制御の概略がフローチャートにより示されている。この図に示されるように、本実施の形態では、例えば、車両のイグニッション装置が操作されてエンジンがすると、ECU82のCPU84はROM88からモータ74の駆動制御プログラムを読み込み実行する(ステップ160)。このモータ74の駆動制御プログラムが実行開始されると、先ずステップ162で初期設定処理が成される。この初期設定処理では前記第1の実施の形態と同様にモータ74がリセット駆動される。また、この初期設定処理では、パルス信号Psのカウント数Pnがリセットされる(Pnに0が代入される)。
次いで、ステップ164では温度センサ90から出力されている温度検出信号Tsが読み込まれる。さらに、ステップ166では、予めROM88に記憶させておいたデータテーブルから温度検出信号Tsに対応したパルス目標値Ptが読み込まれる。ここで、図6に示されるように、本実施の形態でROM88に予め記憶させたデータテーブルは、摂氏35度から摂氏55度の範囲内の所定の温度(例えば、摂氏35度)T1から、この温度T1よりも大きく且つ摂氏55度以下の所定の温度(例えば、摂氏55度)T4の間で、温度の上昇に比例してパルス目標値Ptが大きくなるように温度毎のパルス目標値Ptが設定されている。
次に、RAM86に一時的に記憶させておいた前回のパルス信号Psのカウント数Pnが読み込まれる。なお、この状態がモータ74のプログラム実行開始直後であれば、ステップ162の初期設定処理でカウント数Pnはリセットされて0となっている。次いで、ステップ170ではパルス目標値Ptと前回のカウント数Pnとの差dPtが演算される。これにより、現在のシャッタ50の回転位置から目標とするシャッタ50の回転位置までにカウントされるパルス信号Psのカウント数とシャッタ50の目標とするシャッタ50の回転位置への回転方向が得られる。
次いで、ステップ172では差dPtが0であるか否かが判定される。差dPtが0であれば、シャッタ50の位置は現状を維持すればよく、シャッタ50を回転させる必要がないためステップ164に戻る。これに対し、ステップ172で差dPtが0でないと判定されると、ステップ174でカウント数Pnがリセットされる(Pnに0が代入される)。
次いで、ステップ176で差dPtが0より小さいか否かが判定される。差dPtが0よりも大きい場合にはステップ178に進みCPU84が出力している正転駆動制御信号DcsをLowレベルからHighレベルに切り換える。これにより、モータ74は通電状態となりモータ74が正転駆動され、シャッタ50が回転させられる。CPU84では正転駆動制御信号DcsをLowレベルからHighレベルに切り換えると、ロータリエンコーダ92から出力されるパルス信号Psのカウントを開始する。
ステップ180ではカウントしているパルス信号Psのカウント数Pnが上記の差dPtよりも小さいか否かが判定される。差dPtよりもカウント数Pnが小さければ再びステップ180に戻り、カウント数Pnが差dPtに到達するとステップ182で出力する正転駆動制御信号DcsがHighレベルからLowレベルに切り換えられ、モータ74が停止させられる。
一方、ステップ176で差dPtが0よりも小さいと判定された場合にはステップ184で差dPtの絶対値が改めて差dPtに入力される。次いで、ステップ186に進みCPU84が出力している逆転駆動制御信号DrsをLowレベルからHighレベルに切り換える。これにより、モータ74は通電状態となりモータ74が逆転駆動され、シャッタ50が回転させられる。CPU84では逆転駆動制御信号DrsをLowレベルからHighレベルに切り換えると、ロータリエンコーダ92から出力されるパルス信号Psのカウントを開始する。
ステップ188ではカウントしているパルス信号Psのカウント数Pnが上記の差dPt(当初の差dPtの絶対値)よりも小さいか否かが判定される。差dPtよりもカウント数Pnが小さければ再びステップ188に戻り、カウント数Pnが差dPtに到達するとステップ190で出力する逆転駆動制御信号DrsがHighレベルからLowレベルに切り換えられ、モータ74が停止させられる。
ステップ182やステップ190で正転駆動制御信号Dcsや逆転駆動制御信号DrsがHighレベルからLowレベルに切り換えられると、ステップ192でパルス信号Psのカウント数PnがRAM86に記憶される。次いで、ステップ194では車両のエンジンが停止させられたか否かが判定され、この状態でエンジンが停止させられればステップ196で終了するが、エンジンが停止していなければステップ164に戻る。
