JP2008210316A - 情報処理システムおよび消費電力管理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】所定の管理期間における消費電力の制御を余計な電力を消費せずに効率良く行うことのできる情報処理システムを提供する。
【解決手段】スキャナ100〜300の稼働情報(ログ)を所定の管理期間にわたって集計するサーバ400と、集計されたログと管理期間に基づいてスキャナの稼働頻度を算出する算出手段と、スキャナの消費電力量を第1の消費態様から該第1の消費態様より少ない第2の消費態様に変更する第1の変更手段と、プリンタ500の消費電力量を第1の消費態様から該第1の消費態様より少ない第2の消費態様に変更する第2の変更手段と、算出された稼働頻度と閾値とを比較する比較手段と、比較手段による比較結果に基づいて、第1の変更手段および第2の変更手段の少なくとも一方による第1の消費態様から第2の消費態様への変更を実行するように制御する制御部502とを備えるようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理システムおよび消費電力管理プログラムに関するものである。
情報処理装置の一種としての複写機、レーザプリンタ、スキャナ装置などは、一般的に待機状態においても所定量の電力を消費している。
例えばレーザプリンタ等は定着器を有しており、この定着器は高熱を発生するために消費電力が一般的に大きい。また、定着器において高熱を発生させるために、起動に要する時間も長くかかる場合が多いため、動作を迅速に開始するために待機状態においても所定の温度を維持しておく必要がある。そのために、待機状態においても定着器にある程度の電流を供給し続ける必要がある。
また、画像の取り込みを行うスキャナ装置においても、使用時の起動時間を短くするために、待機状態に予熱するなどある程度の電力を消費している。
ところが、オフィスなどでは利用できる電力量には上限があり、これを超過するとブレーカの作動やヒューズの溶断により電源が遮断されてしまう。
オフィスにおいては、プリンタやスキャナ装置等とともにホストコンピュータやパーソナルコンピュータなどの各種電子装置も使用されることが多く、これらの装置は使用中に電力が遮断されると、作業中のデータの消失やハードディスクのクラッシュなどの不具合が発生する虞がある。
このような不具合の発生を解消するために、特開2000−137550号公報に開示される技術などが提案されている。
この技術では、共有機器を管理するサーバ装置にネットワーク(通信回線)を介して接続されたクライアント装置の動作状態を一定周期で検出し、動作しているクライアント装置の台数が予め設定された指定台数より少ない時に、共有機器の動作モードを省電力モードにすることができるようにしている。
しかしながら、上記従来の技術では、動作しているクライアント装置の「台数」に基づいて(例えば、動作している装置が5台から3台に減った場合など)、省電力モードに移行してしまうので、たとえ台数が少ない場合であっても、残った小数のクライアント装置がより頻繁に印刷を行った場合には、「省電力モード
→ 通常モード」という復帰動作を繰り返し行うこととなり、頻繁な初期化動作等により余計な電力を消費するという難点があった。
特開2000−137550号公報
本発明は、所定の管理期間における消費電力の制御を余計な電力を消費せずに効率良く行うことのできる情報処理システム、情報処理装置および消費電力管理プログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1の発明に係る情報処理システムは、第1の装置の稼働情報を所定の管理期間にわたって集計する集計手段と、該集計手段によって集計された稼働情報と前記管理期間に基づいて前記第1の装置の稼働頻度を算出する算出手段と、第2の装置の消費電力量を第1の消費態様から該第1の消費態様より少ない第2の消費態様に変更する変更手段と、前記算出手段で算出された稼働頻度と予め設定された閾値とを比較する比較手段と、該比較手段による比較結果に基づいて、前記変更手段による第1の消費態様から第2の消費態様への変更を実行するように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明に係る情報処理システムは、前記管理期間が経過したか否かを判定する判定手段と、該判定手段で、前記管理期間が経過したと判定された場合に、当該管理期間をリセットするリセット手段とをさらに備えることを特徴とする。
また、請求項3の発明に係る情報処理システムは、前記第2の消費態様は、消費電力量が相互に異なる複数の段階に分けられていることを特徴とする。
また、請求項4の発明に係る情報処理システムは、前記制御手段は、前記比較手段の比較結果に基づいて、前記第2の消費態様の段階を変更するように制御することを特徴とする。
また、請求項5の発明に係る情報処理システムは、前記集計手段は、通信手段を介して前記第1の装置および前記第2の装置との間で稼働頻度に関する情報を授受するサーバで構成されることを特徴とする。
また、請求項6の発明に係る情報処理システムは、前記集計手段は、所定の時間間隔で前記稼働情報を集計することを特徴とする。
また、請求項7の発明に係る情報処理システムは、前記稼働情報は、第1の装置の稼働時間であることを特徴とする。
