JP2008199402A - 通信システム、携帯端末装置、サーバ装置及び通信方法 - Google Patents

通信システム、携帯端末装置、サーバ装置及び通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無線不通時に更新されたデータをより早いタイミングでユーザが参照できる通信システム、携帯端末装置、サーバ装置及び通信方法を提供する。
【解決手段】携帯端末及びサーバが予め、同期して、所定のデータをキャッシュして各装置内に記憶しておき、携帯端末は、ネットワークへのアクセス不可能時に、自装置に記憶したキャッシュデータが参照された場合、そのキャッシュデータを示す内容を含む参照履歴を記憶した後サーバへ送り、サーバは自装置に記憶したキャッシュデータを必要に応じて更新しておき、携帯端末から受信した参照履歴に基づいて、更新されたキャッシュデータを示す内容を含む更新情報を携帯端末へ送り、携帯端末は、その更新情報に基づいて、キャッシュデータが更新された旨を通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワークを介した通信が可能な通信システム、携帯端末装置、サーバ装置及び通信方法に関する。
現在、携帯電話などの通信端末装置を用いて、ネットワークを介して所定のデータ(情報)を利用(参照・閲覧)する通信システム(ネットワークアクセスシステム)が一般化している。しかし、ネットワークへのアクセスが通じない地域(不通地域。アクセス不可能地域)においては、ネットワークにアクセスできないため、所望のデータを利用できないという課題もある。この課題を解決するにあたり、ユーザの利用の予測に基づいて、予めデータを通信端末装置内へとダウンロード(キャッシュ)しておくことによって、不通地域においても、コンテンツ等のデータの利用が可能になる通信システムが検討されている。
このような通信システムに係る従来技術例として、ネットワークから取得したデータをキャッシュとして通信端末装置に保存(格納・記憶)するものがある(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2001−43123号公報 特開2004−185091号公報
しかしながら、予めキャッシュを行っておく方法を採用した従来の通信システムでは、不通地域において、キャッシュデータを参照する場合、不通地域にいる間にそのデータが更新されてしまい、最新のものではなくなっている可能性がある。よって、通信が確立された際に、なるべく早いタイミングで、不通の間(不通期間。不通時)にデータが更新された旨をユーザに対して通知することが望ましい。また、データの更新を通知する際に、そのデータを参照した状態を容易に再現できることが望ましい。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、不通地域においてユーザが参照したキャッシュデータを記憶しておき、ネットワークアクセスが可能になった際に、参照したキャッシュデータの更新を優先的に確認し、参照したキャッシュデータが更新されたことをユーザに通知する通信システム、携帯端末装置、サーバ装置及び通信方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、請求項1記載の発明は、携帯端末装置と、サーバ装置とがネットワークを介して連携し、所定のデータのキャッシュ及び同期を実現する通信システムであって、携帯端末装置は、所定のデータをキャッシュし、キャッシュデータとして記憶するキャッシュ手段と、ネットワークへのアクセス不可能時に、キャッシュ手段に記憶されているキャッシュデータが参照された場合、キャッシュデータを示す内容を少なくとも含む参照履歴情報を記憶する参照履歴記憶手段と、ネットワークへのアクセス不可能時に参照されたキャッシュデータが更新された旨を通知する通知手段と、を有し、サーバ装置は、キャッシュ手段と同期してキャッシュデータを記憶するキャッシュデータ記憶手段と、キャッシュデータ記憶手段に記憶されているキャッシュデータを必要に応じて更新する更新手段と、を有し、携帯端末装置は、参照履歴記憶手段に記憶された参照履歴情報をサーバ装置に送り、サーバ装置は、携帯端末装置から受信した参照履歴情報に基づいて、キャッシュデータ記憶手段に記憶されているキャッシュデータのうち、更新手段により更新されたキャッシュデータを示す内容を少なくとも含む更新情報を携帯端末装置へ送り、携帯端末装置は、サーバ装置から受信した更新情報に基づいて、通知手段により通知することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、携帯端末装置は、参照履歴情報として、ネットワークへのアクセス不可能時に参照されたキャッシュデータを示す識別情報と、キャッシュデータの参照を要求したアプリケーションを示す情報及びキャッシュデータが参照された時刻を示す情報のうち少なくとも1つの情報と、を合わせて参照履歴記憶手段に記憶することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、サーバ装置は、携帯端末装置から参照履歴情報を受信した場合、参照履歴情報に基づいて、ネットワークへのアクセス不可能時に参照されたキャッシュデータの更新を、キャッシュ手段と同期して行うように、キャッシュデータ記憶手段に対して指示し、キャッシュデータ記憶手段及びキャッシュ手段により、キャッシュデータ記憶手段に記憶されているキャッシュデータのうち、更新手段により更新されたキャッシュデータの同期処理がネットワークを介して行われ、携帯端末装置は、参照履歴記憶手段に記憶されている参照履歴情報を消去し、更新手段により更新されたキャッシュデータを示す内容を少なくとも含む更新情報に基づいて、通知手段により通知することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