JP2008189843A - ポリウレタンゲル粒子および化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の問題を解決したポリウレタンゲル粒子および該粒子を含む化粧料を提供すること。
【解決手段】少なくともいずれか一方が3官能以上である、ポリイソシアネートと、分子内に活性水素基を有する化合物と、分子内に活性水素基を有するポリシロキサンおよび/または該ポリシロキサンとラクトンとの共重合体とからなる三次元架橋したポリシロキサン変性ポリウレタンゲル粒子(粒子A)であって、該粒子Aの表面がポリウレアコロイド非水溶媒溶液から析出したポリウレアコロイド粒子(粒子B)によって被覆されていることを特徴とするポリシロキサン変性ポリウレタンゲル粒子(粒子C)、および該粒子Cを含むことを特徴とする化粧料。
【選択図】なし

Description

本発明は、ポリシロキサン変性ポリウレタンゲル粒子および該粒子を含有する化粧料に関する。本発明のポリシロキサン変性ポリウレタンゲル粒子は、均一な粒子径であり、かつ機械強度、耐屈曲性、耐熱性、低温特性、耐摩耗性、耐薬品性、撥水性および酸素透過性などに優れており、特に化粧料成分として必要とされる柔軟性(ソフトタッチ感)、滑り性、しっとり感、弾性、変形回復性、透過性、光拡散性、適度な光沢性、肌への伸展性、耐媒体性(膨潤しない)、耐油剤(膨潤しない)、吸油性、皮脂吸収性および皮膚への安全性などに優れ、メイクアップ化粧料、スキンケアーおよびサンスクリーン用化粧品などの化粧料の成分として有用である。
従来、化粧料に使用される粒子としては、タルク、カオリン、マイカ、顔料などの粒子が多く使用されている。さらに有機粒子としては、ナイロン粒子、結晶セルロース粒子、ウレタン粒子、アクリル粒子、シリコーン粒子、ポリスチレン粒子、ポリエチレン粒子、エチレン・メチルメタクリラート共重合体などの有機化合物が挙げられる。
種々の合成法から得られる有機粒子に関しては、粒形においては真球状や非真球状なもの、多孔質球状粒子、粒子径の変化、粒度分布、比重、硬度、表面処理(表面性質)など、様々な材料が検討されている。
化粧料に使用される代表的な粒子について述べると、ナイロン12粒子は、伸展性に優れ、高硬度のためサラサラ感があり、好評であるとともに、真球状で単一な粒度分布であり、耐溶剤性、耐薬品性、耐圧縮性、非熱流動性などの特性がある。しかしながら、上記ナイロン12粒子は、高コストであり、かつ防腐剤であるパラヒドロキシ安息香酸エステルやパラヒドロキシ安息香酸エチルなどを吸収しやすく、防腐効果をなくすことや、口紅など、高温加工する際に融点の問題から化粧料成分と融着すると云った問題を引き起こす。
アクリル粒子は、低コストで伸展性がよく、スライド感も良好で、メイクアップ化粧品、制汗剤やローションなどに使用されているが、上記アクリル粒子は、柔軟性、フィット感、肌への密着性(化粧持ち)に乏しいと云った課題もある。シリコーン粒子は、高硬度のため伸展性がよく(動摩擦係数が低い)、撥水性、光拡散性や隠蔽性があるので、メイクアップ化粧品に使用される。しかしながら、上記シリコーン粒子は柔軟性に乏しいことや、皮脂の吸収性が悪いことなどが課題としてある。
真球状有機粒子を含有した化粧料は、皮膚に対する刺激性がなく人体の安全性に問題がない素材であるとともに、滑らかで柔軟な感触性、皮膚への伸展性(ローリング性)、汗や皮脂の吸収性、通気性を付与させたり、透過性、光拡散性、隠蔽効果、光沢性などの光学特性を活かして皺やしみを隠した自然な肌を演出するナチュラルカバー効果を発揮させたり、テカリ防止、色むら隠し、化粧持ち、小皺や毛穴を隠す機能などを目的に利用される。
さらに上記粒子は、化粧料としての機能の他に化粧料配合において、例えば、化粧料に使用される揮発性シリコーンオイル、精製水、油剤、防腐剤などとの相溶性が良好で、かつ揮発性シリコーンオイル、油剤、防腐剤の吸収性が少なく長期安定性が求められる。
また、上記粒子は、パウダーファンデーションなどは各製造方式(乾式法、湿式法)での成型性が重要であり、口紅では高温で加工するため耐熱性(加工温度で軟化しないこと)や極性が少なく粘着しないことなどの化粧料の加工適性が求められる。
かかる問題を解決する方法として、化粧料に球状ポリウレタン粒子を配合する手法が提案されている(特許文献1)。この化粧料は、伸展性、感触性などには問題ないが、化粧料に要求される特性である光拡散性や隠蔽性が乏しく、光学特性としては満足するものではない。
また、化粧料にアクリル共重合体粒子を配合する手法が提案されている(特許文献2)。該アクリル共重合体粒子を含有させた化粧料は、伸展性などは良好であるものの、粒子自体が高硬度(ガラス転移温度が高い)であり、人肌とは遠い感触となる。これらの従来の方法では、現在主流と言われる人肌に近い柔軟性が求められるとともに、自然に近いナチュラルカバー効果が得られないと云う問題が解決されない。
特開平5−262622号公報 特開2001−151626号公報
上記有機粒子は、化粧料において各素材独自の優れた特徴があるものの、幾つかの問題があり、前記した全ての機能を満足するものでない。そのうえ、従来よりも高機能である有機粒子素材および化粧料が要望されている。従って本発明の目的は、従来の上記の課題を解決したポリシロキサン変性ポリウレタンゲル粒子および該粒子を含む化粧料を提供することである。
上記目的は以下の本発明によって達成される。すなわち、本発明は、少なくともいずれか一方が3官能以上である、ポリイソシアネートと、分子内に活性水素基を有する化合物と、分子内に活性水素基を有するポリシロキサンおよび/または該ポリシロキサンとラクトンとの共重合体(以下単に「反応性ポリシロキサン」と云う場合がある)とからなる三次元架橋したポリシロキサン変性ポリウレタンゲル粒子(以下単に「粒子A」と云う場合がある)であって、該粒子Aの表面がポリウレアコロイド非水溶媒溶液から析出したポリウレアコロイド粒子(以下単に「粒子B」と云う場合がある)によって被覆されていることを特徴とするポリシロキサン変性ポリウレタンゲル粒子(以下単に「粒子C」と云う場合がある)、および該粒子Cを含むことを特徴とする化粧料を提供する。
