JP2008189854A - 制振性ポリエステル樹脂組成物 - Google Patents

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JP2008189854A JP2007027279A JP2007027279A JP2008189854A JP 2008189854 A JP2008189854 A JP 2008189854A JP 2007027279 A JP2007027279 A JP 2007027279A JP 2007027279 A JP2007027279 A JP 2007027279A JP 2008189854 A JP2008189854 A JP 2008189854A
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Kazuaki Mukasa
和明 武笠
Takeo Hayashi
武夫 林
Satoshi Yoshinaka
聰 芳仲
Takuya Minezaki
琢也 峯崎
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Abstract

【課題】 制振性、難燃性、離型性に優れ、簡便に製造可能な制振材料用途に適したポリエステル樹脂組成物を提供する。
【解決手段】 (a)ジカルボン酸成分構成単位とジオール成分構成単位からなるポリエステル樹脂14〜64質量%に(b)臭素系難燃剤2〜20質量%、(c)アンチモン化合物1〜4質量%、(d)導電性材料および/または鱗片状の無機充填材であるフィラー30〜80質量%からなり、(a)と(b)と(c)と(d)の合計が100質量%であり、且つ(a)と(b)と(c)と(d)とからなる樹脂組成物100重量部に対して(e)滑剤が0.1〜5重量部である樹脂組成物であって、特定の条件を満足する制振性ポリエステル樹脂組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、高い制振性能と難燃性、離型性に優れたポリエステル樹脂組成物に関し、車輌、鉄道、航空機、家電・OA機器、精密機器、建築機械、土木建築物、靴、スポーツ用品などに適用される防振材、制振材、吸遮音材に好適なものである。
従来から、上記の車輌、鉄道、航空機、家電・OA機器、精密機器、建築機械、土木建築物、靴、スポーツ用品などの振動の発生する箇所には、その振動エネルギーを吸収する材料として制振材が一般に使用されてきた。
制振材のような振動エネルギーを吸収する材料として、塩化ビニル系樹脂に可塑剤を添加した軟質の塩化ビニル系樹脂が知られている。この軟質塩化ビニル系樹脂は、振動エネルギーを樹脂内部において摩擦熱として消費することで、その減衰が計られるようになっていたが、十分な振動の吸収、減衰ができなかった。
また制振材料としては、加工性、機械的強度、材料コストの面から優れるブチルゴムやNBRなどのゴム材料が多く用いられている。ところがこれらのゴム材料は、一般の高分子材料の中では最も減衰性(振動エネルギーの伝達絶縁性能、あるいは伝達緩和性能)に優れてはいるものの、ゴム材料単独で制振材料として使用するには制振性能が低く、例えば建造物や機器類の防振構造には、ゴム材料と鋼板とを積層した積層体、あるいはこれに塑性変形して振動エネルギーを吸収する鉛コアやオイルダンパーを組み合わせた制振構造体という複合形態で使用されていた。
従来の制振材料としてのゴム材料は、上記の如く単独では使用できず、複合化を余儀なくされていたので、必然的にその防振構造も複雑なものとなってしまうことから、制振材料自身、ゴム材料自身の高制振性化が求められていた。
一方、ポリエステル樹脂の難燃化には従来からハロゲン系の有機化合物、有機リン化合物、有機窒素化合物などを助難燃剤と併用して添加する方法やポリマー骨格にハロゲン化合物を反応させる方法などが試みられている。中でも、臭素系難燃剤とアンチモン化合物との併用によるポリエステル樹脂の難燃化は非常に多くの技術が開示されている。例えば、ポリエステル樹脂に無機充填剤と特定の臭素化ポリスチレン、アンチモン系難燃助剤を配合した樹脂組成物(特許文献1参照)やポリエステル樹脂と臭素系難燃剤とアンチモン系化合物および特定の平均粒径を有する充填材を含む樹脂組成物(特許文献2参照)などが挙げられる。また、ハロゲン系難燃剤を用いたポリエステル樹脂の難燃化についても多くの技術が開示されている(特許文献3〜15参照)。これらの技術によれば、多くの場合において有用な難燃性のポリエステル樹脂組成物を得ることができる。しかし一方では、成形品の色相が良くなかったり、溶融樹脂の流動性の低下に因り成形性が悪くなり生産性が乏しくなったりするといった問題があった。また、難燃剤の添加により燃焼性を抑制することは可能であるが、一方で制振性能が低下してしまうといった問題があった。成形性を改善する為に、通常は公知の離型剤が使用されるのであるが、これらの離型剤は極少量の添加でも樹脂組成物の難燃性および制振性を低下させるため、実用上の大きな問題となっていた。
特開平8−283550号公報 特許第3156863号 特開平10−110090号公報 特開平9−194694号公報 特許第3703512号 特許第3677669号 特許第3598034号 特許第3404154号 特許第3373398号 特開2003−238801号公報 特許第3313019号 特開2002−128998号公報 特開平11−158360号公報 特許第2602967号 特開平7−268191号公報
本発明の目的は、制振性、難燃性、離型性に優れ、簡便に製造可能な制振材料用途に適したポリエステル樹脂組成物を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成する為に鋭意検討した結果、特定の物性を有するポリエステル樹脂に臭素系難燃剤、アンチモン化合物、導電性材料および/または鱗片状の無機充填材であるフィラーおよび滑剤を分散させた制振性ポリエステル樹脂組成物が、難燃性と離型性に優れ且つ制振性の高い材料であることを見出し、本発明に至ったものである。
