JP2008195023A - 射出成形機 - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂替えの際に、好適な樹脂替え運転制御条件を自動的に選択可能とすること。
【解決手段】前の成形運転で用いた樹脂材料から次の成形運転で用いる樹脂材料への樹脂替えを行うに際し、前の成形運転で用いた樹脂材料の樹脂条件(例えば、樹脂原料種別と溶融温度種別と色種別との組み合わせで定義される樹脂条件)と、次の成形運転で用いる樹脂材料の樹脂条件とに基づき、あらかじめ用意された複数の樹脂替え運転制御条件の中から1つの樹脂替え運転制御条件を選択し、選択した樹脂替え運転制御条件を用いて樹脂替え運転を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、インラインスクリュ式の射出成形機に係り、特に、インラインスクリュ式の射出成形機における樹脂替えにかかわる技術に関する。
インラインスクリュ式の射出成形機においては、樹脂材料Xを用いた成形製品「イ」の成形運転が完了した後、樹脂材料Yを用いた成形製品「ロ」の成形運転を開始する前に、樹脂材料Xから樹脂材料Yへの樹脂替えを必要とする。この樹脂替えは、ノズルバックした状態で樹脂材料Yを加熱シリンダに供給して、計量と射出(金型への射出ではない垂れ流し射出)とを複数回繰り返し、この後、計量を行わないで、サックバックと射出とを複数回繰り返す(空打ち(ブランクショット)を複数回繰り返す)ことで行われるのが、一般的である。この樹脂替えを行うための樹脂替え運転制御条件は、従来は、その都度オペレータ(作業者)がいちいち設定するようにしていた。
なお、特許第3546357号明細書(特許文献1)に記載の射出成形機には、パージ(purge)動作モードとして、色替パージ、寸停パージ、材料抜きパージ、ホットランナーパージの4種類をあらかじめ用意しておき、この4種類の中から所望するパージ動作モードをオペレータが選択・指定することで、選択・指定されたパージ動作モードによるパージングを行えるようにした技術が開示されている。しかし、この特許文献1における色替パージの動作モードの運転制御条件、すなわち、樹脂替えの動作モードの運転制御条件は、1つだけが用意されているので、パージ動作モードを選択・指定するだけでは、常に固定の色替パージ運転制御条件(樹脂替え運転制御条件)を用いた樹脂替えが行われることになる。これを避けるためには、やはり、樹脂替え運転制御条件を、その都度オペレータがいちいち設定する必要がある。
特許第3546357号明細書
上記したように、従来は、樹脂替え運転制御条件を、その都度オペレータがいちいち設定していたが、好適条件の設定には豊富な経験と知識とが要求される上、設定の手間が繁雑なものとなっていた。かと言って、常に固定した標準の樹脂替え運転制御条件を用いると、良好な樹脂替えが行えない事態が多発し、成形運転を開始してから相当期間の成形製品が不良品となってしまうという問題があり、また、最も樹脂替えの厳しい条件の場合(例えば、こびり付き易く濃い色の樹脂材料から、溶融温度の低い透明な樹脂材料への樹脂替えの場合など)に対応した固定の樹脂替え運転制御条件を用いると、樹脂替えにいつも時間がかかるという問題がある。そこで、従来は、豊富な経験と知識とをもつオペレータによって、樹脂替えの都度、樹脂替え運転制御条件の設定を行うようにしていたが、多品種少量生産を行う成形生産現場では、金型交換に伴う樹脂替えの頻度が多く、このため、オペレータに多大の負担をかけているという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、樹脂替えの際に、好適な樹脂替え運転制御条件を、自動的に選択可能とした射出成形機を提供することにある。
本発明は上記した目的を達成するため、加熱シリンダ内に回転並びに前後進可能に配設されたスクリュをもつインラインスクリュ式の射出成形機において、前の成形運転で用いた樹脂材料から次の成形運転で用いる樹脂材料への樹脂替えを行うに際し、前の成形運転で用いた樹脂材料の樹脂条件(例えば、樹脂原料種別と溶融温度種別と色種別との組み合わせで定義される樹脂条件)と、次の成形運転で用いる樹脂材料の樹脂条件とに基づき、あらかじめ用意された複数の樹脂替え運転制御条件の中から1つの樹脂替え運転制御条件を選択し、選択した樹脂替え運転制御条件を用いて樹脂替え運転を制御するコントローラを備える。