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、上記本発明の粒子Cが、機械強度、耐屈曲性、耐熱性、低温特性、耐摩耗性、耐薬品性、撥水性、酸素透過性などに優れており、化粧料成分として必要とされるナチュラルカバー効果のある適度な透明性、適度な光拡散性、適度な隠蔽性、適度な光沢性であり、テカリ防止、色むら隠し、小皺毛穴隠し効果および感触(柔軟性(ソフトタッチ感)、滑り性、しっとり感)を有し、弾性、変形回復性、肌への伸展性、吸油性、皮脂吸収性、皮膚への安全性などに優れ、特に柔軟性(ソフト性)、変形回復力および皮脂(オレイン酸)の吸収性能が高く、かつ粒度分布が狭く真球状であることから、前記粒子Cを化粧料の成分として使用することで、前記従来技術の課題が解決されることを見いだした。
次に発明を実施するための最良の形態を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。
本発明の粒子Cにおいては、前記粒子Aを被覆している前記粒子Bが、溶媒に対して溶媒和されている部分と非溶媒和部分とから構成されており、非溶媒和部分の粒子径が0.01μm〜1.0μmであること、前記粒子Bが、油脂変性ポリオールとポリイソシアネートとポリアミンとの反応で得られるポリウレアコロイド粒子であって、非溶媒和部分がウレア結合の水素結合からなっていること、および粒子Cは、その粒子径が0.5〜100μmの範囲であることが好ましい。
本発明者らは、前記粒子Bを含むポリウレアコロイド溶液が、粒子Aの原料であるポリイソシアネートと、分子内に活性水素基を有する化合物と、反応性ポリシロキサンとを不活性溶媒中に容易に粒子状に乳化すること、およびこの状態で上記原料を重合反応させると、ポリシロキサン変性ポリウレタンゲル粒子(前記粒子A)を生成し、生成した粒子Aの周囲には上記ポリウレアコロイド溶液から析出したポリウレアコロイド粒子(前記粒子B)が均一に付着しており、粒子Cを分散溶媒から分離した状態において、粒子Aが粒子Bによって均一に被覆されている。
さらに、本発明においては、通常はポリウレタンゲル粒子の合成過程において著しい粘度上昇が発生するが、前記ポリウレアコロイド溶液の存在下に上記粒子Aを合成すると、合成過程において著しい粘度上昇は発生せず、生成した粒子Cは凝集することなく、優れた分散安定性を維持するという特徴がある。この作用は従来公知の有機系乳化剤や分散安定剤とは根本的に異なる作用である。
本発明の粒子Cは上記方法によって得られるが、好ましい方法は、ポリウレアコロイド溶液を不活性溶媒中で撹拌機や乳化機付きのジャケット式合成釜に仕込み、この中に少なくともいずれか一方が3官能以上である、ポリイソシアネートと、分子内に活性水素基を有する化合物と、反応性ポリシロキサンとを不活性溶媒溶液に添加および乳化し、これらの合成原料を反応させて粒子Cを合成する方法や、少なくとも一方が3官能以上であるポリイソシアネートと、分子内に活性水素基を有する化合物と、反応性ポリシロキサンとを夫々別個に、ポリウレアコロイド溶液の存在下に不活性溶媒中に乳化させ、これらを反応させる方法などが挙げられる。
上記本発明の粒子Cを合成する際の温度は特に限定されないが、好ましい温度は40℃〜140℃である。また、合成時に使用するポリウレアコロイド溶液は、その固形分としての使用量は、少なくともいずれか一方が3官能以上である、ポリイソシアネートと、分子内に活性水素基を有する化合物と、反応性ポリシロキサン夫々の100質量部当たり0.01質量部以上を使用することができ、好ましくは0.1〜20質量部である。使用量が0.01質量部未満では粒子Cの安定性が不十分で、合成過程で粒子Aの大きい凝集塊が発生し、目的とする粒子Cの分散体が得難い。一方、使用量が20質量部を超えるとポリウレタンの原料の乳化性には問題はなく、粒子Cの分散体は製造することができるが、乳化剤としての作用として過剰な量であり特に利点はない。
ポリイソシアネートと、分子内に活性水素基を有する化合物と、反応性ポリシロキサンとの不活性溶媒中における濃度は、低い程小さい粒径の粒子Cが得られ易いが、生産性から好ましい濃度は20〜70質量%である。
本発明の粒子Cを構成しているポリウレタン樹脂の中のポリシロキサンセグメントは、粒子Cを構成しているポリウレタン樹脂の主鎖中に含有或いは分岐した状態で含有されている。すなわち、原料となる反応性ポリシロキサンが、両末端反応型であれば、粒子Cを構成しているポリウレタン樹脂の主鎖である幹部分に、反応性ポリシロキサンが片末端或いは分岐反応型であれば、上記ポリシロキサンセグメントは、ポリウレタン樹脂の主鎖から分岐した状態で含有されることとなる。粒子Cを構成しているポリウレタン樹脂中のポリシロキサンセグメント含有量は0.01〜80質量%であり、好ましくは1〜35質量%である。ポリシロキサンセグメント含有量が上記範囲未満であると、撥水性、酸素透過性、肌への進展性、変形回復性などの点で好ましくなく、一方、ポリシロキサンセグメント含有量が上記範囲を超えると、機械強度の低下、ソフト性が高くなるため粒子として取り出せないなどの点で好ましくない。
本発明の粒子Cの合成に使用する反応性ポリシロキサンとしては、例えば、以下のような化合物を用いることが好ましい(この中には活性水素基を利用して変性されたエポキシ変性ポリシロキサンも含んでいるが、イソシアネート基と反応してポリウレタン樹脂中に含有されることとなるので含めている)。分子内に活性水素基を有するポリシロキサン中の活性水素基とは、例えば、水酸基(−OH)、カルボキシル基(−COOH)、アミノ基(−NRH、−NH2など)およびチオール基(−SH)などであり、これらの中では水酸基およびアミノ基が好ましく使用される。
(1)アミノ変性ポリシロキサン
(2)エポキシ変性ポリシロキサン
(3)アルコール変性ポリシロキサン
(4)メルカプト変性ポリシロキサン
以上列記した反応性ポリシロキサンは本発明において使用する好ましい化合物であるが、本発明はこれらの例示の化合物に限定されるものではない。従って上述の例示の化合物のみならず、その他現在市販されており、市場から容易に入手し得る化合物はいずれも本発明において好ましく使用することができる。本発明において特に好ましい反応性ポリシロキサンは2個以上の水酸基またはアミノ基を有するポリシロキサンである。
これらの他にも活性水素基を有するポリシロキサンをラクトンで変性したポリラクトン(ポリエステル)−ポリシロキサンおよびエチレンオキサイドやプロピレンオキサイドで変性したポリエチレンオキサイド−ポリシロキサンやポリプロピレンオキサイド−ポリシロキサンなども好ましく使用される。特に好ましくはポリシロキサンをラクトンで変性した化合物であり、さらに好ましくは分子内に2個以上の活性水素基を有する反応性ポリシロキサンをラクトンで変性したポリラクトン−ポリシロキサンである。
