JP2008208531A - 耐火間仕切り装置のパネル連結構造及びスタッド - Google Patents
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Abstract
【課題】 石膏板等の不燃板の表面に表面材を貼着したパネルをスタッドを介して配列して成る薄くて耐火機能に優れた耐火間仕切り装置のパネル連結構造の提供。
【解決手段】 スタッド2は複数枚の石膏板9,9・・を積層すると共に間には金属製の補強鋼板10,10を設け、パネル側端部に形成した嵌合溝に隙間なくスタッド2を嵌合し、上記表面材8,8の側端を屈曲して設けた止着片11,11を目地ジョイント12を介してスタッド2にネジ止めしている。
【選択図】 図2
【解決手段】 スタッド2は複数枚の石膏板9,9・・を積層すると共に間には金属製の補強鋼板10,10を設け、パネル側端部に形成した嵌合溝に隙間なくスタッド2を嵌合し、上記表面材8,8の側端を屈曲して設けた止着片11,11を目地ジョイント12を介してスタッド2にネジ止めしている。
【選択図】 図2
Description
本発明は火災が発生した場合に隣の部屋が延焼しないような耐火機能を備えた間仕切り装置のパネル連結構造及びスタッドに関するものである。
近年の建物は大きなフロアーを間仕切り装置によって仕切り、用途に応じた大きさの部屋空間を作ることが出来る。間仕切り装置の形態は色々知られているが、基本的には床に敷設した床レールにアジャスターを介して巾木を取付け、天井には天井レールを設け、巾木にパネルを載置すると共にその上端は天井レールに嵌り、各パネルの間にはスタッドが介在している。そして、パネル側端はスタットと連結した構造と成っている。
ここで、パネルはペーパーコアに表面材を貼着したもの、又は石膏ボードに表面材を貼着した場合などが主な形態であり、スタッドはアルミニウムの押出し材が使用される場合や金属板を曲げ成形したものが大半である。ところで、このような構造の間仕切り装置の場合、部屋で火災が発生するならば、間仕切り装置のパネルやスタッドは加熱され、反対側へ熱は直ちに伝達してしまう。すなわち、建築基準法で規定している耐火性能の条件を満たすことは出来ない。
このように、間仕切り装置でフロアーを仕切ることで各部屋を作る場合には、火災時の延焼を防止できる耐火構造とすることが望ましい。そこで、従来においても耐火構造の間仕切りは知られている。
特開昭58−207439号に係る「耐火構造間仕切り壁」は、株式会社コマツパーティション(コマニー株式会社の旧名称)が開発した間仕切り壁であるが、構造が複雑であり、又その為に間仕切り壁は一般の間仕切り壁に比較して非常に厚くなってしまう。
特開昭58−207439号に係る「耐火構造間仕切り壁」は、株式会社コマツパーティション(コマニー株式会社の旧名称)が開発した間仕切り壁であるが、構造が複雑であり、又その為に間仕切り壁は一般の間仕切り壁に比較して非常に厚くなってしまう。
又、特開平3−262853号に係る「耐火間仕切りパネル」は、建物に着脱に取り付ける取付けレールと、該取付けレールに着脱自在に取り付ける分離可能な周枠と、該周枠の両面にネジ止めするパネル板とを備え、該パネル板と前記周枠とは、不燃性の断熱材からなっている。
この耐火間仕切りにしても両面側のパネル板の間にはロックウールを充填した構造である為に、その厚さは大きくなっている。又、パネルを支持する中間支枠や周枠は石膏ボードから成っているが、火災時の高熱によって崩れる虞があり、厚さが大きい割には強度的な問題も残されている。
特開昭58−207439号に係る「耐火構造間仕切り壁」
特開平3−262853号に係る「耐火間仕切りパネル」
このように、従来の耐火間仕切り装置には上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこれら問題点であり、厚さを薄くすると共に耐火性能及び強度に優れた間仕切り装置のパネル連結構造、及び耐火間仕切り装置を構成するスタッドを提供する。
本発明に係る耐火間仕切り装置はスタッドを介してパネルを連結しており、基本的な構造は従来の一般的な間仕切り装置と共通している。しかし、本発明の間仕切り装置は耐火機能に優れるように構成した構造であり、パネルは石膏板等の不燃板を用い、表面には金属製の表面材を貼着している。ここで、パネルの表面材は不燃板の両面に貼着する場合と片面に貼着して2枚のパネル片を突き合わせて使用する場合とがある。
