JP2008201694A - 皮膚外用剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた保湿作用、抗老化作用、美白作用等を有する天然由来成分を含む皮膚外用剤および機能性経口用組成物を提供する。
【解決手段】 クロオコックス科の藍藻植物またはその抽出物を含むことを特徴とする皮膚外用剤、およびクロオコックス科の藍藻植物の抽出物を含むことを特徴とする機能性経口用組成物。このクロオコックス科の藍藻植物は、スイゼンジノリであることが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、天然由来成分を有効成分とする皮膚外用剤および機能性経口用組成物に関する。
加齢、紫外線、ストレスなどによるシワ、シミ、皮膚の弾性低下といった皮膚症状の要因として、乾燥、細胞機能低下、紫外線によるメラニン産生や色素沈着、真皮マトリックス成分の減少や変性、紫外線等による細胞の酸化傷害などが挙げられる。このような皮膚症状を防止・改善するために、これまでに様々な天然由来成分の検索および配合検討がなされてきた。
保湿効果と安全性等に優れた保湿剤としては、キク科(Compositae)ハマグルマ属(Wedelia)に属する植物の抽出物(特許文献1)や、アブラナ(Cruciferas)科レピデゥウム(Lepidium)属植物の抽出物(特許文献2)が知られている。
皮膚の老化防止、改善作用を有する皮膚外用剤を得るため、真皮線維芽細胞の賦活あるいは増殖促進作用を有する成分の検索と配合が試みられている。たとえば、ポンカンのエッセンス(特許文献3)、ツリガネニンジン属、クサギ及びそれらの抽出物(特許文献4)、有機溶媒によるクロレラ抽出物(特許文献5)、ビワ抽出物(特許文献6)が開示されている。
美白剤としては、白鶴霊芝の水および/または有機溶媒抽出物(特許文献7)、抗酸化剤としては、サルオガセ科サルオガセ属植物の抽出物(特許文献8)が知られている。
さらに、生体内での脂肪の蓄積を抑制する方法は、体内での脂肪の蓄積を直接的に抑制するため、肥満や疾患の根本的な改善に優れており、日常的な予防方法としても効果的である。このような生体内における脂肪の蓄積を抑制する脂肪蓄積抑制作用を有する成分としては、哺乳動物の乳由来のリン脂質(特許文献9)、褐藻の酵素分解物(特許文献10)が知られている。
特開2002−20262号公報 特開2005−281271号公報 特開2001−131045号公報 特開2000−178198号公報 特開平11−335293号公報 特公平5−17206号公報 特開2003−89630号公報 特開平10−182413号公報 特開2001−275614号公報 特開平7−278005号公報
このように、これまでに様々な天然由来成分が応用されている。しかし、天然由来成分の中には未だその効果が知られていないものも数多く存在すると考えられ、より優れた作用を有する保湿剤、抗老化剤、美白剤、抗酸化剤、痩身剤(中性脂肪蓄積抑制剤)などの開発が期待されている。
本発明は、優れた保湿作用、抗老化作用、美白作用、抗酸化作用、抗炎症作用、および痩身作用を有する天然由来成分の開発、ならびに、それらの効果を有する皮膚外用剤および機能性経口用組成物を提供することを課題とする。
本発明者らは、天然由来の種々の成分について検討を行った結果、従来その適用や効果が知られていなかったクロオコックス科の藍藻植物に優れた作用が存在することを見出し、さらに検討を重ねて本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、クロオコックス科の藍藻植物またはその抽出物を含む皮膚外用剤に関する。
別の本発明は、クロオコックス科の藍藻植物またはその抽出物を有効成分とする保湿剤、抗老化剤、美白剤、抗酸化剤、抗炎症剤、および痩身剤に関する。
さらに別の本発明は、クロオコックス科の藍藻植物の抽出物を含むことを特徴とする機能性経口用組成物に関する。
本発明によれば、クロオコックス科の藍藻植物またはその抽出物を含有することにより、優れた保湿効果、抗老化効果、美白効果、抗酸化効果、抗炎症効果、および痩身効果を発揮する皮膚外用剤および経口用組成物を提供することができる。さらに、クロオコックス科の藍藻植物またはその抽出物を有効成分とすることにより、優れた効果を奏する保湿剤、抗老化剤、美白剤、抗酸化剤、抗炎症剤、および痩身剤を提供することができる。
クロオコックス科の藍藻植物、すなわちクロオコックス科に属する藍藻植物類には、クロオコックス属のクロオコックス(Chroococcus limneticus)、クロオコックス ディスペルサス(Chroococcus dispersus);メリスモペディア属のメリスモペディア エレガンス(Merismopedia elegans);ミキロキスチス属のアオコ(Microcystis spp.);アファノカプサ属のアファノカプサ(Aphanocapsa sp.);スイゼンジノリ属のスイゼンジノリ(Aphanothece sacrum)、アファノテーケ クラスラータ(Aphanothece clathrata)などがある。これらの任意の属の藍藻植物を用いることができ、複数種の藍藻植物を組み合わせて使用してもよい。このクロオコックス科の藍藻植物またはその抽出物には、分析しきれないほどの非常に多くの種類の成分が含まれており、これらが総合的に作用して本発明の効果が得られるものと推測される。
