JP2008203523A - 光ファイバ接続部材、光クロージャ、及び光ファイバの接続方法 - Google Patents

光ファイバ接続部材、光クロージャ、及び光ファイバの接続方法 Download PDF

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竜也 石原
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Abstract

【課題】光ファイバの接続作業が容易化されると共に、接続部を保護することが可能な光ファイバ接続部材、光クロージャ、及び光ファイバの接続方法を提供する。
【解決手段】光ファイバ接続部材1では、第1の光コード3の先端に第1のコネクタ2が取り付けられ、その後方に第1のハウジング6が移動可能に取り付けられる。また、第2の光コード5の先端に第2のコネクタ4が取り付けられ、その後方に第2のハウジング8が移動可能に取り付けられる。第1及び第2のコネクタ2,4を連結させたのち、第1のハウジング6の凹部14に第2のハウジング8の一端部を嵌入させると、第1のハウジング6の凹部14と第2のハウジング8の凹部32とが協働し、これによって形成される空間に第1及び第2のコネクタ2,4が連結されたまま収容され、位置決めされる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバ同士を接続するための光ファイバ接続部材、光ケーブルの接続部を保護するための光クロージャ、及び光ファイバ接続部材を用いた光ファイバの接続方法に関するものである。
従来、光ファイバ同士を接続する方法の一つとして、一方の光ファイバを保持したコネクタと他方の光ファイバを保持したコネクタとを突き合わせて連結したのち、連結されたコネクタを板状のクリップで外側から挟むことにより、コネクタ同士を固定するものがある(例えば特許文献1の図8参照)。
特開平9−133813号公報
しかしながら、前述した従来の接続方法には、次のような課題が存在していた。すなわち、従来の方法で用いるコネクタやクリップは小型であるため、作業員に細かい手作業を強いることになり、接続に手間がかかってしまっていた。また、クリップでは接続部を保護することができず、連結部に水分や埃が入り込んでしまうおそれがあった。
そこで、本発明の目的は、光ファイバの接続作業が容易化されると共に、接続部を保護することが可能な光ファイバ接続部材、光クロージャ、及び光ファイバの接続方法を提供することとする。
本発明の光ファイバ接続部材は、光ファイバをコード外被で覆ってなる第1の光コードに取り付けられ、第1の光コードに沿って移動可能な第1のハウジングと、光ファイバをコード外被で覆ってなる第2の光コードに取り付けられ、第2の光コードに沿って移動可能な第2のハウジングと、第1の光コードの先端においてコード外被から露出された光ファイバを保持する第1のコネクタと、第2の光コードの先端においてコード外被から露出された光ファイバを保持すると共に、第1のコネクタと連結可能な第2のコネクタと、を備え、第1のハウジングの一端部には凹部が形成されており、第2のハウジングの一端部には、第1のハウジングの一端部が嵌入可能な凹部が形成されており、第2のハウジングの凹部に第1のハウジングの一端部を嵌入させたときに、第1のハウジングの凹部と第2のハウジングの凹部との協働により、連結された状態の第1及び第2のコネクタを位置決め保持する空間が形成されることを特徴とするものである。
本発明の光ファイバ接続部材では、第1の光コードの先端に第1のコネクタが取り付けられ、その後方に第1のハウジングが移動可能に取り付けられることとなる。また、第2の光コードの先端に第2のコネクタが取り付けられ、その後方に第2のハウジングが移動可能に取り付けられることとなる。よって、第1のコネクタと第2のコネクタとを連結したとき、これらのコネクタは第1のハウジングと第2のハウジングとの間に挟まれた状態となる。
第1及び第2のハウジングの一端部には凹部が形成されており、第1のハウジングの一端部が第2のハウジングの凹部に嵌入可能となっている。そのため、第1及び第2のコネクタを連結させたのち、第2のハウジングの凹部に第1のハウジングの一端部を嵌入させると、第1のハウジングの凹部と第2のハウジングの凹部とが協働し、これによって形成される空間に第1及び第2のコネクタが連結されたまま収容され、位置決めされることとなる。したがって本発明では、第1及び第2のコネクタが連結された状態を維持できると共に、連結部を外部から保護することができる。
また、本発明において第1及び第2のハウジングを連結するには、第2のハウジングの凹部に第1のハウジングの一端部を嵌入させるだけでよい。したがって、光ファイバの接続にかかる作業を容易化することができる。
