JP2008190077A - セルロースエステル系フエルト - Google Patents

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Abstract

【課題】
適度な吸湿性能および放湿性能を有することによって、快適な着用環境を形成するとともに、極めてソフトな風合いをも併せ持つ新規なフエルトを提供すること。
【解決手段】
アシル基の少なくとも一部が炭素数3〜18のものであるセルロースエステルを主成分としてなり、初期引張抵抗度が20〜50cN/dtexである、短繊維を主体に構成されてなるフエルトであって、フエルトの20℃×65%RHの標準状態における吸湿率(MR20)と、30℃×90%RHの高湿状態における吸湿率(MR30)が特定の条件を満足することを特徴とするセルロースエステル系フエルト。
【選択図】図1

Description

本発明は、セルロースエステルを主成分とする短繊維を主体に構成されてなるフエルトに関する。さらに詳しくは、柔軟性と吸湿性能に優れるため、衣料用資材にも好適に用いうるフエルトに関する。
羊毛は縮毯作用によりフエルト化させることができ、羊毛を原料としたフエルトは古くから工業的に生産され、使用されてきた。
また、繊維に銅化合物を含有させたビスコースレーヨンやキュプラアンモニウムレーヨンを構成繊維とする抗菌性に優れたフエルトが提案されている(特許文献1参照)。ビスコースレーヨンなどの再生セルロース繊維は吸湿率が非常に高く公定水分率が10%程度もあるために、吸湿性能は優れているものの、一旦吸湿あるいは吸水した場合にべたつき感が発生し、乾燥までに時間がかかってしまう問題があった。
合成繊維からなるフエルトに関しては、ナイロン繊維を用いたフエルトが、紙の製造工程において使用される部材としての提案が見られる(特許文献2参照)。また、セルロースアセテート繊維を用いたタバコフィルターに関する技術において、抄紙法による短繊維の積層体であるシート状素材に関する記載が見られる(特許文献3参照)。本素材はタバコのフィルター用に最適な設計がされており、繊維長が10mm程度までの比較的短いものであることや、セルロースジアセテート繊維を用いることで風合いの硬いものであることなどによってフエルトとして衣料用に使用するには適さないものであった。
特開平2−307952号公報 特開平4−034095号公報 特開平8−047385号公報
本発明の課題は、適度な吸湿性能および放湿性能を有することによって、快適な着用環境を形成するとともに、極めてソフトな風合いをも併せ持つ新規なフエルトを提供することにある。
上述した本発明の課題は、アシル基の少なくとも一部が炭素数3〜18のものであるセルロースエステルを主成分としてなり、初期引張抵抗度が20〜50cN/dtexである、短繊維を主体に構成されてなるフエルトであって、フエルトの20℃×65%RHの標準状態における吸湿率(MR20)と、30℃×90%RHの高湿状態における吸湿率(MR30)が下記式1および2の条件を満足することを特徴とするセルロースエステル系フエルトによって解決が可能である。
2≦MR20≦5(%) ・・・ 式1
1.5≦MR30−MR20≦3(%) ・・・ 式2
また、本発明のフエルトに関しては、セルロースエステルがセルロースアセテートプロピオネートおよび/またはセルロースアセテートブチレートであることが好適に採用できる。
また、本発明のフエルトに関しては、短繊維の単糸繊度が1〜6dtexであり、下記式3で計算される短繊維の異形度が1.1〜10であることが好適に採用できる。
異形度=(繊維断面の外接円の直径)/(繊維断面の内接円の直径) ・・・ 式3
本発明のフエルトは、初期引張抵抗度が極めて低い特定の組成を有するセルロースエステルを主成分とする短繊維を主体に構成されてなるため、極めて柔軟性に優れているだけではなく、適度の吸湿性および放湿性を有している。そのため、乾燥時における静電気の発生や高湿時における蒸れ感の発生などがなく、快適なフエルトとして使用が可能である。また、完全に湿潤した後の乾燥速度が速い特長によって、湿潤時におけるべたつきを回避することができ、洗濯に対する耐久性も優れているため、広く衣料分野に適用が可能である。