なかでも、入手が比較的容易などの理由から適切なものとして、スイゼンジノリ(Chroococcaceae Aphanothece sacrum)を使用することが好ましい。
クロオコックス科の藍藻植物を使用する際は、乾燥体をそのまま粉砕して使用することもできるが、乾燥粉砕物などからの抽出物を用いることがより好ましい。
抽出は、後述する任意の溶媒を用いて行うことができ、異なる溶媒を用いて抽出された抽出物を2種以上混合して用いてもよい。
抽出の際は、藍藻を生のまま用いてもよいが、抽出効率を考えると、細切、乾燥、粉砕等の処理を行った後に抽出を行うことが好ましい。
抽出方法としては、室温、冷却または加温した状態で、任意の抽出溶媒に所定時間浸漬させて抽出する方法、水蒸気蒸留等の蒸留法を用いて抽出する方法、生の藍藻から圧搾して抽出物を得る圧搾法等が例示できる。これらの任意の方法を単独で、または2種以上を組み合わせて、抽出を行うことができる。あるいは、超臨界流体や亜臨界流体を用いた抽出方法でも行うことができる。抽出効率を上げるため、撹拌したり抽出溶媒中でホモジナイズしたりしてもよい。
抽出温度としては、5℃程度から抽出溶媒の沸点以下の温度とするのが適切である。抽出時間は、抽出溶媒の種類や抽出温度によっても異なるが、1時間〜14日間程度とするのが適切である。
抽出の際の藍藻と溶媒との比率は特に限定されるものではないが、藍藻1に対し、溶媒0.5〜1000質量倍が好ましく、特に抽出操作、効率の点で0.5〜100質量倍が好ましい。
抽出溶媒としては、水の他、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等の低級アルコール;1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール;エチルエーテル、プロピルエーテル等のエーテル類、酢酸ブチル、酢酸エチル等のエステル類;アセトン、エチルメチルケトン等のケトン類などの溶媒を用いることができる。これらは、単独で用いられるほか、任意の2種以上を組み合わせて用いてもよい。生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水等を用いてもよい。さらに、水や二酸化炭素、エチレン、プロピレン、エタノール、メタノール、アンモニアなどの1種又は2種以上の超臨界液体や亜臨界液体を用いてもよい。
抽出物は、そのままでも使用することができるが、一定期間放置して熟成させて用いてもよいし、濃縮、乾固した物を水や極性溶媒に再度溶解して使用することもできる。あるいは、これらの生理作用を損なわない範囲で、脱色、脱臭、脱塩等の精製処理や、カラムクロマトグラフィー等による分画処理を行った後に用いてもよい。得られた抽出物やその処理物および分画物は、各処理および分画後に凍結乾燥し、用時に溶媒に溶解して用いることもできる。また、リポソーム等のベシクルやマイクロカプセル等に内包させて用いることもできる。
クロオコックス科の藍藻植物またはその抽出物は、優れた保湿作用、抗老化作用、美白作用、抗酸化作用、抗炎症作用、および痩身作用を有し、これを配合することにより、こうした優れた効果を有する皮膚外用剤、または機能性経口用組成物を提供することができる。
ここで、皮膚外用剤とは、化粧料、医薬部外品、外用医薬品等の、皮膚または毛髪に外用される全ての外用組成物を意味している。機能性経口用組成物についても、医薬品、食品、飲料等の種類を問わず、経口により摂取される全ての組成物を意味する。この経口用組成物の機能は、保湿、抗老化、美白、抗酸化、抗炎症、または痩身のいずれか1以上であることが好ましい。
皮膚外用剤の剤型は任意であり、例えば、ローションなどの可溶化系やカラミンローション等の分散系、クリームや乳液などの乳化系として提供することができる。さらに、噴射剤と共に充填するエアゾール形態、軟膏剤、パップ剤などの種々の剤型で提供することもできる。
具体的には、乳液、クリーム、ローション、化粧水、パック、美容液、洗浄料、メーキャップ化粧料等の各種化粧料;液剤、軟膏、粉末、顆粒、エアゾール剤、貼布剤、パップ剤、等の様々な形態の医薬部外品や外用医薬品などが例示できる。
機能性経口用組成物の形態も任意であり、特に限定されることはない。具体的には、飲料を含む一般食品;錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤等の健康食品(サプリメント)または機能性食品;錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、シロップ剤、エキス等の経口医薬品などが例示できる。
たとえば、クロオコックス科の藍藻植物またはその抽出物を、化粧品、外用医薬品、医薬部外品等に配合することにより、シワ、タルミ、皮膚の弾力低下、シミ、くすみといった種々の皮膚症状の防止・改善に優れた効果を発揮する皮膚外用剤を得ることができ、たとえば保湿用皮膚外用剤、抗老化用(老化防止改善用)皮膚外用剤、あるいは美白用皮膚外用剤として用いることができる。さらに、痩身用皮膚外用剤または抗炎症用皮膚外用剤などとしても使用することができる。
