JP2008188850A - 成形部品及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子部品を樹脂モールドして実装作業の効率化を図った場合であっても、品質を向上させると共に製造コストを抑えることができるようにした成形部品とその製造方法を提供すること。
【解決手段】パッケージ22からリード端子30が突出している電子部品20と、電子部品20をモールドした樹脂部40とを備えた成形部品であって、リード端子30は、折り曲げられて、成形部品が実装される実装基板のランドと対向するように、樹脂部40から露出している。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子部品が樹脂モールドされた成形部品、及びその製造方法に関する。
HDD(ハード・ディスク・ドライブ)、モバイルコンピュータ、あるいはICカード等の小型の情報機器や、携帯電話、自動車電話等の移動体通信機器に用いられる圧電振動子や圧電発振器等の電子部品には、実装作業の利便性から、自動実装に適合した製品が利用されている。
図17は、この自動実装に適合した従来の圧電振動子1の概略断面図である(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、圧電振動子1は、圧電振動片2を収容したパッケージ4と、圧電振動片2と電気的に接続され、パッケージ4から突出したリード端子6とを有している。
そして、様々な形状を有するパッケージ4を樹脂7でモールドして、自動実装機に適合した外形を有する成形部品とし、これにより実装作業の効率化を図っている。
また、実装基板(図示せず)に形成された導電パターンでなるランドの位置に対応するように形成したリードフレーム8を用意し、このリードフレーム8とリード端子6とを接続し、リードフレーム8を電極端子としている。
特開2002−67097号公報
ところが、圧電振動子1は、リードフレーム8を用いていることから、様々な問題を有することになる。例えば、圧電振動子1はリードフレーム8を用いた分だけ部品点数が多くなるため、製造コストが高くなる。また、部品点数の増加は品質のバラつきの要因ともなる。また、圧電振動子1は極めて小さいことから、リードフレーム8とリード端子6との位置を合わせることは容易でなく、このため、リードフレーム8とリード端子6との接合が不十分となって、製品性能に悪影響を及ぼす恐れがある。
本発明は、上述の課題を解決するためのものであり、電子部品を樹脂モールドして実装作業の効率化を図った場合であっても、品質を向上させると共に製造コストを抑えることができるようにした成形部品とその製造方法を提供することを目的とする。
上述の目的は、第1の発明によれば、パッケージからリード端子が突出している電子部品と、前記電子部品をモールドした樹脂部とを備えた成形部品であって、前記リード端子は、折り曲げられて、前記成形部品が実装される実装基板のランドと対向するように、前記樹脂部から露出している成形部品により達成される。
第1の発明の構成によれば、成形部品は、パッケージからリード端子が突出している電子部品と、この電子部品をモールドした樹脂部とを備えているため、この樹脂部を実装機で把持あるいは吸着等して実装基板に実装する。
そして、リード端子は、折り曲げられて、成形部品が実装される実装基板のランドと対向するように、樹脂部から露出している。したがって、この樹脂部から露出したリード端子の部分を電極端子にして、実装基板のランドと接合すればよく、これにより、従来のような電極端子を形成するためのリードフレームを用いなくても済み、例えばリード端子とリードフレームとの位置合わせが不要になるなど、課題要因が少なくなる。
かくして、本発明によれば、電子部品を樹脂モールドして実装作業の効率化を図った場合であっても、品質を向上させると共に製造コストを抑えることができるようにした成形部品を提供することができる。
第2の発明は、第1の発明の構成において、前記リード端子の前記樹脂部から露出している部分は、前記樹脂部の実装面よりも実装基板側に突出していることを特徴とする。
第2の発明の構成によれば、リード端子の樹脂部から露出している部分は、樹脂部の実装面よりも実装基板側に突出している。したがって、リード端子の半田等が付着する領域を大きくして、実装基板との接合強度を向上させ、外径が小さいリード端子を電極端子にしたために実装基板との接合強度が弱くなる恐れを有効に防止できる。
第3の発明は、第1または第2の発明の構成において、前記リード端子の前記樹脂部から露出している部分は、上下方向に潰された平板状とされていることを特徴とする。
第3の発明の構成によれば、リード端子の樹脂部から露出している部分は、上下方向に潰された平板状とされているため、実装基板のランドと対向する面積を大きくして、実装基板との接合強度を向上させることができる。
第4の発明は、第1ないし第3の発明のいずれかの構成において、前記パッケージは、水平方向に対して傾斜することで、前記樹脂部の実装面よりも実装基板側に突出して、前記実装基板に接合される接合部を有することを特徴とする。
