JP2008205347A - 樹脂封止型電子部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い放熱特性を維持しながら、製造歩留りが低下するのを抑制することが可能な樹脂封止型電子部品を提供する。
【解決手段】樹脂封止型電子部品は、電子部品チップ2と、電子部品チップ2を上面に搭載し、電子部品チップ2で発生する熱を拡散させるヒートスプレッダ3と、電子部品チップ2と電気的に導通されるとともに、ヒートスプレッダ3と熱伝導可能に接続されるリード4と、電子部品チップ2を樹脂封止する樹脂封止層5と、備える。ヒートスプレッダ3とリード4とは、ヒートスプレッダ3の下面とリード4の下面とが略面一となるように接続される。
【選択図】図2

Description

この発明は、樹脂封止型電子部品に関し、特に、樹脂封止された電子部品チップを備えた樹脂封止型電子部品に関する。
従来、樹脂封止された電子部品チップを備えた樹脂封止型電子部品が知られている。
図8は、上記した従来の樹脂封止型電子部品の構造の一例を示した断面図である。図8を参照して、従来の樹脂封止型電子部品は、ダイパッド101と、リード102と、ダイパッド101にマウントされる電子部品チップ103と、電子部品チップ103を樹脂封止する樹脂封止層104と、を備えている。
ダイパッド101とリード102とは、金属板をプレス加工することによって得られるリードフレーム(図示せず)の一部として形成され、樹脂封止型電子部品の製造時にリードフレームから切り離されて得られる。また、ダイパッド101にマウントされる電子部品チップ103は、ボンディングワイヤ105を介してリード102に電気的に接続される。
そして、図8に示した従来の樹脂封止型電子部品では、電子部品チップ103で発生する熱は、以下のように放熱される。すなわち、電子部品チップ103で熱が発生すると、その熱は、まず、ボンディングワイヤ105を介してリード102に伝達される。その後、リード102から実装基板(図示せず)に熱が伝達されることによって、電子部品チップ103で発生する熱が放熱される。
しかしながら、図8に示した従来の樹脂封止型電子部品では、電子部品チップ103で発生する熱がボンディングワイヤ105のみを介してリード102に伝達されるため、電子部品チップ103で発生する熱のリード102への伝達を効率的に行うのが困難であるという不都合があった。
そこで、従来では、電子部品チップで発生する熱のリードへの伝達を効率的に行うことが可能な樹脂封止型電子部品が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
図9は、上記した従来提案されている樹脂封止型電子部品の構造の一例を示した断面図である。図9に示す従来の樹脂封止型電子部品は、ダイパッドとしての機能も有するヒートスプレッダ111と、そのヒートスプレッダ111が下面に接合されたリード112とを含むリードフレーム(図示せず)を用いて形成される。
このため、先に図8に示した従来例の樹脂封止型電子部品と異なり、電子部品チップ103がヒートスプレッダ111の上面に載置された構成となっている。なお、ヒートスプレッダ111は、図示しないが、例えば、接着層と金属箔とによって構成されており、接着層によってリード112に接着固定されている。また、図9に示した従来の樹脂封止型電子部品のその他の構成は、図8に示した従来の樹脂封止型電子部品の構成と同様である。
図9に示した従来の樹脂封止型電子部品では、電子部品チップ103で熱が発生すると、その熱は、ヒートスプレッダ111およびボンディングワイヤ105の両方を介してリード112に伝達されることになる。これにより、図9に示した従来の樹脂封止型電子部品では、電子部品チップ103で発生する熱のリード112への伝達を効率的に行うことが可能となる。
特開2002−368181号公報
しかしながら、図9に示した従来の樹脂封止型電子部品では、その製造に用いられるリードフレームのヒートスプレッダ111に対応する部分の剛性が他の部分の剛性よりも低いので、以下のような不都合が生じる。すなわち、図9に示した従来の樹脂封止型電子部品では、樹脂封止工程において、流動する溶融樹脂によってリードフレームが押圧されると、リードフレームのヒートスプレッダ111に対応する部分が大きく反ってしまう。
