JP2008190803A - 冷風機 - Google Patents

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Abstract

【課題】涼風感が十分に得られる冷風機を提供する。
【解決手段】本体2の前面に各々開口する第1の吸込み口11から第1の吹出し口12に至る通気路であって、第1の吸込み口11より吸い込んだ空気を経路中に配された蒸発器14との熱交換で冷却し、この冷却された空気を第1の吹出し口12に導く第1の通気路10を含む。本体2の後面に各々開口する第2の吸込み口21から第2の吹出し口22に至る通気路であって、第2の吸込み口21より吸い込んだ空気を経路中に配された凝縮器24との熱交換で加熱し、この加熱された空気を第2の吹出し口22に導く第2の通気路20を含む。第1の通気路10には、第1の吹出し口12より外部へ吹き出される空気のうちの一部を選択的に第1の吸込み口11の方へ導くルーバ13Bが設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、冷風を吹き出す冷風機に関し、特に、冷凍サイクルの構成要素である蒸発器と凝縮器を一体で備えた冷風機に関する。
図4、図5に、この種の従来の冷風機の一例を示す。ここでの従来の冷風機101は、冷風運転の他に、乾燥運転ができるものである(例えば、特許文献1〜3参照)。その外殻は概ね扁平な箱を垂直に立てたような本体102より構成され、本体102の内部には、上部側に第1の通気路110が、下部側に第2の通気路120が、それぞれ形成されている。
本体102には、前後左右の側面のうちの後面(図では左側)に、第1の通気路110への空気の入口となる第1の吸込み口111が開口している。この第1の吸込み口111が形成された後面とは丁度反対側となる前面(図では右側)には、第1の通気路110からの空気の出口となる第1の吹出し口112が、本体102の前面の上部から上面にかけて開口している。第1の吹出し口112には、上下で一対のルーバ113A、113Bが設けられている。上側のルーバ113Aと下側のルーバ113Bは、それぞれ互いに独立して左右方向に沿った支軸(不図示)に支持されていて、各支軸を支点に互いに連動して回動するようになっている。第1の通気路110の経路中には、第1の吸込み口111の背後に、蒸発器114と第1の送風機115がこの順に配されている。蒸発器114は、後述の凝縮器124と対を成して冷凍サイクルを構成し互いの間を冷媒が循環するものであり、液体の冷媒を蒸発させることにより周りから熱を奪う熱交換器である。第1の送風機115は、ファンモータとファンより成る。
また、本体102の後面には、第1の吸込み口111の下方に、第2の通気路120への空気の入口となる第2の吸込み口121が開口している。この第2の吸込み口121の直ぐ上には、第2の通気路120からの空気の出口となる第2の吹出し口122が開口している。第2の通気路120の経路中には、第2の吸込み口121の背後に、凝縮器124と第2の送風機125がこの順に配されている。凝縮器124は、気体の冷媒を冷却して凝縮させるために周りに熱を与える熱交換器である。第2の送風機125は、ファンモータとファンより成る。なお、蒸発器114から凝縮器124への循環経路(不図示)中には、蒸発器114からの気体の冷媒を圧縮して凝縮器124へ送り出す圧縮機129が配されている。
特に、第2の通気路120は、第2の送風機125から上方に延びた後、水平に折れ曲がって第2の吹出し口122に至るわけであるが、その折れ曲がり部分で分岐して、第1の通気路110における蒸発器114と第1の送風機115との間につながっている。その分岐部には、第2の通気路120から第1の通気路110への経路を開閉するダンパ123が設けられている。ここでのダンパ123は、左右方向に沿った支軸123aに支持され、その支軸123aを支点に回動するようになっている。ダンパ123は、第2の通気路120の経路に関し、回動によって、第2の吹出し口122への経路を開きつつ第1の通気路110への経路を閉ざす姿勢と、第2の吹出し口122への経路を閉ざしつつ第1の通気路110への経路を開く姿勢とを取り得る。