第4の発明の構成によれば、パッケージは、水平方向に対して傾斜することで、樹脂部の実装面よりも実装基板側に突出して、実装基板に接合される接合部を有する。したがって、樹脂部から露出したリード端子だけではなく、このパッケージの接合部をもって、実装基板との接合強度を高めることができる。
第5の発明は、第1ないし第4の発明のいずれかの構成において、前記リード端子は、前記パッケージから突出した根元部と、この根元部の先端側で折り曲げられて、実装面側に向かう中間部と、この中間部の先端側で折り曲げられて、前記パッケージの下側に位置する先端部とからなっていることを特徴とする。
第5の発明の構成によれば、リード端子は、パッケージから突出した根元部と、この根元部の先端側で折り曲げられて、実装面側に向かう中間部と、この中間部の先端側で折り曲げられて、パッケージの下側に位置する先端部とからなっている。したがって、パッケージの下側に位置する先端部を樹脂部から露出させて、実装基板のランドと接続させることができ、かつ、この先端部をパッケージの下側に位置する分だけ、水平方向の外形を小さくすることができる。
第6の発明は、第5の発明の構成において、前記中間部は、前記樹脂部の側面から露出していることを特徴とする。
第6の発明の構成によれば、リード端子の中間部は樹脂部の側面から露出しているため、この中間部にも半田を付着させてフィレットを形成し、実装基板との接合強度を向上させることができる。
また、上述の目的は、第7の発明によれば、パッケージからリード端子が突出した電子部品を樹脂モールドする成形部品の製造方法であって、前記リード端子の一部を、前記成形部品が実装される実装基板のランドと対向し、かつ、前記パッケージよりも実装面側となるように、折り曲げ加工するフォーミング工程と、前記電子部品を載置できる大きさを有する粘着テープを用意し、この粘着テープに前記リード端子の一部を密着させるようにして、前記電子部品を前記粘着テープ上に載置するマウント工程と、前記電子部品を覆うように前記粘着テープ上に樹脂部を付着するモールド工程と、前記粘着テープを前記電子部品および前記樹脂部から剥離する剥離工程とを有する成形部品の製造方法により達成される。
第7の発明の構成によれば、粘着テープとリード端子の一部とを密着させて、電子部品を粘着テープ上に載置するマウント工程と、電子部品を覆うように粘着テープ上に樹脂部を付着するモールド工程とを有する。このため、粘着テープに密着したリード端子の一部には樹脂は付着しない。そして、この樹脂が付着しないリード端子の一部は、フォーミング工程において、成形部品が実装される実装基板のランドと対向し、かつ、パッケージよりも実装面側となるように、折り曲げ加工された部分である。このため、モールド工程の後に粘着テープを剥離すると、樹脂が付着していないリード端子の一部を電極端子とすることができる。したがって、電極端子を形成するためのリードフレームを用いることなく、成形部品を製造できる。
かくして、本発明によれば、電子部品を樹脂モールドして実装作業の効率化を図った場合であっても、品質を向上させると共に製造コストを抑えることができるようにした成形部品の製造方法を提供することができる。
第8の発明は、第7の発明の構成において、前記マウント工程において、前記パッケージを水平方向に対して傾斜させて、前記パッケージの一部を弾力性のある前記粘着テープに密着させ、前記モールド工程において、前記パッケージを前記粘着テープ側に押圧することを特徴とする。
第8の発明の構成によれば、マウント工程において、パッケージを水平方向に対して傾斜させて、パッケージの一部を粘着テープに密着させる。このため、粘着テープに密着したパッケージの一部には樹脂が付着せず、樹脂部から露出することになる。そして、粘着テープには弾力性のあるものを用いており、モールド工程において、パッケージを粘着テープ側に押圧している。このため、パッケージは押圧されて粘着テープに沈み込み、樹脂が付着しない領域、即ち樹脂部から露出する部分を大きくすることができる。したがって、この樹脂部から露出したパッケージの部分を実装基板に接合させて、実装基板との接合強度を高めることができる。
第9の発明は、第7または第8の発明の構成において、前記モールド工程において、前記リード端子を前記粘着テープ側に押圧することを特徴とする。
第9の発明の構成によれば、モールド工程において、リード端子を粘着テープ側に押圧する。したがって、例えばフォーミング工程において、リード端子が想定した形状と多少異なって加工されてしまっても、リード端子を粘着テープ側に押し付けて、リード端子の樹脂が付着しない領域を確保することができる。また、粘着テープに第8の発明のように弾力性のあるものを用いれば、リード端子は押圧されることで粘着テープに沈み込むため、剥離工程を終えると樹脂部の実装面側から突出することになる。したがって、第2の発明のように実装基板との接合強度を向上させることができる。
また、上述の目的は、第10の発明によれば、パッケージからリード端子が突出した電子部品を樹脂モールドする成形部品の製造方法であって、前記リード端子の一部が、前記成形部品が実装される実装基板のランドに対向し、かつ、前記パッケージよりも実装面側となるように、折り曲げ加工するフォーミング工程と、前記リード端子の一部を金型の内面に密着させて、前記電子部品を前記金型のキャビティに収容する型締め工程と、前記キャビティ内に樹脂を射出する射出工程とを有する成形部品の製造方法により達成される。
