JP2008209519A - レンズ鏡筒、撮像装置及び光軸調整方法 - Google Patents

レンズ鏡筒、撮像装置及び光軸調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ガイド軸の揺動を防止しながら傾き補正を行う。
【解決手段】撮像レンズ38と、撮像レンズ38を保持するレンズ枠体62と、レンズ枠体62の、撮像レンズ38の光軸方向に亘る移動をガイドするガイド軸70と、レンズ枠体62をガイド軸70に沿って移動させる移動手段39を備え、ガイド軸70の両端部を支持するレンズ鏡筒30において、ガイド軸70は、一端に弾性部材75が係止され、弾性部材75がガイド軸70とレンズ鏡筒30に設けられガイド軸70の一端が挿通される軸受け部50とに挟持され圧縮された状態で、軸受け部50に支持されている。
【選択図】図9

Description

本発明は、撮像レンズを備えたレンズ鏡筒及び撮像装置に関し、特に撮像レンズの光軸調整機構を備えたレンズ鏡筒、撮像装置及び光軸調整方法に関する。
従来より、デジタルスチルカメラやカムコーダ等の撮像装置や双眼鏡、望遠鏡などにおいては、ズーム光学系を備えたレンズ鏡筒が広く用いられている。ズーム光学系を備えたレンズ鏡筒は、一般に、ズームレンズと、ズームレンズを保持するズームレンズ枠と、ズームレンズ枠に挿通するとともにレンズ鏡筒内をレンズ光軸方向に亘って配設されたガイド軸と、ズームレンズ枠をガイド軸に沿って移動させるレンズ移動手段を備えている。
そして、かかるズーム光学系は、レンズ移動手段によってズームレンズ枠を光軸方向に亘って移動させることにより、ズームレンズをテレ方向あるいはワイド方向へ移動させ、所望の倍率での画像を得る。
ところで、デジタルスチルカメラやカムコーダ等は、小型化、薄型化の要請が高まり、構成部品も小型化、軽量化が図られてきている。しかし、ズーム光学系を構成するズームレンズ枠やレンズ鏡筒といった構成部品の寸法バラツキや組立精度に誤差が生ずると、ズームレンズの光軸がレンズ鏡筒内に設けられているフォーカスレンズ等の他の光学系の光軸に対して傾きを生じる場合がある。このような光軸の傾きは、撮像素子の撮像面に結像される被写体画像に部分的な焦点ボケを発生させるおそれがある。
かかる焦点ボケを防止するために、ズームレンズの光軸の傾きを調整する調整機構が提案されている。例えば、特許文献1(特開2006−227170号公報)に記載の光軸調整機構は、図13に示すように、ズームレンズ枠に挿通されたガイド軸の一端を固定し、他端をレンズ鏡筒に形成された挿通孔に挿通すると共に、挿通孔にガイド軸の他端が挿入される軸受け部材を装着するものである。軸受け部材は、挿通孔に装着される軸部と、軸部に設けられガイド軸の他端が挿入される軸受け孔が形成され、この軸受け孔の軸中心は、軸部の軸中心に対して偏心されている。したがって、軸受け部材が挿通孔及びガイド軸に装着されることにより、偏心量に応じてガイド軸及びガイド軸に支持されたズームレンズ枠が傾くため、ズームレンズの光軸を補正することができる。また、傾きの方向は、軸受け部材を回転させることで、任意の方向に調整することができる。光軸補正後は、軸受け部材を接着剤により固定し、組立を終了する。
しかし、特許文献1に記載の光軸調整機構では、軸受け部材をガイド軸に装着することによって傾きを調整するとともにガイド軸を最適な傾きに保持するものであり、光軸調整後は、軸受け部材も共にレンズ鏡筒内に接着されるものであるため、各製品毎に異なる光軸のズレ量に対応して、偏心量の異なる多数の軸受け部材を常時在庫として用意しておく必要がある。
また、構成上、鏡筒外部から軸受け部材の着脱、交換が可能でなければならず、生産工程でのハンドリング中に、軸受け部材の脱落や浮きによるガイド軸の角度変動が生じ得る。さらに、予め偏心量が決まった軸受け部材をガイド軸に装着するものであるため、軸受け部材の偏心量が、組立中のレンズ鏡筒におけるガイド軸の傾き補正量と一致しない場合にも、微調整を行うことができない。
特開2006−227170号公報
そこで、本発明は、上述した課題を解決するために提案されたものであり、軸受け部材の在庫を抱えることなく、またガイド軸の傾き補正を微細に行うことができ、さらにガイド軸の角度変動が防止される光軸調整機構を備えたレンズ鏡筒、撮像装置及び光軸調整方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係るレンズ鏡筒は、撮像レンズと、上記撮像レンズを保持するレンズ枠体と、上記レンズ枠体の、上記撮像レンズの光軸方向に亘る移動をガイドするガイド軸と、上記レンズ枠体を上記ガイド軸に沿って移動させる移動手段を備え、上記ガイド軸の両端部を支持するレンズ鏡筒において、上記ガイド軸は、一端に弾性部材が係止され、上記弾性部材が上記ガイド軸と上記レンズ鏡筒に設けられ上記ガイド軸の一端が挿通される軸受け部とに挟持され圧縮された状態で、上記軸受け部に支持されているものである。
