JP2008206327A - 送電制御装置、受電制御装置、無接点電力伝送システム、送電装置、受電装置および電子機器 - Google Patents

送電制御装置、受電制御装置、無接点電力伝送システム、送電装置、受電装置および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】無接点電力伝送システムにおいて、実現容易な簡単な構成で、1台の送電装置の送電電力を受電装置側の機器の定格電力に適合するように柔軟に調整可能として、きわめて広範で多様な電子機器に柔軟に対応できるようにすること。
【解決手段】サブコンデンサ(C3,C4)(あるいはサブコイルLB2,LB3)を設け、イネーブル信号(S1〜S4)によってサブコンデンサ等のアクティブ状態/非アクティブ状態を切換え、LC共振回路の共振特性(共振周波数)を変化させる。これによって、受電装置(40)の最大電力定格に適合するように、送電装置(10)の送電電力を調整する。通常送電開前の認証時に、受電装置(40)から送電装置(10)に定格電力情報4等を含む認証情報を送信する。
【選択図】図9

Description

本発明は、送電制御装置、受電制御装置、無接点電力伝送システム、送電装置、受電装置および電子機器に関する。
近年、電磁誘導を利用し、金属部分の接点がなくても電力伝送を可能にする無接点電力伝送(非接触電力伝送)が脚光を浴びている。この無接点電力伝送の適用例として、携帯電話機や家庭用機器(例えば電話機の子機)の充電などが提案されている。1次コイルと2次コイルを用いた無接点電力伝送装置は、例えば、特許文献1に記載されている。
従来の無接点電力伝送システムでは、所定の負荷条件に対応した受電装置が設けられており、その受電装置に対して最良の条件で送電できる送電装置が必要である。送電装置は、受電装置と組み合わされたときに最良の電力伝送特性が得られるように、駆動周波数や送電部のインピーダンスが調整される。
ただし、送電や受電の特性を調整ができるようにした送電装置や受電装置も、従来、知られている。
特許文献2では、受電装置側の本負荷が変更される場合に、送電装置および受電装置の両者の特性を変更するのでは、異なる負荷に対応した複数種類の無接点電力伝送装置を設計するときに、その開発期間が長くなる点にかんがみ、受電装置に電力調整部を設けて、受電装置の特性を調整できるようにして、開発期間を短縮する。
特許文献3では、送電装置に複数個の小給電コイルを設け、負荷変動に対応して、使用する小給電コイルの数を適応的に切換え、これによって、負荷変動に対応できるようにしている。小給電コイル毎に駆動回路が設けられている。
特開2006−60909号公報 特開平10−12467号公報 特開2005−210801号公報
無接点電力伝送システムは、今後、広く多様な分野への普及が期待されている。このようなニーズに応えるためには、1台の送電装置で、多様な受電装置側の機器に柔軟に対応可能な送電装置が必要となる。
例えば、無接点電力伝送システムを2次電池(本負荷)の充電に利用する場合、2次電池が搭載される機器としては、例えば、携帯電話端末、PDA端末、携帯可能なコンピュータ端末等の携帯端末が想定されるが、さらに、デジタルカメラや腕時計等に搭載される2次電池の充電にも応用される可能性も十分にある。
1台の送電装置によって、広範な多様な機器に対応するためには、送電装置側にて、送電電力を、高精度に微調整することが必要である。しかし、従来の無接点電力システムでは、送電電力を広範囲にわたって高精度に微調整することができない。
例えば、特許文献3の技術では、3個の小給電コイル(1次コイル)毎に駆動回路を設け、実際に使用する小給電コイルの個数を選択することによって送電電力を切り換えている。
しかし、この方法は、小給電コイルの個数を単位として送電電力を粗く切り換える方式であり、送電電力を高精度に微調整するのに適した方法とはいえない。また、送電エネルギーの切り換えを細かく行うためには、小給電コイルの数を増やす必要があり、これに伴って駆動回路の数も増加するため、回路規模や消費電力が増大することは否めない。
また、従来の無接点電力伝送システムでは、共通の送電装置が、まったく異なる複数の受電装置側の機器に対応しようとしても、受電装置側の定格電力が不明であるため、最適な送電電力を特定することができない。したがって、受電装置にとって過大な電力を送信してしまう場合もあり得る。
本発明はこのような考察に基づいてなされたものであり、その目的は、実現容易な簡単な構成で、1台の送電装置の送電電力を受電装置側の機器の定格電力に適合するように柔軟に調整可能とし、きわめて広範で多様な機器に柔軟に対応できるようにすることにある。
(1)本発明の送電制御装置の一態様では、1次コイルと2次コイルを電磁的に結合させて送電装置から受電装置に対して電力を伝送し、前記受電装置の本負荷に対して電力を供給する無接点電力伝送システムの前記送電装置に設けられる送電制御装置であって、前記送電装置は、前記1次コイルを構成要素として含む、共振特性可変のLC共振回路を有し、前記LC共振回路は、イネーブル信号によってアクティブ状態/非アクティブ状態が選択される、少なくとも1つのサブコンデンサおよび少なくとも1つのサブコイルの少なくとも一方を含み、前記送電制御装置は、前記送電装置を制御する送電側制御回路を含み、前記送電側制御回路は、前記少なくとも一つのサブコンデンサまたは前記少なくとも一つのサブコイルの各々を前記イネーブル信号によって選択的にアクティブ状態とし、これによって、前記LC共振回路の共振特性を制御する。
1次側(送電装置)のLC共振回路がサブコンデンサおよびサブコイルの少なくとも一方を有し、サブコンデンサやサブコイルのアクティブ状態/非アクティブ状態を、イネーブル信号によって選択的に切換え、LC共振回路の共振特性を変化させて、送電エネルギーの調整(最適化)を実現するものである。送電装置側からの伝送電力は、1次コイルおよびコンデンサを構成要素として含むLC共振回路の共振特性に依存する。例えば、伝送周波数がf1に維持される場合でも、共振回路の共振周波数(共振ピーク)が変化すれば、f1と共振周波数(共振ピーク)との距離が変化し、結果的に、伝送電力が変化する。本態様では、サブコンデンサやサブコイルのアクティブ状態/非アクティブ状態の切換えによって、LC共振回路のコンデンサの実質的な容量値やコイルの実質的なインダクタンスを可変に変化させて共振特性を制御し、これによって、受電装置側の定格電力に適合するように最大伝送電力を調整する。ここで、「メイン」や「サブ」という用語は相対的なものである。例えば、「一つの送電電力レベルを実現するときに必要なコンデンサ」が「メインコンデンサ」であり、「他の送電電力レベルを実現するときに使用されるメインコンデンサ以外のコンデンサ」が「サブコンデンサ」であり、メインとサブという考え方は、送電電力レベルの切換えを前提とした相対的な概念である。また、「サブコンデンサやサブコイルのアクティブ状態/非アクティブ状態」とは、「サブコンデンサやサブコイルがLC共振回路の構成要素となること/ならないこと」を意味し、具体的には、サブコンデンサやサブコイルが、メインコイル(主コイル)に対して電気的に接続されること/されないことである。適切な数のサブコンデンサやサブコイルを設け、各々のアクティブ/非アクティブを切換えることによって、LC共振回路の共振特性を細かく、かつ広範囲にわたって制御することができる。また、送電周波数を一定に維持しつつ、LC共振回路の共振特性を変化させて送電電力を調整することができる。送電周波数を切換えないことは、不要輻射ノイズの低減に寄与し、その対策が容易となるという効果も得られる。
(2)本発明の送電制御装置の他の態様では、前記送電装置は、前記少なくとも1つのサブコンデンサに対応して設けられた、前記イネーブル信号によってアクティブ状態/非アクティブ状態が選択される少なくとも1つのサブ送電ドライバを有する。
サブコンデンサのアクティブ状態/非アクティブ状態を制御するための具体的な構成の一例を明らかとしたものである。すなわち、本態様では、サブコンデンサ毎にサブ送電ドライバを設け、イネーブル信号によって、サブ送電ドライバのアクティブ状態/非アクティブ状態を切換える。イネーブル端子付きのサブ送電ドライバを構成するのは容易であり、また、回路構成の複雑化もほとんど招かないため、コンパクトな構成によって、LC共振回路の共振特性を調整できるという利点があり、実現も容易である。
(3)本発明の送電制御装置の他の態様では、前記送電装置は、前記少なくとも1つのサブコンデンサの少なくとも1つに設けられた、前記イネーブル信号によってオン/オフが制御される少なくとも1つのスイッチ回路を有する。
サブコンデンサのアクティブ状態/非アクティブ状態を制御するための具体的な構成の他の例を明らかとしたものである。すなわち、本態様では、サブコンデンサ毎にスイッチ回路を設け(具体的には、サブコンデンサにスイッチ回路を直列に接続し)、イネーブル信号によってスイッチ回路をオン/オフし、これによって、サブ送電ドライバのアクティブ状態/非アクティブ状態を切換える。スイッチ回路は、例えば、MOSトランジスタを用いたアナログスイッチである。スイッチ回路を構成するのは容易であり、また、回路構成の複雑化もほとんど招かないため、コンパクトな構成によって、LC共振回路の共振特性を調整できるという利点があり、実現も容易である。
(4)本発明の送電制御装置の他の態様では、前記少なくとも1つのサブコンデンサは、前記LC共振回路のメインコンデンサに対して並列に設けられる。
