JP2008208543A - 基礎断熱構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】化粧パネルの取替えを容易に行なうことができ、しかも受け具や係止具を容易にかつ強固に断熱材に取り付けることができて施工性に優れた基礎断熱構造を提供する。
【解決手段】基礎1の屋外面に断熱材2を設けると共に、断熱材2の屋外面に化粧パネル3を取り付けて形成され、化粧パネル3の下部は施工後に地面4に埋設される基礎断熱構造に関する。固着具5が保持される固着具保持部材6を断熱材2に設ける。化粧パネル3の下端部位置に配置される受け具7を固着具保持部材6に打入した固着具5で断熱材2の外面に取り付けると共に、化粧パネル3の上端部位置に配置される係止具8を固着具保持部材6に打入した固着具5で断熱材2の外面に取り付ける。化粧パネル3の下端部を受け具7で脱着自在に保持すると共に化粧パネル3の上端部を係止具8で脱着自在に係止することによって、断熱材2の屋外面に化粧パネル3を取り付ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、家屋の基礎における基礎断熱構造に関するものである。
寒冷地などにおいて床下の断熱性を確保するために、基礎1の屋外面に断熱材2を張って取り付け、この断熱材2の屋外面に化粧のために化粧パネル3を取り付けるようにした基礎断熱構造が採用されている。
図8は基礎断熱構造の一例を示すものであり、コンクリート布基礎などで形成される基礎1の屋外面にウレタンフォームやスチレンフォームなどの断熱材2を接着して固定してある。この断熱材2の屋外面にセメント等の無機系の化粧パネル3が取り付けてあり、施工後に基礎1の下部を土中に埋めるために、化粧パネル3の下部は地面4に埋設されている。そして化粧パネル3は変性シリコン系などの接着剤で断熱材2に貼り付けることによって固定されている(例えば特許文献1参照)。
特開2000−273977号公報
しかし化粧パネル3を接着剤で断熱材2に貼り付ける場合、接着剤の養生期間が必要になり、また化粧パネル3を張り替える際には、断熱材2から化粧パネル3を剥すことができないので、断熱材2ごと外す必要があって、多くの手間がかかると共に施工がコスト高になるという問題があった。
そこで、断熱材2の外面に金具を取り付け、この金具に化粧パネル3の上下を保持させることによって、断熱材2の屋外面に化粧パネル3を取り付けることが検討されている。このように金具による保持で化粧パネル3を取り付けるようにすれば、金具から化粧パネル3を外すことによって、化粧パネル3の取替えを容易に行なうことができるものである。
しかしこの場合、金具はビスや釘等の固着具で断熱材2の外面に取り付けられることになるが、断熱材2は発泡樹脂で形成されているために、固着具の保持力が弱く、金具を断熱材2に強度高く取り付けることはできない。このため、固着具を断熱材2を通して基礎1に打ち込むようにする必要があるが、コンクリートで形成される硬い基礎1に固着具を打入することは困難であり、施工性に問題を有するものである。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、化粧パネルの取替えを容易に行なうことができ、しかも受け具や係止具を容易にかつ強固に断熱材に取り付けることができて施工性に優れた基礎断熱構造を提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1に係る基礎断熱構造は、基礎1の屋外面に断熱材2を設けると共に、断熱材2の屋外面に化粧パネル3を取り付けて形成され、化粧パネル3の下部は施工後に地面4に埋設される基礎断熱構造であって、固着具5が保持される固着具保持部材6を断熱材2に設け、化粧パネル3の下端部位置に配置される受け具7を固着具保持部材6に打入した固着具5で断熱材2の外面に取り付けると共に、化粧パネル3の上端部位置に配置される係止具8を固着具保持部材6に打入した固着具5で断熱材2の外面に取り付け、化粧パネル3の下端部を受け具7で脱着自在に保持すると共に化粧パネル3の上端部を係止具8で脱着自在に係止することによって、断熱材2の屋外面に化粧パネル3を取り付けて成ることを特徴とするものである。