好ましくは、第1のコネクタと第1のハウジングとの間、及び、第2のコネクタと第2のハウジングとの間の何れか少なくとも一方には、弾性部材が配される。この場合、弾性部材の付勢力によって、第1のコネクタと第2のコネクタとが突き当て連結された状態を維持することができる。
好ましくは、第1のハウジングには係止爪が設けられており、第2のハウジングには第1のハウジングの係止爪と係合する係止受け部が設けられており、係止爪と係止受け部とは、第2のハウジングの凹部に第1のハウジングの一端部を嵌入させたときに係合する。この場合、第1のハウジングが第2のハウジングに嵌入された状態を確実に維持することができる。
好ましくは、第1及び第2のコネクタにはガイドピンを挿入するためのガイド孔がそれぞれ設けられており、第1及び第2のコネクタはガイド孔に挿入されたガイドピンによって連結される。この場合、第1及び第2のコネクタをより確実に連結することができる。
好ましくは、第1及び第2のハウジングの何れか少なくとも一方の側面には、該コネクタを外部装置に取り付けるための取付部が設けられている。この場合、第1のコネクタと第2のコネクタとを連結したのち、光ファイバ接続部材を外部装置に固定することが容易となる。
本発明の光クロージャは、上述した光ファイバ接続部材を内部に設けたことを特徴とするものである。
上述した光ファイバ接続部材を備えることにより、光クロージャ内における光ファイバの接続作業が容易化されるとともに、光クロージャと光ファイバ接続部材とで接続部を外部から二重に保護することができる。
本発明の光ファイバの接続方法は、光ファイバ同士を接続する方法であって、請求項1〜5記載の光ファイバ接続部材を用意する工程と、光ファイバをコード外被で覆ってなる第1の光コードを光ファイバ接続部材の第1のハウジングに挿通する工程と、第1の光コードの先端に光ファイバ接続部材の第1のコネクタを取り付け、第1の光コードの先端においてコード外被から露出された光ファイバを第1のコネクタに保持させる工程と、光ファイバをコード外被で覆ってなる第2の光コードを光ファイバ接続部材の第2のハウジングを挿通する工程と、第2の光コードの先端に光ファイバ接続部材の第2のコネクタを取り付け、第2の光コードの先端においてコード外被から露出された光ファイバを第2のコネクタに保持させる工程と、第1のコネクタと第2のコネクタとを連結する工程と、第1のコネクタと第2のコネクタとを連結した後、第1のハウジングと第2のハウジングとを相対的に接近移動させ、第1のハウジングの一端部を第2のハウジングの凹部に嵌入させる工程と、を有することを特徴とするものである。
本発明の光ファイバの接続方法では、上述した光ファイバ接続部材を用いるので、光ファイバの接続作業が容易化されるとともに、接続部を保護することができる。
本発明によれば、光ファイバの接続作業が容易化されるとともに、接続部を保護することが可能な光ファイバ接続部材、光クロージャ、及び光ファイバの接続方法を提供することができる。したがって、接続作業をスムーズに行えるうえに、接続部分にて不具合が生じる可能性を抑制できる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1は本実施形態に係る光ファイバ接続部材を示す斜視図であり、図2は本実施形態に係る光ファイバ接続部材の水平方向断面図である。図1,2に示すように、本実施形態の光ファイバ接続部材1は、第1のコネクタ2と、第2のコネクタ4と、第1のハウジング6と、第2のハウジング8とを備えている。第1のコネクタ2及び第1のハウジング6は、第1の光コード3に取り付けられるものであり、第2のコネクタ4及び第2のハウジング8は、第2の光コード5に取り付けられるものである。なお、第1の光コード3は4本の光ファイバ3aをコード外被で覆ったものであり、第2の光コード5は4本の光ファイバ5aをコード外被で覆ったものである。
第1のコネクタ2は光ファイバ3aを保持するためのものであり、第2のコネクタ4は光ファイバ3aを保持するためのものである。第1及び第2のコネクタ2,4はそれぞれ、ガイドピン9が挿入される2つのガイド孔10と、このガイド孔10の内側に位置し、光ファイバ3aあるいは5aが挿入される4つの光ファイバ孔12とを有している。第1及び第2のコネクタ2,4としては、公知のMTコネクタフェルールを用いることができる。
第1のハウジング6は一方向に延びた形状を有しており、断面が略矩形状となっている。第1のハウジング6の一端側部分には凹部14が形成されており、他端側部分には小内径部16が形成されている。凹部14と小内径部16とは第1のハウジング6の内部で連通しており、凹部14及び小内径部16に第1の光コード3を挿通することによって、第1のハウジング6は第1の光コード3に沿って移動可能となっている。
