JP2008211669A - アンテナ及び無線タグ - Google Patents

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Abstract

【課題】インピーダンスの整合及び通信特性を保持しつつ小型化が可能なアンテナ及び無線タグを提供する。
【解決手段】IC回路部54との給電部を有して線状の導体からミアンダ状に形成された給電ミアンダライン部72と、IC回路部54に対して給電部を有しない線状の導体からミアンダ状に形成され、給電ミアンダライン部72の入力インピーダンスに影響を与える位置に併設された無給電ミアンダライン部74とを、備えたものであることから、アンテナ52が適用される装置を小型化する際の整合損失を可及的に抑えて感度や通信距離等の特性を低下させずに済むことに加え、給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74に延長部72e、74eが設けられたものであることから、アンテナ全体の大きさを同程度としたまま電流密度の比較的高いミアンダライン部の総長を実質的に長くすることができるため、比較的低い共振周波数を実現することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、非接触にて情報の書き込みや読み出しができる無線タグ等に好適に適用されるアンテナの改良に関する。
所定の情報が記憶された小型の無線タグ(応答器)から所定の無線タグ通信装置(質問器)により非接触にて情報の読み出しを行うRFID(Radio Frequency Identification)システムが知られている。このRFIDシステムは、無線タグが汚れている場合や見えない位置に配置されている場合であっても無線タグ通信装置との通信によりその無線タグに記憶された情報を読み出すことが可能であることから、商品管理や検査工程等の様々な分野において実用が期待されている。
上記RFIDシステムにおける基本的な課題の一つとして、上記無線タグの小型化が挙げられる。この無線タグの小型化では、無線による情報の送受信を行うためのアンテナの特性を保持しつつそのアンテナを可及的に狭小な面積に収めることが特に求められる。斯かるアンテナ構造の一例に、平面ミアンダライン構造がある。例えば、特許文献1に記載されたテレビジョン放送受信用の平面アンテナがそれである。この平面ミアンダライン構造によれば、線状の導体をミアンダ状(ジグザグ)に形成することで、長さ寸法等の特性はそのままにそのアンテナを可及的に狭小な面積に収めることができる。
特開2004−228797号公報
しかし、前記無線タグの小型化に関しては、その構成に起因する特有の問題があった。すなわち、前記無線タグを小型化することでアンテナの入力インピーダンスが低下し、前記アンテナに接続されるIC回路部の入力インピーダンスとの不整合(ミスマッチ)が大きくなることから、感度や通信距離等の特性が低下することが考えられる。このため、インピーダンスの整合及び通信特性を保持しつつ小型化が可能なアンテナ及び無線タグの開発が求められていた。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、インピーダンスの整合及び通信特性を保持しつつ小型化が可能なアンテナ及び無線タグを提供することにある。
斯かる目的を達成するために、本第1発明の要旨とするところは、所定の回路部に接続されて無線により情報の送受信を行うためのアンテナであって、前記回路部との接続部分を給電部とするミアンダ状に形成された線状の導体から全体として長手状に形成された給電ミアンダライン部と、前記回路部に対して給電部を有しないミアンダ状に形成された線状の導体から全体として長手状に形成され、前記給電ミアンダライン部の入力インピーダンスに影響を与える位置に併設された無給電ミアンダライン部とを、備え、前記給電ミアンダライン部及び無給電ミアンダライン部は、それらの長手方向に関してそれぞれ相反する側の端部に前記導体の延長部が設けられたことを特徴とするものである。
また、前記目的を達成するために、本第2発明の要旨とするところは、所定の無線タグ通信装置との間で無線にて情報の通信を行う無線タグであって、所定の情報を記憶し得る記憶部を有するIC回路部を前記回路部として備え、上記第1発明のアンテナを備えたことを特徴とするものである。
このように、前記第1発明によれば、前記回路部との接続部分を給電部とするミアンダ状に形成された線状の導体から全体として長手状に形成された給電ミアンダライン部と、前記回路部に対して給電部を有しないミアンダ状に形成された線状の導体から全体として長手状に形成され、前記給電ミアンダライン部の入力インピーダンスに影響を与える位置に併設された無給電ミアンダライン部とを、備えたものであることから、その無給電ミアンダライン部を好適な位置に配設することで前記給電ミアンダライン部の入力インピーダンスを前記回路部の入力インピーダンスに近づけることができ、前記アンテナが適用される装置を小型化する際の整合損失を可及的に抑えて感度や通信距離等の特性を低下させずに済むことに加え、前記給電ミアンダライン部及び無給電ミアンダライン部は、それらの長手方向に関してそれぞれ相反する側の端部に前記導体の延長部が設けられたものであることから、アンテナ全体の大きさを同程度としたまま電流密度の比較的高いミアンダライン部の総長を実質的に長くすることができるため、比較的低い共振周波数を実現することができる。すなわち、インピーダンスの整合及び通信特性を保持しつつ小型化が可能なアンテナを提供することができる。
ここで、前記第1発明において、好適には、前記給電ミアンダライン部及び無給電ミアンダライン部は、それぞれを構成する導体における前記無線による情報の送受信に際して電流密度が比較的高くなる側の端部に前記導体の延長部が設けられたものである。このようにすれば、無線通信に際して電流密度が比較的高くなるミアンダライン部の総長を実質的に長くすることで、比較的低い共振周波数を実現することができる。
また、好適には、前記給電ミアンダライン部及び無給電ミアンダライン部それぞれに設けられた前記延長部は、互いに等しい長さ寸法である。このようにすれば、実用的な態様で比較的低い共振周波数を実現することができる。
また、好適には、前記給電ミアンダライン部及び無給電ミアンダライン部は、それぞれ複数辺の幅方向導体部及び長手方向導体部が交互に接続されて蛇行を成すように形成されたものであり、それら給電ミアンダライン部及び無給電ミアンダライン部それぞれに設けられた前記延長部における前記幅方向導体部相互間の距離は、それ以外の部分における前記幅方向導体部相互間の距離よりも小さいものである。このようにすれば、アンテナの長手寸法を可及的に小さなものとすることができる。
