JP2008209399A - 高速摩耗試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】選択的に設定された速度域におけるゴム部材の磨耗量を計測することができる高速磨耗試験装置を得る。
【解決手段】円盤26の重量が10Kg以上であるため、モータ14から十分な慣性力を円盤26が得ることができ、ゴム部材12の磨耗量を安定して測定することができる。さらに、円盤26の重量が200Kg以下であるため、円盤26の慣性力が大き過ぎることはなく、円盤26が停止するまでの時間(測定時間)が適度に保たれる。これにより、選択的に設定された速度域におけるゴム部材の磨耗量を計測することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ゴム部材の摩耗量を測定する高速摩耗試験装置に関する。
路面とタイヤの摩擦、及び摩耗特性は、自動車の走行速度によって異なる。
そこで、同軸上に摩擦測定用のゴム部材を取り付けた円板と駆動円盤をとりつけ、このゴム部材を路面部材に当接させながら軸を回転させ、円板と駆動円盤とのねじりモーメントをトルク計により検出し、ゴム部材の速度とともに記録することで、ゴム部材と路面部材の動摩擦係数を高速度から低速度へ連続的に測定できる動摩擦測定装置が提案されている。(特許文献1)
特開昭53−57082号公報
しかしながら、この動摩擦測定装置は、短時間で動摩擦係数を測定することを目的に設計されているため、路面部材とゴム部材が当接してから2秒前後でゴム部材が停止してしまう。このため、ゴム部材の摩耗量が少なすぎ、ゴム部材の動摩擦係数を測定することはできるがゴム部材の摩耗量を測定するには困難であった。
一方、室内摩耗試験機としては、JIS−K−6264に記載されているランボーン摩耗試験機があるが、この試験機の滑り速度は最高でも10km/hであり、自動車の走行レベルでの滑り領域で生じる摩耗量を測定することが出来ない。
また、近年自動車の用途の多様化により、例えば、高速道路を中心に走る自動車の場合は、高速域、街乗りを中心に走る自動車の場合は、低速域が中心となり、タイヤの摩耗性能を速度域別に把握する必要が生じてきた。
本発明は、上記事実を考慮し、選択的に設定された速度域におけるゴム部材の摩耗量を計測することができる高速摩耗試験装置を提供することが課題である。
本発明の請求項1に係る高速摩耗試験装置は、回転自在に設けられた駆動軸部材と、前記駆動軸部材に回転駆動力を付与する駆動手段と、前記駆動軸部材に中心部が固定され、前記駆動軸部材を回転軸として回転する円盤と、前記駆動軸部材の軸上に設けられる従動軸部材と、前記駆動軸部材と前記従動軸部材の間に設けられ、前記駆動軸部材の回転駆動力を前記従動軸部材に伝達すると共に、前記駆動軸部材と前記従動軸部材の間で生じるねじりモーメントを測定するトルク計と、前記従動軸部材に中心部が固定され、前記従動軸部材を回転軸として回転する円板と、前記円板において、前記トルク計が配置された側とは反対側に取り付けられた測定用のゴム部材と、前記円板に対向配置され、前記ゴム部材が当接する路面部材と、を備える高速摩耗試験装置において、前記円盤の重量が10Kg以上200Kg以下であることを特徴とする。
上記構成によれば、駆動手段が駆動軸部材に回転駆動力を付与し、駆動軸部材が回転する。この駆動軸部材が回転すると、駆動軸部材に固定された円盤が回転し、さらに、この駆動軸部材の回転力は、トルク計を介して従動回転軸に伝達され、従動回転軸が回転する。
従動回転軸が回転すると円板が回転し、これにより、円板に取り付けられたゴム部材が路面部材と当接しながら路面部材上を円状に回転する。
例えば、ゴム部材が所定の速度に達したときに、駆動手段からの駆動力を解除し、その後は、駆動手段が円盤へ付与したエネルギーによって、円盤の慣性力で円板を回転させる。そして、円盤及び円板が停止するまでの路面部材によるゴム部材の摩耗量を測定する。