第1のハウジング6の凹部14は第1のコネクタ2と第2のコネクタ4の一部とを収容するためのものであり、凹部14の内径寸法は第1のコネクタ2の最大外径寸法と略同一となっている。凹部14に連続した小内径部16の内形寸法は凹部14の内径寸法よりも小さく、そのため凹部14と小内径部16との間には段差18が生じている。また、小内径部16の内径寸法は第2の第1の光コード3の外径寸法よりも大きくなっている。
第1のハウジング6の対向する2つの側面6aには、第1のハウジング6と第2のハウジング8との嵌合状態を保持する1対のラッチ部20が一体的に設けられている。各ラッチ部20は、第1のハウジング6の一端から他端に向かって延びるラッチアーム22を含んでいる。このラッチアーム22の一端は第1のハウジング6の一端部に固定されている。また、ラッチアーム22は第1のハウジング6の側面と交差する方向に弾性変形可能である。ラッチアーム22の外側の面、すなわち第1のハウジング6とは反対側の面には、第2のハウジング8に係合する係止爪24が突設されている。また、ラッチアーム22の他端には、第2のハウジング8に対する係止爪24の係合を解除するためのツマミ26が設けられている。
各ラッチ部20のラッチアーム22は、第1のハウジング6の他端側に向かって開くように第1のハウジング6の側面6aに対して傾斜して延びている。また、ツマミ26の内側の面、すなわち第1のハウジング6側の面は、第1のハウジング6の側面6aに対してラッチアーム22の傾斜角度(例えば2〜3度)よりも大きい傾斜角度(例えば8〜12度)で開くように構成されている。このように構成するのは、係止爪24を第2のハウジング8に係合させるときや第2のハウジング8に対する係止爪24の係合を解除するときに、ラッチアーム22の弾性変形量を増大させて、大きなクリック音を発生させるためである。
第1のハウジング6及びラッチ部20は、低コスト化の観点から、1つの成形部品として一体成形するのが望ましい。第1のハウジング6及びラッチ部20を形成する樹脂材料としては、精密成形が可能であり且つ耐熱性や信頼性に優れ、更には耐クリープ性を有するという点から、ポリエーテルイミド(PEI)やポリエーテルスルホン(PES)等を使用するのが好ましい。
第2のハウジング8は一方向に延びた形状を有しており、その一端側は断面略矩形状となっている。第2のハウジング8の一端側部分には凹部32が形成されており、他端側部分には小内径部40が形成されている。凹部32と小内径部40とは第2のハウジング8の内部で連通しており、凹部32及び小内径部40に第2の光コード5を挿通することによって、第2のハウジング8は第2の光コード5に沿って移動可能となっている。
凹部32は、第1のハウジング6、ラッチ部20、及び第2のコネクタ4が嵌入される部分である。より具体的には、凹部32は、第1の径部33、第2の径部34、及び第3の径部35を含んでいる。第2のハウジング8の一端に最も近いところに第1の径部33が位置しており、第1の径部33に連続して第2の径部34が位置しており、第2の径部34に連続して第3の径部35が位置している。第1の径部33の内径寸法と比べて第2の径部34の内形寸法は小さくなっており、第2の径部34の内形寸法と比べて第3の径部35の内形寸法は小さくなっている。すなわち、第2のハウジング8の一端から奥に向かって、凹部32は段階的に縮径した形状となっている。第1の径部33と第2の径部34との間には段差36が生じており、第2の径部34と第3の径部35との間には段差37が生じている。
第1の径部33の内径寸法は、第1のハウジング6の一端側部分とラッチ部20の一部を受け入れ可能な大きさとなっている。第2の径部34の内径寸法は、第2のコネクタ4の最大外径寸法と略同一となっている。第3の径部35の内径寸法は、第2のコネクタ4の最大外径寸法よりも小さくなっている。この第3の径部35には、ばね(弾性部材)38が配されている。
第2のハウジング8の他端側部分には、小内径部40が形成されている。この小内径部40は、凹部32の第3の径部35に連続している。小内径部40の内径寸法は第3の径部35の内径寸法よりも小さく、そのため第3の径部35と小内径部40との間には段差41が形成されている。また、小内径部40の内径寸法は第2の光コード5の外径寸法よりも大きくなっている。
第2のハウジング8の対向する2つの側面8aには、第1のハウジング6の係止爪24と係合する係止受け用窓部(係止受け部)42がそれぞれ設けられている。また、一方の側面8aには、第2のハウジング8を外部装置に取り付けるためのクリップ(取付部)44が設けられている。なお、第2のハウジング8及びクリップ44を形成する樹脂材料は、例えば第1のハウジング6及びラッチ部20を形成する樹脂材料と同様である。
