JP2008196429A - 内燃機関用ピストン - Google Patents

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Yuki Ishii
佑樹 石井
Kazuhiro Yoshizumi
和洋 吉住
Naoki Suganuma
直樹 菅沼
Takeya Ajiro
健也 網代
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

【課題】ピストンの挙動を安定させることができるとともに、ピストンの製作加工性および製作精度を向上させることができる内燃機関用ピストンを提供すること。
【解決手段】内燃機関に組み込まれる内燃機関用ピストン1であって、その頂面1aが、反スラスト側ATSからスラスト側TSに向かって緩やかに下降する傾斜面とされ、かつ、ピストンピン4が嵌合されるピストンピン孔4aの中心が、当該内燃機関用ピストン1の重心と一致するように、前記ピストンピン孔4aが形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関に組み込まれる内燃機関用ピストンに関し、特に、ピストンスラップを低減させることができる内燃機関用ピストンに関するものである。
ピストンスラップを低減させることができる内燃機関用ピストンとしては、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。
特開平08−319882号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された内燃機関用ピストンは、ピストンピン孔の中心線がピストンの軸方向中心線に対してスラスト側にずらされている。すなわち、上記特許文献1に開示された内燃機関用ピストンでは、ピストンピンの重心がピストンの重心からスラスト側にずれた位置にくるようにピストンピンが配置されている。そのため、往復運動時に慣性力による回転モーメントが発生し、ピストンの挙動が安定しないといった問題点があった。また、ピストンピンの重心がピストンの重心からスラスト側にずれた位置にくるようにピストンピン孔を加工しなければならず、ピストンの製作加工性および製作精度が低下してしまうといった問題点もあった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、ピストンの挙動を安定させることができるとともに、ピストンの製作加工性および製作精度を向上させることができる内燃機関用ピストンを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明に係る内燃機関用ピストンは、内燃機関に組み込まれる内燃機関用ピストンであって、その頂面が、反スラスト側からスラスト側に向かって緩やかに下降する傾斜面とされ、かつ、ピストンピンが嵌合されるピストンピン孔の中心が、当該内燃機関用ピストンの重心と一致するように、前記ピストンピン孔が形成されている。
本発明に係る内燃機関用ピストンによれば、燃焼圧力が水平方向、すなわち、スラスト側から反スラスト側に向かって作用することとなるので、爆発直後のスラスト側への首振り運動(回転モーメント)を低減させることができる。
また、ピストンピン孔の中心が当該内燃機関用ピストンの重心と一致しているので、往復運動時の慣性力による回転モーメントをなくすことができ、内燃機関用ピストンの挙動を安定させることができる。
さらに、ピストンピン孔は、その中心が当該内燃機関用ピストンの重心と一致する位置に配置されることとなるので、内燃機関用ピストンの製作加工性および製作精度を向上させることができる。
上記内燃機関用ピストンにおいて、前記頂面に、その中心が前記ピストン孔の中心よりも反スラスト側に位置し、かつ、前記頂面から下方に凹むようにして形成された燃焼室が設けられているとさらに好適である。
このような内燃機関用ピストンによれば、スラスト側から反スラスト側に向かって作用する力をより大きなものとすることができるので、爆発直後のスラスト側への首振り運動(回転モーメント)をさらに低減させることができる。
本発明に係る内燃機関は、爆発直後のスラスト側への首振り運動が低減させられた内燃機関用ピストンを備えているので、ピストンスラップを低減させることができる。
また、その挙動が安定させられた内燃機関用ピストンを備えているので、エンジン振動および騒音を低減させることができる。
さらに、その製作加工性および製作精度が向上させられた内燃機関用ピストンを備えているので、製造コストの低減化を図ることができるとともに、エンジン振動および騒音をさらに低減させることができる。
本発明によれば、ピストンの挙動を安定させることができるとともに、ピストンの製作加工性および製作精度を向上させることができるという効果を奏する。
以下、本発明による内燃機関用ピストンの第1実施形態について、図1を参照しながら説明する。図1は本実施形態に係る内燃機関用ピストンを具備した内燃機関の要部縦断面図である。
なお、図1中の符号1は本実施形態に係る内燃機関用ピストン(以下、「ピストン」という。)、符号2はシリンダライナ、符号3はコネクティングロッド、符号4はピストンピン、符号4aはピストンピン孔、符号5はクランクシャフトである。また、図1中の符号TSはスラスト側(Thrust Side)を、符号ATSは反スラスト側(Anti-Thrust Side)を示している。
さて、本実施形態におけるピストン1の頂面1aは、ピストン1の反スラスト側ATSからスラスト側TSに向かって緩やかに下降する平坦な傾斜面とされている。すなわち、ピストンの頂面1aがピストン1のスラスト側TSから反スラスト側ATSに向かって緩やかな上り勾配を有するとともに、ピストンの頂面1aと水平面とのなす角度がαとなるように設定されている。