そして、スタッドは複数枚の不燃板を積層して構成し、各層の間には金属製の補強材を挟み込んだ構造としている。ところで、隣り合う上記パネルは間にスタッドが介在してパネルが連結されるが、パネル側端部に嵌合溝を設けてスタッドを嵌合することで間には隙間が発生しないように連結されるが、連結手段としては表面材をパネル側端に屈曲して形成し止着片をネジ止めなどにて固定した構造としている。
本発明に係る耐火間仕切り装置は、不燃板に表面材を貼着したパネル構造であり、火災時の高温に対しての耐久性は十分である。そして、表面材は金属製で両面に設けられている為に、高温下で崩れることもない。又、隣り合う両パネル間に起立するスタッドは、不燃板を積層したものであり、パネル側端部に形成した嵌合溝に嵌ることで隙間なく連結した構造となっている。
従って、火災時の高熱が隣り合うパネルの連結部から侵入して延焼を引き起こすことはなく、そしてスタッドの積層不燃板の間には金属製の補強材が介在していることで、該スタッドが高温で崩れ落ちることもない。更に、本発明の間仕切り装置はパネル間にロックウールなどの断熱材料を充填した構造ではない為にその厚さは薄くなる。すなわち、厚さが薄くても耐火性能に優れた間仕切り装置となる。
図1は本発明に係る耐火間仕切り装置のパネル連結構造を示している実施例である。同図の1はパネル、2はスタッド、3は天井レール、4は床レール、5は巾木、6は側壁レールを夫々表している。各部材の材質や構造は異なるが、間仕切り装置としての基本構造は従来の一般的な間仕切り装置と共通している。すなわち、隣り合うパネル1,1はスタッド2にて連結され、巾木5に載ったパネル1の上端は天井レール3に嵌り、パネル側端は側壁レール6に挟まれている。
図2はパネル1a,1bの連結構造を表している横断面であり、隣り合うパネル1a,1bはスタッド2を介して連結している。ここで、パネル1は長方形の石膏板7に金属製の表面材8を貼着したものであり、該表面材8としては鋼板を使用している。
ところで、スタッド2は3枚の石膏板9,9,9が積層し、各石膏板9,9,9の間には金属製の補強鋼板10,10が介在している。勿論、補強鋼板10,10は石膏板9,9,9と接着剤にて接着されて、一体化したスタッド2として構成している。このように、スタッド2を複数枚の石膏板9,9・・を積層すると共に間に補強鋼板10,10を介在した構造とすることで、火災時の高熱によって崩れることはない。すなわち、耐火性と強度を兼ねたスタッド構造とし、厚さが薄い耐火間仕切り装置を構成できる。
石膏板7の表面に表面材8を貼着したパネル1a,1bは、スタッド2にネジ止めされているが、表面材8の側端には止着片11を形成している。該止着片11はL形を成し、隣り合うパネル1a,1bの止着片11,11の間に目地ジョイント12が係合してネジ止めされている。そして、目地ジョイント12の内部には綿状のセラミックファイバーブランケット13が充填されている。
表面材8は石膏板7の側端から延びて上記止着片11を形成しているが、上記スタット2との間には別な石膏板15が嵌っている。すなわち、表面材8を外側へ延ばしてもスタッド2との間に隙間が出来ないように石膏板15を嵌めている。ここで、同図のパネル1a,1bは石膏板7の片面に表面材8を貼着したパネル片14a,14bの背面同士を突き合わせた状態で据付けされているが、一枚の厚い石膏板の両面に表面材8,8を貼着して構成したパネル1a,1bとしてもよい。
このように、本発明の耐火間仕切り装置のパネルは内部にロックウールなどを充填していなく、その厚さは薄くなり、又石膏板9,9・・の間に補強鋼板10,10・・を介在して積層した構造のスタッド強度も高く、間仕切り装置の厚さは薄く出来る。
図3はパネル連結構造を表している他の実施例である。両パネル1a,1bを連結するスタッド2の形態は図1の間仕切りの場合と同じであるが、パネル1a,1bの構造が違っている。該パネル1a,1bはパネル片14a,14bを組み合わせた構造ではなく、厚い石膏板7の両面に表面材8,8を貼着して構成している。
そして、側端部には石膏板7を切欠いて嵌合溝を形成し、この嵌合溝にスタッド2が嵌っている。すなわち、パネル1a,1bの側端部の嵌合溝にスタッド2の両側部が嵌合した状態で配置され、止着片11,11が目地ジョイント12を介してネジ止めされている。ここで、該ネジの先端はスタッド2を貫通することはなく、しかも両面側から螺合される各ネジが接することがないように、高さを調整している。
図4は本発明に係る耐火間仕切り装置のパネル連結構造を示す他の実施例である。このパネル連結構造の基本構造は前記図2、図3の場合と同じであるが、スタッド2に設けている補強の形態を異にしている。スタッド2は2枚の石膏板9a,9b,9cが積層した構造であって、中央の石膏板9bを抱くようにコ形断面の補強鋼材16が接着されている。勿論、石膏板9aも補強鋼材16に接着されている。
