JP2008201282A - 車両用コネクタの水浸入検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタへ水が浸入して不具合・制御異常が顕在する以前に、水浸入を検知して警報を発し、故障や制御異常を防止する車両用コネクタの水浸入検知装置を提供する。
【解決手段】車両用コネクタ(1A、1B)に接続された検出用信号配線(5A)及び検出用接地配線(5B)を有し、検出用信号配線の端子(6A)と検出用接地配線の端子(6B)とは、接続はされていないが車両用コネクタ(1)中で近接して配置されており、車両用コネクタ(1)中で水が最も浸入し易い箇所に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両(自動車)に用いられる配線接続用コネクタ(以下、「車両用コネクタ」、または「コネクタ」と記す)内部への浸水を検知する車両用コネクタの水浸入検知装置に関する。
自動車における配線は、製造時コンベアライン上で容易に取り付けられるように複数のワイヤーハーネスに分けられ、互にコネクタで接続されており、また、各機器の配線との接続もコネクタを介して行われている。
特にトラックのようにキャブ(車体)とシャシとが個々に構成され、接続されて形成されている車両においては、図6に示すように、配線関係もキャブC側とシャシF側とでそれぞれ配索され、それらはコネクタ1によって接続されている。係るコネクタ1の配設位置は、キャブとシャシの境界近傍(例えば、SMJボックス内)となる。
ここで、当該コネクタ1の配設位置は、組立や整備の容易さを理由に選択されているので、当該配設位置は、水の浸入に対して環境条件の良いとは限らない。
次に、車両用コネクタの一例として、図5に、それぞれ複数の配線4A1〜nと4B1〜n(符号4で代表する)とを接続する多極コネクタ1A、1Bを示す。
コネクタハウジング2A、2B(符号2で代表する)の内部には、複数の端子3A1〜n、3B1〜n(符号3で代表する)がそれぞれ設けられている。対向した雌雄のコネクタ1A、1B(符号1で代表する)が係合された状態では、各端子3A1〜n、3B1〜nは互に当接し導通される。
一方、このハウジング2内に雨水が浸入すると、端子3等が発錆し、腐食が進行して断線したり、あるいは隣接する端子3、3間に錆や水を介して微弱電流が導通する現象(以下、この現象を「擬似接触」と称する)が発生する。その様な擬似接触や断線が発生すると、車両の走行に影響を及ぼすような制御異常が発生する。
しかし、擬似接触の様な異常は、車両走行における制御異常の発生によって初めて発見されることが多い。しかも、制御異常の現象が起きた場合、現状では、制御異常の原因がコネクタ内への水浸入であることを突き止めるまでに、かなりの労力と時間とを費やさなければならない。
かかる車両用配線関係の異常に対する他の従来技術としては、ランプの断線を検出するランプ断線検出装置が提案されている(特許文献1参照)。
しかし、この従来技術(特許文献1)は、ランプを点灯するための回路における断線を検出することはできても、開放状態でなければならない回路が錆や腐食によって閉じてしまう擬似接触が起きた場合に、これを検出し得るものではなく、そして、かかる擬似接触を簡単に検出する技術はまだない。
実開平4−87545号公報
本発明は上記従来技術の問題点に鑑み提案されたものであり、コネクタへ水が浸入して不具合・制御異常が顕在する以前に、水浸入を検知して警報を発することで、故障や制御異常を防止することのできる車両用コネクタの水浸入検知装置を提供することを目的としている。
本発明の車両用コネクタの水浸入検知装置は、車両用コネクタ1A、1Bに接続された検出用信号配線5A及び検出用接地配線5Bを有し、検出用信号配線の端子6Aと検出用接地配線の端子6Bとは、接続はされていないが車両用コネクタ1中で近接して配置されており、車両用コネクタ1中で水が最も浸入し易い箇所(例えば、コネクタ中で最も外側となる箇所、あるいは、コネクタ底部の水の溜まり易い箇所など)に配置されていることを特徴としている(請求項1)。
本発明の車両用コネクタの水浸入検知装置において、車両用コネクタ1は車両のシャシ側の全てのコネクタを対象としている。特に、キャブCとシャシFにおける配線の連結部のコネクタ(いわゆる「SMJボックス」内のコネクタ)であるのが好ましい(請求項2)。
本発明の車両用コネクタの水浸入検知装置において、検出用信号配線5Aは車両用電源Bに接続されているのが好ましい(請求項3)。
