JP2008196988A - 測位衛星信号サーチ方法、sps受信装置およびsps受信機能付き移動通信端末装置 - Google Patents

測位衛星信号サーチ方法、sps受信装置およびsps受信機能付き移動通信端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008196988A
JP2008196988A JP2007033201A JP2007033201A JP2008196988A JP 2008196988 A JP2008196988 A JP 2008196988A JP 2007033201 A JP2007033201 A JP 2007033201A JP 2007033201 A JP2007033201 A JP 2007033201A JP 2008196988 A JP2008196988 A JP 2008196988A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
satellite
frequency
reference frequency
search reference
sps
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007033201A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Nojima
一宏 野嶋
Akifumi Miyano
暁史 宮野
Hiroshi Yoshida
浩史 吉田
Kei Murayama
圭 村山
Hiroshi Katayama
浩 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2007033201A priority Critical patent/JP2008196988A/ja
Publication of JP2008196988A publication Critical patent/JP2008196988A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】SPS受信装置では、高感度化のためにIF変換後の出力信号を時間積分してSNRを改善しているが、積分中にSPS受信装置の温度上昇等のためGPS用クロック源の周波数が変動し、積分の効果が得られないことがある。
【解決手段】SPS受信装置に、衛星サーチ基準周波数の変動を検出する周波数比較手段と、衛星サーチ基準周波数を変更する周波数設定手段を設け、衛星からの電波を受信し衛星からの電波を逆拡散した後、周波数比較手段により衛星サーチ基準周波数の変動を検出して、周波数設定手段により、衛星サーチ基準周波数を変更して新たに衛星からの電波を受信するよう構成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、衛星測位システムの測位衛星信号を迅速に捕捉する測位衛星信号サーチ方法、測位衛星信号サーチ方法を用いたSPS受信装置およびSPS受信機能付き移動通信端末装置に関する。
近年、GPS(Global Positioning System)を代表とする衛星測位システム(Satellite Positioning System,以下SPSという)のSPS受信装置を搭載した車載用ナビゲーション装置やSPS受信機能付き携帯電話装置などのSPS受信機能付き移動通信端末装置が実用化されている。これらのSPS受信装置では、地球から約2万キロメートル離れた測位衛星からの電波を受信するために高い受信感度が要求される。特に、SPS受信機能付き携帯電話装置などの人の歩行経路を案内する移動通信端末装置は、自動車と違って屋内を移動することもあり、屋内での測位に対応するため、より高感度であることが要求されている。
図6に従来のGPS受信機能付き携帯電話装置のブロック図を示す。GPS受信機能付き携帯電話装置500は、衛星信号を受信するGPS用アンテナ101、GPS受信手段102、GPS用クロック生成手段103を持ち、GPS用クロック生成手段103からのクロックを用いてGPS受信手段102を動作させている。GPS受信手段102は、GPS用アンテナより入力されたGPS衛星の電波を受信し、コード同期を行なう。GPS受信手段102が捉えた衛星捕捉情報は測位演算手段104に送られ、測位演算手段104は測位演算を行ない、測位結果を出力する。そして、GPS受信機能付き携帯電話装置500には周波数比較手段105を設け、携帯電話装置の無線通信手段106を接続している。