JP2008204296A - 表示装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置等での条件設定時に、操作者が複数の表示画面の遷移状況を把握するために要求される労力を軽減させると共に、表示頻度の高い表示画面を更に容易に把握できるようにする。
【解決手段】表示部と、操作部と、操作者から表示画面の表示切換指示が入力された場合に、当該表示切換指示に従って表示画面を切り換える表示制御部と、表示画面の表示履歴を記憶する表示履歴記憶部と、各表示画面の表示頻度を計測する表示頻度計測部とを備え、表示制御部は、過去に表示部に表示された各表示画面を示すそれぞれの画像と、各表示画面の遷移状況を示す画像とで、各表示画面を示す各画像同士の関連付けをツリー表示することで表示履歴を表示部に表示させ、当該各表示画面を示すそれぞれの画像を、表示頻度が高いほど濃い濃度とし、当該表示頻度が低いほど薄い濃度として表示する。
【選択図】図13

Description

本発明は、表示装置及びこれを備えた画像形成装置に関し、特に、表示手段に表示する表示画面の表示切換制御に関する。
従来から、選択される頻度が高くなるに連れて、アイコンのサイズを大きくして表示するアイコン表示装置が提案されている(下記特許文献1参照)。このアイコン表示装置によれば、頻繁に表示されるアイコンが操作者にとって見やすくなるので、アイコン選択時の操作性を向上させることができる。
特開平5−61632号公報
例えば、スキャナやコピー機等の画像形成装置においては、原稿読取条件や印刷条件等の動作条件を詳細に設定することが必要な場面が多々あり、その場合には、表示部の表示画面を次々に切り換え、各表示画面毎に異なる条件を入力する操作を行うことで、操作者所望の詳細な条件が設定可能とされている。このような場合には、操作者は、階層化された複数の表示画面を切り換えて各表示画面において詳細な設定を行うために、次々に切り換えられる各表示画面の遷移状況を把握しておく必要がある。そのため、画像形成装置等での条件設定時に、操作者が複数の表示画面の遷移状況を把握する労力を軽減させる技術が求められている。
しかし、上記特許文献1に示されるアイコン表示装置は、頻繁に利用されるアイコンを操作者に見易く表示したにすぎない。そのため、この特許文献1に開示されている技術では、上記画像形成装置での条件設定時に、操作者が複数の表示画面の遷移状況を把握する労力を軽減させることはできない。また、頻繁に表示される表示物を見やすく表示させる場合に、この表示物が階層的に構成されて遷移する複数の表示画面であり、1回の印刷時についての操作内容設定時に、1つの表示画面が何度も遷移させる必要があることを考慮すれば、表示の頻度をサイズで表現しても、表示部を視認した操作者は、直感的に表示画面の階層と頻度を把握し難いと考えられる。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、画像形成装置等での条件設定時に、操作者が複数の表示画面の遷移状況を把握するために要求される労力を軽減させると共に、表示頻度の高い表示画面を更に容易に把握できるようにすることを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、操作者に対する各種メッセージを表示する表示手段と、
操作者から操作指示が入力される操作指示入力手段と、
前記操作指示入力手段に、操作者から前記表示手段の表示画面を切り換える表示切換指示が入力された場合に、当該入力された表示切換指示に従って、前記表示手段に表示させる表示画面を切り換える表示制御手段と、
前記表示制御手段によって切り換えられた前記表示画面の表示履歴を記憶する表示履歴記憶手段と、
前記表示制御手段によって表示された前記各表示画面の表示頻度を計測する表示頻度計測手段とを備え、
前記表示制御手段は、過去に前記表示手段に表示された各表示画面を示すそれぞれの画像と、前記各表示画面の遷移状況を示す画像とで、前記各表示画面を示す各画像同士の関連付けをツリー表示することによって、前記履歴記憶手段に記憶されている表示履歴を前記表示手段に表示させ、前記表示頻度計測手段によって計測された表示頻度が高いほど濃い濃度とし、当該表示頻度が低いほど薄い濃度として前記各表示画面を示すそれぞれの画像を表示する表示装置である。
この構成によれば、表示制御手段が、過去に表示した表示画面の表示履歴を、表示手段に表示させるので、例えば、操作者は、表示手段にその時点で表示させている表示画面の前後に表示された表示画面や、その時点で表示中の表示画面の階層等を把握することができる。しかも、表示制御手段は、表示頻度が高いほど濃い濃度とし、当該表示頻度が低いほど薄い濃度として前記各表示画面を示すそれぞれの画像を表示するので、操作者は、表示頻度の高い表示画面を従来よりも容易に把握することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の表示装置であって、操作者の認証を行う操作者認証手段を備え、
前記表示頻度計測手段は、前記操作者認証手段によって認証された操作者別に前記各表示画面の表示頻度を計測するものである。
この構成によれば、表示頻度計測手段が、操作者認証手段によって認証された操作者別に各表示画面の表示頻度を計測するので、各操作者が自分で操作した表示画面の表示頻度だけに基づいて、上記表示画面を示す画像の濃淡が判定されて表示手段に表示されることになるため、他人による表示画面の切り換えが当該濃淡表示に反映されることがなくなり、現時点で操作する操作者についての表示頻度を正確に把握することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の表示装置であって、前記表示画面の表示時に、当該表示画面で案内する操作のいずれかを設定する指示が操作者から前記操作指示入力手段に入力されることなく、表示切換指示が入力されて、前記表示制御手段が前記表示手段の表示画面を切り換えたときは、前記表示頻度計測手段は、上記操作設定指示が未入力のまま切り換えられた表示画面の表示頻度の値を向上させないものである。