第10の発明の構成によれば、リード端子の一部を金型の内面に密着させて、電子部品を金型のキャビティに収容する型締め工程と、キャビティ内に樹脂を射出する射出工程とを有する。このため、金型の内面に密着したリード端子の一部には樹脂は付着しない。そして、この樹脂が付着しないリード端子の一部は、フォーミング工程において、成形部品が実装される実装基板のランドに対向し、かつ、パッケージよりも実装面側となるように、折り曲げ加工された部分である。このため、モールド工程の後に成形品を取り出して、樹脂が付着していないリード端子の一部を電極端子とすることができる。したがって、電極端子を形成するためのリードフレームを用いることなく、成形部品を製造できる。
かくして、本発明によれば、電子部品を樹脂モールドして実装作業の効率化を図った場合であっても、品質を向上させると共に製造コストを抑えることができるようにした成形部品の製造方法を提供することができる。
第11の発明は、第10の発明の構成において、前記型締め工程の際、前記金型の上型と下型とで前記リード端子の一部をプレスすることを特徴とする。
第11の発明の構成によれば、型締め工程の際、金型の上型と下型とでリード端子の一部をプレスするため、リード端子の一部は上下方向に潰されることになる。したがって、電極端子となるリード端子の一部は、実装基板のランドと対向する面積が大きくなって、実装基板との接合強度を向上させることができる。
図1ないし図3は、本発明の第1の実施形態に係る成形部品10であり、図1はその概略平面図、図2はその概略底面図、図3は図1のA−A線概略断面図である。尚、理解の便宜のため、図1及び図3では後述するモールドした樹脂部を透明にして、その内側を図示している。
成形部品10は、パッケージ22からリード端子30が突出している電子部品20と、この電子部品20をモールドするようにした樹脂部40とを有しており、図1ないし図3では全体として圧電デバイスが例示されている。
本実施形態の電子部品20は汎用性のあるシリンダー状のパッケージ22を有する圧電振動子である。
すなわち、パッケージ22は金属材料から形成された有底筒体となっており、長手方向の一端側である開口部となる拡径部22aに、絶縁材料でなるプラグ26が接合されて、内側の空間Sが封止されている。
パッケージ22内には、互いに異極となる二本のインナーリード28,28と接合された圧電振動片24が収容されている。圧電振動片24は、駆動電圧が印加されると所定の周波数で振動する圧電材料として例えば水晶が用いられ、その表面には、水晶に駆動電圧を印加して、所定の振動をさせるために必要な電極を形成する(図示せず)ことにより、水晶振動片とされている。なお、圧電振動片24としては、水晶以外にもタンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム等の圧電材料を利用でき、また、音叉状・矩形状・逆メサ状などの形状を問わない。
圧電振動片24の図示しない電極に接続されたインナーリード28,28は、拡径部22aに装着されたプラグ26を介して、外部にアウターリードとして引き出されている。この二本のアウターリードがリード端子30,30であり、圧電振動片24と電気的に接続されている。
また、リード端子30,30は、共にパッケージ22の長手方向の一端から突出して設けられており、成形部品10の長手方向の一端に向かうに従って、互いに離間するように延伸している。
そして、パッケージ22及びリード端子30,30が、所定の成形材料,例えば、エポキシ系の成形材料等である樹脂材料によりモールドされて、樹脂部40が形成されている。この樹脂部40は、実装作業を効率化するため自動実装機に適合した外形を有している。本実施形態の場合、シリンダー型の圧電振動子であっても、半導体部品等の他の部品と同様に真空吸着して表面実装できるように、圧電振動子を水平方向に沿って横倒しにして配置し、その表面を樹脂部40で覆って、上面に平坦部分を形成するように全体を略矩形状としている。
ここで、リード端子30,30は、折り曲げられて、成形部品10を実装する際、実装基板(図示せず)のランド(図2及び図3の符号LAの部分)に対向するように、樹脂部40から露出している。この露出したリード端子30の部分が、実装基板のランドと接合される電極端子となる。
具体的には、リード端子30はクランク状に屈曲されることで、その先端部30cが外部に露出している。すなわち、リード端子30は、パッケージ22から突出した根元部30aと、この根元部30aの先端側で折り曲げられて、実装面40a側に向かう中間部30bと、この中間部30bの先端側で折り曲げられて、実装面(図3の底面)40aから露出した先端部30cからなっている。なお、図3に示すように、樹脂部40の上面40bは、後述するモールド工程においてイジェクトピンにより形成された2種類の凹陥部42,43を有しており、凹陥部43からリード端子30の根元部30aも露出している。