本発明では、複数の樹脂替え運転制御条件をあらかじめ用意しておくと共に、前の成形運転で用いた樹脂材料の樹脂条件(例えば、樹脂原料種別と溶融温度種別と色種別との組み合わせで定義される樹脂条件)と、次の成形運転で用いる樹脂材料の樹脂条件との、多数の組み合わせの個々に対して、それぞれに好適な樹脂替え運転制御条件の1対1の対応付けをあらかじめ記憶しておく。そして、前の成形運転での成形生産が完了した後、次の成形運転で用いる成形運転条件が新たに設定されると、この新たな成形運転条件中に含まれる樹脂条件と、前の成形運転で用いた成形運転条件中に含まれる樹脂条件とから、2つの樹脂条件の組み合わせを判別し、判別した組み合わせから樹脂替え運転制御条件の1つを特定して、特定した樹脂替え運転制御条件を用いて樹脂替え運転を行う。したがって、好適な樹脂替え運転制御条件が自動的に選択されるので、オペレータがいちいち樹脂替え運転制御条件の各項目を設定する必要がなくなり、従来に較べて、オペレータにかかる負担を大幅に軽減することができ、オペレータによる設定操作の時間も要しないものとなる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
図1〜図6は、本発明の一実施形態(以下、本実施形態と記す)によるインラインスクリュ式の射出成形機に係り、図1は、本実施形態に係る射出成形機における、スクリュ制御にかかわる構成を簡略化して示す図である。
図1において、1は、射出ユニットの図示せぬヘッドストックにその基部を固定されて、その先端にノズル2を設けた加熱シリンダ、3は、加熱シリンダ1内に樹脂材料を供給するためのホッパー、4は、加熱シリンダ1内に回転並びに前後進可能であるように配設されたスクリュである。スクリュ4は、射出ユニットの図示せぬ直動ブロックに回転可能に保持されており、この直動ブロックと一体となって前後進するようになっている。5は、スクリュ4の回転駆動源である計量用電動サーボモータで、この計量用電動サーボモータ5の回転によって、プーリ、ベルトよりなる回転伝達機構6を介して、スクリュ4が回転駆動されるようになっている。7は、スクリュ4の前後進駆動源である射出用電動サーボモータで、この射出用電動サーボモータ7の回転によって、プーリ、ベルトよりなる回転伝達機構8、および、回転運動を直線運動に変換するボールネジ機構9を介して、スクリュ4が図示せぬ直動ブロックと一体となって前後進駆動されるようになっている。なお、上記の構成要素1〜9等々を含んで構成される射出ユニットは、公知のノズルタッチ/バック機構によって、ノズル2が図示せぬ金型にタッチした状態と、ノズル2が金型から離間した状態とを、とり得るようになっている。
10は、マシン(射出成形機)全体の制御を行うシステムコントローラで、このシステムコントローラ10は、あらかじめ作成されてワークエリアに展開された各種のアプリケーションプログラムと、各種運転条件設定データと、マシンの各部に配設された各種センサ(位置センサ、圧力センサ、安全確認用センサなど)からの計測情報と、マシンの各種制御系からの状態確認用情報と、計時情報などとに基づき、マシンの各種制御系を制御する。なお、システムコントローラ10は、実際には、演算機能素子やメモリなどのハードウェア資源と、予め保持された各種アプリケーションソフトなどのソフトウェア資源との協働により、各種の演算処理、データ書き込み・呼み出し処理、指令出力処理、表示制御処理等々の各種処理を実行するものであり、システムコントローラ10内に示された機能ブロックは、上記のハードウェア資源とソフトウェア資源とにより具現化されるものである。なおまた、ここでは、システムコントローラ10内には、本発明と関連するスクリュ制御にかかわる機能ブロックのみを描いてある。
