JP2008211311A - 通信装置及びウェイト更新方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】新たなウェイト更新方法に関する技術を提供する。
【解決手段】OFDM方式によって通信を行う通信装置において、受信したパイロット信号に基づいて、ウェイト更新を行うウェイト更新部14と、ウェイトの更新に用いられるパイロット信号の順序を制御する順序制御部146と、を備え、前記順序制御部146は、前回のウェイトの更新に用いたパイロット信号よりも時間軸の負方向にあるパイロット信号をウェイト更新に用いるように順序を制御可能である。
【選択図】図5

Description

本発明は、通信装置及びウェイト更新方法に関するものである。
マルチアンテナ技術は、無線通信において、送信・受信を複数のアンテナを用いて行うことにより、通信容量、周波数の利用効率、消費電力等の改善を行う技術である。なお、送信側・受信側いずれかのアンテナ数が1つであっても、他方のアンテナ数に応じて通信品質の改善等を行うことが可能である。
また、マルチアンテナ技術に関する用語として、MIMO(Multiple Input Multiple Output)がある。MIMOとは、通信用語として用いられる場合、送信側及び受信側両方が複数のアンテナを用いる通信方式を指すことが多いが、マルチアンテナ技術全般を指して使われることもある。
マルチアンテナ信号の処理アルゴリズムによって得られる利点としては、次の4つが挙げられる。
(1)空間ダイバーシチ(Spatial Diversity)
(2)合成利得(Coherent Gain)
(3)干渉波除去(Interference Mitigation)
(4)空間多重(Spatial Multiplexing)
前記空間ダイバーシチは、空間的に離れたアンテナを用いることで、マルチパスなどの影響による通信品質の劣化を小さくすることである。
前記合成利得は、受信側・送信側の各アンテナの信号に対して伝搬路の情報(振幅、位相の変化)を利用した重みをかけることで、希望方向からの受信電力と雑音の比を大きくすることである。
前記干渉波除去は、各アンテナからの受信信号に対して、所望信号以外の到来信号(干渉信号)を打ち消すように重みをかけて合成する。受信アンテナ数よりも一つ小さい数の干渉信号を除去することができる。到来信号の伝搬係数が未知であるならば、なんらかの学習アルゴリズムを用いる必要がある。
前記空間多重は、干渉波除去を応用して同時に複数の通信路を確立する方法である。一人のユーザが複数のアンテナから異なる信号を送信して通信容量を増やす方法と、複数のユーザが同時に通信を行って周波数利用効率を高める方法とがある。後者の方法は、SDMA(Space Division Multiple Access)と呼ばれる。
さて、近年注目を浴びているマルチアンテナ技術として、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing;直交周波数分割多重)方式を用いたOFDM−MIMOがある。
OFDM方式は、複数の搬送波(サブキャリア)を周波数軸上に多数配置するとともに、複数の搬送波を一部重ならせて周波数利用効率を上げたものである。OFDMは、地上波デジタル放送、無線LANなどの伝送方式に採用されている。
OFDM−MIMOにおける重要な技術の一つとして、重み(ウェイト)の更新が挙げられる。
例えば、ウェイトは、マルチアンテナ技術において上記(2)の合成利得により、希望波方向からの受信電力と雑音電力の比を大きくして、希望波方向に強い指向性を向ける(ビームフォーミング)場合に用いられる。
なお、ビームフォーミングでは、希望波方向に強い指向性を向けるのに加えて、希望波以外の受信信号による影響を小さくすることもできる。
ウェイトは、参照信号を用いて生成される。例えば、OFDMでは、受信側と送信側で既知の信号(パイロット信号)が挿入されているので、このパイロット信号を参照信号として、ウェイトを更新することができる。
ウェイトの更新アルゴリズムとしては、LMS(Least Mean Square)、RLS(Recursive Least−Squares)があり、これらは誤差エネルギーの最小化を目的とする。
OFDMのパイロット信号は、時間軸方向に所定間隔で配置されているため、パイロット信号を受信する度に、逐次、ウェイトを更新することが可能である。