また、好適には、前記給電ミアンダライン部及び無給電ミアンダライン部は、それぞれを構成する導体における前記無線による情報の送受信に際して電流密度が比較的高くなる部分の少なくとも一部の幅寸法がそれ以外の部分よりも幅広く形成されたものである。このようにすれば、電流密度の比較的高い部分での損失を低く抑えたまま、実用的な態様で比較的低い共振周波数を実現することができる。
また、好適には、前記無給電ミアンダライン部の延長部ではない部分における相互に近接する1対の幅方向導体部が、前記給電ミアンダライン部の延長部ではない部分における相互に近接する1対の幅方向導体部に挟まれた位置に配設された構成を少なくとも1箇所有するものである。このようにすれば、前記給電ミアンダライン部及び無給電ミアンダライン部が少なくとも1箇所入れ子状に設けられていることで、前記アンテナが適用される装置を小型化した際の感度や通信距離等の特性を保持できる。
また、前記第2発明によれば、所定の無線タグ通信装置との間で無線にて情報の通信を行う無線タグであって、所定の情報を記憶し得る記憶部を有するIC回路部を前記回路部として備え、上記第1発明のアンテナを備えたものであることから、前記アンテナの無給電ミアンダライン部を好適な位置に配設することで前記給電ミアンダライン部の入力インピーダンスを前記回路部の入力インピーダンスに近づけることができ、装置を小型化する際の整合損失を可及的に抑えて感度や通信距離等の特性を低下させずに済むことに加え、前記給電ミアンダライン部及び無給電ミアンダライン部は、それらの長手方向に関してそれぞれ相反する側の端部に前記導体の延長部が設けられたものであることから、アンテナ全体の大きさを同程度としたまま電流密度の比較的高いミアンダライン部の総長を実質的に長くすることができるため、比較的低い共振周波数を実現することができる。すなわち、インピーダンスの整合及び通信特性を保持しつつ小型化が可能な無線タグを提供することができる。
ここで、前記第2発明において、好適には、前記給電ミアンダライン部及び無給電ミアンダライン部は、絶縁材料から成るフィルム状部材における相反する側の平面部にそれぞれ固着されたものである。このようにすれば、前記無給電ミアンダライン部を実用的な態様で前記給電ミアンダライン部の入力インピーダンスに影響を与える位置に設けることができる。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本第1発明の一実施例であるアンテナ52を備えた無線タグ12との間で情報の通信を行う無線タグ通信システム10を例示する図である。この無線タグ通信システム10は、本第2発明の一実施例である単数乃至は複数(図1では単数)の無線タグ12と、その無線タグ12との間で無線にて情報の通信を行うための無線タグ通信装置14とから構成される所謂RFID(Radio Frequency Identification)システムであり、上記無線タグ12はそのRFIDシステムの応答器として、上記無線タグ通信装置14は質問器としてそれぞれ機能する。すなわち、上記無線タグ通信装置14から質問波Fc(送信信号)が上記無線タグ12に向けて送信されると、その質問波Fを受信した上記無線タグ12において所定の情報信号(データ)によりその質問波Fcが変調され、応答波Fr(返信信号)として上記無線タグ通信装置14に向けて返信される。そして、その応答波Frが上記無線タグ通信装置14により受信されることで、上記無線タグ12と無線タグ通信装置14との間で非接触による情報の通信が行われ、その無線タグ12に対する情報の読み出し及び/又は書き込みが実行される。
図2は、上記無線タグ通信装置14の構成を例示する図である。この無線タグ通信装置14は、上記無線タグ12に対する情報の読み出し及び書き込みの少なくとも一方を実行するためにその無線タグ12との間で情報の通信を行うものであり、図2に示すように、上記無線タグ12との通信に係る送信データをディジタル信号として出力したり、その無線タグ12からの返信信号を復号する等のディジタル信号処理を実行するDSP(Digital Signal Processor)16と、上記質問波Fの搬送波に相当する所定の周波数信号を出力する搬送波出力部18と、上記DSP16により出力された送信データをアナログ信号に変換する送信D/A変換部20と、その送信D/A変換部20によりアナログ信号に変換された送信データで上記搬送波出力部18から出力される搬送波信号を変調(振幅変調)する送信ミキサ22と、その送信ミキサ22から出力される信号を増幅する送信アンプ24と、その送信アンプ24から出力される信号を質問波Fとして上記無線タグ12に向けて送信すると共に、その質問波Fに応じて無線タグ12から返信される応答波Fを受信する送受信アンテナ26と、上記送信アンプ24により増幅された信号を上記送受信アンテナ26に供給すると共に、その送受信アンテナ26により受信された受信信号を受信ミキサ30に供給する送受信分離部28と、上記送受信アンテナ26により受信されてその送受信分離部28を介して供給される受信信号と上記搬送波出力部18から出力される搬送波信号とを乗算し、フィルタにより高周波成分を除去することによりホモダイン検波或いは直交検波する受信ミキサ30と、その受信ミキサ30から出力される信号を増幅する受信アンプ32と、その受信アンプ32からの出力をディジタル信号に変換して上記DSP16に供給する受信A/D変換部34とを、備えて構成されている。ここで、上記送受信分離部28としては、サーキュレータ若しくは方向性結合器等が好適に用いられる。また、必要に応じて、上記送受分離部28と受信ミキサ30の間に受信信号を増幅する低雑音増幅器等を設けてもよい。
上記DSP16は、CPU、ROM、及びRAM等を備え、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う所謂マイクロコンピュータシステムであり、上記送信D/A変換部20及び受信A/D変換部34のサンプリング周波数を出力させるサンプリング周波数出力部36と、前記無線タグ12との通信に係る送信データに対応するコマンドビット列を生成する送信ビット列生成部38と、その送信ビット列生成部38から出力されたディジタル信号をパルス幅変調方式等により符号化して上記送信D/A変換部20へ供給する符号化部40と、上記受信A/D変換部34から供給される信号(復調波)をFM方式等により復号する復号部42と、その復号部42により復号された復号信号を解釈して前記無線タグ12の変調に関する情報信号を読み出す返答ビット列解釈部44とを、機能的に備えている。