メインコンデンサに対して並列に設けられているサブコンデンサをアクティブとすることによって、メインコンデンサの容量に、アクティブ状態となっているサブコンデンサの容量が加算され、これによってLC共振回路の共振特性が調整される。
(5)本発明の送電制御装置の他の態様では、前記少なくとも1つのサブコイルに対応して設けられた、前記イネーブル信号によってアクティブ状態/非アクティブ状態が選択される少なくとも一つのサブ送電ドライバを有する。
サブコイルのアクティブ状態/非アクティブ状態を制御するための具体的な構成の一例を明らかとしたものである。すなわち、本態様では、サブコイル毎にサブ送電ドライバを設け、イネーブル信号によって、サブ送電ドライバのアクティブ状態/非アクティブ状態を切換える。イネーブル端子付きのサブ送電ドライバを構成するのは容易であり、また、回路構成の複雑化もほとんど招かないため、コンパクトな構成によって、LC共振回路の共振特性を調整できるという利点があり、実現も容易である。
(6)本発明の送電制御装置の他の態様では、前記少なくとも1つのサブコイルは、前記LC共振回路のメインコイルに対して直列に設けられる。
サブコイルがLC共振回路の構成要素となるときは、サブコイルはメインコイルに対して直列に接続される点を明らかとしたものである。
(7)本発明の送電制御装置の他の態様では、所定パターンをもつ平面コイルの、異なる複数の位置の各々から複数の引き出し線の各々が引き出され、少なくとも一つの前記引き出し線に対応して前記サブ送電ドライバが設けられている。
メインコイルと少なくとも1つのサブコイルを別々のコイルとして形成するのではなく、共通の平面コイルを分割して形成するものである。すなわち、共通の平面コイルの複数の位置の各々から複数の引き出し線の各々が引き出され、少なくとも1つの引き出し線に対応してサブ送電ドライバを設けて、そのサブ送電ドライバのアクティブ状態/非アクティブ状態を切換えるによって、共通の平面コイルの引き出し位置を選択し、これによって、コイルのインダクタンスを調整するものである。簡単な構成により、多様なコイルのインダクタンスを実現することができる。
(8)本発明の送電制御装置の他の態様では、通常送電が開始される前に、前記受電装置から送信される認証情報に基づく認証処理を実行して送電の可否を判定し、送電可能と判定された場合に前記通常送電を行うと共に、前記送電側制御装置は、前記認証情報の少なくとも一部に基づいて、前記イネーブル信号によって前記複数のコンデンサまたは前記複数のコイルのアクティブ状態/非アクティブ状態を選択して前記LC共振回路の共振特性を調整し、前記受電装置側の定格電力に適合するように、前記送電時の最大伝送電力を制御する。
通常送電開始前に、受電装置側から送られてくる認証情報に基づいて認証を行い、受電装置側の機器が、送電対象となり得る機器であるかを判定すると共に、その認証情報の少なくとも一部に基づいて、受電装置側の定格電力(すなわち、受電装置および受電装置が搭載される機器の少なくとも一方の定格電力)を特定し、送電装置側の最大伝送電力を受電装置側の定格電力に適合させて通常送電を行うものである。認証処理によって、送電装置側では、受電装置側の情報を取得して送電の可否を判定でき、よって、広範な多様な機器に対応することが可能である。送電装置を受電装置毎に用意する必要がなくなり、1次側機器と2次側機器とを柔軟に組み合わせることが可能となる。また、受電装置側の機器に対して過大な電力が伝送されることがないため、受電装置側の機器における安全が確保される。また、受電装置側の機器に対して過大な電力が伝送されることがないため、受電装置側の部品の定格(電圧定格や電流定格)を下げることができ、これによって低コスト化を図ることができる。また、認証情報を有効利用することから、最大伝送電力を決定するための特別な情報を受電装置側から送電装置側に送信する必要がなく、通信処理の簡素化を図ることができる。
(9)本発明の送電制御装置の他の態様では、前記認証情報には、前記受電装置側の定格電力情報が含まれ、前記送電側制御回路は、前記定格電力情報に基づいて、前記LC共振回路の共振特性を調整し、前記送電時の最大伝送電力を制御する。
認証情報に、受電装置側の定格電力情報を含ませるものである。送電装置側では、定格電力情報を直接的に取得することができるため、最大伝送電力の調整を簡単に行うことができる。
(10)本発明の送電制御装置の他の態様では、前記認証情報には、前記1次コイルを構成要素として含む共振回路の共振特性情報が含まれ、前記送電側制御回路は、前記共振特性情報に基づいて、前記LC共振回路の共振特性を調整し、前記送電時の最大伝送電力を制御する。
認証情報に、共振回路の共振特性の情報を含ませるものである。共振特性の情報とは、例えば、使用する共振周波数の情報、あるいは、使用するLC共振回路のインダクタンス値やコンデンサの容量値の情報である。この共振特性の情報によって、送電装置側では、受電装置側が所望する共振回路の共振特性を実現して、最適な条件による電力伝送を実行することができる。
(11)本発明の送電制御装置の他の態様では、前記送電側制御回路は、前記受電装置から、通常送電時よりも伝送電力が低いパワーセーブ送電を要求する信号を受けると、前記共振回路の共振特性を変化させ、送電時の周波数と同じ周波数による前記パワーセーブ送電を実行する。
本発明の、送電周波数を変化させることなく伝送電力を制御する機能を、「パワーセーブ送電」に応用するものである。「パワーセーブ送電」は、通常送電時よりも低い電力での連続送電である。例えば、受電装置側の本負荷(2次電池)の充電が完了したとき、送電装置からの送電を完全に停止すると、本負荷(2次電池)の再充電を行うことができない(つまり、例えば、充電台上に携帯機器等をセットした状態が継続すると、満充電となった本負荷(2次電池)は放電して、時間経過と共に再度の充電が必要な状態となり、この場合には、充電を再開する必要があるが、満充電と共に通常送電を止めたのでは、受電装置側での再充電の必要性の検出が不可能となってしまう)。そこで、本負荷(2次電池)が満充電状態となった後も、弱い電力での連続送電(つまり、パワーセーブ送電)を継続し、受電装置側の本負荷(2次電池)の充電制御機能をオン状態に維持しておき、再充電が必要になったときには、これを検出して直ちに通常送電に復帰できるようにするのが望ましい。ただし、パワーセーブ送電を実現するために、例えば、伝送周波数を変更すると、その周波数の変更に伴って、周囲の機器に何らかの影響がでる可能性がまったくないとはいいきれない(例えば、伝送周波数の変更が、不要輻射ノイズの問題がまったくないとはいえない)。そこで、通常送電時の周波数と同じ周波数を維持しながら、LC共振回路のLやCを可変に変化させ、共振周波数(共振ピーク)と伝送周波数との周波数差を増大させることによって、結果的に伝送電力を低減することができる。これによって伝送周波数はそのままでパワーセーブ送電に切換えることができる。伝送周波数が一定であるため、例えば、不要輻射ノイズの問題が生じる心配もまったくない。
(12)本発明の無接点電力伝送システムの一態様では、1次コイルと2次コイルを電磁的に結合させて送電装置から受電装置に対して電力を伝送し、前記受電装置の本負荷に対して電力を供給する無接点電力伝送システムであって、前記送電装置は、前記1次コイルを構成要素として含む、共振特性可変のLC共振回路を有し、前記LC共振回路は、イネーブル信号によってアクティブ状態/非アクティブ状態が選択される、少なくとも1つのサブコンデンサおよび少なくとも1つのサブコイルの少なくとも一方を含み、前記送電制御装置は、前記送電装置を制御する送電側制御回路を含み、前記受電装置は、前記送電装置に対して信号を送信するための負荷変調部と、前記受電装置を制御する受電側制御回路と、を含み、前記受電側制御回路は、通常送電が開始される前の認証時において、前記負荷変調部の動作を制御し、前記送電装置に対して、前記受電装置に通常送電時の伝送電力を制御させるための情報を含む認証情報を負荷変調によって送信し、前記送電装置の前記送電側制御回路は、通常送電が開始される前に、前記受電装置から送信される前記認証情報に基づく認証処理を実行して送電の可否を判定し、送電可能と判定された場合に前記通常送電を開始すると共に、前記認証情報に含まれる、前記受電装置に通常送電時の伝送電力を制御させるための情報に基づいて、前記少なくとも1つのサブコンデンサまたは前記少なくとも1つのサブコイルの各々を前記イネーブル信号によって選択的にアクティブ状態として、前記LC共振回路の共振特性を制御し、これによって、前記受電装置側の定格電力に適合するように、前記通常送電時の最大伝送電力を制御する。
本態様の無接点電力伝送システムでは、受電装置側からの認証情報に基づき、送電装置側にて機器の認証を行うと共に、サブコンデンサやサブコイルの選択によってLC共振回路の共振特性を変化させて最大伝送電力を調整するため、適切な電力送電が可能となり(過剰な電力送電がなされることがなく)、よって、1台の受電装置により、広範な多様な送電装置側の機器に対応することが可能となる。
(13)本発明の無接点電力伝送システムであって、前記受電側制御回路は、通常送電時のおける前記本負荷の状態を監視し、前記本負荷が通常送電時の電力伝送を必要としない状態になった場合に、前記送電装置に対して、通常送電時よりも低い電力送電であるパワーセーブ送電を要求する信号を送信し、前記送電側制御回路は、前記受電装置からの前記パワーセーブ送電を要求する信号を受信すると、前記共振回路の共振特性を変化させ、送電時の周波数と同じ周波数による前記パワーセーブ送電を実行する。