定常状態(伝搬係数に時間的に変化がない場合)においては、ある程度の回数以上のウェイトの更新を行うことで、ウェイトの計算結果が収束し、干渉信号や雑音信号の影響を小さくすることができる。
ウェイトの更新方法については、例えば、特許文献1に記載されている。
図10は、特許文献1の図8の信号配列図を示している。この信号配列図は、OFDM方式による地上デジタルテレビ放送方式の信号配列である。同図では、縦軸をシンボル方向(時間軸方向)iとし、横軸をキャリア方向(周波数軸方向)kとしたキャリア−シンボル空間上のサブキャリア配置を示している。図中の黒丸はスキャッタード・パイロット(Scattered Pilot)SPを示し、白丸はデータ信号(データサブキャリア)を示している。
同図の信号配列の場合、同一のSPキャリア番号kpについては、4シンボル周期でSP信号が繰り返される。
特許文献1では、LMSアルゴリズムを適用してウェイトを更新する方法が説明されている。
同文献によれば、あるキャリア番号kpの時刻iにあるSP信号を用いて更新されたウェイトwb kp(i)があるときに、次のウェイトの更新は、同じキャリア番号kpの4シンボル後に位置するSP信号(キャリア番号kp,時刻i+4)を用いてウェイト更新値wb kp(i+4)を算出する。
すなわち、特許文献1のウェイトの更新方向は、図11において矢印で示すように、シンボル方向(時間軸方向)の正方向のみである。換言すると、ウェイト更新に使用するSP信号の順番は、単純な時間順である。
特開2003−174427号公報
従来、ウェイト更新に使用するパイロット信号(参照信号)の順序について、適切な考察が行われたことがなく、上記のような単純な正方向の時間軸方向更新しかなかった。
本発明は、ウェイト更新に使用されるパイロットの順序に着目して、ウェイト更新に関する新たな技術を提供することを目的とする。
本発明は、ウェイト更新に用いられるパイロット信号が時間軸方向の複数に位置に存在する通信方式によって通信を行う通信装置において、受信したパイロット信号に基づいて、ウェイト更新を行うウェイト更新部と、ウェイトの更新に用いられるパイロット信号の順序を制御する順序制御部と、を備え、前記順序制御部は、前回のウェイトの更新に用いたパイロット信号よりも時間軸の負方向にあるパイロット信号をウェイト更新に用いるように順序を制御可能である。
上記本発明によれば、複数回のウェイト更新の中に、既にウェイト更新に用いたパイロット信号よりも時間的に前のパイロット信号を用いたウェイト更新を含むことができる。これにより、従来とは異なる方向へのウェイト更新が可能となる。
通信装置は、時間軸上で異なる位置にある複数のパイロット信号を蓄えることができる受信パイロット信号記憶部を備え、前記順序制御部は、前記受信パイロット信号記憶部に蓄えられている複数のパイロット信号を対象として、ウェイト更新に用いられるパイロット信号の順序を制御するのが好ましい。
受信パイロット信号記憶部にパイロット信号を蓄えることで、時間軸の負方向にあるパイロット信号であっても容易にウェイト更新に用いることができる。
前記通信方式は、周波数多重のために周波数方向に複数のサブキャリアを有するとともに、複数のサブキャリア中にパイロット信号となるパイロットサブキャリアが含まれる通信方式であり、サブキャリアの配置を時間軸方向及び周波数軸方向の2次元配置でみたときに、前記順序制御部は、前回のウェイトの更新に用いたパイロットサブキャリアよりも時間軸方向の負方向にあるパイロットサブキャリアを用いてウェイト更新を行う負方向更新制御と、前回のウェイトの更新に用いたパイロットサブキャリアよりも時間軸方向の正方向にあるパイロットサブキャリアを用いてウェイト更新を行う正方向更新制御と、を組み合わせた制御を行うのが好ましい。
時間軸方向の負方向のウェイト更新と正方向のウェイト更新とを組み合わせること時間軸方向にみて正負2方向に更新が行える。これにより、1シンボルあたりのウェイト更新回数を多くすることができる。
なお、負方向及び正方向には、時間軸と平行な方向だけでなく、時間軸に対して傾いた方向も含まれる。
他の観点からみた本発明は、ウェイト更新に用いられるパイロット信号が時間軸方向の複数に位置に存在する通信方式において、前記ウェイト更新をする方法であって、前回のウェイトの更新に用いたパイロット信号よりも時間軸の負方向にあるパイロット信号を用いて、ウェイト更新を行うことを特徴とする。