この構成によれば、表示画面で案内する操作のいずれかを設定する指示が操作者から前記操作指示入力手段に入力されることなく当該表示画面が切り換えられたときは、表示頻度計測手段は、上記操作設定指示が未入力のまま切り換えられた表示画面の表示頻度の値を向上させないので、例えば、複数の表示画面が第1階層から第n階層までに階層化されている場合、操作者が、第1階層の表示画面で操作設定を行った後、続く第2階層等の表示画面は表示させるのみで何ら操作設定を行わず、第n階層の表示画面を表示させて操作設定を行ったようなときは、真に操作設定に貢献した表示画面(例えば、第n階層の表示画面)のみの表示頻度を向上させることができるので、操作者は、真に操作設定に貢献して表示頻度の高い表示画面を、より正確に認識することができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の表示装置であって、前記表示制御手段は、前記表示手段の表示領域の縦又は横方向のいずれかを時間軸として、前記ツリー表示を行い、前記各表示画面が表示された時期に応じて、前記各表示画面を示す各画像の表示位置を前記時間軸方向において異ならせるものである。
この構成によれば、表示制御手段が、各表示画面を示す各画像の表示位置を上記時間軸方向において異ならせて、上記各表示画面を示す各画像を表示手段に表示するので、操作者は、表示手段に表示されている上記各表示画面を示す各画像及びその表示位置を視認することによって、過去に表示させた表示画面の種別、各表示画面の表示時期、更に各表示画面同士の表示の先後関係を把握することができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の表示装置であって、前記表示履歴記憶手段は、前記表示履歴として、過去に表示された各表示画面についての属性情報を記憶し、
前記表示制御手段は、前記表示画面を示す画像と共に、当該表示画面についての属性情報を前記表示手段に表示させるものである。
この構成によれば、表示制御手段が、上記表示画面を示す画像と共に、当該表示画面についての属性情報を表示手段に表示させるので、操作者は、過去に表示された表示画面に付随する属性情報が示す内容まで把握することができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5に載の表示装置であって、前記操作指示入力手段として、前記表示手段にタッチパネル機能が備えられ、
前記操作指示入力手段には、前記各表示画面を示す各画像部分が操作者によってタッチされると、当該タッチされた画像が示す表示画面への表示切換指示が入力され、
前記表示制御手段は、前記入力された表示切換指示が示す表示画面を前記表示手段に表示させるものである。
この構成によれば、操作者が、表示手段に表示されている各表示画面を示す各画像部分をタッチすると、当該タッチされた画像が示す表示画面を、表示制御手段が表示手段に表示するので、操作者は、表示手段の表示画面を、過去に表示された表示画面のうちの所望の表示画面に、簡単に切り換えることができる。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の表示装置であって、前操作指示入力手段に入力された操作指示により設定された動作条件を記憶する動作条件記憶手段を備え、
前記動作条件記憶手段は、前記表示切換指示に従って前記表示制御手段が前記表示画面を切り換えた場合であっても、既に設定済みの操作内容を変更しないものである。
この構成によれば、動作条件記憶手段は、表示切換指示に従って表示制御手段が表示手段の表示画面を切り換えても、既に設定済みの操作内容を変更しないので、操作者は、既に設定した操作の内容に影響を与えることなく、次々に表示画面を切り換えることができ、これにより、切り換え後の表示画面の表示中に、既に設定済みの操作内容に対しての変更を、操作指示入力手段によって行うことができる。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の表示装置であって、前記表示制御手段は、前記表示画面を示す画像として、当該表示画面を縮小した画像を前記表示手段に表示させるものである。
この構成によれば、表示制御手段が、上記表示画面を示す画像として、当該表示画面を縮小した画像を表示手段に表示させるので、操作者は、上記表示画面を示す画像を視認することで、過去に表示された表示画面が、どのようなものであったのかを簡単に把握することができる。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の表示装置を備えた画像形成装置である。
この構成によれば、上記請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の発明と同様の作用を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、例えば、操作者は、表示手段に現在表示させている表示画面の前後に表示された表示画面や、現在表示中の表示画面の階層等を把握することができる。しかも、表示制御手段は、表示頻度が高いほど濃い濃度とし、当該表示頻度が低いほど薄い濃度として前記各表示画面を示すそれぞれの画像を表示するので、操作者は、表示頻度の高い表示画面を従来よりも容易に把握することができる。
請求項2に記載の発明によれば、各操作者が自分自身で操作した表示画面の表示頻度だけに基づいて、上記表示画面を示す画像の濃淡が判定されて表示手段に表示されるので、他人による表示画面の切り換えが当該濃淡表示に反映されることがなくなり、現時点で操作する操作者についての表示頻度を正確に把握することができる。
請求項3に記載の発明によれば、操作者は、表示手段に表示されている内容を視認することによって、真に操作設定に貢献して表示頻度の高い表示画面を、より正確に認識することができる。
請求項4に記載の発明によれば、操作者は、表示手段に表示されている上記各表示画面を示す各画像及びその表示位置を視認することによって、過去に表示させた表示画面の種別、各表示画面の表示時期、更に各表示画面同士の表示の先後関係を把握することができる。
請求項5に記載の発明によれば、操作者は、過去に表示された表示画面に付随する属性情報が示す内容まで把握することができる。
請求項6に記載の発明によれば、操作者が、表示手段に表示されている各表示画面を示す各画像部分をタッチすると、当該タッチされた画像が示す表示画面が表示手段に表示されるので、操作者は、表示手段の表示画面を、過去に表示された表示画面のうちの所望の表示画面に、簡単に切り換えることができる。