図3は、前記無線タグ12に備えられた無線タグ回路素子50の構成を説明する図である。この図3に示すように、斯かる無線タグ回路素子50は、本第1発明の一実施例であるアンテナ52と、そのアンテナ52に接続された回路部であり、前記無線タグ通信装置14から送信されて上記アンテナ52により受信された信号を処理するためのIC回路部54とを、備えて構成されている。そのIC回路部54は、上記アンテナ52により受信された前記無線タグ通信装置14からの質問波Fを整流する整流部56と、その整流部56により整流された質問波Fのエネルギを蓄積するための電源部58と、上記アンテナ52により受信された搬送波からクロック信号を抽出して制御部66に供給するクロック抽出部60と、所定の情報信号を記憶し得る記憶部として機能するメモリ部62と、上記アンテナ52に接続されて信号の変調及び復調を行う変復調部64と、上記整流部56、クロック抽出部60、及び変復調部64等を介して上記無線タグ回路素子50の作動を制御するための制御部66とを、機能的に含んでいる。この制御部66は、前記無線タグ通信装置14と通信を行うことにより上記メモリ部62に上記所定の情報を記憶する制御や、上記アンテナ52により受信された質問波Fを上記変復調部64において上記メモリ部62に記憶された情報信号に基づいて変調したうえで応答波Fとして上記アンテナ52から反射返信する制御等の基本的な制御を実行する。
図4は、前記無線タグ12の外観を説明する平面図である。また、図5は、図4のV-V視断面図であり、図6は、図4のVI-VI視断面図である。これらの図に示すように、前記無線タグ12において、前記アンテナ52及びIC回路部54は、PET(ポリエチレンテレフタラート)等から成るフィルム状の基材68の表面に固設されている。また、前記アンテナ52及びIC回路部54を保護するために、PET等から成る保護層70が上記基材68の表面にそれらアンテナ52及びIC回路部54を覆うように設けられている。ここで、前記アンテナ52は、前記IC回路部54との接続部分を給電部ESとするミアンダ(meander)状且つ長手状に形成された線状の導体から成る給電ミアンダライン部72と、前記IC回路部54に対して給電部を有しないミアンダ状に形成された線状の導体から成り、上記給電ミアンダライン部72の入力インピーダンスに影響を与える位置、例えばその給電ミアンダライン部72に所定の間隔を隔てて併行する位置に配設された無給電ミアンダライン部74とから成る。ここで、ミアンダ状とは、複数のS字型をつなぎ合わせた形で長手方向に連続する形状であり、蛇行状と同義である。なお、S字型は角が角張っていたり、斜めに面取りされているような形状でもよい。また、上記無給電ミアンダライン部74は、好適には、上記給電ミアンダライン部72と絶縁されたものである。
図7に示すように、上記給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74は、銅、アルミニウム、銀等の導電性材料による細線パターン(一般には幅0.1〜3.0mm、厚み1〜100μm程度、本実施例では幅1.0mm、厚み16μm程度)が前記基材68の表面に金属箔、薄膜、或いは印刷(銀又は銅ペースト)等の技術により形成されたものであり、そのように形成された表面に更に上記保護層70が設けられることで、図5及び図6に示すような構成とされている。また、本実施例では説明を省略するが、図4乃至図6のように構成された無線タグ12において、好適には、上記保護層70の表面にその無線タグ12の種別や記憶内容等を示す印字が形成されると共に、上記基材68の裏面には粘着層が設けられ、前記無線タグ12の管理対象となる物品等への貼付が可能とされる。
図8は、上記給電ミアンダライン部72の構成を、図9は、上記無給電ミアンダライン部74の構成を、それぞれ詳しく説明する図である。この図8に示すように、上記給電ミアンダライン部72は、前記アンテナ52の幅方向(図4に示すy方向)に直線状を成すように設けられた複数辺の幅方向導体部76及び前記アンテナ52の長手方向(図4に示すx方向)に直線状を成すように設けられた複数辺の長手方向導体部78が交互に接続されて蛇行を成すように形成されたものである。ここで、前記IC回路部54は、それら複数辺の幅方向導体部76のうち何れか(好適にはアンテナ52の中央付近)の幅方向導体部76において上記給電ミアンダライン部72に接続されている。また、図9に示すように、上記無給電ミアンダライン部74は、複数辺の幅方向導体部80及びそれぞれ長さ寸法の異なる2種類の長手方向導体部82、84が交互に接続されて蛇行を成すように形成されたものである。すなわち、前記無給電ミアンダライン部74では、1辺の幅方向導体部80とその1辺の幅方向導体部80に隣接する2辺の幅方向導体部80それぞれとの間の間隔の比すなわち図9に示す距離の比a:bが例えば1:2.6(=5:13)となるように構成されている。このように、直線状の導体部が幅方向及び長手方向に交互に接続されて蛇行を成すように形成されることで、上記給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74は、それぞれ所定のミアンダパターン(単位パターン)86、88が周期的に繰り返される構成とされている。なお、これらのミアンダパターン86及び88における前記アンテナ52の長手方向に関する寸法は等しく、上記給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74は、それぞれ単位パターンが等しい周期で繰り返される構成とされている。また、前記給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74には、それらの長手方向に関してそれぞれ相反する側の端部に前記導体の延長部72e及び74eが設けられている。これら延長部72e及び74eについては、図11及び図12等を用いて後述する。
図10は、前記アンテナ52の構成を詳しく説明する図である。この図10に示すように、前記アンテナ52は、例えば、長手方向寸法La=67mm程度、幅方向寸法Lb=18.5mm程度の寸法を備えて構成されている。すなわち、前記給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74それぞれにおける長手方向導体部78、82、84の長さ寸法の総和は、それぞれにおける幅方向導体部76、80の長さ寸法よりも大きい。また、前記給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74の相互間隔は、図面上側における前記長手方向導体78、82の相互間隔や幅方向導体部76、80の比較的狭い方の相互間隔すなわち最近接部分では絶縁を保証する範囲内における可及的に小さな間隔0.5mm程度とされている。また、前記給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74それぞれの全長(導電経路長)は互いに異なるものであり、上記給電ミアンダライン部72の全長(総長)は306mm程度、無給電ミアンダライン部74の全長は315mm程度とされている。これら給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74それぞれの導電経路長は、前記無線タグ回路素子50との間で情報の通信を行うために用いられる電磁波すなわち前記質問波Fの搬送波の波長の1/2以上とされるのが好ましい。