このように、成形部品10は、リード端子30の先端部30cを樹脂部40の実装面40aから露出させて、実装基板のランドと対向するようにしているため、リード端子30を、従来のようにリードフレームを介することなく、直接、電極端子とすることができる。そして、この先端部30cには、実装が容易となるように、予め半田38がメッキされている。
また、この先端部30cは、中間部30bの先端側で折り曲げられて、実装基板のランドLAと平行な方向に延びており、かつ、一対のリード端子30,30それぞれの先端部30c,30cが、先端に向かうにしたがって長手方向に沿った中心線CLから離れるように形成されている(図2では先端に向かうにしたがって互いに離間するように形成されている)。よって、リード端子30,30のそれぞれの根元部30a,30a間の距離DT1(図1参照)が小さい場合であっても、リード端子30,30の最先端部分間の距離DT2を大きくすることができ、結果として成形部品10の実装基板との実装強度を向上することができる。
また、リード端子30は、一般的には径が小さな針金状となっているため、このリード端子30を電極端子とすると、実装基板との接合強度が弱くなる恐れがある。このため、本実施形態の成形部品10は、実装基板との接合強度を向上させるため、種々の特徴を有している。
まず、リード端子30の実装面40aから露出した先端部30cの一部は、樹脂部40の実装面40aよりも実装基板側(下側)に突出しており、図3に示すように、円柱状の先端部30cの径方向の下側が実装面40aから下側に出て凸状部となっている。
また、リード端子30は、その先端面も樹脂部40の側面からも露出している。
これにより、リード端子30の半田等が付着する領域を大きくして、実装基板との接合強度を向上させることができる。
さらに、本実施形態の場合、パッケージ22は、水平方向に対して傾斜することで、樹脂部40の実装面40aよりも実装基板側に突出して露出され、実装基板に接合される接合部46を有する。
具体的には、パッケージ22は、図3に示すように、リード端子30が設けられたプラグ26が上側に、プラグ26と反対側の端部22bが下側となるように配置されている。そして、図2に示すように、樹脂部40の長手方向について、実装面40aから露出したリード端子30側と反対側の端部近傍からパッケージ22の一部が突出してランドと略対向するようになっている。これにより、リード端子30だけではなく、金属材料からなるパッケージ22をもって、実装基板との接合強度を高めることができる。また、接合部46は、樹脂部40の実装面40aから突出しているので、実装基板のランドLAと接合部46とを半田等の接合材を用いて接合する際、接合材と接合部46との接触面積を増やし、結果として成形部品10の実装基板との実装強度を向上することができる。
また、本実施形態の場合、樹脂部40の実装面40aは実装基板と略平行になるように平面形状であり、接合部46は、シリンダー状(筒状)のパッケージ22の曲面形状を有する周側面の一部と、この周側面の一部と接する略平面形状の端面22b−1の一部とで構成されている。これにより、接合部46は、実装面側(底面側)からみて、成形部品10の中心側から外側(図2ではリード端子30側と反対側の先端)に向かうにしたがって幅W1が広がる形状(図2の場合略扇状)になる。そして、接合部46は、実装面側(底面側)からみて、最も幅W1が大きい辺46aは、成形部品10の長手方向の端部近傍に配置されているため、成形部品10の実装基板との実装強度を向上することができる。
なお、このパッケージ22の接合部46は、実装基板との間で電気的接続を行わない所謂ダミー端子としてもよいし、接地電位となっている実装基板のランドに接続するための所謂接地端子としてもよい。接地端子とする場合は、金属部分からなるパッケージ22全体が接地電位となり、シールド効果が得られる。また、図3に示すように、この接合部46にも半田39がメッキされている。
本発明の第1の実施形態に係る成形部品10の構成は以上の通りであり、次に、この成形部品10の製造方法について説明する。
図4は、成形部品10の製造方法を簡単に示すフローチャートであり、図5及び図6は、図4のST1〜ST5を説明するための概念図である。
なお、図5及び図6における電子部品20はプラグ等を省略して、概略のみを図示している。
先ず、図5(a)に示すように、電子部品20を予め形成しておく(図4のST1:電子部品形成)。電子部品20は、本実施形態の場合、汎用性のあるシリンダータイプの圧電振動子であり、円筒状パッケージ22の長手方向の端部からリード端子30が真っ直ぐ伸びており、パッケージ22の長手方向に沿ってリード端子30が延伸している。
次いで、図5(b)に示すように、リード端子30の一部を、成形部品が実装される実装基板のランドと対向し、かつ、パッケージ22よりも実装面側となるように折り曲げ加工する(図4のST2:フォーミング工程)。
本実施形態の場合、リード端子30をクランク状に折り曲げ加工して、先端部30cが円筒状パッケージ22の周側面22cよりも外側となるように加工する。
この際、先端部30cは、パッケージ22の周側面22cと平行にせずに、先端部30cを実装基板に接合したことを想定した際、パッケージ22の先端部(リード端子30と反対側の端部)22bが実装基板に接するように、周側面22cに対して所定の角度θ1をつけて折り曲げる。