この発明によれば、化粧パネル3は受け具7と係止具8とで基礎1の屋外面に取り付けられており、化粧パネル3を受け具7や係止具8から外すことによって、化粧パネル3のみの取替えを容易に行なうことができるものである。また受け具7や係止具8は断熱材2に設けた固着具保持部材6に固着具5を打入することによって取り付けられており、固着具5を基礎1に打入するような必要なく、受け具7や係止具8を容易にかつ強固に断熱材2に取り付けることができるものであり、施工性に優れるものである。
また請求項2の発明は、請求項1において、基礎1の上側に配置して取り付けられる土台水切り9で係止具8を覆って成ることを特徴とするものである。
この発明によれば、受け具7は地面4の下にあって外部に露出しないと共に、係止具8も土台水切り9で隠されて外部に露出しないものであり、受け具7や係止具8によって外観が損なわれることを防ぐことができるものである。
また請求項3の発明は、請求項1又は2において、化粧パネル3は、セメントと水と油性物質を主成分とするセメント含有逆エマルジョン組成物からなるセメント系成形材料で形成されたものであることを特徴とするものである。
この発明によれば、化粧パネル3は吸水し難い材料で形成されており、寒冷地などにおいても化粧パネル3に凍害が発生することを防ぐことができるものである。
本発明によれば、化粧パネル3は受け具7と係止具8とで基礎1の屋外面に取り付けられているものであって、化粧パネル3を受け具7や係止具8から外すことによって、化粧パネル3のみの取替えを容易に行なうことができるものであり、また受け具7や係止具8は断熱材2に設けた固着具保持部材6に固着具5を打入することによって取り付けられているものであって、固着具5を基礎1に打入するような必要なく、受け具7や係止具8を容易にかつ強固に断熱材2に取り付けることができ、施工性に優れるものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
基礎1は図2(a)に示すようにコンクリート製の布基礎として施工されているものであり、幅広のフーチング部1aとフーチング部1aの上面に立ち上がる立ち上がり部1bとから形成してある。この基礎1の屋外面には断熱材2が接着剤で貼り付けてある。断熱材2は立ち上がり部1bの上下全幅に取り付けられるものである。15は基礎1で支持される室内床である。
断熱材2はウレタンフォームやスチレンフォームなどの発泡樹脂で板状に形成されるものであり、断熱材2には固着具保持部材6が一体に設けてある。固着具保持部材6は、図3(a)(b)に示すように、断熱材2の上下2ヶ所に設けられるものであり、下の固着具保持部材6aは断熱材2の背面(屋内面)の下部に、上の固着具保持部材6は断熱材2の上端面にそれぞれ設けるようにしてある。例えば、断熱材2を発泡樹脂で成形する際に、固着具保持部材6a,6bをインサート成形して取り付けることによって、下の固着具保持部材6aの背面と断熱材2の背面とを面一にすることができると共に、上の固着具保持部材6bの上面と断熱材2の上端面とを面一にすることができるものである。固着具保持部材6a,6bはビスや釘のような固着具5を打入したときに打入状態を保持できる材料で形成されるものであり、例えば硬質樹脂(不発泡)、木材、パンチングメタル、断熱材2よりも発泡倍率を小さくした発泡樹脂などで形成することができる。
図3の実施の形態では、断熱材2の横方向全長に亘って固着具保持部材6a,6bを設けるようにしたが、後述のように受け具7や係止具8を取り付ける箇所に対応して所定間隔で固着具保持部材6a,6bを設けるようにしてもよい。また断熱材2に固着具保持部材6a,6bを設ける部位は、受け具7や係止具8を取り付ける高さ位置であれば、任意に設定することができるものであり、後述の固着具5を断熱材2の正面からだけでなく、上面や側面からでも打入して受け具7や係止具8の取り付けを行なうようにすることによって、設計の自由度が増すものである。また、固着具保持部材6は断熱材2の背面の全面に一体に設けるようにしてもよく、さらに、固着具保持部材6を表裏の断熱材間にサンドイッチして断熱材2の内部に設けるようにしてもよい。
一方、化粧パネル3は無機系、樹脂系、金属系などの任意の材料で形成することができるものであり、断熱材2の上下幅よりも小さい幅寸法に形成してある。化粧パネル3の材料はこのように特に限定されるものではないが、吸水が少なく寒冷地において凍結が発生し難い材料で形成することが好ましい。
このような凍害が発生し難い材料としては、セメントと水と油性物質を主成分とするセメント含有逆エマルジョン組成物からなるセメント系成形材料を用いることができる。この組成物において、セメントと水の比率は任意に設定することができるが、重量比率で、セメント1に対して水0.3〜2の範囲が一般的に好ましい。