特に、図9に示すような従来の樹脂封止型電子部品の場合、その構造から樹脂封止工程においてリード112を境に上側と下側とで樹脂の流れに大きな差が生じる傾向があり、そのこと等が原因となってヒートスプレッダ111が下側に沈み込む傾向があった。この場合、ヒートスプレッダ111が樹脂層104から露出したり、樹脂層104から露出しないまでも樹脂封止型電子部品の全体が大きく反ってコプラナリティ(平坦度)の確保ができなかったりするという問題が生じていた。そして、結果的に製造歩留りが低下するという問題点があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の目的は、高い放熱特性を維持しながら、製造歩留りが低下するのを抑制することが可能な樹脂封止型電子部品を提供することである。
上記目的を達成するために本発明は、電子部品チップと、前記電子部品チップを上面に搭載し、前記電子部品チップで発生する熱を拡散させるヒートスプレッダと、前記電子部品チップと電気的に導通されるとともに、前記ヒートスプレッダと熱伝導可能に接続されるリードと、前記電子部品チップを樹脂封止する樹脂封止層と、を備え、前記ヒートスプレッダと前記リードとは、前記ヒートスプレッダの下面と前記リードの下面とが略面一となるように接続されることを特徴としている。
この構成によれば、電子部品チップで発生した熱を、ヒートスプレッダを利用してリードに伝達する構成であるために、高い放熱特性を維持できる。また、ヒートスプレッダの下面(電子部品が搭載される側が上面に該当する)とリードの下面とが略面一となるように両者が接続されているために、ヒートスプレッダがリードの下面に対して下側に突出する従来の構成の場合と比べて、樹脂封止工程において、ヒートスプレッダが上下方向に受ける力のバランスを取ることが可能となる。このために、剛性が低いヒートスプレッダをダイパッドとしての機能を有する構成とした場合にも、ヒートスプレッダが樹脂層から露出したり、樹脂層から露出しないまでも樹脂封止型電子部品の全体が大きく反ってコプラナリティ(平坦度)の確保ができなかったりするという問題を抑制することが可能となる。従って、高い放熱特性を維持しながら、製造歩留りが低下するのを抑制することが可能となる。
また、本発明は、上記構成の樹脂封止型電子部品において、前記リードの前記ヒートスプレッタ側の端部には、上下方向に段差を有する段差部が形成され、前記段差部の下面と前記ヒートスプレッダの上面とが接続されることとしてもよい。
この構成によれば、リードを加工するだけで、ヒートスプレッダの下面とリードの下面とが略面一となるように、ヒートスプレッダとリードとを接続することが可能となる。従って、高い放熱特性を維持しながら、製造歩留りが低下するのを抑制することが可能な樹脂封止型電子部品の提供が容易である。
また、本発明は、上記構成の樹脂封止型電子部品において、前記ヒートスプレッダの外周側及び前記リードの前記ヒートスプレッダ側の端部には、上下方向に段差を有する段差部がそれぞれ形成され、前記ヒートスプレッダと前記リードとの接続は、前記段差部同士を接続して成ることとしてもよい。
この構成によれば、ヒートスプレッダとリードとの両方について、加工等を行って段差部の形成を行うために、リードの先端部のみを加工して段差部を形成する場合に比べて、ヒートスプレッダとリードとの接合部分についてある程度の強度を確保しやすく、接合部分の強度不足で製造時に、例えばリードが折れる等の損傷が発生し難い。
また、本発明は、上記構成の樹脂封止型電子部品において、前記ヒートスプレッダの前記段差部の上面と、前記リードの前記段差部の下面と、が接続されるのが好ましい。
この構成によれば、ヒートスプレッダに形成される段差部と、リードに形成される段差部とを用いて、両者の接着を行う構成が実施し易い。
また、本発明は、上記構成の樹脂封止型電子部品において、前記リードの前記ヒートスプレッダが設けられる側の端部側には、上側に向けて屈曲する屈曲部と、該屈曲部より前記端部側に位置し前記ヒートスプレッダと略平行な接合部と、が形成され、前記接合部の下面と前記ヒートスプレッダの上面とが接続されることとしてもよい。
この構成によれば、リードを加工するだけで、ヒートスプレッダの下面とリードの下面とが略面一となるように、ヒートスプレッダとリードとを接続することが可能となる。従って、高い放熱特性を維持しながら、製造歩留りが低下するのを抑制することが可能な樹脂封止型電子部品の提供が容易である。なお、この構造は、上述したリードのみに段差部を形成する構成、又はリード及びヒートスプレッダに段差部を形成する構成において、なおヒートスプレッダが下側に沈み込むような場合に、特に有効である。
