JP2018125899A - 車両の駆動制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】走行中に駆動制御システムを再起動する際に、運転者による再起動操作の誤判定を防止でき、かつ、再起動時に運転者に違和感を与えることを防止することが可能な車両の駆動制御システムを提供する。
【解決手段】車両の駆動制御システム1を構成するHEV−ECU50は、車両の走行中に駆動制御システム1がダウン(READY OFF)し、その後、駆動制御システム1が再起動可能な状態になった場合において、アクセルペダルの開度が第1所定値(全開に相当する開度)以上であり、かつ、アクセルペダルの開度が第1所定値(開度)以上となってからの経過時間が所定時間以上となったときに、駆動制御システム1を再起動(READY ON)するシステム起動制御部52と、駆動制御システム1が再起動された場合に、車両の速度が再起動時における車両の速度を超えないように駆動力を制限する駆動力制御部53とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両の駆動制御システムに関し、特に、駆動力源に電動モータを含む車両(電動化車両)の駆動制御システムに関する。
近年、エンジンと電動モータとを併用することで車両の燃料消費率(燃費)を効果的に向上させることができるハイブリッド自動車(HEV)やプラグイン・ハイブリッド自動車(PHEV)が広く実用化されている。また、電動モータのみを駆動力源とし、排気ガスを排出しない電気自動車(EV)や燃料電池自動車(FCV)も実用化されている。
このような駆動力源に電動モータを含む車両(電動化車両)では、例えば、運転者がブレーキペダルを踏みながらスタート・スイッチ(起動/ 停止スイッチ)を押すことにより、駆動制御システムが起動されてREADY ON状態となり、走行可能となる。一方、車両の走行中に、例えば、運転者によりスタート・スイッチが誤って押されたり、何らかのシステム異常が検知されたりすると、駆動制御システムがREADY OFF状態となることがある。ここで、READY OFF状態となった要因が運転者の誤操作であったり、システム異常が一時的なものである場合、駆動制御システムとしては、その後、再起動可能な状態となり得る。このような場合、走行中に駆動制御システムの再起動を許容することが望ましい。
ここで、特許文献1には、車両が走行中であり、かつ車両の駆動システム(駆動制御システム)が停止されたREADY OFFの場合に、運転者の操作によるアクセル開度の増加を検出したことに応答して、駆動システムが起動されたREADY ONの状態とする技術が開示されている。この技術によれば、運転者は、走行中にアクセルペダルを踏むだけで駆動システムを再起動して、迅速に復帰させることができる。
また、特許文献2には、アクセル高開度フラグがONであると判定されると、READY ON状態への移行(復帰)を許可する一方、駆動力の出力を不可とする技術が開示されている。
特許第5757268号公報 特許第5862533号公報
上述したように、特許文献1の技術によれば、アクセル開度を増加させることで駆動システムを再起動できるため、運転者は、走行中、アクセルペダルを踏むだけで駆動システムを再起動して、迅速に復帰させることができる。しかしながら、この技術では、通常のアクセル操作と再起動操作との切り分け(運転者の意図の切り分け)が困難なため、誤判定しやすくなるおそれがある。すなわち、運転者が再起動を望んでいない場合であっても、駆動システムが再起動してしまうおそれがある。
また、特許文献2の技術によれば、アクセル高開度フラグがONであると判定されると、READY ON状態への移行(復帰)が許可される一方、駆動力の出力が不可とされる。すなわち、再起動時に駆動力の出力が停止されるため、走行中に運転者の意図しない減速が生じ、運転者に違和感を与えるおそれがある。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、走行中に駆動制御システムを再起動する際に、運転者による再起動操作の誤判定を防止でき、かつ、再起動時に運転者に違和感を与えることを防止することが可能な車両の駆動制御システムを提供することを目的とする。