請求項7に記載の発明によれば、操作者は、既に設定した操作の内容に影響を与えることなく、次々に表示画面を切り換えることができ、これにより、切り換え後の表示画面の表示中に、既に設定済みの操作内容に対しての変更を、操作指示入力手段によって行うことができる。
請求項8に記載の発明によれば、操作者は、上記表示画面を示す縮小画像を視認することで、過去に表示された表示画面が、どのようなものであったのかを簡単に把握することができる。
請求項9に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の発明と同様の効果が得られる。
以下、本発明に係る表示装置及びこれを備えた画像形成装置について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例である複合機の構成を示す側面概略図である。図2は、操作部400の部分拡大図である。複合機1は、本体部200と、本体部200の用紙搬出側、例えば左側に配設された用紙後処理部300と、ユーザが種々の操作指令等を入力するための操作部400と、本体部200の上部に配設された原稿読み取り部500と、原稿読み取り部500の上部に配設された原稿給送部600とから構成される。
図2にも示すように、操作部400は、LCD(Liquid Crystal Display)等からなる表示部410と、操作者から操作指示が入力される操作キー部430を備える。操作キー部430は、ヘルプキー431、スタートキー432、テンキー433、機能切換キー434及び履歴表示キー437等を備える。
ヘルプキー(指示受付手段)431は、操作者から、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機能等に関する各操作方法を表示する操作案内画面(ヘルプ画面)を表示部410に表示させる指示を受け付けるものである。履歴表示キー437は、表示制御部522(図3)によって過去に表示部410に表示されたことがある表示画面の履歴を表示する旨の指示の入力を操作者から、受け付けるものである。
スタートキー432は、コピー動作やスキャン動作等の各動作を開始させる指示を操作者から受け付ける。テンキー433は、コピー部数を指定する指示等を操作者から受け付けるキーである。機能切換キー434は、コピー機能、送信機能(スキャナ機能、ファクシミリ機能等)、ボックス機能(後述するHDD74内に設けられている操作者毎の記憶領域(メールボックス)に記憶されているデータを読み出してプリントする機能)等を相互に切り替える機能切換指示を操作者から受け付けるキーである。
表示部(表示手段)410は、LCD(Liquid Crystal Display)等からなり、タッチパネルを組み合わせたタッチパネルユニット等を備えている。表示部410は、種々の操作画面を表示すると共に、操作者が表示面(表示されている操作キー)をタッチすることで種々の機能の実行指令を入力することが可能とされている。
原稿給送部60は、原稿載置部601、給紙ローラ602、原稿搬送部603及び原稿排出部604を備え、原稿読み取り部500は、スキャナ501を備える。給紙ローラ602は、原稿載置部601にセットされた所要枚数分の原稿を一枚ずつ繰り出し、原稿搬送部603は、繰り出される原稿を順次スキャナ501の読み取り位置に搬送する。スキャナ501は搬送される原稿の画像を順次読み取り、読み取られた原稿は原稿排出部604に排出される。
本体部200は、複数の給紙カセット201、複数の給紙ローラ202、転写ローラ203、感光体ドラム204、露光装置206、現像装置207、定着ローラ208、排出口209、及び排出トレイ210等を備える。
感光体ドラム204は、矢印方向に回転しながら帯電装置(図示省略)によって一様に帯電される。露光装置206は、原稿読み取り部500において読み取られた原稿の画像に応じて変調されたレーザ光を感光体ドラム204上に走査し、ドラム表面に各色毎の静電潜像を形成する。現像装置207は、黒色の現像剤を感光体ドラム204に供給してトナー画像を形成する。
一方、給紙ローラ202は、印刷用紙が収納された給紙カセット201から印刷用紙を引き出し、転写ローラ203まで給送する。転写ローラ203は、搬送された印刷用紙に感光体ドラム204上のトナー像を転写させ、定着ローラ208は、転写されたトナー像を加熱して印刷用紙に定着させる。その後、印刷用紙は、本体部200の排出口209から用紙後処理部300に搬入される。また、印刷用紙は、必要に応じて排出トレイ210へも排出される。
用紙後処理部300は、搬入口301、印刷用紙搬送部302、搬出口303及びスタックトレイ304等を備える。印刷用紙搬送部302は、排出口209から搬入口301に搬入された印刷用紙を順次搬送し、最終的に搬出口303からスタックトレイ304へ印刷用紙を排出する。スタックトレイ304は、搬出口303から搬出された印刷用紙の集積枚数に応じて矢印方向に上下動可能に構成されている。
図3は、図1に示す複合機の制御ブロック図である。複合機1は、スキャナ部11、画像処理部21、プリンタ部31、操作部400、制御部51、ネットワークI/F(インターフェース)部71、及びHDD(ハードディスクドライブ)74を備える。
スキャナ部11は、図1に示すスキャナ501を構成する露光ランプ12及びCCD(電荷結合素子)13を含む。スキャナ部11は、露光ランプ12により原稿を照射し、その反射光をCCD13で受光することにより、原稿から画像を読み取り、読み取った画像に対応する画像を画像処理部21へ出力する。
画像処理部21は、補正部22、画像加工部23及び画像メモリ24を含む。画像処理部21は、読み取られた画像を必要に応じて補正部22及び画像加工部23により処理し、処理された画像を画像メモリ24に記憶したり、プリンタ部31へ出力する。補正部22は、読み取られた画像に対してレベル補正、γ補正等の所定の補正処理を行う。画像加工部23は、画像の圧縮又は伸張処理、及び拡大又は縮小処理等の種々の加工処理を行う。
