JP2008201170A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】燃料タンク内の燃料残量が僅少となった場合における車両のフェイルセーフ性を向上可能なハイブリッド車両の制御装置を提供する。
【解決手段】エンジンENGの始動は、モータジェネレータMG1により走行用バッテリ10を電源として実行される。ECU30は、メーター42からの燃料残量信号FLに示された燃料タンク54内の燃料残量が予め設定された所定の閾値を下回っている場合には、エンジンENGが停止状態であることを確認して燃料切れが発生したと判断する。そしてECU30は、燃料切れの発生後においては、バッテリ10を過放電から保護するために、燃料残量に応じてハイブリッドシステムの再起動を制限する。このときECU30は、燃料残量が所定の基準値を下回っているときであっても、一時的な燃料補給が行なわれたことが推定される場合には、ハイブリッドシステムの起動を許可する。
【選択図】図1
【解決手段】エンジンENGの始動は、モータジェネレータMG1により走行用バッテリ10を電源として実行される。ECU30は、メーター42からの燃料残量信号FLに示された燃料タンク54内の燃料残量が予め設定された所定の閾値を下回っている場合には、エンジンENGが停止状態であることを確認して燃料切れが発生したと判断する。そしてECU30は、燃料切れの発生後においては、バッテリ10を過放電から保護するために、燃料残量に応じてハイブリッドシステムの再起動を制限する。このときECU30は、燃料残量が所定の基準値を下回っているときであっても、一時的な燃料補給が行なわれたことが推定される場合には、ハイブリッドシステムの起動を許可する。
【選択図】図1
Description
この発明は、ハイブリッド車両の制御装置に関し、より特定的には、燃料タンク内の燃料残量が僅少となった場合におけるフェイルセーフ性を向上可能なハイブリッド車両の制御装置に関する。
内燃機関(エンジン)と、電動機(モータ)との2種類の動力源と組合せて使用するパワートレインを搭載したハイブリッド自動車(Hybrid Vehicle)が開発されて実用化されている。このようなパワートレインをハイブリッドシステムと呼ぶ。ハイブリッドシステムにおいては、基本的に負荷の小さい運転域ではモータのみで走行し、負荷が増大するとエンジンを始動させて所要の駆動力を確保し、必要に応じてエンジンおよびモータを併用することにより最大の駆動力を発揮できるように構成されている。
このようなハイブリッド車両であっても、エンジンのみを動力源とする一般的な車両と同じように、燃料タンク内の燃料残量を運転者に報知して警告するための燃料残量警告装置が搭載されている。この燃料残量警告装置は、たとえば特開2001−246947号公報(特許文献1)に開示されるように、燃料タンク内に設けられた燃料センサによる燃料残量の検出値が予め定められた規定値以下となると、燃料残量警告灯を点灯することによって運転者に警告を発生する。これにより、燃料残量が僅少となる状態(燃料切れ)の発生を未然に防止している。
特開2001−246947号公報
特開2005−47342号公報
特開2004−225609号公報
特開2000−303874号公報
しかしながら、上述した警告が発せられた場合であっても、走行経路の近傍に燃料補給場所が存在しない等の種々の理由から直ちに燃料を補給することができず、僅かな残存燃料で走行を継続しなければならないケースがある。このようなケースでは、燃料切れの発生によってエンジンの始動が不可能となり、走行が困難となる可能性がある。
そのため、ハイブリッドシステムでは、燃料切れが発生したことに応じてエンジンが停止状態となると、車両をモータのみを動力源とする退避走行に移行させることによって、車両の安全性を保障するフェイルセーフ性を確保している。
さらに、燃料切れによるハイブリッドシステムの停止後においてハイブリッドシステムを再起動する場合には、燃料残量が予め設定された基準値以上であることを条件としてハイブリッドシステムの起動を許可する構成としている。
このような構成は、ハイブリッドシステムでは、エンジンの始動が、モータにより走行用バッテリを電源として実行されることに起因する。すなわち、モータは、高電圧(200〜300V程度)の走行用バッテリから電力の供給を受けて駆動し、エンジンをクランキングして始動する。このエンジン始動には比較的大電力を要するため、燃料残量が少ないにも拘らずエンジンを始動させると、バッテリ出力が増大する。そのため、燃料残量が少ない場合には、ハイブリッドシステムの起動を禁止することでバッテリが過放電状態となるのを防止している。
しかしながら、その一方で、バッテリの保護の観点からハイブリッドシステム起動許可の条件となる燃料残量の基準値が高いレベルに設定されると、運転者が応急処置として一時的に燃料を補給した場合には、ハイブリッドシステム起動の許可が下りず、車両を走行させることができないという不具合が生じる。その結果、運転者の利便性が損なわれるとともに、燃料切れが発生した場合の車両のフェイルセーフ性には限界が生じていた。