次いで、図5(c)に示すように、複数の電子部品20を載置できる大きさを有する粘着テープ50を、図示しない作業台に固定する。この粘着テープ50は、図5(c)のB−B線概略切断断面図である図5(d)に示すように、例えば、最上層に粘着剤51、最下層に一定の厚みを有するポリ塩化ビニル等の基材53からなっており、所定の弾力性を有している。なお、粘着テープ50は、粘着剤51の上面であって、後述する電子部品50が密着しない領域(例えば図の点線の部分)に剥離フィルムを設けて、後述する剥離工程(図4のST5)を容易にすることができる。
そして、この粘着テープ50にリード端子30の一部(先端部30c)を密着させて、粘着テープ50の上に複数の電子部品20を縦横にマトリックス状に載置する(図4のST3:マウント工程)。なお、本製造方法では、粘着テープ50上に複数の電子部品20を並べるだけなので、従来の製造方法のように複数の電子部品20,・・・同士の間にリードフレームを配置する必要もなく、多数の成形部品を同時に形成できるようになる。
この際、図5(d)に示すように、パッケージ22を水平方向に対して(粘着テープ50に対して)傾斜させて、パッケージ22の一部(先端部22b)を弾力性のある粘着テープ50に密着させる。すなわち、フォーミング工程(図4のST2)において、パッケージ22の先端部22bが実装基板に接するように、リード端子30の先端部30cを周側面22cから所定の角度θ1をつけて折り曲げたので、リード端子30の先端部30cを粘着テープ50に密着させると、パッケージ22の先端部22bも粘着テープ50に密着することになる。
次いで、樹脂モールドすることにより樹脂部を形成する(図4のST4:モールド工程)。
すなわち、図6(e)に示すように、可動型である金型54を下降させ、内側に電子部品20を収容してキャビティS1を形成し、図6(f)に示すように、図示しない射出機を駆動させて、溶融したエポキシ系等の樹脂を、パッケージ22のリード端子30と反対側から射出して、キャビティに樹脂Eを充填する。
具体的には、図6(e)に示すように、金型54を下降させて、そのパーティング面PLを粘着テープ50に当接させ、金型54と粘着テープ50をもってキャビティS1を形成する。なお、本実施形態に係る製造方法では、複数の電子部品20,20,・・・毎にキャビティを形成しており、この複数のキャビティに、スプールやランナー(図示せず)を通って、一度に樹脂を射出できるようにしている。また、本発明において、金型はこのような構成に限られるものではなく、例えば可動型と固定型とで粘着テープ50を挟むように型締めしてもよい。
そして、このモールド工程(図4のST4)においては、リード端子30及びパッケージ22を粘着テープ50側に押圧する。
本実施形態の場合、図6(e)に示すように、樹脂を射出する前に、型内から製品を取り出すためのイジェクトピン56,57を可動させて、図6(f)に示すように、樹脂を射出している最中、リード端子30の根元部30aの先端側、及びパッケージ22の上面を粘着テープ50に押し付けている。
これにより、図5(d)の一点鎖線で囲った図に示すように、リード端子30の先端部30cとパッケージ22の周側面との角度θ2が、図5(b)に示す所定の角度θ1よりも大きく形成される等の理由で、先端部30c全体が粘着テープ50に密着し難い事態が生じた場合であっても、リード端子30の先端部30cを粘着テープ50に密着させ、先端部30cに樹脂が付着しないようにしている。
さらに、本製造方法の場合、図6(e)に示すように、リード端子30の先端部30cを粘着テープ50に密着させるだけではなく、先端部30cの径方向の下側を、弾力性のある粘着テープ50に沈み込ませる押圧力F1を加えている。また、パッケージ22の先端部22bについても、先端部22bの下側を弾力性のある粘着テープ50に沈み込ませるように、押圧力F2を加えている。
これにより、リード端子30の先端部30cの径方向の下側(実装面側)、及びパッケージ22の先端部22bの下側(実装面側)が樹脂モールドされず、樹脂部の実装面40a(図3参照)から突出するように露出させることができる。
なお、図6ではリード端子30とパッケージ22の双方を同時に押さえ付けているが、例えば、パッケージ22或いはリード端子30のみを粘着テープ50側に押さえ付けるようにしてもよい。
次いで、各電子部品20のキャビティ内の樹脂が冷却固化した後、可動型である金型54を上昇させて、図6(g)に示すように、粘着テープ50を電子部品20(先端部22b,30c)および樹脂部40から剥離すると共に、上述したイジェクトピンを押し出して金型から成形品を取り出す(図4のST5:剥離工程)。
次いで、樹脂部40から露出したリード端子30の一部、及びパッケージ22の一部に半田メッキを施し(図4のST6:メッキ工程)、その後、図示しないスプール及びランナーでつながっている複数の成形品を個片化する(図4のST7)。本実施形態の場合、樹脂部40のリード端子30と反対側から樹脂をキャビティに入れるため、図6(g)の切断線CUの位置で折り取るようにしている。