以上のように、本発明によれば、高い放熱特性を維持しながら、製造歩留まりが低下するのを抑制することが可能な樹脂封止型電子部品を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、ここで示す実施形態は一例であって、本発明の樹脂封止型電子部品はここに示す実施形態に限定される趣旨ではない。
(第1実施形態)
まず、本発明の樹脂封止型電子部品の第1実施形態について、図1、図2、図3及び図4を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態の樹脂封止型電子部品の構成を示す概略平面図で、樹脂封止型電子部品を上から見た図である。図2は、図1のA−A線に沿った断面図である。図3は、第1実施形態の樹脂封止型電子部品が備えるヒートスプレッダの構成を示す概略断面図である。図4は、図2の破線で囲った部分を拡大して示した図である。なお、図4において、後述するボンディングワイヤ6については、省略している。
第1実施形態の樹脂封止型電子部品1は、表面実装型のパッケージの一種である、いわゆるクワッド・フラット型パッケージ(Quad Flat Package;QFP)を有する電子部品である。図1及び図2に示すように、樹脂封止型電子部品1は、電子部品チップ2と、ヒートスプレッダ3と、リード4と、樹脂封止層5と、を備えている。
電子部品チップ2は、例えば平面視略矩形状のシリコン基板の上にIC回路が作り込まれた半導体チップから成る。この電子部品チップ2は、ヒートスプレッダ3上に接着された状態で搭載される。
ヒートスプレッダ3は、例えば図3に示すように、ポリイミド樹脂などから成る絶縁性の接着層3aと、銅箔などから成る熱伝導層3bとによって構成される。ヒートスプレッダ3はこのような構成であるために、その詳細は後述するリード4に比べて剛性が弱い。また、ヒートスプレッダ3は、平面視略矩形状に形成され、その平面サイズは電子部品チップ2より大きく形成されている。
このようなヒートスプレッダ3は、上述のように電子部品チップ2を搭載するダイパッドとしての機能を有するとともに、電子部品チップ2で発生した熱を、接着層3aを介して接着される各リード4へと伝達する熱拡散機能を有する。なお、ヒートスプレッダ3とリード4との接着の詳細については後述する。
リード4は、樹脂封止型電子部品1を製造する際に用いられるリードフレーム(図示せず)に形成される部分で、樹脂封止型電子部品の製造工程で最終的にリードフレームから切り離されて得られる。なお、リードフレームは、例えば銅や銅合金から成る金属板をプレス加工等することにより得られる。
本実施形態においては、リード4は、ヒートスプレッダ3を4方向から取り囲むように複数設けられ、それぞれ断面視ガルウイング状に形成されている。また、複数のリード4は、それぞれ、その詳細は後述する樹脂封止層5から突出した部分(以下、アウターリード4aと言う)と、樹脂封止層5に覆われている部分(以下、インナーリード4bと言う)と、を有している。なお、アウターリード4aとインナーリード4bとは連続している。
リード4のアウターリード4a側の端部4cは、図示しない基板に実装される際に、半田付け等されて基板と電気的に接続される。また、リード4のインナーリード4b側の端部4dは、ヒートスプレッダ3に接着されている。また、リード4のインナーリード4b側の端部4d側には、電子部品チップ2の上面に形成される図示しない端子パッドに接続されるボンディングワイヤ5(例えば金線等から成る)が接続され、これにより電子部品チップ2とリード4とが電気的に接続される。
樹脂封止層5は、例えばエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂から成って、電子部品チップ2が外界の雰囲気(ガス、水分、ゴミなど)によって影響されないようにようにする。この樹脂封止層5は、ヒートスプレッダ3の上面側に位置する上部領域5aと、ヒートスプレッダ3の下面側に位置する下部領域5bと、を有している。そして、樹脂封止層5の上部領域5a及び下部領域5bによって、ヒートスプレッダ3に搭載される電子部品チップ2は樹脂封止される。
次に、第1実施形態の樹脂封止型電子部品1における、ヒートスプレッダ3とリード4との接続について説明する。上述のように、ヒートスプレッダ3とリード4とは、ヒートスプレッダ3が有する接着層3aを介して接着されるが、本実施形態においては、ヒートスプレッダ3と接着されるリード4の構成について特徴を有する。