また、本発明に係る撮像装置は、撮像レンズと、上記撮像レンズを保持するレンズ枠体と、上記レンズ枠体の、上記撮像レンズの光軸方向に亘る移動をガイドするガイド軸と、上記レンズ枠体を上記ガイド軸に沿って移動させる移動手段を備え、上記ガイド軸の両端部を支持するレンズ鏡筒を備えた撮像装置において、上記ガイド軸は、一端に弾性部材が係止され、上記弾性部材が上記ガイド軸と上記レンズ鏡筒に設けられ上記ガイド軸の一端が挿通される軸受け部とに挟持され圧縮された状態で、上記軸受け部に支持されているものである。
また、本発明に係る光軸調整方法は、撮像レンズと、上記撮像レンズを保持するレンズ枠体と、上記レンズ枠体の、上記撮像レンズの光軸方向に亘る移動をガイドするガイド軸と、上記レンズ枠体を上記ガイド軸に沿って移動させる移動手段を備え、上記ガイド軸の両端部を支持するレンズ鏡筒の光軸調整方法において、上記ガイド軸は、一端に弾性部材が係止され、上記弾性部材が上記ガイド軸と上記レンズ鏡筒に設けられ上記ガイド軸の一端が挿通される軸受け部とに挟持され圧縮された状態で、上記軸受け部に支持され、上記軸受け部に装着される軸部と該軸部の軸中心に対して軸中心が所定量だけ偏心されている調整孔とを備えた調芯治具の、上記軸部を上記軸受け部に装着すると共に、上記調整孔に上記ガイド軸の一端を挿入することにより、上記ガイド軸の傾きを調整し、上記調芯治具を上記ガイド軸より取り去った後、上記ガイド軸の上記一端を接着剤で固定するものである。
さらに、本発明に係る光軸調整方法は、撮像レンズと、上記撮像レンズを保持するレンズ枠体と、上記レンズ枠体の、上記撮像レンズの光軸方向に亘る移動をガイドするガイド軸と、上記レンズ枠体を上記ガイド軸に沿って移動させる移動手段を備え、上記ガイド軸の両端部を支持するレンズ鏡筒の光軸調整方法において、上記ガイド軸は、一端に弾性部材が係止され、上記弾性部材が上記ガイド軸と上記レンズ鏡筒に設けられ上記ガイド軸の一端が挿通される軸受け部とに挟持され圧縮された状態で、上記軸受け部に支持され、上記軸受け部より上記レンズ鏡筒の外部に臨まされている上記ガイド軸の一端が挿通される調整治具と、上記調整治具を上記撮像レンズの光軸方向と略直交する方向に移動させる移動手段とを備えた調整器によって、上記ガイド軸の傾きを調整し、上記調整治具を上記ガイド軸より取り去った後、上記ガイド軸の一端を接着剤で固定するものである。
本発明によれば、ガイド軸がレンズ鏡筒の軸受け部に支持される際に、ガイド軸に係止された弾性部材が、ガイド軸と軸受け部とに挟持され、圧縮されてているため、この弾性部材の応力によってガイド軸の揺動が防止され、調芯治具による外力によってのみ傾倒可能とされる。したがって、光軸調整後に調芯治具とともにガイド軸を固着する必要がないため、調芯治具を複数用意する必要がない。また、光軸調整後に調芯治具を取り去るものであるため、調芯治具及び調芯治具の移動手段を備えた調整器を用いて光軸調整を行うことができ、微小な光軸ズレ量に対しても補正行うことができる。
以下、本発明にかかるレンズ鏡筒、撮像装置及び光軸調整方法をデジタルスチルカメラに適用した場合を例に、図面を参照しながら詳細に説明する。本発明が適用されたデジタルスチルカメラ1は、図1に示すように、外装を構成するカメラ本体2を有し、このカメラ本体2の右側部には、図中二点鎖線で示すように、本発明に係るレンズ鏡筒20が組み込まれている。
またカメラ本体2には、レンズ鏡筒20に設けられた対物レンズ35がレンズ窓3を介して前面側に臨まされている。また、カメラ本体2の前面には、撮影補助光を出射するフラッシュ4、セルフタイマーランプ5が設けられている。そして、これらレンズ窓3、フラッシュ4及びセルフタイマーランプ5は、カメラ本体2の前面に上下方向にスライド自在に設けられたレンズバリア6によって開閉される。
また、カメラ本体2の上端面には、撮像を行うためのシャッタボタン7、レンズ鏡筒20に形成されたズーム光学系42を操作するズーム操作スイッチ8、カメラ本体2の電源のオンオフを行う電源スイッチなどが設けられている。さらに、図2に示すように、カメラ本体2の後面には、撮像した映像を表示するディスプレイ9が設けられ、ディスプレイ9の側方に、静止画撮影モード、動画撮影モード、再生モードの切り換えを行なうためのモード切り換えスイッチ10や、ディスプレイ9上にメニューを表示させるためのメニュースイッチ11、ディスプレイ9上に表示されるメニューを選択するなどの操作を行うためのコントロールスイッチ12、ディスプレイ9上の表示のオンオフを行うための表示スイッチ13、画像サイズ切り換えスイッチ14などが設けられている。