本発明に係る車両の駆動制御システムは、駆動力源に電動モータを含む車両の駆動制御システムにおいて、車両の速度を検出する車速検出手段と、アクセルの操作量を検出するアクセル操作量検出手段と、アクセルの操作量が第1所定値以上となってからの経過時間を計時する計時手段と、車両の走行中に駆動制御システムがダウンし、その後、駆動制御システムが再起動可能な状態になった場合において、アクセル操作量検出手段により検出されたアクセルの操作量が第1所定値以上であり、かつ、計時手段により計時された経過時間が所定時間以上となったときに、駆動制御システムを再起動するシステム起動制御手段と、システム起動制御手段により駆動制御システムが再起動された場合に、再起動時における車両の速度に基づいて、車両の駆動力を制限する駆動力制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る車両の駆動制御システムによれば、車両の走行中に駆動制御システムがダウン(READY OFF)し、その後、駆動制御システムが再起動可能な状態になった場合において、アクセルの操作量が第1所定値以上であり、かつ、計時手段により計時された経過時間(アクセルの操作量が第1所定値以上となってからの経過時間)が所定時間以上となったときに、駆動制御システムが再起動(READY ON)される。そのため、再起動を意図したアクセル操作と通常走行時のアクセル操作とを明確に区別すること(すなわち、運転者の意図を明確に切り分けること)ができ、誤判定を防止(誤って再起動することを防止)することができる。また、駆動制御システムが再起動された場合に、再起動時における車両の速度に基づいて、車両の駆動力が制限される。よって、車両の急加速や急減速を防止することができる。その結果、運転者による再起動操作の誤判定を防止でき、かつ、再起動時に運転者に違和感を与えることを防止することが可能となる。
本発明に係る車両の駆動制御システムでは、システム起動制御手段により駆動制御システムが再起動された場合に、車両の速度が再起動時における車両の速度を超えないように、上記駆動力制御手段が車両の駆動力を制限することが好ましい。
この場合、駆動制御システムが再起動された場合に、車両の速度が再起動時における車両の速度を超えないように車両の駆動力が制限される。そのため、アクセルの操作量が第1所定値以上になったとしても、例えば、車両が急加速することを防止することが可能となる。
本発明に係る車両の駆動制御システムでは、車両の駆動力を制限しているときにアクセルの操作量が第2所定値以下となった場合には、上記駆動力制御手段が駆動力の制限を解除することが好ましい。
この場合、車両の駆動力が制限されているときに、アクセルの操作量が第2所定値以下となった場合には、駆動力の制限が解除される。よって、駆動制御システムが再起動された後(READY ON状態になった後)、アクセルを一旦戻す(閉じる)ことにより、その後、アクセルの操作量に応じて通常の駆動力を出力することが可能となる。
本発明に係る車両の駆動制御システムでは、上記第1所定値が、全開に相当する値に設定されていることが好ましい。このようにすれば、通常のアクセル操作と再起動操作とをより明確に切り分けることができる。よって、より適確に誤判定を防止、すなわち、誤って再起動することを防止することが可能となる。
また、本発明に係る車両の駆動制御システムでは、上記第2所定値が、全閉に相当する値に設定されていることが好ましい。このようにすれば、再起動操作の完了をより確実に判定することができる。
本発明に係る車両の駆動制御システムは、車両の走行中に駆動制御システムがダウンし、その後、駆動制御システムが再起動可能な状態になった場合において、駆動制御システムが再起動可能であることを示す情報を運転者に提示する提示手段をさらに備えることが好ましい。
このようにすれば、車両の走行中に駆動制御システムがダウンした後、駆動制御システムが再起動可能な状態になったときに、その旨、すなわち、駆動制御システムが再起動可能であることを運転者に認識させることが可能となる。
また、本発明に係る車両の駆動制御システムでは、上記提示手段が、駆動力制御手段により車両の駆動力が制限されているときに、車両の駆動力が制限されていることを示す情報を運転者に提示することが好ましい。
このようにすれば、車両の駆動力が制限されているときに、その旨、すなわち、車両の駆動力が制限されていることを運転者に認識させることが可能となる。
本発明によれば、走行中に駆動制御システムを再起動する際に、運転者による再起動操作の誤判定を防止でき、かつ、再起動時に運転者に違和感を与えることを防止することが可能となる。
