JP2014079959A - 情報処理装置、画像形成装置、動作モード遷移方法 - Google Patents

情報処理装置、画像形成装置、動作モード遷移方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014079959A
JP2014079959A JP2012229629A JP2012229629A JP2014079959A JP 2014079959 A JP2014079959 A JP 2014079959A JP 2012229629 A JP2012229629 A JP 2012229629A JP 2012229629 A JP2012229629 A JP 2012229629A JP 2014079959 A JP2014079959 A JP 2014079959A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
return
operation mode
mode
return factor
energy saving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012229629A
Other languages
English (en)
Inventor
Shogo Nakagawa
祥吾 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2012229629A priority Critical patent/JP2014079959A/ja
Publication of JP2014079959A publication Critical patent/JP2014079959A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Power Sources (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

【課題】省エネモードにおいて電力を効率的に削減可能な情報処理装置を提供すること。
【解決手段】第1の動作モード及び前記第1の動作モードよりも消費電力が少ない第2の動作モードを有する情報処理装置100であって、前記第2の動作モードから前記第1の動作モードに復帰する復帰要因の発生を検知する復帰要因検知手段31と、前記第1の動作モードに復帰するための復帰処理を行う復帰処理手段34と、前記復帰要因検知手段が検知した前記復帰要因の発生数を前記復帰要因別にカウントするカウント手段32と、予め定められた条件に基づき前記第1の動作モードから前記第2の動作モードに移行するか否かを判定する移行判定手段33と、前記移行判定手段が移行すると判定した場合、前記復帰要因別のカウント値に応じて、前記第2の動作モードにおける消費電力の低減態様を変更する消費電力制御手段36と、を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、第1の動作モード及び第1の動作モードよりも消費電力が少ない第2の動作モードを有する情報処理装置等に関する。
電子機器の消費電力を削減するため、電子機器が使用されていない状態では電子機器が有する複数の機能ブロックのうちいくつかに供給される電力を可能な限り低減することが行われている。電力が低減された状態を省エネモードといい、1つの電子機器が複数の省エネモードを有することも少なくない(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1には、エネルギー消費の大きいデータ通信のインタフェースを有する画像形成装置において、インタフェースの一部(物理層の一部)を起動したままにしておく第1の省エネモードと、インタフェース全体を停止させる第2の省エネモードを有する画像形成装置が開示されている。例えば、第1の省エネモードになってから所定時間が経過すると第2の省エネモードになることで、より多くの消費電力を削減できる。
しかしながら、一般に、多くの機能ブロックの電力を落とし、深い省エネモードになるほど電子機器本来の性能を発揮できる通常モードへの復帰に時間がかかってしまうことが知られている。これは、電源の立ち上げ時間、及び、機能ブロックに対しての初期化時間等が発生するためである。
したがって、消費電力の低減を目的に深い省エネモードに入ると、その分、復帰への時間が増大してしまい、ユーザの待ち時間が増大してしまうという不都合がある。
そこで、電力をOFFにする機能ブロックの数を少なくすることで、消費電力と復帰時間のバランスを維持する試みもある。例えば、複数のCPUを有する場合に、省エネモードにおいてCPUへの電力をOFFにするのでなく、CPU をWFIモード(Wait For Interrupt)にしておくことが考えられる。この場合、電力を落とすよりも電力は微増するが省エネモードからの復帰時間を短縮することが可能となる。
しかしながら、この場合、復帰後に使用されないCPUにも省エネモードにおいて電力が供給されているという問題がある。例えば、ネットワークパケット受信や印刷データ受信により復帰する場合と、操作部へのユーザの操作により復帰する場合がある電子機器があるとする。この電子機器の復帰のために(割込みを生じさせるために)操作部を使用することがほとんどないユーザの電子機器において、操作部のCPUをWFIモードにしていることは電力を無駄に消費していることになる。
本発明は、上記課題に鑑み、省エネモードにおいて電力を効率的に削減可能な情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、第1の動作モード及び前記第1の動作モードよりも消費電力が少ない第2の動作モードを有する情報処理装置であって、前記第2の動作モードから前記第1の動作モードに復帰する復帰要因の発生を検知する復帰要因検知手段と、前記第1の動作モードに復帰するための復帰処理を行う復帰処理手段と、前記復帰要因検知手段が検知した前記復帰要因の発生数を前記復帰要因別にカウントするカウント手段と、前記第1の動作モードから前記第2の動作モードに移行するか否かを判定する移行判定手段と、前記移行判定手段が移行すると判定した場合、前記復帰要因別のカウント値に応じて、前記第2の動作モードにおける消費電力の低減態様を変更する消費電力制御手段と、を有することを特徴とする。
省エネモードにおいて電力を効率的に削減可能な情報処理装置を提供することができる。