また、請求項8の発明に係る情報処理システムは、前記集計手段は、前記稼働情報を予め設定された時間帯毎に分類して集計し、前記算出手段は、前記時間帯毎に前記第1の装置の稼働頻度を算出することを特徴とする。
また、請求項9の発明に係る情報処理システムは、前記集計手段は、前記稼働情報を第1の装置の稼働時間の間隔毎に分類して集計し、前記算出手段は、前記間隔毎に前記第1の装置の稼働頻度を算出することを特徴とする。
また、請求項10の発明に係る情報処理システムは、前記稼働頻度は、複数段階の頻度レベルに分類され、前記比較手段は、前記頻度レベルと予め設定された閾値とを比較することを特徴とする。
また、請求項11の発明に係る情報処理システムは、前記第1の装置は、画像読み取り装置で構成され、前記第2の装置は、前記画像読み取り装置から出力される情報を印刷出力する印刷装置で構成されることを特徴とする。
また、請求項12の発明に係る情報処理システムは、前記集計手段は、前記画像読み取り装置から出力される情報に基づく前記印刷装置の印刷枚数を前記稼働情報として集計することを特徴とする。
また、請求項13の発明に係る情報処理システムは、前記比較手段は、稼働頻度が予め設定された閾値より小さいか否かを判定し、前記制御手段は、前記比較手段によって稼働頻度が予め設定された閾値より小さいと判定された場合に、前記変更手段による第1の消費態様から第2の消費態様への変更を実行するように制御することを特徴とする。
また、請求項14の発明に係る情報処理システムは、前記算出手段は、前回に集計した稼働頻度と次回に集計した稼働頻度との差分を算出し、前記比較手段は、前記差分が予め設定された閾値より大きいか否かを判定し、前記制御手段は、前記比較手段によって前記差分が予め設定された閾値より大きいと判定された場合に、前記変更手段による第1の消費態様から第2の消費態様への変更を実行するように制御することを特徴とする。
また、請求項15の発明に係る消費電力管理プログラムは、第1の装置の稼働情報を所定の管理期間にわたって集計する集計過程と、該集計過程によって集計された稼働情報と前記管理期間に基づいて前記第1の装置の稼働頻度を算出する算出過程と、第2の装置の消費電力量を第1の消費態様から該第1の消費態様より少ない第2の消費態様に変更する変更過程と、前記算出手段で算出された稼働頻度と予め設定された閾値とを比較する比較過程と、該比較過程の比較結果に基づいて、前記変更過程による第1の消費態様から第2の消費態様への変更を実行するように制御する制御過程とを演算手段によって実行させることを特徴とする。
本発明によれば以下の効果を奏することができる。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、比較手段による比較結果に基づいて第1の消費態様から第2の消費態様への変更を実行しているので、使用頻度の高い装置が稼動している状態では省電力モードに移行しないようにでき、復帰動作の繰り返しによる余計な電力を消費することがなく、消費電力の制御を効率的に行うことができるという優れた効果がある。
また、請求項2に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、管理期間が経過したと判定された場合に管理期間をリセットしているので、所定の管理期間内において消費電力の制御をより効率的に行うことができるという効果がある。
また、請求項3に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、第2の消費態様は消費電力量が相互に異なる複数の段階に分けられているので、より柔軟に消費電力の制御を行うことができるという効果がある。
また、請求項4に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、比較手段の比較結果に基づいて第2の消費態様の段階を変更しているので、より柔軟に消費電力の制御を効率的に行うことができるという効果がある。
また、請求項5に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、集計手段は、通信手段を介して第1の装置および第2の装置との間で稼働頻度に関する情報を授受するサーバで構成されているので、通信手段を介して消費電力の制御をより効率的に行うことができるという効果がある。
また、請求項6に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、所定の時間間隔で稼働情報を集計しているので、より柔軟に消費電力の制御を行うことができるという効果がある。
また、請求項7に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、稼働情報は第1の装置の稼働時間であるようにしたので、稼働時間を集計することにより消費電力の制御を効率的に行うことができるという効果がある。
また、請求項8に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、稼働情報を予め設定された時間帯毎に分類して集計し、時間帯毎に第1の装置の稼働頻度を算出しているので、より柔軟に消費電力の制御を効率的に行うことができるという効果がある。
また、請求項9に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、稼働情報を第1の装置の稼働時間の間隔毎に分類して集計し、間隔毎に前記第1の装置の稼働頻度を算出しているので、より柔軟に消費電力の制御を効率的に行うことができるという効果がある。