皮膚外用剤または機能性経口用組成物には、クロオコックス科の藍藻植物またはその抽出物の他に、その用途および必要に応じて、通常皮膚化粧料、毛髪用化粧料、医薬部外品、医薬品等の製剤に使用される任意の成分が含まれる。そのような成分としては、水、油剤(油性成分)、保湿剤、粉体、色素、乳化剤、可溶化剤、ゲル化剤、洗浄剤、紫外線吸収剤、増粘剤、pH調整剤、界面活性剤、キレート剤、薬剤(薬効成分)、香料、樹脂、防菌防黴剤、pH調整剤、酸化防止剤、アルコール類等が挙げられる。また、本発明の効果を損なわない範囲において、他の抗老化剤、美白剤、抗酸化剤、抗炎症剤、あるいは他の植物またはその抽出物などとの併用も可能である。
飲食品等の経口用組成物の場合も、経口用として通常用いられる各種成分との組合せにおいて、特に限定されるものはない。
皮膚外用剤または機能性経口用組成物中のクロオコックス科の藍藻植物またはその抽出物の配合量は、外用剤や経口剤の種類や使用目的等によって調整することができる。一般的な配合量としては、効果や安定性などの点から、全量に対して、固形分換算で0.0001〜10質量%が好ましく、より好ましくは0.001〜5質量%であり、さらに好ましくは0.01〜5質量%であり、一層好ましくは0.1〜5質量%である。
次に、クロオコックス科の藍藻植物またはその抽出物を有効成分とする保湿剤、抗老化剤、美白剤、抗酸化剤、抗炎症剤、および痩身剤(中性脂肪蓄積抑制剤)について説明する。
これらの各剤は、クロオコックス科の藍藻植物またはその抽出物を有効成分として含む限り、その形態およびその他の成分の配合の有無等については、何ら制限されない。形態については、液状、ペースト状、ゲル状、固体状、粉末状等の任意の形態を、その用途等に応じて選択でき、その形態とするために必要なビヒクル(賦形剤)、溶剤、その他の一般的な添加剤(酸化防止剤、着色剤、分散剤等)を任意に含むことができる。
これらの各剤は、上述のような皮膚外用剤または経口用組成物に配合して、さまざまな形態の組成物を提供することができるほか、そのまま外用あるいは経口用として使用することができる。
クロオコックス科の藍藻植物またはその抽出物を有効成分とする保湿剤は、皮膚や毛髪等に優れた保湿効果を与えるとともに、肌荒れ、小じわ、くすみといった皮膚症状の改善に優れた効果を発揮し、肌のキメを整え、肌の透明感を高めることができる。
クロオコックス科の藍藻植物またはその抽出物を有効成分とする抗老化剤は、優れた細胞賦活効果、コラーゲン産生促進作用、およびATP産生促進作用、およびアロマターゼ活性促進作用を有し、老化症状の防止改善に優れた効果を発揮する。
クロオコックス科の藍藻植物またはその抽出物を有効成分とする美白剤は、優れたメラニン産生抑制効果およびチロシナーゼ活性阻害効果を有し、色素沈着、シミ、そばかす等を予防および改善して、優れた美白作用を発揮する。
クロオコックス科の藍藻植物またはその抽出物を有効成分とする抗酸化剤は、優れた過酸化脂質耐性作用を有し、過酸化脂質による細胞障害からの保護作用を発揮する。また、優れたフリーラジカル消去効果、およびスーパーオキサイドアニオンの消去効果を有し、皮膚の光老化等を防止して、優れた抗酸化作用を発揮する。
クロオコックス科の藍藻植物またはその抽出物を有効成分とする抗炎症剤は、優れたヒアルロニダーゼ阻害効果、およびホスホリパーゼA2活性阻害効果を有し、皮膚の炎症を抑え優れた抗炎症作用を発揮する。
クロオコックス科の藍藻植物またはその抽出物を有効成分とする痩身剤(中性脂肪蓄積抑制剤)は、優れた中性脂肪蓄積抑制効果を有し、優れた痩身作用を発揮する。
以下に、クロオコックス科の藍藻植物抽出物の調製例、各作用を評価するための試験、および皮膚外用剤の処方例についてさらに詳細に説明するが、本発明の技術的範囲はこれらによりなんら限定されるものではない。
<抽出方法1:エタノール抽出物>
クロオコックス科の藍藻植物(スイゼンジノリ;Chroococcaceae Aphanothece sacrum)の乾燥粉砕物100gを、2.0kgの50容量%エタノール水溶液に分散させ、撹拌しながら室温にて2時間抽出した。抽出上清を濾別したのち、減圧濃縮後、凍結乾燥を行い、抽出物1を得た。
<抽出方法2:超臨界抽出物>
クロオコックス科の藍藻植物(スイゼンジノリ;Chroococcaceae Aphanothece sacrum)の乾燥粉砕物10gを用い、超臨界抽出装置によって40℃、25MPa、二酸化炭素流量5mL/分となるように調節しながら超臨界状態の二酸化炭素を供給し、抽出物2を得た。
<ヒト真皮線維芽細胞賦活作用(抗老化作用)の評価>
上記抽出方法1で得られた抽出物1を用いて、以下のように真皮線維芽細胞賦活作用を評価した。
倉敷紡績(株)製正常ヒト真皮線維芽細胞を、1ウェルあたり2.0×10個となるように96ウェルマイクロプレートに播種した。播種培地には、ダルベッコ改変イーグル培地(DMEM)に1質量%のウシ胎児血清(FBS)を添加したものを用いた。24時間培養後、1質量%FBS添加DMEM培地により表1に示す各試料濃度に調整したサンプル培養液に交換し、さらに48時間培養した。
