JP2008205381A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】実装密度が高く、信頼性が高く、簡単な工程で製造可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置は、配線基板11の裏面に、第1および第2の半導体チップ30a,30bがそれぞれコネクター20a,20bを介して積重されてなり、第1の半導体チップ30aは、表面電極31と、表面電極31に貫通して伸びる短絡部32を介して電気的に接続された裏面電極33とを有し、第2の半導体チップ30bは、表面電極31を有し、コネクター20a,20bは、第1の異方導電性エラストマーシート22と、複合導電性シート25と、第2の異方導電性エラストマーシート23とがこの順で積重されてなり、複合導電性シート25は、貫通孔が形成された絶縁性シート26の両面に突出するよう配置された剛性導体27とを有し、剛性導体27は、胴部の両端に、貫通孔より大きい径の端子部が形成され、絶縁性シート26の厚み方向に移動可能とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の半導体チップが実装された半導体装置に関するものである。
近年、いわゆるデジタル家電機器や、携帯情報端末機器などの電子機器の進展に伴い、これらの電子機器に搭載される半導体集積回路に対し、小型化・高機能化の要求が高まっている。このため、これまでマザーボード上に互いに機能の異なる複数の半導体装置例えばMPUやDRAM等を搭載することによって実現されていた高度なシステム機能を、単一の半導体チップによって実現するSOC(システム・オン・チップ)技術や、複数の半導体チップを単一のパッケージ内に実装するSIP(システム・イン・パッケージ)技術が注目されている。特に、SIPは、SOCに比して、低コストでかつ短期間で設計することが可能な点、システム設計の自由度が大きい点などで有利であるため、次世代の電子機器などに搭載される半導体装置としてその開発が盛んに進められている。
このようなSIPとしては、配線基板上にその厚み方向に複数の半導体チップが積重されてなる積層型のものが知られており、かかる積層型のSIPにおいては、従来、配線基板および各半導体チップ間の電気的接続手段としては、ワイヤーボンディングが用いられている(特許文献1参照。)。
しかしながら、ワイヤーボンディングによって電気的接続を行う場合には、配線基板の表面に半導体チップが配置される領域の他に半導体チップの電極に接続するための端子電極が形成される領域が必要となるために、実装密度が低くなって小型化が困難であること、半導体チップ間の電気的接続は配線基板を介して行われるため、電極間の配線が相当に長くなると共に、配線基板には、その表面に形成された接続用電極と裏面に形成された端子電極とを電気的に接続するための配線の他に、半導体チップ同士を電気的に接続するための配線が必要となるので、配線密度の高い配線基板を使用しなければならず、従って、半導体チップ間のインダクタンスや電気抵抗が増加する結果、高速伝送が困難となったり、高周波回路を搭載することが困難となったりすることなどの問題がある。
このような問題を解決するために、(a)半田よりなる突起状の表面電極と、この表面電極に厚み方向に貫通して伸びる短絡部を介して電気的に接続された裏面電極とを有する複数の半導体チップを、表面電極が直下の半導体チップの裏面電極上に位置するよう配置し、加熱処理により表面電極を裏面電極に融着することによって電気的に接続する手段(特許文献2参照。)、(b)表面に形成された突起状の第1の電極と、厚み方向に伸びる貫通孔の内壁面に沿って形成され、第1の電極に電気的に接続された第2の電極とを有する複数の半導体チップを、第1の電極を第2の電極が形成された貫通孔内に圧入してかしめることによって電気的に接続する手段(特許文献3参照。)などが提案されている。
このような手段によれば、小型かつ高速伝送が可能で、高周波回路にも適用可能な半導体装置を得ることができる。
然るに、上記(a)の手段においては、実装工程において、半導体チップ間および半導体チップと基板との間の電気的接続を達成するために加熱処理が必要となるので、製造プロセス全体が煩雑となる、という問題がある。
一方、(c)の手段では、半導体チップにおける第1の電極の寸法(突出高さや径)にはバラツキがあり、しかも、実装時における第1の電極と第2の電極との位置ずれの許容度が小さいため、かしめによって全ての電極を確実に接続することは実際上困難であり、従って、実装工程において歩留りが低下し、また、接続信頼性の高い半導体装置が得られない、という問題がある。
特開平11−204720号公報 特開2000−260934号公報 特開2005−340389号公報
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、その目的は、高い密度で実装することができ、接続信頼性が高く、しかも、簡単な工程で製造することができる半導体装置を提供することにある。