また、請求項10に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、稼働頻度は複数段階の頻度レベルに分類され、頻度レベルと予め設定された閾値とを比較しているので、より柔軟に消費電力の制御を効率的に行うことができるという効果がある。
また、請求項11に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、第1の装置は画像読み取り装置で構成され、第2の装置は画像読み取り装置から出力される情報を印刷出力する印刷装置で構成されているので、画像読み取り装置および印刷装置について消費電力の制御をより効率的に行うことができるという効果がある。
また、請求項12に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、画像読み取り装置から出力される情報に基づく印刷装置の印刷枚数を前記稼働情報として集計しているので、より柔軟に消費電力の制御を効率的に行うことができるという効果がある。
また、請求項13に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、稼働頻度が予め設定された閾値より小さいと判定された場合に第1の消費態様から第2の消費態様への変更を実行しているので、より的確なタイミングで消費電力の制御を行うことができるという効果がある。
また、請求項14に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、差分が予め設定された閾値より大きいと判定された場合に第1の消費態様から第2の消費態様への変更を実行しているので、より的確なタイミングで消費電力の制御を行うことができるという効果がある。
また、請求項15に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、比較過程による比較結果に基づいて第1の消費態様から第2の消費態様への変更を実行しているので、使用頻度の高い装置が稼動している状態では省電力モードに移行しないようにでき、復帰動作の繰り返しによる余計な電力を消費することがなく、消費電力の制御を効率的に行うことができるという優れた効果がある。
以下、本発明の一例としての実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図、図2は第1の実施の形態に係る情報処理システムで実行される消費電力管理処理の処理手順を示すフローチャート、図3はスキャナの稼働頻度のデータ例を示す表(A)〜(C)、図4はスキャナの稼働頻度の他のデータ例を示す表(A)〜(C)、図5は本発明の第2の実施の形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図、図6はスキャナの稼働頻度のデータ例を示す表(A)〜(C)、図7はスキャナの稼働頻度の他のデータ例を示す表(D)〜(F)、図8は本発明の第3の実施の形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図、図9はスキャナの稼働頻度のデータ例を示す表(A),(B)、図10はスキャナの稼働頻度の他のデータ例を示す表(C),(D)、図11はスキャナの稼働頻度の他のデータ例を示す表(E),(F)である。
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る情報処理システムS1は、複数台(n台)のスキャナ(画像読み取り装置:第1の装置)100,200・・・300と、LAN等のネットワーク(通信手段)Lを介してスキャナ100〜300と接続されるサーバ400と、通信ケーブルC等を介してサーバ400と接続されるプリンタ(第2の装置)500とから構成されている。
なお、本実施の形態では、第1の装置をスキャナ、第2の装置をプリンタとしたが、これには限定されず、ホストコンピュータやパーソナルコンピュータあるいはそれらの周辺装置を第1の装置および第2の装置としてもよい。
また、第1の装置および第2の装置の設置数も特には限定されない。
ここで、スキャナ100〜300は、画像や文書などをデジタル静止画像情報化するための機器であり、読み取る対象の紙などに光を当て、反射光をCCD(Charge Coupled Devices)やC−MOSセンサ等の撮像素子で読み取ってデジタルデータに変換するものである。
スキャナの形式としては、フラットベット型、ペーパーフィード型、ハンディスキャナ、カメラスキャナ、フィルムスキャナなどがあるが、ネットワークLに接続できるタイプであれば、何れの形式であっても本実施の形態に適用可能である。
スキャナ100〜300は、撮像素子で読み取った電気信号をアナログ−デジタル変換回路でデジタルデータ化し、さらに論理回路で外部インターフェース信号に変換し、サーバ400を介してプリンタ500に送信されるようになっている。
また、各スキャナ100〜300は、ジョブ回数のログ(稼働情報)を記録する記憶装置(例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリやハードディスク等)101〜301を備えている。なお、ここにいうジョブとは、読み込んだ画像をプリンタ500で印刷出力する回数を示すものとする。