の発明において、携帯端末装置は、参照履歴情報として、キャッシュデータの参照を要求したアプリケーションの実行状況を示す情報を参照履歴記憶手段に記憶しておき、キャッシュ手段内に、参照を要求されたキャッシュデータがなかった場合、ネットワークへアクセス可能になった時点で、アプリケーションの実行状況を示す情報に基づいて、アプリケーションの動作の続きを継続することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の発明において、携帯端末装置は、ネットワークへのアクセスが可能か不可能かを検出する検出手段を有し、検出手段によるネットワークへのアクセス可能時の検出をトリガとして、通知手段による通知を行うことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載の発明において、携帯端末装置は、ネットワークの種類に応じて、請求項1に記載の、ネットワークへのアクセス不可能時に参照されたキャッシュデータが更新されているかのチェックのみを行うか、又は、請求項3に記載の、ネットワークへのアクセス不可能時に参照されたキャッシュデータの同期による更新を行うか、を判断することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1から6のいずれか1項に記載の発明において、携帯端末装置は、通知手段によりネットワークへのアクセス不可能時に参照されたキャッシュデータの更新を通知する際に、キャッシュデータの参照を要求したアプリケーションを示す情報、キャッシュデータが参照された時刻を示す情報、キャッシュデータが更新された時刻を示す情報を一組として、複数の組を表示し、複数の組のうちいずれかが選択された場合、選択された組のアプリケーションを、キャッシュデータが参照された時の状態に復帰させることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1から7のいずれか1項に記載の通信システムで用いられることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1から7のいずれか1項に記載の通信システムで用いられることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、携帯端末装置と、サーバ装置とがネットワークを介して連携し、所定のデータのキャッシュ及び同期を実現する通信方法であって、携帯端末装置及びサーバ装置が、同期により、所定のデータをキャッシュし、キャッシュデータとしてそれぞれの装置内に記憶するキャッシュデータ記憶ステップと、携帯端末装置が、ネットワークへのアクセス不可能時に、携帯端末装置内に記憶したキャッシュデータが参照された場合、キャッシュデータを示す内容を少なくとも含む参照履歴情報を記憶する参照履歴記憶ステップと、サーバ装置が、サーバ装置内に記憶したキャッシュデータを必要に応じて更新する第1の更新ステップと、携帯端末装置が、参照履歴情報をサーバ装置に送る参照履歴情報送信ステップと、サーバ装置が、携帯端末装置から受信した参照履歴情報に基づいて、サーバ装置内に記憶したキャッシュデータのうち、第1の更新ステップにより更新されたキャッシュデータを示す内容を少なくとも含む更新情報を携帯端末装置へ送る更新情報送信ステップと、携帯端末装置が、サーバ装置から受信した更新情報に基づいて、ネットワークへのアクセス不可能時に参照されたキャッシュデータが更新された旨を通知する通知ステップと、を有することを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項10記載の発明において、参照履歴記憶ステップは、参照履歴情報として、ネットワークへのアクセス不可能時に参照されたキャッシュデータを示す識別情報と、キャッシュデータの参照を要求したアプリケーションを示す情報及びキャッシュデータが参照された時刻を示す情報のうち少なくとも1つの情報と、を合わせて記憶することを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項10又は11記載の発明において、参照履歴情報送信ステップにより、サーバ装置が携帯端末装置から参照履歴情報を受信した場合、携帯端末装置及びサーバ装置が、参照履歴情報に基づいて、サーバ装置内に記憶したキャッシュデータのうち、第1の更新ステップにより更新されたキャッシュデータの同期処理を行い、携帯端末装置内に記憶したキャッシュデータを更新する第2の更新ステップと、携帯端末装置が、携帯端末装置内に記憶した参照履歴情報を消去する参照履歴情報消去ステップと、を有し、通知ステップは、第2の更新ステップにより更新されたキャッシュデータを示す内容を少なくとも含む更新情報に基づいて通知することを特徴とする。
請求項13記載の発明は、請求項10から12のいずれか1項に記載の発明において、携帯端末装置が、参照履歴記憶ステップにより、参照履歴情報として、キャッシュデータの参照を要求したアプリケーションの実行状況を示す情報を記憶した場合、携帯端末装置内に参照を要求されたキャッシュデータがなかった場合に、ネットワークへアクセス可能になった時点で、アプリケーションの実行状況を示す情報に基づいて、アプリケーションの動作の続きを継続する動作継続ステップをさらに有することを特徴とする。
請求項14記載の発明は、請求項10から13のいずれか1項に記載の発明において、携帯端末装置が、ネットワークへのアクセスが可能か不可能かを検出する検出ステップをさらに有し、通知ステップは、検出ステップによるネットワークへのアクセス可能時の検出をトリガとして、更新情報に基づいて通知を行うことを特徴とする。