システムコントローラ10内において、11は成形運転条件設定格納部、12は樹脂替え運転制御条件格納部、13は樹脂替え運転制御条件判定部、14はスクリュ回転制御部、15はスクリュ前後進制御部である。また、成形運転条件設定格納部11内において、11aは成形計量条件設定格納部、11bは成形射出条件設定格納部、11cは樹脂条件設定格納部であり、樹脂替え運転制御条件格納部12内において、12aは樹脂替え運転制御条件「1」格納部、12bは樹脂替え運転制御条件「2」格納部、12cは樹脂替え運転制御条件「3」格納部であり、樹脂替え運転制御条件判定部13内において、13aは前樹脂条件保持部、13bは判定用テーブルである。
計量用電動サーボモータ5は、スクリュ回転制御部14からの指令で制御されるサーボドライバ16によって駆動制御され、射出用電動サーボモータ7は、スクリュ前後進制御部からの指令で駆動されるサーボドライバ17によって駆動制御される。
成形運転条件設定格納部11には、成形製品を成形するための各種の成形運転条件が書き替え可能に格納されるようになっていて、成形計量条件設定格納部11aには、計量完了位置、スクリュ回転速度、背圧が格納され、成形射出条件設定格納部11bには、射出速度(スクリュ前進速度)、射出速度切換え位置、射出圧等が格納されるようになっている。また、樹脂条件設定格納部11cには、運転制御に直接用いるデータではないが、成形に用いる樹脂材料の樹脂条件が格納されるようになっている。この樹脂条件とは、複数の樹脂原料種別の1つと、複数の溶融温度種別の1つと、複数の色種別の1つとの組み合わせで定義され、ここでは、3種類の樹脂原料種別と、2種類の溶融温度種別と、2種類の色種別との、組み合わせである12通りの組み合わせの1つを表す判定値が、樹脂条件設定格納部11cに格納されるようになっている。
樹脂替え運転制御条件格納部12には、樹脂替え運転を行うための樹脂替え運転制御条件が複数組、ここでは3組の樹脂替え運転制御条件がそれぞれ書き替え可能に格納されており、樹脂替え運転制御条件「1」格納部12a、樹脂替え運転制御条件「2」格納部12b、樹脂替え運転制御条件「3」格納部12cには、それぞれ、計量条件(計量完了位置、スクリュ回転速度、背圧)、射出条件(射出速度、射出圧)、計量と射出との繰り返し回数、計量/射出の後に行う空打ち(ブランクショット)の条件(スクリュ後退位置、スクリュ後退速度など)、空打ちの繰り返し回数、計量/射出と空打ちの1セットを何回行うかの繰り返し回数が、格納されるようになっている。
樹脂替え運転制御条件判定部13は、前の成形運転で用いた樹脂材料の樹脂条件(ここでは、12通りの樹脂条件の1つ)と、次の成形運転で用いる樹脂材料の樹脂条件(ここでは、12通りの樹脂条件の1つ)との、組み合わせ条件を判定(特定)し、すなわち、前の樹脂条件と次の樹脂条件との組み合わせである12×12=144通りの組み合わせ条件のうちの1つを判定(特定)し、この判定した組み合わせた条件に対応する樹脂替え運転制御条件を、樹脂替え運転制御条件格納部12に格納されている3組の樹脂替え運転制御条件のうちから、1つの(1組の)樹脂替え運転制御条件を樹脂替え運転に用いるものとして特定する。このために、樹脂替え運転制御条件判定部13には、前の成形運転で用いた樹脂材料の樹脂条件を保持した前樹脂条件保持部13aと、前の樹脂条件と次の樹脂条件との組み合わせである12×12=144通りの組み合わせ条件と3組の樹脂替え運転制御条件との対応付けを書き込んだ判定用テーブル13bとが、設けられている。
前樹脂条件保持部13aには、成形運転条件設定格納部11に、次の成形製品を成形するための成形運転条件が、例えばリムーバブル記憶媒体から転送されて書き込まれたときに、それまで樹脂条件設定格納部11cに保持されていた前の樹脂条件が転送されて記憶される。また、判定用テーブル13bには、前の樹脂条件(12の樹脂条件)と次の樹脂条件(12の樹脂条件)との組み合わせである12×12=144通りの組み合わせ条件のそれぞれと、3組の樹脂替え運転制御条件(樹脂替え運転制御条件「1」格納部12a、樹脂替え運転制御条件「2」格納部12b、樹脂替え運転制御条件「3」格納部12c)との対応付けが、あらかじめ保持されている。すなわち、判定用テーブル13bには、前の樹脂条件と次の樹脂条件との組み合わせである12×12=144通りの組み合わせ条件のそれぞれに対して、最も好適である樹脂替え運転制御条件が、対応付けてあらかじめ保持されている。樹脂替え運転制御条件判定部13は、自動樹脂替えがオペレータによって指示されると、前樹脂条件保持部13aの前の樹脂条件と、樹脂条件設定格納部11cの次の樹脂条件とから、前の樹脂条件と次の樹脂条件との組み合わせである12×12=144通りの組み合わせ条件から1つの組み合わせ条件を特定し、この特定した組み合わせ条件から、3組の樹脂替え運転制御条件の1つを特定する。