サーバ(集計手段、算出手段)400は、稼動中のスキャナ100〜300の管理期間(図1に示す例では「1日」)における総ジョブ回数のログ(稼働情報)を各スキャナ100〜300から所定間隔(例えば、5〜10分S)で受信して集計し、集計された稼働情報と前記管理期間に基づいてスキャナ100〜300の稼働頻度を算出し、ハードディスク等の記憶装置にその算出結果を格納する。
即ち、図1に示す例では、スキャナ100においてジョブ数が「23」である場合には、稼働頻度は「23/1日」、スキャナ200においてジョブ数が「66」である場合には、稼働頻度は「66/1日」、スキャナ300においてジョブ数が「550」である場合には、稼働頻度は「550/1日」となる。
なお、管理期間は、1日に限られず、1週間、1ヶ月等とすることもできる。また、管理期間を入力する入力手段(例えば、操作パネル等)を各スキャナに設け、管理者等が任意に設定できるようにしてもよい。
そして、管理期間が経過した場合には、その管理期間は一旦「0」にリセットされ、その場合には各スキャナ100〜300のログもリセット(初期化)されるようになっている。
プリンタ500は、サーバ400を介して受信する画像データを印刷出力するプリンタエンジン(図示せず)と、省電力モードに移行させる判断基準としての閾値を入力するタッチパネルやキーボード等で構成される操作パネル501と、前記基準値とサーバ400から受信する稼働頻度との比較等の処理を行う制御部(例えば、マイクロコンピュータ等で構成される:比較手段)502とを備えている。
プリンタ500の印刷方式は特に限定されず、レーザプリンタ、フルカラープリンタ、インクジェットプリンタ等の何れの形式であっても良く、それらの形式に対応するプリンタエンジン等が搭載される。
省電力モードに移行させる判断基準としての閾値は、本実施の形態においては、省電力モード移行基準値およびディープスリープ移行値とから構成される。
より具体的には、本実施の形態における省電力モード(第1の装置としてのスキャナ100〜300または第2の装置としてのプリンタ500の消費電力量を第1の消費態様から該第1の消費態様より少ない第2の消費態様に変更するモード)は、2段階に分けられており、例えばプリンタ500については、操作パネル501が備える液晶表示パネル等のバックライトの消灯などを行って消費電力を抑える「通常の省電力モード(ライトスリープモード)」と、プリンタエンジンの定着器への通電等を遮断するなどして、より消費電力を抑える「ディープスリープモード」が設けられている。
本実施の形態では、図1に示すように、省電力モード移行基準値として「15」、ディープスリープ移行値として「5」が設定されている。
次に、図2のフローチャートを参照して、上記構成の情報処理システムS1で実行される消費電力管理処理の処理手順について説明する。
なお、本実施の形態では、サーバ400およびプリンタ500の制御部502で本処理を実行する場合を想定しているが、これに限らずサーバ400のみで本処理を実行し、通信ケーブルCを介してプリンタ500の消費電力を制御するようにしてもよい。
本処理が開始されると、まずステップS100で、所定周期(所定間隔:例えば5分)が経過したか否かが判定され、判定結果が「No」の場合には経過するまで待機し、判定結果が「Yes」の場合にはステップS101に移行する。
ステップS101では、省電力モードが「ディープスリープモード」であるか否かが判定され、判定結果が「Yes」の場合にはステップS100に戻り、判定結果が「No」の場合にはステップS102に移行する。
ステップS102では、省電力モードが「通常の省電力モード」であるか否かが判定され、判定結果が「Yes」の場合にはステップS100に戻り、判定結果が「No」の場合にはステップS103に移行する。
ステップS103では、スキャナ100〜300の管理期間(本実施の形態では「1日」)内のログに基づいて算出される稼働頻度が省電力モード移行基準値「15」以下であるか否かが判定され、判定結果が「No」の場合にはステップS109に移行し、判定結果が「Yes」の場合にはステップS104に進んで通常の省電力モードに移行してからステップS109に移行する。
また、ステップS102で、判定結果が「Yes」の場合には、ステップS105に移行して、前回の稼働頻度(前回の周期における稼働頻度)が現稼働頻度より大きいか否かを判定する。そして、判定結果が「No」の場合にはステップS100に戻って同様の処理を実行し、判定結果が「Yes」の場合にはステップS106に移行して、「X(差分=前回の稼働頻度−現稼働頻度」を算出してからステップS107に移行する。
ステップS107では、算出された差分値「X」がディープスリープ移行値「5」以上であるか否かが判定され、判定結果が「No」の場合にはステップS100に戻って同様の処理を実行し、判定結果が「Yes」の場合には、ステップS108に進んでディープスリープモードに移行してからステップS109に移行する。
このように、スキャナ100〜300の稼働頻度が比較的高い場合(即ち、稼働頻度が省電力モード移行基準値より大きい場合)には、省電力モードへ移行することが抑制され、従来のようにスキャナの台数が少なく、その内の少なくとも1台の稼働頻度が高いような場合であっても「省電力モード → 通常モード」という復帰動作を繰り返して、頻繁な初期化動作等により余計な電力を消費するという不都合を生じることがない。また、ディープスリープに関しても稼働頻度の状況に応じて移行させることができるので、再起動に時間と電力を要するディープスリープへ無用に移行する事態を回避することができる。
