JP2008212004A - 逆止弁付きブロワと、この逆止弁付きブロワを利用した二重フィルム構造の構造物 - Google Patents

逆止弁付きブロワと、この逆止弁付きブロワを利用した二重フィルム構造の構造物 Download PDF

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Abstract

【課題】従来、この種のハウスは、屋根及び壁面の一部を二重フィルム構造とし、この二重フィルムで被覆された空間に、送風機を介して外気を供給し、外気層を形成する構造であり、また余剰の外気は、排気孔を介して外気中に放散する構造である。この発明の特徴は、強風時のフィルムにかかる応力を軽減し、フィルムの伸びや破損を回避することを意図する。しかし、常時かつ余剰の外気を、排気孔から外気中に放散する構造であり、ロスが多い。
【構成】本発明は、二重フィルムで区画された構造物に、圧力センサ等各種のセンサを配備し、構造物の内圧が、所定の圧力になった時点で、ブロワの可動を停止するとともに、ブロワに設置した逆止弁を介して、内圧を維持する構成とした逆止弁付きブロワを利用した二重フィルム構造の構造物である。この構造物の耐震、耐風等の向上を図る。
【選択図】図1

Description

本発明は、逆止弁付きブロワと、この逆止弁付きブロワを利用した二重フィルム構造の構造物(ブロワを利用した二重フィルム構造のハウス)に関する。
従来、二重フィルム構造の構造物(ハウス)において、この二重フィルムで区画された構造物内に、外気を送る構成とし、この構造物の強度の確保と、通常の構造物と、同じ特徴を発揮できるハウスの発明がある。この発明を文献(1)とする。この文献(1)は、特開2005−269963の「二重フィルム被覆建造物」であり、その概要は、ハウスの屋根及び壁面の一部を二重フィルム構造とし、この二重フィルムで被覆された空間に、送風機を介して外気を供給し、外気層を形成する構造であり、また余剰の外気は、排気孔を介して外気中に放散する構造である。この発明の特徴は、強風時のフィルムにかかる応力を軽減し、フィルムの伸びや破損を回避することを意図する。また他の二重被覆フィルムの構造としては、文献(2)がある。この文献(2)は、特開2004−141017の「ハウス被覆用外気膜形成フィルム」であり、この発明は、フィルムに二重構造の外気膜形成フィルムを採用し、密封性を向上することと、足場の作業をなくすために、前記外気膜形成フィルムに送風弁を備えたチューブを溶着した構造であり、外気膜形成フィルムの溶着と二枚重ねのフィルム構造とを介して、外気の密封性の向上と、足場等の設備機材をなくし、作業の簡素化を図ること等を意図する。
そして、この二重フィルム構造の構造物において、逆止弁を備えたブロワとしては、次のような発明が挙げられる。この発明を文献(3)とする。この文献(3)は、特開平8−284893号の「送風装置」であり、その概要は、ファンボディに、吸込口と、回転翼を有するブラシレス直流電動機と、前記吸込口と通路室を介して連通し、かつ前記回転翼と同心軸方向に設けた吐出部とで構成し、この前記通路室に複数の逆止弁を設けるとともに、回転翼と同心軸方向に通流方向を整合した送風装置であり、内燃機関用フィルタ再生装置における排気ガスのパティキュレート捕集通流時と、フィルタ再生過程時に設備される送風装置を改良し、高信頼性、高制御性、小形軽量化、低コスト化等の新たな構成の送風装置を提供することを意図する。
また他の逆止弁を備えた装置としては、文献(4)がある。この文献(4)は、特開平5−253103号の「電気掃除機」であり、この発明は、電気掃除機の吸込口に、形状記憶合金でなる逆止弁を設け、この逆止弁を温度調整により開閉する構造であり、使用後における閉塞を長時間確保し、集塵した塵埃の放出防止を図ることを意図する。