スクリュ回転制御部14およびスクリュ前後進制御部15は、樹脂替え運転時には、樹脂替え運転制御条件判定部13からの指示に基づき、樹脂替え運転制御条件判定部13が特定した樹脂替え運転制御条件(樹脂替え運転制御条件「1」格納部12aまたは樹脂替え運転制御条件「2」格納部12bまたは樹脂替え運転制御条件「3」格納部12cの何れか1つに格納された樹脂替え運転制御条件)を用いて、樹脂替え運転の制御を行う。また、スクリュ回転制御部14およびスクリュ前後進制御部15は、樹脂替えが完了した後の成形製品を成形するための成形運転時には、成形運転条件設定格納部11内の成形計量条件設定格納部11aおよび成形射出条件設定格納部11bの計量条件、射出条件を用いて、計量動作および射出動作の制御を行う。
図2は、マシンに付設された図示せぬ表示装置上に、適宜の操作によって呼び出した所定の運転条件設定画面の要部を示したおり、この図2に示した運転条件設定画面には、樹脂条件設定格納部11cに書き込まれた樹脂条件が表示されている。本実施形態では、樹脂条件は、樹脂原料種別「1」、樹脂原料種別「2」、樹脂原料種別「3」からなる3種類の樹脂原料種別のうちの1つと、溶融温度種別「1」、溶融樹脂種別「2」からなる2種類の溶融温度種別のうちの1つと、色種別「1」、色種別「2」からなる2種類の色種別のうちの1つとの、組み合わせてで表現されるようになっている。図2に示した例では、樹脂原料種別として樹脂原料種別「3」が、溶融温度種別として溶融樹脂種別「2」が、色種別として色種別「1」が、それぞれ設定されている。なお、樹脂条件は、図2に示した運転条件設定画面上で、任意に設定変更可能となっていることは言うまでもない。
図3は、樹脂条件の一覧を示す図である。図3の(a)は、前の成形運転の樹脂条件の12通りの樹脂条件が示されており、3つの樹脂原料種別「1」、樹脂原料種別「2」、樹脂原料種別「3」と、2つの溶融温度種別「1」、溶融樹脂種別「2」と、2つの色種別「1」、色種別「2」との組み合わせが、判定値A〜Lにより表されており、この判定値A〜Lの何れか1つが前樹脂条件保持部13aに保持されるようになっている。図3の(b)は、次の成形運転の樹脂条件の12通りの樹脂条件が示されており、3つの樹脂原料種別「1」、樹脂原料種別「2」、樹脂原料種別「3」と、2つの溶融温度種別「1」、溶融樹脂種別「2」と、2つの色種別「1」、色種別「2」との組み合わせが、判定値a〜kにより表されており、この判定値a〜kの何れか1つが樹脂条件設定格納部11cに保持されるようになっている。
図4は、前の樹脂条件と次の樹脂条件との組み合わせである12×12=144通りの組み合わせ条件と、3組の樹脂替え運転制御条件(樹脂替え運転制御条件「1」、樹脂替え運転制御条件「2」、樹脂替え運転制御条件「3」)との、対応付けの例を示す図である。この図4に示したようなテーブルが、判定用テーブル13bに保持されている。なお、判定用テーブル13bの内容は、マシンの出荷段階であらかじめ書き込むようになっているが、マシンのユーザ側でも任意に設定(設定変更)が可能となっている。すなわち、本実施形態では、マシンに付設された図示せぬ表示装置上に、適宜の操作によって図4に示したようなテーブルを表示した図示せぬ画面を呼び出し、この呼び出したテーブル表示画面において、「条件」の各欄に数値1〜3を適宜に入力して確定キーを押すことにより、マシンのユーザ側のオペレータによっても、前の樹脂条件と次の樹脂条件との組み合わせである12×12=144通りの組み合わせ条件と、3組の樹脂替え運転制御条件との対応付けを設定可能となっている。