次いで、ステップS109では、管理期間を経過したか否かが判定され、判定結果が「No」の場合にはステップS100に戻って処理を継続し、判定結果が「Yes」の場合にはステップS110に移行して、管理期間およびスキャナ100〜300のログをリセットして処理を終了する。
これにより、設定された管理期間(本実施の形態では、「1日」)におけるスキャナ100〜300の稼働情報(ログ)に基づいてプリンタ500の消費電力の管理を行うことができる。
また、本実施の形態では、プリンタ(第2の装置)400の消費電力を管理する場合について述べたが、これに限らずプリンタ500の省電力モードへの移行に応じてスキャナ(第1の装置)100〜300についても省電力モードに移行させるようにしてもよい。
ここで、図3の(A)〜(C)に示す稼働頻度のデータの例に基づいて、消費電力管理処理の具体的な適用例について説明する。
まず、本例では、印刷ジョブ数に応じて1〜10の頻度レベルに分けられている。
図3(A)のデータ例において、スキャナ100は、図1に示すように「23ジョブ」であるので頻度レベルは「3」、スキャナ200は「66ジョブ」で頻度レベルは「7」、スキャナ300は「550ジョブ」で頻度レベルは「10」となり、総頻度レベルは3+7+10=20と算出される。この総頻度レベルがサーバ400からプリンタ500へ送信される。そして、図2のステップS103で上記総頻度レベルを判定すると、総頻度レベル20>省電力移行基準値15となるので、判定結果は「No」となり通常の省電力モードへは移行しないこととなる。
一方、図3(B)のデータ例においては、スキャナ100の頻度レベルは「3」、スキャナ200の頻度レベルは「2」、スキャナ300の頻度レベルは「7」となり、総頻度レベルは3+2+7=12と算出される。この総頻度レベルがサーバ400からプリンタ500へ送信される。そして、図2のステップS103で上記総頻度レベルを判定すると、総頻度レベル12<省電力移行基準値15となるので、判定結果は「Yes」となり通常の省電力モードへ移行することとなる。
また、図3(C)のデータ例においては、スキャナ100の頻度レベルは「3」、スキャナ200の頻度レベルは「1」、スキャナ300の頻度レベルは「2」となり、総頻度レベルは3+1+2=6と算出される。この総頻度レベルがサーバ400からプリンタ500へ送信される。ここで、図3(B)のデータ例が図2のステップS106における「前回の稼働頻度」、図3(C)のデータ例が「現稼働頻度」であると想定する。この場合に、X(差分)=12−6=6となり、ステップS107の判定で、X=6>ディープスリープ移行値5となって判定結果は「Yes」となり、ディープスリープモードへ移行することとなる。
次に、図4の(A)〜(C)に示す稼働頻度のデータの例に基づいて、消費電力管理処理の他の適用例について説明する。
まず、本例では、ジョブ数はプリンタ500における「印刷枚数」として集計され、その印刷枚数に応じて1〜10の頻度レベルに分けられている。
図4(A)のデータ例において、スキャナ100の頻度レベルは「3」、スキャナ200の頻度レベルは「7」、スキャナ300の頻度レベルは「10」となり、総頻度レベルは3+7+10=20と算出される。この総頻度レベルがサーバ400からプリンタ500へ稼働頻度として送信される。そして、図2のフローチャートのステップS103で上記総頻度レベルを判定すると、総頻度レベル20>省電力移行基準値15となるので、判定結果は「No」となり通常の省電力モードへは移行しないこととなる。
一方、図4(B)のデータ例においては、スキャナ100の頻度レベルは「3」、スキャナ200の頻度レベルは「2」、スキャナ300の頻度レベルは「7」となり、総頻度レベルは3+2+7=12と算出される。この総頻度レベルがサーバ400からプリンタ500へ稼働頻度として送信される。そして、図2のフローチャートのステップS103で上記総頻度レベルを判定すると、総頻度レベル12<省電力移行基準値15となるので、判定結果は「Yes」となり通常の省電力モードへ移行することとなる。
また、図4(C)のデータ例においては、スキャナ100の頻度レベルは「3」、スキャナ200の頻度レベルは「1」、スキャナ300の頻度レベルは「2」となり、総頻度レベルは3+1+2=6と算出される。この総頻度レベルがサーバ400からプリンタ500へ稼働頻度として送信される。ここで、図4(B)のデータ例が図2のフローチャートのステップS106における「前回の稼働頻度」、図4(C)のデータ例が「現稼働頻度」であると想定する。この場合に、X(差分)=12−6=6となり、ステップS107の判定で、X=6>ディープスリープ移行値5となって判定結果は「Yes」となり、ディープスリープモードへ移行することとなる。
次に、図5〜図7に基づいて、本発明の第2の実施の形態に係る情報処理システムS2について説明する。
情報処理システムS2の構成要素は、第1の実施の形態に係る情報処理システムS1と同じである。異なる点は、スキャナ100〜300のログのデータの形態である。
また、本実施の形態における消費電力管理処理の処理手順は図2に示すフローチャートと同様である。