このことにより、携帯電話装置のアンテナ107と無線通信手段106を用いて受信する際に生成される基地局のクロックと同期した精度の高いクロック信号を基準クロック信号として用いる。この基準クロック信号とGPS用クロック生成手段103からのクロックを周波数比較手段105で比較し、衛星サーチ基準周波数(周波数設定手段108が、受信した衛星信号とのコード同期するために周波数をシフトしながら衛星周波数をサーチする際に用いる基準周波数)を正確な周波数に設定し、GPS受信手段102に対して正確な周波数でサーチするように指示している(例えば、特許文献1参照)。このような基準クロック信号を参照して衛星サーチ周波数を校正する動作を測位開始時に一度行うことで、衛星サーチ基準周波数の精度を高め、さらにはサーチする周波数範囲(サーチ範囲)を削減することが可能となり、SPS受信機能付き移動通信端末装置に求められる高速な測位動作を実現している。
図7(a)に従来の測位衛星信号サーチ方法のサーチ範囲の推移を示して説明する。図7(a)では、縦軸に周波数を、横軸に時間軸をとり、衛星が送信している衛星信号の周波数(f)を図中の太い破線で示している。図中、衛星サーチ基準周波数(fo)を太い実線で示す。図6の説明で述べたように、衛星サーチ基準周波数は測位開始時に基準クロック信号で校正されている。
測位衛星信号サーチは、衛星サーチ基準周波数(fo)を中心としてサーチ周波数をある一定幅の周波数レンジRにいたるまで上下に所定周波数だけ振幅を増やしつつ割り振ってサーチする。図7(a)でサーチ開始点をS点として説明する。測位衛星信号サーチを開始すると、サーチ範囲はS点から図中の線分S−Cと線分S−Dで囲まれた範囲内を上下に周波数を割り振ってサーチする。図7(b)は、図7(a)のサーチを開始した当初のサーチ範囲の部分を拡大して示したもので、「A1」から「A9」まで四角いゾーンに順次サーチ周波数を変えてサーチしていることを示している。サーチ状態を四角いゾーンで示しているのは、横軸の時間軸について一定時間ずつ、縦軸の周波数について一定幅の周波数について、測位衛星から送信されてくる衛星信号との同期を試みていることを示している。なお、上下に周波数を割り振る都度、周波数サーチステップ(Δfsc)だけ振幅を増大させている。
なお、従来の測位衛星信号サーチ方法では、弱い測位衛星信号を高感度に捕捉するために、測位衛星から受信した電波を逆拡散した後、時間積分してS/N比(SNR)を改善する工夫をしている。すなわち、図8に示すように、サーチを開始すると(ステップS11)、GPS受信手段102でGPS衛星の電波を受信し(ステップS12)、逆拡散して時間積分を行なう(ステップS13)。所定回数の積分を繰り返すため逆拡散と積分した回数を確認する(ステップS14)。積分回数が所定回数に達していれば(ステップS14のYES)、コード同期をとり(ステップS15)、コード同期が取れたら(ステップS16のYES)、測位処理を行ない(ステップS17)、サーチを終了する(ステップS18)。コード同期が取れないときは(ステップS16のNO)、ステップS12に戻り、再びGPS信号を受信し、前記の動作を行なう。
GPS受信手段102は、衛星信号の周波数(f)に合わせた周波数で所定時間、すなわち図7(b)のA1を三つの小ブロックの組合せとして示したように、A1を三分割した小ブロックごとに、受信したGPS信号を逆拡散して時間積分することを計3回行っている。このように逆拡散を行うごとに時間積分することにより、図9に示すように、所望ピーク周波数を中心として情報が集積して、拡散後のSNRに高いピークが生成されるため、衛星信号受信時のコード同期を容易にかつ精度の高いものとすることができる。このように上記従来の方法でも、迅速にSNRに高いピークが検出され、所望SNRの閾値を超えるようにできるので安定した情報に基づいてコード同期が行なえる。
特開2003−329761号公報(第7ページ、図2)