本発明の半導体装置は、表面に接続用電極を有すると共に裏面に端子電極を有する配線基板における当該裏面に、少なくとも第1の半導体チップおよび第2の半導体チップがそれぞれコネクターを介して積重された状態で封止されてなり、
前記第1の半導体チップは、表面に形成された複数の表面電極と、当該半導体チップの裏面に形成され、前記表面電極の各々に当該半導体チップの厚み方向に貫通して伸びる短絡部を介して電気的に接続された複数の裏面電極とを有してなり、
前記第2の半導体チップは、表面に形成された複数の表面電極を有してなり、
前記コネクターは、複合導電性シートを有してなり、当該複合導電性シートは、それぞれ厚み方向に伸びる複数の貫通孔が形成された絶縁性シートと、この絶縁性シートの貫通孔の各々に、当該絶縁性シートの両面の各々から突出するよう配置された剛性導体とを有してなり、当該絶縁性シートに対してその厚み方向に移動可能とされていることを特徴とする。
本発明の半導体装置においては、コネクターは、第1の異方導電性エラストマーシートと、この第1の異方導電性エラストマーシート上に配置された複合導電性シートと、この複合導電性シート上に配置された第2の異方導電性エラストマーシートとを有してなり、 第1の半導体チップおよび第2の半導体チップの各々の表面電極は、前記第1の異方導電性エラストマーシート、前記複合導電性シートの剛性導体および前記第2の異方導電性エラストマーシートを介して、配線基板の端子電極または前記第1の半導体チップの裏面電極に電気的に接続されていることが好ましい。
また、 複合導電性シートにおける剛性導体の各々は、絶縁性シートの貫通孔に挿通された胴部の両端に、当該絶縁性シートの貫通孔の径より大きい径を有する端子部が形成されてなることが好ましい。
また、複合導電性シートの絶縁性シートの厚み方向における剛性導体の移動可能距離が5〜50μmであることが好ましい。
また、第1の異方導電性エラストマーシートおよび第2の異方導電性エラストマーシートの各々は、弾性高分子物質中に、磁性を示す導電性粒子が、厚み方向に並ぶよう配向して連鎖が形成された状態で、かつ、当該導電性粒子による連鎖が面方向に分散した状態で含有されてなることが好ましい。
上記の構成の半導体装置によれば、配線基板と第1の半導体チップとの間および第1の半導体チップと第2の半導体チップとの電気的接続は、これらの間に配置されたコネクターによって達成されるため、実装工程において加熱処理が不要となり、従って、簡単な工程により、半導体装置を製造することができる。
また、コネクターは、第1の異方導電性エラストマーシート、剛性導体を有する複合導電性シートおよび第2の異方導電性エラストマーシートが積重されてなり、複合導電性シートの剛性導体は、絶縁性シートに対してその厚み方向に移動可能とされているため、第1の異方導電性エラストマーシートおよび第2の異方導電性エラストマーシートは剛性導体が移動することによって互いに連動して圧縮変形する結果、両者の有する凹凸吸収能が確実に発現されるので、配線基板と第1の半導体チップとの間および第1の半導体チップと第2の半導体チップとの間に高い接続信頼性が得られる。
また、配線基板の表面に第1の半導体チップが配置される領域の他に端子電極が形成される領域を形成することが不要となるため、高い密度で実装することかできる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る半導体装置の一例における構成を示す説明用断面図である。
この半導体装置10においては、表面(図において下面)に例えば半田よりなる半球状の接続用電極12を有すると共に裏面(図において上面)に端子電極13を有する矩形の配線基板11が設けられている。この配線基板11の接続用電極12の各々は、当該配線基板11に形成された内部配線(図示省略)によって端子電極13に電気的に接続されている。
配線基板11の裏面には、それぞれ表面に集積回路(図示省略)が形成された第1の半導体チップ30a、第2の半導体チップ30bおよび第3の半導体チップ30cがそれぞれコネクター20a,20b,20cを介して積重されている。具体的には、配線基板11の裏面に、第1の半導体チップ30aがコネクター20aを介して当該第1の半導体チップ30aの表面が配線基板11に対向するよう配置され、この第1の半導体チップ30aの裏面に、第2の半導体チップ30bがコネクター20bを介して当該第2の半導体チップ30bの表面が第1の半導体チップ30aに対向するよう配置され、この第2の半導体チップ30bの裏面に、第3の半導体チップ30cがコネクター20cを介して当該第3の半導体チップ30cの表面が第2の半導体チップ30bに対向するよう配置されている。
コネクター20a,20b,20cの各々は、第1の異方導電性エラストマーシート22と、この第1の異方導電性エラストマーシート22上に配置された複合導電性シート25と、この複合電極シート25上に配置された第2の異方導電性エラストマーシート23とにより構成されている。