それゆえ、この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的は、燃料タンク内の燃料残量が僅少となった場合における車両のフェイルセーフ性を向上可能なハイブリッド車両の制御装置を提供することである。
この発明によれば、ハイブリッド車両の制御装置は、燃料の燃焼エネルギを源に駆動力を発生する内燃機関と、駆動用モータに電力を供給し、かつ内燃機関を始動するために電力を供給する電源とを備えたハイブリッド車両の制御装置である。制御装置は、燃料タンク内の燃料残量を取得する燃料残量取得手段と、燃料残量取得手段によって取得された燃料残量に基づいて、燃料残量が僅少となる燃料切れを検出する燃料切れ検出手段と、燃料切れに伴なう内燃機関の停止状態からのハイブリッド車両の駆動システムの復帰時において、燃料残量が所定の基準値以上であることに応じて駆動システムの再起動を許可する起動制御手段とを備える。起動制御手段は、燃料残量が所定の基準値を下回っている場合には、内燃機関の停止後に燃料補給が行なわれたことが推定されるときに、駆動システムの再起動を許可する。
上記のハイブリッド車両の制御装置によれば、燃料残量が僅少となった場合であっても、一時的な燃料補給が行なわれたことが推定される場合には、運転者の利便性を優先して駆動システムの起動が許可される。その結果、車両のフェイルセーフ性を向上することができる。
好ましくは、ハイブリッド車両は、車両外部から燃料タンクに燃料を供給するための供給口と、供給口の開閉状態を検知する開閉検知部とを有する。起動制御手段は、内燃機関の停止後に供給口が開かれた履歴があることに基づいて、燃料補給が行なわれたと推定する。
または、ハイブリッド車両は、ユーザの操作に応じて燃料補給の有無を指示するように構成された表示部を有する。起動制御手段は、内燃機関の停止後に表示部が燃料補給有りを指示するように操作されたことに基づいて、燃料補給が行なわれたと推定する。
上記のハイブリッド車両の制御装置によれば、一時的な燃料補給の有無を容易に推定することができる。
好ましくは、制御装置は、駆動システムの再起動後に、電源から電力の供給を受けて内燃機関を始動させる始動処理を実行するための始動制御手段をさらに備える。始動制御手段は、内燃機関の停止後に燃料補給が行なわれたことが推定される場合には、内燃機関の始動が検知されるまでに実行が許容される始動処理の回数を制限する。
上記のハイブリッド車両の制御装置は、燃料残量が僅少となった場合の車両のフェイルセーフ性を確保しながら、電源を過放電から確実に保護することが可能となる。
この発明によれば、燃料タンク内の燃料残量が僅少となった場合におけるハイブリッド車両のフェイルセーフ性が向上する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、この発明に従う制御装置を搭載したハイブリッド車両の全体構成を示す概略ブロック図である。
図1を参照して、ハイブリッド車両5は、エンジンENGと、モータジェネレータMG1,MG2と、バッテリ10と、PCU(Power Control Unit)20と、動力分割機構PSDと、減速機RDと、前輪70L,70Rと、後輪80L,80Rと、電子制御ユニット(Electrical Control Unit:ECU)30とを備える。本実施の形態に係る制御装置は、たとえばECU30が実行するプログラムにより実現される。
エンジンENGが発生する駆動力は、動力分割機構PSDにより、2経路に分割される。一方は、減速機RDを介して前輪70L,70Rを駆動する経路である。もう一方は、モータジェネレータMG1を駆動させて発電する経路である。
モータジェネレータMG1は、三相交流同期電動発電機である。モータジェネレータMG1は、動力分割機構PSDにより分割されたエンジンENGの駆動力により、発電機として発電する。モータジェネレータMG1により発電された電力は、車両の運転状態やバッテリ10のSOC(State Of Charge)の状態に応じて使い分けられる。たとえば、通常走行時や急加速時では、モータジェネレータMG1により発電された電力はそのままモータジェネレータMG2をモータとして駆動させる動力となる。一方、バッテリ10のSOCが予め定められた値よりも低い場合には、モータジェネレータMG1により発電された電力は、PCU20により交流電力から直流電力に変換されてバッテリ10に蓄えられる。
このモータジェネレータMG1は、エンジンENGを始動する際の始動機として利用される。エンジンENGを始動する際、モータジェネレータMG1は、バッテリ10から電力の供給を受けて、モータとして駆動する。そして、モータジェネレータMG1は、エンジンENGをクランキングして始動する。
モータジェネレータMG2は、三相交流同期電動発電機である。モータジェネレータMG2がモータとして駆動される場合には、バッテリ10に蓄えられた電力およびモータジェネレータMG1により発電された電力の少なくともいずれか一方により駆動される。モータジェネレータMG2の駆動力は、減速機RDを介して前輪70L,70Rに伝えられる。これにより、モータジェネレータMG2は、エンジンENGをアシストして車両を走行させたり、モータジェネレータMG2の駆動力のみにより車両を走行させたりする。