しかし、従来のSPS受信装置では、GPS信号受信中の温度変動によるクロック周波数変動が問題になる。図10に従来のSPS受信装置で、GPS信号受信中に温度変動があった場合を説明する。図10(a)、図10(b)では、縦軸に周波数を、横軸に時間軸をとり、GPS受信機が受信しているGPS信号の周波数の推移を示している。先に述べたように基準クロック信号とGPS用クロック生成手段との校正による衛星サーチ基準周波数(fo)の校正は測位開始時に一度だけ行われるので、GPS信号の周波数が温度上昇とともに低下した場合、衛星サーチ基準周波数を示す太線は右下に傾いている。そして、図10(b)のB1、B2、B3、B4、B5というように、衛星信号の周波数が少しずつ減少した形でGPS信号を受信する。この場合、図10(b)のB1のブロックを三つの小ブロックに三分割して示したように、B1のブロックを構成する各ブロックの衛星サーチ基準周波数(fo)も右下に傾いているため、隣接する小ブロックの衛星サーチ基準周波数(fo)に差が生じている。そのため、各ブロックについて受信したGPS信号を逆拡散して時間積分しても、図11に示すように、所望周波数の上にGPS情報は累積せず、所望周波数の近傍に衛星からのGPS情報がなだらかな丘のようになってしまう。逆拡散後のSNRはピークを作らず、所望SNRに達しない。これでは、時間積分してSNRを改良しようとした目的を果たさず、高感度化が達成できないことになる。
本発明は、これら従来のSPS受信装置では、温度上昇等によりGPS用クロック源の周波数変動によって衛星サーチ基準周波数が変動して、受信するGPS信号の周波数がずれ、時間積分の効果が得られず、高感度の受信が達成できなくなってしまうという状況であっても、クロック変動に対応して衛星信号を迅速に捕捉することができる測位衛星信号捕捉方法を実現し、サーチ中のクロック変動に対応して測位衛星信号を安定的に捕捉するSPS受信装置およびSPS受信機能付き移動通信端末装置を提供する。
本発明は、前記従来の課題を解決するために、SPS受信装置に、衛星サーチ基準周波数の変動を検出する周波数比較手段と、前記衛星サーチ基準周波数を変更する周波数設定手段を設け、衛星からの電波を受信し衛星からの電波を逆拡散した後、前記周波数比較手段により前記衛星サーチ基準周波数の変動を検出して、前記周波数設定手段により、前記衛星サーチ基準周波数を変更して新たに衛星からの電波を受信するように構成している。
この構成により、SPS受信機の温度変化などによって衛星サーチ基準周波数が変動したとしても、状況変化に即応して衛星サーチ基準周波数を変更することができ、所望周波数の上に時間積分の結果としてのGPS情報が累積してピークを形成して、衛星信号を迅速に捕捉することを可能にしている。
本発明の測位衛星信号捕捉方法を用いることにより、SPS受信機の温度変化などによって、SPS受信装置およびSPS受信機能付き移動通信端末装置のSPS受信装置の衛星サーチ基準周波数が変動しても、安定して衛星信号を捕捉することができる。
(実施の形態1)
図1に、本発明の実施の形態1のGPS受信機能付き移動通信端末装置のブロック図を示す。図1に示すように、GPS受信機能付き移動通信端末装置100は、衛星信号を受信するGPS用アンテナ101、GPS受信手段102、GPS用クロック生成手段103を持ち、GPS用クロック生成手段103からのクロックを用いてGPS受信手段102を動作させている。GPS受信手段102は、GPS用アンテナより入力されたGPS衛星の電波を、衛星サーチ基準周波数で捕捉し、コード同期を行なう。なお、GPS受信手段102は同様の動作を行なう複数のチャンネルを持っている。GPS受信手段102が行った複数チャンネルのコード同期時のコード位相、周波数、信号レベル等の衛星捕捉情報は、測位演算手段104に送られ、測位演算手段104はGPS受信手段102からの衛星捕捉情報をもとに測位演算を行ない、測位結果を出力する。
周波数比較手段105は、GPS用クロック生成手段103のクロックを正確に保つためのもので、基準クロック信号とGPS用クロック生成手段103から出力されるクロック信号を比較して、GPS受信手段のクロック周波数の周波数差情報、すなわちGPS用クロック源周波数の誤差(ΔfG)を出力する。なお、図1の周波数比較手段105は、携帯電話装置の無線通信手段106を接続していて、携帯電話装置のアンテナ107と無線通信手段106を用いて受信する際に生成される基地局のクロックと同期した精度の高いクロック信号を基準クロック信号として用いている。また、周波数差情報については上記基準クロックを参照する他に、一部の衛星でコード同期を達成した場合には、そのコード同期の際の周波数設定条件をもとに周波数差情報を生成することでも同様の効果が得られる。これは測位演算手段104より点線で示すように、測位演算手段が持つコード同期した条件(周波数情報)を周波数設定手段に伝達することで可能となる。
