JP2008191621A - レンズ鏡筒 - Google Patents
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Abstract
【課題】より簡単な構成で、移動筒と遮光シートとの摺動抵抗を下げることができるレンズ鏡筒を提供する。
【解決手段】移動筒3は、保持筒2の円筒内に少なくとも一部が配置される。また、移動筒3は、レンズ鏡筒1内のレンズの光軸方向に沿って移動可能な状態で保持筒2に保持される。保持筒2は、遮光シート4を被写体側で保持する。移動筒3は、遮光シート4に摺動可能な状態で挿入される。遮光シート4は、切断部4aの1箇所で切断されている。
【選択図】図1
【解決手段】移動筒3は、保持筒2の円筒内に少なくとも一部が配置される。また、移動筒3は、レンズ鏡筒1内のレンズの光軸方向に沿って移動可能な状態で保持筒2に保持される。保持筒2は、遮光シート4を被写体側で保持する。移動筒3は、遮光シート4に摺動可能な状態で挿入される。遮光シート4は、切断部4aの1箇所で切断されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、移動筒を備えるレンズ鏡筒に関する。特に、遮光シートを備えるレンズ鏡筒に関する。
特許文献1は、遮光膜を備えるレンズ鏡筒を開示する。従来のレンズ鏡筒は、固定枠と、固定枠に対して光軸方向に進退される移動枠と、固定枠と移動枠との間に配設される2枚の遮光膜とを備える。2枚の遮光膜は、光軸方向に沿って重合される薄膜状部材である。遮光膜は、固定枠にその外周基端部が固定され、内周側先端を弾性変形させて移動枠の外周に挿入される。
そして、2枚のうち1枚の遮光膜は、その内周の法線方向に対して所定角度傾斜する切り欠き等を有し、移動枠の外周面に摺接して挿入される。切り欠き等が傾斜していることから、切り欠きへ進入する外光を効率よく遮光することができる。その結果、移動枠の摺動抵抗を増加させることなく、効果的な遮光を実現できる。
特開平6−273651号公報
しかしながら、従来のレンズ鏡筒は、切り欠きを複数設ける必要があり、加工が面倒である。
そこで、本発明は、より簡単な構成で、移動筒と遮光シートとの摺動抵抗を下げることができるレンズ鏡筒を提供することを目的とする。
上記の問題点を解決するために、本発明のレンズ鏡筒は、リング状の遮光シートの外周端を内周で保持する第1円筒体と、第1円筒体の円筒内に少なくとも一部が配置されるとともに遮光シートに挿入され、レンズ鏡筒内のレンズの光軸方向に沿って移動可能な状態で第1円筒体に保持される第2円筒体と、を備える。ここで、第2円筒体が第1円筒体に対して移動するのに伴って、遮光シートの内周端と第2円筒体の外周とは互いに擦れ合う。そして、遮光シートは、1箇所で切断されている。
これにより、遮光シートを1箇所で切断するようにしたため、遮光シートの加工を容易にでき、切断箇所からの不要光の漏れも最小限に抑えることができ、しかも、遮光シートと第2円筒体との摺動抵抗も低減できる。
本発明によれば、より簡単な構成で、移動筒と遮光シートとの摺動抵抗を下げることができる。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係るレンズ鏡筒1の断面図である。図2は、その要部拡大図である。レンズ鏡筒1は、保持筒2と移動筒3とを含む。移動筒3は、保持筒2の円筒内に少なくとも一部が配置される。また、移動筒3は、レンズ鏡筒1内のレンズの光軸方向に沿って移動可能な状態で保持筒2に保持される。
図1は、本発明の実施の形態に係るレンズ鏡筒1の断面図である。図2は、その要部拡大図である。レンズ鏡筒1は、保持筒2と移動筒3とを含む。移動筒3は、保持筒2の円筒内に少なくとも一部が配置される。また、移動筒3は、レンズ鏡筒1内のレンズの光軸方向に沿って移動可能な状態で保持筒2に保持される。
保持筒2は、遮光シート4を被写体側で保持する。保持筒2は、外筒21と内筒22とで構成される。遮光シート4は、外筒21の被写体側先端に設けられた円環212と内筒22の被写体側先端221との間に挟まれることにより、保持筒2に保持される。この状態で、遮光シート4の内周端は、内筒22の内周面から突き出た状態となる。
移動筒3は、遮光シート4に摺動可能な状態で挿入される。これにより、移動筒3が保持筒2に対して移動するのに伴って、遮光シート4の内周端と移動筒3の外周とは互いに擦れ合う。
図3は、遮光シート4の正面図である。図4に示す通り、遮光シート4は、切断部4aの1箇所で切断されている。これにより、遮光シート4が移動筒3と擦れ合うときの摺動抵抗を下げることができる。遮光シート4と移動筒3とが擦れ合うときに、遮光シート4は、切断箇所で容易に変形できるからである。そのため、遮光シート4と移動筒3との摺動抵抗に起因する異音の発生を防止できる。また、摺動抵抗を下げることができるので、移動筒3のモータによる駆動をスムーズにすることができる。仮に、遮光シート4の1箇所を切断しなかった場合、遮光シート4と移動筒3とが擦れ合うときに、遮光シート4は変形しにくく、摺動抵抗が大きくなる。そのため、移動筒3をモータで駆動した場合、異音が生じたり、ノッキング現象が生じたりする。
また、遮光シート4を完全に切断するようにしたため、従来のように幅方向の途中まで切り欠きを形成する場合に比べて、遮光シート4を容易に加工できる。
また、1箇所で遮光シート4を切断することとしたため、従来のように所定角度毎に複数個所で切り欠きを形成する場合に比べて、遮光シート4を容易に加工できる。また、切断箇所が1箇所なので、切断箇所からの不要光の漏れも最小限に抑えることができる。また、切断箇所が1箇所なので、切断後も環状の形状を維持できる。そのため、切断後の遮光シート4の取扱いや遮光シート4の保持筒2への取り付け作業が容易になる。これと比較して、仮に、複数個所で切断した場合、遮光シート4は、ばらならになり、環状の形状を維持できない。そのため切断後の取扱いや取り付けが困難になる。