特開2005−269963 特開2004−141017 特開平8−284893号 特開平5−253103号
前記文献(1)は、排気孔に弁体を設け、外気層内の圧力が所定値を超えた際に、この弁体が開放する構造であり、送風機と外気層との間には、弁機構を有さない構造である。従って、この送風機を介して、内気の流失が発生し、構造物の強度の低下が考えられる。また外気及び/又は虫、細菌の流入があって、ハウス栽培に問題を残すものと考えられる。
次に文献(2)は、ハウス用の二重構造の外気膜形成フィルムに関するものであり、逆止弁と、二重のフィルムの外気層との関係を示唆する構造でなく、この二重フィルムの外気層の外気の圧力調整に関する手段の開示がないこと、また内気の流失が発生する可能性があり、改良点が考えられる。
次に文献(3)は、排気ガスがフィルタを介して送風機に流れることを防止するための逆止弁であり、二重フィルム構造の構造物の内気の逆流防止と、内気の流失防止とを図る構造ではない。またこの文献(3)は、送風装置に設けた迂回状の通路室に、複数の逆止弁を配備する構造であり、構造が複雑となることが考えられる。
また文献(4)は、電気掃除機の吸込口に、形状記憶合金でなる逆止弁を設けた構造であり、二重フィルム構造の構造物の内気の逆流防止と、内気の流失防止とを図る構造ではない。
請求項1の発明は、外気の管路の基端に、逆止弁付きブロワを設け、このブロワを中継として、外気の管路を閉塞すること、内部外気(内気)の流失防止と、二重フィルム構造の構造物の内気の逆流防止とを図ることを意図する。またこの請求項1の発明は、吸込口及び/又は吐出口に内蔵するように、双方、又は個別に逆止弁をそれぞれ設ける構成にし、前述の気密化と、内気の流出入防止とを図ることを意図する。
請求項1は、吸込側ケーシング及び少なくとも一基以上の中間ドラム並びに吐出側ケーシングでなるケーシングと、この中間ドラムに設けた案内羽根と、前記ケーシングに設けた吸込口・吐出口と、この吸込口及び/又は吐出口に逆止弁を設ける構成とした逆止弁付きブロワであって、
前記ブロワの停止時において、前記逆止弁を閉塞することで、このブロワを介して、外気の流れを遮断する構成とした逆止弁付きブロワである。
請求項2の発明は、請求項1の効果に、ブロワより発生する騒音を防止すること、また第一吸音材と第二吸音材との間にスペースを設けることで、外気のスムーズな流入、流出を図ること等を意図する。
請求項2は、吸込側ケーシング及び少なくとも一基以上の中間ドラム並びに吐出側ケーシングでなるケーシングと、この中間ドラムに設けた案内羽根と、前記ケーシングに設けた吸込口・吐出口と、この吸込口及び/又は吐出口に設けた逆止弁と、前記ケーシングに内装した少なくともランナとで構成される逆止弁付きブロワであって、
前記吸込側ケーシングの内側に騒音防止用の第一吸音材を設け、また中間ドラムに第二吸音材を備えた案内羽根又は取付体を設け、この第二吸音材と前記第一吸音材との間に隙間を設け、
前記ブロワの停止時において、前記逆止弁を閉塞することで、このブロワを介して、外気の流れを遮断する構成とした低騒音を図り得る逆止弁付きブロワである。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の目的を達成することと、この目的を達成するのに最適なブロワの吸込側ケーシングを提供することを意図する。
請求項3は、請求項1又は請求項2に記載の逆止弁付きブロワにおいて、
前記吸込側ケーシングが、中間ドラムと吸込側ケーシング板とで構成されている請求項1又は請求項2に記載の逆止弁付きブロワである。
請求項4の発明は、二重フィルム構造の構造物の内気の逆流防止と、内気の流失防止とを図ることを意図する。またこの請求項4の発明は、内圧の圧力調整を介して、外気を間欠的に供給する構造を採用し、省資源と、騒音の解消、又は送風機、フィルムの耐久性の向上と、積雪対策又は台風・強風対策に適した二重フィルム構造の構造物を提供することを意図する。
