JP5408224B2 - 通信装置及びウェイト更新方法 - Google Patents
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Description
また、マルチアンテナ技術に関する用語として、MIMO(Multiple Input Multiple Output)がある。MIMOとは、通信用語として用いられる場合、送信側及び受信側両方が複数のアンテナを用いる通信方式を指すことが多いが、マルチアンテナ技術全般を指して使われることもある。
(1)空間ダイバーシチ(Spatial Diversity)
(2)合成利得(Coherent Gain)
(3)干渉波除去(Interference Mitigation)
(4)空間多重(Spatial Multiplexing)
前記合成利得は、受信側・送信側の各アンテナの信号に対して伝搬路の情報(振幅、位相の変化)を利用した重みをかけることで、希望方向からの受信電力と雑音の比を大きくすることである。
前記空間多重は、干渉波除去を応用して同時に複数の通信路を確立する方法である。一人のユーザが複数のアンテナから異なる信号を送信して通信容量を増やす方法と、複数のユーザが同時に通信を行って周波数利用効率を高める方法とがある。後者の方法は、SDMA(Space Division Multiple Access)と呼ばれる。
OFDM方式は、複数の搬送波(サブキャリア)を周波数軸上に多数配置するとともに、複数の搬送波を一部重ならせて周波数利用効率を上げたものである。OFDMは、地上波デジタル放送、無線LANなどの伝送方式に採用されている。
例えば、ウェイトは、マルチアンテナ技術において上記(2)の合成利得により、希望波方向からの受信電力と雑音電力の比を大きくして、希望波方向に強い指向性を向ける(ビームフォーミング)場合に用いられる。
なお、ビームフォーミングでは、希望波方向に強い指向性を向けるのに加えて、希望波以外の受信信号による影響を小さくすることもできる。
定常状態(伝搬係数に時間的に変化がない場合)においては、ある程度の回数以上のウェイトの更新を行うことで、ウェイトの計算結果が収束し、干渉信号や雑音信号の影響を小さくすることができる。
図26は、特許文献1の図8の信号配列図を示している。この信号配列図は、OFDM方式による地上デジタルテレビ放送方式の信号配列である。同図では、縦軸をシンボル方向(時間軸方向)iとし、横軸をキャリア方向(周波数軸方向)kとしたキャリア−シンボル空間上のサブキャリア配置を示している。図中の黒丸はスキャッタード・パイロット(Scattered Pilot)SPを示し、白丸はデータ信号(データサブキャリア)を示している。
同図の信号配列の場合、同一のSPキャリア番号kpについては、4シンボル周期でSP信号が繰り返される。
同文献によれば、あるキャリア番号kpの時刻iにあるSP信号を用いて更新されたウェイトwb kp(i)があるときに、次のウェイトの更新は、同じキャリア番号kpの4シンボル後に位置するSP信号(キャリア番号kp,時刻i+4)を用いてウェイト更新値wb kp(i+4)を算出する。
ここで、バーストとは、フレーム内で割り当てられるデータ伝送用のブロックである。
したがって、ユーザAに割り当てられているバースト中のパイロット信号を用いたウェイト更新から、ユーザBに割り当てられているバースト中のパイロット信号を用いたウェイト更新への切り替わり(以下、「バースト切替」という)が生じると、ビームフォーミングの指向性を変えなくてはならないため、そのバースト切替を挟んで連続的にウェイト更新を行うと、ウェイト推定精度が低下する。
しかも、希望信号と異なり、干渉信号のバースト切替のタイミングを知ることは困難である。
複数回のウェイト更新の演算によって得られたウェイト推定値を平滑化した平滑化推定値を求めるウェイト平滑化部と、を備え、前記ウェイト平滑化部は、バースト領域単位で、複数のウェイト推定値の平滑化を行う。
本実施形態では、通信方式としてWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access, IEEE802.16)を例として説明する。