図4の(b)は厚い石膏板7の両面に表面材8,8を貼着して構成している。そして、側端部には石膏板7を切欠いて嵌合溝を形成し、この嵌合溝にスタッド2が嵌っている。すなわち、パネル1a,1bの側端部の嵌合溝にスタッド2の両側部が嵌合した状態で配置され、止着片11,11が目地ジョイント12を介してネジ止めされた連結構造である。
図5は更に別の実施例を示しているパネル連結構造である。パネル連結構造の基本構成は前記図2、図3と同じであるがスタッド2の形態が異なり、3枚の石膏板9a,9b,9cが積層されたスタッド2はその両側の石膏板9a,9cにはコ形断面の補強鋼材16a,16cが組み合わされている。すなわち、コ形断面の補強鋼材16a,16cにて石膏板9a,9cが抱かれた状態で接着され、同じく中央の石膏板9bも両補強鋼材16a,16cに接着している。
図5(b)のパネル連結構造は、厚い石膏板7の両面に表面材8,8を貼着した場合であり、石膏板7の側端部に設けた嵌合溝にスタッド2が嵌合している場合であり、スタッド2の形態は図5(a)と同じ構造となっている。勿論、図2、図4(a)、図5(a)の場合は、両パネル片14a,14bの背面が互いに接合した状態で組み合わされ、組み合わされたパネル1a,1bの側端部の嵌合溝にスタッド2が隙間なく嵌っている。
図6も別の実施例を示しているパネル連結構造である。基本的な構造は前記図2、図3と同じであるが、スタッド2の形態が異なり、3枚の石膏板9a,9b,9cが積層されたスタッド2は、その中央の石膏板9bが長方形断面の補強鋼材17に嵌っている。そして、両側の石膏板9a,9cは補強鋼材17に接着している。図6(b)のパネル連結構造は、厚い石膏板7の両面に表面材8,8を貼着した場合であり、石膏板7の側端部に設けた嵌合溝にスタッド2が嵌合しており、スタッド2の形態は図6(a)と同じ構造となっている。
1 パネル
2 スタッド
3 天井レール
4 床レール
5 巾木
6 側壁レール
7 石膏板
8 表面材
9 石膏板
10 補強鋼板
11 止着片
12 目地ジョイント
13 セラミックファイバーブランケット
14 パネル片
15 石膏板
16 補強鋼材
17 補強鋼材
2 スタッド
3 天井レール
4 床レール
5 巾木
6 側壁レール
7 石膏板
8 表面材
9 石膏板
10 補強鋼板
11 止着片
12 目地ジョイント
13 セラミックファイバーブランケット
14 パネル片
15 石膏板
16 補強鋼材
17 補強鋼材
Claims (3)
- 石膏板等の不燃板の表面に表面材を貼着したパネルをスタッドを介して配列して成る耐火間仕切り装置のパネル連結構造において、上記スタッドは複数枚の不燃板を積層すると共に間には金属製の補強材を設け、パネル側端部に形成した嵌合溝に隙間なくスタッドを嵌合し、上記表面材の側端を屈曲して設けた止着片を目地ジョイントを介してスタッドに取付けたことを特徴とする耐火間仕切り装置のパネル連結構造。
- 上記目地部の隙間には綿状の断熱材を充填した請求項1記載の耐火間仕切り装置のパネル連結構造。
- 石膏板等の不燃板の表面に表面材を貼着したパネルを連結する為の耐火間仕切り装置のスタッドにおいて、該スタッドは複数枚の不燃板を積層し、不燃板の間には金属製の補強材を介在したことを特徴とする耐火間仕切り装置のスタッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007043636A JP2008208531A (ja) | 2007-02-23 | 2007-02-23 | 耐火間仕切り装置のパネル連結構造及びスタッド |
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Citations (3)
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JPS5237135Y2 (ja) * | 1972-03-27 | 1977-08-24 | ||
JPS5634090Y2 (ja) * | 1978-03-24 | 1981-08-12 | ||
JPH02134112U (ja) * | 1989-04-10 | 1990-11-07 |
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2007
- 2007-02-23 JP JP2007043636A patent/JP2008208531A/ja active Pending
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