JP2008190497A - 多気筒エンジンの冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却水がシリンダヘッドで横方向に流れる構成を採りながら、シリンダヘッド内の最も温度が高くなる部位を効率よく冷却できるようにする。
【解決手段】シリンダヘッド底壁7、点火プラグ挿入用筒状壁4の下端部4a、吸気ポート2の下端部、排気ポート3などを冷却するウォータージャケット5がシリンダヘッド1に形成される。ウォータージャケット5を、冷却水を横方向へ流す第1のウォータージャケット31と、この第1のウォータージャケット31に絞り通路32を介して接続され、冷却水を第1のウォータージャケット31内から排気ポート3に沿って上方に導く第2のウォータージャケット33とから構成した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、冷却水を点火プラグの周囲にクランク軸の軸線方向とは直交する横方向へ流す多気筒エンジンの冷却装置に関するものである。
従来、水冷式の多気筒エンジンにおいて、シリンダヘッド内を冷却するに当たっては、主に以下の2通りの冷却構造が採られている。第1の冷却構造は、冷却水をシリンダヘッド内でクランク軸の軸線方向(以下、この方向を単に縦方向という)に流す冷却構造である。第2の冷却構造は、冷却水を前記縦方向とは直交する横方向に流す冷却構造である。
第1の冷却構造では、気筒が並ぶ方向に冷却水が流れるために、冷却水通路の上流側に位置する気筒と下流側に位置する気筒とで冷却効率が変わってしまう。このため、第1の冷却構造では、全ての気筒を同じように冷却するために、第2の冷却構造を採る場合に較べて冷却水の流量を増やさなければならない。
第2の冷却構造を採る多気筒エンジンの冷却装置としては、たとえば特許文献1に記載されているものがある。この特許文献1に開示されているエンジンは、V型多気筒エンジンで、このエンジンの冷却装置は、シリンダヘッドのウォータージャケット内を冷却水が吸気系側から排気系側に向けて流れるように構成されている。
前記ウォータージャケットは、前記縦方向に並ぶ複数の燃焼室形成用凹部が形成されたシリンダヘッド底壁と、前記各凹部から燃焼室とは反対側の上方に延びる点火プラグ挿入用筒状壁の下端部と、前記各凹部から前記横方向の一方に延びる吸気ポートの下端部と、前記各凹部から前記横方向の他方に延びる排気ポートと、排気ポートの中間部から上方に延びる排気バルブ用バルブステムガイドなどを冷却するように形成されている。
このウォータージャケットの冷却水入口は、吸気ポートとシリンダブロックとの間のスペースに挿入された冷却水供給用パイプによって形成されている。このパイプは、前記縦方向に延びるように形成されており、シリンダヘッドに取付けられている。前記冷却水入口は、このパイプにおける各気筒と対応する位置にそれぞれ穿設された貫通孔によって構成されている。
このウォータージャケットの冷却水出口は、前記底壁におけるシリンダボアの周囲と対応する部位に開口しており、シリンダボディ内の戻り側冷却水通路に接続されている。
特開2000−73856号公報
上述した特許文献1に開示された冷却装置では、全ての気筒を均等に冷却することはできるが、最も高温になる部位を必ずしも効率よく冷却することはできなかった。ここで、最も高温になる部位とは、シリンダヘッド底壁における燃焼室形成用凹部を形成する部位と、点火プラグ挿入用筒状壁の下端部、排気ポートの下端部などである。
これらの高温部分を効率よく冷却できない理由は、上記高温になる部分以外に、それの上方に位置する排気ポートの上部や排気バルブ用バルブステムガイドの周辺などにも冷却水が流れるように、ウォータージャケットが上方にも拡大される結果、前記高温部分を冷却する部位の容積が必要以上に大きくなってしまうからである。すなわち、特許文献1に示す冷却装置は、前記高温部分を冷却する部分の容積が大きく、ここを流れる冷却水の流速が低くなってしまうから、高温部分を効率よく冷却することができないものであった。
本発明はこのような問題を解消するためになされたもので、冷却水がシリンダヘッド内を横方向に流れる構成を採りながら、シリンダヘッド内の最も温度が高くなる部位を効率よく冷却可能な多気筒エンジンの冷却装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係る多気筒エンジンの冷却装置は、クランク軸の軸線方向と平行な縦方向に並ぶ複数の燃焼室形成用凹部が形成されたシリンダヘッド底壁と、前記各凹部から燃焼室とは反対側の上方に延びる点火プラグ挿入用筒状壁の下端部と、前記各凹部から前記縦方向とは直交する横方向の一方に延びる吸気ポートの下端部と、前記各凹部から前記横方向の他方に延びる排気ポートとを冷却するウォータージャケットがシリンダヘッドに形成された多気筒エンジンの冷却装置において、前記ウォータージャケットは、冷却水を気筒毎に前記横方向へ流す第1のウォータージャケットと、この第1のウォータージャケットに絞り通路を介して接続され、冷却水を第1のウォータージャケット内から排気ポートに沿って上方に導く第2のウォータージャケットとから構成されているものである。
請求項2に記載した多気筒エンジンの冷却装置は、請求項1に記載した多気筒エンジンの冷却装置において、前記絞り通路は、シリンダの軸線方向から見てシリンダ孔の中心を通り排気ポート側へ延びる仮想線の線上に位置付けられているものである。
請求項3に記載した多気筒エンジンの冷却装置は、請求項1または請求項2に記載した多気筒エンジンの冷却装置において、前記第1のウォータージャケットは、前記シリンダヘッド底壁を上方から覆うとともに前記筒状壁の下端部と吸・排気ポートの下端部とを囲む形状の第1の中子によって成形され、前記第2のウォータージャケットは、排気ポートを上方から覆う形状であって第1の中子とは別体の第2の中子によって成形され、前記絞り通路は、前記第1の中子と第2の中子とのうち少なくともいずれか一方の中子に突設されて他方の中子に接触する凸部によって成形されているものである。