上記本発明によれば、複数回のウェイト更新の中に、既にウェイト更新に用いたパイロット信号よりも時間的に前のパイロット信号を用いたウェイト更新を含むことができる。これにより、従来とは異なる方向へのウェイト更新が可能となる。
本発明によれば、従来とは異なる方向へのウェイト更新が行える。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態では、通信方式としてWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access, IEEE802.16)を例として説明する。
図1は、WiMAXにおいて採用されているOFDMのサブキャリア配置を示している。OFDMは、周波数多重方式の一種であり、周波数軸上で直交するように多数配置された搬送波(サブキャリア)にQAM変調をかけ、デジタル情報の伝送を行う通信方式である。
OFDMのサブキャリアには、データサブキャリア(Data Sub−Carrier)、パイロットサブキャリア(Pilot Sub−Carrier)、ヌルサブキャリア(Null Sub−Carrier)の3種類がある。
データサブキャリアは、データや制御用メッセージを送信するためのサブキャリアであある。パイロットサブキャリアは、受信側及び送信側で既知の信号(パイロット信号)であり、伝搬係数推定に用いられたり、ウェイト更新の参照信号として用いられたりする。
ヌルサブキャリアは、実際には何も送信されないサブキャリアであり、低周波数域側のガードサブバンド(ガードサブキャリア)、高周波数域側のガードサブバンド(ガードサブキャリア)、及びDCサブキャリア(中心周波数サブキャリア)によって構成されている。
図2は、ヌルサブキャリアを除いたデータサブキャリア及びパイロットサブキャリアの2次元配置を示している。図2において、横軸は周波数軸であり、縦軸は時間軸である。
図2の横軸のl(1〜L)はサブキャリア番号を示している。サブキャリア番号は、ヌルサブキャリアを除くサブキャリアについて、周波数の小さい順に番号を付したものである。なお、ヌルサブキャリアを含めた全サブキャリアの数を1024とした場合、データサブキャリア及びパイロットサブキャリアの総数Lは、840となる。
図2の縦軸のkは、シンボル番号を示している。シンボル番号は、到来時間の早い順にシンボルに番号を付したものである。
なお、図2では、シンボル方向(時間軸方向)に3個×周波数軸方向に4個の計12個のサブキャリアによって1つのタイル構造を構成している。タイルは、ユーザ割当の際の最小単位となるものである。
タイルの四隅には、パイロットサブキャリアが配置され、タイル内の他のサブキャリアはデータサブキャリアとされている。
図2に示すように、上記タイルが時間軸方向及び周波数軸方向に規則的に並んでいる。この結果、パイロットサブキャリアは、複数の周波数軸方向位置に存在するとともに、複数の時間軸方向位置に存在する。
図3は、本実施形態に係る通信装置の機能ブロックを示している。この通信装置1としては、主に基地局を想定する。この通信装置1は、複数のアンテナ素子11を有し、フィルタリング処理部14によって、空間フィルタリング特性を適応的に制御するアダプティブアレーアンテナシステムを構成している。
通信装置1は、各アンテナ素子11に対応してRF(Radio Frequency)部12及びFFT部13が設けられている。RF部12は、送信側で付加されたガードインターバルの除去やA/D変換などの処理を行う。FFT部では、直列/並列変換や離散フーリエ変換などの処理を行う。
各FFT部13の出力(マルチアンテナ信号)は、フィルタリング処理部14に与えられる。フィルタリング処理部14では、伝搬環境に応じた空間フィルタリング特性を適応的に求める。
図3には、通信装置1が通信しようとしている移動局(希望局)2以外に、干渉源となる干渉局(移動局)3,4を示した。希望局及び干渉局3,4の総数はM個とする。
希望局2及び干渉局3,4は、それぞれ、並列/直列変換や逆離散フーリエ変換などの処理を行うIFFT部21,31,41と、ガードインターバルの付加やD/A変換などの処理を行うRF部22,32,42と、アンテナ素子23,33,43を備えている。