本発明のセルロースエステル系フエルトは、アシル基の少なくとも一部が炭素数3〜18のものであるセルロースエステルを主成分としてなり、初期引張抵抗度が20〜50cN/dtexである、短繊維を主体に構成されてなるものである。
本発明のフエルトを構成するセルロースエステル系短繊維は、アシル基の少なくとも一部が炭素数3〜18のセルロースエステルを主成分としてなるものであることが重要である。アシル基の炭素数がすべて2であるセルロースアセテート繊維では、繊維の柔軟性が不十分であり本発明の柔軟なフエルトには適していない。本発明に用いうるアシル基の少なくとも一部が3〜18のものであるせるセルロースエステルの具体例としては、セルロースプロピオネート、セルロースブチレート、セルロースフタレートなどのセルロースエステルや、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレート、セルロースアセテートフタレートなどのセルロース混合エステルなどがあげられる。中でも、形態保持性および耐熱性の観点から一部の炭素数が3であるセルロースアセテートプロピオネート、一部の炭素数が4であるセルロースアセテートブチレートが好適に使用できる。
本発明のセルロースエステル系短繊維は、その主成分であるセルロースエステルの他に、本発明の趣旨を損なわない範囲内でその他の構成成分を含んでなることも可能である。含有できる成分には、例えば、可塑剤、着色防止剤、滑剤、帯電防止剤、染料、顔料、紫外線吸収剤、抗菌剤、潤滑剤、艶消剤、生分解促進剤等があげられる。また、これらの化合物は、単独もしくは併用して含有することができる。
本発明のセルロースエステル系短繊維が含有しうる可塑剤としては、本発明のセルロースエステルに混和するものであれば特に制限なく用いることができる。例えば、ジメチルフタレート、ジエチルフタレート、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレートなどのフタル酸エステル類、テトラオクチルピロメリテート、トリオクチルトリメリテートなどの芳香族多価カルボン酸エステル類、ジブチルアジペート、ジオクチルアジペート、ジブチルセバケート、ジオクチルセバケートなどの脂肪族多価カルボン酸エステル類、グリセリントリアセテート、ジグリセリンテトラアセテート、グリセリンジアセトモノオレート、グリセリンジアセトモノラウレートなどの多価アルコールの脂肪酸エステル類、トリエチルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリクレジルホスフェートなどのリン酸エステル類などを挙げることができる。また、より高分子量の可塑剤として、ポリエチレンアジペート、ポリブチレンアジペート、ポリエチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネートなどのグリコールと二塩基酸とからなる脂肪族ポリエステル類、ポリ乳酸、ポリグリコール酸などのオキシカルボン酸からなる脂肪族ポリエステル類、ポリカプロラクトン、ポリプロピオラクトン、ポリバレロラクトンなどのラクトンからなる脂肪族ポリエステル類などを挙げることができる。これらの高分子量可塑剤は共重合体であってもよいし、重合体の一部が修飾されているものであってもよい。
さらには水溶性の可塑剤として、ポリビニルアルコール類、ポリビニルピロリドン類、一般式(1)で示されるポリエーテル類などを挙げることができる。ここで水溶性とは、20〜100℃の温度の水にその10重量%以上が溶解可能であることをいう。
−O−{(CH)nO}m−R ・・・(1)
(但し、RとRは、H、アルキル基およびアシル基よりなる群から選ばれた同一または異なる基を表す。nは2〜5の整数、mは3〜30の整数。)