データサブキャリア(データ信号)は、データや制御用メッセージを送信するためのサブキャリアである。パイロットサブキャリアは、受信側及び送信側で既知の信号(パイロット信号)であり、伝搬係数推定に用いられたり、ウェイト更新の参照信号として用いられたりする。
図2の横軸のl(1〜L)はサブキャリア番号を示している。サブキャリア番号は、ヌルサブキャリアを除くサブキャリアについて、周波数の小さい順に番号を付したものである。なお、ヌルサブキャリアを含めた全サブキャリアの数を1024とした場合、データサブキャリア及びパイロットサブキャリアの総数Lは、840となる。
図2の縦軸のkは、シンボル番号を示している。シンボル番号は、到来時間の早い順にシンボルに番号を付したものである。
タイルの四隅には、パイロットサブキャリアが配置され、タイル内の他のサブキャリアはデータサブキャリアとされている。
図2に示すように、上記タイルが時間軸方向及び周波数軸方向に規則的に並んでいる。この結果、パイロットサブキャリアは、複数の周波数軸方向位置に存在するとともに、複数の時間軸方向位置に存在する。
図4では、上りフレームは、サブチャネルによる多重(FDM)だけが行われている。ただし、スロット単位での多重(TDM)も行っても良い。つまり、下り回線と同様の多重も可能である。
図6は、第1実施形態に係る通信装置の機能ブロックを示している。この通信装置1としては、主に基地局を想定する。この通信装置1は、複数のアンテナ素子11を有し、フィルタリング処理部14によって、空間フィルタリング特性を適応的に制御するアダプティブアレーアンテナシステムを構成している。
各FFT部13の出力(マルチアンテナ信号)は、フィルタリング処理部14に与えられる。フィルタリング処理部14では、伝搬環境に応じた空間フィルタリング特性を適応的に求める。
希望局2及び干渉局3,4は、それぞれ、並列/直列変換や逆離散フーリエ変換などの処理を行うIFFT部21,31,41と、ガードインターバルの付加やD/A変換などの処理を行うRF部22,32,42と、アンテナ素子23,33,43を備えている。
図7は、図6における所望信号、出力信号、受信信号(厳密には、通信装置1のアンテナ素子11に対応するFFT部13からの信号)の関係を示すフィルタリングモデルを示している。
雑音信号Z(k,l)は、各アンテナ素子11における雑音を表す複素N×1ベクトルである。
受信信号X(k,l)は、各アンテナ素子11に対応するFFT部からの出力からなる複素N×1ベクトルである。
伝達関数Hm(k,l)(m=1〜M)は、各信号の各サブキャリアが、アンテナ素子数Nのフェージング伝搬路で受ける振幅と位相の変化を並べた複素N×1ベクトルである。
ウェイトW(k,l)は、受信信号の各要素に対して掛ける複素数重みの複素共役を並べたN×1ベクトルである。図4において、上付のHは、複素共役転置を表す。また、以下において、上付のTは転置を表す。
図8にフィルタリング処理部14の詳細を示している。フィルタリング処理部14は、受信信号X(k,l)を逐次的に保存する第1バッファ(受信信号記憶部;受信パイロット信号記憶部)141を備えている。第1バッファ141に蓄えられた受信信号X(k,l)は、ウェイト乗算部142に与えられる。ウェイト乗算部142は、受信信号(データサブキャリア)X(k,l)にウェイトW(k,l)を乗じて、合成した出力信号Y(k,l)=W(k,l)HX(k,l)を出力する。
第1バッファ141で受信信号を蓄積しておくことで、本実施形態のようにウェイト更新方向を多様化しても容易に対応できる。また、ウェイト推定値の平滑化にも対応可能である。
第2バッファ144のウェイト推定値は、後述のウェイト補間部145において使用されなくなると随時消去される。
図9は、ウェイト補間の一例を示している。図9の例では、タイル単位での線形補間を行う。具体的には、図9(b)に示すタイルのパイロットサブキャリア位置でのウェイトW1,W4,W9,W12に対して、図9(a)に示す演算を行うことにより、データサブキャリア位置でのウェイトW2,W3,W5,W6,W7,W8,W10,W11を算出する。