プリンタ部31は、図1に示す給紙カセット201及び給紙ローラ202等から構成される用紙搬送部32、図1に示す感光体ドラム204、露光装置206及び現像装置207等から構成される画像形成部33、図1に示す転写ローラ203等から構成される転写部34、及び図1に示す定着ローラ208等から構成される定着部35を含む。プリンタ部31は、スキャナ部11により読み取られた原稿データを用いて画像を記録紙に印刷する。具体的には、用紙搬送部32は記録紙を画像形成部33へ搬送し、画像形成部33は上記の画像に対応するトナー像を形成し、転写部34はトナー像を記録紙に転写し、定着部35はトナー像を記録紙に定着させて画像を形成する。
ネットワークI/F部71は、ネットワークインタフェース(10/100Base-TX)等を用
い、LANを介して外部装置との間での種々のデータの送受信を制御する。HDD74は、スキャナ部11によって読み取られた画像及び当該画像に設定されている出力形式等を記憶する。
操作部(操作指示入力手段)400は、図1及び図2に示したように表示部410、操作キー部430を備える。表示部410は、タッチパネル機能により各種指示の入力を受け付ける複数のキーを表示する。例えば、表示部410には、表示画面切換キー411及び動作条件入力キー412が表示される。表示画面切換キー411は、表示部410の画面に、過去に表示された表示画面を示す画像として表示され、操作者によってタッチされると、当該タッチされた画像が示す表示画面への表示切換指示の入力を受け付けるものである。動作条件入力キー412は、動作条件の設定の入力を操作者から受け付けるために表示部410の画面に表示される各種のキーであり、印刷濃度を設定するキー、印刷倍率を設定するキー、印刷に用いる用紙サイズを設定するキー等である。
操作キー部430には、図2に示した機能切換キー434、スタートキー432、テンキー433等、履歴表示キー437が設けられている。本実施形態では、機能切換キー434、スタートキー432、テンキー433、履歴表示キー437等は、タッチセンサを利用したキーではなく、機械的に構成される。
制御部51のCPU52は、上記表示部410及び操作部400の各キーから、操作者によって入力された指示を受け付ける。
制御部51は、CPU52と、表示画像データ記憶部53と、表示履歴記憶部54と、動作条件記憶部55とを備える。CPU52は、複合機1の動作制御を司るものである。表示画像データ記憶部(記憶手段)53は、操作指示受付画面及び操作案内画面の表示に必要な画像データや、表示部410に表示可能な各画面を簡略的に示すそれぞれの表示画面画像のデータ、各表示画面の遷移状況を示す例えば棒状の画像等のデータを記憶している。
表示履歴記憶部(表示履歴記憶手段)54は、表示制御部522によって切り換えられた表示部410の表示画面の表示履歴を記憶する。表示履歴記憶部54は、表示頻度計測部524が計測した各表示画面の名称、表示回数、表示頻度、表示時間等の属性情報を、上記表示履歴として各表示画面毎に記憶する。また、表示履歴記憶部54は、各表示画面について、その切り換え前後の表示画面(当該表示画面から遷移可能な表示画面)に関する情報を記憶している。
動作条件記憶部(動作条件記憶手段)55は、操作部400に操作者から入力された操作指示により設定された複合機1の動作条件(印刷濃度、印刷倍率設定、用紙サイズ設定等)を記憶する。この動作条件記憶部55に記憶されている動作条件に基づいて、動作制御部521がスキャナ部11による原稿読取動作、プリンタ部31による画像形成動作(印刷動作)等を行わせる。
CPU52は、動作制御部521、表示制御部522、ID認証部523、及び表示頻度計測部524を備える。動作制御部521は、複合機1の各部(スキャナ部11,画像処理部21、プリンタ部31等)の動作制御を司る。
表示制御部(表示制御手段)522は、表示部410の表示動作を制御する。表示制御部522は、表示画像データ記憶部53から操作指示受付画面及び操作案内画面の表示に必要な画像データを読み出して表示部410に表示させる。また、表示制御部522は、操作者による表示画面切換キー411の操作で、表示部410の表示画面を切り換える表示画面切換指示が入力された場合に、表示部410の表示画面を切り換え、当該入力された表示切換指示に従った表示画面を表示部410に表示させる。さらに、表示制御部522は、表示画像データ記憶部53に記憶されている表示画面を示す画像及び棒状画像により、表示部410に過去に表示した各表示画面を示す画像同士の関連付けをツリー表示することによって(詳細は後述)、表示履歴記憶部54に記憶されている表示履歴を表示部410の画面に表示させる。
ID認証部(操作者認証手段)523は、操作者によって操作部400に入力される操作者ID(Identification)に基づいて、複合機1を動作させようとする操作者が、正規のユーザであるかを認証する。例えば、ID認証部523は、入力された操作者IDが、ID認証部523に記憶されている複数のIDのいずれかに一致することをもって、当該操作者IDを入力した操作者が正規のユーザであると判断する。
表示頻度計測部(表示頻度計測手段)524は、表示制御部522によって表示された表示部410の各表示画面の表示頻度を計測する。例えば、表示頻度計測部524は、予め定められた一定期間(例えば1週間等)に表示された各表示画面についてのそれぞれの回数をカウントし、当該カウント値を各表示画面の表示頻度とする。
なお、本発明の一実施形態に係る表示装置は、上記操作部400と、上記制御部51の各部の所要部により構成される。
次に、複合機1による、表示部410に表示画面を表示する際における処理の第1実施形態について説明する。図4は、表示部410に表示画面を表示する際における処理の第1実施形態を示すフローチャート、図5は表示履歴表示時における処理の第1実施形態を示すフローチャート、図6は表示部410の表示画面の遷移を示す図、図7は表示部410の履歴表示画面の一例を示す図である。
複合機1の主電源が操作者によってオンにされると、表示制御部522は、表示部410に図6(a)に示すような基本画面Aを表示させる。表示制御部522は、この基本画面Aに、コピー、ファクス、プリンタ等の各機能の動作条件が設定可能なそれぞれの表示画面に切り換える指示の入力可能とするために、これら各表示画面に対応するそれぞれの表示画面切換キー411を表示させる。
表示制御部522が、表示部410に基本画面Aを表示させているときに、操作者が、操作キー部430の履歴表示キー437を押下し、表示制御部522に、表示画面の表示履歴を表示する旨の指示が受け付けられると(S1でYES)、処理は表示履歴の表示処理に移る(S7)。この示履歴の表示処理は後述する。