請求項4に記載した多気筒エンジンの冷却装置は、請求項3に記載した多気筒エンジンの冷却装置において、前記凸部は、第1の中子と第2の中子のうち何れか一方の中子に設けられるとともに、他方の中子に形成された凹部内に嵌合しているものである。
請求項5に記載した多気筒エンジンの冷却装置は、請求項3または請求項4に記載した多気筒エンジンの冷却装置において、第2の中子の一端部は、第1の中子との接触部分において第1の中子に支承されているものである。
請求項6に記載した多気筒エンジンの冷却装置は、請求項3ないし請求項5のうちいずれか一つに記載した多気筒エンジンの冷却装置において、前記絞り通路における第1の中子と第2の中子との接触部と対応する部位には、鋳造後であって第1、第2の中子を除去した後に第2のウォータージャケットの外から第2のウォータージャケット内を通して第1のウォータージャケット内に挿入したドリルによって貫通孔が穿設されているものである。
請求項7に記載した多気筒エンジンの冷却装置は、請求項1または請求項2に記載した多気筒エンジンの冷却装置において、前記第1のウォータージャケットは、前記シリンダヘッド底壁を上方から覆うとともに前記筒状壁の下端部と吸・排気ポートの下端部とを囲む形状の第1の中子によって成形され、前記第2のウォータージャケットは、排気ポートを上方から覆うとともに一端部が第1の中子の上方に空間を介して臨む形状であって第1の中子とは別体の第2の中子によって成形され、前記絞り通路は、鋳造後であって前記第1、第2の中子を除去した後に第2のウォータージャケットの外から第2のウォータージャケット内を通して第1のウォータージャケット内に挿入したドリルによってシリンダヘッドの前記空間と対応する壁に穿設されているものである。
請求項8に記載した多気筒エンジンの冷却装置は、請求項1ないし請求項7のうちいずれか一つに記載した多気筒エンジンの冷却装置において、第1のウォータージャケットの冷却水入口は、シリンダヘッドにおける排気ポート側の下端部に開口し、第1のウォータージャケットの冷却水出口は、吸気ポートの下方において前記縦方向に延びるように形成された第1の冷却水排出用通路に開口し、互いに隣り合う二つの気筒の第2のウォータージャケットの下流側端部どうしは連通路を介して互いに連通され、前記下流側端部と前記連通路とによって冷却水を前記縦方向に流して排出する第2の冷却水排出用通路が構成されているものである。
請求項9に記載した多気筒エンジンの冷却装置は、請求項1ないし請求項8のうちいずれか一つに記載した多気筒エンジンの冷却装置において、第1のウォータージャケットは、排気ポートの下端部を囲む上流部と、吸気ポートの下端部を囲む下流部と、点火プラグ挿入用筒状壁の下端部を囲む中央部とから構成され、前記上流部と前記下流部との間に中央部が介装されているものである。
本発明によれば、第1のウォータージャケットから第2のウォータージャケットに流入する冷却水の流量を絞り通路によって抑制することで、第1のウォータージャケットを流れる冷却水が主流となり、第1のウォータージャケットにおける水量を充分確保できる。しかも、第1のウォータージャケットの容積は実質小さくできるので、第1のウォータージャケット内において冷却水の充分な流速が得られる。
したがって、本発明によれば、冷却水がシリンダヘッドで横方向に流れる構成を採ることにより、シリンダヘッド内を気筒間の温度差がなくなるように冷却しながら、シリンダヘッド内の最も温度が高くなる部位を効率よく冷却可能な多気筒エンジンの冷却装置を提供することができる。
また、排気ポートの上部を冷却するための第2のウォータージャケットは、第1のウォータージャケットから絞り通路を介して冷却水が供給されるから、第2のウォータージャケットにシリンダヘッドの外から専用の冷却水通路によって冷却水を供給する場合に較べて構造が簡単で、シリンダヘッドの小型化を図ることができる。
請求項2記載の発明によれば、第1のウォータージャケットから絞り通路に流入した冷却水は、絞り通路を通って第2のウォータージャケットにおけるクランク軸の軸線方向の中央部内に流入する。このため、第2のウォータージャケット内に流入した冷却水は、クランク軸の軸線方向の一方に偏ることなく第2のウォータージャケット内を横方向の他方に流れるから、第2のウォータージャケットを流れる冷却水によって排気ポートの上部や排気弁用バルブステムガイドの周辺を効率よく冷却することができる。
請求項3記載の発明によれば、第1の中子と第2の中子とは別体で、絞り通路を成形する部分で互いに接触しているから、これら両中子を一体に形成する場合に較べて絞り通路を成形する部分で折れるおそれもなく、通路断面積が小さい絞り通路を容易に成形することができる。このため、一つの中子で第1、第2のウォータージャケットを成形する場合に較べて絞り通路の通路径を細く形成することができ、第1のウォータージャケット内の冷却水の流速をより一層高くすることができる。
請求項4記載の発明によれば、凸部と凹部との嵌合部分は、鋳造時に溶湯が流れ込み難い。このため、鋳造後に第1の中子と第2の中子とを除去することによって、孔開け加工を行うことなく絞り通路を形成することができる。
請求項5記載の発明によれば、専ら第2の中子の一端部を支える幅木は不要であるから、第2のウォータージャケットの容積を必要最小限の大きさに形成することができる。
請求項6記載の発明によれば、絞り通路内に形成された鋳造ばりを除去することができるとともに、絞り通路の孔径を高い精度で形成することができる。このため、全ての気筒において、絞り通路を通して流れる冷却水の流量が均等になるから、気筒間の温度差をより一層小さくすることができる。また、絞り通路がシリンダの軸線方向から見てシリンダ孔の中心を通り排気ポート側へ延びる仮想線の線上に位置付けられている場合、シリンダ孔の中心の上方に設けられた点火プラグ挿入用筒状壁の内側からドリルを挿入することによって、絞り通路内に貫通孔を穿設することができるから、第2のウォータージャケットの外に形成されているカム軸用軸受を避けて孔開け加工を容易に行うことができる。