送信側通信装置2,3,4と受信側通信装置1との間の伝搬路は、フェージング伝搬路となっている。サブキャリアは、フェージング伝搬路を通過すると、その振幅と位相が変化する。変化量は、サブキャリアの位置(時間軸方向位置と周波数軸方向位置)によって変わる。
受信側通信装置1の前記フィルタリング処理部14は、各アンテナ素子11に対応する各FTT部からの出力信号に対して適当なウェイトをかけて合成し、各サブキャリアにおける所望信号を抽出して、出力信号として出力する。
図4は、図3における所望信号、出力信号、受信信号(厳密には、通信装置1のアンテナ素子11に対応するFFT部13からの信号)の関係を示すフィルタリングモデルを示している。
図4において、kはシンボル番号、lはサブキャリア番号を示す。また、Mは所望信号及び干渉信号の数を示す。
雑音信号Z(k,l)は、各アンテナ素子11における雑音を表す複素N×1ベクトルである。
受信信号X(k,l)は、各アンテナ素子11に対応するFFT部からの出力からなる複素N×1ベクトルである。
伝達関数H(k,l)(m=1〜M)は、各信号の各サブキャリアが、アンテナ素子数Nのフェージング伝搬路で受ける振幅と位相の変化を並べた複素N×1ベクトルである。
ウェイトW(k,l)は、受信信号の各要素に対して掛ける複素数重みの複素共役を並べたN×1ベクトルである。図4において、上付のHは、複素共役転値を表す。また、以下において、上付のTは転値を表す。
図4の各信号の関係は、式(1)(2)のように表される。
Figure 2008211311
Figure 2008211311
前記フィルタリング処理部14の目的は、干渉信号の影響を受けている受信信号X(k,l)から所望信号S(k,l)だけを推定することである。
図5にフィルタリング処理部14の詳細を示している。フィルタリング処理部14は、受信信号X(k,l)を逐次的に保存する第1バッファ(受信信号記憶部;受信パイロット信号記憶部)141を備えている。第1バッファ141に蓄えられた受信信号X(k,l)は、ウェイト乗算部142に与えられる。ウェイト乗算部142は、受信信号(データサブキャリア)X(k,l)にウェイトW(k,l)を乗じて、合成した出力信号Y(k,l)=W(k,l)X(k,l)を出力する。
また、第1バッファ141の受信信号(パイロットサブキャリア)X(k,l)は、ウェイトW(k,l)の更新に用いられるため、ウェイト更新部143に与えられる。第1バッファ141に記憶している受信信号は、ウェイト乗算部142及びウェイト更新部143で使われなくなると随時消去される。
第1バッファ41で受信信号を蓄積しておくことで、本実施形態のようにウェイト更新方向を多様化しても容易に対応できる。
ウェイト更新部143では、受信信号に含まれるパイロットサブキャリアを用いた更新処理により、ウェイトの更新を行い、更新後のウェイトを第2バッファ144へ出力する。なお、更新処理の詳細は後述する。
第2バッファ(更新ウェイト記憶部)144は、パイロットサブキャリアの位置でのウェイトW(k,l)((k,l)=(1,1),(1,4),・・・,(1,L),・・・)を逐次的に保存する。第2バッファ144の更新ウェイトは、後述のウェイト補間部145において使用されなくなると随時消去される。
ウェイト補間部145は、パイロットサブキャリア位置でのウェイトを用いて、データサブキャリア位置でのウェイトW(k,l)を補間して、そのウェイトW(k,l)をウェイト乗算部142に与える。
図6は、ウェイト補間の一例を示している。図6の例では、タイル単位での線形補間を行う。具体的には、図6(b)に示すタイルのパイロットサブキャリア位置でのウェイトW,W,W,W12に対して、図6(a)に示す演算を行うことにより、データサブキャリア位置でのウェイトW,W,W,W,W,W,W10,W11を算出する。
この演算をすべてのタイルについて行うことで、全データサブキャリア位置でのウェイトを算出することができる。
[ウェイト更新部によるウェイト更新処理]
本実施形態のウェイト更新部143は、RLSアルゴリズムによってウェイトを更新するように構成されている。ただし、他のアルゴリズム、例えば、LMSアルゴリズムやSMIアルゴリズムを用いても良い。
前記ウェイト更新部143は、受信信号中のパイロットサブキャリアX(k,l)と、対応する所望信号の参照信号(パイロットサブキャリア)S(k,l)と、ウェイト更新パラメータPと、を用いて、現在のウェイトW(kprev,lprev)を新たなウェイトW(k,l)に更新する。