そして、コネクター20a,20b,20c、第1の半導体チップ30a、第2の半導体チップ30bおよび第3の半導体チップ30cは、配線基板11に対して厚み方向に加圧された状態で封止材35によって封止されている。
配線基板11を構成する基板材料としては、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂などが挙げられる。
また、配線基板11の厚みは、例えば50〜500μmである。
コネクター20a,20b,20cの各々における第1の異方導電性エラストマーシート22および第2の異方導電性エラストマーシート23の各々は、図2に示すように、絶縁性の弾性高分子物質中に、磁性を示す導電性粒子Pが、厚み方向に並ぶよう配向して連鎖が形成された状態で、かつ、当該導電性粒子Pによる連鎖が面方向に分散した状態で含有されてなるものである。
第1の異方導電性エラストマーシート22および第2の異方導電性エラストマーシート23の各々を形成する弾性高分子物質としては、架橋構造を有する高分子物質が好ましい。このような弾性高分子物質を得るために用いることのできる硬化性の高分子物質形成材料としては、種々のものを用いることができ、その具体例としては、ポリブタジエンゴム、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴムなどの共役ジエン系ゴムおよびこれらの水素添加物、スチレン−ブタジエン−ジエンブロック共重合体ゴム、スチレン−イソプレンブロック共重合体などのブロック共重合体ゴムおよびこれらの水素添加物、クロロプレン、ウレタンゴム、ポリエステル系ゴム、エピクロルヒドリンゴム、シリコーンゴム、エチレン−プロピレン共重合体ゴム、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴムなどが挙げられる。これらの中では、耐久性、成形加工性および電気特性の観点から、シリコーンゴムを用いることが好ましい。
シリコーンゴムとしては、液状シリコーンゴムを架橋または縮合したものが好ましい。液状シリコーンゴムは、その粘度が歪速度10-1secで105 ポアズ以下のものが好ましく、縮合型のもの、付加型のもの、ビニル基やヒドロキシル基を含有するものなどのいずれであってもよい。具体的には、ジメチルシリコーン生ゴム、メチルビニルシリコーン生ゴム、メチルフェニルビニルシリコーン生ゴムなどを挙げることができる。
また、シリコーンゴムは、その分子量Mw(標準ポリスチレン換算重量平均分子量をいう。以下同じ。)が10,000〜40,000のものであることが好ましい。また、得られる異方導電性エラストマーシートに良好な耐熱性が得られることから、分子量分布指数(標準ポリスチレン換算重量平均分子量Mwと標準ポリスチレン換算数平均分子量Mnとの比Mw/Mnの値をいう。以下同じ。)が2以下のものが好ましい。
第1の異方導電性エラストマーシート22および第2の異方導電性エラストマーシート23の各々に含有される導電性粒子Pとしては、後述する方法により当該粒子を容易に厚み方向に並ぶよう配向させることができることから、磁性を示す導電性粒子が用いられる。このような導電性粒子の具体例としては、鉄、コバルト、ニッケルなどの磁性を有する金属の粒子若しくはこれらの合金の粒子またはこれらの金属を含有する粒子、またはこれらの粒子を芯粒子とし、当該芯粒子の表面に金、銀、パラジウム、ロジウムなどの導電性の良好な金属のメッキを施したもの、あるいは非磁性金属粒子若しくはガラスビーズなどの無機物質粒子またはポリマー粒子を芯粒子とし、当該芯粒子の表面に、ニッケル、コバルトなどの導電性磁性金属のメッキを施したものなどが挙げられる。
これらの中では、ニッケル粒子を芯粒子とし、その表面に導電性の良好な金のメッキを施したものを用いることが好ましい。
芯粒子の表面に導電性金属を被覆する手段としては、特に限定されるものではないが、例えば化学メッキまたは電解メッキ法、スパッタリング法、蒸着法などが用いられている。
導電性粒子Pとして、芯粒子の表面に導電性金属が被覆されてなるものを用いる場合には、良好な導電性が得られることから、粒子表面における導電性金属の被覆率(芯粒子の表面積に対する導電性金属の被覆面積の割合)が40%以上であることが好ましく、さらに好ましくは45%以上、特に好ましくは47〜95%である。
また、導電性金属の被覆量は、芯粒子の0.5〜50質量%であることが好ましく、より好ましくは2〜30質量%、さらに好ましくは3〜25質量%、特に好ましくは4〜20質量%である。被覆される導電性金属が金である場合には、その被覆量は、芯粒子の0.5〜30質量%であることが好ましく、より好ましくは2〜20質量%、さらに好ましくは3〜15質量%である。