請求項7記載の発明によれば、シリンダヘッドにドリルによって絞り通路が形成されるから、絞り通路の孔径を高い精度で形成することができる。このため、全ての気筒において、絞り通路を通して流れる冷却水の流量が均等になるから、気筒間の温度差をより一層小さくすることができる。また、絞り通路がシリンダの軸線方向から見てシリンダ孔の中心を通り排気ポート側へ延びる仮想線の線上に位置付けられている場合、シリンダ孔の中心の上方に設けられた点火プラグ挿入用筒状壁の内側からドリルを挿入することによって、絞り通路内に貫通孔を穿設することができるから、第2のウォータージャケットの外に形成されているカム軸用軸受を避けて孔開け加工を容易に行うことができる。
請求項8記載の発明によれば、気筒毎の第1のウォータージャケットを流れた冷却水は、第1の冷却水排出用通路を通して排出され、気筒毎の第2のウォータージャケットを流れた冷却水は、第2の冷却水排出用通路を通して排出される。このため、この発明によれば、シリンダヘッドから冷却水を排出する排出口を第1の冷却水排出用通路と第2の冷却水排出用通路とに形成するだけでよいから、この排出口を気筒毎に設ける場合に較べて構造が簡単になる。
しかも、前記第1の冷却水排出用通路は第1の中子によって成形することができ、前記連通路は前記第2の中子によって成形することができる。このため、これらの通路をシリンダヘッド内に形成することができるから、これらの通路をシリンダヘッドの外に形成する場合に較べてシリンダヘッドの小型化を図ることができる。
請求項9記載の発明によれば、第1のウォータージャケット内を流れる冷却水の全量が点火プラグ挿入用筒状壁の下端部の周囲を流れるから、特に高温になる部位を確実に冷却することができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明に係る多気筒エンジンの冷却装置の一実施の形態を図1〜図8によって詳細に説明する。
図1および図2は本発明に係る冷却装置が設けられたシリンダヘッドの断面図、図3は図2におけるシリンダヘッドのIII−III線断面図、図4は図2におけるシリンダヘッドのIV−IV線断面図、図5は第1の中子に第2の中子を組み合わせた状態を示す斜視図、図6は第1の中子と第2の中子の要部を拡大して示す断面図である。図6においては、吸・排気ポートを成形するための吸気ポート用中子と排気ポート用中子とを第1、第2の中子に組み合わせた状態で描いてある。また、同図においては、吸気ポート用中子と排気ポート用中子は、バルブステムガイドを取付けた状態で描いてある。図7は第1の中子と第2の中子とを組み合わせた状態を示す断面図であり、図2の断面位置に対応している。図8は第1の中子を示す斜視図である。
これらの図において、符号1で示すものは、この実施の形態による多気筒エンジン用シリンダヘッドを示す。
このシリンダヘッド1は、自動車用の水冷式V型8気筒エンジン(図示せず)に搭載されるもので、いわゆる低圧鋳造によって所定の形状に成形されている。このシリンダヘッド1は、V型エンジンにおいて二つある気筒列の互いに対向する側部に吸気系が位置する状態、言い換えれば図1において右側の端部がエンジンの中央に近接する状態でシリンダブロックに取付けられている。このようにシリンダヘッド1をシリンダブロックに搭載することにより、シリンダヘッド1の排気系側の側部は吸気側の側部より下に位置付けられる。この実施の形態においては、前記二つの気筒列のうち一方の気筒列に搭載されるシリンダヘッドについて説明する。
前記シリンダヘッド1の内部には、図1および図2に示すように、後述する吸気ポート2および排気ポート3と、点火プラグ挿入用筒状壁4と、ウォータージャケット5とが形成されており、図示していないシリンダブロックの上にヘッドガスケットを介して載せられ、図示していないヘッドボルトによって取付けられている。このヘッドボルトを挿通するためのボルト孔を図3および図4中に符号6で示す。
前記吸気ポート2は、図1に示すように、シリンダヘッド底壁7に形成された燃焼室形成用凹部8からクランク軸(図示せず)の軸線方向とは直交する横方向の一方(図1においては右方)に延びるように形成されている。この実施の形態による吸気ポート2は、下流側の端部に一対の分岐ポート2a,2a(図1、図3および図6参照)を有する二股状であって、いわゆるサイアミーズポートとして形成されている。
この吸気ポート2は、図6に示すように、吸気ポート用中子11を使用して所定の形状に成形されている。図6に示す吸気ポート用中子11は、吸気弁用バルブステムガイド12を取付けた状態で描いてある。
前記二つの分岐ポート2a,2aは、それぞれ吸気弁13によって開閉される。これらの吸気弁13は、図1に示すように、シリンダヘッド1にバルブステムガイド12によって支持されており、シリンダヘッド1の上部に設けられた動弁装置14によって駆動する。
この動弁装置14は、吸気カム軸15からロッカーアーム16を介して吸気弁13に駆動力を伝達し、バルブスプリング17の弾発力に抗して吸気弁13を駆動する構造のものである。前記ロッカーアーム16やバルブスプリング17などの動弁装置14の従動側の部材は、シリンダヘッド1内に形成された動弁室18(図1および図2参照)内に収容されている。この動弁室18は、後述するウォータージャケット5とは別体の中子(図示せず)を使用して所定の形状に成形されている。
シリンダヘッド1における吸気ポート2の上流側端部の近傍には、前記一対の分岐ポート2a,2a内に向けて燃料を噴射するインジェクタ(図示せず)が取付られている。