このようにして、本実施の形態では、パルス目標値Ptと前回のパルス信号Psのカウント数Pnとの差dPtに基づいてモータ74を正転駆動又は逆転駆動することで、パルス目標値Ptに対応した回転位置までシャッタ50を回転させることができる。
前記第1の実施の形態では、ベントホール66と孔部56とが全く重なり合わないベントホール66の全閉状態と、ベントホール66の全体が孔部56に重なり合ったベントホール66の全開状態の何れかしか選択することはできなかった。これに対して、本実施の形態では、車両室内の温度に応じてベントホール66の全閉状態とベントホール66の全開状態との間でシャッタ50を停止させるため、ベントホール66の一部と孔部56とを重ね合わせることで実質的なベントホール66の開口面積を全開状態よりも狭く全閉状態よりも広くすることができ、実質的なベントホール66の開口面積を車両室内の温度に適した大きさにできる。
なお、本実施の形態では、温度T1から温度T4の間で、温度の上昇に比例してパルス目標値Ptが大きくなるようにROM88に予め記憶させたデータテーブルを設定したが、例えば、図7に示されるように、摂氏35度から摂氏55度の範囲内の所定の温度(例えば、摂氏35度)T1から温度T1よりも大きく且つ摂氏55度以下の所定の温度(例えば、摂氏42度)T2まで間ではパルス目標値Ptが所定の数P1に設定され、温度T2から温度T2よりも大きく且つ摂氏55度以下の所定の温度(例えば、摂氏49度)T3までの間ではP1よりも大きな所定の数P2にパルス目標値Ptが設定され、温度T3から温度T4までの間ではP2よりも大きな所定の数P3にパルス目標値Ptが設定され、更に、温度検出信号の信号レベルが温度T4を超えるとP3よりも大きな所定の数Pmにパルス目標値Ptを設定する構成、すなわち、段階的にパルス目標値Ptが変化するようにデータテーブルを設定してもよい。
このようなデータテーブルを用いると、温度T1から温度T2の範囲等、予め定めた温度の範囲内ではモータ74を駆動させないため、図6に示されるようなデータテーブルを用いた場合に比べてモータ74の駆動頻度が少なくなる。すなわち、図7に示されるようなデータテーブルを用いた場合には、モータ74を頻繁に駆動させることがないため、モータ74の駆動音の発生回数を抑えることができたり、モータ74の寿命を延ばすことができたりする。
<第3の実施の形態>
次に本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態を説明するにあたり、前記第1の実施の形態と基本的に同一の部位に関しては前記第1の実施の形態と同一の符号を付与してその詳細な説明を省略する。
図8には本実施の形態に係るエアバッグ装置220の要部の構成が図2に対応した側面図により示されている。この図に示されるように、本エアバッグ装置220では縦壁18にベントホール66が形成されておらず、代わりに複数のベントホール222、224、226、228が形成されている。これらのベントホール222、224、226、228は開口形状が互いに同一の円形とされている。ベントホール224は支持軸54を挟んでベントホール222とは反対側に形成されている。また、ベントホール226はベントホール222を挟んで支持軸54とは反対側に形成され、ベントホール228はベントホール224を挟んで支持軸54とは反対側に形成されている。
上記のベントホール222に対応してシャッタ50には孔部230が形成されている。孔部230は前記第1の実施の形態における孔部56と同様に相似形状の扇形状を同心的に重ね合わせ、大きい方の扇形状から小さい方の扇形状を切除した形をしている。シャッタ50はベントホール222を閉止するが、この孔部230がベントホール222に重なり合う所定の回転位置にシャッタ50が到達した状態ではベントホール222が開放される。ベントホール222及び孔部230を介してモジュールケース12の内外が連通される。
また、ベントホール224に対応してシャッタ50には孔部232が形成されている。孔部232は前記第1の実施の形態における孔部56と同様に相似形状の扇形状を同心的に重ね合わせ、大きい方の扇形状から小さい方の扇形状を切除した形をしている。孔部232がベントホール224に重なり合った状態ではベントホール224が開放され、ベントホール224及び孔部232を介してモジュールケース12の内外が連通される。さらに、図9に示されるように孔部232は孔部230とベントホール222とが重なり合った状態でシャッタ50が所定角度θ1だけ回転すると図10に示されるようにベントホール224に重なり合うように形成されており、また、図10に示されるように孔部232とベントホール224とが重なり合った状態では孔部230はベントホール222と重なり合った状態で維持されるように孔部230の形状(すなわち、軸受孔52周りの孔部230の長さ)が設定されている。