レンズ鏡筒20は、図3に示すように、CCDやCMOSセンサからなる撮像素子23を備え、対物レンズ35から取り込んだ被写体像を撮像素子23に導くズーム光学系42及びフォーカス光学系84が構成されている。
かかるデジタルスチルカメラ1は、撮像素子23で撮像された像が撮像信号として画像処理部24に出力され、画像処理部24ではこの撮像信号に対して処理がなされることで静止画あるいは動画の画像データが生成され、メモリカード等の記憶媒体25に記録される。また、前記画像データは、表示処理部26によりディスプレイ9に表示される。
さらに、デジタルスチルカメラ1は、シャッタボタン7、ズーム操作スイッチ8、電源スイッチ、モード切り換えスイッチ10、メニュースイッチ11、コントロールスイッチ12、表示スイッチ13、画像サイズ切り換えスイッチ14などの各種操作スイッチの操作に応じて、画像処理部24、表示処理部26などを制御するCPUなどを含む制御部27を備えている。
次いで、カメラ本体2内に配設されたレンズ鏡筒20について説明する。レンズ鏡筒20は、図4及び図5に示すように、扁平な矩形板状を呈し、ズーム光学系42が形成されるズームレンズ鏡筒30と、フォーカス光学系84が形成されるフォーカスレンズ鏡筒31とが長さ方向に連結されてなる。
ズームレンズ鏡筒30は、図6に示すように、上部固定鏡筒33と、下部固定鏡筒34とからなり、上部固定鏡筒33には、カメラ本体2の前面より外方に臨まされる対物レンズ35と、光路を変えるプリズム36と、上部固定レンズ群37と、可動ズームレンズ群38と、可動ズームレンズ群38を移動させる移動機構39を備え、下部固定鏡筒34には、下部固定レンズ群40と、アイリス41とを備え、これらによってズーム光学系42を構成している。
上部固定鏡筒33は、図7及び図8に示すように、直方体状をなし、上面部に対物レンズ35及びプリズム36が配設され、内部に上部固定レンズ群37及び可動ズームレンズ群38が配設され、側方に移動機構39が取り付けられている。また上部固定鏡筒33は、上面部に後述するガイド主軸70の一端を支持する軸受け部50が形成されている。図9に示すように、軸受け部50は、上部固定鏡筒33の上面部の内面側に形成された円形の大径凹部51と、大径凹部51の略中央が貫通されて形成された小径開口部52と、上部固定鏡筒33の外面側に小径開口部52を囲むように立設された堤壁53とを備える。大径凹部51は、後述するガイド主軸70のフランジ部74及び弾性部材75が挿入され、フランジ部74とともに弾性部材75を挟持する。小径開口部52は、大径凹部51に挿入されたガイド主軸70の先端が挿通され、上部固定鏡筒33の上面に形成された堤壁53内に臨ませる。小径開口部52は、ガイド主軸70の径よりも大径に開口されている。したがって、ガイド主軸70は、小径開口部52の径の範囲内で傾倒可能となる。堤壁53は、ガイド主軸70の光軸調整を行う治具の係合部であり、また光軸調整後にガイド主軸70を固定する接着剤の投入部でもある。ガイド主軸70の光軸調整工程については、後に詳述する。
対物レンズ35は、前面側に設けられたレンズ押え54と、後面側に設けられた遮光枠55とに挟持された状態で、上部固定鏡筒33の上面部に取り付けられている。プリズム36は、対物レンズ35で捉えた像を下部固定鏡筒34に設けられた撮像素子23側に屈折させるものであり、対物レンズ35の後方に臨む箇所に配置されている。
上部固定レンズ群37は、上部固定鏡筒33の取付部に組み込まれる第1の固定レンズ56と、第1の固定レンズ56を取付部に固定させるとともに遮光枠ともなる抑え部材57とからなる。可動ズームレンズ群38は、第1のズームレンズ60と、第2のズームレンズ61とを有し、これら第1、第2のズームレンズ60,61がズーム用レンズ枠62に保持されている。
第1、第2のズームレンズ60,61を保持するズーム用レンズ枠62は、後述するガイド主軸70及びガイド副軸71に挿通支持され、移動機構39により往復移動されることにより、第1、第2のズームレンズ60,61を光軸方向に沿って移動させ、ズーム動作を行うものである。かかるズーム用レンズ枠62は、第1、第2のズームレンズ60,61の光軸方向に取付片63が立設され、この取付片63に後述する移動機構39のモータスクリュー72aと係合されるカム部材64が取り付けられている。ズーム用レンズ枠62は、このカム部材64を介して、移動機構39による昇降操作が行われる。