本態様の無接点電力伝送システムでは、受電装置側で本負荷の状態を監視してパワーセーブ送電を要求する信号を送電装置側に送信し、送電装置は共振回路の共振特性を変化させて、通常送電時の伝送周波数はそのままに維持しながらパワーセーブ送電に移行する。したがって、弱い電力による連続送電であるパワーセーブ送電を無理なく実現でき、かつ、伝送周波数を一定に保つことができるため、例えば、不要輻射ノイズの問題が生じる心配もまったくない。
(14)本発明の送電装置の一態様では、LC共振回路の構成要素である1次コイルと、前記LC共振回路に含まれる、少なくとも1つのサブコンデンサおよび少なくとも1つのサブコイルのいずれか一方と、前記少なくとも1つのサブコンデンサに対応して設けられた、前記イネーブル信号によってアクティブ状態/非アクティブ状態が選択される少なくとも1つのサブ送電ドライバと、を有する。
本態様の送電装置では、サブコンデンサやサブコイルに対応してサブ送電ドライバを設け、サブ送電ドライバのアクティブ状態/非アクティブ状態を切換えることによって、LC共振回路の共振特性を変化させて、同一の周波数で異なる送電電力レベルを実現する。
(15)本発明の送電装置の他の態様では、LC共振回路の構成要素である1次コイルと、前記LC共振回路に含まれる、少なくとも1つのサブコンデンサと、前記少なくとも1つのサブコンデンサの少なくとも1つに設けられた、前記イネーブル信号によってオン/オフが制御される少なくとも1つのスイッチ回路と、を有する。
本態様の送電装置では、サブコンデンサやサブコイルに対応してスイッチ回路を設け、スイッチ回路のアクティブ状態/非アクティブ状態を切換えることによって、LC共振回路の共振特性を変化させて、同一の周波数で異なる送電電力レベルを実現する。
(16)本発明の電子機器は、本発明の送電装置を含む。
これにより、広範な多様な電子機器に対応可能な給電側の電子機器(携帯端末を充電するためのクレードル等)を得ることができる。
このように、本発明によれば、簡単かつ実現容易な構成により、1台の送電装置の送電電力を、受電装置側の機器の定格電力に適合するように柔軟に調整可能とし、きわめて広範で多様な機器に柔軟に対応できるようにすることができる。本発明によって、無接点電力伝送システムの利便性が格段に向上する。よって、無接点電力伝送システムの利用促進を図ることができ、また、無接点電力伝送システムを社会基盤として広く普及させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。
なお、以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成のすべてが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
(第1の実施形態)
まず、本発明が適用される好適な電子機器の例、ならびに、無接点電力伝送技術の原理について説明する。
(電子機器の例と無接点電力伝送の原理)
図1(A),図1(B)は無接点電力伝送技術について説明するための図であり、図1(A)は無接点電力伝送手法が適用される電子機器の例を示す図であり、図1(B)は誘導トランスを用いた無接点電力伝送の原理を説明するための図である。
図1(A)に示されるように、電子機器の1つである充電器500(クレードル)は、送電装置10を有する。また電子機器の1つである携帯電話機510は、受電装置40を有する。また携帯電話機510は、LCDなどの表示部512、ボタン等で構成される操作部514、マイク516(音入力部)、スピーカ518(音出力部)、アンテナ520を有する。
充電器500にはACアダプタ502を介して電力が供給され、この電力が、無接点電力伝送により送電装置10から受電装置40に送電される。これにより、携帯電話機510のバッテリを充電したり、携帯電話機510内のデバイスを動作させたりすることができる。
なお、本実施形態が適用される電子機器は携帯電話機510に限定されない。例えば腕時計、コードレス電話器、シェーバー、電動歯ブラシ、リストコンピュータ、ハンディターミナル、携帯情報端末、あるいは電動自転車などの種々の電子機器に適用できる。
特に好適な電子機器の例としては、携帯端末(携帯電話端末、PDA端末、持ち運び可能なパーソナルコンピュータ端末を含む)や時計(ウオッチ)があげられる。本発明の受電装置は、構成が簡単で小型であるため携帯端末等への搭載も可能であり、低損失であるために、例えば、電子機器における2次電池の充電時間を短縮することが可能であり、また、発熱が低減されることから、電子機器の安全面からみた信頼性も向上する。
特に、携帯端末(携帯電話端末、PDA端末、持ち運び可能なパーソナルコンピュータ端末を含む)は、高負荷時の充電電流量が大きく、発熱の問題も顕在化しやすい。よって、本発明が有する低損失かつ低発熱という特性を十分に活かすことが可能な機器といえる。
図1(B)に模式的に示すように、送電装置10から受電装置40への電力伝送は、送電装置10側に設けられた1次コイルL1(送電コイル)と、受電装置40側に設けられた2次コイルL2(受電コイル)を電磁的に結合させて電力伝送トランスを形成することで実現される。これにより非接触での電力伝送が可能になる。
(送電装置および受電装置の構成例)
図2は、送電装置、受電装置ならびに負荷からなる無接点電力伝送システムにおける、各部の具体的な構成の一例を示す回路図である。図示されるように、送電装置10には、送電制御装置20と、送電部12が設けられている。また、受電装置40には、受電部40と、負荷変調部46と、給電制御部48とが設けられている。また、負荷90は、充電制御装置92とバッテリ(2次電池)94が含まれる。以下具体的に説明する。
図1(A)の充電器500などの送電側の電子機器は、少なくとも図2に示される送電装置10を含む。また、携帯電話機510などの受電側の電子機器は、少なくとも受電装置40と負荷90(本負荷)を含む。そして、図2の構成により、1次コイルL1と2次コイルL2を電磁的に結合させて送電装置10から受電装置40に対して電力を伝送し、受電装置40の電圧出力ノードNB7から負荷90に対して電力(電圧VOUT)を供給する無接点電力伝送(非接触電力伝送)システムが実現される。
送電装置10(送電モジュール、1次モジュール)は、1次コイルL1、送電部12、電圧検出回路14、表示部16、送電制御装置20を含むことができる。なお、送電装置10や送電制御装置20は図2の構成に限定されず、その構成要素の一部(例えば表示部、電圧検出回路)を省略したり、他の構成要素を追加したり、接続関係を変更するなどの種々の変形実施が可能である。
送電部12は、電力伝送時には所定周波数の交流電圧を生成し、データ転送時にはデータに応じて周波数が異なる交流電圧を生成して、1次コイルL1に供給する。具体的には、図3(A)に示されるように、例えば、データ「1」を受電装置40に対して送信する場合には、周波数f1の交流電圧を生成し、データ「0」を送信する場合には、周波数f2の交流電圧を生成する。この送電部12は、1次コイルL1の一端を駆動する第1の送電ドライバと、1次コイルL1の他端を駆動する第2の送電ドライバと、1次コイルL1と共に共振回路を構成する少なくとも1つのコンデンサを含むことができる。そして、送電部12が含む第1、第2の送電ドライバの各々は、例えば、パワーMOSトランジスタにより構成されるインバータ回路(あるいはバッファ回路)であり、送電制御装置20のドライバ制御回路26により制御される。
1次コイルL1(送電側コイル)は、2次コイルL2(受電側コイル)と電磁結合して電力伝送用トランスを形成する。例えば、電力伝送が必要なときには、図1(A)、図1(B)に示すように、充電器500の上に携帯電話機510を置き、1次コイルL1の磁束が2次コイルL2を通るような状態にする。
一方、電力伝送が不要なときには、充電器500と携帯電話機510を物理的に離して、1次コイルL1の磁束が2次コイルL2を通らないような状態にする。
電圧検出回路14は、1次コイルL1の誘起電圧を検出する回路であり、例えば、抵抗RA1、RA2や、RA1とRA2の接続ノードNA3とGND(広義には低電位側電源)との間に設けられるダイオードDA1を含む。具体的には、1次コイルの誘起電圧を抵抗RA1、RA2で分圧することによって得られた信号PHINが、送電制御装置20の波形検出回路28に入力される。
表示部16は、無接点電力伝送システムの各種状態(電力伝送中、ID認証等)を、色や画像などを用いて表示するものであり、例えばLED(発光ダイオード)やLCD(液晶表示装置)などにより実現される。
送電制御装置20は、送電装置10の各種制御を行う装置であり、集積回路装置(IC)などにより実現できる。この送電制御装置20は、制御回路22(送電側)、発振回路24、ドライバ制御回路26、波形検出回路28を含むことができる。
また、制御回路22(制御部)は、送電装置10や送電制御装置20の制御を行うものであり、例えば、ゲートアレイやマイクロコンピュータなどにより実現できる。具体的には、制御回路22は、電力伝送、負荷検出、周波数変調、異物検出、あるいは着脱検出などに必要な各種のシーケンス制御や判定処理を行う。
発振回路24は、例えば、水晶発振回路により構成され、1次側のクロックを生成する。ドライバ制御回路26は、発振回路24で生成されたクロックや制御回路22からの周波数設定信号などに基づいて、所望の周波数の制御信号を生成し、送電部12の送電ドライバ(不図示)に出力し、その送電ドライバの動作を制御する。
