JP2017144861A - ハイブリッド車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】エンジン制御に用いられる複数の制御装置間で通信ができない場合でもより確実にエンジンを停止させる。【解決手段】HV−ECUは、通信異常時に(S100にてYES)、Ready−Off状態への移行要求がある場合(S102にてYES)、Ready−Off状態への移行処理を実行するステップ(S104)と、エンジン回転速度Neが予め定められた範囲内で停滞した状態が(S106にてYES)、予め定められた時間T1が経過するまで継続すると(S108にてYES)、ユーザに対してIGオフ操作を促す表示を行なうステップ(S110)と、表示を開始してから予め定められた時間が経過するまで、IGオフ操作が行なわれないと(S116にてNO,S112にてYES)、IGオフ指令を送信するステップ(S114)とを含む、制御処理を実行する。【選択図】図5
Description
本発明は、エンジン制御に複数の制御装置を用いるハイブリッド車両の制御に関し、特に、複数の制御装置間での通信ができない場合のエンジンの停止制御に関する。
特開2014−231244号公報(特許文献1)には、エンジンと、エンジンの出力軸に連結される第1モータと、駆動用の第2モータとを備えるハイブリッド車両が開示されている。このハイブリッド車両は、エンジン制御装置と、HV(Hybrid Vehicle)制御装置とを備える。HV制御装置は、第1モータと第2モータとを制御するとともに、エンジン制御装置との通信によってエンジン制御装置にエンジン指令信号を出力する。エンジン制御装置は、HV制御装置から受けたエンジン指令信号に従ってエンジンを制御する。HV制御装置は、エンジン制御装置との通信に異常が発生した場合、エンジンの燃料噴射弁への電力を供給するためのリレーを遮断することによってエンジンの運転を停止する。これにより、HV制御装置とエンジン制御装置との通信に異常が発生した場合でも、HV制御装置がエンジン制御装置との通信を行なうことなく直接的にエンジンを停止することができる。
上述の特許文献1に開示されているように、エンジン制御装置とHV制御装置との間で通信ができない通信異常が発生した場合に、エンジンの運転を停止すると、エンジンの動力を用いて車両を退避走行させることができない。そのため、通信異常時にも可能な限りエンジンを動作させることが望ましい。
通信異常時におけるエンジンの動作中には、フェールセーフ運転として、たとえば、エンジン制御装置がエンジンの出力を一定に保つ制御を行ないつつ、HV制御装置が、エンジンの出力軸にエンジントルクとは逆方向に第1モータのトルクを作用させてエンジン回転速度を一定に保つ制御を行なうことが考えられる。また、動作中のエンジンを停止させる場合には、HV制御装置が第1モータのトルク出力を停止させることが考えられる。第1モータのトルク出力を停止させることにより、第1モータのトルクによるエンジン回転速度の制限が解除される。そのため、エンジン回転速度が上昇するため、エンジン制御装置がこのエンジン回転速度の上昇を検出することによってエンジンを停止させることできる。
しかしながら、エンジンの出力軸には、エンジントルクや第1モータのトルクの他にフリクショントルクも作用している。そのため、第1モータのトルク出力を停止させた後に、エンジントルクとフリクショントルクとが釣り合った状態になると、エンジン回転速度が上昇しない場合がある。その結果、エンジン制御装置がエンジン回転速度の上昇を検出することができないため、エンジンを確実に停止させることができない場合がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、エンジン制御に用いられる複数の制御装置間で通信ができない場合でもエンジンの動作を可能とするとともにエンジンの停止が要求される場合に、より確実にエンジンを停止させるハイブリッド車両を提供することである。
この発明のある局面に係るハイブリッド車両は、エンジンと、エンジンに接続される第1モータジェネレータと、車軸に連結される第2モータジェネレータと、エンジンと第1モータジェネレータと第2モータジェネレータとを機械的に連結する遊星歯車機構と、エンジンを制御する第1制御装置と、第1モータジェネレータと第2モータジェネレータとを制御するとともに、第1通信線を経由してエンジン指令信号を第1制御装置に送信する第2制御装置と、第1制御装置への電源供給を遮断可能であって、かつ、第2制御装置と第2通信線を経由した通信が可能な第3制御装置とを備える。第1制御装置は、第1制御装置と第2制御装置との間で通信ができない通信異常時におけるエンジンの動作中には、エンジンの出力を一定に維持しつつ、エンジン回転速度が予め定められた範囲外となる場合に、エンジンを停止する。第2制御装置は、通信異常時におけるエンジンの動作中には、エンジン回転速度が予め定められた範囲内になるように第1モータジェネレータを動作させ、通信異常時にエンジンの停止要求がある場合には、第1モータジェネレータのトルク出力を停止させる。第2制御装置は、第1モータジェネレータのトルク出力を停止させた後に、エンジン回転速度が予め定められた範囲内で停滞する場合、第3制御装置を用いて第1制御装置への電源供給を遮断する遮断処理と、第1制御装置への電源供給を遮断するための遮断操作を行なうようにユーザに通知する通知処理とのうちの少なくともいずれかの処理を実行する。