すなわち、本発明は、(a)ジカルボン酸成分構成単位とジオール成分構成単位からなるポリエステル樹脂14〜64質量%に(b)臭素系難燃剤2〜20質量%、(c)アンチモン化合物1〜4質量%、(d)導電性材料および/または鱗片状の無機充填材であるフィラー30〜80質量%からなり、(a)と(b)と(c)と(d)の合計が100質量%であり、且つ(a)と(b)と(c)と(d)とからなる樹脂組成物100重量部に対して(e)滑剤が0.1〜5重量部である樹脂組成物であって、該ポリエステル樹脂が下記式I:
0.5≦(A1+B1)/(A0+B0)≦1 (I)
(式中、A0は全ジカルボン酸成分構成単位数、B0は全ジオール成分構成単位数、A1は主鎖中の炭素原子数が奇数であるジカルボン酸成分構成単位数、およびB1は主鎖中の炭素原子数が奇数であるジオール成分構成単位数をあらわす)
を満足し、さらに下記条件AおよびB:
(A)トリクロロエタン/フェノール=40/60(重量比)混合溶媒中、25℃で測定した固有粘度が0.2〜2.0dL/gであり、
(B)示差走査熱量計で測定した降温時結晶化発熱ピークの熱量が5J/g以下である
を満足する制振性ポリエステル樹脂組成物に関する。
本発明の制振性ポリエステル樹脂組成物によれば、制振性、難燃性、離型性に優れ、簡便に製造可能な制振材料用途に適したポリエステル樹脂組成物を提供することが可能となり、本発明の工業的意義は大きい。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明の制振性ポリエステル樹脂組成物は、高分子材料としてジカルボン酸成分構成単位とジオール成分構成単位からなるポリエステル樹脂を用いており、下記式I:
0.5≦(A1+B1)/(A0+B0)≦1 (I)
(式中、A0は全ジカルボン酸成分構成単位数、B0は全ジオール成分構成単位数、A1は主鎖中の炭素原子数が奇数であるジカルボン酸成分構成単位数、およびB1は主鎖中の炭素原子数が奇数であるジオール成分構成単位数をあらわす)
および下記条件AおよびB:
(A)トリクロロエタン/フェノール=40/60(重量比)混合溶媒中、25℃で測定した固有粘度が0.2〜2.0dL/gであり、
(B)示差走査熱量計で測定した降温時結晶化発熱ピークの熱量が5J/g以下である
を満足するポリエステル樹脂であることが必要である。ここで、“ジカルボン酸成分構成単位(ジオール成分構成単位)の主鎖中の炭素原子数”とは、一つのエステル結合(−C(=O)−O−)と次のエステル結合に挟まれたモノマー単位において、ポリエステル樹脂の主鎖に沿った最短経路上に存在する炭素原子の数である。また、各成分の構成単位数は、後述するH−NMRスペクトル測定結果の積分値の比から算出できる。
該ポリエステル樹脂(a)14〜64質量%に(b)臭素系難燃剤2〜20質量%、(c)アンチモン化合物1〜4質量%、(d)導電性材料および/または鱗片状の無機充填材であるフィラー30〜80質量%からなり、(a)と(b)と(c)と(d)の合計が100質量%であり、且つ(a)と(b)と(c)と(d)とからなる樹脂組成物100重量部に対して(e)滑剤0.1〜5重量部を分散させた時に、高い制振性能が得られ、且つ難燃性と離型性に優れた材料となる。ポリエステル樹脂(a)が14質量%未満では導電性材料および/または鱗片状の無機充填材であるフィラーを充填させた場合の制振性能の向上効果が現れず、64質量%を超えると樹脂組成物中における導電性材料および/または鱗片状の無機充填材であるフィラーの含有量が多いわりに制振性能があまり向上せず且つ成形性も乏しくなってしまう。臭素系難燃剤(b)が2質量%未満ではUL−94V−2以上が得られず、20質量%を超えると制振性能が低下してしまう。アンチモン化合物(c)が1質量%未満では臭素系難燃剤と併用する効果が現れ難く、4質量%を超えると添加量が多くなるわりに難燃性の向上効果が見られなくなってしまう。導電性材料および/または鱗片状の無機充填材であるフィラー(d)が30質量%未満では該フィラーを充填させた場合の制振性能の向上効果が現れず、80質量%を超えると樹脂組成物中における該フィラーの含有量が多いわりに制振性能があまり向上せず且つ成形性に乏しくなってしまう。また、(a)と(b)と(c)と(d)とからなる樹脂組成物100重量部に対して(e)滑剤が0.1重量部未満であると離型性の向上が認められず、5重量部を超えると制振性能が低下してしまう。
比、(A1+B1)/(A0+B0)は0.7〜1がより好ましく、A1およびB1の奇数は1、3、5、7、9がより好ましい。
ポリエステル樹脂の主鎖中の炭素原子数が奇数となるジカルボン酸成分構成単位の例としては、イソフタル酸、マロン酸、グルタル酸、ピメリン酸、アゼライン酸、ウンデカン二酸、ブラシル酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸などに由来する構成単位が挙げられる。中でも、イソフタル酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸に由来する構成単位が好ましく、イソフタル酸に由来する構成単位がさらに好ましい。ポリエステル樹脂は、上記ジカルボン酸に由来する1種または2種以上の構成単位を含んでいても良い。2種以上の構成単位を含む際には、イソフタル酸およびアゼライン酸に由来する構成単位を含むことが好ましい。
ポリエステル樹脂の主鎖中の炭素原子数が奇数であるジオール成分構成単位の例としては、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,3−ペンタンジオール、1−メチル−1,3−ブタンジオール、2−メチル−1,3−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,3−ヘキサンジオール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2−メチル−1,5−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,5−ヘキサンジオール、2−エチル−1,5−ペンタンジオール、2−プロピル−1,5−ペンタンジオール、メタキシレングリコール、1,3−シクロヘキサンジオール、1,3−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、1,3−シクロヘキサンジメタノール、1,3−デカヒドロナフタレンジメタノール、テトラリンジメタノール、ノルボルナンジメタノール、トリシクロデカンジメタノール、ペンタシクロドデカンジメタノールなどに由来する構成単位が挙げられる。中でも、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタンジオール、メタキシレングリコール、1,3−シクロヘキサンジオールに由来する構成単位が好ましく、1,3−プロパンジオール、1,5−ペンタンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、ネオペンチルグリコールに由来する構成単位がさらに好ましい。ポリエステル樹脂は、上記ジオールに由来する1種または2種以上の構成単位を含んでいても良い。