前記排気ポート3は、前記燃焼室形成用凹部8から前記横方向の他方(図1においては左方)に延びるように形成されている。この実施の形態による排気ポート3は、上流側の端部に一対の分岐ポート3a,3a(図1および図3参照)を有する二股状であって、いわゆるサイアミーズポートとして形成されている。排気ポート3も排気ポート用中子21(図6参照)によって所定の形状に成形されている。前記二つの分岐ポート3a,3aは、それぞれ排気弁22によって開閉される。これらの排気弁22,22は、図1に示すように、シリンダヘッド1にバルブステムガイド23によって支持されており、前記動弁装置14の排気カム軸24によって駆動する。排気カム軸24は、図2に示すように、シリンダヘッド1の上端部に形成されたジャーナル24aとカムキャップ24bとによって回転自在に支持されている。
前記シリンダヘッド底壁7は、前記吸気ポート2、排気ポート3および後述するウォータージャケット5などとともに鋳造によって形成されている。このシリンダヘッド底壁7には、図1および図2に示すように、その下面を上方に凹ませるようにして4箇所の燃焼室形成用凹部8が形成されている。これらの凹部8は、クランク軸の軸線方向と平行な縦方向(図3および図4においては上下方向)に並んでいる。
このシリンダヘッド底壁7におけるクランク軸の軸線方向から見てシリンダの軸線Cと交差する部位には、図2に示すように、点火プラグ25が取付けられている。この点火プラグ25は、図示してはいないが、シリンダの軸線方向から見て燃焼室Sの略中央部に設けられている。
この点火プラグ25は、シリンダヘッド1の後述するウォータージャケット5内に設けられた前記筒状壁4の内部に挿入され、図2に示すように、前記シリンダヘッド底壁7と筒状壁4の下端部4aとに形成されたねじ孔26に螺着している。前記筒状壁4は、前記シリンダヘッド底壁7から上方へ延びるように形成されている。この筒状壁4の上部の外周面は、図示していない動弁室成形用の中子によって成形され、筒状壁4の内周面は、図示していない専用の中子によって成形されている。
前記ウォータージャケット5は、前記シリンダヘッド底壁7と、前記点火プラグ挿入用筒状壁4の下端部4aと、前記吸気ポート2の下端部と、前記排気ポート3と、排気弁用のバルブステムガイド23とが冷却水によって冷却されるように形成されている。詳述すると、このウォータージャケット5は、図2および図3に示すように、冷却水を気筒毎に前記横方向の一方へ流す第1のウォータージャケット31と、この第1のウォータージャケット31に絞り通路32(図2参照)を介して接続され、冷却水を第1のウォータージャケット31内から排気ポート3に沿って上方に導く第2のウォータージャケット33とから構成されている。
前記第1のウォータージャケット31は、図5〜図8において符号34で示す第1の中子によって成形され、第2のウォータージャケット33は、図5〜図7中に符号35で示す第2の中子によって成形されている。これらの第1の中子34、第2の中子35と、上述した動弁室成形用の中子および筒状壁内成形用の中子とは、従来からよく知られているシェル中子で、それぞれ専用の型によって所定の形状に成形されている。
第1の中子34は、前記シリンダヘッド底壁7を上方から覆うとともに前記筒状壁4の下端部4aと吸・排気ポート2,3の下端部とを囲む形状に形成されている。詳述すると、第1の中子34は、前記第1のウォータージャケット31における排気ポート3の下端部を囲む上流部36(図3参照)を成形するための上流部37(図5〜図8参照)と、第1のウォータージャケット31における吸気ポート2の下端部を囲む下流部38(図3参照)を成形するための下流部39(図5〜図8参照)と、第1のウォータージャケット31における前記筒状壁4の下端部4aを囲む中央部40(図3参照)を成形するための中央部41(図5〜図8参照)と、第1のウォータージャケット31から冷却水が排出される第1の冷却水排出用通路42(図3参照)を成形するための縦方向延在部43(図5〜図8参照)とから構成されている。第1の中子34の前記中央部41は、前記上流部37と下流部39との間に介装されている。
第1の中子34の上流部37、下流部39および中央部41は気筒毎に設けられている。また、気筒毎の下流部39どうしは、図5、図6および図8に示すように、接続部44によって互いに接続されているとともに、縦方向延在部43を介して互いに連結されている。
第1の中子34の上流部37には、図5、図7および図8に示すように、気筒毎にウォータージャケット5の冷却水入口45(図1、図2参照)を成形するための二つの柱状突起46が下方に向けて突設されている。この柱状突起46は、第1の中子34を支える幅木を兼用する。
また、この上流部37には、図7および図8に示すように、後述する第2の中子35を載せるための橋絡部51が設けられている。この橋絡部51は、排気ポート3の二つの分岐ポート3a,3aどうしの間を横方向に横切るように形成されている。すなわち、第1の中子34の上流部37によって成形された第1のウォータージャケット31の上流部36は、図3に示すように、個々の分岐ポート3aの下端部をその周囲の全域において囲むように形成されている。また、この橋絡部51における第2の中子35を載せる部位には、図7に示すように、他の部位に較べて高くなるように支持座52が形成されている。
第1の中子34の下流部39は、図5および図8に示すように、気筒毎に吸気ポート2の外側を横方向に延びるように形成され、第1のウォータージャケット31の冷却水出口53(図3参照)を成形するためのくびれ部54(図7参照)を介して縦方向延在部43に接続されている。
この下流部39には、第1の中子34を支える幅木を構成する二つの柱状突起55が下方に向けて突出するように形成されている。
第1の中子34の中央部41は、前記上流部37および下流部39と協働して筒状壁4の下端部4aを囲む環状に形成されている。