ここで使用する好ましいラクトンは、β−プロピオラクトン、γ−ブチロラクトン、δ−バレロラクトン、ε−カプロラクトン、7−ヘプタノリド、8−オクタノリド、γ−バレロラクトン、γ−カプロラクトンおよびδ−カプロラクトンなどである。
また、本発明において前記ポリラクトン−ポリシロキサン、すなわち、分子内に少なくとも1個の活性水素基を有する反応性ポリシロキサンをラクトンで変性したポリラクトン−ポリシロキサンは、分子中に1個または2個以上の活性水素基、例えば、アミノ基、水酸基、カルボキシル基などを有するシロキサン化合物の活性水素原子団がラクトンを開環重合させた後、減圧処理することによって得られる。
本発明の粒子Cの製造に使用される活性水素基を有する化合物としてのポリオールとしては、好ましくはポリウレタンの製造に従来から使用されている短鎖ジオール、多価アルコールおよび高分子ポリオールなどの従来公知のものが挙げられる。また、活性水素基を有する化合物としてのポリアミンとしてはポリウレタンの製造に従来から使用されている短鎖ジアミン、高分子ポリアミンなどが使用できるが、これらは特に限定されない。以下に使用するそれぞれの化合物について説明する。
前記短鎖ジオールとしては、例えば、エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,2−ブチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、1,6−ヘキサメチレングリコールおよびネオペンチルグリコールなどの脂肪族グリコールおよびそのアルキレンオキシド低モル付加物(数平均分子量500未満)、1,4−ビスヒドロキシメチルシクロヘキサンおよび2−メチル−1,1−シクロヘキサンジメタノールなどの脂環式系グリコールおよびそのアルキレンオキシド低モル付加物(数平均分子量500未満)、キシリレングリコールなどの芳香族グリコールおよびそのアルキレンオキシド低モル付加物(数平均分子量500未満)、ビスフェノールA、チオビスフェノールおよびスルホンビスフェノールなどのビスフェノールおよびそのアルキレンオキシド低モル付加物(数平均分子量500未満)、およびC1〜C18のアルキルジエタノールアミンなどのアルキルジアルカノールアミンなどの化合物が挙げられる。また、多価アルコールとしては、例えば、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリトリトール、トリス−(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、1,1,1−トリメチロールエタンおよび1,1,1−トリメチロールプロパンなどが挙げられる。これらは単独或いは2種類以上を組み合わせて使用することができる。
前記高分子ポリオールとしては、例えば、以下のものが例示される。
(1)ポリエーテルポリオール、例えば、アルキレンオキシド(エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドなど)および/または、複素環式エーテル(テトラヒドロフランなど)を重合または共重合して得られるものが例示され、具体的にはポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール−ポリテトラメチレングリコール(ブロックまたはランダム)、ポリテトラメチレンエーテルグリコールおよびポリヘキサメチレングリコールのジオールまたは/および3官能基以上の水酸基を有するポリエーテルポリオールなど、
(2)ポリエステルポリオール、例えば、脂肪族系ジカルボン酸(例えば、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、グルタル酸およびアゼライン酸など)および/または芳香族系ジカルボン酸(例えば、イソフタル酸およびテレフタル酸など)と低分子量グリコール(例えば、エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブチレングリコール、1,6−ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコールおよび1,4−ビスヒドロキシメチルシクロヘキサンなど)とを縮重合したものが例示され、具体的にはポリエチレンアジペートジオール、ポリブチレンアジペートジオール、ポリヘキサメチレンアジペートジオール、ポリネオペンチルアジペートジオール、ポリエチレン/ブチレンアジペートジオール、ポリネオペンチル/ヘキシルアジペートジオール、ポリ−3−メチルペンタンアジペートジオールおよびポリブチレンイソフタレートジオールのジオールまたは/および3官能基以上の水酸基を有するポリエステルポリオールなど、
(3)ポリラクトンポリオール、例えば、ポリカプロラクトンジオールまたはポリカプロラクトントリオールまたはおよびポリ−3−メチルバレロラクトンジオールなどのジオールまたは/および3官能基以上の水酸基を有するポリラクトンポリオールなど、
(4)ポリカーボネートポリオール、例えば、ポリヘキサメチレンカーボネートジオールなどのジオールまたは/および3官能基以上の水酸基を有するポリカーボネートポリオールなど、
(5)ポリオレフィンポリオール、例えば、ポリブタジエングリコールおよびポリイソプレングリコール、または、その水素化物などのジオールまたは/および3官能基以上の水酸基を有するポリオレフィンポリオールなど、
(6)水素添加ダイマーポリオール、ヒマシポリオールなどのジオールまたは/および3官能基以上の水酸基を有するダイマーポリオールなど、
(7)ポリメタクリレートポリオール、例えば、α,ω−ポリメチルメタクリレートジオールおよびα,ω−ポリブチルメタクリレートジオールなどおよび3官能以上の水酸基を有するアクリル系ポリオールが挙げられる。
これらのポリオールの分子量は特に限定されないが、ポリイソシアネートと反応するものは全て使用可能であり、通常数平均分子量は500〜2,000程度が好ましい。また、これらのポリオールは単独或いは2種類以上を組み合わせて使用することができる。ポリオールとしては、活性水素基が2個以上のポリオール化合物が好ましく、特に好ましいのは3個以上の活性水素基を有するポリオール化合物である。