波形検出回路28は、1次コイルL1の一端の誘起電圧に相当する信号PHINの波形をモニタし、負荷検出、異物検出等を行う。例えば、受電装置40の負荷変調部46が、送電装置10に対してデータを送信するための負荷変調を行うと、1次コイルL1の誘起電圧の信号波形が、それに対応して変化する。
具体的には、図3(B)に示すように、データ「0」を送信するために、受電装置40の負荷変調部46が負荷を低くすると、信号波形の振幅(ピーク電圧)が小さくなり、データ「1」を送信するために負荷を高くすると、信号波形の振幅が大きくなる。したがって、波形検出回路28は、誘起電圧の信号波形のピークホールド処理などを行って、ピーク電圧がしきい値電圧を超えたか否かを判断することで、受電装置40からのデータが「0」なのか「1」なのかを判断できる。なお波形検出の手法は、上述の手法に限定されない。例えば、受電側の負荷が高くなったか低くなったかを、ピーク電圧以外の物理量を用いて判断してもよい。
受電装置40(受電モジュール、2次モジュール)は、2次コイルL2、受電部42、負荷変調部46、給電制御部48、受電制御装置50を含むことができる。なお、受電装置40や受電制御装置50は図2の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素を追加したり、接続関係を変更するなどの種々の変形実施が可能である。
受電部42は、2次コイルL2の交流の誘起電圧を直流電圧に変換する。この変換は受電部42が有する整流回路43により行われる。この整流回路43は、ダイオードDB1〜DB4を含む。ダイオードDB1は、2次コイルL2の一端のノードNB1と直流電圧VDCの生成ノードNB3との間に設けられ、DB2は、ノードNB3と2次コイルL2の他端のノードNB2との間に設けられ、DB3は、ノードNB2とVSSのノードNB4との間に設けられ、DB4は、ノードNB4とNB1との間に設けられる。
受電部42の抵抗RB1、RB2はノードNB1とNB4との間に設けられる。そしてノードNB1、NB4間の電圧を抵抗RB1、RB2により分圧することで得られた信号CCMPIが、受電制御装置50の周波数検出回路60に入力される。
受電部42のコンデンサCB1及び抵抗RB4、RB5は、直流電圧VDCのノードNB3とVSSのノードNB4との間に設けられる。そしてノードNB3、NB4間の電圧を抵抗RB4、RB5により分圧して得られる分圧電圧VD4は、信号線LP2を経由して、受電側制御回路52および位置検出回路56に入力される。位置検出回路56に関しては、その分圧電圧VD4が、周波数検出のための信号入力(ADIN)となる。
負荷変調部46は、負荷変調処理を行う。具体的には、受電装置40から送電装置10に所望のデータを送信する場合に、送信データに応じて負荷変調部46(2次側)での負荷を可変に変化させ、1次コイルL1の誘起電圧の信号波形を変化させる。このために負荷変調部46は、ノードNB3、NB4の間に直列に設けられた抵抗RB3、トランジスタTB3(N型のCMOSトランジスタ)を含む。
このトランジスタTB3は、受電制御装置50の受電側制御回路52から信号線LP3を経由して与えられる制御信号P3Qによりオン・オフ制御される。通常送電が開始される前の認証ステージにおいて、トランジスタTB3をオン・オフ制御して負荷変調を行って送電装置に信号を送信する際には、給電制御部48のトランジスタTB1、TB2はオフにされ、負荷90が受電装置40に電気的に接続されない状態になる。
例えば、データ「0」を送信するために2次側を低負荷(インピーダンス大)にする場合には、信号P3QがLレベルになってトランジスタTB3がオフになる。これにより負荷変調部46の負荷はほぼ無限大(無負荷)になる。一方、データ「1」を送信するために2次側を高負荷(インピーダンス小)にする場合には、信号P3QがHレベルになってトランジスタTB3がオンになる。これにより負荷変調部46の負荷は、抵抗RB3(高負荷)になる。
給電制御部48は、負荷90への電力の給電を制御する。レギュレータ(LDO)49は、整流回路43での変換で得られた直流電圧VDCの電圧レベルを調整して、電源電圧VD5(例えば5V)を生成する。受電制御装置50は、例えばこの電源電圧VD5が供給されて動作する。
また、トランジスタTB2(P型のCMOSトランジスタ)は、電源電圧VD5の生成ノードNB5(レギュレター49の出力ノード)とトランジスタTB1(ノードNB6)との間に設けられ、受電制御装置50の制御回路52からの信号P1Qにより制御される。具体的には、トランジスタTB2は、ID認証が完了(確立)して通常の電力伝送(すなわち、通常送電)を行う場合にはオン状態となる。
なお、電源電圧生成ノードNB5とトランジスタTB2のゲートのノードNB8との間にはプルアップ抵抗RU2が設けられる。
トランジスタTB1(P型のCMOSトランジスタ)は、トランジスタTB2(ノードNB6)とVOUTの電圧出力ノードNB7との間に設けられ、出力保証回路54からの信号P4Qにより制御される。具体的には、ID認証が完了して通常の電力伝送を行う場合にはオンになる。一方、ACアダプタの接続が検出され、あるいは、電源電圧VD5が受電制御装置50(制御回路52)の動作下限電圧よりも小さいといった場合には、オフになる。なお、電圧出力ノードNB7とトランジスタTB1のゲートのノードNB9との間にはプルアップ抵抗RU1が設けられる。
受電制御装置50は、受電装置40の各種制御を行う装置であり、集積回路装置(IC)などにより実現できる。この受電制御装置50は、2次コイルL2の誘起電圧から生成される電源電圧VD5により動作することができる。また、受電制御装置50は、制御回路52(受電側)、出力保証回路54、位置検出回路56、発振回路58、周波数検出回路60、満充電検出回路62を含むことができる。
受電側制御回路52は、受電装置40や受電制御装置50の制御を行うものであり、例えば、ゲートアレイやマイクロコンピュータなどにより実現できる。この受電側制御回路52は、シリーズレギュレータ(LDO)49の出力端の定電圧(VD5)を電源として動作する。
この受電側制御回路52は、具体的には、ID認証、位置検出、周波数検出、満充電検出、認証用の通信のための負荷変調、異物挿入検出を可能とするための通信のための負荷変調などに必要な各種のシーケンス制御や判定処理を行う。
出力保証回路54は、低電圧時(0V時)の受電装置40の出力を保証する回路である。すなわち、トランジスタTB1を制御し、ACアダプタの接続が検出され、あるいは、電源電圧VD5が動作下限電圧よりも小さい場合に、トランジスタTB1をオフにする設定を行い、電圧出力ノードNB7から受電装置40側への電流の逆流を防止する。
位置検出回路56は、2次コイルL2の誘起電圧の波形に相当する信号ADINの波形を監視して、1次コイルL1と2次コイルL2の位置関係が適正であるかを判断する。具体的には、信号ADINをコンパレータで2値に変換して、位置関係が適正であるか否かを判断する。
発振回路58は、例えばCR発振回路により構成され、2次側のクロックを生成する。周波数検出回路60は、信号CCMPIの周波数(f1、f2)を検出して、送電装置10からの送信データが「1」なのか「0」なのかを判断する。
満充電検出回路62(充電検出回路)は、負荷90のバッテリ94が、満充電状態(充電状態)になったか否かを検出する回路である。具体的には満充電検出回路62は、例えば、充電状態の表示に使用されるLEDRのオン・オフを検出することによって、満充電状態を検出する。すなわち、所定時間(例えば5秒)連続でLEDRが消灯した場合に、バッテリ94が満充電状態(充電完了)であると判断する。また、負荷90内の充電制御装置92も、LEDRの点灯状態に基づいて満充電状態を検出することができる。
また、負荷90は、バッテリ94の充電制御等を行う充電制御装置92を含む。充電制御装置92は、発光装置(LEDR)の点灯状態に基づいて満充電状態を検出することができる。この充電制御装置92(充電制御IC)は集積回路装置などにより実現できる。なお、スマートバッテリのように、バッテリ94自体に充電制御装置92の機能を持たせてもよい。なお、負荷90は、2次電池に限定されるものではない。
(認証時の動作)
次に、通常送電前の認証動作および最大伝送電力の調整動作について説明する。図4(A)、図4(B)、図4(C)は各々、認証動作および最大伝送電力の調整動作の一例を説明するための図であり、図4(A)は、認証情報に基づいて最大伝送電力の調整が行われる様子を示す図であり、図4(B)および図4(C)は各々、認証情報の具体例を示す図である。
図4(A)に示すように、受電装置40は、通常送電前の認証時において、認証フレーム(SR)を送電装置10に送信する。この認証フレーム(SR)の送信は、負荷変調部46による負荷変調によって行われる。
「認証情報」は、「認証時において受電装置40から送電装置10に送信される情報の総称」であり、認証フレーム(SR)も認証情報である。認証フレーム(SR)は、図4(B),図4(C)に示すように、スタートコード1と、メーカID2と、メーカプロダクトID3を含む。
メーカID2は、受電装置側の機器(受電装置および電子機器の少なくとも一つ)の製造者を特定する情報であり、メーカプロダクトID3は、受電装置側の機器(受電装置および電子機器の少なくとも一つ)を特定する情報(例えば、製品の種類や型番を示すコード)である。これらの情報によって、送電装置10では、受電装置40側の機器がどのメーカの、どの製品であるかを特定することができる。受電装置40側の機器を特定することができれば、その受電装置40側の機器が、通常送電の対象となり得るか否かの判定(すなわち認証)を行うことができる。