第1の中子34の縦方向延在部43は、シリンダヘッド1の縦方向の一端部から他端部まで延びる細長い棒状に形成されている。この縦方向延在部43の中間部分には、柱状突起56が下流部39とは反対方向に突出するように形成されている。この柱状突起56は、第1のウォータージャケット31内を流れた冷却水をシリンダヘッド1の外に排出する第1の冷却水排出口57(図3参照)を成形するためのものである。
前記第2の中子35は、図6に示すように、排気ポート3の二つの分岐ポート3a,3aを上方から覆う形状に形成されている。詳述すると、第2の中子35は、図5および図6に示すように、気筒毎の横方向延在部61と、これらの横方向延在部61どうしを接続する縦方向延在部62とから構成されている。横方向延在部61は、気筒毎の第2のウォータージャケット33(図2参照)を成形するためのものである。縦方向延在部62は、第2のウォータージャケット33どうしを接続する連通路63(図4参照)を成形するためのものである。
前記各横方向延在部61は、図6に示すように、2本の排気弁用バルブステムガイド23,23どうしの間を通して排気ポート3に沿って横方向に延び、排気ポート3を上方から覆う形状に形成されている。
この各横方向延在部61の一端部(点火プラグ25側の端部)には、図7に示すように、前記絞り通路32(図2参照)を成形するための凸部64が下方に向けて突出するように形成されている。
この凸部64は、第2の中子35の他の部位や第1の中子34の上流部37より通路断面積が小さくなるように形成されており、前記第1の中子34に設けられた橋絡部51の支持座52に上方から重ねられている(接触している)。すなわち、第2の中子35の横方向の一端部は、第1の中子34に載せられた状態で支持されている。
前記凸部64と支持座52との接触面間には、鋳造時に当然のことながら溶湯が浸入する。この接触面に浸入した溶湯は、鋳造後に第1、第2の中子34,35を除去した後に絞り通路32内にここを上下方向に二分する膜状のばりとなって残る。この膜状のばりは、第1、第2の中子34,35を除去した後、図2中に二点鎖線で示すように、ドリル65を絞り通路32内に通し、シリンダヘッド1に貫通孔66を穿設することによって除去する。この孔開け加工は、ドリル65が点火プラグ挿入用筒状壁4の内側から絞り通路32を貫通して第1のウォータージャケット31内に達するようにして行う。すなわち、絞り通路32における第1の中子34と第2の中子35との境界と対応する部位には、この貫通孔66が穿設されている。この孔開け加工により第2のウォータージャケット33の上壁に穿設された貫通孔66は、冷却水が漏洩することがないように栓部材67によって閉塞される。
前記絞り通路32と貫通孔66とは、図4に示すように、シリンダの軸線方向から見てシリンダ孔の中心Pを通り排気ポート側へ延びる仮想線Lの線上に位置付けられている。
第2の中子35の横方向の他端部には、図5に示すように、幅木を構成する複数の柱状突起68が凸設されている。この柱状突起68は、気筒毎の横方向延在部61の端面にシリンダヘッド1の側方に向けて突出するように形成されている。すなわち、第2の中子35の横方向の一端部は前記第1の中子34に支持され、他端部は前記柱状突起68を介して金型(図示せず)に支持される。
第2の中子35の4箇所の横方向延在部61のうち、図5において最も右に位置する横方向延在部61、すなわち第2の中子35の縦方向の一端部には、柱状突起69がシリンダヘッド1の外に突出するように形成されている。この柱状突起69は、第2のウォータージャケット33の下流側端部から冷却水をシリンダヘッド1の外に排出する第2の冷却水排出口70を成形するためのものである。
第2の中子35の縦方向延在部62は、図4に示すように、ヘッドボルト(図示せず)を通すボルト孔6より外側に連通路63が位置し湾曲するように形成されている。
このように気筒毎の横方向延在部61と縦方向延在部62とからなる第2の中子35を用いて第2のウォータージャケット33を成形することにより、図4に示すように、互いに隣り合う二つの気筒の第2のウォータージャケット33の下流側端部33aどうしが連通路63を介して互いに連通される。この結果、前記下流側端部33aと前記連通路63とによって、第2のウォータージャケット33内を流れた冷却水を前記縦方向に流して第2の冷却水排出口70から排出する第2の冷却水排出用通路71が構成される。
上述した第1の中子34と第2の中子35とを使用して形成されたウォータージャケット5には、第1のウォータージャケット31の下部に開口する2箇所の冷却水入口45から気筒毎に冷却水が流入する。この冷却水は、先ず、第1のウォータージャケット31の上流部36において排気ポート3の下端部と、シリンダヘッド底壁7における排気ポート3の周辺の部位と、点火プラグ25周りとを冷却する。
そして、この冷却水の一部は、絞り通路32を通って第2のウォータージャケット33内に流入し、大半の冷却水は、第1のウォータージャケット31の上流部36から中央部40に流入する。絞り通路32は、第1のウォータージャケット31や第2のウォータージャケット33に較べて通路断面積が小さくなるように形成されているから、第1のウォータージャケット31内の冷却水の流量が減少するのを抑制する。
この絞り通路32を通って第2のウォータージャケット33に流入した冷却水は、排気ポート3の上部と排気弁用バルブステムガイド23とを冷却し、第2のウォータージャケット33の下流側端部33aに流れる。四箇所の第2のウォータージャケット33のうち、図4において最も上に位置する第2のウォータージャケット33を除く三つの第2のウォータージャケット33の内部をその下流側端部33aまで流れた冷却水は、連通路63を通って隣の第2のウォータージャケット33に流入し、最終的に最も上に位置する第2のウォータージャケット33の下流側端部33a内に流入する。この冷却水と、最も上に位置する第2のウォータージャケット33内を絞り通路32から下流側端部33aまで流れた冷却水とは、第2の冷却水排出口70からシリンダヘッド1の外に排出される。