上清を除いた後、3−(4,5−ジメチル−2−チアゾリル)−2,5−ジフェニルテトラゾリウムブロミド(MTT試薬)を400μg/ml含有する培地に交換し、約2時間培養した。その後、テトラゾリウム環の開環により生じるフォルマザンを2−プロパノールにより抽出し、マイクロプレートリーダーで550nmの吸光度を測定した。同時に、濁度として650nmにおける吸光度を測定し、両測定値の差により細胞賦活作用を評価した。評価では、サンプル培養液の他に、ネガティブコントロールとして1質量%FBS添加DMEM培地を、ポジティブコントロールとして5質量%FBS添加DMEM培地を用いた。
得られた結果を、ネガティブコントロールにおける細胞賦活作用を100としたときの相対値として、表1に示す。以下の表中において、t検定における有意確率p値に対し、有意確率5%未満(p<0.05)を*、有意確率1%未満(p<0.01)を**で表す。
Figure 2008201694
<ヒト真皮繊維芽細胞I型コラーゲン産生促進作用(抗老化作用)の評価>
上記抽出方法1で得られた抽出物1を用いて、以下のように真皮線維芽細胞I型コラーゲン産生促進作用を評価した。
正常ヒト真皮繊維芽細胞を、1ウェルあたり2.0×10個となるように96ウェルマイクロプレートに播種した。播種培地には、ダルベッコ改変イーグル培地(DMEM)に5質量%のウシ胎児血清(FBS)を添加したものを用いた。24時間培養後、0.5質量%FBS添加DMEM培地により表2に示す試料濃度に調整したサンプル培養液に交換し、さらに24時間培養した。
培養上清中に分泌されたタイプIコラーゲン定量にはELISA法を用い、最後は標識されたペルオキシダーゼに対し2,2’−アジノビス(3−エチルベンゾチアゾリン−6−スルホン酸)ジアンモニウム塩(ABTS)および過酸化水素を添加して反応させた後、マイクロプレートリーダーにより405nmの吸光度を測定した。評価では、サンプル培養液の他にネガティブコントロールとして0.5質量%FBS添加DMEM培地を、ポジティブコントロールとして50μMのL−アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩(VCPMg)を含有する0.5質量%FBS添加DMEM培地を用いた。
PIERCE社製BCA Protein Assay Kitによりタンパク量を測定し、単位タンパク量当りのタイプIコラーゲン産生量を求めた。
得られた結果を、ネガティブコントロールにおける単位タンパク量あたりのタイプIコラーゲン産生量を100としたときの相対値により表2に示す。
Figure 2008201694
<ヒト真皮線維芽細胞ATP産生促進作用(抗老化作用)の評価>
上記抽出方法2で得られた抽出物2を用いて、以下のように真皮線維芽細胞ATP産生促進作用を評価した。
正常ヒト真皮繊維芽細胞を、1ウェルあたり4.0×10個となるように48ウェルマイクロプレートに播種した。播種培地には、ダルベッコ改変イーグル培地(DMEM)に1質量%のウシ胎児血清(FBS)を添加したものを用いた。24時間培養後、1質量%FBS添加DMEM培地により表3に示す試料濃度に調整したサンプル培養液に交換し、さらに24時間培養した。
細胞上清を捨てて洗浄し、細胞を超音波処理して細胞中のATPを溶出させた。その際に細胞内にあるATP分解酵素も溶出してしまうため、超音波処理する際に使用するバッファーにATP分解酵素阻害剤(和光純薬工業(株)製のセルステインヘキスト33342;Cellstein Hoechst33342)を添加しておいた。
作製した細胞溶解液を試験管に分注し、ルシフェラーゼおよびルシフェリン試薬を添加し、ヤマト科学(株)のコンパクトルミVS501を使用して、化学発光強度を測定した。
得られた結果を、試料無添加のコントロールにおける値を100としたときの相対値により表3に示す。
Figure 2008201694
<ヒト表皮細胞賦活作用(抗老化作用)の評価>
上記抽出方法2で得られた抽出物2を用いて、以下のように表皮細胞賦活作用を評価した。
正常ヒト表皮角化細胞を、1ウェルあたり2.0×10個となるように96ウェルマイクロプレートに播種した。播種培地には、市販の倉敷紡績(株)製Humedia−KG2を用いた。24時間培養後、Humedia−KG2により表4に示す各試料濃度に調整したサンプル培養液に交換し、さらに24時間培養した。
次に、MTT試薬を100μg/ml含有する培地に交換して約2時間培養した。その後、テトラゾリウム環の開環により生じるフォルマザンを2−プロパノールにより抽出し、マイクロプレートリーダーで550nmの吸光度を測定した。同時に、濁度として650nmにおける吸光度を測定し、両測定値の差により細胞賦活作用を評価した。
得られた結果を、試料無添加のコントロールにおける細胞賦活作用を100としたときの相対値により表4に示す。
Figure 2008201694
<ヒト表皮メラニン細胞チロシナーゼ活性阻害作用(美白作用)の評価>
上記抽出方法1で得られた抽出物1を用いて、以下のように表皮メラニン細胞チロシナーゼ活性阻害作用を評価した。