車両の回生制動時には、減速機RDを介して前輪70L,70RによりモータジェネレータMG2が駆動され、モータジェネレータMG2が発電機として作動させられる。これによりモータジェネレータMG2は、制動エネルギを電気エネルギに変換する回生ブレーキとして作用する。モータジェネレータMG2により発電された電力は、PCU20をかいしてバッテリ10に蓄えられる。
直流電源であるバッテリ10は、たとえば、ニッケル水素またはリチウムイオン等の二次電池、あるいはキャパシタから成る。バッテリ10は、直流電圧をPCU20へ供給するとともに、PCU20からの直流電圧によって充電される。
PCU20は、バッテリ10からの直流電圧を昇圧し、その昇圧した直流電圧を交流電圧に変換してモータジェネレータMG1,MG2を駆動制御する。また、PCU20は、モータジェネレータMG1,MG2が発電した交流電圧を直流電圧に変換してバッテリ10を充電する。すなわち、PCU20は、バッテリ10によって供給される直流電力と、モータを駆動制御する交流電力およびジェネレータによって発電される交流電力との間で電力変換を行なう電力変換装置として設けられている。
ハイブリッド車両5は、さらに、アクセルペダルポジションAPを検出するアクセルポジションセンサ44と、ブレーキペダルポジションBPを検出するブレーキペダルポジションセンサ46と、シフトポジションSPを検出するシフトポジションセンサ48とを備える。
ECU30は、エンジンENG、PCU20およびバッテリ10と電気的に接続されている。ECU30は、各種センサからの検出信号を受けると、これらの検出信号に基づいて、エンジンENGの運転状態と、モータジェネレータMG1,MG2の駆動状態と、バッテリ10の充電状態とを統合的に制御する。
ECU30には、さらに、燃料を貯蔵する燃料タンク54の燃料残量を検知する燃料ゲージ62と、給油扉50の開閉状態を検知する開閉検知スイッチ60とが電気的に接続されている。
詳細には、燃料タンク54には、エンジンENGの吸気ポートに設けられる燃料噴射インジェクタ(ともに図示せず)に対して、燃料配管58を介して燃料を供給する燃料ポンプ56が設けられる。また、燃料タンク54には、燃料タンク54内の燃料残量を検知するための燃料ゲージ62が設けられる。燃料ゲージ62は、燃料残量を検知し、その検知した燃料残量をメーター42へ出力する。
そして、燃料タンク54は、給油通路52の一方端に接続される。給油通路52の他方端の給油口には、給油口キャップ520が設けられる。給油口キャップ520には、給油口キャップ520を覆うようにして、給油扉50が開閉可能に設けられている。給油扉50には、開閉検知スイッチ60が設けられており、給油扉50が開かれると、検知信号(開閉検知信号)OCDがECU30に送信される。
ハイブリッド車両5には、さらに、車両の機器の状態や運転者に対する指示や警告などを表示するためのメーター42がハンドル40の近傍に設けられている。燃料ゲージ62は、検知した燃料残量をメーター42へ出力する。メーター42に内蔵されたCPU(Central Processing Unit)は、燃料残量の検知値が入力されると、車両の状態に応じて演算処理を行なうことで燃料タンク54内の燃料残量を算出し、その算出した燃料残量を表示する。さらに、メーター42のCPUは、算出した燃料残量を示す信号(燃料残量信号)FLをECU30へ出力する。
図2に、メーター42における燃料残量の表示例を示す。図2を参照して、メーター42は、算出した燃料残量をE(Empty)からF(Full)までが10セグメントで構成したバーグラフによって表示する。そして、メーター42は、燃料残量が予め設定された所定の閾値を下回った場合には、図2に示す第1セグメントを点滅させて、燃料残量が少ないことを運転者に警告する。
[ハイブリッド車両のパワートレインの説明]
図3は、図1のハイブリッド車両5におけるパワートレインの詳細を説明するための模式図である。
図3は、図1のハイブリッド車両5におけるパワートレインの詳細を説明するための模式図である。
図3を参照して、ハイブリッド車両5のパワートレイン(ハイブリッドシステム)は、モータジェネレータMG2と、モータジェネレータMG2の回転軸に接続される減速機RDと、減速機RDで減速された回転軸の回転に応じて回転する車軸と、エンジンENGと、モータジェネレータMG1と、減速機RDとエンジンENGとモータジェネレータMG1との間で動力分配を行なう動力分割機構PSDとを備える。減速機RDは、モータジェネレータMG2から動力分割機構PSDへの減速比が、たとえば2倍以上である。
エンジンENGのクランクシャフト150とモータジェネレータMG1のロータ132とモータジェネレータMG2のロータ137とは同じ軸を中心に回転する。