一方、第1のウォータージャケット31の上流部36から中央部40に流入した冷却水は、点火プラグ挿入用筒状壁4の下端部4aと、シリンダヘッド底壁7における筒状壁4の周辺の部位とを冷却する。この冷却水は、前記中央部40から下流部38に流入し、下流部38において吸気ポート2の下端部と、シリンダヘッド底壁7における吸気ポート2の周辺の部位とを冷却した後に冷却水出口53から第1の冷却水排出用通路42に排出される。このように気筒毎に第1のウォータージャケット31内を横方向に流れて第1の冷却水排出用通路42に流入した冷却水は、第1の冷却水排出用通路42内で合流し、第1の冷却水排出用通路42の中間部から第1の冷却水排出口57を通してシリンダヘッド1の外に排出される。
このように構成されたウォータージャケット5を有する冷却装置によれば、第1のウォータージャケット31から第2のウォータージャケット33に流入する冷却水の流量を絞り通路32によって抑制することで、第1のウォータージャケット31を流れる冷却水が主流となり、第1のウォータージャケット31における水量を充分確保できる。しかも、第1のウォータージャケット31の容積は実質小さくできるので、第1のウォータージャケット31内において冷却水の充分な流速が得られる。
したがって、この実施の形態によれば、冷却水がシリンダヘッド1で横方向に流れる構成を採ることにより、シリンダヘッド1内を気筒間の温度差がなくなるように冷却しながら、シリンダヘッド1内の最も温度が高くなる部位を効率よく冷却することができる。
また、第1の中子34と第2の中子35とは、絞り通路32を成形する部分で互いに接触しているから、これら両中子を一体に形成する場合に較べて絞り通路を成形する部分で折れるおそれもなく、この実施の形態で示したように通路断面積が小さい絞り通路32を容易に成形することができる。このため、一つの中子で第1、第2のウォータージャケット31,33を成形する場合に較べて絞り通路32の通路径を小さく形成することができ、第1のウォータージャケット31内の冷却水の流速をより一層高くすることができる。
さらに、この実施の形態による第2のウォータージャケット33は、第1のウォータージャケット31から絞り通路32を介して冷却水が供給されるから、第2のウォータージャケット33にシリンダヘッド1の外から専用の冷却水通路によって冷却水を供給する場合に較べて構造が簡単で、シリンダヘッド1の小型化を図ることができる。
この実施の形態によれば、第1のウォータージャケット31から絞り通路32に流入した冷却水は、絞り通路32を通って第2のウォータージャケット33におけるクランク軸の軸線方向の中央部内に流入する。このため、第2のウォータージャケット33内に流入した冷却水は、クランク軸の軸線方向の一方に偏ることなく第2のウォータージャケット33内を横方向の他方に流れるから、第2のウォータージャケット33を流れる冷却水によって排気ポート3の上部や排気弁用バルブステムガイド23の周辺を効率よく冷却することができる。
この実施の形態によれば、絞り通路32内にはドリルによる孔開け加工が施され、絞り通路32における第1の中子34と第2の中子35との境界と対応する部位には貫通孔66が穿設されているから、絞り通路32内に形成された鋳造ばりを除去することができるとともに、絞り通路32の孔径を高い精度で形成することができる。このため、全ての気筒において、絞り通路32を通して第2のウォータージャケット33内に流入する冷却水の流量が均等になるから、気筒間の温度差をより一層小さくすることができる。
また、この実施の形態においては、絞り通路32がシリンダの軸線方向から見てシリンダ孔の中心を通り排気ポート3側へ延びる仮想線Lの線上に位置付けられているから、シリンダ孔の中心の上方に設けられた点火プラグ挿入用筒状壁4の内側からドリル65を挿入することによって、絞り通路32内に貫通孔66を穿設することができる。このため、第2のウォータージャケット33の外に形成されている排気カム軸支持用ジャーナル24aを避けて前記孔開け加工を容易に行うことができる。
この実施の形態によれば、第2の中子35の一端部を第1の中子34に支承させているから、専ら第2の中子35の前記一端部を支える幅木は不要になる。このため、この実施の形態によれば、第2のウォータージャケット33の容積を必要最小限の大きさに形成することができる。
この実施の形態によれば、気筒毎の第1のウォータージャケット31を流れた冷却水は、第1の冷却水排出用通路42から第1の冷却水排出口57を通して排出され、気筒毎の第2のウォータージャケット33を流れた冷却水は、第2の冷却水排出用通路71から第2の冷却水排出口70を通して排出される。このため、この実施の形態によれば、シリンダヘッド1から冷却水を排出するに当たって第1の冷却水排出口57と第2の冷却水排出口70とを形成するだけでよいから、この排出口を気筒毎に設ける場合に較べて構造が簡単になる。
しかも、前記第1の冷却水排出用通路42は第1の中子34によって成形することができ、前記連通路63は前記第2の中子35によって成形することができるから。これらの通路をシリンダヘッド1内に形成することができる。このため、これらの通路をシリンダヘッド1の外に形成する場合に較べてシリンダヘッド1の小型化を図ることができる。
この実施の形態によれば、第1のウォータージャケット31内を流れる冷却水の全量が中央部40、すなわち点火プラグ挿入用筒状壁4の下端部4aの周囲を流れるから、特に高温になる部位を確実に冷却することができる。
この実施の形態においては、絞り通路32を形成するに当たって凸部64を第2の中子35に設けた例を示したが、凸部64は第1の中子34に設けることができるし、第1の中子34と第2の中子35との両方に設けることもできる。
(第2の実施の形態)
