JP2008195791A - 変性液状ゴム組成物の製造方法 - Google Patents

変性液状ゴム組成物の製造方法 Download PDF

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北野  創
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Abstract

【課題】光硬化性組成物として用いられ得る変性液状ゴム組成物の製造工程途中の脱溶媒工程を省略し、該組成物製造の生産性を大幅に向上する。
【解決手段】アニオン重合により合成された分子鎖の末端に水酸基を導入した液状ゴムを有機溶媒で希釈して水酸基含有液状ゴム溶液を得る工程、該水酸基含有液状ゴム溶液に、アクリロイル基、メタクリロイル基、エポキシ基、オキセタン基及びビニルエーテル基からなる群から一種以上選択された官能基を有するモノマーを混合し、水酸基含有液状ゴム組成物溶液を得る工程、該水酸基含有液状ゴム組成物溶液中の水酸基含有液状ゴムの分子鎖の末端にアクリロイル基、メタクリロイル基、エポキシ基、オキセタン基及びビニルエーテル基からなる群から一種以上選択された官能基を導入して変性液状ゴム組成物溶液を得る工程、及び、該変性液状ゴム組成物溶液中の有機溶媒を揮発除去する工程を含む変性液状ゴム組成物の製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、生産性を大幅に向上した変性液状ゴム組成物の製造方法に関するものである。
近年、各種接着材やシール材用に種々の光硬化性ポリマー組成物が開発されている。
例えば、特許文献1には、ブタジエンを1,2−結合で重合させて得られる高分子鎖又は水添された高分子鎖を有し、かつ分子内に水酸基を有する高分子の該水酸基をアクリロイル基やメタクリロイル基等の重合性官能基で修飾した液状ポリブタジエン(メタ)アクリレートを用いた光学器械や精密機械等の接着剤等が開示されている。
また、特許文献2には、紫外線反応性液状ポリマー、紫外線反応性基を有する化合物により表面が処理されたフィラー、及び光重合開始剤を含有してなる紫外線硬化性組成物が提案されている。
そして、特許文献3には、メタクリロイル変性液状ポリイソプレン15〜95質量%、(メタ)アクリレートオリゴマー0〜20質量%及び(メタ)アクリル酸エステルモノマー1〜85質量%の合計100質量部に対し、光ラジカル重合開始剤0.3〜20質量部、有機増粘剤0.5〜10質量部、無機充填剤0〜30質量部及び安定化剤0.05〜5質量部を含む光硬化性シール材用組成物が開示されている。
特許文献4には、炭化水素系溶媒中でジリチウム開始剤により重合され、かつ該重合体の主鎖及び/又は側鎖に、ケイ素原子に結合した水酸基又は加水分解性基を有し、加水分解によりシロキサン結合を形成することにより重合体が架橋し得る加水分解性シリル基を少なくとも1個有する変性共役ジエン系重合体を含有してなる硬化性組成物が提案されている。
さらに、特許文献5には、末端に(メタ)アクリロイル基を有する反応性ポリマー20〜90質量%及び(メタ)アクリル酸エステルモノマー80〜10質量%の合計100質量部に対し、光ラジカル重合開始剤0.1〜10質量部を含む光硬化性シール材用組成物が開示されている。
しかしながら、これらの組成物の製造には、いずれも液状又は固体ポリマーの溶液中で光硬化性官能基を液状又は固体ポリマーに導入し、脱溶媒を繰り返すため、光硬化性組成物として用いられ得る変性液状ゴム組成物の製造が非常に煩雑であり、生産性が低かった。
特開2002−371101号公報 特開2005−89672号公報 特開2005−60465号公報 特開2005−120339号公報 特開2006−298964号公報 特公平1−53681号公報
本発明は、このような状況下で、光硬化性組成物として用いられ得る変性液状ゴム組成物の製造工程途中の脱溶媒工程を省略し、該組成物製造の生産性を大幅に向上することを課題とするものである。
本発明者らは、上記課題を達成するために鋭意研究を重ねた結果、製造工程の順序を見直すことにより、その目的を達成し得ることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて完成したものである。
すなわち、本発明は、
(1)アニオン重合により合成されたリビングアニオン分子鎖の末端に水酸基を導入した液状ゴムを有機溶媒で希釈して水酸基含有液状ゴム溶液を得る工程、
該水酸基含有液状ゴム溶液に、アクリロイル基、メタクリロイル基、エポキシ基、オキセタン基及びビニルエーテル基からなる群から一種以上選択された官能基を有するモノマーを、(水酸基含有液状ゴム/モノマー)質量比として(85/15)〜(15/85)にて混合し、水酸基含有液状ゴム組成物溶液を得る工程、
該水酸基含有液状ゴム組成物溶液中の水分を除去する工程、
水分が除去された該水酸基含有液状ゴム組成物溶液中の水酸基含有液状ゴムの分子鎖の末端にアクリロイル基、メタクリロイル基、エポキシ基、オキセタン基及びビニルエーテル基からなる群から一種以上選択された官能基を導入して変性液状ゴム組成物溶液を得る工程、及び
該変性液状ゴム組成物溶液中の有機溶媒を揮発除去する工程を含むことを特徴とする変性液状ゴム組成物の製造方法、
(2)前記変性液状ゴム組成物溶液を得る工程が、前記水酸基含有液状ゴムの分子鎖の末端にイソシアネート官能基を介して前記官能基を導入することを特徴とする上記1の変性液状ゴム組成物の製造方法、
(3)前記変性液状ゴムが、変性液状スチレン−ブタジエン共重合体ゴム、変性液状ポリブタジエンゴム又は変性液状ポリイソプレンゴムである上記1又は2の変性液状ゴム組成物の製造方法、及び
(4)前記液状ゴムが、ジリチウム化合物を重合開始剤として用いたリビングアニオン重合により合成してなる上記1〜3のいずれかの変性液状ゴム組成物の製造方法である。
本発明により、光硬化性組成物として用いられ得る変性液状ゴム組成物製造工程途中の脱溶媒工程を省略し、該組成物製造の生産性を大幅に向上することができた。
本発明は、光硬化性である変性液状ゴム組成物の製造方法に関するものであり、以下の特徴を有する。
(1)第1工程:アニオン重合により合成されたリビングアニオン分子鎖の末端に水酸基を導入した液状ゴムを有機溶媒で希釈して水酸基含有液状ゴム溶液を得る工程、
(2)第2工程:該水酸基含有液状ゴム溶液に、アクリロイル基、メタクリロイル基、エポキシ基、オキセタン基及びビニルエーテル基からなる群から一種以上選択された官能基を有するモノマーを、(水酸基含有液状ゴム/モノマー)質量比として(85/15)〜(15/85)にて混合し、水酸基含有液状ゴム組成物溶液を得る工程、