実施形態に係る車両の駆動制御システムの構成を示すブロック図である。 実施形態に係る車両の駆動制御システムによる再起動処理・再起動時駆動力制限処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図中、同一又は相当部分には同一符号を用いることとする。また、各図において、同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
まず、図1を用いて、実施形態に係る車両(電動化車両)の駆動制御システム1の構成について説明する。図1は、車両の駆動制御システム1の構成を示すブロック図である。なお、ここでは、車両の駆動制御システム1を、シリーズ・パラレル・ハイブリッド車(HEV)に適用した場合を例にして説明する。
エンジン10は、どのような形式のものでもよいが、例えば、高膨張比サイクルによって圧縮比を高めることにより、熱効率の向上を図ったエンジンなどが好適に用いられる。エンジン10は、エンジン・コントロールユニット(以下「ECU」という)80によって制御される。
ECU80には、クランクシャフトの回転位置(エンジン回転数)を検出するクランク角センサ81等の各種センサが接続されている。
ECU80は、取得したこれらの各種情報、及び後述するハイブリッド車・コントロールユニット(以下「HEV−ECU」という)50からの制御情報に基づいて、燃料噴射量や点火時期、並びに電子制御式スロットルバルブ等の各種デバイスを制御することによりエンジン10を制御する。また、ECU80は、CAN(Controller Area Network)100を介して、エンジン回転数などの各種情報をHEV−ECU50に送信する。
エンジン10のクランクシャフトには動力分割機構13が接続されている。動力分割機構13には、減速機等から構成されるドライブトレーン14、及び、主として発電機(ジェネレータ)として動作する第1電動モータ(モータジェネレータ)11が接続されている。動力分割機構13は、例えば、リングギヤ、ピニオンギヤ、サンギヤ、及びプラネタリキャリアから構成される遊星歯車機構を有しており、エンジン10から発生した駆動力を、ドライブトレーン14と第1電動モータ11とに分割して伝達する。
一方、ドライブトレーン14には、主として駆動力源として動作する第2電動モータ(モータジェネレータ)12(特許請求の範囲に記載の電動モータに相当)も接続されている。このように構成されているため、この車両では、エンジン10と第2電動モータ12の2つの動力で車輪(車両)を駆動することができる。また、走行条件に応じて、第2電動モータ12のみによる走行(EV走行)と、エンジン10及び第2電動モータ12による走行とを切替えることができる。さらに、第2電動モータ12で走行しながら、発電することもできる。
第1電動モータ11は、例えば、三相交流タイプの交流同期モータであり、上述したように、主に発電機として動作する。第2電動モータ12は、例えば、三相交流タイプの交流同期モータであり、上述したように、主に駆動力源として動作する。第1電動モータ11及び第2電動モータ12では、ロータに永久磁石を用い、ステータにコイルを用いた。また、第1電動モータ11及び第2電動モータ12は、例えば、オイルによって冷却される油冷式の電動モータである。なお、第1電動モータ11及び第2電動モータ12では、ロータにコイルを用い、ステータに永久磁石を用いてもよい。また、第1電動モータ11及び第2電動モータ12として、交流同期モータに代えて、例えば、交流誘導モータや直流モータ等を用いてもよい。
車両の駆動力源であるエンジン10及び第2電動モータ12、並びに第1電動モータ11は、HEV−ECU50によって総合的に制御される。
HEV−ECU50は、演算を行うマイクロプロセッサ、該マイクロプロセッサに各処理を実行させるためのプログラム等を記憶するROM、演算結果などの各種データを記憶するRAM、その記憶内容が保持されるバックアップRAM、及び入出力I/F等を有して構成されている。