次いで、各電子部品20の特性検査を行なって(図4のST8)、成形部品を完成させる。
本発明の第1の実施系形態に係る成形部品10は以上のように構成されており、リード端子30は、折り曲げられて、成形部品10が実装される実装基板のランドに対応するように、樹脂部40から露出している。したがって、この樹脂部40から露出したリード端子の部分30cを電極端子にして、実装基板のランドと接合すればよく、これにより、従来のように、電極端子を形成するためのリードフレームを用いなくても済むようになり、例えばリード端子とリードフレームとの位置合わせが不要になるなど、課題要因が少なくなる。
また、パッケージ22の端部22bの樹脂部40から露出した接合部46がダミー端子となるので、ダミー端子用のリードフレームをパッケージ22の端部22bに設ける必要もなくなるので、外形も小さくすることができる。
本発明は上述した実施形態に限られるものではなく、図7ないし図9に示す成形部品12,14,16のように構成されてもよい。なお、図7ないし図9において、上述した成形部品10と同一の符号を付した箇所は共通の構成であるから、重複する説明は省略し、以下、相違点を中心に説明する。
すなわち、本発明の第1の実施形態に係る第1の変形例であって、成形部品12の概略平面図である図7に示されるように、例えば、樹脂部40の角部をテーパ状の傾斜面に形成して、この傾斜面から先端部30cを露出させてもよい。これにより、実装基板との接合面積を増加させ、接合強度をさらに向上させることができる。尚、理解の便宜のため、図7ではモールドした樹脂部40を透明にして、その内側を図示している。
また、本発明の第1の実施形態に係る第2の変形例であって、成形部品14の概略断面図である図8に示されるように、リード端子30の先端部30cを樹脂部40の長手方向の側面から突出させることで、実装基板との接合強度をさらに向上させるようにしてもよい。
さらに、本発明の第1の実施形態に係る第3の変形例であって、成形部品16の概略断面図である図9に示されるように、リード端子30の先端部30cをパッケージ22の下側に配置してもよい。具体的には、リード端子30は、パッケージ22から突出した根元部30aと、根元部30aの先端側で折り曲げられて、実装面側に向かう中間部30bと、中間部30bの先端側で折り曲げられて、パッケージ22の実装面側(下側)に入り込むようにした先端部30cとからなっている。すなわち、上述のように、パッケージ22は、先端部22bがリード端子30側より下側となるように傾斜し、パッケージ22のリード端子30側では、パッケージ22と樹脂部40の実装面40aとの間に余剰空間が形成されるため、この空間にリード端子30の先端部30cを挿入している。これにより、第1の実施形態と比べて、先端部30cをパッケージ22の下側に入り込ました分だけ、水平方向の外形を小さくすることができる。
また、図9の成形部品16の場合、リード端子30の中間部30bも、樹脂部40の長手方向の側面から露出している。このため、この中間部30bにも半田を付着させて、点線で示すようにフィレットを形成し、実装基板との接合強度をさらに向上させることができる。
図10ないし図12は、本発明の第2の実施形態に係る成形部品18であり、図10はその概略平面図、図11はその概略底面図、図12は図10のC−C線概略断面図である。尚、理解の便宜のため、図10及び図12ではモールドした樹脂部を透明にして、その内側を図示している。
これらの図において、図1ないし図9の成形部品10,12,14,16と同一の符号を付した箇所は共通の構成であるから、重複する説明は省略し、以下、相違点を中心に説明する。
本第2の実施形態の係る成形部品18が第1の実施形態と異なるのは、リード端子30の形状のみである。
すなわち、成形部品18は、リード端子30の樹脂部40から露出している部分は、上下方向に潰された平板状とされている。
具体的には、リード端子30の樹脂部40から露出した先端部30cにおいて、さらなる先端側30dが樹脂部40の長手方向の側面40cから突出しており、この突出した先端側30dが、図10及び図11に示すように、実装基板のランドと対向する面を大きくするように潰されている。
本第2の実施形態に係る成形部品18は、以上のように構成されており、次に、成形部品18の製造方法について説明する。
図13は、成形部品18の製造方法を簡単に示すフローチャートであり、図14乃至図16は、図13のST13〜ST16を説明するための概念図である。
なお、図14乃至図16における電子部品20はプラグ等を省略して、概略のみを図示している。
この成形部品18の製造方法では、先ず、第1の実施形態で説明した図4のST1及びST2と同様に、予め電子部品20を形成してから(図5のST11:電子部品形成)、リード端子の一部を、成形部品が実装される実装基板のランドと対向し、かつ、パッケージよりも実装面側となるように折り曲げ加工する(図5のST12:フォーミング工程)。
次に、図14及び図15(c)に示すように、リード端子30の一部を金型60の内面に密着させて、電子部品20を金型60のキャビティに収容する(図13のST13:型締め工程)。なお、図示していないが、金型60は複数の電子部品20の夫々を複数のキャビティの夫々に収容できる構成となっており、複数のキャビティはスプールやランナーを介してつながっている。
