JP2008191182A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】急激に温度の変化が生じた場合等においても、正確に用紙の残留を検出することができるプリンタを提供する。
【解決手段】プリンタ1は、用紙P上に付着した現像剤を熱を用いて用紙P上に定着させる定着ローラ29と、定着ローラ29に熱を供給するヒータ27と、ヒータ27によって加熱された定着ローラ29の温度を検出する温度検出素子33と、経時時間を測定するタイマ75と、温度検出素子33による定着ローラ29の温度の検出結果に基づいて定着ローラ29の温度変化の温度勾配値を算出する温度勾配算出部77と、温度勾配算出部77によって算出された温度勾配値及びタイマ77において測定された温度勾配値の経時時間に基づいて定着ローラ29に用紙Pが残留しているか否かを判断するCPU69とを備える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、用紙等の記録媒体上に付着した現像剤画像を用紙上に定着させる定着装置を備えた画像形成装置においては、熱源から定着部に熱を供給し、該熱を用いて用紙上に現像剤を定着させている。そしてこの様な画像形成装置においては、何らかの原因で現像剤の定着時に定着部に用紙が巻き付いてしまった場合には、定着部の温度勾配値の変化を参照して用紙の巻き付きの有無を判断していた。具体的には、画像形成装置は、定着器近傍に配置された温度検出部の検出値が、一定の温度基準値以下になった場合や、温度検出部の検出結果に基づいて作成された温度勾配値が一定の勾配を超えた場合等に、用紙が定着器に巻き付いたと判断することとしている。この様な定着装置としては、特許文献1に記載された定着装置がある。
特開2001−109319公報
しかしながらこの様な定着装置では、定着温度の温度変化が急激に発生することに起因して、スパイクノイズの様に、短時間で急激に温度が変化した場合には、温度検出部は、異常な勾配を検出してしまう。そして、この様に異常な勾配が発生すると、定着装置は用紙の残留を誤って検出してしまうという問題があった。
そこで、本発明はこの様な実情に鑑みてなされたものであり、急激に温度の変化が生じた場合等においても、正確に用紙の残留を検出することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する為に、本発明にかかる画像形成装置は、記録媒体上に付着した現像剤を熱を用いて当該記録媒体上に定着させる定着部と、前記定着部に熱を供給する熱源と、前記熱源によって加熱された前記定着部の温度を検出する定着温度検出部と、経時時間を測定する計時部と、前記温度検出部による前記定着部の温度の検出結果に基づいて前記定着部の温度変化の温度勾配値を算出する温度勾配算出部と、前記温度勾配算出部によって算出された前記温度勾配値及び前記計時部において測定された前記温度勾配値の経時時間に基づいて前記定着部に前記記録媒体が残留しているか否かを判断する残留判断部とを備えることを特徴としている。
この構成によれば、画像形成装置は、記録媒体の残留を、温度勾配値及び経時時間を考慮して判断することができる。すなわち経時時間を考慮して温度勾配値を参照することによって、スパイクノイズ等の急激な温度変化が発生した場合においても、用紙が残留したと判断してしまうことを防止することができる。
この様に、本発明にかかる画像形成装置によれば、急激に温度の変化が生じた場合等においても、正確に用紙の残留を検出することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態においては、画像形成装置として電子写真方式のカラープリンタを例に挙げ、詳細な説明を行う。
図1に示す様に、第1の実施の形態にかかるプリンタ1は、媒体スタッカ3に堆積した用紙Pを媒体搬送経路R方向に繰り出す給紙ローラ5と、給紙ローラ5から繰り出された用紙Pをさらに媒体搬送経路Rの下流に搬送するロワレジストローラ7及びプレッシャーローラ9と、ロワレジストローラ7及びプレッシャーローラ9を通過した用紙Pを検出する第1の用紙センサ11とを備える。
この様なプリンタ1は、給紙ローラ5を駆動させ、媒体スタッカ3に堆積した用紙Pを媒体搬送経路Rの下流方向に繰り出す。そしてプリンタ1は、ロワレジストローラ7及びプレッシャーローラ9を駆動させ、用紙Pをさらに下流方向に繰り出す。そして第1の用紙センサ11は、搬送された用紙Pの先端部及び後端部を検出し、検出した結果を後述する制御部に供給する。
またプリンタ1は、第1の用紙センサ11の下流に形成され第1の用紙センサ11を通過した用紙Pを搬送ベルトユニット13の方向に搬送するアッパレジストローラ15及びプレッシャーローラ17と、アッパレジストローラ15及びプレッシャーローラ17と搬送ベルトユニット13との間に形成され用紙Pの通過を検出する第2の用紙センサ19と、上位装置から入力された画像情報に基づく現像剤画像を形成する現像ユニット21と、現像剤画像を用紙P上に転写する転写ユニット23とを備える。
搬送ベルトユニット13は、後述する駆動モータから供給された駆動力に基づいて用紙Pを媒体搬送経路Rの下流方向に搬送する。このとき搬送ベルトユニット13は、静電気力により用紙Pを吸着し、用紙P上に現像剤画像を転写することが可能となる様に用紙Pを搬送する。
現像ユニット21は、シアン色の現像剤画像を形成する現像ユニット21C、イエロ色の現像剤画像を形成する現像ユニット21M、マゼンタ色の現像剤画像を形成する現像ユニット21Y、及びブラック色の現像剤画像を形成する現像ユニット21Kを備える。そして、各現像ユニット21C,21M,21Y,21Kは、各色に対応して、入力された画像情報に基づく現像剤画像を形成する。