また、導電性粒子Pの数平均粒子径は、3〜20μmであることが好ましく、より好ましくは5〜15μmである。この数平均粒子径が過小である場合には、後述する製造方法において、導電性粒子Pを厚み方向に配向させることが困難となることがある。一方、この数平均粒子径が過大である場合には、分解能の高い異方導電性エラストマーシートを得ることが困難となることがある。
また、導電性粒子Pの粒子径分布(Dw/Dn)は、1〜10であることが好ましく、より好ましくは1.01〜7、さらに好ましくは1.05〜5、特に好ましくは1.1〜4である。
また、導電性粒子Pの形状は、特に限定されるものではないが、高分子物質形成材料中に容易に分散させることができる点で、球状のもの、星形状のものあるいはこれらが凝集した2次粒子であることが好ましい。
また、導電性粒子Pとして、その表面がシランカップリング剤などのカップリング剤や潤滑剤で処理されたものを適宜用いることができる。カップリング剤や潤滑剤で粒子表面を処理することにより、得られる異方導電性エラストマーシートの耐久性が向上する。
このような導電性粒子Pは、異方導電性エラストマーシート中に体積分率で10〜40%、特に15〜35%となる割合で含有されていることが好ましい。この割合が過小である場合には、厚み方向に十分に高い導電性を有する異方導電性エラストマーシートが得られないことがある。一方、この割合が過大である場合には、得られる異方導電性エラストーシートは脆弱なものとなりやすく、異方導電性エラストマーシートとして必要な弾性が得られないことがある。
また、第1の異方導電性エラストマーシート22および第2の異方導電性エラストマーシート23の各々の厚みは、20〜100μmであることが好ましく、より好ましくは25〜70μmである。この厚みが過小である場合には、当該異方導電性エラストマーシートには十分な凹凸吸収能が得られないことがある。一方、この厚みが過大である場合には、当該異方導電性エラストマーシートには高い分解能が得られないことがある。
第1の異方導電性エラストマーシート22は、以下のようにして製造することができる。
先ず、図3に示すように、それぞれシート状の一面側成形部材35および他面側成形部材36と、目的とする第1の異方導電性エラストマーシート22の平面形状に適合する形状の開口37Kを有すると共に当該第1の異方導電性エラストマーシート22の厚みに対応する厚みを有する枠状のスペーサー37とを用意すると共に、硬化されて弾性高分子物質となる液状の高分子物質形成材料中に導電性粒子が含有されてなる導電性エラストマー用材料を調製する。
そして、図4に示すように、他面側成形部材36の成形面(図4において上面)上にスペーサー37を配置し、他面側成形部材36の成形面上におけるスペーサー37の開口37K内に、調製した導電性エラストマー用材料22Bを塗布し、その後、この導電性エラストマー用材料22B上に一面側成形部材35をその成形面(図4において下面)が導電性エラストマー用材料22Bに接するよう配置する。
以上において、一面側成形部材35および他面側成形部材36としては、ポリイミド樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂などよりなる樹脂シートを用いることができる。
また、一面側成形部材35および他面側成形部材36を構成する樹脂シートの厚みは、50〜500μmであることが好ましく、より好ましくは75〜300μmである。この厚みが50μm未満である場合には、成形部材として必要な強度が得られないことがある。一方、この厚みが500μmを超える場合には、導電性エラストマー用材料層に所要の強度の磁場を作用させることが困難となることがある。
次いで、図5に示すように、加圧ロール38aおよび支持ロール38bよりなる加圧ロール装置38を用い、一面側成形部材35および他面側成形部材36によって導電性エラストマー用材料22Bを挟圧することにより、当該一面側成形部材35と当該他面側成形部材36との間に、所要の厚みの導電性エラストマー用材料層22Aを形成する。この導電性エラストマー用材料層22Aにおいては、図6に拡大して示すように、導電性粒子Pが均一に分散した状態で含有されている。
その後、一面側成形部材35の裏面および他面側成形部材36の裏面に、例えば一対の電磁石を配置し、当該電磁石を作動させることにより、導電性エラストマー用材料層22Aの厚み方向に平行磁場を作用させる。その結果、導電性エラストマー用材料層22Aにおいては、当該導電性エラストマー用材料層22A中に分散されている導電性粒子Pが、図7に示すように、面方向に分散された状態を維持しながら厚み方向に並ぶよう配向し、これにより、それぞれ厚み方向に伸びる複数の導電性粒子Pによる連鎖が、面方向に分散した状態で形成される。
そして、この状態において、導電性エラストマー用材料層22Aを硬化処理することにより、弾性高分子物質中に、導電性粒子Pが厚み方向に並ぶよう配向した状態で、かつ、当該導電性粒子Pによる連鎖が面方向に分散された状態で含有されてなる第1の異方導電性エラストマーシート22が製造される。