前述したように、前記無給電ミアンダライン部74では、1辺の幅方向導体部80とその1辺の幅方向導体部80に隣接する2辺の幅方向導体部80それぞれとの間の間隔a、bが異なるように構成されている。一方、前記給電ミアンダライン部72では、1辺の幅方向導体部76とその1辺の幅方向導体部76に隣接する2辺の幅方向導体部76それぞれとの間の間隔は等しいことから、前記給電ミアンダライン部72におけるミアンダパターン86と、前記無給電ミアンダライン部74におけるミアンダパターン88とは、それぞれに含まれる任意の1周期以上のパターンをその長手方向に相互に異なる割合で拡大乃至は縮小しても形状が一致しない。このような形状とされることで、前記給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74は、例えば図10に示すように、相互に絶縁された状態で同一の平面上に可及的小さな占有面積にて配置されている。
また、図10に示すように、前記給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74は、前記無給電ミアンダライン部74における相互に近接する1対の幅方向導体部80の中心間隔から幅方向導体部80の幅寸法を引いた差が、前記給電ミアンダライン部72における相互に近接する1対の幅方向導体部76の中心間隔とそれら幅方向導体部76の幅寸法の和よりも大きくなる第1部分90と前記無給電ミアンダライン部74における相互に近接する1対の幅方向導体部80の中心間隔とそれら幅方向導体部80の幅寸法の和が、前記給電ミアンダライン部72における相互に近接する1対の幅方向導体部76の中心間隔から幅方向導体部76の幅寸法を引いた差よりも小さくなる第2部分92とが等しい周期で交互に配設されたものである。ここで、上記中心間隔とは、導体部の中心線の間隔である。換言すれば、前記無給電ミアンダライン部74における相互に近接する1対の幅方向導体部80が、前記給電ミアンダライン部72における相互に近接する1対の幅方向導体部76に挟まれた位置に配設された構成を複数箇所(図10では6箇所)有し、逆に前記給電ミアンダライン部72における相互に近接する1対の幅方向導体部76が、前記無給電ミアンダライン部74における相互に近接する1対の幅方向導体部80に挟まれた位置に配設された構成を複数箇所(図10では6箇所)有するものである。すなわち、前記アンテナ52では、前記給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74が全体に渡り連続して互いに入れ子状に配設されている。また、換言すれば、前記無給電ミアンダライン部74における相互に近接する1対の幅方向導体部80が、何れも前記給電ミアンダライン部72における相互に近接する1対の幅方向導体部76に挟まれた位置にそれぞれ配設されたものであり、逆に前記給電ミアンダライン部72における相互に近接する1対の幅方向導体部76が、何れも前記無給電ミアンダライン部74における相互に近接する1対の幅方向導体部80に挟まれた位置にそれぞれ配設されたものであるとも言える。
図11は、対比のために前記延長部72e及び74eを有しない給電ミアンダライン部96及び無給電ミアンダライン部98から成るアンテナ94を例示すると共に、その使用時における電流密度分布を説明する図である。図11に示すように、このアンテナ94は、前記IC回路部54との接続部分を給電部とするミアンダ状に形成された線状の導体から全体として長手状に形成された給電ミアンダライン部96と、前記IC回路部54に対して給電部を有しないミアンダ状に形成された線状の導体から全体として長手状に形成され、前記給電ミアンダライン部96の入力インピーダンスに影響を与える位置に併設された無給電ミアンダライン部98とを、備えて構成されている。このアンテナ94の構成は、前記延長部72e及び74eが設けられていないこと(及び後述するようにそれら延長部72e及び74eに対応する欠落部72l及び74lが欠落させられていないこと)の他は本実施例のアンテナ52と実質的に同一である。斯かる給電ミアンダライン部96は、前記IC回路部54に関して略対称的に設けられている。すなわち、上記給電ミアンダライン部96は前記IC回路部54を略中心として点対称(180°回転対称)に、上記無給電ミアンダライン部98は前記IC回路部54下側の長手方向導体の中央を略中心としてその長手方向に線対称に設けられている。斯かる構成のアンテナ94では、そのアンテナ94による通信に際して電流密度分布に偏りが発生し、電流密度が密となる部分と疎となる部分とが生じる。図11の白抜矢印は、斯かる電流密度分布の疎密を示しており、上方の矢印は上記給電ミアンダライン部96の電流密度を、下方の矢印は上記無給電ミアンダライン部98の電流密度をそれぞれ示している。また、矢印が大きい部分は通信に際して電流密度が密となる部分を、矢印が小さい部分は通信に際して電流密度が疎となる部分をそれぞれ表している。