本実施形態の画像形成装置の概略的な特徴を説明する図の一例である。 画像形成装置の概略構成図の一例である。 メインコントローラのブロック図の一例である。 画像形成装置の機能ブロックを説明する図の一例である。 本実施形態の画像形成装置の動作モードを説明する図の一例である。 復帰要因カウンタについて説明する図の一例である。 操作部に表示される省エネモード移行設定画面の一例を示す図である。 省エネ復帰時の画像形成装置の動作手順を説明する図の一例である。 省エネ移行時の画像形成装置の動作手順を説明する図の一例である。 メインコントローラのブロック図の一例である。 操作部使用カウンタについて説明する図の一例である。 省エネ復帰時の画像形成装置の動作手順を説明する図の一例である(変形例)。 省エネ移行時の画像形成装置の動作手順を説明する図の一例である(変形例)。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲が、本実施の形態に限定されるものではない。
図1は、本実施形態の画像形成装置の概略的な特徴を説明する図の一例である。画像形成装置は、予め定められた条件が成立すると、Standbyモードから、より低消費電力の省エネモードに移行し、WakeUpイベント(主に周辺回路からの割り込みであり、以下、復帰要因という)が発生すると省エネモードからStandbyモードに復帰する。
(1)本実施形態の画像形成装置は、省エネモードからStandbyモードへの復帰の際、復帰後に操作部が使用される復帰要因の数をカウントしておく。復帰要因は各種あるが、復帰後に操作部が使用される復帰要因で復帰することが多いユーザでは、操作部の復帰を早くすべきである。
(2)そこで、本実施形態の画像形成装置は、Standbyモードから省エネモードへの移行時、復帰後に操作部が使用される復帰要因のカウント値が少ない場合には、操作部のCPUをOFFとする。これにより、省エネモードにおける消費電力を低減できる。
また、復帰後に操作部が使用される復帰要因のカウント値が多い場合には、操作部のCPUをWFI(Wait For Interrupt)モードとする。これにより、省エネモードにおける消費電力がやや増大しても、復帰後に操作部が使用可能となるまでの時間を短縮できる。
このように本実施形態の画像形成装置は、省エネ移行時に、ユーザの使い方に応じて消費電力の低減を優先するか復帰の早さを優先するか自動で制御することができる。
なお、WFIモードは、CPUに電力は供給されておりSRAMやレジスタの内容は保持されているが、CPUのWakeUpに必要なロジック以外の回路へのクロックは止められている状態である。以下では、電源OFFとせずに操作部のCPUの消費電力を低減する動作モードとしてWFIモードを例に説明するが、CPUが完全には動作を停止せずに消費電力を低減するCPUの低電力動作モードであれば、本実施形態の趣旨に含まれる。すなわち、低電力動作モードとしては、全体にクロックを低減するモードやWFE(Wait For Event)モードのように類似した技術が含まれる。
また、本実施形態では、電力消費の少ない動作モードからより大きい動作モードへの遷移を復帰、電力消費の大きい動作モードからより小さい動作モードへの遷移を移行と称することにする。
〔構成例〕
図2は、画像形成装置の概略構成図の一例を示す。画像形成装置100はエンジン側とコントローラ側とに分かれており、両者はPCI Expressなどの高速なバスで接続されている。エンジン側にはスキャナ18とプロッタ19が配置されているが、この他にFAXエンジン等が配置されてもよい。
スキャナ18は、コンタクトガラスやADF(Auto Document Feeder)に載置された原稿を、CCDなどで構成されるラインセンサで光学的に読み取る装置である。CCDではカラーフィルター(RGB)を通過した光が光電変換され、所定の解像度で原稿の濃淡が反映されたカラーの画像データが生成される。この画像データは画像処理された後、コントローラ側のメインメモリ16に書き込まれ、プロッタ19が用紙に印刷したりFAXエンジンが電話回線などから送信するために使用される。また、不図示の外部インタフェースから他の機器に送信される場合がある(Scan To E-Mailなど)。
プロッタ19は、メインメモリ16に書き込まれた画像データを用紙などの記録媒体に印刷する。プロッタ19は、感光体、帯電器、露光手段、現像器、クリーニング装置、除電器、転写ベルト、紙搬送機構、定着器、給紙トレイ、排紙トレイ、などを有する画像形成手段である。このような電子写真方式の画像形成手段でなくインクジェット方式の画像形成手段でもよい。電子写真方式のプロッタ19には、CMYKの色毎に感光体等を用意するタンデム方式、4サイクル方式(中間転写体に順次4色のトナー画像を重ねて転写した後,中間転写体上の4色トナー画像を1回で用紙に転写する方式)などがある。
画像処理ASIC12は、スキャナ18より読み取られた画像データに対して画像処理を行いメインコントローラ13へ画像データを出力する。スキャナ18が読み取った画像データに対し、画像処理ASIC12は、スキャナ18のCCDの特性の差異に応じて、この特性の補正を行う処理を行う。例えば、シェーディング補正や、γ変換、フィルタ処理、色変換(RGB→RGB)などである。補正により、スキャナ18の違いに影響されず同じ原稿から同じ画像データが生成される。
また、画像処理ASIC12は、メインコントローラ13からの画像データをプロッタ19にて印刷できるように画像処理したり、プロッタ19の印刷タイミングにあわせて画像データを送る。例えば、メインメモリ16の画像データに対して、スキュー補正、倍密処理、ジャギー補正、トリミング処理、地紋などのパターン作成などを行う。また、このような補正処理は、CMYKのそれぞれの画像データに行われ、画像処理ASIC12は別々のタイミングでプロッタ19へ画像データを送信する。
コントローラ側では、メインコントローラ13、操作部14、HDD(Hard Disk Drive)15、及び、メインメモリ16がブリッジ17を介して接続されている。なお、本実施形態の主要な特徴部に用いない機能は省略されている。
メインコントローラ13は、ブリッジ17越しにメインメモリ16を使って画像形成装置100で扱う画像データの回転、及び、編集などを行ったり、HDD15に蓄積することで、画像処理ASIC12との間で画像データを送受信する。また、画像形成装置100の全体を制御するメイン制御用CPUの他、各種のCPUを有している。
メインメモリ16は、メインコントローラ13が本画像形成装置100を制御するためのプログラムが展開されるワーク領域であり、また、扱う画像データなどを一時保管したりするメモリ(画像メモリ)である。
操作部14は、液晶などのタッチパネル式の表示部を有しており、操作メニュー、画像形成装置100の状態、印刷条件などを表示すると共に、ユーザ操作を受け付けるユーザインタフェースを提供する。また、操作部14はスタートボタン、テンキーなどのハードキーを有している。