請求項15記載の発明は、請求項10から14のいずれか1項に記載の発明において、携帯端末装置が、ネットワークの種類に応じて、請求項10に記載の、ネットワークへのアクセス不可能時に参照されたキャッシュデータが更新されているかのチェックのみを行うか、又は、請求項12に記載の、ネットワークへのアクセス不可能時に参照されたキャッシュデータの同期による更新を行うか、を判断する判断ステップをさらに有することを特徴とする。
請求項16記載の発明は、請求項10から15のいずれか1項に記載の発明において、通知ステップは、ネットワークへのアクセス不可能時に参照されたキャッシュデータの更新を通知する際に、キャッシュデータの参照を要求したアプリケーションを示す情報、キャッシュデータが参照された時刻を示す情報、キャッシュデータが更新された時刻を示す情報を一組として、複数の組を表示し、通知ステップにより表示された複数の組のうちいずれかが選択された場合、選択された組のアプリケーションを、キャッシュデータが参照された時の状態に復帰させる復帰ステップをさらに有することを特徴とする。
本発明によれば、不通地域においてユーザが参照したキャッシュデータを記憶しておき、ネットワークアクセスが可能になった際に、参照したキャッシュデータの更新を優先的に確認し、参照したキャッシュデータが更新されたことをユーザに通知することで、ユーザは、所望のデータの最新版をより早いタイミングで参照することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
本発明の一実施形態である通信システムの構成を図1に示す。
本実施形態の通信システムは、ユーザ60によって使用される携帯端末10と、無線ネットワーク30と、広帯域ネットワーク40と、ネットワークサーバ20と、データソース50と、を有して構成される。
以下、上記構成について詳細に説明する。
無線ネットワーク30は、携帯電話などの速度やコストなどにおいて限られた機能しか持たない無線ネットワークを意味する。例えば、3GやPHS、2Gなどを意味する。これは一般的なものであり、個々ではその内容については詳述しない。
広帯域ネットワーク40は、無線ネットワーク30に比べて速度やコストの面において有利な特性を持つネットワークアクセス手段を意味する。例えば、有線による接続や、ワイヤレスLAN接続などを意味する。これは一般的なものであり、個々ではその内容については詳述しない。
データソース50は、アプリケーションが利用するデータのソースをあらわすものであり、インターネットのホームページや、他人から受信するメール、プレゼンス情報、共有ファイルなどのコンテンツである。
ネットワークサーバ20は、ネットワークに置かれるサーバ装置であり、本ネットワークサーバ20と携帯端末10が連携することによって、データのキャッシュ機能を実現する。このネットワークサーバ20は、コンテンツ同期DB22、自動同期サーバ装置21から構成される。
自動同期サーバ装置21は、ネットワークサーバ20を構成する装置であり、携帯端末10のデータ同期端末装置13及び自動同期端末装置16と連携して、携帯端末10との間でデータの同期を行う。
コンテンツ同期DB(キャッシュデータ記憶手段)22は、自動同期サーバ装置21により、携帯端末10にキャッシュされているデータが書き込まれたデータベースであり、また、後述する参照履歴DB[端末用]15と同じ参照履歴情報(図2参照)を記憶する。このコンテンツ同期DB22は、携帯端末10とのネットワーク接続が行われていない場合においては、更新されたデータをデータソース50から受け取って、保存しておく機能を有する。更新されたデータについては更新フラグを設定することが可能である。
ユーザ60は携帯端末10を使用する一般的な人間であり、ここでは詳細については記述しない。
携帯端末10は、一般的な携帯電話端末の機能を持つものであるが、データのキャッシュ機能を実現するための機能、本発明を実現するための機能を含んでいる。この携帯端末10は、ネットワークアクセス装置17、自動同期端末装置16、コンテンツキャッシュ14、データ同期端末装置13、参照履歴DB[端末用]15、ユーザアプリケーション(アプリケーション)11、ユーザ通知装置12などから構成される。
ネットワークアクセス装置(検出手段)17は、ネットワーク30,40の状態を検出し、必要であれば自動的に接続する機能を有する。また、その時点で利用可能なネットワークの種別をアプリケーション11に通知する機能、及び、アプリケーション11からの問い合わせに応じて接続状態を回答する機能を有する。
自動同期端末装置16は、ネットワークに接続されているうちに、ネットワークが切断された状態でもアプリケーション11が利用できるように、必要とするであろうデータを予めネットワークから読み出し、携帯端末10上のコンテンツキャッシュ14に対して書き込みを行っておくことができる機能である。どのデータを予めキャッシュしておくか、などの判断方法については発明の範囲外であり、ここでは説明はしない。
コンテンツキャッシュ(キャッシュ手段)14は、ネットワークが切断された状態においてアプリケーション11が利用するためのデータを保存しておくデータベースである。
データ同期端末装置13は、アプリケーション11からのデータ読み出しの要求に対して、アクセスされたデータの同期、コンテンツキャッシュ14からのデータの読み出し、ネットワークアクセス装置17からのネットワーク接続状態の通知を受けての、データの同期などを実施する。その際に、参照履歴DB[端末用]15に登録されているデータを活用する。
参照履歴DB[端末用](参照履歴記憶手段)15には、図2に示すように、無線が接続されていない状態でキャッシュにあるデータに対してアクセスを行った情報を識別する識別子(参照データ識別子)を保存する。また、その他アプリケーション名、参照/更新時刻、更新フラグなどを保存する。
ユーザアプリケーション11は、ユーザの操作やアプリケーションの動作に応じて、データ同期端末装置を経由して必要な(ネットワーク上の)データにアクセスをする。アプリケーションの詳細については特に規定しないが、ウェブブラウザや、一般的なオフィスアプリケーション、動画再生アプリケーションなどが含まれている。