前述したように、本実施例のアンテナ52では、前記給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74の長手方向に関してそれぞれ相反する側の端部に前記導体の延長部72e及び74eが設けられている。この延長部72e及び74eは、好適には、それぞれを構成する導体における前記無線による情報の送受信に際して電流密度が比較的高くなる側の端部に設けられたものである。すなわち、図11に大きな矢印で示す、前記給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74それぞれにおける電流密度が密となる側の端部から例えば導線全体の長さ寸法に対して5〜16%程度の所定の長さ寸法の導線が延長して設けられている(後述の図13を参考にすると、5%以下だと共振周波数fs2の低下が小さく、16%を超えるとfs2とfp1とが近づき、fs2近傍の入力インピーダンスの変化が大きくなり安定したインピーダンス整合が得にくくなる)。また、図11及び図12に比較して示すように、前記延長部72e及び74eが設けられていない側の端部から、それら延長部72e及び74eと同じ長さ寸法の導線(便宜的に欠落部72l及び74lと称する)が欠落させられ、導線の総長すなわち全体の長さ寸法は本実施例の給電ミアンダライン部72と上記給電ミアンダライン部96とで等しく、また、本実施例の無給電ミアンダライン部74と上記無給電ミアンダライン部98とで等しくなっている。換言すれば、本実施例のアンテナ52は、図11に示すように前記IC回路部54に関して略対称的に構成されたアンテナ94から上記欠落部72l及び74lを欠落させると共に、それら欠落部72l及び74lと略同じ長さ寸法(ずらし量)の導線を電流密度が比較的高くなる側の端部に延長部72e及び74eとしてその分だけずらすように設けたものである。ここで、好適には、前記給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74それぞれに設けられた前記延長部72e、74eは、互いに等しい長さ寸法である。また、図12等に示すように、前記給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74それぞれに設けられた前記延長部72e、74eにおける前記幅方向導体部76、80相互間の距離は、それ以外の部分における前記幅方向導体部76、80相互間の距離よりも小さいものである。
図13は、前記アンテナ52の入力インピーダンスについて説明する図であり、入力インピーダンスの虚数部すなわちアドミタンスを示す曲線を実線で、抵抗(放射抵抗)に対応する曲線を破線でそれぞれ示している。入力インピーダンスのアドミタンス(虚数部)が零となる周波数を共振周波数と定義すると、図13に示すように、周波数を変数として直列共振周波数を示す曲線と並列共振周波数を示す曲線(縦軸に略平行な線)とが交互に現れる。前記無線タグ回路素子50による通信に使用される周波数は、例えば800乃至950MHz程度であり、斯かる周波数帯域において上記並列共振周波数の虚数部が零となる周波数では抵抗成分が略無限大となり不適である。そこで、直列共振周波数を示す曲線について考えると、最も低い第1共振周波数を示す曲線X1の虚数部が零となる周波数fs1付近において、それに対応する抵抗を示す曲線Rは略零の値をとりアンテナとして動作しない。次に、2番目に低い第2共振周波数を示す曲線X2の虚数部が零となる周波数fs2付近において、それに対応する抵抗を示す曲線Rは50Ω程度の値をとりアンテナとして機能するために十分な入力インピーダンスが得られる。このように、本実施例のアンテナ52は、入力インピーダンスの虚数成分が零となる複数の共振周波数(直列共振周波数)を有し、それら複数の共振周波数のうち2番目に低い第2共振周波数以上の共振周波数により動作させられることにより、前記無線タグ回路素子50のアンテナとして好適に機能する。
図14は、前記アンテナ52に設けられた前記延長部72e及び74eの長さ寸法に応じた第2共振周波数fs2の変化を例示するグラフである。この図14に示すように、上述したアンテナ52の第2共振周波数fs2は、ずらし量すなわち前記アンテナ52に設けられた前記延長部72e及び74e(欠落部72l及び74l)の長さ寸法に応じて変化し、そのずらし量を大きくとるほど第2共振周波数fs2は低下する。このように、第2共振周波数fs2が低下することで、逆に所定の周波数を通信に用いることを考えた場合、前記給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74それぞれの総長、延いては前記アンテナ52の大きさ(長手方向或いは幅方向の長さ寸法)を可及的に小さく抑えることができる。
続いて、前記無線タグ通信装置14による前記無線タグ12との間の情報の通信について詳述する。図15は、前記無線タグ回路素子50との通信に用いられるコマンドを例示する図である。この図15に示すように、前記無線タグ回路素子50との通信では、複数種類のコマンドのうち目的により所定のコマンドが用いられ、例えば通信対象となる前記無線タグ回路素子50を特定する通信では、その無線タグ回路素子50に記憶された情報を読み出すための「PING」及び「SCROLL ID」等のコマンドが用いられる。また、前記無線タグ回路素子50に情報を書き込むための通信では、その無線タグ回路素子50に記憶された情報を初期化するための「ERASE ID」、情報を書き込むための「PROGRAM ID」、書き込まれた情報を確認するための「VERIFY」、新たな情報の書き込みを禁止するための「LOCK」等のコマンドが用いられる。
図16は、前記無線タグ通信装置14にて作成されるコマンドフレーム構造を詳しく説明する図である。このコマンドフレームは、T0を1ビットの情報を送信するための時間として、2T0の送信パワーオフである「GAP」、5T0の送信パワーオンである「PREAMBL」、20箇の0信号を送信してクロック同期を行う「CLKSYNC」、コマンドの内容である「COMMAND」、8T0の送信パワーオンである「SET UP」、及び1箇の1信号を送信する「SYNC」から成る。前記無線タグ回路素子50により解釈される部分である「COMMAND」は、コマンドの開始を示す「SOF」、図15に示す個々のコマンド「CMD」、書き込み対象となる無線タグ回路素子50のメモリ位置を指定するポインタである「PTR」、情報の長さを示す「LEN」、送信する情報の内容である「VAL」、上記「PTR」、「LEN」、及び「VAL」のパリティ情報である「P」、及びコマンドの終了を示す「EOF」から成る。
前記コマンドフレームは、図17に示す0信号、1信号、及び所定時間の連続した送信パワーオン・オフを要素として構成される。情報の書き込み対象となる前記無線タグ回路素子50の特定動作や、情報の書き込み動作では、このコマンドフレームに基づく変調情報である信号が前記無線タグ通信装置14の送信ビット列生成部38により生成され、前記符号化部40による符号化及び送信アンプ24による変調が行われた後、前記送受信アンテナ26から前記無線タグ12に向けて送信される。その信号が対象である無線タグ回路素子50により受信されると、前記制御部66によりコマンドに対応する前記メモリ部62への情報の書き込みや、情報の返信動作等が行われる。
前記無線タグ回路素子50による情報の返信動作において、以下に詳細に説明するリプライ情報は、図18に示す0信号及び1信号を要素とする符号化された一連の信号として構成され、その信号に基づいて搬送波が反射変調されて前記無線タグ通信装置14へ返信される。例えば、情報の書き込み対象となる前記無線タグ回路素子50の特定動作では、図19に示すようなその無線タグ回路素子50に固有のIDを示す信号により変調された反射波が返信される。