HDD15には、フォントデータ、画像データ、及び、プログラム等が蓄積される。
ブリッジ17は、メインコントローラ13による操作部14、HDD15及びメインメモリ16へのアクセス要求を制御し、実際に操作部14、HDD15及びメインメモリ16にアクセスしたり、アクセス結果をメインコントローラ13に通知する。
この他、メインコントローラ13には、例えば、ネットワークインタフェース、USBホスト、SDカードインタフェース、Bluetooth(登録商標)インタフェース、SPI(System Packet Interface )・I2C(Inter-Integrated Circuit)などのインタフェース、画像処理を高速化するためのハードウェアアクセラレータ、及び、暗号化処理回路などが接続されている。
また、図2では、スキャナ18とプロッタ19を備えた画像形成装置100を示したが、この他にFAXエンジンを有していてもよい。また、画像形成装置100は、少なくともプロッタ19を有するプリンタであればよく、スキャナ18を搭載していなくてもよい。
図3は、メインコントローラ13のブロック図の一例を示す。なお、ブリッジ17は省略した。メインコントローラ13は、SOC(System On Chip)として実装されている。しかし、各ブロックの1つ以上は独立のチップとして実装されていてもよいし、複数のブロックを1つのブロック又はチップに集約して実装することも可能である。
メインコントローラ13はバスに接続されたメイン制御用CPU21、モジュール22、23、27(以下、モジュールA〜Cという)、操作部制御用CPU24、復帰要因カウンタ25、サブ制御用CPU26、割り込みコントローラ28、及び、DDRコントローラ29を有している。これらを区別せずに単にブロックという場合がある。
メイン制御用CPU21はコントローラ側及びエンジン側を含む画像形成装置100の全体を制御する。例えば、操作部14に対するユーザの操作内容に基づき、複写、印刷、スキャンなどのジョブを実行する。また、ネットワークインタフェースでPCからPDL(Printer Description Language)データを受信した場合は、PDLデータを解析して印刷のジョブを実行する。
操作部制御用CPU24は、操作部14とメイン制御用CPU21とのインタフェースとなる。操作部制御用CPU24は操作部14にソフトキーや設定条件を表示し、ユーザによる操作部14への入力を受け付け、表示内容を更新する。また、操作内容をメイン制御用CPU21に通知する。
モジュールA〜Cは、特定の機能である必要はなく、省エネモードからの復帰要因となる割込みを検知する各種のI/O部や特定の機能を提供するブロックの一例である。例えば、USBメモリなどの可搬型の記憶媒体とのインタフェース、ネットワークカードとのインタフェース、HDDコントローラ、ADFコントローラ、回転や編集などの画像処理モジュール等である。
操作部制御用CPU24やモジュールA〜Cは直接、割り込みコントローラ28に接続されている。割り込みコントローラ28は割込みしたブロックに応じて対応する素子がONとなるレジスタ281又はFF(フリップフロップ)などを有している。割り込みコントローラ28は割り込みしたブロックに応じてサブ制御用CPU26に割込みの内容を通知する。
サブ制御用CPU26は省エネ移行/復帰の制御を行う。例えばタイマーから時間の経過の通知を受け付け(又は、各動作モードにおける省エネ移行条件が成立したことを検知して)、遷移先の動作モードになるようにブロックの状態を変更する。復帰時には、Stanbyモードになるようにブロックの状態を変更する。なお、サブ制御用CPU26は省エネモード時も電源OFFとならず、復帰要因を検知した場合に復帰処理を行う。
DDRコントローラ29は、メインメモリ16への書き込みとメインメモリ16からの読み出しを行う。書き込み時には、CPUから指示された周辺機器から取得したデータをメインメモリ16のアドレスに書き込み、読み出し時には、CPUから指示されたメインメモリ16のアドレスからデータを読み出して周辺機器に出力する。
復帰要因カウンタ25は、省エネモードにて検知された復帰要因のカウント値を復帰要因別に保持する記憶手段を有している。復帰要因カウンタ25については後述する。
図4は、画像形成装置の機能ブロックを説明する図の一例である。メイン制御用CPU21はHDD15に記憶されたプログラムを実行すると共に各種のハードウェアと協働して省エネ復帰要因判定部31、カウンタ書き込み部32及び省エネ移行判定部33を実現する。サブ制御用CPU26はHDD15に記憶されたプログラムを実行すると共に各種のハードウェアと協働して省エネ復帰処理部34、省エネモード判定部35、及び、省エネ移行処理部36を実現する。なお、各ブロックを実現するCPUは一例であって、メイン制御用CPU21がサブ制御用CPU26のブロックの一部若しくは全てを、又は、サブ制御用CPU26がメイン制御用CPU21のブロックの一部若しくは全てを有していてもよい。また、メイン制御用CPU21及びサブ制御用CPU26とは別のCPUがこれらの機能を提供してもよい。
省エネ復帰要因判定部31は、割り込みコントローラ28のレジスタ281に基づき検知された復帰要因を特定する。復帰要因については後述する。カウンタ書き込み部32は、復帰要因カウンタ25に保持されている復帰要因のカウント値のうち、検知された復帰要因のカウント値を1つ大きくする。
省エネ復帰処理部34は復帰時に必要な復帰処理を行う。例えば、割り込みコントローラ28が検知した割込み内容を取得して、その時の動作モードと割込み内容に応じて、主電源と各ブロックの電源供給線をONにする。そして、電源をONにしたブロックを初期化し、必要であれば退避した情報を復帰させることにより、遷移先の動作モードに遷移する。また、WFIモードのCPUに対しては、CPUの仕様に応じた端子に割り込みすることで復帰させる。
省エネ移行判定部33は、現在の動作モード毎に移行すべき省エネモードを特定し、省エネモードに移行するか否かを判定する。省エネ移行判定部33は単なるタイマーとすることもできる。移行条件については後述する。また、省エネ移行判定部33は、復帰要因カウンタの復帰要因別のカウント値に基づき深い省エネモードに移行するか浅い省エネモードに移行するかを判定する。
深い省エネモード:操作部制御用CPU24をOFF(メイン制御用CPUはWFIモード)
浅い省エネモード:操作部制御用CPU24をWFIモード(メイン制御用CPUはWFIモード)
