JP2008201313A - 鉄道車両構体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、車両構体の各種材料に適用し、オフセット衝突時に車体の損傷を低減させる鉄道車両構体を提供する。
【解決手段】 鉄道車両構体1の隅部において、側構体2の側外板22と妻構体4の妻外板42とが溶接により固定され、側構体2の最も車両隅部寄りの側柱24と妻構体4の最も車両隅部寄りの柱44のとの間に板材からなる結合材10が架け渡されている。結合材10は、屋根構体6側からの側外板22の裾絞り部S付近まで設けられる第1部分12と、側外板22の裾絞り部S付近から台枠8まで設けられる第2部分14とから構成されている。台枠8の隅部には面取り部8aが設けられている。鉄道車両構体1の隅部には、結合材10、妻外板42及び側外板22により略三角中空構造が形成される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、鉄道車両構体に関し、特にオフセット衝突時に車体の損傷を低減させ、乗客及び乗務員の安全性を向上させる鉄道車両構体に関する。
従来、オフセット衝突に関する鉄道車両構体として、例えば下記の特許文献に記載されているものが知られている。特許文献1に記載の車両構体は、妻構体と側構体とを結合する隅柱の車体外側面を妻構体と側構体との双方に対して鈍角に傾斜させると共に、車体外側面を台枠下面に至る長さに形成し、側構体の腰部側板を外板と内板との間を両者の間隔を保持して連結する強度確保部材にて結合した二重構造材で構成されている。また、特許文献2に記載の車両構体は、妻構体と側構体とを結合する台枠の隅柱が妻構体及び側構体の双方に対して傾斜するリブを少なくとも下部に有し、側構体の腰部側板を外板と内板との間を両者の間隔を保持して連結する強度確保部材にて結合した二重構造材で構成されている。
特開2004−106637号公報 特開2003−276596号公報
しかしながら、上述した鉄道車両構体は、アルミ合金製車体を主眼にした構造であり、ステンレス製車両、特に無塗装の場合のステンレス車体には適用が困難であるという問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、車両構体の各種材料に適用し、オフセット衝突時に車体の損傷を低減させる鉄道車両構体を提供することを目的とする。
本発明に係る鉄道車両構体は、側構体、台枠、屋根構体及び妻構体を接合してなる鉄道車両構体であって、台枠の隅部が面取り形状とされており、妻構体の外板と側構体の外板とが車両の隅部で接合されており、妻構体と側構体との間に板材からなる結合材が架け渡されており、結合材、妻構体の外板及び側構体の外板により、車両の上下方向に延在する略三角中空構造が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、妻構体の外板と側構体の外板とが車両の隅部で接合され、妻構体と側構体との間には板材からなる結合材が架け渡され、この結合材、妻構体の外板及び側構体の外板により車両の上下方向に延在する略三角中空構造が形成されているため、オフセット衝突時に妻外板及び側外板に対する衝撃を吸収することができると共に、結合材により衝突する車両同士を引き離す力が働く。従って、車両の損傷を低減することができる。また、台枠の隅部が面取り形状とされているので、衝突時に車両同士を引き離す効果を高めることができる。さらに、上記の構造により接合作業が容易になるため、各種材料の車両構体に対応することができる。
本発明に係る鉄道車両構体において、結合材は、妻構体の最も車両隅部寄りの柱と側構体の最も車両隅部寄りの側柱との間に架け渡されていることが好適である。この場合には、結合材は側柱と柱を介してそれぞれ側外板と妻外板に固定されていることにより、結合材にかかる衝撃が側柱及び柱を経由し側構体と妻構体に効率良く分散され、車両の損傷を低減することができる。
本発明に係る鉄道車両構体において、結合材は、妻構体の外板の車両隅部寄り位置と側構体の外板の車両隅部寄り位置の間に架け渡されていることが好適である。この場合には、結合材にかかる衝撃が側構体と妻構体に分散されることができ、車両の損傷を低減することができる。
