JP2008201265A - カーテンエアバッグ及びカーテンエアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】非膨張部の下側の膨張室の屈曲を防止ないし抑制することができると共に、ガス発生器として高出力のものを用いることなく、非膨張部の前側及び後側の各膨張室が迅速に膨張可能なカーテンエアバッグと、このカーテンエアバッグを備えたカーテンエアバッグ装置とを提供する。
【解決手段】カーテンエアバッグ1には非膨張部2が設けられており、この非膨張部2よりもカーテンエアバッグ1の前端1f側及び後端1r側にそれぞれ前側膨張室3及び後側膨張室4が設けられ、この非膨張部2の上側及び下側には、それぞれ、上側膨張室5及び下側膨張室6が設けられている。下側膨張室6の前後方向の途中から、略上方に向かって非膨張部を横切るように縦膨張室7が延設されている。縦膨張室7は、該下側膨張室6にのみガス流通可能に連続している。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両室内の側面に沿って下方に向って展開するカーテンエアバッグ(カーテン状エアバッグ)に係り、特に、その前後方向の途中の一部が非膨張部となっており、この非膨張部の周囲が膨張室となっているカーテンエアバッグに関する。また、本発明は、このカーテンエアバッグを備えたカーテンエアバッグ装置に関する。
カーテンエアバッグ装置を備えた自動車にあっては、自動車が側面衝突を受けたり、横転した場合などには、カーテンエアバッグが車両室内の側面(例えばドアやピラーなど)に沿って車体下方に向って膨張し、乗員の頭部を保護すると共に、乗員を車両室内に保持する。
このカーテンエアバッグのうち、乗員と対面しない部分等を非膨張部とすることにより、ガス発生器の出力を小さくすることができる。
特開2003−104162号公報には、この非膨張部の前側及び後側にそれぞれ膨張部が配置されていると共に、この非膨張部の上側及び下側に、それぞれ前後方向に延在する横膨張部が配置されたカーテンエアバッグが記載されている。上側横膨張部は、前側膨張部と後側膨張部の上部同士を連通している。また、下側横膨張部は、該前側膨張部と後側膨張部の下部同士を連通している。
このカーテンエアバッグは、上下幅が小さくなるように折り畳まれた状態で車両のルーフサイドレールに沿って配置され、上縁が該ルーフサイドレールに固定されている。
特開2003−104162号公報では、このカーテンエアバッグの上縁の前後方向の中間付近にガス流入部が配置されている。このガス流入部からカーテンエアバッグ内にガスが供給され、このガスが各膨張部に流入して各膨張部が膨張することにより、該カーテンエアバッグが室内側面に沿って下方へ展開する。
このとき、それぞれ膨張した前側膨張部及び後側膨張部から、非膨張部に対して、該非膨張部を前後に引っ張るように張力が加えられる。これにより、非膨張部がピンと張った状態となる。
この際、非膨張部が前後に引っ張られることにより、該非膨張部には上下方向に縮もうとする張力が生じるため、下側膨張部がこの張力により上方に引っ張られ、該下側膨張部が腰折れする如く上方に略へ字形に屈曲する現象が生じることがある。
特開2006−224749号公報の図1には、非膨張部の前側及び後側にそれぞれ膨張部セルが配置されていると共に、この非膨張部の上側及び下側に、それぞれ前後方向に延在する第1及び第2のガス導通路が設けられ、さらに、この非膨張部を斜めに横切る1対のガス圧導入路が設けられたカーテンエアバッグが記載されている。
非膨張部の上側の第1のガス導通路は、該非膨張部の前側の膨張部セル(前側膨張部セル)と後側の膨張部セル(後側膨張部セル)の上部同士を連通しており、非膨張部の下側の第2のガス導通路は、該前側膨張部セルと後側膨張部セルの下部同士を連通している。
1対のガス圧導入路は、互いにX字形に交叉するように配設されている。