このようにすると、遮断処理が実行される場合あるいは通知処理が実行されることによってユーザが遮断操作を行なった場合、第1制御装置への電源供給を遮断することができる。第1制御装置への電源供給が遮断されることによって、第1制御装置によるエンジンの制御を停止させることができるため、より確実にエンジンを停止させることができる。
この発明によると、エンジン制御に用いられる複数の制御装置間で通信ができない場合でもエンジンの動作を可能とするとともにエンジンの停止が要求される場合に、より確実にエンジンを停止させるハイブリッド車両を提供することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下図中の同一または相当部分には同一符号を付してその説明は原則的に繰り返さないものとする。
図1を参照して、本実施の形態に係るハイブリッド車両1(以下、単に車両1と記載する)の全体ブロック図を説明する。車両1は、トランスアクスル8と、エンジン10と、ドライブシャフト17と、ディファレンシャルギヤ18と、PCU(Power Control Unit)60と、走行用バッテリ70と、駆動輪72と、HV−ECU(Electronic Control Unit)200と、エンジンECU300と、メータECU400と、メータ装置402と、照合ECU500と、IGリレー502とを含む。
エンジン10は、ガソリンエンジン等の内燃機関であって、エンジンECU300からの制御信号S1に基づいて制御される。エンジン10は、エンジン回転速度センサ100と、燃料噴射装置102と、点火装置104とを含む。
エンジン回転速度センサ100は、エンジン10の回転速度(以下、エンジン回転速度と記載する)Neを検出する。エンジン回転速度センサ100は、検出したエンジン回転速度Neを示す信号をエンジンECU300に送信する。エンジン回転速度センサ100は、たとえば、エンジン10のクランク軸(出力軸)に対向した位置に設けられる。
本実施の形態においては、エンジン10は、複数の気筒(図示せず)を含む。燃料噴射装置102は、各気筒の吸気ポート内に設けられる。また、各気筒内の頂部には、点火装置104が設けられる。なお、燃料噴射装置102は、各気筒内に設けられてもよい。
このような構成を有するエンジン10において、エンジンECU300は、複数の気筒の各々に対して適切な時期に適切な量の燃料を噴射したり、複数の気筒への燃料の噴射を停止したりすることによって、複数の気筒の各々の燃料噴射量を制御する。さらに、エンジンECU300は、点火装置104を用いた点火制御を実行する。
トランスアクスル8は、入力軸15と、出力軸16と、第1モータジェネレータ(以下、第1MGと記載する)20と、第2モータジェネレータ(以下、第2MGと記載する)30と、動力分割装置40とを含む。トランスアクスル8の入力軸15は、エンジン10のクランク軸に接続される。トランスアクスル8の出力軸16は、ディファレンシャルギヤ18およびドライブシャフト17を経由して駆動輪72に接続される。
第1MG20および第2MG30は、たとえば、三相交流回転電機である。第1MG20および第2MG30は、PCU60によって駆動される。
第1MG20は、動力分割装置40によって分割されたエンジン10の動力を用いて発電するジェネレータ(発電装置)としての機能を有する。第1MG20の発電電力は、PCU60を経由して走行用バッテリ70に供給される。また、第1MG20は、走行用バッテリ70からの電力を受けてエンジン10の出力軸であるクランク軸を回転させる。これによって、第1MG20は、エンジン10を始動するスタータとしての機能を有する。
第1MG20には、MG1回転速度センサ22が設けられる。MG1回転速度センサ22は、第1MG20の回転軸の回転速度Nm1を検出する。MG1回転速度センサ22は、検出したMG1の回転速度Nm1を示す信号をHV−ECU200に送信する。
第2MG30は、走行用バッテリ70に蓄えられた電力および第1MG20により発電された電力の少なくともいずれか一方を用いて駆動輪72に駆動力を与える駆動用モータとしての機能を有する。また、第2MG30は、制動時に回生発電を行なうためのジェネレータとしての機能を有する。第2MG30の発電電力は、PCU60を経由して走行用バッテリ70に供給される。
第2MG30には、MG2回転速度センサ32が設けられる。MG2回転速度センサ32は、第2MG30の回転軸の回転速度Nm2を検出する。MG2回転速度センサ32は、検出したMG2の回転速度Nm2を示す信号をHV−ECU200に送信する。
動力分割装置40は、エンジン10の発生する動力を、出力軸16を経由したドライブシャフト17への経路と、第1MG20への経路とに分割可能に構成される。動力分割装置40は、たとえば、サンギヤSと、キャリアCと、リングギヤRと、ピニオンギヤPとを含む遊星歯車機構である。サンギヤSは、第1MG20のロータに連結される。リングギヤRは、第2MG30のロータに連結される。ピニオンギヤPは、サンギヤSとリングギヤRとに噛合する。キャリアCは、ピニオンギヤPが自転かつ公転できるようにピニオンギヤPを保持するとともに、入力軸15に連結される。このようにして、エンジン10と、第1MG20と、第2MG30とは、動力分割装置40によって機械的に接続される。