動力分割機構PSDは、図3に示す例ではプラネタリギヤであり、クランクシャフト150に軸中心を貫通された中空のサンギヤ軸に結合されたサンギヤ151と、クランクシャフト150と同軸上を回転可能に支持されているリングギヤ152と、サンギヤ151とリングギヤ152との間に配置され、サンギヤ151の外周を自転しながら公転するピニオンギヤ153と、クランクシャフト150の端部に結合され各ピニオンギヤ153の回転軸を支持するプラネタリキャリヤ154とを含む。
動力分割機構PSDは、サンギヤ151に結合されたサンギヤ軸と、リングギヤ152に結合されたリングギヤケースおよびプラネタリキャリヤ154に結合されたクランクシャフト150の3軸が動力の入出力軸とされる。そしてこの3軸のうちいずれか2軸へ入出力される動力が決定されると、残りの1軸に入出力される動力は他の2軸へ入出力される動力に基づいて定まる。
動力の取出用のカウンタドライブギヤ170がリングギヤケースの外側に設けられ、リングギヤ152と一体的に回転する。カウンタドライブギヤ170は、動力伝達減速ギヤRGに接続されている。そしてカウンタドライブギヤ170と動力伝達減速ギヤRGとの間で動力の伝達がなされる。動力伝達減速ギヤRGはディファレンシャルギヤDEFを駆動する。また、下り坂等では車輪の回転がディファレンシャルギヤDEFに伝達され、動力伝達減速ギヤRGはディファレンシャルギヤDEFによって駆動される。
モータジェネレータMG1は、回転磁界を形成するステータ131と、ステータ131内部に配置され複数個の永久磁石が埋め込まれているロータ132とを含む。ステータ131は、ステータコア133と、ステータコア133に巻回される三相コイル134とを含む。ロータ132は、動力分割機構PSDのサンギヤ151と一体的に回転するサンギヤ軸に結合されている。ステータコア133は、電磁鋼板の薄板を積層して形成されており、図示しないケースに固定されている。
モータジェネレータMG1は、ロータ132に埋め込まれた永久磁石による磁界と三相コイル134によって形成される磁界との相互作用によりロータ132を回転駆動する電動機として動作する。またモータジェネレータMG1は、永久磁石による磁界とロータ132の回転との相互作用により三相コイル134の両端に起電力を生じさせる発電機としても動作する。
モータジェネレータMG2は、回転磁界を形成するステータ136と、ステータ136内部に配置され複数個の永久磁石が埋め込まれたロータ137とを含む。ステータ136は、ステータコア138と、ステータコア138に巻回される三相コイル139とを含む。
ロータ137は、動力分割機構PSDのリングギヤ152と一体的に回転するリングギヤケースに減速機RDによって結合されている。ステータコア138は、たとえば電磁鋼板の薄板を積層して形成されており、図示しないケースに固定されている。
モータジェネレータMG2は、永久磁石による磁界とロータ137の回転との相互作用により三相コイル139の両端に起電力を生じさせる発電機としても動作する。またモータジェネレータMG2は、永久磁石による磁界と三相コイル139によって形成される磁界との相互作用によりロータ137を回転駆動する電動機として動作する。
減速機RDは、プラネタリギヤの回転要素の一つであるプラネタリキャリヤ166が車両駆動装置のケースに固定された構造により減速を行なう。すなわち、減速機RDは、ロータ137のシャフトに結合されたサンギヤ162と、リングギヤ152と一体的に回転するリングギヤ168と、リングギヤ168およびサンギヤ162に噛み合いサンギヤ162の回転をリングギヤ168に伝達するピニオンギヤ164とを含む。
たとえば、サンギヤ162の歯数に対しリングギヤ168の歯数を2倍以上にすることにより、減速比を2倍以上にすることができる。
PCU20は、インバータ14,22と、電源ラインL1と、接地ラインL2とを含む。インバータ14,22は、バッテリ10から直流電圧を受け、その受けた直流電圧を交流電圧に変換してそれぞれモータジェネレータMG1,MG2へ出力する。また、インバータ14,22は、モータジェネレータMG1,MG2によって発電された交流電圧を直流電圧に変換してバッテリ10を充電する。
ECU30は、図示しないレゾルバからキャリア軸、サンギヤ軸およびリングギヤ軸の回転角度の検出値を受け、図示しない電流センサからモータジェネレータMG1,MG2のモータ電流の検出値を受ける。そして、ECU30は、アクセルペダルポジションAP等とこれらの検出値とに基づいて、インバータ14,22における各パワートランジスタをオン/オフする制御信号を生成し、その生成した制御信号をインバータ14,22へ出力する。
[ハイブリッド車両の制御構造の説明]
図4は、図1に示したハイブリッド車両における制御構造を説明するための制御ブロック図である。
図4は、図1に示したハイブリッド車両における制御構造を説明するための制御ブロック図である。
図4を参照して、ECU30は、車両電気システム全体の電源状態を制御する電源制御ECU300と、ハイブリッドシステム全体を制御するHV_ECU302と、エンジンENGの動作状態を制御するエンジンECU304と、ハイブリッド車両5の状態に応じてモータジェネレータMG1,MG2およびPCU20を制御するMG_ECU306とを含む。