HEV−ECU50には、例えば、アクセルペダルの踏み込み量すなわちアクセルペダルの開度を検出するアクセルペダルセンサ58(特許請求の範囲に記載のアクセル操作量検出手段に相当)、及び車両の速度を検出する車速センサ59(特許請求の範囲に記載の車速検出手段に相当)などを含む各種センサが接続されている。また、HEV−ECU50は、CAN100を介して、パワーコントロールユニット(以下「PCU」という)60、エンジン10を制御するECU80、及びメータ・コントロールユニット(以下「MCU」という)90等と相互に通信可能に接続されている。HEV−ECU50は、CAN100を介して、ECU80から、例えば、エンジン回転数等の各種情報を受信する一方、PCU60、ECU80に第2電動モータ12、エンジン10のトルク指示値(目標駆動力)等の情報を送信するとともに、MCU90に駆動制御システム1の起動状態を示すREADY ON/READY OFF情報等を送信する(詳細は後述する)。
HEV−ECU50は、取得したこれらの各種情報に基づいて、エンジン10、第2電動モータ12、及び第1電動モータ11の駆動を総合的に制御する。HEV−ECU50は、例えば、アクセルペダル開度(運転者の要求駆動力)、車両の運転状態、高電圧バッテリ(以下、単に「バッテリ」という)70の充電状態(SOC)などに基づいて、エンジン10の要求出力、及び第2電動モータ12、第1電動モータ11のトルク指令値を求めて出力する。ECU80は、上記要求出力に基づいて、例えば、電子制御式スロットルバルブの開度を調節する。また、PCU60は、上記トルク指令値に基づいて、インバータ61を介して、第2電動モータ12、第1電動モータ11を駆動する。
特に、HEV−ECU50は、走行中に駆動制御システム1を再起動する際に、運転者による再起動操作(意図)の誤判定を防止でき、かつ、再起動時に運転者に違和感を与えることを防止する機能を有している。そのため、HEV−ECU50は、計時部51、システム起動制御部52、及び駆動力制御部53を機能的に有している。HEV−ECU50では、ROMに記憶されているプログラムがマイクロプロセッサによって実行されることにより、計時部51、システム起動制御部52、及び駆動力制御部53の各機能が実現される。
計時部51は、例えばカウンタやタイマなどから成り、アクセルペダルの操作量(開度)が第1所定値(開度)以上となってからの経過時間を計時する。すなわち、計時部51は、特許請求の範囲に記載の計時手段として機能する。なお、上記第1所定値(開度)は、全開(最大開度)に相当する値(開度)に設定されることが好ましい。計時部51により計時された上記経過時間はシステム起動制御部52に出力される。
システム起動制御部52は、例えば、運転者によりブレーキペダルが踏まれながらスタート・スイッチ(起動/ 停止スイッチ)57が押されたときに、駆動制御システム1を起動してREADY ON状態とし、走行可能とする。一方、車両の走行中に、例えば、運転者によりスタート・スイッチ57が誤って操作されたり、何らかのシステム異常が検知された場合には、駆動制御システム1をREADY OFF状態とする。なお、ここで、READY OFF状態となった要因が運転者の誤操作であったり、システム異常が一時的なものである場合、駆動制御システム1としては、その後、再起動可能な状態となり得る。このような場合、システム起動制御部52は、走行中に駆動制御システム1の再起動を許容する。
システム起動制御部52は、車両の走行中に駆動制御システム1がダウンした後、駆動制御システムが再起動可能な状態になった場合(再起動条件が成立している場合)において、アクセルペダルの操作量(開度)が第1所定値(開度)以上であり、かつ、計時部51により計時された経過時間(すなわち、アクセルペダルの操作量(開度)が第1所定値(開度)以上となってからの経過時間)が所定時間以上となったとき(例えば数秒程度保持されたとき)に、駆動制御システム1を再起動(READY ON)する。すなわち、システム起動制御部52は、特許請求の範囲に記載のシステム起動制御手段として機能する。なお、ここで、上記第1所定値(開度)は、全開(最大開度)に相当する値(開度)に設定されることが好ましい。
駆動力制御部53は、通常制御時には、上述したように、例えば、アクセルペダル開度(運転者の要求駆動力)、車両の運転状態、バッテリ70の充電状態(SOC)などに基づいて、エンジン10の要求出力、及び第2電動モータ12、第1電動モータ11のトルク指令値を求めて出力する。
また、駆動力制御部53は、システム起動制御部52により駆動制御システム1が再起動された場合に、再起動時における車両の速度に基づいて、車両の駆動力(すなわち、エンジン10の要求出力、及び第2電動モータ12、第1電動モータ11のトルク指令値)を制限する。すなわち、駆動力制御部53は、特許請求の範囲に記載の駆動力制御手段として機能する。より具体的には、駆動力制御部53は、駆動制御システム1が再起動された場合に、車両の速度が、再起動時における車両の速度を超えないように車両の駆動力(エンジン10の要求出力、及び第2電動モータ12、第1電動モータ11のトルク指令値)を制限する。