RLSアルゴリズムによるウェイト更新演算式は、下記式(3)(4)のとおりである。なお、ウェイト更新部143では、式(4)で用いられるパラメータPの更新値Pnextも算出する。Pの更新演算式は、下記式(5)のとおりである。
Figure 2008211311
Figure 2008211311
Figure 2008211311
図5に示すように、上記式(3)〜(5)で用いられる値のうち、パイロットサブキャリアX(k,l)は、順序制御部146を介して、第1バッファ141から取得される。また、所望信号の参照信号(パイロットサブキャリア)S(k,l)は、参照信号生成部147によって生成され、ウェイト更新部143に与えられる。ウェイト更新パラメータP(N×N行列)は、第3バッファ(ウェイト更新パラメータ記憶部)148に保存されており、ウェイト更新部143は、当該第3バッファ148からパラメータPを取得する。また、ウェイト更新部143によって更新されたパラメータPnextは、第3バッファ148に更新保存され、次回のウェイト更新時のパラメータPとして用いられる。
また、上記式(4)(5)におけるαは、忘却係数であり、0〜1の間の値をとる。αの値を調整することによって、周波数軸方向、時間軸方向に対する伝達関数の変動への追従特性を調整することができる。
[ウェイト更新順序制御]
前述のように、ウェイト更新部143は、順序制御部146を介して、第1バッファ141から受信信号(パイロットサブキャリア)X(k,l)を取得する。
順序制御部146は、第1バッファ141に保存されている受信信号の中から、パイロットサブキャリアを分離して抽出する。
そして、順序制御部146は、ウェイト更新部143がウェイト更新に用いるパイロットサブキャリアの順序を制御する。具体的には、順序制御部146は、分離したパイロットサブキャリアを、ウェイト更新に用いる順番に並べ替える。そして、順序制御部146は、並び替えたパイロットサブキャリアを、並び替えた順番で、ウェイト更新部143に与える。
ここで、順序制御部146は、後述のように、前回のウェイト更新に用いたパイロットサブキャリアよりも時間軸上で負方向に位置するパイロットサブキャリアをウェイト更新に用いるように制御することがある。このような負方向更新制御を行うには、時間的に前のパイロットサブキャリアを取得する必要があるが、本実施形態では、第1バッファ141に過去の一定期間内(所定シンボル数分)のサブキャリアが蓄積されているため、負方向更新制御を容易に行うことができる。
なお、順序制御部146は、1つ又は複数のパイロットサブキャリアの並び替えルール(更新順序ルール)を有している。なお、並び替えルール(更新順序)は、伝搬環境に応じて動的に変更することも可能である。
更新順序ルールの一例を図7に示す。このルールでは、まず、図7のD1方向への更新を行う。すなわち、同一サブキャリア(同一サブキャリア番号=1)において、時間軸方向に複数存在するパイロットサブキャリア(1,1)〜(k,1)を対象として、シンボル番号の小さいパイロットサブキャリアから順番に用いてウェイト更新を行う(時間軸方向での正方向更新制御D1)。
なお、1回の正方向更新制御D1の移動幅(時間方向の移動幅)は、任意の長さでよいが、例えば、1フレーム(サブフレーム)分のシンボル長又はそれ以下とすることができる。
WiMAXでは、1基本フレームは、アップリンクサブフレームとダウンリンクサブフレームを含み、基地局は、アップリンクサブフレームを受け取る。このアップリンクサブフレームは、15シンボルで構成されている。したがって、1回の正方向更新制御D1での移動幅は、最大15シンボル分とするのが好ましい。
前記正方向更新制御D1を行って、所定のシンボル番号=kのパイロットサブキャリア(k,1)まできたら、次に周波数方向D2への更新を行う。すなわち、(k,1)の位置から周波数軸方向へ移動し、周波数軸方向にみて次にあるパイロットサブキャリア(k,4)をウェイト更新に用いる(第1周波数軸方向更新制御D2)。なお、第1周波数軸方向更新制御D2の移動幅は、サブキャリア3個分である。
第1周波数軸方向更新制御D2後は、図7のD3方向への更新を行う。すなわち、同一サブキャリア(同一サブキャリア番号=4)において、時間軸方向に複数存在するパイロットサブキャリア(k,4)〜(1,4)を対象として、シンボル番号の大きいパイロットサブキャリアから順番に用いてウェイト更新を行う(時間軸方向での負方向更新制御D3)。