また、取付片63は、第1、第2のズームレンズ60,61の光軸方向に向かってスリーブ状のガイド挿通孔65が形成され、ガイド主軸70が滑動可能に挿通されている。またズーム用レンズ枠62は、ガイド挿通孔65と第1、第2のズームレンズ60,61を挟んだ反対側に、係合溝66が形成され、ガイド副軸71が滑動可能に係合されている。ガイド主軸70及びガイド副軸71は、いずれも、第1、第2のズームレンズ60,61の光軸方向に配設され、その両端が上部固定鏡筒33及び下部固定鏡筒34に支持されていることから、ズーム用レンズ枠62は、このガイド主軸70及びガイド副軸71に挿通、係合されることにより、第1、第2のズームレンズ60,61の光軸方向への移動がガイドされるとともに、第1、第2のズームレンズ60,61の光軸方向と直交する方向への回動が規制されている。
可動ズームレンズ群38を移動させる移動機構39は、ズーム用レンズ枠62に挿通、係合されたガイド主軸70及びガイド副軸71と、ズーム用レンズ枠62の取付片63と係合されたカム部材64と、カム部材64を介してズーム用レンズ枠62を移動させるモータ72とを備える。そして移動機構39は、モータ72の駆動力をカム部材64を介してズーム用レンズ枠62に伝達し、ズーム用レンズ枠62をガイド主軸70及びガイド副軸71に沿って移動させ、これにより第1のズームレンズ60及び第2のズームレンズ61を光軸方向に移動させる。
ガイド主軸70は、円柱体をなし、ズーム用レンズ枠62の取付片63に形成されたガイド挿通孔65に挿通されるとともに、一端側を上部固定鏡筒33の軸受け部50に挿通され、他端を下部固定鏡筒34の軸受け部76に支持されている。ガイド主軸70の一端側には、図9(a)に示すように、フランジ部74が形成され、フランジ部74には弾性部材75が配設されている。ガイド主軸70は、上部固定鏡筒33に、フランジ部74と軸受け部50とで弾性部材75を挟持して支持される。
弾性部材75は、図10(a)に示すように、中空円柱状に形成されたエラストマー75aの両面にPET75b(polyethylene terephthalate)等の摺動部材が一体化されてなる。この弾性部材75は、ガイド主軸70に挿通されるとともにフランジ部74に係止され、ガイド主軸70の一端が軸受け部50に挿入されると、上部固定鏡筒33の上面内壁に圧着される。なお、PET75bは、エラストマー75aの塑性変形を防止するものであり、図10(b)に示すように、エラストマー75aの少なくとも一面に形成されていればよい。また、弾性部材75は、エラストマー75aに変えて、シリコン樹脂などを用いて形成してもよく、PET75bに変えて、その他の合成樹脂を用いて形成してもよい。
かかるガイド主軸70は、図9(b)に示すように、一端側が上部固定鏡筒33の軸受け部50に支持されると、フランジ部74及び弾性部材75が上部固定鏡筒33の上面内側に形成された大径凹部51に挿入されるとともに、先端が大径凹部51内に開口された小径開口部52を挿通し上部固定鏡筒33の上面側に突出される。これによりガイド主軸70は、先端が上部固定鏡筒33の上面側に立設された堤壁53内に臨まされる。またガイド主軸70は、他端側が後述する下部固定鏡筒34の軸受け部76に支持される。
この状態で上部固定鏡筒33及び下部固定鏡筒34が連結されると、図9(a)及び(b)に示すように、ガイド主軸70は、弾性部材75がフランジ部74及び上部固定鏡筒33の大径凹部51によって圧縮されて支持される。したがって、ガイド主軸70は、弾性部材75に生じる応力によって軸受け部50に圧着されることにより揺動が防止され、調整用の治具による外力によってのみ傾倒可能となる。なお、このときもガイド主軸70の先端は堤壁53の上辺よりも突出されることはない。
ガイド主軸70とともにズーム用レンズ枠62をガイドするガイド副軸71は、円柱体をなし、ズーム用レンズ枠62の係合溝66に係合されるとともに、一端側を上部固定鏡筒33の上面部に形成された図示しない軸受け部に支持され、他端を下部固定鏡筒34の軸受け部77に支持されている。