倉敷紡績(株)製正常ヒト表皮メラニン細胞を、1ウェルあたり3.0×10個となるように96ウェルマイクロプレートに播種した。播種培地には、倉敷紡績(株)製Medium 154Sを用いた。24時間培養後、Medium 154Sにより表5に示す各試料濃度に調整したサンプル培養液に交換し、さらに48時間培養した。次に1質量%Triton−Xを含有するリン酸緩衝液75μlに交換して細胞を完全に溶解させ、内50μlを粗酵素液として使用した。粗酵素液に、基質となる0.05質量%L−ドーパ含有リン酸緩衝液50μlを加え、37℃で2時間静置した。マイクロプレートリーダーにより、基質添加直後と反応終了時の405nmの吸光度を測定し、各測定値を次式に導入して、生成されたドーパメラニン量を求めた。
ドーパメラニン生成量=
{(反応後405nm値−反応前405nm値)−2.166}/5.238
また、PIERCE社製BCA Protein Assay Kitによりタンパク量を測定し、単位タンパク量当りのドーパメラニン生成量を求めた。
得られた結果を、試料無添加のコントロールにおける値を100としたときの相対値により表5に示す。
Figure 2008201694
<ホスホリパーゼA(PLA)阻害作用(抗炎症作用)の評価>
上記抽出方法1で得られた抽出物1を用いて、以下のようにホスホリパーゼA(PLA)阻害作用を評価した。
60ng/mlとなるよう調整したホスホリパーゼA(PLA)、表6に示す各試料濃度に調整したサンプル培養液、および10mMとなるように調整したDTNB(5,5−ジチオビス(2−ニトロ安息香酸)を各10μLずつ混合し、室温で10分間静置した。さらに基質として1.66mMのジヘプタノイルチオ−PC(Diheptanoyl Thio−PC)を添加し、室温で45分間反応させた後、414nmの吸光度を測定した。また、PLA溶液にかえてバッファーのみを添加した場合の吸光度を測定し、両測定値の差を求めた。試料無添加のコントロールの値を(A)、試料添加時の値を(B)としたとき、PLA酵素阻害作用は次式に定義される。
阻害率(%)={1−(B)/(A)}×100
得られた結果を表6に示す。
Figure 2008201694
<ヒアルロニダーゼ阻害作用(抗炎症作用)の評価>
上記抽出方法1で得られた抽出物1を用いて、以下のようにヒアルロニダーゼ阻害作用を評価した。
市販のヒアルロン酸カリウム塩(ヒト臍の緒由来)を0.9mg/mlになるように、0.1Mリン酸緩衝液(pH7.0)に溶解し、基質溶液とした。市販のヒアルロニダーゼ(ウシ精巣由来)を5,300 unit/mlとなるように、0.1Mリン酸緩衝液(pH7.0)に溶解し、酵素溶液とした。酵素溶液は用時調製とした。
緩衝液で表7に示す各試料濃度に調製したサンプル溶液0.1ml、および酵素溶液0.03mlを試験管に入れ、37℃で20分間反応させた。次に、活性化剤を0.06ml加え、37℃で20分間反応させた。さらに、基質溶液を0.15ml加え、37℃で1時間反応させた。0.4NのNaOH水溶液0.06mlを加えて反応を停止させた後、すぐに氷冷し、ホウ酸緩衝液(pH9.1)を0.06ml添加し、3分間煮沸した後、さらに氷冷した。p−DABA(p−ジメチルアミノベンズアルデヒド)溶液を2.0ml添加し、37℃で20分間反応させた後、反応溶液を各試験管から96ウェルマイクロプレートに移しかえ、マイクロプレートリーダーを用いて585nmにおける吸光度を測定した。コントロールには、試料無添加の緩衝溶液を用いた。ヒアルロニダーゼの活性が阻害されると、分解産物であるN−アセチルグルコサミン(GlcNAc)が減少し、p−DABAによる吸光度が低くなることから、ヒアルロニダーゼ阻害作用は、次式に定義される。
阻害率(%)
=(コントロール吸光度−サンプル吸光度)/コントロール吸光度×100
結果を表7に示す。
Figure 2008201694
<中性脂肪蓄積抑制作用(痩身作用)の評価>
上記抽出方法1で得られた抽出物1を用いて、以下のように中性脂肪蓄積抑制作用の評価を行った。
皮下脂肪由来正常ヒト前駆脂肪細胞Cryo・HPRAD−SQ(三光純薬株式会社)を、1ウェル当り1.0×10個となるように96ウェルマイクロプレートに播種した。播種培地には、PGM培地(10質量%ウシ胎児血清(FBS),2mM L−グルタミン,100units/mL ペニシリン,100μg/mL ストレプトマイシン含有)を用いた。細胞が飽和状態になる直前に表8に示す濃度の試料を添加したPGM分化用培地(10μg/mL インシュリン,1μM デキサメタゾン(dexamethasone),200μM インドメタシン,500μM イソブチルメチルキサンチン含有)に交換し、脂肪細胞への分化誘導を行った。分化誘導開始後、コントロール群が成熟して細胞内に多数の脂肪滴が蓄積されるまで、10日〜14日間培養した。細胞を回収後、10%中性緩衝ホルムアルデヒド液を用いて細胞を固定した。PBS(−)にて洗浄の後、0.5w/v%オイルレッドO溶液を添加し、37℃で2時間インキュベートした。PBS(−)にて洗浄の後、メタノールを添加し、色素を抽出した。抽出後、マイクロプレートリーダーにより、550nmの吸光度を測定した。同時に、濁度として650nmの吸光度を測定し、両測定値の差を用いて中性脂肪蓄積量を測定した。
測定結果を、試料無添加の培地を用いたコントロールにおける中性脂肪蓄積量を100とした相対値により、表8に示す。
Figure 2008201694
<ヒト表皮細胞を用いた過酸化脂質耐性作用(抗酸化作用)の評価>