省エネ移行処理部36は、移行先の動作モードに応じた省エネ移行処理を行う。例えば、必要に応じて電源OFFするブロックのうち退避する情報をHDD15などの不揮発メモリに退避させ、主電源とブロックの電源供給線をOFFにする。また、CPUをWFIモードにする場合は、該CPUに所定の命令を実行させるか、CPUの仕様に応じた端子に所定の信号(High/Low、またはこれの組み合わせ)を入力する。
〔動作モード〕
図5は、本実施形態の画像形成装置の動作モードを説明する図の一例である。画像形成装置100における動作状態モードとしては、1.Shutdownモード、2.Standbyモード、3.Engine-offモード、4.電力優先モード、及び、5.復帰時間優先モードが存在する。広義の省エネモードは3,4,5であり、本実施形態に特徴的な省エネモードは5.の復帰時間優先モード(特許請求の範囲の第2の動作モードの一例)に適用されている。なお、動作モードを電力消費の多い順に並べると以下のようになる(左ほど多い)。
「2 3 5 4 1」
1.Shutdownモード
主電源がOFFで、基板及び回路を含むすべての機能に電源が供給されていない状態。ユーザが操作部14を操作したり原稿をセットしても起動することはなく、PC(Personal Computer)からデータが送信されても起動することはない(そもそも受信できない)。
2.Standbyモード
メインコントローラ13および操作部14の全デバイスが電源ON状態であり、エンジン(プロッタ19、スキャナ18)11も電源ON状態であり、画像形成装置100が所有している全ての機能を使用することが可能な状態。
3.Engine-Offモード
メインコントローラ13は電源ON状態で、操作部14、HDD15、メインメモリ16及びエンジン(プロッタ19、スキャナ18)11が電源OFF状態。本モードではネットワーク応答といった、コントローラだけで実施できる処理を本モードで実施できるようにすることで、該当機能利用時の装置全体の消費電力を抑えている。
Engine-Offモードにおいて、電力優先モードに移行するか復帰時間優先モードに移行するかは、ユーザにより設定されている。
4.電力優先モード
コントローラの一部のブロックにのみ通電し(メイン制御用CPU21、操作部制御用CPU24は電源OFF)、操作部14、HDD15、メインメモリ16、及び、エンジン(プロッタ19、スキャナ18)11が電源OFF状態である。画像形成装置100としての機能を提供しうる省エネモードのうち、最低の省エネモードである。メイン制御用CPU21よりも消費電力が少ないサブ制御用CPU26が各種の復帰要因の発生を監視しており復帰要因が発生するとメイン制御用CPU21を起動する。
5.復帰時間優先モード(深い省エネモードと浅い省エネモード)
電力優先モードとほぼ同様であるが(操作部14、HDD15、メインメモリ16、及び、エンジン11が電源OFF状態)、電力優先モードで電源OFFであったメイン制御用CPU21がWFIモードになった状態。また、操作部制御用CPU24は、電源OFF又はWFIモードになる。電力優先モードに比べ、若干の消費電力の増大があるが、メイン制御用CPU21がWFIモードなので復帰要因検知から即座に動作可能となる。また、操作部制御用CPU24がWFIモードの場合は操作部14が早期に復帰するのでユーザの待ち時間が短くなる。
本実施形態では、画像形成装置100の復帰要因の傾向に基づき、メイン制御用CPU21、操作部制御用CPU24をそれぞれWFIモードにするのか、操作部制御用CPU24のみWFIモードにするのかを自動で設定する。これにより、復帰時間優先モードには上記の深い省エネモードと浅い省エネモードが生じる。
したがって、深い省エネモードではメイン制御用CPU21がWFIモードで、操作部制御用CPU24がOFFに、浅い省エネモードではメイン制御用CPU21と操作部制御用CPU24が両方ともWFIモードになる。
各動作モードは図の矢印で示すルートで遷移(復帰又は移行)する。遷移条件は例えば以下のようになる。
A:主電源がON
B:主電源がOFF
C:「画像形成装置の動作後、所定時間が経過」「省エネキーの押下(メイン制御用CPU21で制御が必要なオプション搭載時。この場合、さらに移行ルートEを経由して電力優先モードに又は移行ルートGを経由して復帰時間優先モードになる)」
D:復帰要因の検知
E:「Engine-Offモードで所定時間(数分から1時間程度であり、ユーザが設定可能)が経過」「省エネキーの押下(メイン制御用CPU21で制御が必要なオプション搭載時)」
F:復帰要因の検知(この場合、さらに復帰ルートDを経由してStandbyモードになる)
G:「Engine-Offモードで所定時間(数分から1時間程度であり、ユーザが設定可能)が経過」「省エネキーの押下(メイン制御用CPU21で制御が必要なオプション搭載時)」
H:復帰要因の検知(この場合、さらに復帰ルートDを経由してStandbyモードになる)
遷移ルートB,D、F、Hが復帰のルートである。Shutdownモードは省エネモードでなく、復帰ルートBの復帰要因は主電源ON(操作部が必ずONになる)しかないなので復帰に含めなくてよい。復帰ルートD,F,Hの復帰要因には、以下のようなものがある。
(i) ネットワークカードがネットワークパケットや印刷データを受信する
(ii) FAXエンジンがFAXを受信する
(iii) 操作部がユーザの操作を受け付ける
(iv) USBメモリが装着される
(v) ADFが用紙のセットを検知する
(vi) 手差しトレイ等が用紙のセットを検知する
このうち、復帰後にユーザが操作部を使用するのは(iii)〜(v)であり、(i)(ii)については復帰してもユーザは操作部を使用する必要性が低いと考えられる。本実施形態では、省エネ復帰要因判定部31がレジスタ281から復帰要因を判別して復帰要因別に復帰要因の数をカウントする。そして、省エネモード判定部35が復帰後にユーザが操作部を使用する復帰要因と、そうでない復帰要因とでカウント値を別々に合計することで、深い省エネモードに移行するか浅い省エネモードに移行するかを判定する。
〔復帰要因のカウント〕
図6(a)は、復帰要因カウンタ25について説明する図の一例である。復帰要因カウンタ25は、復帰要因毎に実際に復帰要因となった数を保持している。省エネモード判定部35にとって、どの復帰要因が復帰後に操作部未使用で、どの復帰要因が復帰後に操作部使用かは予め登録されている。
また、復帰要因によって予め復帰後に操作部未使用か操作部使用かを定めておくのでなく、復帰後の所定時間内に操作部14が操作されたか否かを操作部制御用CPU24が判定し、復帰後に操作部が使用された回数と使用されない回数をカウントしてもよい。この場合は、1つの復帰要因に対し操作部未使用と操作部使用の回数を別々にカウントしておく。