また、切断箇所が1箇所であることから、切断箇所からの不要光の漏れを最小限に抑えることができるので、遮光シート4を1枚だけ用いた場合でも、十分に遮光効果を達成できる。もちろん、遮光シート4を複数用いて、互いに切断箇所をずらして、重合させるようにしてもよい。そのようにすることにより、1箇所の切断箇所からの不要光の漏れをより確実に防止できる。
図4は、保持筒2の分解斜視図である。外筒21は、被写体側先端に円環212を備えている。つまり、円環212の内周径は、外筒21の本体部211の内周径よりも小さい。そのため、遮光シート4を外筒21の中に入れると、遮光シート4は、円環212で支えられることになる。その状態で、内筒22を外筒21に挿入する。内筒22は、外筒21に組みつけられた状態で、外筒に対して、光軸を中心とした回転方向には回転可能であるが、光軸方向には固定される。そして、外筒21の円環212と内筒22の被写体側先端221との間に、遮光シート4は挟み込まれる。これにより、遮光シート4は、保持筒2に保持される。
なお、保持筒2は、本発明の第1円筒体の一例である。また、移動筒3は、本発明の第2円筒体の一例である。
また、本実施の形態では、内筒22と外筒21との間で挟み込むことによって、遮光シート4を保持筒2に保持するとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、遮光シート4を保持筒2に接着剤で固定するようにしてもよいし、ネジ止めにより固定してもよい。
また、移動筒3は、一部が保持筒2の中に収納できるように構成してもよいし、全部が収納できるように構成してもよい。
また、遮光シート4は、紙材料で実現するようにしてもよいし、プラスチック材料で実現してもよい。要するに、不要光を遮断できる材料であり、かつ、変形可能な材料であればよい。
本発明は、移動筒を備えるレンズ鏡筒に適用可能である。より具体的には、カメラ用交換レンズやデジタルスチルカメラ、カメラ機能付き携帯電話端末、顕微鏡等の光学機器に適用可能である。
1 レンズ鏡筒
2 保持筒
21 外筒
211 本体部
212 円環
22 内筒
221 被写体側先端
3 移動筒
4 遮光シート
4a 切断部
2 保持筒
21 外筒
211 本体部
212 円環
22 内筒
221 被写体側先端
3 移動筒
4 遮光シート
4a 切断部
Claims (1)
- リング状の遮光シートの外周端を内周で保持する第1円筒体と、
前記第1円筒体の円筒内に少なくとも一部が配置されるとともに前記遮光シートに挿入され、レンズ鏡筒内のレンズの光軸方向に沿って移動可能な状態で前記第1円筒体に保持される第2円筒体と、を備え、
前記第2円筒体が前記第1円筒体に対して移動するのに伴って、前記遮光シートの内周端と前記第2円筒体の外周とは互いに擦れ合い、
前記遮光シートは、1箇所で切断されている、
レンズ鏡筒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007028904A JP2008191621A (ja) | 2007-02-08 | 2007-02-08 | レンズ鏡筒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007028904A JP2008191621A (ja) | 2007-02-08 | 2007-02-08 | レンズ鏡筒 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008191621A true JP2008191621A (ja) | 2008-08-21 |
Family
ID=39751738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007028904A Pending JP2008191621A (ja) | 2007-02-08 | 2007-02-08 | レンズ鏡筒 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008191621A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014203677A1 (ja) * | 2013-06-18 | 2014-12-24 | コニカミノルタ株式会社 | レンズ、レンズユニット及びレンズの製造方法 |
US9304279B2 (en) | 2013-01-28 | 2016-04-05 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Lens barrel |
-
2007
- 2007-02-08 JP JP2007028904A patent/JP2008191621A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9304279B2 (en) | 2013-01-28 | 2016-04-05 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Lens barrel |
WO2014203677A1 (ja) * | 2013-06-18 | 2014-12-24 | コニカミノルタ株式会社 | レンズ、レンズユニット及びレンズの製造方法 |
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