図4に示すようにリード4のインナーリード4b側の端部4dには、上下方向に段差を有する段差部10が設けられている。この段差部10は、リード4の下面側を加工することによって形成されている。段差部10の形成方法としては、例えばプレス加工やエッチング処理等が挙げられる。なお、プレス加工で段差部10を形成する際には、隣接するリード4間において接触が起きないように形成する必要がある。
リード4に形成される段差部10の段差の大きさは、段差部10の下面10aとヒートスプレッダ3の上面(接着層3a)を接着した時に、図4に示すようにヒートスプレッダ3の下面HKとリード4の下面LKとが面一となるように調整されている。なお、この構成の場合、リード4に形成される段差部10の厚みを極端に薄くする必要がある場合も起こり得る。このような場合には、リード4の厚みを厚くしたり、ヒートスプレッダ3の厚み(接着層3a及び熱伝導層3b、又は接着層3aと熱伝導層3bのいずれかのみ)の厚みを薄くしたりして、極端に段差部10の厚みが薄くならないように調整するのが好ましい。ただし、ヒートスプレッダ3やリード4の厚さは、樹脂封止型電子部品1に求められる仕様によって適宜決定されるものであり、その範囲内で調整する必要がある。
以上のように形成される樹脂封止型電子部品1は、ヒートスプレッダ3の下面HKとリード4の下面LKとが面一になっているために、樹脂封止層5の下部領域5bにおいて、図9に示されるヒートスプレッダを有する従来の封止樹脂型電子部品(ヒートスプレッダがリードの下面よりも下側に突出している)に比べて樹脂の流れを阻害する要因が少ないと言える。このために、樹脂封止工程において、下部領域5aにおいて樹脂流れが良くなり、ヒートスプレッダ3が押圧される上下方向の力のバランスを取ることが可能となり、従来のようにヒートスプレッダ3が反って、ヒートスプレッダ3が封止樹脂層5から露出したり、封止樹脂層5から露出しないまでも樹脂封止型電子部品の全体が大きく反ってコプラナリティ(平坦度)の確保ができなかったりするという不都合を抑制することが可能となる。従って、本実施形態の樹脂封止型電子部品1は、高い放熱特性を維持しながら、製造歩留まりが低下するのを抑制することができる。
なお、本実施形態では、上記のように、ヒートスプレッダ3に反りが発生するのを抑制することができるので、樹脂封止型電子部品1の厚み(図2における上下方向)を薄くしたとしても、樹脂封止層5からヒートスプレッダ3が露出する等を抑制することができる。このため、本実施形態では、樹脂封止型電子部品の厚みを薄くして樹脂封止型電子部品の小型化を図ることも可能となる。
(第2実施形態)
次に第2実施形態の樹脂封止型電子部品について、主に図5及び図6を参照しながら説明する。図5は、第2実施形態の樹脂封止型電子部品の構成を説明するための図で、図5(a)は第2実施形態の樹脂封止型電子部品の構成示す概略断面図、図5(b)は図5(a)の破線で囲った部分を拡大して示した図である。図6は、第2実施形態の樹脂封止型電子部品21が備えるヒートスプレッダ3を上から見た概略平面図である。
なお、第2実施形態の樹脂封止型電子部品21を説明するにあたって、第1実施形態の樹脂封止型電子部品1と重複する部分については、特に必要がない場合はその説明を省略する。また、第1実施形態の樹脂封止型電子部品1と同一の構成要素については同一の符号を付す。以上については、後述する第3実施形態の場合も同様である。
図5に示すように、第2実施形態の樹脂封止型電子部品21が第1実施形態の樹脂封止型電子部品1と異なる点は、ヒートスプレッダ3とリード4とを接着する構成についてのみであるので、その点について以下説明する。
図5(b)に示すように、リード4のインナーリード4b側の端部4dには、上下方向に段差を有する段差部10が設けられている。この段差部10は、リード4の下面側を加工することによって形成されており、例えば、プレス加工やエッチング処理によって形成される。また、ヒートスプレッダ3の外周側にも、上下方向に段差部11が設けられている(図6参照)。本実施形態においては、ヒートスプレッダ3に形成される段差部11は、ヒートスプレッダ3の上面側を加工することによって形成されており、接着層3aを例えばプレス加工する等して形成されている。