電源制御ECU300は、スタートスイッチ90および補機バッテリ(図示せず)に接続される。補機バッテリは、車両走行用のバッテリ10とは別に、補機電装品に電力を供給するために搭載された低電圧(12V程度)のバッテリである。電源制御ECU300は、常時補機バッテリからの電力供給を受けて動作可能な状態にあり、スタートスイッチ90がオンされたことに応じて、電源リレー92の励磁回路を通電して電源リレー92をオン状態とし、補機バッテリからHV_ECU302、エンジンECU304およびMG_ECU306に電力を供給する。さらに、電源制御ECU300は、ハイブリッドシステムの起動を許可するハイブリッドシステム起動許可信号をオンに設定して、その設定したハイブリッド起動許可信号をHV_ECU302へ出力する。
HV_ECU302は、上述のように電源リレー90がオン状態において、補機バッテリと電気的に接続され、補機バッテリから電力の供給を受ける。そして、補機バッテリからの電力供給開始後において、電源制御ECU300からハイブリッドシステム起動許可信号を受けると、エンジンECU304およびMG_ECU306を相互に管理制御してハイブリッド車両5が最も効率良く運行できるようにハイブリッドシステム全体を制御する。
詳細には、HV_ECU302は、各種センサからの検出信号(図1)に基づいて算出した運転者の要求出力とバッテリ10への充電要求値とから車両の走行に必要な駆動力を算出し、その算出した駆動力が得られるようにエンジンENGおよびモータジェネレータMG1,MG2の回転数やトルクの配分等の制御量を決定する。そして、HV_ECU302は、その決定した制御量に基づいてエンジンECU304およびMG_ECU306に各種の要求値(エンジン要求パワーおよびモータ要求トルク)を供給する。
これにより、ハイブリッド車両5においては、発進時や低速走行時であってエンジンENGの効率が悪い場合には、モータジェネレータMG2のみによりハイブリッド車両5の走行を行ない、通常走行時には、たとえば動力分割機構PSDによりエンジンENGの動力を2経路に分け、一方で駆動輪(前輪70L,70R)の直接駆動を行ない、他方でモータジェネレータMG1を駆動して発電を行なう。また、高速走行時には、さらにバッテリ10からの電力をモータジェネレータMG2に供給してモータジェネレータMG2の出力を増大させて駆動輪に対して駆動力の追加を行なう。一方、減速時には、駆動輪により従動するモータジェネレータMG2がジェネレータとして機能して回生発電を行ない、回収した電力をバッテリ10に蓄える。なお、バッテリ10の充電量が低下し、充電が特に必要な場合には、エンジンENGの出力を増加してモータジェネレータMG1による発電量を増やしてバッテリ10に対する充電量を増加する。もちろん、低速走行時でも必要に応じてエンジンENGの駆動量を増加する制御を行なう。たとえば、バッテリ10の充電が必要な場合や、エアコン等の補機を駆動する場合や、エンジンENGの冷却水の温度を所定温度まで上げる場合等である。
さらに、HV_ECU302には、メーター42から燃料タンク54内の燃料残量を示す燃料残量信号FLが入力される。HV_ECU302は、燃料残量信号FLに示された燃料残量が予め設定された所定の閾値F0を下回っているか否かを判定する。そして、燃料残量が所定の閾値F0を下回っていると判定した場合には、HV_ECU302は、エンジン回転数が零、すなわちエンジンENGが停止状態であることを確認して、燃料残量が僅少となる状態(燃料切れ)が発生したと判断する。
なお、このような燃料切れが発生する状況としては、メーター42(図1)から燃料残量が僅少であるとの警告が運転者に発せられたにもかかわらず、走行経路の近傍に燃料補給場所が存在しない等の種々の理由から直ちに燃料を補給することができず、僅かな残存燃料で走行を継続せざるを得ないケースが想定される。
そして、HV_ECU302は、燃料切れが発生したと判断されると、車両の走行状態を、モータジェネレータMG2のみによって走行を続行する、いわゆる「退避走行」に移行する。この退避走行を行なうことによって、ハイブリッド車両5を安全な場所まで移動可能としている。
さらに、ECU30は、燃料切れの発生によってハイブリッドシステムを停止した後においては、燃料残量に応じてハイブリッドシステムの再起動を制限する。上述したように、エンジン始動は、モータジェネレータMG1により走行用のバッテリ10を電源として実行されることから、燃料残量が少ないためにエンジン始動性が低下することによって電源負荷が増大し、バッテリ10が過放電状態となるのを防止するためである。
詳細には、電源制御ECU300には、メーター42からの燃料残量信号FLが入力される。そして、電源制御ECU300は、燃料残量信号FLに示された燃料残量が予め設定された所定の閾値F0を下回っていることに基づいて燃料切れが発生したと判断された場合には、スタートスイッチ90が再びオンされたことに応じて、燃料残量に基づいてハイブリッドシステム起動許可信号のオン/オフを設定する。