また、表示部410に基本画面Aが表示されているときに、操作者が、基本画面Aに表示されているいずれかの表示画面切換キー411を押下し、表示制御部522に、表示画面を切り換える指示が受け付けられると(S1でNO,S2でYES)、表示制御部522は、操作者によって押下された表示画面切換キー411に対応する表示画面を、表示部410に表示させる(S3)。例えば、操作者によって、基本画面に表示されている表示画面切換キー411のいずれかのキーを押下すると、図6(b)に示すように、表示制御部522は、当該押下されたキーに対応する指示が示す別の表示画面を表示部410に表示させる。
表示制御部522が、上記のようにして表示部410の示画面を切り換えた後、動作制御部521は、表示履歴記憶部54に、当該新たに表示させた表示画面についての表示履歴(表示回数、表示時間等)を記憶させる(S4)。さらに、当該表示画面の表示中に、操作者による動作条件入力キー412の操作で、当該表示画面が案内する動作条件を設定する指示の入力があった場合は(S5でYES)、動作制御部521は、動作条件記憶部55に、当該入力された指示が示す動作条件を記憶させる。すなわち、動作制御部521は、当該入力された指示が示す動作条件を複合機1に設定する(S6)。
この後、処理は、S1に戻り、表示制御部522は、操作者からの、表示画面切換指示又は表示履歴の表示指示の入力に備えて待機する。この後、操作者から、表示画面切換指示が入力されれば、表示制御部522は、指示された表示画面を、表示部410に表示させるが、このように表示制御部522が表示画面を切り換えた場合であっても、動作条件記憶部55は、それまでに操作者によって設定された動作条件の内容を変更しない。これにより、操作者は、既に設定した動作条件を保持したままで、表示部410の表示画面を次々に切り換えることが可能になる。
なお、操作者によって、動作条件が予め定められた内容だけ設定された時点で、操作者によってスタートキー432が押下されると、動作制御部521は、動作条件記憶部55に記憶されている動作条件に従って、スキャナ部11又はプリンタ部31等を動作させて、原稿読取動作又は印刷動作等を実行させる。
表示制御部522は、上記のようにして、操作者からの表示画面切換指示に基づいて、表示部410の表示画面を切り換えるが、表示制御部522は、各表示画面に表示される表示画面切換キー411が操作者によって押下されることで、図6(a)乃至(h)に示すように、表示部410の表示画面を遷移させる。各表示画面に表示される表示画面切換キー411によって表示が切り換えられる表示画面は、図6において縦方向に並べて示す(a)(b)(c)(d)の各表示画面のように、切り換え表示される次の表示画面における表示画面切換キー411を更に押下すると、当該切換表示されている表示画面で案内している動作条件を更に詳細に設定できる更に次の表示画面が表示されるように、階層的に設定されている。操作者は、各表示画面に表示される表示画面切換キー411を押下することで、それぞれの表示画面で更に詳細な動作条件を設定できるようになっている。
また、表示制御部522は、操作者によって、特定の表示画面切換キー411が押下されると、図6で(b)(e)(h)として横方向に並べて示すように、その時点における表示画面で案内している動作条件とは異なる他の動作条件を案内する表示画面を、現在の表示画面から切り換えて表示部410に表示する。操作者は、当該新たに表示された表示画面に表示される表示画面切換キー411を押下することで、次々に更に別の動作条件を設定できる。
さらに、操作者が、当該他の動作条件を案内する表示画面に切り換えられた後、当該切換後の表示画面において、表示画面切換キー411を押下すると、この切換後の画面で案内する動作条件を更に詳細に設定できる表示画面を表示制御部522が表示部410に表示するようになっている。例えば、表示制御部522が図6(e)の表示画面を表示部410に表示させているときに、操作者が、この切換後の画面に表示される各表示画面切換キー411を押下すると、表示制御部522は、図6(e)(f)(g)の各表示画面のように、更に詳細な動作条件を設定可能な表示画面を表示部410に次々に表示させるようになっている。
続いて、図4及び図5を参照して、表示履歴表示時の処理を説明する。図4に示した表示部410の表示画面の表示制御処理において、表示部410に基本画面が表示されている時に、操作者が履歴表示キー437を押下し、表示制御部522に、表示画面の表示履歴を表示する旨の指示が受け付けられると(S1でYES)、処理は、表示履歴の表示制御処理に移行する(S7)。
この場合、上記表示画面の表示履歴を表示する旨の指示に基づいて、表示制御部522は、表示履歴記憶部54に記憶されている、表示部410に過去に記憶させた表示画面の情報を示す表示履歴情報(各表示画面の名称、表示回数、表示時間等の属性情報を含む)を読み出す(S71)。そして、表示制御部522は、当該読み出した表示履歴情報によって示される、過去に表示されたことがある全ての表示画面を検出し、表示履歴中に表示する表示画面として設定する(S72)。
そして、表示制御部522は、過去に表示された各表示画面を示す画像のデータを表示画像データ記憶部53から読み出し、更に、当該各表示画面の切り換え前後に表示されるべき表示画面の情報を表示履歴記憶部54から読み出す。そして、表示制御部522は、当該読み出した情報が示す、S72で検出した表示履歴中に表示する各表示画面の階層関係(図6において縦方向に示す各表示画面の遷移関係)、及び図6に示す横方向における各表示画面の遷移関係に基づいて、表示部410の表示領域内における、当該各表示画面を示す画像の表示位置を設定する(S73)。例えば、表示制御部522は、上記階層関係の情報に従って、各表示画面が、図6に示す縦方向において基本画面Aから何番目に表示される表示画面であるか(即ち何番目の階層であるか)を検出する。そして、表示制御部522は、図7に示すように、基本画面Aを示す画像が、表示部410の表示領域における最上位置に表示されるように設定し、階層が深くなるほど各表示画面が当該表示領域の下側に表示されるように、各表示画面を示す画像の表示位置を設定する。