ユーザ通知装置(通知手段)12は、データ同期端末装置13からの通知を受けてユーザに対するデータ更新の通知を行う装置である。通知の方法には、振動による通知、着信音や光による通知、ティッカーによる通知などの方法がある。通知方法については一般的なものであり、ここでは通知方法について厳密な規定をするものではない。
以上のように構成された本実施形態の通信システムの動作(通信方法)の実施例1について以下に説明する。図3及び図4に動作シーケンスを示す。
〔A:データの同期〕
〈1〉自動同期端末装置16及び自動同期サーバ装置21はそれぞれ、今後ユーザ60及びアプリケーション11が必要とすると思われる所定のデータを、特定の予測に基づいて予め携帯端末10及びネットワークサーバ20にダウンロードし、コンテンツキャッシュ14及びコンテンツ同期DB22へそれぞれ書き込む。どのようなデータを同期するべきかの判断については、ユーザ60の設定などによる方法があるが、ここでは詳述はしない。
〔B:無線不通中のコンテンツの利用〕
ユーザ60が移動をするなどして、携帯端末10からのネットワークアクセスの経路が切断されたとする。
〈2〉ユーザ60がアプリケーション11の利用を通じて、コンテンツキャッシュ14に書き込まれている所望のキャッシュデータへのアクセス(参照)を要求する。
〈3〉アプリケーション11は、データ同期端末装置13に対して、上記所望のキャッシュデータの参照を要求する。
〈4〉データ同期端末装置13は、ネットワークアクセス装置17に対して、ネットワークを介してネットワークサーバ20にアクセスをすることが可能かどうかについての問い合わせを行う。この時点では、ネットワークアクセスの経路は切断されているので、ネットワークアクセス装置17からは、データ同期端末装置13に対して、ネットワークアクセスができない旨が通知される。
〈5〉データ同期端末装置13は、ネットワークアクセスができない旨を通知されると、コンテンツキャッシュ14にアクセスし、参照を要求された(参照された)キャッシュデータを取得する。
〈6〉データ同期端末装置13は、コンテンツキャッシュ14のキャッシュデータを利用(利用)した場合には、そのキャッシュデータを示す参照データ識別子(参照データフラグ)を、参照履歴情報として、参照履歴DB[端末用]15へと書き込む。例えば、アプリケーション11としてウェブブラウザを利用した場合は、URLなどが参照データ識別子となる。また、参照履歴情報として、そのキャッシュデータを参照したアプリケーションの名称などの情報や参照要求した時刻も同時に記録する。アプリケーションの情報を同時に保存しておくことで、キャッシュデータの更新を通知する際に、キャッシュデータの更新と共にその利用方法も同時に復旧させることができるようにする。
〈7〉データ同期端末装置13は、コンテンツキャッシュ14から読み出したキャッシュデータをユーザアプリケーション11へと通知し、ユーザアプリケーション11はその結果を利用して処理を行う。
〔C:アクセス不通期間におけるデータの更新〕
〈8−1〉自動同期サーバ装置21は、ポーリングを行う、もしくは、データソース50からの通知を受けるなどして、コンテンツ同期DB22に保持されているキャッシュデータの更新が必要であることを検出し、データソース50から更新データを受け取ってコンテンツ同期DB22へと書き込みを行う。
〈8−2〉この書き込みの時、自動同期サーバ装置21は、更新されたキャッシュデータに、更新されたデータであることを示す更新フラグの書き込み(設定)を行う。
〔D:再びネットワークアクセス可能となった際の参照データの更新チェックとユーザへの通知〕
〈9〉例えば、携帯端末10が移動するなどして、無線ネットワーク30の圏内に入ると、ネットワークアクセス装置17は、無線ネットワーク30に接続可能になったことを検知する。
〈10〉ネットワークアクセス装置17は、無線ネットワーク30に接続可能になったことをデータ同期端末装置13へと通知する。
〈11〉データ同期端末装置13は、参照履歴DB[端末用]15にアクセスを行い、不通期間にアクセス(参照要求)されたキャッシュデータを示す参照データ識別子が一覧となった参照履歴情報を取り出す。
〈12〉データ同期端末装置13は、無線ネットワーク30を通してネットワークサーバ20の自動同期サーバ装置21に対して、〈11〉で参照履歴DB[端末用]15から読み出した参照履歴情報(参照データ識別子)を送り、これらの参照データ識別子が示す各キャッシュデータに更新があるかどうかについての問い合わせを行う。また、ここで無線ネットワーク30を経由してのアクセスであることもパラメータで付与しておく。
〈13〉自動同期サーバ装置21は、携帯端末10からの問い合わせを元にして、コンテンツ同期DB22にアクセスを行う。ここで、このコンテンツ同期DB22には、携帯端末10とのネットワーク接続が行われていない時に、データソース50から受け取った、更新データが保存されており、この更新データには更新フラグが設定されている。
〈14〉自動同期サーバ装置21は、携帯端末10から受信した参照履歴情報(参照データ識別子)に基づいて、コンテンツ同期DB22の中から、更新フラグが設定されている更新キャッシュデータの参照データ識別子(及び更新された時刻を示す更新時刻情報)を取得し、これら更新情報を携帯端末10のデータ同期端末装置13へと通知する。
〈15〉データ同期端末装置13は、参照履歴DB[端末用]15にアクセスを行い、〈14〉で自動同期サーバ装置21から受け取った更新情報(参照データ識別子)を元にして、参照されたキャッシュデータのうち更新されたものがわかるように更新フラグを付与し(図2参照)、参照履歴情報を更新する。