また、ゴム部材が所定の速度に達したときに、駆動手段からの駆動力を掛けたまま一定速度でゴム部材を路面部材に接触させ、任意の時間(任意の走行距離)に達したら試験を停止させ、そのときのゴム部材の摩耗量を測定する。
ここで、円盤の重量が10Kg以上である。このため、駆動手段から十分な慣性力を円盤が得ることができ、これにより、ゴム部材の摩耗量を得ることができる。つまり、10Kg以下では、ゴム部材の摩耗量が少なく安定した試験結果が得られない。
また、円盤の重量が200Kg以下である。このため、円盤の慣性力が大き過ぎることはなく、円盤が停止するまでの時間(測定時間)が適度に保たれる。つまり、200Kg以上では、円盤の慣性力が大き過ぎて、円盤が停止するまでの時間(測定時間)が長くなってしまい、効率良くゴム部材の摩耗量を測定することができない。また、円盤が高速で回転する必要があるため、200Kg以上では、装置に非常に高い剛性と精度が要求され、高価な装置となってしまう。
すなわち、ゴム部材がある選択された速度に達したときに、駆動手段からの駆動力を解除することで、ゴム部材への入力を一定のエネルギー(定エネルギー)に制御した上で、選択的に設定された速度域におけるゴム部材の摩耗量を計測することができる。
さらに、ゴム部材がある選択された速度に達したときに、駆動手段からの駆動力を掛けたまま一定速度でゴム部材を路面部材に接触させ、任意の時間(任意の走行距離)ゴム部材の速度を一定の速度(定速度)に制御することで、選択された速度におけるゴム部材の摩耗量を計測することができる。
また、円盤が固定される駆動軸部材と円板が固定される従動軸部材の間で生じるねじりモーメントをトルク計で測定することで、この高速摩耗試験装置でゴム部材と路面部材の摩擦係数の算出も可能である。
本発明の請求項2に係る高速摩耗試験装置は、請求項1記載において、前記ゴム部材と前記路面部材を当接及び離間させる当接離間手段が設けられたことを特徴とする。
上記構成によれば、ゴム部材と路面部材を当接及び離間させる当接離間手段が設けられている。
例えば、ゴム部材がある選択された速度に達したときゴム部材と路面部材を当接させ、ゴム部材がある選択された速度に減速したときゴム部材と路面部材を離間させることができ、円盤及び円板が停止するまでのゴム部材の摩耗量に限定されず、例えば、80km/hから50km/h間等の選択的に設定された速度域におけるゴム部材の摩耗量を測定することができる。
また、ゴム部材がある選択された速度に達したときゴム部材と路面部材を当接させ、駆動手段からの駆動力を掛けたまま一定速度でゴム部材を路面部材に接触させ、任意の時間(任意の走行距離)が経過したときにゴム部材と路面部材を離間させることができ、一定速度で任意の時間経過後のゴム部材の摩耗量を測定することができる。
本発明の請求項3に係る高速摩耗試験装置は、請求項1又は2記載において、−40℃以上100℃以下の任意の一定温度に制御可能な恒温槽が設けられ、前記恒温槽の内部に少なくとも前記ゴム部材、前記円板、及び前記路面部材が配置されることを特徴とする。
上記構成によれば、少なくともゴム部材、円板、及び路面部材が恒温槽の内部に配置される。
ここで、ゴム材料の摩耗特性は温度依存性が大きく、試験時の環境温度によってゴム部材の摩耗量が変わる。また、自動車の走行を考慮した場合、路面温度は、−40℃以上100℃以下である。
そこで、ゴム部材、円板、及び路面部材を恒温槽の内部に配置することで、目的に合った環境温度におけるゴム部材の摩耗量を測定することができる。
本発明の請求項4に係る高速摩耗試験装置は、請求項1乃至3何れか1項記載において、前記路面部材が脱着可能に設けられることを特徴とする。
上記構成によれば、路面部材は高速摩耗試験装置から脱着可能に設けられる。
ここで、自動車が走行する路面素材としては、アスファルト、樹脂、砥石、金属の少なくとも1種類、又は、これらのうち少なくとも2種を混合したもの、さらに、滑り止めの凹凸を路面に備えたセイフティウォーク等をあげることができる。また、路面の状態としては、乾燥路面だけでなく、湿潤・凍結路面等もあげることができる。