本発明に係る鉄道車両構体において、結合材は、屋根構体側から車体の裾付近まで設けられた第1部分と、車体の裾付近から台枠まで設けられた第2部分とを備え、第2部分の板厚が第1部分の板厚よりも厚くなっており、第2部分は台枠に接合されていることが好適である。この場合には、裾付近から台枠まで設けられる第2部分は第1部分より板厚が厚いため、衝突時における対向車の台枠への乗り上げを防止することができる。
本発明によれば、車両構体の各種材料に適用し、オフセット衝突時に車体の損傷を低減させる鉄道車両構体を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る好適な実施形態であり、ステンレス製鉄道車両構体について詳細に説明する。なお、説明において同一または同等の構成要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
[第1実施形態]
図1は本発明に係る鉄道車両構体を示す斜視図である。同図に示すように、鉄道車両構体1は、その内部に乗客を収容する空間を有する略箱型の形状をなしており、車両の底部に位置する台枠8と、車両の両側に位置し窓部及びドアを有する側構体2と、車両の前後に位置する妻構体4と、車両の上部に位置する屋根構体6とから構成されている。
具体的には、台枠8は略矩形状を有し、車両構体1の底部に配置されている。台枠8の周縁には、両側に位置する側構体2と、車両の前側及び後側に位置する妻構体4とが台枠8を囲むように立設されている。鉄道車両構体1の上部には、アーチ状の屋根構体6が側構体2と妻構体4とから構成された空間に蓋をするように配置されている。そして、側構体4の下部の裾付近には車両の内側に向けて湾曲する裾絞り部Sが形成されている。また、側構体2及び妻構体4は、車両の外側に配置された外板とその外板の内側に配置された柱や骨材等とから構成されている。
図2(a)は鉄道車両構体の隅部を示す拡大斜視図であり、図2(b)は隅部の分解斜視図である。図3は図2におけるIII−III線に沿う断面図であり、図4は図2におけるIV−IV線に沿う断面図である。鉄道車両構体1の隅部において、側構体2のステンレス製の側外板22と妻構体4のステンレス製の妻外板42とが接合されている。本実施形態では、車両の隅部において、側外板22の長手方向と直交する方向に配置された妻外板42は、車両の外側に向けて直角に折り曲げられ側外板22と重ね合わせられ溶接により側外板22に固定されている。側柱24は、側構体2の最も車両隅部寄りのステンレス製の柱であり、一対のフランジ部24a,24bを有する断面ハット形状をなしている。側柱24は、そのフランジ部24a,24bが側外板22に溶接されることにより側外板22に固定されている。また、側柱24において、フランジ部24a,24bの反対側(すなわち車両の内側)には側外板22に平行する平坦部24cが設けられている。
柱44は、妻構体4の最も車両隅部寄りのステンレス製の柱であり、一枚の板材を垂直に折り曲げて構成された略Z状の部材である。すなわち、柱44は互いに平行となっている平坦部44aと44b、及び平坦部44aの一端から平坦部44bの一端に延びる中間部44cから構成されている。柱44は、その平坦部44bが妻外板42に溶接されることにより妻外板42に固定されている。一方、平坦部44aは、溶接によりその下に配置された骨材46に固定されている。
また、側柱24と柱44のとの間には、ステンレス製の板材からなる結合材10が架け渡されている。具体的には、結合材10は、屋根構体6側からの側外板22の裾絞り部S付近まで設けられた第1部分12と、側外板22の裾絞り部S付近から台枠8まで設けられ第1部分12よりも肉厚に形成された第2部分14とから構成されている。結合材第1部分12と第2部分14とは、裾絞り部Sにて溶接により連結されていることが望ましい。
この結合材第1部分12及び第2部分14は板材で構成されており、それぞれ板材の両側部を内側方向に折り曲げ、側外板22に沿って延在する第1フレーム12a,14aと、妻外板42に沿って延在する第2フレーム12c,14cと、第1フレーム12a,14aと第2フレーム12c,14cとを連結する連結フレーム12b,14bとを備えている。