図20は、前記無線タグ回路素子50のメモリ構成を示す図である。この図20に示すように、前記無線タグ回路素子50のメモリ部62には、前述したCRC符号の計算結果、その無線タグ回路素子50に固有のID、及び「LOCK」コマンド等に用いられるパスワードが予め記憶されている。上記リプライ情報は、これらの情報に基づいて作成されるものであり、例えば、図21に示すように、「SCROLL ID」コマンドを含む信号が受信された場合には、0xFEで表される8ビットの「PREAMBLE」信号と、前記メモリ部62に記憶されたCRC符号の計算結果である「CRC」、及びその無線タグ回路素子50のIDを示す「ID」から成るリプライ信号が作成される。
前述した図15の「PING」コマンドは、複数の前記無線タグ回路素子50に対して各無線タグ回路素子50のメモリ部62に記憶された情報に対応して、図20に示すメモリ上の位置を指定して応答させるためのコマンドであり、図22に示すように、開始アドレスポインタ「PTR」、データ長「LEN」、及び値「VAL」の情報を含む。例えば、図23に示すように、前記メモリ部62に記憶された情報のうち「PTR」番目から後ろ「LEN」個のデータが「VAL」と等しい場合、「PTR+LEN+1」番目以降8ビットのデータがリプライ信号となる。前記メモリ部62に記憶された情報のうち「PTR」番目から後ろ「LEN」個のデータが「VAL」と等しくない場合には、返信対象となっていないためリプライ信号は生成されない。
また、前記無線タグ回路素子50の「PING」コマンドに対する返信タイミングは、リプライ信号の上位3ビットによって決まり、前記無線タグ通信装置14から「PING」に続けて送られるBINパルスによって区分される「bin0」乃至「bin7」のうち何れかの区間でリプライ信号が返される。例えば、図23(a)に示すように、「PING」コマンドとして「PTR=0」、「LEN=1」、「VAL=0」が送られてきた場合、前記メモリ部62に記憶された情報のうち1ビット目が「VAL」と一致する「0」である無線タグ回路素子50では、図23(b)に示すような信号が抽出されてリプライ信号に組み込まれ、そのリプライ信号の上位3ビットが「011」であれば、図24に示す「PING」コマンドに対するリプライの中の区間「bin3」においてそのリプライ信号が返信される。
「PING」コマンドに対するリプライは、前記無線タグ通信装置14の通信範囲内に存在する通信可能な無線タグ回路素子50の数によって以下のように異なったものとなる。すなわち、前記無線タグ通信装置14の通信範囲内に通信可能な無線タグ回路素子50が存在しない場合には、図24の「CASE1」に示すように、いかなるリプライ信号も返信されない。通信範囲内に通信可能な1つの無線タグ回路素子50が存在する場合には、図24の「CASE2」に示すように、例えば、「bin3」の区間において「ID1」を示すリプライ信号が返信される。通信範囲内に返信可能な2つの無線タグ回路素子50が存在する場合には、図25の「CASE3」に示すように、例えば、「bin0」の区間において「ID1」を示すリプライ信号が返信されると共に、「bin2」の区間において「ID2」を示す信号が返信される。また、リプライ信号の上位3ビットが等しい場合には、図25の「CASE4」に示すように、例えば、「bin2」の区間において「ID1」及び「ID2」を示す信号が重なって返信される場合もある。「PTR」、「LEN」、及び「VAL」の値を変化させつつこの「PING」コマンドを繰り返すことで、前記無線タグ通信装置14の通信範囲内に存在する返信可能な無線タグ回路素子50の個数及び各無線タグ回路素子50のIDを知ることができ、そのIDを用いて書き込み対象となる無線タグ回路素子50へ情報を書き込むことができる。
このように、本実施例によれば、前記IC回路部54との接続部分を給電部ESとするミアンダ状に形成された線状の導体から全体として長手状に形成された給電ミアンダライン部72と、前記IC回路部54に対して給電部を有しないミアンダ状に形成された線状の導体から全体として長手状に形成され、前記給電ミアンダライン部72の入力インピーダンスに影響を与える位置に併設された無給電ミアンダライン部74とを、備えたものであることから、その無給電ミアンダライン部74を好適な位置に配設することで前記給電ミアンダライン部72の入力インピーダンスを前記IC回路部54の入力インピーダンスに近づけることができ、前記アンテナ52が適用される装置を小型化する際の整合損失を可及的に抑えて感度や通信距離等の特性を低下させずに済むことに加え、前記給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74は、それらの長手方向に関してそれぞれ相反する側の端部に前記導体の延長部72e、74eが設けられたものであることから、アンテナ全体の大きさを同程度としたまま電流密度の比較的高いミアンダライン部の総長を実質的に長くすることができるため、比較的低い共振周波数を実現することができる。すなわち、インピーダンスの整合及び通信特性を保持しつつ小型化が可能なアンテナ52を提供することができる。
また、前記給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74は、それぞれを構成する導体における前記無線による情報の送受信に際して電流密度が比較的高くなる側の端部に前記導体の延長部72e及び74eが設けられたものであるため、無線通信に際して電流密度が比較的高くなるミアンダライン部の総長を実質的に長くすることで、比較的低い共振周波数を実現することができる。
また、前記給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74それぞれに設けられた前記延長部72e及び74eは、互いに等しい長さ寸法であるため、実用的な態様で比較的低い共振周波数を実現することができる。
また、前記給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74は、それぞれ複数辺の幅方向導体部76、80及び長手方向導体部78、82、84が交互に接続されて蛇行を成すように形成されたものであり、それら給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74それぞれに設けられた前記延長部72e及び74eにおける前記幅方向導体部76、80相互間の距離は、それ以外の部分における前記幅方向導体部76、80相互間の距離よりも小さいものであるため、アンテナ52の長手寸法を可及的に小さなものとすることができる。