そこで、路面部材を脱着可能に設けることで、目的に合った路面におけるゴム部材の摩耗量を測定することができる。
本発明の請求項5に係る高速摩耗試験装置は、請求項1乃至4何れか1項記載において、前記円盤の重量が15kg以上100kg以下であることを特徴とする。
上記構成によれば、円盤の重量が15kg以上100kg以下である。円盤の重量が15Kg以上であるため、駆動手段から十分な慣性力を円盤が安定して得ることができる。また、円盤の重量が100Kg以下であるため、円盤が停止するまでの時間(測定時間)を短くすることができる。
本発明の高速摩耗試験装置によれば、選択的に設定された速度域におけるゴム部材の摩耗量を計測することができる。
本発明の第1実施形態に係る高速摩耗試験装置10について図1から図3に基づいて説明する。
図1、図2に示されるように、この高速摩耗試験装置10には、後述する測定用のゴム部材12に回転駆動力を付与するモータ14が設けられている。このモータ14は、図示せぬフレームに取り付けられ、床面に設置されるようになっている。また、モータ14は、高速摩耗試験装置10を制御する装置制御部50に接続されており、装置制御部50からの指示で、所定の回転力でモータ14に設けられたモータ軸部材16を回転させるようになっている。
さらに、このモータ軸部材16は上方に延びて配置されており、その上端部には、電磁クラッチ18が設けられている。この電磁クラッチ18も、モータ14同様に装置制御部50に接続されており、装置制御部50からの指示で、電磁クラッチ18の上部から上方に延びる第1回転軸部材17と、モータ軸部材16を選択的に連結又は解除することができるようになっている。
また、第1回転軸部材17には、ローラ20が設けられており、このローラ20には、ローラ20と水平方向に並んで配置されるローラ22との間に掛け渡される動力伝達ベルト23が巻き掛けられている。つまり、ローラ20の回転力が動力伝達ベルト23を介してローラ22に伝達されるようになっている。
さらに、このローラ22の回転中心部には、上下に延びる駆動軸部材24が設けられており、この駆動軸部材24には、駆動軸部材24を回転軸とする円形状の円盤26の中心部が固定されている。また、円盤26は、鉄で形成され重量は10Kg以上200Kg以下(好ましくは15kg以上100kg)とされており、さらに、円盤26の半径は5cm以上200cm以下とされている。
さらに、駆動軸部材24の下端は、トルク計28の上端と連結されており、このトルク計28は、トルク計28の下端から下方に延びる従動軸部材30と、駆動軸部材24の間で生じるねじりモーメントを測定できるようになっている。
また、この従動軸部材30には、従動軸部材30の回転速度を計測することができる速度計32が取り付けられており、速度計32の下方には、従動軸部材30の下端部が挿入された四角柱状の恒温槽34が設けられている。なお、この速度計32が検出した従動軸部材30の回転速度の速度情報は、装置制御部50に伝達されるようになっている。
この恒温槽34の隣には、エアコンディショナー36が設けられており、所定の温度の空気を恒温槽34に流し込むことで、恒温槽34の内部を−40℃以上100℃以下の所定の温度に保つようになっている。なお、恒温槽34、及びエアコンディショナー36は、温度制御部38と接続されており、温度制御部38が恒温槽34の温度情報を受けてエアコンディショナー36を制御するようになっている。
さらに、恒温槽34の内部には、従動軸部材30の下端部に回転中心部が固定された円状の円板40が固定されており、この円板40の円周部40Aには、円周を4等分するように、測定用のゴム部材12が取り付けられるブラケット42の基端部が固定されている。
詳細には、ブラケット42は、弾性部材である板バネ材を折り曲げて形成されており、ブラケット42の先端は、水平方向に対して斜め下方、かつ、円板40の周方向に沿って取り付けられている。
また、ブラケット42の先端部には、直方体状のゴム部材12が測定面12Aを下方に向け取り付けられている。