ただし、車両用電源とは別途設けた電源(バッテリ)に、検出用信号配線5Aを接続することも可能である。
本発明の車両用コネクタの水浸入検知装置において、検出用信号配線5Aと検出用接地配線5Bの何れか一方に、車両用コネクタ1内に水が浸入したことを報知する警報手段7が介装されているのが好ましい(請求項4)。
ここで、前記警報手段7は、微小電流で作動する発光装置(例えば、LED)7Aであるのが好ましい(請求項5)。
あるいは、前記警報手段7は、微小電流で作動する警報音発生装置(例えば、市販のブザー)7Bであるのが好ましい(請求項6)。
上記構成を具備する本発明によれば、検出用信号配線の端子6Aと検出用接地配線の端子6Bとが車両用コネクタ1中で近接して配置されており、車両用コネクタ1中で水が最も浸入し易い箇所(あるいは、浸入した水が溜まり易い箇所)に配置されている。そのため、車両用コネクタ1に水が浸入した場合には、検出用信号配線の端子6Aと検出用接地配線の端子6Bとは当該浸入した水を介して導通し、検出用信号配線5Aと検出用接地配線5Bとを介して閉回路が構成される。
かかる閉回路においては、検出用信号配線5Aに接続された電源BからアースEまで電流が流れ、検出用信号配線5Aに介装された警報手段7を作動させ、車両用コネクタ1内に水が浸入したことがドライバーや整備者に報知される。
ここで、検出用信号配線の端子6Aと検出用接地配線の端子6Bとが、車両用コネクタ1中で水が最も浸入し易い箇所に配置されているので、本発明によれば、車両走行に影響するような回路の断線や、擬似接触が発生する以前の段階で、車両用コネクタ1内に水が浸入したことが報知され、これらの事故の防止を図ることができる。
以下、添付した図1〜図4を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1〜図4において、図5で示す部品と同様な構成部品には同様な符号を付し、重複説明は省略する。
先ず、図1及び図4を参照して、本発明の第1実施形態を説明する。
図1は、第1実施形態に係る車両用コネクタの水浸入検知装置の構成を示している。
図1において、符号1Aで示すコネクタと、符号1Bで示すコネクタとは係合されており、コネクタハウジング2A、2B内には、接続する配線4A1〜n、4B1〜nの一端にそれぞれ接続された複数の端子3A1〜n、3B1〜nが対向して突設されている。
ここで、コネクタ1A、1Bは、いずれが雌雄であってもよいが、図1においては、コネクタ1Aを雄コネクタ、コネクタ1Bを雌コネクタとする。
コネクタ1A、1Bの係合した状態では、端子3A1〜nと3B1〜nとが互にそれぞれ当接し、各配線4A1〜nと4B1〜nとがそれぞれ導通されている。
これらの接続されている配線4A1〜n、4B1〜nに加えて、検出用信号配線5Aがコネクタ1Aに接続されており、検出用接地配線5Bがコネクタ1Bに接続されている。
検出用配線5Aに接続された端子6Aと、検出用接地配線5Bに接続された端子6Bは、共にコネクタハウジング2内にある。そして、端子6A、6Bは、コネクタ1Aとコネクタ1Bとの係合時に、コネクタハウジング2内で接続はされないが、適切な間隔sをおいて互に近接して対向する位置に配置されている。
検出用配線5Aに接続された端子6Aの配設位置と、検出用接地配線5Bに接続された端子6Bの配設位置は、コネクタハウジング2内の浸水し易い箇所である最外側位置となっている。
そして、配索時のコネクタ1の組み付け方向を規定し、図4に示すように端子6A、6Bが存在する部位を、水が溜まり易い方向に向けて設置する。換言すれば、該端子6A、6Bが下方に位置するよう設置する。
他の配線4A1〜n、4B1〜n間で擬似接触が起きる以前に、この検出用配線5で浸水を検知出来る様にするためである。
尚、図4の検出用信号配線5Aが図4において図示しない端子6Aと、検出用接地配線5Bが図4において図示しない端子6Bとそれぞれ接続されている。また検出用信号配線5Aには発光装置7Aやブザー7Bなどの警報装置7が介装され、検出用接地配線5BはアースEされている。
また、上記端子6A、6B間の間隔sは、ハウジング2内に浸水があった場合に端子6A、6B間がその水を介して導通した場合や、あるいは端子が発錆した場合に端子6A、6B間が錆を介して導通する(擬似接触)場合に、微弱な電流(数μA程度)が流れるように設定されている。