(3)第3工程:該水酸基含有液状ゴム組成物溶液中の水分を除去する工程、
(4)第4工程:水分が除去された該水酸基含有液状ゴム組成物溶液中の水酸基含有液状ゴムの分子鎖の末端にアクリロイル基、メタクリロイル基、エポキシ基、オキセタン基及びビニルエーテル基からなる群から一種以上選択された官能基を導入して変性液状ゴム組成物溶液を得る工程、及び
(5)第5工程:該変性液状ゴム組成物溶液中の有機溶媒を揮発除去する工程を含む製造方法である。
ここで、(メタ)アクリロイル基とは、アクリロイル基又はメタクリロイル基をいう。
以下、工程毎に詳細に説明する。但し、第1〜5工程は、工程の順序を示すためのものであり、必要に応じ、各工程間に他の工程が付加されても差し支えない。また、2つの工程が同時に進行する場合があってもよい。
第1工程は、液状ゴムの分子鎖末端にアクリロイル基、メタクリロイル基、エポキシ基、オキセタン基及びビニルエーテル基からなる群から一種以上選択された官能基を導入する前提となる前段階の工程である。
第1工程で用いられる水酸基含有液状ゴムは、予めアニオン重合によりリビングアニオンが合成され、重合反応後、重合反応溶液中で生成したリビングアニオンはアルキレンオキシド等のエポキシ基含有化合物と反応してリビングアニオン分子鎖末端に水酸基が導入された水酸基含有液状ゴムとなる。
アルキレンオキシドとしては、例えばエチレンオキシド、プロピレンオキシド又はブチレンオキシド等が挙げられる。
第1工程において、上記の水酸基含有液状ゴムが有機溶媒で希釈されて水酸基含有液状ゴム溶液となる。
第1〜5工程で用いられる有機溶媒は、反応に不活性な有機溶媒であればよく、脂肪族,脂環族,芳香族炭化水素化合物等の炭化水素系溶媒が用いられ、例えば、n−ブタン、l−ブタン、n−ペンタン、l−ペンタン、シス−2−ブテン、トランス−2−ブテン、l−ブテン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン、l−オクタン、メチルシクロペンタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、1−ヘキセン、2−ヘキセン、1−ペンテン、2−ペンテン、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等から1種あるいは2種選んで使用される。これらのうち、トルエンが通常用いられる。
本発明の製造方法で得られる変性液状ゴムは、アニオン重合により合成される液状ゴムであれば、何でもよいが、ジエン系重合体の変性液状ゴム又はジエン系共重合体の変性液状ゴムが好ましい。ジエン系重合体の変性液状ゴムとしては、変性液状ポリブタジエンゴム又は変性液状ポリイソプレンゴムが好ましく、ジエン系共重合体の変性液状ゴムとしては、変性液状スチレン−ブタジエン共重合体ゴムが好ましい。
重合するモノマーとしては、ブタジエン、イソプレン等の共役ジエン、スチレン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル化合物等が挙げられる。
アニオン重合の重合開始剤としては、アルキルリチウム化合物が好ましい。液状ゴムの分子鎖の片方の末端を変性する場合はモノリチウム化合物が重合開始剤として用いられることが望ましく、液状ゴムの分子鎖の両方の末端を変性する場合はジリチウム化合物が重合開始剤として用いられることが望ましい。光硬化性を高めるためには、液状ゴムの分子鎖の両方の末端を変性することが好ましい。
モノリチウム化合物としては、エチルリチウム,n−プロピルリチウム,イソプロピルリチウム,n−ブチルリチウム,sec−ブチルリチウム,tert−ブチルリチウム,tert−オクチルリチウム,n−デシルリチウム,フェニルリチウム,2−ナフチルリチウム,2−ブチル−フェニルリチウム,4−フェニル−ブチルリチウム,シクロヘキシルリチウム,シクロペンチルリチウム等が挙げられる。
また、ジリチウム化合物としては、特に限定されず公知のものを用いることができる。例えば、特許文献6には、モノリチウム化合物を第3級アミンの存在下に、二置換ビニル又はアルケニル基含有芳香族炭化水素と反応させてジリチウム化合物系開始剤を製造する方法が記載されている。モノリチウム化合物としては、上述のものが用いられるが、それらの中で、sec−ブチルリチウムが好ましい。
重合開始剤としてのジリチウム化合物を製造するときに用いられる第3級アミンとしては、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン等の低級脂肪族アミンやN,N−ジフェニルメチルアミン等が挙げられるが、特にトリエチルアミンが好ましい。
また、上記二置換ビニル又はアルケニル基含有芳香族炭化水素としては、例えば、1,3−(ジイソプロペニル)ベンゼン、1,4−(ジイソプロペニル)ベンゼン、1,3−ビス(1−エチルエテニル)ベンゼン、1,4−ビス(1−エチルエテニル)ベンゼン等が好ましく挙げられる。
第2工程においては、第1工程で得られた水酸基含有液状ゴム溶液に、アクリロイル基、メタクリロイル基、エポキシ基、オキセタン基及びビニルエーテル基からなる群から一種以上選択された官能基を有するモノマーを、(水酸基含有液状ゴム/モノマー)質量比として(85/15)〜(15/85)、好ましくは(80/20)〜(20/80)、特に好ましくは(70/30)〜(40/60)にて混合し水酸基含有液状ゴム組成物溶液を得る。
ここで、質量比を(85/15)〜(15/85)と限定するのは、(85/15)より水酸基含有液状ゴム量が多いと粘度の調整が容易であるという効果を享受することが困難となり、脱溶媒も困難となるからであり、(15/85)より水酸基含有液状ゴム量が少ないと硬化後の破断強度が低下してしまうからである。
上記の水酸基含有液状ゴム溶液に混合し添加されるアクリロイル基又はメタクリロイル基を有するモノマー(以下、「(メタ)アクリロイル基含有モノマー」という)としては、(メタ)アクリル酸エステルモノマー、アクリロイルモルフォリン等が好ましい。ここで、(メタ)アクリル酸エステルモノマーとは、アクリル酸エステルモノマー又はメタクリル酸エステルモノマーをいう。