一方のガス圧導入路は、上端が、後側膨張部セルと第1のガス導通路の後端との交叉隅部付近にガス流通可能に連続しており、下端が、第2のガス導入路の前端付近にガス流通可能に連続している。また、他方のガス圧導入路は、上端が、前側膨張部セルと第1のガス導通路の前端との交叉隅部付近にガス流通可能に連続しており、下端が、後側膨張部セルと第2のガス導入路の後端との交叉隅部付近にガス流通可能に連続している。ガス導入路同士は、互いの交叉部において相互にガス流通可能となっている。
この特開2006−224749号公報のカーテンエアバッグが膨張展開した場合には、後側膨張部セル、第1のガス導通路、前側膨張部セル及び第2のガス導通路が非膨張部を取り囲んで膨張すると共に、1対のガス圧導入路が、該非膨張部をX字状に横切って膨張する。従って、これらの後側膨張部セル、第1のガス導通路、前側膨張部セル及び第2のガス導通路と、1対のガス圧導入路とがそれぞれトラス状に連続した構造となるため、非膨張部の下側の該第2のガス導通路の剛性が高まり、この第2のガス導通路が上方に屈曲することが防止される。
特開2003−104162号公報 特開2006−224749号公報
上記特開2006−224749号公報のカーテンエアバッグでは、一方のガス圧導入路の上端側が、後側膨張部セルと第1のガス導通路との交叉隅部付近にガス流通可能に連続している。そのため、このカーテンエアバッグの上縁の後端側に配置されたガス導入口からカーテンエアバッグ内にガスが供給された場合、このガスは、該ガス導入口から、第1のガス導通路と、後側膨張部セルと、該一方のガス圧導入路とにそれぞれ流入する。
そのため、後側膨張部セルに流れ込むガスの流量と、第1のガス導通路を通って前側膨張部セルに流れ込むガスの流量とが、該一方のガス圧導入路に流れ込むガスの分だけ少なくなり、該後側膨張部セルと前側膨張部セルとの膨張が遅延する。
この特開2006−224749号公報のカーテンエアバッグの展開時に、前側膨張部セルと後側膨張部セルとを迅速に膨張させるためには、ガス発生器として高出力のものを用いることが考えられる。しかしながら、高出力のガス発生器を用いると、カーテンエアバッグ装置が大型化し、重量も増加する。また、カーテンエアバッグ装置の構成コストも高くなる。
本発明は、非膨張部の下側の膨張室の屈曲を防止ないし抑制することができると共に、ガス発生器として高出力のものを用いることなく、非膨張部の前側及び後側の各膨張室が迅速に膨張可能なカーテンエアバッグと、このカーテンエアバッグを備えたカーテンエアバッグ装置とを提供することを目的とする。
本発明(請求項1)のカーテンエアバッグは、車両室内の側面に沿って下方に向って展開するカーテンエアバッグであって、該カーテンエアバッグの前後方向の途中の一部が非膨張部となっており、該非膨張部の車両前方側に前側膨張室が設けられ、該非膨張部の車両後方側に後側膨張室が設けられ、該非膨張部の上側に上側膨張室が設けられ、該非膨張部の下側に下側膨張室が設けられ、該上側膨張室及び下側膨張室は、それぞれ、該前側膨張室と後側膨張室とにガス流通可能に連続しているカーテンエアバッグにおいて、該下側膨張室の前後方向の途中にガス流通可能に連続し、且つ上方に延在した縦膨張室が設けられており、該縦膨張室は、該下側膨張室にのみガス流通可能に連続していることを特徴とするものである。
請求項2のカーテンエアバッグは、請求項1において、該縦膨張室の上端と前記上側膨張室との距離が30mm以下であることを特徴とするものである。
本発明(請求項3)のカーテンエアバッグ装置は、かかる本発明のカーテンエアバッグと、このカーテンエアバッグにガスを供給して膨張させるガス発生器とを有するものである。
本発明のカーテンエアバッグにあっては、非膨張部の下側に配置された下側膨張室の前後方向の途中にガス流通可能に連続し、且つ上方に延在した縦膨張室が設けられている。従って、このカーテンエアバッグの膨張展開時には、該縦膨張室が、下側膨張室の前後方向の途中から上方へ向って非膨張部を横切るように膨張する。これにより、下側膨張室が上方からこの縦膨張室によって支持されるため、該下側膨張室が非膨張部からの張力により上方に屈曲することが防止ないし抑制される。