第1の実施の形態においては、スキャナ100〜300のログのデータは、ジョブ数あるいは印刷枚数であったのに対して、本実施の形態では、稼働情報(ログ)を予め設定された時間帯毎に分類して集計している(図5および図6(A)の(イ)〜(ハ)を参照)。
なお、本実施の形態では、管理期間として「1週間」が設定されている場合を想定している。
また、本実施の形態では、閾値としての省電力モード移行基準値は「270」、ディープスリープ移行値は「50」に設定されている場合を想定している。なお、これらの基準値は、プリンタ500の操作パネル501から管理者等が任意の値を設定することができる。
図6(B)に示すように、印刷時間帯を10段階の頻度レベルに分類している。
そして、図6(A)のスキャナ100〜300の各ログデータ(イ)〜(ハ)を図6(B)の分類表に従って、頻度のレベル値を付加したのが図6(C)に示す状態である。
次いで、各スキャナ100〜300について、頻度のレベル値を集計すると、スキャナ100については「111」、スキャナ200については「114」、スキャナ300についてはスキャナ「160」となる。
ここで、総頻度レベルは、111+114+160=385となり、この値が稼働頻度としてプリンタ500に送信される。
そして、図2のフローチャートのステップS103で上記総頻度レベルを判定すると、総頻度レベル385>省電力移行基準値270となるので、判定結果は「No」となり通常の省電力モードへは移行しないこととなる。
一方、図7(D)に示すデータ例によれば、スキャナ100の頻度レベルの集計結果は「111」、スキャナ200は休止状態でログは無いものとし、スキャナ300の集計結果は「160」である。
ここで、総頻度レベルは、111+160=271となり、この値が稼働頻度としてプリンタ500に送信される。
そして、図2のフローチャートのステップS103で上記総頻度レベルを判定すると、総頻度レベル271>省電力移行基準値270となり、やはり判定結果は「No」となり通常の省電力モードへは移行しないこととなる。
このように、図6(C)と図7(D)の場合を比較すると、稼働しているスキャナが少ない場合(図7(D)の場合)であっても、他のスキャナの稼働頻度によっては通常の省電力モードへは移行しないこととなり、従来のようにスキャナの台数が少なく、その内の少なくとも1台の稼働頻度が高いような場合であっても「省電力モード → 通常モード」という復帰動作を繰り返して、頻繁な初期化動作等により余計な電力を消費するという不都合を生じることを抑制することができる。
また、図7(E)に示すデータ例によれば、スキャナ100の頻度レベルの集計結果は「111」、スキャナ200の集計結果は「114」で、スキャナ300は休止状態でログは無いものとする。
ここで、総頻度レベルは、111+114=225となり、この値が稼働頻度としてプリンタ500に送信される。
そして、図2のフローチャートのステップS103で上記総頻度レベルを判定すると、総頻度レベル225<省電力移行基準値270となり、判定結果は「Yes」となるので、通常の省電力モードへ移行することとなる。
また、図7(F)に示すデータ例によれば、スキャナ100の頻度レベルの集計結果は「111」、スキャナ200およびスキャナ300は休止状態でログは無いものとする。
総頻度レベルは111となり、この値が稼働頻度としてプリンタ500に送信される。
ここで、図7(E)のデータ例が図2のフローチャートのステップS106における「前回の稼働頻度」、図7(F)のデータ例が「現稼働頻度」であると想定する。この場合に、X(差分)=225−111=114となり、ステップS107の判定で、X=114>ディープスリープ移行値50となって判定結果は「Yes」となり、ディープスリープモードへ移行することとなる。
このように、ディープスリープに関しても稼働頻度の状況に応じて移行させることができるので、再起動に時間と電力を要するディープスリープへ無用に移行する事態を回避することができる。
次に、図8〜図11に基づいて、本発明の第3の実施の形態に係る情報処理システムS3について説明する。
情報処理システムS3の構成要素は、第1の実施の形態に係る情報処理システムS1および第2の実施の形態に係る情報処理システムS2と同じである。異なる点は、スキャナ100〜300のログのデータの形態である。
また、本実施の形態における消費電力管理処理の処理手順は図2に示すフローチャートと同様である。
第1の実施の形態においては、スキャナ100〜300のログのデータは、ジョブ数あるいは印刷枚数であったのに対して、本実施の形態では、稼働情報(ログ)を第1の装置としてのスキャナ100〜300の稼働時間の間隔(ここでは、スキャナのデータに基づく印刷時間間隔)毎に分類して集計している(図8および図9(A)の(ニ)〜(ヘ)を参照)。
なお、本実施の形態では、管理期間として「1週間」が設定されている場合を想定している。
また、本実施の形態では、閾値としての省電力モード移行基準値は「15」、ディープスリープ移行値は「5」に設定されている場合を想定している。なお、これらの基準値は、プリンタ500の操作パネル501から管理者等が任意の値を設定することができる。
図7(B)に示すように、印刷時間間隔を10段階の頻度レベルに分類している。