さらに、ベントホール226に対応してシャッタ50には孔部234が形成されている。孔部234は前記第1の実施の形態における孔部56と同様に相似形状の扇形状を同心的に重ね合わせ、大きい方の扇形状から小さい方の扇形状を切除した形をしている。孔部234がベントホール226に重なり合った状態ではベントホール226が開放され、ベントホール226及び孔部234を介してモジュールケース12の内外が連通される。さらに、孔部234は図10に示されるように孔部230、232とベントホール222、224とが重なり合った状態でシャッタ50が所定角度θ2だけ回転すると図11に示されるようにベントホール226に重なり合うように形成されており、また、図11に示されるように孔部234とベントホール226とが重なり合った状態では孔部230、232はベントホール222、224と重なり合った状態で維持されるように孔部230、232の形状(すなわち、軸受孔52周りの孔部230、232の長さ)が設定されている。
さらに、ベントホール228に対応してシャッタ50には孔部236が形成されている。孔部236は前記第1の実施の形態における孔部56と同様に相似形状の扇形状を同心的に重ね合わせ、大きい方の扇形状から小さい方の扇形状を切除した形をしている。孔部236がベントホール228に重なり合った状態ではベントホール228が開放され、ベントホール228及び孔部236を介してモジュールケース12の内外が連通される。さらに、孔部236は図11に示されるように孔部230、232、234とベントホール222、224、226とが重なり合った状態でシャッタ50が所定角度θ3だけ回転すると図12に示されるようにベントホール228に重なり合うように形成されており、また、図12に示されるように孔部236とベントホール228とが重なり合った状態では孔部230、232、234はベントホール222、224、226と重なり合った状態で維持されるように孔部230、232、234の形状(すなわち、軸受孔52周りの孔部230、232、234の長さ)が設定されている。
以上の構成の本実施の形態では、図7に示されるデータテーブルを用いて前記第2の実施の形態と基本的に同様にモータ74が制御される。すなわち、本実施の形態では、図8に示されるように、ベントホール222、224、226、228の何れも孔部230、232、234、236に重なり合わない状態が初期位置とされる。
この状態で、車両の室内の温度が図7におけるT1以上T2未満で、このときの温度検出信号TsがECU82のCPU84に入力されると、図9に示されるようにベントホール222と孔部230とが重なり合い、ベントホール224、226、228がシャッタ50に閉止される回転位置までシャッタ50が所定角度θ0だけ回転させられる。また、車両の室内の温度が図7におけるT2以上T3未満で、このときの温度検出信号TsがECU82のCPU84に入力されると、図10に示されるようにベントホール222、224と孔部230、232とが重なり合い、ベントホール226、228がシャッタ50に閉止される回転位置までシャッタ50が回転させられる。
さらに、車両の室内の温度が図7におけるT3以上T4未満で、このときの温度検出信号TsがECU82のCPU84に入力されると、図11に示されるようにベントホール222、224、226と孔部230、232、234とが重なり合い、ベントホール228がシャッタ50に閉止される回転位置までシャッタ50が回転させられる。また、車両の室内の温度が図7におけるT4以上になり、このときの温度検出信号TsがECU82のCPU84に入力されると、図12に示されるようにベントホール222、224、226、228と孔部230、232、234、236とが重なり合う回転位置までシャッタ50が回転させられる。
このような構成の本実施の形態では、前記第2の実施の形態で図7のデータテーブルを用いた場合と基本的に同様の効果を得ることができる。
なお、上記の各実施の形態では、ベントホール66やベントホール222〜228を開放し、又、閉止するためにシャッタ50を回転させる構成であったが、直線的にスライド移動するシャッタによりベントホール66やベントホール222〜228を開放し、又、閉止するとしてもよい。