このとき、電源制御ECU300は、燃料残量が予め設定された所定の基準値F1以上であるか否かを判定する。そして、燃焼残量が基準値F1以上である場合には、ハイブリッドシステム起動許可信号をオンに設定する。これにより、ハイブリッドシステムが起動し、上述したように、必要に応じてモータジェネレータMG1によりエンジンENGの始動が実行される。なお、所定の基準値F1は、たとえば、図2に示されるメーター42の第1セグメントに相当する燃料残量に設定される。
一方、燃料残量が基準値F1を下回っている場合には、電源制御ECU300は、ハイブリッドシステム起動許可信号をオフに設定する。この場合には、ハイブリッドシステムの起動自体が禁止されるため、エンジンENGの始動が行なわれることがない。
しかしながら、このように燃料残量と所定の基準値F1との比較結果に応じてハイブリッドシステムの起動を許可する構成では、基準値F1を高いレベルに設定することは、バッテリ10の保護を厚くする点では有効であるが、運転者が応急処置として一時的に燃料を補給した場合には、ハイブリッドシステム起動が許可されないために、車両を走行させることができないという不具合が生じる可能性がある。
特に、メーター42の第1セグメントに相当する燃料残量は、車種によって異なる値に設定されているため、当該燃料残量が相対的に高く設定されている車種では、一時的な燃料補給によってエンジン始動可能な燃料残量を確保できたものの、ハイブリッドシステムそのものを起動できないという事態が発生する。
また、坂路などでハイブリッド車両5の姿勢が傾斜している場合には、実際の燃料残量と燃料ゲージ62の検知値とに誤差が生じる可能性がある。このような場合にも、エンジン始動可能な燃料残量を有しているにも拘らず、ハイブリッドシステムを起動できないという事態が起こり得る。
そこで、本実施の形態においては、燃料残量が所定の基準値F1を下回っているときであっても、一時的な燃料補給が行なわれたことが推定される場合には、ハイブリッドシステムの起動を許可する構成とする。このような場合にはエンジン始動の可能性が多少とも存在すると判断されることから、ハイブリッドシステムの起動を許可することによって、運転者の利便性を向上させるとともに、車両のフェイルセーフ性の向上を図る趣旨である。
詳細には、電源制御ECU300には、給油扉50に設けられた開閉検知スイッチ60(図1)から給油扉50が開かれたことを示す開閉検知信号OCDが送信される。電源制御ECU300は、燃料残量が基準値F1を下回っている場合には、開閉検知信号OCDに基づいて、ハイブリッドシステムの停止後からスタートスイッチ90が再びオンされるまでの間に給油扉50が開かれたか否かを判断する。
このとき、給油扉50が開かれたと判断される場合には、電源制御ECU300は、一時的な燃料補給が行なわれたと推定し、ハイブリッドシステム起動許可信号をオンに設定する。これによりハイブリッドシステムが起動し、HV_ECU302からのエンジン始動要求に応じてモータジェネレータMG1がエンジンENGを始動する。
図5は、ECU30で実行されるハイブリッドシステムの起動および停止処理の制御構造を説明するためのフローチャートである。
図5を参照して、ハイブリッドシステムの作動中において、HV_ECU302には、メーター42から送信される燃料残量信号FLが入力される。HV_ECU302は、燃料残量信号FLに示される燃料残量が所定の閾値F0を下回っているか否かを判断する(ステップS01)。ステップS01にて燃料残量が所定の閾値F0を下回っている場合には、HV_ECU302は、エンジン回転数が零であることを確認して燃料切れが発生したと判断する。一方、ステップS01において燃料残量が所定の閾値F0を下回っていない場合には、この処理は終了する。
燃料切れが発生したと判断されると、HV_ECU302は、車両の走行状態を、モータジェネレータMG2のみによって走行を続行する退避走行に移行する(ステップS02)。そして、HV_ECU302は、退避走行を行なった後、運転者の操作に従ってハイブリッドシステムを停止する(ステップS03)。
ハイブリッドシステムの停止後においては、電源制御ECU300が、スタートスイッチ90がオンされたか否かを判断する(ステップS04)。そして、スタートスイッチ90がオンされたと判断される場合には、電源制御ECU300は、燃料残量信号FLに示される燃料残量が所定の基準値F1を下回っているか否かを判断する(ステップS05)。このとき、燃料残量が所定の基準値F1以上である場合には、電源制御ECU300は、ハイブリッドシステム起動許可信号をオンに設定し、その設定したハイブリッドシステム起動許可信号をHV_ECU302へ出力する(ステップS06)。
一方、ステップS05において燃料残量が所定の基準値F1を下回っている場合には、電源制御ECU300はさらに、開閉検知スイッチ60からの開閉検知信号OCDに基づいて給油扉50が開かれたか否かを判断する(ステップS051)。給油扉50が開かれたと判断される場合には、一時的な燃料補給が実行されたと推定し、ハイブリッドシステム起動許可信号をオンに設定する(ステップS06)。一方、給油扉50が開かれていないと判断される場合には、電源制御ECU300は一時的な燃料補給が実行されていないと推定し、ハイブリッドシステム起動許可信号をオフに設定する(ステップS07)。