そして、図7(A)のスキャナ100〜300の各ログデータ(ニ)〜(ヘ)を集計し、図7(B)の分類表に従って、各スキャナ100〜300について対応する頻度のレベル値を選択する。
具体的には、各ログデータ(ニ)〜(ヘ)に基づいて、図9(A)に示すように各時間間隔を求め、その時間間隔の平均を算出する。なお、本実施の形態では、小数点以下を切り捨てている。また、本実施の形態では、1日をまたぐ場合(即ち、該当日の午前0時から翌日にかかる場合)は、加算対象から外している。
その結果、スキャナ100についての平均値は「43」で対応する頻度レベルは「6」、スキャナ200については平均値は「29」で対応する頻度レベルは「8」、スキャナ300については平均値は「7」で対応する頻度レベルは「10」となる。
ここで、総頻度レベルは、6+8+10=24となり、この値が稼働頻度としてプリンタ500に送信される。
そして、図2のフローチャートのステップS103で上記総頻度レベルを判定すると、総頻度レベル24>省電力移行基準値15となるので、判定結果は「No」となり通常の省電力モードへは移行しないこととなる。
一方、図10(C)に示すデータ例によれば、図10(D)に示すように、スキャナ100についての平均値は「51」で対応する頻度レベルは「5」、スキャナ200は休止中でログなし、スキャナ300については平均値は「7」で対応する頻度レベルは「10」となる。
ここで、総頻度レベルは、5+10=15となり、この値が稼働頻度としてプリンタ500に送信される。
そして、図2のフローチャートのステップS103で上記総頻度レベルを判定すると、総頻度レベル15=省電力移行基準値15となり、省電力移行基準値15を下回っていないので判定結果は「No」となり通常の省電力モードへは移行しないこととなる。
このように、図9(A),(B)と図10(C),(D)の場合を比較すると、稼働しているスキャナが少ない場合(図10(C)の場合)であっても、他のスキャナの稼働頻度によっては通常の省電力モードへは移行しないこととなり、従来のようにスキャナの台数が少なく、その内の少なくとも1台の稼働頻度が高いような場合であっても「省電力モード → 通常モード」という復帰動作を繰り返して、頻繁な初期化動作等により余計な電力を消費するという不都合を生じることを抑制することができる。
また、図11(E)に示すデータ例によれば、スキャナ100についての平均値は「43」で対応する頻度レベルは「6」、スキャナ200については平均値は「29」で対応する頻度レベルは「8」、スキャナ200は休止中でログなしとなる。
ここで、総頻度レベルは、6+8=14となり、この値が稼働頻度としてプリンタ500に送信される。
そして、図2のフローチャートのステップS103で上記総頻度レベルを判定すると、総頻度レベル14<省電力移行基準値15となり、判定結果は「Yes」となり通常の省電力モードへ移行することとなる。
一方、図11(F)に示すデータ例によれば、スキャナ100についての平均値は「29」で対応する頻度レベルは「8」、スキャナ200およびスキャナ300は休止状態でログは無いものとする。
総頻度レベルは8となり、この値が稼働頻度としてプリンタ500に送信される。
ここで、図11(E)のデータ例が図2のフローチャートのステップS106における「前回の稼働頻度」、図11(F)のデータ例が「現稼働頻度」であると想定する。この場合に、X(差分)=14−8=6となり、ステップS107の判定で、X=6>ディープスリープ移行値5となって判定結果は「Yes」となり、ディープスリープモードへ移行することとなる。
このように、ディープスリープに関しても稼働頻度の状況に応じて移行させることができるので、再起動に時間と電力を要するディープスリープへ無用に移行する事態を回避することができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれる。
また、プログラムを用いる場合には、ネットワークを介して提供し、或いはCD−ROM等の記録媒体に格納して提供することが可能である。
本発明による情報処理システムは、レーザプリンタ、フルカラープリンタ、インクジェットプリンタ、ファックスやパーソナルコンピュータ,ホストコンピュータ等の各種機器の消費電力を管理するのに適用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る情報処理システムで実行される消費電力管理処理の処理手順を示すフローチャートである。 スキャナの稼働頻度のデータ例を示す表(A)〜(C)である。 スキャナの稼働頻度の他のデータ例を示す表(A)〜(C)である。 本発明の第2の実施の形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。 スキャナの稼働頻度のデータ例を示す表(A)〜(C)である。 スキャナの稼働頻度の他のデータ例を示す表(D)〜(F)である。 本発明の第3の実施の形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。 スキャナの稼働頻度のデータ例を示す表(A),(B)である。 スキャナの稼働頻度の他のデータ例を示す表(C),(D)である。 スキャナの稼働頻度の他のデータ例を示す表(E),(F)である。
符号の説明
S1〜S3 情報処理システム
100〜300 スキャナ(第1の装置)
101〜301 記憶装置
400 サーバ(集計手段、算出手段、第1の変更手段)