一方、駆動力制御部53は、車両の駆動力(エンジン10の要求出力、及び第2電動モータ12、第1電動モータ11のトルク指令値)を制限しているときに、アクセルペダルの操作量(開度)が第2所定値(開度)以下となった場合には、当該駆動力の制限を解除する。なお、ここで、上記第2所定値(開度)は、全閉(最小開度)に相当する値(開度)に設定されることが好ましい。駆動力制御部53は、CAN100を介して、第2電動モータ12のトルク指令値などをPCU60に送信する。
PCU60は、バッテリ70の直流電力を三相交流の電力に変換して第2電動モータ12、第1電動モータ11に供給するインバータ61を有している。PCU60は、上述したように、HEV−ECU50から受信した(駆動力制御部53において設定された)トルク指令値に基づいて、インバータ61を介して、第2電動モータ12、第1電動モータ11を駆動する。なお、インバータ61は、第1電動モータ11、第2電動モータ12で発電した交流電圧を直流電圧に変換してバッテリ70を充電する。また、PCU60は、補機類や各ECUの電源として使用するために、バッテリ70の直流高電圧を例えば12Vまで降圧するDC−DCコンバータ62を有している。
MCU90は、例えば、メータ内やダッシュボードの上部などに配設されたLCDディスプレイ等を有する表示部91やREADYランプ92などと接続されている。MCU90は、駆動制御システム1が起動中(READY ON状態)のときにREADYランプ92を点灯し、駆動制御システム1が停止中(READY OFF状態)のときにREADYランプ92を消灯する。
また、MCU90は、表示部91を駆動して、例えば、車両の走行中に駆動制御システム1がダウン(READY OFF)した後、駆動制御システム1が再起動可能な状態になったときには、駆動制御システム1が再起動可能であることを示す情報(文字情報)を表示する(すなわち、運転者に提示する)。同様に、MCU90は、表示部91を駆動して、例えば、駆動制御システム1の再起動時に車両の駆動力が制限されているときには、車両の駆動力が制限されていることを示す情報(文字情報)、及び、一度アクセルオフすることで駆動力制限が解除されることを示す情報(文字情報)を表示する(すなわち、運転者に提示する)。MCU90及び表示部91、READYランプ92は、特許請求の範囲に記載の提示手段として機能する。なお、上述した文字情報の表示に加えて音声情報などを出力するようにしてもよい。
次に、図2を参照しつつ、車両(電動化車両)の駆動制御システム1の動作について説明する。ここで、図2は、車両(電動化車両)の駆動制御システム1による再起動処理・再起動時駆動力制限処理の処理手順を示すフローチャートである。本処理は、主としてHEV−ECU50において、所定のタイミングで繰り返して実行される。
まず、ステップS100では、走行中であり、かつ駆動制御システム1の状態がREADY OFF状態であるか否かについての判断が行われる。ここで、走行中であり、かつREADY OFF状態である場合には、ステップS102に処理が移行する。一方、双方の条件又はいずれか一方の条件が否定されたとき、すなわち、走行中ではないとき(停車中のとき)、及び/又は、駆動制御システム1の状態がREADY ON状態であるときには、ステップS112に処理が移行する。
ステップS102では、駆動制御システム1が再起動(READY ON)可能な状態であるか否かについての判断が行われる。なお、READY OFF状態となった要因が運転者の誤操作であったり、システム異常が一時的なものである場合、駆動制御システム1としては、その後、再起動可能な状態となり得る。ここで、駆動制御システム1が再起動(READY ON)不可能な場合には、本処理から一旦抜ける。一方、駆動制御システム1が再起動(READY ON)可能なときには、ステップS104に処理が移行する。
ステップS104では、アクセルペダルが例えば全開の状態が所定時間維持されたか否かについての判断が行われる。ここで、双方の条件又はいずれか一方の条件が否定されたとき、すなわち、アクセルペダルが全開ではないとき、及び/又は、アクセルペダルが全開にされた後所定時間経過していないときには、本処理から一旦抜ける。一方、アクセルペダルが全開の状態が所定時間維持された場合には、ステップS106に処理が移行する。