この演算をすべてのタイルについて行うことで、全データサブキャリア位置でのウェイトを算出することができる。
本実施形態のウェイト更新部143は、RLSアルゴリズムによってウェイトを更新するように構成されている。ただし、他のアルゴリズム、例えば、LMSアルゴリズムやSMIアルゴリズムを用いても良い。
前述のように、ウェイト更新部143は、順序制御部146を介して、第1バッファ141から受信信号(パイロットサブキャリア)X(k,l)を取得する。
順序制御部146は、第1バッファ141に保存されている受信信号の中から、パイロットサブキャリアを分離して抽出する。
そして、順序制御部146は、ウェイト更新部143がウェイト更新に用いるパイロットサブキャリアの順序を制御する。具体的には、順序制御部146は、分離したパイロットサブキャリアを、ウェイト更新に用いる順番に並べ替える。そして、順序制御部146は、並び替えたパイロットサブキャリアを、並び替えた順番で、ウェイト更新部143に与える。
順序制御部146は、1つ又は複数のパイロットサブキャリアの並び替えルール(更新順序ルール)を有している。なお、並び替えルール(更新順序)は、伝搬環境に応じて動的に変更することも可能である。
換言すると、この更新順序ルールでは、一のバースト領域B1内でのウェイト更新が終わって、他のバースト領域B2,B3,B4内でのウェイト更新に切り替わると、その後は、元のバースト領域B1に戻らないのである。
第2時間軸方向更新制御D4後は、前記周波数軸昇順方向更新D1を行い、上記処理を1つのバースト領域B1が終わるまで繰り返す。なお、一つのバースト領域B1でのウェイト更新が完了すれば、他のバースト領域(例えば、時間的に次のバースト領域B2)において、ウェイト更新を行えばよい。
なお、時間軸方向のサブやキャリア間での伝搬係数の相互相関の方が大きい環境であれば、時間軸方向へ移動して行われる更新の方を多くすればよい。
また、本実施形態の更新順序ルールでは、複数の方向を組み合わせているので、更新順序の自由度が高い。また、時間軸方向及び周波数軸方向に同時に移動する斜め方向を含んでいる場合には、より自由度が高くなる。
このように、バースト切替が生じると、バースト領域B1,B3の境界付近においては全体的にウェイト推定精度が悪化する。
この結果、バースト切替に伴う、ウェイト推定精度悪化を抑えることができる。
図11の例では、上りPUSCにおけるユーザ割当の最小単位であるタイルを基準としてウェイト更新を行う。図11の更新順序ルールの基本方針の一つは、一つのタイル領域T1内に存在するすべてのパイロットサブキャリアを用いることである。また、この更新順序ルールでは、一つのタイル領域T1内に存在するすべてのパイロットサブキャリアを用いたウェイト更新が完了するまで、他のタイル領域T2〜T6内のパイロットサブキャリアを用いたウェイト更新を行わない。
換言すると、図11の更新順序ルールでは、一のタイル領域T1内でのウェイト更新が終わって、他のタイル領域T2〜T6内でのウェイト更新に切り替わると、その後は、元のタイル領域T1に戻らないのである。
W1からW4への移動D11は、周波数軸方向更新制御(昇順)であり、W12からW9への移動D13も周波数軸方向更新制御(降順)である。また、W4からW12への移動D12及びW9から次のタイルのW1への移動D14は時間軸方向更新制御である。
上記更新制御D11〜D14でも、周波数軸方向更新制御D11,D13と、時間軸方向更新制御D12,D14と、を組み合わせたものとなっている。
この結果、タイル切替に伴う、ウェイト推定精度悪化を抑えることができる。
さらに、図11のようにタイル単位で、逐次、ウェイト更新を行う場合、干渉信号のバースト切替によるウェイト推定精度悪化を避けることができる。つまり、干渉信号は、本来の通信相手(希望局)からの信号ではないため、バースト切替がどこで生じるかを通信装置が把握するのは(干渉局と通信しない限り)困難である。しかし、タイル内でバースト切替が起こることはないため、干渉信号のバースト切替がどこで起こっても、図11のようにタイル単位でウェイト更新を行えば、ウェイト推定精度悪化を抑えることができる。