周波数比較手段105は、GPS用クロック源周波数の誤差(ΔfG)からGPS受信手段102のクロックを補正し測位衛星信号サーチを行なう中心となる周波数、いわゆる衛星サーチ基準周波数(fo)を出力する。周波数設定手段108は、周波数比較手段105が出力した衛星サーチ基準周波数(fo)に応じて、衛星を捕捉するサーチ範囲を設定する。サーチ範囲は、GPS受信手段102の同時サーチ可能なチャンネルの数の分を設定する。そして、GPS受信手段102は、各チャンネルでGPS信号を受信する。受信したGPS信号については、逆拡散して、時間積分する。そして時間積分した後に、周波数比較手段105は、新たにGPS用クロック源周波数の誤差(ΔfG)を求め、新たな衛星サーチ基準周波数(fo)を求める。このように新たな衛星サーチ基準周波数(fo)を求めて時間積分することにより、所望周波数の上にGPS信号を重ねていく。そして、GPS受信手段102は、逆拡散したSNRがピークをつくり、所望SNRを超えたときにGPS信号の捕捉が完了したと判断してコード同期を行ない、測位演算手段104は測位処理を行なうように構成している。
図2に本発明の動作をフロー図として示す。まず測位開始指示入力手段109により測位開始の指示が入力されると、サーチを開始する(ステップS1)。すると、GPS受信手段102がGPS用アンテナ101からGPS信号を受信し(ステップS2)、GPS信号を逆拡散し、時間積分する(ステップS3)。積分が1回目であれば(ステップS4のYES)、GPS用クロック生成手段103の周波数の誤差(ΔfG)を求め、衛星サーチ基準周波数(fo)を補正して、2次ローカル周波数設定値を設定する(ステップS5)。そして、コード同期を試みて(ステップS6)、コード同期結果を確認して(ステップS7のNO)、ステップS2に戻りGPS信号を受信する。そして、GPS信号を逆拡散し、時間積分する(ステップS3)、2回目以降の積分であることを確認して(ステップS4のNO)、コード同期を取るトリガ情報が来ていなければ(ステップS7のNO)、再びステップS2に戻り、GPS信号を受信する。そしてGPS信号を、逆拡散し、時間積分する(ステップS3)。このようにして、時間積分を繰り返し、所望周波数の上に情報を積み上げていく。次に、2回目以降の逆拡散と積分であることを確認して(ステップS4のNO)。積分回数が予め定めた回数に達したなどのコード同期を取るトリガ情報が生じて入れば(ステップS8のYES)、GPS用クロック生成手段103の周波数の誤差(ΔfG)を求め、衛星サーチ基準周波数(fo)を補正して、2次ローカル周波数設定値を設定する(ステップS5)。そして、コード同期を試みる(ステップS6)。同コード同期が取れていれば(ステップS7のYES)、測位演算手段104が測位処理を行なう(ステップS9)。そして、サーチを終了する(ステップS10)。もし、ステップS7でコード同期が取れていないときは、積分回数をリセットしてゼロに戻し、再びステップS2に戻り、GPS信号を受信してGPS信号を逆拡散して、既に述べた動作ステップを実行する。ここで上記トリガ情報は同期させるコード時間単位で発生させても良いし、複数のコード時間単位で発生させても良く、このようなトリガ情報に基づき(トリガとして)積分動作を繰り返し行うものである。
このように本発明では、GPS信号を受信した都度、GPS用クロック生成手段103の周波数の誤差(ΔfG)を求めて衛星サーチ基準周波数(fo)を補正し、衛星信号の周波数(f)を捕捉して、GPS信号を所望周波数の上に積み重ねることができるので、GPS受信機能付き移動通信端末装置100の温度が上昇したとしても、GPS信号を高感度に受信し続けることができる。
図3に本発明の測位衛星信号捕捉方法により捕捉する衛星の周波数(f)の推移を示す。図3では、縦軸に周波数をとり、横軸に時間軸をとり、衛星が送信している周波数を(f)として図中の太い破線で示している。図3(a)と図3(b)ではGPS受信機能付き移動通信端末装置100の温度変化により、衛星サーチ基準周波数(fo)が右下に下降している状態を示している。特に図3(b)では、GPS信号を捕捉する周波数F1、F2、F3、F4、F5からF9のゾーンについては、それぞれのゾーン、例えばF1のゾーンを三つの小ブロックに分けて、それぞれの小ブロックごとに受信したGPS信号について逆拡散を行い時間積分することを示している。そして、小ブロックごとに受信したGPS信号について逆拡散を行い時間積分した後には、その都度、無線通信部のクロックを基準として算出したGPS用クロック生成手段の誤差(ΔfG)により上方に持ち上げる形で補正して衛星信号の周波数(f)を捕捉する。そして、図2に示したフロー図のように受信したGPS信号について逆拡散を行い、時間積分することを繰り返す。ここで図2の説明で述べたように、同期させるコード時間単位もしくは複数のコード時間単位で発生されるトリガ情報に基づき(トリガとして)積分動作を繰り返す動作を行っている。