本発明のカーテンエアバッグにあっては、該縦膨張室は、下側膨張室にのみガス流通可能に連続しているので、カーテンエアバッグ内にガスが供給された場合、このガスは、前側膨張室及び後側膨張室に流入した後、これらの前側膨張室及び後側膨張室からそれぞれ下側膨張室を通って縦膨張室に流入する。即ち、本発明ではカーテンエアバッグ内に供給されたガスは、先に前側膨張室と後側膨張室とに流入するため、ガス発生器として高出力のものを用いなくとも、これらの前側膨張室及び後側膨張室が速やかに膨張する。
本発明では、この縦膨張室の上端と、非膨張部の上側に配置された上側膨張室との距離が30mm以下であることが好ましい。このように構成することにより、膨張した縦膨張室は殆ど又は全く上方へ移動しないため、この膨張した縦膨張室による下側膨張室の屈曲防止効果が高まる。
以下、図面を参照して本発明の形態について説明する。
第1図は本発明の実施の形態に係るカーテンエアバッグ1の平面図であり、第2図及び第3図は、それぞれ第1図のII−II線及びIII−III線に沿う断面図である。
なお、以下の説明において、前後方向及び上下方向は、それぞれ、このカーテンエアバッグ1が車両に設置されたときの車両前後方向及び車両上下方向と一致する。
第1図に示すように、この実施の形態では、カーテンエアバッグ1の前後方向の中間付近から該カーテンエアバッグ1の後端1r側に向って所定幅にわたって非膨張部2が形成されている。
この非膨張部2よりもカーテンエアバッグ1の前端1f側には前側膨張室3が設けられており、この非膨張部2よりもカーテンエアバッグ1の後端1r側には後側膨張室4が設けられている。
また、この非膨張部2の上側には、該カーテンエアバッグ1の上縁1tに沿って略前後方向に延在する上側膨張室5が設けられており、非膨張部2の下側には、該カーテンエアバッグ1の下縁1bに沿って略前後方向に延在する下側膨張室6が設けられている。上側膨張室5は、前端が前側膨張室3の上部にガス流通可能に連続しており、後端が後側膨張室4の上部にガス流通可能に連続している。下側膨張室6は、前端が前側膨張室3の下部にガス流通可能に連続しており、後端が後側膨張室4の下部にガス流通可能に連続している。
この下側膨張室6の前後方向の途中から、略上方に向かって縦膨張室7が延設されている。縦膨張室7は、この実施の形態では、棒状の細長い室であり、第1図の通り、上端側ほど前方側となるように斜め上下方向に延在している。この縦膨張室7の下端は、下側膨張室6の前後方向の途中部にガス流通可能に連続している。また、この縦膨張室7の上端は、上側膨張室5の前後方向の途中部に臨んでいる。
この縦膨張室7は、該下側膨張室6にのみガス流通可能に連続している。即ち、この実施の形態では、第2図の通り、縦膨張室7の上端は上側膨張室5から離隔しており、この縦膨張室7の上端と該上側膨張室5とは、直接的にはガス流通可能に連続していない。また、第3図の通り、この縦膨張室7は、前側膨張室3及び後側膨張室4からもそれぞれ離隔しており、この縦膨張室7と前側膨張室3及びこの縦膨張室7と後側膨張室4も、それぞれ、直接的にはガス流通可能に連続していない。
本発明においては、縦膨張室7の上端と上側膨張室5との間隔は、30mm以下であることが好ましい。
なお、この実施の形態では、前側膨張室3とカーテンエアバッグ1の前端1fとの間にも、所定幅にわたって非膨張部8が存在している。
この実施の形態では、カーテンエアバッグ1の上縁1tの後端部に、ガス導入口9が設けられている。このガス導入口9は、上側膨張室5と後側膨張室4との合流部に臨んでいる。
このカーテンエアバッグ1の上縁1t及び前端1fから、互いに間隔をおいて複数の耳状の取付片1mが突設されている。
この実施の形態では、カーテンエアバッグ1は、室内側シート11(第2,3図)と室外側シート12(第2,3図)とを重ね合わせ、これらのシート11,12同士を線状結合部20〜25及び環状結合部30〜37により結合することにより、両シート11,12の間に膨張室3〜7及び非膨張部2,8を形成したものである。
各線状結合部20〜25及び各環状結合部30〜37は、シート11,12同士を気密に結合し、かつカーテンエアバッグ1の内圧が設計上限圧力にまで上昇してもシート11,12同士が離反しないような強固な結合手段(例えば、強度の高い縫糸による縫合や、接着力の高い接着剤による接着、或いは溶着。)により形成されている。