転写ユニット23は、各現像ユニット21C,21M,21Y,21Kに対応して形成された転写ローラ23C、転写ローラ23M、転写ローラ23Y、及び転写ローラ23Kを備える。この様な転写ユニット23は、現像ユニット21C,21M,21Y,21Kによって形成された現像剤画像を用紙P上に転写する。
そして転写ユニット23によって現像剤画像が転写された用紙Pは、搬送ベルトユニット13によって媒体搬送経路Rの下流方向に形成された定着装置25に搬送される。
定着部としての定着装置25は、用紙P上に転写され付着した現像剤画像を熱を用いて用紙P上に定着させる。この様な定着装置25は、熱源としてのヒータ27が内蔵された定着ローラ29と、定着ローラ29に圧接された加圧ローラ31と、定着ローラ29の表面温度を検出する定着温度検出部としての温度検出素子33とを備える。
ヒータ27は、例えばハロゲンランプ等の熱源によって構成され、後述する制御部による制御のもと駆動する。この様なヒータ27は、定着装置25内部に配置され、ヒータ27が駆動することによって発生した輻射熱は、定着ローラ29に供給される。
定着ローラ29は、ヒータ27から供給された輻射熱によって加熱されたローラの表面を用いて、用紙P上に付着した現像剤を溶かす。この様な定着ローラ29は、後述する制御部による制御のもと駆動する。
加圧ローラ31は、定着ローラ29と共に用紙Pを挟持搬送する。この様な加圧ローラ31は、定着ローラ29と共に用紙Pを挟持搬送することによって、加圧力を用いて用紙P上に付着した現像剤画像を用紙P上に定着させる。
温度検出素子33は、ヒータ27によって加熱された定着ローラ29の表面の温度を検出する。そして温度検出素子33によって検出された定着ローラ29の表面温度は、後述する制御部に供給される。この様な温度検出素子33は、例えば非接触型の温度検出素子であり、定着ローラ29に近接して形成される。
この様な定着ローラ29及び加圧ローラ31は、図2に示す様に、両ローラの軸が平行になる様に形成される。そして、定着ローラ29及び加圧ローラ31は、両ローラのニップ部において用紙Pを挟み込み、用紙Pを媒体搬送経路Rの下流方向に搬送する。そして温度検出素子33は、図3に示す様に、最大用紙幅L1及び最小用紙幅L2の中心部近傍に合せて配置される。
尚、定着部の構成としては、上述した定着装置に限られるものではなく、例えば定着ローラ29及び加圧ローラ31の双方にヒータを内蔵させても良く、また、定着ローラ29として無端形状の定着ベルトを用いることも可能である。
そして定着装置25によって現像剤画像が定着された用紙Pは、第3の用紙センサ35を通過し、排出ローラ37及びプレッシャーローラ39によって排出スタッカ41に排出される。
以下、プリンタ1の制御系統について図4を参照しながら詳細な説明をする。
プリンタ1は、各部の制御を行う制御部51と、温度検出素子33の検出された定着ローラ29の表面温度を制御部51に供給する温度検出部53と、制御部51の指令に基づいてヒータ27の駆動を制御するヒータ制御部55と、定着ローラ29が交換された後に定着ローラ29が未使用であるか否かを判断する未使用品判断部57と、各部に駆動力を供給する駆動モータ59と、駆動モータ59の駆動を制御するモータ駆動制御部61と、ユーザに対して各種情報を表示する表示部63と、ユーザによって各種情報が入力される操作パネル65と、表示部63及び操作パネル65を制御するパネル制御部67とを備える。
制御部51は、各種演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)69と、各種情報を記憶する不揮発性のROM(Read Only Memory)71と、揮発性のメモリ73と、計時部としてのタイマ75と、温度勾配算出部77とを備える。また、制御部51は、これら各部に外部からの情報を入力し、又はこれら各部から外部に情報を出力する為の外部インターフェース79を備える。
CPU69は、プリンタ1が印刷動作を行う際に、ROM71に格納されたプログラムを実行し、上位装置から送信された画像情報の処理を行うとともに、プリンタ1の各部の制御を行う。
また、CPU69は、温度勾配算出部77によって算出された温度勾配値、及びタイマ75によって測定された温度勾配値の経時時間に基づいて定着装置25に用紙Pが残留しているか否かを判断する。通常、用紙Pが定着装置25内部を通過する際、図5に示す様に用紙Pは、媒体搬送経路Rの下流方向に向けて搬送され、第3の用紙センサ35によって検出される。しかし、何らかの原因で用紙Pが、図6に示す様に定着ローラ29の周囲に巻き付いてしまう場合がある。また、用紙Pが原因となってプリンタ1内部の定着装置25近傍でジャムが発生した場合、ユーザがジャムを解除した後、プリンタ1は、媒体搬送経路Rの途中に滞留した用紙Pを媒体搬送経路の下流方向に搬送して排紙する。ことのき、用紙Pが定着ローラ29の周囲に巻き付くことがあるが、このジャム解除後の用紙Pの排紙処理においては、後述する理由から用紙センサの検出結果に基づいて用紙Pのジャム発生を判断することができず、図7に示す様に用紙Pが定着ローラ29に重畳的に巻き付いてしまう場合がある。この様に、用紙Pの残留形態としては二通りの形態があり、プリンタ1は、この様な形態の異なる用紙Pの残留を正確に検出することができる。尚、本明細書においては、図6に示す様に定着処理時に発生する用紙Pの残留を単に「巻き付き」といい、図7に示す様に排紙処理時などにおいて発生する用紙Pの残留を「重畳的な巻き付き」という。