このような構成を有する車両1は、エンジン10および第2MG30のうちの少なくとも一方から出力される駆動力によって走行する。
PCU60は、走行用バッテリ70から供給される直流電力を交流電力に変換し、第1MG20および第2MG30を駆動する。また、PCU60は、第1MG20および第2MG30が発電した交流電力を直流電力に変換し、走行用バッテリ70を充電する。たとえば、PCU60は、直流/交流電力変換のためのインバータ(図示せず)と、インバータの直流リンク側と走行用バッテリ70との間で直流電圧変換を実行するためのコンバータ(図示せず)とを含むように構成される。
走行用バッテリ70は、再充電可能な直流電源である。走行用バッテリ70としては、たとえば、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池等の二次電池が用いられる。走行用バッテリ70は、上述したように第1MG20および/または第2MG30により発電された電力を用いて充電される他、外部電源(図示せず)から供給される電力を用いて充電されてもよい。なお、走行用バッテリ70は、二次電池に限らず、直流電圧を生成でき、かつ、充電が可能な蓄電装置であればよく、たとえば、キャパシタ等であってもよい。
SMR72は、走行用バッテリ70と、PCU60、第1MG20および第2MG30を含む電気システムとを導通状態にしたり遮断状態にしたりするためのリレーである。SMR72は、HV−ECU200からの制御信号によって動作する。
HV−ECU200は、走行用バッテリ70の電流、電圧および電池温度等に基づいて走行用バッテリ70の残存容量(以下、SOC(State Of Charge)と記載する)を推定する。
出力軸回転速度センサ14は、出力軸16の回転速度Npを検出する。出力軸回転速度センサ14は、検出された回転速度Npを示す信号をHV−ECU200に送信する。HV−ECU200は、受信した回転速度Npに基づいて車速Vを算出する。なお、HV−ECU200は、回転速度Npに代えて第2MG30の回転速度Nm2に基づいて車速Vを算出するようにしてもよい。
メータ装置402は、メータクラスタに設けられる、液晶パネル等を用いて車両1の各種情報を表示する表示装置である。メータ装置402には、後述するメータECU400から送られてきた車両1の各種情報を示す出力表示信号が入力される。メータ装置402は、入力された出力表示信号に基づいて各種情報を表示する。各種情報は、たとえば、車両1の速度、シフトポジション、燃料の残量、文字、あるいは、図形等の情報を含む。
HV−ECU200は、MG1回転速度センサ22およびMG2回転速度センサ32の検出結果に基づいて第1MG20および第2MG30の状態を監視する。さらに、HV−ECU200は、PCU60を制御するための制御信号を生成し、その生成した制御信号S2をPCU60へ出力する。HV−ECU200は、PCU60を制御することによって、第1MG20および第2MG30の出力(通電量)を制御する。
エンジンECU300は、所定の通信方式で第1通信線150を介してHV−ECU200と通信可能に構成される。エンジンECU300は、エンジン回転速度センサ100の検出結果に基づいてエンジン10の状態を監視する。さらに、エンジンECU300は、HV−ECU200からの指令信号に基づいてエンジン10を制御するための制御信号S1を生成し、その生成した制御信号S1をエンジン10へ出力する。
具体的には、エンジンECU300は、エンジン回転速度センサ100からエンジン回転速度Neを受けて、その値をHV−ECU200に出力する。また、エンジンECU300は、HV−ECU200によって決定されたエンジン要求パワーに基づいて定められた動作点でエンジン10が駆動されるように、エンジン10の燃料噴射、点火時期、スロットル開度、および、バルブタイミング等を制御する。
HV−ECU200は、PCU60を介して第1MG20の動作および第2MG30の動作を制御する。さらに、HV−ECU200は、エンジンECU300との通信を行なって、エンジンECU300を介してエンジン10を制御する。このようにして、HV−ECU200は、車両1全体を統括的に制御する。
たとえば、エンジン10を停止させた状態で車両1を走行させる場合(すなわち、EV走行中)を想定する。このとき、走行用バッテリ70のSOCがしきい値よりも低下する等のエンジン10の始動条件が成立する場合には、HV−ECU200とエンジンECU300とが連携してエンジン10の始動が行なわれる。
具体的には、HV−ECU200は、エンジン10の始動条件が成立する場合に、エンジン10の始動要求を示す指令信号をエンジンECU300に送信する。さらに、HV−ECU200は、第1MG20を用いてエンジン10のクランキングを行なう。エンジンECU300は、HV−ECU200からの始動要求に応じてエンジン回転速度Neが初爆可能な回転速度以上となるタイミングで、点火装置104を用いた点火制御と、燃料噴射装置102を用いた燃料噴射制御とを実行する。HV−ECU200は、エンジン回転速度Neに基づいてエンジン10が始動したと判定した後に、第1MG20を用いたクランキングを終了させる。