また、ピストンピン4は、その重心がピストン1の重心と一致する位置に配置されている。すなわち、ピストンピン4が嵌合されるピストンピン孔4aの中心が、ピストン1の重心と一致するように、ピストンピン孔4aが形成されている。
本実施形態に係るピストン1によれば、燃焼圧力が水平方向、すなわち、スラスト側TSから反スラスト側ATSに向かって作用することとなるので、爆発直後のスラスト側TSへの首振り運動(回転モーメント)を低減させることができる。
また、ピストンピン4の重心がピストン1の重心と一致しているので、往復運動時の慣性力による回転モーメントをなくすことができ、ピストン1の挙動を安定させることができる。
さらに、ピストンピン4は、その重心がピストン1の重心と一致する位置に配置されることとなるので、ピストン1の製作加工性および製作精度を向上させることができる。
本実施形態に係るピストン1を備えた内燃機関によれば、爆発直後のスラスト側TSへの首振り運動が低減させられたピストン1を備えているので、ピストンスラップを低減させることができる。
また、その挙動が安定させられたピストン1を備えているので、エンジン振動および騒音を低減させることができる。
さらに、その製作加工性および製作精度が向上させられたピストン1を備えているので、製造コストの低減化を図ることができるとともに、エンジン振動および騒音をさらに低減させることができる。
本発明に係るピストンの第2実施形態について、図2を参照しながら説明する。図2は本実施形態に係るピストンを具備した内燃機関の要部縦断面図である。
本実施形態に係るピストン11は、その頂部に燃焼室(「キャビティ」ともいう。)1bが設けられているという点で上述した第1実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、上述した第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
さて、燃焼室1bは、その中心がピストンピン4の重心よりも反スラスト側ATSに位置し、かつ、ピストン11の頂面1aから下方に凹むように(窪むように)して形成された燃焼空間である。
また、ピストンピン4は、上述した第1実施形態と同様、その重心がピストン11の重心と一致する位置に配置されている。すなわち、ピストンピン4が嵌合されるピストンピン孔4aの中心が、ピストン1の重心と一致するように、ピストンピン孔4aが形成されている。
本実施形態に係るピストン11によれば、燃焼圧力が水平方向、すなわち、スラスト側TSから反スラスト側ATSに向かって作用することとなるので、爆発直後のスラスト側TSへの首振り運動(回転モーメント)を低減させることができる。
また、ピストンピン4の重心がピストン11の重心と一致しているので、往復運動時の慣性力による回転モーメントをなくすことができ、ピストン11の挙動を安定させることができる。
さらに、ピストンピン4は、その重心がピストン11の重心と一致する位置に配置されることとなるので、ピストン11の製作加工性および製作精度を向上させることができる。
本実施形態に係るピストン11を備えた内燃機関によれば、爆発直後のスラスト側TSへの首振り運動が低減させられたピストン11を備えているので、ピストンスラップを低減させることができる。
また、その挙動が安定させられたピストン11を備えているので、エンジン振動および騒音を低減させることができる。
さらに、その製作加工性および製作精度が向上させられたピストン11を備えているので、製造コストの低減化を図ることができるとともに、エンジン振動および騒音をさらに低減させることができる。
本発明の第1実施形態に係る内燃機関用ピストンを具備した内燃機関の要部縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る内燃機関用ピストンを具備した内燃機関の要部縦断面図である。
符号の説明
1 内燃機関用ピストン
1a 頂面
1b 燃焼室
4 ピストンピン
4a ピストンピン孔
11 内燃機関用ピストン。
ATS 反スラスト側
TS スラスト側

Claims (3)

  1. 内燃機関に組み込まれる内燃機関用ピストンであって、
    その頂面が、反スラスト側からスラスト側に向かって緩やかに下降する傾斜面とされ、かつ、ピストンピンが嵌合されるピストンピン孔の中心が、当該内燃機関用ピストンの重心と一致するように、前記ピストンピン孔が形成されていることを特徴とする内燃機関用ピストン。
  2. 前記頂面に、その中心が前記ピストン孔の中心よりも反スラスト側に位置し、かつ、前記頂面から下方に凹むようにして形成された燃焼室が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用ピストン。
  3. 請求項1または2に記載の内燃機関用ピストンを具備してなることを特徴とする内燃機関。
JP2007034038A 2007-02-14 2007-02-14 内燃機関用ピストン Pending JP2008196429A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09119523A (ja) * 1995-10-24 1997-05-06 Kubota Corp 内燃機関のピストン
JPH09195848A (ja) * 1996-01-12 1997-07-29 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd エンジン用ピストン
JP2006258013A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Toyota Motor Corp 内燃機関用のピストンおよびそのピストンを有する内燃機関

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