巻き付きと重畳的な巻き付きとでは、以下の点において異なる。すなわち、重畳的な巻き付きは、ジャムが発生した後にジャム発生の原因となった用紙以外の用紙について発生することが多い。これは、ジャムが発生しジャム発生の原因となった用紙を取り除いた後に排紙処理を行う際には、プリンタ1は、ジャム発生の原因となった用紙以外の用紙の位置を明確に特定することができないことに起因する。つまり、通常の印刷時にジャムが発生した場合には、各用紙センサの検出結果及び用紙の搬送速度に基づいて用紙Pの位置を把握し、一定の時間経過後に用紙センサを通過しない場合には、ジャムが発生したと判断することができる。そしてこれによりプリンタ1は、ジャムの発生を即座に判断し、定着ローラ29の駆動を停止することができる為、重畳的な巻き付きは発生しない。しかし、ジャム発生後の排紙処理時においては、ジャムの発生の有無を用紙センサの検出結果に基づいて判断することができない為、定着ローラ29に用紙Pが巻き付いた場合にも定着ローラ29の駆動を停止することができない。そしてこれにより用紙Pは、定着ローラ29の周囲に、重畳的に巻き付いてしまう。
また、CPU69は、第1の用紙センサ11、第2の用紙センサ19、及び第3の用紙センサ35の検出結果を参照して、媒体搬送経路R上における用紙Pの位置を検出する。
タイマ75は、プリンタ1が印刷動作等を行う際に、経過時間を測定する。
温度勾配算出部77は、温度検出部53から供給された定着ローラ29の表面温度に関する情報に基づいて、定着ローラ29の温度低下の温度勾配値を算出する。具体的には、温度勾配算出部77は、温度検出部53から供給された温度に関する情報と、タイマ75によって計測された経時時間とを、定着ローラ29の加熱に合せて継続的にメモリ73に記憶させ、この温度に関する情報と経時時間とを用いて温度勾配値を算出する。そして温度勾配算出部77によって算出された温度勾配値は、例えばメモリ73に記憶され、CPU69によって読み出される。
温度検出部53は、温度検出素子33による定着ローラ29の表面温度の検出結果を制御部51に供給する。そして温度検出部53から制御部51に供給された定着ローラ29の表面温度の検出結果は、温度勾配算出部77による温度勾配値の算出に用いられる。また、温度検出部53から制御部51に供給された定着ローラ29の表面温度の検出結果は、CPU69によるヒータ27の駆動管理にも用いられる。
ヒータ制御部55は、制御部51による制御のもと、ヒータ27の駆動を制御する。例えばプリンタ1の立ち上げ時にCPU69からヒータ制御部55に対して、ヒータ27を駆動して定着ローラ29を定着可能温度まで加熱する旨の指令が供給されると、ヒータ制御部55は、ヒータ27を駆動して定着ローラ29を定着可能温度まで加熱する。また、例えばヒータ制御部55は、定着ローラ29の表面が定着可能温度まで達したことをCPU69が認識した場合や、プリンタ1を立ち下げる処理を実行する場合等に、ヒータ27の駆動を停止して、定着ローラ29の加熱を停止させる。この様なヒータ制御部55によるヒータ27の駆動管理は、CPU69が、温度検出素子33の検出結果を参照しながらヒータ制御部55に所定の指令を供給することで実行される。
モータ駆動制御部61は、プリンタ1による印刷処理に際して、制御部51からの指令に応じて駆動モータ59の駆動を制御する。そして駆動モータ59からの駆動力は、給紙ローラ5や、ロワレジストローラ7等に供給される。
表示部63は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)を用いて、ユーザに対して各種情報を表示する。また、表示部63に付帯して形成された操作パネル65は、ユーザによって各種指令が入力される。
また、パネル制御部67は、制御部51による制御のもと、表示部63を制御することにより表示部63に情報を表示させる。また、パネル制御部67は、操作パネル65を介してユーザから入力された情報を制御部51に供給する。
この様なプリンタ1では、例えば連続印刷を行っている際には図8に示す様に、駆動モータ59をオン状態にしながら用紙Pを媒体搬送経路Rに従って搬送し、ヒータ27のオン・オフを繰り返しながら定着ローラ29の表面温度の検出値Tncを定着温度Tsに維持する。そしてこのとき定着装置25の下流側に形成された第3の用紙センサ35は、用紙Pの通過を検出してオン・オフの動作を繰り返し行う。そして例えば時刻Aにおいて何らかの原因で巻き付きが発生すると、巻き付いた用紙Pは第3の用紙センサ35を通過しない為、第3の用紙センサ35はオフ状態となり、定着ローラ29の表面温度の検出値Tncが急激に低下する温度ドロップが発生する。これは、定着ローラ29に巻き付いた用紙Pが、定着ローラ29と温度検出素子33との間に介在し、温度検出素子33が定着ローラ29の表面温度を検出することができないことに起因する。その後、プリンタ1は、第3の用紙センサ35の検出結果に基づいて駆動モータ59を停止させる。またこのときプリンタ1は、ヒータ27をオフ状態とし、定着ローラ29の加熱を停止させる。そして定着ローラ29の加熱を停止すると、定着ローラ29内部に蓄積されていた熱が放出されることに起因して、定着ローラ29の表面温度の検出値Tncは上昇する。
上述の様に、温度勾配算出部77は、定着ローラ29の温度低下の温度勾配値を算出するが、上述の巻き付き発生時における定着ローラ29の表面温度の推移を表上にプロットすると図9に示す様になる。尚、同図に示す様に、表面温度の推移は、定着ローラ29の表面温度の検出値Tncを100ms毎にサンプリングしてプロットされている。例えば、定着温度Tsを150℃とし、時刻Aにおいて温度ドロップが発生し、時刻Aから3秒後には検出温度Tncは、最低温度を示したとする。そして、検出温度の勾配GTを、
GT=dTnc/dt(℃/s)
とすると、
GT≦−15(℃/s)