さらに、ポリエステル樹脂が下記式II:
0.5≦A1/A0≦1 (II)
(式中、A0およびA1は上記と同じ)、および
下記式III:
0.5≦B2/B0≦1 (III)
(式中、B0は上記と同じであり、B2は式(1):
Figure 2008189854
(式中、nは3または5であり、Rは同一であっても異なっていてもよく、それぞれ水素原子または炭素数1〜3のアルキル基をあらわす)で表されるジオールに由来する構成単位の合計数である)、
条件AおよびBを満足すると、より高い制振性能を得ることができるため好ましい。
(1)式で表されるジオールの例としては、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,3−ペンタンジオール、2,3−ヘプタンジオール、2−メチル−1,3−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,3−ヘキサンジオール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2−メチル−1,5−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,5−ヘキサンジオール、2−エチル−1,5−ペンタンジオール、2−プロピル−1,5−ペンタンジオールなどが挙げられる。中でも1,3−プロパンジオール、1,5−ペンタンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、ネオペンチルグリコールが好ましい。
またさらには、ポリエステル樹脂が、式II、下記式IV:
0.7≦B2/B0≦1 (IV)
(式中、B0およびB2は上記と同じ)、
条件AおよびBを満足すると、より高い制振性能を得ることができるため好ましい。
またさらには、ポリエステル樹脂が下記式V:
0.5≦A2/A0≦1 (V)
(式中、A0は上記と同じであり、A2はイソフタル酸、マロン酸、グルタル酸、ピメリン酸、アゼライン酸、ウンデカン二酸、ブラシル酸、および1,3−シクロヘキサンジカルボン酸からなる群より選ばれた少なくとも1種のジカルボン酸に由来する構成単位の合計数である)、
条件AおよびBを満足すると、より高い制振性能を得ることができるため好ましい。
またさらには、ポリエステル樹脂が、下記式VI、
0.7≦A2/A0≦1 (VI)
(式中、A0およびA2は上記と同じである)、
条件AおよびBを満足すると、より高い制振性能を得ることができるため好ましい。
またさらには、ポリエステル樹脂が下記式VII:
0.5≦A3/A0≦1 (VII)
(式中、A0は上記と同じであり、A3はイソフタル酸に由来する構成単位数である)、条件AおよびBを満足すると、より高い制振性能を得ることができるため好ましい。
さらに、ポリエステル樹脂が、式V、下記式VIII:
0.5≦B3/B0≦1 (VIII)
(式中、B0は上記と同じであり、B3は1,3−プロパンジオール、1,5−ペンタンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、およびネオペンチルグリコールから選ばれる少なくとも1種類のジオールに由来する構成単位の合計数である)、
条件AおよびBを満足すると、より高い制振性能を得ることができるため好ましい。
またさらには、ポリエステル樹脂が、式V、下記式IX:
0.7≦B3/B0≦1 (IX)
(式中、B0およびB3は上記と同じである)、
条件AおよびBを満足すると、より高い制振性能を得ることができるため好ましい。
本発明で用いられるポリエステル樹脂は、前記したジカルボン酸成分構成単位およびジオール成分構成単位に加えて、本発明の効果を損なわない程度に他の構成単位が含まれていても良い。その種類に特に制限はなく、ポリエステル樹脂を形成し得るすべてのジカルボン酸およびそのエステル(他のジカルボン酸)、ジオール(他のジオール)あるいはヒドロキシカルボン酸およびそのエステル(他のヒドロキシカルボン酸)に由来する構成単位を含むことができる。他のジカルボン酸の例としてはテレフタル酸、オルトフタル酸、2−メチルテレフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、スベリン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、デカリンジカルボン酸、ノルボルナンジカルボン酸、トリシクロデカンジカルボン酸、ペンタシクロドデカンジカルボン酸、イソホロンジカルボン酸、3,9−ビス(2−カルボキシエチル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカンなどのジカルボン酸あるいはジカルボン酸エステル;トリメリット酸、トリメシン酸、ピロメリット酸、トリカルバリル酸などの三価以上の多価カルボン酸あるいはその誘導体が挙げられる。