ズーム用レンズ枠62の取付片63に取り付けられたカム部材64は、従動ネジ部64aが形成され、この従動ネジ部64aがモータ72に設けられたリードスクリュー72aと係合されることにより、モータ72の回転力を昇降方向の移動力に変換させる。モータ72は、取付板73に配設され、この取付板73が上部固定鏡筒33の側方にねじ止めされることにより、上部固定鏡筒33内に配設される。モータ72は、可動ズームレンズ群38の光軸方向に沿ってリードスクリュー72aが垂下され、正逆回転されることによりリードスクリュー72aに係合されたカム部材64及びカム部材64が取り付けられているズーム用レンズ枠62を移動させる。
下部固定鏡筒34は、略矩形箱状をなし、内部に下部固定レンズ群40と、アイリス41とが配設されている。また下部固定鏡筒34は、ガイド主軸70の他端及びガイド副軸71の他端を支持する軸受け部76,77が形成されている。
下部固定レンズ群40は、その光軸を可動ズームレンズ群38の光軸と一致させて配設されている。また、アイリス42は、下部固定レンズ群40の後面に配置され、ズーム光学系42の光軸を挟んで配置された2枚の絞り羽根と、各絞り羽根を移動させる移動部材とを備えている。
次いで、以上のようなズームレンズ鏡筒30と連結されるフォーカスレンズ鏡筒31について説明する。フォーカスレンズ鏡筒31は、固定鏡筒80を有し、固定鏡筒80内には、可動フォーカスレンズ群81と、固定レンズ群82と、可動フォーカスレンズ群81を移動させる移動機構83とを備え、これらによってフォーカス光学系84を構成している。またフォーカスレンズ鏡筒31は、固定鏡筒80の底部に撮像素子23が配設されている。
可動フォーカスレンズ群81は、第1のフォーカスレンズ86と、第2のフォーカスレンズ87とを有し、これら第1、第2のフォーカスレンズ86,87がフォーカス用レンズ枠88に保持されている。フォーカス用レンズ枠88は、後述するガイド主軸90及びガイド副軸91に挿通支持され、移動機構83により往復移動されることにより、第1、第2のフォーカスレンズ86,87を光軸方向に向かって移動させ、フォーカス動作を行うものである。
このフォーカス用レンズ枠88も、上記ズーム用レンズ枠62と同様に、ガイド主軸90が挿通されるスリーブ状のガイド挿通孔92及びガイド副軸91が係合する係合溝93が形成されるとともに、移動機構83と係合されるカム部材94が取り付けられている。これらガイド挿通孔92、係合溝93の構成は、上述したガイド挿通孔65及び係合溝66の構成と同様であるため詳細は省略する。
可動フォーカスレンズ群81を移動させる移動機構83は、フォーカス用レンズ枠88に挿通、係合されたガイド主軸90及びガイド副軸91と、フォーカス用レンズ枠88と係合されたカム部材94と、カム部材94を介してフォーカス用レンズ枠88を移動させるモータ95とを備える。そして移動機構83は、モータ95の駆動力をカム部材94を介してフォーカス用レンズ枠88に伝達し、フォーカス用レンズ枠88をガイド主軸90及びガイド副軸91に沿って移動させ、これにより第1、第2のフォーカスレンズ86,87を光軸方向に移動させる。これら、カム部材94及びモータ95の構成は、上述したカム部材64及びモータ72の構成と同様であるため詳細は省略する。
フォーカス用レンズ枠88の光軸方向への移動をガイドするガイド主軸90は、円柱体をなし、一端をズームレンズ鏡筒30の下部固定鏡筒34に支持され、他端を固定鏡筒80の下部に取り付けられる撮像素子取付板96に支持されている。また、ガイド副軸91は、円柱体をなし、固定鏡筒80内に一体に組み付けられている。
固定鏡筒80の下部にはフォーカス光学系84の光軸方向に面して撮像素子23が配設されている。撮像素子23は、撮像素子取付板96に開口された矩形開口に嵌め込まれて、さらに上面側にシールガラス97、シールゴム98及びローパスフィルタ99が配設され、押さえ板100によって撮像素子取付板96上に固定されている。また、撮像素子取付板96は、固定鏡筒80の下部にねじ止めされている。
以上のようなフォーカスレンズ鏡筒31は、ねじによりズームレンズ鏡筒30の下部固定鏡筒34に連結されている。これにより、ズームレンズ鏡筒30及びフォーカスレンズ鏡筒31とが連結され、レンズ鏡筒20が構成される。
次いで、このレンズ鏡筒20における光軸調整工程について説明する。光軸調整は、可動ズームレンズ群38の光軸を、上部固定鏡筒33の上部に配設されたプリズム36から下部固定鏡筒34に取り付けられた撮像素子23へ至るズーム光学系42及びフォーカス光学系84の光路に合致させるものであり、可動ズームレンズ群38のズーム用レンズ枠62を支持するガイド主軸70の傾きを調整することにより行う。これにより、レンズ鏡筒20の構成部品のバラツキや組立精度の誤差等に起因する光軸ズレを修正することができる。