セメントとしては、特に制限されるものではないが、ポルトランドセメント、フライアッシュセメント、高炉セメント、アルミナセメント、ハイアルミナセメント、シリカヒュームなどを挙げることができるものであり、これらを一種単独で用いたり、二種以上を併用したりすることができる。
油性物質は水と逆エマルジョン(W/Oエマルジョン)を形成するためのものであり、特に制限されるものではないが、通常は疎水性の液状物質が利用され、例えばトルエン、キシレン、灯油、スチレン、ジビニルベンゼン、メチルメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、不飽和ポリエステル樹脂等を挙げることができ、これらを一種単独で用いたり、二種以上を併用したりすることができる。油性物質の配合量は、セメント含有逆エマルジョン組成物中の水と固形分の総量に対して5〜10体積%の範囲が好ましい。
セメント含有逆エマルジョン組成物には上記の成分の他に、乳化剤を配合することが好ましい。乳化剤は逆エマルジョンに安定性を付与するために配合されるものであり、例えばソルビタンセスキオール、グリセロールモノステアレート、ソルビタンモノオレート、ジエチレングリコールモノステアレート、ソルビタンモノステアレート、ジグリセロールモノオレート等の非イオン界面活性剤、各種アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤等を用いることができる。乳化剤の配合量はセメント含有逆エマルジョン組成物中の水と固形分の総量に対して1〜3体積%の範囲が好ましい。
セメント含有逆エマルジョン組成物中にはさらに、適宜量の補強材や各種添加剤を配合することができる。補強材としては、例えば砂利、パーライト、シラスバルーン、ガラス粉、アルミナシリケートなどの骨材、ポリプロピレン繊維、アクリル繊維、ビニロン繊維、アラミド繊維等の合成繊維や、炭素繊維、ガラス繊維、パルプなどの補強繊維を挙げることができる。
そして断熱材2の屋外面に化粧パネル3を取り付けるにあたっては、まず図2(a)に示すように、断熱材2の屋外側の下部の外面に受け具7を固定する。受け具7は図4(a)(b)のように固定片17の下端の前面にL字形に立ち上がる受け片18を一体に設けた金具で形成されるものであり、固定片17の上端部に設けた固定孔19にビスや釘のような固着具5を通し、この固着具5を断熱材2に屋外面から打入すると共に固着具5の先部を下の固着具保持部材6aに打入することによって、受け具7を固定することができるものである。
次に、化粧パネル3を断熱材2の屋外面に配置して、化粧パネル3の下端部を受け具7の受け片18に上方から差し込んで係止する。この後、断熱材2の上端の外面に係止具8を固定して、化粧パネル3の上端部を係止具8で係止する。係止具8は固定片21の先端に係止片22を垂下したL型の金具で形成されるものであり、固定片21を断熱材2の上面に載置し、固定片21を通したビスや釘のような固着具5を上の固着具保持部材6bに打入することによって、係止具8を取り付けることができるものであり、このように係止具8を断熱材2に取り付ける際に、係止具8の先端の係止片22を化粧パネル3の上端の外面に係止するようにしてある。
このように、断熱材2の外面に取り付けた受け具7で化粧パネル3の下端部を受け係止すると共に、係止具8で化粧パネル3の上端部を引掛け係止することによって、受け具7と係止具8で化粧パネル3の下端部と上端部を保持して、図1(a)のように化粧パネル3を断熱材2の屋外面に取り付けることができるものであり、接着剤で貼り付けるような必要なく、化粧パネル3の取り付けを行なうことができるものである。従って接着剤を硬化させる養生期間が不要になって工期を短縮することができるものである。
また、受け具7や係止具8を断熱材2に取り付ける固着具5は、固着具保持部材6に打入するようにしてあるので、固着具5の保持強度が高く、受け具7や係止具8を断熱材2に強固に取り付けることができるものである。従って、固着具5を基礎1にまで打ち込む必要がなく、受け具7や係止具8の取付作業が容易になり、化粧パネル3を断熱材2に取り付ける施工性が良好になるものである。
ここで、受け具7や係止具8は図2(b)や図1(b)に示すように、所定間隔で横方向の複数個所に取り付けられるものであり、例えば化粧パネル3の横方向の長さが500mm以上の場合、200〜1000mm程度の間隔で受け具7や係止具8を取り付けるようにすればよい。