省エネモード判定部35は、(i)(ii)のカウント値の合計と(iii)〜(vi)のカウント値の合計を算出する。操作部使用のカウント値の合計は10、操作部未使用のカウント値の合計は69である。このカウント例では、省エネ復帰後、操作部14を使用するケースが極端に少ないことを示している。本ケースでは、省エネ復帰時に操作部14の立ち上げを高速に行う必要がないため、省エネ移行時に操作部制御用CPU24は電源OFFしてもよいと推定できる。したがって、省エネ時の消費電力を極力抑えることが可能になる。
なお、本実施形態では、復帰時間優先モードにおいて操作部制御用CPU24の電源をOFFにするかWFIモードにするかを判断すればよいので、復帰ルートH及び復帰ルートHと同等な復帰ルートFでのみ復帰要因をカウントしてもよい。または、各復帰ルートのカウント値に重み付けして(例えば、復帰ルートDのカウント値の重み付けを小さくして)合計カウント数を算出してもよい。
また、カウント値を時間単位/週単位/月単位などでカウントしてもよい。図6(b)は復帰要因カウンタ25について説明する図の別の一例である。図6(b)では1時簡単位、1週間単位、及び、1月単位で各復帰要因が検知された回数がカウントされている。このように期間に分けてカウントすることで、その期間の傾向をカウント値に反映させることができる。なお、期間毎のカウントは、復帰要因に対応づけて復帰要因の検知の年月日と時刻を記録しておくことで可能となる。
どの期間のカウント値を省エネモード判定部35が用いるかは次述する画面にてユーザが設定できる。したがって、ユーザは復帰時間優先モードにおいて、例えば過去の1時間の傾向を深い省エネモードか浅い省エネモードのどちらに移行するかを反映させるか、又は、より長期間の傾向を深い省エネモードか浅い省エネモードのどちらに移行するかを反映させるか、を選択できる。
〔設定画面例〕
図7は、操作部14に表示される省エネモード移行設定画面の一例を示す図である。ユーザは管理者用の初期設定画面からこの画面を開き、省エネモードに関する設定を行う。「移行判定時間」というメニュー701には時間の設定欄702が設けられている。「移行判定時間」は電力消費の大きい動作モードからより少ない動作モードへ移行するか否かの判定基準となる時間である。ユーザは選択欄702のアップボタン又はダウンボタンを押下することで、予め定められた範囲内で「移行判定時間」を選択することができる。
また、「移行先の省エネモード」というメニュー703には、「電力優先モード」「復帰時間優先モード」「オート」を選択するためのラジオボタン704が表示されている。ユーザは「電力優先モード」「復帰時間優先モード」「オート」のいずれかを択一的に選択できる。
なお、「オート」は、操作部使用と操作部未使用のカウント値に有意な差がある場合に「復帰時間優先モード」を、有意な差がない場合には「電力優先モード」を自動的に選択する設定を可能とする。よって、ユーザは「オート」を選択しておけば、操作部使用と操作部未使用のカウント値に明らかな差異が生じた時点で、自動的に復帰時間優先モードを選択することができる。つまり、有意な差がない場合は消費電力を最も低減でき、有意な差があれば復帰時間を優先しながら可能な限り消費電力を低減できる。なお、有意な差は、例えば一方が他方の1.2倍〜数倍となることである。
「判定スパン」というメニュー705は、選択欄706でカウント値の算出期間を指定する。ユーザは選択欄706のアップボタン又はダウンボタンを押下することで、カウント値の算出期間として、1時間、1週間、又は、1月などを選択することができる。例えば「1週間」が選択された場合、過去の最新の1週間における操作部使用と未使用のカウント値に基づき、復帰時間優先モードにおいて深い省エネモードになるか、浅い省エネモードになるかが判断される。
〔動作手順〕
図8は、省エネ復帰時の画像形成装置の動作手順を説明する図の一例である。図8の動作手順は、動作モードがShutdownモード及びStandbyモード以外の動作モードにおいてスタートする。
メインコントローラ13が何らかの省エネ復帰要因を検知する(S10)。
サブ制御用CPU26の省エネ復帰処理部34は、現在の動作モードに応じた省エネ復帰処理を行う(S20)。
Engine-Offモードの場合、操作部14、HDD15、メインメモリ16及びエンジン11を電源ON状態にする。
電力優先モードの場合、メイン制御用CPU21と操作部制御用CPU24を初期化すると共に電源ON状態にして、操作部14、HDD15、メインメモリ16、及び、エンジン11を電源ON状態にする。
復帰時間優先モードの深い省エネモードの場合、WFIモードのメイン制御用CPU21に割り込みすることで本来の性能を発揮できる通常モードに復帰させ、操作部制御用CPU24を電源ON状態にする(これにより初期化される)。また、操作部14、HDD15、メインメモリ16、及び、エンジン11を電源ON状態にする。
復帰時間優先モードの浅い省エネモードの場合、WFIモードのメイン制御用CPU21及び操作部制御用CPU24に割り込みすることで通常モードに復帰させ、操作部14、メインメモリ16、HDD15、及び、エンジン11を電源ON状態にする。
メイン制御用CPU21が復帰するので、省エネ復帰要因判定部31は割り込みコントローラ28のレジスタを参照して復帰要因を特定する(S30)。カウンタ書き込み部32は該当する復帰要因のカウント値を1つ大きくして復帰要因カウンタ25に書き込む。
このように、省エネモードからの復帰時に、復帰要因毎に復帰要因の検知数をカウントすることで、復帰時間優先モードへの移行時に、深い省エネモードとするか浅い省エネモードにするかを決定できる。
図9は、省エネ移行時の画像形成装置の動作手順を説明する図の一例である。図9の動作手順は、動作モードがStandbyモード又はEngine−Offモードの動作モードにおいてスタートする。また、ここでは省エネモード移行設定画面において「復帰時間優先モード」が選択されているものとする。
まず、省エネ移行判定部33が省エネ移行要因が生じたことを検知する(S110)。Standbyモードの場合、省エネ移行処理部36は、操作部14、HDD15、メインメモリ16及びエンジン(プロッタ19、スキャナ18)11への電力供給をOFFにする。
Engine−Offモードであった場合、省エネモード判定部35は復帰要因カウンタ25を参照し、操作部使用のカウント値、操作部未使用のカウント値をそれぞれ合計する(S120)。
そして、省エネモード判定部35は、省エネ復帰後に操作部14を使用しない復帰要因の検知回数と、操作部14を使用する復帰要因の検知回数に、一定水準以上の差があるか否かを判定する(S130)。例えば以下の条件を2つとも満たす場合、一定水準以上の差があると判定する。