冷風運転では、図4に示すように、ダンパ123が第1の通気路110への経路を閉ざす姿勢にされる。この状態で、第1の送風機115を駆動させると、これに従い、後面側の外部の空気である室内の空気が、第1の吸込み口111より吸い込まれて第1の通気路110に導入される(図中の実線矢印参照)。導入された空気は、蒸発器114を通過した後、第1の送風機115から吐出されて上方前向きに導かれ、第1の吹出し口112より前面側の外部である室内へ吹き出される。その際に空気は、蒸発器114を通過する過程で熱を奪われて冷却されるとともに、その空気中の水分が蒸発器114の表面に結露して現れる。その結露水は、排水口116より第1の通気路110外へ排出され、連結管(不図示)を通じて排水タンク117に受け入れられて貯まる。こうして、第1の吹出し口112からは乾いた冷たい空気である冷風が吹き出される。
一方で、第2の送風機125を駆動させると、これに従い、後面側の外部の空気である室内の空気が、第2の吸込み口121より吸い込まれて第2の通気路120に導入される(図中の破線矢印参照)。導入された空気は、凝縮器124を通過した後、第2の送風機125から吐出されて上向き導かれ、更にダンパ123により案内されて後方に導かれ、第2の吹出し口122より後面側の外部である室内へ吹き出される。その際に空気は、凝縮器124を通過する過程で熱を与えられて加熱される。こうして、第2の吹出し口122からは温かい空気である温風が吹き出される。
これとは逆に乾燥運転では、図5に示すように、ダンパ123が第1の通気路110への経路を開く姿勢にされる。この状態で、第1の送風機115の駆動に従い、後面側の外部の空気である室内の空気が、第1の吸込み口111より吸い込まれて第1の通気路110に導入され、その空気は蒸発器114を通過する過程で冷却される(図中の実線矢印参照)。一方で、第2の送風機125の駆動に従い、後面側の外部の空気である室内の空気が、第2の吸込み口121より吸い込まれて第2の通気路120に導入され、その空気は、凝縮器124を通過する過程で熱を与えられて加熱される(図中の破線矢印参照)。加熱された空気は、第2の通気路120から第1の通気路110に導入され、蒸発器114からの乾いた冷たい空気と混合し、そのまま、第1の吹出し口112より前面側の外部である室内へ吹き出される。こうして、第1の吹出し口112からは室温程度の適度な温度の乾いた空気が吹き出される。
特開2003−314855号公報 特開2005−265225号公報 特開2006−242508号公報
このような従来の冷風機101では、冷風運転時、第1の吹出し口112の前に居る人にとっては、第1の吹出し口112から吹き出された冷風を受けて快適な環境になる。そして、より一層快適さを望んで冷風の温度をより下げたいと思うことが多々あり、その場合、低温冷風モードへの入力操作に従って、第1の送風機115の回転数が下げられる。第1の送風機115の回転数が下がると、第1の通気路110を流通する空気の流量が減り、これに追従して、蒸発器114を通過する空気の流速が下がる。これにより、蒸発器114を通過する空気は長く熱交換がなされて一層冷却され、その結果、第1の吹出し口112からはより温度の低い冷風が吹き出される。
しかし、その反面、第1の通気路110を流通する空気の流量減少に追従して、第1の吹出し口112から吹き出される冷風の流速が下がるため、折角温度低下した冷風の到達距離は短くなってしまう。そうすると、第1の吹出し口112の前に居ても、冷風が到達しない事態が起こり、その結果、涼風感が得られず期待した快適さとはならない。
そこで本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、涼風感が十分に得られる冷風機を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明による冷風機は、互いの間を冷媒が循環する蒸発器と凝縮器を備え、送風機の駆動に従って外部から吸い込んだ空気を前記蒸発器との熱交換で冷却し、この冷却された空気を外部に吹き出す冷風機において、一側面に各々開口する第1の吸込み口から第1の吹出し口に至る通気路であって、第1の吸込み口より吸い込んだ空気を経路中に配された前記蒸発器との熱交換で冷却し、この冷却された空気を第1の吹出し口に導く第1の通気路と、前記一側面とは異なる他側面に各々開口する第2の吸込み口から第2の吹出し口に至る通気路であって、第2の吸込み口より吸い込んだ空気を経路中に配された前記凝縮器との熱交換で加熱し、この加熱された空気を第2の吹出し口に導く第2の通気路と、を含む。前記第1の通気路には、前記第1の吹出し口より外部へ吹き出される空気のうちの一部を選択的に前記第1の吸込み口の方へ導く可動の案内板が設けられている。