また、前記無給電ミアンダライン部74の延長部74eではない部分における相互に近接する1対の幅方向導体部80が、前記給電ミアンダライン部72の延長部72eではない部分における相互に近接する1対の幅方向導体部76に挟まれた位置に配設された構成を複数箇所有するものであるため、前記給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74が複数箇所入れ子状に設けられていることで、前記アンテナ52が適用される装置を小型化した際の感度や通信距離等の特性を保持できる。
また、所定の無線タグ通信装置14との間で無線にて情報の通信を行う無線タグ12であって、所定の情報を記憶し得る記憶部を有するIC回路部54を備えると共に、前記アンテナ52を備えたものであることから、そのアンテナ52の無給電ミアンダライン部74を好適な位置に配設することで前記給電ミアンダライン部72の入力インピーダンスを前記IC回路部54の入力インピーダンスに近づけることができ、装置を小型化する際の整合損失を可及的に抑えて感度や通信距離等の特性を低下させずに済むことに加え、前記給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74は、それらの長手方向に関してそれぞれ相反する側の端部に前記導体の延長部72e及び74eが設けられたものであることから、アンテナ全体の大きさを同程度としたまま電流密度の比較的高いミアンダライン部の総長を実質的に長くすることができるため、比較的低い共振周波数を実現することができる。すなわち、インピーダンスの整合及び通信特性を保持しつつ小型化が可能な無線タグ12を提供することができる。
続いて、本発明の他の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明において、実施例相互に共通する部分については同一の符号を付してその説明を省略する。
図26は、本第1発明の他の実施例であるアンテナ100の構成を説明する平面図である。この図26に示すアンテナ100は、前述したアンテナ52の給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74に備えられていた延長部72e及び74eよりも寸法の長い延長部72e′及び74e′を備えたものであり、前記アンテナ52と同様に、それら延長部72e′及び74e′に対応する長さ寸法だけ反対側の端部が欠落させられている。また、図27は、斯かるアンテナ100の給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74に備えられた延長部72e′及び74e′よりも更に寸法の長い延長部72e″及び74e″を備えたアンテナ102を例示する図である。このように、前記給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74に設けられる延長部の長さ寸法はアンテナの寸法や通信に用いられる周波数に応じて適宜定められる。
図28は、本第2発明の他の実施例である無線タグ104の構成を説明する平面図であり、図29は、図28のXXIX-XXIX視断面図である。これらの図に示すように、本実施例の無線タグ104に備えられたアンテナ106は、前記給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74(図27に示す延長部72e″及び74e″が設けられたものを例示している)が絶縁材料から成るフィルム状部材である基材68における相反する側の平面部にそれぞれ固着されて構成されている。斯かる構成によっても、前記無給電ミアンダライン部74を実用的な態様で前記給電ミアンダライン部72の入力インピーダンスに影響を与える位置に設けることができる。
図30は、本第2発明の更に別の実施例である無線タグ108の構成を説明する平面図である。この図30に示すように、本実施例の無線タグ108に備えられたアンテナ110における給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74(図26に示す延長部72e′及び74e′が設けられたものを例示している)には、それらを構成する導体の一部の幅寸法がそれ以外の部分よりも幅広く形成された幅広部72b及び74bが設けられている。斯かる幅広部72b及び74bは、好適には、前記無線による情報の送受信に際して電流密度が比較的高くなる部分に設けられたものであり、斯かる構成によれば、前記給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74をそれぞれを構成する導体における前記無線による情報の送受信に際して電流密度が比較的高くなる部分の少なくとも一部の幅寸法がそれ以外の部分よりも幅広く形成されたものであるため、電流密度の比較的高い部分での損失を低く抑えたまま、実用的な態様で比較的低い共振周波数を実現することができる。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
例えば、前述の実施例では、前記給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74が全体に渡り連続して互いに入れ子状に配設されたアンテナ52等について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら給電ミアンダライン部72及び無給電ミアンダライン部74は少なくとも一部において入れ子状に配設されていれば相互のインピーダンスに影響を及ぼし合うため、必ずしも全体に渡り入れ子状に構成されていなくともよい。また、前記無給電ミアンダライン部74が給電ミアンダライン部72の入力インピーダンスに影響を与える位置に配設されていればよいことから、図28に示す実施例のように、必ずしも入れ子状に配設されていなくともよく、設計に応じて種々の相対位置関係が適宜選択されて適用される。
また、前述の実施例では、それぞれ所定のミアンダパターン(単位パターン)が周期的に繰り返される構成とされた給電ミアンダライン部及び無給電ミアンダライン部から成るアンテナ52等について説明したが、例えば、その長手方向に関する給電ミアンダライン部及び無給電ミアンダライン部自体の間隔やその相互間の間隔が前記IC回路部54から離れるにつれて狭まる態様や、前記給電ミアンダライン部及び無給電ミアンダライン部を構成する幅方向導体部の長さ寸法が長くなっていく態様等も考えられる。このような態様においても、インピーダンスの整合及び通信特性を保持しつつ小型化が可能なアンテナを提供することができる。