また、一つのタイル領域内で、ウェイト更新に用いられるパイロットサブキャリアの順番は、適宜設定できる。
さらに、ユーザ割当の最小単位が、図5に示すクラスタ構造であっても、上記のような更新順序ルールを適用できる。つまり、ユーザ割当の最小単位は、タイルに限定されるものではなく、他のユーザ割当最小単位であってもよい。
以下では、図10及び図11のような更新順序ルールにおいて採用されている時間軸方向更新制御と周波数軸方向更新制御の特質について、説明する。
図12は、上りPUSCのサブキャリアの2次元配列を示している。このサブキャリア配列上の各パイロットサブキャリア位置における伝搬係数hA,hB,hC,hD,hEの相関係数を下記条件により算出した。
中心周波数:2600MHz
ドップラー周波数:(1)7.2Hz,(2)288Hz
遅延分散:(a)0.37μsec (b)2.2μsec
遅延分散(a)0.37μsecは、ITU−R M.1225 Vehicular ch.Aの値であり平均的な遅延分散を示す。遅延分散(b)2.2μsecは、ITU−R M.1225 Vehicular ch.Bの値であり、建物等が多く遅延分散が大きい場合を示している。
上記(1)と(a)の組み合わせが、想定される平均的な環境であり、上記(2)(b)の組み合わせが想定環境の中で最悪に近い場合である。
したがって、このような場合には、時間軸方向更新制御が好ましい。
したがって、移動局の移動速度が高速である場合には、周波数軸方向更新制御を行うのが好ましい。なお、遅延分散が大きい場合には、時間軸方向への更新を優先的に行うのが望ましい。
上りPUSCのサブキャリア配置において、図14に示すパターンA(比較例)及びパターンB(実施例;図11のルールと同じ)について、シミュレーションを下記条件にて行った。パターンAは時間軸方向更新制御のみ、パターンBは時間軸方向更新制御と周波数軸方向更新制御を組み合わせたものである。
中心周波数:2.6[GHz]、サンプリング時間89.2[ns]、サブキャリア間隔10.9[kHz]、アンテナ素子数:2、FFTサイズ:1024,ガードインターバル長:11.4[μs]、使用サブキャリア数:840、フレーム長:5[ms]、Uplinkサブフレーム長:1.5[ms]、変調方式:QPSK、使用アルゴリズム:RLSアルゴリズム(忘却係数0.5)
到来信号数:2(所望信号と干渉信号)、伝搬路モデル:等電力2波レイリーフェージングモデル、遅延時間差:8.92×102[ns]、最大ドップラー周波数:288
[Hz](120km/h移動時に相当)、平均受信SNR:20[dB]、平均受信SIR:0[dB]
また、MERが立ち上がった場合も、パターンBの方がパターンAよりも約3dB大きくなっている(図15のP3,P4参照)。なお、受信シンボルごとに復調特性が変化しているのは、パイロット間の伝搬特性の相関の大きさが異なるためである。
図16は、第2実施形態に係る通信装置のフィルタリング処理部14を示している。なお、第2実施形態以降の実施形態において、特に説明しない点については、第1実施形態と同様である。
なお、本実施形態では、ウェイトが平滑化されて精度が向上しているので、データサブキャリア位置でのウェイトも精度が良いものとなり、精度良い信号合成が行える。
ここで、順序制御部146によるウェイト更新順序は、1つのバースト領域B1内のすべてのパイロットサブキャリア(M個のパイロットサブキャリア)を用いる図10の順序であるものとする。
1つのバースト領域B1内で行われた全M回のウェイト更新の結果であるM個(複数個)のウェイト推定値は、第2バッファ144に蓄積される。
ここでは、一つのバースト領域B1を一つの平滑化対象領域とし、ウェイト平滑化部149は、M個のウェイト推定値を平滑化した、平滑化推定値を求める。
一つのバースト領域B1内でのウェイト更新回数をm(m=1〜M)とした場合、M個のウェイト推定値W(km,lm)のうち、最も多くの情報(M個のパイロットサブキャリア)が反映されているのは、バースト領域B1内における最後(m=M番目)のウェイト更新で得られたW(kM,lM)である。