このような構成にすると、第1の通気路を流通する空気は、蒸発器を通過する過程で熱を奪われて冷却されるため、第1の吹出し口からは冷風が吹き出される。ここで、第1の吹出し口から吹き出される冷風に関しては、その一部が案内板によって第1の吸込み口の方へ導かれ、冷えたまま第1の吸込み口に吸い込まれる。そうすると、蒸発器には、その一部の冷風を含む全体として低温の空気が至ることになり、その低温の空気は蒸発器を経て一層冷却されてより低温になる。その結果、第1の吹出し口12からは流速は変わらずにより温度の低い冷風が吹き出される。従って、第1の吹出し口の前に居る人にとっては、第1の吹出し口から吹き出されたより低温の冷風を受けることができる。
本発明の冷風機によれば、涼風感が十分に得られる。
以下に、本発明の冷風機の一実施形態について図面を参照しながら詳述する。ここでの冷風機は、スポットクーラーのように乾いた冷たい空気を吹き出す冷風運転の他に、室内での衣類等の乾燥のために、切替えによって、室温程度の適度な温度の乾いた空気を吹き出す乾燥運転ができるものを例に挙げて説明する。更に冷風運転では、より温度の低い冷風を吹き出す低温冷風モードを持つ。図1、図2は本発明の一実施形態である冷風機の内部構造を示す側面視での断面図であって、図1は可動板が第2の通気路から第1の通気路への経路を閉ざした冷風運転時の状態を示し、図2は可動板が第2の通気路から第1の通気路への経路を開いた乾燥運転時の状態を示している。図3はその冷風機の内部構造を示す側面視での断面図であって、低温冷風モードでの冷風運転時の状態を示している。
本実施形態での冷風機1は、運転時には室内の適所で床上に置かれるものであり、その外殻が本体2より構成される。本体2は、全体として概ね扁平な箱を垂直に立てたような外形であって、内部には、大きく2つの通気路10、20が形成されている。その1つ目は、本体2の上部側に配置された第1の通気路10であり、2つ目は、本体2の下部側に配置された第2の通気路20である。
本体2には、前後左右の側面のうちの前面(図では右側)に、第1の通気路10への空気の入口となる第1の吸込み口11が、中央よりやや上寄りの位置で左右両端まで大きく開口している。第1の吸込み口11は、例えば横長のスリットを複数個縦に並べた形のものである。この第1の吸込み口11の直ぐ上には、第1の通気路10からの空気の出口となる第1の吹出し口12が、同じく本体2の前面から上面にかけて開口している。
第1の吹出し口12には、案内板が設けられている。例えば上下で一対のやや湾曲した板状のルーバ13A、13Bが設けられている。上側のルーバ13Aと下側のルーバ13Bは、それぞれ互いに独立して左右方向に沿った支軸(不図示)に支持されていて、各支軸を支点に個別に回動するようになっている。これらの各ルーバ13A、13Bの回動の駆動は、ステッピングモータ等のデジタル制御モータによってなされる。各ルーバ13A、13Bは、運転停止時には第1の吹出し口12を閉ざす姿勢にされ、運転時には第1の吹出し口12を開くように、ほぼ水平な姿勢からほぼ垂直に起立した姿勢まで自由に取り得る。特に、下側のルーバ13Bについては、低温冷風モードへの入力操作に従って制御部(不図示)より指令を受けたとき、独立して回動し、水平よりもやや下向きにされた姿勢に保持されるようになっている(図3参照)。
第1の通気路10の経路中には、第1の吸込み口11の背後に、蒸発器14と第1の送風機15がこの順に配されている。蒸発器14は、後述する凝縮器24と対を成して冷凍サイクルを構成し互いの間を冷媒が循環するものであり、液体の冷媒を蒸発させることにより周りから熱を奪う熱交換器である。第1の送風機15は、ファンモータとファンより成り、ここではクロスフローファンが採用されているが、ターボファンやプロペラファンであっても構わない。
また、本体2には、前面とは丁度反対側となる後面(図では左側)に、第2の通気路20への空気の入口となる第2の吸込み口21が、概ね下半分左右両端まで大きく開口している。この第2の吸込み口21の直ぐ上には、第2の通気路20からの空気の出口となる第2の吹出し口22が、同じく本体2の後面の中央よりやや上寄りに開口している。第2の吸込み口21や第2の吹出し口22は、例えば横長のスリットを複数個縦に並べた形のものである。