〈16〉データ同期端末装置13は、更新されたキャッシュデータの参照データ識別子や更新された時刻を示す更新時刻情報をユーザ通知装置12へと通知する。ユーザ通知装置12は、ユーザの設定した情報に基づいて、音、振動、光、ティッカーなどを利用して、不通期間にアクセスしたデータが更新されたこと(アプリケーション名、参照時刻、更新時刻、参照データ識別子などを含む)をユーザに対して通知する。この時の通知画面の例を図5に示す。通知を受けた後に、自動もしくは特定のボタンを押すことによって、アプリケーション名と更新されたデータの内容が一覧表として表示され、その表から該当するデータを選択するだけで、更新されたデータを容易に参照することができる。ユーザはここで、参照しないことを選択することも可能である。更新データの選択を行うのを容易にするために、アプリケーション名、参照時刻、更新時刻、データを特定するための識別子などが同時に表示される。
〈17〉ユーザ60は、携帯端末10において、ユーザアプリケーション11からキャッシュデータが更新された旨の通知を受け、そのキャッシュデータの再参照の操作手続きを実施する。
〈18〉ユーザ通知装置12は、ユーザ60からの指示に応じて、該当するキャッシュデータを指定してアプリケーション11の起動を行う。
〈19〉アプリケーション11は、データ同期端末装置13に対してキャッシュデータの読み出しを要求する。
〈20−1〉データ同期端末装置13は、参照履歴DB[端末用]15にアクセスを行い、該当するキャッシュデータ(再参照を要求されたキャッシュデータ)が、過去に参照されたもので、かつ、更新されたものであるかどうかについてのチェックを行う。このチェックは、参照履歴DB[端末用]15の中に、指定されたキャッシュデータの参照履歴があるかどうか、及び、そのキャッシュデータに更新フラグが設定されているかどうかによって判断可能である。この判断の結果、このキャッシュデータが、過去に参照されたもので、かつ、更新されていないものである場合には、コンテンツキャッシュ14に保持されているキャッシュデータを返答する。
〈20−2〉それ以外については、コンテンツキャッシュ14に対して、コンテンツ同期DB22との同期による当該キャッシュデータの更新を指示する。
〈21〉コンテンツキャッシュ14は、ネットワークを介してネットワークサーバ20へアクセスを行い、該当するキャッシュデータについてコンテンツ同期DB22との同期を実施し、データ同期端末装置13に対してその結果(更新情報)を通知する。
〈22〉データ同期端末装置13は、参照履歴DB[端末用]15へとアクセスを行い、更新情報に基づいて、データ同期により更新が行われたキャッシュデータについての参照履歴情報をクリアする。
〈23〉また、データ同期端末装置13は、データ同期により更新が行われたキャッシュデータをアプリケーション11へと返答し、アプリケーション11は、そのデータ同期により更新が行われたキャッシュデータを元にアプリケーションの実行を行い、その結果をユーザ60へと提示する。
なお、〈21〉〜〈23〉において、キャッシュデータが同期された時点で〈21〉、データ同期端末装置13は、参照履歴DB[端末用]15の中の、該当する参照履歴情報を消去し〈22〉、同期により更新が行われたキャッシュデータをアプリケーション11へと返却する〈23〉。
以上説明したように、本実施例においては、以下に記載するような効果を奏する。
第1の効果として、不通期間にキャッシュで利用したデータが更新されていた場合に、ネットワークアクセスが可能になった時点で、最新の情報をいち早く得ることができるようになる。
第2の効果として、ユーザがアプリケーションを利用しようとしたときにデータにアクセスをすることができなかった場合にも、アクセスをできるようになった時点でアプリケーションの継続が可能になった旨がユーザに対して伝えられるため、効率的なアプリケーション利用を実現することが可能になる。
従来の通信システムでは、単純にキャッシュを同期する方法をとった場合、キャッシュデータを同期した場合、キャッシュの容量が大きくなるにつれて、更新の時間の長時間化や効率の低下などが問題になる。
そこで、本発明では、不通地域においてユーザが参照したキャッシュデータを記憶しておくことで、ネットワークアクセスが可能になった際のデータ同期作業において、不通時に参照したキャッシュデータを優先的に更新することができ、帯域が充分ではない無線接続を行っている環境においても、効率的なデータの同期更新を行うことが可能である。
上記本実施形態の通信システムの動作(通信方法)の実施例2について以下に説明する。図6に動作シーケンスを示す。
〔E:広帯域ネットワーク接続〕
〈31〉例えば、携帯端末10の移動や、有線ネットワークへの接続に伴って、広帯域ネットワーク40への接続が可能となると、ネットワークアクセス装置17は、広帯域ネットワーク40への接続が可能となったことを検出する。
〈32〉ネットワークアクセス装置17は、広帯域接続が可能であることをデータ同期端末装置13へと通知する。
〈33〉データ同期端末装置13は、参照履歴DB[端末用]15にアクセスを行い、不通期間にアクセスをしたキャッシュデータの一覧を示す参照履歴情報を取り出す。
〈34〉データ同期端末装置13は、広帯域ネットワーク40を通してネットワークサーバ20の自動同期サーバ装置21に対して、〈33〉で読み出した参照履歴情報を送り、不通期間に参照したキャッシュデータに更新があるかどうかについての問い合わせを行う。また、ここで広帯域ネットワーク40を経由してのアクセスであることもパラメータで付与しておくことで、同期データの更新も指示する。
〈35〉自動同期サーバ装置21は、データ同期端末装置13から問い合わせがあると、まず初めに、携帯端末10から受信した参照履歴情報に基づいて、不通時に参照したキャッシュデータの更新を同期によって行うように、コンテンツ同期DB22に対して指示する。
〈36−1〉コンテンツ同期DB22及びコンテンツキャッシュ14は、ネットワークを介して指示を受けたキャッシュデータ(不通時に参照したキャッシュデータ)についての同期処理を行い、更新を行う。