具体的には、型締め工程では、固定型である下型60aと可動型である上型60bとを型締めするようになっており、先ず、図14(a)及び図14(a)のD−D線概略断面図である図14(b)に示すように、下型60aに、フォーミング工程を終えた電子部品20を載置する。
下型60aは、電子部品20を所定の姿勢をもって下型60aに位置決めするための保持手段62を有している。この保持手段62は、下型60aに電子部品20を載置した際、パッケージ22の樹脂部から露出すべき部分が密着するように形成されている。この実施形態では、パッケージ22のリード端子30と反対側の端部22bの下側に対応して、下型60aの上面に凸部を形成し、この凸部の上面62aをパッケージ22の円筒状の周側面に対応したR面としている。このようにして、凸部の上面62aは、パッケージ22の端部22bの周側面の下側と密着するようになっている。さらに、保持手段62は、電子部品20を水平方向に対して傾斜させて、パッケージ22の端部22bが、樹脂モールドした後の樹脂部の実装面40a(図12参照)よりも下側(実装基板側)となるように、パッケージ22の先端に向かうに従って傾斜する傾斜面を有している。これにより、パッケージ22の端部22bの下側を樹脂部の実装面40a(図12参照)から突出させることができる。
また、下型60aは、電子部品20を載置した際、リード端子30の先端部30cの径方向の下側(実装基板側)と密着し、かつ、この先端部30cの径方向の下側が、樹脂モールドした後の樹脂部の実装面40a(図12参照)よりも下側(実装基板側)となるように、凹部64,64を有している。なお、この凹部64の保持手段62側の内面64aとリード端子30の先端部30cとが密着することで、上述のように保持手段62が先端に向かうに従って傾斜していても、リード端子30は凹部64に係止されて、電子部品20が滑らないようになっている。
そして、このような下型60aに電子部品20を載置した後、図15(c)に示すように、上型60bを可動させて型締めする。
この際、上型60bと下型60aとで、リード端子30の一部をプレスする。すなわち、この実施形態では、リード端子30の先端部30cのさらなる先端側30dを、上型60bと下型60aとで挟んで平板状に形成している。これにより、この先端部30cのさらなる先端側30dは、実装基板のランドと対向する平板状とすることができる。
また、この型締めの際は、第1の実施形態でも説明したように、型内から製品を取り出すためのイジェクトピン56で、リード端子30の根元部30aの先端側を、イジェクトピン57でパッケージ22の上面を下型60a側に押し付けている。これにより、リード端子30の先端部30cおよびパッケージ22の端部22bを、確実に下型60aに密着させている。また、イジェクトピン57と保持手段62とで電子部品20を挟んで位置を固定している。
次いで、図15(d)に示すように、キャビティ内に樹脂Eを射出する射出工程を行なう(図13のST14)。そうすると、上述のように、パッケージ22のリード端子30と反対側の端部22bの周側面の下側、及び、リード端子30の先端部30cの下側は下型60aと密着しているため、これらの部分には樹脂が付着しない。
次いで、離型すると、概略平面図である図15(e)に示すように、樹脂部40が形成される。この際、射出工程(図13のST14)では、リード端子30の先端部30cのさらなる先端側30dを上下型60a,60bで挟んでいるため、平板状となった2つの先端側30d,30dの間にも樹脂(平行斜線で示した部分)44が付着した状態となっている。そこで、この樹脂44を取り除く(図13のST15:バリ取り工程)。
次いで、概略側面図である図16(f)に示すように、樹脂部40から露出したリード端子30の一部30c,30d、及びパッケージ22の一部22bに半田メッキを施し(図13のST16:メッキ工程)、その後、図16(f)のCUの部分で折り取って、図示しないスプール及びランナーでつながっている複数の成形品を個片化する(図13のST17)。
次いで、各電子部品20の特性検査を行なって(図13のST18)、成形部品を完成させる。
本発明の第2の実施形態は以上のように構成されており、リード端子30の樹脂部40から露出している部分は、上下方向に潰された平板状とされているため、実装基板のランドと対向する面積を大きくして、実装基板との接合強度を向上させることができる。また、このリード端子30のランドと対向する平板状の部分は、型締め工程(図13のST13)の際に上型と下型とで挟んで形成するため、製造工程を特に増やすことなく容易に形成することができる。
本発明は上述の実施形態に限定されない。各実施形態の各構成はこれらを適宜組み合わせ、または省略し、図示しない他の構成と組み合わせることができる。
例えば、第1の実施形態の製造方法では、粘着テープ50の上に樹脂を付着する方法として金型54を用いたが、粘着テープ50上の全体に、複数の電子部品を覆うように樹脂をディスペンサー等で塗布し、樹脂が硬化した後に各電子部品に対応してダイシングしてもよい。