上記の一般式(1)で示されるポリエーテル化合物は、セルロース混合脂肪酸エステルとの相溶性が優れているため好適に採用することができる。具体的なポリエーテル化合物としては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレングリコールとプロピレングリコールの共重合体などを挙げることができるが、中でも水溶性の観点からはポリエチレングリコールが好適に使用できる。
また、本発明のフエルトを構成するセルロースエステル系短繊維は、初期引張抵抗度が20〜50cN/dtexであることが重要である。初期引張抵抗度が20cN/dtex以上であることによって、フエルト構造となった場合の形態保持性が良好となり、フエルト自体の弾力性も良好となる。また、50cN/dtex以下とすることによって、フエルト構造における短繊維の曲げ弾性率が低下し、柔軟な風合いのフエルトとすることができる。形態保持性の観点からは本発明のセルロースエステル系短繊維の初期引張抵抗度は25cN/dtex以上であることがより好ましく、30cN/dtex以上であることが最も好ましい。逆に柔軟性の観点からは45cN/dtex以下であることがより好ましく、40cN/dtex以下であることが最も好ましい。
本発明のセルロースエステル系短繊維の単糸繊度は1〜6dtexであることが好ましい。短繊維の繊度は1dtex以上であればフエルト本体の弾力性が良好であるため好ましい。また、6dtex以下であればフエルトの柔軟性が良好となるため好ましく適用できる。フエルトの弾力性の観点からはセルロースエステル系短繊維の単糸繊度は2dtex以上であることがより好ましく、3dtex以上であることが最も好ましい。逆に、フエルトの柔軟性の観点からは、セルロースエステル系短繊維の単糸繊度は5dtex以下であることがより好ましく、4dtex以下であることが最も好ましい。ここで短繊維の単糸繊度とは、フエルトから任意に抜き出したセルロースエステル系短繊維10本を試料としてそれぞれの単糸繊度を測定して算出した平均値をいう。
また、本発明のセルロースエステル系短繊維の繊維横断面の形状については、下記式3で計算される短繊維の異形度が1.1〜10であることが好ましく適用できる。
異形度=(繊維横断面の外接円直径)/(繊維横断面の内接円直径) ・・・ 式3
フエルト構造中における液体水の拡散を十分に速くする観点から、本発明のセルロースエステル系短繊維の異形度は1.5以上であることがより好ましく、2.0以上であることが最も好ましい。磨耗による損傷を避ける観点からは、本発明のセルロースエステル系繊維の異形度は8以下であることがより好ましく、6以下であることが最も好ましい。具体的な繊維断面形状に関しては特に制限がなく、多葉形、扁平形、楕円形、W字形、S字形、X字形、H字形、C字形、田字形、井桁形および中空などの異形断面糸でも良い。ここで短繊維の異形度とは、フエルトから任意に抜き出したセルロースエステル系短繊維10本を試料としてそれぞれの異形度を測定して算出した平均値をいう。異形度の算出は、常法によって繊維横断面の顕微鏡写真を撮影し、単糸の外接円と内接円を描画して得た外接円直径と内接円直径から求めることができる。なお、繊維に中空部が存在する場合は、中空部がないものとみなした計算を行う。
本発明のセルロースエステル系短繊維は、繊維長の平均値が25〜150mmであることができる。繊維長が25mm以上であり、150mm以下である場合には、混綿工程において均一分散がしやすいため好ましい。繊維長は30mm以上であることがより好ましく、40mm以上であることが最も好ましい。また、140mm以下であることがより好ましく、130mm以下であることが最も好ましい。
本発明のセルロースエステル系短繊維は捲縮を付与されてなるものであることができる。その際、捲縮数が3山/25mm〜20山/25mmであることが好ましい。捲縮数が3山/25mm〜20山/25mmの範囲にある場合には、捲縮による体積排除効果が発現し、軽量感のあるフエルトが得られる。捲縮数は5山/25mm以上であることがより好ましく、7山/25mm以上であることがさらに好ましい。また、18山/25mm以下であることが好ましく、16山/25mm以下であることがさらに好ましい。