となる区間が1.5秒間存在する。そして、勾配GTと、勾配GTを示す状態が継続した時間を示す経時時間TCとは、図10に示す様な関係を示す。定着装置25に用紙Pが残留していない場合、すなわち通常の定着処理時には、勾配GTと経時時間TCとの関係は、線Aによって示される様な状態となる。そして、巻き付きが発生した場合には、勾配GTと経時時間TCとの関係は、線Bによって示される様な状態となる。これにより明らかな様に、巻き付きが発生している場合には、通常の状態と比較して勾配GTは小さくなり(絶対値としては大きくなる)、継続時間が長くなる。すなわち、プリンタ1では、この様な値を、温度勾配値の巻付基準値(第1の勾配残留基準値)及び経時時間の巻付基準値(第1の温度残留基準値)として予め実験により算出し、例えばROM71に記憶させる。そして、CPU69は、ROM71に記憶された温度勾配値の巻付基準値及び経時時間の巻付基準値を参照し、勾配GTが通常の状態と比較して小さくなり、且つ、経時時間TCが通常の状態と比較して大きくなった場合に巻き付きが発生したと判断する。
より具体的には、巻き付きが発生したか否かの判断は、勾配GTと経時時間TCとの関係を示す表上における線Aが重複しない部分を巻き付き発生時の閾値領域S1として設定し、かかる閾値領域S1に線Bが重複した際に巻き付きが発生したと判断することで行われる。すなわち上述の例で説明すると、プリンタ1は、例えば、温度勾配値の巻付基準値を−15℃/s以下とし、且つ、経時時間の巻付基準値を1秒以上とし、両条件を満たしたときに巻き付きが発生したと判断する。
この様にプリンタ1は、勾配GT及び経時時間TCに基づいて、定着装置25に用紙Pが残留しているか否かを判断することで、温度勾配値に生じる瞬間的なスパイクノイズの影響を受けずに、用紙Pの残留の発生を検出することができる。
また、ROM71には、上述の温度勾配値の巻付基準値、及び経時時間の巻き付き基準値とは別に、重畳的な巻き付きが発生したか否かを判断する為の温度勾配値の重畳的巻付基準値(第2の勾配残留基準値)及び経時時間の重畳的巻付基準値(第2の温度残留基準値)が記憶されている。
上述した方法と同様の方法で重畳的な巻き付きの発生時における検出温度Tncをサンプリングし、勾配GTと経時時間TCとの関係をプロットすると、図11の線Cに示す様な状態となる。そして、線Aと線Cとの関係を参照すると、重畳的な巻き付きが発生している場合には、通常の状態と比較して勾配GTは小さくなり(絶対値としては大きくなる)、継続時間が長くなる。これらを考慮して、プリンタ1は、例えば、温度勾配値の重畳的巻付基準値を−13℃/s以下とし、且つ、経時時間の重畳的巻付基準値を1秒以上とし、両条件を満たしたときに重畳的な巻き付きが発生したと判断する。
この様に、重畳的な巻き付きの場合における温度勾配値の重畳的巻付基準値は、巻き付きの場合における温度勾配値の巻付基準値よりも大きく(絶対値としては小さく)なる様に設定することが好ましい。例えば、用紙Pの先端が、定着ローラ29と加圧ローラ31とのニップ部にある状態で他の用紙が原因となりジャムが発生したとすると、用紙Pの先端部は、定着ローラ29から供給される熱によって加熱される。そして、かかる状態で排紙処理を開始して重畳的な巻き付きが発生すると、定着ローラ29の勾配GTは、巻き付きが発生した場合における勾配GTよりも大きく(絶対値としては小さく)なる。この様な重畳的な発生を考慮した上で、重畳的な巻き付きの場合における温度勾配値の重畳的巻付基準値は、巻き付きの場合における温度勾配値の巻付基準値よりも大きくすることが好ましい。尚、本実施の形態では、温度勾配値の巻付基準値を−15℃/s以下とし、経時時間の巻き付き基準値を1秒以上とし、温度勾配値の重畳的巻付基準値を−13℃/s以下とし、経時時間の重畳的巻付基準値を1秒以上としたが、これらの値は、それぞれ実験的に求められる値であり、定着の温度条件、定着ローラ29及び加圧ローラ31の材料や構成等によって適宜変更することが可能である。
以下、この様なプリンタ1の動作について詳細な説明を行う。
先ず、印刷処理を行っている際に、定着装置25の近傍でジャムが発生した場合におけるプリンタ1の動作について、図12を参照しながら詳細な説明を行う。尚、以下では、説明の便宜上、複数のジョブを印刷する連続印刷時のプリンタ1の動作について詳細な説明を行う。
上位装置から画像情報を受信し、一連の処理を開始するとステップS1においてプリンタ1は、印刷処理を開始する。このときCPU69は、モータ駆動制御部61に対して定着ローラ29を駆動する旨の指令を供給すると共に、温度検出部53から供給される温度検出素子33の検出結果を監視しながら定着ローラ29の表面温度を定着可能温度に維持する。さらにこのとき温度勾配算出部77は、温度検出部53から供給される温度検出素子33の検出結果を所定の時間間隔でメモリ73に記憶させる処理を開始し、タイマ75は計時を開始する。さらにプリンタ1は、モータ駆動制御部61に対して駆動モータ59の駆動開始の指令を供給すると共に、第1の用紙センサ11、第2の用紙センサ19、及び第3の用紙センサ35によって用紙Pの媒体搬送経路R上における位置の監視を開始する。
次に、ステップS2においてプリンタ1は、ジャムが発生したか否かを判断する。具体的には、プリンタ1は、第3の用紙センサ35の検出結果に基づいて現像ユニット21と定着装置25の間でジャムが発生したか否かを判断する。そして、ジャムが発生していない場合には、プリンタ1は、現像ユニット21と定着装置25の間でジャムが発生していないとして、ステップS1の処理を実行する。
一方、ジャムが発生したと判断した場合、ステップS3においてプリンタ1は、駆動モータ59及びヒータ27の駆動を停止する。具体的には、かかる処理は、CPU69が、ヒータ制御部55に対してヒータ27を停止すべき旨の指令を供給し、モータ駆動制御部61に対して駆動モータ59を停止すべき旨の指令を供給することで実行される。
次に、ステップS4においてプリンタ1は、巻き付きが発生したか否かを判断する。かかる処理は、CPU69が、上述した様に、温度勾配算出部77が算出した勾配GTとタイマ75が計測した経時時間TCとの関係をプロットして形成された線が、閾値領域S1と重複したか否かを判断することで実行される。そして、両者が重複していないと判断した場合には、プリンタ1は、巻き付きが発生していないと判断し、両者が重複したと判断した場合には、プリンタ1は、巻き付きが発生したと判断する。