このことにより、図4に示すように、所望の周波数の上に情報が積み上げられ、逆拡散したSNRがピークを形成し、所望SNRの閾値を超えることになる。このように本発明は、GPS受信機能付き移動通信端末装置100の温度が変化したとしても、それに左右されることなく高感度のGPS信号の受信を行なうことができる。
(実施の形態2)
図5に本発明の第二の実施の形態にかかるGPS受信機能付き移動通信端末装置のブロック図を示す。本発明の第二の実施の形態にかかるGPS受信機能付き移動通信端末装置200は、コード同期トリガ出力手段110にGPS受信機能付き移動通信端末装置200内の温度を検出する温度センサ111を接続したものであり、GPS受信機能付き移動通信端末装置200内の温度が所定温度を超えたときにコード同期トリガ出力手段110に温度情報が伝わるようにしている。他のブロックの構成は図1に示した本発明の第一の実施の形態と同じである。
これらの構成により、温度センサ111で測定したGPS受信装置内の温度が所定温度以上に上昇したときのみ第一の実施の形態で述べた周波数補正によるSNRの改善を行い、温度上昇が少ない場合には周波数補正によるSNRの改善を実施しないような制御を行なわせるようにしている。これは例えば一般的に0.1ppm程度である基地局側の周波数変動に対し、温度変動によるGPS用クロック源の周波数変動がそれを大きく下回ると想定される場合に制御を行わないことなどが実施の一形態としてあげられる。温度変動については、GPS用クロック源として使用されるTCXO(温度補償型水晶発振器)では0.1ppm/℃等の変動が一般的であるため、例えば温度変動が1℃以下であれば制御を行わないというような制御が行われる。
本発明の測位衛星信号サーチ方法および測位衛星信号サーチ方法を用いたSPS受信装置およびSPS受信機能付き移動通信端末装置は、GPS受信装置を搭載した車載ナビゲーションやGPS受信機能付き携帯電話だけでなく、SPS情報を利用する電子機器に広く適用することができる。
本発明の実施の形態1にかかる移動通信端末装置のブロック図 本発明の実施の形態1にかかる移動通信端末装置の動作を示すフロー図 (a)本発明の実施の形態1にかかる移動通信端末装置の周波数の変化を示す図(b)本発明の実施の形態1にかかる移動通信端末装置の周波数の変化を示す図 本発明の実施の形態1にかかる移動通信端末装置の積分後の逆拡散信号レベルを示す図 本発明の実施の形態2にかかる移動通信端末装置のブロック図 従来移動通信端末装置のブロック図 (a)従来の移動通信端末装置の周波数の変化を示す図(b)従来の移動通信端末装置の周波数の変化を示す図 従来の移動通信端末装置の動作を示すフロー図 従来の移動通信端末装置の積分後の逆拡散信号レベルを示す図 (a)従来の他の移動通信端末装置の周波数の変化を示す図(b)従来の移動通信端末装置の周波数の変化を示す図 従来の他の移動通信端末装置の積分後の逆拡散信号レベルを示す図
符号の説明
100 移動通信端末装置
101 GPSアンテナ
102 GPS受信手段
103 GPS用クロック生成手段
104 測位演算手段
105 周波数比較手段
106 無線通信手段
107 アンテナ
108 周波数設定手段
109 測位開始指示入力手段
110 コード同期トリガ手段
111 温度センサ

Claims (12)

  1. 測位衛星信号サーチ方法において、
    測位衛星信号をサーチする周波数(衛星サーチ基準周波数)の変動を検出するステップと、
    前記衛星サーチ基準周波数を変更するステップとを有し、
    衛星からの電波を受信し、衛星からの電波を逆拡散した後、前記前記衛星サーチ基準周波数の変動を検出するステップを実行し、
    引き続き、前記衛星サーチ基準周波数を変更するステップを実行した後に、
    新たに衛星からの電波を受信するよう構成ことを特徴とする測位衛星信号サーチ方法。
  2. 前記衛星サーチ基準周波数の変動を検出するステップが、前記衛星サーチ基準周波数と基準クロック源の周波数との周波数差を参照することで、前記衛星サーチ基準周波数の変動を検出することを特徴とする請求項1に記載の測位衛星信号サーチ方法。
  3. 前記基準クロック源の周波数が、無線通信網より受信した信号と同期した信号源の周波数より生成されることを特徴とする請求項2に記載の測位衛星信号サーチ方法。
  4. 請求項1に示す測位衛星サーチ方法において、その測位衛星サーチ方法による衛星サーチを複数並行して実施させることで複数の衛星信号をサーチする測位衛星サーチをして、