上述したように、ガイド主軸70は、フランジ部74及び弾性部材75が設けられた一端側を上部固定鏡筒33の軸受け部50に挿通、支持されている。具体的に、図9(b)に示すように、ガイド主軸70は、フランジ部74及び弾性部材75が大径凹部51に挿入されるとともに、先端が大径凹部51内に開口された小径開口部52を挿通し上部固定鏡筒33の上面側に突出される。これによりガイド主軸70は、先端が堤壁53内に臨まされている。またガイド主軸70は、他端側が下部固定鏡筒34の軸受け部76に支持されている。
そして、ガイド主軸70は、上部固定鏡筒33及び下部固定鏡筒34が連結されることにより、弾性部材75がフランジ部74及び大径凹部51によって圧縮されて支持され、この弾性部材75の応力によって軸受け部50に圧着されることにより揺動が防止されている。
この状態で、堤壁53内に初期調整治具101が装着される。初期調整治具101は、図9(b)に示すように、堤壁53内の内径と同一径を有する円柱形状の軸部102と、軸部102と同軸で形成されガイド主軸70と同一径を有する調整孔103とを有する。かかる初期調整治具101は、堤壁53内に装着されることにより、軸部102が堤壁53により位置規制されると共に、調整孔103内に挿入されたガイド主軸70を軸部102と同軸に調整することができる。したがって、初期調整治具101を用いることにより、ガイド主軸70は、堤壁53と同軸のセンタリング位置に支持される。
このセンタリング位置において、可動ズームレンズ群38の光軸ズレの有無を検出し、光軸ズレが起きていない場合は、初期調整治具101を軸受け部50から取り去り、堤壁53内に接着剤を投入、硬化させ、ガイド主軸70を固定する。なお、上述したように、ガイド主軸70は、フランジ部74及び大径凹部51に圧着している弾性部材75の応力によって揺動が規制されているため、初期調整治具101を取り去った後も、センタリング位置から傾くことはない。またガイド主軸70の先端は、堤壁53より突出されていないため、調整工程において、ガイド主軸70に人や物が触れることによる揺動も防止されている。
一方、ガイド主軸70をセンタリング位置に調整した状態で、可動ズームレンズ群38に光軸ズレが起きている場合は、偏心治具110を軸受け部50に装着することによって光軸ズレを補正する。このとき、ガイド主軸70は、初期調整治具101によってセンタリング位置に支持されていることから、センタリング位置からの偏心量を容易に判別でき、この偏心量に適した偏心治具110を選択することができる。偏心治具110は、図11に示すように、堤壁53内の内径と同一径を有する円柱形状の軸部111と、軸部111内に形成されガイド主軸70と同一径を有する調整孔112とを有する。調整孔112は、中心軸が、軸部111の中心軸から所定量だけ偏心されている。
かかる偏心治具110は、堤壁53内に装着されることにより、軸部111が堤壁53により位置規制されると共に、調整孔112内に挿入されたガイド主軸70を軸部111から所定量だけ偏心するように傾倒させることができる。また偏心治具110は、堤壁53内を回転することにより、ガイド主軸70の傾倒方向を自由に設定することができる。ガイド主軸70は、小径開口部52の開口径よりも小径に形成されているため、小径開口部52の開口径の範囲内で傾倒される。
また、偏心治具110は、光軸ズレの量、すなわちガイド主軸70の傾倒量に応じて、調整孔112の軸部111からの偏心量が異なる複数種類が用意されており、光軸ズレの量に応じて適宜選択される。偏心治具110による光軸補正が終了すると、偏心治具110を軸受け部50から取り去り、堤壁53内に接着剤を投入、硬化させ、ガイド主軸70を固定する。この場合も、ガイド主軸70は、弾性部材75の応力によって揺動が規制されているため、偏心治具110を取り去った後も、調整位置から傾くことはない。また、ガイド主軸70の先端は、堤壁53より突出されていないため、調整工程において、ガイド主軸70に人や物が触れることによる揺動も防止されている。
このように、本発明が適用されたデジタルスチルカメラ1、及びデジタルスチルカメラ1内に用いられているレンズ鏡筒20によれば、弾性部材75がフランジ部74及び大径凹部51の間に圧着されることによりガイド主軸70の揺動が防止された状態で支持されているため、光軸補正後に初期調整治具101あるいは偏心治具110を軸受け部50から取り去っても、ガイド主軸70は調整位置に保持される。したがって、初期調整治具101あるいは偏心治具110は、繰り返し使用することができるため、各種類につき、1つずつ用意しておけば足り、製品の数に応じて常時複数種類の在庫を抱えておく必要はない。