〈36−2〉同期による更新が終了すると、コンテンツ同期DB22は、同期による更新の結果を示す情報、すなわち、更新されたキャッシュデータを示す参照データ識別子や更新された時刻を示す更新時刻情報を含む更新情報を自動同期サーバ装置21に通知する。
〈36−3〉自動同期サーバ装置21は、受け取った更新情報をデータ同期端末装置13へ通知する。
〈37〉データ同期端末装置13は、参照履歴DB[端末用]15にアクセスして、更新情報に基づいて、データ同期により更新が行われたキャッシュデータについての参照履歴情報を消去する。
〈38〉データ同期端末装置13は、〈36−3〉で受け取った更新情報をユーザ通知装置12へと通知する。ユーザ通知装置12は、ユーザの設定した情報に基づいて、音、振動、光、ティッカーなどを利用して、不通期間にアクセスした情報が更新されたことをユーザ60に対して通知する。
〈39〉ユーザ通知装置12は、ユーザ60からの指示に応じて、該当するキャッシュデータを指定してアプリケーションの起動を行う。アプリケーション11は、データ同期端末装置13に対してキャッシュデータの読み出しを要求する。
〈40−1〉データ同期端末装置13は、コンテンツキャッシュ14よりキャッシュデータを読み出す。
〈40−2〉データ同期端末装置13は、読み出したキャッシュデータを、アプリケーション11へと返答する。アプリケーション11は受け取ったキャッシュデータを利用して、動作を行い、ユーザへ60とその結果を提示する。
以上のように、本実施例2によれば、携帯端末とネットワークサーバとの間で同期をしているデータがとても大きい場合には、参照したデータを優先的に同期させ、それ以外の情報は広帯域ネットワーク接続ができるようになった時点で同期できる。よって、広帯域ネットワークを介してのデータアクセスが可能な場合、参照をしたデータのキャッシュ更新を、他のデータのキャッシュの更新処理よりも優先して実施することで、ユーザへの通知時間、操作レスポンス時間の向上を図ることができる。
上記実施例1において、無線ネットワーク又は広帯域ネットワークが切断された状態の時(アクセス不通時)に参照をしようとしたキャッシュデータがコンテンツキャッシュに存在していない場合も考えられる。そこで、本実施例では、参照をしようとしたキャッシュデータがコンテンツキャッシュに存在していない場合の動作について説明する。
上記本実施形態の通信システムの動作(通信方法)の実施例3について以下に説明する。図7に動作シーケンスを示す。
〔F:参照をしようとしたデータがキャッシュに存在していなかった場合に、通知をする機能〕
〈41〉ユーザが移動をするなどして、携帯端末10からのネットワークアクセスの経路が切断された場合に、ユーザ60がアプリケーション11の利用を通じて、キャッシュデータにアクセスを行うとする。
〈42〉アプリケーション11は、データ同期端末装置13に対してキャッシュデータの参照要求を行う。
〈43〉データ同期端末装置13は、ネットワークアクセス装置17に対して、ネットワークを介してネットワークサーバ20にアクセスをすることが可能かどうかについての問い合わせを行う。この時点では、ネットワークは切断されているので、その旨が通知される。
〈44〉データ同期端末装置13は、ネットワークアクセスができない場合には、携帯端末10内のコンテンツキャッシュ14にアクセスし、該当するキャッシュデータの取得要求をする。
ここで、コンテンツキャッシュ14に該当するキャッシュデータが無い場合は、〈44〉のキャッシュデータ取得要求の結果として、キャッシュデータが得られないため、以下のように動作する。
〈45〉コンテンツキャッシュ14は、キャッシュデータがない旨を示すエラーをデータ同期端末装置13に返す。
〈46〉データ同期端末装置13は、ユーザアプリケーション11に対してキャッシュデータにアクセスをできない旨を示すエラーを返却する。
〈47〉アプリケーション11は、キャッシュデータへアクセスができない旨をユーザに伝えると共に、そのキャッシュデータを参照登録するか否かをユーザ60に確認する。
〈48〉ユーザ60は、アプリケーション11からの問い合わせに対して、参照登録を行う指示をすることができる。アプリケーション11は、ユーザ60からの指示に従って同様の指示をデータ同期端末装置13へと与える。
〈49〉データ同期端末装置13は、ユーザ60からの指示に応じた「切断時データ参照データ(フラグ)」の書き込みを参照履歴DB[端末用]15へと与える。この「切断時データ参照データ」には、参照データ識別子、参照時間、アプリケーション名が含まれる。
上記のように、不通期間にアクセスを行ったがコンテンツキャッシュ14に存在しなかったキャッシュデータを、参照履歴DB[端末用]15に登録設定をしておくことにより、アクセスができるようになってキャッシュデータを読み込めるようになった時点で、登録設定されたキャッシュデータの同期が実行され、更新通知がユーザに行くようにできる。
なお、上記本実施例の動作において、キャッシュデータへのアクセスすることができないため、キャッシュデータの識別子が判明しない場合は、「切断時データ参照データ」の参照データ識別子を、「データ未定」とする。また、アプリケーション11は、参照データ識別子として「データ未定」を受け取った場合には、アプリケーション11はデータの読み出しは行わずに、アプリケーションの立ち上げのみを行う。この機能によって、ネットワーク切断中に行おうとした作業への備忘として利用することが可能である。
また、上記本実施例の動作において、アプリケーション11の記憶をする部分において、アプリケーション11の実行状態(レジスタ、メモリ、もしくはそれに相当する状態)も共に記憶をしておくことで、さらに詳細な動作の再開を行うことが可能である。
上述した本発明の実施形態及び実施例の適用例としては、例えば、携帯端末において、ウェブデータを定期的に参照しており、圏外においても読めるように、予めダウンロードを行っている場合や、業務などにおいて、携帯端末を通して業務に必要なデータベースを参照する際に、圏外においてもデータを参照できるようにキャッシュをしているが、そのデータが頻繁に更新されるために、常に新しい情報を知っておきたい場合などに適用できる。