500 プリンタ(第2の装置)
501 操作パネル(入力手段)
502 制御部(変更手段、第2の変更手段、制御手段、判定手段、リセット手段)
C 通信ケーブル(通信手段)
L ネットワーク(通信手段)

Claims (15)

  1. 第1の装置の稼働情報を所定の管理期間にわたって集計する集計手段と、
    該集計手段によって集計された稼働情報と前記管理期間に基づいて前記第1の装置の稼働頻度を算出する算出手段と、
    第2の装置の消費電力量を第1の消費態様から該第1の消費態様より少ない第2の消費態様に変更する変更手段と、
    前記算出手段で算出された稼働頻度と予め設定された閾値とを比較する比較手段と、
    該比較手段による比較結果に基づいて、前記変更手段による第1の消費態様から第2の消費態様への変更を実行するように制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記管理期間が経過したか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段で、前記管理期間が経過したと判定された場合に、当該管理期間をリセットするリセット手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記第2の消費態様は、消費電力量が相互に異なる複数の段階に分けられていることを特徴とする請求項1または請求項2の何れかに記載の情報処理システム。
  4. 前記制御手段は、
    前記比較手段の比較結果に基づいて、前記第2の消費態様の段階を変更するように制御することを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記集計手段は、通信手段を介して前記第1の装置および前記第2の装置との間で稼働頻度に関する情報を授受するサーバで構成されることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の情報処理システム。
  6. 前記集計手段は、所定の時間間隔で前記稼働情報を集計することを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の情報処理システム。
  7. 前記稼働情報は、第1の装置の稼働時間であることを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の情報処理システム。
  8. 前記集計手段は、前記稼働情報を予め設定された時間帯毎に分類して集計し、
    前記算出手段は、前記時間帯毎に前記第1の装置の稼働頻度を算出することを特徴とする請求項1から請求項9の何れかに記載の情報処理システム。
  9. 前記集計手段は、前記稼働情報を第1の装置の稼働時間の間隔毎に分類して集計し、
    前記算出手段は、前記間隔毎に前記第1の装置の稼働頻度を算出することを特徴とする請求項1から請求項8の何れかに記載の情報処理システム。
  10. 前記稼働頻度は、複数段階の頻度レベルに分類され、
    前記比較手段は、前記頻度レベルと予め設定された閾値とを比較することを特徴とする請求項1から請求項9の何れかに記載の情報処理システム。
  11. 前記第1の装置は、画像読み取り装置で構成され、
    前記第2の装置は、前記画像読み取り装置から出力される情報を印刷出力する印刷装置で構成されることを特徴とする請求項1から請求項10の何れかに記載の情報処理システム。
  12. 前記集計手段は、前記画像読み取り装置から出力される情報に基づく前記印刷装置の印刷枚数を前記稼働情報として集計することを特徴とする請求項11に記載の情報処理システム。
  13. 前記比較手段は、稼働頻度が予め設定された閾値より小さいか否かを判定し、
    前記制御手段は、前記比較手段によって稼働頻度が予め設定された閾値より小さいと判定された場合に、前記変更手段による第1の消費態様から第2の消費態様への変更を実行するように制御することを特徴とする請求項1から請求項12の何れかに記載の情報処理システム。
  14. 前記算出手段は、前回に集計した稼働頻度と次回に集計した稼働頻度との差分を算出し、
    前記比較手段は、前記差分が予め設定された閾値より大きいか否かを判定し、
    前記制御手段は、前記比較手段によって前記差分が予め設定された閾値より大きいと判定された場合に、前記変更手段による第1の消費態様から第2の消費態様への変更を実行するように制御することを特徴とする請求項1から請求項13の何れかに記載の情報処理システム。
  15. 第1の装置の稼働情報を所定の管理期間にわたって集計する集計過程と、
    該集計過程によって集計された稼働情報と前記管理期間に基づいて前記第1の装置の稼働頻度を算出する算出過程と、
    第2の装置の消費電力量を第1の消費態様から該第1の消費態様より少ない第2の消費態様に変更する変更過程と、
    前記算出手段で算出された稼働頻度と予め設定された閾値とを比較する比較過程と、
    該比較過程の比較結果に基づいて、前記変更過程による第1の消費態様から第2の消費態様への変更を実行するように制御する制御過程と、
    を演算手段によって実行させることを特徴とする消費電力管理プログラム。
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