また、表示制御部522は、図6の横方向における遷移関係(階層の深さが同一な表示画面同士での遷移)をなす各表示画面は、表示部410の表示領域における縦方向の表示位置が同一となるように設定し、横方向における表示位置のみを異ならせる。表示制御部522は、当該縦方向及び横方向のいずれの遷移関係についても、表示が切り換えられて遷移する表示画面同士を隣り合う位置に配置する。
また、表示制御部522は、表示画像データ記憶部53から、各表示画面の遷移関係を示すための棒状画像のデータを読み出し、この棒状画像を、上記のようにして表示位置を設定した隣り合う各表示画面を示す画像同士の間に配置し、各画像同士を当該棒状画像で繋ぐようにする。このようにして、表示制御部522は、各表示画面を示す各画像同士の関連付けを表示部410にツリー状に表示させる。
さらに、表示制御部522は、各表示画面を示す画像の近傍に、上記読み出した属性情報の表示を配置する。さらに、表示制御部522は、上記表示履歴を表示する旨の指示が操作者から受け付けられた時点で表示部410に表示させていた表示画面を示す画像の近傍に、当該表示画面が、その時点で表示部410に表示されていた表示画面であることを示す画像Cを表示させる。
表示制御部522は、上記のようにして設定した各表示画面を示す画像、棒状画像、各表示画面の属性情報からなる遷移状況画面を、図7に示すように、表示部410の画面に表示履歴として表示させる(S74)。
表示制御部522は、上記表示履歴を表示部410に表示させているときに、操作者によって履歴表示キー437が再度押下され、表示履歴の表示を停止させる旨の指示が入力された場合は(S75でYES)、上記表示履歴を表示する旨の指示が操作者から受け付けられた時点で表示部410に表示させていた表示画面を、再び表示部410に表示させる(S76)。
このようにして表示される図7に示す表示履歴画面によれば、各表示画面の階層状態が縦方向に棒状画像で繋がって表示され、また、遷移可能な表示画面同士の関係が縦方向及び横方向に繋がって表示されるので、操作者は、当該表示画面を視認することによって、現在表示部410に表示されている表示画面がどのような経緯を経て表示されるに到ったか、当該表示画面の階層における位置、また、当該表示画面から遷移可能な他の表示画面を容易に把握することができる。
例えば、複合機1では、給紙カセットや排出トレイ210が複数用意されているが、用紙の給紙元や排出先を、操作者が印刷の度に個別にカスタム設定するためには、上記複数の表示画面を切り換えて分岐させ、個々の表示画面で別個の設定を行う必要があるが、この操作を操作者が行う場合に、ツリー状に表示された操作履歴を確認することで、表示画面の遷移の分岐位置が特定できる。
また、例えば、表示部410に単調で同じような表示画面が連続するために、操作者が誤ったボタン又はキーを選択して押下し、表示画面が次に遷移した後も気が付かないことがある。この場合、操作者は、どの表示画面における設定まで正しい操作を行ったのかがわからなくなって、設定を訂正すべき表示画面に復帰できないことがあるが、操作者は、グラフィカルなツリー状で表示される操作履歴を確認することで、操作を行った経路(経緯)と、個々の表示画面が何であったかを容易に特定できる。
次に、複合機1による、表示部410に表示画面を表示する際における処理の第2実施形態について説明する。図8は、表示部410に表示画面を表示する際における処理の第2実施形態を示すフローチャート、図9は表示履歴表示時の処理の第2実施形態を示すフローチャートである。図10は、操作者ID入力画面の一例である。なお、第1実施形態と同様の処理は説明を省略する。
第2実施形態では、複合機1の主電源が操作者によってオンにされると、表示制御部522が、図10に示すような、操作者に対して操作者IDの入力を促す操作者ID入力画面を表示部410に表示させる(S11)。この操作者ID入力画面が表示部410に表示されているときに、操作者による操作部400の操作で操作者IDが操作部400に入力されると(S12でYES)、ID認証部523は、当該入力されたIDが、正規のIDであるか否かを認証する(S13)。ID認証部523が、当該入力されたIDが正規のIDであると判断した場合(S14でYES)、表示制御部522は、上述した基本画面を表示部410に表示させる。
この後は、第1実施形態と同様の処理であるS15乃至S21の処理が行われる。但し、操作者からの表示画面切換指示に基づいて、表示制御部522が表示部410の表示画面を切り換えたとき、表示履歴記憶部54が、当該切り換えて新たに表示された表示画面の表示履歴を、上記入力されたID毎に(すなわち、当該IDを有するユーザ毎に)記憶する(S18)。
続いて、図9及び上記図8を参照して、表示履歴表示時の処理の第2実施形態を説明する。表示履歴表示時の処理の第2実施形態では、表示画面の表示履歴を表示する旨の指示が表示制御部522に受け付けられると(図8のS15でYES)、表示制御部522は、表示履歴記憶部54から、S14で正規であると判断されたIDについての表示履歴情報を読み出す(S191)。そして、表示制御部522は、当該読み出したIDについての表示履歴情報に基づいて、第1実施形態と同様の処理であるS192乃至S196の処理を行う。
この第2実施形態によれば、各操作者が自分で行った表示画面の切り換え操作の履歴だけが表示部410に表示され、他人による表示画面の切り換え履歴が表示されないので、当該操作者にとって利用し易いものとなる。また、表示部410に表示される表示履歴の内容が複雑化してしまうことを防止でき、表示画面の遷移状況の把握が更に容易になる。
次に、複合機1による、表示部410に表示画面を表示する際における処理の第3実施形態について説明する。図11は、表示部410に表示画面を表示する際における処理の第3実施形態を示すフローチャート、図12は表示履歴表示時における処理の第2実施形態を示すフローチャート、図13は表示部410の履歴表示画面の一例を示す図である。なお、第1又は第2実施形態と同様の処理は説明を省略する。
第3実施形態では、操作者からの表示切換指示に基づいて切換表示された各表示画面について、表示頻度計測部524が当該切換表示された表示画面の表示頻度を、上記入力された操作者ID毎に計測する(S40)。そして、表示履歴記憶部54が、当該切換表示された表示画面についての表示履歴と共に上記表示頻度情報を、操作者ID毎に記憶する(S41)。