本発明のフエルトはセルロースエステル系短繊維を主体に構成してなるものである。セルロースエステル系短繊維は、溶融紡糸法、乾式紡糸法、湿式紡糸法など公知の方法によって製造することができ、いずれの場合にも口金を通じて紡出される。回転ローラーによって引き取った紡出糸は、一旦巻きとった後に捲縮付与工程に供給するか、一旦巻き取ることなくトウ状に収束して集缶した後に捲縮工程に供給するか、あるいは、巻き取ることも集缶することもなく連続的に捲縮付与工程に供給することができる。捲縮付与工程における捲縮付与の具体的な方法については、特に限定されず公知の方法を適用することができる。例えばスタッファーボックス法、押し込み加熱ギア法、高速エアー噴射押し込み法等を採用することができる。また、必要に応じて、油剤を仕上げ剤として捲縮付与前あるいは捲縮付与後に付与することも好適に行いうる。捲縮を付与された、あるいは付与されない繊維束は、公知のカッターによって繊維長25〜150mmとなるように切断することができる。
得られた短繊維は、必要に応じて他の短繊維と混綿した後、ローラーカードなどの公知の梳綿機を通して均一なウエブとなし、必要に応じてニードルパンチ、エアージェットパンチ、ウォータージェットパンチなどの物理的処理で短繊維同士の交絡構造を形成し、形態安定化を図ることができ、本発明のフエルトの形態とすることができる。
本発明のフエルトは、必要に応じてひきつづき熱圧処理を行い、密度を高める処理を行うことができる。熱圧処理は熱版による圧締やカレンダーロール、エンボスロールなどによる熱圧を行うことができる。また、その際には、繊維同士を接着させる目的のバインダーを添加して、加熱、硬化させることで寸法安定性の向上を図ることができる。バインダーとして用いられる樹脂の具体例としては、フェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、グリオキザール樹脂などが挙げられるがこれらに限定されない。
本発明のフエルトの目付けについては、目的に応じて適宜設計が可能であるが、形態保持性の観点からは50g/m以上であることが好ましい。また、フエルト柔軟性の観点からは目付が1000g/m以下であることが好ましい。
本発明のフエルトの厚みについては、目的に応じて適宜設計が可能であるが、形態保持性の観点からは0.5mm以上であることが好ましい。また、フエルト柔軟性の観点からは20cm以下であることが好ましい。
本発明のフエルトは、フエルトの20℃×65%RHの標準状態における吸湿率(MR20)と、30℃×90%RHの高湿状態における吸湿率(MR30)が下記式1および2の条件を満足することが重要である。
2≦MR20≦5(%) ・・・ 式1
1.5≦MR30−MR20≦3(%) ・・・ 式2
20℃×65%RHの標準状態における吸湿率(MR20)が2%以上であれば適度な水分率によって静電気の発生が抑制され良好な制電性が得られる。逆に5%以下であれば、水分を含有することによる過度の重量増加が生じることがなく、軽量感が維持されて好適に用いうる。制電性の観点からはMR20は2.5%以上であることが好ましく、軽量感の観点からは4.5%以下であることが好ましい。
また、30℃×90%の高湿状態における吸湿率(MR30)と前記MR20との差で表されるMR30−MR20の値は、1.5%以上3%以下であることが必要である。MR30−MR20(△MR)が1.5%以上であることは、吸湿性とともに放湿性にも優れていることを意味しており、一旦湿潤したフエルトの早期の乾燥を実現できる。逆に3%以下であることによって、高湿状態において極端に吸湿が進んでしまうトラブルを避けることができる。吸放湿特性の観点からは、MR30−MR20の値は2%以上であることがより好ましい。
本発明におけるセルロースエステル系フエルトは、特定の柔軟性および吸放湿性に優れたセルロースエステル系短繊維を主体に構成されてなるものである。そのため、フエルト構造として柔軟性に優れるとともに、優れた吸湿性、放湿性を有しており、快適なフエルトとして衣料用途および周辺の資材用途に好適に採用できる。