(メタ)アクリロイル基含有モノマーとしては、分子量が1,000未満のものが好ましく、150〜600のものがより好ましい。(メタ)アクリル酸エステルモノマーとしては、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールモノエチルエーテル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコール(メタ)アクリレート、エトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、エトキシ化フェニル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、イソステアリル(メタ)アクリレート、イソミリスチル(メタ)アクリレート、ラウロキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、メトキシジプロピレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシトリプピレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシトリエチレングリコール(メタ)アクリレート、モルフォリノ(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオール(メタ)アクリレート、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル(メタ)アクリレート及びシリコーン含有(メタ)アクリレート等が挙げられる。
なお、(メタ)アクリレートとは、アクリレート又はメタクリレートをいう。
これらのうち、本発明においては、イソボルニルアクリレート及びイソミリスチルアクリレートが好ましい。
(メタ)アクリロイル基含有モノマーは、硬化後の変性液状ゴム組成物の諸物性を改良する。すなわち、破断強度(Tb)及び破断伸び(Eb)の向上、接着強度の向上、硬度の低下等、特に、破断強度(Tb)及び破断伸び(Eb)の向上を図ることができる。さらに、(メタ)アクリロイル基含有モノマーを配合することにより硬化前の変性液状ゴム組成物の粘度を低減し、無溶媒化が好適に可能となる。
また、上記(メタ)アクリロイル基含有モノマーに加えて、末端(メタ)アクリレートオリゴマーを配合することができる。この末端(メタ)アクリレートオリゴマーを配合することにより、光硬化性組成物の粘度を調節することができ、また、物理的には、破断強度(Tb)及び破断伸び(Eb)の向上、硬度の低下等を図ることができる。なお、末端(メタ)アクリレートオリゴマーとは、片末端又は両末端にアクリロイル基又はメタクリロイル基を有するオリゴマーをいう。末端(メタ)アクリレートオリゴマーとしては、透湿性、耐候性及び耐熱性の点から、炭化水素系のオリゴマー、即ち、水添オリゴマー、末端(メタ)アクリレート水添オリゴマーが好ましい。末端(メタ)アクリレートオリゴマーの重量平均分子量は、好ましくは5,000〜40,000である。重量平均分子量がこの範囲であると、液体原料として取り扱い易く、かつ硬化物が低硬度であるという利点がある。
上記の水酸基含有液状ゴム溶液に混合し添加されるエポキシ基を有するモノマーとしては、メチルグリシジルエーテル、2−エチルへキシルグリシジルエーテル、デシルグリシジルエーテル、ステアリルグリシジルエーテル等のアルキルモノグリシジルエーテル類;エチレングリコールジグリシジルエーテル、ジエチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、トリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル等のグリコールジグリシジルエーテル類;グリセリンジグリシジルエーテル;水添ビスフェノールAジグリシジルエーテル等の脂環式系ジグリシジルエーテル類;グリシジルフェニルエーテル、ビスフェノールAポリエチレンオキシド付加物ジグリシジルエーテル等の芳香族系ジグリシジルエーテル類;p−sec−ブチルフェニルグリシジルエーテル、p−tert−ブチルフェニルグリシジルエーテル等の芳香族系モノグリシジルエーテル類;以下の化学式(1)で表わされる脂環式エポキシ化合物、化学式(2)で表わされる脂環式エポキシ化合物(ここで、Rは炭素数2〜20のアルキレン基である。)、化学式(3)で表わされる脂環式エポキシ化合物(1,2:8,9ジエポキシリモネン)等が挙げられる。
これらの内、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、メチルグリシジルエーテル、グリシジルフェニルエーテル等が好ましい。
Figure 2008195791
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上記の水酸基含有液状ゴム溶液に混合し添加されるオキセタン基を有するモノマーとしては、1,4−ビス[〔(3−エチル−3−オキセタニル)メトキシ〕メチル]ベンゼン、ジ[1−エチル(3−オキセタニル)] メチルエーテル、3−エチル−3−(2−エチルヘキシロキシメチル)オキセタン、3−エチル−3−(フェノキシメチル)オキセタン、3−エチル−3−(シクロヘキシロキシ)メチルオキセタン、オキセタニルシルセスキオキサン、オキセタニルシリケート、3−エチル−3−{[3−(トリエトキシシリル)プロポキシ]メチル}オキセタン等が挙げられる。
これらの内、3−エチル−3−(フェノキシメチル)オキセタン、3−エチル−3−(2−エチルヘキシロキシメチル)オキセタン等が好ましい。
上記の水酸基含有液状ゴム溶液に混合し添加されるビニルエーテル基を有するモノマーとしては、3,6,9,12−テトラオキサテトラデカ−1,13−ジエン、トリエチレングリコールジビニルエーテル、シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル、ノナンジオールジビニルエーテル、1,4−ブタンジオールジビニルエーテル、シクロヘキサンジオールジビニルエーテル、トリエチレングリコールモノビニルエーテル、シクロヘキサンジメタノールモノビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル等が挙げられる。
これらの内、トリエチレングリコールジビニルエーテル、1,4−ブタンジオールジビニルエーテル等が好ましい。
第2工程で得られた水酸基含有液状ゴム組成物溶液は、第3工程で脱水される。第2工程で得られた水酸基含有液状ゴム組成物溶液が水分を含有している理由は、第1工程で用いられる水酸基含有液状ゴムは、リビングアニオン分子鎖末端に水酸基が導入された後、反応中の不純物を除去するために貧溶媒であるイソプロピルアルコールやメタノール等で再沈殿されるが、そのときに用いられるイソプロピルアルコール等にはもともと水分が含有されているからである。同時にこのアルコールが残留するのも好ましくないからである。また、第2工程で混合されるアクリロイル基、メタクリロイル基、エポキシ基、オキセタン基及びビニルエーテル基からなる群から一種以上選択された官能基を有するモノマーが水分を含有する場合もあるからである。第4工程において該水酸基含有液状ゴム組成物溶液にイソシアネート基含有化合物を添加する前に、該水酸基含有液状ゴム組成物溶液中の水分を除去しておくことにより、イソシアネート基含有化合物が水分と反応して失活することを防ぐことができる。