以上において、導電性エラストマー用材料層22Aの硬化処理は、平行磁場を作用させたままの状態で行うこともできるが、平行磁場の作用を停止させた後に行うこともできる。
導電性エラストマー用材料層22Aに作用される平行磁場の強度は、平均で0.02〜2.5テスラとなる大きさが好ましい。
導電性エラストマー用材料層22Aの硬化処理は、使用される材料によって適宜選定されるが、通常、加熱処理によって行われる。具体的な加熱温度および加熱時間は、導電性エラストマー用材料層22Aを構成する高分子物質用材料などの種類、導電性粒子Pの移動に要する時間などを考慮して適宜選定される。
また、第2の異方導電性エラストマーシート23は、第1の異方導電性エラストマーシート22と同様の方法によって製造することができる。
コネクター20a,20b,20cの各々における複合導電性シート25は、図8に示すように、それぞれ厚み方向に伸びる複数の貫通孔26Hが、後述する半導体チップの表面電極のパターンに対応するパターンに従って形成された絶縁性シート26と、この絶縁性シート26の各貫通孔26Hに当該絶縁性シート26の両面の各々から突出するよう配置された複数の剛性導体27とにより構成されている。
剛性導体27の各々は、絶縁性シート26の貫通孔26Hに挿通された円柱状の胴部27aと、この胴部27aの両端の各々に一体に連結されて形成された、絶縁性シート26の表面に露出する端子部27bとにより構成されている。剛性導体27における胴部27aの長さLは、絶縁性シート26の厚みdより大きく、また、当該胴部27aの径r2は、絶縁性シート26の貫通孔26Hの径r1より小さいものとされており、これにより、当該剛性導体27は、絶縁性シート26の厚み方向に移動可能とされている。また、剛性導体27における端子部27bの径r3は、絶縁性シート26の貫通孔26Hの径r1より大きいものとされている。
絶縁性シート26を構成する材料としては、液晶ポリマー、ポリイミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアラミド樹脂、ポリアミド樹脂等の樹脂材料、ガラス繊維補強型エポキシ樹脂、ガラス繊維補強型ポリエステル樹脂、ガラス繊維補強型ポリイミド樹脂等の繊維補強型樹脂材料、エポキシ樹脂等にアルミナ、ポロンナイトライド等の無機材料をフィラーとして含有した複合樹脂材料などを用いることができる。
また、半導体装置10を高温環境下で使用する場合には、絶縁性シート26として、線熱膨張係数が3×10-5/K以下のものを用いることが好ましく、より好ましくは1×10-6〜2×10-5/K、特に好ましくは1×10-6〜6×10-6/Kである。このような絶縁性シート26を用いることにより、当該絶縁性シート26の熱膨張による剛性導体27の位置ずれを抑制することができる。
また、絶縁性シート26の厚みdは、10〜200μmであることが好ましく、より好ましくは15〜100μmである。
また、絶縁性シート26の貫通孔26Hの径r1は、20〜250μmであることが好ましく、より好ましくは30〜150μmである。
剛性導体27を構成する材料としては、剛性を有する金属材料を好適に用いることができ、特に、後述する製造方法において、絶縁性シート26に形成される金属薄層よりエッチングされにくいものを用いることが好ましい。このような金属材料の具体例としては、ニッケル、コバルト、金、アルミニウムなどの単体金属またはこれらの合金などを挙げることができる。
剛性導体27における胴部27aの径r2は、18μm以上であることが好ましく、より好ましくは25μm以上である。この径r2が過小である場合には、当該剛性導体27に必要な強度が得られないことがある。また、絶縁性シート26の貫通孔26Hの径r1と剛性導体27における胴部27aの径r2との差(r1−r2)は、1μm以上であることが好ましく、より好ましくは2μm以上である。この差が過小である場合には、絶縁性シート26の厚み方向に対して剛性導体27を移動させることが困難となることがある。
剛性導体27における端子部27bの径r3は、接続すべき電極すなわちピッチ変換ボード30における端子電極32の径の70〜150%であることが好ましい。また、剛性導体27における端子部27bの径r3と絶縁性シート26の貫通孔26Hの径r1との差(r3−r1)は、5μm以上であることが好ましく、より好ましくは10μm以上である。この差が過小である場合には、剛性導体27が絶縁性シート26から脱落する恐れがある。
絶縁性シート26の厚み方向における剛性導体27の移動可能距離、すなわち剛性導体27における胴部27aの長さLと絶縁性シート26の厚みdとの差(L−d)は、5〜50μmであることが好ましく、より好ましくは10〜40μmである。剛性導体27の移動可能距離が過小である場合には、コネクターユニット全体において、十分な凹凸吸収能を得ることが困難となることがある。一方、剛性導体27の移動可能距離が過大である場合には、絶縁性シート26の貫通孔26Hから露出する剛性導体27の胴部27aの長さが大きくなり、厚み方向に加圧したときに、剛性導体27の胴部27aが座屈または損傷するおそれがある。