    前記衛星サーチ基準周波数の変動を検出するステップが、他の衛星サーチが完了している他の衛星サーチ基準周波数の情報を参照することで、前記衛星サーチ基準周波数の変動を検出することを特徴とする請求項1に記載の測位衛星信号サーチ方法。
  5. SPS受信装置において、
    衛星サーチ基準周波数の変動を検出する周波数比較手段と、
    前記衛星サーチ基準周波数を変更する周波数設定手段を設け、
    衛星からの電波を受信し衛星からの電波を逆拡散した後、前記周波数比較手段により前記衛星サーチ基準周波数の変動を検出して、前記周波数設定手段により、前記衛星サーチ基準周波数を変更して新たに衛星からの電波を受信するように構成したことを特徴とするSPS受信装置。
  6. 前記周波数比較手段が前記衛星サーチ基準周波数の変動を検出する際に前記衛星サーチ基準周波数と基準クロック源の周波数との周波数差を参照することで、前記衛星サーチ基準周波数の変動を検出することを特徴とする請求項5に記載のSPS受信装置。
  7. 前記基準クロック源の周波数が、無線通信網より受信した信号と同期した信号源の周波数より生成されることを特徴とする請求項6に記載のSPS受信装置。
  8. 請求項5に示すSPS受信装置において、そのSPS受信装置が複数の衛星サーチを複数並行して実施させることで複数の衛星信号をサーチするSPS受信装置であって、
    前記衛星サーチ基準周波数の変動を検出するときに、他の衛星サーチが完了している他の衛星サーチ基準周波数の情報を参照することで、前記衛星サーチ基準周波数の変動を検出するようにしたことを特徴とする請求項5に記載のSPS受信装置。
  9. 請求項5から請求項7のいずれかに示すSPS受信装置において、
    衛星からの電波を受信し衛星からの電波を逆拡散し時間積分を行う時間をコード単位もしくは複数のコード単位で行い、
    さらに前記周波数比較手段により前記衛星サーチ基準周波数の変動を検出して、前記周波数設定手段により、前記衛星サーチ基準周波数を変更するタイミングを上記コード単位もしくは複数のコード単位で実施することを特徴とする請求項5から請求項7のいずれかに記載のSPS受信装置。
  10. 衛星サーチ基準周波数の変動を検出する周波数比較手段と、
    前記衛星サーチ基準周波数を変更する周波数設定手段を設け、
    衛星からの電波を受信し、逆拡散した後、前記周波数比較手段により前記衛星サーチ基準周波数の変動を検出して、前記周波数設定手段により、前記衛星サーチ基準周波数を変更して新たに衛星からの電波を受信するように構成した請求項6から請求項9のいずれかに記載のSPS受信装置を搭載したことを特徴とするSPS受信機能付き移動通信端末装置。
  11. 請求項5に記載のSPS受信装置において、更に温度センサを設け、SPS受信装置内の温度情報に基づいて測位衛星信号をサーチする制御を行なうようにしたことを特徴とするSPS受信装置。
  12. 請求項10に記載のSPS受信機能付き移動通信端末装置において、
    更に温度センサを設け、SPS受信装置内の温度情報に基づいて測位衛星信号をサーチする制御を行なうようにしたことを特徴とするSPS受信機能付き移動通信端末装置。
JP2007033201A 2007-02-14 2007-02-14 測位衛星信号サーチ方法、sps受信装置およびsps受信機能付き移動通信端末装置 Pending JP2008196988A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007033201A JP2008196988A (ja) 2007-02-14 2007-02-14 測位衛星信号サーチ方法、sps受信装置およびsps受信機能付き移動通信端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007033201A JP2008196988A (ja) 2007-02-14 2007-02-14 測位衛星信号サーチ方法、sps受信装置およびsps受信機能付き移動通信端末装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008196988A true JP2008196988A (ja) 2008-08-28

Family

ID=39756076