まず、平滑化部149は、ウェイト推定値W(kM、lM)を、第2バッファ144から第4バッファ150へ送る(ステップS1)。ウェイト推定値W(kM、lM)は、最も多くの情報が反映されており、更に平滑化を行う必要がないので、平滑化推定値WS(kM、lM)=ウェイト推定値W(kM、lM)とする。なお、ステップS1の処理も、必要であれば、後述のステップS5と同様に、平滑化演算処理というものとする。
ウェイト先推定値W(km,lm)とウェイト後推定値W(km+1,lm+1)とを比較すると、ウェイト後推定値W(km+1,lm+1)は、ウェイト先推定値W(km,lm)よりも後(直後)のウェイト更新処理によって得られた値であるから、より多くの情報が反映されている。
また、いずれの平滑化推定値も、平滑化領域内での最後のウェイト更新によって得られたウェイト推定値W(kM、lM)の情報を含んでいる。
したがって、上記合成によって得られた平滑化推定値WS(km,lm)は、平滑化前のウェイト推定値W(km,lm)よりも多くの情報が反映されたものとなり、精度が良いものとなる。
その後、ウェイト平滑化部149は、上記平滑化演算の繰り返しの終了判定として、m=1か否かを判定する(ステップS7)。m=1でなければ、mをデクリメントし、再び、ステップS3〜S6の処理を行う。また、m=1であれば、平滑化処理を終了する。
具体的には、例えば、ウェイト推定値W(1,1)は、1個のパイロット信号に基づいて得られたものであり、通常、収束していない推定値であるが、平滑化推定値WS(1,1)には、M個のパイロット信号の情報が反映されている。また、他の平滑化推定値WS(km,lm)についても同様である。
その結果、それぞれのウェイトの精度が向上するほか、平滑化推定値を用いてウェイト補間が行われるため、信号推定も全体的に良好となる。
また、上記の例では、ウェイト更新の単位と平滑化の単位がともに、バースト領域であったが、平滑化を行うのであれば、ウェイト更新は、バースト領域単位で行わなくても良い。
なお、他のバースト領域についても同様に平滑化処理が行われる。
さて、図18のステップ5の演算式から明らかなように、平滑化演算によって、後のウェイト更新によるウェイト後推定値の情報(平滑化推定値WS(km+1,lm+1))をどの程度、ウェイト先推定値W(km,lm)の平滑化推定値WS(km,lm)に反映されるかは、平滑化パラメータβの値次第である。前述のウェイト更新パラメータαと同様に、βの値を調整することによって、周波数軸方向、時間軸方向に対する伝搬係数の変動への追従特性を調整することができる。
一方、 パイロットサブキャリアX(km,lm)X(km+1,lm+1)間で、伝搬係数の相互相関が小さい場合、ウェイト後推定値の平滑化推定値WS(km+1,lm+1)の情報をあまり利用しない方が、伝搬係数の変動への追従特性が向上する。よって、この場合、平滑化パラメータβを小さくした方が、ウェイト先推定値の平滑化推定値の推定精度は向上する。
これにより、平滑化方向(図17参照)及び/又は伝搬環境に応じて、適切なウェイト平滑化が行え、ウェイト推定精度を向上させることができる。
図19及び図20は、第3実施形態に係るフィルタリング処理部14を示している。なお、第3実施形態もウェイト平滑化部149を備えたものであり、第3実施形態において特定に説明しない点については、第2実施形態と同様である。
また、第5バッファと第3バッファの機能は、それぞれ同じであり、平滑化パラメータ調整部156と更新パラメータ調整部153の機能も同じである。
ウェイト先推定値W(km,lm)と、ウェイト後推定値W(km+1,lm+1)の平滑化推定値WS(km+1,lm+1)とを比較すると、平滑化推定値WS(km+1,lm+1)は、パイロットサブキャリア(後パイロット信号)X(km+1,lm+1)に基づいて演算されたウェイト先推定値W(km+1,lm+1)を平滑化したものであるから、多くの情報が反映されたものである。