また、他のジオールの例としては、エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、2−メチル−1,2−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2,5−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコールなどの脂肪族ジオール類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリブチレングリコールなどのポリエーテル化合物類;グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールなどの3価以上の多価アルコール類;1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,2−デカヒドロナフタレンジメタノール、1,4−デカヒドロナフタレンジメタノール、1,5−デカヒドロナフタレンジメタノール、1,6−デカヒドロナフタレンジメタノール、2,7−デカヒドロナフタレンジメタノール、5−メチロール−5−エチル−2−(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)−1,3−ジオキサン、3,9−ビス(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5.5〕ウンデカンなどの脂環族ジオール類;4,4’−(1−メチルエチリデン)ビスフェノール、メチレンビスフェノール(ビスフェノールF)、4,4’−シクロヘキシリデンビスフェノール(ビスフェノールZ)、4,4’−スルホニルビスフェノール(ビスフェノールS)などのビスフェノール類のアルキレンオキシド付加物;ヒドロキノン、レゾルシン、4,4’―ジヒドロキシビフェニル、4,4’―ジヒドロキシジフェニルエーテル、4,4’―ジヒドロキシジフェニルベンゾフェノンなどの芳香族ジヒドロキシ化合物のアルキレンオキシド付加物などが挙げられる。また、他のヒドロキシカルボン酸としては、例えばヒドロキシ安息香酸、ジヒドロキシ安息香酸、ヒドロキシイソフタル酸、ヒドロキシ酢酸、2,4−ジヒドロキシアセトフェノン、2−ヒドロキシヘキサデカン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、4−ヒドロキシフタル酸、4,4’−ビス(p−ヒドロキシフェニル)ペンタン酸、3,4−ジヒドロキシけい皮酸などが挙げられる。
本発明に用いるポリエステルを製造する方法に特に制限はなく、従来公知の方法を適用することができる。一般的には原料であるモノマーを重縮合することにより製造できる。例えばエステル交換法、直接エステル化法などの溶融重合法または溶液重合法を挙げることができる。エステル交換触媒、エステル化触媒、エーテル化防止剤、また重合に用いる重合触媒、熱安定剤、光安定剤などの各種安定剤、重合調整剤なども従来既知のものを用いることができる。エステル交換触媒として、マンガン、コバルト、亜鉛、チタン、カルシウムなどの金属を含む化合物、またエステル化触媒として、マンガン、コバルト、亜鉛、チタン、カルシウムなどの金属を含む化合物、またエーテル化防止剤としてアミン化合物などが例示される。重縮合触媒としてはゲルマニウム、アンチモン、スズ、チタンなどの金属を含む化合物、例えば酸化ゲルマニウム(IV)、酸化アンチモン(III)、トリフェニルスチビン、酢酸アンチモン(III)、酸化スズ(II)やチタン(IV)テトラブトキシド、チタン(IV)テトライソプロポキシド、チタン(IV)ビス(アセチルアセトナート)ジイソプロポキシドなどのチタン酸エステル類が例示される。また熱安定剤としてリン酸、亜リン酸、フェニルホスホン酸などの各種リン化合物を加えることも有効である。また、原料となるジカルボン酸成分は、前記のジカルボン酸成分構成単位が由来するジカルボン酸の他にそれらのジカルボン酸エステル、ジカルボン酸塩化物、活性アシル誘導体、ジニトリルなどのジカルボン酸誘導体を用いることもできる。
本発明の制振性ポリエステル樹脂組成物には、上記ポリエステル樹脂に振動エネルギー吸収を向上させる目的でフィラーを充填させることが必要である。本発明で使用されるフィラーとしては鱗片状の無機充填材を用いることが好ましく、例えばマイカ鱗片、ガラス片、セリサイト、グラファイト、タルク、アルミニウムフレーク、窒化硼素、二硫化モリブデン、黒鉛などの鱗片状充填材が例示できる。これらの中でも、フィラーとしてマイカ鱗片を使用した場合に、より高い制振性能が得られるため好ましい。また、その他形状の異なるフィラーも、本発明の効果を損なわない程度に充填することができる。鱗片状以外の形状を有するフィラーとしては、例えばガラスファイバー、カーボンファイバー、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、二酸化チタン、酸化錫、酸化亜鉛、酸化インジウム、二酸化ケイ素、チタン酸ストロンチウム、バライト、ウイスカー、沈降硫酸バリウム、マグネシウムスリケート、アルミニウムシリケート、フェライト、クレー、ヒル石、モンモリロナイト、ステンレスフレーク、ニッケルフレーク、シリカ、カーボンブラック、カーボンナノチューブ、PAN系炭素繊維、ピッチ系炭素繊維、気相成長黒鉛、硼砂、キルン灰、セメント、ドロマイト、銀粉、鉄粉、鉛粉、銅粉、ニッケル粉などが挙げられるが、これに限定されない。
導電性材料および/または鱗片状の無機充填材の含有量は、樹脂組成物全体((a)と(b)と(c)と(d))に対して30〜80質量%であることが好ましい。30質量%未満では導電性材料および/または鱗片状の無機充填材を充填させた場合の制振性能の向上効果が現れず、80質量%を超えると制振材料中における導電性材料および/または鱗片状の無機充填材の含有量が多いわりに制振性能があまり向上せず且つ成形性に乏しくなってしまう。
本発明の制振性ポリエステル樹脂組成物は、UL(Underwriter’s Laboratories Inc.)−94(以下、UL−94)に示される試験方法に従って、1mm厚シートの20mm垂直燃焼試験を行うとき、難燃性がV−2以上である。UL−94についての各Vの等級の基準は下記概略の通りである。
V−0:試験片5個に10秒間接炎(第1接炎)した後の火炎消化時間と第1接炎消化後直ちに10秒間再接炎(第2接炎)した後の火炎消化時間が平均5秒以下、最大10秒以下であり、第2接炎終了後のグロー消化時間のトータルが30秒以下、かつ試験片の30cm下方にある脱脂綿が着火しない。
V−1:試験片5個に10秒間接炎(第1接炎)した後の火炎消化時間と第1接炎消化後直ちに10秒間再接炎(第2接炎)した後の火炎消化時間が平均25秒以下、最大30秒以下であり、第2接炎終了後のグロー消化時間のトータルが60秒以下、かつ試験片の30cm下方にある脱脂綿が着火しない。