また、シャッタ50を回転させるための開閉部材駆動手段に上記の各実施の形態ではモータ74を含めて構成されたモータアクチュエータ70を用いたが、開閉部材駆動手段がモータアクチュエータ70に限定されるものではない。例えば、コイルを通電させることで生じた磁力により鉄等により形成されたプランジャをばね等の付勢手段の付勢力に抗して直線的にスライド移動させ、また、磁力を解消させることで付勢手段の付勢力で逆方向にプランジャをスライド移動させるソレノイドを開閉部材駆動手段としてもよい。
さらに、上記の各実施の形態は、車両の助手席に対応して設けられたエアバッグ装置10に本発明を適用した構成であったが、本発明に係るエアバッグ装置が車両の助手席用に限定されるものではなく、運転席用のエアバッグ装置等、他の座席に対応したエアバッグ装置に本発明を適用してもよい。
また、上記の各実施の形態では、空調装置80の温度センサ90により車両室内の温度を検出し、この検出結果に基づきモータ74を制御する構成であったが、このように空調装置80の温度センサ90を用いなくても、エアバッグ装置10、220専用の温度センサを用いて車両の室内の温度を検出してもよいし、また、車両の室内以外、例えば、インスツルメントパネルの裏面側に温度センサを配置して、この温度センサの検出結果に基づきモータ74を制御する構成としてもよい。但し、上記の各実施の形態のように、空調装置80のECU82や温度センサ90をモータ74の制御に用いることで、モータ74の制御専用の制御手段や温度検出手段が不要になり、コストを安価にできるというメリットもある。
本発明の第1の実施の形態に係るエアバッグ装置の構成の概略を示す断面図とブロック図の複合図である。 本発明の第1の実施の形態に係るエアバッグ装置を図1の矢印A方向みた見た要部の拡大側面図で、(A)はベントホールの全閉状態(初期状態)を示し、(B)はベントホールの全開状態を示す。 本発明の第1の実施の形態に係るエアバッグ装置の制御システムの概略を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るエアバッグ装置の制御の概略を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るエアバッグ装置の制御の概略を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るエアバッグ装置の制御に用いるデータテーブルの概略を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るエアバッグ装置の制御に用いるデータテーブルの変形例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係るエアバッグ装置の要部の拡大側面図である。 複数(4つ)のベントホールのうち、1つが開放された状態を示す図8に対応した側面図である。 複数(4つ)のベントホールのうち、2つが開放された状態を示す図8に対応した側面図である。 複数(4つ)のベントホールのうち、3つが開放された状態を示す図8に対応した側面図である。 複数(4つ)のベントホール全てが開放された状態を示す図8に対応した側面図である。
符号の説明
10 助手席用エアバッグ装置
12 モジュールケース(保持体)
30 袋体
46 ベントホール
48 開口面積調節装置(開口面積変更手段)
66 ベントホール
220 助手席用エアバッグ装置
222 ベントホール
224 ベントホール
226 ベントホール
228 ベントホール

Claims (2)

  1. 供給されたガスの圧力で膨張展開する袋体を保持すると共に、前記ガスを外部に放出可能で前記袋体の内圧を調整するベントホールが形成された保持体と、
    前記ベントホールを開閉して前記ベントホールの開口面積を変更可能で、車両の室内の温度が摂氏35度から摂氏55度までの範囲内に設定された閾値以上で前記開口面積を増加させる開口面積変更手段と、
    を備えるエアバッグ装置。
  2. 前記開口面積変更手段は、前記車両の室内の温度の変化に応じて連続的又は段階的に前記ベントホールの開口面積を増減させることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
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