水分を除去する方法としては、例えばエバポレーターで該水酸基含有液状ゴム組成物溶液の溶媒と水分とを共沸させる方法が挙げられる。
この第3工程は、独立して工程として設けてもよいし、第2工程で混合(撹拌)しながら、エバポレーターで溶媒と水分とを共沸させるように、第2工程と第3工程とを同時進行させてもよい。
次の第4工程において、第3工程で得られた水分が除去された水酸基含有液状ゴム組成物溶液中の水酸基含有液状ゴムに、分子鎖の末端にアクリロイル基、メタクリロイル基、エポキシ基、オキセタン基及びビニルエーテル基からなる群から一種以上選択された官能基を導入して変性液状ゴム組成物溶液を得る。
上記の官能基を導入する方法としては、種々の方法があるが、水酸基含有液状ゴムの分子鎖の末端にイソシアネート官能基を介してアクリロイル基、メタクリロイル基、エポキシ基、オキセタン基及びビニルエーテル基からなる群から一種以上選択された官能基を導入する方法が好ましい。
このイソシアネート官能基を介する方法である、反応(a)及び(b)を下記する。
反応(a)
上記水酸基含有液状ゴム組成物溶液に、化学式(4)
OCN−R−X ・・・・・(4)
(式中、Rは窒素原子及び/又は酸素原子を含有してもよい2価の炭化水素基、Xはアクリロイル基、メタクリロイル基、アクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、エポキシ基、オキセタン基及びビニルエーテル基からなる群から一種以上選択された官能基である。)のイソシアネート基含有化合物を添加する方法である。この方法は、水酸基含有液状ゴムの末端水酸基とイソシアネート基含有化合物とを一段階で反応して変性できるので好ましい。分子鎖の末端にアクリロイル基、メタクリロイル基を導入する場合は、この方法が簡便で好ましい。しかし、所望するイソシアネート基含有化合物を利用性、コスト等の関係で、使用しにくい事情がある場合は、以下の方法が採られる。
反応(b)
上記水酸基含有液状ゴム組成物溶液に、ジイソシアネートを添加し、水酸基含有液状ゴムの末端水酸基をイソシアネート化した後、このイソシアネート基と反応する官能基と、アクリロイル基、メタクリロイル基、エポキシ基、オキセタン基又はビニルエーテル基との双方を有する化合物Y(以下、化合物Yという)と、上記液状ゴムの末端イソシアネート基とを反応させ、二段階の反応で変性する方法である。この方法は、所望するアクリロイル基、メタクリロイル基、エポキシ基、オキセタン基又はビニルエーテル基含有官能基を選択する自由度が広がるので好ましい。特に、エポキシ基、オキセタン基又はビニルエーテル基を導入する場合は、この方法が好ましい。
ここで、ジイソシアネートとしては、例えば、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、トリレンジイソシアネート(TDI)等が挙げられる。
第4工程の上記(a)及び(b)での反応条件としては、通常、60〜80℃で、0.5〜4時間程度でよい。
第4工程の反応(a)において、アクリロイル基又はメタクリロイル基を導入する場合は、化合物 OCN−R−Xとして、イソシアネート基含有(メタ)アクリレートモノマーが添加される。このイソシアネート基含有(メタ)アクリレートモノマーとしては、例えば、(メタ)アクリロイルオキシアルキルイソシアネート(即ち、アクリロイルオキシアルキルイソシアネート又はメタクリロイルオキシアルキルイソシアネート)が好ましく、具体的には、2−アクリロイルオキシエチルイソシアネート(昭和電工(株)製:カレンズAOI)、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネート、3−アクリロイルオキシプロピルイソシアネート、3−メタクリロイルオキシプロピルイソシアネート等が挙げられる。
第4工程の反応(b)においてアクリロイル基又はメタクリロイル基を導入する場合は、イソシアネート基と反応する官能基と、アクリロイル基又はメタクリロイル基との双方を有する化合物として、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートが用いられ、例えば、アクリル酸−2−ヒドロキシエチル、アクリル酸−2−ヒドロキシプロピル、アクリル酸−4−ヒドロキシブチル、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸−2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸−4−ヒドロキシブチル等が挙げられる。
第4工程の反応(b)においてエポキシ基を導入する場合は、イソシアネート基と反応する官能基と、エポキシ基との双方を有する化合物、例えば、グリシドール(2,3−エポキシ−1−プロパノール)等が挙げられる。
第4工程の反応(b)においてオキセタン基を導入する場合は、イソシアネート基と反応する官能基と、オキセタン基との双方を有する化合物として、例えば、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン等が挙げられる。
第4工程の反応(b)においてビニルエーテル基を導入する場合は、イソシアネート基と反応する官能基と、ビニルエーテル基との双方を有する化合物として、例えば、4−ヒドロオキシシクロヘキシルビニルエーテル、9−ヒドロオキシノニルビニルエーテル、ヒドロオキシエチルビニルエーテル等が挙げられる。
第4工程において、水酸基含有液状ゴム組成物溶液に、化学式(4)のOCN−R−X化合物、又は化合物Yを添加するとき、アクリロイル基、メタクリロイル基、エポキシ基、オキセタン基又はビニルエーテル基を末端に導入する変性反応を完結させるために、{(水酸基含有液状ゴムの水酸基)/(化学式(4)のイソシアネート基含有化合物のイソシアネート基)}又は{(水酸基含有液状ゴムの水酸基がイソシアネート化されたイソシアネート基)/(化合物Yのイソシアネート基と反応する官能基)}のモル当量比として好ましくは(1/1)〜(1/1.5)の範囲で、より好ましくは(1/1)〜(1/1.4)の範囲で、特に好ましくは(1/1)〜(1/1.3)の範囲で添加する。
第4工程において、水酸基とイソシアネート基とを反応させ、ウレタン結合等を効率よく生成するためには、スズ系触媒を用いることが好ましい。スズ系触媒としては、例えば、ジ−n−ブチル錫ジラウレート(DBTDL)が挙げられる。