そして、プリンタ1が巻き付きが発生したと判断した場合、ステップS5においてプリンタ1は、巻き付きが発生した旨をユーザに通知する。かかる処理は、CPU69が、パネル制御部67に対して巻き付きが発生した旨の情報を表示部63に表示すべきことを命じることで実行される。これによりユーザは、定着装置25内部で巻き付きが発生したことを認識することができ、プリンタ1は、ジャムの原因を明確にユーザに通知することができる。
その後、ステップS6においてプリンタ1は、巻き付きの発生情報をROM71に記憶する。そして、ステップS7においてプリンタ1は、待機モードに移行し、ユーザによってジャムが解除されるまで待機し、一連の処理を終了する。
一方で、ステップS4においてプリンタ1が、巻き付きが発生していないと判断した場合には、ステップS8においてプリンタ1は、搬送中におけるジャムの発生をユーザに通知する。すなわち、プリンタ1は、巻き付きが発生していない場合には、他の理由によりジャムが発生したと判断する。そしてかかる事実を表示部63を介してユーザに通知することで、ユーザは、ジャムの原因を特定し易くなる。
その後、ステップS9においてプリンタ1は、搬送ジャムの発生情報をROM71に記憶し、ステップS7の処理を実行し、一連の処理を終了する。
次に、ROM71に記憶された巻き付きジャムの発生情報をクリアする為の処理について、図13を参照しながら詳細な説明を行う。尚、図13の処理においては、プリンタ1の電源はオン状態を維持しているものとする。
一連の処理が開始すると、ステップS21においてプリンタ1は、定着装置25が取り外されたか否かを判断する。かかる判断は、例えば温度検出素子33からの信号を温度検出部53において検出することができたか否かを判断することで実行される。例えば、巻き付き発生後に、巻き付きを解除すべく定着装置25を取り外した場合には、温度検出部53は、温度検出素子33からの信号を受信することができなくなる。そして、かかる処理は、定着装置25が取り外されたと判断されるまで繰り返し実行される。
次に、ステップS22においてプリンタ1は、巻き付きジャムの発生情報をROM71から削除し、一連の処理を終了する。
次に、ROM71に記憶された搬送ジャムの発生情報をクリアする為の処理について、図14を参照しながら詳細な説明を行う。搬送ジャムの発生情報をクリアする際には、ジャムの原因となった他の用紙を排紙する際に重畳的な巻き付きを起こす可能性がある為、かかる処理に際してプリンタ1は、重畳的な巻き付きの発生を監視する。尚、図14の処理においては、プリンタ1の電源はオン状態を維持しているものとする。
ユーザによって搬送ジャムの発生原因となった用紙Pが除去され、例えば図示せぬカバーを閉じたことにより搬送ジャムの発生原因となった用紙Pが除去されたことを検出して一連の処理が開始すると、ステップS31においてプリンタ1は、ウォームアップ処理を開始する。ウォームアップ処理は、例えばCPU69が、ヒータ制御部55に対してヒータ27の駆動を開始すべきことを命じ、ヒータ27の駆動を開始させることで実行される。また、このときプリンタ1は、温度検出部53の検出結果に基づいて定着ローラ29の表面温度の監視及び制御を開始する。
次に、ステップS32においてプリンタ1は、定着ローラ29の表面温度が定着可能温度に達したか否かを判断する。そして、かかる処理は、定着ローラ29の表面温度が定着可能温度に達したと判断されるまで繰り返し実行される。
次に、ステップS33においてプリンタ1は、用紙Pの排紙処理を実行する。具体的には、CPU69は、モータ駆動制御部61に対して駆動モータ59の駆動を指示し、ジャム発生の原因となった用紙以外の用紙Pの排紙を実行させる。これにより用紙Pは、ジャム発生時の停滞位置から、媒体搬送経路Rの下流方向に向けて搬送される。
次に、ステップS34においてプリンタ1は、重畳的な巻き付きが発生しているか否かを判断する。具体的には、かかる処理は、CPU69が勾配GTと経時時間TCとの関係をプロットして形成された線が、閾値領域S2と重複したか否かを判断することで実行される。そして、両者が重複していないと判断した場合には、プリンタ1は、重畳的な巻き付きが発生していないと判断し、両者が重複したと判断した場合には、プリンタ1は、重畳的な巻き付きが発生したと判断する。
例えば、図15に示す様に、時刻Bにおいて定着ローラ29の表面温度の検出値Tncが急激に低下したとすると、プリンタ1は、勾配GTと経時時間TCとの関係から重畳的な巻き付きの発生の有無を判断することができる。用紙Pが正常に搬送され、重畳的な巻き付きが発生していない場合には、定着ローラ29の表面温度の検出値Tncは、用紙Pとの接触によって一時的に低下するが、ヒータ27のオン・オフ制御によって定着ローラ29の表面温度が定着温度Tsを維持するように制御されているため、波形Dに示す様に、検出値Tnの低下は比較的緩やかである。一方、用紙Pが定着ローラ29に重畳的に巻き付いた場合には、定着ローラ29の表面温度の検出値Tncは急激に低下し、その温度勾配値は、波形Eに示す様に用紙Pが正常に搬送される場合よりも小さくなる(絶対値としては大きくなる)。プリンタ1は、この様な検出温度Tncの変化の違い、すなわち、勾配GTの違いに基づき、定着ローラ29への重畳的な巻き付きの発生を判断することができる。尚、波形Eにおいて検出温度がオーバーシュートしているのは、定着ローラ29への重畳的な巻き付きが発生したと判断した場合、プリンタ1が駆動モータ59及びヒータ27の駆動を停止し、これにより定着ローラ29内部に蓄積された熱が放出されるためである。
そして、プリンタ1が重畳的な巻き付きが発生していないと判断した場合、ステップS35においてプリンタ1は、印刷待機状態となる。その後、ステップS36においてプリンタ1は、搬送ジャムの発生情報をROM71から削除し、一連の処理を終了する。