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007033201A Pending JP2008196988A (ja) 2007-02-14 2007-02-14 測位衛星信号サーチ方法、sps受信装置およびsps受信機能付き移動通信端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008196988A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011128071A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Seiko Epson Corp 位置算出方法及び位置算出システム
JP2011128138A (ja) * 2010-09-30 2011-06-30 Seiko Epson Corp 位置算出方法及び位置算出システム
JP2012503764A (ja) * 2008-09-26 2012-02-09 テールズ 移動受信機による、衛星からの拡散スペクトル信号の取得を最適化する方法
KR102588296B1 (ko) * 2022-10-25 2023-10-13 (주)마이크로인피니티 위성항법 신호의 추적을 위한 장치

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012503764A (ja) * 2008-09-26 2012-02-09 テールズ 移動受信機による、衛星からの拡散スペクトル信号の取得を最適化する方法
JP2011128071A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Seiko Epson Corp 位置算出方法及び位置算出システム
JP2011128138A (ja) * 2010-09-30 2011-06-30 Seiko Epson Corp 位置算出方法及び位置算出システム
KR102588296B1 (ko) * 2022-10-25 2023-10-13 (주)마이크로인피니티 위성항법 신호의 추적을 위한 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8619929B2 (en) Positioning signal reception device and control method of positioning signal reception device
JP2002540434A (ja) 非均一で互いに素な相関分析を用いる信号検出器
JP2003051762A (ja) セルサーチ装置およびセルサーチ方法
US10958249B2 (en) Time synchronized networks of wireless nodes and the wireless nodes
JP4997282B2 (ja) 信号捕捉装置及び信号捕捉方法
JP5798620B2 (ja) ナビゲーション信号送信機、ならびにナビゲーション信号生成方法
JP3857647B2 (ja) 移動通信装置の周波数捕捉、例えば初期の周波数捕捉を行う方法
CN108882356A (zh) 时钟同步的方法、时间基准源设备和时钟复现设备
JP2008196988A (ja) 測位衛星信号サーチ方法、sps受信装置およびsps受信機能付き移動通信端末装置
JP2010074699A (ja) 無線通信システム
JP2011146858A (ja) 同期信号生成装置、基地局装置
US20100231444A1 (en) Positioning receiver and positioning method
CN104780602A (zh) 无线通信网络中的时钟自同步方法
US20130099961A1 (en) Wireless communication apparatus
JPH10282210A (ja) スペクトル拡散信号捕捉装置
JP5555471B2 (ja) ナビゲーション信号送信機、ならびにナビゲーション信号生成方法
JP6452434B2 (ja) 基準信号発生装置及び基準信号発生方法
JP3956813B2 (ja) 無線送信タイミング測定方法およびその方法を実施する装置
JP2005241383A (ja) Gps測位装置
JP6440412B2 (ja) 衛星信号受信機
JP4813952B2 (ja) 信号捕捉装置および信号捕捉方法
JP2008191130A (ja) 測位衛星信号サーチ方法、sps受信装置およびsps受信機能付き移動通信端末装置
JP2004012380A (ja) 符号復調装置および測位用信号受信装置
JP2015039121A (ja) 基地局およびエア同期方法
JP2007198985A (ja) 信号捕捉装置および信号捕捉方法