続いて、図12を参照して、表示履歴表示時の処理の第3実施形態を説明する。表示履歴表示時の処理の第3実施形態では、表示制御部522は、表示部410の表示領域における各表示画面を示す画像の表示位置を設定すると共に(S433)、各表示画面を示す画像の表示時の濃度を、表示履歴記憶部54に記憶されている各表示画面についての表示頻度(ID毎の表示頻度)に基づいて設定する(S434)。例えば、表示制御部522は、S34で正規であると判断されたIDについて表示頻度が高いほど、各表示画面を示す画像の表示時の濃度を濃く設定する。表示制御部522は、このようにして設定した、表示頻度に応じた濃度の各表示画面を示す画像と、これに加えて、棒状画像、各表示画面の属性情報を、図13に示すように、表示部410の画面に表示させる(S435)。なお、図13では、表示制御部522が、複合機1の起動時に必ず表示される基本画面については、表示頻度に関係なく予め定められた薄い濃度で表示している。
この第3実施形態によれば、表示制御部522が、表示頻度が高いほど濃い濃度とし、当該表示頻度が低いほど薄い濃度として各表示画面を示すそれぞれの画像を表示するので、操作者は、表示頻度の高い表示画面を容易に把握することができる。
なお、第3実施形態では、上記表示履歴の記憶及び表示頻度の計測を、操作者ID毎に行っているが、表示履歴記憶部54及び表示頻度計測部524が、操作者ID毎に上記表示履歴の記憶及び表示頻度の計測を行わず(すなわち、操作者に対してIDの入力を求めることなく)、複合機1の利用者全体について上記表示履歴の記憶及び表示頻度の計測を行い、これらに基づいて、表示制御部522が、上記表示画面を示す画像の濃度を設定するようにしてもよい。
また、上記第3実施形態においては、表示制御部522が、表示部410に表示画面を表示させても、当該表示させた表示画面で案内する動作条件のいずれについても設定指示が操作者から操作部400に入力されないまま、操作者により表示画面切換指示が入力されて、表示制御部522が当該表示画面を別の表示画面に切り換えたときは、表示頻度計測部524は、動作条件を設定する指示が未入力のまま切り換えられた当該表示画面の表示頻度の値を向上させないようにしてもよい。これにより、表示制御部522は、真に操作設定に貢献しなかった表示画面を示す画像を、濃度を薄くして表示させるので、操作者は、表示部410に表示される表示履歴を視認することによって、真に操作設定に貢献して表示頻度の高い表示画面を、正確に認識することができる。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。以下に、更に他の実施形態を説明する。
(1)第4実施形態
上記第1乃至第3実施形態では、表示制御部522は、表示履歴の表示時に、過去に表示された各表示画面について、各表示画面によって構成される階層等に基づいて、表示部410の表示領域に各表示画面を示す画像の表示位置を設定するとき、図5に示す各表示画面の横方向における同一レベルの階層の遷移関係は、縦方向の表示位置を同一として示し、横方向における表示位置のみを異ならせることで、各表示画面の遷移状態を表示しているが、更に、表示制御部522が、以下に示すように、各表示画面を示す画像の表示位置を設定するようにしてもよい。
表示制御部522は、図14に示すように、各表示画面が表示された時刻に応じて、縦方向における各表示画面を示す画像のそれぞれの表示位置を異ならせるようにしてもよい。この場合、表示履歴記憶部54は、表示履歴の属性情報として、各表示画面が表示された時刻情報も記憶しておき、表示制御部522は、上記表示画面を示す各画像の表示位置を設定するときに、各表示画面の表示された時刻が早いほど、表示部410の表示領域における縦方向において上側に配置し、表示された時刻が遅いほど表示部410の表示領域における縦方向において下側に配置する。また、各表示画面が複数回表示されている場合は、表示制御部522は、各表示画面が表示された最も早い時間又は最も遅い時間のいずれかに基づいて、各表示画面を示す各画像の表示位置を設定するようにする。
これにより、図14に示すように、各表示画面の遷移状況が、表示部410の表示領域における上方向から、表示された時刻の早い順に並ぶので、操作者は、表示部410に表示されている上記各表示画面を示す各画像及びその表示位置を視認することによって、過去に表示させた表示画面の種別、各表示画面の表示時期、更に各表示画面同士の表示の先後関係の全てを把握することができる。
また、更に、表示制御部522は、上記図14のような表示履歴の表示時に、過去に表示された各表示画面について、各表示画面によって構成される階層等に基づいて、表示部410の画面に各表示画面を示す画像の表示位置を設定する場合、時間経過を表示部410の表示領域の横方向に採り、表示画面が表示された時刻に応じて、横方向の表示位置を異ならせるようにしてもよい。
(2)第5実施形態
更に、表示制御部522は、上記第4実施形態を、表示部410の表示領域において、各表示画面を示す画像同士の縦方向の間隔が、各表示画面が表示されたそれぞれの時刻の時間差に比例した長さとなるように、各表示画面を示す画像のそれぞれの表示位置を設定してもよい。この場合、操作者は、表示履歴の表示された画面を視認すれば、各表示画面の表示された時刻が、どの程度異なっているかまで容易に把握することができる。なお、表示制御部522は、時間経過(時間軸)を表示部410の表示領域の横方向に採る場合は、表示画面が表示された時刻に応じて、各表示画面を示す画像についての横方向の表示位置を異ならせるようにする。
(3)第6実施形態
また、上記第1乃至第5実施形態では、表示履歴の表示画面には、表示制御部522が、過去に表示された各表示画面を示す画像を表示するが、更に、表示部410に備えられているタッチパネル機能により、当該各表示画面を示す画像部分が操作者によって押下された場合に、押下された画像が示す表示画像に表示を切り換える旨の指示が表示制御部522に受け付けられるようにし、表示制御部522は、当該指示を受け付けた時に、表示部410に表示される内容を、当該表示切換指示が示す表示画面に切り換えるようにしてもよい。これにより、操作者は、表示部410に表示されている上記各表示画面を示す各画像及びその表示位置を視認して、過去に表示させた表示画面の種別等を確認した後、各表示画面を示す各画像部分をタッチするだけで、表示部410の表示画面を、過去に表示された表示画面のうちの所望の表示画面に、簡単に切り換えることができる。例えば、操作者は、過去に誤った操作をしてしまった表示画面を直ちに表示部410に表示させて、当該表示画面で操作をやり直すことが可能になる。