その後、ウェイト平滑化部149は、上記平滑化演算の繰り返しの終了判定として、m=1か否かを判定する(ステップS17)。m=1でなければ、mをデクリメントし、再び、ステップS13〜S16の処理を行う。また、m=1であれば、平滑化処理を終了する。
具体的には、前回のウェイト更新演算(平滑化演算)に用いたパイロット信号と、ウェイト更新に用いようとするパイロット信号とで、伝搬係数の相互相関が大きい場合には、忘却係数αは小さい方が好ましい。一方、前回のウェイト更新に用いたパイロット信号と、ウェイト更新に用いようとするパイロット信号とで、伝搬係数の相互相関が小さい場合には、忘却係数αは大きい方が好ましい。
したがって、どのような更新方向及び/又はパイロットサブキャリア間隔であっても、更新(平滑化)方向及び/又はパイロットサブキャリア間隔に応じてパラメータαを調整することで、推定精度を向上させることができる。
また、平滑化に用いるパイロット信号の順番も、上記のものに限らず、自由である。
図21〜図22は、第4実施形態に係るフィルタリング処理部14を示している。なお、第4実施形態において特定に説明しない点については、既述のものと同様である。
なお、図21に示す第3バッファ(更新パラメータ記憶部)148は、ウェイト更新部から送られてくるパラメータP(km,lm)を保存する。第3バッファ148は、P(km,lm)がウェイト更新部143及びウェイト平滑化部149で使用されなくなると消去する。また、図21に示す第5バッファ(平滑化パラメータ記憶部)162は、ウェイト平滑化部149から送られてくるパラメータλを保存する。ここでは、λの初期値は0とする。
具体的には、更新処理手順は、下記の通りであり、平滑化対象領域であるバースト領域B1内(図17参照)のM個のパイロット信号について、下記手順2〜3をmがMになるまで繰り返す。
手順1:m=1
手順2:更新演算処理
手順3:m=m+1として手順2に戻る
具体的には、図22に示す手順により平滑化処理が行われる。まず、平滑化部149は、ウェイト推定値W(kM、lM)を、第2バッファ144から第4バッファ150へ送る(ステップS21)。つまり、ウェイト推定値W(kM、lM)が、そのまま平滑化推定値WS(kM、lM)となる。
なお、ウェイト平滑化部149は、参照信号S(km+1,lm+1)を参照信号生成部160から取得し、ウェイト更新演算の際に求めたパラメータP(km、lm)を第3バッファ148から取得し、λm+1を第5バッファ162から取得する。
また、バースト切替の発生を把握するのが困難な干渉信号についても、タイル領域内でバースト切替が起こることはないので、干渉信号におけるバースト切替の影響も排除できる。
また、ウェイト更新は、バースト領域やタイル領域と無関係に行って、連続するウェイト更新中にバースト切替が生じるように行って、タイル単位で平滑化してもよい。
上りPUSCのサブキャリア配置において、図24に示す平滑化なしの場合(図11の更新順序ルールによるウェイト更新)と、平滑化ありの場合(図23のウェイト更新及び平滑化と同じ)について、第2実施形態の通信装置の構成に基づき、シミュレーションを下記条件にて行った。
中心周波数:2.6[GHz]、サンプリング時間89.2[ns]、サブキャリア間隔10.9[kHz]、アンテナ素子数:2、FFTサイズ:1024,ガードインターバル長:11.4[μs]、使用サブキャリア数:840、フレーム長:5[ms]、Uplinkサブフレーム長:1.5[ms]、変調方式:QPSK、ウェイト更新部の使用アルゴリズム:RLSアルゴリズム(忘却係数0.5)、平滑化パラメータβ=0.5
到来信号数:2(所望信号と干渉信号)、伝搬路モデル:等電力2波レイリーフェージングモデル、遅延時間差:8.92×102[ns]、最大ドップラー周波数:288
[Hz](120km/h移動時に相当)、平均受信SNR:20[dB]、平均受信SIR:0[dB]