そして、検出用信号配線5Aの他端には、警報手段としての微小電流で発光するLEDで構成された発光装置7Aが介装され、そして車両用電源(バッテリ)Bに接続されている。検出用信号接地配線5Bの他端は、アースEされている。
上記の水浸入検知装置は、SMJボックス内に設けられたキャブCのハーネスとシャシFのハーネスとを接続するコネクタへ適用するのが好ましいが、その他の水浸入の恐れのあるコネクタについては、何れへも適用が可能である。
また、図1では、警報手段(図1においては、発光装置7A)7を検出用信号配線5Aに介装しているが、検出用接地配線5Bに介装することも可能である。
次に、図2を参照して、第2実施形態を説明する。
図2の第2実施形態では、警報手段として、微小電流で作動する市販のブザー7Bを用いている。
図2の第2実施形態におけるその他の構成や作用効果は、図1の第1実施形態と同様である。
図3は、本発明の第3実施形態を示す。
図3の第3実施形態は、擬似接触電流では警報手段を作動するのに不充分である場合に対応しており、増幅装置8を介装している。
図3における増幅装置8の構成自体については、従来公知のものをそのまま適用することが可能であるため、詳細は省力する。
図3では、制御装置(CPU)を有する増幅装置8を設けている。
図3において、制御装置としては、自動車のその他の機器における制御装置が兼用していても良い。
そして、図3において、警報手段としては、発光装置(LED)7A及び/又は警報音発生装置(ブザー)7Bを設けることが出来る。何れも警報手段を用いる場合においても、擬似接触により流れる微小電流は、CPUを有する増幅装置8を介して、発光装置(LED)7A及び/又は警報音発生装置(ブザー)7Bへ伝達される。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではない。
例えば、図示されていないが、音声装置(スピーカ)や表示装置(ディスプレイ)などによって警告(コメント)を報知することもできる。
また、複数のコネクタの検知装置を制御装置に連結し、それぞれの浸水を検知して報知することも可能である。
また図1〜図4では、発光装置7Aやブザー7Bなどの警報手段7を検出用信号配線5Aに介装しているが、検出用接地配線5Bに介装することも可能である。
本発明の第1実施形態の構成を示す回路図。 第2実施形態の構成を示す回路図。 第3実施形態の構成を示す回路図。 コネクタの配設状態を説明する図。 従来の車両用コネクタを示す斜視図。 トラックにおけるコネクタの配設状態を説明する図。
符号の説明
1A、1B・・・コネクタ
2A、2B・・・コネクタハウジング
3A、3B・・・端子
4A、4B・・・接続する配線
5A・・・検出用信号配線
5B・・・検出用接地配線
6A、6B・・・検出用配線の端子
7・・・警報手段

Claims (6)

  1. 車両用コネクタに接続された検出用信号配線及び検出用接地配線を有し、検出用信号配線の端子と検出用接地配線の端子とは、互に接続はされていないが車両用コネクタ中で近接して配置されており、車両用コネクタ中で水が最も浸入し易い箇所に配置されていることを特徴とする車両用コネクタの水浸入検知装置。
  2. 前記車両用コネクタがキャブ側配線とシャシ側配線の連結部のコネクタである請求項1の車両用コネクタの水浸入検知装置。
  3. 前記検出用信号配線は車両用電源に接続されている請求項1、2のいずれかの車両用コネクタの水浸入検知装置。
  4. 前記検出用信号配線と検出用接地配線の何れか一方に、車両コネクタ内に水が浸入したことを報知する警報手段が介装されている請求項1〜3のいずれか1項の車両用コネクタの水浸入検知装置。
  5. 前記警報手段は、微小電流で作動する発光装置である請求項4の車両用コネクタの水浸入検知装置。
  6. 前記警報手段は、微小電流で作動する警報音発生装置である請求項4の車両用コネクタの水浸入検知装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010221787A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Yazaki Corp 電気接続箱
WO2018163635A1 (ja) * 2017-03-08 2018-09-13 本田技研工業株式会社 コネクタ構造および車両

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