メータECU400および照合ECU500の各々は、所定の通信方式で第1通信線150と異なる第2通信線250を介してHV−ECU200と通信可能に構成される。
メータECU400は、たとえば、HV−ECU200からの表示指令信号に基づいて車両1の各種情報を示す出力表示信号を生成して、メータ装置402に出力する。
照合ECU500は、リモートキー(図示せず)からの信号を受信した場合に、リモートキーからの信号が車両1に適合するものであるか否かを照合する。照合結果が適合を示す場合には、照合ECU500は、IGリレー502を導通状態する。照合ECU500は、補機バッテリ504から常時電力供給を受けて動作する。なお、照合ECU500は、リモートキーからの信号が車両1に適合することに加えてパワースイッチ(図示せず)が操作されたときに、IGリレー502を導通状態にしてもよい。
IGリレー502は、HV−ECU200、エンジンECU300およびメータECU400等の各種制御装置を含む低圧系の電気機器と補機バッテリ504との間の電源供給経路を遮断状態および導通状態のうちのいずれかの状態に切り替えるリレーである。なお、IGリレー502に代えて、トランジスタのような半導体素子が用いられてもよい。
補機バッテリ504は、上述の低圧系の電気機器に電力を供給する蓄電装置であって、たとえば、鉛蓄電池等の二次電池である。
照合ECU500およびIGリレー502は、HV−ECU200、上述した低圧系の電気機器に対する電源供給を制御する電源制御部として動作する。IGリレー502が遮断状態から導通状態に切り替えられる場合に、補機バッテリ504からHV−ECU200、エンジンECU300およびメータECU400の各々に電力が供給される。これにより、HV−ECU200、エンジンECU300およびメータECU400の各々が起動する。
HV−ECU200が起動した直後において、車両1は、Ready−Off状態(走行準備状態)になる。Ready−Off状態である場合において、SMR72は遮断状態になる。HV−ECU200は、Ready−Off状態であるときに、高圧系の電気機器(第1MG20、第2MG30、PCU60および走行用バッテリ70)の機能が正常であるか否かのチェックを行なう。HV−ECU200は、高圧系の電気機器の機能が正常であると判定する場合に、SMR72を遮断状態から導通状態にすることで、Ready−Off状態からReady−On状態(走行可能状態)に移行する。
HV−ECU200、エンジンECU300、メータECU400および照合ECU500の各々は、いずれも図示しないが、CPU(Central Processing Unit)と、メモリと、入出力バッファ等とを含んで構成される。HV−ECU200、エンジンECU300、メータECU400あるいは照合ECU500によって実行される各種制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア(電子回路)により処理することも可能である。
以上のような構成を有する車両1において、エンジンECU300とHV−ECU200との間での通信ができない通信異常が発生している場合においても、車両1の走行を継続させるための退避走行が行なわれる。車両1の退避走行中においては、エンジン10は、通常運転からフェールセーフ運転へと切り替えられる。フェールセーフ運転としては、たとえば、エンジン10を停止させることが考えられる。しかしながら、エンジン10を停止すると、エンジン10の動力を用いた退避走行できないため、走行距離を確保することが難しい。そのため、通信異常時にも可能な限りエンジンを動作させたフェールセーフ運転を行なうことが望ましい。
<エンジン10のフェールセーフ運転について>
以下に、本実施の形態においてエンジン10の通信異常時に実施されるフェールセーフ運転について説明する。通信異常時におけるエンジン10の動作中には、フェールセーフ運転として、たとえば、エンジンECU300がエンジン10の出力を一定に保つ制御を行ないつつ、HV−ECU200が、エンジン10の出力軸にエンジントルクとは逆方向に第1MG20のトルクを作用させてエンジン回転速度Neを一定に保つ制御を行なうことが考えられる。
以下に、本実施の形態においてエンジン10の通信異常時に実施されるフェールセーフ運転について説明する。通信異常時におけるエンジン10の動作中には、フェールセーフ運転として、たとえば、エンジンECU300がエンジン10の出力を一定に保つ制御を行ないつつ、HV−ECU200が、エンジン10の出力軸にエンジントルクとは逆方向に第1MG20のトルクを作用させてエンジン回転速度Neを一定に保つ制御を行なうことが考えられる。
具体的には、エンジンECU300は、エンジン10の出力が予め定められた値で維持されるようにエンジン10を制御する(以下、このような制御を出力一定制御とも記載する)。
HV−ECU200は、エンジン回転速度Neが目標回転速度Netで維持されるように第1MG20を制御する(以下、このような制御をNe一定制御とも記載する)。