前記粒子Cの合成に使用するポリイソシアネートとしては、従来公知のポリウレタンの製造に使用されているものがいずれも使用でき特に限定されない。ポリイソシアネートとして好ましいものは、例えば、トルエン−2,4−ジイソシアネート、4−メトキシ−1,3−フェニレンジイソシアネート、4−イソプロピル−1,3−フェニレンジイソシアネート、4−クロル−1,3−フェニレンジイソシアネート、4−ブトキシ−1,3−フェニレンジイソシアネート、2,4−ジイソシアネートジフェニルエーテル、4,4’−メチレンビス(フェニレンイソシアネート)(MDI)、ジュリレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート(XDI)、1,5−ナフタレンジイソシアネート、ベンジジンジイソシアネート、o−ニトロベンジジンジイソシアネートおよび4,4’−ジイソシアネートジベンジルなどの芳香族ジイソシアネート、メチレンジイソシアネート、1,4−テトラメチレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートおよび1,10−デカメチレンジイソシアネートなどの脂肪族ジイソシアネート、1,4−シクロヘキシレンジイソシアネート、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、1,5−テトラヒドロナフタレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水添MDIおよび水添XDIなどの脂環式ジイソシアネートなど、或いはこれらのジイソシアネートと低分子量のポリオールやポリアミンを末端がイソシアネートとなるように反応させて得られるポリウレタンプレポリマーなども当然使用することができる。
また、これらの化合物をイソシアヌレート体、ビューレット体、アダクト体、ポリメリック体とした多官能のイソシアネート基を有するもので従来から使用されている公知のものが使用でき特に限定されない。例えば、2,4−トルイレンジイソシアネートの二量体、トリフェニルメタントリイソシアネート、トリス−(p−イソシアネートフェニル)チオフォスファイト、多官能芳香族イソシアネート、多官能芳香族脂肪族イソシアネート、多官能脂肪族イソシアネート、脂肪酸変性多官能脂肪族イソシアネート、ブロック化多官能脂肪族イソシアネートなどのブロック型ポリイソシアネート、ポリイソシアネートプレポリマーなどが挙げられる。
これらのうち、芳香族系或いは脂肪族系のどちらでも使用可能であり、好ましくは芳香族系ではジフェニルメタンジイソシアネートおよびトリレンジイソシアネート、脂肪族系ではヘキサメチレンジイソシアネートおよびイソホロンジイソシアネートなどの変性体であり、分子中にイソシアネート基を3個以上含むものが好ましく、前記ポリイソシアネートの多量体や他の化合物との付加体、さらには低分子量のポリオールやポリアミンとを末端イソシアネートになるように反応させたウレタンプレポリマーなども好ましく使用される。それらを下記に構造式を挙げて例示するが、これらに限定されるものではない。
本発明に使用されるポリイソシアネート、活性水素基を有する化合物および反応性ポリシロキサンの種類、使用量および使用比率は、得られる粒子Cの使用目的によって決定されるが、ポリイソシアネートおよび活性水素基を有する化合物の少なくともいずれか一方の成分が3官能以上であることが必要である。例えば、ポリイソシアネートが2官能である場合には、活性水素基を有する化合物が3官能以上であり、また、活性水素基を有する化合物が2官能である場合には、3官能以上のポリイソシアネートが必要であり、反応性ポリシロキサンについては、使用目的に応じて使用する官能基数を使い分ける。勿論、全ての成分が3官能以上であってもよい。また、上記原料のNCO/OH比は、使用する化合物と生成物に要求される性能によって決定されるが、好ましくは0.5〜1.2の範囲である。
上記全化合物の反応に使用し、粒子Cの分散体の連続相を形成する不活性溶媒は、生成する粒子AまたはCに対して実質的に非溶媒であり、かつ活性水素基を有しないものである。その例として、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、石油エーテル、石油ベンジン、リグロイン、石油スピリット、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、トルエン、キシレン、脂環族炭化水素の構造を有するエチルシクロヘキサン、ジメチルシクロヘキサンなどの炭化水素、ジメチルポリシロキサンなどの単独または混合物が挙げられ、これらの不活性溶媒は、該不活性溶媒と合成された粒子Cの分離工程の生産性の点からは150℃以下の沸点を有するものが好ましい。本発明の粒子Cの合成に際しては公知の触媒を使用すれば低温でもよいが、作業面から40℃以上の反応温度が好ましい。
上記粒子Cの合成時に乳化剤として使用するポリウレアコロイド溶液中の粒子Bは、溶媒に対して溶媒和されている部分と非溶媒和部分とから構成されており、非溶媒和部分の粒子径が好ましくは0.01μm〜1.0μmの粒子であり、かかるポリウレアコロイド溶液は、例えば、非水溶媒中で、油脂変性ポリオールとポリイソシアネート(またはこれらの化合物からなる末端NCOプレポリマー)とポリアミンとの反応で得られる。
この反応では、反応が進むにつれて、ウレア結合同士の水素結合により、溶媒中に不溶解のウレアドメインが形成され、同時に油脂変性ポリオール鎖が溶媒中で溶媒和されることにより、非溶解性のウレアドメインの凝集などによる粒子Bの巨大化が防止され、安定なポリウレアコロイド溶液が容易に得られる。
さらに、使用する油脂変性ポリオールが、非水溶媒中での結晶性が少なく、反応が進むにつれて生じる高分子化の過程でも、溶媒中で油脂変性ポリオールを主体とするポリマー鎖がある程度自由に動き得るために、非溶解性結晶部分と溶解性非結晶部分の分離が容易に行われ、ウレア結合同士の水素結合による非溶解性結晶部分を粒子の中心とするウレアドメインを形成し、その周囲に溶媒和されたポリマー鎖が規則正しく外向きに配向される。これは従来のミセル下に重合することにより得られる公知のコロイド溶液の製造方法における界面活性剤とは根本的に異なる作用である。
上記ポリウレアコロイド溶液の製造方法をさらに具体的に説明する。先ず、最初に油脂変性ポリオールとポリイソシアネートとを非水溶媒中または無溶媒で反応させ、NCO基を有するプレポリマーを合成する。次にこのプレポリマーを撹拌機付きのジャケット式合成釜に仕込み、濃度が5〜70質量%になるように非水系溶媒を添加して濃度を調整する。この溶液を撹拌しながら、予め1〜20質量%の濃度に調整したポリアミンの溶液を徐々に添加し反応を行い、ポリウレア化反応においてポリウレアコロイド溶液を製造する。