V−2:試験片5個に10秒間接炎(第1接炎)した後の火炎消化時間と第1接炎消化後直ちに10秒間再接炎(第2接炎)した後の火炎消化時間が平均25秒以下、最大30秒以下であり、第2接炎終了後のグロー消化時間のトータルが60秒以下、かつ試験片の30cm下方にある脱脂綿が着火する。
本発明の制振性ポリエステル樹脂組成物は、上記ポリエステル樹脂に臭素系難燃剤とアンチモン化合物とを併用して分散させることで、組成物の難燃性をUL94V−2以上にすることができる。
本発明で使用される臭素系難燃剤としては、臭素化ポリスチレン、臭素化エポキシ樹脂、臭素化フェノキシ樹脂、臭素化ジフェニルアルカン、臭素化イミド、臭素化ポリカーボネート、ポリブロモベンジルアクリレートなどが挙げられる。これら臭素系難燃剤は単独であるいは2種以上を併せて使用することができる。
中でも、臭素系難燃剤として臭素化ポリスチレン、臭素化フェノキシ樹脂、臭素化ジフェニルアルカンから選ばれる1種以上を使用する事が好ましく、特に臭素化ポリスチレンを使用した方が、より高い制振性能が得られ難燃性がUL−94V−2以上となるため好ましい。
臭素系難燃剤の含有量は、樹脂組成物全体((a)と(b)と(c)と(d))に対して2〜20質量%であることが好ましい。2質量%未満ではUL−94V−2以上が得られず、20質量%を超えると制振性能が低下してしまう。
また、本発明で用いるアンチモン化合物は、臭素系難燃剤との相乗効果によって難燃性を高める働きをするものであるが、使用されるアンチモン化合物に特に制限はなく、例えば、三酸化アンチモン、五酸化アンチモン、あるいはそれらのアルカリ金属酸化物またはアルカリ土類金属酸化物、アンチモン酸ソーダなどのアンチモン化合物が例示できる。
アンチモン化合物の含有量は、樹脂組成物全体((a)と(b)と(c)と(d))に対して1〜4質量%であることが好ましい。1質量%未満では臭素系難燃剤と併用する効果が現れ難く、4質量%を超えると添加量が多くなるわりに難燃性の向上効果が見られなくなってしまう。
本発明の制振性ポリエステル樹脂組成物は、上記ポリエステル樹脂と導電性材料および/または鱗片状の無機充填材、臭素系難燃剤およびアンチモン化合物とから成るものであるが、ポリエステル樹脂と鱗片状の無機充填材、臭素系難燃剤およびアンチモン化合物との組合せからなるものには限定されない。必要に応じて、1種以上の添加剤、例えば、分散剤、相溶化剤、界面活性剤、帯電防止剤、可塑剤、架橋剤、酸化防止剤、老化防止剤、耐候剤、耐熱剤、加工助剤、光沢剤、着色剤(顔料、染料)、発泡剤、発泡助剤などを本発明の効果を阻害しない範囲で添加することができる。また、他の樹脂とのブレンドまたは成形後の表面処理なども、本発明の効果を阻害しない範囲で行うことができる。
本発明の制振性ポリエステル樹脂組成物は、上記ポリエステル樹脂と導電性材料および/または鱗片状の無機充填材、臭素系難燃剤およびアンチモン化合物とを混合することで得られるが、混合方法は既知の方法を用いることができる。例えば、熱ロール、ニーダー、バンバリーミキサー、インターミキサー、二軸混練機、押出機などの装置を用いて溶融混合する方法が挙げられる。その他、ポリエステル樹脂を溶剤に溶解あるいは膨潤させ、導電性材料および/または鱗片状の無機充填材、臭素系難燃剤およびアンチモン化合物を混入させた後に乾燥する方法、各成分を微粉末状で混合する方法なども採用することができる。溶融混合する方法の中でも、バッチ式の混合装置を用いるのが好ましい。特に、ニーダー、バンバリーミキサー、インターミキサーのいずれかの装置で混合すると混練時間を自由に調整でき、樹脂組成物の分散状態が良好となるため好ましい。
本発明の制振性ポリエステル樹脂組成物は、上記混合装置で混合する場合に材料の排出性を向上させる目的で滑剤を添加することが必要である。本発明に使用できる滑剤としては、ポリエチレンワックス、酸化ポリエチレンワックス、フッ素変性ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、酸化ポリプロピレンワックス、酢酸ビニル−エチレン共重合ワックスなどのポリオレフィン系ワックス、オルガノシリコーンワックス、高級脂肪酸エステルワックス、カルナウバワックス、モンタン酸エステルワックスなどが挙げられるが、これに限定されない。特にポリエチレンワックス、酸化ポリエチレンワックス、フッ素変性ポリエチレンワックスおよびモンタン酸エステルワックスが好ましい。滑剤の添加量は、樹脂組成物((a)と(b)と(c)と(d))100重量部に対して0.1〜5重量部であることが好ましい。0.1重量部未満であると離型性の向上が認められず、5重量部を超えると難燃性と制振性能が低下してしまう。なお、導電性材料および/または鱗片状の無機充填材、臭素系難燃剤およびアンチモン化合物、滑剤、添加剤などの添加方法、添加順序などは特に限定されないが、ポリエステル樹脂と臭素系難燃剤およびアンチモン化合物を混練した後に滑剤を添加して混練して、さらに導電性材料および/または鱗片状の無機充填材を添加して混練する方法が、各材料の分散性が良好となるため好ましい。
本発明の樹脂組成物からなる制振材料は、射出成形品、シート、フィルム、繊維、容器、発泡体、接着剤、塗料、拘束型制振シート、非拘束型制振シートなどに成形または加工され、車輌、鉄道、航空機、家電・OA機器、精密機器、建築機械、土木建築物、靴、スポーツ用品などに適応される防振材、制振材、吸遮音材として好適に利用することができる。
以下に実施例を示すが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
ポリエステル樹脂および樹脂組成物の評価は以下の方法によった。
(1)(A1+B1)/(A0+B0)
400MHz−H−NMRスペクトル測定結果の積分値の比から算出した。
(2)A1/A0
400MHz−H−NMRスペクトル測定結果の積分値の比から算出した。
(3)A2/A0
400MHz−H−NMRスペクトル測定結果の積分値の比から算出した。
(4)A3/A0
400MHz−H−NMRスペクトル測定結果の積分値の比から算出した。
(5)B2/B0
400MHz−H−NMRスペクトル測定結果の積分値の比から算出した。
(6)B3/B0
400MHz−H−NMRスペクトル測定結果の積分値の比から算出した。
(7)ポリエステルの構成単位のモル比
400MHz−H−NMRスペクトル測定結果の積分値の比から算出した。