また、HV−ECU200は、アクセル開度等に基づく要求駆動力を満たすように第2MG30を制御する。このようにすると、エンジン10の動力の一部を用いて第1MG20において発電しつつ、エンジン10の動力の残りを第2MG30の動力とともに駆動輪72に伝達して車両1を走行させることができる。
<フェールセーフ運転中のエンジン10の動作について>
図2は、通信異常時における、エンジン10の動作中の動力分割装置40の各回転要素の回転速度の変化を示す共線図である。エンジン10、第1MG20および第2MG30が動力分割装置40によって機械的に連結されることによって、図2に示すように、第1MG20の回転速度(サンギヤSの回転速度)、エンジン回転速度Ne(キャリアCの回転速度)、および、第2MG30の回転速度(リングギヤRの回転速度)は、動力分割装置40の共線図上で直線で結ばれる関係(いずれか2つの回転速度が決まれば残りの回転速度も決まる関係)になる。
図2は、通信異常時における、エンジン10の動作中の動力分割装置40の各回転要素の回転速度の変化を示す共線図である。エンジン10、第1MG20および第2MG30が動力分割装置40によって機械的に連結されることによって、図2に示すように、第1MG20の回転速度(サンギヤSの回転速度)、エンジン回転速度Ne(キャリアCの回転速度)、および、第2MG30の回転速度(リングギヤRの回転速度)は、動力分割装置40の共線図上で直線で結ばれる関係(いずれか2つの回転速度が決まれば残りの回転速度も決まる関係)になる。
したがって、図2に示すように、たとえば、車両1が一定の車速で走行している場合(第2MG20の回転速度が一定である場合)には、サンギヤSに第1MG20の負方向のトルクTm1を作用させることによってエンジン回転速度Neを制限して目標回転速度Netで維持される。なお、第1MG20においては、正方向に回転しつつ、負方向のトルクが出力されるため、発電が行なわれる。
また、目標回転速度Netでエンジン回転速度Neが維持されるとともに、エンジン10の出力が予め定められた値で一定の状態が維持されることによって、キャリアCには正方向のエンジントルクTeが作用する。そのため、サンギヤSに作用する第1MG20の負方向のトルクTm1とキャリアCに作用する正方向のエンジントルクTeとによって、リングギヤRにはエンジン10の直達トルクTecが作用する。リングギヤRに作用する直達トルクTecと第2MG30のトルクTm2が駆動輪72に伝達される。
<フェールセーフ運転中のHV−ECU200によるエンジンの停止要求について>
HV−ECU200は、通信異常時におけるエンジン10の停止要求がある場合にエンジン10を停止させる制御を実行する。通信異常時に動作中のエンジン10を停止させる場合には、HV−ECU200は、第1MG20のトルク出力を停止する。
HV−ECU200は、通信異常時におけるエンジン10の停止要求がある場合にエンジン10を停止させる制御を実行する。通信異常時に動作中のエンジン10を停止させる場合には、HV−ECU200は、第1MG20のトルク出力を停止する。
また、HV−ECU200は、通信異常時の退避走行を中止する場合には、車両1の状態をReady−On状態からReady−Off状態に移行する移行要求があると判定する。本実施の形態においては、HV−ECU200は、Ready−Off状態への移行要求がある場合に、エンジン10の停止要求があるものと判定する。HV−ECU200は、Ready−Off状態への移行要求があると判定する場合、ユーザによるパワースイッチの操作の有無にかかわらず、Ready−On状態からReady−Off状態への移行処理を実行する。車両1の状態がReady−On状態からReady−Off状態に移行することによって、SMR72が遮断状態になる。その結果、走行用バッテリ70から第1MG20への電力供給が遮断されるため、第1MG20のトルク出力が停止される。
図3は、第1MG20のトルク出力が停止される場合の動力分割装置40の各回転要素の回転速度の変化を示す共線図である。図3に示すように、第1MG20のトルク出力が停止されると、第1MG20のトルクによるエンジン回転速度Neの制限が解除される。そのため、エンジン回転速度Neは、エンジントルクTeによって上昇する。エンジンECU300は、このエンジン回転速度の上昇を検出することによってエンジン10を停止させる。すなわち、HV−ECU200は、エンジン回転速度を上昇させることによって、エンジン10の停止要求をエンジンECU300に間接的に送信する。
エンジンECU300は、たとえば、エンジン回転速度Neが下限値N1から上限値N2までの予め定められた範囲内から予め定められた範囲外になる場合に、フューエルカット制御を実行して、燃料噴射を停止する。
予め定められた範囲の下限値N1は、エンジン10の動作が継続可能なエンジン回転速度Neが設定される。下限値N1は、たとえば、目標回転速度Netから予め定められた値αを減算した値であってもよい。下限値N1は、たとえば、1000rpm程度の回転速度である。
予め定められた範囲の上限値N2は、下限値N1よりも大きい値であって、かつ、エンジン10の作動時における発電量が過大とならないように設定される。上限値N2は、たとえば、目標回転速度Netに予め定められた値αを加算した値であってもよい。上限値N2は、たとえば、2000rpm程度の回転速度である。