ステップS106では、駆動制御システム1が再起動される(READY ON状態にされる)。また、READYランプ92が点灯される。さらに、ステップS106では、アクセルペダルが全開にされてからの経過時間を計時するカウンタなどがリセット(クリア)される。そして、続くステップS108では、車両の速度(車速)が再起動時における車速を超えないように車両の駆動力(エンジン10の要求出力、及び第2電動モータ12、第1電動モータ11のトルク指令値)が制限される。その後、本処理から一旦抜ける。
上述したステップS100が否定された場合、ステップS112では、駆動制御システム1の再起動後、アクセルペダルが例えば全閉(アクセルオフ)されたか否かについての判断が行われる。ここで、再起動後、アクセルペダルが全閉された場合には、ステップS114に処理が移行する。一方、再起動後、アクセルペダルが全閉されていないときには、上述したステップS108に処理が移行し、車速が再起動時における車速を超えないように車両の駆動力(エンジン10の要求出力、及び第2電動モータ12、第1電動モータ11のトルク指令値)が制限される。その後、本処理から一旦抜ける。
一方、ステップS114では、車掌の駆動力(エンジン10の要求出力、及び第2電動モータ12、第1電動モータ11のトルク指令値)の制限が解除され、アクセルペダルの操作量(開度)に応じて通常の駆動力が出力される。その後、本処理から一旦抜ける。
以上、詳細に説明したように、本実施形態によれば、車両の走行中に駆動制御システム1がダウン(READY OFF)し、その後、駆動制御システム1が再起動可能な状態になった場合において、アクセルペダルの操作量(開度)が第1所定値(開度)以上であり、かつ、アクセルペダルの操作量(開度)が第1所定値(開度)以上となってからの経過時間が所定時間以上となったとき(継続されたとき)に、駆動制御システム1が再起動(READY ON)される。そのため、再起動を意図したアクセル操作と通常走行時のアクセル操作とを明確に区別すること(すなわち、運転者の意図を明確に切り分けること)ができ、誤判定を防止(誤って再起動することを防止)することができる。また、駆動制御システム1が再起動された場合に、再起動時における車両の速度に基づいて、車両の駆動力(エンジン10の要求出力、及び第2電動モータ12、第1電動モータ11のトルク指令値)が制限される。よって、車両の急加速や急減速を防止することができる。その結果、運転者による再起動操作の誤判定を防止でき、かつ、再起動時に運転者に違和感を与えることを防止することが可能となる。
また、本実施形態によれば、駆動制御システム1が再起動された場合に、車両の速度が再起動時における車両の速度を超えないように車両の駆動力(エンジン10の要求出力、及び第2電動モータ12、第1電動モータ11のトルク指令値)が制限される。そのため、アクセルペダルの操作量(開度)が第1所定値(開度)以上になったとしても、例えば、車両が急加速することを防止することが可能となる。
本実施形態によれば、車両の駆動力が制限されているときに、アクセルペダルの操作量(開度)が第2所定値(開度)以下となった場合には、駆動力の制限が解除される。よって、駆動制御システム1が再起動された後(READY ON状態になった後)、アクセルを一旦戻す(閉じる)ことにより、その後は、アクセルペダルの操作量(開度)に応じて通常の駆動力を出力することが可能となる。
ここで、本実施形態によれば、上記第1所定値(開度)が、全開(最大開度)に相当する値(開度)に設定されているため、通常のアクセル操作と再起動操作とをより明確に切り分けることができる。よって、より適確に誤判定を防止、すなわち、誤って再起動することを防止することが可能となる。
また、本実施形態によれば、上記第2所定値(開度)が、全閉(最小開度)に相当する値(開度)に設定されているため、再起動操作の完了をより確実に判定することができる。
本実施形態によれば、駆動制御システム1が車両の走行中にダウン(READY OFF)し、その後、再起動可能な状態になった場合に、駆動制御システム1が再起動可能であることを示す情報(文字情報など)が運転者に提示される。そのため、駆動制御システム1が車両の走行中にダウンした後、再起動可能な状態になった場合において、その旨、すなわち、駆動制御システム1が再起動可能であることを運転者に認識させることが可能となる。