次に、第5工程において、第4工程で得られた変性液状ゴム組成物溶液中の有機溶媒を揮発除去し、目的とする変性液状ゴム組成物を得る。揮発除去の方法としては、例えば、エバポレーターが好適に用いられる。
本発明製造方法で得られた変性液状ゴム組成物は、必要に応じ光重合開始剤が添加されて、光硬化性液状ゴム組成物として用いられる。
光重合開始剤は、光ラジカル重合開始剤ともいい、分子内開裂型として、ベンゾイン誘導体類、ベンジルケタール類[例えば、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア651]、α−ヒドロキシアセトフェノン類[例えば、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製、商品名:ダロキュア1173、イルガキュア184、イルガキュア127]、α−アミノアセトフェノン類[例えば、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907、イルガキュア369]、α−アミノアセトフェノン類とチオキサントン類(例えば、イソプロピルチオキサントン、ジエチルチオキサントン)との併用、アシルホスフィンオキサイド類[例えば、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア819]等が挙げられ、水素引き抜き型として、ベンゾフェノン類とアミンの併用、チオキサントンとアミンの併用等が挙げられる。また、分子内開裂型と水素引き抜き型を併用してもよい。中でもオリゴマー化したα−ヒドロキシアセトフェノン及びアクリレート化したベンゾフェノン類が好ましい。より具体的には、オリゴ[2−ヒドロキシ−2−メチル−1−[4−(1−メチルビニル)フェニル]プロパノン][例えば、Lamberti S.p.A製、商品名:ESACURE KIP150等]、アクリル化ベンゾフェノン[例えば、ダイセル・ユー・シー・ビー(株)製、商品名:Ebecryl P136等]、イミドアクリレート等が挙げられる。
また、光重合開始剤として、上述のもの以外に、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−2−メチル−1−プロパン−1−オン、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニルケトン[例えば、Ciba Specialty Chemicals(株)製、商品名:IRAGACURE184等]、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトンとベンゾフェノンの混合物、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、2,4,6−トリメチルベンゾイルフェニルホスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイルフェニルフェニルエトキシホスフィンオキサイド、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタノン−1、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン、2−メチル−1−[(4−メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン、ベンゾイルメチルエーテル、ベンゾイルエチルエーテル、ベンゾイルブチルエーテル、ベンゾイルイソプロピルエーテル、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルホスフィンオキサイド、2−ヒドロキシ−2−メチル−[4−(1−メチルビニル)フェニル]プロパノールオリゴマー、2−ヒドロキシ−2−メチル−[4−(1−メチルビニル)フェニル]プロパノールオリゴマーと2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−1−プロパノンの混合物、イソプロピルチオキサントン、o−ベンゾイル安息香酸メチル及び[4−(メチルフェニルチオ)フェニル]フェニルメタン等も用いることができる。
変性液状ゴム組成物に配合される光重合開始剤量は、変性液状ゴム及びアクリロイル基、メタクリロイル基、エポキシ基、オキセタン基及びビニルエーテル基からなる群から一種以上選択された官能基を有するモノマーの合計100質量部に対し、0.1〜6質量部であることが好ましく、より好ましくは0.2〜4質量部、さらに好ましくは0.5〜3質量部である。
さらに、本発明製造方法で得られた変性液状ゴム組成物には、所望により、テルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂、クマロン樹脂、クマロン−インデン樹脂、石油系炭化水素、ロジン誘導体等の各種粘着付与剤、チタンブラック等の着色剤等の添加剤を添加することができる。
本発明製造方法で得られ、光重合開始剤が添加された変性液状ゴム組成物は、紫外線又は可視光レーザー線等のエネルギー線の照射によって反応・硬化されて、硬化物となることができる。
このエネルギー線としては、紫外線が好ましい。紫外線源としては、キセノンランプ、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、マイクロ波方式エキシマランプ等を挙げることができる。紫外線を照射する雰囲気としては、窒素ガス、炭酸ガス等の不活性ガス雰囲気あるいは酸素濃度を低下させた雰囲気が好ましいが、通常の空気雰囲気でも硬化させることができる。照射雰囲気温度は、通常10〜200℃とすることができる。
次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定されるものではない。
なお、トルエン、イソプロピルアルコール、ヘキサンの検出量、水分量、結合スチレン含有量、ブタジエン部分のビニル結合含有量、数平均分子量及び重量平均分子量及び得られた変性液状ゴム組成物の外観は、下記の方法に従って測定した。
(1)トルエン、イソプロピルアルコール、ヘキサンの検出量(ガス・クロマトグラフィー法)
GC6890(アジレント社)、HP−5MSカラムを使用して測定した。
(2)水分量(カールフィッシャー法)
組成物を1g投入し、200℃で熱したときに検出された水分量を測定した。
(3)重合体の結合スチレン含有量
1H−NMR(プロトンNMR)スペクトルの積分比により算出した。
(4)重合体のブタジエン部分のミクロ構造(ビニル結合含有量等)