上記の複合導電性シート25は、例えば以下のようにして製造することができる。
先ず、図9に示すように、絶縁性シート26の一面に易エッチング性の金属層28Aが一体的に積層されてなる積層材料25Bを用意し、この積層材料25Bにおける金属層28Aに対してエッチング処理を施してその一部を除去することにより、図10に示すように、金属層28Aに接続すべき電極のパターンに対応するパターンに従って複数の開口28Kを形成する。次いで、図11に示すように、積層材料25Bにおける絶縁性シート26に、それぞれ金属層28Aの開口28Kに連通して厚み方向に伸びる貫通孔26Hを形成する。そして、図12に示すように、絶縁性シート26の貫通孔26Hの内壁面および金属層28Aの開口縁を覆うよう、易エッチング性の筒状の金属薄層28Bを形成する。このようにして、それぞれ厚み方向に伸びる複数の貫通孔26Hが形成された絶縁性シート26と、この絶縁性シート26の一面に積層された、それぞれ絶縁性シート26の貫通孔26Hに連通する複数の開口28Kを有する易エッチング性の金属層28Aと、絶縁性シート26の貫通孔26Hの内壁面および金属層28Aの開口縁を覆うよう形成された易エッチング性の金属薄層28Bとを有してなる複合積層材料25Aが製造される。
以上において、絶縁性シート26の貫通孔26Hを形成する方法としては、レーザー加工法、ドリル加工法、エッチング加工法などを利用することができる。
金属層28Aおよび金属薄層28Bを構成する易エッチング性の金属材料としては、銅などを用いることができる。
また、金属層28Aの厚みは、目的とする剛性導体27の移動可能距離などを考慮して設定され、具体的には、5〜25μmであることが好ましく、より好ましくは8〜20μmである。
また、金属薄層28Bの厚みは、絶縁性シート26の貫通孔26Hの径と形成すべき剛性導体27における胴部27aの径とを考慮して設定される。
また、金属薄層28Bを形成する方法としては、無電解メッキ法などを利用することができる。
そして、この複合積層材料25Aに対してフォトメッキ処理を施すことにより、絶縁性シート26の貫通孔26Hの各々に剛性導体27を形成する。具体的に説明すると、図13に示すように、絶縁性シート26の一面に形成された金属層28Aの表面および絶縁性シート26の他面の各々に、形成すべき剛性導体27における端子部27bのパターンに対応するパターンに従ってそれぞれ絶縁性シート26の貫通孔26Hに連通する複数のパターン孔29Hが形成されたレジスト膜29を形成する。次いで、金属層28Aを共通電極として電解メッキ処理を施して当該金属層28Aにおける露出した部分に金属を堆積させると共に、金属薄層28Bの表面に金属を堆積させて絶縁性シート26の貫通孔26H内およびレジスト膜29のパターン孔29H内に金属を充填することにより、図14に示すように、絶縁性シート26の厚み方向に伸びる剛性導体27を形成する。
このようにして剛性導体27を形成した後、金属層28Aの表面からレジスト膜29を除去することにより、図15に示すように、金属層28Aを露出させる。そして、エッチング処理を施して金属層28Aおよび金属薄層28Bを除去することにより、図8に示す複合導電性シート25が得られる。
第1の半導体チップ30aおよび第2の半導体チップ30bの各々は、その表面に形成された複数の表面電極31と、この表面電極31の各々に連結された、当該第1の半導体チップ30aまたは当該第2の半導体チップ30bの厚み方向に貫通して伸びる複数の短絡部32と、この短絡部32の各々に連結され、当該第1の半導体チップ30aおよび当該第2の半導体チップ30bの裏面に形成された複数の裏面電極33とを有し、裏面電極33の各々は、短絡部32を介し表面電極31に電気的に接続されている。図示の例では、表面電極31および裏面電極33の各々は、第1の半導体チップ30aおよび第2の半導体チップ30bの表面および裏面の各々から突出する半球状に形成されている。
また、第3の半導体チップ30cは、その表面に形成された表面電極31を有し、図示の例では、表面電極31は、第3の半導体チップ30cの表面から突出する半球状に形成されている。
第1の半導体チップ30a、第2の半導体チップ30bおよび第3の半導体チップ30cにおける表面電極31および裏面電極33を形成する材料としては、半田、金、銅、アルミニウムなどが挙げられる。
第1の半導体チップ30a、第2の半導体チップ30bおよび第3の半導体チップ30cは、それぞれ同種の集積回路が形成されたものであっても、異なる種類の集積回路が形成されたものであってもよい。また、集積回路としては、フラッシュメモリと称されるEEPROM、DRAM、MPUなどの回路が挙げられる。
封止材35を構成する材料としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、シリコーン樹脂、およびこれらの樹脂から選択された1種類以上の樹脂を含む樹脂材料などが挙げられる。