また、本実施形態によれば、駆動制御システム1の再起動後に車両の駆動力(エンジン10の要求出力、及び第2電動モータ12、第1電動モータ11のトルク指令値)が制限されているときに、車両の駆動力が制限されていることを示す情報(文字情報など)が運転者に提示される。そのため、車両の駆動力が制限されているときに、その旨、すなわち、車両の駆動力(エンジン10の要求出力、及び第2電動モータ12、第1電動モータ11のトルク指令値)が制限されていることを運転者に認識させることが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、本発明に係る電動モータの制御装置1を、シリーズ・パラレル・ハイブリッド車(HEV)に適用した場合を例にして説明したが、異なる形式のハイブリッド車(例えば、パラレル・ハイブリッド車など)にも適用することができる。また、複数の電動モータ(複数の駆動力源)を有する電気自動車(EV)や燃料電池自動車(FCV)などにも適用することができる。
また、上記実施形態では、2つの電動モータ(第1電動モータ11及び第2電動モータ12)を有していたが、電動モータの数は2つには限られず、1つ又は3つ以上であってもよい。
1 車両の駆動制御システム
10 エンジン
11 第1電動モータ
12 第2電動モータ
50 HEV−ECU
51 計時部
52 システム起動制御部
53 駆動力制御部
57 スタート・スイッチ
58 アクセルペダルセンサ
59 車速センサ
60 PCU
70 バッテリ
80 ECU
81 クランク角センサ
90 MCU
91 表示部
92 READYランプ
100 CAN

Claims (7)

  1. 駆動力源に電動モータを含む車両の駆動制御システムにおいて、
    前記車両の速度を検出する車速検出手段と、
    アクセルの操作量を検出するアクセル操作量検出手段と、
    前記アクセルの操作量が第1所定値以上となってからの経過時間を計時する計時手段と、
    前記車両の走行中に前記駆動制御システムがダウンし、その後、前記駆動制御システムが再起動可能な状態になった場合において、前記アクセル操作量検出手段により検出されたアクセルの操作量が第1所定値以上であり、かつ、前記計時手段により計時された経過時間が所定時間以上となったときに、前記駆動制御システムを再起動するシステム起動制御手段と、
    前記システム起動制御手段により前記駆動制御システムが再起動された場合に、再起動時における前記車両の速度に基づいて、前記車両の駆動力を制限する駆動力制御手段と、を備えることを特徴とする車両の駆動制御システム。
  2. 前記駆動力制御手段は、前記システム起動制御手段により前記駆動制御システムが再起動された場合に、前記車両の速度が、再起動時における前記車両の速度を超えないように前記車両の駆動力を制限することを特徴とする請求項1に記載の車両の駆動制御システム。
  3. 前記駆動力制御手段は、前記車両の駆動力を制限しているときに、前記アクセルの操作量が第2所定値以下となった場合には、駆動力の制限を解除することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の駆動制御システム。
  4. 前記第2所定値は、全閉に相当する値に設定されていることを特徴とする請求項3に記載の車両の駆動制御システム。
  5. 前記第1所定値は、全開に相当する値に設定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両の駆動制御システム。
  6. 前記車両の走行中に前記駆動制御システムがダウンし、その後、前記駆動制御システムが再起動可能な状態になった場合において、前記駆動制御システムが再起動可能であることを示す情報を運転者に提示する提示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両の駆動制御システム。
  7. 前記提示手段は、前記前記駆動力制御手段により前記車両の駆動力が制限されているときに、前記車両の駆動力が制限されていることを示す情報を運転者に提示することを特徴とする請求項6に記載の車両の駆動制御システム。
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