請求項4は、請求項1又は請求項2に記載の逆止弁付きブロワを利用した二重フィルム構造の構造物において、
二重フィルムで区画された構造物に、圧力センサを配備し、この構造物の内圧が、所定の圧力になった時点で、このブロワの可動を停止するとともに、このブロワに設置した逆止弁を介して、前記内圧を維持する構成とした逆止弁付きブロワを利用した二重フィルム構造の構造物である。
請求項5の発明は、二重フィルム構造の構造物を、それぞれの気象条件から、確実に保護すること、また内部で耕作する作物を、風雨と、台風・強風等の悪条件から保護すること等を図り、気象条件に係らず、確実かつ必要とする時季に、農作物を提供すること等を意図する。
請求項5は、請求項4に記載の二重フィルム構造の構造物において、
構造物の外側に装備した風圧センサ、風力センサ、又は積雪センサ等の指示で、前記ブロワを入切りする構成とした逆止弁付きブロワを利用した二重フィルム構造の構造物である。
請求項1の発明は、吸込側ケーシング及び少なくとも一基以上の中間ドラム並びに吐出側ケーシングでなるケーシングと、中間ドラムに設けた案内羽根と、ケーシングに設けた吸込口・吐出口と、吸込口及び/又は吐出口に逆止弁を設ける構成とした逆止弁付きブロワであって、
ブロワの停止時において、逆止弁を閉塞することで、ブロワを介して、外気の流れを遮断する構成とした逆止弁付きブロワである。
従って、請求項1は、外気の管路の基端に、逆止弁付きブロワを設け、このブロワを中継として、外気の管路を閉塞すること、内部外気(内気)の流失防止と、二重フィルム構造の構造物の内気の逆流防止とが図れること等の特徴を有する。またこの請求項1は、吸込口及び/又は吐出口に内蔵するように、双方、又は個別に逆止弁をそれぞれ設ける構成にし、前述の気密化と、内気の流出入防止とが図れること等の実益を有する。
請求項2の発明は、吸込側ケーシング及び少なくとも一基以上の中間ドラム並びに吐出側ケーシングでなるケーシングと、中間ドラムに設けた案内羽根と、ケーシングに設けた吸込口・吐出口と、吸込口及び/又は吐出口に設けた逆止弁と、ケーシングに内装した少なくともランナとで構成される逆止弁付きブロワであって、
吸込側ケーシングの内側に騒音防止用の第一吸音材を設け、また中間ドラムに第二吸音材を備えた案内羽根又は取付体を設け、第二吸音材と第一吸音材との間に隙間を設け、
ブロワの停止時において、逆止弁を閉塞することで、ブロワを介して、外気の流れを遮断する構成とした低騒音を図り得る逆止弁付きブロワである。
従って、請求項2は、請求項1の効果に、ブロワより発生する騒音を防止できること、また第一吸音材と第二吸音材との間にスペースを設けることで、外気のスムーズな流入、流出が図れること等の特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の逆止弁付きブロワにおいて、
吸込側ケーシングが、中間ドラムと吸込側ケーシング板とで構成されている請求項1又は請求項2に記載の逆止弁付きブロワである。
従って、請求項3は、請求項1又は請求項2の目的を達成できることと、この目的を達成するのに最適なブロワの吸込側ケーシングを提供できること等の特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2に記載の逆止弁付きブロワを利用した二重フィルム構造の構造物において、
二重フィルムで区画された構造物に、圧力センサを配備し、構造物の内圧が、所定の圧力になった時点で、ブロワの可動を停止するとともに、ブロワに設置した逆止弁を介して、内圧を維持する構成とした逆止弁付きブロワを利用した二重フィルム構造の構造物である。