赤外法(モレロ法)により算出した。
(4)数平均分子量及び重量平均分子量
GPC法(Gel Permeation Chromatography)を用い、ポリスチレン換算により数平均分子量及び重量平均分子量を得た。
(5)得られた変性液状ゴム組成物の外観
目視により、透明性を判断した。
実施例1
充分に脱水精製したシクロヘキサン溶媒中に、1,3−(ジイソプロペニル)ベンゼン1モルを添加した後、トリエチルアミン2モル、sec−ブチルリチウム2モルを順次添加し、50℃で2時間撹拌して、ジリチウム系重合開始剤を調製した。
アルゴン置換した7リットルの重合リアクターに、脱水精製したシクロヘキサン1.90kg、22.9質量%の1,3ブタジエンモノマーのヘキサン溶液を1.90kg、20.0質量%のスチレンモノマーのシクロヘキサン溶液を0.900kg、1.6モル/リットルの2,2−ビス(テトラヒドロフリル)プロパン[以下、「OOPS」という]のヘキサン溶液を130.4ml添加した後、0.5モル/リットルのジリチウム系重合開始剤を108.0ml添加して重合を開始させた。
重合リアクターを50℃に昇温しながら、1.5時間重合を行った後、1モル/リットルのエチレンオキシドのシクロヘキサン溶液を108.0ml添加し、さらに2時間撹拌した後、50mlのイソプロピルアルコールを添加した。重合体のヘキサン溶液をイソプロピルアルコール中に沈殿させ、十分に乾燥させて、両末端水酸基含有SBRである液状SBRポリオール−Aを得た。得られた液状SBRポリオール−Aは、結合スチレン含有量が28.8質量%であり、ブタジエン部分のビニル結合含有量が65.2%であった。また、数平均分子量が、12,600、重量平均分子量が、15,900、分子量分布が1.26であった。
乾燥後の液状SBRポリオール−Aの水分量は3,990PPMであり、検出された溶媒成分はイソプロピルアルコール及びシクロヘキサンであった。
次に、十分に乾燥した液状SBRポリオール−A300gを、トルエン700gに溶解し、液状SBRポリオール−A濃度30質量%の溶液を得た。
この溶液に混合(質量)比{(液状SBRポリオール−A)/イソボルニルアクリレート}=60/40となるようにイソボルニルアクリレートを混合し、水酸基含有液状ゴム組成物溶液を得た。
次に、トルエン濃度が40質量%になるようにエバポレーターで揮発させ、トルエンと水とを共沸させて、水分を除去した。水分量を測定した所、125PPMであった。
この水酸基含有液状ゴム組成物溶液を70℃に保ち十分に撹拌しながら、スズ系触媒としてジ−n−ブチル錫ジラウレート(DBTDL)1.5g添加し、2−アクリロイルオキシエチルイソシアネート(昭和電工(株)製:カレンズAOI)を{(水酸基含有液状ゴムの分子鎖の水酸基)/(2−アクリロイルオキシエチルイソシアネートのイソシアネート基)}モル当量比として(1/1.2)となるようにゆっくり滴下し添加した後、さらに4時間撹拌を行い、アクリロイル基変性反応を完結し、アクリロイル基変性液状ゴム組成物溶液を得た。アクリロイル基変性液状ゴムの官能基種はアクリロイル基であり、官能基数は両末端の2であった。
最後に、このアクリロイル基変性液状ゴム組成物溶液のトルエンと残存する2−アクリロイルオキシエチルイソシアネートとを揮発除去し、アクリロイル基変性液状ゴム組成物を得た。溶媒成分を測定した所、検出されなかった。得られたアクリロイル基変性液状ゴム組成物は透明であった。
実施例2
アルゴン置換した7リットルの重合リアクターに、脱水精製したシクロヘキサン1.90kg、22.9質量%の1,3ブタジエンモノマーのヘキサン溶液を1.85kg、20.0質量%のスチレンモノマーのシクロヘキサン溶液を1.15kg、1.6モル/リットルのOOPSのヘキサン溶液を130.4ml添加した後、0.5モル/リットルの重合体製造例1と同一のジリチウム系重合開始剤を108.0ml添加して重合を開始させた。
重合リアクターを50℃に昇温しながら、1.5時間重合を行った後、1モル/リットルのエチレンオキシドのシクロヘキサン溶液を108ml添加し、さらに2時間撹拌した後、50mlのイソプロピルアルコールを添加した。重合体のヘキサン溶液をイソプロピルアルコール中に沈殿させ、十分に乾燥させて、両末端水酸基SBRである液状SBRポリオール−Bを得た。得られた液状SBRポリオール−Bは、結合スチレン含有量が35.4質量%であり、ブタジエン部分のビニル結合含有量が61.6%であった。また、数平均分子量が、12,000、重量平均分子量が、14,600、分子量分布が1.22であった。
乾燥後の液状SBRポリオール−Bの水分量は1,219PPMであり、検出された溶媒成分はイソプロピルアルコール及びシクロヘキサンであった。
次に、十分に乾燥した液状SBRポリオール−B300gを、トルエン700gに溶解し、液状SBRポリオール−B濃度30質量%の溶液を得た。
この溶液に混合(質量)比{(液状SBRポリオール−B)/イソボルニルアクリレート}=60/40となるようにイソボルニルアクリレートを混合した。
次に、トルエン濃度が40質量%になるようにエバポレーターで揮発させ、トルエンと水とを共沸させて、水分を除去した。水分量を測定した所、165PPMであった。
この水酸基含有液状ゴム組成物溶液を70℃に保ち十分に撹拌しながら、ジ−n−ブチル錫ジラウレート(DBTDL)1.5g添加し、2−アクリロイルオキシエチルイソシアネートを{(水酸基含有液状ゴムの分子鎖の水酸基)/(2−アクリロイルオキシエチルイソシアネートのイソシアネート基)}モル当量比として(1/1.2)となるようにゆっくり滴下し添加した後、さらに4時間撹拌を行い、アクリロイル基変性反応を完結し、アクリロイル基変性液状ゴム組成物溶液を得た。アクリロイル基変性液状ゴムの官能基種はアクリロイル基であり、官能基数は両末端の2であった。
最後に、このアクリロイル基変性液状ゴム組成物溶液のトルエンと残存する2−アクリロイルオキシエチルイソシアネートとを揮発除去し、アクリロイル基変性液状ゴム組成物を得た。溶媒成分を測定した所、検出されなかった。得られたアクリロイル基変性液状ゴム組成物は透明であった。
実施例3
実施例2と同様にして液状SBRポリオール−Bを得た。十分に乾燥した液状SBRポリオール−B300gを、トルエン700gに溶解し、液状SBRポリオール−B濃度30質量%の溶液を得た。
この溶液に混合(質量)比{(液状SBRポリオール−B)/イソミリスチルアクリレート}=60/40となるようにイソミリスチルアクリレートを混合した。
次に、トルエン濃度が40質量%になるようにエバポレーターで揮発させ、トルエンと水とを共沸させて、水分を除去した。水分量を測定した所、105PPMであった。