なお、1回の負方向更新制御D3の移動幅(時間方向の移動幅)も、任意の長さでよいが、最大で、1フレーム(サブフレーム)分のシンボル長(15シンボル分)が好ましい。
負方向更新制御D3を行って、最小のシンボル番号1を持つパイロットサブキャリア(1,4)まできたら、図7のD4方向への更新を行う。すなわち、(1,4)の位置から時間軸方向へ移動し、周波数軸方向にみて次にあるパイロットサブキャリア(1,5)をウェイト更新に用いる(第2周波数軸方向更新制御D4)。なお、第2周波数軸方向更新の移動幅は、サブキャリア1個分である。
第2周波数軸方向更新制御D4後は、前記正方向更新制御D1を行い、上記処理を繰り返す。なお、D4方向への更新が行えなくなったら、シンボル番号kよりも時間的に後にある次のk個のシンボルを用いて同様に更新を行えばよい。
上記ルールでは、正方向更新制御D1、第1周波数方向更新制御D2、負方向更新制御D3、及び第2周波数方向更新制御D4の4つの更新制御を組み合わせたものとなっている。上記ルールのように、正方向更新制御D1及び負方向更新制御D3を行うことで、1シンボル当たりのウェイト更新回数が、正方向更新制御D1のみの場合に比べて、非常に多くなる。この結果、適切なウェイトを高速で得ることができる。
また、周波数方向更新制御D2,D4をも組み合わせていることで、多くのパイロットシンボルを容易にウェイト更新の対象とすることができる。
図7のルールでは、時間軸方向へ移動して行われる更新の方が、周波数軸方向へ移動して行われる更新よりも多くなされる。したがって、各サブキャリアの位置における伝搬係数の相互相関を考えたときに、時間軸方向のサブキャリア間での相互相関が周波数軸方向での相互相関よりも大きい場合には、適切なウェイトが早期に得られる。
しかも、時間軸方向の相関係数が大きいとしても、単純な正方向更新制御D1では、ウェイト更新回数を多くするのが困難であるが、負方向更新制御D3を組み合わせることで、相関係数が大きい方向(時間軸方向)に何度も更新することができる。
ここで、伝搬係数の相互相関は、周波数軸方向の方が大きい場合と、時間軸方向の方が大きい場合がある。例えば、基地局の通信相手である移動局が高速移動している場合には、時々刻々と伝搬環境が変化するため、時間軸方向の相互相関が低くなり、相対的に周波数方向の相互相関の方が大きくなる。
一方、移動局が低速又は停止している場合には、時間が推移しても伝搬環境にはほとんど変化がないため、時間軸方向の方が、相互相関が大きくなる。
このように、時間軸方向に伝搬係数の相互相関が大きい場合には、当該軸方向にウェイト更新を行った方が、ウェイト計算値が収束し易く、高速で適切なウェイトを算出することができる。
図8は、更新順序ルールの第2例を示している。
図8の例では、ユーザ割当の最小単位であるタイルを基準としてウェイト更新を行う。すなわち、時間軸方向に並んだタイル列単位でタイル更新を行い、周波数軸方向のそれぞれのタイル列では、別個にウェイト更新を行う。なおこの点については、図9の例においても同様である。
より具体的には、図8の例では、次のようにウェイト更新を行う。すなわち、一つのタイルについて、W1、W12、W4、W9の順番でウェイト更新を行い、後続のタイルについても同様の順番でウェイトを更新する。
W1からW12への移動D11及びW4からW9への移動D13は、周波数軸方向及び時間軸方向双方の移動を行う正の斜め方向更新制御である。また、W12からW4への移動D12は、負方向更新制御であり、W9から次のタイルのW1への移動D14は、正方向更新制御である。
上記更新制御D11〜D14では、正の斜め方向更新制御D11,D13と、負方向更新制御D12と、正方向更新制御D14と、を組み合わせたものとなっている。
図9は、更新順序ルールの第3例を示している。図9では、ある一つのタイルT1について、W1,W9,W4,W12の順番でウェイト更新を行い、時間軸方向にみて次のタイルT2については、W4,W12,W1,W9の順番でウェイト更新を行う。以下、後続のタイルについて、この順番を交互に繰り返す。
図9において、タイルT1のW1からW9への移動D21、タイルT1のW4からW12への移動D23、タイルT1のW12からタイルT2のW4への移動D24、タイルT2のW4からW12への移動D25、及びタイルT2のW1からW9への移動は、正方向更新制御である。