このような構造を有する結合材10は、側柱24を介して側外板22に、柱44を介して妻外板42にそれぞれ固定されている。具体的には、結合材第1部分12は、その第1フレーム12aが側柱24の平坦部24cに第2フレーム12cが柱44の平坦部44aにそれぞれ重ね合わせ溶接されることにより、側柱24と柱44にそれぞれ固定されている。
同様に、結合材第2部分14は、第1フレーム14aが側柱24の平坦部24cに第2フレーム14cが柱44の平坦部44aにそれぞれ重ね合わせ溶接されることにより、側柱24と柱44にそれぞれ固定されている。また、結合材第1部分12における車両隅部と対向する平面12d、及び第2部分14における車両隅部と対向する平面14dが同一平面上に形成されている。
車両同士がオフセット衝突する際に、車両構体の下部に最も衝突エネルギを受けるため、本実施形態では結合材10の下部に位置する第2部分14は第1部分12より板厚が厚くなるように形成されている。この結合材第2部分14は溶接により台枠8に固定されている。
また、図4に示すように、台枠8の隅部には面取りされた面取り部8aが設けられている。好適には、面取り部8aの平面、結合材第1部分12の車両隅部と対向する平面12d、及び結合材第2部分14の車両隅部と対向する平面14dが同一平面上に形成されている(図3参照)。そして、鉄道車両構体1の隅部には、結合材10、妻外板42及び側外板22により車両の上下方向に延在する略三角中空構造が形成される。
本実施形態によれば、妻外板42と側外板22とが車両の隅部で溶接により固定され、妻構体4の最も車両隅部寄りの柱44と側構体2の最も車両隅部寄りの側柱24との間には結合材10が架け渡されており、結合材10、妻外板42及び側外板22により、略三角中空構造が形成される。このため、妻外板42及び側外板22に対する衝撃を吸収することができる。また、結合材10は、側柱24を介して側外板22に、柱44を介して妻外板42にそれぞれ固定されているため、仮にオフセット衝突の衝撃により車両隅部の側外板22及び妻外板42が破断され、衝撃が直接に結合材10にかかるとしても、結合材10にかかる衝撃が側柱24と柱44とを経由して側構体2及び妻構体4に効率良く分散され、車両の損傷を低減することができ、乗客や乗務員の安全性の向上を図ることができる。
また、台枠8の隅部には面取り部8aが設けられ、面取り部8aの平面が結合材第1部分12の平面12d及び第2部分14の平面14dと同一平面上に形成されているので、オフセット衝突する際に、結合材10により衝突する車両同士を引き離す力が働くと共に、対向車の台枠8への乗り上げを防止することができ、車両の破壊を抑制する効果を高められる。
また、結合材10の下部に位置する第2部分14は第1部分12より板厚が厚くなるように形成され、結合材第2部分14は溶接により台枠8に固定されているので、車両同士が衝突する際に最も衝突エネルギを受ける車両構体の下部に板厚が大きい結合材を用い台枠8に固定されることにより、結合材における衝突に対する強度が増強され、車両の損傷を防止する。
さらに、上記の構造では、側柱24、柱44及び台枠8と結合材10との溶接作業が構造によって制限されることがないと共に、外板同士の突き合わせ溶接が難しいステンレス製車両、特に無塗装の場合のステンレス車体にも好適に適用することができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。この実施形態は、結合材が柱や側柱を介せず直接に妻外板と側外板と接合される点において第1実施形態と異なっている。従って、第1実施形態との相違点を主に説明する。その他の構造等は第1実施形態と同様のため、重複の説明を省略する。
図5(a)は第2実施形態における鉄道車両構体の隅部の構造を示す拡大斜視図であり、図5(b)は隅部の分解斜視図である。図6は図5におけるVI−VI線に沿う断面図である。鉄道車両構体1の隅部において、側構体2のステンレス製の側外板22と妻構体4のステンレス製の妻外板42とが接合されている。本実施形態では、車両の隅部において、側外板22の長手方向と直交する方向に配置された妻外板42は、車両の外側に向けて直角に折り曲げられ側外板22と重ね合わせられ溶接により側外板22に固定されている。この隅部に隣接する側構体2及び妻構体4には、側柱や柱は設置されていない。そして、妻外板42の車両隅部寄り位置と側外板22の車両隅部寄り位置の間には、ステンレス製の板材からなる結合材50が架け渡されている。