以上のように構成された光ファイバ接続部材1を用いて光ファイバ3aと光ファイバ5aとを接続する場合には、まず、第1の光コード3に第1のハウジング6を挿通する。より具体的には、第1の光コード3の先端を第1のハウジング6の他端側に導入し、第1のハウジング6の一端側から導出する。これにより、第1のハウジング6は第1の光コード3に対して移動可能に取り付けられることとなる。
次に、第1の光コード3の先端に第1のコネクタ2を取り付ける。より具体的には、第1の光コード3の先端のコード外被を除去して、4本の光ファイバ3aを露出させる。そして、露出した光ファイバ3aを、第1のコネクタ2の光ファイバ孔12に挿入する。挿入後、各光ファイバ3aを第1のコネクタ2に接着固定する。これにより、光ファイバ3aが第1のコネクタ2に保持される。
続いて、第2の光コード5に第2のハウジング8を挿通する。より具体的には、第2の光コード5の先端を第2のハウジング8の他端側に導入し、第2のハウジング8の一端側から導出する。これにより、第2のハウジング8は第2の光コード5に対して移動可能に取り付けられることとなる。
次に、第2のハウジング8から導出された第2の光コード5にばね38を取り付ける。ばね38を取り付けたのち、第2の光コード5の先端に第2のコネクタ4を取り付ける。これにより、ばね38が第2のハウジング8と第2のコネクタ4との間に配されることとなる。なお、第2の光コード5に対する第2のコネクタ4の取り付け方法は、第1の光コード3に対する第1のコネクタ2の取り付け方法と同様である。
第2のコネクタ4のガイド孔10に、ガイドピン9を挿入する。そして、ガイドピン9の第2のコネクタ4から突出した部分を第1のコネクタ2のガイド孔10に挿入する。これにより、光ファイバ3aを保持した第1のコネクタ2と光ファイバ5aを保持した第2のコネクタ4とが連結される。
第1のコネクタ2と第2のコネクタ4とを連結したら、第1のハウジング6と第2のハウジング8とを連結する。より具体的には、第1のハウジング6と第2のハウジング8とを相対的に接近移動させ、第2のハウジング8の凹部32に第1のハウジング6の一端側部分及びラッチ部20を押し込み、嵌入させていく。このとき、ラッチアーム22が第2のハウジング8の内壁面に当接することで、ラッチ部20が第1のハウジング6側に弾性変形した状態となる。
その状態で、第1のハウジング6及びラッチ部20を更に押し込んでいくと、ラッチ部20の係止爪24が第2のハウジング8の係止受け用窓部42の位置に達する。すると、弾性変形したラッチアーム22が初期状態に戻ろうとして第1のハウジング6の外側に広がるため、係止受け用窓部42に係止爪24が引っ掛かるようになる。このようにして係止受け用窓部42に係止爪24を係合させることより、第1のハウジング6と第2のハウジング8とが連結され、第1のハウジング6が第2のハウジング8に嵌入された状態を確実に維持することができる。
第1のハウジング6と第2のハウジング8とが連結されたとき、第1のハウジング6の一端側部分は第2のハウジング8の第1の径部33に位置している。また、第1のハウジング6と第2のハウジング8とが連結されたとき、第1のハウジング6の凹部14と第2のハウジング8の凹部32とが協働することによって形成された空間に、第1,第2のコネクタ2,4は収容されている。より具体的には、第1のコネクタ2は第1のハウジング6の凹部14に位置しており、第1のハウジング6の段差18に突き当たっている。また、第2のコネクタ4は、一端側が第1のハウジング6の凹部14内に入り込んだ状態で、後端側が第2のハウジング8の段差37に突き当たっている。なお、ばね38は第2のハウジング8の第3の径部35に位置しており、その付勢力によって第2のコネクタ4を第1のコネクタ2側に押圧している。
以上のようにして、連結された第1及び第2のコネクタ2,4は、第1のハウジング6の凹部14と第2のハウジング8の凹部32とで形成される空間に位置決め保持されることとなる。
第1のハウジング6と第2のハウジング8との結合を外す場合には、各ラッチ部20のツマミ26を第1のハウジング6の側面6aに突き当たるように掴んで、第2のハウジング8の係止受け用窓部42に対する係止爪24の係合を解除する。そして、その状態で、両方のツマミ26を掴んだまま、第1のハウジング6を第2のハウジング8から引き抜く。これにより、第1のハウジング6と第2のハウジング8との連結状態が解除され、連結された第1及び第2のコネクタ2,4が第1及び第2のハウジング6,8から露出する。