操作部未使用の検知回数−操作部使用の検知回数 > 閾値1
操作部未使用の検知回数/操作部使用の検知回数 > 閾値2
閾値1は例えば数十であり、閾値2は1より大きい実数で例えば1.2〜1.5程度とする。2つの条件で判定することで、検知回数が少ない場合でも精度よく判定可能になる。
一定水準以上の差がある場合(S130のYes)、復帰時に操作部14が使用される頻度が少ないので、省エネモード判定部35は深い省エネモードに移行すると判定する(S140)。すなわち、省エネ移行処理部36は、メイン制御用CPU21をWFIモードにして、操作部制御用CPU24をOFFにする。
一定水準以上の差がない場合(S130のNo)、復帰時に操作部14が使用される頻度が多いので、省エネモード判定部35は浅い省エネモードに移行すると判定する(S150)。すなわち、省エネ移行処理部36は、メイン制御用CPU21と操作部制御用CPU24をWFIモードにする。
以上のように、本実施形態の画像形成装置100は、ユーザの使い方に応じて、省エネ移行時に浅い省エネモードに移行するか、深い省エネモードに移行するかを制御するので、復帰時間を優先しながらユーザの使い方に応じてエネルギー消費を極力低減できる。
〔変形例〕
続いて本実施形態の省エネ移行処理の変形例について説明する。
図10は、メインコントローラ13のブロック図の一例を示す。本明細書において、同一の符号を付した構成要素については同様の機能を果たすので、すでに説明した構成要素の説明を省略あるいは相違点についてのみ説明する場合がある。
図10のメインコントローラ13は、操作部使用カウンタ30を有している。操作部使用カウンタ30は、省エネ復帰後、ユーザが操作部を使用するまでの時間をいくつかの範囲に分けて、省エネ復帰後に操作部が使用された回数を範囲毎にカウントしたカウント値を保持している。
図11は、操作部使用カウンタを模式的に示す図の一例である。省エネ復帰後、ユーザが操作部を使用するまでの時間が、5〜10秒刻みの範囲に分けられ、範囲毎にカウント値を保持している。
操作部使用カウンタ30は、タイマ301を有している。タイマ301は、省エネ復帰後に時間計測を開始し、ユーザが操作部14を使用し操作部制御用CPU24が操作部の使用を検知することで時間の計測を停止する。
カウンタ書き込み部32は、このタイマ301の値を読み出す。そして、タイマ301が測定した時間が、操作部使用カウンタ30のどの範囲(1秒以内、1〜5秒の間、5〜10秒の間、10〜30秒の間、30秒以上)に該当するかを判定し、該当する範囲のカウント値を1つ大きくする。
図11の操作部使用カウンタ30では、省エネ復帰後、10秒以内に操作部14を使用するケースが極端に少ない。このようなケースでは、省エネ復帰時に操作部14の立ち上げを高速に行う必要がないため、省エネモード判定部35は、復帰後に操作部14を使用する復帰要因の検知のカウント値が多くても、操作部制御用CPU24の電源をOFFにすることができる。したがって、復帰時間優先モードの消費電力をさらに抑えることが可能になる。
なお、操作部使用カウンタ30においてもカウント値を時間単位/週単位/月単位などでカウントしてもよい。図11(b)は操作部使用カウンタ30について説明する図の別の一例である。図11(b)では1時簡単位、1週間単位、及び、1月単位でカウント値がカウントされている。
省エネモード判定部35は、ユーザが省エネモード移行設定画面にて設定している判定スパンと同じ判定スパンのカウント値に着目して、省エネ復帰後に操作部14を使用するまでの時間が長いか否かを判定する。これにより、ユーザが復帰時間優先モードにおいて復帰後に操作部を使用するか否かを反映させたい期間と同じ期間のカウント値を用いて、深い省エネモードか浅い省エネモードのどちらに移行するかを制御できる。
図12は、省エネ復帰時の画像形成装置の動作手順を説明する図の一例である。図12の手順は、ステップS10〜S30まで図8と同様である。
まず、ステップS30にて省エネ復帰要因判定部31が割り込みコントローラ28のレジスタ281を参照して復帰要因を特定しているので、カウンタ書き込み部32は操作部14を使用する復帰要因であることを確認する。そして、タイマ301のカウント値を読み出し、操作部使用カウンタ30のカウント値を更新する(S40)。
操作部14を使用する復帰要因の場合に、操作部14を使用するまでの時間をカウントすることで、復帰時間優先モードへの移行時に、深い省エネモードとする機会を増やすことができる。
図13は、省エネ移行時の画像形成装置の動作手順を説明する図の一例である。図13の手順は、ステップS110〜S140まで図9と同様である。
ステップS130において一定水準以上の差がない場合(S130のNo)、省エネモード判定部35は操作部使用カウンタ30を参照して、省エネ復帰後、操作部14を使用するまでの時間が一定水準よりも長いか否かを判定する(S210)。例えば以下の条件を2つとも満たす場合、一定水準よりも長いと判定する。
10s以上のカウント値の合計−10s未満のカウント値の合計>閾値3
10s以上のカウント値の合計/10s未満のカウント値の合計>閾値4
一定水準よりも長い場合(S210のYes)、ステップS130の判定では省エネ復帰後に操作部14が使用される頻度が高くても使用されるまでには時間があるので、省エネモード判定部35は深い省エネモードに移行すると判定する(S220)。すなわち、省エネ移行処理部36は、メイン制御用CPU21をWFIモードにして、操作部制御用CPU24をOFFにする。
一定水準よりも長くない場合(S210のNo)、ステップS130の判定では省エネ復帰後に操作部14が使用される頻度が高く、また、使用されるまでの時間も短いので、省エネモード判定部35は浅い省エネモードに移行すると判定する(S230)。すなわち、省エネ移行処理部36は、メイン制御用CPU21と操作部制御用CPU24をWFIモードにする。
したがって、本変形例によれば、復帰後に操作部14を使用する復帰要因の場合でも、さらに消費電力を抑制できる。
なお、マルチプロセッサを搭載する装置は、マルチプロセッサを搭載する種々の情報処理装置等に適用することができる。
14 操作部
16 メインメモリ
21 メイン制御用CPU
22、23,27 モジュールA〜C
24 操作部制御用CPU
25 復帰要因カウンタ
26 サブ制御用カウンタ
28 割込みコントローラ
29 DDRコントローラ
30 操作部使用カウンタ
31 省エネ復帰要因判定部
32 カウンタ書き込み部
33 省エネ移行判定部
34 省エネ復帰処理部
35 省エネモード判定部
36 省エネ移行処理部
100 画像形成装置
特許第4300079号公報