第2の通気路20の経路中には、第2の吸込み口21の背後に、凝縮器24と第2の送風機25がこの順に配されている。凝縮器24は、気体の冷媒を冷却して凝縮させるために周りに熱を与える熱交換器である。第2の送風機25は、ファンモータとファンより成り、ここではターボファンが採用されているが、クロスフローファンやプロペラファンであっても構わない。なお、蒸発器14から凝縮器24への循環経路(不図示)中には、凝縮器24での凝縮効率を高めるために、蒸発器14からの気体の冷媒を圧縮して凝縮器24へ送り出す圧縮機29が配されている。
特に、本実施形態では、第2の通気路20は、第2の送風機25から上方に延びた後、水平に折れ曲がって第2の吹出し口22に至るわけであるが、その折れ曲がり部分で分岐して、第1の通気路10における蒸発器14と第1の送風機15との間につながっている。その分岐部には、第2の通気路20から第1の通気路10への経路を開閉するダンパ23が設けられている。ここでのダンパ23は、左右方向に沿った支軸23aに支持され、その支軸23aを中心として円弧状に湾曲した湾曲板であって、支軸23aを支点に回動するようになっている。ダンパ23の回動の駆動は、ステッピングモータ等のデジタル制御モータによってなされる。ダンパ23は、第2の通気路20の経路に関し、回動によって、第2の吹出し口22への経路を開きつつ第1の通気路10への経路を閉ざす姿勢と、第2の吹出し口22への経路を閉ざしつつ第1の通気路10への経路を開く姿勢とを取り得る。
冷風運転では、図1に示すように、ダンパ23が第1の通気路10への経路を閉ざす姿勢にされる。更に、その冷風運転の通常モードでは、第1の吹出し口12に設けられた各ルーバ13A、13Bが、共に同じ姿勢、例えば水平よりも上向きの姿勢にされる。この状態で、第1の送風機15を駆動させると、これに従い、前面側の外部の空気である室内の空気が、第1の吸込み口11より吸い込まれて第1の通気路10に導入される(図中の実線矢印参照)。導入された空気は、蒸発器14を通過した後、第1の送風機15から吐出されて上方前向きに導かれ、第1の吹出し口12より前面側の外部である室内へ吹き出される。その際に空気は、蒸発器14を通過する過程で熱を奪われて冷却されるとともに、その空気中の水分が蒸発器14の表面に結露して現れる。こうして、第1の吹出し口12からは乾いた冷たい空気である冷風が前方上向きに吹き出される。従って、第1の吹出し口12の前に居る人にとっては、やや離れて居ても、第1の吹出し口12から吹き出された冷風を受けて快適な環境になる。
ちなみに、蒸発器14の真下には排水タンク17が配備されている。そして、蒸発器14の表面に発生した結露水は、排水口16より第1の通気路10外へ排出され、連結管(不図示)を通じて排水タンク17に受け入れられる。排水タンク17内には結露水が次第に貯まっていき、規定の満水になると水位センサがそれを検知し、これに応じた表示ランプの点灯や警告音等により、排水タンク17内の水を廃棄すべき状況であることが使用者に促される。
一方で、第2の送風機25を駆動させると、これに従い、後面側の外部の空気である室内の空気が、第2の吸込み口21より吸い込まれて第2の通気路20に導入される(図中の破線矢印参照)。導入された空気は、凝縮器24を通過した後、第2の送風機25から吐出されて上向き導かれ、更にダンパ23により案内されて後方に導かれ、第2の吹出し口22より後面側の外部である室内へ吹き出される。その際に空気は、凝縮器24を通過する過程で熱を与えられて加熱される。こうして、第2の吹出し口22からは温かい空気である温風が吹き出される。
これとは逆に乾燥運転では、図2に示すように、ダンパ23が第1の通気路10への経路を開く姿勢にされる。この状態で、第1の送風機15の駆動に従い、前面側の外部の空気である室内の空気が、第1の吸込み口11より吸い込まれて第1の通気路10に導入され、その空気は蒸発器14を通過する過程で冷却される(図中の実線矢印参照)。一方で、第2の送風機25の駆動に従い、後面側の外部の空気である室内の空気が、第2の吸込み口21より吸い込まれて第2の通気路20に導入され、その空気は、凝縮器24を通過する過程で熱を与えられて加熱される(図中の破線矢印参照)。加熱された空気は、第2の通気路20から第1の通気路10に導入され、蒸発器14からの乾いた冷たい空気と混合し、そのまま、第1の吹出し口12より前面側の外部である室内へ吹き出される。こうして、第1の吹出し口12からは室温程度の適度な温度の乾いた空気が吹き出される。もっともこの場合は、ダンパ23によって第2の吹出し口22への経路を閉ざされているため、第2の吹出し口22から空気は出ない。