さらに、測定面12Aと対向するように、測定面12Aと距離をおいて円状の路面部材44が配置されており、路面部材44の中心部には、下方に延びて恒温槽34の底面34Aから恒温槽34の外側へ延びる円柱状の支持ロッド46が固定されている。ここで、恒温槽34に設けられたドア(図示省略)を開放することで、路面部材44が支持ロッド46から脱着可能となり、さらに、路面部材44が交換可能となるように、路面部材44はボルトにて支持ロッド46の先端部に固定されている。
つまり、自動車が走行する路面素材としては、アスファルト、樹脂、砥石、金属の少なくとも1種類、又は、これらのうち少なくとも2種を混合したもの、さらに、滑り止めの凹凸を路面に備えたセイフティウォーク等があげられ、さらに、路面の状態としては、乾燥路面だけでなく、湿潤・凍結路面等もあげられるが、路面部材44を脱着可能とすることで、目的に合った路面におけるゴム部材12の摩耗量を測定することができるようになっている。
また、ゴム材料の摩耗特性は温度依存性が大きく、試験時の環境温度によってゴム部材12の摩耗量が変わってしまうが、このように、恒温槽34を設け、円板40、ゴム部材12、及び路面部材44を恒温槽34の内部に配置することで目的に合った環境温度におけるゴム部材12の摩耗量を測定することができるようになっている。
なお、自動車の走行を考慮した場合、路面温度は、−40℃以上100℃以下であるため、恒温槽34の内部を−40℃以上100℃以下の所定の温度に保たれるようにすることで、事実上の使用領域を全てカバーすることができる。
また、この支持ロッド46の下端部は、路面部材44を上下動させるシリンダ48に連結されており、このシリンダ48は、高速摩耗試験装置10を制御する装置制御部50に接続されている。これにより、装置制御部50からの指示でシリンダ48は、路面部材44を上下移動させ、ゴム部材12と路面部材44を当接、又は離間することができるようになっている。さらに、装置制御部50の指示によって、従動軸部材30に対してボールベアリングを介して円板40を上下動させ、ゴム部材12に任意の接地圧を付加できるようになっている。
次に、本第1実施形態に係る高速摩耗試験装置10を用いてゴム部材12の摩耗量を測定する手順について説明する。
先ず、恒温槽34のドアを開け、重量を測定したゴム部材12を測定面12Aが下方に向くように、ブラケット42の先端部に取り付け、恒温槽34のドアを閉める。なお、この状態では、路面部材44とゴム部材12は離間している。
次に、エアコンディショナー36を温度制御部38を介して制御し、恒温槽34の内部が所定の温度(例えば30℃)に保たれるように、エアコンディショナー36は恒温槽34に空気を流し込む。
さらに、装置制御部50を介して電磁クラッチ18を操作し、モータ軸部材16と第1回転軸部材17を連結させる。そしてこの状態でモータ14を回転させ、動力伝達ベルト23及び駆動軸部材24を通じて円盤26を回転させ、さらに、トルク計28及び従動軸部材30を通じて円板40を回転させる。
次に、速度計32からゴム部材12の速度を計算し、ある選択された速度(例えば80km/h)が安定して得られるようにモータ14を装置制御部50が制御する。
次に、ゴム部材12の速度がその速度に安定した状態で、電磁クラッチ18を解除し、同時に、シリンダ48を可動させ路面部材44を上方へ移動させてゴム部材12と路面部材44を当接させる。この状態で、トルク計28を用いて、駆動軸部材24と従動軸部材30の間で生じるねじりモーメントを測定する。
また、路面部材44とゴム部材12の摩擦及び摩耗により、ゴム部材12の速度が所定の速度(例えば50km/h)まで減速したら、シリンダ48を可動させ路面部材44を下方へ移動させてゴム部材12と路面部材44を離間させる。
ゴム部材12が停止した後、恒温槽34のドアを開け、ゴム部材12をブラケット42から取り外し、ゴム部材12の重量を測定し、試験前後のゴム部材12の摩耗量を取得する。