以上述べたように、本実施形態に係る光ファイバ接続部材1では、第1の光コード3の先端に第1のコネクタ2が取り付けられ、その後方に第1のハウジング6が移動可能に取り付けられることとなる。また、第2の光コード5の先端に第2のコネクタ4が取り付けられ、その後方に第2のハウジング8が移動可能に取り付けられることとなる。よって、第1のコネクタ2と第2のコネクタ4とを連結したとき、第1及び第2のコネクタ2,4は第1のハウジング6と第2のハウジング8との間に挟まれた状態となる。
第1及び第2のハウジング6,8の一端側部分には凹部14,32が形成されており、第2のハウジング8の凹部32には第1のハウジング6の一端側部分が嵌入可能となっている。よって、第1及び第2のコネクタ2,4を連結させのち、第2のハウジング8の凹部32に第1のハウジング6の一端側部分を嵌入させると、第1のハウジング6の凹部14と第2のハウジング8の凹部32とが協働し、これによって形成される空間に、第1及び第2のコネクタ2,4が連結されたまま収容され、位置決めされることとなる。したがって、第1及び第2のコネクタ2,4が連結された状態を維持できると共に、連結部を外部から保護することができる。
また、本実施形態に係る光ファイバ接続部材1において、第1のハウジング6と第2のハウジング8とを連結する際には、第2のハウジング8の凹部32に第1のハウジング6の一端側部分を嵌入させるだけでよい。したがって、光ファイバ3a,5aの接続にかかる作業を容易化することができる。
また、本実施形態に係る光ファイバ接続部材1では、第2のコネクタ4と第2のハウジング8との間にばね38を配している。そのため、ばね38の付勢力によって、第1のコネクタ2と第2のコネクタ4とが突き当て連結された状態を維持することができる。
また、本実施形態に係る光ファイバ接続部材1では、第1及び第2のコネクタ2,4にはガイド孔10がそれぞれ設けられており、第1及び第2のコネクタ2,4はガイド孔10に挿入されたガイドピン9によって連結される。そのため、第1及び第2のコネクタ2,4をより確実に連結することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしもこれらの実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態では、第2のコネクタ4と第2のハウジング8との間にばね38を配するとしたが、第2のコネクタ4と第2のハウジング8との間にではなく、第1のコネクタ2と第1のハウジング6との間にばねを配するとしてもよい。また、第1のコネクタ2と第1のハウジング6との間、及び、第2のコネクタ4と第2のハウジング8との間の両方にばねを配するとしてもよい。
また、本実施形態において光ファイバ3a,5aの本数を4本としたが、光ファイバ3a,5aの本数はこれに限られない。また、本実施形態において第1及び第2のコネクタ2,4はMTコネクタであるとしたが、第1及び第2のコネクタ2,4の種類はこれに限られない。
また、本実施形態では、第1の光コード3は4本の光ファイバ3aをコード外被で覆ったものであるとしたが、光ファイバ3aを並列に並べて一括被覆で覆ったテープ心線の構造としてもよい。第2の光コード5についても同様である。
なお、上述した本実施形態の光ファイバ接続部材1は、局側の光ファイバをコード外被で覆ってなる局側光コードと加入者側の光ファイバをコード外被で覆ってなる加入者側光コードとの接続部を保護するための光クロージャに設置することが可能である。この場合には、光クロージャ内に導入された局側光コード、あるいはこの局側光コードに接続された光コードに第1のハウジング6を取り付けたのち、かかる光コードの先端から光ファイバを露出させて第1のコネクタ2に保持させる。光クロージャ内に導入された加入者側光コード、あるいはこの加入者側光コードに接続された光コードに第2のハウジング8を取り付けたのち、かかる光コードの先端から光ファイバを露出させて第2のコネクタ4に保持させる。その後、第1のコネクタ2と第2のコネクタ4とを連結させ、第1のハウジング6と第2のハウジング8とを連結させる。そして、第2のハウジング8のクリップ44を光クロージャの内壁部等に引っ掛けることにより、光ファイバ接続部材1を光クロージャ内に固定する。
本実施形態の光ファイバ接続部材1を光クロージャに用いた場合には、光クロージャ内における光ファイバの接続作業が容易化されるとともに、接続部を、光クロージャと光ファイバ接続部材1とで外部から二重に保護することができる。また、光ファイバ接続部材1はクリップ44を有しているため、光ファイバ接続部材1を光クロージャに容易に固定することができる。