以上、本発明の実施形態及び実施例について説明したが、上記記載に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。
本発明は、キャッシュ機能を利用したネットワークアクセス(無線通信)全般に適用できる。
本発明の実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る携帯端末の参照履歴DBの内容を示す図である。 本発明の実施例1に係る動作を示すシーケンスチャートである。 本発明の実施例1に係る動作を示すシーケンスチャートである。 本発明の実施例1に係るデータ更新時の通知画面の例を示す図である。 本発明の実施例2に係る動作を示すシーケンスチャートである。 本発明の実施例2に係る動作を示すシーケンスチャートである。
符号の説明
10 携帯端末(携帯端末装置)
11 ユーザアプリケーション
12 ユーザ通知装置(通知手段)
13 データ同期端末装置
14 コンテンツキャッシュ(キャッシュ手段)
15 参照履歴DB(参照履歴記憶手段)
16 自動同期端末装置
17 ネットワークアクセス装置(検知手段)
20 ネットワークサーバ(サーバ装置)
21 自動同期サーバ装置(更新手段)
22 コンテンツ同期DB(キャッシュデータ記憶手段)
30 無線ネットワーク
40 広帯域ネットワーク
50 データソース
60 ユーザ

Claims (16)

  1. 携帯端末装置と、サーバ装置とがネットワークを介して連携し、所定のデータのキャッシュ及び同期を実現する通信システムであって、
    前記携帯端末装置は、
    所定のデータをキャッシュし、キャッシュデータとして記憶するキャッシュ手段と、
    前記ネットワークへのアクセス不可能時に、前記キャッシュ手段に記憶されているキャッシュデータが参照された場合、該キャッシュデータを示す内容を少なくとも含む参照履歴情報を記憶する参照履歴記憶手段と、
    前記ネットワークへのアクセス不可能時に参照されたキャッシュデータが更新された旨を通知する通知手段と、を有し、
    前記サーバ装置は、
    前記キャッシュ手段と同期して前記キャッシュデータを記憶するキャッシュデータ記憶手段と、
    前記キャッシュデータ記憶手段に記憶されているキャッシュデータを必要に応じて更新する更新手段と、を有し、
    前記携帯端末装置は、
    前記参照履歴記憶手段に記憶された参照履歴情報を前記サーバ装置に送り、
    前記サーバ装置は、
    前記携帯端末装置から受信した前記参照履歴情報に基づいて、前記キャッシュデータ記憶手段に記憶されているキャッシュデータのうち、前記更新手段により更新されたキャッシュデータを示す内容を少なくとも含む更新情報を前記携帯端末装置へ送り、
    前記携帯端末装置は、
    前記サーバ装置から受信した前記更新情報に基づいて、前記通知手段により通知することを特徴とする通信システム。
  2. 前記携帯端末装置は、
    前記参照履歴情報として、
    前記ネットワークへのアクセス不可能時に参照されたキャッシュデータを示す識別情報と、
    前記キャッシュデータの参照を要求したアプリケーションを示す情報及び前記キャッシュデータが参照された時刻を示す情報のうち少なくとも1つの情報と、
    を合わせて前記参照履歴記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 前記サーバ装置は、
    前記携帯端末装置から前記参照履歴情報を受信した場合、該参照履歴情報に基づいて、前記ネットワークへのアクセス不可能時に参照されたキャッシュデータの更新を、前記キャッシュ手段と同期して行うように、前記キャッシュデータ記憶手段に対して指示し、
    前記キャッシュデータ記憶手段及び前記キャッシュ手段により、前記キャッシュデータ記憶手段に記憶されているキャッシュデータのうち、前記更新手段により更新されたキャッシュデータの同期処理が前記ネットワークを介して行われ、
    前記携帯端末装置は、
    前記参照履歴記憶手段に記憶されている前記参照履歴情報を消去し、
    前記更新手段により更新されたキャッシュデータを示す内容を少なくとも含む前記更新情報に基づいて、前記通知手段により通知することを特徴とする請求項1又は2記載の通信システム。
  4. 前記携帯端末装置は、
    前記参照履歴情報として、前記キャッシュデータの参照を要求したアプリケーションの実行状況を示す情報を前記参照履歴記憶手段に記憶しておき、
    前記キャッシュ手段内に、参照を要求されたキャッシュデータがなかった場合、前記ネットワークへアクセス可能になった時点で、前記アプリケーションの実行状況を示す情報に基づいて、前記アプリケーションの動作の続きを継続することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の通信システム。
  5. 前記携帯端末装置は、
    前記ネットワークへのアクセスが可能か不可能かを検出する検出手段を有し、
    前記検出手段による前記ネットワークへのアクセス可能時の検出をトリガとして、前記通知手段による通知を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の通信システム。
  6. 前記携帯端末装置は、
    前記ネットワークの種類に応じて、請求項1に記載の、前記ネットワークへのアクセス不可能時に参照されたキャッシュデータが更新されているかのチェックのみを行うか、又は、請求項3に記載の、前記ネットワークへのアクセス不可能時に参照されたキャッシュデータの同期による更新を行うか、を判断することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の通信システム。