線状結合部20は、カーテンエアバッグ1を略周回するように延在している。この線状結合部20は、カーテンエアバッグ1の上縁1tの後端部において断絶しており、これにより、ガス導入口9が形成されている。
この線状結合部20は、カーテンエアバッグ1の前端1f側においては、該前端1fから離隔しており、この線状結合部20とカーテンエアバッグ1の前端1fとの間が非膨張部8となっている。
カーテンエアバッグ1の中央付近から該カーテンエアバッグ1の後端1r側に向って所定幅にわたって、略口字形に周回するように線状結合部21が延設されている。
この線状結合部21の上辺及び下辺は、カーテンエアバッグ1の上縁1t及び下縁1bに沿う線状結合部20からそれぞれ離隔しており、このカーテンエアバッグ1の上縁1t及び下縁1rに沿う線状結合部20と、線状結合部21の上辺及び下辺との間に、それぞれ上側膨張室5及び下側膨張室6が形成されている。
この線状結合部21の前辺と、カーテンエアバッグ1の前端1f側を周回する線状結合部20との間が前側膨張室3となっており、この線状結合部21の後辺と、カーテンエアバッグ1の後端1r側を周回する線状結合部20との間が後側膨張室4となっている。
この線状結合部21は、その下辺の延在方向の途中部において断絶しており、この断絶部から上斜め前方に向って逆U字形の線状結合部22が延設されている。線状結合部22の両端は、この断絶部に臨む線状結合部21の両端にそれぞれ連なっている。また、線状結合部22の上端は、線状結合部21の上辺から離隔している。この線状結合部22の内側が縦膨張室7となっている。
線状結合部21,22に囲まれた領域は、ガス導入口9とは遮断されている。即ち、この線状結合部21,22に囲まれた領域が非膨張部2となっている。
線状結合部23,24,25は、それぞれ、前側膨張室3の内側において部分的にシート11,12同士を結合したものである。
線状結合部23は、前側膨張室3の後部側において、線状結合部21の前辺に沿うように略上下方向に延設されている。この線状結合部23の上端及び下端は、それぞれ、カーテンエアバッグ1の上縁1t及び下縁1bに沿う線状結合部20から離隔している。
線状結合部24は、前側膨張室3の前縁に沿うように略上下方向に延設されている。線状結合部24の下端は、この前側膨張室3の前縁に沿う線状結合部20に合流している。また、線状結合部24の上端は、カーテンエアバッグ1の上縁1tに沿う線状結合部20から離隔している。
線状結合部25は、前側膨張室3の下縁から上斜め前方へ向って延設されている。線状結合部25の下端は、カーテンエアバッグ1の下縁1rに沿う線状結合部20に合流しており、線状結合部25の上端は、線状結合部20,23のいずれからも離隔している。
環状結合部30は、ガス導入口9と後側膨張室4との合流部付近の線状結合部20を補強している。環状結合部31は、後側膨張室4と上側膨張室5との合流部付近の線状結合部21を補強している。環状結合部32は、後側膨張室4と下側膨張室6との合流部付近の線状結合部21を補強している。環状結合部33は、前側膨張室3と下側膨張室6との合流部付近の線状結合部21を補強している。
環状結合部34,35は、線状結合部23の上端側及び下端側を補強している。環状結合部36は、線状結合部24の上端側を補強している。環状結合部37は、線状結合部25の上端側を補強している。
図示は省略するが、このカーテンエアバッグ1は、前後方向に細長く折り畳まれた状態で自動車のルーフサイド部(車室内の天井面と側面との境界部分)に沿って配置され、その上縁1t及び前端1fから突設された各取付片1mがボルトやリベット等の固着具で該ルーフサイド部に固着される。このカーテンエアバッグ1の後端側のガス導入口9にインフレータ(ガス発生器)が挿入され、このガス導入口9の外周にバンド等の締結具が締め付けられることにより、インフレータが取り付けられる。このインフレータは、自動車のCピラー等に固定される。カーテンエアバッグ1の折り畳み体は、ルーフガーニッシュにより覆われる。