上記のようにして化粧パネル3の取り付けを終えた後、基礎1の下部を土中に埋めるために土を被せると、化粧パネル3の下部は地面4に埋設されることになり、化粧パネル3の下端部を受ける受け具7は地面4内に埋められて外部に露出しない状態になる。一方、基礎1の上端には土台を取り付けると共にその上に外壁が取り付けられるものであり、外壁の下端部に屋外側へ張り出して土台の屋外側を覆う土台水切り9が取り付けられる。そしてこの土台水切り9の先端の垂下水切り片24によって、図1(a)のように係止具8が屋外側から覆われるようにしてある。従って、土台水切り9を利用して係止具8が外部に露出しないようにすることができるものであり、受け具7や係止具8が露出することによって外観が損なわれることを防ぐことができるものである。
次に、メンテナンスやリフォームなどのために化粧パネル3を取り替えるにあたっては、まず地面4を掘って埋まっている化粧パネル3の下部を露出させる。化粧パネル3は上下幅が断熱材2よりも小さく、化粧パネル3の上端を断熱材2の上端と一致させているために、化粧パネル3の下端は断熱材2の下端よりも上方に位置しており、化粧パネル3の下端部は地面4に50〜100mm程度で浅く埋まっているだけである。従って、地面4の掘り起こし作業の手間は少なくて済む。そして、係止具8を取り付けている固着具5を固着具保持部材6から抜いて係止具8を取り外し、係止具8による化粧パネル3の上端の係止を外す。この場合、固着具5を緩めて係止具8を上方へ引き上げることによって係止具8による化粧パネル3の上端の係止を外すようにしてもよい。このように係止具8による化粧パネル3の上端の係止を外すことによって、化粧パネル3の下端部を受け具7から抜くことができ、化粧パネル3を断熱材2から取り外すことができるものである。
ここで、化粧パネル3を断熱材2に接着剤で貼り付けているときには、断熱材2ごと取り外す必要があり、断熱材2は地面4に深く埋設されているので、掘り返しの深さも深くなるが、化粧パネル3のみを取り外すだけでよいので、掘り起こしの深さは浅くて済む。
この後、新規の化粧パネル3の下端部を受け具7に差し込み係止し、さらに化粧パネル3の上端部を上記と同様にして係止具8で係止することによって、この新規の化粧パネル3を断熱材2の屋外面に取り付けることができ、化粧パネル3の取り替えを行なうことができるものである。
図5は本発明の他の実施の形態を示すものであり、化粧パネル3の上端部を係止して保持する係止具8として、図6に示すものを用いるようにしたものである。その他の構成は上記と同じである。
この実施の形態の係止具8は、固定部材26と係止部材27とからなるものである。固定部材26は図6(a)(b)のように、下面が開口する断面逆U字形の回動保持片28の両下端にそれぞれ固定片29を外方へ延出した金具で形成してあり、各固定片29には固定孔30が穿設してある。また係止部材27は図6(c)(d)のように、水平に配置される円柱形状の回動片31の前端部に係止片32を下方へ垂下して設けると共に回動片31の後端部に抜け止め片33を上方へ突出して設けた金具で形成してある。
そして回動保持片28内に下側から係止部材27の回動片31を差し込んだ状態で、固定部材26を断熱材2の上端面に載置し、固定部材26の各固定片29の固定孔30から固着具5を固着具保持部材6bに打入することによって、固定部材26と係止部材27とからなる係止具8を断熱材2の上端に固定して取り付けることができるものである。係止部材27は前端の係止片32が断熱材2の屋外側の前方において下方へ垂下する状態で取り付けられるものであり、後端の抜け止め片33が回動保持片28の屋内側端縁に係止されることによって、固定部材26から係止部材27が抜け落ちることを防ぐようになっている。また固定部材26の回動保持片28の内周を係止部材27の回動片31が上下方向に回動自在となっており、係止部材27のこの回動によって係止片32は垂下する状態から水平、さらに上方を向く状態の間で、断熱材2の屋外面と平行な面で上下方向に回動されるようになっている。