一方、ステップS34においてプリンタ1が、重畳的な巻き付きが発生していると判断した場合には、ステップS37においてプリンタ1は、後述する定着装置25の交換処理モード(図17及び図18)へ移行し、一連の処理を終了する。
次に、プリンタ1の電源投入時に巻き付きが発生している場合におけるプリンタ1の一連の動作について図16を参照しながら詳細な説明をする。かかる事態は、例えば、ユーザが巻き付きの発生を知らずにプリンタ1の電源を切ってしまった場合等に発生する。
電源が投入され一連の処理が開始すると、ステップS41においてプリンタ1は、電源投入時のイニシャル処理を実行する。
次に、ステップS42においてプリンタ1は、巻き付きジャムの発生情報があるか否かを判断する。具体的には、かかる処理は、CPU69が、ROM71を参照して巻き付きジャムの発生情報を検索することで実行される。そして、ROM71に巻き付きジャムの発生情報が格納されている場合には、プリンタ1は、ステップS43以降の処理を実行する。
ステップS43においてプリンタ1は、上述したウォームアップ処理を開始する。次に、ステップS44においてプリンタ1は、定着ローラ29の表面温度が定着可能温度に達したか否かを判断する。そして、かかる処理は、定着ローラ29の表面温度が定着可能温度に達したと判断されるまで繰り返し実行される。次に、ステップS45においてプリンタ1は、用紙の排紙処理を実行する。その後、ステップS46においてプリンタ1は、重畳的な巻き付きが発生したか否かを判断する。
この様にプリンタ1は、巻き付きジャムの発生情報が残存している場合には、排紙処理を実行することで巻き付きジャムの発生の有無を検出する。そして重畳的な巻き付きが発生していると判断した場合には、ステップS47においてプリンタ1は、後述する定着装置25の交換処理モード(図17及び図18)へ移行し、一連の処理を終了する。
一方でプリンタ1は、ステップS42において巻き付きジャムの発生情報がないと判断した場合には、プリンタ1には異常がないものとしてステップS48においてウォームアップ処理を実行する。
その後、ステップS49においてプリンタ1は、定着ローラ29が定着可能温度に達するまで待ち、ステップS50において印刷待機状態に移行して一連の処理を終了する。尚、ステップS46においてプリンタ1が重畳的な巻き付きが発生していないと判断した場合には、ステップS50の処理を行うこととなっている。しかしながら、既に定着ローラ29に用紙が巻き付いている場合には、その巻き付いた用紙が排紙処理によってさらに定着ローラ29に重畳的に巻き付くことがほとんどである。従って、定着ローラ29に用紙が巻き付いた状態でステップS50の印刷待機状態に移行することはほとんどなく、この様なフローであっても実用上何ら支障はない。
次に、定着装置25の交換モードについて図17及び図18を参照しながら詳細な説明を行う。
例えば、重畳的な巻き付きが発生すると、定着ローラ29から用紙Pを分離することが困難となり、また、仮に分離することができたとしても、定着ローラ29の表面が損傷してしまう場合がある。この様な場合には、ユーザは定着装置25を未使用の定着装置と交換する必要がある。尚、説明の便宜上、ユーザが行う処理も含めて一連の処理を説明する。
ステップS51においてプリンタ1は、駆動モータ59を停止させる。これによりプリンタ1を構成する各部の駆動を停止させる。またこれと同時にプリンタ1は、ヒータ27の駆動を停止させる。次に、ステップS52においてプリンタ1は、重畳的な巻き付きジャムが発生した旨を表示部63を介してユーザに通知する。ステップS53においてプリンタ1は、重畳的な巻き付きジャムの発生情報をROM71に記憶させる。次に、ステップS54においてプリンタ1は、表示部63にプリンタ1の電源を切る旨及び定着装置25の交換指示を表示する。
これに応じてユーザは、ステップS55においてプリンタ1の電源をオフする。その後、ユーザは、ステップS56において定着装置25を未使用の定着装置に交換する。次に、ステップS57においてユーザは、プリンタ1の電源を投入する。
そしてユーザによって電源が投入されるとステップS58においてプリンタ1は、イニシャル処理を開始する。
次に、ステップS59においてプリンタ1は、定着装置25が未使用の定着装置であるか否かを判断する。定着装置25が未使用であるか否かの判断は、例えばRFID(Radio Frequency Identification)素子を利用して未使用品判断部57と通信を行う方法や、定着装置25内部のヒューズの溶断を電気的に検知する方法を利用することができる。
そして、定着装置25が未使用の定着装置であると判断された場合には、ステップS60においてプリンタ1は、重畳的な巻き付きジャムの発生情報をROM71から削除する。その後、ステップS61においてプリンタ1は、ウォームアップ処理を開始し、ステップS62において排紙処理を開始する。
次に、ステップS63においてプリンタ1は、重畳的な巻き付きが発生したか否かを判断する。そして、重畳的な巻き付きが発生していないと判断した場合には、ステップS64においてプリンタ1は、印刷待機状態となり、一連の処理を終了する。
一方、ステップS63において重畳的な巻き付きが発生したと判断した場合には、プリンタ1は、ステップS51以降の処理を繰り返す。
また、ステップS59においてプリンタ1が、定着装置25が未使用の定着装置でないと判断した場合には、ステップS65においてプリンタ1は、表示部63にプリンタ1の電源を切る旨及び定着装置25の交換指示を表示する。
これに応じてステップS66においてユーザは、プリンタ1の電源をオフし、ステップS56以降の処理を実行する。
この様に、プリンタ1によれば、勾配GTとその継続時間を示す経時時間TCに基づいて用紙Pの残留を検出する為、短期的に生じるスパイクノイズ等の影響を受けることなく、正確に用紙Pの残留を検出することができる。