以下に実施例をあげて本発明をより具体的に説明する。なお、吸湿率、風合い柔軟性については、下記の方法で測定、評価を行った。
1.吸湿率(%)
フエルトを切り出した試料約1gを用意し、その絶乾時の重量(W)を測定した。この試料を20℃、65%RHでの状態に調湿された恒温恒湿(ナガノ科学機械製LH−20−11M)中に24時間放置し、平衡状態となった試料の重量(W20)を測定し、その後30℃、90%RHでの状態に変更して24時間放置し、平衡状態となった試料の重量(W30)を測定した。吸湿率MR20およびMR30は、下記式により求めた。
MR20(%)={(W20−W)/W}×100
MR30(%)={(W30−W)/W}×100
2.風合い
10cm四方のフエルトを試料として、触感による官能評価を行った。柔軟性と弾力性がともに優れたものを◎、柔軟性と弾力性がいずれも感じられるものを○、柔軟性と弾力性がやや感じられるものを△、柔軟性か弾力性のいずれかが感じられないものを×とした。なお、○以上を合格とした。
3.速乾性
10cm四方のフエルトを試料として、絶乾時の重量(W)を測定した。試料のフエルトを完全に水中に浸漬した状態で10分間保持した。その後、空気中へ取り出してもとの重量の50%(0.5×W)になるまでの時間を測定し、5分以内のものを◎、5分を超えて10分以内のものを○、10分を超えて20分以内のものを△、20分を超えるものを×とした。なお、○以上を合格とした。
実施例1
セルロースアセテートプロピオネート(イーストマンケミカル社製CAP−482−20)90wt%と、可塑剤のポリエチレングリコール(三洋化成(株)製PEG1000)10wt%を、30mmφエクストルーダーを用いて混合し、セルロースエステル組成物のペレットを得た。続いてペレットを真空乾燥した。
真空乾燥したペレットを溶融紡糸機ホッパーに仕込み、紡糸温度250℃にて溶融し、図1に示す口金孔を有する口金を用いて紡出した。紡出糸は25℃のチムニー風により冷却した後、油剤を付与して集束し、1500m/minで回転するゴデットローラーにより引き取り、120dtex−36fil(単糸繊度3.3dtex)の繊維を得た。その後繊維を引き揃えてトウ状とし、得られたトウを延伸倍率を1.0としたステープル延伸機を使用し、スタッファーボックスで機械捲縮を付与した後、その後繊維長が51mmとなるようにカッティングを行い、短繊維を得た。短繊維の形状は三葉断面で異形度は2.2であり、速乾性に優れた構造であった。短繊維の初期引張抵抗度は32cN/dtexであり、柔軟性を有するものであった。また、捲縮数は15山/25mmと適切なレベルであった。得られた短繊維をローラーカードで解繊後、積層して目付200g/mのウエブとなし、ニードルパンチを行ってフエルトとした。
表1に示すように、得られたフエルトの風合いは柔軟性と弾力性が優れており、良好な風合いであった。また、吸湿率については表1の通り快適性を発現しうる値であり、また、短繊維の異形度が高いこともあって速乾性についても優れた値を示した。
実施例2〜4
実施例2では通常の丸孔口金を用いて得た、初期引張弾性率28cN/dtex、単糸繊度5.5dtex、異形度1の短繊維を構成繊維とする他は実施例1と同様にしてフエルトを製造した。実施例3では図2に示す形状の口金を用いて得た初期引張弾性率30cN/dtex、単糸繊度3.5dtex、異形度1.5の短繊維を構成繊維とする他は実施例1と同様にしてフエルトを製造した。実施例4では、セルロースアセテートブチレート(イーストマンケミカル社製CAB−381−20)90wt%と可塑剤のポリエチレングリコール10wt%からなる組成物を用い、図3に示す形状の口金を用いて得た初期引張弾性率25cN/dtex、単糸繊度8dtex、異形度5.2の短繊維を用いる他は実施例1と同様にしてフエルトを製造した。
表1に示すように 実施例2では短繊維の初期引張抵抗度がやや低いためにフエルトは弾力性よりも柔軟性がまさるものであったが風合いとしては良好であった。短繊維の異形度が1であるため、速乾性は実施例1に比べるとやや劣るものであったが、合格レベルであった。実施例3では八葉断面の短繊維であり、風合いは優れていたが、速乾性は実施例1と比べるとやや劣っていた。実施例4では単糸繊度が高いために、フエルトの柔軟性が実施例1に比べるとやや劣っていた。速乾性については短繊維の異形度が8と高いために極めて優れた値を示した。