Claims (9)

  1. 第1の動作モード及び前記第1の動作モードよりも消費電力が少ない第2の動作モードを有する情報処理装置であって、
    前記第2の動作モードから前記第1の動作モードに復帰する復帰要因の発生を検知する復帰要因検知手段と、
    前記第1の動作モードに復帰するための復帰処理を行う復帰処理手段と、
    前記復帰要因検知手段が検知した前記復帰要因の発生数を前記復帰要因別にカウントするカウント手段と、
    予め定められた条件に基づき前記第1の動作モードから前記第2の動作モードに移行するか否かを判定する移行判定手段と、
    前記移行判定手段が移行すると判定した場合、前記復帰要因別のカウント値に応じて、前記第2の動作モードにおける消費電力の低減態様を変更する消費電力制御手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記復帰要因を復帰後に所定部位の制御を必要とする第1の復帰要因と必要としない第2の復帰要因とに区分して、前記発生数のうち前記第1の復帰要因の前記発生数の第1の合計と、前記第2の復帰要因の前記発生数の第2の合計とをそれぞれ求める要因別合計手段、を有し、
    前記消費電力制御手段は、前記第2の合計が前記第1の合計よりも閾値以上大きい場合、前記所定部位の制御部への電源供給を停止し、前記第2の合計が前記第1の合計よりも閾値以上大きくない場合、前記所定部位の制御部への電源供給を停止せずに該制御部を低電力モードで駆動する、
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記復帰要因検知手段が前記復帰要因の発生を検知した場合、前記第1の動作モードに復帰してから前記所定部位に対する操作が検出されるまでの時間を計測する時間計測手段と、
    前記復帰要因検知手段が前記復帰要因の発生を検知する毎に、前記発生数を前記時間計測手段が計測した前記時間が属する時間帯別にカウントする第2のカウント手段と、を有し、
    前記第2のカウント手段のカウント結果が、前記第1の動作モードに復帰してから前記所定部位に対する操作が検出されるまでの前記時間が閾値以上であることを示す場合、
    前記第2の合計が前記第1の合計よりも閾値以上大きくない場合であっても、前記消費電力制御手段は、前記所定部位の制御部への電源供給を停止する、
    ことを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記所定部位は当該情報処理装置の表示手段と操作受け付け手段を備えた部位、
    前記制御部は前記表示手段と前記操作受け付け手段を制御するCPUであり、
    前記低電力モードは前記CPUをWFI(Wait For Interrupt)モードにするモードである、ことを特徴とする請求項2又は3記載の情報処理装置。
  5. 前記消費電力制御手段が、前記復帰要因別の前記発生数に応じて、前記第2の動作モードにおける消費電力の低減態様を変更するか否かの設定を受け付ける受け付け手段を有し、
    前記受け付け手段が低減態様を変更しないという設定を受け付けた場合、
    前記消費電力制御手段は、前記移行判定手段が移行すると判定した場合に、前記第2の合計及び前記第1の合計に関わらず前記所定部位の制御部への電源供給を停止する、
    ことを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  6. 前記受け付け手段は、前記第2の合計と前記第1の合計に有意な差があるか否かに応じて、前記第2の動作モードにおける消費電力の低減態様を変更するか否かを自動で切り替える自動切り替え設定を受け付け、
    前記自動切り替え設定を受け付けた場合であって、前記第2の合計と前記第1の合計に有意な差がない場合、前記消費電力制御手段は前記所定部位の制御部への電源供給を停止する、
    ことを特徴とする請求項5記載の情報処理装置。
  7. 前記カウント手段は、前記復帰要因検知手段が検知した前記復帰要因の前記発生数を、あらかじめ設定されている、時間単位、週単位、又は、月単位の各期間毎にカウントし、
    前記要因別合計手段は、前記期間における前記第1の合計と、前記第2の合計をそれぞれ求める、
    ことを特徴とする請求項2〜6いずれか1項記載の情報処理装置。
  8. 請求項1〜7いずれか1項記載の情報処理装置と、
    記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  9. 第1の動作モード及び前記第1の動作モードよりも消費電力が少ない第2の動作モードを有する情報処理装置の動作モード遷移方法であって、
    復帰要因検知手段が、前記第2の動作モードから前記第1の動作モードに復帰する復帰要因の発生を検知するステップと、
    復帰処理手段が、前記第1の動作モードに復帰するための復帰処理を行うステップと、
    カウント手段が、前記復帰要因検知手段が検知した前記復帰要因の発生数を前記復帰要因別にカウントするステップと、
    移行判定手段が、予め定められた条件に基づき前記第1の動作モードから前記第2の動作モードに移行するか否かを判定するステップと、
    前記移行判定手段が移行すると判定した場合、消費電力制御手段が、前記復帰要因別のカウント値に応じて、前記第2の動作モードにおける消費電力の低減態様を変更するステップと、を有することを特徴とする動作モード遷移方法。
JP2012229629A 2012-10-17 2012-10-17 情報処理装置、画像形成装置、動作モード遷移方法 Pending JP2014079959A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012229629A JP2014079959A (ja) 2012-10-17 2012-10-17 情報処理装置、画像形成装置、動作モード遷移方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012229629A JP2014079959A (ja) 2012-10-17 2012-10-17 情報処理装置、画像形成装置、動作モード遷移方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014079959A true JP2014079959A (ja) 2014-05-08

Family