つまり、一定の速度(例えば80km/h)で回転する円盤26が一定の速度(例えば50km/h)になるまでのゴム部材12の摩擦量を測定する。すなわち、ある一定の回転エネルギーを持った円盤26が一定の速度(一定の回転エネルギー)になるまでの一定のエネルギーは全てゴム部材12の摩耗エネルギーに消費されると考えられるため、一定エネルギーでの摩耗試験といえる。
このようにして、ゴム部材12への入力を一定のエネルギー(定エネルギー)に制御した上で、選択的に設定された速度域(例えば80km/hから50km/h)におけるゴム部材12の路面部材44に対する摩耗量を複雑な計算制御なしに計測することができる。
また、前述したように、円盤26の重量が10Kg以上であるため、モータ14から十分な慣性力を円盤26が得ることができ、ゴム部材12の摩耗量を安定して測定することができる。つまり、10Kg以下では、ゴム部材12の摩耗量が少なく安定した試験結果を得ることはできない。
さらに、円盤26の重量が200Kg以下であるため、円盤26の慣性力が大き過ぎることはなく、円盤26が停止するまでの時間(測定時間)が適度に保たれる。つまり、200Kg以上では、円盤26の慣性力が大き過ぎて、円盤26が停止するまでの時間(測定時間)が長くなってしまい、効率良くゴム部材12の摩耗量を測定することができない。また、円盤26が高速で回転する必要があるため、200Kg以上では、高速摩耗試験装置10に非常に高い剛性と精度が要求され、高価な高速摩耗試験装置10となってしまう。
また、円盤26の半径が5cm以上であるため、モータ14から十分な慣性力を円盤26が得ることができ、さらに、円盤26の半径が200cm以下であるため、円盤26の慣性力が大き過ぎることはない。
また、トルク計28にて測定された駆動軸部材24と従動軸部材30の間で生じるねじりモーメントに基づいて、ゴム部材12と路面部材44の摩擦係数を算出することができる。
また、恒温槽34を用いることで、目的に合った環境温度におけるゴム部材12の摩耗量を測定することができる。
また、路面部材44を脱着可能に設けることで、目的に合った路面におけるゴム部材12の摩耗量を測定することができる。
なお、円板40の回転時におけるゴム部材12の質量中心部分の最高速度は特に規定しないが、300km/h以上では路面部材44とゴム部材12との摩擦による発熱が激しいため、ゴム部材12の最高速度は300km/h以下、好ましくは150km/h以下である。
また、試験前後のゴム部材12の質量を比較して摩耗量を取得するため、ゴム部材12のサイズ・重量を特に規定する必要はない。
さらに、本願発明者は、以下の試験にて選択的に設定された速度域におけるゴム部材12の摩耗量を計測し、高速摩耗試験装置10が、ゴム部材12の摩耗量を適切に検出できることを確認した。
<試験条件>
円盤重量:20Kg
(実施例1)
・測定速度域:80km/hから0km/h(測定時間15秒)
・ゴム部材の摩耗量は49.1mgであった。
(実施例2)
・測定速度域:80km/hから50km/h(測定時間9.5秒)
・ゴム部材の摩耗量は31.5mgであった。
(比較例)
・市販のDFテスター(ダイナミック・フリクション・テスター:日邦産業株式会社製)を使用。
・測定速度域:80km/hから0km/h(測定時間1.8秒)
・ゴム部材の摩耗量は5.3mgであった。
<評価基準>
本高速摩耗試験装置の目的は、ゴム部材の摩耗量のサンプル間での有意差を判断するものである。よって、判断基準として摩耗量を30mg以上とした。
図3は上記試験の評価結果を示し、本高速摩耗試験装置によると、高速(80km/h)から測定を開始した実施例1、実施例2では、基準とした摩耗量を30〜200mgを満たしていることが分かる。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、円盤26として円形状のものを用いたが、これに替えて、コマ形状やドーナツ形状等でもよく、回転軸を中心に軸対象の形状であればよい。