また、図4(B)では、認証フレーム(SR)には、さらに、定格電力情報4が含まれている。この定格電力情報4は、受電装置側の機器(受電装置および電子機器の少なくとも一つ)の定格電力を示す情報である。送電装置10は、認証処理の結果として通常送電を許可する場合には、次に、定格電力情報4に基づいて、その定格電力に適合するように、通常送電時の最大伝送電力を調整する(一般には、その定格電力の値に最大伝送電力を合わせる)。
また、図4(C)では、定格電力情報の代わりに、共振特性情報5が含まれている。共振特性情報とは、例えば、使用する共振周波数の情報、あるいは、使用するLC共振回路のインダクタンス値やコンデンサの容量値の情報である。この共振特性情報5によって、送電装置10側では、受電装置40側が所望する共振回路の共振特性を実現して、最適な条件による電力伝送を実行することができる。
図4(A)において、PTは、送電装置10によって最大伝送電力が制御された伝送電力を示している。図4(B),図4(C)の認証フレーム(SR)には、定格電力情報4や共振特性情報5が含まれるため、送電装置10側では、最適な最大伝送電力を実現するために必要な情報を直接的に得ることができ、したがって、伝送電力の制御を簡単に行うことができる。
図5(A),図5(B)は各々、認証動作および最大伝送電力の調整動作の他の例を説明するための図であり、図5(A)は、認証情報に基づいて最大伝送電力の調整が行われる様子を示す図であり、図5(B)は、認証情報の具体例を示す図である。
図5(A)に示されるように、送電装置10には、伝送電力設定情報11を記憶したメモリ(ROM)11が設けられている。伝送電力設定情報11は、例えば、受電装置40側の機器と定格電力情報とを1対1に対応付けしたテーブル情報である。
図5(B)に示される認証フレーム(SR)は、スタートコード1と、メーカID2と、メーカプロダクトID3が含まれるが、図4(B),図4(C)のような定格情報4や共振特性情報5は含まれていない。つまり、受電装置10では、受電装置40側の機器を特定できるだけであり、伝送電力を調整するための情報は直接的には取得することができない。そこで、送電装置10では、メモリ(ROM)11に記憶されている伝送電力設定情報11(例えば、受電装置40側の機器と定格電力情報とを1対1に対応付けしたテーブル情報)を用いて、受電装置40側の機器の定格電力情報を取得し、これに基づいて、最大伝送電力を最適化する。
(LC共振回路の共振特性を変化させて、伝送周波数を固定したまま伝送電力を増減させる方法)
次に、LC共振回路の共振特性(共振周波数)を変化させることによって、伝送周波数を固定したまま伝送電力を増減させる方法について説明する。図6は、共振周波数が異なる複数の共振特性を使い分けることによって、同じ伝送周波数で異なる電力を伝送する態様を示す図である。
図6において、QL1、QL4、QL5は、いずれも、1次コイル(L1等)とコンデンサ(C1,C2等)を含むLC共振回路の共振特性を示しているが、各々、共振周波数が異なっている。QL1の共振周波数はf0であり、QL4の共振周波数はf6であり、QL5の共振周波数はf4である。
QL1、QL4、QL5の各々の共振特性は、LC共振回路のコイルのインダクタンス値、あるいは、コンデンサの容量値を変化させることによって実現される。図6から明らかなように、LC共振回路の共振周波数を変化させる(ずらす)ことによって、同じ伝送周波数f1であっても、共振周波数との相対的な位置関係(共振周波数からの距離)が変化し、伝送電力を変化させることができる。すなわち、共振特性をQL4、QL1、QL5の順に変化させることによって、伝送電力値を、P5、P1、P3に順次、変化させることができる。伝送周波数を変化させずに伝送電力を増減することは、電磁波の輻射の問題が生じず、電波法上の問題もなく、現実の伝送電力の調整手法として有用である。
共振回路の共振周波数を変化させる(ずらす)方法としては、LC共振回路のコンデンサの容量値およびコイルのインダクタンス値の少なくとも一つを変化させる方法がある。
図7は、共振回路のコンデンサの容量値を変化させることによって、共振回路の共振特性を変化させて伝送電力を調整することが可能な送電装置の、要部の構成を示す回路図である。図示されるように、送電部12には、可変容量部13が設けられている。可変容量部13には、2つの容量可変のコンデンサC10およびC20が設けられており、各コンデンサC10およびC20の容量値は、送電側制御回路22の容量値制御信号S3によって制御される。なお、コンデンサC10およびC20の容量を変化させる具体的な方法については後述する。
図8は、共振回路のコイルのインダクタンス値を変化させることによって、共振回路の共振特性を変化させて伝送電力を調整することが可能な送電装置の、要部の構成を示す回路図である。図8に示される1次コイル(L10)は、インダクタンス値が可変のコイルであり、そのインダクタンス値は、送電側制御回路22のインダクタンス値制御信号S4によって制御される。なお、1次コイル(L10)のインダクタンス値を変化させる具体的な方法は後述する。
(LC共振回路の共振特性を変化させるための具体的な方法の例)
図9は、サブコンデンサを用いてLC共振回路の共振特性を変化させる送電装置の具体的な回路構成の一例を示す回路図である。図9において、前掲の図と共通する部分には同じ参照符号を付してある。
送電部12には、1次コイル(L1)と、複数のコンデンサ(C1〜C4)と、送電ドライバ(DR1〜DR4)と、が含まれる。コンデンサ(C1,C2)は、通常のLC共振回路を構成するために必要なコンデンサであるため、ここでは、便宜上、「メインコンデンサ」と称することとする。一方、コンデンサ(C3,C4)は、LC共振回路の共振特性を調整する機能をもつため、ここでは、便宜上、「サブコンデンサ」と称することとする。ただし、この呼称は、便宜上のものであり、各コンデンサの役割が、その呼称のとおりに必ず限定されるというものではない。
つまり、1次コイルL1の上端には、3つのコンデンサ(C1,C3,C4)の一極が接続されているが、これらの3つのコンデンサ(C1,C3,C4)はいずれも、潜在的には、サブコンデンサとして機能することができ、また、メインコンデンサとしても機能し得る。例えば、コンデンサC3をメインコンデンサと把握し、コンデンサ(C1,C4)がサブコンデンサと把握することもできる。
すなわち、「一つの送電電力レベルを実現するときに必要なコンデンサ」が「メインコンデンサ」であり、「他の送電電力レベルを実現するときに使用されるメインコンデンサ以外のコンデンサ」が「サブコンデンサ」であり、メインとサブという考え方は、送電電力レベルの切換えを前提とした相対的な概念である。以下の説明では、上述のとおり、コンデンサC1,C2をメインコンデンサとして扱い、コンデンサC3,C4をサブコンデンサとして扱う(この点は、サブコイルについても同様である。)。
また、図9の送電部12には、各コンデンサ(C1〜C4)の各々に対応して、複数の送電ドライバ(DR1〜DR4)の各々が設けられている。以下の説明では、便宜上、メインコンデンサ(C1,C2)に対応した送電ドライバ(DR1,DR2)を「メイン送電ドライバ」と称する。また、サブコンデンサ(C3,C4)に対応した送電ドライバ(DR3,DR4)を「サブ送電ドライバ」と称する。
図9では、メイン送電ドライバDR1とサブ送電ドライバ(DR3,DR4)は、イネーブル端子付の送電ドライバである。すなわち、メイン送電ドライバDR1とサブ送電ドライバ(DR3,DR4)の各々のアクティブ状態/非アクティブ状態は、イネーブル信号S1〜S3の各々によって選択的に切換えられる。ここで、「アクティブ状態/非アクティブ状態」とは、「サブコンデンサやサブコイルがLC共振回路の構成要素となること/ならないこと」を意味し、具体的には、サブコンデンサやサブコイルが、メインコイル(主コイル)に対して電気的に接続されることである。
また、図9の送電制御回路20は、送電側制御回路22と、駆動クロック生成回路25と、ドライバ制御回路26と、を含む。
駆動クロック生成回路25は、例えば、PLL回路を内蔵し、発振回路16からの源振クロックCLKに基づいて所望周波数の駆動クロックを生成し、その駆動クロックをドライバ制御回路26に供給する。
ドライバ制御回路26は、メイン送電ドライバ(DR1,DR2)を逆相で駆動するためのインバータ(INV1)を有している。実際には、メイン送電ドライバ(DR1,DR2)の各々において、貫通電流が流れないように、CMOS構成の各トランジスタの駆動タイミングを調整する回路も有しているが、図9では図示を省略している。
送電側制御回路22は、イネーブル信号S1〜S3の各々によって、メイン送電ドライバDR1とサブ送電ドライバ(DR3,DR4)の各々のアクティブ状態/非アクティブ状態を切換え、所望の送電電力(伝送電力)PTを実現する。
受電装置(2次側機器)から送られてくる認証フレーム(SR)の信号は、電圧検出回路14および波形検出回路28を経由して、送電側制御回路22に伝達される。送電側制御回路22は、認証フレームSRに含まれる情報(図4の定格情報4や共振特性情報5等)を抽出し、その情報に基づいて、イネーブル信号S1〜S3を生成する。上述のとおり、イネーブル信号S1〜S3によって、メイン送電ドライバDR1とサブ送電ドライバ(DR3,DR4)の各々のアクティブ状態/非アクティブ状態が切換えられ、これによって、所望の送電電力(伝送電力)PTが実現される。