また、前述の実施例では、前記無線タグ通信装置14から送信される質問波Fcからエネルギを得る内的な電力供給源を含まない所謂パッシブタグ(passive tag)について説明したが、内的な電力供給源を含む所謂アクティブタグ(active tag)にも本発明は好適に適用されるものである。
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。
本発明のアンテナが適用された無線タグとの間で情報の通信を行う無線タグ通信システムを例示する図である。 図1の無線タグ通信システムを構成する無線タグ通信装置の構成を説明する図である。 本第2発明の一実施例である無線タグに備えられた無線タグ回路素子の構成を説明する図である。 図3の無線タグの外観を説明する平面図である。 図4のV-V視断面図である。 図4のVI-VI視断面図である。 図3の無線タグに保護層が設けられていない状態を説明する図であり、図6に対応するものである。 図4の無線タグのアンテナに備えられた給電ミアンダライン部の構成を詳しく説明する図である。 図4の無線タグのアンテナに備えられた無給電ミアンダライン部の構成を詳しく説明する図である。 図4の無線タグに備えられた本第1発明の一実施例であるアンテナの構成を詳しく説明する図である。 図10のアンテナとの比較のために、対比のために延長部を有しない給電ミアンダライン部及び無給電ミアンダライン部から成るアンテナを例示すると共に、その使用時における電流密度分布を説明する図である。 図10のアンテナに設けられた延長部及びその延長部に対応する欠落を説明する図である。 図4の無線タグのアンテナの入力インピーダンスについて説明する図であり、共振周波数を示す曲線を実線で、抵抗(放射抵抗)に対応する曲線を破線でそれぞれ示している。 図4の無線タグのアンテナに設けられた延長部の長さ寸法に応じた第2共振周波数の変化を例示するグラフである。 図3の無線タグ回路素子との通信に用いられるコマンドを例示する図である。 図2の無線タグ通信装置にて作成されるコマンドフレーム構造を詳しく説明する図である。 図16のコマンドフレームの構成要素である0信号及び1信号について説明する図である。 図3の無線タグ回路素子からのリプライ信号の作成に用いられる0信号及び1信号について説明する図である。 図3の無線タグ回路素子に固有のIDを示す信号を例示する図である。 図3の無線タグ回路素子のメモリ構成を示す図である。 図3の無線タグ回路素子において「SCROLL ID」コマンドを含む信号が受信された場合に返信される「SCROLL ID Reply」について説明する図である。 図3のメモリ部に記憶された情報の一部である「LEN」に続く情報が抽出される様子を説明する図である。 図17の「SCROLL ID Reply」について詳しく説明する図である。 図2の無線タグ通信装置が通信範囲内の無線タグを識別する動作を行った際に考えられる無線タグからの返信状態を例示する図である。 図2の無線タグ通信装置が通信範囲内の無線タグを識別する動作を行った際に考えられる無線タグからの返信状態を例示する図である。 本第1発明の他の実施例であるアンテナの構成を説明する平面図である。 本第1発明の更に別の実施例であるアンテナの構成を説明する平面図である。 本第2発明の他の実施例である無線タグの構成を説明する平面図である。 図28のXXIX-XXIX視断面図である。 本第2発明の更に別の実施例である無線タグの構成を説明する平面図である。
符号の説明
12、104、108:無線タグ
52、100、102、106、110:アンテナ
54:IC回路部
68:基材(フィルム状部材)
72:給電ミアンダライン部
72e、74e、72e′、74e′、72e″、74e″:延長部
74:無給電ミアンダライン部
76、80:幅方向導体部
78、82、84:長手方向導体部
ES:給電部

Claims (8)

  1. 所定の回路部に接続されて無線により情報の送受信を行うためのアンテナであって、
    前記回路部との接続部分を給電部とするミアンダ状に形成された線状の導体から全体として長手状に形成された給電ミアンダライン部と、
    前記回路部に対して給電部を有しないミアンダ状に形成された線状の導体から全体として長手状に形成され、前記給電ミアンダライン部の入力インピーダンスに影響を与える位置に併設された無給電ミアンダライン部と
    を、備え、
    前記給電ミアンダライン部及び無給電ミアンダライン部は、それらの長手方向に関してそれぞれ相反する側の端部に前記導体の延長部が設けられたものであることを特徴とするアンテナ。
  2. 前記給電ミアンダライン部及び無給電ミアンダライン部は、それぞれを構成する導体における前記無線による情報の送受信に際して電流密度が比較的高くなる側の端部に前記導体の延長部が設けられたものである請求項1のアンテナ。
  3. 前記給電ミアンダライン部及び無給電ミアンダライン部それぞれに設けられた前記延長部は、互いに等しい長さ寸法である請求項1又は2のアンテナ。
  4. 前記給電ミアンダライン部及び無給電ミアンダライン部は、それぞれ複数辺の幅方向導体部及び長手方向導体部が交互に接続されて蛇行を成すように形成されたものであり、それら給電ミアンダライン部及び無給電ミアンダライン部それぞれに設けられた前記延長部における前記幅方向導体部相互間の距離は、それ以外の部分における前記幅方向導体部相互間の距離よりも小さいものである請求項1から3の何れかのアンテナ。
  5. 前記給電ミアンダライン部及び無給電ミアンダライン部は、それぞれを構成する導体における前記無線による情報の送受信に際して電流密度が比較的高くなる部分の少なくとも一部の幅寸法がそれ以外の部分よりも幅広く形成されたものである請求項1から4の何れかのアンテナ。
  6. 前記無給電ミアンダライン部の延長部ではない部分における相互に近接する1対の幅方向導体部が、前記給電ミアンダライン部の延長部ではない部分における相互に近接する1対の幅方向導体部に挟まれた位置に配設された構成を少なくとも1箇所有するものである請求項4又は5のアンテナ。
  7. 所定の無線タグ通信装置との間で無線にて情報の通信を行う無線タグであって、
    所定の情報を記憶し得る記憶部を有するIC回路部を前記回路部として備え、請求項1から6の何れかのアンテナを備えたものであることを特徴とする無線タグ。
  8. 前記給電ミアンダライン部及び無給電ミアンダライン部は、絶縁材料から成るフィルム状部材における相反する側の平面部にそれぞれ固着されたものである請求項7の無線タグ。
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