また、本発明によれば、ガイド主軸70の先端が堤壁53より突出しないため、光軸補正後に、接着剤を投入、硬化させる間などに、ガイド主軸70が人や物等に触れるなどして揺動する事態を防止することができる。
さらに、本発明は、初期調整治具101あるいは偏心治具110を軸受け部50に取り付けたまま固定するものではないため、レンズ鏡筒20の小型化、軽量化、あるいは部品点数の削減、低コスト化を図ることができる。
次に、本発明は、レンズ鏡筒20の光軸調整を、調整治具及び調整治具をガイド主軸70の長手方向と直交する方向へ移動させる移動手段を備えた調整器120を用いて行ってもよい。具体的に、調整器120を用いる場合、上部固定鏡筒33に形成される軸受け部121は、図12に示すように、上部固定鏡筒33の上部内側に設けられた大径凹部122と、大径凹部122の略中央が貫通されて形成された小径開口部123を有し、上部固定鏡筒33の上面側には上記堤壁53に相当する堤壁は設けられていない。なお、図12(a)及び(b)に示すように、かかる軸受け部121においても、ガイド主軸70は、弾性部材75がフランジ部74と大径凹部122との間で圧着されて支持されているため、揺動が防止されている。
また調整器120は、調整治具125と、調整治具125を移動させる移動手段126からなる。調整治具125は、円筒形状の軸部127と、軸部127の端面に開口されガイド主軸70の径と同一の内径を有する調整孔128が形成されている。移動手段126は、調整治具125をガイド主軸70の長手方向と略直交し、かつ互いに直交するX方向及びY方向へ移動させるものである。
かかる調整器120による光軸調整行う場合は、先ず、調整治具125の調整孔128に、軸受け部121より上部固定鏡筒33の上面側に突出されたガイド主軸70の先端を挿入する。そして、光軸ズレの補正値に基づいて移動手段126を駆動し、調整治具125をXY方向へ移動させる。このとき、ガイド主軸70は、小径開口部123の開口径の範囲内で傾倒される。光軸補正が終了すると、調整治具125を取り去り、小径開口部123内に接着剤を投入、硬化させ、ガイド主軸70を固定する。この場合も、ガイド主軸70は、弾性部材75の応力によって揺動が規制されているため、調整治具125を取り去った後も、調整位置から傾くことはない。
このように、調整器120を用いた光軸補正では、調整治具を取り去った後も、ガイド主軸70が調整位置に保持されるため、調整治具を繰り返し使用することができ、さらに、調整器120の移動手段126に調整治具125を取り付けることで、予め所定の偏心量が設定された偏心治具を用意する必要がなく、また偏心量の異なる複数種類の偏心治具を用意する必要がない。さらに、治具の偏心量に拘束されることなく、光軸ズレの量に応じた補正を行うことができる。
なお、この軸受け部121では、堤壁53に相当する堤壁124を形成してもよい。この場合、堤壁124の径は、調整治具125の軸部125のXY方向への移動を阻害しない程度の大きさで形成される。そして、軸受け部121は、堤壁124が形成されることにより、この光軸調整終了後は、この堤壁124内に接着剤を投入することができ、容易にガイド主軸70を調整位置に固定することができる。
そして、本発明によれば、上述した初期調整治具101及び偏心治具110を用いた光軸調整と、調整器120を用いた光軸調整のいずれにも対応できるため、レンズ鏡筒20の製造、組立地の設備や人件費などの諸事情に応じて、初期調整治具101及び偏心治具110を用いた光軸調整を採用することも、調整器120を用いた光軸調整を採用することもできる。
本発明に係る撮像装置を示す斜視図である。 本発明に係る撮像装置を示す背面図である。 本発明に係る撮像装置を示す機能ブロック図である。 本発明に係るレンズ鏡筒を示す斜視図である。 本発明に係るレンズ鏡筒を示す斜視図である。 レンズ鏡筒の分解斜視図である。 ズームレンズ鏡筒の斜視図である。 ズームレンズ鏡筒の背面図である。 ガイド主軸及び軸受け部を示す断面図である。 弾性部材を示す斜視図である。 ガイド主軸の光軸調整工程を説明するための図である。 ガイド主軸の他の光軸調整工程を説明するための図である。 従来の撮像装置における光軸調整工程を示す側面図である。
符号の説明
1 デジタルスチルカメラ、2 カメラ本体、20 レンズ鏡筒、30 ズームレンズ鏡筒、31 フォーカスレンズ鏡筒、33 上部固定鏡筒、34 下部固定鏡筒、38 可動ズームレンズ群、42 ズーム光学系、50 軸受け部、51 大径凹部、52 小径開口部、53 堤壁、60 第1のズームレンズ、62 第2のズームレンズ、64 カム部材、65 ガイド挿通孔、66 係合溝、70 ガイド主軸、71 ガイド副軸、72 モータ、74 フランジ部、75 弾性部材、101 調整治具、102 軸部、103 調整孔、110 偏心治具、111 軸部、112 調整孔、120 調整器