12:RF部 13:FFT部 14:フィルタリング処理部 141:第1バッファ(受信信号記憶部) 142:ウェイト乗算部 143:ウェイト更新部 144:第2バッファ(ウェイト推定値記憶部) 145:ウェイト補間部 146:順序制御部 147:参照信号生成部 148:第3バッファ(ウェイト更新パラメータ記憶部) 149:ウェイト平滑化部 150:第4バッファ(ウェイト平滑化推定値記憶部) 151:平滑化パラメータ調整部 153:更新パラメータ調整部 154:参照信号生成部 155:第5バッファ(平滑化パラメータ記憶部) 156:平滑化(更新)パラメータ調整部 160:参照信号生成部 161:平滑化パラメータ調整部 162:第5バッファ(λ記憶部)
Claims (14)
- ユーザに割り当てられるバースト領域が伝送フレーム中に含まれる通信方式によって通信を行う通信装置において、
受信信号に含まれるパイロット信号に基づいて、マルチアンテナのシステムを構成する通信装置における受信ビームのウェイトの更新を行って、ウェイト推定値を求めるウェイト更新部と、
複数回のウェイト更新の演算によって得られたウェイト推定値を平滑化した平滑化推定値を求めるウェイト平滑化部と、
を備え、
前記ウェイト平滑化部は、前記ウェイト更新部が1つのバースト領域について、当該1つのバースト領域に含まれるパイロット信号に対応するウェイト推定値を求めた後、求めたウェイト推定値を用いて、前記パイロット信号に対応する複数の平滑化推定値を求める
ことを特徴とする通信装置。 - ユーザに割り当てられるバースト領域が伝送フレーム中に含まれる通信方式によって通信を行う通信装置において、
受信信号に含まれるパイロット信号に基づいて、マルチアンテナのシステムを構成する通信装置における受信ビームのウェイトの更新を行って、ウェイト推定値を求めるウェイト更新部と、
複数回のウェイト更新の演算によって得られたウェイト推定値を平滑化した平滑化推定値を求めるウェイト平滑化部と、
を備え、
前記ウェイト平滑化部は、前記ウェイト更新部が一のバースト領域内のパイロット信号を用いて行った複数回のウェイト更新の演算によって得たウェイト推定値を、前記一のバースト領域内だけで平滑化することにより、バースト領域単位で、複数のウェイト推定値の平滑化を行う
通信装置。 - 前記一のバースト領域内のパイロット信号を用いて行った複数回のウェイト更新のうち、前記一のバースト領域内において最後に行われたウェイト更新の演算によって得たウェイト推定値を、そのまま、平滑化されたウェイト推定値とする
請求項2記載の通信装置。 - 前記バースト領域は、OFDMA方式におけるバースト領域であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信装置。
- 一つの伝送フレームを複数のユーザに割当可能な通信方式によって通信を行う通信装置において、
受信信号に含まれるパイロット信号に基づいて、マルチアンテナのシステムを構成する通信装置における受信ビームのウェイトの更新を行って、ウェイト推定値を求めるウェイト更新部と、
ウェイト更新の演算によって得られた複数のウェイト推定値を平滑化した平滑化推定値を求めるウェイト平滑化部と、
を備え、
前記ウェイト平滑化部は、前記ウェイト更新部が1つのユーザ割当領域について、当該1つのユーザ割当領域に含まれるパイロット信号に対応するウェイト推定値を求めた後、求めたウェイト推定値を用いて、前記パイロット信号に対応する複数の平滑化推定値を求める
ことを特徴とする通信装置。 - 一つの伝送フレームを複数のユーザに割当可能な通信方式によって通信を行う通信装置において、
受信信号に含まれるパイロット信号に基づいて、マルチアンテナのシステムを構成する通信装置における受信ビームのウェイトの更新を行って、ウェイト推定値を求めるウェイト更新部と、
ウェイト更新の演算によって得られた複数のウェイト推定値を平滑化した平滑化推定値を求めるウェイト平滑化部と、
を備え、
前記ウェイト平滑化部は、前記ウェイト更新部が一のユーザ割当最小単位領域内のパイロット信号を用いて行った複数回のウェイト更新の演算によって得たウェイト推定値を、前記一のユーザ割当最小単位領域内だけで平滑化することにより、ユーザ割当最小単位で、複数のウェイト推定値の平滑化を行う