図5は、マシンに付設された図示せぬ表示装置上に、適宜の操作によって呼び出した樹脂替え運転制御条件「1」、樹脂替え運転制御条件「2」、樹脂替え運転制御条件「3」の設定画面の例を示している。この図5に示した設定画面において、樹脂替え運転制御条件「1」、「2」、「3」それぞれの、前記した計量条件(計量完了位置、スクリュ回転速度、背圧)、射出条件(射出速度、射出圧)、計量と射出との繰り返し回数、計量/射出の後に行う空打ち(ブランクショット)の条件(スクリュ後退位置、スクリュ後退速度など)、空打ちの繰り返し回数、計量/射出と空打ちの1セットを何回行うかの繰り返し回数が、設定可能となっている。樹脂替え運転制御条件「1」、「2」、「3」のそれぞれの内容は、マシンの出荷段階であらかじめ書き込むようになっているが、マシンのユーザ側のオペレータによっても任意に設定(設定変更)が可能となっている。
図6は、マシンに付設された図示せぬ表示装置上に、適宜の操作によって呼び出した自動モード画面の要部の表示例を示している。自動モード画面は複数画面が用意されていて、例えば、自動モード画面の第1画面を呼び出した後、次画面の表示を順に指示することによって、図6に示すような自動モード画面が表示される。新たな成形製品を成形するための新たな(次の)成形運転条件を成形運転条件設定格納部11に書き込んだ後、樹脂替えを行う前に、図6に示す画面を呼び出すことで、樹脂替えのために選択された樹脂替え運転制御条件の種別を確認することができる。図6に示した例では、樹脂替え運転制御条件「1」が選択された例を示しており、選択された条件が樹脂替え運転制御条件「1」であることを、「自動樹脂替条件」表示欄21で示していると共に、樹脂替え運転制御条件「1」の各設定数値が表示されるようになっている。このような表示により、自動樹脂換えの機能によって選択された樹脂替え運転制御条件条件が、樹脂替え運転制御条件「1」であることをオペレータは容易に確認することができる。そして、次の成形運転のための新たな樹脂材料がホッパー3に満たされていて、かつ、ノズルバック状態にあって、ノズル2の下に樹脂受けが配置されていることを確認した上で、自動モード画面上の「自動樹脂替」ボタン22をタッチすると(本実施形態の表示装置はタッチパネルをもつ入力装置ともなっている)、自動選択された樹脂替え運転制御条件「1」にしたがった樹脂替え動作が実行されることになる。
なお、自動選択された樹脂替え運転制御条件を確認するための画面の呼び出しや、自動選択された樹脂替え運転制御条件にしたがった樹脂替え動作の開始の指示は、上記以外の任意の手法が採用可能である。
以上のように本実施形態によれば、複数の樹脂替え運転制御条件(樹脂替え運転制御条件「1」、樹脂替え運転制御条件「2」、樹脂替え運転制御条件「3」)をあらかじめ用意しておくと共に、前の成形運転で用いた樹脂材料の樹脂条件(樹脂原料種別と溶融温度種別と色種別との組み合わせで定義される樹脂条件)と、次の成形運転で用いる樹脂材料の樹脂条件との、多数の組み合わせの個々に対して、それぞれに好適な樹脂替え運転制御条件の1対1の対応付けをあらかじめ記憶しておき、前の成形運転での成形生産が完了した後、次の成形運転で用いる成形運転条件が新たに設定されると、この新たな成形運転条件中に含まれる樹脂条件と、前の成形運転で用いた成形運転条件中に含まれる樹脂条件とから、2つの樹脂条件の組み合わせを判別し、判別した組み合わせから樹脂替え運転制御条件の1つを特定して、特定した樹脂替え運転制御条件を用いて樹脂替え運転を行うようにしている。したがって、好適な樹脂替え運転制御条件が自動的に選択されるので、オペレータがいちいち樹脂替え運転制御条件の各項目を設定する必要がなくなり、従来に較べて、オペレータにかかる負担を大幅に軽減することができ、オペレータによる設定操作の時間も要しないものとなる。また、マシンのユーザ側のオペレータが、樹脂替え運転制御条件の内容を設定することや、各樹脂替え運転制御条件に対応付ける、前と次の樹脂条件との組み合わせを、設定することが可能となっているので、マシンのユーザ側の事情に応じた自動の樹脂替えを行うことが可能となる。