ポリアミンの添加方法は、上記の方法の他にポリアミン溶液に前記プレポリマーまたはその溶液を添加する方法でもよい。ポリマー合成のための温度は特に限定されないが、好ましい温度は20〜150℃である。ポリマー合成のための反応濃度、温度、撹拌機の形態、撹拌力、ポリアミン溶液およびプレポリマーまたはその溶液の添加速度などは特に限定されないが、ポリアミンとプレポリマーのイソシアネート基との反応は速いので、急激な反応が行われないように、反応を制御することが好ましい。
ポリウレアコロイド溶液の製造に使用する油脂変性ポリオールは、官能基が2個以下のポリオールであって、好ましい分子量は700〜3,000であるが、これに限定されない。油脂変性ポリオールの具体例としては、例えば、各種の油脂を低級アルコールやグリコールを用いてアルコリシス化する方法、油脂を部分鹸化する方法、水酸基含有脂肪酸をグリコールによりエステル化する方法などによって、油脂に約2個以下の水酸基を含有させたものが好ましく、上記の水酸基含有脂肪酸としては、例えば、リシノレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ヒマシ油脂肪酸、水添ヒマシ油脂肪酸などが挙げられる。
油脂変性ポリオールとポリイソシアネートとの反応は、1<NCO/OH≦2の条件で行い、溶媒和されるプレポリマー鎖の分子量をコントロールする。このように合成されるプレポリマーの分子量は、特に限定されないが、好ましい範囲は約500〜15,000である。本発明で使用されるポリイソシアネートとしては、公知のポリイソシアネートの全てが挙げられる。特に好ましいものはヘキサメチレンジイソシアネート、水添加TDI、水添加MDI、イソホロンジイソシアネート、水添XDIなどの脂肪族または脂環族系ジイソシアネートである。
ポリウレアコロイド溶液の製造に使用する非水系溶媒としては、使用原料である油脂変性ポリオール、ポリイソシアネートおよびポリアミンを溶解するもので、活性水素基を有さない全ての非水系溶媒を使用することができる。特に好ましいものはペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、石油エーテル、石油ベンジン、リグロイン、石油スピリット、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、トルエン、キシレン、脂環族炭化水素の構造を有するエチルシクロヘキサン、ジメチルシクロヘキサンなどの炭化水素、ジメチルポリシロキサンなどの単独または混合物が挙げられる。なお、本発明において「溶解」とは常温および高温下での溶解の両方を包含する。
ポリウレアコロイド溶液の製造に使用するポリアミンとして、例えば、短鎖ジアミン、脂肪族系ポリアミン、脂環式ポリアミン、芳香族系ポリアミンおよびヒドラジンなどが挙げられる。短鎖ジアミンおよび脂肪族系ポリアミンとしては、例えばメチレンジアミン、エチレンジアミン、ジアミノプロパン、ジアミノブタン、トリメチレンジアミン、トリメチルヘキサメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、オクタメチレンジアミン、ポリオキシプロピレンジアミンおよびポリオキシプロピレントリアミンなどの脂肪族ポリアミン、フェニレンジアミン、3,3’−ジクロロ−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−メチレンビス(フェニルアミン)、4,4’−ジアミノジフェニルエーテルおよび4,4’−ジアミノジフェニルスルホンなどの芳香族ポリアミン、シクロペンタンジアミン、シクロヘキシルジアミン、4,4−ジアミノジシクロヘキシルメタン、1,4−ジアミノシクロヘキサン、ビス−アミノプロピルピペラジン、チオ尿素、メチルイミノビスプロピルアミン、ノルボルナンジアミンおよびイソホロンジアミンなどの脂環式ジアミンなどが挙げられる。また、ヒドラジン、カルボヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラジドおよびフタル酸ジヒドラジドなどのヒドラジンが挙げられる。これらは単独で或いは2種類以上を組み合わせて使用することができる。
ポリウレアコロイド溶液の製造に使用する油脂変性ポリオール、ポリイソシアネート、ポリアミン、得られるプレポリマーの種類、使用量および使用比率は、使用する溶媒中での粒子Bの大きさおよび安定性などを制御する目的で決定される。すなわち、前記のポリウレアコロイド溶液中の粒子Bは、溶媒中で溶媒和されない結晶部分のウレアドメインと、そのウレアドメインから伸びて溶媒中で溶媒和されたポリマー鎖により形成されている。
ポリウレアコロイド溶液中の粒子Bのウレアドメインの大きさおよび溶媒和されたポリマー鎖の大きさと形態がポリウレアコロイド溶液の性質を左右する。このように、ウレアドメインと溶媒和されたポリマー鎖とで形成された粒子Bは、溶媒中で安定なポリウレアコロイド溶液であり、その溶液中の粒子Bのウレアドメインの粒径は、通常0.01〜1.0μmであり、溶媒和されているポリマー鎖の1個の分子量は約500〜15,000であり、両者の質量比はウレアドメイン(ウレア結合またはポリアミン)/ポリマー鎖が0.5〜30の範囲が好ましい。ウレア結合の割合が上記範囲未満であると、得られる粒子B中の非溶媒和性ウレアドメインが形成されにくく、粒子Bが非水溶媒に溶解し易くなり、良好なポリウレアコロイド溶液が生成されない。一方、ウレア結合の割合が上記範囲を超えると、非溶媒和性ウレアドメインが大きくなり、得られるポリウレアコロイド溶液の安定性が低下し、粒子Bの凝集が生じ易くなる。
本発明で使用する粒子Bの溶媒中における形態は、図1に示すようなものと想像される。この粒子Bの粒径の制御については、溶媒和したポリマー部分とウレアドメインを含んだ粒子全体の大きさと、溶媒和したポリマー部分とウレアドメインのそれぞれの大きさについて、両者ともに制御が可能である。なお、先に記載の粒子Bの粒径は、ウレアドメイン部分を表現している。
安定に制御されたポリウレアコロイド溶液を製造するためには、図1のように、溶媒和したポリマー部分とウレアドメイン部分が明瞭に相分離しているのが望ましく、そのためには溶媒和されるポリマー鎖と結晶部分のウレアドメインとが混在しないように製造することが必要である。このためには、合成過程で溶媒和したポリマー部分とウレアドメイン部分が分離しやすい合成条件が要求される。