ヒートスプレッダ3に形成される段差部11及びリード4に形成される段差部10の段差の大きさは、ヒートスプレッダ3とリード4とを、段差部10、11を用いて接着する(ヒートスプレッダ3の段差部11の上面11aとリード4の段差部10の下面10aとを接着する)際に、図5(b)に示すようにヒートスプレッダ3の下面HKとリード4の下面LKとが面一となるように調整されている。
この構成の場合、リード4だけでなくヒートスプレッダ3にも段差部11を設けるために、第1実施形態の場合と比べて、リード4の段差部11の厚みが極端に薄くならないように構成し易いという利点を有する。
そして、第1実施形態の場合と同様に、樹脂封止型電子部品21は、ヒートスプレッダ3の下面HKとリード4の下面LKとが面一になっているために、樹脂封止層5の下部領域5bにおいて、図9に示されるヒートスプレッダを有する従来の封止樹脂型電子部品(ヒートスプレッダがリードの下面よりも下側に突出している)に比べて樹脂の流れを阻害する要因が少ないと言える。このために、樹脂封止工程において、下部領域5aにおいて樹脂流れが良くなり、ヒートスプレッダ3が押圧される上下方向の力のバランスを取ることが可能となり、従来のようにヒートスプレッダ3が反って、ヒートスプレッダ3が封止樹脂層5から露出したり、封止樹脂層5から露出しないまでも樹脂封止型電子部品の全体が大きく反ってコプラナリティ(平坦度)の確保ができなかったりするという不都合を抑制することが可能となる。従って、本実施形態の樹脂封止型電子部品21は、高い放熱特性を維持しながら、製造歩留まりが低下するのを抑制することができる。
なお、本実施形態においては、ヒートスプレッダ3に形成される段差部11は、接着層3aのみを薄くして設ける構成としているが、この構成に限定される趣旨ではない。すなわち、例えばヒートスプレッダ3を構成する接着層3aと熱伝導層3bとの両方を薄くして設ける構成等としても構わない。
また、本実施形態では、リード4の下面側を加工して段差部10を形成し、また、ヒートスプレッダ3の上面側を加工して段差部11を設ける構成とし、両段差部10、11を接着してヒートスプレッダ3の下面HKとリード4の下面LKとを面一としている。しかし、これに限定される趣旨ではなく、場合によっては、リード4の上面側、及びヒートスプレッダ3の下面側を加工して、それぞれに段差部を設ける構成とし、ヒートスプレッダ3の下面HKとリード4の下面LKとを面一とするようにしても構わない。ただし、この場合には、ヒートスプレッダ3に形成される段差部の下面に接着層が必要となる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態の樹脂封止型電子部品について、主に図7参照しながら説明する。なお、図7は、第3実施形態の樹脂封止型電子部品の構成を説明するための図で、図7(a)は第3実施形態の樹脂封止型電子部品の構成示す概略断面図、図7(b)は図7(a)の破線で囲った部分を拡大して示した図である。
図7に示すように、第3実施形態の樹脂封止型電子部品31が第1及び第2実施形態の樹脂封止型電子部品1、21と異なる点は、ヒートスプレッダ3とリード4とを接着する構成についてのみであるので、その点について以下説明する。
図7(b)に示すように、リード4のインナーリード4b側の端部4d側には、上側に向けて屈曲された屈曲部12が設けられる。また、リード4の屈曲部12より端部側は、ヒートスプレッダ3と略平行とされている。このリード4と略平行な部分は、図7(b)に示すようにヒートスプレッダ3と接着される接合部13として機能する。この屈曲部12と接合部13との形成は、例えばプレス加工によって行われる。
屈曲部12の曲げ量の大きさは、リード4の接合部13とヒートスプレッダ3の接着層3aを接着した時に、ヒートスプレッダ3の下面HKとリード4の下面RKとが面一となるように調整されている。
このように形成される第3実施形態の樹脂封止型電子部品31では、第1及び第2実施形態と同様に、ヒートスプレッダ3の下面HKとリード4の下面LKとが面一になっているために、樹脂封止層5の下部領域5bにおいて、図9に示されるヒートスプレッダを有する従来の封止樹脂型電子部品(ヒートスプレッダがリードの下面よりも下側に突出している)に比べて樹脂の流れを阻害する要因が少ないと言える。このために、樹脂封止工程において、下部領域5aにおいて樹脂流れが良くなり、ヒートスプレッダ3が押圧される上下方向の力のバランスを取ることが可能となり、従来のようにヒートスプレッダ3が反って、ヒートスプレッダ3が封止樹脂層5から露出したり、封止樹脂層5から露出しないまでも樹脂封止型電子部品の全体が大きく反ってコプラナリティ(平坦度)の確保ができなかったりするという不都合を抑制することが可能となる。従って、本実施形態の樹脂封止型電子部品1は、高い放熱特性を維持しながら、製造歩留まりが低下するのを抑制することができる。