一方、タイルT1のW9からW4への移動D22、及びタイルT2のW12からW1への移動D26は、負の斜め方向更新制御である。この負の斜め方向更新制御は、周波数軸方向への移動を伴う負方向更新制御といえる。
このように、負方向更新制御は、周波数軸方向への移動を伴ってもよい。
なお、更新順序ルールは、上記のものに限られるものではなく、少なくとも負方向更新制御を含んだ様々な組み合わせが可能である。また、1回の更新制御における移動幅も自由に設定できる。
さらに、上記例では、一つのパイロットサブキャリアを1度しか更新に用いていないが、複数回更新に用いても良い。また、更新に用いないパイロットサブキャリアが存在してもよい。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図を逸脱しないかぎり、様々な変形が可能である。例えば、本発明は、WiMAXに限らず、例えば、地上デジタル放送のための装置に適用することができる。
OFDMのサブキャリア構造を示す図である。 サブキャリアの周波数−時間2次元配列である。 通信装置のブロック図である。 簡略化した空間フィルタリングモデルを示す図である。 フィルタリング処理部のブロック図である。 ウェイト補間方法の説明図である。 ウェイト更新順序ルールの第1例を示す図である。 ウェイト更新順序ルールの第2例を示す図である。 ウェイト更新順序ルールの第3例を示す図である。 地上デジタル放送でのサブキャリア配置を示す図である。 従来のウェイト更新方向を示す図である。
符号の説明
1:通信装置(基地局) 2:希望局 3:干渉局 4:干渉局 11:アンテナ素子 12:RF部 13:FFT部 14:フィルタリング処理部 141:第1バッファ(受信パイロット信号記憶部) 142:ウェイト乗算部 143:ウェイト更新部 144:第2バッファ(更新ウェイト記憶部) 145:ウェイト補間部 146:順序制御部 147:参照信号生成部 148:第3バッファ(ウェイト更新パラメータ記憶部)

Claims (4)

  1. ウェイト更新に用いられるパイロット信号が時間軸方向の複数に位置に存在する通信方式によって通信を行う通信装置において、
    受信したパイロット信号に基づいて、ウェイト更新を行うウェイト更新部と、
    ウェイトの更新に用いられるパイロット信号の順序を制御する順序制御部と、
    を備え、
    前記順序制御部は、前回のウェイトの更新に用いたパイロット信号よりも時間軸の負方向にあるパイロット信号をウェイト更新に用いるように順序を制御可能であることを特徴とする通信装置。
  2. 時間軸上で異なる位置にある複数のパイロット信号を蓄えることができる受信パイロット信号記憶部を備え、
    前記順序制御部は、前記受信パイロット信号記憶部に蓄えられている複数のパイロット信号を対象として、ウェイト更新に用いられるパイロット信号の順序を制御することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記通信方式は、周波数多重のために周波数方向に複数のサブキャリアを有するとともに、複数のサブキャリア中にパイロット信号となるパイロットサブキャリアが含まれる通信方式であり、
    サブキャリアの配置を時間軸方向及び周波数軸方向の2次元配置でみたときに、前記順序制御部は、
    前回のウェイトの更新に用いたパイロットサブキャリアよりも時間軸方向の負方向にあるパイロットサブキャリアを用いてウェイト更新を行う負方向更新制御と、
    前回のウェイトの更新に用いたパイロットサブキャリアよりも時間軸方向の正方向にあるパイロットサブキャリアを用いてウェイト更新を行う正方向更新制御と、を組み合わせた制御を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の通信装置。
  4. ウェイト更新に用いられるパイロット信号が時間軸方向の複数に位置に存在する通信方式において、前記ウェイト更新をする方法であって、
    前回のウェイトの更新に用いたパイロット信号よりも時間軸の負方向にあるパイロット信号を用いて、ウェイト更新を行うことを特徴とするウェイト更新方法。
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