ポリウレアコロイド溶液の合成は、NCO基を有するプレポリマーの溶液およびポリアミンの溶液の両方の濃度が低く、一方の溶液に他方の溶液を添加する添加速度が遅いほど良好な結果が得られ、撹拌はプロペラミキサー撹拌で充分である。また、原料溶液の濃度が高い場合や溶液の添加速度が速い場合には、ホモジナイザーなどの使用による高剪断力の混合を行いながら合成することが好ましい。反応温度は使用する溶媒の種類と、その溶媒に対するウレアドメインの溶解度により決まるが、好ましい温度は合成を制御し易い20〜120℃であるが、この温度範囲に特に限定されない。ウレアドメインの形成は合成過程で形成する方法、或いは高温で合成したものを冷却過程で形成する方法でもよい。
ポリウレアコロイド溶液中の粒子Bの重要な因子は、その表面基の種類および濃度であり、さらには不活性溶媒中における分散性と分散粒径である。すなわち、ポリウレアコロイド溶液の乳化剤としての作用は、W/O、O/O型の乳化剤であり、ポリイソシアネート、活性水素基を有する化合物および反応性ポリシロキサンの親水性、疎水性の強さと不活性溶媒との相関性で作用する。これらの条件を加味して検討を加えた結果として、ポリイソシアネート、活性水素基を有する化合物および反応性ポリシロキサンに対するポリウレアコロイド溶液の添加量の調整で、粒子Cの粒径をコントロールすることが可能であり、前記の範囲で添加量が多い程粒径は小さくなり、少ない程粒径が大きくなる。
以上の如き原材料から得られた粒子Cの分散溶液から、常圧または減圧下で不活性溶媒を分離することによって、本発明の粒子Cが得られる。粒子化に用いる装置としてスプレイドライヤー、濾過装置付き真空乾燥機、撹拌装置付真空乾燥機、棚式乾燥機など公知のものがいずれも使用でき、好ましい乾燥温度は不活性溶媒の蒸気圧、ゲル粒子の軟化温度、粒径などに影響されるが、好ましくは減圧下40〜130℃である。
このようにして製造された粒子Cの粒径は、0.5μm〜100μmで真球状である。粒径のコントロールは、粒子Cの組成が同一の場合、合成釜の乳化型式(プロペラ式、錨型式、ホモジナイザー、螺旋帯式など)および撹拌力の大小に左右されるが、特に不活性溶媒中のポリイソシアネート、活性水素基を有する化合物の濃度および反応性ポリシロキサンの濃度、ポリウレアコロイド溶液の種類および添加量に影響される。ポリイソシアネート、活性水素基を有する化合物および反応性ポリシロキサンを乳化するための機械的撹拌や剪断力は乳化の初期段階で決定され、これが強力な程分散体の粒径が小さくなる。その後の撹拌および剪断力は大きくは影響しない。かえってその力が強すぎると分散体同士の凝集を促進することになり好ましくない。
また、本発明では、上記の粒子Cの製造に当たり、原料の少なくとも一部または全部に染料や顔料などの着色剤、マイカ、パール、保湿成分、ビタミン成分、抗酸化成分、血行促進成分、紫外線吸収および/または紫外線カット成分、コラーゲン、安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、体質顔料などの各種添加剤を混合して、粒子Cの合成を行い種々の用途に適した粒子Cを得ることも可能である。
これらの粒子は、図2の電子顕微鏡写真(倍率500倍)に示すように、ほぼ完全に真球状の粒子であり、図3の想像図に示す如く個々の粒子Cの表面にはポリウレアコロイド溶液から析出した粒子Bが付着或は被覆しており、かつ粒子Bが非粘着性と耐熱性に優れているため、該粒子を分散溶媒から単に除去するのみで極めて流動性に富んだ粒子となり、粒子化に当たっては従来技術における如き煩雑かつコスト高な粉砕工程や分級操作を何ら要しないなどの種々の利点を有している。
本発明の化粧料は、上記の粒子Cを必須成分として含み、その他の従来公知の化粧料成分と配合して得られる。その他の化粧料成分としては、例えば、化粧料がクリームである場合には、シリコーン系界面活性剤、スクワラン、揮発性シリコーン、1,3−ブタンジオール、精製水などが挙げられ、前記粒子Cは、化粧料全体の1.0〜90質量%の範囲で用いられる。また、化粧料がリキッドファンデーションである場合には、シリコーン系界面活性剤、揮発性シリコーン、ジメチルシリコーン、酸化チタン、弁柄、黄色酸化鉄、タルク、プロピルパラベン(防腐剤)、1,3−ブタングリコール、ビタミンE、精製水などが挙げられる。また、化粧料が、パウダーファンデーションである場合にはタルク、セリサイト、酸化チタン、弁柄、黄色酸化鉄、黒色酸化鉄、マイカ、スクワラン、ステアリルアルコール、ミツロウなどが挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の上記粒子Cは、化粧料の成分として有用であるとともに、粒子Cの前記特性からして、フィルム分野では、光拡散性、ブロッキング防止、耐衝撃性を要求される用途に使用され特にPC部材に使用される。塗料コーティング分野では、艶消し、風合の調整として使用することが多く、自動車、住宅、家電用途に有用である。その他に、収縮性、摩耗性および耐衝撃性への樹脂改質などの用途にも有用である。
以下に合成例、実施例および比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。また、以下の文中の「部」は質量部、「%」は質量%を示す。
(ポリウレアコロイド溶液の作成)
[合成例1]
水酸基価119.5の2官能の油脂変性ポリオール(伊藤製油(株)製 URIC Y−202)100部とn−オクタン100部とを撹拌機付き合成釜に仕込み上記ポリオールを溶解した。撹拌しながら温度を50℃に制御し、NCO/OH=2になるように予め用意したイソホロンジイソシアネート47.3部を1時間かけて徐々に添加し、この条件で3時間反応を続け、さらに80℃、3時間の反応を行い合成した。次にn−オクタンで濃度50%に調整し、NCO基を3.0%含有するプレポリマー溶液(PP−1)を得た。この物の分子量は1,383である。
上記のPP−1の40部と、n−オクタン60部とを撹拌機付き合成釜に仕込み溶解した。撹拌しながら温度を70℃に制御しながら、予め用意したイソホロンジアミンのn−オクタンの10%溶液24.3部を5時間掛けて徐々に添加し反応を完結して、(ポリアミン(ウレア結合部)/プレポリマー鎖)×100=12.15%のポリウレアコロイド溶液(固形分18.0%)(C−1)を得た。この溶液は青い乳光色の安定な溶液であった。