なお、一時的な燃料補給が行なわれたか否かの推定については、本実施の形態では、電源制御ECU300が開閉検知スイッチ60から送信される開閉検知信号OCDを検知したか否かにより行なう構成したが、給油口に給油口キャップ520が外されたか否かを電気的に検知してもよい。あるいは、給油ガンが給油口に挿入されたか否かを電気的に検知してもよい。
あるいは、燃料補給が行なわれた際に、運転者の手動操作によって燃料補給有りを指示するように構成された表示部を予め設けておき、当該表示部の指示内容に基づいて一時的な燃料補給が行なわれたか否かを推定するようにしてもよい。図6には、本実施の形態の変形例として、表示部を用いた場合のハイブリッドシステムの起動および停止処理の制御構造が示される。同図では、図5のフローチャートにおけるステップS051が、ステップS061に変更されている。電源制御ECU300は、ステップS061において、表示部が燃料補給有りを指示しているか否かを判断する。表示部が燃料補給有りを指示している場合には、一時的な燃料補給が実行されたと推定し、ハイブリッドシステム起動許可信号をオンに設定する(ステップS06)。一方、表示部が燃料補給有りを指示していない場合には、電源制御ECU300は一時的な燃料補給が実行されていないと推定し、ハイブリッドシステム起動許可信号をオフに設定する(ステップS07)。
以上に述べたように、この発明の実施の形態1によれば、燃料タンク内の燃料残量が基準値を下回るときであっても、一時的な燃料補給が行なわれたことが推定される場合には、ハイブリッドシステムの起動を許可することによって、車両のフェイルセーフ性を向上させることができる。
[実施の形態2]
先の実施の形態1では、燃料切れが発生した後に一時的な燃料補給が行なわれたと推定される場合には、ハイブリッドシステムを起動することで、エンジンENGを始動させる始動処理を実行可能としている。
先の実施の形態1では、燃料切れが発生した後に一時的な燃料補給が行なわれたと推定される場合には、ハイブリッドシステムを起動することで、エンジンENGを始動させる始動処理を実行可能としている。
しかしながら、そもそも燃料残量が少ないことから、エンジン始動が円滑に行なわれない場合がある。このような場合に始動処理が繰返して実行されると、過大な電力がバッテリ10から持ち出されるおそれがある。
そこで、本実施の形態では、バッテリ10の過放電をより確実に防止するために、一時的な燃料補給に基づいてハイブリッドシステムを起動した場合には、エンジン始動処理の実行が許容される回数に制限を設ける構成とする。
図7は、ECU30で実行されるハイブリッドシステムの起動処理の制御構造を説明するためのフローチャートである。なお、図7のフローチャートは、ハイブリッドシステムの停止処理については、図5のフローチャートで示したステップS01〜S03と重複するため、その図示および説明を省略する。
図7を参照して、ハイブリッドシステムの停止後においては、電源制御ECU300が、スタートスイッチ90がオンされたか否かを判断する(ステップS04)。そして、スタートスイッチ90がオンされたと判断される場合には、電源制御ECU300は、燃料残量信号FLに示される燃料残量が所定の基準値F1を下回っているか否かを判断する(ステップS05)。このとき、燃料残量が所定の基準値F1以上である場合には、電源制御ECU300は、ハイブリッドシステム起動許可信号をオンに設定し、その設定したハイブリッドシステム起動許可信号をHV_ECU302へ出力する(ステップS06)。
一方、ステップS05において燃料残量が所定の基準値F1を下回っている場合には、電源制御ECU300はさらに、開閉検知スイッチ60からの開閉検知信号OCDに基づいて給油扉50が開かれたか否かを判断する(ステップS051)。給油扉50が開かれたと判断される場合には、一時的な燃料補給が実行されたと推定し、続いて、エンジンENGを始動させる始動処理が実行された回数(以下、エンジン始動回数とも称する)nが所定の許容回数Nを下回っているか否かを判断する(ステップS052)。そして、エンジン始動回数nが所定の許容回数Nを下回っている場合には、電源制御ECU300は、ハイブリッドシステム起動許可信号をオンに設定する(ステップS06)。一方、給油扉50が開かれていないと判断される場合には、電源制御ECU300は一時的な燃料補給が実行されていないと推定し、ハイブリッドシステム起動許可信号をオフに設定する(ステップS07)。
ハイブリッドシステムの起動後において、HV_ECU302は、必要に応じてエンジンENGを始動する(ステップS08)。エンジンENGを始動する際、モータジェネレータMG1は、バッテリ10から電力の供給を受けて電動機として駆動する。モータジェネレータMG1は、エンジンENGをクランキングして始動する。
このとき、電源制御ECU300は、エンジン始動回数をカウントするためのカウンタを有しており、始動処理が実行されたことに応じてカウント値nをn+1にインクリメントする。