具体的には、結合材50は、屋根構体6側からの側外板22の裾絞り部S付近まで設けられた第1部分52と、側外板22の裾絞り部S付近から台枠8まで設けられ第1部分52よりも肉厚に形成された第2部分54とから構成されている。そして、結合材第1部分52と第2部分54とは裾絞り部Sにて溶接により連結されていることが望ましい。
この結合材第1部分52及び第2部分54は板材で構成されており、それぞれ板材の両側部を内側方向に折り曲げ、側外板22に沿って延在する第1フレーム52a,54aと、妻外板42に沿って延在する第2フレーム52c,54c、第1フレーム52a,54aと第2フレーム52c,54cとを連結する連結フレーム52b,54bとを備えている。
このような構造を有する結合材50は、側外板22及び妻外板42にそれぞれ直接に固定されている。具体的には、結合材第1部分52は、その第1フレーム52aが側外板22の内面22aに第2フレーム52cが妻外板42の内面42aにそれぞれ重ね合わせ溶接によりこれらの外板に固定されている。
同様に、結合材第2部分54は、第1フレーム54aが側外板22の内面22aに第2フレーム54cが妻外板42の内面42aにそれぞれ重ね合わせ溶接によりこれらの外板に固定されている。また、結合材第1部分52における車両隅部と対向する平面52d、及び第2部分54における車両隅部と対向する平面54dが同一平面上に形成されている。
車両同士が衝突する際に、車両構体の下部に最も衝突エネルギを受けるため、本実施形態では結合材50の下部に位置する第2部分54は第1部分52より板厚が厚くなるように形成されている。さらに、結合材第2部分54は溶接により台枠8に固定されている。
また、図6に示すように、台枠8の隅部には面取りされた面取り部8aが設けられている。好適には、面取り部8aの平面、結合材第1部分52の車両隅部に対向する平面52d、及び結合材第2部分54の車両隅部に対向する平面54dが同一平面上に形成されている。そして、鉄道車両構体1の隅部には、結合材10、妻外板42及び側外板22により車両の上下方向に延在する略三角中空構造が形成される。
本実施形態によれば、妻外板42と側外板22とが車両の隅部で溶接により固定され、妻外板42の車両隅部寄り位置と側外板22の車両隅部寄り位置との間には結合材50が架け渡されており、結合材50、妻外板42及び側外板22により略三角中空構造が形成される。このため、妻外板42及び側外板22に対する衝撃を吸収することができる。また、結合材50が設けられることで、仮にオフセット衝突の衝撃により車両隅部の側外板22及び妻外板42が破断されたとしても、結合材50は衝撃を緩和させ、車両の損傷を低減させることができ、乗客や乗務員の安全性の向上を図ることができる。そして、結合材50が柱や側柱を介せず直接に妻外板42と側外板22に溶接により固定されるため、車両の損傷を低減することができると共に、車両構体の軽量化の向上を図ることができる。
また、台枠8の隅部には面取り部8aが設けられ、面取り部8aの平面が、結合材第1部分52の平面52d及び第2部分54の平面54dと同一平面上に形成されているので、オフセット衝突する際に、結合材50により衝突する車両同士を引き離す力が働くと共に、対向車の台枠8への乗り上げを防止することができ、車両の破壊を抑制する効果を高める。
また、結合材50の下部に位置する第2部分54は第1部分52より板厚が厚くなるように形成されているため、結合材第2部分54は溶接により台枠8に固定されているため、車両同士が衝突する際に最も衝突エネルギを受ける車両構体の下部に板厚が大きい結合材を用い、台枠8に溶接により固定されるので、結合材における衝突に対する強度が増強され、車両の損傷を防止する。
さらに、上記の構造では、側外板22、妻外板42及び台枠8と結合材10との溶接作業が構造によって制限されることがないと共に、外板同士の突き合わせ溶接が難しいステンレス製車両、特に無塗装の場合のステンレス車体にも好適に適用することができる。