そして、コネクター20aは、その複合導電性シート25の剛性導体27の各々が第1の異方導電性エラストマーシート22を介して配線基板11の端子電極13の直上に位置するよう配置され、コネクター20bおよびコネクター20cは、複合導電性シート25の剛性導体27の各々が第1の異方導電性エラストマーシート22を介して第1の半導体チップ30aまたは第2の半導体チップ30bの裏面電極33の直上に位置するよう配置されている。また、第1の半導体チップ30a、第2の半導体チップ30bおよび第3の半導体チップ30cの各々は、その表面電極31の各々が、コネクター20a,20b,20cにおける第2の異方導電性エラストマーシート23を介して複合導電性シート25の剛性導体27の直上に位置するよう配置されている。そして、この状態で、配線基板11に対して、各半導体チップおよびコネクター20a,20b,20cが加圧されることにより、第1の半導体チップ30aの表面電極31の各々は、コネクター30aにおける第1の異方導電性エラストマーシート22、複合導電性シート25の剛性導体27および第2の異方導電性エラストマーシート23を介して配線基板11の端子電極13に電気的に接続され、第2の半導体チップ30bの表面電極31の各々は、コネクター30bにおける第1の異方導電性エラストマーシート22、複合導電性シート25の剛性導体27および第2の異方導電性エラストマーシート23を介して第1の半導体チップ30aの裏面電極33に電気的に接続され、第3の半導体チップ30cの表面電極31の各々は、コネクター30cにおける第1の異方導電性エラストマーシート22、複合導電性シート25の剛性導体27および第2の異方導電性エラストマーシート23を介して第2の半導体チップ30bの裏面電極33に電気的に接続されている。
上記の半導体装置10によれば、配線基板11と第1の半導体チップ30aとの間、第1の半導体チップ30aと第2の半導体チップ30bとの間および第3の半導体チップ30cとの間の電気的接続は、これらの間に配置されたコネクター20a,20b,20cによって達成されるため、実装工程において加熱処理が不要となり、従って、簡単な工程により、半導体装置10を製造することができる。
また、コネクター20a,20b,20cの各々は、第1の異方導電性エラストマーシート22、剛性導体27を有する複合導電性シート25および第2の異方導電性エラストマーシート23が積重されてなり、複合導電性シート25の剛性導体27は、絶縁性シート26に対してその厚み方向に移動可能とされているため、第1の異方導電性エラストマーシート22および第2の異方導電性エラストマーシート23は剛性導体27が移動することによって互いに連動して圧縮変形する結果、両者の有する凹凸吸収能が確実に発現されるので、配線基板11と第1の半導体チップ30aとの間、第1の半導体チップ30aと第2の半導体チップ30bとの間および第2の半導体チップ30bと第3の半導体チップ30cとの間に高い接続信頼性が得られる。
また、配線基板11の表面に第1の半導体チップ30aが配置される領域の他に端子電極33が形成される領域を形成することが不要となるため、高い密度で実装することかできる。
また、第1の半導体チップ30aと第2の半導体チップ30bと間および第2の半導体チップ30bと第3の半導体チップ30cとの間の配線長が短いため、各半導体チップ間のインダクタンスや電気抵抗が小さく、従って、各半導体チップ間の高速伝送が可能であり、また、高周波回路を有する半導体チップを搭載することが可能である。
本発明は、上記の実施の形態に限定されず、以下のように、種々の変更を加えることが可能である。
半導体チップの表面電極および裏面電極は、半球状のものに限定されず、例えばアルミニウムよりなるパッド電極のような平板状のものまたは平坦なものであってもよい。
また、本発明の半導体装置においては、搭載される半導体チップの数は3つに限定されず、図16に示すように、第1の半導体チップ30aおよび第2の半導体チップ30bの2つの半導体チップが搭載されていてもよく、また、4つ以上の半導体チップが搭載されていてもよい。
また、コネクターとしては、第1の異方導電性エラストマーシートと、この第1の異方導電性エラストマーシート上に配置された第1の複合導電性シートと、この第1の複合導電性シート上に配置された第2の異方導電性エラストマーシートと、この第2の異方導電性エラストマーシート上に配置されたピッチ変換ボートと、このピッチ変換ボード上に配置された第3の異方導電性エラストマーシートと、この第3の異方導電性エラストマーシート上に配置された第2の複合導電性シートと、この第2の複合導電性シート上に配置された第4の異方導電性エラストマーシートよりなるものを用いることができる。このようなコネクターを用いることにより、電極の配置パターンが互いに異なる半導体チップを積重することができる。