上記抽出方法1で得られた抽出物1を用いて、以下のように過酸化脂質耐性作用の評価を行った。
ヒト表皮細胞株HaCaTを1ウェル当り2.0×10個となるように96ウェルマイクロプレートに播種した。播種培地には、ダルベッコ改変イーグル培地(DMEM)に10質量%のウシ胎児血清(FBS)を添加したものを用いた。24時間後、10質量%FBS添加DMEM培地により表9に示す各試料濃度に調整したサンプル培養液に交換し、さらに24時間培養した。
任意濃度のt−ブチルヒドロペルオキシドを添加したHanks(+)溶液に交換し、2時間培養した。さらに、150μg/mlニュートラルレッドを含有するPBS(−)に交換し、37℃で2時間培養した。次に1質量%酢酸を含む50質量%エタノール水溶液に交換し、細胞内に取りこまれたニュートラルレッドを抽出し、抽出液の540nmの吸光度を測定した。
得られた結果を、t−ブチルヒドロペルオキシドを添加していないコントロールの細胞生存率を100としたときの相対値により表9に示す。
Figure 2008201694
<保湿作用の評価>
上記抽出方法1により得られた抽出物1を蒸留水で希釈して、抽出物1を1質量%含むスイゼンジノリエキス水溶液(試料溶液)と、プラセボ水溶液(蒸留水)を調製した。モニターの前腕部の3×4cmの範囲における塗布前の角質水分量を測定したのち、各水溶液をそれぞれ24μLずつ、同範囲内に塗布した。塗布後、15、30、60、および120分後に、電気伝導率を用いた角質水分量の測定を行った。
測定は、各範囲無作為に抽出した5ポイントにおいて行い、その平均角質水分量を算出し、これを各塗布前の角質水分量を1とした場合の相対値で評価した。
上記電気伝導率を用いた角質水分量の測定法は、乾燥、保湿を確認する指標として汎用されている方法であり、その詳細は、『化粧品の有用性 評価技術の進歩と将来展望』(薬事日報社、82〜101頁)など多くの測定法マニュアルに掲載されているとおりである。電気伝導率測定機器として、SKICON−200(アイ・ビイ・エス(株))を用いた。
結果を表10に示す。
Figure 2008201694
続いて、上記各調製方法で得られたクロオコックス科の藍藻植物の抽出物を配合した皮膚外用剤および経口用組成物の処方例を示す。
[実施例1]乳液
(1)スクワラン 10.0(質量%)
(2)メチルフェニルポリシロキサン 4.0
(3)水素添加パーム核油 0.5
(4)水素添加大豆リン脂質 0.1
(5)モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)
1.3
(6)モノステアリン酸ソルビタン 1.0
(7)グリセリン 4.0
(8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(9)カルボキシビニルポリマー 0.15
(10)精製水 100とする残部
(11)アルギニン(1質量%水溶液) 20.0
(12)抽出物1 3.0
製法:(1)〜(6)の油相成分を80℃にて加熱溶解する。一方(7)〜(10)の水相成分を80℃にて加熱溶解する。これに前記油相成分を攪拌しながら加え、ホモジナイザーにより均一に乳化する。乳化終了後、冷却を開始し、(11)と(12)を順次加え、均一に混合する。
[実施例2]化粧水
(1)エタノール 15.0(質量%)
(2)ポリオキシエチレン(40E.O.)硬化ヒマシ油 0.3
(3)香料 0.1
(4)精製水 100とする残部
(5)クエン酸 0.02
(6)クエン酸ナトリウム 0.1
(7)グリセリン 1.0
(8)ヒドロキシエチルセルロース 0.1
(9)抽出物2 5.0
製法:(1)に(2)及び(3)を溶解する。溶解後、(4)〜(8)を順次添加した後、十分に攪拌し、(9)を加え、均一に混合する。
[実施例3]クリーム
(1)スクワラン 10.0(質量%)
(2)ステアリン酸 2.0
(3)水素添加パーム核油 0.5
(4)水素添加大豆リン脂質 0.1
(5)セタノール 3.6
(6)親油型モノステアリン酸グリセリン 2.0
(7)グリセリン 10.0
(8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(9)アルギニン(20質量%水溶液) 15.0
(10)精製水 100とする残部
(11)カルボキシビニルポリマー(1質量%水溶液) 15.0
(12)抽出物1 5.0
製法:(1)〜(6)の油相成分を80℃にて加熱溶解する。一方(7)〜(10)の水相成分を80℃にて加熱溶解する。これに前記油相成分を攪拌しながら加え、ホモジナイザーにより均一に乳化する。乳化終了後、(11)を加え、冷却を開始し、40℃にて(12)を加え、均一に混合する。
[実施例4]美容液
(1)精製水 100とする残部(質量%)
(2)グリセリン 10.0
(3)ショ糖脂肪酸エステル 1.3
(4)カルボキシビニルポリマー(1質量%水溶液) 17.5
(5)アルギン酸ナトリウム(1質量%水溶液) 15.0
(6)モノラウリン酸ポリグリセリル 1.0
(7)マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル 3.0
(8)N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(フィトステリル−2−オクチルドデシル)