そして、HV_ECU302は、エンジンENGの始動が完了したか否かを判断する(ステップS09)。すなわち、HV_ECU302は、エンジンECU304からのエンジン回転数の変化に基づいて、エンジンENGが完爆状態になったか否かを判断する。エンジンENGが完爆状態となって、エンジン始動完了が判断されたとき、始動処理は終了する。一方、エンジン始動完了が判断されない場合には、処理はステップS04へ戻される。
再びステップS052に戻って、エンジン始動回数nが所定の許容回数Nを下回っている場合、すなわち、始動処理を所定の許容回数Nだけ実行したにもかかわらず、エンジン始動が完了していないと判断される場合には、電源制御ECU300は、ハイブリッドシステム起動許可信号をオフに設定する(ステップS07)。この場合、一旦起動したハイブリッドシステムは、バッテリ10の過放電を防止するために停止させられる。
以上のように、この発明の実施の形態2によれば、一時的な燃料補給に基づいてハイブリッドシステムを起動した場合には、エンジン始動処理の実行が許容される回数に制限を設けることによって、車両のフェイルセーフ性を確保しながら、バッテリの過放電をより確実に防止することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、ハイブリッド車両の制御装置に適用することができる。
5 ハイブリッド車両、10 バッテリ、14,22 インバータ、40 ハンドル、42 メーター、44 アクセルポジションセンサ、46 ブレーキペダルポジションセンサ、48 シフトポジションセンサ、50 給油扉、52 給油通路、54 燃料タンク、56 燃料ポンプ、58 燃料配管、60 開閉検知スイッチ、62 燃料ゲージ、70L,70R 前輪、80L,80R 後輪、90 スタートスイッチ、90,92 電源リレー、131,136 ステータ、132,137 ロータ、133,138 ステータコア、134,139 三相コイル、150 クランクシャフト、151,162 サンギヤ、152,168 リングギヤ、153,164 ピニオンギヤ、154 プラネタリキャリヤ、166 プラネタリキャリヤ、170 カウンタドライブギヤ、520 給油口キャップ、300 電源制御ECU、302 HV_ECU、304 エンジンECU、306 MG_ECU、ENG エンジン、DEF ディファレンシャルギヤ、L1 電源ライン、L2 接地ライン、MG1,MG2 モータジェネレータ、PSD 動力分割機構、RD 減速機、RG 動力伝達減速ギヤ。
Claims (4)
- 燃料の燃焼エネルギを源に駆動力を発生する内燃機関と、駆動用モータに電力を供給し、かつ前記内燃機関を始動するために電力を供給する電源とを備えたハイブリッド車両の制御装置であって、
燃料タンク内の燃料残量を取得する燃料残量取得手段と、
前記燃料残量取得手段によって取得された前記燃料残量に基づいて、燃料残量が僅少となる燃料切れを検出する燃料切れ検出手段と、
燃料切れに伴なう前記内燃機関の停止状態からの前記ハイブリッド車両の駆動システムの復帰時において、前記燃料残量が所定の基準値以上であることに応じて前記駆動システムの再起動を許可する起動制御手段とを備え、
前記起動制御手段は、前記燃料残量が前記所定の基準値を下回っている場合には、前記内燃機関の停止後に燃料補給が行なわれたことが推定されるときに、前記駆動システムの再起動を許可する、ハイブリッド車両の制御装置。 - 前記ハイブリッド車両は、車両外部から前記燃料タンクに燃料を供給するための供給口と、前記供給口の開閉状態を検知する開閉検知部とを有し、
前記起動制御手段は、前記内燃機関の停止後に前記供給口が開かれた履歴があることに基づいて、燃料補給が行なわれたと推定する、請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。 - 前記ハイブリッド車両は、ユーザの操作に応じて燃料補給の有無を指示するように構成された表示部を有し、
前記起動制御手段は、前記内燃機関の停止後に前記表示部が燃料補給有りを指示するように操作されたことに基づいて、燃料補給が行なわれたと推定する、請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。 - 前記駆動システムの再起動後に、前記電源から電力の供給を受けて前記内燃機関を始動させる始動処理を実行するための始動制御手段をさらに備え、
前記始動制御手段は、前記内燃機関の停止後に燃料補給が行なわれたことが推定される場合には、前記内燃機関の始動が検知されるまでに実行が許容される前記始動処理の回数を制限する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のハイブリッド車両の制御装置。
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-
2007
- 2007-02-16 JP JP2007036703A patent/JP2008201170A/ja not_active Withdrawn
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