本発明に係る半導体装置の一例における構成を示す説明用断面図である。 異方導電性エラストマーシートの要部を拡大して示す説明用断面図である。 第1の異方導電性エラストマーシートを製造するための一面側成形部材、他面側成形部材およびスペーサーを示す説明用断面図である。 他面側成形部材の表面に導電性エラストマー用材料が塗布された状態を示す説明用断面図である。 一面側成形部材と他面側成形部材との間に導電性エラストマー用材料層が形成された状態を示す説明用断面図である。 図5に示す導電性エラストマー用材料層を拡大して示す説明用断面図である。 導電性エラストマー用材料層に対して厚み方向に磁場を作用させた状態を示す説明用断面図である。 複合導電性シートの要部を拡大して示す平面図である。 複合導電性シートを製造するための積層材料の構成を示す説明用断面図である。 積層材料における金属層に開口が形成された状態を示す説明用断面図である。 積層材料における絶縁性シートに貫通孔が形成された状態を示す説明用断面図である。 複合積層材料の構成を示す説明用断面図である。 複合積層材料にレジスト膜が形成された状態を示す説明用断面図である。 複合積層材料における絶縁性シートの貫通孔に剛性導体が形成された状態を示す説明用断面図である。 複合積層材料からレジスト膜が除去された状態を示す説明用断面図である。 本発明に係る半導体装置の他の例における構成を示す説明用断面図である。
符号の説明
10 半導体装置
11 配線基板
12 接続用電極
13 端子電極
20a,20b,20c コネクター
22 第1の異方導電性エラストマーシート
22A 導電性エラストマー用材料層
22B 導電性エラストマー用材料
23 第2の異方導電性エラストマーシート
25 複合導電性シート
25A 複合積層材料
25B 積層材料
26 絶縁性シート
26H 貫通孔
27 剛性導体
27a 胴部
27b 端子部
28A 金属層
28B 金属薄層
28K 開口
29 レジスト膜
29H パターン孔
30a,30b,30c 半導体チップ
31 表面電極
32 短絡部
33 裏面電極
35 一面側成形部材
36 他面側成形部材
37 スペーサー
37K 開口
38a 加圧ロール
38b 支持ロール
38 加圧ロール装置

Claims (5)

  1. 表面に接続用電極を有すると共に裏面に端子電極を有する配線基板における当該裏面に、少なくとも第1の半導体チップおよび第2の半導体チップがそれぞれコネクターを介して積重された状態で封止されてなり、
    前記第1の半導体チップは、表面に形成された複数の表面電極と、当該半導体チップの裏面に形成され、前記表面電極の各々に当該半導体チップの厚み方向に貫通して伸びる短絡部を介して電気的に接続された複数の裏面電極とを有してなり、
    前記第2の半導体チップは、表面に形成された複数の表面電極を有してなり、
    前記コネクターは、複合導電性シートを有してなり、当該複合導電性シートは、それぞれ厚み方向に伸びる複数の貫通孔が形成された絶縁性シートと、この絶縁性シートの貫通孔の各々に、当該絶縁性シートの両面の各々から突出するよう配置された剛性導体とを有してなり、当該絶縁性シートに対してその厚み方向に移動可能とされていることを特徴とする半導体装置。
  2. コネクターは、第1の異方導電性エラストマーシートと、この第1の異方導電性エラストマーシート上に配置された複合導電性シートと、この複合導電性シート上に配置された第2の異方導電性エラストマーシートとを有してなり、
    第1の半導体チップおよび第2の半導体チップの各々の表面電極は、前記第1の異方導電性エラストマーシート、前記複合導電性シートの剛性導体および前記第2の異方導電性エラストマーシートを介して、配線基板の端子電極または前記第1の半導体チップの裏面電極に電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 複合導電性シートにおける剛性導体の各々は、絶縁性シートの貫通孔に挿通された胴部の両端に、当該絶縁性シートの貫通孔の径より大きい径を有する端子部が形成されてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
  4. 複合導電性シートの絶縁性シートの厚み方向における剛性導体の移動可能距離が5〜50μmであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 第1の異方導電性エラストマーシートおよび第2の異方導電性エラストマーシートの各々は、弾性高分子物質中に、磁性を示す導電性粒子が、厚み方向に並ぶよう配向して連鎖が形成された状態で、かつ、当該導電性粒子による連鎖が面方向に分散した状態で含有されてなることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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