(8)固有粘度
ポリエステル樹脂の固有粘度([η])は、トリクロロエタン/フェノール=40/60(重量比)混合溶媒にポリエステル樹脂を溶解させ25℃に保持して、キャノンフェンスケ型粘度計を使用して測定した。
(9)降温時結晶化発熱ピークの熱量
ポリエステル樹脂の降温時結晶化発熱ピークの熱量(以下「ΔHc」という)は、島津製作所製DSC/TA−50WS型示差走査熱量計を使用して測定した。試料約10mgをアルミニウム製非密封容器に入れ、窒素ガス気流中(30ml/分)、昇温速度20℃/分で280℃まで昇温、280℃で1分間保持した後、10℃/分の降温速度で降温した際に現れる発熱ピークの面積から求めた。
(10)損失係数
ポリエステル樹脂に鱗片状の無機充填材などを分散させた試料を熱プレスにより200℃で成形し、厚み約1mmのシートとした。得られたシートを10mm×150mmに切り出して試験片とし、厚さ1mmの基板(アルミニウム合金5052材)上に熱プレスにより50℃で熱圧着あるいは二液硬化型エポキシ系接着剤(セメダイン株式会社製、商品名:セメダインSG−EPO、EP008)にて
接着させて非拘束型制振材を作製した。得られた非拘束型制振材を損失係数測定装置(株式会社小野測器製)を用いて、測定温度範囲が0〜80℃の条件で中央加振法により500Hz反共振点での損失係数を測定した。上記の測定温度範囲において得られた損失係数の最大値を比較することで制振性能を評価した。なお、損失係数が大きいほど制振性能が高い。
(11)難燃性
ポリエステル樹脂に鱗片状の無機充填材などを分散させた試料を熱プレスにより200℃で成形し、厚み約1mmのシートとした。得られたシートを13mm×125mmに切り出して試験片とし、UL−94規格に準拠して、20mm垂直燃焼試験を行った。燃焼性がV−2以上(V−2、V−1またはV−0)である場合を合格とした。
(12)離型性
各材料を60ccニーダーにて200℃で15分間混練した後、真鋳製ヘラを使用して混練槽から排出させる際に混練材料がブレードあるいは混練槽に残るかどうかで離型性を評価した。ブレードや混練槽への材料の付着が少なく、工業的な製造方法として問題ないと判断できる場合、離型性が良好であるとした。
<実施例1>
充填塔式精留塔、攪拌翼、分縮器、全縮器、コールドトラップ、温度計、加熱装置および窒素ガス導入管を備えた内容積150リットル(L)のポリエステル製造装置に、イソフタル酸(エイ・ジイ・インターナショナル・ケミカル株式会社製)9949.5g(60.3モル)、コグニス社製EMEROX1144(ジカルボン酸99.97%、アゼライン酸93.3モル%)5375.7g(29.7モル)、2−メチル−1,3−プロパンジオール(大連化学工業株式会社製)14599.4g(162モル)モルを加え、常圧、窒素雰囲気下で225℃迄昇温して3.0時間エステル化反応を行った。溜去される縮合水の量をモニターしながらイソフタル酸およびアゼライン酸の反応転化率が85モル%以上となった後、チタン(IV)テトラブトキシド,モノマー(和光純薬株式会社製)14.3g(総仕込み原料質量から縮合水質量を除いた初期縮合反応生成物の全質量に対するチタンの濃度が70.5ppm)を加え、昇温と減圧を徐々に行い、2−メチル−1,3−プロパンジオールを系外に抜き出しつつ、最終的に240〜250℃、0.4kPa以下で重縮合反応を行った。徐々に反応混合物の粘度と攪拌トルク値が上昇し、適度な粘度に到達した時点あるいは2−メチル−1,3−プロパンジオールの留出が停止した時点で反応を終了した。得られたポリエステル樹脂(1)の性状は[η]=0.71(dL/g)、ΔHc=0(J/g)、H−NMR(400MHz,CDCl,内部標準TMS):δ(ppm)=7.5〜8.9(Ph−,4H);3.5〜4.6(−C −CH(CH)−C −,6H);1.0〜2.6(−CH(CH)CH−,−CHCH(C )CH−,−CO(C CO−,13H)であった。このポリエステル樹脂((A1+B1)/(A0+B0)=1.0;(A1/A0)=1.0;(A2/A0)=1.0;(A3/A0)=0.67;(B2/B0)=1.0;(B3/B0)=1.0)29.16質量%と、臭素系難燃剤として臭素化ポリスチレン(日産フェロ有機化学株式会社製、商品名:パイロチェック68PB)5.4質量%、アンチモン化合物として三酸化アンチモン1.44質量%、鱗片状の無機充填材としてマイカ鱗片(山口雲母株式会社製、商品名:CS−060DC)60質量%、導電性材料としてカーボン粉末(ケッチェンブラックインターナショナル株式会社製、商品名:ケッチェンブラックEC)4質量%を60ccニーダーに一括して仕込み、200℃で10分間混練した。上記樹脂組成物100重量部に対してモンタン酸エステルワックス(クラリアントジャパン株式会社製、商品名:リコワックスE)1重量部を添加し、さらに200℃で15分間混練した。得られた制振材料の物性を表1に示す。
<実施例2>
ポリエステル樹脂(1)29.16質量%と、臭素系難燃剤として臭素化ポリスチレン(Greatlakes Chem.社製、商品名:PDBS−80)5.4質量%、アンチモン化合物として三酸化アンチモン1.44質量%、鱗片状の無機充填材としてマイカ鱗片(CS−060DC)60質量%、導電性材料としてカーボン粉末(ケッチェンブラックEC)4質量%を60ccニーダーに一括して仕込み、200℃で10分間混練した。上記樹脂組成物100重量部に対してモンタン酸エステルワックス(リコワックスE)1重量部を添加し、さらに200℃で15分間混練した。得られた制振材料の物性を表1に示す。
<実施例3>
ポリエステル樹脂(1)17質量%と、臭素系難燃剤として臭素化ジフェニルエタン(アルベマール浅野株式会社製、商品名:saytex8010)15質量%、アンチモン化合物として三酸化アンチモン4質量%、鱗片状の無機充填材としてマイカ鱗片(CS−060DC)60質量%、導電性材料としてカーボン粉末(ケッチェンブラックEC)4質量%を60ccニーダーに一括して仕込み、200℃で10分間混練した。上記樹脂組成物100重量部に対してモンタン酸エステルワックス(リコワックスE)1重量部を添加し、さらに200℃で15分間混練した。得られた制振材料の物性を表1に示す。
<比較例1>