また、上記した通常モードでの冷風運転時に、低温冷却モードが選択されてその入力操作がなされると、図3に示すように、上側のルーバ13Aはその姿勢のままで、下側のルーバ13Bが個別に回動して、水平よりもやや下向きの姿勢にされて保持される。第1の送風機15の回転数はそのまま維持される。すると、第1の吹出し口12から吹き出される冷風に関しては、その大半は上側のルーバ13Aに案内されて前方上向きに導かれる一方、残りである一部は下側のルーバ13Bに案内されて前方下向きに導かれる。
第1の吹出し口12の直ぐ下には第1の吸込み口11が配置されているため、第1の吹出し口12より吹き出された冷風のうち、下側のルーバ13Bによって案内されて前方下向きに吹き出した一部の冷風は、冷えたまま直ちに第1の吸込み口11に吸い込まれる。そうすると、蒸発器14には、その一部の冷風を含む全体として低温の空気が至ることになり、その低温の空気は蒸発器14を経て一層冷却されてより低温になる。その結果、第1の吹出し口12からはより温度の低い冷風が吹き出される。
そして、第1の送風機15の回転数が変わらないことから、第1の吹出し口12より吹き出される冷風の流速は変わらない。従って、上側のルーバ13Aの案内によって第1の吹出し口12からは通常モードよりも僅かに量が少なくなるものの前方上向きにより低温の冷風が吹き出され、その冷風の到達距離は変わらない。よって、第1の吹出し口12の前に居る人にとっては、やや離れていても、第1の吹出し口12から吹き出されたより低温の冷風を受けることができ、その結果、涼風感が十分に得られ期待した快適さとなる。
その他本発明は上記の実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。例えば、乾燥運転は行えず冷風運転のみ行えるもの、すなわちダンパ23がなくて第1の通気路10と第2の通気路とが完全に区画されているものにも適用が可能である。また、第1の吹出し口12より外部へ吹き出される空気のうちの一部を選択的に第1の吸込み口11の方へ導くことができればよく、これを実現できる限り、ルーバ13A、13Bの形態や可動の仕組みに限定はない。また、第1の吸込み口11と第1の吹出し口12とが本体2の同一側面に開口していれば各々の配置に限定はなく、その配置態様に合わせて、ルーバ13A、13Bの形態や可動の仕組みを選定すればよい。
本発明は、冷凍サイクルの構成要素である蒸発器と凝縮器を一体で備えた冷風機に有用である。
本発明の一実施形態である冷風機の内部構造について、冷風運転時の状態を示す側面視での断面図である。 本発明の一実施形態である冷風機の内部構造について、乾燥運転時の状態を示す側面視での断面図である。 本発明の一実施形態である冷風機の内部構造について、低温冷風モードでの冷風運転時の状態を示す側面視での断面図である。 従来の冷風機の内部構造について、冷風運転時の状態を示す側面視での断面図である。 従来の冷風機の内部構造について、乾燥運転時の状態を示す側面視での断面図である。
符号の説明
1 冷風機
2 本体
10 第1の通気路
11 第1の吸込み口
12 第1の吹出し口
13A ルーバ
13B ルーバ
14 蒸発器
15 第1の送風機
16 排水口
17 排水タンク
20 第2の通気路
21 第2の吸込み口
22 第2の吹出し口
23 ダンパ
24 凝縮器
25 第2の送風機
29 圧縮機

Claims (2)

  1. 互いの間を冷媒が循環する蒸発器と凝縮器を備え、送風機の駆動に従って外部から吸い込んだ空気を前記蒸発器との熱交換で冷却し、この冷却された空気を外部に吹き出す冷風機において、
    一側面に各々開口する第1の吸込み口から第1の吹出し口に至る通気路であって、第1の吸込み口より吸い込んだ空気を経路中に配された前記蒸発器との熱交換で冷却し、この冷却された空気を第1の吹出し口に導く第1の通気路と、
    前記一側面とは異なる他側面に各々開口する第2の吸込み口から第2の吹出し口に至る通気路であって、第2の吸込み口より吸い込んだ空気を経路中に配された前記凝縮器との熱交換で加熱し、この加熱された空気を第2の吹出し口に導く第2の通気路と、を含み、
    前記第1の通気路には、前記第1の吹出し口より外部へ吹き出される空気のうちの一部を選択的に前記第1の吸込み口の方へ導く可動の案内板が設けられていることを特徴とする冷風機。
  2. 前記第1の吸込み口の上方に前記第1の吹出し口が配置されていて、前記案内板は、選択的に水平よりも下向きの姿勢になることを特徴とする請求項1に記載の冷風機。
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