[合成例2]
水酸基価119.5の2官能の油脂変性ポリオール(伊藤製油(株)製 URIC Y−202)100部とn−オクタン100部とを撹拌機付き合成釜に仕込み上記ポリオールを溶解した。撹拌しながら温度を50℃に制御し、NCO/OH=1.1になるように予め用意したイソホロンジイソシアネート26.0部を1時間掛けて徐々に添加し、この条件で3時間反応を続け、さらに80℃、4時間の反応を行い合成した。次にn−オクタンで濃度50%に調整し、NCO基を0.36%含有するプレポリマー溶液(PP−2)を得た。この物の分子量は11,834である。
上記のPP−2の20部とn−オクタン80部とを撹拌機付き合成釜に仕込み上記プレポリマーを溶解した。撹拌しながら温度を70℃に制御しながら、予め用意したイソホロンジアミンのn−オクタンの1%溶液14.4部を8時間掛けて徐々に添加し反応を完結して、(ポリアミン/プレポリマー鎖)×100=1.44%のポリウレアコロイド溶液(固形分8.9%)(C−2)を得た。この溶液は青い乳光色の安定な溶液であった。
[合成例3]
水酸基価157.8の1官能の油脂変性ポリオール(伊藤製油(株)製 URIC H−31)100部を、撹拌機付き合成釜に仕込み、撹拌しながら温度を60℃に制御し、予め用意したトリレンジイソシアネート49.0部を1時間掛けて徐々に添加し、この条件で5時間の反応を行い合成した。次にn−ヘプタンで濃度60%に調整し、NCO基を4.76%含有するプレポリマー溶液(PP−3)を得た。この物の分子量は530である。
上記のPP−3の100部を撹拌機付き合成釜に仕込み、撹拌しながら温度を50℃に制御し、予め用意したトリメチルヘキサメチレンジアミンのn−ヘプタンの10%溶液89.7部を5時間掛けて徐々に添加し反応を完結して、(ポリアミン/プレポリマー鎖)×100=14.95%のポリウレアコロイド溶液(固形分36.4%)(C−3)を得た。この溶液は黄味の乳光色の安定な溶液であった。
(ラクトン変性ポリシロキサンの製造)
[合成例4〜6]
攪拌機、温度計、窒素ガス導入管および還流冷却器を具備した反応器に、窒素ガスで置換した後、表1に記載したラクトン化合物、シロキサン化合物を所定の濃度まで投入し窒素気流下、100℃にて均一になるまで攪拌した。続いて所定のテトラ−n−ブチルチタネートを投入し、窒素気流下180℃の温度下で10時間反応させた。反応の進行とともに反応物の粘度が上昇してくる。その後、180℃で5mmHgの減圧下で1時間反応を続け、反応を完了させるとともに、原料のシロキサン化合物に含まれていた非反応性シロキサン化合物および未反応物を完全に除去した。得られたポリカプロラクトン変性ポリシロキサンの組成および性状を表1に示す。
表1中のポリシロキサン(a)は下記の構造を有する。
(ポリシロキサン変性ポリウレタンゲル粒子の製造)
[実施例1]
平均分子量1,000のポリブチレンアジペートジオール16部およびラクトン変性ポリシロキサン(合成例4)4部を60℃で溶解し、さらに下記の構造式で示されるヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレートポリイソシアネート(旭化成工業(株)製 デュラネートTPA−100、NCO%=23.1)と6.16部を添加し均一に混合した。この物を予め1リットルのステンレス容器に準備した合成例1のポリウレアコロイド溶液(C−1)3.0部とn−オクタン25部の混合液の中に徐々に加え、ホモジナイザーで15分間乳化した。この乳化液は分散質の平均分散粒子径が5μmで分離もなく安定な乳化液であった。
次にこれを錨型撹拌機付き反応釜に仕込み、400rpmの回転をさせながら温度を80℃まで上げ、6時間の反応を終了しポリシロキサン変性ポリウレタンゲル粒子の溶液を得た。この溶液を100Torrで真空乾燥を行ってn−オクタンを分離し、本発明のポリシロキサン変性ポリウレタンゲル粒子(1)を得た。このものは平均粒子径が5μmの真球状の白色粉末状であった。
[実施例2]
錨型撹拌機付反応釜に平均分子量2,000のポリテトラメチレンアジペートジオール70部および合成例5のラクトン変性ポリシロキサンを30部仕込み、70℃に加熱溶解して撹拌しながらジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)20.9部を徐々に添加し、5時間の反応を行いNCO/OH=2のプレポリマーを得た。このものにトリメチロールプロパン3.7部を添加混合した。
この物の25部を予め1リットルのステンレス容器に準備した合成例2のポリウレアコロイド溶液(C−2)12部とn−ヘプタン50部の混合液の中に徐々に加え、ホモジナイザーで25分間乳化した。この乳化液は分散質の平均分散粒子径が8μmで分離もなく安定な乳化液であった。次にこれを錨型撹拌機付き反応釜に仕込み、500rpmの回転をさせながら温度を100℃まで上げ、5時間の反応を終了しポリシロキサン変性ポリウレタンゲル粒子の溶液を得た。この溶液から実施例1と同様にして本発明のポリシロキサン変性ポリウレタンゲル粒子(2)を得た。このものは平均粒子径が8μmの真球状の白色粉末状であった。
[実施例3]
500ミリリットルのセパラブルフラスコに、合成例3のポリウレアコロイド溶液(C−3)12部とイソオクタン150部とを仕込み混合した。次にこの液をホモミキサーで混合しながら予め50℃に加温した平均分子量785の3官能のポリラクトンポリオール70部および合成例6のラクトン変性ポリシロキサンを30部仕込み、徐々に添加して乳化させた。さらに下記の構造式で示されるヘキサメチレンジイソシアネートのアダクトポリイソシアネート(旭化成工業(株)製 デュラネート24A−100、NC0%=23.5)48.6部を徐々に添加した。
次にホモミキサーを回転しながら、温度を80℃に上げ、3時間の反応後に反応触媒としてジブチル錫ジラウレート0.005部を加え、さらに4時間の反応を行ない、ポリシロキサン変性ポリウレタンゲル粒子の分散液を得た。この分散液から実施例1と同様にして、本発明のポリシロキサン変性ポリウレタンゲル粒子(3)を得た。このものは平均粒子径が3μmの真球状の白色粉末状であった。
[比較例1]