なお、下限値N1および上限値N2は、たとえば、エンジン10の状態(たとえば、水温等)や走行用バッテリ70の状態(たとえば、SOCや電池温度等)に応じて設定される値であってもよい。
<フェールセーフ運転中のエンジン10の停止について>
図4は、フューエルカット制御が実行される場合の動力分割装置40の各回転要素の回転速度の変化を示す共線図である。図4に示すように、燃料噴射が停止することによってエンジントルクが発生しなくなるため、エンジン回転速度Neは、エンジン10のフリクショントルクによって低下する。
図4は、フューエルカット制御が実行される場合の動力分割装置40の各回転要素の回転速度の変化を示す共線図である。図4に示すように、燃料噴射が停止することによってエンジントルクが発生しなくなるため、エンジン回転速度Neは、エンジン10のフリクショントルクによって低下する。
HV−ECU200およびエンジンECU300の各々は、エンジン回転速度Neがしきい値(たとえば、ゼロ)以下に低下することによってエンジン10が停止したと判定する。なお、HV−ECU200は、第1MG20の回転速度Nm1と、第2MG30の回転速度Nm2と、動力分割装置40のギヤ比とに基づいてエンジン回転速度Neを算出する。エンジンECU300は、エンジン回転速度センサ100によってエンジン回転速度Neを検出する。
しかしながら、エンジン10の出力軸には、エンジントルクや第1MG20のトルクの他にエンジン10のフリクショントルクも作用している。そのため、フェールセーフ運転中にエンジン10を停止させるために、第1MG20のトルク出力を停止させた後に、エンジントルクとフリクショントルクとが釣り合った状態になると、エンジン回転速度Neが上昇しない場合がある。その結果、エンジンECU300がエンジン回転速度Neの上昇を検出することができないため、エンジン10を確実に停止させることができない場合がある。
そこで、本実施の形態においては、HV−ECU200は、通信異常時にエンジン10を停止させるために、第1MG20のトルク出力を停止させた後に、エンジン回転速度Neが予め定められた範囲内で停滞する場合、照合ECU500を用いてエンジンECU300への電源供給を遮断する遮断処理と、照合ECU500が電源供給を遮断するための遮断操作を行なうようにユーザに通知する通知処理とのうちの少なくともいずれかの処理を実行するものとする。
このようにすると、通信異常時にエンジン10を停止させるために第1MG20のトルク出力を停止した後に、エンジントルクとフリクショントルクとが釣り合うことに起因してエンジン回転速度Neが停滞する場合でも、エンジンECU300への電力供給が停止されるため、エンジン10の制御を停止することができる。
図5を参照して、本実施の形態に係る車両1に搭載されたHV−ECU200で実行される制御処理について説明する。
ステップ(以下、ステップをSと記載する)100にて、HV−ECU200は、通信異常が発生しているか否かを判定する。HV−ECU200は、たとえば、エンジンECU300からの情報を所定時間継続して受信できない場合に、通信異常が発生していると判定する。あるいは、HV−ECU200は、たとえば、エンジンECU300に対して応答信号を発生させる指令信号を送信し、予め定められた時間が経過するまでにエンジンECU300から応答信号を受信しない場合に、通信異常が発生していると判定する。通信異常が発生していると判定される場合(S100にてYES)、処理はS102に移される。
S102にて、HV−ECU200は、Ready−Off状態に移行する要求があるか否かを判定する。HV−ECU200は、たとえば、車両1の退避走行ができない場合に、Ready−Off状態に移行する要求があると判定する。退避走行ができない場合とは、たとえば、退避走行時に用いられる機器(エンジン10、第1MG20、第2MG30、PCU60、バッテリ70等)に故障が発生している場合である。なお、退避走行時に用いられる機器の故障診断は、公知の方法で行なえばよい。Ready−Off状態に移行する要求があると判定される場合(S102にてYES)、処理はS104に移される。
S104にて、HV−ECU200は、Ready−Off状態に移行する処理を実行する。具体的には、SMR72を遮断状態にする。SMR72を遮断状態にすることによって第1MG20への電力供給が停止される。これにより、第1MG20のトルク出力が停止される。
S106にて、HV−ECU200は、エンジン回転速度Neが下限値N1から上限値N2までの予め定められた範囲内であるか否かを判定する。なお、下限値N1および上限値N2については、上述したとおりであるため、その詳細な説明は繰り返さない。エンジン回転速度Neが予め定められた範囲内であると判定される場合(S106にてYES)、処理はS108に移される。
S108にて、HV−ECU200は、Ready−Off状態に移行する処理を開始した時点から予め定められた時間T1が経過したか否かを判定する。予め定められた時間T1は、Ready−Off状態に移行した後に、少なくともエンジン回転速度Neが停滞していることを判定できる時間であって、実験等によって適合される。予め定められた時間T1は、たとえば、5秒程度の時間である。予め定められた時間T1が経過したと判定される場合(S108にてYES)、処理はS110に移される。