Claims (10)

  1. 撮像レンズと、上記撮像レンズを保持するレンズ枠体と、上記レンズ枠体の、上記撮像レンズの光軸方向に亘る移動をガイドするガイド軸と、上記レンズ枠体を上記ガイド軸に沿って移動させる移動手段を備え、上記ガイド軸の両端部を支持するレンズ鏡筒において、
    上記ガイド軸は、一端に弾性部材が係止され、上記弾性部材が上記ガイド軸と上記レンズ鏡筒に設けられ上記ガイド軸の一端が挿通される軸受け部とに挟持され圧縮された状態で、上記軸受け部に支持されているレンズ鏡筒。
  2. 上記ガイド軸の上記一端には、フランジ部が設けられ、
    上記弾性部材は、上記ガイド軸の一端より該ガイド軸に嵌合して、上記フランジ部に係止されていることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
  3. 上記弾性部材は、弾性体と上記弾性体の一面又は両面に貼着された摺動部材とからなることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 上記ガイド軸の一端は、上記軸受け部を介して上記レンズ鏡筒の外部に臨まされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  5. 上記軸受け部には、上記ガイド軸を固定する接着剤が投入される堤壁が形成されていることを特徴とする請求項4記載のレンズ鏡筒。
  6. 上記堤壁は、上記ガイド軸の傾きを調整する調芯治具との嵌合部となることを特徴とする請求項5記載のレンズ鏡筒。
  7. 上記堤壁は、上記レンズ鏡筒の外方に設けられた立壁からなり、上記軸受け部から外方へ突出されている上記ガイド軸の一端よりも突出されていること特徴とする請求項5記載のレンズ鏡筒。
  8. 撮像レンズと、上記撮像レンズを保持するレンズ枠体と、上記レンズ枠体の、上記撮像レンズの光軸方向に亘る移動をガイドするガイド軸と、上記レンズ枠体を上記ガイド軸に沿って移動させる移動手段を備え、上記ガイド軸の両端部を支持するレンズ鏡筒を備えた撮像装置において、
    上記ガイド軸は、一端に弾性部材が係止され、上記弾性部材が上記ガイド軸と上記レンズ鏡筒に設けられ上記ガイド軸の一端が挿通される軸受け部とに挟持され圧縮された状態で、上記軸受け部に支持されている撮像装置。
  9. 撮像レンズと、上記撮像レンズを保持するレンズ枠体と、上記レンズ枠体の、上記撮像レンズの光軸方向に亘る移動をガイドするガイド軸と、上記レンズ枠体を上記ガイド軸に沿って移動させる移動手段を備え、上記ガイド軸の両端部を支持するレンズ鏡筒の光軸調整方法において、
    上記ガイド軸は、一端に弾性部材が係止され、上記弾性部材が上記ガイド軸と上記レンズ鏡筒に設けられ上記ガイド軸の一端が挿通される軸受け部とに挟持され圧縮された状態で、上記軸受け部に支持され、
    上記軸受け部に装着される軸部と該軸部の軸中心に対して軸中心が所定量だけ偏心されている調整孔とを備えた調芯治具の、上記軸部を上記軸受け部に装着すると共に、上記調整孔に上記ガイド軸の一端を挿入することにより、上記ガイド軸の傾きを調整し、
    上記調芯治具を上記ガイド軸より取り去った後、上記ガイド軸の上記一端を接着剤で固定する光軸調整方法。
  10. 撮像レンズと、上記撮像レンズを保持するレンズ枠体と、上記レンズ枠体の、上記撮像レンズの光軸方向に亘る移動をガイドするガイド軸と、上記レンズ枠体を上記ガイド軸に沿って移動させる移動手段を備え、上記ガイド軸の両端部を支持するレンズ鏡筒の光軸調整方法において、
    上記ガイド軸は、一端に弾性部材が係止され、上記弾性部材が上記ガイド軸と上記レンズ鏡筒に設けられ上記ガイド軸の一端が挿通される軸受け部とに挟持され圧縮された状態で、上記軸受け部に支持され、
    上記軸受け部より上記レンズ鏡筒の外部に臨まされている上記ガイド軸の一端が挿通される調整治具と、上記調整治具を上記撮像レンズの光軸方向と略直交する方向に移動させる移動手段とを備えた調整器によって、上記ガイド軸の傾きを調整し、
    上記調整治具を上記ガイド軸より取り去った後、上記ガイド軸の一端を接着剤で固定する光軸調整方法。
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