また、上記実施形態では、恒温槽34の温度のみを制御したが、温度に加えて湿度等を制御しさらに使用環境を限定して試験毎のバラツキを抑えてもよい。
また、上記実施形態では、路面部材44をシリンダ48によって上下移動させてゴム部材12と路面部材44を当接、離間させたが、これに替えて、円板40及び円盤26を共に上下移動させてゴム部材12と路面部材44を当接、離間させてもよく、さらに、円板40と従動軸部材30の間にボールスプラインを設けて円板40のみを上下動させてもよく、このように他の方法で、ゴム部材12と路面部材44を当接、離間させてもよい。
また、上記実施形態では、路面部材44を脱着可能にして、各種の路面にたいするゴム部材12の摩耗量の測定を可能としたが、散水装置等を設けて降雨時のゴム部材12の摩耗量を測定可能としてもよい。
また、上記実施形態では、例として、ゴム部材12の速度が50km/hまで減速したら、ゴム部材12と路面部材44を離間させたが、これに替えて、系全体が減速して速度が0km/hになった後にゴム部材12と路面部材44を離間させてもよい。
また、上記実施形態の測定手順として、1度の試験を例にとって説明したが、これに替えて、必要に応じて複数回の試験を行って摩耗量を測定してもよい。
次に、本発明の第2実施形態に係る高速摩耗試験装置について説明する。なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略する。
この実施形態では、第1実施形態のように、ゴム部材12の摩耗量を測定する場合に、ゴム部材12と路面部材44を当接させる前に電磁クラッチ18を解除することはない。
以下、本第2実施形態に係る高速摩耗試験装置10を用いてゴム部材12の摩耗量を測定する手順について説明する。
先ず、恒温槽34のドアを開け、重量を測定したゴム部材12を測定面12Aが下方に向くように、ブラケット42の先端部に取り付け、恒温槽34のドアを閉める。なお、この状態では、路面部材44とゴム部材12は離間している。
次に、エアコンディショナー36を温度制御部38を介して制御し、恒温槽34の内部が所定の温度(例えば30℃)に保たれるように、エアコンディショナー36は恒温槽34に空気を流し込む。
さらに、装置制御部50を介して電磁クラッチ18を操作し、モータ軸部材16と第1回転軸部材17を連結させる。そしてこの状態でモータ14を回転させ、動力伝達ベルト23及び駆動軸部材24を通じて円盤26を回転させ、さらに、トルク計28及び従動軸部材30を通じて円板40を回転させる。
次に、速度計32からゴム部材12の速度を計算し、ある選択された速度(例えば60km/h)が安定して得られるようにモータ14を装置制御部50が制御する。
次に、ゴム部材12の速度がその速度に安定した状態で、シリンダ48を可動させ路面部材44を上方へ移動させてゴム部材12と路面部材44を当接させる。この状態で、ゴム部材12が選択された速度(例えば60km/h)を維持するように、装置制御部50がモータ14の出力を素早く調整する。さらに、トルク計28を用いて、駆動軸部材24と従動軸部材30の間で生じるねじりモーメントを測定する。
そして、ゴム部材12と路面部材44を当接させてから任意の時間(任意の走行距離)が経過したら、シリンダ48を可動させ路面部材44を下方へ移動させてゴム部材12と路面部材44を離間させる。
装置制御部50を介して電磁クラッチ18を操作し、モータ軸部材16と第1回転軸部材17を解除させ、円板40を停止させる。円板40が停止した後、恒温槽34のドアを開け、ゴム部材12をブラケット42から取り外し、ゴム部材12の重量を測定し、試験前後のゴム部材12の摩耗量を取得する。
つまり、一定の速度(例えば60km/h)で路面部材44と当接するゴム部材12が任意の時間(任意の走行距離)経過後に、路面部材44によって摩耗した摩耗量を測定する。すなわち、任意の走行速度で任意の時間(任意の走行距離)走行する自動車に装着されたタイヤの摩耗量を取得することができる摩耗試験といえる。