ポリエステル樹脂(1)40質量%と、鱗片状の無機充填材としてマイカ鱗片(CS−060DC)60質量%を60ccニーダーに仕込み、200℃で10分間混練した。上記樹脂組成物100重量部に対してモンタン酸エステルワックス(リコワックスE)1重量部を添加し、さらに200℃で15分間混練した。得られた制振材料の物性を表2に示す。
<比較例2>
ポリエステル樹脂(1)36質量%と、鱗片状の無機充填材としてマイカ鱗片(CS−060DC)60質量%、導電性材料としてカーボン粉末(ケッチェンブラックEC)4質量%を60ccニーダーに一括して仕込み、200℃で10分間混練した。上記樹脂組成物100重量部に対してモンタン酸エステルワックス(リコワックスE)1重量部を添加し、さらに200℃で15分間混練した。得られた制振材料の物性を表2に示す。
<比較例3>
ポリエステル樹脂(1)30.6質量%と、臭素系難燃剤として臭素化ポリスチレン(パイロチェック68PB)5.4質量%、鱗片状の無機充填材としてマイカ鱗片(CS−060DC)60質量%、導電性材料としてカーボン粉末(ケッチェンブラックEC)4質量%を60ccニーダーに一括して仕込み、200℃で10分間混練した。上記樹脂組成物100重量部に対してモンタン酸エステルワックス(リコワックスE)1重量部を添加し、さらに200℃で15分間混練した。得られた制振材料の物性を表2に示す。
<比較例4>
ポリエステル樹脂(1)32質量%と、アンチモン化合物として三酸化アンチモン4質量%、鱗片状の無機充填材としてマイカ鱗片(CS−060DC)60質量%、導電性材料としてカーボン粉末(ケッチェンブラックEC)4質量%を60ccニーダーに一括して仕込み、200℃で10分間混練した。上記樹脂組成物100重量部に対してモンタン酸エステルワックス(リコワックスE)1重量部を添加し、さらに200℃で15分間混練した。得られた制振材料の物性を表2に示す。
<比較例5>
ポリエステル樹脂(1)29.16質量%と、臭素系難燃剤として臭素化ポリスチレン(パイロチェック68PB)5.4質量%、アンチモン化合物として三酸化アンチモン1.44質量%、鱗片状の無機充填材としてマイカ鱗片(CS−060DC)60質量%、導電性材料としてカーボン粉末(ケッチェンブラックEC)4質量%を60ccニーダーに一括して仕込み、200℃で15分間混練した。得られた制振材料の物性を表2に示す。
<比較例6>
ジカルボン酸成分構成単位の原料としてテレフタル酸(水島アロマ株式会社製)、ジオール成分構成単位の原料としてエチレングリコール(日曹丸善ケミカル社製、ファイバーグレード)を使用した以外は実施例1と同様な方法で得たポリエステル樹脂(2)((A1+B1)/(A0+B0)=0;(A1/A0)=0;(A2/A0)=0;(A3/A0)=0;(B2/B0)=0;(B3/B0)=0)29.16質量%と、臭素系難燃剤として臭素化ポリスチレン(パイロチェック68PB)5.4質量%、アンチモン化合物として三酸化アンチモン1.44質量%、鱗片状の無機充填材としてマイカ鱗片(CS−060DC)60質量%、導電性材料としてカーボン粉末(ケッチェンブラックEC)4質量%を60ccニーダーに一括して仕込み、200℃で10分間混練した。上記樹脂組成物100重量部に対してモンタン酸エステルワックス(リコワックスE)1重量部を添加し、さらに200℃で15分間混練した。得られた制振材料の物性を表3に示す。
<比較例7>
ジカルボン酸成分構成単位の原料としてテレフタル酸(水島アロマ株式会社製)/セバシン酸(豊国製油株式会社製)混合物、ジオール成分構成単位の原料としてエチレングリコール(日曹丸善ケミカル社製、ファイバーグレード)を使用した以外は実施例1と同様な方法で得たポリエステル樹脂(3)((A1+B1)/(A0+B0)=0;(A1/A0)=0;(A2/A0)=0;(A3/A0)=0;(B2/B0)=0;(B3/B0)=0)29.16質量%と、臭素系難燃剤として臭素化ポリスチレン(パイロチェック68PB)5.4質量%、アンチモン化合物として三酸化アンチモン1.44質量%、鱗片状の無機充填材としてマイカ鱗片(CS−060DC)60質量%、導電性材料としてカーボン粉末(ケッチェンブラックEC)4質量%を60ccニーダーに一括して仕込み、200℃で10分間混練した。上記樹脂組成物100重量部に対してモンタン酸エステルワックス(リコワックスE)1重量部を添加し、さらに200℃で15分間混練した。得られた制振材料の物性を表3に示す。
<比較例8>
ジカルボン酸成分構成単位の原料としてテレフタル酸(水島アロマ株式会社製)、ジオール成分構成単位の原料として1,4−ブタンジオール(三菱化学株式会社製)を使用した以外は実施例1と同様な方法で得たポリエステル樹脂(4)((A1+B1)/(A0+B0)=0;(A1/A0)=0;(A2/A0)=0;(A3/A0)=0;(B2/B0)=0;(B3/B0)=0)29.16質量%と、臭素系難燃剤として臭素化ポリスチレン(パイロチェック68PB)5.4質量%、アンチモン化合物として三酸化アンチモン1.44質量%、鱗片状の無機充填材としてマイカ鱗片(CS−060DC)60質量%、導電性材料としてカーボン粉末(ケッチェンブラックEC)4質量%を60ccニーダーに一括して仕込み、200℃で10分間混練した。上記樹脂組成物100重量部に対してモンタン酸エステルワックス(リコワックスE)1重量部を添加し、さらに200℃で15分間混練した。得られた制振材料の物性を表3に示す。
Figure 2008189854
レジン(1):ポリエステル樹脂(1)
Br難燃剤(1):パイロチェック68PB
Br難燃剤(2):PDBS−80
Br難燃剤(3):saytex8010
Sb2O3:三酸化アンチモン
CS:マイカ鱗片
KB:ケッチェンブラック
滑剤:リコワックスE
難燃性:V−0、V−1、V−2、×規格外
離型性:○良好、×不良
Figure 2008189854
レジン(1):ポリエステル樹脂(1)
Br難燃剤(1):パイロチェック68PB
Br難燃剤(2):PDBS−80
Br難燃剤(3):saytex8010
Sb2O3:三酸化アンチモン
CS:マイカ鱗片
KB:ケッチェンブラック
滑剤:リコワックスE
難燃性:V−0、V−1、V−2、×規格外
離型性:○良好、×不良
Figure 2008189854
レジン(2):ポリエステル樹脂(2)
レジン(3):ポリエステル樹脂(3)