通信装置。 - 前記一のユーザ割当最小単位領域内のパイロット信号を用いて行った複数回のウェイト更新のうち、前記一のユーザ割当最小単位領域内において最後に行われたウェイト更新の演算によって得たウェイト推定値を、そのまま、平滑化されたウェイト推定値とする
請求項6記載の通信装置。 - 前記ユーザ割当最小単位領域は、WiMAX又はモバイルWiMAXのアップリンクPUSC方式におけるタイル領域であることを特徴とする請求項6または請求項7のいずれか1項に記載の通信装置。
- 前記ユーザ割当最小単位領域は、WiMAX又はモバイルWiMAXのダウンリンクPUSC方式におけるクラスタ領域であることを特徴とする請求項6または請求項7のいずれか1項に記載の通信装置。
- 前記ウェイト更新部は、RLSアルゴリズム、LMSアルゴリズム、又はSMIアルゴリズムによってウェイトの更新を行う
請求項1〜9のいずれか1項に記載の通信装置。 - ユーザに割り当てられるバースト領域が伝送フレーム中に含まれる通信方式におけるウェイト更新方法であって、
受信したパイロット信号に基づいて、マルチアンテナのシステムにおける受信ビームのウェイトの更新の演算を行って、ウェイト推定値を求めるウェイト更新ステップと、
ウェイト更新の演算によって得られた複数のウェイト推定値を平滑化した平滑化推定値を求めるウェイト平滑化ステップと、
を含み、
前記ウェイト平滑化ステップでは、前記ウェイト更新ステップにおいて1つのバースト領域について、当該1つのバースト領域に含まれるパイロット信号に対応するウェイト推定値を求めた後、求めたウェイト推定値を用いて、前記パイロット信号に対応する複数の平滑化推定値を求める
ことを特徴とするウェイト更新方法。 - 一つの伝送フレームを複数のユーザに割当可能な通信方式におけるウェイト更新方法であって、
受信信号に含まれるパイロット信号に基づいて、マルチアンテナのシステムにおける受信ビームウェイトの更新を行って、ウェイト推定値を求めるウェイト更新ステップと、
ウェイト更新の演算によって得られた複数のウェイト推定値を平滑化した平滑化推定値を求めるウェイト平滑化ステップと、
を含み、
前記ウェイト平滑化ステップでは、前記ウェイト更新ステップにおいて1つのユーザ割当領域について、当該1つのユーザ割当領域に含まれるパイロット信号に対応するウェイト推定値を求めた後、求めたウェイト推定値を用いて、前記パイロット信号に対応する複数の平滑化推定値を求める
ことを特徴とするウェイト更新方法。 - ユーザに割り当てられるバースト領域が伝送フレーム中に含まれる通信方式におけるウェイト更新方法であって、
受信したパイロット信号に基づいて、マルチアンテナのシステムにおける受信ビームのウェイトの更新の演算を行って、ウェイト推定値を求めるウェイト更新ステップと、
ウェイト更新の演算によって得られた複数のウェイト推定値を平滑化した平滑化推定値を求めるウェイト平滑化ステップと、
を含み、
前記ウェイト平滑化ステップでは、前記ウェイト更新ステップにおいて一のバースト領域内のパイロット信号を用いて行った複数回のウェイト更新の演算によって得たウェイト推定値を、前記一のバースト領域内だけで平滑化することにより、バースト領域単位で、複数のウェイト推定値の平滑化を行うことを特徴とするウェイト更新方法。 - 一つの伝送フレームを複数のユーザに割当可能な通信方式におけるウェイト更新方法であって、
受信信号に含まれるパイロット信号に基づいて、マルチアンテナのシステムにおける受信ビームウェイトの更新を行って、ウェイト推定値を求めるウェイト更新ステップと、
ウェイト更新の演算によって得られた複数のウェイト推定値を平滑化した平滑化推定値を求めるウェイト平滑化ステップと、
を含み、
前記ウェイト平滑化ステップでは、前記ウェイト更新ステップにおいて一のユーザ割当最小単位領域内のパイロット信号を用いて行った複数回のウェイト更新の演算によって得たウェイト推定値を、前記一のユーザ割当最小単位領域内だけで平滑化することにより、前記ユーザ割当最小単位で、複数のウェイト推定値の平滑化を行うことを特徴とするウェイト更新方法。
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