この水酸基含有液状ゴム組成物溶液を40℃に保ち十分に撹拌しながら、ジ−n−ブチル錫ジラウレート(DBTDL)1.5g添加し、2−アクリロイルオキシエチルイソシアネートを{(水酸基含有液状ゴムの分子鎖の水酸基)/(2−アクリロイルオキシエチルイソシアネートのイソシアネート基)}モル当量比として(1/1.2)となるようにゆっくり滴下し添加した後、さらに4時間撹拌を行い、アクリロイル基変性反応を完結し、アクリロイル基変性液状ゴム組成物溶液を得た。アクリロイル基変性液状ゴムの官能基種はアクリロイル基であり、官能基数は両末端の2であった。
最後に、このアクリロイル基変性液状ゴム組成物溶液のトルエンと残存する2−アクリロイルオキシエチルイソシアネートとを揮発除去し、アクリロイル基変性液状ゴム組成物を得た。溶媒成分を測定した所、検出されなかった。得られたアクリロイル基変性液状ゴム組成物は透明であった。
実施例4
アルゴン置換した7リットルの重合リアクターに、脱水精製したシクロヘキサン2.20kg、22.9質量%の1,3ブタジエンモノマーのヘキサン溶液を1.85kg、20.0質量%のスチレンモノマーのシクロヘキサン溶液を1.15kg、1.6モル/リットルのOOPSのヘキサン溶液を130.4ml添加した後、0.5モル/リットルの重合体製造例1と同一のジリチウム系重合開始剤を70ml添加して重合を開始させた。
重合リアクターを50℃に昇温しながら、1.5時間重合を行った後、1モル/リットルのエチレンオキシドのシクロヘキサン溶液を70ml添加し、さらに2時間撹拌した後、50mlのイソプロピルアルコールを添加した。重合体のヘキサン溶液をイソプロピルアルコール中に沈殿させ、十分に乾燥させて、両末端水酸基含有SBRである液状SBRポリオール−Cを得た。得られた液状SBRポリオール−Cは、結合スチレン含有量が34.8質量%であり、ブタジエン部分のビニル結合含有量が60.6%であった。また、数平均分子量が、17,200、重量平均分子量が、21,500、分子量分布が1.25であった。
乾燥後の液状SBRポリオール−Cの水分量は1,244PPMであり、検出された溶媒成分はイソプロピルアルコール及びシクロヘキサンであった。
次に、十分に乾燥した液状SBRポリオール−C300gを、トルエン700gに溶解し、液状SBRポリオール−C濃度30質量%の溶液を得た。
この溶液に混合(質量)比{(液状SBRポリオール−A)/イソボルニルアクリレート}=60/40となるようにイソボルニルアクリレートを混合し、水酸基含有液状ゴム組成物溶液を得た。
次に、トルエン濃度が40質量%になるようにエバポレーターで揮発させ、トルエンと水とを共沸させて、水分を除去した。水分量を測定した所、98PPMであった。
この水酸基含有液状ゴム組成物溶液を40℃に保ち十分に撹拌しながら、ジ−n−ブチル錫ジラウレート(DBTDL)1.2g添加し、2−アクリロイルオキシエチルイソシアネートを{(水酸基含有液状ゴムの分子鎖の水酸基)/(2−アクリロイルオキシエチルイソシアネートのイソシアネート基)}モル当量比として(1/1.2)となるようにゆっくり滴下し添加した後、さらに4時間撹拌を行い、アクリロイル基変性反応を完結し、アクリロイル基変性液状ゴム組成物溶液を得た。アクリロイル基変性液状ゴムの官能基種はアクリロイル基であり、官能基数は両末端の2であった。
最後に、このアクリロイル基変性液状ゴム組成物溶液のトルエンと残存する2−アクリロイルオキシエチルイソシアネートとを揮発除去し、アクリロイル基変性液状ゴム組成物を得た。溶媒成分を測定した所、検出されなかった。得られたアクリロイル基変性液状ゴム組成物は透明であった。
実施例5
実施例2と同様にして液状SBRポリオールBを得た。十分に乾燥した液状SBRポリオールB 300gを、トルエン700gに溶解し液状SBRポリオールB濃度80質量%の水酸基含有液状ゴム溶液を得た。
この溶液に混合比{(液状SBRポリオールB)/(グリシジルフェニルエーテル)}=60/40となるようにグリシジルフェニルエーテルを混合した。
次にトルエン濃度が40質量%になるようにエバポレーターで揮発させ、トルエンと水とを共沸させて、水分を除去した。水分量を測定したところ、97PPMであった。
この水酸基含有液状ゴム組成物溶液を70℃に保ち十分に撹拌しながら、スズ系触媒1.5g添加し、イソホロンジイソシアネート(IPDI)を{(水酸基含有液状ゴムの分子鎖の水酸基)/(IPDIのイソシアネート基)}(モル当量比)として(1/2)となるようにゆっくり滴下し添加した後、さらに4時間撹拌を行い、イソシアネート基変性反応を完結し、イソシアネート基変性された液状ゴム組成物溶液を得た。
さらにこの溶液にグリシドール溶液を{(水酸基含有液状ゴムの水酸基がイソシアネート化されたイソシアネート基)/(グリシドールのイソシアネート基と反応する官能基)}(モル当量比)として(1/1.2)となるようにゆっくり滴下し添加した後、さらに4時間撹拌を行い、エポキシ基変性反応を完結し、エポキシ基変性液状ゴム組成物溶液を得た。
エポキシ基変性液状ゴムの官能基種はエポキシ基であり、官能基数は両末端の2であった。
最後に、このエポキシ基変性液状ゴム組成物溶液のトルエンと残存するグリシドールとを揮発除去し、エポキシ基変性液状ゴム組成物を得た。溶媒成分を測定したところ、検出されなかった。得られたエポキン基変性液状ゴム組成物は透明であった。
実施例6
実施例2と同様にして液状SBRポリオールBを得た。十分に乾燥した液状SBRポリオールB 300gを、トルエン700gに溶解し液状SBRポリオールB濃度30質量%の溶液を得た。
この溶液に混合比{(液状SBRポリオールB)/(3−エチル−3−(フェノキシメチル)オキセタン)}=60/40(モル当量比)となるように3−エチル−3−(フェノキシメチル)オキセタンを混合した。
次にトルエン濃度が40質量%になるようにエバポレーターで揮発させ、トルエンと水とを共沸させて、水分を除去した。水分量を測定したところ、102PPMであった。
この水酸基含有液状ゴム組成物溶液を70℃に保ち十分に撹拌しながら、スズ系触媒1.5g添加し、イソホロンジイソシアネート(IPDI)を{(水酸基含有液状ゴムの分子鎖の反応活性末端)/(lPDIのイソシアネート基)(モル当量比)として(1/2)となるようにゆっくり滴下し添加した後、さらに4時間撹拌を行い、イソシアネート基変性反応を完結し、イソシアネート基変性された液状ゴム組成物溶液を得た。