図10(A)、図10(B)、図10(C)は各々、図9の送電装置におけるLC共振回路の駆動態様の例を説明するための図である。図10(A)では、メイン送電ドライバDR1がアクティブ状態(すなわち、送電出力によって各コンデンサを駆動する状態)であり、サブ送電ドライバ(DR3,DR4)が非アクティブ状態(すなわち、送電出力端子がハイインピーダンス状態)である。したがって、メインコンデンサC1がアクティブ状態であり、サブコンデンサC3,C4が非アクティブ状態である。図中、IA1は駆動電流を示す。
図10(B)では、メイン送電ドライバDR1およびサブ送電ドライバDR3がアクティブ状態(すなわち、送電出力によって各コンデンサを駆動する状態)であり、サブ送電ドライバDR4が非アクティブ状態(すなわち、送電出力端子がハイインピーダンス状態)である。したがって、メインコンデンサC1とサブコンデンサC3がアクティブ状態であり、サブコンデンサC4が非アクティブ状態である。この場合、LC共振回路を構成するコンデンサの容量は(C1+C3)となる。図中、IA1とIA2は駆動電流を示す。
図10(C)では、メイン送電ドライバDR1,サブ送電ドライバDR3,DR4のすべてがアクティブ状態(すなわち、送電出力によって各コンデンサを駆動する状態)である。したがって、メインコンデンサC1とサブコンデンサC3,C4のすべてがアクティブ状態である。この場合、LC共振回路を構成するコンデンサの容量は(C1+C3+C4)となる。図中、IA1,IA2,IA3の各々は駆動電流を示す。
このように、イネーブル信号S1〜S3の各々によって、LC共振回路を構成するコンデンサの容量値を適宜、変化させて所望の送電電力レベルを実現することができる。
図11は、サブコイルを用いてLC共振回路の共振特性を変化させる送電装置の具体的な回路構成の一例を示す回路図である。図11において、前掲の図と共通する部分には同じ参照符号を付してある。
図11の送電装置の回路構成が図9の送電装置の回路構成と異なる点は、サブコイル(C3、C4)に対応してサブコイル(LB2,LB3)が設けられている点であり、その他の構成は同じである。
図11において、サブコイル(LB2,LB3)は、1次コイル(メインコイル)L1に対して直列に接続されている。また、メインコイルL1、サブコイルLB2およびLB3の各々のインダクタンス値は異なっている。また、ここでは、各コイルのインダクタンス値は、各コイルが単独で使用されたときに、所望の異なる送電電力レベルが実現されるように調整されているものとする。
図12(A)、図12(B)、図12(C)は各々、図11の送電装置におけるLC共振回路の駆動態様の例を説明するための図である。図12(A)では、メイン送電ドライバDR1のみがアクティブ状態(すなわち、送電出力によって各コンデンサを駆動する状態)であり、サブ送電ドライバ(DR3,DR4)が非アクティブ状態(すなわち、送電出力端子がハイインピーダンス状態)である。図中、IA4は駆動電流を示す。
図12(B)では、サブ送電ドライバDR3のみがアクティブ状態(すなわち、送電出力によって各コンデンサを駆動する状態)であり、メイン送電ドライバDR1およびサブ送電ドライバDR4は非アクティブ状態である。図中、IA5は駆動電流を示す。
図12(C)では、サブ送電ドライバDR4のみがアクティブ状態(すなわち、送電出力によって各コンデンサを駆動する状態)であり、メイン送電ドライバDR1およびサブ送電ドライバDR3は非アクティブ状態である。図中、IA6は駆動電流を示す。
このように、イネーブル信号S1〜S3の各々によって、LC共振回路を構成するコンインダクタンスの容量値を適宜、変化させて所望の送電電力レベルを実現することができる。
(第2の実施形態)
本実施形態では、複数のコイルを効率的に形成すると共に、必要なコイルを合理的に選択することを可能とするLC共振回路の一例について説明する。図13(A),図13(B)は、共通の平面コイルを用いたLC共振回路の具体的な構成を示す図であり、図13(A)は平面コイルのパターンと送電ドライバの接続形状を示す図であり、図13(B)は等価回路図である。
図13(A)に示すように、所定パターン(渦巻状のパターン)をもつ平面コイル120の異なる複数の位置(Q1〜Q4)の各々から、複数の引き出し線(L10〜L13)の各々が引き出されている。そして、それらの引き出し線(L10〜L13)の少なくとも一つに対応してサブ送電ドライバ(DR7,DR8)が設けられている。
図13(A)では、送電ドライバ(DR5,DR6)がメイン送電ドライバであり、送電ドライバ(DR7,DR8)がサブ送電ドライバであり、コンデンサ(C5,C6)がメインコンデンサであり、コンデンサ(C7,C8)がサブコンデンサである。
また、メイン送電ドライバDR6は、イネーブル信号S4によってアクティブ状態/非アクティブ状態が選択される。サブ送電ドライバ(DR7,DR8)は各々、イネーブル信号S5,S6によってアクティブ状態/非アクティブ状態が選択される。
また、平面コイル120は、例えば、実装基板の第1層目(第n層目)金属配線で形成されている。また、引き出し配線L10,L11,L13は、例えば、2層目((n+1)層目)金属配線で形成されている。このような配線構造は、実装基板の多層配線構造を利用すれば、容易に形成することができる。
図13(B)に示すように、メイン送電ドライバDR5とメイン送電ドライバDR6がアクティブ状態となる場合には、引き出し端Q1とQ2間に介在するコイルL20がアクティブ状態(使用状態)となる。この場合の駆動電流はIA7である。
また、メイン送電ドライバDR5とサブ送電ドライバDR7がアクティブ状態となる場合には、引き出し端Q1とQ3間に介在するコイル(L20+L21)がアクティブ状態(使用状態)となる。この場合の駆動電流はIA8である。
また、メイン送電ドライバDR5とサブ送電ドライバDR8がアクティブ状態となる場合には、引き出し端Q1とQ4間に介在するコイル(L20+L21+L22)がアクティブ状態(使用状態)となる。この場合の駆動電流はIA9である。
共通のコイルを複数に分割して、選択的に使用することによって、複数の所望のインダクタンス値を、効率的に実現することができる。渦巻状の平面コイルの巻数を増やすことによって、全長が長いコイルをコンパクトに形成することができ、また、引き出し線の取り出し位置を選ぶことによって、所望のインダクタンス値を精度良く設定することができる。また、引き出し線の数を増やすことによって、インダクタンス値を広範囲に渡って、細かく切換えることも可能である。
このように、メインコイルと少なくとも1つのサブコイルを別々のコイルとして形成するのではなく、共通の平面コイルを設け、その共通の平面コイルの複数の位置の各々から複数の引き出し線の各々が引き出し、少なくとも1つの引き出し線に対応してサブ送電ドライバを設けて、そのサブ送電ドライバのアクティブ状態/非アクティブ状態を切換えるによって、共通の平面コイルの引き出し位置を選択することによって、多様なインダクタンス値を、簡単な構成で実現することができる。
(第3の実施形態)
本実施形態では、サブコンデンサのアクティブ状態/非アクティブ状態の切換えに、スイッチ回路(例えば、アナログスイッチ)を利用する。図14は、サブコンデンサのアクティブ状態/非アクティブ状態をアナログスイッチによって選択する例を示す回路図である。
図14において、サブ送電ドライバDR3とサブコンデンサC3の間には、スイッチ回路SW1が挿入されている。スイッチ回路SW1は、アナログスイッチAN1(およびインバータINV2)によって構成されている。アナログスイッチAN1のオン/オフは、イネーブル信号S7によって制御される。アナログスイッチAN1がオンすれば、サブコンデンサC3がアクティブ状態となり、アナログスイッチAN1がオフのときは、サブコンデンサC3が非アクティブ状態となる。
(第4の実施形態)
本実施形態では、送電周波数を変化させることなく伝送電力を制御する機能を、「パワーセーブ送電」に応用することについて説明する。ここで、「パワーセーブ送電」とは、通常送電時よりも低い電力での連続送電である。
例えば、図2において、受電装置40側の本負荷90(2次電池94)の充電が完了したとき、送電装置10からの送電を完全に停止すると、本負荷90(2次電池94)の再充電を行うことができない。つまり、例えば、充電台上に携帯機器等をセットした状態が継続すると、満充電となった本負荷90(2次電池94)は放電して、時間経過と共に再度の充電が必要な状態となり、この場合には、充電を再開する必要があるが、満充電と共に通常送電を止めたのでは、受電装置側での再充電の必要性の検出が不可能となってしまう。
そこで、本負荷90(2次電池94)が満充電状態となった後も、弱い電力での連続送電(つまり、パワーセーブ送電)を継続し、受電装置40側の本負荷90の充電制御装置92を動作状態に維持する。
つまり、2次電池94の充電を管理するために必要な最低限の電力は常に伝送しておくことによって、再充電が必要になったときには、充電制御装置92が、そのことを検出して直ちに再充電を開始する。これによって大きな負荷電流が流れるため、受電装置10側からみた負荷が増大し、1次コイル(L1)の単部の電圧が増大し、そのことが電圧検出回路14および波形検出回路28(図2参照)によって検出される。送電制御装置20に含まれる送電側制御回路22は、パワーセーブ送電中に、受電装置40側の負荷が急に重くなったことを検出すると、再充電が開始されたと判断して、パワーセーブ送電を通常送電に切換える。このようにして、受電装置40側の本負荷90に含まれる2次電池94の再充電を無理なく行うことができる。