2.0
(9)硬化パーム油 2.0
(10)スクワラン(オリーブ由来) 1.0
(11)ベヘニルアルコール 0.75
(12)ミツロウ 1.0
(13)ホホバ油 1.0
(14)1、3−ブチレングリコール 10.0
(15)L−アルギニン(10質量%水溶液) 2.0
(16)抽出物2 5.0
製法:(1)〜(6)の水相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。一方、(7)〜(13)の油相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。次いで、上記水相成分に油相成分を添加して予備乳化を行った後、ホモミキサーにて均一に乳化する。乳化終了後に冷却を開始し、50℃にて(14)と(15)を加える。さらに40℃まで冷却し、(16)を加え、均一に混合する。
[実施例5]水性ジェル
(1)カルボキシビニルポリマー 0.5(質量%)
(2)精製水 100とする残部
(3)水酸化ナトリウム(10質量%水溶液) 0.5
(4)エタノール 10.0
(5)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(6)香料 0.1
(7)抽出物2 3.0
(8)ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油 1.0
製法:(1)を(2)に加え、均一に攪拌した後、(3)を加える。均一に攪拌した後、(4)に予め溶解させた(5)を加える。均一に攪拌した後、予め混合しておいた(6)〜(8)を加え、均一に攪拌混合する。
[実施例6]クレンジング料
(1)スクワラン 81.0(質量%)
(2)イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル 15.0
(3)精製水 100とする残部
(4)抽出物1 4.0
製法:(1)と(2)を均一に溶解する。これに、(3)と(4)を順次加え、均一に混合する。
[実施例7]洗顔フォーム
(1)ステアリン酸 16.0(質量%)
(2)ミリスチン酸 16.0
(3)親油型モノステアリン酸グリセリン 2.0
(4)グリセリン 25.0
(5)水酸化ナトリウム 7.5
(6)ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 1.0
(7)精製水 100とする残部
(8)抽出物2 5.0
製法:(1)〜(4)の油相成分を80℃にて加熱溶解する。一方(5)〜(7)の水相成分を80℃にて加熱溶解し、油相成分と均一に混合撹拌する。冷却を開始し、40℃にて(8)を加え、均一に混合する。
[実施例8]メイクアップベースクリーム
(1)スクワラン 10.2(質量%)
(2)セタノール 2.0
(3)グリセリントリ−2−エチルヘキサン酸エステル 2.5
(4)親油型モノステアリン酸グリセリル 1.0
(5)プロピレングリコール 11.0
(6)ショ糖脂肪酸エステル 1.3
(7)精製水 100とする残部
(8)酸化チタン 1.0
(9)ベンガラ 0.1
(10)黄酸化鉄 0.4
(11)香料 0.1
(12)抽出物2 3.0
製法:(1)〜(4)の油相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。一方、(5)〜(7)の水相成分を混合し、75℃にて加熱溶解し、これに(8)〜(10)の顔料を加え、ホモミキサーにて均一に分散させる。この水相成分に前記油相成分を加え、ホモミキサーにて乳化する。乳化終了後に冷却を開始し、40℃にて(11)と(12)の成分を加え、均一に混合する。
[実施例9]乳液状ファンデーション
(1)メチルポリシロキサン 2.0(質量%)
(2)スクワラン 5.0
(3)ミリスチン酸オクチルドデシル 5.0
(4)セタノール 1.0
(5)ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタンモノステアリン酸エステル
1.3
(6)モノステアリン酸ソルビタン 0.7
(7)1、3−ブチレングリコール 8.0
(8)キサンタンガム 0.1
(9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(10)精製水 100とする残部
(11)酸化チタン 9.0
(12)タルク 7.4
(13)ベンガラ 0.5
(14)黄酸化鉄 1.1
(15)黒酸化鉄 0.1
(16)香料 0.1
(17)抽出物1 4.0
製法:(1)〜(6)の油相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。一方、(7)〜(10)の水相成分を混合し、75℃にて加熱溶解し、これに(11)〜(15)の顔料を加え、ホモミキサーにて均一に分散する。油相成分を加え、乳化を行う。乳化終了後に冷却を開始し、40℃にて(16)と(17)の成分を順次加え、均一に混合する。
[実施例10]油中水型エモリエントクリーム
(1)流動パラフィン 34.0(質量%)
(2)マイクロクリスタリンワックス 2.0
(3)ワセリン 5.0
(4)ジグリセリンオレイン酸エステル 5.0