撹拌機および還流冷却器を具備した1,000ミリリットルのセパラブルフラスコに、メチルメタクリレート50部、エチルアクリレート35部、プロピレングリコールジアクリレート5部、エチレングリコールジメタクリレート10部およびベンゾイルパーオキサイド0.3部を仕込み、さらに、ポリビニルアルコール(GH−17、日本合成化学工業社製)の5%水溶液30部およびイオン交換水250部を添加し、ホモミキサーにて4,000〜6,000rpmで10分間分散処理し分散液(1)を調製した。さらに分散液(1)を、窒素雰囲気下で撹拌しながら80℃、5時間ラジカル重合した。得られたアクリレート系粒子分散液を脱水、洗浄、乾燥後、解砕、篩い掛けしてアクリル粒子(4)を得た。このものは平均粒子径が10μmの真球状の白色粉末状であった。
[比較例2]
シリカ粒子としてサイリシア350(富士シリシア化学社製)平均粒子径3.9μmを用いた。
(実施例1〜3および比較例1、2の各粒子の化粧料評価)
<分散性>
ディゾルバー攪拌機(1,000rpm)中のIPA(イソプロピルアルコール)中100gに各粒子を5g添加し、20秒後の分散性を確認した。
評価基準;
○:均一に分散していた。
△:一部凝集物があった。
×:分散しない。
<吸油量測定>
JIS−K5101に準じて測定した。
亜麻仁油は、化粧料に使用する油剤、防腐剤などを吸収すると効果を発揮できなくなるので吸収性が少ない方がよいとされる。オレイン酸は、人の皮脂成分の代替材料として測定した。オレイン酸の吸収性が高いほど人の皮脂を吸収するので良好とされる。化粧料に使用する油剤、防腐剤の吸収性が少なく、かつ皮脂(オレイン酸)の吸収は必要とされる。
<相溶性試験>
1,3−ブタングリコール、揮発性シリコーン、IPA100gに対して、各粒子10gを入れ、手攪拌で混合した際の分散安定性を確認した。
評価基準;
○:簡単に分散し3日間後、凝集・沈降もなく安定な溶液が保持できる。
△:簡単に分散するものの3日間後、一部に凝集・沈降が見られる。
×:分散しない。
<膨潤試験>
IPA中に、各粒子を24時間浸漬させた後、粒子径の変化を比較した。
<光学特性>
試験片は、ニトロセルロースの溶液に各粒子を濃度10phrに加え、乾燥時膜厚20μmに塗布および乾燥したものの光学特性を測定した。
透過率;全光線透過率、拡散=拡散透過率を測定した。
透過率は、数値が高いと透明感のある自然な肌を演出してよいとされる。また、拡散透過率は、適度な値(30〜50)が求められ、光の拡散効果で小皺、しみなどを隠す作用がある。
<耐熱性>
熱機械分析(TMA)測定により、各粒子の熱挙動(軟化温度)を確認した。
(実施例1〜3および比較例1、2の各粒子の化粧料応用)
<クリーム処方>
・各粒子 12.0部
・シリコーン系界面活性剤 1.0部
・スクワラン 12.0部
・揮発性シリコーン 12.0部
・1,3−BG 5.0部
・精製水 58.0部
上記化粧処方にて化粧料評価を行った。
<柔軟性>
適正量を手の甲に塗り、乾燥した状態で評価を行った。
○:ソフト性がある。
△:ソフト性が弱い。
×:ハード性が強い。
ソフト性が高いと人肌と近似した感覚であり評価される。
<伸展性(ローリング性)>
適正量を手の甲に塗り、伸展性が良好であるか確認した。
○:伸展性がある。
△:伸展性が少ない。
×:伸展性がない。
<毛穴隠し効果>
適正量を手の甲に塗り、毛穴が隠れるか目視にて観察評価した。
○:毛穴隠し効果がある。
△:毛穴隠し効果が低い。
×:毛穴隠し効果がない。
<リキッドファンデーション処方>
・各粒子 10.0部
・シリコーン系界面活性剤 1.5部
・揮発性シリコーン 23.0部
・ジメチルシリコーン 5.0部
・酸化チタン 9.0部
・弁柄 0.6部
・黄色酸化鉄 0.2部
・タルク 2.0部
・プロピルパラベン(防腐剤) 0.5部
・1,3−BG 10.0部
・ビタミンE 0.2部
・精製水 38.0部
<パウダーファンデーション処方>
・各粒子 3.0部
・タルク 35.0部
・セリサイト 20.0部
・酸化チタン 9.0部
・弁柄 2.0部
・黄色酸化鉄 3.5部
・黒色酸化鉄 0.5部
・マイカ 15.0部
・スクワラン 6.0部
・ステアリルアルコール 3.0部
・ミツロウ 3.0部
本発明は下記の効果を奏する。
1.粒径のコントロールされたポリシロキサン変性ポリウレタンゲル粒子Cを含む化粧料の提供が可能である。
2.得られたポリシロキサン変性ポリウレタンゲル粒子Cは、真球状であり、該ポリシロキサン変性ポリウレタンゲル粒子Cの表面にはポリウレアコロイド溶液から析出したポリウレアコロイド粒子Bが均一に付着または被覆しているため、該粒子Cは極めて流動性に優れ、取り扱いが容易であり、特に化粧料の成分として種々の応用が可能である。
3.以上の効果から、本発明のポリシロキサン変性ポリウレタンゲル粒子Cは、特に化粧料の成分として有益である。
本発明で使用するポリウレアコロイド溶液中のポリウレアコロイド粒子Bの断面の想像図。 本発明のポリシロキサン変性ポリウレタンゲル粒子Cの写真。 本発明のポリシロキサン変性ポリウレタンゲル粒子Cの断面の想像図。
符号の説明
1:溶媒和されているポリマー鎖(油脂セグメント)
2:非溶媒和部分のウレアドメイン
3:ポリシロキサン変性ポリウレタンゲル粒子A
4:ポリウレアコロイド粒子B

Claims (6)

  1. 少なくともいずれか一方が3官能以上である、ポリイソシアネートと、分子内に活性水素基を有する化合物と、分子内に活性水素基を有するポリシロキサンおよび/または該ポリシロキサンとラクトンとの共重合体とからなる三次元架橋したポリシロキサン変性ポリウレタンゲル粒子(粒子A)であって、該粒子Aの表面がポリウレアコロイド非水溶媒溶液から析出したポリウレアコロイド粒子(粒子B)によって被覆されていることを特徴とするポリシロキサン変性ポリウレタンゲル粒子(粒子C)。
  2. 粒子C中に占めるポリシロキサンセグメントの割合が、0.01〜80質量%である請求項1に記載の粒子C。
  3. 粒子Bが、溶媒に対して溶媒和されている部分と非溶媒和部分とから構成されており、非溶媒和部分の粒子径が0.01μm〜1.0μmである請求項1に記載の粒子C。
  4. 粒子Bが、油脂変性ポリオールとポリイソシアネートとポリアミンとの反応で得られるポリウレアコロイド粒子であって、非溶媒和部分がウレア結合の水素結合からなっている請求項1に記載の粒子C。
  5. 粒子径が、0.5〜100μmの範囲である請求項1に記載の粒子C。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の粒子Cを含有することを特徴とする化粧料。
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