さらにこの溶液に3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン溶液を{(水酸基含有液状ゴムの水酸基がイソシアネート化されたイソシアネート基)/(3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタンのイソシアネート基と反応する官能基)}(モル当量比)として(1/1)となるようにゆっくり滴下し添加した後、さらに4時間撹拌を行い、オキセタン基変性反応を完結し、オキセタン基変性液状ゴム組成物溶液を得た。オキセタン基変性液状ゴムの官能基種はオキセタン基であり、官能基数は両末端の2であった。
最後に、このオキセタン基変性液状ゴム組成物溶液のトルエンを揮発除去し、オキセタン基変性液状ゴム組成物を得た。溶媒成分を測定したところ、検出されなかった。得られたオキセタン基変性液状ゴム組成物は透明であった。
比較例1
実施例2と同様にして液状SBRポリオール−Bを得た。十分に乾燥した液状SBRポリオール−B300gを、トルエン700gに溶解し、液状SBRポリオール−B濃度30質量%の溶液を得た。
次に、溶媒であるトルエンを全てエバポレーターで揮発させた。水分もトルエンと共沸させて除去した。水分量を測定した所、27PPMであった。
そして、この液状SBRポリオール−B300gを、トルエン200gに溶解し、液状SBRポリオール−B濃度60質量%の水酸基含有液状ゴム溶液を得た。
この水酸基含有液状ゴム溶液を70℃に保ち十分に撹拌しながら、ジ−n−ブチル錫ジラウレート(DBTDL)1.5g添加し、2−アクリロイルオキシエチルイソシアネートを{(水酸基含有液状ゴムの分子鎖の水酸基)/(2−アクリロイルオキシエチルイソシアネートのイソシアネート基)}モル当量比として(1/1.2)となるようにゆっくり滴下し添加した後、さらに4時間撹拌を行い、アクリロイル基変性反応を完結し、アクリロイル基変性液状ゴム溶液を得た。アクリロイル基変性液状ゴムの官能基種はアクリロイル基であり、官能基数は両末端の2であった。
次に、このアクリロイル基変性液状ゴム溶液のトルエンと残存する2−アクリロイルオキシエチルイソシアネートとを揮発除去し、アクリロイル基変性液状ゴムを得た。
そして、十分に乾燥したアクリロイル基変性液状ゴムに混合(質量)比{(アクリロイル基変性液状ゴム)/イソボルニルアクリレート}=60/40となるようにイソボルニルアクリレートを混合し、アクリロイル基変性液状ゴム組成物を得た。
溶媒成分を測定した所、トルエンと2−アクリロイルオキシエチルイソシアネートが少量検出された。そこで、トルエンを700g添加し、混合した後に揮発除去したところ、トルエンと2−アクリロイルオキシエチルイソシアネートは検出されなかった。得られたアクリロイル基変性液状ゴム組成物は透明であった。
比較例2
実施例2と同様にして液状SBRポリオール−Bを得た。溶媒を全てエバポレーターで揮発させた。水分量を測定した所、380PPMであった。
そして、この液状SBRポリオール−B300gを、トルエン200gに溶解し、液状SBRポリオール−B濃度60質量%の溶液を得た。
この液状SBRポリオール−B溶液を70℃に保ち十分に撹拌しながら、ジ−n−ブチル錫ジラウレート(DBTDL)1.5g添加し、2−アクリロイルオキシエチルイソシアネートを{(変性液状ゴムの分子鎖の反応活性末端)/(2−アクリロイルオキシエチルイソシアネートのイソシアネート基)モル当量比として(1/1.2)となるようにゆっくり滴下し添加した後、さらに4時間撹拌を行い、アクリロイル基変性反応を完結し、アクリロイル基変性液状ゴム溶液を得た。アクリロイル基変性液状ゴムの官能基種はアクリロイル基であり、官能基数は両末端の2であった。
次に、このアクリロイル基変性液状ゴム溶液のトルエンと残存する2−アクリロイルオキシエチルイソシアネートとを揮発除去し、アクリロイル基変性液状ゴムを得た。揮発除去後のトルエン量を測定した所少量検出した。
次に、アクリロイル基変性液状ゴム溶液に混合(質量)比{(アクリロイル基変性液状ゴム)/イソボルニルアクリレート}=60/40となるようにイソボルニルアクリレートを混合し、アクリロイル基変性液状ゴム組成物溶液を得た。
得られたアクリロイル基変性液状ゴム組成物には2−アクリロイルオキシエチルイソシアネートと水との反応生成物による微結晶が存在し、不透明であった。
実施例1〜6及び比較例1〜2から明らかなように、本発明の(メタ)アクリロイル基変性液状ゴム組成物の製造方法により、製造工程途中の脱溶媒工程を省略することができ、該組成物製造の生産性を大幅に向上することができた。また、工程を省略したにもかかわらず、透明性の高い高品質の(メタ)アクリロイル基変性液状ゴム組成物を得ることができた。
本発明の聖俗方法により得られた(メタ)アクリロイル基変性液状ゴム組成物は、各種用途の接着剤や粘着剤あるいは各種部材として、例えば、航空宇宙用部材、ロボット部材、防振ゴム、免震ゴム等の接着剤、タイヤの繊維補強材料の接着剤、各種シール材(HDD用等のガスケット、インクタンク用シール、液晶シール等)に好適に用いられる。

Claims (4)

  1. アニオン重合により合成されたリビングアニオン分子鎖の末端に水酸基を導入した液状ゴムを有機溶媒で希釈して水酸基含有液状ゴム溶液を得る工程、
    該水酸基含有液状ゴム溶液に、アクリロイル基、メタクリロイル基、エポキシ基、オキセタン基及びビニルエーテル基からなる群から一種以上選択された官能基を有するモノマーを、(水酸基含有液状ゴム/モノマー)質量比として(85/15)〜(15/85)にて混合し、水酸基含有液状ゴム組成物溶液を得る工程、
    該水酸基含有液状ゴム組成物溶液中の水分を除去する工程、
    水分が除去された該水酸基含有液状ゴム組成物溶液中の水酸基含有液状ゴムの分子鎖の末端にアクリロイル基、メタクリロイル基、エポキシ基、オキセタン基及びビニルエーテル基からなる群から一種以上選択された官能基を導入して変性液状ゴム組成物溶液を得る工程、及び
    該変性液状ゴム組成物溶液中の有機溶媒を揮発除去する工程を含むことを特徴とする変性液状ゴム組成物の製造方法。
  2. 前記変性液状ゴム組成物溶液を得る工程が、前記水酸基含有液状ゴムの分子鎖の末端にイソシアネート官能基を介して前記官能基を導入することを特徴とする請求項1に記載の変性液状ゴム組成物の製造方法。
  3. 前記変性液状ゴムが、変性液状スチレン−ブタジエン共重合体ゴム、変性液状ポリブタジエンゴム又は変性液状ポリイソプレンゴムである請求項1又は2に記載の変性液状ゴム組成物の製造方法。
  4. 前記液状ゴムが、ジリチウム化合物を重合開始剤として用いたリビングアニオン重合により合成してなる請求項1〜3のいずれかに記載の変性液状ゴム組成物の製造方法。
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