  7. 前記携帯端末装置は、
    前記通知手段により前記ネットワークへのアクセス不可能時に参照されたキャッシュデータの更新を通知する際に、前記キャッシュデータの参照を要求したアプリケーションを示す情報、前記キャッシュデータが参照された時刻を示す情報、前記キャッシュデータが更新された時刻を示す情報を一組として、複数の組を表示し、
    前記複数の組のうちいずれかが選択された場合、該選択された組のアプリケーションを、前記キャッシュデータが参照された時の状態に復帰させることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の通信システム。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の通信システムで用いられることを特徴とする携帯端末装置。
  9. 請求項1から7のいずれか1項に記載の通信システムで用いられることを特徴とするサーバ装置。
  10. 携帯端末装置と、サーバ装置とがネットワークを介して連携し、所定のデータのキャッシュ及び同期を実現する通信方法であって、
    前記携帯端末装置及び前記サーバ装置が、同期により、所定のデータをキャッシュし、キャッシュデータとしてそれぞれの装置内に記憶するキャッシュデータ記憶ステップと、
    前記携帯端末装置が、前記ネットワークへのアクセス不可能時に、前記携帯端末装置内に記憶したキャッシュデータが参照された場合、該キャッシュデータを示す内容を少なくとも含む参照履歴情報を記憶する参照履歴記憶ステップと、
    前記サーバ装置が、前記サーバ装置内に記憶したキャッシュデータを必要に応じて更新する第1の更新ステップと、
    前記携帯端末装置が、前記参照履歴情報を前記サーバ装置に送る参照履歴情報送信ステップと、
    前記サーバ装置が、前記携帯端末装置から受信した前記参照履歴情報に基づいて、前記サーバ装置内に記憶したキャッシュデータのうち、前記第1の更新ステップにより更新されたキャッシュデータを示す内容を少なくとも含む更新情報を前記携帯端末装置へ送る更新情報送信ステップと、
    前記携帯端末装置が、前記サーバ装置から受信した前記更新情報に基づいて、前記ネットワークへのアクセス不可能時に参照されたキャッシュデータが更新された旨を通知する通知ステップと、
    を有することを特徴とする通信方法。
  11. 前記参照履歴記憶ステップは、
    前記参照履歴情報として、
    前記ネットワークへのアクセス不可能時に参照されたキャッシュデータを示す識別情報と、
    前記キャッシュデータの参照を要求したアプリケーションを示す情報及び前記キャッシュデータが参照された時刻を示す情報のうち少なくとも1つの情報と、
    を合わせて記憶することを特徴とする請求項10記載の通信方法。
  12. 前記参照履歴情報送信ステップにより、前記サーバ装置が前記携帯端末装置から前記参照履歴情報を受信した場合、前記携帯端末装置及び前記サーバ装置が、該参照履歴情報に基づいて、前記サーバ装置内に記憶したキャッシュデータのうち、前記第1の更新ステップにより更新されたキャッシュデータの同期処理を行い、前記携帯端末装置内に記憶したキャッシュデータを更新する第2の更新ステップと、
    前記携帯端末装置が、前記携帯端末装置内に記憶した前記参照履歴情報を消去する参照履歴情報消去ステップと、を有し、
    前記通知ステップは、
    前記第2の更新ステップにより更新されたキャッシュデータを示す内容を少なくとも含む前記更新情報に基づいて通知することを特徴とする請求項10又は11記載の通信方法。
  13. 前記携帯端末装置が、前記参照履歴記憶ステップにより、前記参照履歴情報として、前記キャッシュデータの参照を要求したアプリケーションの実行状況を示す情報を記憶した場合、前記携帯端末装置内に参照を要求されたキャッシュデータがなかった場合に、前記ネットワークへアクセス可能になった時点で、前記アプリケーションの実行状況を示す情報に基づいて、前記アプリケーションの動作の続きを継続する動作継続ステップをさらに有することを特徴とする請求項10から12のいずれか1項に記載の通信方法。
  14. 前記携帯端末装置が、前記ネットワークへのアクセスが可能か不可能かを検出する検出ステップをさらに有し、
    前記通知ステップは、
    前記検出ステップによる前記ネットワークへのアクセス可能時の検出をトリガとして、前記更新情報に基づいて通知を行うことを特徴とする請求項10から13のいずれか1項に記載の通信方法。
  15. 前記携帯端末装置が、前記ネットワークの種類に応じて、請求項10に記載の、前記ネットワークへのアクセス不可能時に参照されたキャッシュデータが更新されているかのチェックのみを行うか、又は、請求項12に記載の、前記ネットワークへのアクセス不可能時に参照されたキャッシュデータの同期による更新を行うか、を判断する判断ステップをさらに有することを特徴とする請求項10から14のいずれか1項に記載の通信方法。
  16. 前記通知ステップは、
    前記ネットワークへのアクセス不可能時に参照されたキャッシュデータの更新を通知する際に、前記キャッシュデータの参照を要求したアプリケーションを示す情報、前記キャッシュデータが参照された時刻を示す情報、前記キャッシュデータが更新された時刻を示す情報を一組として、複数の組を表示し、
    前記通知ステップにより表示された前記複数の組のうちいずれかが選択された場合、該選択された組のアプリケーションを、前記キャッシュデータが参照された時の状態に復帰させる復帰ステップをさらに有することを特徴とする請求項10から15のいずれか1項に記載の通信方法。
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