従って、請求項4は、二重フィルム構造の構造物の内気の逆流防止と、内気の流失防止とが図れる特徴がある。またこの請求項4は、内圧の圧力調整を介して、外気を間欠的に供給する構造を採用し、省資源と、騒音の解消、又は送風機、フィルムの耐久性の向上と、積雪対策又は台風・強風対策に適した二重フィルム構造の構造物を提供できること等の実益を有する。
請求項5の発明は、請求項4に記載の二重フィルム構造の構造物において、
構造物の外側に装備した風圧センサ、風力センサ、又は積雪センサ等の指示で、ブロワを入切りする構成とした逆止弁付きブロワを利用した二重フィルム構造の構造物である。
従って、請求項5は、二重フィルム構造の構造物を、それぞれの気象条件から、確実に保護できること、また内部で耕作する作物を、風雨と、台風・強風等の悪条件から保護できる等の実益を有し、また気象条件に係らず、確実かつ必要とする時季に、農作物を提供できること等の特徴を有する。
以下、本発明の実施の態様(形態)を説明する。
図面の説明をすると、図1はブロワの断面図、図2はブロワの側面図、図3−1はブロワと逆止弁との関係を示した模式図、図3−2はブロワと逆止弁との他の関係を示した模式図、図3−3はブロワと逆止弁とのさらに他の関係を示した模式図、図4−1は二重フィルム構造の構造物に逆止弁付きブロワを装置した一例の全体模式図、図4−2は二重フィルム構造の構造物に逆止弁付きブロワを装置した他の一例の全体模式図、図5−1は二重フィルム構造の構造物を区画した一例を示した全体模式図、図5−2は二重フィルム構造の構造物を区画し、この区画した各構造物の部屋に圧力センサを配備した一例を示した全体模式図、図6は、図5−1の二重フィルム構造の構造物に風圧センサ、風力センサ、積雪センサ等の気象条件を検知するセンサを配備した一例を示した全体模式図、図7は逆止弁付きの他のブロワと二重フィルム構造の構造物との関係を示した一部欠截の要部の側面模式図である。
先ず、ブロワAの構造を説明すると、このブロワAは、ケーシング1と、このケーシング1に設けた吸込側ケーシング101と、吐出側ケーシング102並びに二基の中間ドラム1a、1aとで構成されている。そして、この吸込側ケーシング101には、エアを取り入れる吸込口2が、また吐出側ケーシング102には、エアを放出する吐出口3がそれぞれ設けられている。従って、この吸込口2を経由してケーシング1内に導入されたエアは、例えば、後述するランナの通風孔(図示せず)及び案内羽根の通風孔(図示せず)を通過した後、当該吐出口3より機外に吐出(排気)される。尚、この吸込口2及び/又は吐出口3には、それぞれ逆止弁5、6が設けられている。そして、この逆止弁5、6は、このブロワAが稼動するときに、開放する構造である。
このケーシング1にはランナ7が一基設けられており、また当該ランナ7及び吸込口2の間には複数の整流翼8aを放射状に有する一基の案内羽根8が取り付けられる。この吸込側ケーシング板101aの内側101’と、案内羽根8の吸込口側8’にはスポンジ、セラミック、ハニカム構造体、楔構造体、パンチング構造体等の消音特性・遮音特性を備えた第一・第二吸音材10、11が取り付けられている。前記吸込側ケーシング101、案内羽根8及び第一・第二吸音材10、11でサイレンサが構成される。このサイレンサの構造物品を含め従来と同じ規格寸法の部品をそのまま使用する。このサイレンサを既設又は新規製造のブロワに組付けて本発明の低騒音ブロワAが完成する。
図中12はモータを示す。このモータ12の出力軸12aには前記ランナ7が固定される。
そして、図示しないが、中間ドラム1aの基数は、一例であり限定されない。
以上の実施例において、ランナ7を回転することで、吸込口2に設けた逆止弁5が開放されて、このケーシング1内に外気が導入され、この導入された外気は、第一・第二吸音材10、11で消音されるとともに、案内羽根8を介して整流かつ誘導された後、吐出口3から、後述する二重フィルムで区画された構造物へ供給される。そして、吐出口3に設けた逆止弁6は、ケーシング1内から、吐出口3を介して外気が吐出される際に、開放される。以上の構造であるので、ランナ7が停止している状態では、逆止弁5、6は閉塞されており、外気のケーシング1内への導入及び/又はケーシング1内からの吐出はない。尚、このモータ12の駆動及び/又はランナ7の回転等の制御・停止等の操作は、後述する各種のセンサでコントロールする。