このように構成されたカーテンエアバッグ装置を備えた自動車が側面衝突あるいは横転した場合、インフレータが作動し、このインフレータからカーテンエアバッグ1内にガスが供給されてカーテンエアバッグ1が膨張を開始する。このカーテンエアバッグ1は、ルーフガーニッシュを押し開けて車室内の側面に沿って下方に展開する。
この際、ガス導入口9からカーテンエアバッグ1内に供給されたガスは、まず後側膨張室4と上側膨張室5とに流入する。上側膨張室5に流入したガスは、この上側膨張室5を通って前側膨張室3に流入する。次いで、該前側膨張室3と後側膨張室4とからそれぞれ下側膨張室6にガスが流入し、このガスが下側膨張室6を通って縦膨張室7に流入する。
このように、このカーテンエアバッグ1にあっては、縦膨張室7は、下側膨張室6にのみガス流通可能に連続しているので、カーテンエアバッグ1内に供給されたガスは、先に前側膨張室3と後側膨張室4とに流入する。そのため、インフレータとして高出力のものを用いなくとも、これらの前側膨張室3及び後側膨張室4が速やかに膨張する。
このカーテンエアバッグ1が膨張展開した場合、下側膨張室6から略上方に向って非膨張部2を横切るように縦膨張室7が膨張するため、この縦膨張室7により下側膨張室6が上方から支持されるようになる。これにより、下側膨張室6が非膨張部2からの張力により上方に屈曲することが防止ないし抑制される。
この実施の形態では、該縦膨張室7の上端と、上側膨張室5との間隔が30mm以下であるため、膨張した縦膨張室7は殆ど又は全く上方へ移動しない。そのため、この膨張した縦膨張室7による下側膨張室6の屈曲防止効果が高い。
上記の実施の形態は、本発明の一例を示すものであり、本発明は上記の実施の形態に限定されない。
例えば、上記の実施の形態では縦膨張室7の上端と上側膨張室5とが離隔しているが、両者の間におけるガスの流通が遮断されていれば、縦膨張室7の上端が上側膨張室5の下縁に接していてもよい。
上記の実施の形態では、1個の縦膨張室が設けられているが、2個以上の縦膨張室が設けられていてもよい。この場合、縦膨張室同士がガス流通可能に連通していてもよい。
上記の実施の形態では、縦膨張室が一直線状に延在しているが、縦膨張室は、少なくとも部分的に湾曲又は屈曲した形状であってもよい。縦膨張室が2個以上設けられた場合、これらは互いに平行に延在していてもよく、平行に延在していなくてもよい。縦膨張室同士が交叉していてもよい。各縦膨張室と上側膨張室との間隔が同一でなくてもよい。
各室の構成は上記の実施の形態に限定されない。例えば、前側膨張室及び後側膨張室は、2室以上に区画されていてもよい。
実施の形態に係るカーテンエアバッグの平面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。
符号の説明
1 カーテンエアバッグ
2 非膨張部
3 前側膨張室
4 後側膨張室
5 上側膨張室
6 下側膨張室
7 縦膨張室
9 ガス導入口

Claims (3)

  1. 車両室内の側面に沿って下方に向って展開するカーテンエアバッグであって、
    該カーテンエアバッグの前後方向の途中の一部が非膨張部となっており、
    該非膨張部の車両前方側に前側膨張室が設けられ、
    該非膨張部の車両後方側に後側膨張室が設けられ、
    該非膨張部の上側に上側膨張室が設けられ、
    該非膨張部の下側に下側膨張室が設けられ、
    該上側膨張室及び下側膨張室は、それぞれ、該前側膨張室と後側膨張室とにガス流通可能に連続しているカーテンエアバッグにおいて、
    該下側膨張室の前後方向の途中にガス流通可能に連続し、且つ上方に延在した縦膨張室が設けられており、
    該縦膨張室は、該下側膨張室にのみガス流通可能に連続していることを特徴とするカーテンエアバッグ。
  2. 請求項1において、該縦膨張室の上端と前記上側膨張室との距離が30mm以下であることを特徴とするカーテンエアバッグ。
  3. 請求項1又は2のカーテンエアバッグと、このカーテンエアバッグにガスを供給して膨張させるガス発生器とを有するカーテンエアバッグ装置。
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