(4)第7実施形態
また、上記第1乃至第6実施形態において、表示制御部522が表示部410に表示する各表示画面を示す画像を、図15に示すように、各表示画面を縮小した画像としてもよい。この場合、表示画像データ記憶部53に各表示画面の縮小画像のデータを記憶させておき、表示制御部522は、当該表示画像データ記憶部53から、過去に表示された各表示画面に対応する縮小画像を読み出して、表示部410に表示させる。
なお、上記図1乃至図15に示した本発明に係る表示装置及び画像形成装置の構成及び処理は、単なる一例に過ぎず、本発明に係る表示装置及び画像形成装置の構成及び処理を上記に示した内容に限定するものではない。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例である複合機の構成を示す側面概略図である。 操作部の部分拡大図である。 複合機の制御ブロック図である。 表示部に表示画面を表示する際の処理の第1実施形態を示すフローチャートである。 表示履歴表示時の処理の第1実施形態を示すフローチャートである。 表示部の表示画面の遷移を示す図である。 表示部の履歴表示画面の一例を示す図である。 表示部に表示画面を表示する際における処理の第2実施形態を示すフローチャートである。 表示履歴表示時における処理の第2実施形態を示すフローチャートである。 操作者ID入力画面の一例である。 表示部に表示画面を表示する際における処理の第3実施形態を示すフローチャートである。 表示履歴表示時における処理の第2実施形態を示すフローチャートである。 表示部の履歴表示画面の一例を示す図である。 表示部の履歴表示画面の一例を示す図である。 表示部の履歴表示画面の一例を示す図である。
符号の説明
1 複合機
51 制御部
52 CPU
521 動作制御部
522 表示制御部
523 ID認証部
524 表示頻度計測部
53 表示画像データ記憶部
54 表示履歴記憶部
55 動作条件記憶部
400 操作部
410 表示部
411 表示画面切換キー
412 動作条件入力キー
430 操作キー部
434 機能切換キー
437 履歴表示キー

Claims (9)

  1. 操作者に対する各種メッセージを表示する表示手段と、
    操作者から操作指示が入力される操作指示入力手段と、
    前記操作指示入力手段に、操作者から前記表示手段の表示画面を切り換える表示切換指示が入力された場合に、当該入力された表示切換指示に従って、前記表示手段に表示させる表示画面を切り換える表示制御手段と、
    前記表示制御手段によって切り換えられた前記表示画面の表示履歴を記憶する表示履歴記憶手段と、
    前記表示制御手段によって表示された前記各表示画面の表示頻度を計測する表示頻度計測手段とを備え、
    前記表示制御手段は、過去に前記表示手段に表示された各表示画面を示すそれぞれの画像と、前記各表示画面の遷移状況を示す画像とで、前記各表示画面を示す各画像同士の関連付けをツリー表示することによって、前記履歴記憶手段に記憶されている表示履歴を前記表示手段に表示させ、前記表示頻度計測手段によって計測された表示頻度が高いほど濃い濃度とし、当該表示頻度が低いほど薄い濃度として前記各表示画面を示すそれぞれの画像を表示する表示装置。
  2. 操作者の認証を行う操作者認証手段を備え、
    前記表示頻度計測手段は、前記操作者認証手段によって認証された操作者別に前記各表示画面の表示頻度を計測する請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記表示画面の表示時に、当該表示画面で案内する操作のいずれかを設定する指示が操作者から前記操作指示入力手段に入力されることなく、表示切換指示が入力されて、前記表示制御手段が前記表示手段の表示画面を切り換えたときは、前記表示頻度計測手段は、上記操作設定指示が未入力のまま切り換えられた表示画面の表示頻度の値を向上させない請求項1又は請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記表示手段の表示領域の縦又は横方向のいずれかを時間軸として、前記ツリー表示を行い、前記各表示画面が表示された時期に応じて、前記各表示画面を示す各画像の表示位置を前記時間軸方向において異ならせる請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の表示装置。
  5. 前記表示履歴記憶手段は、前記表示履歴として、過去に表示された各表示画面についての属性情報を記憶し、
    前記表示制御手段は、前記表示画面を示す画像と共に、当該表示画面についての属性情報を前記表示手段に表示させる請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の表示装置。
  6. 前記操作指示入力手段として、前記表示手段にタッチパネル機能が備えられ、
    前記操作指示入力手段には、前記各表示画面を示す各画像部分が操作者によってタッチされると、当該タッチされた画像が示す表示画面への表示切換指示が入力され、
    前記表示制御手段は、前記入力された表示切換指示が示す表示画面を前記表示手段に表示させる請求項1乃至請求項5に載の表示装置。
  7. 前操作指示入力手段に入力された操作指示により設定された動作条件を記憶する動作条件記憶手段を備え、
    前記動作条件記憶手段は、前記表示切換指示に従って前記表示制御手段が前記表示画面を切り換えた場合であっても、既に設定済みの操作内容を変更しない請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記表示制御手段は、前記表示画面を示す画像として、当該表示画面を縮小した画像を前記表示手段に表示させる請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の表示装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の表示装置を備えた画像形成装置。
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