なお、上述した実施形態では、3つの樹脂原料種別と2つの溶融温度種別と2つの色種別との組み合わせで樹脂条件を構築するものとしているが、樹脂原料種別や溶融温度種別や色種別の数は任意であり、より多数の組み合わせとすることができることは言うまでもない。また、上述した実施形態では、樹脂替え運転制御条件として3組の樹脂替え運転制御条件を用意しているが、4組以上の樹脂替え運転制御条件を用いるようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係るインラインスクリュ式の射出成形機における、スクリュ制御にかかわる構成を簡略化して示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るインラインスクリュ式の射出成形機において、表示装置上に表示された所定の運転条件設定画面の要部を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るインラインスクリュ式の射出成形機において用いる、樹脂条件の一覧の例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るインラインスクリュ式の射出成形機において用いる、前の樹脂条件と次の樹脂条件との組み合わせである12×12=144通りの組み合わせ条件と、3組の樹脂替え運転制御条件との、対応付けの例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るインラインスクリュ式の射出成形機において、表示装置上に表示された樹脂替え運転制御条件「1」、樹脂替え運転制御条件「2」、樹脂替え運転制御条件「3」の設定画面の例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るインラインスクリュ式の射出成形機において、表示装置上に表示された自動モード画面の要部の表示例を示す説明図である。
符号の説明
1 加熱シリンダ
2 ノズル
3 ホッパー
4 スクリュ
5 計量用電動サーボモータ
6 回転伝達機構
7 射出用電動サーボモータ
8 回転伝達機構
9 ボールネジ機構
10 システムコントローラ
11 成形運転条件設定格納部
11a 成形計量条件設定格納部
11b 成形射出条件設定格納部
11c 樹脂条件設定格納部
12 樹脂替え運転制御条件格納部
12a 樹脂替え運転制御条件「1」格納部
12b 樹脂替え運転制御条件「2」格納部
12c 樹脂替え運転制御条件「3」格納部
13 樹脂替え運転制御条件判定部
13a 前樹脂条件保持部
13b 判定用テーブル
14 スクリュ回転制御部
15 スクリュ前後進制御部
16 サーボドライバ
17 サーボドライバ

Claims (4)

  1. 加熱シリンダ内に回転並びに前後進可能に配設されたスクリュをもつインラインスクリュ式の射出成形機において、
    前の成形運転で用いた樹脂材料から次の成形運転で用いる樹脂材料への樹脂替えを行うに際し、前の成形運転で用いた樹脂材料の樹脂条件と次の成形運転で用いる樹脂材料の樹脂条件とに基づき、あらかじめ用意された複数の樹脂替え運転制御条件の中から1つの樹脂替え運転制御条件を選択し、選択した樹脂替え運転制御条件を用いて樹脂替え運転を制御するコントローラを備えたことを特徴とする射出成形機。
  2. 請求項1に記載の射出成形機において、
    前記樹脂条件は、樹脂材料の樹脂原料種別と、樹脂材料の溶融温度種別と、樹脂材料の色種別との組み合わせで、定義されることを特徴とする射出成形機。
  3. 請求項2に記載の射出成形機において、
    前記した前の成形運転で用いた樹脂材料の樹脂条件と次の成形運転で用いる樹脂材料の樹脂条件との組み合わせのそれぞれと、前記複数の樹脂替え運転制御条件との対応付けを、任意に書き替え設定可能としたことを特徴とする射出成形機。
  4. 請求項1に記載の射出成形機において、
    前記した複数の樹脂替え運転制御条件を、それぞれ任意に書き替え設定可能としたことを特徴とする射出成形機。
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