また、例えば樹脂モールドする際又はその前に、イジェクトピンのような押さえピンで、リード端子30の先端部30cを上下方向に潰して、樹脂部40の実装面40aから露出する部分についても平板状としてもよい。
また、電子部品20は圧電振動子に限られず、圧電発振器、SAW振動子、ジャイロ振動子、或いはそれ以外の部品であっても構わない。
本発明の第1の実施形態に係る成形部品の概略平面図。 本発明の第1の実施形態に係る成形部品の概略底面図。 図1のA−A線概略断面図。 第1の実施形態に係る成形部品の製造方法を示すフローチャート。 図4のST1〜ST3を説明するための概念図。 図4のST4〜ST5を説明するための概念図。 本発明の第1の実施形態に係る第1の変形例の成形部品の概略平面図。 本発明の第1の実施形態に係る第2の変形例の成形部品の概略断面図。 本発明の第1の実施形態に係る第3の変形例の成形部品の概略断面図。 本発明の第2の実施形態に係る成形部品の概略平面図。 本発明の第2の実施形態に係る成形部品の概略底面図。 図10のC−C線概略断面図。 本第2の実施形態に係る成形部品の製造方法を示すフローチャート。 図13のST13を説明するための概念図。 図13のST13〜ST15を説明するための概念図。 図13のST16〜ST17を説明するための概念図。 自動実装に適合した従来の圧電振動子の概略断面図。
符号の説明
10,12,14,16,18・・・成形部品、20・・・電子部品(圧電振動子)、22・・・パッケージ、30・・・リード端子、40・・・樹脂部

Claims (11)

  1. パッケージからリード端子が突出している電子部品と、前記電子部品をモールドした樹脂部とを備えた成形部品であって、
    前記リード端子は、折り曲げられて、前記成形部品が実装される実装基板のランドと対向するように、前記樹脂部から露出している
    ことを特徴とする成形部品。
  2. 前記リード端子の前記樹脂部から露出している部分は、前記樹脂部の実装面よりも実装基板側に突出していることを特徴とする請求項1に記載の成形部品。
  3. 前記リード端子の前記樹脂部から露出している部分は、上下方向に潰された平板状とされていることを特徴とする請求項1または2に記載の成形部品。
  4. 前記パッケージは、水平方向に対して傾斜することで、前記樹脂部の実装面よりも実装基板側に突出して、前記実装基板に接合される接合部を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の成形部品。
  5. 前記リード端子は、前記パッケージから突出した根元部と、この根元部の先端側で折り曲げられて、実装面側に向かう中間部と、この中間部の先端側で折り曲げられて、前記パッケージの下側に位置する先端部とからなっていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の成形部品。
  6. 前記中間部は、前記樹脂部の側面から露出していることを特徴とする請求項5に記載の成形部品。
  7. パッケージからリード端子が突出した電子部品を樹脂モールドする成形部品の製造方法であって、
    前記リード端子の一部を、前記成形部品が実装される実装基板のランドと対向し、かつ、前記パッケージよりも実装面側となるように、折り曲げ加工するフォーミング工程と、
    前記電子部品を載置できる大きさを有する粘着テープを用意し、この粘着テープに前記リード端子の一部を密着させるようにして、前記電子部品を前記粘着テープ上に載置するマウント工程と、
    前記電子部品を覆うように前記粘着テープ上に樹脂部を付着するモールド工程と、
    前記粘着テープを前記電子部品および前記樹脂部から剥離する剥離工程と
    を有することを特徴とする成形部品の製造方法。
  8. 前記マウント工程において、前記パッケージを水平方向に対して傾斜させて、前記パッケージの一部を弾力性のある前記粘着テープに密着させ、
    前記モールド工程において、前記パッケージを前記粘着テープ側に押圧する
    ことを特徴とする請求項7に記載の成形部品の製造方法。
  9. 前記モールド工程において、前記リード端子を前記粘着テープ側に押圧することを特徴とする請求項7または8に記載の成形部品の製造方法。
  10. パッケージからリード端子が突出した電子部品を樹脂モールドする成形部品の製造方法であって、
    前記リード端子の一部が、前記成形部品が実装される実装基板のランドに対向し、かつ、前記パッケージよりも実装面側となるように、折り曲げ加工するフォーミング工程と、
    前記リード端子の一部を金型の内面に密着させて、前記電子部品を前記金型のキャビティに収容する型締め工程と、
    前記キャビティ内に樹脂を射出する射出工程と
    を有することを特徴とする成形部品の製造方法。
  11. 前記型締め工程の際、前記金型の上型と下型とで前記リード端子の一部をプレスすることを特徴とする請求項10に記載の成形部品の製造方法。
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