また、プリンタ1によれば、勾配GTと経時時間TCの関係から、巻き付きの発生と重畳的な巻き付きの発生を区別して検出することができる。そして、これによりプリンタ1は、ユーザに対してエラーの原因を正確に知らせることができる為、ユーザが容易に対応をすることが可能となる。
次に、本発明の第2の実施の形態について詳細な説明を行う。第2の実施の形態においては、第1の実施の形態と同一の構成を有する箇所がある為、差異のある箇所についてのみ詳細な説明を行う。具体的には、プリンタ1と第2の実施の形態にかかるプリンタとでは、温度の検出方法及び勾配の算出の仕方のみに差異があり、他の構成及び動作については同一である。よって以下では、温度の方法及び勾配の算出の仕方についてのみ詳細な説明を行う。
図19に示すように、第2の実施の形態にかかるプリンタ101は、定着装置25内部の雰囲気温度を検出する周辺温度検出部としての温度検出素子103を備える。
温度検出素子103は、定着装置25内部の雰囲気温度を検出し、温度検出素子103による検出結果は、温度検出部53を介して制御部51に供給される。そして制御部51に供給された温度検出素子103の検出結果は、温度検出素子33の検出結果と同様にメモリ73に記憶される。この様な温度検出素子103は、図20及び図21に示す様に、最大用紙幅L1及び最小用紙幅L2の中心部近傍に温度検出素子33と並べて配置される。
この様なプリンタ101においては、図22に示す様に、温度検出素子33による定着ローラ29の表面温度の検出値Tncは、定着温度Tsを示し、温度検出素子103による定着装置25内部の雰囲気温度は、温度Tambを示す。そして、時刻A以前においては、これらの温度は安定した値を示す。そして巻き付きが発生し、時刻Aにおいて温度ドロップが発生すると、上述の様に検出値Tncは急激に低下する。しかしこのとき定着装置25内部の定着ローラ29の周辺温度は変化しない為、雰囲気温度は温度Tambから変化しない。また、定着ローラ29を停止させた場合には、上述の様に定着ローラ29内部に蓄積されていた熱が放出される為、検出値Tncは上昇するが、この場合において雰囲気温度を示す温度Tambは変化しない。
検出値Tnc、及び温度Tamb、並びに時間の関係を参照すると、図23に示す様に、時刻A以前は、検出値Tncは150℃で一定の値を示し、温度Tambは100℃で一定の値を示す。
そして温度勾配算出部77は、検出値Tncと温度Tambとに基づいて温度勾配値を算出する。具体的には、温度勾配算出部77は、検出値Tncと温度Tambとの差の温度勾配値を算出する。検出値Tncと温度Tambとの差の勾配GT−Dを、
GT−D=d(Tnc−Tamb)/dt(℃/s)
とすると、
GT−D≦−15(℃/s)
となる区間が1.5秒間存在する。そして、勾配GT―Dと経時時間TCとは、図24に示す様な関係を示す。このとき、勾配GT−Dと経時時間TCとの関係は、線Eによって示される。これにより明らかな様に、巻き付きが発生している場合には、通常の状態と比較して勾配GTは小さくなり(絶対値としては大きくなる)、継続時間が長くなる。すなわち、プリンタ101では、この様な値を、温度勾配値の巻付基準値(第1の勾配残留基準値)及び経時時間の巻付基準値(第1の温度残留基準値)として予め実験により算出し、例えばROM71に記憶させる。そして、CPU69は、ROM71に記憶された温度勾配値の巻付基準値及び経時時間の巻付基準値を参照し、勾配GT―Dが通常の状態と比較して小さくなり、且つ、経時時間TCが通常の状態と比較して大きくなった場合に巻き付きが発生したと判断する。
より具体的には、巻き付きが発生したか否かの判断は、勾配GT―Dと経時時間TCとの関係を示す表上における線Aが重複しない部分を巻き付き発生時の閾値領域S3として設定し、かかる閾値領域S3に線Eが重複した際に巻き付きが発生したと判断することで行われる。すなわち上述の例で説明すると、プリンタ101は、例えば、温度勾配値の巻付基準値を−15℃/s以下とし、且つ、経時時間の巻付基準値を1秒以上とし、両条件を満たしたときに巻き付きが発生したと判断する。
上述した方法と同様の方法で重畳的な巻き付きの発生時における検出温度Tncをサンプリングし、勾配GT―Dと経時時間TCとの関係をプロットすると、図25の線Fに示す様な状態となる。そして、線Aと線Fとの関係を参照すると、重畳的な巻き付きが発生している場合には、通常の状態と比較して勾配GT―Dは小さくなり(絶対値としては大きくなる)、継続時間が長くなる。これらを考慮して、プリンタ101は、例えば、温度勾配値の重畳的巻付基準値(第2の勾配残留基準値)を−13℃/s以下とし、且つ、経時時間の重畳的巻付基準値(第2の温度残留基準値)を1秒以上によって表される閾値領域S4とし、両条件を満たしたときに重畳的な巻き付きが発生したと判断する。
この様に、第2の実施の形態にかかるプリンタ101では、定着装置25内部の雰囲気温度も考慮して用紙Pの残留を検出する為、短期的に生じるスパイクノイズ等の影響を受けることなく、正確に用紙Pの残留を検出することができる。
また、プリンタ101によれば、勾配GT―Dと経時時間TCの関係から、巻き付きの発生と重畳的な巻き付きの発生を区別して検出することができる。すなわち、プリンタ101は、周辺温度も考慮して巻き付きの発生と重畳的な巻き付きの発生を検出することができる為、例えばプリンタ101の配置された状況や、他の機器によって生じた温度変化に関わらず、プリンタ1と比較してより正確に巻き付きの発生と重畳的な巻き付きの発生を区別することができる。そして、これによりプリンタ1は、ユーザに対してエラーの原因を正確に知らせることができる為、ユーザが容易に対応をすることが可能となる。
尚、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、各構成は本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