S110にて、HV−ECU200は、IGリレーをオフする操作(以下、IGオフ操作とも記載する)を促す通知を行なう。IGリレーをオフする操作とは、たとえば、パワースイッチを押して車両1の電源システムをオフ状態にする操作である。HV−ECU200は、たとえば、メータ装置402にIGオフ操作を促す旨の文章を表示するようにしてもよいし、音声により運転者に通知してもよい。IGオフ操作が上述の遮断操作に対応する。
S112にて、HV−ECU200は、通知を行なった時点から予め定められた時間T2が経過したか否かを判定する。予め定められた時間T2が経過したと判定される場合(S112にてYES)、処理はS114に移される。
S114にて、HV−ECU200は、照合ECU500に対してIGオフ指令を送信する。照合ECU500は、HV−ECU200からIGオフ指令を受信することに応じてIGリレー502を遮断状態にする。
なお、通信異常が発生していないと判定される場合(S100にてNO)、Ready−Off状態への移行要求がないと判定される場合(S102にてYES)、あるいは、Ready−Off状態への移行後にエンジン回転速度Neが予め定められた範囲外になると判定される場合(S106にてNO)には、HV−ECU200は、処理を終了する。
また、予め定められた時間T1が経過していないと判定される場合(S108にてNO)、処理はS106に戻される。予め定められた時間T2が経過していないと判定さえる場合(S112にてNO)、処理はS116に移される。S116にて、HV−ECU200は、IGオフ操作があるか否かを判定する。IGオフ操作があると判定される場合(S116にてYES)、この処理は終了される。一方、IGオフ操作がないと判定される場合(S116にてNO)、処理はS112に移される。
以上のような構成およびフローチャートに基づく本実施の形態に係る車両1のHV−ECU200およびエンジンECU300の動作について説明する。
たとえば、エンジン10が動作している場合であって、かつ、HV−ECU200とエンジンECU300との間で双方向の通信異常が発生している場合を想定する。また、このとき、HV−ECU200は、Ne一定制御を実行しており、エンジンECU300は、出力一定制御を実行しているものとする。
HV−ECU200は、通信異常が発生しているため(S100にてYES)、Ready−Off状態への移行要求があるか否かを判定する(S102)。このとき、高圧系の電気機器に故障が発生する等の原因によって退避走行ができない場合には、Ready−Off状態への移行要求があると判定され(S102にてYES)、Ready−Off状態への移行処理が実行される(S104)。そのため、SMR72が遮断状態になり、第1MG20のトルク出力が停止される。
第1MG20のトルク出力が停止した後に、エンジン10のエンジントルクとフリクショントルクとが釣り合うと、エンジン回転速度Neが予め定められた範囲内で停滞することとなる(S106にてYES)。予め定められた時間T1が経過するまでこのような状態が継続する場合(S108にてYES)、メータ装置402にIGオフ操作を促す表示が行なわれる(S110)。IGオフ操作を促す表示が開始されてからIGオフ操作が行なわれることなく(S116にてNO)、予め定められた時間T2が経過する場合(S112にてYES)、HV−ECU200から照合ECU500へとIGオフ指令が送信される(S114)。照合ECU500は、HV−ECU200からのIGオフ指令を受けて、IGリレー502を遮断状態にする。
一方、予め定められた時間が経過するまでに(S112にてNO)、ユーザによってパワースイッチが操作されると(S116にてYES)、照合ECU500がリレー502を遮断状態にする。
リレー502が遮断状態になり、エンジンECU300への電力供給が遮断されると、エンジン10の制御が停止される。その結果、エンジン回転速度Neは、エンジン10のフリクショントルクの作用によって減少し、最終的にエンジン10は停止状態になる。
以上のようにして、本実施の形態に係る車両1によると、照合ECU500にIGオフ指令を送信することによって照合ECU500がIGリレー502を遮断状態にする遮断処理が実行される場合、あるいは、ユーザにIGオフ操作を促す通知処理が実行されることによってユーザがIGオフ操作を行なった場合、IGリレー502を遮断状態にすることができる。IGリレー502を遮断状態にすることによってエンジンECU300への電源供給を遮断することができる。これにより、エンジン10の制御を停止させて、エンジン10を停止状態にすることができる。したがって、エンジン制御に用いられる複数の制御装置間で通信ができない場合でもエンジンの動作を可能とするとともにエンジンの停止が要求される場合に、より確実にエンジンを停止させるハイブリッド車両を提供することができる。
以下、変形例について記載する。
上述の実施の形態では、エンジン10は、ガソリンエンジンであるとして説明したが、たとえば、ガソリンエンジンに代えてディーゼルエンジンであってもよい。