次に、前記モータ12及び/又はランナ7の動きと、二重フィルム20、21で区画された構造物22内の圧力(内圧)の制御を、図4に示した本発明の全体模式図を参照とて説明すると、この構造物22内には、圧力センサ30aを配備し、この構造物22内の圧力(内圧)を常時、検知する構造とする。従って、内圧が所定値以下となった状態では、前記モータ12に駆動の指令を発し、ランナ7を回転することで、この構造物22の内圧を所定の数値に維持する。また逆に、構造物22の内圧が、所定値又はその近傍になった場合には、前記モータ12に停止の指令を発し、ランナ7を停止することで、この構造物22の内圧を所定の数値に維持する。尚、モータ12及び/又はランナ7の動きに合せて、逆止弁5、6が可変することは、前述の通りである。
また図5−1と図5−2に示した構造物22は、この構造物22を、隔壁22aを介して複数の部屋200に区画する構造であり、この部屋200にそれぞれ圧力センサ30aを設け、部屋200毎に内圧を制御する構造である。
図中31は構造物22の躯体を示す。
また図中30bは構造物22の天井面、その近傍等に設けられた風速センサ、30cは構造物22の天井面、その近傍等に設けられた風向センサ、30dは構造物22の天井面、その近傍等に設けられた積雪センサ、30eは構造物22の天井面、その近傍等に設けられた虫、鳥、害獣等の異物センサであって、この圧力センサ30a〜異物センサ30eによる検知は、制御部32(制御装置又は遠隔操作装置等)を介して、前記モータ12及び/又はランナ7の動きと、逆止弁5、6の可変を自動制御及び遠隔制御する。そして、例えば、風速センサ30b、風向センサ30c、又は積雪センサ30dが、異常な数値を検出した場合には、構造物22等の内圧を高くし、この構造物22の耐震、耐風機能の向上と、倒壊防止等を図るとともに、この構造物22内の作物を保護する。
以上の構造を採用する本発明では、構造物22内に外気を供給するに際し、この構造物22の内圧を、圧力センサ30aで検知すること、また構造部22の天井面、その近傍等に設けられた風速センサ30b〜積雪センサ30dで検知することで、この外気を間欠的に供給する構造(圧力調整する構造)を採用する。これにより、例えば、省資源と、騒音の解消、又は送風機、フィルム20、21の耐久性の向上と、積雪対策又は台風・強風対策に適した二重フィルム構造の構造物22を提供できる。そして、ブロワAの停止時には、逆止弁5、6を介して、構造物22の内圧を維持する構造であり、前述の省資源と、騒音の解消、又は送風機、フィルム20、21の耐久性の向上等が図れる。
そして、構造物22が連設された構造では、各構造物22に一基又は数基のブロワAを設置する。またこのブロワA及び/又は換気構造(図示せず)を利用して、この構造物22内の温湿度の管理と、高温障害の回避を図ることも可能である。
尚、図7は逆止弁付きの他のブロワと二重フィルム構造の構造物との関係を示した要部の側面模式図において、吐出口3に配管40を設け、この配管40に弁体41と、この弁体41を開閉する浮上可能な球体42(弁体)とで構成し、ブロワAからの吐出空気で、球体42が浮上し、弁体41を開放して、構造物22に空気を圧送する。またブロワAの可動を停止することで、球体42が降下し、弁体41を閉塞して、構造物22内の空気を遮断する構造である。この構造は、簡易かつ従来のブロワ(図示せず)にも採用でき重宝する。尚、図示しないが、図7の構造を、吸込口2にも採用できる。