図1〜図8に示した第1の実施の形態では第2の中子の凸部を第1の中子の支持座に載せて鋳造を行い、鋳造後に孔開け加工を施す例を示したが、本発明はこのような限定にとらわれることはなく、たとえば図9に示すように嵌合構造を採ることによって、孔開け加工を不要とすることができる。
図9は第1の中子と第2の中子との接触部分の他の例を示す断面図で、同図において、前記図1〜8図によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図9に示す第1の中子34と第2の中子35との接触部分は、第1の中子34に形成された凹部81と、この凹部81に嵌合する第2の中子35の凸部82とによって構成されている。
前記凹部81は、上方に向けて開放するように形成されている。この凹部81の開口形状および横断面の形状は円形である。この凹部81の内周面は、凹部81の底から上方に向かうにしたがって開口径が次第に大きくなるように傾斜している。
前記凸部82は、第2の中子35の一端部に下方に向けて突出するように設けられている。この凸部82は、前記凹部81内に上方から嵌合するように、下方へ向けて凸になる円錐台状に形成されている。この凸部82が設けられた第2の中子35の一端部は、凸部82を介して第1の中子34に支承されている。
前記凹部81と凸部82との嵌合部分は、鋳造時に溶湯が染み込み難いから、このように凹部81と凸部82とからなる嵌合構造により第1の中子34と第2の中子35とを接触させることによって、孔開け加工を行うことなく絞り通路32を形成することができる。この実施の形態においては、第2の中子35の一端部の重量が前記嵌合部分に加えられる構造を採っているから、溶湯が嵌合部分内により一層染みこみ難くなる。なお、このような嵌合構造を採る場合であっても、嵌合部分に溶湯が染み込むことによって絞り通路32内にばりが形成されるおそれがあるから、図9中に二点鎖線で示すように、ドリル65によって絞り通路32内に貫通孔を穿設してもよい。
この実施の形態においては、第2の中子35の凸部81(一端部)を前記凹部81に嵌合させた状態で第1の中子34に支承させているから、第1の実施の形態を採るときと同様に、専ら第2の中子35の一端部を支える幅木は不要である。このため、この実施の形態においても、第2のウォータージャケット33の容積を必要最小限の大きさに形成することができる。
また、この実施の形態においては、第1の中子34に凹部81を形成するともに第2の中子35に凸部82を形成する例を示したが、凹部81を第2の中子34に形成し、凸部82を第1の中子34に形成することができる。
(第3の実施の形態)
第2の中子の一端部は、図10に示すように第1の中子の上方に離間させて金型に装填することができる。
図10は第1の中子と第2の中子との要部を拡大して示す断面図で、同図において、前記図1〜8図によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図10に示す第2の中子35の一端部は、第1の中子34の上方に空間Dを介して所定の間隔をおいて離間するように金型に装填されている。すなわち、この実施の形態による第2の中子35は、その一端部の重量が第1の中子34に加えられることがないように金型に支持されている。この場合、絞り通路32は、鋳造後であって前記第1、第2の中子を除去した後、図10中に二点鎖線で示すように、ドリル65によってシリンダヘッド1の前記空間と対応する壁に穿設される。ドリル65は、第1の実施の形態を採るときと同様に、第2のウォータージャケット33の外(点火プラグ挿入用筒状壁4内)から第2のウォータージャケット33内を通して第1のウォータージャケット31内に挿入する。
図10に示したように第2の中子35を片持ち式に金型に支持させるに当たっては、幅木を構成する複数の柱状突起68によって第2の中子35を強固に支持できるように、第2の中子35の縦方向延在部62の厚み(横方向の幅)を、図5に示す縦方向延在部62より厚く(横方向において幅広に)形成し、第2の中子35の他端部の剛性を向上させることが望ましい。
この支持構造を採るに当たっては、シリンダヘッド1のヘッドボルト用ボルト孔6や、その周辺のオイル戻し孔などの位置を、前記縦方向延在部62との干渉を避けるために図3に図示した位置から変える必要がある。
また、第2の中子34を片持ち式に強固に支持するためには、第2の中子35の縦方向の一端部に設けられている柱状突起69を幅木としても利用し、かつ第2の中子35の縦方向の他端部にも幅木を構成する柱状突起(図示せず)を設けることによっても行うことができる。たとえば、2気筒エンジンに本発明を適用する場合は、このように幅木を増やして第2の中子34の縦方向の両端部を支持することにより、前記縦方向延在部62を図3に示すように小さく形成し、第2のウォータージャケット33の容積を少なく保つことができる。
したがって、図10に示すようにドリル65によって絞り通路32を穿設する構成を採ることにより、絞り通路32の孔径を高い精度で形成することができる。このため、全ての気筒において、絞り通路32を通して流れる冷却水の流量が均等になるから、気筒間の温度差をより一層小さくすることができる。また、絞り通路32がシリンダの軸線方向から見てシリンダ孔の中心を通り排気ポート側へ延びる仮想線L(図4参照)の線上に位置付けられている場合、シリンダ孔の中心の上方に設けられた点火プラグ挿入用筒状壁4の内側からドリル65を挿入することによって、絞り通路32内に貫通孔66を穿設することができるから、第2のウォータージャケット33の外に形成されているカム軸用軸受(ジャーナル24a)を避けて孔開け加工を容易に行うことができる。