上述の実施の形態では、エンジン10は、ガソリンエンジンであるとして説明したが、たとえば、ガソリンエンジンに代えてディーゼルエンジンであってもよい。
上述の実施の形態では、通信異常時であって、かつ、退避走行ができない場合にReady−Off状態への移行要求があると判定するものとして説明したが、これらの判定をたとえば、車両1が停止状態である場合に行なうようにしてもよい。
上述の実施の形態においては、トランスアクスル8は、図1に示したように、第1MG20と、第2MG30と、第1MG20、第2MG30およびエンジン10を機械的に接続する動力分割装置40とを含むものとして説明したが、エンジン10に接続される第1モータジェネレータと、少なくとも駆動輪72に接続された第2モータジェネレータとを含む構成であれば、特に図1に示す構成に限定されるものではない。たとえば、車両1は、第1MG20と第2MG30とが機械的に接続されていない、いわゆる、シリーズ方式のハイブリッド車両であってもよい。
上述の実施の形態においては、Ready−Off状態への移行処理が開始された後に、エンジン回転速度Neが予め定められた範囲内であるか否かを判定するものとして説明したが、たとえば、エンジン回転速度Neが予め定められた範囲の下限値よりも大きいか否かを判定してもよい。
上述の実施の形態においては、通知処理の後、IGオフ操作が行なわれないと遮断処理を実行するものとして説明したが、たとえば、通知処理のみを実行してもよいし、遮断処理のみを実行してもよい。
なお、上記した変形例は、その全部または一部を組み合わせて実施してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ハイブリッド車両、8 トランスアクスル、10 エンジン、14 出力軸回転速度センサ、15 入力軸、16 出力軸、17 ドライブシャフト、18 ディファレンシャルギヤ、20,30 モータジェネレータ、22 MG1回転速度センサ、32 MG2回転速度センサ、40 動力分割装置、60 PCU、70 走行用バッテリ、72 駆動輪、100 エンジン回転速度センサ、102 燃料噴射装置、104 点火装置、200 HV−ECU、300 エンジンECU、400 メータECU、402 メータ装置、500 照合ECU、502 IGリレー、504 補機バッテリ。
Claims (1)
- エンジンと、
前記エンジンに接続される第1モータジェネレータと、
車軸に連結される第2モータジェネレータと、
前記エンジンと前記第1モータジェネレータと前記第2モータジェネレータとを機械的に連結する遊星歯車機構と、
前記エンジンを制御する第1制御装置と、
前記第1モータジェネレータと前記第2モータジェネレータとを制御するとともに、第1通信線を経由してエンジン指令信号を前記第1制御装置に送信する第2制御装置と、
前記第1制御装置への電源供給を遮断可能であって、かつ、前記第2制御装置と第2通信線を経由した通信が可能な第3制御装置とを備え、
前記第1制御装置は、前記第1制御装置と前記第2制御装置との間で通信ができない通信異常時における前記エンジンの動作中には、前記エンジンの出力を一定に維持しつつ、エンジン回転速度が予め定められた範囲外となる場合に、前記エンジンを停止し、
前記第2制御装置は、
前記通信異常時における前記エンジンの動作中には、前記エンジン回転速度が前記予め定められた範囲内になるように前記第1モータジェネレータを動作させ、前記通信異常時に前記エンジンの停止要求がある場合には、前記第1モータジェネレータのトルク出力を停止させ、
前記第1モータジェネレータのトルク出力を停止させた後に、前記エンジン回転速度が前記予め定められた範囲内で停滞する場合、前記第3制御装置を用いて前記第1制御装置への電源供給を遮断する遮断処理と、前記第1制御装置への前記電源供給を遮断するための遮断操作を行なうようにユーザに通知する通知処理とのうちの少なくともいずれかの処理を実行する、ハイブリッド車両。
Priority Applications (1)
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JP2016027744A JP2017144861A (ja) | 2016-02-17 | 2016-02-17 | ハイブリッド車両 |
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JP2016027744A Pending JP2017144861A (ja) | 2016-02-17 | 2016-02-17 | ハイブリッド車両 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019073204A (ja) * | 2017-10-18 | 2019-05-16 | トヨタ自動車株式会社 | ハイブリッド自動車 |
-
2016
- 2016-02-17 JP JP2016027744A patent/JP2017144861A/ja active Pending
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