ここで、定常状態で使用されるタイヤの滑り速度は、ゴムの摩耗係数によらずタイヤの回転速度によって一義的に決まる。すなわち、一定速度(例えば60km/h)で試験を行い、任意の時間(任意の走行距離)に達したら試験を停止すという評価方法は、実車に装着したタイヤの摩耗をよりよく再現することができ、タイヤに使用したゴムの耐摩耗性能の優劣を実車に近い状態で評価することができる。
さらに、本願発明者は、以下の試験にて一定速度におけるゴム部材12の摩耗量を計測し、高速摩耗試験装置10が、ゴム部材12の摩耗量を適切に検出できることを確認した。
<試験条件>
円盤重量:20Kg
・測定速度:10km/h、20km/h、30km/h、40km/h、50km/h、60km/h、70km/h、80km/h
・評価時間(一定速度のゴム部材12が路面部材44)に当接していた時間:5秒
<評価基準>
本高速摩耗試験装置の目的は、ゴム部材の摩耗量のサンプル間での有意差を判断するものである。よって、判断基準として摩耗量を30mg以上とした。なお、試験前後のゴム部材12の質量を比較して摩耗量を取得するため、ゴム部材12のサイズ・重量を特に規定する必要はない。
図4は上記試験の評価結果を示し、基準とした摩耗量を30mg以上を満たしていることが分かる。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態の試験は、評価時間を一定(5秒)として、各速度間のゴム部材の摩耗量を比較したが、これに替えて、走行距離を一定として、各速度間のゴム部材の摩耗量を比較してもよい。
本発明の第1実施形態に係る高速摩耗試験装置を示した側面図である。 本発明の第1実施形態に係る高速摩耗試験装置を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る高速摩耗試験装置の試験結果を示した図面である。 (A)(B)本発明の第2実施形態に係る高速摩耗試験装置の試験結果を示した図面である。
符号の説明
10 高速摩耗試験装置
12 ゴム部材
14 モータ(駆動手段)
24 駆動軸部材
26 円盤
28 トルク計
30 従動軸部材
34 恒温槽
40 円板
44 路面部材
48 シリンダ(当接離間手段)

Claims (5)

  1. 回転自在に設けられた駆動軸部材と、
    前記駆動軸部材に回転駆動力を付与する駆動手段と、
    前記駆動軸部材に中心部が固定され、前記駆動軸部材を回転軸として回転する円盤と、
    前記駆動軸部材の軸上に設けられる従動軸部材と、
    前記駆動軸部材と前記従動軸部材の間に設けられ、前記駆動軸部材の回転駆動力を前記従動軸部材に伝達すると共に、前記駆動軸部材と前記従動軸部材の間で生じるねじりモーメントを測定するトルク計と、
    前記従動軸部材に中心部が固定され、前記従動軸部材を回転軸として回転する円板と、
    前記円板において、前記トルク計が配置された側とは反対側に取り付けられた測定用のゴム部材と、
    前記円板に対向配置され、前記ゴム部材が当接する路面部材と、
    を備える高速摩耗試験装置において、
    前記円盤の重量が10Kg以上200Kg以下であることを特徴とする高速摩耗試験装置。
  2. 前記ゴム部材と前記路面部材を当接及び離間させる当接離間手段が設けられたことを特徴とする請求項1記載の高速摩耗試験装置。
  3. −40℃以上100℃以下の任意の一定温度に制御可能な恒温槽が設けられ、前記恒温槽の内部に少なくとも前記ゴム部材、前記円板、及び前記路面部材が配置されることを特徴とする請求項1又は2記載の高速摩耗試験装置。
  4. 前記路面部材が脱着可能に設けられることを特徴とする請求項1乃至3何れか1項に記載された高速摩耗試験装置。
  5. 前記円盤の重量が15kg以上100kg以下であることを特徴とする請求項1乃至4何れか1項に記載された高速摩耗試験装置。
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