本発明に係る冷却装置が設けられたシリンダヘッドの断面図である。 本発明に係る冷却装置が設けられたシリンダヘッドの断面図である。 図2におけるシリンダヘッドのIII−III線断面図である。 図2におけるシリンダヘッドのIV−IV線断面図である。 第1の中子に第2の中子を組み合わせた状態を示す斜視図である。 第1の中子と第2の中子の要部を拡大して示す斜視図である。 第1の中子と第2の中子とを組み合わせた状態を示す断面図である。 第1の中子を示す斜視図である。 第1の中子と第2の中子との接触部分の他の例を示す断面図である。 第1の中子と第2の中子との要部を拡大して示す断面図である。
符号の説明
1…シリンダヘッド、2…吸気ポート、3…排気ポート、4…点火プラグ挿入用筒状壁、5…ウォータージャケット、7…シリンダヘッド底壁、31…第1のウォータージャケット、32…絞り通路、33…第2のウォータージャケット、34…第1の中子、35…第2の中子、36,37…上流部、38,39…下流部、40,41…中央部、42…第1の冷却水排出用通路、45…冷却水入口、53…冷却水出口、66…貫通孔、71…第2の冷却水排出用通路、81…凹部、82…凸部。

Claims (9)

  1. クランク軸の軸線方向と平行な縦方向に並ぶ複数の燃焼室形成用凹部が形成されたシリンダヘッド底壁と、
    前記各凹部から燃焼室とは反対側の上方に延びる点火プラグ挿入用筒状壁の下端部と、
    前記各凹部から前記縦方向とは直交する横方向の一方に延びる吸気ポートの下端部と、
    前記各凹部から前記横方向の他方に延びる排気ポートと、
    を冷却するウォータージャケットがシリンダヘッドに形成された多気筒エンジンの冷却装置において、
    前記ウォータージャケットは、冷却水を気筒毎に前記横方向へ流す第1のウォータージャケットと、この第1のウォータージャケットに絞り通路を介して接続され、冷却水を第1のウォータージャケット内から排気ポートに沿って上方に導く第2のウォータージャケットとから構成されていることを特徴とする多気筒エンジンの冷却装置。
  2. 請求項1記載の多気筒エンジンの冷却装置において、
    前記絞り通路は、シリンダの軸線方向から見てシリンダ孔の中心を通り排気ポート側へ延びる仮想線の線上に位置付けられていることを特徴とする多気筒エンジンの冷却装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の多気筒エンジンの冷却装置において、前記第1のウォータージャケットは、前記シリンダヘッド底壁を上方から覆うとともに前記筒状壁の下端部と吸・排気ポートの下端部とを囲む形状の第1の中子によって成形され、
    前記第2のウォータージャケットは、排気ポートを上方から覆う形状であって、第1の中子とは別体の第2の中子によって成形され、
    前記絞り通路は、前記第1の中子と第2の中子とのうち少なくともいずれか一方の中子に突設されて他方の中子に接触する凸部によって成形されていることを特徴とする多気筒エンジンの冷却装置。
  4. 請求項3記載の多気筒エンジンの冷却装置において、
    前記凸部は、第1の中子と第2の中子のうち何れか一方の中子に設けられるとともに、他方の中子に形成された凹部内に嵌合していることを特徴とする多気筒エンジンの冷却装置。
  5. 請求項3または請求項4記載の多気筒エンジンの冷却装置において、
    第2の中子の一端部は、第1の中子との接触部分において第1の中子に支承されていることを特徴とする多気筒エンジンの冷却装置。
  6. 請求項3ないし請求項5のうちいずれか一つに記載の多気筒エンジンの冷却装置において、
    前記絞り通路における第1の中子と第2の中子との接触部と対応する部位には、鋳造後であって第1、第2の中子を除去した後に第2のウォータージャケットの外から第2のウォータージャケット内を通して第1のウォータージャケット内に挿入したドリルによって貫通孔が穿設されていることを特徴とする多気筒エンジンの冷却装置。
  7. 請求項1または請求項2記載の多気筒エンジンの冷却装置において、
    前記第1のウォータージャケットは、前記シリンダヘッド底壁を上方から覆うとともに前記筒状壁の下端部と吸・排気ポートの下端部とを囲む形状の第1の中子によって成形され、
    前記第2のウォータージャケットは、排気ポートを上方から覆うとともに一端部が第1の中子の上方に空間を介して臨む形状であって第1の中子とは別体の第2の中子によって成形され、
    前記絞り通路は、鋳造後であって前記第1、第2の中子を除去した後に第2のウォータージャケットの外から第2のウォータージャケット内を通して第1のウォータージャケット内に挿入したドリルによってシリンダヘッドの前記空間と対応する壁に穿設されていることを特徴とする多気筒エンジンの冷却装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のうちいずれか一つに記載の多気筒エンジンの冷却装置において、
    第1のウォータージャケットの冷却水入口は、シリンダヘッドにおける排気ポート側の下端部に開口し、
    第1のウォータージャケットの冷却水出口は、吸気ポートの下方において前記縦方向に延びるように形成された第1の冷却水排出用通路に開口し、
    互いに隣り合う二つの気筒の第2のウォータージャケットの下流側端部どうしは連通路を介して互いに連通され、前記下流側端部と前記連通路とによって冷却水を前記縦方向に流して排出する第2の冷却水排出用通路が構成されていることを特徴とする多気筒エンジンの冷却装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のうちいずれか一つに記載の多気筒エンジンの冷却装置において、
    第1のウォータージャケットは、排気ポートの下端部を囲む上流部と、吸気ポートの下端部を囲む下流部と、点火プラグ挿入用筒状壁の下端部を囲む中央部とから構成され、
    前記上流部と前記下流部との間に中央部が介装されていることを特徴とする多気筒エンジンの冷却装置。
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