(5)塩化ナトリウム 1.3
(6)塩化カリウム 0.1
(7)プロピレングリコール 3.0
(8)1、3−ブチレングリコール 5.0
(9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(10)抽出物1 3.0
(11)精製水 100とする残部
(12)香料 0.1
製法:(5)と(6)を(11)の一部に溶解して50℃とし、50℃に加熱した(4)に撹拌しながら徐々に加える。これを混合した後、70℃にて加熱溶解した(1)〜(3)に均一に分散する。これに、(7)〜(10)を(11)の残部に70℃にて加熱溶解したものを撹拌しながら加え、ホモミキサーにて乳化する。乳化終了後に冷却を開始し、40℃にて(12)を加え、均一に混合する。
[実施例11]パック
(1)精製水 100とする残部(質量%)
(2)ポリビニルアルコール 12.0
(3)エタノール 17.0
(4)グリセリン 9.0
(5)ポリエチレングリコール(平均分子量1000) 2.0
(6)抽出物2 5.0
(7)香料 0.1
製法:(2)と(3)を混合し、80℃に加温した後、80℃に加温した(1)に溶解する。均一に溶解した後、(4)と(5)を加え、攪拌しながら冷却を開始する。40℃まで冷却し、(6)と(7)を加え、均一に混合する。
[実施例12]入浴剤
(1)香料 0.3(質量%)
(2)抽出物1 3.0
(3)炭酸水素ナトリウム 50.0
(4)硫酸ナトリウム 46.7
製法:(1)〜(4)を均一に混合する。
[実施例13]ヘアーワックス
(1)ステアリン酸 3.0(質量%)
(2)マイクロクリスタリンワックス 2.0
(3)セチルアルコール 3.0
(4)高重合メチルポリシロキサン 2.0
(5)メチルポリシロキサン 5.0
(6)ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体
1.0
(7)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(8)1、3−ブチレングリコール 7.5
(9)アルギニン 0.7
(10)精製水 100とする残部
(11)抽出物2 4.0
(12)香料 0.1
製法:(1)〜(6)の油相成分を混合し、75℃にて加熱溶解後する。一方、(7)〜(10)の水相成分を75℃にて加熱溶解し、前記油相成分を加え、ホモミキサーにて乳化する。乳化終了後に冷却を開始し、40℃にて(11)と(12)の成分を加え、均一に混合する。
[実施例14]ヘアートニック
(1)エタノール 50.0(質量%)
(2)精製水 100とする残部
(3)抽出物1 3.0
(4)香料 0.1
製法:(1)〜(4)の成分を混合、均一化する。
[実施例15]錠剤
(1)コーンスターチ 44.0(質量%)
(2)結晶セルロース 40.0
(3)カルボキシメチルセルロースカルシウム 5.0
(4)無水ケイ酸 0.5
(5)ステアリン酸マグネシウム 0.5
(6)抽出物1 10.0
製法:(1)〜(6)を均一に混合し、打錠機にて圧縮成型して、1錠200mgの錠剤を得る。
[実施例16]散剤
(1)ケイ酸アルミン酸マグネシウム 95.3(質量%)
(2)カルボキシメチルセルロースカルシウム 4.5
(3)抽出物1 0.2
製法:(1)〜(3)の粉体を混合後、粉砕機にて粉砕し、均一に分散する。
[実施例17]キャンデー
(1)白糖 60.0(質量%)
(2)水飴 39.5
(3)抽出物2 0.4
(4)香料 0.1
製法:(1)と(2)を加熱混合・均一化した後冷却し、70℃で成分(3)と(4)を添加し、混合均一化した後成型する。
[実施例18]ドリンク剤
(1)アミノエチルスルホン酸 1000mg
(2)硝酸チアミン 10mg
(3)リン酸リボフラビンナトリウム 5mg
(4)塩酸ピリドキシン 10mg
(5)無水カフェイン 50mg
(6)クエン酸 250mg
(7)D−ソルビトール液 8g
(8)抽出物2 10mg
(9)香料 微量
(10)精製水 全体を100mLとする量
製法:(1)〜(9)を順次(10)に添加し、均質化する。

Claims (10)

  1. クロオコックス科の藍藻植物またはその抽出物を含むことを特徴とする皮膚外用剤。
  2. 前記クロオコックス科の藍藻植物がスイゼンジノリである請求項1記載の皮膚外用剤。
  3. クロオコックス科の藍藻植物またはその抽出物を有効成分とする保湿剤。
  4. クロオコックス科の藍藻植物またはその抽出物を有効成分とする抗老化剤。
  5. クロオコックス科の藍藻植物またはその抽出物を有効成分とする美白剤。
  6. クロオコックス科の藍藻植物またはその抽出物を有効成分とする抗酸化剤。
  7. クロオコックス科の藍藻植物またはその抽出物を有効成分とする抗炎症剤。
  8. クロオコックス科の藍藻植物またはその抽出物を有効成分とする痩身剤。
  9. クロオコックス科の藍藻植物の抽出物を含むことを特徴とする機能性経口用組成物。
  10. 機能が保湿、抗老化、美白、抗酸化、抗炎症、または痩身のいずれかである請求項9記載の機能性経口用組成物。
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