図1はブロワの断面図 図2はブロワの側面図 図3−1はブロワと逆止弁との関係を示した模式図 図3−2はブロワと逆止弁との他の関係を示した模式図 図3−3はブロワと逆止弁とのさらに他の関係を示した模式図 図4−1は二重フィルム構造の構造物に逆止弁付きブロワを装置した一例の全体模式図 図4−2は二重フィルム構造の構造物に逆止弁付きブロワを装置した他の一例の全体模式図 図5−1は二重フィルム構造の構造物を区画した一例を示した全体模式図 図5−2は二重フィルム構造の構造物を区画し、この区画した各構造物の部屋に圧力センサを配備した一例を示した全体模式図 図6は、図5−1の二重フィルム構造の構造物に風圧センサ、風力センサ、積雪センサ等の気象条件を検知するセンサを配備した一例を示した全体模式図 図7は逆止弁付きの他のブロワと二重フィルム構造の構造物との関係を示した一部欠截の要部の側面模式図
符号の説明
A ブロワ
1 ケーシング
101 吸込側ケーシング
101a 吸込側ケーシング板
101’ 内側
102 吐出側ケーシング
1a 中間ドラム
2 吸込口
3 吐出口
5 逆止弁
6 逆止弁
7 ランナ
8 案内羽根
8’ 吸込口側
8a 整流翼
10 第一吸音材
11 第二吸音材
12 モータ
12a 出力軸
20 フィルム
21 フィルム
22 構造物
22a 隔壁
200 部屋
30a 圧力センサ
30b 風速センサ
30c 風向センサ
30d 積雪センサ
30e 異物センサ
31 躯体
32 制御部
40 配管
41 弁体
42 球体

Claims (5)

  1. 吸込側ケーシング及び少なくとも一基以上の中間ドラム並びに吐出側ケーシングでなるケーシングと、この中間ドラムに設けた案内羽根と、前記ケーシングに設けた吸込口・吐出口と、この吸込口及び/又は吐出口に逆止弁を設ける構成とした逆止弁付きブロワであって、
    前記ブロワの停止時において、前記逆止弁を閉塞することで、このブロワを介して、外気の流れを遮断する構成とした逆止弁付きブロワ。
  2. 吸込側ケーシング及び少なくとも一基以上の中間ドラム並びに吐出側ケーシングでなるケーシングと、この中間ドラムに設けた案内羽根と、前記ケーシングに設けた吸込口・吐出口と、この吸込口及び/又は吐出口に設けた逆止弁と、前記ケーシングに内装した少なくともランナとで構成される逆止弁付きブロワであって、
    前記吸込側ケーシングの内側に騒音防止用の第一吸音材を設け、また中間ドラムに第二吸音材を備えた案内羽根又は取付体を設け、この第二吸音材と前記第一吸音材との間に隙間を設け、
    前記ブロワの停止時において、前記逆止弁を閉塞することで、このブロワを介して、外気の流れを遮断する構成とした低騒音を図り得る逆止弁付きブロワ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の逆止弁付きブロワにおいて、
    前記吸込側ケーシングが、中間ドラムと吸込側ケーシング板とで構成されている請求項1又は請求項2に記載の逆止弁付きブロワ。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の逆止弁付きブロワを利用した二重フィルム構造の構造物において、
    二重フィルムで区画された構造物に、圧力センサを配備し、この構造物の内圧が、所定の圧力になった時点で、このブロワの可動を停止するとともに、このブロワに設置した逆止弁を介して、前記内圧を維持する構成とした逆止弁付きブロワを利用した二重フィルム構造の構造物。
  5. 請求項4に記載の二重フィルム構造の構造物において、
    構造物の外側に装備した風圧センサ、風力センサ、又は積雪センサ等の指示で、前記ブロワを入切りする構成とした逆止弁付きブロワを利用した二重フィルム構造の構造物。
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