次に、図7を参照し本発明に係る鉄道車両構体の隅部の変形例を説明する。図7(a)の変形例では、結合材60は妻構体4の妻外板42の車両隅部寄り位置と側構体2の最も車両隅部寄りの側柱24との間に架け渡されている。すなわち、結合材第1部分62は、その第1フレーム62aが側柱24の平坦部24cに、第2フレーム62cが妻外板42の内面42aにそれぞれ重ね合わせ溶接されることにより、側外板22と妻外板42に固定されている。同様に、結合材第2部分64は、その第1フレーム64aが側柱24の平坦部24cに、第2フレーム64cが妻外板42の内面42aにそれぞれ重ね合わせ溶接されることにより、側外板22と妻外板42に固定されている。また、結合材第1部分62における車両隅部と対向する平面62d、第2部分64における車両隅部と対向する平面64d、及び台枠8の面取り部8aが同一平面上に形成されている。
図7(b)の変形例では、結合材70は妻構体4の最も車両隅部寄りの柱44と側構体2の側外板22の車両隅部寄り位置との間に架け渡されている。すなわち、結合材第1部分72は、その第1フレーム72aが側外板22の内面22aに、第2フレーム72cが柱44の平坦部44aにそれぞれ重ね合わせ溶接されることにより、側外板22と妻外板42に固定されている。同様に、結合材第2部分74は、その第1フレーム74aが側外板22の内面22aに、第2フレーム74cが柱44の平坦部44aにそれぞれ重ね合わせ溶接されることにより、側外板22と妻外板42に固定されている。また、結合材第1部分72における車両隅部と対向する平面72d、第2部分74における車両隅部と対向する平面74d、及び台枠8の面取り部8aが同一平面上に形成されている。
なお、本発明は上述したステンレス製の車両構体に限らず、鋼、アルミ合金あるいはこれらの組み合わせの材料からなる鉄道車両構体に対しても適用されるが、特にステンレス製の車両構体に好適に適用される。
また、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記の実施形態において、側構体の下部に裾絞り部が設けられる鉄道車両構体について説明したが、裾絞りが設けられていない鉄道車両構体に対しても、本発明が好適に適用され、上記実施形態と同様な効果が得られる。
第1実施形態に係る鉄道車両構体を示す斜視図である。 (a)は鉄道車両構体の隅部を示す拡大斜視図であり、(b)は隅部の分解斜視図である。 図2におけるIII−III線に沿う断面図である。 図2におけるIV−IV線に沿う断面図である。 (a)は第2実施形態における鉄道車両構体の隅部の構造を示す拡大斜視図であり、(b)は隅部の分解斜視図である。 図5におけるVI−VI線に沿う断面図である。 実施形態の変形例を示す断面図である。
符号の説明
1…鉄道車両構体、2…側構体、4…妻構体、6…屋根構体、8…台枠、10,50,60,70…結合材、12,52,62,72…第1部分、14,54,64,74…第2部分、22…側外板、24…側柱、42…妻外板、44…柱。

Claims (4)

  1. 側構体、台枠、屋根構体及び妻構体を接合してなる鉄道車両構体であって、
    前記台枠の隅部が面取り形状とされており、
    前記妻構体の外板と前記側構体の外板とが車両の隅部で接合されており、
    前記妻構体と前記側構体との間に板材からなる結合材が架け渡されており、
    前記結合材、前記妻構体の外板及び前記側構体の外板により、車両の上下方向に延在する略三角中空構造が形成されている、
    ことを特徴とする鉄道車両構体。
  2. 前記結合材は、前記妻構体の最も車両隅部寄りの柱と前記側構体の最も車両隅部寄りの側柱との間に架け渡されていることを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両構体。
  3. 前記結合材は、前記妻構体の外板の車両隅部寄り位置と前記側構体の外板の車両隅部寄り位置の間に架け渡されていることを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両構体。
  4. 前記結合材は、前記屋根構体側から車体の裾付近まで設けられた第1部分と、前記車体の裾付近から前記台枠まで設けられた第2部分とを備え、前記第2部分の板厚が前記第1部分の板厚よりも厚くなっており、前記第2部分は前記台枠に接合されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の鉄道車両構体。
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