ただし、本実施形態の場合、第1及び第2実施形態の場合に比べ、封止樹脂層5の上部領域5a側で、樹脂封止工程における樹脂流れに対する阻害要因が増える傾向にある。このため、第3実施形態の構成は、第1及び第2実施形態の構成でもヒートスプレッダ3が沈み込むような構成の樹脂封止型電子部品について特に有効な構成である。
(その他)
以上の第1から第3実施形態においては、QFP型の樹脂封止型電子部品に本発明を適用する例について説明した。しかし、本発明はこれに限られる趣旨ではなく、当然ながらQFP型の樹脂封止型電子部品以外にも広く適用可能である。なお、QFP型以外として、例えば、SOP(Small Outline Package)、SOJ(Small Outline J-lead package)、SON(Small Outline Non-lead package)、QFJ(Quad Flat J-lead package)、QFN(Quad Flat Non-lead package)等の表面実装型の樹脂封止型電子部品や、リード挿入型の樹脂封止型電子部品等が挙げられる。
本発明によれば、高い放熱特性を維持しながら、製造歩留まりが低下するのを抑制できる樹脂封止型電子部品を提供できる。このため、本発明は樹脂封止型電子部品の分野で非常に有用である。
は、第1実施形態の樹脂封止型電子部品の構成を示す概略平面図である。 は、図1のA−A線に沿った断面図である。 は、第1実施形態の樹脂封止型電子部品が備えるヒートスプレッダの構成を示す概略断面図である。 は、図2の破線で囲った部分を拡大して示した図である。 は、第2実施形態の樹脂封止型電子部品の構成を説明するための図である。 は、第2実施形態の樹脂封止型電子部品が備えるヒートスプレッダを上から見た概略平面図である。 は、第3実施形態の樹脂封止型電子部品の構成を説明するための図である。 は、従来の樹脂封止型電子部品の構造の一例を示す断面図である。 は、従来の樹脂封止型電子部品の構造の一例を示す断面図である。
符号の説明
1、21、31、 樹脂封止型電子部品
2 電子部品チップ
3 ヒートスプレッダ
4 リード
5 樹脂封止層
10 段差部(リードの段差部)
10a 段差部の下面
11 段差部(ヒートスプレッダの段差部)
11a 段差部の上面
12 屈曲部
13 接合部
HK ヒートスプレッダの下面
LK リードの下面

Claims (5)

  1. 電子部品チップと、
    前記電子部品チップを上面に搭載し、前記電子部品チップで発生する熱を拡散させるヒートスプレッダと、
    前記電子部品チップと電気的に導通されるとともに、前記ヒートスプレッダと熱伝導可能に接続されるリードと、
    前記電子部品チップを樹脂封止する樹脂封止層と、を備え、
    前記ヒートスプレッダと前記リードとは、前記ヒートスプレッダの下面と前記リードの下面とが略面一となるように接続されることを特徴とする樹脂封止型電子部品。
  2. 前記リードの前記ヒートスプレッタ側の端部には、上下方向に段差を有する段差部が形成され、前記段差部の下面と前記ヒートスプレッダの上面とが接続されることを特徴とする請求項1に記載の樹脂封止型電子部品。
  3. 前記ヒートスプレッダの外周側及び前記リードの前記ヒートスプレッダ側の端部には、上下方向に段差を有する段差部がそれぞれ形成され、前記ヒートスプレッダと前記リードとの接続は、前記段差部同士を接続して成ることを特徴とする請求項1に記載の樹脂封止型電子部品。
  4. 前記ヒートスプレッダの前記段差部の上面と、前記リードの前記段差部の下面と、が接続されることを特徴とする請求項3に記載の樹脂封止型電子部品。
  5. 前記リードの前記ヒートスプレッダが設けられる側の端部側には、上側に向けて屈曲する屈曲部と、該屈曲部より前記端部側に位置し前記ヒートスプレッダと略平行な接合部と、が形成され、前記接合部の下面と前記ヒートスプレッダの上面とが接続されることを特徴とする請求項1に記載の樹脂封止型電子部品。
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