第1の実施の形態にかかるプリンタの断面図である。 同プリンタの定着装置の要部斜視図である。 同定着装置の上面図である。 同プリンタのブロック図である。 同定着装置の要部断面図である。 同定着装置の要部断面図である。 同定着装置の要部断面図である。 同プリンタの動作を説明する為の図である。 同定着装置内部の定着ローラの表面温度の推移を示す図である。 同定着ローラの表面温度の勾配と経時時間との関係を示す図である。 同定着ローラの表面温度の勾配と経時時間との関係を示す図である。 同プリンタの制御を示すフロー図である。 同プリンタの制御を示すフロー図である。 同プリンタの制御を示すフロー図である。 同プリンタの動作を説明する為の図である。 同プリンタの制御を示すフロー図である。 同プリンタの制御を示すフロー図である。 同プリンタの制御を示すフロー図である。 第2の実施の形態にかかるプリンタのブロック図である。 同プリンタの定着装置の要部斜視図である。 同定着装置の上面図である。 同定着装置内部の定着ローラの表面温度の推移を示す図である。 同定着装置内部の定着ローラの表面温度の推移を示す図である。 同定着ローラの表面温度の勾配と経時時間との関係を示す図である。 同定着ローラの表面温度の勾配と経時時間との関係を示す図である。
符号の説明
1 プリンタ
5 給紙ローラ
11 第1の用紙センサ
19 第2の用紙センサ
21C,21M,21Y,21K 現像ユニット
25 定着装置
27 ヒータ
29 定着ローラ
31 加圧ローラ
33 温度検出素子
35 第3の用紙センサ
51 制御部
53 温度検出部
55 ヒータ制御部
57 未使用品判断部
59 駆動モータ
61 モータ駆動制御部
73 メモリ
75 タイマ
77 温度勾配算出部
101 プリンタ
103 温度検出素子

Claims (8)

  1. 記録媒体上に付着した現像剤画像を熱を用いて当該記録媒体上に定着させる定着部と、
    前記定着部に熱を供給する熱源と、
    前記熱源によって加熱された前記定着部の温度を検出する定着温度検出部と、
    経時時間を測定する計時部と、
    前記定着温度検出部による前記定着部の温度の検出結果に基づいて前記定着部の温度変化の温度勾配値を算出する温度勾配算出部と、
    前記温度勾配算出部によって算出された前記温度勾配値及び前記計時部において測定された前記温度勾配値の経時時間に基づいて前記定着部に前記記録媒体が残留しているか否かを判断する残留判断部とを備えること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記熱源によって加熱された前記定着部の周辺温度を検出する周辺温度検出部を備え、
    前記温度勾配算出部は、前記定着温度検出部及び前記周辺温度検出部の検出結果に基づいて前記温度勾配値を算出すること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記温度勾配値の勾配残留基準値及び前記経時時間の時間残留基準値を記憶する残留基準値記憶部を備え、
    前記残留判断部は、前記温度勾配値と前記残留基準値記憶部に記憶された勾配残留基準値との関係、及び前記計時部によって測定された経時時間と前記残留基準値記憶部に記憶された時間残留基準値との関係に基づいて前記記録媒体が前記定着部に残留しているか否かを判断すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2の何れかの項記載の画像形成装置。
  4. 前記残留判断部は、前記温度勾配値が前記勾配残留基準値以下、且つ、前記経時時間が前記時間残留基準値以上である場合に前記記録媒体が前記定着部に残留していると判断すること
    を特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記温度勾配値の第1の勾配残留基準値及び前記経時時間の第1の時間残留基準値を記憶する残留基準値記憶部を備え、
    前記残留判断部は、前記温度勾配値と前記残留基準値記憶部に記憶された前記第1の勾配残留基準値との関係、及び前記経時時間と前記残留基準値記憶部に記憶された前記第1の時間残留基準値との関係に基づいて前記記録媒体が前記定着部に巻き付いているか否かを判断すること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2の何れかの項記載の画像形成装置。
  6. 前記残留判断部は、前記温度勾配値が前記第1の勾配残留基準値以下、且つ、前記経時時間が前記第1の温度残留基準値以上である場合に前記記録媒体が前記定着部に巻き付いていると判断すること
    を特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記残留基準値記憶部は、前記第1の勾配残留基準値よりも大きい第2の勾配残留基準値及び第2の温度残留基準値を記憶し、
    前記残留判断部は、前記温度勾配値と前記第2の勾配残留基準値との関係、及び前記経時時間と前記第2の温度残留基準値との関係に基づいて前記記録媒体が前記定着部に重畳的に巻き付いているか否かを判断すること
    を特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  8. 前記残留判断部は、前記温度勾配値が前記第2の勾配残留基準値以下、且つ、前記経時時間が前記第2の温度残留基準値以上である場合に前記記録媒体が前記定着部に重畳的に巻き付いていると判断すること
    を特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
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