ただし、通常送電からパワーセーブ送電に移行するとき、あるいは、パワーセーブ送電から通常送電に移行するときに、伝送周波数の切換えを行うと、不要輻射ノイズが生じる恐れがまったくないとは言えず、電波法上の対策が必要となる。
すなわち、伝送周波数を変化させることなく、伝送電力を増減させて通常送電とパワーセーブ送電を切換えるのが望ましいといえる。そこで、共振回路の特性を変化させて伝送電力を制御する方法を採用する。
つまり、図6に示すように、LC共振回路の共振周波数を変化させる(ずらす)ことによって、伝送電力を増減させて通常送電とパワーセーブ送電を切換える手法を採用する。図6の方法を採用すると、上述のとおり、同じ伝送周波数f1であっても、共振周波数との相対的な位置関係(共振周波数からの距離)が変化し、伝送電力を変化させることができる。すなわち、共振特性をQL4、QL1、QL5の順に変化させることによって、伝送電力値を、P5、P1、P3に順次、変化させることができる。例えば、図6のP1が通常送電時の伝送電力値となり、P3がパワーセーブ送電時の電力値となる。
伝送周波数を変化させずに伝送電力を増減してパワーセーブ送電を実現することは、電磁波の輻射の問題が生じず、例えば電波法上の問題もまったく心配する必要がなく、現実の伝送電力の調整手法として有用である。
(第5の実施形態)
本実施形態では、無接点電力伝送システムの具体的な動作手順の例について説明する。図15は、本発明の無接点電力伝送システムの、具体的な動作手順の一例を示すフロー図である。図15において、左側が1次側(受電装置側)の手順を示し、右側が2次側(送電装置側)の手順を示す。
まず、送電装置10を起動する(ステップST1)。送電装置10は、受電装置40を起動するための電力送電(例えば、間欠的な電力伝送)を開始する(ステップST2)。
電力の供給によって受電装置40が起動する(ステップST3)。次に、受電装置40は、送電装置10に認証フレーム(認証情報)を負荷変調によって送信する(ステップST4)。
送電装置10は、電圧検出回路14および波形検出回路28によって、1次コイル(L1)の端部の電圧変化を検出することによって受電装置側の負荷変動を検出し、これによって認証フレームを受信し、受信した認証フレームを解析する(ステップST5)。
認証フレームの解析によって、送電装置10は、受電装置40側の機器(受電装置および電子機器)を特定すると共に、定格電力を特定し、その定格電力に適合するように送電電力(すなわち最大伝送電力)を決定する(ステップST6)。
そして、送電装置10では、決定した送電電力(最大伝送電力)を実現するために、共振特性の変更(図6)を実行する(ステップST7)。そして、通常送電(決定された電力値による連続送電)を開始する(ステップST8)。
図中、ステップST5〜ステップST7までが、認証処理を利用して伝送電力の制御を行う処理(A)となる。
受電装置40では、通常受電処理(整流処理や負荷90への給電等)を実行する(ステップST9)。そして、本負荷90の状態を監視し、本負荷90が通常送電による電力が必要な状態であるか否かを検出する。例えば、負荷90に含まれる充電制御装置92が、2次電池94の充電状態を監視し、満充電状態となったか否かを検出する(ステップST10)。
受電装置40は、満充電を検出すると、負荷変調部46による負荷変調によって、セーブフレームを送電装置10に送信し、満充電の事実を送電装置10に通知する(ステップST11)。送電装置10は、セーブフレームを受信すると(ステップST12)、通常送電をパワーセーブ送電に切換えるための処理を実行する。
すなわち、送電周波数を低減し、あるいは、共振特性を変化させて、共振周波数(共振ピーク)からの距離を遠くする等の処理を実行することによって、伝送周波数は通常送電時と同じに維持しつつ、伝送電力をパワーセーブ送電用の電力に調整する(ステップST13)。
そして、パワーセーブ送電を実行する(ステップST14)。受電装置40は、パワーセーブ受電動作(整流動作や、本負荷90への、充電監視機能を維持できる程度の最小限の電力の給電動作)を実行する(ステップST15)。
ステップST11〜ステップST13が、伝送周波数を変化させずに伝送電力を低減してパワーセーブ送電を実現する処理(B)となる。
このように、本発明によれば、1台の送電装置で、多様な複数の受電装置側の機器に対応可能となり、また、伝送周波数を変化させずにパワーセーブ送電を行うといった応用も可能となり、無線点電力伝送システムの利便性(使い勝手)を大幅に向上させることができる。
以上説明したように、本発明の各実施形態によれば、以下の効果が得られる。ただし、以下の効果が同時に得られるとは限らず、以下に列挙する効果が本発明を不当に限定する根拠として用いられてはならない。
(1)適切な数のサブコンデンサやサブコイルを設け、各々のアクティブ/非アクティブをイネーブル信号で切換えることによって、LC共振回路の共振特性を細かく、かつ広範囲にわたって制御することができる。
(2)送電周波数を一定に維持しつつ、LC共振回路の共振特性を変化させて送電電力を調整することができる。すなわち、伝送周波数を変えるのではなく、伝送周波数と共振周波数(共振ピーク)との距離を変化させて、結果的に伝送電力を変化させることが可能となる。送電周波数を切換えないことは、不要輻射ノイズの低減に寄与し、その対策が容易となる。
(3)サブコンデンサやサブコイルを設けること、イネーブル端子付きのサブ送電ドライバを設けること、アナログスイッチ回路を設けること等は容易であり、また、回路構成の複雑化もほとんど招かないため、実現容易な簡単な構成によって、LC共振回路の共振特性を調整できるという利点があり、実現も容易である。
(4)共通の平面コイルの引き出し位置を選択してコイルのインダクタンスを調整する方法を採用することによって、簡単な構成により、多様なコイルのインダクタンスを実現することができる。
(5)本発明の、送電周波数を変化させることなく伝送電力を制御する機能は、パワーセーブ送電(通常送電よりも低い電力での連続送電)に応用することも可能である。
(6)簡単かつ実現容易な構成により、1台の送電装置の送電電力を、受電装置側の機器の定格電力に適合するように柔軟に調整可能とし、きわめて広範で多様な機器に柔軟に対応できるようにすることができる。
(7)無接点電力伝送システムの利便性が格段に向上する。よって、無接点電力伝送システムの利用促進を図ることができ、また、無接点電力伝送システムを社会基盤として広く普及させることができる。
以上、本発明を、実施形態を参照して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々、変形、応用が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲において多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。
従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語(低電位側電源、電子機器等)と共に記載された用語(GND、携帯電話機・充電器等)は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また本実施形態および変形例の全ての組み合わせも、本発明の範囲に含まれる。サブコンデンサとサブコイルを併用したり、複数のサブコイルを同時にアクティブとするような変形も自由になし得る。
また、送電制御装置、送電装置、受電制御装置、受電装置の構成・動作や、1次側における2次側の負荷検出の手法も、本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
本発明は、多様な受電装置側の電子機器が、共通の送電側の電子機器を安全に利用できるようにして、無接点電力伝送システムの利用の拡大に貢献するという効果を奏し、したがって、したがって、送電制御装置(送電制御IC)、無接点電力伝送システム、送電装置(ICモジュール等)、および電子機器(携帯端末および充電器等)として利用可能である。なお、「携帯端末」には、携帯電話端末、PDA端末、持ち運び可能なコンピュータ端末が含まれる。
図1(A)、図1(B)は、無接点電力伝送を利用した電子機器の例を示す図 本発明の送電装置、送電制御装置、受電装置、受電制御装置の具体的な構成の一例を示す図 図3(A)、図3(B)は、1次側機器と2次側機器との間の情報伝送の原理を説明するための図 図4(A)、図4(B)、図4(C)は、認証動作および最大伝送電力の調整動作の一例を説明するための図 図5(A)、図5(B)は、認証動作および最大伝送電力の調整動作の他の例を説明するための図 共振周波数が異なる複数の共振特性を使い分けることによって、同じ伝送周波数で異なる電力を伝送する態様を示す図 コンデンサの容量値を変化させることによって、共振回路の共振特性を変化させて伝送電力を調整することが可能な送電装置の要部の構成を示す回路図 コイルのインダクタンス値を変化させることによって、共振回路の共振特性を変化させて伝送電力を調整する送電装置の要部の構成を示す回路図 サブコンデンサを用いてLC共振回路の共振特性を変化させる送電装置の具体的な回路構成の一例を示す回路図 図10(A)、図10(B)、図10(C)は各々、図9の送電装置におけるLC共振回路の駆動態様の例を説明するための図 サブコイルを用いてLC共振回路の共振特性を変化させる送電装置の具体的な回路構成の一例を示す回路図 図12(A)、図12(B)、図12(C)は各々、図11の送電装置におけるLC共振回路の駆動態様の例を説明するための図 13(A)、図13(B)は、共通の平面コイルを用いたLC共振回路の具体的な構成を示す図 サブコンデンサのアクティブ状態/非アクティブ状態をアナログスイッチによって選択する例を示す回路図 本発明の無接点電力伝送システムの、具体的な動作手順の一例を示すフロー図