本実施形態に係る光ファイバ接続部材を示す斜視図である。 本実施形態に係る光ファイバ接続部材の水平方向断面図である。
符号の説明
1…光ファイバ接続部材、2…第1のコネクタ、3…第1の光コード、3a,5a…光ファイバ、4…第2のコネクタ、5…第2の光コード、6…第1のハウジング、8…第2のハウジング、9…ガイドピン、10…ガイド孔、12…光ファイバ孔、14,32…凹部、20…ラッチ部、22…ラッチアーム、24…係止爪、26…ツマミ、42…係止受け用窓部(係止受け部)、44…クリップ(取付部)。

Claims (7)

  1. 光ファイバをコード外被で覆ってなる第1の光コードに取り付けられ、前記第1の光コードに沿って移動可能な第1のハウジングと、
    光ファイバをコード外被で覆ってなる第2の光コードに取り付けられ、前記第2の光コードに沿って移動可能な第2のハウジングと、
    前記第1の光コードの先端において前記コード外被から露出された前記光ファイバを保持する第1のコネクタと、
    前記第2の光コードの先端において前記コード外被から露出された前記光ファイバを保持すると共に、前記第1のコネクタと連結可能な第2のコネクタと、
    を備え、
    前記第1のハウジングの一端部には凹部が形成されており、
    前記第2のハウジングの一端部には、前記第1のハウジングの前記一端部が嵌入可能な凹部が形成されており、
    前記第2のハウジングの前記凹部に前記第1のハウジングの前記一端部を嵌入させたときに、前記第1のハウジングの前記凹部と前記第2のハウジングの前記凹部との協働により、連結された状態の前記第1及び第2のコネクタを位置決め保持する空間が形成されることを特徴とする光ファイバ接続部材。
  2. 前記第1のコネクタと前記第1のハウジングとの間、及び、前記第2のコネクタと前記第2のハウジングとの間の何れか少なくとも一方には、弾性部材が配されることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ接続部材。
  3. 前記第1のハウジングには係止爪が設けられており、
    前記第2のハウジングには前記第1のハウジングの前記係止爪と係合する係止受け部が設けられており、
    前記係止爪と前記係止受け部とは、前記第2のハウジングの前記凹部に前記第1のハウジングの前記一端部を嵌入させたときに係合することを特徴とする請求項1又は2記載の光ファイバ接続部材。
  4. 前記第1及び前記第2のコネクタにはガイドピンを挿入するためのガイド孔がそれぞれ設けられており、前記第1及び前記第2のコネクタは前記ガイド孔に挿入された前記ガイドピンによって連結されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の光ファイバ接続部材。
  5. 前記第1及び第2のハウジングの何れか少なくとも一方の側面には、該コネクタを外部装置に取り付けるための取付部が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の光ファイバ接続部材。
  6. 請求項1〜5記載の光ファイバ接続部材を備えたことを特徴とする光クロージャ。
  7. 光ファイバ同士を接続する方法であって、
    請求項1〜5記載の光ファイバ接続部材を用意する工程と、
    光ファイバをコード外被で覆ってなる第1の光コードを前記光ファイバ接続部材の第1のハウジングに挿通する工程と、
    前記第1の光コードの先端に前記光ファイバ接続部材の第1のコネクタを取り付け、前記第1の光コードの先端において前記コード外被から露出された前記光ファイバを前記第1のコネクタに保持させる工程と、
    光ファイバをコード外被で覆ってなる第2の光コードを前記光ファイバ接続部材の第2のハウジングに挿通する工程と、
    前記第2の光コードの先端に前記光ファイバ接続部材の第2のコネクタを取り付け、前記第2の光コードの先端において前記コード外被から露出された前記光ファイバを前記第2のコネクタに保持させる工程と、
    前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとを連結する工程と、
    前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとを連結した後、前記第1のハウジングと前記第2のハウジングとを相対的に接近移動させ、前記第1のハウジングの一端部を前記第2のハウジングの凹部に嵌入させる工程と、
    を有することを特徴とする光ファイバの接続方法。
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