ID=50784622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012229629A Pending JP2014079959A (ja) 2012-10-17 2012-10-17 情報処理装置、画像形成装置、動作モード遷移方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014079959A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016080884A (ja) * 2014-10-17 2016-05-16 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置および制御装置
JP2016110630A (ja) * 2014-11-28 2016-06-20 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 携帯端末、情報処理方法、プログラム
JP2017201456A (ja) * 2016-05-02 2017-11-09 株式会社リコー 情報処理装置、及び情報処理方法
JP7476640B2 (ja) 2020-04-17 2024-05-01 株式会社リコー 情報処理装置、インタフェース制御回路および情報処理装置の制御方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016080884A (ja) * 2014-10-17 2016-05-16 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置および制御装置
JP2016110630A (ja) * 2014-11-28 2016-06-20 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 携帯端末、情報処理方法、プログラム
JP2017201456A (ja) * 2016-05-02 2017-11-09 株式会社リコー 情報処理装置、及び情報処理方法
JP7476640B2 (ja) 2020-04-17 2024-05-01 株式会社リコー 情報処理装置、インタフェース制御回路および情報処理装置の制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5533102B2 (ja) 画像形成装置
US9158353B2 (en) Information processing apparatus that offers chance of eliminating hang-up state by using a power supply, control method therefor, and storage medium
JP2004222234A (ja) 画像形成装置及び画像形成装置の省エネ制御方法
JP6015429B2 (ja) 情報処理装置、プログラム、情報処理システム
US20140119765A1 (en) Image forming apparatus capable of shortening time required for start-up, control method therefor, and storage medium
JP2006139145A (ja) 液晶ディスプレイ及びその制御方法、画像入出力装置、並びにプログラム及び記憶媒体
US20150341516A1 (en) Image forming apparatus, and method for controlling image forming apparatus
JP6131536B2 (ja) 画像処理装置、省電力制御方法及び省電力制御プログラム
US8938632B2 (en) Setting power saving modes based on ambient light and user set time periods
US8547567B2 (en) Image formation apparatus capable of reducing power consumption, method of controlling image formation apparatus, and storage medium
JP2014079959A (ja) 情報処理装置、画像形成装置、動作モード遷移方法
JP5199428B2 (ja) 複数の表示装置を備えたシステム、画像処理装置、及びその制御方法
US20160006895A1 (en) Image forming apparatus, control method for the image forming apparatus and medium
JP6638669B2 (ja) 表示装置、および画像形成装置
JP2008278107A (ja) 画像処理装置及び画像処理装置の制御方法
US20170317980A1 (en) Information processing device with network interface having proxy response function
US20170041482A1 (en) Printing apparatus having plurality of power states and control method therefor
JP5764951B2 (ja) 画像形成装置
JP2006095739A (ja) 画像処理装置
JP2006092474A (ja) 情報処理装置及びこれに用いる省電力制御方法
US11036668B2 (en) Electronic apparatus including device configured to be shifted to power saving state and connected to PCI device, and control method thereof
JP2008278106A (ja) 画像処理装置及び画像処理装置の制御方法
US20220404893A1 (en) Image forming apparatus, control method therefor, and storage medium
US20240103782A1 (en) Image forming apparatus and control method for image forming apparatus
US11930144B2 (en) Energy-saving information processing apparatus, image forming apparatus, and method for controlling energy-saving information processing apparatus