符号の説明
L1 1次コイル(メインコイル)、L2 2次コイル、1 スタートコード、
2 メーカID、3 メーカプロダクトID、4 定格電力情報、5 共振特性情報、
10 送電装置、12 送電部、13 可変容量部 14 電圧検出回路、
16 表示部、20 送電制御装置、22 送電側制御回路、24 発振回路、
25 駆動クロック生成回路、26 ドライバ制御回路、28 波形検出回路、
40 受電装置、42 受電部、43 整流回路、46 負荷変調部、
48 給電制御部、50 受電制御装置、52 受電側制御回路、54 出力保証回路、
56 位置検出回路、58 発振回路、60 周波数検出回路、62 満充電検出回路、
90 2次側機器の負荷、92 充電制御装置(充電制御IC)、
94 本負荷としてのバッテリ(2次電池)、
LEDR 電池残量や電池の状態のインジケータとしての発光装置、
C10,C20 共振回路を構成する可変容量、
L10 インダクタンス値可変のコイル、
DR1,DR2 メイン送電ドライバ、 DR3,DR4 サブ送電ドライバ、
C1,C2 メインコンデンサ、C3,C4 サブコンデンサ、
S1〜S4 イネーブル信号、LB2,LB3 サブコイル、SW1 スイッチ回路、
AN1 アナログスイッチ、INV1,INV2 インバータ

Claims (16)

  1. 1次コイルと2次コイルを電磁的に結合させて送電装置から受電装置に対して電力を伝送し、前記受電装置の本負荷に対して電力を供給する無接点電力伝送システムの前記送電装置に設けられる送電制御装置であって、
    前記送電装置は、
    前記1次コイルを構成要素として含む、共振特性可変のLC共振回路を有し、
    前記LC共振回路は、
    イネーブル信号によってアクティブ状態/非アクティブ状態が選択される、少なくとも1つのサブコンデンサおよび少なくとも1つのサブコイルの少なくとも一方を含み、
    前記送電制御装置は、前記送電装置を制御する送電側制御回路を含み、
    前記送電側制御回路は、前記少なくとも一つのサブコンデンサまたは前記少なくとも一つのサブコイルの各々を前記イネーブル信号によって選択的にアクティブ状態とし、これによって、前記LC共振回路の共振特性を制御することを特徴とする送電制御装置。
  2. 請求項1記載の送電制御装置であって、
    前記送電装置は、
    前記少なくとも1つのサブコンデンサに対応して設けられた、前記イネーブル信号によってアクティブ状態/非アクティブ状態が選択される少なくとも1つのサブ送電ドライバを有することを特徴とする送電制御装置。
  3. 前記送電装置は、
    前記少なくとも1つのサブコンデンサの少なくとも1つに設けられた、前記イネーブル信号によってオン/オフが制御される少なくとも1つのスイッチ回路を有することを特徴とする送電制御装置。
  4. 請求項2または請求項3のいずれか記載の送電制御装置であって、
    前記少なくとも1つのサブコンデンサは、前記LC共振回路のメインコンデンサに対して並列に設けられることを特徴とする送電制御装置。
  5. 請求項1記載の送電制御装置であって、
    前記少なくとも1つのサブコイルに対応して設けられた、前記イネーブル信号によってアクティブ状態/非アクティブ状態が選択される少なくとも一つのサブ送電ドライバを有することを特徴とする送電制御装置。
  6. 請求項5記載の送電制御装置であって、
    前記少なくとも1つのサブコイルは、前記LC共振回路のメインコイルに対して直列に設けられることを特徴とする送電制御装置。
  7. 請求項5または請求項6記載の送電制御装置であって、
    所定パターンをもつ平面コイルの、異なる複数の位置の各々から複数の引き出し線の各々が引き出され、少なくとも1つの前記引き出し線に対応して前記サブ送電ドライバが設けられていることを特徴とする送電制御装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか記載の送電制御装置であって、
    通常送電が開始される前に、前記受電装置から送信される認証情報に基づく認証処理を実行して送電の可否を判定し、送電可能と判定された場合に前記通常送電を行うと共に、
    前記送電側制御装置は、前記認証情報の少なくとも一部に基づいて、前記イネーブル信号によって前記複数のコンデンサまたは前記複数のコイルのアクティブ状態/非アクティブ状態を選択して前記LC共振回路の共振特性を調整し、前記受電装置側の定格電力に適合するように、前記送電時の最大伝送電力を制御することを特徴とする送電制御装置。
  9. 請求項8記載の送電制御装置であって、
    前記認証情報には、前記受電装置側の定格電力情報が含まれ、前記送電側制御回路は、前記定格電力情報に基づいて、前記LC共振回路の共振特性を調整し、前記送電時の最大伝送電力を制御することを特徴とする送電制御装置。
  10. 請求項8記載の送電制御装置であって、
    前記認証情報には、前記1次コイルを構成要素として含む共振回路の共振特性情報が含まれ、前記送電側制御回路は、前記共振特性情報に基づいて、前記LC共振回路の共振特性を調整し、前記送電時の最大伝送電力を制御することを特徴とする送電制御装置。
  11. 請求項1〜請求項7のいずれか記載の送電制御装置であって、
    前記送電側制御回路は、前記受電装置から、通常送電時よりも伝送電力が低いパワーセーブ送電を要求する信号を受けると、前記共振回路の共振特性を変化させ、送電時の周波数と同じ周波数による前記パワーセーブ送電を実行することを特徴とする送電制御装置。
  12. 1次コイルと2次コイルを電磁的に結合させて送電装置から受電装置に対して電力を伝送し、前記受電装置の本負荷に対して電力を供給する無接点電力伝送システムであって、
    前記送電装置は、
    前記1次コイルを構成要素として含む、共振特性可変のLC共振回路を有し、
    前記LC共振回路は、
    イネーブル信号によってアクティブ状態/非アクティブ状態が選択される、少なくとも1つのサブコンデンサおよび少なくとも1つのサブコイルの少なくとも一方を含み、
    前記送電制御装置は、前記送電装置を制御する送電側制御回路を含み、
    前記受電装置は、
    前記送電装置に対して信号を送信するための負荷変調部と、
    前記受電装置を制御する受電側制御回路と、を含み、
    前記受電側制御回路は、通常送電が開始される前の認証時において、前記負荷変調部の動作を制御し、前記送電装置に対して、前記受電装置に通常送電時の伝送電力を制御させるための情報を含む認証情報を負荷変調によって送信し、
    前記送電装置の前記送電側制御回路は、
    通常送電が開始される前に、前記受電装置から送信される前記認証情報に基づく認証処理を実行して送電の可否を判定し、送電可能と判定された場合に前記通常送電を開始すると共に、
    前記認証情報に含まれる、前記受電装置に通常送電時の伝送電力を制御させるための情報に基づいて、前記少なくとも1つのサブコンデンサまたは前記少なくとも1つのサブコイルの各々を前記イネーブル信号によって選択的にアクティブ状態として、前記LC共振回路の共振特性を制御し、これによって、前記受電装置側の定格電力に適合するように、前記通常送電時の最大伝送電力を制御する無接点電力伝送システム。
  13. 請求項12記載の無接点電力伝送システムであって、
    前記受電側制御回路は、通常送電時のおける前記本負荷の状態を監視し、前記本負荷が通常送電時の電力伝送を必要としない状態になった場合に、前記送電装置に対して、通常送電時よりも低い電力送電であるパワーセーブ送電を要求する信号を送信し、
    前記送電側制御回路は、前記受電装置からの前記パワーセーブ送電を要求する信号を受信すると、前記共振回路の共振特性を変化させ、送電時の周波数と同じ周波数による前記パワーセーブ送電を実行することを特徴とする送電制御装置。
  14. 請求項1〜請求項11のいずれか記載の送電制御装置と、
    LC共振回路の構成要素である1次コイルと、
    前記LC共振回路に含まれる、少なくとも1つのサブコンデンサおよび少なくとも1つのサブコイルのいずれか一方と、
    前記少なくとも1つのサブコンデンサに対応して設けられた、前記イネーブル信号によってアクティブ状態/非アクティブ状態が選択される少なくとも1つのサブ送電ドライバと、
    を有することを特徴とする送電装置。
  15. 請求項1〜請求項11のいずれか記載の送電制御装置と、
    LC共振回路の構成要素である1次コイルと、
    前記LC共振回路に含まれる、少なくとも1つのサブコンデンサと、
    前記少なくとも1つのサブコンデンサの少なくとも1つに設けられた、前記イネーブル信号によってオン/オフが制御される少なくとも1つのスイッチ回路と、
    を有することを特徴とする送電装置。
  16. 請求項14または請求項15記載の送電装置を含むことを特徴とする電子機器。
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