Figure 2008190077
比較例1
セルロースエステル組成物にかえて、ポリエチレンテレフタレート(東レ(株)製84T−36f−H202)を用い、紡糸温度を290℃とし、延伸倍率を3.0倍とする他は実施例3と同様に繊維シートを得た。風合いは柔軟性が感じられないものであった。また、MR20が0.4%、MR30が0.5%と吸放湿性がほとんど無く、快適性に劣るものであった。ただし、速乾性は非常に優れていた。
比較例2
短繊維として置換度2.5のセルロースジアセテート繊維(84T−20f)を用いて、実施例1と同様にしてフエルトを作成した。得られたフエルトはセルロースアセテートプロピオネートあるいはセルロースアセテートブチレートを主成分とする繊維のフエルトに比べて柔軟性に劣っていた。また、MR20が7%であり、標準状態における含水率が高いため重量増加の問題を有していた。繊維の断面は各単糸毎に異なる多角形であり、任意に10本の短繊維を用いてその平均値として算出した異形度は2.5と高いものであった。但し、ポリマーとしての吸湿率が高すぎて、水に浸漬後の絶乾重量の半分までに乾燥される時間は35分かかっており、速乾性に劣っていた。
Figure 2008190077
実施例5
短繊維の延伸倍率を1.2とする以外は、実施例1と同様にしてフエルトを作成した。短繊維の初期引張抵抗度は延伸工程を通したことにより48cN/dtexとやや高めの値であった。フエルトの風合いは弾力性に優れていたが、実施例1のフエルトと比較すると柔軟性がやや劣っていた。但し、風合いとして満足できるレベルは維持していた。
実施例6
セルロースアセテートプロピオネートの含有率を80重量%、可塑剤のポリエチレングリコールの含有率を20重量%に変更する以外は、実施例1と同様にしてフエルトを作成した。可塑剤の量が多いために短繊維の初期引張抵抗度は21cN/dtexとやや低めの値であった。フエルトの風合いは柔軟性に優れていたが、実施例1のフエルトと比較すると弾力性がやや劣っていた。但し、風合いとして満足できるレベルは維持していた。
また、MR20が4.8%、MR30−MR20が2.8%とやや高い値を示した。速乾性の試験では水の浸漬後に絶乾重量の半分まで乾燥される時間が9分かかっており、実施例1と比較するとやや時間はかかるものの満足できるレベルであった。
Figure 2008190077
本発明の短繊維を得るための口金断面形状の一例を示す図である(三葉断面) 本発明の短繊維を得るための口金断面形状の一例を示す図である(八葉断面) 本発明の短繊維を得るための口金断面形状の一例を示す図である(X字断面)

Claims (3)

  1. アシル基の少なくとも一部が炭素数3〜18のものであるセルロースエステルを主成分としてなり、初期引張抵抗度が20〜50cN/dtexである、短繊維を主体に構成されてなるフエルトであって、フエルトの20℃×65%RHの標準状態における吸湿率(MR20)と、30℃×90%RHの高湿状態における吸湿率(MR30)が下記式1および2の条件を満足することを特徴とするセルロースエステル系フエルト。
    2≦MR20≦5(%) ・・・ 式1
    1.5≦MR30−MR20≦3(%) ・・・ 式2
  2. セルロースエステルがセルロースアセテートプロピオネートおよび/またはセルロースアセテートブチレートである請求項1に記載のセルロースエステル系フエルト。
  3. 短繊維の単糸繊度が1〜6dtexであり、下記式3で計算される短繊維の異形度が1.1〜10であることを特徴とする請求項1または2に記載のセルロースエステル系フエルト。
    異形度=(繊維横断面の外接円直径)/(繊維横断面の内接円直径) ・・・ 式3
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