この係止具8を用いて、断熱材2の屋外面に化粧パネル3を取り付けるにあたっては、化粧パネル3を断熱材2の屋外面に配置して、まず化粧パネル3の下端部を受け具7の受け片18に上方から差し込んで係止し、次に断熱材2の上端の外面に係止具8の係止片32を係止する。このとき、係止部材27を回動させて係止片32を図7(b)のように水平あるいは上向きに回動させ、この状態で化粧パネル3の上端を係止片32の下側を通過させて断熱材2の屋外面に重ね、この後に係止部材27を逆向きに回動させて係止片32を図7(a)のように自重で垂下させることによって、断熱材2の上端の外面を係止片32で係止する作業を行うことができるものである。従って、図1の実施の形態では、化粧パネル3の下端を受け具7に差し込んで保持しながら係止具8を断熱材2に取り付けるために、係止具8の取り付けと係止具8による化粧パネル3の上端の係止の作業を同時に行なう必要があるが、係止具8として図6のものを用いることによって、係止具8を断熱材2に取り付ける作業と係止具8を断熱材2に係止させる作業を独立して行うことができ、作業が容易になるものである。
また、図1の実施の形態では、化粧パネル3を取り替える際に、係止具8を断熱材2から取り外して化粧パネル3に対する係止を外すにあたって、係止具8を覆う土台水切り9が邪魔になって係止具8を取り外す作業が困難になることがあり、化粧パネル3を取り替えるために土台水切り9を取り外さなければならないこともある。これに対して、係止具8として図6のものを用いる場合、土台水切り9の下側で、係止部材27を回動させて係止片32を図7(b)のように水平に回動させることによって、化粧パネル3の上端に対する係止片32の係止を外すことができるものであり、またこの状態で化粧パネル3を取り替えた後に、係止部材27を逆向きに回動させて係止片32を図7(a)のように垂下させることによって、新たな化粧パネル3の上端に係止片32を係止させることができるものである。従って、土台水切り9が邪魔になることなく化粧パネル3の取り替えの作業を行なうことができるものであり、化粧パネル3を取り替える作業を行なうために土台水切り9を取り外すような必要はなくなるものである。
尚、係止具8としては、図1のものや図6のものに限定されるものではなく、例えば図1のような形態の係止具8において前端の係止片22を前方へ向けて上方に折り曲げて係止を外すことができるようにしたものを用いることもできる。この場合は係止片22を折り曲げるためのスペースを土台水切り9との間に確保する必要があり、設計上の制約を受けることになる。
本発明の実施の形態の一例を示すものであり、(a)は側面断面図、(b)は屋外から見た一部の正面図である。 同上の実施の形態の化粧パネルを取り付ける前の状態を示すものであり、(a)は側面断面図、(b)は屋外から見た一部の正面図である。 同上の断熱材を示すものであり、(a)は側面図、(b)は屋内から見た正面図である。 同上の受け具を示すものであり、(a)は側面断面図、(b)は正面図である。 本発明の実施の形態の他の一例を示す側面断面図である。 同上の実施の形態に用いる係止具を示すものであり、(a)は固定部材の正面断面図、(b)は固定部材の平面図、(c)は係止部材の側面図、(d)は係止部材の正面図である。 同上の係止具による係止状態を示すものであり、(a)は係止している状態の一部の正面図、(b)は係止を外した状態の一部の正面図である。 従来例の断面図である。
符号の説明
1 基礎
2 断熱材
3 化粧パネル
4 地面
5 固着具
6 固着具保持部材
7 受け具
8 係止具
9 土台水切り

Claims (3)

  1. 基礎の屋外面に断熱材を設けると共に、断熱材の屋外面に化粧パネルを取り付けて形成され、化粧パネルの下部は施工後に地面に埋設される基礎断熱構造であって、固着具が保持される固着具保持部材を断熱材に設け、化粧パネルの下端部位置に配置される受け具を固着具保持部材に打入した固着具で断熱材の外面に取り付けると共に、化粧パネルの上端部位置に配置される係止具を固着具保持部材に打入した固着具で断熱材の外面に取り付け、化粧パネルの下端部を受け具で保持すると共に化粧パネルの上端部を係止具で係止することによって、断熱材の屋外面に化粧パネルを取り付けて成ることを特徴とする基礎断熱構造。
  2. 基礎の上側に配置して取り付けられる土台水切りで係止具を覆って成ることを特徴とする請求項1に記載の基礎断熱構造。
  3. 化粧パネルは、セメントと水と油性物質を主成分とするセメント含有逆エマルジョン組成物からなるセメント系成形材料で形成されたものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の基礎断熱構造。
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