レジン(4):ポリエステル樹脂(4)
Br難燃剤(1):パイロチェック68PB
Br難燃剤(2):PDBS−80
Br難燃剤(3):saytex8010
Sb2O3:三酸化アンチモン
CS:マイカ鱗片
KB:ケッチェンブラック
滑剤:リコワックスE
難燃性:V−0、V−1、V−2、×規格外
離型性:○良好、×不良
表1〜3に示すように、実施例の本発明による制振性ポリエステル樹脂組成物は制振性能が高いのみに限らず、難燃性がUL−94V−2以上であり、且つ離型性に優れているという特徴を有する。すなわち、本技術によれば高い制振性能が得られ、且つ難燃性と離型性に優れた制振材料が得られる。

Claims (16)

  1. (a)ジカルボン酸成分構成単位とジオール成分構成単位からなるポリエステル樹脂14〜64質量%、(b)臭素系難燃剤2〜20質量%、(c)アンチモン化合物1〜4質量%、ならびに(d)導電性材料および/または鱗片状の無機充填材であるフィラー30〜80質量%からなり、(a)と(b)と(c)と(d)の合計が100質量%であり、かつ(a)と(b)と(c)と(d)とからなる樹脂組成物100重量部に対して(e)滑剤が0.1〜5重量部である樹脂組成物であって、該ポリエステル樹脂が下記式I:
    0.5≦(A1+B1)/(A0+B0)≦1 (I)
    (式中、A0は全ジカルボン酸成分構成単位数、B0は全ジオール成分構成単位数、A1は主鎖中の炭素原子数が奇数であるジカルボン酸成分構成単位数、およびB1は主鎖中の炭素原子数が奇数であるジオール成分構成単位数をあらわす)
    を満足し、さらに下記条件AおよびB:
    (A)トリクロロエタン/フェノール=40/60(重量比)混合溶媒中、25℃で測定した固有粘度が0.2〜2.0dL/gであり、
    (B)示差走査熱量計で測定した降温時結晶化発熱ピークの熱量が5J/g以下である
    を満足する制振性ポリエステル樹脂組成物。
  2. UL−94に従い、1mm厚シートの20mm垂直燃焼試験を行うとき、難燃性がV−2以上である請求項1記載の制振性ポリエステル樹脂組成物。
  3. ポリエステル樹脂が下記式II:
    0.5≦A1/A0≦1 (II)
    (式中、A0およびA1は上記と同じ)、
    および下記式III:
    0.5≦B2/B0≦1 (III)
    (式中、B0は上記と同じであり、B2は式(1):
    Figure 2008189854
    (式中、nは3または5であり、Rは同一であっても異なっていてもよく、それぞれ水素原子または炭素数1〜3のアルキル基をあらわす)で表されるジオールに由来する構成単位の合計数である)
    を満足する請求項1記載の制振性ポリエステル樹脂組成物。
  4. ポリエステル樹脂が、下記式IV:
    0.7≦B2/B0≦1 (IV)
    (式中、B0およびB2は上記と同じ)
    を満足する請求項3記載の制振性ポリエステル樹脂組成物。
  5. ポリエステル樹脂が、下記式V:
    0.5≦A2/A0≦1 (V)
    (式中、A0は上記と同じであり、A2はイソフタル酸、マロン酸、グルタル酸、ピメリン酸、アゼライン酸、ウンデカン二酸、ブラシル酸、および1,3−シクロヘキサンジカルボン酸からなる群より選ばれた少なくとも1種のジカルボン酸に由来する構成単位の合計数である)
    を満足する請求項3または4記載の制振性ポリエステル樹脂組成物。
  6. ポリエステル樹脂が、下記式VI:
    0.7≦A2/A0≦1 (VI)
    (式中、A0およびA2は上記と同じである)
    を満足する請求項5記載の制振性ポリエステル樹脂組成物。
  7. ポリエステル樹脂が、下記式VII:
    0.5≦A3/A0≦1 (VII)
    (式中、A0は上記と同じであり、A3はイソフタル酸に由来する構成単位数である)
    を満足する請求項4〜7記載の制振性ポリエステル樹脂組成物。
  8. ポリエステル樹脂が、下記式VIII:
    0.5≦B3/B0≦1 (VIII)
    (式中、B0は上記と同じであり、B3は1,3−プロパンジオール、1,5−ペンタンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、およびネオペンチルグリコールから選ばれる少なくとも1種類のジオールに由来する構成単位の合計数である)
    を満足する請求項4〜7記載の制振性ポリエステル樹脂組成物。
  9. ポリエステル樹脂が、下記式IX:
    0.7≦B3/B0≦1 (IX)
    (式中、B0およびB3は上記と同じである)
    を満足する請求項8記載の制振性ポリエステル樹脂組成物。
  10. 前記主鎖中の炭素原子数が奇数であるジオール成分構成単位が1,3−プロパンジオール、1,5−ペンタンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、およびネオペンチルグリコールから選ばれた少なくとも1種のジオールに由来する構成単位である請求項1記載の制振性ポリエステル樹脂組成物。
  11. 前記主鎖中の炭素原子数が奇数であるジカルボン酸成分構成単位が、イソフタル酸およびアゼライン酸に由来する構成単位である請求項1記載の制振性ポリエステル樹脂組成物。
  12. 鱗片状の無機充填材であるフィラーがマイカ鱗片である請求項1記載の制振性ポリエステル樹脂組成物。
  13. 臭素系難燃剤が臭素化ポリスチレン、臭素化エポキシ樹脂、臭素化フェノキシ樹脂、臭素化ジフェニルアルカン、臭素化イミド、臭素化ポリカーボネート、ポリブロモベンジルアクリレートから選ばれた少なくとも1種の臭素系難燃剤である請求項1記載の制振性ポリエステル樹脂組成物。
  14. アンチモン化合物が三酸化アンチモン、五酸化アンチモン、あるいはそれらのアルカリ金属酸化物またはアルカリ土類金属酸化物、アンチモン酸ソーダから選ばれた少なくとも1種のアンチモン化合物である請求項1記載の制振性ポリエステル樹脂組成物。
  15. 請求項1〜14のいずれかに記載の制振性ポリエステル樹脂組成物からなる制振材料。
  16. 請求項15の制振材料を成形してなる制振材。
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